JP6829293B1 - 構成管理活動の支援装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の工事部門が関与する施工スケジュールを効率的に進捗させる構成管理活動の支援技術を提供する。【解決手段】支援装置20は、性能要求31及び設計図書32の情報を登録するデータベース30と、第1外部端末11及び第2外部端末12の各々に性能要求31及び設計図書32を情報送信する第1送受信部41と、第1工事計画51及び第2工事計画52を内部端末15に情報送信する第2送受信部42と、全体計画55を内部端末15から第1外部端末11及び第2外部端末12に情報送信する第3送受信部43と、第1意見書61及び第2意見書62を内部端末15に情報送信する第4送受信部44と、全体計画55を修正した修正計画65を内部端末15から第1外部端末11及び第2外部端末12に情報送信する第5送受信部45と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、施設に対する性能要求が満足されることを維持する構成管理活動の支援技術に関する。
原子力施設で展開される構成管理(CM:Configuration Management)は、安全上の性能要求、この性能要求が満足されるよう記述した設計図書、この設計図書に基づき施工した設備の物理構成、以上の三要素の整合性を図りこの整合状態の維持を確実にする取り組みである。
そして、原子力施設の事業者は、把握・管理すべき性能要求や設計図書の収集整理に努めている。そして、施設の改造工事を行う際は、上記三要素の整合性の確保が念頭におかれる。よって構成管理が適切に運用されることで、施設の改造工事をする場合、安全上のリスクが考慮されていることの検証及びその妥当性の確認が容易となる。
「原子力規制検査に向けた事業者の取り組みについて」電気事業連合会(2018年9月11日)http://www.nsr.go.jp/data/000245102.pdf
ところで、原子力施設のような大規模な施設の改造工事を行う場合、発注部門は一連の改修工事を内容毎に切り分けて、複数の請負部門に発注する場合がある。そして、それぞれの請負部門は、自身が請け負った部分工事に関する計画/設計/調達/施工等の業務詳細を発注部門のレビューを受け各々の業務の承認を得てこの部分工事を進捗させる。そして発注部門は、複数の請負部門に担当させる各々の部分工事が適切な順番となるように、さらに相互が干渉し合わないように、一連の改修工事の施工スケジュールを策定する。
ところで、上述した複数の部分工事の業務詳細のレビュー及び承認は、それぞれを担当する請負部門が発注部門に対し、個別に実施しているものである。このために、施工スケジュールが実施される段階になって初めて、複数の部分工事の相互間の齟齬が発見される場合がある。このような場合、後の部分工事において、すでに施工が終了した先の部分工事に関する手戻り作業が発生することになる。これでは、策定した通りに施工スケジュールが進捗せず、コストや時間を大きくロスする非効率を生み出していた。
本発明の実施形態はこのような事情を考慮してなされたもので、複数の工事部門が関与する施工スケジュールを効率的に進捗させる構成管理活動の支援技術を提供することを目的とする。
実施形態に係る構成管理活動の支援装置は、発注部門として認証された内部端末、第1請負部門として認証された第1外部端末、及び第2請負部門として認証された第2外部端末と通信ネットワークを介して各種の情報データを転送しデータベースに工事対象のエリアごとに抽出できるよう分類・整理して登録する構成管理活動の支援装置であって、前記第1外部端末及び前記第2外部端末の各々から閲覧請求を受信して前記データベースに登録されている前記情報データのうち前記第1請負部門及び前記第2請負部門の各々が請け負う前記工事対象の前記エリアの施設に対する性能要求及びこの性能要求が満足されるよう記述した設計図書を前記抽出し前記閲覧請求の発信元である前記第1外部端末及び前記第2外部端末の各々に送信させる第1送受信部と、前記第1外部端末から第1工事計画を前記第2外部端末から第2工事計画を前記情報データとして受信して前記登録させるとともに前記内部端末にこれら第1工事計画及び第2工事計画を送信する第2送受信部と、前記第1工事計画及び前記第2工事計画に基づき作成された全体計画を前記内部端末から前記情報データとして受信して前記登録させるとともに前記第1外部端末及び前記第2外部端末にこの全体計画を送信する第3送受信部と、前記第1外部端末から第1意見書を前記第2外部端末から第2意見書を前記情報データとして受信して前記登録させるとともに前記内部端末にこれら第1意見書及び第2意見書を送信する第4送受信部と、前記第1意見書及び前記第2意見書に基づき前記全体計画を修正した修正計画を前記内部端末から前記情報データとして受信して前記登録させるとともに前記第1外部端末及び前記第2外部端末にこの修正計画を送信する第5送受信部と、を備える。
本発明の実施形態により、複数の工事部門が関与する施工スケジュールを効率的に進捗させる構成管理活動の支援技術が提供される。
本発明の実施形態に係る構成管理活動の支援装置を適用したシステムの全体イメージ図。 本発明の実施形態に係る構成管理活動の支援装置のブロック図。 設計図書に含まれる、工事現場における機械構成の設計図。 第1外部端末から情報受信した第1工事計画に含まれる、工事現場における機械構成の設計図。 第2外部端末から情報受信した第2工事計画に含まれる、工事現場における機械構成の設計図。 第1工事計画及び第2工事計画を合わせて作成された全体計画に含まれる、工事現場における機械構成の設計図。 第1工事計画及び第2工事計画を合わせて作成された全体計画に含まれる、工事現場における作業の工程表。 第1意見書及び第2意見書に基づいて全体計画を修正した修正計画に含まれる、工事現場における作業の工程表。 本発明の実施形態に係る構成管理活動の支援方法及び構成管理活動の支援プログラムの動作を説明するシーケンス図。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る構成管理活動の支援装置20(以下、単に「支援装置20」という)を適用したシステム10の全体イメージ図である。このシステム10は、一連の改修工事を発注する発注部門が運用するサーバ(支援装置20)と、この発注部門で操作される内部端末15と、一連の改修工事のうち第1部分工事を請け負う請負部門Aで操作される第1外部端末11と、一連の改修工事のうち第2部分工事を請け負う請負部門Bで操作される第2外部端末12と、が通信ネットワーク16に接続して構成される。
ここで、第1外部端末11は、請負部門Aでアクセスする権限を有する者が、通信ネットワーク16を介して、発注部門のサーバ(支援装置20)にログインした端末を指す。また第2外部端末12は、請負部門Bでアクセスする権限を有する者が、通信ネットワーク16を介して、発注部門のサーバ(支援装置20)にログインした端末を指す。また内部端末15は、発注部門でアクセスする権限を有する者が、通信ネットワーク16を介して、サーバ(支援装置20)にログインした端末を指す。
したがって、第1外部端末11、第2外部端末12及び内部端末15は、それぞれ一台ずつ限定して存在することを意味するわけでなく、それぞれの権限を有する者が通信ネットワーク16を介してログインすることができれば、任意の端末を用いることができる。また、実施形態に示す一連の改修工事は、二つの部分工事から成り、それぞれを別々に二つの請負部門が担当する場合を例示しているが、これは説明のために簡略化したものである。発明の保護範囲は、一連の改修工事が三つ以上の部分工事から成り、それぞれを別々の二つ以上の請負部門が担当する場合も当然に含まれる。
図2は本発明の実施形態に係る支援装置20のブロック図である。このように支援装置20は、性能要求31及び設計図書32の情報を登録するデータベース30と、第1外部端末11及び第2外部端末12の各々から閲覧請求35を受信して性能要求31及び設計図書32を情報送信する第1送受信部41と、第1外部端末11から第1工事計画51を第2外部端末12から第2工事計画52を情報受信して内部端末15に情報送信する第2送受信部42と、第1工事計画51及び第2工事計画52に基づき作成された全体計画55を内部端末15から情報受信し第1外部端末11及び第2外部端末12に情報送信する第3送受信部43と、第1外部端末11から第1意見書61を第2外部端末12から第2意見書62を情報受信し内部端末15に情報送信する第4送受信部44と、第1意見書61及び第2意見書62に基づき全体計画55を修正した修正計画65を内部端末15から情報受信し第1外部端末11及び第2外部端末12に情報送信する第5送受信部45と、を備えている。
なおデータベース30には、工事現場の物理構成33も登録されており、第1送受信部41は、この物理構成33を第1外部端末11及び第2外部端末12に情報送信することができる。さらにデータベース30は、第1外部端末11、第2外部端末12及び内部端末15の間で交わされた送受信の履歴情報34を登録する。
さらに支援装置20は、第1外部端末11から第1承諾71を第2外部端末12から第2承諾72を情報受信して内部端末15に情報送信する第6送受信部46と、第1承諾71及び第2承諾72に基づく完了報告75を内部端末15から情報受信し第1外部端末11及び第2外部端末12に情報送信する第7送受信部47と、を備えている。
原子力施設で展開される構成管理(CM:Configuration Management)は、安全上の性能要求31、この性能要求31が満足されるよう記述した設計図書32、この設計図書32に基づき施工した設備の物理構成33、以上の三要素の整合性を図りこの整合状態の維持を確実にする。これにより、原子力施設の安全性評価、保全、改造等を適切に実施することを目的にする。
性能要求31は、設置許可基準等の要求事項の内容に基づいて、工事の対象となるエリアに配置される機器及びこのエリアの空間が満たすべき要求が記述されているファイルである。設計図書32は、この性能要求31が満足されるように構成される機器や空間の具体的な情報が記述されたファイルで、エリアにおける機械構成の設計図や、構成機器の各々の仕様や相互間の関係を示す仕様書等が含まれる。物理構成33は、設計図と関連付けられる現場の施工記録、現場エリアを光学カメラで撮影した2D画像や、レーザスキャナ等で撮像された3D立体像のファイルである。
原子力施設の事業者(発注部門)は、構成管理を運用するうえで把握・管理すべき情報及びその根拠を収集し、性能要求31、設計図書32及び物理構成33として分類・整理する。さらに工事対象としてエリアが指定されたときは、このエリアに関連する性能要求31、設計図書32及び物理構成33が抽出できるように分類・整理する。このように分類・整理された性能要求31、設計図書32及び物理構成33は、発注部門の内部端末15により、支援装置20のデータベース30に登録される。
データ転送部21は、これら端末11,12,15の各々から通信ネットワーク16を介して支援装置20に送信された各種情報データをデータベース30に蓄積するものである。さらにデータ転送部21は、このデータベース30に蓄積されている各種情報データの中から指定されたものを、送受信回路40及び通信ネットワーク16を介して端末11,12,15のうち指定されたものに送信するものである。
なお、第1〜第7送受信部41,42,43,44,45,46,47は、論理構成として分離されているにすぎず、物理構成的には支援装置20と通信ネットワーク16との間でデータ交換を行う送受信回路40からなる。
この支援装置20は、図示を省略するが、オペレーティングシステムやアプリケーション・プログラムなどを実行するCPUと、ROM及びRAMで構成される主記憶部と、ハードディスクなどで構成される補助記憶部と、ネットワークカードなどで構成される通信制御部と、キーボードやマウスなどの入力部と、モニタなどの出力部とで構成される。
そして支援装置20の各機能は、CPUや主記憶部の上に所定のソフトウェアを読み込ませ、CPUの制御の下で通信制御部や入力部、出力部などを動作させ、主記憶部や補助記憶部におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。処理に必要なデータやデータベース30は主記憶部や補助記憶部内に格納される。なお実施形態においてこのデータベース30は、支援装置20の内部に構築されているが、通信ネットワーク16上の他のデバイスに構築される場合もある。
請負部門Aの第1外部端末11、請負部門Bの第2外部端末12、発注部門の内部端末15は、インターネット等の通信ネットワーク16上のサイトを閲覧することができるブラウザを標準搭載している汎用コンピュータを使用することができる。これら端末11,12,15の各々は、通信ネットワーク16に接続することができる環境にあれば設置場所は限定されない。
また端末11,12,15の各々は、データベース30にアクセスすることができる権限が設定されている。そして支援装置20には、端末11,12,15からそれぞれ権限を有する者がシステムにログインする際の認証に必要なIDとパスワードが、予め登録されている。
図3は、設計図書32に含まれる、工事現場における機械構成の設計図である。この設計図書32に含まれる設計図は、一連の改修工事が施工される前の状態を示している。なお設計図書32には、図示を省略するが、この工事現場に設置される機器の仕様等の情報が含まれる。
図4は、第1外部端末11から情報受信した第1工事計画51に含まれる、工事現場における機械構成の設計図である。第1部分工事を請け負う請負部門Aは、矢印Xで示される配管の施設工事を請け負っている。よって、図4に示される第1工事計画51の設計図には、図3の設計図に対し、配管の施工(矢印X)のみが反映されている。
図5は、第2外部端末12から情報受信した第2工事計画52に含まれる、工事現場における機械構成の設計図である。第2部分工事を請け負う請負部門Bは、矢印Yで示される機器の施設工事を請け負っている。よって、図5に示される第2工事計画52の設計図には、図3の設計図に対し、機器の施工(矢印Y)のみが反映されている。
図6は、第1工事計画51及び第2工事計画52を合わせて作成された全体計画55に含まれる、工事現場における機械構成の設計図である。一連の改修工事を発注した発注部門は、図3の設計図に対し、配管の施工(矢印X)と機器の施工(矢印Y)を反映させた機械構成の設計図(図6)を作成することができる。
図7は、第1工事計画51及び第2工事計画52を合わせて作成された全体計画55に含まれる、工事現場における作業の工程表である。このように、発注部門から送信される全体計画55(設計図(図6)及び工程表(図7))に基づいて、請負部門A及び請負部門Bの各々は、自身が作成した第1工事計画51及び第2工事計画52の見直しをする。
例えば、図7の請負部門Aの工程A1で設置される足場の仕様が、請負部門Bの工程B1で設置される足場の仕様に類似しているとする。この場合、請負部門Bは、工程A1で設置される足場を、工程B1の足場の仕様も満足するよう若干の仕様変更を加えることで足場を共有できることを第2意見書62で申し入れることができる。
さらに、図7の請負部門Bの工程B2で予定している機器の基礎施工が、請負部門Aの工程A2,A3の配管設置後では、不可能なことが判明したとする。この場合、請負部門Bは、工程B2を工程A2,A3の前に設定する必要があることを第2意見書62で申し入れることができる。
図8は、第1意見書61及び第2意見書62に基づいて全体計画55を修正した修正計画65に含まれる、工事現場における作業の工程表である。発注部門は、工程A4の足場撤去及び工程B1の足場設置を省略する事で、工程A1で設置した足場を請負部門Bにも使用させ、新たにに足場を設けるコストと時間の圧縮を図る。さらに、請負部門Aが工事を着手する前に、請負部門Bによる機器の基礎施工の工程B2を実施させることで、手戻りを事前に回避しコストと時間の膨張を未然に防止する。
図9のシーケンス図に基づいて(適宜、図2参照)、本発明の実施形態に係る構成管理活動の支援方法及び構成管理活動の支援プログラムの動作を説明する。なお支援プログラムの動作説明は、支援装置20のデータ転送部21の動作説明に置き換えることもできる。
内部端末15から性能要求31及び設計図書32を情報送信しデータベース30に登録する(S11,S12)。このとき、物理構成33も情報送信しデータベース30に登録してもよい。このようにデータベース30に登録された情報は、予め定められたアクセス制限が付与されたうえで通信ネットワーク16を介して閲覧公開される(S13)。
そして、一連の改修工事のうち第1部分工事を請け負う請負部門Aには、データベース30に対するアクセス権限が付与されている。そして、請負部門Aの管理下にある第1外部端末11からの閲覧請求35がなされると、性能要求31及び設計図書32がこの1外部端末11に情報送信される(S14)。そして、請負部門Aにおいて、性能要求31及び設計図書32に基づいて第1部分工事の第1工事計画51が作成され、第1外部端末11から通信ネットワーク16を介してデータベース30に登録される(S15)。
同様に、一連の改修工事のうち第2部分工事を請け負う請負部門Bにも、データベース30に対するアクセス権限が付与されている。そして、請負部門Bの管理下にある第2外部端末12からの閲覧請求35がなされると、性能要求31及び設計図書32がこの2外部端末12に情報送信される(S16)。そして、請負部門Bにおいて、性能要求31及び設計図書32に基づいて第2部分工事の第2工事計画52が作成され、第2外部端末12から通信ネットワーク16を介してデータベース30に登録される(S17)。
そしてデータベース30に新たに登録された第1工事計画51及び第2工事計画52は、データベース30に対するアクセス権限が設定されている発注部門の内部端末15に、情報送信される(S18)。発注部門では、送信された第1工事計画51及び第2工事計画52を審査し(S19)、これらに基づいて全体計画55を作成する。この全体計画55は、内部端末15からデータベース30に登録され(S20)、予め定められたアクセス制限が付与されたうえで通信ネットワーク16を介して閲覧公開される(S21)。
そして、第1外部端末11から閲覧請求がなされると、全体計画55がこの第1外部端末11に情報送信される(S22)。明らかにされた全体計画55の内容から、第1部分工事を担当する請負部門Aは、請負部門Bが担当する第2部分工事の詳細を知ることになる。請負部門Aは、全体計画55を考慮して、再び性能要求31及び設計図書32の参照の下、第1工事計画51の妥当性について再検討する。
そして、第2工事計画52との関係で、第1工事計画51の妥当性に問題が発見されたり、施工スケジュールを効率的に進捗させる提案が見つかったりしたときは、その内容を第1意見書61に記載する。そして第1外部端末11から通信ネットワーク16を介して第1意見書61をデータベース30に登録させる(S23)。
同様に、第2外部端末12から閲覧請求がなされると、全体計画55がこの第2外部端末12に情報送信される(S24)。明らかにされた全体計画55の内容から、第2部分工事を担当する請負部門Bは、請負部門Aが担当する第1部分工事の詳細を知ることになる。請負部門Bは、全体計画55を考慮して、再び性能要求31及び設計図書32の参照の下、第2工事計画52の妥当性について再検討する。
そして、第1工事計画51との関係で、第2工事計画52の妥当性に問題が発見されたり、施工スケジュールを効率的に進捗させる提案が見つかったりしたときは、その内容を第2意見書62に記載する。そして第2外部端末12から通信ネットワーク16を介して第2意見書62をデータベース30に登録させる(S25)。
そしてデータベース30に新たに登録された第1意見書61及び第2意見書62は、内部端末15に情報送信される(S26)。発注部門では、送信された第1意見書61及び第2意見書62を審査し(S27)、これらに基づいて修正計画65を作成する。この修正計画65は、内部端末15からデータベース30に登録され(S28)、予め定められたアクセス制限が付与されたうえで通信ネットワーク16を介して閲覧公開される(S29)。
そして、第1外部端末11から閲覧請求がなされると、修正計画65がこの第1外部端末11に情報送信される(S30)。請負部門Aは、修正計画65を考慮して、再び性能要求31及び設計図書32の参照の下、第1工事計画51の妥当性について再検討する。
そして、第2工事計画52との関係で、第1工事計画51の妥当性に問題が発見されたり、施工スケジュールを効率的に進捗させる提案が見つかったりしたときは、再度、第1意見書61を情報受信させデータベース30に登録させる(S23)。そして、問題等が発見されない場合は、第1外部端末11から第1承諾71をデータベース30に登録させる(S31)。
同様に、第2外部端末12から閲覧請求がなされると、修正計画65がこの第2外部端末12に情報送信される(S32)。請負部門Bは、修正計画65を考慮して、再び性能要求31及び設計図書32の参照の下、第2工事計画52の妥当性について再検討する。
そして、第1工事計画51との関係で、第2工事計画52の妥当性に問題が発見されたり、施工スケジュールを効率的に進捗させる提案が見つかったりしたときは、再度、第2意見書62を情報受信させデータベース30に登録させる(S25)。そして、問題等が発見されない場合は、第2外部端末12から第2承諾72をデータベース30に登録させる(S33)。
そしてデータベース30に新たに登録された第1承諾71及び第2承諾72は、内部端末15に情報送信される(S34)。発注部門では、第1承諾71及び第2承諾72が出揃ったところで、完了報告75を内部端末15から情報受信させデータベース30に登録させる(S35)。そしてデータベース30に登録された完了報告75は、第1外部端末11及び第2外部端末12に情報送信され(S36,S37)、計画は完了する(S30)。
以上述べた少なくともひとつの実施形態の構成管理活動の支援装置によれば、担当が別々の部分工事の工事計画を互いに共有させることで、複数の工事部門が関与する施工スケジュールを効率的に進捗させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、実施形態では、構成管理活動に使われる一連の情報が通信ネットワーク16を介して端末間で授受されているが、これらの情報は所定の書式に従い記述されたファイルの形態で授受され、データベースが更新されたり、表示部に表示される画像として提供されたりする場合でも発明と均等の範囲に含まれる。
また構成管理活動の支援プログラムは、ROM等に予め組み込んで提供したり、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD、フロッピーディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供したりするようにしてもよい。もしくは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせて提供するようにしてもよい。また、構成管理活動の支援装置は、構成要素の各機能を独立して発揮する別々のモジュールを、通信ネットワーク又は専用線で相互に接続し、組み合わせて構成することもできる。
10…システム、11…第1外部端末、12…第2外部端末、15…内部端末、16…通信ネットワーク、20…構成管理活動の支援装置、21…データ転送部、30…データベース、31…性能要求、32…設計図書、33…物理構成、34…履歴情報、35…閲覧請求、40…送受信回路、41…第1送受信部、42…第2送受信部、43…第3送受信部、44…第4送受信部、45…第5送受信部、46…第6送受信部、47…第7送受信部、51…第1工事計画、52…第2工事計画、55…全体計画、61…第1意見書、62…第2意見書、65…修正計画、71…第1承諾、72…第2承諾、75…完了報告。

Claims (8)

  1. 発注部門として認証された内部端末、第1請負部門として認証された第1外部端末、及び第2請負部門として認証された第2外部端末と通信ネットワークを介して各種の情報データを転送しデータベースに工事対象のエリアごとに抽出できるよう分類・整理して登録する構成管理活動の支援装置であって、
    前記第1外部端末及び前記第2外部端末の各々から閲覧請求を受信して、前記データベースに登録されている前記情報データのうち前記第1請負部門及び前記第2請負部門の各々が請け負う前記工事対象の前記エリアの施設に対する性能要求及びこの性能要求が満足されるよう記述した設計図書を前記抽出し、前記閲覧請求の発信元である前記第1外部端末及び前記第2外部端末の各々に送信させる第1送受信部と、
    前記第1外部端末から第1工事計画を前記第2外部端末から第2工事計画を前記情報データとして受信して前記登録させるとともに、前記内部端末にこれら第1工事計画及び第2工事計画を送信する第2送受信部と、
    前記第1工事計画及び前記第2工事計画に基づき作成された全体計画を前記内部端末から前記情報データとして受信して前記登録させるとともに、前記第1外部端末及び前記第2外部端末にこの全体計画を送信する第3送受信部と、
    前記第1外部端末から第1意見書を前記第2外部端末から第2意見書を前記情報データとして受信して前記登録させるとともに、前記内部端末にこれら第1意見書及び第2意見書を送信する第4送受信部と、
    前記第1意見書及び前記第2意見書に基づき前記全体計画を修正した修正計画を前記内部端末から前記情報データとして受信して前記登録させるとともに、前記第1外部端末及び前記第2外部端末にこの修正計画を送信する第5送受信部と、を備える構成管理活動の支援装置。
  2. 請求項1に記載の構成管理活動の支援装置において、
    前記第1外部端末から第1承諾を前記第2外部端末から第2承諾を情報受信して、前記内部端末に情報送信する第6送受信部と、
    前記第1承諾及び前記第2承諾に基づく完了報告を前記内部端末から情報受信し、前記第1外部端末及び前記第2外部端末に情報送信する第7送受信部と、を備える構成管理活動の支援装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の構成管理活動の支援装置において、
    前記全体計画には、前記第1工事計画及び前記第2工事計画を合わせて作成された工事現場における機械構成の設計図が含まれる構成管理活動の支援装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の構成管理活動の支援装置において、
    前記全体計画には、前記第1工事計画及び前記第2工事計画を合わせて作成された工事現場における作業の工程表が含まれる構成管理活動の支援装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の構成管理活動の支援装置において、
    前記第1送受信部は、工事現場の物理構成を前記第1外部端末及び前記第2外部端末に情報送信する構成管理活動の支援装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の構成管理活動の支援装置において、
    前記データベースは、前記第1外部端末、前記第2外部端末及び前記内部端末の間で交わされた送受信の履歴情報を登録する構成管理活動の支援装置。
  7. 発注部門として認証された内部端末、第1請負部門として認証された第1外部端末、及び第2請負部門として認証された第2外部端末と通信ネットワークを介して各種の情報データを転送しデータベースに工事対象のエリアごとに抽出できるよう分類・整理して登録する構成管理活動の支援方法であって、
    送受信回路による、
    前記第1外部端末及び前記第2外部端末の各々から閲覧請求を受信して、前記データベースに登録されている前記情報データのうち前記第1請負部門及び前記第2請負部門の各々が請け負う前記工事対象の前記エリアの施設に対する性能要求及びこの性能要求が満足されるよう記述した設計図書を前記抽出し、前記閲覧請求の発信元である前記第1外部端末及び前記第2外部端末の各々に送信させるステップと、
    前記第1外部端末から第1工事計画を前記第2外部端末から第2工事計画を前記情報データとして受信して前記登録させるとともに、前記内部端末にこれら第1工事計画及び第2工事計画を送信するステップと、
    前記第1工事計画及び前記第2工事計画に基づき作成された全体計画を前記内部端末から前記情報データとして受信して前記登録させるとともに、前記第1外部端末及び前記第2外部端末にこの全体計画を送信するステップと、
    前記第1外部端末から第1意見書を前記第2外部端末から第2意見書を前記情報データとして受信して前記登録させるとともに、前記内部端末にこれら第1意見書及び第2意見書を送信するステップと、
    前記第1意見書及び前記第2意見書に基づき前記全体計画を修正した修正計画を前記内部端末から前記情報データとして受信して前記登録させるとともに、前記第1外部端末及び前記第2外部端末にこの修正計画を送信するステップと、を含む構成管理活動の支援方法。
  8. 発注部門として認証された内部端末、第1請負部門として認証された第1外部端末、及び第2請負部門として認証された第2外部端末と通信ネットワークを介して各種の情報データを転送しデータベースに工事対象のエリアごとに抽出できるよう分類・整理して登録する構成管理活動の支援プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記第1外部端末及び前記第2外部端末の各々から閲覧請求を受信して、前記データベースに登録されている前記情報データのうち前記第1請負部門及び前記第2請負部門の各々が請け負う前記工事対象の前記エリアの施設に対する性能要求及びこの性能要求が満足されるよう記述した設計図書を前記抽出し、前記閲覧請求の発信元である前記第1外部端末及び前記第2外部端末の各々に送信させるステップ、
    前記第1外部端末から第1工事計画を前記第2外部端末から第2工事計画を前記情報データとして受信して前記登録させるとともに、前記内部端末にこれら第1工事計画及び第2工事計画を送信するステップ、
    前記第1工事計画及び前記第2工事計画に基づき作成された全体計画を前記内部端末から前記情報データとして受信して前記登録させるとともに、前記第1外部端末及び前記第2外部端末にこの全体計画を送信するステップ、
    前記第1外部端末から第1意見書を前記第2外部端末から第2意見書を前記情報データとして受信して前記登録させるとともに、前記内部端末にこれら第1意見書及び第2意見書を送信するステップ、
    前記第1意見書及び前記第2意見書に基づき前記全体計画を修正した修正計画を前記内部端末から前記情報データとして受信して前記登録させるとともに、前記第1外部端末及び前記第2外部端末にこの修正計画を送信するステップ、を実行させる構成管理活動の支援プログラム。
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