JP6830308B2 - 断熱管及び超電導ケーブル - Google Patents

断熱管及び超電導ケーブル Download PDF

Info

Publication number
JP6830308B2
JP6830308B2 JP2015047451A JP2015047451A JP6830308B2 JP 6830308 B2 JP6830308 B2 JP 6830308B2 JP 2015047451 A JP2015047451 A JP 2015047451A JP 2015047451 A JP2015047451 A JP 2015047451A JP 6830308 B2 JP6830308 B2 JP 6830308B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
pipe
spacer
insulating material
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015047451A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016166664A (ja
Inventor
軍 滕
軍 滕
八木 正史
正史 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP2015047451A priority Critical patent/JP6830308B2/ja
Publication of JP2016166664A publication Critical patent/JP2016166664A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6830308B2 publication Critical patent/JP6830308B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

Landscapes

  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)
  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)

Description

本発明は、断熱管及び超電導ケーブルに関する。
特許文献1には、内管と外管との間の空間部に断熱材と線状体のスペーサを内蔵した断熱管が開示されている。
特開2011−226621号公報
ところで、特許文献1に開示された断熱管のような2重構造管では、内管の自重や断熱管の曲げなどによって内管と外管とで挟まれた断熱材が局部的に潰れる可能性がある。断熱材の局部的に潰れた部分においては断熱性能が低下してしまう。
また、特許文献1に開示された断熱管では、スペーサの頂点を外管の内周面に線接触させることで内管と外管との間の熱伝達を抑制しているが、断熱管としては更なる断熱性能の向上が求められている。
本発明は上記事実を考慮し、断熱材の局部的な潰れを抑制できかつ、断熱性能を向上させた断熱管及び超電導ケーブルを提供することを目的とする。
第1態様の断熱管は、内管と、前記内管の外周部に該内管との間に空間部を設けて配置された外管と、前記空間部に配置され複数の凸部が点在した樹脂製のスペーサと、前記空間部に前記スペーサと重ねて配置された断熱材と、を有する。
第1態様の断熱管では、複数の凸部が点在したスペーサによって内管と外管との間に形成された空間部が維持される。
また、上記断熱管では、スペーサに複数の凸部が点在しており、この凸部が内管の外周面又は外管の内周面と点として接触(点接触)するので、例えば、線状体のスペーサのように外管の内周面と線接触するものと比べて、接触面積が小さくなり、内管と外管との間で熱が伝達されにくくなる。すなわち、断熱性能が向上する。
また、上記断熱管では、空間部に断熱材を配置するため、断熱性能がさらに向上する。
さらに、上記断熱管では、スペーサと重ねて断熱材を配置するので、内管の自重や断熱管の曲げなどによって断熱材が局部的に潰れるのが抑制される。これにより、断熱材の局部的な潰れに起因する断熱性能の低下が抑制される。
以上のことから、第1態様の断熱管によれば、断熱材の局部的な潰れが抑制されかつ、断熱性能が向上する。
第2態様の断熱管は、第1態様の断熱管において、前記スペーサは、帯体であり、前記内管に巻き付けられている。
第2態様の断熱管では、帯状のスペーサ(帯体)を内管に巻き付けていることから、例えば、一枚のシート状のスペーサを内管に巻きつける構成と比べて、断熱管が曲り易くなり、取り扱いが容易となる。
第3態様の断熱管は、第1態様又は第2態様に記載の断熱管であって、前記スペーサの一方の面に金属層が形成されている。
第3態様の断熱管では、スペーサの一方の面に金属層を形成しているため、この金属層によって外部からの輻射熱の侵入又は内部からの輻射熱の放散を防ぐことができる。これにより、断熱管の断熱性能がさらに向上する。
第4態様の断熱管は、第1態様第3態様のいずれか一態様の断熱管において、前記スペーサは、前記内管と前記断熱材との間に配置され、前記凸部が内管側に向けられている。
第4態様の断熱管では、スペーサを内管と断熱材との間に配置しかつ凸部を内管側に向けているため、外管から内管への熱伝達を効果的に抑制することができる。
第5態様の断熱管は、第1態様第4態様いずれか一態様の断熱管において、前記内管には超電導のケーブルコアが収納され、前記空間部は真空とされている。
第5態様の断熱管では、空間部を真空とすることで、断熱性能がより向上する。
第6態様の断熱管の製造方法は、内管に凸部が点在した帯状の樹脂製のスペーサを巻き付ける工程と、前記スペーサが巻き付けられた内管に帯状の断熱材を巻き付ける工程と、前記断熱材が巻き付けられた内管を外管へ挿入する工程と、を有する。
第6態様の断熱管の製造方法では、内管に凸部が点在した帯状のスペーサが巻き付けられ、スペーサが巻き付けられた内管に帯状の断熱材が巻き付けられ、その後、断熱材が巻き付けられた内管が外管へ挿入される。
このようにして製造された断熱管は、スペーサに複数の凸部が点在しており、この凸部が内管の外周面又は外管の内周面と点として接触(点接触)するので、例えば、線状体のスペーサのように外管の内周面と線接触するものと比べて、接触面積が小さくなり、内管と外管との間で熱が伝達されにくくなる。すなわち、断熱性能が向上する。また、上記断熱管では、外管と内管との間の空間部に断熱材が配置されるため、断熱性能がさらに向上する。
また、上記断熱管の製造方法では、帯状のスペーサが巻き付けられた内管に帯状の断熱材を巻き付けるため、スペーサと重ねて断熱材が配置される。このため、上記断熱管では、スペーサと重ねて断熱材を配置するので、断熱管を曲げた場合の断熱材の局部的な潰れが抑制される。これにより、断熱材の局部的な潰れに起因する断熱性能の低下が抑制される。
以上のことから、第6態様の断熱管の製造方法によれば、断熱材の局部的な潰れを抑制できかつ、断熱性能を向上させた断熱管を製造することができる。
また、上記断熱管の製造方法では、帯状のスペーサを巻き付けて断熱構造とするので、例えば、線状体のスペーサを断熱材の表面に配置して断熱構造とするものと比べて、断熱管の製造が容易となる。
第7態様の超電導ケーブルは、内管と、前記内管に収容された超電導のケーブルコアと、前記内管の外周部に該内管との間に真空とされた空間部を設けて配置された外管と、前記空間部に配置され複数の凸部が点在した樹脂製のスペーサと、前記空間部に前記スペーサと重ねて配置された断熱材と、を有する。
第7態様の超電導ケーブルでは、スペーサに複数の凸部が点在しており、この凸部が内管の外周面又は外管の内周面と点として接触(点接触)するので、例えば、線状体のスペーサのように外管の内周面と線接触するものと比べて、接触面積が小さくなり、内管と外管との間で熱が伝達されにくくなる。すなわち、断熱性能が向上する。また、空間部に断熱材を配置するため、断熱性能がさらに向上する。さらに、空間部を真空としているため、断熱性能がより向上する。また、スペーサと重ねて断熱材を配置するので、内管の自重や断熱管の曲げなどによって断熱材が局部的に潰れるのが抑制される。これにより、断熱材の局部的な潰れに起因する断熱性能の低下が抑制される。
以上のことから、第7態様の超電導ケーブルによれば、断熱材の局部的な潰れが抑制されかつ、断熱性能が向上する。
以上説明したように、本発明は、断熱材の局部的な潰れを抑制できかつ、断熱性能を向上させた断熱管及び超電導ケーブルを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る断熱管の部分縦断面図である。 図1に示される断熱管の矢印2で指す部分を一部断面で示す拡大図である。 図1に示される断熱管の3−3線断面図である。 図1に示される断熱管で用いられるスペーサの展開平面図である。 図1に示される断熱管の製造工程を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る断熱管の変形例の部分縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る断熱管の部分縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係る超電導ケーブルの部分縦断面図である。 図8に示される超電導ケーブルの9−9線断面図である。
<第1実施形態>
以下、図1〜図5を参照して、本発明の第1実施形態に係る断熱管及び断熱管の製造方法について説明する。
図1及び図3に示されるように、本実施形態の断熱管20は、内部を流体が流れる内管22と、内管22の外周部に該内管22との間に空間部24を設けて配置された外管26と、内管22と外管26との間の空間部24に配置されたスペーサ28及び断熱材30と、を備えている。なお、内管22内を流れる流体としては、液体窒素、液体酸素、液化天然ガス、蒸気、湯等が挙げられる。
図1に示されるように、本実施形態では、内管22及び外管26として金属製(例えば、ステンレス製、アルミニウム製)のコルゲート管を用いている。
図1及び図2に示されるように、空間部24には内管22と外管26との間隔を維持するためのスペーサ28が配置されている。スペーサ28は、帯体であり、内管22に螺旋状に巻き付けられて内管22の外周を覆っている。言い換えると、スペーサ28は、内管22と断熱材30との間に配置されている。
また、本実施形態では、スペーサ28の幅を25〜60mmの幅としている。これは、スペーサ28の幅を10mm以上とすることで、後述する内管22への巻き付け作業がしやすくなる(すなわち、良好な作業性が得られる)ためである。なお、本発明のスペーサの幅は上記構成に限定されるものではない。
図2及び図3に示されるように、スペーサ28には、複数の凸部32が点在されている。凸部32は、内管22に向かって突出しており、先端部32Aが内管22の内周面に点接触している。なお、図2に示されるように、本実施形態では、凸部32の先端部32Aが内管22に向かって凸となるように湾曲する湾曲面とされている。また、凸部32は、スペーサ28の一部を押し出した凸形状とされており、内部が中空となっている。これら複数の凸部32によってスペーサ28の内管22側の面には凹凸部34が形成されている。
図4に示されように、スペーサ28に形成された凹凸部34は、帯体(スペーサ28)の長手方向(図4では矢印Xで示す方向)へ間隔を空けて列をなしている。また、隣り合う列同士の凹凸部34は、帯体(スペーサ28)の幅方向(図4では矢印Yで示す方向)から見たときずれている。言い換えると、帯体の幅方向から見たときに1列目の凸部32間に2列目の凸部32が配置されている。
また、スペーサ28は、熱伝達性が低い材料で形成されている。熱伝達性が低い材料としては、例えば、PET樹脂、PP樹脂、シリコン樹脂が挙げられる。
図1及び図2に示されるように、スペーサ28の外管26側の面28Aには、金属層36が形成されている。詳細には、金属層36は、スペーサ28の凹凸部34が形成されていない側の略平坦状とされた面28Aに、金属材料(例えば、アルミニウム膜)が蒸着され形成されている。なお、本発明は上記構成に限定されず、スペーサ28の面28Aに膜状の金属材料を貼り付けて金属層36を形成する構成としてもよい。
図1及び図2に示されるように、空間部24には、スペーサ28よりも外管26側に断熱材30が配置されている。この断熱材30は、スペーサ28が巻き付けられた内管22の外周に巻き重ねられている。本実施形態の断熱材30は、樹脂フィルムに金属材料(例えば、アルミ)を蒸着させた帯体であり、スペーサ28の外周に巻き付けられている。
図2に示されるように、空間部24は、真空引きされており、内管22と外管26との間に真空層を形成している。
また、外管26の外周には被覆材38が配置されており、この被覆材38によって外管26が覆われている。
次に、本実施形態の断熱管20の製造方法について説明する。
図5に示されるように、まず、複数の凸部32が点在され、かつ略平坦状の面28Aに金属層36が形成された帯状のスペーサ28を準備し、このスペーサ28を凸部32が内管22の外周面を向くようにして内管22に巻き付ける。
次に、スペーサ28が巻き付けられた内管22に帯状の断熱材30を巻き付ける。なお、断熱材30は、スペーサ28の外周に多層構造となるように複数層形成してもよい。
次に、断熱材30が巻き付けられた内管22を外管26へ挿入する。
その後、外管26を被覆材38で覆うことで断熱管20が完成する。
ここで、本実施形態の断熱管20の製造方法では、帯状のスペーサ28を巻き付けて断熱構造とするため、例えば、線状体のスペーサを断熱材の表面に配置して断熱構造とするものと比べて、断熱管の製造が容易となる。
次に、本実施形態の断熱管20の作用並びに効果について説明する。
断熱管20では、スペーサ28に複数の凸部32が点在しており、この凸部32が内管22の外周面と点接触するので、例えば、内管の外周面と線接触する構成と比べて、接触面積が小さくなり、内管22と外管26との間で熱が伝達されにくくなる。すなわち、断熱性能が向上する。
また、スペーサ28に複数の凸部32を点在させていることから、例えば、線状体のスペーサを用いるものと比べて、断熱管20が曲げやすい。さらに、凸部32を内管22側に向けて突出させていることから、外管26から内管22への熱伝達を効果的に抑制することができる。
また、断熱管20では、空間部24に断熱材30を配置していることから、断熱性能がさらに向上する。また、スペーサ28の略平坦状の面28Aに断熱材30を重ねていることから、内管22の自重や断熱管20の曲げにより断熱材30が内管22(コルゲート管)の凸部に押圧されて局部的に潰れるのが抑制される。これにより、断熱材30の局部的な潰れに起因する断熱性能の低下が抑制される。
断熱管20では、凹凸部34が形成された帯状のスペーサ28を内管22に巻き付けるため、例えば、一枚のシート状のスペーサを巻き付ける構成と比べて、断熱管20が曲り易くなり、取り扱いが容易となる。
また、断熱管20では、凹凸部34が帯体の長手方向へ間隔を空けて列をなし、さらに、隣り合う列の凹凸部34が帯体の幅方向から見たときずれているため、スペーサ28が曲り易く内管22に巻き付け易い。
またさらに、断熱管20では、スペーサ28の面28Aに金属層36を形成しているため、金属層36によって外部からの輻射熱の侵入又は内部からの輻射熱の放散を防ぐことができるため断熱性能が向上する。よって内管22の断熱効果が向上する。
以上のことから、本実施形態の断熱管20によれば、断熱材30の局部的な潰れが抑制されかつ、断熱性能が向上する。すなわち、断熱管20では、局部的な断熱性能の低下を抑制しつつ、全体としての断熱性能を向上させることができる。
本実施形態の断熱管20では、内管22及び外管26としてコルゲート管を用いているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、断熱管20の変形例である断熱管40(図6参照)のように、内管42及び外管44として表面に凹凸のない金属製のストレート管を用いてもよい。なお、このストレート管の構成については、後述する第2実施形態に適用してもよい。
また、本実施形態の断熱管20では、スペーサ28の面28Aに金属材料を蒸着して金属層36を形成しているが、本発明はこの構成に限定されない。スペーサ28と断熱材30によって十分な断熱効果が得られる場合には、金属層36を省略する構成としてもよい。なお、この金属層36を省略する構成については、後述する第2実施形態に適用してもよい。
またさらに、本実施形態の断熱管20では、凸部32の先端部32Aを内管22に向かって凸となるように湾曲する湾曲面としているが、本発明はこの構成に限定されず、凸部32の先端部32Aを内管22に向かって尖る尖端としてもよい。なお、凸部32の先端部32Aの形状については、後述する第2実施形態に適用してもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る断熱管50について図7に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、説明を適宜省略する。
図7に示されるように、本実施形態の断熱管50では、空間部24に、スペーサ28及び断熱材30に加えてスペーサ52が配置されている。なお、本実施形態の断熱管50は、スペーサ52の構成を除き、第1実施形態と同様の構成を用いている。
スペーサ52は、断熱材30と外管26との間に配置されている。また、スペーサ52は帯状とされ、断熱材30の外周に螺旋状に巻き付けられている。このスペーサ52には、複数の凸部54が点在されており、外管26側に凹凸部56が形成されている。この凸部54は、外管26に向かって突出しており、先端部54Aが外管26の内周面に点接触している。なお、凸部54の形状や配置については、スペーサ28の凸部32の形状や配置と同様である。
次に、本実施形態の断熱管50の製造方法について説明する。
断熱管50の製造方法では、内管22にスペーサ28を巻き付け、スペーサ28が巻き付けられた内管22に断熱材30を巻き付けた後、断熱材30が巻き付けられた内管22にスペーサ52の凸部54が外側(内管22側と反対側)を向くように巻き付ける。このとき、スペーサ52の略平坦状の面52Aに形成された金属層58を断熱材30に重ねる。そして、第1実施形態に係る断熱管20の製造方法と同様に、スペーサ52が巻き付けられた内管22を外管26に挿入し、外管26を被覆材38で覆うことで、断熱管50が完成する。
次に、本実施形態の断熱管50の作用並びに効果について説明する。なお、第1実施形態に係る断熱管20と同様の構成で得られる作用並びに効果については説明を省略する。
断熱管50では、スペーサ52に複数の凸部54を点在させており、この凸部54が外管26の内周面と点接触するので、内管22と外管26との間で熱がさらに伝達されにくくなる。
また、断熱管50では、スペーサ28の略平坦状の面28Aに蒸着された金属層36とスペーサ52の略平坦状の面52Aに蒸着された金属層58とで断熱材30を内外両側から挟む構造のため、内管22の自重や断熱管50の曲げにより断熱材30が外管26(コルゲート管)の凸部に押圧されて局部的に潰れるのが抑制される。これにより、断熱材30の局部的な潰れに起因する断熱性能の低下が効果的に抑制される。
本実施形態の断熱管50では、断熱材30の内外両側にスペーサ28及びスペーサ52を配置する構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、断熱材30の外周にスペーサ52を配置して代わりに、スペーサ28を省略する構成としてもよい。また、例えば、断熱材30を多層構造とする場合には、層間にスペーサ28(凸部32が内向き)又はスペーサ52(凸部54が外向き)と同様の構成のスペーサを配置してもよい。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る超電導ケーブル60について図8及び図9に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、説明を適宜省略する。
図8及び図9に示されるように、本実施形態の超電導ケーブル60は、第1実施形態に係る断熱管20と、この断熱管20の内管22内に冷却状態で収容されたケーブルコア62と、を有している。
このケーブルコア62は、導電性に優れる金属材料(例えば、銅)で形成された図示しないフォーマに、テープ状の図示しない超電導線材をらせん状に多数本巻き付け、その上に図示しない絶縁層、図示しない超電導シールド層、図示しない保護層を設けて構成されている。
また、本実施形態の超電導ケーブル60では、内管22とケーブルコア62との間に冷媒の一例である液体窒素を流すことで、ケーブルコア62を冷却している。
次に、本実施形態の超電導ケーブル60の作用並びに効果について説明する。なお、第1実施形態に係る断熱管20と同様の構成で得られる作用並びに効果については説明を省略する。
超電導ケーブル60では、断熱管20の断熱効果により、外部からの熱が内管22に伝達されにくく、ケーブルコア62の冷却状態を効率よく維持できる。
本実施形態の超電導ケーブル60では、断熱管20の内管22内に冷却状態でケーブルコア62を収容する構成としているが、本発明はこの構成に限定されず、第2実施形態の断熱管50の内管22内に冷却状態でケーブルコア62を収容する構成としてもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
20,40,50 断熱管
22,42 内管
24 空間部
26,44 外管
28,52 スペーサ
28A,52A 面(一方の面)
30 断熱材
32,54 凸部
34,56 凹凸部
36,58 金属層
60 超電導ケーブル
62 ケーブルコア

Claims (5)

  1. 内管と、
    前記内管の外周部に該内管との間に空間部を設けて配置された外管と、
    前記空間部に配置され複数の凸部が点在した樹脂製のスペーサと、
    前記空間部に前記スペーサと重ねて配置された断熱材と、
    を有し、
    前記内管には超電導のケーブルコアが収納されており、
    前記空間部は真空とされており、
    前記スペーサは、前記断熱材と前記外管との間に配置されており、
    前記断熱材と前記外管との間に配置された前記スペーサの凸部は、前記外管に向かって突出している、断熱管。
  2. 前記スペーサは、帯体であり、前記断熱材が巻き付けられた内管に巻き付けられている、請求項1に記載の断熱管。
  3. 前記スペーサは、前記内管と前記断熱材との間にも配置されており、
    前記内管と前記断熱材との間に配置された前記スペーサの凸部は、前記内管に向かって突出している、請求項1又は請求項2に記載の断熱管。
  4. 前記断熱材と前記外管との間に配置された前記スペーサの内管側の面と、前記断熱材と前記内管との間に配置された前記スペーサの外管側の面とにそれぞれ金属層が形成されている、請求項3に記載の断熱管。
  5. 内管と、
    前記内管に収容された超電導のケーブルコアと、
    前記内管の外周部に該内管との間に真空とされた空間部を設けて配置された外管と、
    前記空間部に配置され複数の凸部が点在した樹脂製のスペーサと、
    前記空間部に前記スペーサと重ねて配置された断熱材と、
    を有し、
    前記スペーサは、前記断熱材と前記外管との間に配置されており、
    前記断熱材と前記外管との間に配置された前記スペーサの凸部は、前記外管に向かって突出している、超電導ケーブル。
JP2015047451A 2015-03-10 2015-03-10 断熱管及び超電導ケーブル Active JP6830308B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015047451A JP6830308B2 (ja) 2015-03-10 2015-03-10 断熱管及び超電導ケーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015047451A JP6830308B2 (ja) 2015-03-10 2015-03-10 断熱管及び超電導ケーブル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016166664A JP2016166664A (ja) 2016-09-15
JP6830308B2 true JP6830308B2 (ja) 2021-02-17

Family

ID=56897572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015047451A Active JP6830308B2 (ja) 2015-03-10 2015-03-10 断熱管及び超電導ケーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6830308B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3490496A (en) * 1968-01-15 1970-01-20 Vacuum Barrier Corp Coaxial tubing having improved spacer means
JPS61209146A (ja) * 1985-03-13 1986-09-17 三菱マテリアル株式会社 断熱材
DE3803112A1 (de) * 1988-02-03 1989-08-17 Kabelmetal Electro Gmbh Leitungsrohr zum transport von tiefgekuehlten medien
JPH07195515A (ja) * 1993-12-29 1995-08-01 Daido Hoxan Inc 断熱管体およびその製法
JPH09184594A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Sumitomo Electric Ind Ltd 極低温用断熱管
JP5505866B2 (ja) * 2010-04-30 2014-05-28 住友電気工業株式会社 断熱管および超電導ケーブル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016166664A (ja) 2016-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2662432B2 (ja) 極低温の媒体を移送するための導管
US7055551B2 (en) Flexible pipe and method of manufacturing same
JPH0435848B2 (ja)
KR20060113408A (ko) 초전도체 케이블
KR100905179B1 (ko) 냉동된 매체의 운반 도관
KR102280958B1 (ko) 가요성 파이프 라인
JP6830308B2 (ja) 断熱管及び超電導ケーブル
JP5505865B2 (ja) 断熱管及び超電導ケーブル
JP3622185B2 (ja) 極低温断熱管及び超電導ケーブル
JP6751826B1 (ja) 超電導送電用断熱多重管、超電導送電用断熱多重管の施工方法、及び超電導ケーブルの施工方法
KR102011151B1 (ko) 초전도 케이블
JP2017062982A (ja) 超電導ケーブル用断熱管及び超電導ケーブル
EP3347641B1 (en) An elongated pre-insulated pipe assembly and a local heat distribution system
JP2001004076A (ja) 断熱管
KR102608511B1 (ko) 진공부 구획장치 및 이를 구비하는 초전도 케이블
US20140373954A1 (en) Pipe Insulation System and Method
JP2010185578A (ja) 波形可撓管の成形製造方法
JP2003194267A (ja) 可撓性冷媒輸送管及び超電導電力ケーブル
JP5400512B2 (ja) 断熱管
JP3672650B2 (ja) 断熱管および超電導ケーブル
JP2008089072A (ja) 断熱管
JPH09126389A (ja) 極低温断熱管
JP7231778B1 (ja) 超電導送電用断熱多重管および超電導ケーブルの施工方法
JP5547465B2 (ja) 真空断熱配管
KR20170039751A (ko) 가요성 파이프라인

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190904

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20190904

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190911

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20190917

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20191129

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20191203

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20200512

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20200804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201005

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20201013

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20201104

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20201124

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20210105

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20210105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210126

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6830308

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350