JP6830791B2 - リニアモータ - Google Patents

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Description

本発明は、リニアモータに関する。
チップマウンター(SMT)の高速及び高精度の動作を実現するために、複数の小型(小幅)リニアモータを並べて使用される機械がある。このような機械に使用されるリニアモータに関しては、例えば、移動の高精度な位置決めと、チップなどを押付ける力の高精度のコントロールを実現するために、コギングを抑えることが求められる。
いくつかの特許文献では、コア付リニアモータのコギング対策が開示されている。例えば、特許文献1では、コイルを巻かない補助ティースを推力発生部の電機子コアの両側に設け、両補助ティースの中心距離τ=(2n−1)×τ/2(nは正の整数)とすることで、コギングを抑えることが記載されている。
また、特許文献2では、電機子コアの両側にあるコイルを巻かない補助ティースに関して、補助ティースの各先端部の中心距離Dtk=(2×n−1)×pm/(2×k)とすることで、コギングを低減することが記載されている。
特許第4103066号 特許第5041017号
しかし、上記の特許文献1及び2に記載されたコギングの対策は不十分である。そこで、本発明は、より効果的にコギングを低減することが可能なリニアモータを提供する。
例えば、上記課題を解決するために、特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例をあげるならば、複数の磁石から構成される磁石列を有する可動子と、第1電機子コア及び第2電機子コアと、前記第1電機子コア及び前記第2電機子コアから前記可動子に向かって突出する複数のティースとを有し、前記可動子を前記第1電機子コア及び前記第2電機子コアで挟むように構成された固定子とを備えるリニアモータであって、前記可動子の軸方向における前記第1電機子コアの外側の少なくとも片側に第1補助ティースが配置され、前記可動子の軸方向における前記第2電機子コアの外側の少なくとも片側に第2補助ティースが配置されており、前記第1補助ティース及び前記第2補助ティースが、前記可動子の軸上の点に関して点対称の位置に配置されている、リニアモータが提供される。
好適には、前記可動子のストロークをXsとし、前記可動子の軸方向における前記第1及び第2補助ティースの幅をWdとしたとき、
(1/2)×Xs ≦ Wd
である。
好適には、前記第1及び第2補助ティースの高さをhdとし、前記ティースの高さをhtとしたとき、
hd<ht
である。
好適には、前記第1補助ティース及び前記第2補助ティースが、それぞれ、第1凹部を備えてもよい。
好適には、前記第1凹部は、前記ティース側の第1端部から反対側の第2端部に向かって前記第1凹部の深さが徐々に大きくなるように傾斜する第1傾斜面と、前記第1傾斜面から連続し、前記第2端部に向かって前記第1凹部の深さが徐々に小さくなるように傾斜する第2傾斜面とから構成されてもよい。
好適には、前記第1補助ティース及び前記第2補助ティースが、それぞれ、前記第1凹部に対して前記ティースとは反対側に第2凹部をさらに備えてもよい。
好適には、前記第2凹部は、四角形状の断面を有してもよい。
好適には、前記磁石列は貫通磁路を有し、前記磁石列の両端の外側には磁性片が配置されてもよい。
好適には、前記可動子の軸方向における前記磁性片の幅をWsとし、前記複数の磁石間の隙間の長さをWaとし、前記磁性片の高さをhsとし、前記磁石の高さをhmとしたとき、
Ws ≧ Wa
hs = hm
である。
好適には、前記磁石は、スキュー構造を有してもよい。
好適には、前記磁石は、前記第1電機子コアに対向する第1部分と、前記第2電機子コアに対向する第2部分とを有し、前記第1部分と前記第2部分とが、前記可動子の軸方向にずれて配置されてもよい。
好適には、前記第1電機子コアの前記ティースと前記第2電機子コアの前記ティースとが、前記可動子の軸方向にずれて配置されてもよい。
好適には、前記可動子の軸方向における前記第1電機子コアの外側のうち、前記第1補助ティースが配置されていない側には、リニアエンコーダ又はホールセンサが配置されており、前記可動子の軸方向における前記第2電機子コアの外側のうち、前記第2補助ティースが配置されていない側には、リニアエンコーダ又はホールセンサが配置されてもよい。
好適には、前記可動子及び前記固定子を格納するケーシングをさらに備え、前記可動子と前記ケーシングとの間には、前記可動子の落下防止用のばねが配置されてもよい。
好適には、前記可動子のストロークをXsとし、前記可動子の軸方向における前記第1及び第2電機子コアの長さをLstとし、前記可動子の軸方向における前記磁石列の長さをLmとしたとき、
Lm≒Lst+Xs
である。
本発明によれば、従来に比べて、より効果的にコギングを低減することができる。本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
(a)は、実施例1におけるリニアモータを上から見た概略図であり、(b)は、実施例1におけるリニアモータを横から見た概略図である。 実施例1におけるリニアモータのモデル図である。 実施例1のリニアモータと比較例とのコギング比較結果を示す。 (a)は、実施例2におけるリニアモータを上から見た概略図であり、(b)は、実施例2におけるリニアモータを横から見た概略図である。 実施例2におけるリニアモータのモデル図である。 (a)は、実施例2における可動子を上から見た概略図であり、(b)は、(a)のA−A線断面図である。 実施例2と実施例1とのコギング比較結果を示す。 (a)は、実施例3におけるリニアモータを上から見た概略図であり、(b)は、実施例3におけるリニアモータを横から見た概略図である。 実施例3におけるリニアモータのモデル図である。 実施例3と実施例2とのコギング比較結果を示す。 (a)は、実施例4におけるリニアモータを上から見た概略図であり、(b)は、実施例4におけるリニアモータを横から見た概略図である。 (a)は、実施例4における可動子を上から見た概略図であり、(b)は、(a)のA−A線断面図である。 実施例4における永久磁石を示す図であり、(a)は横から見た概略図であり、(b)は上から見た概略図であり、(c)は下から見た概略図であり、(d)は可動子の軸方向から見た概略図である。 実施例4と実施例3とのコギング比較結果を示す。 (a)は、実施例4の別の例におけるリニアモータを上から見た概略図であり、(b)は、実施例4の別の例におけるリニアモータを横から見た概略図である。 実施例5におけるリニアモータを横から見た概略図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明する。なお、添付図面は本発明の原理に則った具体的な実施例を示しているが、これらは本発明の理解のためのものであり、決して本発明を限定的に解釈するために用いられるものではない。
[実施例1]
図1(a)は、実施例1におけるリニアモータを上から見た概略図であり、図1(b)は、実施例1におけるリニアモータを横から見た概略図である。また、図2は、実施例1におけるリニアモータ100のモデル図である。
リニアモータ100は、固定子としての電機子110と、可動子120と、ケーシングとしてのブラケット130とを備える。電機子110は、第1電機子コア111a及び第2電機子コア111bを備える。電機子110は、可動子120を第1及び第2電機子コア111a、111bによって上下で挟むように構成されている。
第1電機子コア111a及び第2電機子コア111bは同じ構成であるため、以下では第1電機子コア111aについて説明し、第2電機子コア111bの説明は省略する。第1電機子コア111aは、リニアモータの推力を発生させる推力発生部である。図2に示すように、第1電機子コア111aには、可動子120に向けて突出する複数のティース112が設けられている。ティース112の基端側は、第1電機子コア111aに連結されている。なお、第1電機子コア111a及びティース112は、例えば、電磁鋼板で構成されている。
ティース112は、コイル113を収容する空間としてのスロット114を区画形成する部材である。すなわち、第1電機子コア111aは、長手方向(可動子120の軸方向)に並列配置された複数の凹状のスロット114を有している。コイル113は、各ティース112の周囲を覆うように巻回されている。
可動子120は、複数の永久磁石121と、永久磁石121が配置される磁石部122とを備える。永久磁石121の磁石列は、磁石部122上において磁石部122の長手方向(すなわち、可動子120の軸方向)に沿って配設されている。複数の永久磁石121は、所定の空間を隔てて隣り合う表面の極性が異なるように配置(N,S,N,S,・・・)されている。また、永久磁石121の磁石列は、貫通磁路を形成している。
本実施例の特徴について説明する。電機子110は、可動子120の軸方向(可動方向)における電機子コア111a、111bの外側の少なくとも片側に、コイルを巻かない補助ティースを備える。図1(b)の例では、第1補助ティース141が、上側の第1電機子コア111aの片側(第1電機子コア111aの左側)に配置され、第2補助ティース142が、下側の第2電機子コア111bの片側(第2電機子コア111bの右側)に配置されている。
第2補助ティース142は、第1補助ティース141が配置された側と反対側に配置されている。好ましくは、第1補助ティース141及び第2補助ティース142は、可動子120の軸上の点Aに関して点対称の位置に配置されている。
なお、補助ティース141、142が配置されていない側には、リニアエンコーダ151又はホールセンサなどが配置されてもよい。このように、補助ティース141、142が配置されていない箇所に、リニアエンコーダ151又はホールセンサなどの部材を配置することで、リニアモータ100の小型化が可能となる。
なお、図1(b)では、電機子コアの片側に補助ティースが配置されているが、図2に示すように電機子コアの両側に補助ティース141が配置されてもよい。
また、可動子120のストロークをXsとし、可動子120の軸方向における第1電機子コア111aの長さ(この例では、外側両端にあるティース112間の距離)をLstとしたとき、可動子120の軸方向における永久磁石121の列の全長(この例では、永久磁石121が配置される磁石部122の長さ)Lmは、ほぼLst+Xsに等しい。
Lm≒Lst+Xs ・・・(1)
また、可動子120の軸方向における第1補助ティース141の幅をWdとしたとき、幅WdはストロークXsの半分以上であり、かつ、ストロークXsより小さい。
(1/2)×Xs ≦ Wd < Xs ・・・(2)
また、第1補助ティース141の高さhdは、ティース112の高さhtよりも小さい。
hd<ht ・・・(3)
ここでは、上側の第1電機子コア111aついて説明したが、図2の構成は、下側の第2電機子コア111bに適用されてもよい。
なお、図2において、Waは永久磁石121間の隙間の長さを表し、Wmは可動子120の軸方向における永久磁石121の幅を表し、hmは永久磁石121の高さを表し、tmは永久磁石121を配置するピッチを表す。
図3は、本実施例のリニアモータ100と比較例とのコギング比較結果を示す。「T1」は本実施例のリニアモータ100を表し、「T0」は比較例のリニアモータを表す。T0のリニアモータは、補助ティースが設けられていない従来の構成である。
本実施例の構成によれば、従来の構成に比べてコギングを低減することができる。特に、永久磁石列の運動方向の全長が、電機子コア長さとストロークとの和の長さとほぼ一致するコア付リニアモータに関しては、従来の特許文献の対策ではコギングを低減することができなかった。これに対して、本実施例の構成によれば、そのような構成のコア付リニアモータにおいても、コギングを低減することができる。また、貫通磁路を有する磁石列を設けることで、省磁石型で、かつ、大きな推力を有するリニアモータを提供することができる。また、可動子120の永久磁石列が上下の電機子コア111a、111bに挟まれる構造により、省磁石型で、かつ、軽量化の可動子120を提供しつつ、モータの高速及び高精度の動作と、大推力化が可能となる。
[実施例2]
図4(a)は、実施例2におけるリニアモータを上から見た概略図であり、図4(b)は、実施例2におけるリニアモータを横から見た概略図である。実施例1と同じ構成要素については同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。以下では、実施例1と異なる点について説明する。
図5は、実施例2におけるリニアモータ100のモデル図である。図4(b)及び図5に示すように、第1補助ティース141は、第1凹部143を有する。可動子120の軸方向における第1凹部143の幅Dは、第1補助ティース141の幅Wdの半分以上である。
第1凹部143は、ティース112側の第1端部141aから傾斜する第1傾斜面143aと、第1傾斜面143aから連続し、第2端部141bに向かって傾斜する第2傾斜面143bとを有する。第1傾斜面143aは、第1端部141aから反対側の第2端部141bに向かって第1凹部143の深さが徐々に大きくなるように傾斜している。また、第2傾斜面143bは、第1傾斜面143aから連続しており、第2端部141bに向かって第1凹部143の深さが徐々に小さくなるように傾斜している。第1傾斜面143aの傾斜角度は、第2傾斜面143bの傾斜角度よりも小さい。また、可動子120の軸方向における第1傾斜面143aの長さは、可動子120の軸方向における第2傾斜面143bの長さよりも大きい。
なお、図4(b)に示すように、第2補助ティース142は、第1補助ティース141と同様に第1凹部143を備える。
図6(a)は、実施例2における可動子120を上から見た概略図であり、図6(b)は、図6(a)のA−A線断面図である。可動子120は、複数の永久磁石121を格納するための磁石ホルダ123を備える。磁石ホルダ123は、非磁性部材である。磁石ホルダ123は、複数の永久磁石121を格納するための複数のスロット124を備える。本実施例において、永久磁石121の磁石列の両端の外側には、磁性片125、126が配置されている。磁性片125、126は、それぞれ、永久磁石121に隣接するように配置されている。
本実施例では、可動子120の軸方向における磁性片125、126の幅Wsは、永久磁石121間の隙間の長さWa以上である。
Ws ≧ Wa ・・・(4)
また、磁性片125、126の高さhsは、永久磁石121の高さhmと同じである。
hs = hm ・・・(5)
図7は、本実施例と実施例1とのコギング比較結果を示す。「T1」は実施例1のリニアモータを表し、「T2」は実施例2のリニアモータを表す。本実施例の構成によれば、可動子120の磁石列の両端に磁性片125、126を配置し、かつ、第1及び第2補助ティース141、142に第1凹部143を設けることにより、実施例1に比べてさらにコギングを低減することができる。
[実施例3]
図8(a)は、実施例3におけるリニアモータを上から見た概略図であり、図8(b)は、実施例3におけるリニアモータを横から見た概略図である。実施例1、2と同じ構成要素については同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。以下では、実施例1、2と異なる点について説明する。
図9は、実施例3におけるリニアモータ100のモデル図である。第1補助ティース141は、第2凹部144をさらに有する。第2凹部144は、第1凹部143に対してティース112とは反対側に配置されている。また、第2凹部144の断面は、ほぼ四角形状である。可動子120の軸方向における第2凹部144の幅Dは、第1凹部143の幅Dよりも小さい。
なお、図8(b)に示すように、第2補助ティース142は、第1補助ティース141と同様に第2凹部144を備える。また、本実施例における可動子120の構成は、実施例2と同様である。
図10は、本実施例と実施例2とのコギング比較結果を示す。「T2」は実施例2のリニアモータを表し、「T3」は実施例3のリニアモータを表す。本実施例の構成によれば、第1及び第2補助ティース141、142に第2凹部144を設けることにより、実施例2に比べてさらにコギングを低減することができる。
[実施例4]
図11(a)は、実施例4におけるリニアモータを上から見た概略図であり、図11(b)は、実施例4におけるリニアモータを横から見た概略図である。実施例1〜3と同じ構成要素については同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。実施例4における補助ティースの構成は、実施例3と同様である。以下では、実施例1〜3と異なる点について説明する。
図12(a)は、実施例4における可動子120を上から見た概略図であり、図12(b)は、図12(a)のA−A線断面図である。本実施例では、可動子120の永久磁石121がスキュー構造を有する。
図13は、実施例4における永久磁石121を示す図であり、(a)は横から見た概略図であり、(b)は上から見た概略図であり、(c)は下から見た概略図であり、(d)は可動子120の軸方向から見た概略図である。永久磁石121は、段差形状を有する。具体的には、永久磁石121は、上側の第1電機子コア111aに対向する第1部分121aと、下側の第2電機子コア111bに対向する第2部分121bとを有し、第1部分121aと第2部分121bとが、可動子120の軸方向にずれて配置されている。なお、永久磁石121は、スキューが実現できる構造を有していればよく、永久磁石121の上側の面と下側の面とがずれるような構造を有していればよい。
また、図12(b)に示すように、複数の永久磁石121の磁石列の両端に配置される磁性片125、126は、永久磁石121と同様の段差形状を有する。
図14は、本実施例と実施例3とのコギング比較結果を示す。「T3」は実施例3のリニアモータを表し、「T4」は実施例4のリニアモータを表す。本実施例の構成によれば、永久磁石121にスキュー構造を設けることにより、実施例3に比べてさらにコギングを低減することができる。
図15(a)は、実施例4の別の例におけるリニアモータを上から見た概略図であり、図15(b)は、実施例4の別の例におけるリニアモータを横から見た概略図である。実施例1〜3では、上側の第1電機子コア111aのティース112と下側の第2電機子コア111bのティース112とが互いに対向するように配置されていたが、この例では、電機子110がスキュー構造を有する。具体的には、図15(b)の点線枠で示すように、上側の第1電機子コア111aのティース112と下側の第2電機子コア111bのティース112とが、可動子120の軸方向にずれて配置されている。なお、電機子110は、スキューが実現できる構造を有していればよく、上側の第1電機子コア111aのティース部分と下側の第2電機子コア111bのティース部分とがずれるような構造を有していればよい。この例に関しても、図14と同様の効果を得ることができる。
[実施例5]
図16は、実施例5におけるリニアモータを横から見た概略図である。実施例1〜4と同じ構成要素については同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。以下では、実施例1〜4と異なる点について説明する。実施例5における可動子120の構成は、実施例4と同様である。
本実施例では、上側の第1補助ティース141が配置されていない側にリニアエンコーダ151が配置されている。また、下側の第2補助ティース142が配置されていない側にホールセンサ152が配置されている。このように、補助ティース141、142が配置されていない箇所に、リニアエンコーダ151又はホールセンサ152などの部材を配置することで、リニアモータ100の小型化が可能となる。
さらに、可動子120とブラケット130との間には可動子落下防止用のばね161が配置されている。ばね161内の空間に可動子120の軸部材が挿入されている。本実施例では、可動子120の軸部材の端部120aがばね161に引っ掛かり、可動子120の落下を防止することができる。本実施例によれば、組立時の可動子120の落下も防止できるため、簡単な組み立てを実現することができる。また、ばね161を配置することにより、モータの使用の自由度を広げることができる。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることもできる。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることもできる。また、各実施例の構成の一部について、他の構成を追加・削除・置換することもできる。
100 …リニアモータ
110 …電機子
111a、111b …電機子コア
112 …ティース
113 …コイル
114 …スロット
120 …可動子
121 …永久磁石
122 …磁石部(バックヨーク或いはヨーク)
123 …磁石ホルダ
124 …スロット
125、126 …磁性片
130 …ブラケット
141、142 …補助ティース
143、144 …凹部
151 …リニアエンコーダ
152 …ホールセンサ
161 …ばね

Claims (15)

  1. 複数の磁石から構成される磁石列を有する可動子と、
    第1電機子コア及び第2電機子コアと、前記第1電機子コア及び前記第2電機子コアから前記可動子に向かって突出する複数のティースとを有し、前記可動子を前記第1電機子コア及び前記第2電機子コアで挟むように構成された固定子と
    を備えるリニアモータにおいて、
    前記可動子の軸方向における前記第1電機子コアの外側の第1端側のみにコイルを巻かない第1補助ティースが配置され、前記可動子の軸方向における前記第2電機子コアの外側の前記第1端とは反対側の片側のみにコイルを巻かない第2補助ティースが配置されており、
    前記第1補助ティース及び前記第2補助ティースが、前記可動子の軸上の中心点に関して点対称の位置に配置されていることを特徴とするリニアモータ。
  2. 前記可動子のストロークをXsとし、前記可動子の軸方向における前記第1及び第2補助ティースの幅をWdとしたとき、
    (1/2)×Xs ≦ Wd
    であることを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  3. 前記第1及び第2補助ティースの高さをhdとし、前記ティースの高さをhtとしたとき、
    hd<ht
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載のリニアモータ。
  4. 前記第1補助ティース及び前記第2補助ティースが、それぞれ、第1凹部を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のリニアモータ。
  5. 前記第1凹部は、
    前記ティース側の第1端部から反対側の第2端部に向かって前記第1凹部の深さが徐々に大きくなるように傾斜する第1傾斜面と、
    前記第1傾斜面から連続し、前記第2端部に向かって前記第1凹部の深さが徐々に小さくなるように傾斜する第2傾斜面と
    から構成されていることを特徴とする請求項4に記載のリニアモータ。
  6. 前記第1補助ティース及び前記第2補助ティースが、それぞれ、前記第1凹部に対して前記ティースとは反対側に第2凹部をさらに備えることを特徴とする請求項4又は5に記載のリニアモータ。
  7. 前記第2凹部は、四角形状の断面を有する請求項6に記載のリニアモータ。
  8. 前記磁石列は貫通磁路を有し、前記磁石列の両端の外側には磁性片が配置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のリニアモータ。
  9. 前記可動子の軸方向における前記磁性片の幅をWsとし、前記複数の磁石間の隙間の長さをWaとし、前記磁性片の高さをhsとし、前記磁石の高さをhmとしたとき、
    Ws ≧ Wa
    hs = hm
    であることを特徴とする請求項8に記載のリニアモータ。
  10. 前記磁石は、スキュー構造を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のリニアモータ。
  11. 前記磁石は、前記第1電機子コアに対向する第1部分と、前記第2電機子コアに対向する第2部分とを有し、
    前記第1部分と前記第2部分とが、前記可動子の軸方向にずれて配置されていることを特徴とする請求項10に記載のリニアモータ。
  12. 前記第1電機子コアの前記ティースと前記第2電機子コアの前記ティースとが、前記可動子の軸方向にずれて配置されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のリニアモータ。
  13. 前記可動子の軸方向における前記第1電機子コアの外側のうち、前記第1補助ティースが配置されていない側には、リニアエンコーダが配置されており、
    前記可動子の軸方向における前記第2電機子コアの外側のうち、前記第2補助ティースが配置されていない側には、ホールセンサが配置されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載のリニアモータ。
  14. 前記可動子及び前記固定子を格納するケーシングをさらに備え、
    前記可動子と前記ケーシングとの間には、前記可動子の落下防止用のばねが配置されていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載のリニアモータ。
  15. 前記可動子のストロークをXsとし、前記可動子の軸方向における前記第1及び第2電機子コアの長さをLstとし、前記可動子の軸方向における前記磁石列の長さをLmとしたとき、
    Lm≒Lst+Xs
    であることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載のリニアモータ。
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