JP6830416B2 - 磁性体存在量測定方法、汚染水の浄化方法および浄化装置 - Google Patents

磁性体存在量測定方法、汚染水の浄化方法および浄化装置 Download PDF

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Description

本発明は、磁性体存在量測定方法、汚染水の浄化方法および浄化装置に関する。
重金属(例えば、ヒ素、カドミウム、六価クロム、水銀、セレン、鉛、フッ素、ホウ素)に汚染された地盤に対して建設工事を実施することにより発生する掘削土については、建設発生土として海面埋め立てを行う、建設汚泥としてセメント原料化する、処分場に搬出する等により対応する場合がある。なお、海面埋め立ては、「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律施行令第5条第1項に規定する埋立場所等に排出しようとする金属等を含む廃棄物に係る判定基準を定める省令」(昭和48年2月17日総令6号、最終改正:平成26年5月30日環境省令第19号)に定められた基準に基づいて実施する。ところが、前記従来の処理方法は、処分場所及び処分容量に限界がある。
一方、鉄粉等の磁性体が重金属を吸着するという知見に基づき、磁性体に重金属を吸着させた後、超電導磁石分離装置により磁性体を回収する方法や、重金属を含む泥水と磁性体とを混合させて磁性体に重金属を吸着させた後、遠心分離機によって磁性体を回収する方法が提案されている。ところが、超電導磁石分離機や遠心分離機は、装置が大規模なため、設置スペースを確保することができない施工現場では採用することができなかった。また、装置自体も高価なため、コスト高となる。
本出願人は、重金属を含む泥水と磁性体とを混合して、重金属を磁性体に吸着させる混合槽と、混合槽において得られた混合物から磁力によって磁性体を分離する磁力分離装置と、磁力分離装置によって分離された磁性体を混合槽に返送する返送ラインとを備える浄化装置および浄化処理方法を開示している(特許文献1参照)。この浄化装置によれば、磁性体を繰り返し使用し、且つ必要に応じて磁性体の重金属に対する吸着能を回復させることにより、狭いスペースにおいても、少量の磁性体を用いて重金属を含む泥水を効率的に浄化できる。
特許文献1の浄化処理方法では、混合槽内の磁性体の濃度(存在量)と撹拌時間によって、磁性体に吸着する重金属の量が決まる。そのため、適切な浄化処理を行うためには、磁性体の濃度と撹拌時間を適切に管理する必要がある。撹拌時間は、混合槽内への流入量および流出量を適切に設定することで、管理することができる。また、混合槽内の磁性体の濃度の確認方法としては、混合槽から採取した泥水から磁石を用いて磁性体を回収し、その重量から混合槽内の磁性体の存在量を推定する方法が考えられる。ところが、磁性体は、泥水に含まれる土砂分が含まれた状態で回収されてしまうため、磁性体のみの正確な量を測定することが難しかった。
回収物からの磁性体の量を正確に測定する方法としては、例えば、回収物を乾燥させた後、磁石により磁性体を採取する方法や、混合槽から採取した泥水に対して、帯磁率計を用いて磁性体の存在量を測定する方法や、磁力分離装置から排出された回収物がベルトコンベアやスクリューフィーダ等の返送ラインを通過する際に重量測定や画像処理等を行うことによって磁性体の存在量を測定する方法が考えられる。
特開2016−068013号公報
ところが、回収物を乾燥させる方法は、乾燥に時間がかかるため、リアルタイムでの管理が難しかった。また、帯磁率計では、泥水中の磁性体の存在量を正確に把握することができなかった。さらに、ベルトコンベアやスクリューフィーダを使用すると、ベルトコンベアのベルトやスクリューフィーダのスクリュー等に回収物が付着するので、正確な磁性体の量を把握することが難しかった。また、ベルトコンベアやスクリューフィーダ等を設置すると、コスト高になるおそれがあり、さらには、設置スペースの確保が困難になるおそれがあった。
このような観点から、本発明は、磁性体の定量管理および循環利用を可能とした浄化処理方法を実施するための磁性体存在量測定方法および浄化装置を提案することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の磁性体存在量測定方法は、重金属を含む汚染水(泥水等)と磁性体とを混合槽内において混合して前記重金属を前記磁性体に吸着させ、前記混合槽から採取した混合物を磁力によって磁性体と処理水とに分離した後、前記混合物から分離された前記磁性体を前記混合槽に返送する浄化処理方法に使用されるものである。当該磁性体存在量測定方法は、前記混合槽の混合物の比重と前記混合槽に投入する前の汚染水の比重または前記処理水の比重を測定し、前記混合物と前記汚染水または前記処理水との比重差に基づいて前記混合槽内の磁性体存在量を推定する方法である。
かかる磁性体存在量測定方法によれば、混合槽内の磁性体濃度を的確に把握することができる。そのため、混合槽内の磁性体濃度に応じて、磁性体を増量するなど、磁性体の濃度を適切に管理することができる。
なお、前記比重測定工程では、前記混合物または前記処理水の体積と、前記混合物または前記処理水の重量とを利用して比重を算出すればよい。懸濁液である鉄粉混合液の比重をはかるので、浮きタイプの比重計よりも、体積・重量に着目することが適当である。
また、本発明の汚染水の浄化方法は、重金属を含む汚染水と磁性体とを混合槽内において混合して前記重金属を前記磁性体に吸着させ、前記混合槽から採取した混合物を磁力によって磁性体と処理水とに分離した後、前記混合物から分離された前記磁性体を前記混合槽に返送する浄化処理方法であって、前記磁性体存在量測定方法に基づいて得られた混合槽に追加する磁性体の量を制御することを特徴とする。このとき、例えば汚染物質がヒ素であれば、前記混合槽の混合物のpHを弱酸性にするのが望ましい。
また、本発明の浄化装置は、重金属を含む汚染水を貯留するための汚染水貯留槽と、前記汚染水と磁性体とを混合して、前記重金属を前記磁性体に吸着させる混合槽と、前記汚染水貯留槽から前記混合槽に至る供給ラインと、前記汚染水と前記磁性体との混合物から磁力によって前記磁性体を分離する磁力分離装置と、前記磁力分離装置によって前記磁性体が分離された処理水を処理水貯留槽に輸送する排水ラインと、混合槽の比重と汚染水の比重又は処理水の比重とに基づいて得られた混合槽内の不足する磁性体を追加する投入する磁性体供給装置と、前記磁性体供給装置を制御する制御手段とを備えるものである。前記供給ラインまたは前記排水ラインにはサンプリング孔が形成されている。
かかる浄化装置によれば、汚染水または処理水をサンプリング採取して汚染水または処理水の比重を測定することができる。そして、汚染水または処理水の比重と混合槽内の混合物の比重とを比較することで、混合槽内の磁性体の濃度(存在量)を的確に把握することができ、ひいては、混合槽内の磁性体の濃度を適切に管理することが可能となる。
磁性体の重金属吸着能は、1回では飽和しないので、繰り返し使用が可能である。繰り返し使用した磁性体は、重金属を分離して再活性化する。なお、磁力分離装置は、磁性体の再活性化処理装置も含む場合もある。
また、本発明の浄化装置は、前記重金属がヒ素の場合には、酸性剤貯留槽を設け、該酸性剤貯留槽から前記供給ラインの途中に酸性剤を添加する合流管を設けるのが望ましい。
なお、前記混合物の比重を測定するための比重測定装置が前記混合槽に接続されていれば、混合槽内の混合物の比重を自動的に測定することができる。そのため、混合槽から混合物の一部を採取して比重を測定する場合に比べて作業の手間を省略することができる。
また、前記混合槽に前記磁性体を供給する磁性体供給装置と、前記磁性体供給装置を制御する制御手段とをさらに備えていれば、混合槽内の磁性体の濃度管理を簡易に行うことができる。制御手段は、混合槽内の磁性体の濃度に応じて、前記磁性体供給装置を制御するのが望ましい。
更に、磁性体による混合槽内で磁性体にヒ素などの重金属を吸着する反応は、pH6.5程度の弱酸性下でより有効に作用することを知見しているので、比重に鉄粉量の管理とともにpH管理をすることにより、ヒ素等の重金属をより有効に浄化することができる。
なお、本発明は、山岳トンネル工事や地下トンネル工事から排出される低濃度のヒ素などの重金属を含む排出土から重金属を除去して、排出土を浄化するために用いるものであるので、排出土は大量であり、その処理装置である混合槽や汚染水槽などの各種装置は大容量である。処理対象土量は大量であるが、回収対象の重金属は微量であり、また、磁性体分離装置で分離される磁性体には若干土成分も含まれ、その土成分も再投入磁性体に含まれるが、混合槽の大容量に対する影響は軽微であるので、再投入される土が混合槽の比重に与える影響は軽微であり、無視できる。汚染水から除かれる土成分も微量であり処理液に与える影響は同様に無視でき、処理液中にはマグネットセパレーターでは回収されなかった、残留磁性体の影響を考慮して、混合槽内に存在する磁性体量を把握することとしている。
本発明の磁性体存在量測定方法、汚染水の浄化方法および浄化装置によれば、比重に着目することにより、正確に混合槽内の磁性体を把握することができるとともに、装置をコンパクト化して、磁性体の定量管理および循環利用が可能となる。
本発明の第一実施形態に係る浄化装置の概略図である。 マグネットセパレーターの概略図である。 (a)および(b)は、鉄粉の混合量および撹拌時間による泥水液相のヒ素濃度の変化を示すグラフである。 本実施形態の実施例における運転日数と鉄粉混合量の関係を示すグラフである。 本実施形態の実施例における比重差で換算した鉄粉存在量と回収量から測定した鉄粉存在量との関係を示すグラフである。 室内試験による鉄粉添加率と帯磁率との関係を示すグラフである。 帯磁率計から求めた鉄粉存在量と回収量から測定した鉄粉存在量との関係を示すグラフである。 本発明の第二実施形態に係る浄化装置の概略図である。
<第一実施形態>
以下、自然由来のヒ素(重金属)が含まれる地盤を掘削することにより発生した泥水(汚染水)Wを浄化する場合について説明する。本実施形態では、図1に示す浄化装置1を利用する。なお、浄化対象となる重金属はヒ素に限定されるものではなく、例えば、カドミウム、六価クロム、水銀、セレン、鉛、フッ素、ホウ素等であってもよい。また、浄化の対象物は汚染水であれば、泥水Wに限定されるものではない。
本実施形態の浄化装置1は、混合槽2と、混合物輸送ライン3と、汚染水貯留槽4と、供給ライン5と、磁力分離装置6と、排水ライン7と、処理水貯留槽8とを備えている。
混合槽2において、ヒ素を含む泥水Wと鉄粉(磁性体)Pとを一定の滞留時間で撹拌混合する。泥水Wと鉄粉Pとを混合することで、泥水Wに含まれるヒ素が鉄粉Pに吸着される。本実施形態の鉄粉Pは、ヒ素を吸着する機能が付与されたものである。なお、ヒ素(重金属)の吸着に使用する磁性体は鉄粉Pに限定されるものではない。
本実施形態の混合槽2は、撹拌機21を有しており、混合槽2に投入された泥水Wと鉄粉Pとを撹拌する。混合槽2には、磁力分離装置6に至る混合物輸送ライン3が接続されている。撹拌機21の構成は限定されるものではない。また、混合槽2に設けられる撹拌機21の数は限定されるものではなく、適宜決定すればよい。
混合物輸送ライン3は、泥水Wと鉄粉Pとを混合することにより得られた混合物WDFを輸送するための管路である。混合物WDFは、混合物輸送ライン3に設けられた送液ポンプPによって、混合物輸送ライン3を介して磁力分離装置6に圧送される。
汚染水貯留槽4は、泥水Wを貯留するタンクである。汚染水貯留槽4は、供給ライン5を介して混合槽2に接続されている。供給ライン5は、泥水Wを輸送するための管路である。供給ライン5には、送液ポンプPが設けられている。汚染水貯留槽4に貯留された泥水Wは、送液ポンプPによって、供給ライン5を介して混合槽2に圧送される。本実施形態の供給ライン5には、泥水Wの一部を採取するためのサンプリング孔51が形成されている。なお、サンプリング孔51は必要に応じて形成すればよく、省略してもよい。
送液ポンプPは、制御盤により自動制御されていてもよい。すなわち、混合槽2内の混合物WDFの量の変化(例えば、混合槽2内の混合物WDFの量が閾値を下回ったとき等)に応じて送液ポンプPのON/OFFや吐出量を制御し、自動的に汚染水貯留槽4から混合槽2に泥水Wを送液するようにしてもよい。また、汚染水貯留槽4から混合槽2への泥水Wの送液は、定期的に行ってもよい。
磁力分離装置6は、混合槽2から供給された混合物WDFから鉄粉Pを磁力によって分離する。本実施形態では、磁力分離装置6として、汎用されている簡易なマグネットセパレーターを使用する。マグネットセパレーターは、例えば、図2に示すように、マグネットコア61と、マグネットコア61の外周を覆う外筒62と、外筒62に付着した混合物WDFから水分を搾り出すローラー63と、ローラー63によって水分が搾り出された鉄粉Pを外筒62から剥がし取るスクレーパー64とを備えている。なお、磁力分離装置6の構成は限定されるものではなく、必ずしもマグネットセパレーターである必要はない。
図1に示すように、本実施形態の磁力分離装置6は、混合槽2の上方に配設されている。そのため、スクレーパー64によって剥がし取られた鉄粉Pは、混合槽2に直接落下する。なお、磁力分離装置6の配置は、必ずしも混合槽2の上方である必要はない。磁力分離装置6が混合槽2の上方に配置されていない場合には、鉄粉Pを混合槽2に返送するための返送ラインを備えるものとする。
磁力分離装置6には、排水ライン7が接続されている。排水ライン7は、磁力分離装置6によって分離された処理水Wを処理水貯留槽8に輸送する管路である。排水ライン7には、必要に応じて処理水Wの一部を採取するためのサンプリング孔71を設けるものとする。
処理水貯留槽8は、磁力分離装置6から排出された処理水Wを一時的に貯留するタンクである。本実施形態では、処理水貯留槽8が磁力分離装置6よりも低い位置に配置されている。磁力分離装置6から排出された処理水Wは、排水ライン7を介して自然流下により処理水貯留槽8に送液される。なお、処理水貯留槽8が磁力分離装置6よりも低い位置に配置されていない場合には、送液ポンプ等を利用して、処理水Wを圧送すればよい。
混合槽2には、磁性体供給装置9が接続されている。磁性体供給装置9には、鉄粉(磁性体)Pが貯留されている。磁性体供給装置9は、混合槽2内の鉄粉Pの存在量に応じて混合槽2に鉄粉Pを供給する。なお、磁性体供給装置9は、図示しない制御手段により混合槽2内の鉄粉Pの濃度の範囲に応じて鉄粉Pを供給するように構成されていてもよいし、作業員の操作により手動で鉄粉Pを供給するものであってもよい。
浄化装置1を利用した浄化方法では、まず、混合槽2において泥水Wと鉄粉Pとを十分に撹拌混合することで泥水Wに含まれるヒ素を鉄粉Pに吸着させる。次に、混合槽2内の泥水Wと鉄粉Pとの混合物WDFを、混合物輸送ライン3を介して磁力分離装置6に送液する。混合槽2から磁力分離装置6への混合物WDFの送液は、所定時間毎に定期的に行ってもよいし、磁力分離装置6の処理能力に応じて連続的に行ってもよい。また、混合槽2から磁力分離装置6への混合物WDFの送液は、磁力分離装置6の処理能力等に応じて自動的に制御してもよいし、手動で行ってもよい。
磁力分離装置6では、マグネットコア61の磁力によって混合物WDFから鉄粉Pを分離する。混合物WDFから鉄粉Pを分離することにより無害化処理がなされた処理水Wは、排水ライン7を介して処理水貯留槽8に流下する。一方、混合物WDFから分離された鉄粉Pは、混合槽2に返送される。ここで鉄粉Pにはヒ素が吸着されているので、処理水Wは無害とされる程度に浄化されている、一方、ヒ素を吸着した鉄粉Pは、ヒ素吸着余力があるので、再利用可能である。なお、ヒ素吸着能が低下した鉄粉Pは、再活性化処理して、再利用する場合もある。
ここで、泥水Wからヒ素を除去するためには、泥水Wの量や泥水Wの汚染濃度に応じた量の鉄粉Pを一定時間混合する必要がある。そのため、本実施形態では、混合槽2内の鉄粉Pの存在量を的確に把握し、必要に応じて鉄粉Pを追加するものとする。
混合槽2内の鉄粉Pの存在量を測定する磁性体存在量測定方法は、回収工程と、比重測定工程と、存在量測定工程とを備えている。
回収工程では、混合槽2内から混合物WDFの一部を回収するとともに、混合槽2に投入する前の泥水Wの一部をサンプリング孔51から回収する。なお、泥水Wは、汚染水貯留槽4から採取してもよい。また、回収工程では、泥水Wに代えて、処理水Wの一部を排水ライン7のサンプリング孔71から回収してもよい。なお、処理水Wは、処理水貯留槽8から採取してもよい。ここで、泥水Wまたは処理水Wの回収は、所定時間毎に自動的に行ってもよいし、手動で行ってもよい。
比重測定工程では、混合物WDFの比重を測定するとともに、回収した泥水Wの比重を測定する。なお、回収工程において処理水Wの一部を回収した場合には、泥水Wに代えて処理水Wの比重を測定する。
比重測定工程では、まず、混合物WDFと泥水W(または処理水W)の体積をそれぞれ計量する。体積の軽量方法は限定されるものではないが、例えば、メスシリンダーを利用すればよい。次に、混合物WDFと泥水W(または処理水W)の重量を測定する。本実施形態では、混合物WDFおよび泥水W(または処理水W)の重量の測定に、0.01g単位まで秤量可能な電子天秤を使用する。なお、重量を測定する装置は限定されるものではない。そして、混合物WDFと泥水W(または処理水W)の体積および重量を利用して、それぞれの比重を算出する。
なお、セパレーターで分離された鉄粉Pには、土成分も付着している。この付着土成分も鉄粉Pとともに混合槽2に落下するが、混合槽2は大容量であり、再添加される土成分が泥量に与える量は無視できる。
また、ヒ素等の重金属も、回収された鉄粉Pに付着された状態で、再投入されるが、混合槽2に与える比重成分としては極少量であるので、無視できる。
更に、未処理の泥水Wと処理水Wとはその差である重金属の有無、再投入される鉄粉Pに付着する土量は比重に与える影響は無視できるほど微量である。
なお、比重を測定するための比重測定装置を混合槽2とサンプリング孔51(71)に接続しておくことで、混合物WDFおよび泥水W(または処理水W)の比重の測定を自動的に行ってもよい。この比重測定装置としては、例えば、一定容量の試料(混合物WDF、泥水Wまたは処理水W)を常時循環させる槽と、微小圧力検出機とを備えたものを使用すればよい。この比重測定装置は、槽内を循環させた試料に対して、微小圧力変換機により異なる2深度で圧力を測定し、この圧力の差と測定部の高さの差によって比重を算出する。なお、比重測定装置は限定されるものではない。
存在量推定工程では、混合物WDFと泥水W(または処理水W)との比重差によって混合槽2内の鉄粉Pの存在量を推定する。比重差を利用した鉄粉Pの存在量rFeは、式1により算出する。なお、本実施形態では、鉄粉Pの真比重を7.87とする。
Fe=(1/ρ−1/ρ)/(1/ρFe−1/ρ) ×100 ・・・ 式1
ここで、ρ:鉄粉混合泥水の比重、ρs:処理泥水の比重、ρFe:鉄粉の比重とする。
本実施形態の磁性体存在量測定方法によれば、混合物WDFの比重と泥水Wの比重とを利用して混合槽2内の鉄粉Pの濃度を的確に把握することができるため、混合槽2内の鉄粉Pの濃度を適切に管理することができる。
また、浄化装置1は、汚染水または処理水Wの一部を採取して比重を測定することができるため、汚染水または処理水Wの比重と混合物WDFの比重とを比較することで、混合槽2内の磁性体の濃度(存在量)を的確に把握することができる。泥水Wの比重は容易な方法で測定できるため、鉄粉量の管理を的確に行うことができる。また、混合槽2内で鉄粉P(磁性体)の量を直接管理できるため、安定して浄化の管理を行うことができる。
また、比重測定装置を利用して混合物WDFおよび泥水Wの比重を自動的に測定すれば、混合槽2から混合物WDFの一部を採取して比重を測定する場合に比べて作業の手間を省略することができる。また、混合槽2内の鉄粉Pの濃度に応じて磁性体供給装置9を制御することで、混合槽2内の鉄粉濃度を自動的に管理することができる。
また、浄化装置1は、磁力分離装置6を混合槽2の上方に設けているため、省スペース化が可能である。また、鉄粉Pの返送に動力を必要としないため、メンテナンスに要する手間および費用を低減することができる。
以下、本実施形態の磁性体存在量測定方法の実施例について説明する。
なお、磁性体存在量測定方法の実施に先立ち、泥水Wに混合した鉄粉Pの量と撹拌時間とがヒ素濃度の低下に及ぼす影響を室内試験により確認した。
供試体(泥水W)として、目開き250μmふるいを通過した自然由来ヒ素汚染土壌(土壌Aおよび土壌B)に蒸留水を加えて撹拌して比重1.1に調整したものを使用した。泥水250mLに、泥水Wの重量の0、2、および5wt%に相当する鉄粉Pを撹拌混合した。撹拌時間は、0、5、10、15、30分とした。
撹拌後の供試体ヒ素濃度を測定した。土壌Aおよび土壌Bの測定結果をそれぞれ図3(a)および(b)に示す。図3(a)および(b)に示すように、鉄粉Pが0wt%(未添加)の場合には、30分間の撹拌後に泥水液相のヒ素濃度に変化は無かったが、鉄粉Pを混合した場合には撹拌時間の増加に伴いヒ素濃度が低下する傾向が見られた。また、鉄粉混合量が多いほどヒ素濃度の低下速度が速く、30分間撹拌後のヒ素濃度も小さくなることが示された。
したがって、混合槽2内の鉄粉Pの濃度(存在量)と撹拌時間によって、鉄粉Pによるヒ素の吸着量が決定することが確認できた。
本実施例では、混合槽2(6m、スクリューポンプ3基設置)内において、pH調整をした泥水Wに3wt%の鉄粉Pを混合した。このとき、汚染水貯留槽4から混合槽2への流入量と混合槽2から磁力分離装置6への流出量をそれぞれ150L/minになるように設定した。
混合物WDFおよび処理水Wを定期的にほぼ同時刻に採取して、鉄粉重量の測定と比重差の測定を実施した。図4に比重差から算出した鉄粉量(磁性体存在量測定方法による鉄粉量)と、混合物WDFから回収した鉄粉量を示す。
ここで、混合物WDFから回収した鉄粉量の測定は、以下の手順により行う。まず、混合物WDFまたは泥水Wから磁石(マグネットバー)を用いて磁着物(土砂等が付着した鉄粉P)を回収する。次に、この磁着物を真空乾燥した後、再びマグネットバーを用いて鉄粉Pと巻込み土壌に分別し、分別後の鉄粉Pの量を測定する。このとき、巻込み土壌を極力落とすように、マグネットバーに振動を与えながら回収した。
図5に示すように、比重差から求めた鉄粉混合量は、回収鉄粉の重量から求めた値とおおよそ1:1の相関が見られた。したがって、比重を用いて鉄粉量を算出することで、リアルタイムで鉄粉混合量を評価できることが確認できた。
次に、比較例として、帯磁率計を用いて鉄粉量を分析した。
まず、鉄粉濃度と帯磁率の関係を求めるため(検量線の作成)、300mL容量のビーカーに比重1.2の泥水Wを100mL入れたものに対して、鉄粉Pを0、1、2、3、4、5 wt%添加した試料を作成した。次に、ビーカー底部に帯磁率計を接触させ、帯磁率を測定した。その結果、図6に示すように、帯磁率と鉄粉混合量には相関係数0.99での高い相関が得られた。
次に、時間約10mの泥水Wを処理する実規模試験において、混合槽2内で鉄粉Pと混合した混合物WDFをビーカーに採取し、帯磁率を測定した結果と、混合物WDFから回収した鉄粉Pの存在量との関係を測定した。図7に示すように、帯磁率から求めた鉄粉存在量は、回収鉄粉の重量から求めた値と比較して非常に小さい値を示しており、帯磁率から鉄粉混合量を評価することは難しいという結果となった。
したがって、本実施形態の磁性体存在量測定方法が、帯磁率計によって鉄粉存在量を測定する場合よりも、正確な測定が可能であることが実証された。
<第二実施形態>
第二実施形態では、図8に示す浄化装置100を利用する。
pH6.5程度の弱酸性下で磁性体である鉄粉がヒ素等を吸着する機能を良く発揮する知見が得られた。一方、未処理の泥水は最大でpH11程度のアルカリ性を示す場合があるので、第二実施形態では、混合槽2のpHを測定して、中和剤として希硫酸を添加する装置構成を追加する。
以下に主に、実施形態1と異なる部分について説明する。
浄化装置100は、混合槽2と、混合物輸送ライン3と、汚染水貯留槽4と、中和剤(酸性剤)貯留槽14と、供給ライン5と、合流撹拌装置11と、磁力分離装置6と、排水ライン7と、処理水貯留槽8、とを備えている。
供給ライン5は、泥水Wを輸送するための管路であって、送液ポンプPが設けられている。汚染水貯留槽4に貯留された泥水Wは、送液ポンプPによって、供給ライン5を介して合流撹拌装置11に圧送された後、混合槽4へ供給される。
合流撹拌装置11は、混合槽2に供給する泥水Wに中和剤Nを混入するものである。本実施形態の合流撹拌装置11は、汚染水貯留槽4と混合槽2との間に配設されていて、撹拌装置13と、撹拌装置13に接続された合流管12とを備えている。合流管12には、汚染水貯留槽4から延設された供給ライン5と、中和剤貯留槽14から延設された中和剤供給ライン15とが接続されている。
中和剤貯留槽14は、中和剤Nを貯留するタンクである。本実施形態では、中和剤Nとして液状の希硫酸を使用する。中和剤Nは、送液ポンプPにより、中和剤供給ライン15を介して中和剤貯留槽14から合流撹拌装置11へ圧送される。なお、中和剤Nを構成する剤は限定されるものではなく、例えば硫酸であってもよい。
汚染水貯留槽4から圧送された泥水Wと、中和剤貯留槽14から圧送された中和剤Nは、合流管12において合流した後、ラインミキサーなどの撹拌装置13に供給される。
中和剤Nである希硫酸は、混合槽2に直接添加すると、希硫酸と泥水との境界面で鉄粉などの磁性体の磁性が喪失する可能性があるので、汚染水供給径路(供給ライン5)の途中で泥水Wに添加して、泥水とともに添加する手段を採用している。
本実施形態の混合槽2には、pH計42が設けられている。pH計42は、制御手段10に接続されていて、混合槽2内の混合物WDFのpHの測定値を制御手段10に出力する。制御手段10は、pH計42の測定値に応じて送液ポンプPのON/OFFや吐出量を制御し、合流撹拌装置11への中和剤Nの供給量を調節する。
第二実施形態の浄化装置1を利用した浄化方法は、まず、混合槽2において泥水Wと鉄粉Pとを十分に撹拌混合することで泥水Wに含まれるヒ素を鉄粉Pに吸着させる(吸着工程)。なお、混合槽2に供給される泥水Wには、合流撹拌装置11において中和剤Nが混入されている。泥水Wに混入される中和剤Nの量は、pH計42によって測定された混合槽2内のpHの値の大きさに応じて適宜決定する。第二実施形態では、混合槽2内のpHの値が、5.0〜7.0の範囲内、好ましくは5.5〜6.5の範囲内になるように中和剤Nを供給する。制御手段10は、混合槽2内のpHの値が大きい場合には、中和剤Nを供給し、pH値が小さい場合には、中和剤Nの供給を停止する。ここで、混合槽2内のpHの値が5.0を下回ると鉄粉Pが溶解するおそれがある。また、混合槽2内のpHの値が7.0を超えると、鉄粉Pの表面でイオン化する速度が低下し、鉄粉によるヒ素の吸着性能が低下するおそれがある。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述の実施形態に限られず、前記の各構成要素については本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
1 浄化装置
11 合流撹拌装置
12 合流管
13 撹拌装置
14 中和剤(酸性剤)貯留槽
2 混合槽
3 混合物輸送ライン
4 汚染水貯留槽
42 pH計
5 供給ライン
51 サンプリング孔
6 磁力分離装置
7 排水ライン
71 サンプリング孔
8 処理水貯留槽
9 磁性体供給装置
鉄粉(磁性体)
泥水(汚染水)
DF 混合物(汚染水)
処理水

Claims (5)

  1. 重金属を含む汚染水と磁性体とを混合槽内において混合して前記重金属を前記磁性体に吸着させ、前記混合槽から採取した混合物を磁力によって磁性体と処理水とに分離した後、前記混合物から分離された前記磁性体を前記混合槽に返送する浄化処理方法に使用される磁性体存在量測定方法であって、
    前記混合槽の混合物の比重と前記汚染水の比重又は前記処理水の比重とを測定し、
    前記混合物と前記汚染水または前記処理水との比重差に基づいて前記混合槽内の磁性体存在量を推定することを特徴とする、磁性体存在量測定方法。
  2. 重金属を含む汚染水と磁性体とを混合槽内において混合して前記重金属を前記磁性体に吸着させ、前記混合槽から採取した混合物を磁力によって磁性体と処理水とに分離した後、前記混合物から分離された前記磁性体を前記混合槽に返送する浄化処理方法であって、請求項1に記載の磁性体存在量測定方法に基づいて得られた混合槽に追加する磁性体の量を制御することを特徴とする重金属を含む汚染水の浄化方法。
  3. 前記重金属がヒ素であり、前記混合槽の混合物のpHを弱酸性にすることを特徴とする請求項2記載の重金属を含む汚染水の浄化方法。
  4. 重金属を含む汚染水を貯留するための汚染水貯留槽と、
    前記汚染水と磁性体とを混合して、前記重金属を前記磁性体に吸着させる混合槽と、
    前記汚染水貯留槽から前記混合槽に至る供給ラインと、
    前記汚染水と前記磁性体との混合物から磁力によって前記磁性体を分離する磁力分離装置と、
    前記磁力分離装置によって前記磁性体が分離された処理水を処理水貯留槽に輸送する排水ラインと、
    混合槽の比重と汚染水の比重又は処理水の比重とに基づいて得られた混合槽内の不足する磁性体を追加する投入する磁性体供給装置と、
    前記磁性体供給装置を制御する制御手段と、を備える浄化装置であって、
    前記供給ラインまたは前記排水ラインには、サンプリング孔が形成されていることを特徴とする、浄化装置。
  5. 前記重金属がヒ素であり、
    酸性剤貯留槽を設け、該酸性剤貯留槽から前記供給ラインの途中に酸性剤を添加する合流管を設けたことを特徴とする請求項4に記載の浄化装置。
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