JP6830198B2 - インターホン親機、情報端末、配信通知システム、配信システム、プログラム、及び制御方法 - Google Patents

インターホン親機、情報端末、配信通知システム、配信システム、プログラム、及び制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、一般に、インターホン親機、情報端末、配信通知システム、配信システム、プログラム、及び制御方法に関する。本発明は、より詳細には、インターホン親機、インターホン親機と通信可能な情報端末、インターホン回線の幹線を介して配信通知を行う配信通知システム、複数のインターホン親機及び配信通知システムを備える配信システムに関する。また、本発明は、インターホン親機、情報端末及び配信通知システムの機能をコンピュータシステムに実行させるプログラム、並びに、配信通知システムの制御方法に関する。
従来例として、特許文献1に記載の集合住宅用インターホンシステムを例示する。この集合住宅用インターホンシステムは、各住戸内に設置された住戸機(インターホン親機)と、ロビーインターホンに接続された幹線と、幹線から分岐されて各住戸機に接続される住戸線と、幹線に接続されてシステム全体の制御を行う制御装置とを、備えている。また、集合住宅用インターホンシステムは、幹線を通じて住戸機を広域ネットワークに接続するネットワーク機器と、集合住宅の各住戸に配信されるウェブコンテンツを保有するサーバ装置と、を備えている。
この特許文献1によれば、各住戸内における情報家電機器がウェブコンテンツを保有するサーバ装置に直接アクセスしなくても、情報家電機器にて住戸機並びに幹線を通じて住戸機向けのウェブコンテンツを取得して表示することができる。
特開2010−177818号公報
ところで、特許文献1に記載の集合住宅用インターホンシステムでは、ウェブコンテンツのデータ(コンテンツ情報)は、幹線を流れて住戸機(インターホン親機)に配信される。しかし、静止画や動画等を含んだ比較的データ量の大きいコンテンツ情報が配信される場合、幹線の通信負荷が増加(トラフィックが増加)するという問題がある。特に、例えば住戸機とロビーインターホンとの間で通話が行われている際には、音声情報及び映像情報が幹線を介して伝送される。そのため、通話中にコンテンツ情報の配信が幹線を通じて行われると、急激にトラフィックが増加してしまう可能性がある。
一方で、情報家電機器が、単純に幹線とは異なる通信経路を通じてサーバ装置に直接アクセスすると、幹線の通信負荷を軽減することはできる。しかし、コンテンツ情報を配信する側にとっては、信頼性が保証されていない情報家電機器からのアクセスを受けることになり、セキュアの低下が懸念される。
本発明は上記事由に鑑みてなされ、セキュアを確保しつつ、幹線の通信負荷の低減を図ることができるインターホン親機、情報端末、配信通知システム、配信システム、プログラム、及び制御方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るインターホン親機は、複数の管理領域を有する施設における各管理領域内に設置されてインターホン回線の幹線に接続される。当該インターホン親機は、前記幹線を通してコンテンツ情報の配信に関する通知情報を受け取る第1取得部と、前記幹線とは異なる通信経路を通じて、前記通知情報に対応する前記コンテンツ情報を受け取る第2取得部と、を備える。前記通知情報に基づく内容を提示した状態で、ユーザの操作を受け付けたとき、前記第2取得部は、前記幹線とは異なる通信経路を通じて、前記通知情報に対応する前記コンテンツ情報を受け取る。
本発明の一態様に係る情報端末は、複数の管理領域を有する施設における各管理領域内に設置されてインターホン回線の幹線に接続されるインターホン親機と、通信可能である。当該情報端末は、通知取得部と、コンテンツ取得部と、を備える。前記通知取得部は、前記インターホン親機が前記幹線を通じて受け取ったコンテンツ情報の配信に関する通知情報を、前記インターホン親機から受け取る。前記コンテンツ取得部は、前記幹線とは異なる通信経路を通じて、前記通知情報に対応する前記コンテンツ情報を受け取る。
本発明の一態様に係る配信通知システムは、複数の管理領域を有する施設において複数のインターホン親機が接続されるインターホン回線の幹線を介して配信通知を行う。当該配信通知システムは、コンテンツ情報の配信に関する通知情報を生成する生成部と、前記生成部で生成した前記通知情報を前記幹線に送出する送出部と、を備える。前記コンテンツ情報は、前記通知情報に基づく内容を前記複数のインターホン親機のいずれか、又は前記複数のインターホン親機のいずれかと通信可能な情報端末に提示した状態で、前記複数のインターホン親機のいずれか又は前記情報端末がユーザの操作を受け付けたとき、前記幹線とは異なる通信経路を通じて、送出される。
本発明の一態様に係る配信システムは、上記のインターホン親機を複数と、上記の配信通知システムと、を備える。
本発明の一態様に係るプログラムは、複数の管理領域を有する施設における各管理領域内に設置されてインターホン回線の幹線に接続されるインターホン親機の機能を、コンピュータシステムに実行させる。当該プログラムは、前記幹線を通してコンテンツ情報の配信に関する通知情報を受け取るステップと、前記幹線とは異なる通信経路を通じて、前記通知情報に対応する前記コンテンツ情報を受け取るステップと、を含む。前記コンテンツ情報を受け取るステップでは、前記通知情報に基づく内容を提示した状態で、ユーザの操作を受け付けたとき、前記幹線とは異なる通信経路を通じて、前記通知情報に対応する前記コンテンツ情報を受け取る。
本発明の一態様に係るプログラムは、複数の管理領域を有する施設における各管理領域内に設置されてインターホン回線の幹線に接続されるインターホン親機と、通信可能な情報端末の機能を、コンピュータシステムに実行させる。当該プログラムは、前記インターホン親機が前記幹線を通じて受け取ったコンテンツ情報の配信に関する通知情報を、前記インターホン親機から受け取るステップを含む。また、当該プログラムは、前記幹線とは異なる通信経路を通じて、前記通知情報に対応する前記コンテンツ情報を受け取るステップを、更に含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、複数の管理領域を有する施設において複数のインターホン親機が接続されるインターホン回線の幹線を介して配信通知を行う配信通知システムの機能を、コンピュータシステムに実行させる。当該プログラムは、コンテンツ情報の配信に関する通知情報を生成するステップと、生成した前記通知情報を前記幹線に送出するステップと、を含む。前記コンテンツ情報は、前記通知情報に基づく内容を前記複数のインターホン親機のいずれか、又は前記複数のインターホン親機のいずれかと通信可能な情報端末に提示した状態で、前記複数のインターホン親機のいずれか又は前記情報端末がユーザの操作を受け付けたとき、前記幹線とは異なる通信経路を通じて、送出される。
本発明の一態様に係る制御方法は、複数の管理領域を有する施設において複数のインターホン親機が接続されるインターホン回線の幹線を介して配信通知を行う配信通知システムの制御方法である。当該制御方法は、コンテンツ情報の配信に関する通知情報を生成することと、生成した前記通知情報を前記幹線に送出することと、を含む。前記コンテンツ情報は、前記通知情報に基づく内容を前記複数のインターホン親機のいずれか、又は前記複数のインターホン親機のいずれかと通信可能な情報端末に提示した状態で、前記複数のインターホン親機のいずれか又は前記情報端末がユーザの操作を受け付けたとき、前記幹線とは異なる通信経路を通じて、送出される。
本発明は、セキュアを確保しつつ、幹線の通信負荷の低減を図ることができる、という利点がある。
図1は、一実施形態に係る配信システムのシステム構成図である。 図2は、一実施形態に係るインターホン親機の構成を示すブロック図である。 図3は、一実施形態に係る配信通知システムにおける制御装置の構成を示すブロック図である。 図4は、一実施形態に係る情報端末の構成を示すブロック図である。 図5は、同上のインターホン親機におけるコンテンツ配信動作を説明するためのフローチャート図である。
(1)概要
以下の実施形態は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。以下の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態の配信システム1は、図1に示すように、複数(図示例では3つ)のインターホン親機10と、配信通知システム3と、を備える。各インターホン親機10は、複数の管理領域5を有する施設2において、対応する管理領域5内に設置されて、インターホン回線の幹線L1に接続される。
本実施形態では、施設2は、一例として集合住宅(マンション)であることを想定する。したがって、複数の管理領域5とは、複数の住戸に相当する。要するに、本実施形態の配信システム1は、集合住宅用のインターホンシステムとして適用されることを想定する。配信システム1は、インターホン親機10や配信通知システム3以外にも、図1に示すように、共用玄関先に設置されるロビーインターホン60、並びに、各住戸に設置されるインターホン子機(ドアホン子機)20等を備えていてもよい。ただし、施設2は、集合住宅以外に、オフィスビル、商業施設、ホテル、病院、工場、学校、及び老人ホーム等であってもよい。以下の説明では、特に断りの無い限り、「ユーザ」とは、各住戸の居住者(住人)を意味する。
配信通知システム3は、施設2において複数のインターホン親機10が接続されるインターホン回線の幹線L1を介して配信通知を行う。配信通知システム3は、制御装置30を備えている。配信通知システム3は、制御装置30以外にも、図1に示すように、ルータ40等を備えていてもよい。制御装置30は、例えば集合住宅の管理室等に設置されて、ロビーインターホン60と各インターホン親機10との間で送受信される信号を中継する。
本実施形態の配信システム1は、企業、個人、団体、並びに情報配信を専門とする仲介業者等(以下、「コンテンツ配信者」と呼ぶ)が、複数の施設2に対してコンテンツ情報の配信を行うことを想定したシステムである。
そして、本実施形態の各インターホン親機10は、図2に示すように、第1取得部101と、第2取得部102と、を備えている。第1取得部101は、幹線L1を通してコンテンツ情報の配信に関する通知情報を受け取るように構成されている。第2取得部102は、幹線L1とは異なる通信経路L2(図1参照)を通じて、上記通知情報に対応するコンテンツ情報を受け取るように構成されている。
ここで言う「コンテンツ情報」は、例えばウェブサイト上で閲覧可能なウェブコンテンツのデータであり、静止画、動画、音楽、音声等の比較的データ量の大きいデータを含む。また、ここで言う「通知情報」は、例えばウェブコンテンツのリンク先であるURL(Uniform Resource Locator)を含み、静止画、動画、音楽、音声等の比較的データ量の大きいデータを含まない。通知情報は、コンテンツ情報の配信についてユーザに紹介するための簡単な説明文等の文字データを含むことが好ましい。第1取得部101は、更に、リンク先にアクセスするための認証情報(ワンタイムパスワード等)を受け取ることが好ましい。
この構成によれば、インターホン親機10は、幹線L1を通して通知情報を受け取る一方で、コンテンツ情報自体については、幹線L1ではなく通信経路L2を通じて受け取る。したがって、幹線L1を通じてコンテンツ情報を受け取る場合に比べて、幹線L1の通信負荷の低減を図ることができる。
さらに、インターホン親機10は、第1取得部101で予め受け取った通知情報に対応するコンテンツ情報を受け取る。そのため、コンテンツ情報を取得するためにウェブサイトにアクセスする者は、不特定多数の者ではなく、比較的信頼性の高いユーザ(例えば集合住宅の住人)に絞られることになり、コンテンツ配信者側にとってはセキュアが確保されていると言える。
(2)詳細
(2.1)全体構成
以下、本実施形態の配信システム1の全体構成について、図1を参照して詳しく説明する。配信システム1は、上の「(1)概要」の欄で説明した通り、例えば、集合住宅用のインターホンシステムとして適用される。配信システム1は、複数のインターホン親機10、複数のインターホン子機20、ロビーインターホン60、配信通知システム3、複数の情報端末50、及び複数のルータ45等を備えている。ただし、複数のインターホン親機10と配信通知システム3とを除く構成要素は、配信システム1において、選択的な構成要素であり、必須ではない。また、図示例では、住戸に相当する各管理領域5に、インターホン親機10、インターホン子機20及びルータ45の数がそれぞれ1つずつであるが、その数は特に限定されない。例えば、各管理領域5に対して、インターホン親機10の他に副親機が設置されていてもよい。
ロビーインターホン60は、例えば、施設2(集合住宅)のロビー(共用部)に設置される共用端末である。ロビーインターホン60は、各インターホン親機10との間で通信(例えば、通話、及び映像信号の送信等)を行うように構成されている。ロビーインターホン60は、接続線L3を介して、配信通知システム3の制御装置30に接続されている。ロビーインターホン60は、スピーカ及びマイクロホンを含む通話部、例えば来訪者の操作を受け付けるための操作部(複数の押ボタンスイッチ及びタッチパネル等を含む)、及び、来訪者を含む特定の領域を撮像する撮像部等を有している。
各インターホン親機10は、例えば、集合住宅の各住戸に相当する施設2の各管理領域5内に設置される住戸端末(居室親機)である。各インターホン親機10は、制御装置30に接続されている幹線L1から分岐器(不図示)で分岐された複数の分岐線L11のうち対応する分岐線L11に接続されている。要するに、各インターホン親機10は、幹線L1を通じて制御装置30と接続されていて、制御装置30を介してロビーインターホン60との間で通信を行うことができる。
各インターホン子機20は、例えば、集合住宅の各住戸である管理領域5の外玄関に設置されるドアホン子機である。各インターホン子機20は、通話部(スピーカ及びマイクロホン)、呼出ボタン、及び来訪者を含む特定の領域を撮像する撮像部等を有している。各インターホン子機20は、接続線L4を介して対応するインターホン親機10と接続されており、インターホン親機10との間で通信(例えば、通話、及び映像信号の送信等)を行うように構成されている。幹線L1、分岐線L11、接続線L3、及び接続線L4の各々は、例えば、ツイストペアケーブルからなる。
配信通知システム3は、少なくとも制御装置30を備えている。配信通知システム3は、例えばルータ40を更に備えている。制御装置30は、その基本動作として、ロビーインターホン60と複数のインターホン親機10との間で送受信される信号の中継を行うように構成されている。制御装置30は、ロビーインターホン60の操作部で来訪者によって指定された住戸に対応するインターホン親機10に対して、ユーザを呼び出すための呼出信号を送出する。つまり、制御装置30は、ロビーインターホン60と各インターホン親機10との間において呼出制御を行う。また、制御装置30は、通話、及びロビーインターホン60の撮像部で生成された映像信号の送信等の中継を行う。
本実施形態の制御装置30は、上記の基本動作以外に、サーバ装置4から送信されてくるコンテンツ情報の配信に関する通知情報を、各管理領域5のインターホン親機10に向けて、幹線L1に送出する動作を行う。以下、この動作を「コンテンツ通知動作」と呼ぶ。制御装置30は、ルータ40を通じて、インターネット等の公衆回線網であるネットワークNW1に接続されている。制御装置30は、ネットワークNW1に接続されているサーバ装置4から、通知情報を受信する。制御装置30及びコンテンツ通知動作に関する詳細な説明は、後の「(2.2)制御装置」の欄で説明する。
本実施形態のサーバ装置4は、コンテンツ配信者が所有又は管理するサーバ装置(レンタルサーバも含む)であり、配信通知システム3の構成要素ではない。ただし、サーバ装置4は、配信通知システム3の構成要素であってもよい。この場合、コンテンツ配信者が所有又は管理するサーバ装置(不図示)が別に在り、当該サーバ装置からの通知情報を、ネットワークNW1を介して、一度サーバ装置4で受け取ってもよい。サーバ装置4は、様々なコンテンツ配信者のサーバ装置から送られてくる通知情報を集計し、各施設2の制御装置のアドレス情報を付与するといったデータ加工を行なってから、各施設2の制御装置30へ送信してもよい。制御装置30が一度に受信する通知情報は、複数のコンテンツ配信者によるコンテンツ情報の配信に関する複数のURLを含んでいてもよい。
情報端末50は、例えば、スマートフォン等の携帯端末を想定する。情報端末50は、ユーザ(住戸の居住者)の各人が所有する。図1では、各管理領域5における3人の居住者がそれぞれ携帯する3つの情報端末50が図示されている。
各管理領域5内には、ルータ45が設置されている。ルータ45は、Wi−Fi(登録商標)等の無線通信方式により、その管理領域5内のインターホン親機10、並びに情報端末50と無線接続されている。インターホン親機10は、ルータ45を介して所定の領域内に存在する情報端末50と通信可能である。
具体的には、情報端末50には、専用のアプリケーションソフト(通信アプリケーションソフト)がインストールされていて、情報端末50側にて通信アプリケーションソフトを起動することにより、情報端末50は、インターホン親機10との通信が可能となる。ここで言う「所定の領域」とは、管理領域5内の少なくとも一部を含む領域であり、本実施形態では例えば管理領域5内(住戸内)の概ね全域とする。インターホン親機10は、ロビーインターホン60又はインターホン子機20と、情報端末50と、の間の通信(例えば、通話、及び映像信号の送受信等)を中継する。したがって、ユーザは、インターホン親機10を中継器として、情報端末50を用いてロビーインターホン60又はインターホン子機20を操作する来訪者の映像を見ながら来訪者と通話することができる。
以上のように、インターホン親機10は、基本動作として、ロビーインターホン60又はインターホン子機20との間の通話、及び映像信号の受信、並びに、情報端末50に対する信号の中継を行う。本実施形態のインターホン親機10は、この基本動作以外に、制御装置30から送出される通知情報に関する動作を行う。以下、この動作を「コンテンツ配信動作」と呼ぶ。インターホン親機10及びコンテンツ配信動作の詳細な説明は、後の「(2.3)インターホン親機」の欄で説明する。
(2.2)制御装置
次に、配信通知システム3の制御装置30の構成について詳しく説明する。制御装置30は、図3に示すように、制御部300と、通信部305と、を備えている。制御装置30は、例えば集合住宅の管理室等に設置されて、その基本動作としてロビーインターホン60と各インターホン親機10との間で送受信される信号を中継する。
通信部305は、第1〜第3のインタフェース部から構成されている。第1インタフェース部は、接続線L3(図1参照)を通じてロビーインターホン60と電気的に接続されている。第2インタフェース部は、幹線L1及び分岐線L11(図1参照)を通じて各管理領域5のインターホン親機10と電気的に接続されている。第3インタフェース部は、無線通信又は有線通信によりルータ40(図1参照)と通信するための通信インタフェースである。
制御部300は、例えばプロセッサ及びメモリを主構成とするマイクロコンピュータで構成されている。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、マイクロコンピュータが制御部300として機能する。これにより、通信部305等を制御する機能が実現される。プロセッサが実行するプログラムは、ここではマイクロコンピュータのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
制御部300は、基本動作として、ロビーインターホン60から送信される通信信号を中継して、通信部305の第2インタフェース部より、各インターホン親機10に送信させる。ここで、ロビーインターホン60から送信される通信信号には、送信先となるインターホン親機10を特定するための情報(例えばアドレス等)が含まれている。このため、複数のインターホン親機10のうち自己に割り当てられたアドレスと通信信号に含まれるアドレスとが一致するインターホン親機10のみが通信信号を受信することができる。また、制御部300は、基本動作として、複数のインターホン親機10の各々から送信される通信信号を中継して、通信部305の第1インタフェース部より、ロビーインターホン60に送信させる。
ここで本実施形態の制御部300は、上記の基本動作以外に、サーバ装置4から送信されてくる通知情報を、各管理領域5のインターホン親機10に向けて、幹線L1に送出するためのコンテンツ通知動作も実行するように構成されている。
具体的には、制御部300は、図3に示すように、生成部301と送出部302とを有している。生成部301は、コンテンツ情報の配信に関する通知情報を生成するように構成される。送出部302は、生成部301で生成した通知情報を、通信部305の第2インタフェース部より、幹線L1に送出(図1の矢印A1参照)するように構成される。また、送出部302は、更に、コンテンツ情報を管理するサーバ装置4にアクセスするための認証情報を幹線L1に送出してもよい。認証情報は、通知情報と合わせて(同じタイミングで)送出されてもよいし、異なるタイミングで送出されてもよい。認証情報は、例えばワンタイムパスワードが望ましい。なお、認証情報の送出は必須ではない。
ここで言う生成部301の通知情報の生成とは、通知情報のデータをゼロから生成すること、並びにサーバ装置4から送信されてくる通知情報に対して形式的なデータ加工を行うことを含む。本実施形態では、基本的には、サーバ装置4が通知情報を各施設2の制御装置30に向けて送信することを想定しているため、生成部301は、受け取った通知情報に対して形式的なデータ加工のみを行う。例えば、サーバ装置4から受け取った通知情報の中には、施設2を指定するための制御装置30固有のアドレス情報等が含まれているが、このようなアドレス情報が下位側の各インターホン親機10にとって不要であれば、削除(形式的なデータ加工)してもよい。
本実施形態の送出部302は、通知情報を、施設2内の全ての管理領域5に対してブロードキャストで一斉に送出する。しかし、全ての管理領域5のうち特定の管理領域5を選定して通知情報を流したい場合には、生成部301が、通知情報に対して、対象となる管理領域5のインターホン親機10のアドレス情報を付与(形式的なデータ加工)してもよい。すなわち、送出部302は、幹線L1に接続されている複数のインターホン親機10のうち、特定のインターホン親機10に通知情報を送出してもよい。これにより、各管理領域5の単位で、通知情報の送信対象を調整することができる。
制御装置30は、図3に示すように、人の入力操作を受け付ける操作部306を有していてもよい。操作部306は、例えばタッチパネルディスプレイから構成されている。生成部301は、例えば管理室の管理者によって操作部306に入力された入力情報に基づいて、通知情報のデータをゼロから生成してもよい。この場合、オフライン上でコンテンツ配信者から直接通知情報を流して欲しいという依頼を受けた場合(通知情報がサーバ装置4から送信されてこない場合)にも対応可能となる。また、この操作部306を通じて、サーバ装置4から受け取った通知情報のデータを、人(管理室の管理者)によって編集可能であってもよい。また、上述した特定の管理領域5の選定は、操作部306を通じてインターホン親機10のアドレス情報を指定することで可能であってもよい。
ところで、サーバ装置4が配信通知システム3の構成要素の場合、サーバ装置4が、通知情報を生成する生成部301の機能、及び操作部306の機能を有していてもよい。あるいは、制御装置30の上位側に配置されるゲートウェイで、形式的なデータ加工が行われてもよい。これらの場合、制御装置30は、受け取った通知情報に対してほぼ無加工で幹線L1に送出してもよい。
(2.3)インターホン親機
次に、インターホン親機10の構成について詳しく説明する。インターホン親機10は、図2に示すように、第1通信部11と、第2通信部12と、第3通信部13(送信部、通信部)と、記憶部14と、表示部15と、操作部16と、スピーカ17と、マイクロホン18と、これらを制御する制御部19と、を備えている。
第1通信部11は、制御装置30と通信するための通信インタフェースである。第1通信部11は、幹線L1及び分岐線L11を介して、制御装置30と電気的に接続されている。第1通信部11は、制御装置30を介して、ロビーインターホン60との間で双方向に通信可能に構成されている。
第2通信部12は、インターホン子機20と通信するための通信インタフェースである。第2通信部12は、接続線L4を介して、インターホン子機20と電気的に接続されている。第2通信部12は、インターホン子機20との間で双方向に通信可能に構成されている。
第3通信部13は、無線通信方式によりルータ45と通信するための通信インタフェースである。第3通信部13は、無線通信方式に限らず、LANケーブルによりルータ45と電気的に接続されていてもよい。第3通信部13は、ルータ45を介して、所定の領域内に存在する情報端末50との間で双方向に通信可能に構成されている。ここで、ルータ45は、インターネット等の公衆回線網であるネットワークNW1に接続されている(図1の通信経路L2参照)。第3通信部13は、ルータ45を介して、ネットワークNW1に接続されているサーバ装置4との間で双方向に通信可能に構成されている。
表示部15は、例えばタッチパネルディスプレイから構成されている。表示部15は、第1通信部11がロビーインターホン60から受信した映像、及び、第2通信部12がインターホン子機20から受信した映像を、表示するように構成されている。本実施形態の表示部15は、更に、コンテンツ情報の配信に関する通知情報、及びコンテンツ情報を、表示するように構成されている。また、ユーザは、表示部15へのタッチ操作を通じて種々の設定及び操作(通話音や呼出音の音量設定、撮像部で撮像された過去の映像の再生、映像の録画に関する操作等)を行うことができる。
操作部16は、タッチパネルディスプレイである表示部15の周辺において、種々の入力ボタン(通話の開始ボタン及び通話の終了ボタン等)を有している。
スピーカ17及びマイクロホン18は、インターホン親機10の通話部を構成する。第1通信部11(又は第2通信部12)にて受信したデジタルの音声信号がアナログの音声信号に変換(復調)され、当該音声信号がスピーカ17から出力される。また、マイクロホン18にて集音された音声は、マイクロホン18からアナログの音声信号として第1通信部11(又は第2通信部12)に入力され、デジタルの音声信号に変換されてロビーインターホン60(又はインターホン子機20)へ送信される。来訪者がロビーインターホン60の操作部を操作(又はインターホン子機20の呼出ボタンを押操作)することで、呼出信号を受け取ると、スピーカ17からユーザ(居住者)を呼び出すための呼出音が鳴動される。
記憶部14は、データを書き換え可能なメモリであって、不揮発性メモリであることが好ましい。記憶部14は、例えば、ロビーインターホン60及びインターホン子機20の撮像部で撮像した映像を記憶する。また、記憶部14は、制御装置30から受け取った通知情報、並びにサーバ装置4から受け取ったコンテンツ情報等を記憶する。記憶部14は、対応する住戸の住人である1又は複数のユーザが携帯する情報端末50を識別するための識別情報(アドレス等)を記憶する。記憶部14は、この他にも各種の設定情報を記憶する。
制御部19は、第1取得部101と、第2取得部102と、処理部103と、を有している。制御部19は、例えばプロセッサ及びメモリを主構成とするマイクロコンピュータで構成されている。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、マイクロコンピュータが制御部19として機能する。これにより、第1通信部11、第2通信部12、第3通信部13、記憶部14、表示部15、及び操作部16等を制御する機能が実現される。プロセッサが実行するプログラムは、ここではマイクロコンピュータのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
第1取得部101は、第1通信部11を通じて、コンテンツ情報の配信に関する通知情報を受け取るように構成されている。また、第2取得部102は、第3通信部13を通じて、上記通知情報に対応するコンテンツ情報を受け取るように構成されている。すなわち、第2取得部102は、幹線L1とは異なる通信経路L2を通じて、サーバ装置4から上記通知情報に対応するコンテンツ情報を受け取る。
処理部103は、インターホン親機としての基本動作の処理(音声処理、映像処理、ネットワーク情報処理等)を実行するように構成されている。音声処理は、例えば、第1通信部11又は第2通信部12で受けた音声情報に対するノイズ除去、及びエコー除去等の処理を含む。映像処理は、第1通信部11又は第2通信部12で受けた映像情報に対する歪み補正、拡大又は縮小、トリミング等の処理を含む。ネットワーク情報処理は、例えば、第1通信部11又は第2通信部12で受けた音声情報や映像情報からネットワーク情報を生成し、情報端末50に向けて、第3通信部13よりネットワーク情報を出力する処理を含む。
ここで、処理部103は、更に、コンテンツ配信動作も実行するように構成されている。以下、コンテンツ配信動作について図5のフローチャート図を参照しながら説明する。ただし、以下の説明では、一例として、サーバ装置4からの通知情報は、例えばユーザの能動的な操作を必要とすることなく情報を通知させるプッシュ型情報配信、いわゆる「プッシュ通知」により配信されることを想定する。
処理部103は、第1取得部101にて、制御装置30から幹線L1、分岐線L11及び第1通信部11を通じて通知情報を受け取ると(ステップS1:Yes)、コンテンツ配信動作を開始する(ステップS2)。通知情報は、例えば、ウェブコンテンツのリンク先であるURL情報、及びコンテンツ情報の配信についてユーザに紹介するための簡単な説明文等の文字データを含む。その他に、通知情報は、コンテンツ配信者の名称、及びサーバ装置4が通知情報を送信した日時等を含むことが望ましい。ただし、通知情報は、静止画、動画、音楽、音声等の比較的データ量の大きいデータを含まない。
処理部103は、まず、通知情報を管理するサーバ装置4に対して通知情報を受け取った旨を伝えるための応答信号(受信応答)を生成する。処理部103は、生成した応答信号を、第3通信部13(送信部)より、図1の矢印A2に示すように幹線L1とは異なる通信経路L2を通じて送信させる(ステップS3)。したがって、例えば、通知情報が各管理領域5に対してブロードキャストで一斉配信されたときに、各管理領域5から一斉に受信応答が幹線L1を通じて返信される場合に比べて、幹線L1の通信負荷の低減を図ることができる。
続いて、処理部103は、通知情報に基づく内容を提示する。具体的には、処理部103は、通知情報に基づいて、表示部15上で提示可能なデータとなるように形式的な加工(変換)が施された提示情報を生成する(ステップS4)。なお、本実施形態では、上述の通り、一例として、通知情報がサーバ装置4からプッシュ通知により配信されることを想定している。そのため、インターホン親機10には、例えばコンテンツ配信者から予め配布された、プッシュ通知機能を実行するための専用のアプリケーションソフトがインストールされている。処理部103は、当該アプリケーションソフトを起動して、配信された通知情報を無加工で表示部15に提示させてもよい。
提示情報内に含まれる文字情報の一例としては、「○月○日の花火大会のお知らせ」といったイベントの告知や、「スーパー○○店が新規オープンします」といった公告を示す簡易メッセージである。簡易メッセージは、通知情報に含まれている文字データから抽出されて、加工又は無加工で生成される。
また、第1取得部101が認証情報を受け取っていた場合には、処理部103は、認証情報を含んだ提示情報を生成する。認証情報は、コンテンツ配信者が管理するウェブサイトへのユーザのアクセスを制限するためのものであり、コンテンツ配信者側でユーザを認証するための必要となる情報である。認証情報の配布により、コンテンツ配信者にとってセキュアの低下を更に抑制することができる。
本実施形態の処理部103は、表示部15を通じて、提示情報のユーザへの提示、すなわちプッシュ通知の提示を実行する(ステップS5)。プッシュ通知の提示は、開封されることなく所定の時間が経過すると(ステップS6:Yes)、自動的に終了する(ステップS7)。プッシュ通知の提示は、ユーザが表示部15へタッチ操作を行うまで継続されてもよい。ここで、処理部103は、プッシュ通知の提示情報を過去の履歴としてユーザが一覧で閲覧できるように記憶部14へ記憶させる。制御装置30から受け取ってから例えば1週間以上経過した古い提示情報は、自動的に消去されてもよいし、ユーザが表示部15のタッチパネルディスプレイを通じて手動操作で古い提示情報を消去可能であってもよい。
ここで、プッシュ通知は、URLが指定されているディープリンクを含んでいる。所定の時間が経過するまでの間に(ステップS6:No)、ユーザが表示部15を通じてプッシュ通知を開封すると(ステップS8:Yes)、処理部103は、インターホン親機10が搭載しているウェブブラウザを起動する(ステップS9)。また、処理部103は、表示部15に表示するウェブサイトを、ディープリンクで指定されているURLのウェブサイトへ自動的に遷移させる。つまり、インターホン親機10は、図1の矢印A2で示すようにサーバ装置4へアクセスする。そして、通知情報に対応するコンテンツ情報のダウンロード(受け取り)が開始される(ステップS10)。コンテンツ情報は、ウェブサイト上で閲覧可能なウェブコンテンツのデータであり、静止画、動画、音楽、音声等の比較的データ量の大きいデータを含む。
要するに、第2取得部102は、ユーザがプッシュ通知を開封することをトリガーとして、通信経路L2を用いて、コンテンツ情報の要求を行う要求信号をサーバ装置4へ送信する。そして、第2取得部102は、通信経路L2を用いて、サーバ装置4からネットワークNW1、ルータ45及び第3通信部13を経由して、コンテンツ情報を受け取る(図1の矢印A3参照)。第1取得部101が認証情報を受け取っている場合には、直ちにコンテンツ情報のダウンロードが開始されるのではなく、認証情報の入力用ウェブページがまず表示部15に表示される。ユーザが、表示部15に提示情報として予め表示されていたパスワード(認証情報)をウェブページ上の入力欄に入力し、サーバ装置4側で認証が成功すれば、コンテンツ情報のダウンロードが開始される。
ユーザは、表示部15に表示されているウェブサイトのウェブページを通じて、通知情報に対応するコンテンツ情報である静止画や動画を閲覧することができる。例えば、通知情報が集合住宅近隣で行われる花火大会の告知に関する情報であれば、ユーザは、表示部15を通じて、花火大会の主催者(コンテンツ配信者)が管理するサーバ装置4内に格納されている花火大会の様子を示す静止画や動画を閲覧することができる。
その後、ユーザが表示部15にてウェブブラウザを終了する操作を実行すると(ステップS11)、処理部103は、コンテンツ配信動作を終了する(ステップS12)。
このように、インターホン親機10は、幹線L1を通して通知情報を受け取る一方で、コンテンツ情報自体については、幹線L1ではなく通信経路L2を通じて受け取る。したがって、幹線L1を通じてコンテンツ情報を受け取る場合に比べて、幹線L1の通信負荷の低減を図ることができる。
さらに、インターホン親機10は、第1取得部101で予め受け取った通知情報に対応するコンテンツ情報を受け取る。そのため、コンテンツ情報を取得するためにウェブサイトにアクセスする者は、不特定多数の者ではなく、実際に通知情報を送信した施設2の複数のユーザ(例えば集合住宅の複数の住人)であり、比較的信頼性の高いユーザに絞られることになる。したがって、コンテンツ配信者にとってはセキュアが確保されていると言える。特に、コンテンツ配信者にとっては、可能な限り大多数のユーザへ情報配信を行いたいという要望がある一方で、情報管理の面でセキュアの低下が懸念される。この点で、本実施形態の配信システム1を用いて、施設2(例えば集合住宅)という単位で情報配信を行えば、上記の要望を満たしながら、更にセキュアの低下が抑制されると言える。
(2.4)情報端末への転送機能
本実施形態のインターホン親機10は、制御装置30から受け取った通知情報を自身の表示部15にて提示するだけでなく、情報端末50へ転送するように構成されている。一方、情報端末50は、自身の表示部504(タッチパネルディスプレイ)を通じて、転送されてきた通知情報に基づく内容を提示する。ここでは、情報端末50は、一例として、インターホン親機10と同様にプッシュ通知の提示を行う。情報端末50には、例えばコンテンツ配信者から予め配布された、プッシュ通知機能を実行するための専用のアプリケーションソフトがインストールされている。以下、情報端末50の構成について説明する。
情報端末50は、図4に示すように、制御部500と、通信部503と、表示部504と、を備えている。通信部503は、ルータ45と通信するための通信インタフェースである。情報端末50は、所定の領域内(例えば住戸内)に存在するとき、ルータ45を介して、インターホン親機10又はネットワークNW1に接続されているサーバ装置4と通信可能である。
制御部500は、例えばプロセッサ及びメモリを主構成とするマイクロコンピュータで構成されている。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、マイクロコンピュータが制御部500として機能する。プロセッサが実行するプログラムは、ここではマイクロコンピュータのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
制御部500は、上の「(2.1)全体構成」の欄で説明した、インターホン親機10を中継器とする来訪者との通話機能を実現するための処理を行う。さらに、制御部500は、図4に示すように、通知取得部501及びコンテンツ取得部502を有している。通知取得部501は、インターホン親機10が幹線L1を通じて受け取った(コンテンツ情報の配信に関する)通知情報を、インターホン親機10から受け取るように構成されている(図1の矢印A4参照)。コンテンツ取得部502は、幹線L1とは異なる通信経路L2を通じて、上記通知情報に対応するコンテンツ情報を受け取るように構成されている(図1の矢印A5参照)。
制御部500は、通知取得部501にてインターホン親機10から通知情報を受け取ると、プッシュ通知の提示を実行する。情報端末50を携帯するユーザが、表示部504上にてタッチ操作によりプッシュ通知を開封すると、情報端末50が搭載しているウェブブラウザが起動して、指定のURLのウェブサイトへ自動的に遷移される。つまり、情報端末50は、図1の矢印A6で示すようにサーバ装置4へアクセスする。そして、通知情報に対応するコンテンツ情報のダウンロード(受け取り)が開始される。
要するに、コンテンツ取得部502は、ユーザがプッシュ通知を開封することをトリガーとして、通信経路L2を用いて、コンテンツ情報の要求を行う要求信号をサーバ装置4へ送信する。そして、コンテンツ取得部502は、通信経路L2を用いて、サーバ装置4からネットワークNW1、ルータ45及び通信部503を経由して、コンテンツ情報を受け取る。通知取得部501が認証情報を受け取っている場合には、直ちにコンテンツ情報のダウンロードが開始されるのではなく、認証情報の入力用ウェブページがまず表示部504に表示される。ユーザが、予め表示されていたパスワード(認証情報)をウェブページ上の入力欄に入力し、サーバ装置4側で認証が成功すれば、コンテンツ情報のダウンロードが開始される。
なお、管理領域5内において、副親機が設置されている場合には、インターホン親機10は、情報端末50だけでなく副親機にも通知情報の転送を行うことが好ましい。
(2.5)転送先の制限
次に、通知情報の転送先となる情報端末50の制限について説明する。インターホン親機10の制御部19は、図2に示すように、1又は複数の情報端末50のうち通知情報を送信する対象となる情報端末50を制限する制限部104を、更に備えている。つまり、インターホン親機10は、通知情報の転送先となる情報端末50を制限するための機能を有している。デフォルト設定では、インターホン親機10の記憶部14に予め登録さている全ての情報端末50に対して通知情報が転送される。一方、表示部15にて、制限部104の機能が有効となるように設定することで、以下の処理が実行される。
ここで、表示部15(タッチパネルディスプレイ)は、記憶部14に予め登録さている情報端末50の各々に対して、通知情報を転送するか否かを示す転送フラグの入力を、タッチ操作によりユーザから受け付けるように構成されている。転送フラグは、情報端末50のアドレス情報と対応付けされて記憶部14に記憶される。処理部103は、第1取得部101にて通知情報を受け取ると、その旨を制限部104に伝える。制限部104は、記憶部14内の転送フラグを参照し、制限すべき(除外すべき)情報端末50が存在すれば、当該情報端末50を転送先となる情報端末50から除外するように処理部103に伝える。その結果、インターホン親機10は、制限部104で除外されなかった情報端末50に対して通知情報を送信する。
このように制御部19が制限部104を有していることで、例えば子供が携帯する情報端末50を、通知情報の送信対象から外すことができる。
表示部15は、更に、特定のキーワードの入力をユーザから受け付けるように構成されていてもよい。特定のキーワードは、制限対象(除外対象)となる情報端末50のアドレス情報と対応付けされて記憶部14に記憶される。この場合、第1取得部101にて通知情報を受け取ると、制限部104は、記憶部14内の特定のキーワードを参照しながら、通知情報内の文字データに合致する特定のキーワードが存在するか否か判定を行う。もし合致する特定のキーワードが存在すれば、当該特定のキーワードと対応付けされたアドレス情報を有する情報端末50を、転送先となる情報端末50から除外する。
ところで、インターホン親機10において第1取得部101が通知情報を受け取ったときに、例えば情報端末50を携帯するユーザが外出中で管理領域5内に不在である場合がある。つまり、第1取得部101が通知情報を受け取ったときに、情報端末50が、ルータ45を介してインターホン親機10と通信可能な所定の領域内(例えば住戸内)に存在しない場合がある。このような場合、インターホン親機10は、第1取得部101で受け取った通知情報を直ちに情報端末50へ転送することができない。
そこで、インターホン親機10の制御部19は、第1取得部101が通知情報を受け取ったときに、情報端末50が所定の領域内に存在しなければ、受け取った通知情報を、記憶部14に記憶(プール)させる。そして、制御部19は、情報端末50が所定の領域内に進入したとき(つまりユーザが帰宅したとき)に、プール状態にある通知情報を、第3通信部(通信部)より情報端末50へ送信させる。これにより、ユーザの外出中にインターホン親機10が通知情報を受け取り、ユーザの携帯する情報端末50に通知情報の受信を知らせることができない場合が生じても、ユーザが帰宅したタイミングでその受信を知らせることができる。
(3)変形例
以下に、いくつかの変形例について列記する。以下では上述した実施形態を「基本例」と呼ぶ。
基本例では、同じ1つのサーバ装置4が、通知情報を各施設2の制御装置30へ送信し、また、コンテンツ情報を格納している場所(リンク先)でもある。ただし、この限りではなく、異なる2つのサーバ装置が、通知情報の送信とコンテンツ情報の格納とを、それぞれ分担してもよい。また、基本例では、コンテンツ情報を格納しているサーバ装置4が、アクセスするユーザの認証処理を行なっていたが、認証用のサーバ装置とコンテンツ情報を格納しているサーバ装置とが分かれていてもよい。
基本例では、通知情報の配信は、ユーザの能動的な操作が不要なプッシュ型情報配信(プッシュ通知)により行われている。しかし、プッシュ通知以外にも、例えばメール通知等の、ユーザの能動的な操作を要するプル型情報配信により行われてもよい。ただし、プッシュ通知の方が、メール通知等に比べて、より高い確率でユーザに通知することができる。また、ユーザ自身が能動的にアプリケーションソフトを起動するといった手間が省け、ユーザの煩雑さを解消することができる。
また、ダウンロードされたコンテンツ情報の静止画や動画は、記憶部14に記憶されて、ユーザが(再び認証情報を入力しなくても)後日任意のタイミングで、インターホン親機10又は情報端末50を通じて閲覧できてもよい。
基本例では、インターホン親機10の第1取得部101が認証情報を受け取っていた場合、インターホン親機10の処理部103は、認証情報をユーザに提示するために提示情報内に含めていた。しかし、この限りではなく、たとえ第1取得部101が認証情報を受け取っていても、処理部103は、必ずしも認証情報をユーザに提示する必要はなく、提示情報内に含めなくてもよい。つまり、インターホン親機10の第2取得部102(又は情報端末50のコンテンツ取得部502)は、ユーザに認証情報を意識させることなく、コンテンツ情報の要求を行う要求信号内に認証情報を埋め込んで自動的にサーバ装置4へ送信してもよい。
基本例におけるインターホン親機10(主に制御部19)、情報端末50(主に制御部500)、及び、配信通知システム3と同様の機能は、制御方法、コンピュータプログラム、又はプログラムを記録した非一時的な記録媒体等で具現化されてもよい。ここで、インターホン親機10、情報端末50、配信通知システム3、又は制御方法の実行主体は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、インターホン親機10、情報端末50、配信通知システム3、又は制御方法の実行主体としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されていてもよいが、電気通信回線を通じて提供されてもよいし、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1乃至複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
また、基本例のインターホン親機10は、1つの装置で実現されているが、この構成に限定されない。例えば、インターホン親機10の制御部19における第1取得部101、第2取得部102、処理部103、及び制限部104の機能のうちの少なくとも1つの機能が、2つ以上の装置に分散して設けられてもよい。同様に、配信通知システム3の制御装置30における生成部301、及び送出部302の機能のうちの少なくとも1つの機能が、2つ以上の装置に分散して設けられてもよい。また、インターホン親機10、情報端末50、及び配信通知システム3の各々における少なくとも一部の機能は、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されてもよい。
(4)利点
以上説明したように、第1の態様に係るインターホン親機10は、複数の管理領域5を有する施設2における各管理領域5に設置されてインターホン回線の幹線L1に接続される。インターホン親機10は、第1取得部101と、第2取得部102と、を備える。第1取得部101は、幹線L1を通してコンテンツ情報の配信に関する通知情報を受け取る。第2取得部102は、幹線L1とは異なる通信経路L2を通じて、上記通知情報に対応するコンテンツ情報を受け取る。第1の態様によれば、セキュアを確保しつつ、幹線L1の通信負荷の低減を図ることができる。
第2の態様に係るインターホン親機10は、第1の態様において、プッシュ通知により配信された通知情報に基づく内容を提示することが好ましい。第2の態様によれば、例えばメール通知等に比べて、より高い確率でインターホン親機10を利用するユーザに通知することができる。また、ユーザ自身が能動的にアプリケーションソフトを起動するといった手間が省け、ユーザの煩雑さを解消することができる。
第3の態様に係るインターホン親機10は、第1の態様又は第2の態様において、記憶部14と、通信部(第3通信部13)と、を更に備えることが好ましい。通信部(第3通信部13)は、複数の管理領域5における対応する管理領域5内の少なくとも一部を含む所定の領域内において、情報端末50と通信可能であることが好ましい。記憶部14は、第1取得部101が通知情報を受け取ったときに、情報端末50が所定の領域内に存在しなければ、受け取った通知情報を記憶することが好ましい。通信部(第3通信部13)は、情報端末50が所定の領域内に進入したときに、記憶部14に記憶されている通知情報を、情報端末50へ送信することが好ましい。第3の態様によれば、例えば、インターホン親機10が、ユーザの外出中に通知情報を受け取り、ユーザの携帯する情報端末50に通知情報の受信を知らせることができない場合が生じても、ユーザが帰宅したタイミングでその受信を知らせることができる。
第4の態様に係るインターホン親機10は、第3の態様において、1又は複数の情報端末50のうち通知情報を送信する対象となる情報端末50を制限する制限部104を、更に備えることが好ましい。第4の態様によれば、例えば子供が携帯する情報端末50を、通知情報の送信対象から外すこともできる。
第5の態様に係るインターホン親機10は、第1〜第4の態様のいずれか1つにおいて、送信部(第3通信部13)を、更に備えることが好ましい。送信部(第3通信部13)は、通知情報を管理するサーバ装置4に対して、通知情報を受け取った旨の受信応答を、幹線L1とは異なる通信経路L2を通じて送信することが好ましい。第5の態様によれば、例えば、通知情報が各管理領域5に対してブロードキャストで一斉配信されるとき、各管理領域5から一斉に受信応答が幹線L1を通じて返信されてしまう場合に比べて、幹線L1の通信負荷の低減を更に図ることができる。
第6の態様に係る情報端末50は、複数の管理領域5を有する施設2における各管理領域5に設置されてインターホン回線の幹線L1に接続されるインターホン親機10と、通信可能である。情報端末50は、通知取得部501と、コンテンツ取得部502と、を備える。通知取得部501は、インターホン親機10が幹線L1を通じて受け取ったコンテンツ情報の配信に関する通知情報を、インターホン親機10から受け取る。コンテンツ取得部502は、幹線L1とは異なる通信経路L2を通じて、上記通知情報に対応するコンテンツ情報を受け取る。第6の態様によれば、セキュアを確保しつつ、幹線L1の通信負荷の低減を図ることができる。
第7の態様に係る情報端末50は、第6の態様において、プッシュ通知により配信された通知情報に基づく内容を提示することが好ましい。第7の態様によれば、例えばメール通知等に比べて、より高い確率で情報端末50を利用するユーザに通知することができる。また、ユーザ自身が能動的にアプリケーションソフトを起動するといった手間が省け、ユーザの煩雑さを解消することができる。
第8の態様に係る配信通知システム3は、複数の管理領域5を有する施設2において複数のインターホン親機10が接続されるインターホン回線の幹線L1を介して配信通知を行う。配信通知システム3は、コンテンツ情報の配信に関する通知情報を生成する生成部301と、生成部301で生成した通知情報を幹線L1に送出する送出部302とを備える。第8の態様によれば、セキュアを確保しつつ、幹線L1の通信負荷の低減を図ることができる。
第9の態様に係る配信通知システム3に関して、第8の態様において、送出部302は、更に、コンテンツ情報を管理するサーバ装置4にアクセスするための認証情報を、幹線L1に送出することが好ましい。第9の態様によれば、コンテンツ情報を配信する側にとっては、セキュアの低下を更に抑制することができる。
第10の態様に係る配信通知システム3に関して、第8の態様又は第9の態様において、送出部302は、幹線L1に接続されている複数のインターホン親機10のうち、特定のインターホン親機10に通知情報を送出することが好ましい。第10の態様によれば、各管理領域5の単位で、通知情報の送信対象を調整することができる。
第11の態様に係る配信システム1は、第1〜第5の態様のいずれか1つにおけるインターホン親機10を複数と、第8〜第10の態様のいずれか1つにおける配信通知システム3と、を備える。第11の態様によれば、セキュアを確保しつつ、幹線L1の通信負荷の低減を図ることが可能な配信システム1を提供できる。
第12の態様に係るプログラムは、複数の管理領域5を有する施設2における各管理領域5に設置されてインターホン回線の幹線L1に接続されるインターホン親機10の機能を、コンピュータシステムに実行させる。当該プログラムは、幹線L1を通してコンテンツ情報の配信に関する通知情報を受け取るステップと、幹線L1とは異なる通信経路L2を通じて、上記通知情報に対応するコンテンツ情報を受け取るステップと、を含む。第12の態様によれば、セキュアを確保しつつ、幹線L1の通信負荷の低減を図ることが可能な機能を提供できる。
第13の態様に係るプログラムは、複数の管理領域5を有する施設2における各管理領域5に設置されてインターホン回線の幹線L1に接続されるインターホン親機10と、通信可能な情報端末50の機能を、コンピュータシステムに実行させる。当該プログラムは、インターホン親機10が幹線L1を通じて受け取ったコンテンツ情報の配信に関する通知情報を、インターホン親機10から受け取るステップを含む。当該プログラムは、幹線L1とは異なる通信経路L2を通じて、上記通知情報に対応するコンテンツ情報を受け取るステップを、更に含む。第13の態様によれば、セキュアを確保しつつ、幹線L1の通信負荷の低減を図ることが可能な機能を提供できる。
第14の態様に係るプログラムは、複数の管理領域5を有する施設2において複数のインターホン親機10が接続されるインターホン回線の幹線L1を介して配信通知を行う配信通知システム3の機能を、コンピュータシステムに実行させる。当該プログラムは、コンテンツ情報の配信に関する通知情報を生成するステップと、生成した通知情報を幹線L1に送出するステップと、を含む。第14の態様によれば、セキュアを確保しつつ、幹線L1の通信負荷の低減を図ることが可能な機能を提供できる。
第15の態様に係る制御方法は、複数の管理領域5を有する施設2において複数のインターホン親機10が接続されるインターホン回線の幹線L1を介して配信通知を行う配信通知システム3の制御方法である。当該制御方法は、コンテンツ情報の配信に関する通知情報を生成することと、生成した通知情報を幹線L1に送出することと、を含む。第15の態様によれば、セキュアを確保しつつ、幹線L1の通信負荷の低減を図ることが可能な配信通知システム3の制御方法を提供できる。
1 配信システム
2 施設
3 配信通知システム
301 生成部
302 送出部
4 サーバ装置
5 管理領域
10 インターホン親機
13 第3通信部(通信部、送信部)
14 記憶部
101 第1取得部
102 第2取得部
104 制限部
50 情報端末
501 通知取得部
502 コンテンツ取得部
L1 幹線
L2 通信経路

Claims (15)

  1. 複数の管理領域を有する施設における各管理領域内に設置されてインターホン回線の幹線に接続されるインターホン親機であって、
    前記幹線を通してコンテンツ情報の配信に関する通知情報を受け取る第1取得部と、
    前記幹線とは異なる通信経路を通じて、前記通知情報に対応する前記コンテンツ情報を受け取る第2取得部と、
    を備え
    前記通知情報に基づく内容を提示した状態で、ユーザの操作を受け付けたとき、前記第2取得部は、前記幹線とは異なる通信経路を通じて、前記通知情報に対応する前記コンテンツ情報を受け取る
    インターホン親機。
  2. プッシュ通知により配信された前記通知情報に基づく内容を提示する
    請求項1に記載のインターホン親機。
  3. 記憶部と、
    前記複数の管理領域における対応する管理領域内の少なくとも一部を含む所定の領域内において、情報端末と通信可能な通信部と、
    を更に備え、
    前記記憶部は、前記第1取得部が前記通知情報を受け取ったときに、前記情報端末が前記所定の領域内に存在しなければ、受け取った前記通知情報を記憶し、
    前記通信部は、前記情報端末が前記所定の領域内に進入したときに、前記記憶部に記憶されている前記通知情報を、前記情報端末へ送信する
    請求項1又は2に記載のインターホン親機。
  4. 1又は複数の前記情報端末のうち前記通知情報を送信する対象となる情報端末を制限する制限部を、更に備える
    請求項3に記載のインターホン親機。
  5. 前記通知情報を管理するサーバ装置に対して、前記通知情報を受け取った旨の受信応答を、前記幹線とは異なる通信経路を通じて送信する送信部を、更に備える
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のインターホン親機。
  6. 複数の管理領域を有する施設における各管理領域内に設置されてインターホン回線の幹線に接続されるインターホン親機と、通信可能な情報端末であって、
    前記インターホン親機が前記幹線を通じて受け取ったコンテンツ情報の配信に関する通知情報を、前記インターホン親機から受け取る通知取得部と、
    前記幹線とは異なる通信経路を通じて、前記通知情報に対応する前記コンテンツ情報を受け取るコンテンツ取得部と、
    を備える
    情報端末。
  7. プッシュ通知により配信された前記通知情報に基づく内容を提示する
    請求項6に記載の情報端末。
  8. 複数の管理領域を有する施設において複数のインターホン親機が接続されるインターホン回線の幹線を介して配信通知を行う配信通知システムであって、
    コンテンツ情報の配信に関する通知情報を生成する生成部と、
    前記生成部で生成した前記通知情報を前記幹線に送出する送出部と、
    を備え
    前記コンテンツ情報は、前記通知情報に基づく内容を前記複数のインターホン親機のいずれか、又は前記複数のインターホン親機のいずれかと通信可能な情報端末に提示した状態で、前記複数のインターホン親機のいずれか又は前記情報端末がユーザの操作を受け付けたとき、前記幹線とは異なる通信経路を通じて、送出される
    配信通知システム。
  9. 前記送出部は、更に、前記コンテンツ情報を管理するサーバ装置にアクセスするための認証情報を前記幹線に送出する
    請求項8に記載の配信通知システム。
  10. 前記送出部は、前記幹線に接続されている複数のインターホン親機のうち、特定のインターホン親機に前記通知情報を送出する
    請求項8又は9に記載の配信通知システム。
  11. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のインターホン親機を複数と、
    請求項8〜10のいずれか1項に記載の配信通知システムと、
    を備える
    配信システム。
  12. 複数の管理領域を有する施設における各管理領域内に設置されてインターホン回線の幹線に接続されるインターホン親機の機能を、コンピュータシステムに実行させるプログラムであって、
    当該プログラムは、
    前記幹線を通してコンテンツ情報の配信に関する通知情報を受け取るステップと、
    前記幹線とは異なる通信経路を通じて、前記通知情報に対応する前記コンテンツ情報を受け取るステップと、
    を含み、
    前記コンテンツ情報を受け取るステップでは、前記通知情報に基づく内容を提示した状態で、ユーザの操作を受け付けたとき、前記幹線とは異なる通信経路を通じて、前記通知情報に対応する前記コンテンツ情報を受け取る
    プログラム。
  13. 複数の管理領域を有する施設における各管理領域内に設置されてインターホン回線の幹線に接続されるインターホン親機と、通信可能な情報端末の機能を、コンピュータシステムに実行させるプログラムであって、
    当該プログラムは、
    前記インターホン親機が前記幹線を通じて受け取ったコンテンツ情報の配信に関する通知情報を、前記インターホン親機から受け取るステップと、
    前記幹線とは異なる通信経路を通じて、前記通知情報に対応する前記コンテンツ情報を受け取るステップと、
    を含む
    プログラム。
  14. 複数の管理領域を有する施設において複数のインターホン親機が接続されるインターホン回線の幹線を介して配信通知を行う配信通知システムの機能を、コンピュータシステムに実行させるプログラムであって、
    当該プログラムは、
    コンテンツ情報の配信に関する通知情報を生成するステップと、
    生成した前記通知情報を前記幹線に送出するステップと、
    を含み、
    前記コンテンツ情報は、前記通知情報に基づく内容を前記複数のインターホン親機のいずれか、又は前記複数のインターホン親機のいずれかと通信可能な情報端末に提示した状態で、前記複数のインターホン親機のいずれか又は前記情報端末がユーザの操作を受け付けたとき、前記幹線とは異なる通信経路を通じて、送出される
    プログラム。
  15. 複数の管理領域を有する施設において複数のインターホン親機が接続されるインターホン回線の幹線を介して配信通知を行う配信通知システムの制御方法であって、
    当該制御方法は、
    コンテンツ情報の配信に関する通知情報を生成することと、
    生成した前記通知情報を前記幹線に送出することと、
    を含み、
    前記コンテンツ情報は、前記通知情報に基づく内容を前記複数のインターホン親機のいずれか、又は前記複数のインターホン親機のいずれかと通信可能な情報端末に提示した状態で、前記複数のインターホン親機のいずれか又は前記情報端末がユーザの操作を受け付けたとき、前記幹線とは異なる通信経路を通じて、送出される
    制御方法。
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