JP6829189B2 - 無線端末及びネットワーク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システムにおいて用いられる無線端末及びネットワーク装置に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)の仕様が策定されている。MBMSでは、無線端末は、移動通信システムのネットワークからマルチキャスト又はブロードキャストで提供されるMBMSサービスを受信する(非特許文献1参照)。
3GPP技術仕様 「TS 36.300 V12.5.0」 2015年3月25日
一の実施形態に係る無線端末は、前記無線端末がMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)サービスを受信している又は前記MBMSサービスの受信に興味があることを知らせるためのMBMS興味インディケーションをネットワーク装置に通知する制御部を備える。前記制御部は、前記MBMS興味インディケーションに前記無線端末が受信している又は前記MBMSサービスの受信に興味がある特定のMBMSサービスの識別子を含める。
一の実施形態に係るネットワーク装置は、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)サービスを受信している又は前記MBMSサービスの受信に興味がある無線端末の数を計数するための要求を無線端末に通知する制御部と、前記無線端末から前記要求に対する応答を受信する受信部と、を備える。前記制御部は、前記要求を通知した後、タイマを起動する。前記制御部は、前記タイマが満了するまでに受信した前記応答の数を計数する。
一の実施形態に係る無線端末は、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)サービスを受信している又は前記MBMSサービスの受信に興味がある無線端末の数を計数するための要求をネットワーク装置から受信する受信部と、前記要求の受信に応じて、タイマを起動する制御部と、を備える。前記制御部は、前記MBMSサービスを受信している又は前記MBMSサービスの受信に興味がある場合、前記タイマが満了するまでに前記応答を前記ネットワーク装置に通知する。
前記無線端末は、MCH(Multicast Channel)を介して伝送される制御情報をネットワーク装置から受信する受信部と、特定の無線端末の数を計数するための要求を示す情報が前記制御情報に含まれる場合、前記要求に対する応答を前記ネットワーク装置に通知する制御部と、を備える。前記特定の無線端末は、特定のMTCH(Multicast Traffic Channel)を介して伝送される特定のMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)サービスを受信している又は前記特定のMBMSサービスの受信に興味がある無線端末である。
LTEシステムの構成を示す図である。 MBMS/eMBMSに係るネットワーク構成を示す図である。 LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 LTEシステムにおける下りリンクのチャネル構成を示す図である。 LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。 UE100(ユーザ端末)のブロック図である。 eNB200(基地局)のブロック図である。 ネットワーク装置(MCE11、BMSC22)のブロック図である。 第1実施形態に係る動作例1を説明するためのシーケンス図である。 第1実施形態に係る動作例2を説明するためのシーケンス図である。 第1実施形態に係る動作例3を説明するためのシーケンス図である。 第1実施形態に係る動作例4を説明するためのシーケンス図である。 第1実施形態に係る動作例4を説明するためのフローチャート(その1)である。 第1実施形態に係る動作例4を説明するためのフローチャート(その2)である。 第2実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る無線端末は、前記無線端末がMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)サービスを受信している又は前記MBMSサービスの受信に興味があることを知らせるためのMBMS興味インディケーションをネットワーク装置に通知する制御部を備えてもよい。前記制御部は、前記MBMS興味インディケーションに前記無線端末が受信している又は前記MBMSサービスの受信に興味がある特定のMBMSサービスの識別子を含めてもよい。
前記制御部は、前記MBMSサービスの受信の興味が変化した場合、又は、前記特定のMBMSサービスを提供するための特定のMTCH(Multicast Traffic Channel)の伝送が停止する予定である場合に、前記特定のMBMSサービスの識別子を含む前記MBMS興味インディケーションを通知してもよい。
前記制御部は、前記無線端末が前記特定のMBMSサービスの受信又は前記特定のMBMSサービスに移行し得る特定の潜在的MBMSサービスの受信を開始した場合に、タイマを起動してもよい。前記制御部は、前記タイマが満了した場合に、前記特定のMBMSサービスの識別子を含む前記MBMS興味インディケーションを通知してもよい。
前記制御部は、前記MBMS興味インディケーションの通知が前記ネットワーク装置から許可されている場合にのみ、前記特定のMBMSサービスの識別子を含む前記MBMS興味インディケーションを通知してもよい。
実施形態に係るネットワーク装置は、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)サービスを受信している又は前記MBMSサービスの受信に興味がある無線端末の数を計数するための要求を無線端末に通知する制御部と、前記無線端末から前記要求に対する応答を受信する受信部と、を備えてもよい。前記制御部は、前記要求を通知した後、タイマを起動してもよい。前記制御部は、前記タイマが満了するまでに受信した前記応答の数を計数してもよい。
前記制御部は、前記MBMSサービスの提供の開始及び終了を決定する上位ノードに、前記応答の数を計数した結果を通知してもよい。
実施形態に係る無線端末は、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)サービスを受信している又は前記MBMSサービスの受信に興味がある無線端末の数を計数するための要求をネットワーク装置から受信する受信部と、前記要求の受信に応じて、タイマを起動する制御部と、を備えてもよい。前記制御部は、前記MBMSサービスを受信している又は前記MBMSサービスの受信に興味がある場合、前記タイマが満了するまでに前記応答を前記ネットワーク装置に通知してもよい。
前記要求は、前記タイマの値として設定すべき所定値を含んでもよい。前記制御部は、前記所定値を前記タイマの値として設定してもよい。
前記制御部は、予め規定されている値又は前記無線端末が在圏するセルから受信した値を、前記タイマの値として設定してもよい。
実施形態に係る無線端末は、MCH(Multicast Channel)を介して伝送される制御情報をネットワーク装置から受信する受信部と、特定の無線端末の数を計数するための要求を示す情報が前記制御情報に含まれる場合、前記要求に対する応答を前記ネットワーク装置に通知する制御部と、を備えてもよい。前記特定の無線端末は、特定のMTCH(Multicast Traffic Channel)を介して伝送される特定のMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)サービスを受信している又は前記特定のMBMSサービスの受信に興味がある無線端末であってもよい。
前記要求を示す情報は、前記特定のMTCHの伝送が停止する予定であることを示す情報が格納可能であるフィールドに格納されてもよい。
前記制御部は、前記無線端末がRRCアイドル状態であり且つ前記特定のMBMSサービスを受信している又は前記特定のMBMSサービスの受信に興味がある場合にのみ、前記応答を前記ネットワーク装置に通知してもよい。
前記受信部は、前記制御情報を受信する前に、RRC接続状態においてのみ受信可能であるMBMS計数要求を受信してもよい。前記制御部は、前記MBMS計数要求に基づいて、前記特定のMBMSサービスに関するMBMS計数応答を前記ネットワーク装置に通知した後、前記特定のMBMSサービスの受信状況又は前記特定のMBMSサービスの受信の興味に変化があった場合に、前記応答を前記ネットワーク装置に通知してもよい。前記MBMS計数要求は、前記MBMSサービスを受信している又は前記MBMSサービスの受信に興味がある無線端末の数を計数するための要求であってもよい。前記MBMS計数応答は、前記MBMS計数要求に対する応答であってもよい。
前記制御部は、前記要求に対する応答に前記特定のMBMSサービスの識別子を含めてもよい。
なお、本願明細書には、以下の内容が記載されていることに留意すべきである。
実施形態に係る無線端末は、MBMSサービスに関するユーザサービス説明情報を保持する制御部と、ブロードキャストによって送信される(MBMS受信のためのモビリティ手順に関する)システム情報を受信する受信部と、を備えてもよい。前記制御部は、前記システム情報に基づいて、前記ユーザサービス説明情報を更新してもよい。
前記制御部は、前記システム情報に含まれるMBMSサービスの識別子と、前記ユーザサービス説明情報に含まれるMBMSサービスの識別子とが一致しない場合に、前記動作を開始してもよい。
[移動通信システムの概要]
以下において、実施形態に係る移動通信システムであるLTEシステムの概要について説明する。
(システム構成)
図1は、実施形態に係るLTEシステムの構成を示す図である。図2は、実施形態に係るMBMS/eMBMSに係るネットワーク構成を示す図である。
図1に示すように、LTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、ユーザ端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置である。UE100は、セル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100の構成については後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成については後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用されてもよい。
EPC20は、コアネットワークに相当する。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。S−GWは、データの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。E−UTRAN10及びEPC20は、LTEシステムのネットワークを構成する。
また、E−UTRAN10は、MCE(Multi−Cell/Multicast Coordinating Entity)11を含む。MCE11は、M2インターフェイスを介してeNB200と接続され、M3インターフェイスを介してMME300と接続される(図2参照)。MCE11は、MBSFN無線リソース管理・割当等を行う。
EPC20は、MBMS GW(Multimedia Broadcast Multicast Service Gateway)21を含む。MBMS GW21は、M1インターフェイスを介してeNB200と接続され、Smインターフェイスを介してMME300と接続され、SG−mb及びSGi−mbインターフェイスを介してBMSC22と接続される(図2参照)。MBMS GW21は、eNB200に対してIPマルチキャストのデータ伝送やセッション制御を行う。
また、EPC20は、BMSC(Broadcast Multicast Service Center)22を含む。BMSC22は、SG−mb及びSGi−mbインターフェイスを介してMBMS GW21と接続され、SGiインターフェイスを介してP−GW23と接続される(図2参照)。BMSC22は、主にTMGI(Temporary Mobile Group Identity)の管理・割当等を行う。
(無線プロトコルの構成)
図3は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。
図3に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されている。第1層は、物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、HARQ(Hybrid ARQ)による再送処理、及びランダムアクセス手順等を行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMAC層は、スケジューラを含む。当該スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のためのメッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRC接続状態(RRCコネクティッドモード)である。そうでない場合、UE100は、RRCアイドル状態(RRCアイドルモード)である。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。
(下りリンクのチャネル構成)
図4は、LTEシステムにおける下りリンクのチャネル構成を示す図である。
図4(a)は、論理チャネル(Downlink Logical Channel)とトランポートチャネル(Downlink Transport Channel)との間のマッピングを示す。
図4(a)に示すように、PCCH(Paging Control Channel)は、ページング情報、及びシステム情報変更を通知するための論理チャネルである。PCCHは、トランスポートチャネルであるPCH(Paging Channel)にマッピングされる。
BCCH(Broadcast Control Channel)は、ブロードキャスト・システム情報のための論理チャネルである。BCCHは、トランスポートチャネルであるBCH(Broadcast Control Channel)又はDL−SCH(Downlink Shared Channel)にマッピングされる。
CCCH(Common Control Channel)は、UE100とeNB200との間の送信制御情報のための論理チャネルである。CCCHは、UE100がネットワークとの間でRRC接続を有していない場合に用いられる。CCCHは、DL−SCHにマッピングされる。
DCCH(Dedicated Control Channel)は、UE100とネットワークとの間の個別制御情報を送信するための論理チャネルである。DCCHは、UE100がRRC接続を有する場合に用いられる。DCCHは、DL−SCHにマッピングされる。
DTCH(Dedicated Traffic Channel)は、データの送信のための個別論理チャネルである。DTCHは、DL−SCHにマッピングされる。
MCCH(Multicast Control Channel)は、1対多(マルチキャスト/ブロードキャスト)伝送のための論理チャネルである。MCCHは、ネットワークからUE100へのMTCH用のMBMS制御情報の送信のために用いられる。MCCHは、MBMSを受信する又は受信に興味があるUE100のみに用いられる。MCCHは、トランスポートチャネルであるMCH(Multicast Channel)にマッピングされる。
MTCH(Multicast Traffic Channel)は、ネットワークからUE100への1対多(マルチキャスト/ブロードキャスト)のデータ伝送のための論理チャネルである。MTCHは、MBMSを受信するUE100のみに用いられる。MTCHは、MCHにマッピングされる。
図4(b)は、トランポートチャネル(Downlink Transport Channel)と物理チャネル(Downlink Physical Channel)との間のマッピングを示す。
図4(b)に示すように、BCHは、PBCH(Physical Broadcast channel)にマッピングされる。
MCHは、PMCH(Physical Multicast Channel)にマッピングされる。MCHは、セルのカバレッジエリア全体にブロードキャストされる。MCHは、複数のセルによるMBSFN伝送をサポートする。
PCH及びDL−SCHは、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)にマッピングされる。DL−SCHは、HARQ、リンクアダプテーション、及び動的リソース割当をサポートする。
PDCCHは、PDSCH(DL−SCH、PCH)のリソース割り当て情報及びDL−SCHに関するHARQ情報等を運搬する。また、PDCCHは、上りリンクのスケジューリンググラントを運ぶ。
(無線フレームの構成)
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムにおいて、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msである。各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのシンボル及び1つのサブキャリアにより1つのリソースエレメント(RE)が構成される。また、UE100に割り当てられる無線リソース(時間・周波数リソース)のうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に下りリンク制御信号を伝送するためのPDCCHとして使用される領域である。また、各サブフレームの残りの部分は、主に下りリンクデータを伝送するためのPDSCHとして使用できる領域である。また、下りリンクにおいて、MBSFN伝送用のサブフレームであるMBSFNサブフレームが設定され得る。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に上りリンク制御信号を伝送するためのPUCCHとして使用される領域である。各サブフレームにおける残りの部分は、主に上りリンクデータを伝送するためのPUSCHとして使用できる領域である。
(MBMSの概要)
以下において、MBMSの概要について説明する。LTEシステムは、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)をサポートする。MBMSでは、UE100(MBMS対応UE)は、ネットワークからマルチキャスト又はブロードキャストで配信されるマルチメディアコンテンツ(MBMSサービス)を受信する。UE100は、RRC接続状態だけでなく、RRCアイドル状態においてもMBMSデータを受信可能である。
複数のセルにより1つのMBSFN(Multicast−Broadcast Single−Frequency Network)エリアが構成され、複数のMBSFNエリアによりMBMSサービスエリアが構成される。1つのセルは、複数のMBSFNエリアに属することができる。
BMSC22は、MBMSデータを配信する機能を提供する。MBMS GW21は、MBMSデータを各eNB200にブロードキャストする。MCE11は、同一MBSFNエリア内の各eNB200により使用される無線リソースを制御したり、MBSFNサブフレームを設定したりする。
また、MBMSサービスに対する需要状況をネットワークで把握可能とするために、MBMSサービスを受信している又は受信に興味のあるUE100の数を計数するためのMBMS計数手順(MBMS Counting procedure)が導入されている(非特許文献1参照)。
MBMS計数手順では、MBMS計数要求(MBMS Counting request)の受信に応じて、RRC接続状態のUE100(以下「RRC接続UE」という)は、MBMS計数応答(MBMS Counting response)をネットワークに送信する。
なお、現在の仕様では、MBMS計数手順は、RRC接続UEに対して適用されるものの、RRCアイドル状態のUE100(以下「RRCアイドルUE」という)に対して適用されない。
また、3GPPにおいて、コンテンツがマルチキャストで配信される状態(MBMS ON)と、コンテンツがユニキャストで配信される状態(MBMS OFF)との切り替えをコアネットワーク(EPC20)が判断するMooD(MBMS operation on Demand)の導入が検討されている。具体的には、MooDでは、BMSC22が「MBMS ON」と「MBMS OFF」との切り替えを判断する。すなわち、BMSC22は、MBMSサービスの提供の開始及び終了を決定する。
ここで、BMSC22が、MBMSサービスの提供の開始及び終了を適切に切り替えるためには、MBMSサービスで提供される又は提供され得るコンテンツの需要状況を把握する必要がある。しかしながら、BMSC22がコンテンツの需要状況を把握する方法についての詳細は仕様化されていない。
そこで、後述する方法によれば、BMSC22がコンテンツの需要状況を適切に把握可能である。
(ユーザ端末の構成)
図6は、実施形態に係るUE100(ユーザ端末)のブロック図である。
図6に示すように、UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部(コントローラ)130を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に使用される情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサは、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサは、上述した各種の通信プロトコル及び後述する各種の処理を実行する。
(基地局の構成)
図7は、実施形態に係るeNB200(基地局)のブロック図である。
図7に示すように、eNB200は、送信部210、受信部220、制御部(コントローラ)230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。
制御部230は、eNB200における各種の制御を行う。制御部230は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に使用される情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサは、上述した各種の通信プロトコル及び後述する各種の処理を実行する。
バックホール通信部240は、X2インターフェイスを介して隣接eNBと接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。バックホール通信部240は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信等に使用される。また、バックホール通信部240は、M2インターフェイスを介してMCE11と接続される。バックホール通信部240は、M2インターフェイス上で行う通信に使用される。
(ネットワーク装置の構成)
図8は、実施形態に係るMCE11(ネットワーク装置)のブロック図である。
図8に示すように、MCE11は、制御部(コントローラ)13及びバックホール通信部14を備える。
制御部13は、MCE11における各種の制御を行う。制御部13は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に使用される情報を記憶する。プロセッサは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサは、上述した各種の通信プロトコル及び後述する各種の処理を実行する。
バックホール通信部14は、M2インターフェイスを介してeNB200と接続され、M3インターフェイスを介してMME300と接続される。バックホール通信部14は、M2インターフェイス上で行う通信及びM3インターフェイス上で行う通信等に使用される。
なお、BMSC22は、MCE11と同様の構成を備える。すなわち、BMSC22は、制御部及びバックホール通信部を備える。
[第1実施形態]
以下において、第1実施形態について説明する。第1実施形態では、BMSC22がコンテンツの需要状況を把握するための情報を取得する動作を中心に説明する。具体的には、当該動作は、ネットワークトリガの動作(動作例1〜3)と、UEトリガの動作(動作例4)とがある。なお、各動作例において重複する説明は、適宜省略する。
(1)動作例1
図9を用いて、動作例1を説明する。図9は、第1実施形態に係る動作例1を説明するためのシーケンス図である。図9の初期状態において、UE100は、RRC接続状態である。或いは、UE100は、RRCアイドル状態であってもよい。
図9に示すように、ステップS101において、BMSC22は、MBMSサービスをブロードキャスト(又はマルチキャスト)で提供する。UE100は、MBMSサービスを受信する。
ステップS102において、BMSC22は、MBMSサービス(MBMSユーザサービス)のMooD消費調査(MooD consumption survey)の実行を開始する。具体的には、BMSC22は、ステップS103の処理を開始する。
ステップS103において、BMSC22は、MooD消費報告要求(MooD Consumption Reporting request)をMCE11に通知する。MCE11は、MooD消費報告要求を受信する。MooD消費報告要求は、後述する第1タイマの値及び/又は第2タイマの値として設定すべき各所定値を含んでいてもよい。
ステップS104において、MCE11は、MCE計数(MCE counting)の実行を開始する。具体的には、MCE11は、MooD消費報告要求の受信に応じて、ステップS105の処理を開始する。
ステップS105において、MCE11は、MBMS計数要求(MBMS Counting request)をUE100に通知する。MBMS計数要求は、MBMSサービスを受信している又は受信に興味があるUEの数を計数するための要求である。MBMS計数要求は、後述する第2タイマの値として設定すべき所定値を含んでいてもよい。
UE100は、MBMS計数要求を受信する。UE100は、少なくともMBMS計数要求が送信される前に、RRC接続状態に移行している。
MCE11は、MBMS計数要求を通知した後、MBMS計数応答の送信が許可された期間を計測するための第1タイマを起動する。MCE11は、第1タイマが満了するまでは、後述するMooD消費報告(MooD Consumption Reporting)をBMSC22に通知しない。第1タイマは、カウントダウン方式のタイマであってもよいし、カウントアップ方式のタイマであってもよい。
MCE11は、MooD消費報告要求が第1タイマの値として設定すべき所定値を含んでいる場合、所定値を第1タイマの値として設定する。第1タイマが、カウントダウン方式のタイマである場合、所定値からカウントダウンを開始し、「0」で第1タイマが満了する。第1タイマが、カウントアップ方式のタイマである場合、「0」からカウントアップを開始し、所定値で第1タイマが満了する。なお、後述するタイマも第1タイマと同様の構成であってもよい。
ステップS106において、UE100は、MBMS計数要求の受信に応じて、MBMS計数応答の送信が許可された期間を計測するための第2タイマを起動する。
UE100は、予め規定されている値(predefined value)を第2タイマの値として設定できる。或いは、UE100は、UE100が在圏するセルから受信した値を第2タイマの値として設定できる。この場合、セルから受信した値は、システム情報ブロック(例えば、SIB15)に含まれてもよいし、RRC(再)設定メッセージに含まれていてもよい。UE100は、MBMS計数要求が第2タイマの値として設定すべき所定値を含んでいる場合、所定値を第2タイマの値として設定する。なお、第2タイマの設定値は、第1タイマの設定値と同じ値であってもよい。或いは、第2タイマの設定値は、第1タイマの設定値よりも小さい値であってもよい。
ステップS107において、UE100は、第2タイマが満了するまでに、MBMS計数応答(MBMS Counting response)をMCE11に通知する。MBMS計数応答は、MBMS計数要求に対する応答である。MCE11は、MBMS計数応答を受信する。
UE100は、MBMSサービスを受信している又は受信に興味がある場合、MBMS計数応答をMCE11に通知する。UE100は、MBMSサービス(MBMSユーザサービス)を実際に消費している場合に、MBMS計数応答をMCE11に通知してもよい。
既存のMBMS計数手順と異なり、UE100は、MBMS計数要求の受信に応じて(すなわち、MBMS計数要求を受信するとすぐに)、MBMS計数応答を通知しなくてもよい。UE100は、第2タイマが満了する前であれば、任意のタイミングでMBMS計数応答を通知できる。例えば、UE100は、自身のバッファ状況に応じて、第2タイマが満了する前であれば、他の情報(制御情報、データ情報)を優先的に送信してもよい。UE100は、他の情報を送信した後で、MBMS計数応答を送信できる。
ステップS108において、MCE11は、MBMS計数応答の計数を行う。具体的には、MCE11は、第1タイマが満了するまでに受信したMBMS計数応答を対象に計数を行う。これにより、MCE11は、MBMS計数要求を受信してすぐに送信されたMBMS計数応答だけでなく、第2タイマが満了する前に送信されたMBMS計数応答も対象として、計数を行うことができる。これにより、MCE11は、MBMS計数応答の計数結果が正確に分かる。
MCE11は、自身の判断によって、既存のMBMS計数手順を開始できる。既存のMBMS計数手順では、UE100は、MBMS計数要求の受信に応じて、MBMS計数応答を送信する。このため、MBMS計数手順を開始することによって、E−UTRAN10のトラフィック負荷が増加する。従って、例えば、E−UTRAN10において輻輳が発生している場合に、MCE11は、MBMS計数手順の開始を避けることができる。
一方、上述のように、MCE11は、MooD消費報告要求を受信した場合、(強制的に)MBMS計数手順を開始しなければならない可能性が高い。このため、上述の第1タイマ及び第2タイマが利用されることによって、MBMS計数手順の開始によるE−UTRAN10のトラフィック負荷の増加を緩和できる。
ステップS109において、MCE11は、第1タイマが満了した後に、MooD消費報告(MooD Consumption Reporting)をBMSC22に通知する。MooD消費報告は、MooD消費報告要求に対する応答である。MooD消費報告は、MBMS計数応答の計数結果を含む。BMSC22は、MooD消費報告を受信する。MooD消費報告は、BMSC22がコンテンツの需要状況を把握するための情報である。
BMSC22は、MBMS計数応答の計数結果に応じて、MBMSサービスの提供の開始又は終了を決定する。動作例1では、BMSC22は、MBMSサービスを提供しているため、MBMSサービスの提供を終了するか否かを決定する。すなわち、BMSC22は、「MBMS ON」から「MBMS OFF」へと切り替えるか否かを判断する。例えば、BMSC22は、MBMS計数応答の合計値が閾値未満である場合、「MBMS OFF」へと切り替えると判断する。BMSC22は、「MBMS OFF」へと切り替えると判断した場合、MBMS伝送が終了することをUE100へ通知するための動作を開始する。
なお、BMSC22は、マルチキャスト又はブロードキャストで配信可能なコンテンツ(Potential MBMS User Service)をUE100に通知していた場合、配信可能なコンテンツに対するMBMS計数応答の計数結果に応じて、MBMSサービスの提供の開始を決定する。すなわち、BMSC22は、「MBMS OFF」から「MBMS ON」へと切り替えるか否かを判断する。例えば、BMSC22は、MBMS計数応答の合計値が閾値以上である場合、「MBMS ON」へと切り替えると判断する。BMSC22は、「MBMS ON」へと切り替えると判断した場合、マルチキャスト又はブロードキャストで配信可能なコンテンツについてMBMS伝送を開始することをUE100へ通知するための動作を開始する。
(2)動作例2
図10を用いて、動作例2を説明する。図10は、第1実施形態に係る動作例2を説明するためのシーケンス図である。動作例2では、MCE11は、周期的にMooD消費報告をMCE11に通知する。
図10において、ステップS201は、ステップS101に対応する。
ステップS202において、周期的MooD消費報告要求(Periodic MooD Consumption Reporting request)をMCE11に通知する。MCE11は、周期的MooD消費報告要求を受信する。周期的MooD消費報告要求は、MooD消費報告の回数を示す情報を含んでいてもよい。周期的MooD消費報告要求は、MooD消費報告の周期(例えば、1分に1回など)を示す情報をさらに含んでいてもよい。MCE11は、MooD消費報告の周期を示す情報に基づいて、第1タイマ及び/又は第2タイマの値として設定すべき所定値を決定してもよい。
ステップS203からS207は、ステップS104からS105、S107からS109に対応する。なお、MCE11は、第1タイマを利用してもよい。UE100は、第2タイマを利用してもよい。
ステップS208において、MCE11は、MCE計数の実行を再び開始する。MCE11は、MooD消費報告要求を受信しなくても、MCE計数の実行を開始する。
ステップS209からS212は、ステップS105、S107からS109に対応する。
MCE11は、MooD消費報告を行った後、MCE計数の実行を開始できる。MCE11は、MooD消費報告の回数を示す情報に基づいて、MooD消費報告を所定の回数通知した後、周期的なMCE計数の実行を終了してもよい。或いは、MCE11は、周期的なMCE計数を終了するための通知を受信した場合に、周期的なMCE計数の実行を終了してもよい。
BMSC22は、周期的にMBMS計数応答を受信できるため、コンテンツの需要状況を適切に把握可能である。また、BMSC22は、MooD消費報告要求を毎回通知する必要が無いため、シグナリングを低減できる。
(3)動作例3
図11を用いて、動作例3を説明する。図11は、第1実施形態に係る動作例3を説明するためのシーケンス図である。動作例3は、少なくともRRCアイドルUEにおけるコンテンツの需要状況を把握するための動作例である。
図11の初期状態において、UE100は、RRCアイドル状態である。UE100は、RRC接続状態であってもよい。
なお、動作例3は、動作例1又は動作例2が行われた後に、行われてもよい。なお、動作例3において、動作例1と同様に、第1タイマ及び第2タイマが使用されてもよい。また、動作例3が行われる前の動作例1又は動作例2において、第1タイマ及び第2タイマは、使用されなくてもよい。
図11に示すように、ステップS301において、BMSC22は、RRCアイドルUEを対象にするMBMSサービス(MBMSユーザサービス)のMooD消費調査(MooD consumption survey)の実行を開始する。具体的には、BMSC22は、ステップS103の処理を開始する。BMSC22は、RRC接続UEを調査対象に含めてもよい。
BMSC22は、動作例1又は動作例2におけるMooD消費報告に基づいて、MooD消費調査の実行を開始してもよい。例えば、BMSC22は、MBMS計数応答の合計値が閾値未満である場合に、特定のコンテンツに対するRRCアイドルUEの需要状況を把握するために、MooD消費調査の実行を開始してもよい。
ステップS302において、BMSC22は、RRCアイドルUEのためのMooD消費報告要求(以下、第2のMooD消費報告要求と称する)をMCE11に通知する。MCE11は、第2のMooD消費報告要求を受信する。
第2のMooD消費報告要求は、特定のコンテンツに対するMooD消費報告を要求するものであってもよい。特定のコンテンツに関連する識別子(例えば、MBMSサービスの識別子(TMGI:Temporary Mobile Group Identity)を含んでいてもよい。第2のMooD消費報告要求は、第1タイマの値及び/又は第2タイマの値として設定すべき各所定値を含んでいてもよい。
ステップS303において、MCE11は、拡張MCE計数(Enhanced MCE counting)の実行を開始する。具体的には、MCE11は、第2のMooD消費報告要求の受信に応じて、ステップS304の処理を開始する。
ステップS304において、MCE11は、拡張MBMS計数要求(Enhanced MBMS Counting request)をUE100に通知する。拡張MBMS計数要求は、特定の無線端末の数を計数するための要求を示す情報(以下、要求情報)である。特定の無線端末は、特定のMTCHを介して伝送される特定のMBMSサービス(特定のコンテンツ)を受信している無線端末、又は、特定のMBMSサービス(特定のコンテンツ)の受信に興味がある無線端末である。要求情報は、特定のMCHを介して伝送される制御情報に含まれる。例えば、要求情報は、「MCH Scheduling Information Mac control element」に含まれる。或いは、要求情報は、「Extended MCH Scheduling Information Mac control element」に含まれてもよい。
また、拡張MBMS計数要求は、第2タイマの値として設定すべき所定値を含んでもよい。
なお、「Extended MCH Scheduling Information Mac control element」は、MCHスケジューリング期間内で、対応するMCH(特定のMCH)に割り当てられた最初のサブフレームに含まれる。「Extended MCH Scheduling Information Mac control element」は、各MTCHの位置及びMCH上で使用されていない位置を示す。また、「Extended MCH Scheduling Information Mac control element」は、MTCH伝送が停止するかどうかを示すことができる。「Extended MCH Scheduling Information Mac control element」は、LCIDフィールドとSフィールドとを含む。LCIDフィールドは、MTCHの論理チャネルID(LCID)が格納される。Sフィールドは、当該LCIDに対応するMTCHの伝送が停止する予定であることを示す情報(「000」)が格納可能である。
UE100は、受信した「Extended MCH Scheduling Information Mac control element」内のSフィールドに、「000」以外の所定値(例えば、「111」)が格納(設定)されている場合、UE100は、制御情報(「Extended MCH Scheduling Information Mac control element」)が要求情報を含んでいると判断する。
なお、UE100は、Sフィールドに要求情報が含まれる場合、Sフィールドに「000」が設定されていないにもかかわらず、対応するMTCHの伝送が停止する予定であると判断してもよい。
なお、UE100は、拡張MBMS計数要求が第2タイマの値として設定すべき所定値を含んでいる場合、所定値を第2タイマの値として設定する。その後、UE100は、第2タイマを起動し、第2タイマが満了する前に、ステップS305の処理を実行する。
ステップS305において、UE100は、拡張MBMS計数応答(Enhanced MBMS Counting response)をMCE11に通知する。拡張MBMS計数応答は、拡張MBMS計数要求に対する応答である。MCE11は、拡張MBMS計数応答を受信する。
UE100は、特定のMBMSサービスを受信している又は受信に興味がある場合、拡張MBMS計数応答をMCE11に通知する。UE100は、特定のMBMSサービス(特定のMBMSユーザサービス)を実際に消費している場合に、拡張MBMS計数応答をMCE11に通知してもよい。UE100は、特定のMTCHを介して伝送される特定のMBMSサービスを継続して受信したい場合に、拡張MBMS計数応答をMCE11に通知してもよい。或いは、UE100は、(特定のMBMSサービスを継続している間、)RRCコネクティッド状態になる予定がない場合に、拡張MBMS計数応答をMCE11に通知してもよい。
UE100は、RRCアイドル状態であり且つ特定のMBMSサービスを受信している又は受信に興味がある場合にのみ、拡張MBMS計数応答をMCE11に通知してもよい。すなわち、拡張MBMS計数応答は、RRCアイドルUEのみが通知できてもよい。或いは、拡張MBMS計数応答は、RRCアイドルUEだけでなく、RRC接続UEも通知できてもよい。
RRC接続UEは、上述の動作例1又は2におけるMBMS計数応答を通知している場合、拡張MBMS計数応答の送信を省略してもよい。或いは、RRC接続UEは、MBMS計数要求に基づいて、特定のMBMSサービスに関するMBMS計数応答をMCE11に通知した後、特定のMBMSサービスの受信状況又は特定のMBMSサービスの受信の興味に変化があった場合に(のみ)、拡張MBMS計数応答をMCE11に通知してもよい。
UE100は、拡張MBMS計数応答に、特定のMBMSサービスの識別子を含めてもよい。特定のMBMSサービスの識別子は、例えば、TMGIである。或いは、特定のMBMSサービスの識別子は、MBMSサービス(番組)に一対一に対応付けられた識別子(番組ID等)であってもよい。或いは、特定のMBMSサービスの識別子は、特定のMBMSサービスを識別するための周波数を示す情報以外の情報であってもよい。また、UE100は、RRCアイドル状態であるRRCコネクティッド状態であるかを示す情報(例えば、フラグ情報(0/1))を含めてもよい。
なお、動作例1と同様に、第1タイマ及び第2タイマが使用される場合には、UE100は、第2タイマが満了するまでに、拡張MBMS計数応答を通知できる。RRCアイドルUEは、第2タイマが満了するまでに、拡張MBMS計数応答の通知以外の目的で、RRCコネクティッド状態に移行した場合に、拡張MBMS計数応答をついでに通知できる。このため、RRCアイドルUEが、拡張MBMS計数要求を受信してすぐに、拡張MBMS計数応答を通知する場合と比べて、消費電力を抑制できる。また、UE100は、後述する動作例4と同様の動作を実行してもよい。
ステップS306及びS307は、ステップS108及びS109に対応する。なお、MCE11は、特定のMBMSサービス毎に拡張MBMS計数応答の数を計数してもよい。或いは、MCE11は、RRCアイドルUEからの拡張MBMS計数応答の数と、RRC接続UEからの拡張MBMS計数応答の数とをそれぞれ計数してもよい。
なお、BMSC22は、動作例3におけるMooD消費報告を受信した場合にのみ、MBMS計数応答の計数結果に応じて、MBMSサービスの提供の開始又は終了を決定できてもよい。すなわち、BMSC22は、RRC接続UEのみにおけるコンテンツの需要状況に基づいて、MBMSサービスの提供の開始又は終了を決定するのではなく、RRCアイドルUE(及びRRC接続UE)におけるコンテンツの需要状況を把握した上でのみ、MBMSサービスの提供の開始又は終了を決定できてもよい。
以上のように、BMSC22(及びMCE11)は、RRC接続UEにおけるコンテンツの需要状況だけでなく、RRCアイドルUEにおけるコンテンツの需要状況も把握することができる。
(4)動作例4
図12から図14を用いて、動作例4を説明する。図12は、第1実施形態に係る動作例4を説明するためのシーケンス図である。図13は、第1実施形態に係る動作例4を説明するためのフローチャート(その1)である。図14は、第1実施形態に係る動作例4を説明するためのフローチャート(その2)である。動作例4では、UE100が、特定のMBMSサービスに関するインディケーションをネットワーク装置(eNB200、MCE11、BMSC22)に自律的に通知する。
図12に示すように、ステップS401において、BMSC22は、潜在的MBMSユーザサービス(Potential MBMS User Service)をユニキャストでUE100に提供する。潜在的MBMSユーザサービスは、MBMSユーザサービスへ潜在的に移行する可能性がある非MBMSユーザサービスである。潜在的MBMSユーザサービスは、マルチキャスト又はブロードキャストで提供可能なコンテンツである。
ステップS402において、UE100は、MBMSサービス(潜在的MBMSユーザサービスを含む)の興味が変化したことを検知する。UE100は、特定のMBMSサービスの受信を開始した場合に、MBMSサービスの興味が変化したことを検知する。UE100は、特定の潜在的MBMSユーザサービスの提供の受信を開始した場合に、マルチキャスト又はブロードキャストで配信されるMBMSサービスに興味があると判定し、MBMSサービスの興味が変化したことを検知する。
なお、UE100は、ステップS403の処理は省略して、ステップS404の処理を実行してもよい。
ステップS403において、UE100は、特定のMBMSサービスの受信又は特定の潜在的MBMSユーザサービスの受信を開始した場合に、第3タイマを起動する。第3タイマは、後述する拡張興味インディケーションの通知が禁止された期間を計測するためのタイマである。
UE100は、予め規定されている値(predefined value)を第3タイマの値として設定できる。或いは、UE100は、UE100が在圏するセルから受信した値を第3タイマの値として設定できる。この場合、セルから受信した値は、システム情報ブロック(例えば、SIB15)に含まれてもよいし、RRC(再)設定メッセージに含まれていてもよい。
UE100は、第3タイマが満了してから、拡張興味インディケーションをネットワーク装置に通知する。すなわち、UE100は、第3タイマが満了してから、ステップS404の処理を実行する。これにより、UE100が、特定のMBMSサービスの受信を開始する度に、拡張興味インディケーションが通知されることを抑制できる。UE100からネットワーク装置に頻繁に拡張興味インディケーションが通知されることを低減できる。
ステップS404において、UE100は、拡張興味インディケーションをネットワーク装置に通知する。UE100は、eNB200、MCE11及びBMSC22の少なくともいずれかに拡張興味インディケーションを通知する。UE100は、RRCアイドル状態である場合、RRC接続状態に移行した後に、拡張興味インディケーションを通知する。
UE100は、MBMSサービスを受信している又は受信に興味があることを知らせるためのMBMS興味インディケーションを拡張興味インディケーションとして通知する。ここで、UE100は、MBMS興味インディケーションにTMGIを含める。このTMGIは、UE100が受信している又は受信に興味がある特定のMBMSサービスの識別子である。なお、既存のMBMS興味インディケーションは、TMGIを含まない。
UE100は、MBMSサービスの興味が変化した場合(MBMSサービスの興味が変化したことを検知した場合)に、TMGIを含む拡張興味インディケーションを通知する。図13を用いて、UE100が拡張興味インディケーションを通知(送信)するか否かを判定する動作の一例を説明する。
図13に示すように、ステップS510において、UE100は、第3タイマを開始する。
ステップS520において、UE100は、第3タイマを開始してから、受信するMBMSサービスが変化した場合(Yes)、処理を終了する。すなわち、UE100は、第3タイマを開始する前のMBMSサービスと第3タイマを開始した後のMBMSサービスとが異なる場合に、処理を終了する。これにより、UE100は、受信するMBMSサービスに変化がある場合には、拡張興味インディケーションをすぐに通知できない。UE100は、処理を終了した後、本動作(ステップS510)を開始することができる。一方、UE100は、受信するMBMSサービスが変化しない場合(No)、ステップS530の処理を実行する。すなわち、UE100は、第3タイマを開始する前のMBMSサービスと第3タイマを開始した後のMBMSサービスとが一致する場合に、ステップS530の処理を実行する。
ステップS530において、UE100は、第3タイマが満了した場合(Yes)、ステップS540の処理を実行する。UE100は、第3タイマが満了していない場合(No)、ステップS520の処理を実行する。なお、ステップS530の後に実行されるステップS520は、受信するMBMSサービスが変化したままだった場合、或いは、新たなMBMSサービスを受信している場合に、ステップS530の処理を実行する。
ステップS540において、UE100は、拡張興味インディケーションを通知する(応答報告)。
このように、UE100は、MBMSサービスの興味が変化した場合に、TMGIを含む拡張興味インディケーションを通知する。
或いは、UE100は、MBMSサービスを受信している場合において、特定のMBMSサービスの提供に用いられる特定のMTCHの伝送が停止する予定である場合に、TMGIを含む拡張興味インディケーションを通知してもよい。なお、UE100は、「000」に設定されたSフィールドを含む「Extended MCH Scheduling Information Mac control element」を受信した場合に、特定のMTCHの伝送が停止する予定であると判定する。
UE100は、第3タイマを起動している場合、第3タイマが満了した場合(にのみ)、TMGIを含む拡張興味インディケーションを通知してもよい。或いは、UE100は、UE100が在圏するサービングセル(PCell)が、ブロードキャストによって送信されるMBMS受信のためのモビリティ手順に関するシステム情報(SIB15)を提供している間、TMGIを含む拡張興味インディケーションを通知してもよい。
また、UE100は、TMGIを含む拡張興味インディケーションの通知がネットワーク装置から許可されている場合(にのみ)、TMGIを含む拡張興味インディケーションを通知してもよい。図14を用いて、UE100が拡張興味インディケーションを送信するか否かを判定する動作の一例を説明する。
図14に示すように、ステップS501において、UE100は、TMGIを含む拡張興味インディケーションの通知がネットワーク装置から許可されているか否かを判定する。例えば、UE100は、ネットワーク装置から、拡張興味インディケーションの要求を受信している場合に、TMGIを含む拡張興味インディケーションの通知がネットワーク装置から許可されていると判断する。
UE100は、TMGIを含む拡張興味インディケーションの通知がネットワーク装置から許可されている場合(Yes)、ステップS510の処理を実行する。以後の動作は、上述にて説明した動作と同じである。一方で、UE100は、TMGIを含む拡張興味インディケーションの通知がネットワーク装置から許可されていない場合(No)、処理を終了する。
このように、UE100は、TMGIを含む拡張興味インディケーションの通知がネットワーク装置から許可されている場合に、拡張興味インディケーションを通知できる。この場合、ネットワーク装置が、拡張興味インディケーションの送信のランダマイズが可能である。このため、MBMSサービスの提供を開始した場合に、拡張興味インディケーションが一斉に送信されることを抑制できる。また、ネットワーク装置は、拡張興味インディケーションの要求によって、既存のMBMS興味インディケーションと拡張興味インディケーションとの切り替えを制御することができる。すなわち、UE100は、拡張興味インディケーションの通知がネットワーク装置から許可されていない場合は、既存のMBMS興味インディケーションを通知し、拡張興味インディケーションの通知がネットワーク装置から許可されている場合には、既存のMBMS興味インディケーションの代わりに、拡張興味インディケーションを通知する。
なお、UE100は、拡張興味インディケーションを通知した場合に、拡張興味インディケーションの通知が禁止された期間を計測するための第4タイマを起動してもよい。UE100は、第4タイマが満了した後に、拡張興味インディケーションを通知してもよい。
拡張興味インディケーションを受信したネットワーク装置は、拡張興味インディケーションの数を計数する。ネットワーク装置は、拡張興味インディケーションに含まれるTMGIに基づいて、特定のMBMSサービス毎に拡張興味インディケーションの数を計数してもよい。ネットワーク装置は、特定のMBMSサービス毎のUE数を保持する。
なお、既存のMBMS興味インディケーションは、UE100が在圏するセルを決めるために用いられ、コンテンツの需要状況を把握するためには用いられない。従って、仕様上、ネットワーク装置は、既存の興味インディケーションの数を計数していない。
eNB200が、拡張興味インディケーションの数を計数した場合、計数結果を含むMooD消費報告をMCE11及びBMSC22の少なくとも一方に通知できる。eNB200は、MCE11又はBMSC22の要求に応じて、MooD消費報告を通知してもよい。また、MCE11が、拡張興味インディケーションの数を計数した場合、計数結果を含むMooD消費報告をBMSC22に通知できる。MCE11は、BMSC22の要求に応じて、MooD消費報告を通知してもよい。
なお、UE100は、最後に拡張興味インディケーションにより通知した特定のMBMSサービスに興味がなくなった場合、MBMSサービスに興味がなくなったことを拡張興味インディケーションによりネットワーク装置に通知してもよい。
[第2実施形態]
以下において、第2実施形態について、図15を用いて説明する。図15は、第2実施形態に係る動作を説明するためのシーケンス図である。
MooDでは、BMSC22が、「MBMS ON」と「MBMS OFF」との切り替えを判断する。BMSC22が、「MBMS OFF」に切り替えると判断した場合、すなわち、コンテンツをユニキャストで提供する場合、当該コンテンツに対応する情報(例えば、TMGI)をユーザサービス説明情報であるUSD(User Service Description)から除去する。一方、BMSC22が、「MBMS ON」に切り替えると判断した場合、すなわち、コンテンツをマルチキャストで提供する場合、当該コンテンツに対応する情報(例えば、TMGI)をユーザサービス説明情報であるUSD(User Service Description)に追加する。
このように、BMSC22が、USDを動的に更新することが想定される。しかしながら、RRCアイドルUEは、ネットワークとのRRC接続が確立されていないため、USDが更新されたことが分からない虞がある。そこで、以下の方法により、RRCアイドルUEが、USDが更新されたことを知ることができる。
ステップS601において、BMSC22は、UE100にUSDを通知する。ここでは、TMGI1、TMGI2、TMGI3のそれぞれによって示されるMBMSサービスが提供されている仮定して説明を進める。従って、USDは、TMGI1/2/3を示す情報を含む。
UE100は、RRC接続状態であり、USDを受信する。UE100は、受信したUSDを保持する。その後、UE100は、RRCアイドル状態に移行する。
ステップS602において、eNB200は、実際に提供しているMBMSサービスをSIB15によりUE100に通知する。ここでは、TMGI1及びTMGI2のそれぞれによって示されるMBMSサービスがeNB200(MCE11)から実際に提供されていると仮定して説明を進める。従って、SIB15は、TGMI1/2を示す情報を含む。
ステップS603において、BMSC22は、更新されたUSDをMCE11に通知する。
BMSC22は、TMGI2に対応するMBMSサービスについて、「MBMS OFF」に切り替えると判断する。従って、BMSC22は、USDからTMGI2を除去する。また、BMSC22は、TMGI4に対応するMBMSサービスについて、「MBMS ON」に切り替えると判断する。従って、BMSC22は、USDにTMGI4を追加する。BMSC22は、USDからTMGI2を除去し、且つUSDにTMGI4を追加することによって、USDを更新する。
更新されたUSDを受信したMCE11は、実際に利用可能なMBMSサービス(TMGI)を更新する。具体的には、実際に利用可能なMBMSサービスをTMGI1及び4に対応するMBMSサービスに決定する。
ステップS604において、MCE11は、実際に利用可能なMBMSサービス(TMGI1、4)をeNB200に通知する。
ステップS605において、eNB200は、実際に利用可能なMBMSサービス(TMGI1、4)を示す情報を含む更新されたSIB15によりUE100に通知する。
ステップS606において、UE100は、更新されたSIB15に含まれるTMGIが、保持するUSDに含まれるTMGIと一致するか否かを判断する。UE100は、更新されたSIB15に含まれるTMGI(例えば、TMGI4)が保持するUSDに含まれない場合、TMGIが一致しないと判断する。また、UE100は、保持するUSDに含まれるTMGI(例えば、TMGI2)が更新されたSIB15に含まれない場合、TMGIが一致しないと判断する。UE100は、TMGIが一致しない場合、USDが更新されたと判断し、USDを更新するための動作を開始する。従って、UE100は、SIB15に基づいて、USDを更新するための動作を開始する。
ステップS607において、UE100は、RRCアイドル状態である場合、RRC接続を確立する。
ステップS608において、UE100は、更新したUSDをBMSC22から受信する。UE100は、更新したUSDを保持する。
以上により、UE100が、RRCアイドル状態である場合であっても、USDが更新されたことを知ることができる。
[その他の実施形態]
上述した第1実施形態(動作例1及び2)において、既存のMBMS計数手順が実行されていたが、これに限られない。MCE11は、MBMSサービス(MBMSユーザサービス)の実際の消費を決定するための他の手順を実行してもよい。
上述した第1実施形態において、MCE11は、計数の対象となるMBMSサービスを示すTMGIのリストをUE100に通知していてもよい。例えば、MCE11は、MBMS計数要求又は拡張MBMS計数要求により、計数の対象となるMBMSサービスを示すTMGIのリストをUE100に通知できる。UE100は、当該リスト内のTMGIをMBMS計数応答又は拡張MBMS計数応答に含めることができる。
上述した第1実施形態(動作例1から3)において、MCE11の代わりに、eNB200がMCE11の動作を実行してもよい。また、BMSC22がコンテンツの需要状況を把握するためだけでなく、MCE11がコンテンツの需要状況を把握するために、BMSC22の動作を実行してもよい。
上述した第2実施形態において、UE100は、TMGIに基づいて、USDが更新されたと判断していたが、これに限られない。UE100は、USDに含まれる情報(例えば、「MBMS Service ID」、「Mobile Country Code (MCC)」、「Mobile Network Code (MNC)」、「The session start and end time」、「frequencies」、「MBMS service area identities(SAI)」の少なくともいずれかの情報)と、SIBにより提供される情報とに基づいて、USDが更新されたか否かを判断してもよい。なお、「The session start and end time」は、MBMSサービスのコンテンツの開始及び終了時間を示す情報である。「frequencies」は、MBMSサービスが提供される可能性がある1つ以上の周波数を示す情報である。「MBMS service area identities(SAI)」は、MBMSサービスのコンテンツを配信するエリア(MBMS service area)を示す情報である。
上述した第1実施形態及び第2実施形態は、別個独立して実施してもよいし、相互に組み合わせて実施してもよい。また、第1実施形態の各動作例は、別個独立して実施してもよいし、相互に組み合わせて実施してもよい。
上述した各実施形態において、移動通信システムとしてLTEシステムを例示した。しかしながら、本発明はLTEシステムに限定されない。LTEシステム以外の移動通信システムに本発明を適用してもよい。
なお、米国仮出願第62/153230号(2015年4月27日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。

Claims (8)

  1. MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)サービスを受信している又は前記MBMSサービスの受信に興味がある無線端末の数を計数するための要求をネットワーク装置から受信する受信部と、
    前記要求の受信に応じて、タイマを起動する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記MBMSサービスを受信している又は前記MBMSサービスの受信に興味がある場合、前記タイマが満了するまでに前記要求に対する応答を前記ネットワーク装置に通知することを特徴とする無線端末。
  2. 前記要求は、前記タイマの値として設定すべき所定値を含み、
    前記制御部は、前記所定値を前記タイマの値として設定することを特徴とする請求項に記載の無線端末。
  3. 前記制御部は、予め規定されている値又は前記無線端末が在圏するセルから受信した値を、前記タイマの値として設定することを特徴とする請求項に記載の無線端末。
  4. MCH(Multicast Channel)を介して伝送される制御情報をネットワーク装置から受信する受信部と、
    特定の無線端末の数を計数するための要求を示す情報が前記制御情報に含まれる場合、前記要求に対する応答を前記ネットワーク装置に通知する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記要求の受信に応じて、タイマを起動し、
    前記制御部は、前記タイマが満了するまでに前記要求に対する応答を前記ネットワーク装置に通知し、
    前記特定の無線端末は、特定のMTCH(Multicast Traffic Channel)を介して伝送される特定のMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)サービスを受信している又は前記特定のMBMSサービスの受信に興味がある無線端末であることを特徴とする無線端末。
  5. 前記要求を示す情報は、前記特定のMTCHの伝送が停止する予定であることを示す情報が格納可能であるフィールドに格納されることを特徴とする請求項に記載の無線端末。
  6. 前記制御部は、前記無線端末がRRCアイドル状態であり且つ前記特定のMBMSサービスを受信している又は前記特定のMBMSサービスの受信に興味がある場合にのみ、前記応答を前記ネットワーク装置に通知することを特徴とする請求項に記載の無線端末。
  7. 前記受信部は、前記制御情報を受信する前に、RRC接続状態においてMBMS計数要求を受信し、
    前記制御部は、前記MBMS計数要求に基づいて、前記特定のMBMSサービスに関するMBMS計数応答を前記ネットワーク装置に通知した後、前記特定のMBMSサービスの受信状況又は前記特定のMBMSサービスの受信の興味に変化があった場合に、前記応答を前記ネットワーク装置に通知し、
    前記MBMS計数要求は、前記MBMSサービスを受信している又は前記MBMSサービスの受信に興味がある無線端末の数を計数するための要求であり、
    前記MBMS計数応答は、前記MBMS計数要求に対する応答であることを特徴とする請求項に記載の無線端末。
  8. 前記制御部は、前記要求に対する応答に前記特定のMBMSサービスの識別子を含めることを特徴とする請求項に記載の無線端末。
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