JP2015142332A - 装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】セルが属するMBSFNエリアを自動で決定することを可能にする。【解決手段】対象基地局及び1つ以上の他の基地局のうちの一方により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、上記対象基地局及び上記1つ以上の他の基地局のうちの他方により提供される上記測定の上記結果を取得する取得部と、上記測定の上記結果に基づいて、上記対象基地局のセルが属するMBSFNエリアを決定する決定部と、を備える装置が提供される。【選択図】図21

Description

本開示は、装置に関する。
セルラーネットワークにおいて、放送コンテンツのような同一のコンテンツを複数のユーザに配信する方式として、MBMS(Multicast Broadcast Multimedia Services)が実用化されている。とりわけLTE(Long Term Evolution)では、複数のセルの基地局が互いに同期して同一コンテンツを配信するMBSFN(MBMS over Single Frequency Network)が規格化されている。MBSFNにより、端末において、複数の基地局からの受信信号が合成され、受信品質が改善され得る。
技術が提案されている。
例えば、非特許文献1には、MBMS及びMBSFNに関して規格化された技術が開示されている。
3GPP TS 36.331 V11.5.0 (2013-09) LTE; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Radio Resource Control (RRC); Protocol Specification
しかし、セルが属するMBSFNエリアを決定することが困難な場合がある。例えば、HeNB(Home evolved Node B)はユーザにより設置されるので、移動体通信ネットワークのオペレータは、HeNBの設置場所を計画的に決めることができない。そのため、例えば、HeNBのセル(例えば、フェムトセル)によりMBSFNエリアを構成する場合に、新たに設置されるHeNBのセルが属するMBSFNエリアを決定することが困難になり得る。
そこで、セルが属するMBSFNエリアを自動で決定することを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
本開示によれば、対象基地局及び1つ以上の他の基地局のうちの一方により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、上記対象基地局及び上記1つ以上の他の基地局のうちの他方により提供される上記測定の上記結果を取得する取得部と、上記測定の上記結果に基づいて、上記対象基地局のセルが属するMBSFNエリアを決定する決定部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、対象基地局及び1つ以上の他の基地局のうちの一方により送信されるリファレンス信号の測定の結果を取得する取得部と、上記対象基地局のセルが属するMBSFNエリアを決定する制御装置に上記測定の上記結果を提供する提供部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、1つ以上の基地局により送信されるMBSFNリファレンス信号の測定を行う測定部と、端末装置が接続される基地局に上記測定の結果を提供する提供部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、MBSFNエリアにおいて送信される同一の信号間の遅延の測定結果を取得する取得部と、上記測定結果に基づいて、上記MBSFNエリアのMBSFNサブフレームのためのサイクリックプレフィクス長を決定する決定部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、MBSFNエリアにおいて送信される同一の信号間の遅延の測定結果を取得する取得部と、上記MBSFNエリアのMBSFNサブフレームのためのサイクリックプレフィクス長を決定する制御装置に上記測定結果を提供する提供部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、MBSFNエリアにおいて送信される同一の信号間の遅延の測定を行う測定部、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、特定のMBSFNサブフレームのMBSFN領域のうちの少なくとも1つのシンボルにおいてMBSFNリファレンス信号のみが送信されるように送信を制御する制御部、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、MBSFNエリアのMBSFNサブフレームのためのサイクリックプレフィクス長を特定するための特定情報を取得する取得部と、セル内での上記特定情報の送信を制御する制御部と、を備える装置が提供される。
以上説明したように本開示によれば、基地局が属するMBSFNエリアを自動で決定することが可能になる。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、又は本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
MBSFNエリアの例を説明するための説明図である。 MBMSのためのチャネルを説明するための説明図である。 MBSFNサブフレームの例を説明するための説明図である。 MBSFNサブフレームのリソース及び信号の第1の例を説明するための説明図である。 MBSFNサブフレームのリソース及び信号の第2の例を説明するための説明図である。 通常のサブフレームのリソース及び信号の第1の例を説明するための説明図である。 通常のサブフレームのリソース及び信号の第2の例を説明するための説明図である。 サイクリックプレフィクス(CP)の例を説明するための説明図である。 サイクリックプレフィクス(CP)とFFT処理ウィンドウの例を説明するための説明図である。 MCCHが配置されるサブフレームの例を説明するための説明図である。 MBSFNサブフレームの例を説明するための説明図である。 PMCH及びPMCHにマッピングされるMTCHの例を説明するための説明図である。 MCCHの情報の変更に関する通知のタイミングの例を説明するための説明図である。 MBSFNをサポートするLTEネットワークの構成の一例を説明するための説明図である。 MBMSカウンティング手続きの例を説明するための説明図である。 本開示の実施形態に係る通信システムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 第1の実施形態に係る制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 MBSFNリファレンス信号の測定の結果の一例を説明するための説明図である。 CRSの測定の結果の一例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係るスモール基地局の構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態に係るスモール基地局の構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第3の実施形態に係る制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 CRSの測定の結果の一例を説明するための説明図である。 第3の実施形態に係るスモール基地局の構成の一例を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 第4の実施形態に係るスモール基地局の構成の一例を示すブロック図である。 第4の実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 第4の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 サーバの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付の図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.はじめに
2.通信システムの概略的な構成
3.第1の実施形態
3.1.制御装置の構成
3.2.スモール基地局の構成
3.3.処理の流れ
4.第2の実施形態
4.1.制御装置の構成
4.2.スモール基地局の構成
4.3.端末装置の構成
4.4.処理の流れ
5.第3の実施形態
5.1.制御装置の構成
5.2.スモール基地局の構成
5.3.処理の流れ
6.第4の実施形態
6.1.制御装置の構成
6.2.スモール基地局の構成
6.3.端末装置の構成
6.4.処理の流れ
7.応用例
7.1.制御装置に関する応用例
7.2.スモール基地局に関する応用例
7.3.端末装置に関する応用例
8.まとめ
<<1.はじめに>>
まず、図1〜図15を参照して、MBMS及びMBSFNに関する技術を説明する。
(MBSFNエリア)
MBSFNでは、複数の基地局が、互いに同期して同一のコンテンツを配信する。即ち、MBSFNでは、複数の基地局が、同一の無線リソースで同一のデータを送信する。当該複数の基地局のセル(即ち、複数のセル)は、MBSFNエリアと呼ばれる。各セルは、最大8個のMBSFNエリアに属することができる。以下、図1を参照して、MBSFNエリアの具体例を説明する。
図1は、MBSFNエリアの例を説明するための説明図である。図1を参照すると、#1〜#15のセルが示されている。この例では、MBSFNエリア0は#1〜#3、#5〜#8のセルを含み、MBSFNエリア1は#7、#9、#10、#13のセルを含み、MBSFNエリア255は#8、#9、#11〜#15のセルを含む。なお、#7のセルは、MBSFNエリア0及びMBSFNエリア1の両方に属する。また、#8のセルは、MBSFNエリア0及びMBSFNエリア255の両方に属する。また、#9のセルは、MBSFNエリア1及びMBSFNエリア255の両方に属する。また、#4のセルは、いずれのMBSFNエリアにも属さない。
(MBMSに関するチャネル)
MBMSのための論理チャネル、トランスポートチャネル及び物理チャネルが定められている。以下、この点について図2を参照して説明する。
図2は、MBMSのためのチャネルを説明するための説明図である。図2を参照すると、LTEにおいて定められている論理チャネル、トランスポートチャネル及び物理チャネルが示されている。とりわけ、MBMSのための論理チャネルとして、MCCH(Multicast Control Channel)及びMTCH(Multicast Traffic Channel)が定められている。MCCHは、MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージ(MBSFN Area Configuration message)及びMBMSカウンティング要求メッセージ(MBM Counting Request messega)などの制御情報を送信するためのチャネルである。また、MTCHは、MBMSのデータを送信するためのチャネルである。また、MBMSのための物理チャネルとして、PMCH(Physical Multicast Channel)が定められている。MCCHにマッピングされる制御情報及びMTCHにマッピングされるデータの両方が、トランスポートチャネルであるMCH(Multicast Channel)を通じてPMCHにマッピングされる。
(MBSFNサブフレーム)
MBSFNの送信は、MBSFNサブフレームで行われる。MBSFNサブフレームは、無線フレーム割当て期間(Radio Frame Allocation Period)、無線フレーム割当てオフセット(Radio Frame Allocation Offset)、及びサブフレーム割当て(Subframe Allocation)により示される。以下、図3を参照して、MBSFNサブフレームの具体例を説明する。
図3は、MBSFNサブフレームの例を説明するための説明図である。図3を参照すると、各SFN(System Frame Number)の無線フレームに含まれるサブフレームが示されている。この例では、無線フレーム割当て期間は8であり、無線フレーム割当てオフセットは2である。また、サブフレーム割当ては、4フレームパターン(24ビット)である。そのため、「SFN mod 8 =2」を満たすSFN(即ち、2、10、18などのSFN)の無線フレームと、その後に続く3つの無線フレームとが、MBSFNのための無線フレームである。また、この例では、FDD(Frequency Division Duplexing)が採用され、サブフレーム割当ては、「011010 011010 011010 011010」である。FDDが採用される場合には、サブフレーム割当ての各ビットは、#1、#2、#3、#6、#7及び#8のサブフレームを示すので、上記無線フレームのうちの#2、#3及び#7のサブフレームが、MBSFNサブフレームである。
システム情報及びページング情報が送信されるサブフレームは、MBSFNサブフレームとして使用されない。よって、FDDが採用される場合には、#0、#4、#5及び#9のサブフレームは、MBSFNサブフレームとして使用されない。また、TDD(Time Division Duplexing)が採用される場合には、#0、#1、#2、#5及び#6のサブフレームは、MBSFNサブフレームとして使用されない。
なお、MBSFNサブフレームは、例えば、SIB(System Information Block)2の中で端末装置に通知される。これにより、端末装置は、MBSFNエリアを知ることができる。また、MBSFNエリアごとのMBSFNサブフレームは、後述するように、MCCHにマッピングされる制御情報(MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージ)の中でも端末装置に通知される。
(MBSFNサブフレームのリソース及び信号)
−OFDMシンボルの数
MBSFNでは、複数の基地局が、同一の無線リソースで同一のデータを送信するので、長い遅延スプレッド(delay spread)を許容するために、MBSFNサブフレームのMBSFN領域では、16.7us又は33.3usの拡張CP(Extended CP)が使用される。16.7usの拡張CPが使用される場合には、1スロットに6OFDMシンボルが含まれる。即ち、1サブフレームに12OFDMシンボルが含まれる。一方、33.3usの拡張CPが使用される場合には、1スロットに3OFDMシンボルが含まれる。即ち、1サブフレームに6OFDMシンボルが含まれる。
−リファレンス信号(RS)
MBSFNエリアに属するセルの基地局は、MBSFNサブフレームのうちのとりわけMBSFN領域内で、同一の信号を送信する。そのため、これらの基地局は、MBSFN領域内ではセル固有のリファレンス信号(Cell-specific Reference Signal:CRS)を送信しない。その代わりに、これらの基地局は、MBSFN用のリファレンス信号であるMBSFNリファレンス信号(MBSFN−RS)を送信する。MBSFN−RSは、MBSFNエリアに属する全てのセルにおいて、同一の無線リソース(即ち、同一のリソースエレメント)で送信される。
−具体例
図4は、MBSFNサブフレームのリソース及び信号の第1の例を説明するための説明図である。図4を参照すると、MBSFNサブフレーム内で時間方向に並ぶ2つのリソースブロック(RB)が示されている。この例では、16.7usの拡張CPが使用され、MBSFNサブフレームは、時間方向において12個のOFDMシンボルを含む。また、MBSFNサブフレームは、12個のOFDMシンボルのうちの最初の2つのOFDMシンボルにわたる非MBSFN領域と、その後に続くMBSFN領域とを含む。非MBSFN領域では、CRSが送信され得る。一方、MBSFN領域では、MBSFNエリアに属するセル間で共通のMBSFN−RSが送信される。また、MBSFN領域では、MCCHにマッピングされる制御情報及び/又はMTCHにマッピングされるデータが送信される。
図5は、MBSFNサブフレームのリソース及び信号の第2の例を説明するための説明図である。図5を参照すると、MBSFNサブフレーム内で時間方向に並ぶ2つのリソースブロック(RB)が示されている。この例では、33.3usの拡張CPが使用され、MBSFNサブフレームは、時間方向において6個のOFDMシンボルを含む。また、MBSFNサブフレームは、6個のOFDMシンボルのうちの最初の1つのOFDMシンボルにわたる非MBSFN領域と、その後に続くMBSFN領域とを含む。非MBSFN領域では、CRSが送信され得る(図示せず)。一方、MBSFN領域では、MBSFNエリアに属するセル間で共通のMBSFN−RSが送信される。また、MBSFN領域では、MCCHにマッピングされる制御情報及び/又はMTCHにマッピングされるデータが送信される。
(通常のサブフレームのリソース及び信号)
−OFDMシンボルの数
MBSFNサブフレームではない通常のサブフレームでは、通常のCP(Normal CP)又は16.7usの拡張CPが使用される。通常のCPの長さは、スロット中の1番目のOFDMシンボルで5.1usであり、他のOFDMシンボルで4.7usである。通常のCPが使用される場合には、1スロットに7OFDMシンボルが含まれる。即ち、1サブフレームに14OFDMシンボルが含まれる。一方、16.7usの拡張CPが使用される場合には、1スロットに6OFDMシンボルが含まれる。即ち、1サブフレームに12OFDMシンボルが含まれる。
−リファレンス信号(RS)
基地局は、通常のサブフレームにおいて、CRSを送信する。CRSは、セル選択、チャネル推定、及びダウンリンクデータの同期検波などのために使用される。
−具体例
図6は、通常のサブフレームのリソース及び信号の第1の例を説明するための説明図である。図6を参照すると、通常のサブフレーム内で時間方向に並ぶ2つのリソースブロック(RB)が示されている。この例では、通常のCPが使用され、サブフレームは、時間方向において14個のOFDMシンボルを含む。CRSは、各RB内の所定のリソースエレメント(RE)で送信される。なお、上記所定のREは、セルごとに設定される。
図7は、通常のサブフレームのリソース及び信号の第2の例を説明するための説明図である。図7を参照すると、通常のサブフレーム内で時間方向に並ぶ2つのリソースブロック(RB)が示されている。この例では、16.7usの拡張CPが使用され、サブフレームは、時間方向において12個のOFDMシンボルを含む。この場合も、CRSは、各RB内の所定のリソースエレメント(RE)で送信される。なお、上記所定のREは、セルごとに設定される。
(サイクリックプレフィクス(CP))
OFDMシンボルは、サイクリックプレフィクス(CP)とメインボディとを含む。CPは、メインボディの波形の一部をコピーすることにより生成される。以下、この点について図8を参照して具体例を説明する。
図8は、サイクリックプレフィクス(CP)の例を説明するための説明図である。図8を参照すると、OFDMシンボルの波形が示されている。OFDMシンボルは、CP及びメインボディを含む。CPは、メインボディのうちの末尾の部分をコピーすることにより生成され、メインボディの前に付される。
マルチパスによる遅延スプレッドがCP長に収まっていれば、信号は、FFT(Fast Fourier Transform)処理ウィンドウ内で完全に表現され、FFT処理により正しく合成される。一方、マルチパスによる遅延スプレッドがCP長に収まっていなければ、信号はFFT処理ウィンドウ内で完全に表現されず、シンボル間干渉が生じ得る。その結果、受信性能が劣化し得る。以下、この点について図9を参照して具体例を説明する。
図9は、サイクリックプレフィクス(CP)とFFT処理ウィンドウの例を説明するための説明図である。図9を参照すると、第1の遅延スプレッドコンポーネントと第2の遅延スプレッドコンポーネントとが示されている。第2の遅延スプレッドコンポーネントは、第1の遅延スプレッドコンポーネントよりも遅れて受信機により受信され、第1の遅延スプレッドコンポーネントと第2の遅延スプレッドコンポーネントとの間の受信タイミングの差が遅延スプレッドになる。この遅延スプレッドがCP長よりも短ければ、信号は、FFT処理ウィンドウ内で完全に表され、正しく合成される。
なお、端末装置は、使用されているCP長を判定することもできる。一例として、端末装置は、複数のCP長のうちの、同期信号、リファレンス信号又はマスタ報知情報などの最適な復調を可能にするCP長を、使用されているCP長として判定し得る。別の例として、端末装置は、同期信号又はリファレンス信号の波形解析により、使用されているCP長を判定し得る。さらに別の例として、端末装置は、サブフレーム内のシンボル数を判定し、当該シンボル数からCP長を判定し得る。さらに別の例として、端末装置は、サブフレーム内のリファレンス信号の配置から、CP長を判定し得る。
(MCCH、MTCH及びPMCH)
−MBSFNエリアとMCCHとの関係
1つのMCCHは、1つのMBSFNエリアに対応する。即ち、MCCHは、セルが属するMBSFNエリアごとに存在する。
−SIB13
SIB13は、MCCHが配置されるサブフレームなどを示し、端末装置に通知される。より具体的には、SIB13は、MCCH反復期間(MCCH Repetition Period)、MCCHオフセット及びサブフレーム割当て情報(Subframe Allocation Information)などを含む。以下、図10を参照して、MCCHが配置されるサブフレームの具体例を説明する。
図10は、MCCHが配置されるサブフレームの例を説明するための説明図である。図10を参照すると、各SFN(System Frame Number)の無線フレームに含まれるサブフレームが示されている。この例のMBSFNサブフレームは、図3に示されるMBSFNサブフレームと同一である。この例では、MCCH反復期間は32であり、MCCHオフセットは5である。そのため、「SFN mod 32 =5」を満たすSFN(即ち、5、37などのSFN)の無線フレームが、MCCHが配置される無線フレームである。さらに、この例では、サブフレーム割当て情報が、「010000」である。FDDが採用される場合には、サブフレーム割当ての各ビットは、#1、#2、#3、#6、#7及び#8のサブフレームを示すので、上記無線フレームのうちの#2のサブフレームが、MCCHが配置されるサブフレームである。このように、MCCHは、MBSFNサブフレームの中に定期的に配置される。
なお、MCCH及びMTCHはMAC(Media Access Control)レイヤで多重されるが、端末装置はMACヘッダの多重情報によりMCCH及びMTCHを復調できる。
−MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージ
MCCHには、MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージがマッピングされる。
−−共通サブフレーム割当て(CSA)
まず、MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、共通サブフレーム割当て(Common Subframe Allocation:CSA)パターンリスト、及びCSA期間を含み、これらの情報は、MBSFNエリアのMBSFNサブフレームを示す。CSAパターンリストは、無線フレーム割当て期間、無線フレーム割当てオフセット及びサブフレーム割当てを含む。以下、図11を参照して、これらの情報により示されるMBSFNサブフレームの具体例を説明する。
図11は、MBSFNサブフレームの例を説明するための説明図である。図11を参照すると、CSA期間にわたる無線フレームが示されている。この例では、CSA期間は、32無線フレームである。また、この例では、CSAパターンリストは、エントリ1及びエントリ2を含む。エントリ1では、無線フレーム割当て期間が16であり、無線フレーム割当てオフセットが0であり、サブフレーム割当てが1フレームパターン(6ビット)の「100100」である。よって、エントリ1のMBSFNサブフレームは、SFNが0及び16である2つの無線フレームの中の、#1及び#6のサブフレームである。エントリ2では、無線フレーム割当て期間が4であり、無線フレーム割当てオフセットが3であり、サブフレーム割当てが1フレームパターン(6ビット)の「001001」である。よって、エントリ2のMBSFNサブフレームは、SFNが3、7、11、15、19、23、27及び31である8つの無線フレームの中の、#3及び#8のサブフレームである。よって、この例では、MBSFNサブフレームとして、CSA期間の中の合計20個のサブフレームが示される。
−−PMCH情報
さらに、MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、PMCH情報リストを含み、当該PMCH情報リストは、各PMCHが配置されるMBSFNサブフレーム、及び各PMCHにマッピングされる1つ以上のMTCHを示す。また、PMCHの中の最初のサブフレームでは、当該PMCHにマッピングされるMTCHのスケジューリング情報であるMSI(MCH Scheduling Information)が送信され、PMCH情報リストは、当該MSIの送信の周期も示す。当該周期は、MCHスケジューリング期間(MCH Scheduling Period:MSP)と呼ばれる。以下、図12を参照して、PMCH及びPMCHにマッピングされるMTCHの例を説明する。
図12は、PMCH及びPMCHにマッピングされるMTCHの例を説明するための説明図である。図12を参照すると、図11を参照して説明した20個のMBSFNサブフレームの4つのセットが示されている。即ち、4つのCSA期間(即ち、CSA期間1〜4)にわたる80個のMBSFNサブフレームが示されている。この例では、CSA期間(32無線フレーム)内の20個のMBSFNサブフレームのうちの、1番目のサブフレームから7番目のサブフレームまでが、PMCH1に割り当てられている。また、8番目のサブフレームから11番目のサブフレームまでが、PMCH2に、12番目のサブフレームから15番目のサブフレームまでが、PMCH3に、16番目のサブフレームから20番目のサブフレームまでが、PMCH4に、割り当てられている。また、PMCH1には、論理チャネル1及び2(即ち、MTCH1及び2)がマッピングされる。また、PMCH2には論理チャネル3(即ち、MTCH3)がマッピングされ、PMCH3には論理チャネル4(即ち、MTCH4)がマッピングされ、PMCH4には論理チャネル5(即ち、MTCH5)がマッピングされる。PMCH1に注目すると、PMCH1のMSPは64無線フレームであり、PMCH1では2つのCSA期間ごとにMSIが送信される。CSA期間1及び2では、PMCH1に割り当てられたMBSFNサブフレームのうちの、1番目のサブフレームから9番目までのサブフレームに、論理チャネル1(即ち、MTCH1)が配置される。また、10番目から13番目のサブフレームに、論理チャネル2(即ち、MTCH2)が配置される。14番目のサブフレームには、いずれの論理チャネル(MTCH)も配置されない。また、CSA期間3及び4では、PMCH1に割り当てられたMBSFNサブフレームのうちの、1番目のサブフレームから8番目までのサブフレームに、論理チャネル1が配置される。また、9番目から12番目のサブフレームに、論理チャネル2が配置される。なお、13番目のサブフレーム及び14番目のサブフレームには、いずれの論理チャネル(MTCH)も配置されない。なお、図12に示されるように、MBSFNサブフレームには、MCCHも配置される。
(MCCHについての変更の通知)
MCCHの情報に変更がある場合には、MCCHの情報の変更が、MBSFNサブフレームの非MBSFN領域内のPDCCH(Physical Downlink Control Channel)上で送信されるDCI(Downlink Control Information)の中で全ての端末装置に通知される。具体的には、上記DCIには、MCCH変更通知インジケータ(MCCH Change Notification Indicator)が含まれる。当該MCCH変更通知インジケータは、MBSFNエリアにそれぞれ対応する8ビットのビットマップである。なお、この通知には、MBMS RNTI(Radio Network Temporary Identity)、即ちM−RNTIが使用される。
まず、MCCH変更期間(MCCH modification period)に、MCCHの情報の変更の通知が行われ、その次のMCCH変更期間に、変更された情報の通知が行われる。以下、この点について、図13を参照して具体例を説明する。
図13は、MCCHの情報の変更に関する通知のタイミングの例を説明するための説明図である。図13を参照すると、第1のMCCH変更期間(n)とそれに続く第2のMCCHの変更期間(n+1)とが示されている。このように、第1のMCCH変更期間(n)において、MCCHの情報の変更の通知が行われ、その後、第1のMCCH変更期間(n+1)において、変更された情報の通知が行われる。なお、端末装置のモビリティの確保のために、変更された情報は、最初のMCCHだけではなく、その後のMCCHでも送信される。MCCHの情報は、比較的長時間をかけて変更される。
(MBSFNのためのシステム構成)
図14を参照して、MBSFNをサポートするLTEネットワークの構成の例を説明する。図14は、MBSFNをサポートするLTEネットワークの構成の一例を説明するための説明図である。図14を参照すると、LTEネットワークは、MCE(Multi-cell/Multicast Coordination Entity)、BM−SC(Broadcast/Multicast Service Center)、MBMS GW(gateway)及びMME(Mobility Management Entity)などを含む。これらのノードは、論理ノードである。MCEは、MBSNFエリアに属するセルのeNB(evolved Node B)に、同一の無線リソースで同一のデータを送信させる。具体的には、例えば、MCEは、MBSNFエリア内のMBSNFに関するスケジューリングを行う。BM−SCは、コンテンツプロバイダの認証、課金、及びコアネットワーク内のデータフロー制御などを行う。MBMS−GWは、BM−SCからeNBまでのマルチキャストIPパケットの転送、及びMME経由のセッション制御信号の処理などを行う。MMEは、NAS(Non-Access Stratum)信号の処理を行う。
なお、1つのMCEが複数のeNBに対応する例を説明したが、MCEは係る例に限定されない。例えば、各eNBがMCEを備えてもよい。
(カウンティング手続き)
MBSFNでは、MBMSカウンティング手続きを通じて、MBMSサービスへの関心の情報が収集される。以下、図15を参照して、MBMSカウンティング手続きを説明する。
図15は、MBMSカウンティング手続きの例を説明するための説明図である。図15を参照すると、まず、MCCHの情報が変更されたとき、及び端末装置がMBSFNエリアに入ったときに、端末装置は、MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージとともに、MBMSカウンティング要求メッセージを受信する。そして、端末装置がRRC接続モードである場合に、端末装置が関心を有するMBMSサービスが、MBMSカウンティング要求のリストに含まれていれば、端末装置は、当該MBMSサービスの識別子を含むMBMSカウンティング応答メッセージ(MBMS Counting Response message)をネットワークへ送信する。これにより、MBMSサービスごとに、MBMSサービスを受信し又はサービスに関心を有する端末装置の数をカウントすることが可能になる。そのため、カウンティングの結果に応じてMBMSサービスの開始及び終了を制御することが可能になる。
(端末の動作)
端末装置は、SIB13を受信し、MCCHが配置されるサブフレームなどを特定する。そして、端末装置は、当該サブフレームで、MCCHの情報としてMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを受信し、所望のMBMSセッションのMTCHがマッピングされるPMCHを特定する。その後、端末装置は、上記MTCHがマッピングされる上記PMCHのMSIを受信し、上記MTCHが配置されるサブフレームを特定する。そして、端末装置は、当該サブフレームで、上記MTCHのデータ(即ち、上記所望のMBMSセッションのデータ)を受信する。このような動作によれば、端末装置は、必要最小限のサブフレームのみでの受信を行い、その他のサブフレームでスリープすることができる。そのため、端末装置の消費電力が抑えられる。
<<2.通信システムの概略的な構成>>
続いて、図16を参照して、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成を説明する。図16は、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図16を参照すると、通信システム1は、マクロ基地局11、制御装置100、スモール基地局200、スモール基地局300及び端末装置400を含む。通信システム1は、例えば、LTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムである。
マクロ基地局11は、マクロセル10内に位置する端末装置との無線通信を行う。マクロ基地局11は、コアネットワーク40に接続されている。
スモール基地局200は、スモールセル20内に位置する端末装置との無線通信を行う。スモールセル20は、例えば、マクロセル10と一部又は全体で重なる。また、複数のスモールセル20が、同一のMBSNFエリア30に属し、MBSNFエリア30では、複数のスモール基地局200が、MBSNFサブフレーム内で、同一の無線リソースで同一の信号を送信する。なお、例えば、スモールセル20は、フェムトセルであり、スモール基地局200は、インターネット50に接続されている。
スモール基地局300は、新たに設置される基地局である。スモール基地局300のスモールセル(図示せず)は、例えば、この時点ではいずれのMBSFNエリアにも属していない。
制御装置100は、スモール基地局200にとってのMCEとして動作する。例えば、制御装置100は、MBMS−GWとしても動作する。制御装置100は、例えば、インターネット50に接続され、インターネット50を介してスモール基地局200と通信する。また、制御装置100は、インターネット50を介して、コアネットワーク40内に位置するコアネットワークノード(例えば、MMEなど)、及び/又はマクロ基地局11と通信し得る。
端末装置400は、基地局との無線通信を行う。例えば、端末装置400は、マクロセル10内に位置する場合に、マクロ基地局11との無線通信を行う。また、端末装置400は、スモールセル20内に位置する場合に、スモール基地局200との無線通信を行う。また、端末装置400は、スモール基地局300のスモールセル(図示せず)内に位置する場合に、スモール基地局300との無線通信を行う。
以上、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成を説明した。本開示の実施形態によれば、例えば、制御装置100は、対象基地局(例えば、スモール基地局300)及び1つ以上の他の基地局(例えば、1つ以上のスモール基地局200)のうちの一方により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、上記対象基地局及び上記1つ以上の他の基地局のうちの他方により提供される上記測定の上記結果を取得する。そして、制御装置100は、上記測定の上記結果に基づいて、上記対象基地局のセル(例えば、スモール基地局300のスモールセル)が属するMBSFNエリアを決定する。
以降、上記対象基地局がスモール基地局300であり、上記1つ以上の他の基地局が1つ以上のスモール基地局200であるものとして説明する。また、上記対象基地局のセルがスモールセルであり、上記MBSFNエリアがスモールセルから成るものとして説明する。なお、以下のような第1〜第4の実施形態を説明する。
Figure 2015142332
<<3.第1の実施形態>>
続いて、図17〜図21を参照して、本開示の第1の実施形態を説明する。第1の実施形態によれば、制御装置100−1は、1つ以上のスモール基地局200−1により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、スモール基地局300−1により提供される上記測定の上記結果を取得する。そして、制御装置100−1は、上記測定の上記結果に基づいて、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアを決定する。また、第1の実施形態によれば、上記測定の上記結果は、スモール基地局300−1による測定の結果である。
<3.1.制御装置の構成>
まず、図17〜図19を参照して、第1の実施形態に係る制御装置100−1の構成を説明する。図17は、第1の実施形態に係る制御装置100−1の構成の一例を示すブロック図である。図17を参照すると、制御装置100−1は、通信部110、記憶部120及び処理部130を備える。
(通信部110)
通信部110は、他の装置と通信する。例えば、通信部110は、スモール基地局200−1及びスモール基地局300−1と通信する。より具体的には、例えば、通信部110は、インターネット50を介してスモール基地局200−1及びスモール基地局300−1と通信する。また、通信部110は、インターネット50を介して、コアネットワーク40内に位置するコアネットワークノード(例えば、MMEなど)、及び/又はマクロ基地局11と通信し得る。
(記憶部120)
記憶部120は、制御装置100−1の動作のためのプログラム及びデータを一時的にまたは恒久的に記憶する。
(処理部130)
処理部130は、制御装置100−1の様々な機能を提供する。処理部130は、要求部131、情報取得部133、決定部135及び制御部137を含む。
(要求部131)
要求部131は、他の基地局により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、スモール基地局300−1に要求する。
例えば、スモール基地局300−1が、MBSFNの設定を制御装置100−1に要求する。すると、要求部131は、他の基地局により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、スモール基地局300−1に要求する。
なお、要求部131は、MBSFN−RSの測定の結果を提供するようにスモール基地局300−1に要求する場合には、MBSFNエリアごとのMBSFNサブフレームを示す情報をスモール基地局300−1に提供してもよい。
(情報取得部133)
情報取得部133は、1つ以上のスモール基地局200−1により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、スモール基地局300−1により提供される上記測定の上記結果を取得する。
例えば、上述したように、要求部131が、他の基地局により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、スモール基地局300−1に要求する。すると、スモール基地局300−1は、1つ以上のスモール基地局200−1により送信されるリファレンス信号の測定の結果を、制御装置100−1に提供する。そして、当該測定の当該結果は、記憶部120に記憶される。情報取得部133は、記憶部120から、上記測定の上記結果を取得する。
−測定の主体
第1の実施形態では、上記測定の上記結果は、スモール基地局300−1による測定の結果である。即ち、スモール基地局300−1が、1つ以上のスモール基地局200−1により送信されるリファレンス信号の測定を行い、当該測定の結果を制御装置100−1に提供する。これにより、例えば、端末装置400−1に負担をかけることなく、測定の結果を得ることが可能になる。
−測定の結果
−−第1の例:MBSFN−RSの測定の結果
第1の例として、上記リファレンス信号は、MBSFNリファレンス信号(MBSFN−RS)である。即ち、情報取得部133は、1つ以上のスモール基地局200−1により送信されるMBSFN−RSの測定の結果を取得する。
さらに、上記測定の上記結果は、例えば、1つ以上のMBSFNエリア30の各々についての測定の結果及び識別情報を含む。即ち、上記測定の上記結果は、1つ以上のMBSFNエリア30の各々について、MBSFNエリア30に属するスモールセル20のスモール基地局200−1により送信されるMBSFN−RSの測定の結果と、当該MBSFNエリア30のMBSFNエリアIDとを含む。
一例として、上記測定の上記結果は、MBSFN−RSの受信レベル及び/又はSINR(Signal-to-Interference-plus-Noise Ratio)を含む。以下、この点について、図18を参照して具体例を説明する。
図18は、MBSFNリファレンス信号の測定の結果の一例を説明するための説明図である。図18を参照すると、MBSFNリファレンス信号の測定の結果として、3つのMBSFNエリア30の各々についてのMBSFNエリアIDとMBSFN−RSの受信レベル及びSINRとが示されている。例えば、MBSFNエリアIDが2であるMBSFNエリア30のMBSFN−RSの受信レベルは、−135dBm/Hzであり、当該MBSFNエリア30の当該MBSFN−RSのSINRは、15dBである。情報取得部133は、例えばこのような測定の結果を取得する。
なお、当然ながら、上記測定の上記結果は、上述した例に限られない。例えば、上記測定の上記結果は、いずれかのMBSFNエリア30を示す情報(例えば、MBSFNエリアID)であってもよい。一例として、上記測定の上記結果は、1つ以上のMBSFNエリア30のうちの、より良好な測定値(例えば、受信レベル又はSIRNなど)を伴う所定数のMBSFNエリア30を示す情報であってもよい。別の例として、上記測定の上記結果は、1つ以上のMBSFNエリア30のうちの、所定の条件を満たす測定値(例えば、所定の閾値を超える測定値、又は所定の閾値未満の測定値など)を伴うMBSFNエリア30を示す情報であってもよい。
−−第2の例:CRSの測定の結果
第2の例として、上記リファレンス信号は、CRSである。即ち、情報取得部133は、1つ以上のスモール基地局200−1により送信されるCRSの測定の結果を取得する。
さらに、上記測定の上記結果は、例えば、1つ以上のスモール基地局200−1の各々についての測定の結果及び識別情報を含む。即ち、上記測定の上記結果は、1つ以上のスモール基地局200−1の各々について、スモール基地局200−1により送信されるCRSの測定の結果と、当該スモール基地局200−1のスモールセル20のセルIDとを含む。
一例として、上記測定の上記結果は、CRSの受信レベル、SINR及び/又はパスロスを含む。以下、この点について、図19を参照して具体例を説明する。
図19は、CRSの測定の結果の一例を説明するための説明図である。図19を参照すると、CRSの測定の結果として、3つのスモール基地局200−1の各々についてのセルIDとパスロスとが示されている。例えば、セルIDが1であるスモールセル20のスモール基地局200−1に対応するパスロス(即ち、当該スモール基地局200−1により送信されたCRSのパスロス)は50dBである。情報取得部133は、例えばこのような測定の結果を取得する。
なお、当然ながら、上記測定の上記結果は、上述した例に限られない。例えば、上記測定の上記結果は、上記1つ以上のスモール基地局200−1のうちのいずれかのスモール基地局200−1を示す情報(例えば、セルID)であってもよい。一例として、上記測定の上記結果は、上記1つ以上のスモール基地局200−1のうちの、より良好な測定値(例えば、受信レベル、SIRN又はパスロスなど)を伴う所定数のスモール基地局200−1を示す情報であってもよい。別の例として、上記測定の上記結果は、上記1つ以上のスモール基地局200−1のうちの、所定の条件を満たす測定値(例えば、所定の閾値を超える測定値、又は所定の閾値未満の測定値など)を伴うスモール基地局200−1を示す情報であってもよい。
(決定部135)
決定部135は、上記測定の上記結果に基づいて、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアを決定する。
−−第1の例:MBSFN−RSの測定の結果に基づく決定
上述したように、第1の例として、上記リファレンス信号は、MBSFNリファレンス信号(MBSFN−RS)であり、上記測定の上記結果は、例えば、1つ以上のMBSFNエリア30の各々についての測定の結果及び識別情報を含む。この場合に、決定部135は、上記1つ以上のMBSFNエリア30のうちのいずれかのMBSFNエリア30を、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアとして決定する。
例えば、決定部135は、上記1つ以上のMBSFNエリア30のうちの、より良好な測定の結果を伴う所定数のMBSFNエリア30を、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアとして決定する。より具体的には、例えば、当該所定数は1である。即ち、決定部135は、上記1つ以上のMBSFNエリア30のうちの、最も良好な測定の結果を伴う1つのMBSFNエリア30を、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアとして決定する。
一例として、図18を再び参照すると、MBSFNエリアIDが2であるMBSFNエリア30についての受信レベル及びSINRは、他のMBSFNエリア30についての受信レベル及びSINRよりも高い。よって、決定部135は、MBSFNエリアIDが2であるMBSFNエリア30を、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアとして決定する。
なお、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアの決定の手法は、上述した例に限定されない。例えば、決定部135は、上記1つ以上のMBSFNエリア30のうちの、所定の条件を満たす測定の結果(例えば、所定の閾値を超える測定の結果、又は所定の閾値未満の測定の結果)を伴うMBSFNエリア30を、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアとして決定してもよい。
また、上述したように、上記測定の上記結果は、いずれかのMBSFNエリア30を示す情報(例えば、MBSFNエリアID)であってもよい。この場合に、決定部135は、上記測定の上記結果により示されるMBSFNエリア30を、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアとして決定してもよい。
以上のようなMBSFN−RSの測定の結果に基づくMBSFNエリアの決定により、例えば、スモール基地局300−1の近傍のMBSFNエリア30を、スモール基地局300−1が属するMBSFNエリアとして決定することが可能になる。
−−第2の例:CRSの測定の結果に基づく決定
上述したように、第1の例として、上記リファレンス信号は、CRSであり、上記測定の上記結果は、例えば、1つ以上のスモール基地局200−1の各々についての測定の結果及び識別情報を含む。この場合に、決定部135は、上記1つ以上のスモール基地局200−1のうちのいずれかのスモール基地局200−1のスモールセル20が属するMBSFNエリア30を、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアとして決定する。
例えば、決定部135は、上記1つ以上のスモール基地局200−1のうちのより良好な測定の結果を伴う所定数のスモール基地局200−1のスモールセル20が属するMBSFNエリア30を、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアとして決定する。より具体的には、例えば、当該所定数は1である。即ち、決定部135は、上記1つ以上のスモール基地局200−1のうちの最も良好な測定の結果を伴う1つのスモール基地局200−1のスモールセル20が属するMBSFNエリア30を、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアとして決定する。
一例として、図19を再び参照すると、セルIDが1であるスモールセル20のスモール基地局200−1に対応するパスロス(即ち、当該スモール基地局200−1により送信されたCRSのパスロス)は、他のスモール基地局200−1に対応するパスロスよりも小さい。よって、決定部135は、セルIDが1であるスモールセル20が属するMBSFNエリア30を、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアとして決定する。
なお、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアの決定の手法は、上述した例に限定されない。例えば、決定部135は、上記1つ以上のスモール基地局200−1のうちの所定の条件を満たす測定の結果(例えば、所定の閾値を超える測定の結果、又は所定の閾値未満の測定の結果)を伴うスモール基地局200−1のスモールセル20が属するMBSFNエリア30を、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアとして決定してもよい。
また、上述したように、上記測定の上記結果は、いずれかのスモール基地局200−1を示す情報(例えば、セルID)であってもよい。この場合に、決定部135は、上記測定の上記結果により示されるスモール基地局200−1のスモールセル20が属するMBSFNエリア30を、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアとして決定してもよい。
以上のようなCRSの測定の結果に基づくMBSFNエリアの決定により、例えば、スモール基地局300−1の近傍のスモールセル20が属するMBSFNエリア30を、スモール基地局300−1が属するMBSFNエリアとして決定することが可能になる。
以上のように、決定部135は、上記測定の上記結果に基づいて、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアを決定する。これにより、例えば、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアを自動で決定することが可能になる。
(制御部137)
制御部137は、スモール基地局200−1及びスモール基地局300−1にMBSFNの動作を行わせる。
例えば、制御部137は、MBMSセッションの開始をスモール基地局200−1及びスモール基地局300−1に要求する。より具体的には、例えば、制御部137は、MBMSセッション開始要求メッセージ(MBMS Session Start Request message)をスモール基地局200−1及びスモール基地局300−1へ送信する。
また、例えば、制御部137は、MBMSのスケジューリングを行い、MBMSのスケジューリングの情報をスモール基地局200−1及びスモール基地局300−1に提供する。より具体的には、例えば、制御部137は、MBMSスケジューリング情報メッセージ(MBMS Scheduling Information message)をスモール基地局200−1及びスモール基地局300−1へ送信する。
なお、上述したように、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアが決定される。すると、制御部137は、決定された上記MBSFNエリアに対応するMBMSセッション開始要求メッセージ及びMBMSスケジューリング情報メッセージをスモール基地局300−1へ送信する。これにより、スモール基地局300−1は、決定された上記MBSFNエリアの基地局としての動作を開始する。
<3.2.スモール基地局の構成>
次に、図20を参照して、第1の実施形態に係るスモール基地局300−1の構成を説明する。図20は、第1の実施形態に係るスモール基地局300−1の構成の一例を示すブロック図である。図20を参照すると、スモール基地局300−1は、アンテナ部310、無線通信部320、ネットワーク通信部330、記憶部340及び処理部350を備える。
(アンテナ部310)
アンテナ部310は、無線通信部320により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部310は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部320へ出力する。
(無線通信部320)
無線通信部320は、無線通信を行う。例えば、無線通信部320は、端末装置400−1へのダウンリンク信号を送信する。また、無線通信部320は、端末装置400−1からのアップリンク信号を受信する。
さらに、とりわけ第1の実施形態では、無線通信部320は、スモール基地局200−1からのダウンリンク信号を受信する。当該ダウンリンク信号は、リファレンス信号を含む。
(ネットワーク通信部330)
ネットワーク通信部330は、他のノードと通信する。例えば、ネットワーク通信部330は、制御装置100−1と通信する。また、例えば、ネットワーク通信部330は、スモール基地局200−1と通信する。また、例えば、ネットワーク通信部330は、コアネットワーク40内に位置するコアネットワークノード、及び/又はマクロ基地局11と通信する。なお、ネットワーク通信部330は、インターネット50を介して他のノードと通信する。
(記憶部340)
記憶部340は、スモール基地局300−1の動作のためのプログラム及びデータを一時的にまたは恒久的に記憶する。
(処理部350)
処理部350は、スモール基地局300−1の様々な機能を提供する。処理部350は、測定部351、情報取得部353及び情報提供部355を含む。
(測定部351)
測定部351は、1つ以上のスモール基地局200−1により送信されるリファレンス信号の測定を行う。
−第1の例:MBSFN−RSの測定
第1の例として、上記リファレンス信号は、MBSFN−RSである。即ち、測定部351は、1つ以上のスモール基地局200−1により送信されるMBSFN−RSの測定を行う。
例えば、測定部351は、1つ以上のMBSFNエリア30の各々についての測定を行う。そして、当該測定の結果は、1つ以上のMBSFNエリア30の各々についての測定の結果及び識別情報(例えば、MBSFNエリアID)を含む。
一例として、上記測定の結果は、MBSFN−RSの受信レベル及び/又はSINRを含む。当該測定の当該結果の具体例は、図18に示されるとおりである。
なお、上記測定の結果は、いずれかのMBSFNエリア30を示す情報(例えば、MBSFNエリアID)であってもよい。一例として、上記測定の上記結果は、1つ以上のMBSFNエリア30のうちの、より良好な測定値(例えば、受信レベル又はSIRNなど)を伴う所定数のMBSFNエリア30を示す情報であってもよい。別の例として、上記測定の上記結果は、1つ以上のMBSFNエリア30のうちの、所定の条件を満たす測定値(例えば、所定の閾値を超える測定値、又は所定の閾値未満の測定値など)を伴うMBSFNエリア30を示す情報であってもよい。
−第2の例:CRSの測定
第2の例として、上記リファレンス信号は、CRSである。即ち、測定部351は、1つ以上のスモール基地局200−1により送信されるCRSの測定を行う。
例えば、測定部351は、1つ以上のスモール基地局200−1の各々についての測定を行う。そして、当該測定の結果は、1つ以上のスモール基地局200−1の各々についての測定の結果及び識別情報(例えば、セルID)を含む。
一例として、上記測定の結果は、CRSの受信レベル、SINR及び/又はパスロスを含む。当該測定の当該結果の具体例は、図19に示されるとおりである。
なお、上記測定の結果は、いずれかのスモール基地局200−1を示す情報(例えば、セルID)であってもよい。一例として、上記測定の上記結果は、1つ以上のスモール基地局200−1のうちの、より良好な測定値(例えば、受信レベル、SIRN又はパスロスなど)を伴う所定数のスモール基地局200−1を示す情報であってもよい。別の例として、上記測定の上記結果は、1つ以上のスモール基地局200−1のうちの、所定の条件を満たす測定値(例えば、所定の閾値を超える測定値、又は所定の閾値未満の測定値など)を伴うスモール基地局200−1を示す情報であってもよい。
(情報取得部353)
情報取得部353は、1つ以上のスモール基地局200−1により送信されるリファレンス信号の測定の結果を取得する。第1の実施形態では、情報取得部353は、スモール基地局300−1(測定部351)による上記測定の結果を取得する。
(情報提供部355)
情報提供部355は、制御装置100−1に上記測定の上記結果を提供する。例えば、情報提供部355は、ネットワーク通信部330を介して、制御装置100−1に上記測定の上記結果を提供する。
<3.3.処理の流れ>
次に、図21を参照して、第1の実施形態に係る処理の一例を説明する。図21は、第1の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。第1の実施形態に係る当該処理は、例えば、スモール基地局300−1についての登録及び認証、セルフテスティング及び無線パラメータの設定などが完了した後に、実行される。
スモール基地局300−1は、MBSFNの設定を制御装置100−1に要求する(S501)。すると、制御装置100−1は、他の基地局により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、スモール基地局300−1に要求する(S503)。そして、スモール基地局300−1は、1つ以上のスモール基地局200−1により送信されるリファレンス信号の測定を行う(S505)。その後、スモール基地局300−1は、制御装置100−1に上記測定の上記結果を提供する(S507)。そして、制御装置100−1は、上記測定の上記結果に基づいて、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアを決定する(S509)。
その後、制御装置100−1は、決定された上記MBSFNエリアに対応するMBMSセッション開始要求メッセージ及びMBMSスケジューリング情報メッセージをスモール基地局300−1へ送信する(S511、S513)。そして、スモール基地局300−1は、決定された上記MBSFNエリアの基地局としての動作を開始する(S515)。
以上、第1の実施形態を説明した。第1の実施形態によれば、制御装置100−1は、1つ以上のスモール基地局200−1により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、スモール基地局300−1により提供される上記測定の上記結果を取得する。そして、制御装置100−1は、上記測定の上記結果に基づいて、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアを決定する。これにより、例えば、スモール基地局300−1のセルが属するMBSFNエリアを自動で決定することが可能になる。また、例えば、スモール基地局300−1以外の基地局(スモール基地局200−1)による特別な動作なしに、上記MBSFNエリアが決定され得る。
また、第1の実施形態によれば、上記測定の上記結果は、スモール基地局300−1による測定の結果である。これにより、例えば、端末装置400−1に負担をかけることなく、測定の結果を得ることが可能になる。
<<4.第2の実施形態>>
続いて、図22〜図24を参照して、本開示の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態によれば、制御装置100−2は、1つ以上のスモール基地局200−2により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、スモール基地局300−2により提供される上記測定の上記結果を取得する。そして、制御装置100−2は、上記測定の上記結果に基づいて、スモール基地局300−2のスモールセルが属するMBSFNエリアを決定する。この点については、第2の実施形態は、第1の実施形態と同じである。とりわけ、第2の実施形態によれば、上記測定の上記結果は、スモール基地局300−2に接続される端末装置400−2よる測定の結果である。
<4.1.制御装置の構成>
第2の実施形態に係る制御装置100−2についての説明は、例えば、以下の点(測定の主体)を除き、第1の実施形態に係る制御装置100−1の説明と同一である(符号の相違を除く)。よって、ここでは、重複する他の説明は省略する。
(情報取得部133)
−測定の主体
第1の実施形態に係る制御装置100−1(情報取得部133)は、スモール基地局300−1による測定の結果を取得する。一方、第2の実施形態に係る制御装置100−2(情報取得部133)は、スモール基地局300−2に接続される端末装置400−2による測定の結果を取得する。即ち、第2の実施形態によれば、スモール基地局300−2に接続される端末装置400−2が、1つ以上のスモール基地局200−2により送信されるリファレンス信号の測定を行い、当該測定の結果をスモール基地局300−2に提供する。そして、スモール基地局300−2は、例えば、上記測定の上記結果を制御装置100−2に提供する。これにより、例えば、スモール基地局300−2が測定の機能を有しない場合であっても、測定の結果を得ることが可能になる。
<4.2.スモール基地局の構成>
次に、図22を参照して、第2の実施形態に係るスモール基地局300−2の構成を説明する。図22は、第2の実施形態に係るスモール基地局300−2の構成の一例を示すブロック図である。図22を参照すると、スモール基地局300−2は、アンテナ部310、無線通信部321、ネットワーク通信部330、記憶部340及び処理部360を備える。
なお、アンテナ部310、ネットワーク通信部330及び記憶部340についての説明は、例えば、第1の実施形態と第2の実施形態との間で差異はない(符号の相違を除く)。よって、ここでは、無線通信部321及び処理部360のみを説明し、重複する説明を省略する。
(無線通信部321)
無線通信部321は、無線通信を行う。例えば、無線通信部321は、端末装置400−2へのダウンリンク信号を送信する。また、無線通信部321は、端末装置400−2からのアップリンク信号を受信する。
なお、第2の実施形態では、無線通信部321は、スモール基地局200−2からのダウンリンク信号を受信しなくてもよい。
(処理部360)
処理部360は、スモール基地局300−2の様々な機能を提供する。処理部360は、要求部361、情報取得部363及び情報提供部365を含む。
(要求部361)
要求部361は、他の基地局により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、スモール基地局300−2に接続される端末装置400−2に要求する。
例えば、制御装置100−2が、他の基地局により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、スモール基地局300−2に要求する。すると、要求部361は、他の基地局により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、スモール基地局300−2に接続される端末装置400−2に要求する。
なお、要求部361は、スモール基地局300−2に接続される1つの端末装置400−2のみに、上記測定の上記結果を提供するように要求してもよい。あるいは、要求部361は、スモール基地局300−2に接続される2つ以上の端末装置400−2に、上記測定の上記結果を提供するように要求してもよい。
また、要求部361は、MBSFN−RSの測定の結果を提供するように端末装置400−2に要求する場合には、MBSFNエリアごとのMBSFNサブフレームを示す情報を端末装置400−2に提供してもよい。
(情報取得部363)
情報取得部363は、1つ以上のスモール基地局200−1により送信されるリファレンス信号の測定の結果を取得する。第2の実施形態では、情報取得部363は、スモール基地局300−2に接続される端末装置400−2による測定の結果を取得する。
例えば、上述したように、要求部361が、他の基地局により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、スモール基地局300−2に接続される端末装置400−2に要求する。すると、端末装置400−2は、1つ以上のスモール基地局200−2により送信されるリファレンス信号の測定の結果を、スモール基地局300−2に提供する。そして、当該測定の当該結果は、記憶部340に記憶される。情報取得部363は、記憶部340から、上記測定の上記結果を取得する。
なお、上述したように、要求部361が、スモール基地局300−2に接続される2つ以上の端末装置400−2に、上記測定の上記結果を提供するように要求し、情報取得部363は、2つ以上の端末装置400−2による上記測定の上記結果を取得してもよい。この場合に、一例として、情報取得部363は、2つ以上の端末装置400−2の各々による個別の測定の結果を取得してもよい。別の例として、処理部360が、2つ以上の端末装置400−2の各々による個別の測定の結果から、全体の測定の結果(例えば、平均値など)を生成し、情報取得部363は、当該全体の測定の結果を取得してもよい。
(情報提供部365)
情報提供部365は、制御装置100−2に上記測定の上記結果を提供する。例えば、情報提供部365は、ネットワーク通信部330を介して、制御装置100−2に上記測定の上記結果を提供する。
<4.3.端末装置の構成>
次に、図23を参照して、第2の実施形態に係る端末装置400−2の構成を説明する。図23は、第2の実施形態に係る端末装置400−2の構成の一例を示すブロック図である。図23を参照すると、端末装置400−2は、アンテナ部410、無線通信部420、記憶部430及び処理部440を備える。
(アンテナ部410)
アンテナ部410は、無線通信部420により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部410は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部420へ出力する。
(無線通信部420)
無線通信部420は、無線通信を行う。例えば、無線通信部420は、基地局からのダウンリンク信号を受信する。また、無線通信部420は、基地局へのアップリンク信号を送信する。当該基地局は、スモール基地局200−2、スモール基地局300−2及びマクロ基地局11を含む。
(記憶部430)
記憶部430は、端末装置400−2の動作のためのプログラム及びデータを一時的にまたは恒久的に記憶する。
(処理部440)
処理部440は、端末装置400−2の様々な機能を提供する。処理部440は、測定部441及び情報提供部443を含む。
(測定部441)
測定部441は、1つ以上のスモール基地局200−2により送信されるリファレンス信号の測定を行う。
第2の実施形態に係る端末装置400−2の測定部441についての説明は、例えば、第1の実施形態に係るスモール基地局300−1の測定部351についての説明と同一である。よって、ここでは重複する説明を省略する。
(情報提供部443)
情報提供部443は、端末装置400−2が接続されるスモール基地局に上記測定の上記結果を提供する。当該スモール基地局は、スモール基地局300−2である。例えば、情報提供部443は、無線通信部420を介して、スモール基地局300−2に上記測定の上記結果を提供する。
<4.4.処理の流れ>
次に、図24を参照して、第2の実施形態に係る処理の一例を説明する。図24は、第2の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。第2の実施形態に係る当該処理は、例えば、スモール基地局300−2についての登録及び認証、セルフテスティング及び無線パラメータの設定などが完了した後に、実行される。
スモール基地局300−2は、制御装置100−2に、MBSFNの設定を制御装置100−1に要求する(S521)。すると、制御装置100−2は、他の基地局により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、スモール基地局300−2に要求する(S523)。その後、スモール基地局300−2は、他の基地局により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、スモール基地局300−2に接続される端末装置400−2に要求する(S525)。すると、端末装置400−2は、1つ以上のスモール基地局200−2により送信されるリファレンス信号の測定を行う(S527)。そして、端末装置400−2は、スモール基地局300−2に上記測定の上記結果を提供する(S529)。その後、スモール基地局300−2は、制御装置100−2に上記測定の上記結果を提供する(S531)。そして、制御装置100−2は、上記測定の上記結果に基づいて、スモール基地局300−2のセルが属するMBSFNエリアを決定する(S533)。
その後、制御装置100−2は、決定された上記MBSFNエリアに対応するMBMSセッション開始要求メッセージ及びMBMSスケジューリング情報メッセージをスモール基地局300−2へ送信する(S535、S537)。そして、スモール基地局300−2は、決定された上記MBSFNエリアの基地局としての動作を開始する(S539)。
以上、第2の実施形態を説明した。第2の実施形態によれば、制御装置100−2は、1つ以上のスモール基地局200−2により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、スモール基地局300−2により提供される上記測定の上記結果を取得する。そして、制御装置100−2は、上記測定の上記結果に基づいて、スモール基地局300−2のセルが属するMBSFNエリアを決定する。これにより、例えば、スモール基地局300−2のセルが属するMBSFNエリアを自動で決定することが可能になる。また、例えば、スモール基地局300−2以外の基地局(スモール基地局200−2)による特別な動作なしに、上記MBSFNエリアが決定され得る。
また、第2の実施形態によれば、上記測定の上記結果は、スモール基地局300−2に接続される端末装置400−2による測定の結果である。これにより、例えば、スモール基地局300−2が測定の機能を有しない場合であっても、測定の結果を得ることが可能になる。
<<5.第3の実施形態>>
続いて、図25〜図28を参照して、本開示の第3の実施形態を説明する。第3の実施形態によれば、制御装置100−3は、スモール基地局300−3により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、1つ以上のスモール基地局200−3により提供される上記測定の上記結果を取得する。そして、制御装置100−3は、上記測定の上記結果に基づいて、スモール基地局300−3のセルが属するMBSFNエリアを決定する。また、第3の実施形態によれば、上記測定の上記結果は、上記1つ以上のスモール基地局200−3の各々による測定の結果である。
<5.1.制御装置の構成>
まず、図25及び図26を参照して、第3の実施形態に係る制御装置100−3の構成を説明する。図25は、第3の実施形態に係る制御装置100−3の構成の一例を示すブロック図である。図25を参照すると、制御装置100−3は、通信部110、記憶部120及び処理部140を備える。
なお、通信部110及び記憶部120についての説明は、第1の実施形態と第3の実施形態との間に差異はない(符号の相違を除く)。よって、ここでは、処理部140のみを説明し、重複する説明を省略する。
(処理部140)
処理部140は、制御装置100−3の様々な機能を提供する。処理部140は、要求部141、情報取得部143、決定部145及び制御部147を含む。
(要求部141)
要求部141は、スモール基地局300−3により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、1つ以上のスモール基地局200−3に要求する。
例えば、スモール基地局300−3が、MBSFNの設定を制御装置100−3に要求する。すると、要求部141は、スモール基地局300−3により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、1つ以上のスモール基地局200−3に要求する。
(情報取得部143)
情報取得部143は、スモール基地局300−3により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、1つ以上のスモール基地局200−1により提供される上記測定の上記結果を取得する。
例えば、上述したように、要求部141が、スモール基地局300−3により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、1つ以上のスモール基地局200−3に要求する。すると、当該1つ以上のスモール基地局200−3は、スモール基地局300−3により送信されるリファレンス信号の測定の結果を、制御装置100−3に提供する。そして、当該測定の当該結果は、記憶部120に記憶される。情報取得部143は、記憶部120から、上記測定の上記結果を取得する。
−測定の主体
第3の実施形態では、上記測定の上記結果は、上記1つ以上のスモール基地局200−3の各々による測定の結果である。即ち、上記1つ以上のスモール基地局200−3の各々が、スモール基地局300−3により送信されるリファレンス信号の測定を行い、当該測定の結果を制御装置100−3に提供する。これにより、例えば、端末装置400−3に負担をかけることなく、測定の結果を得ることが可能になる。
−測定の結果
例えば、上記リファレンス信号は、CRSである。即ち、情報取得部143は、スモール基地局300−3により送信されるCRSの測定の結果を取得する。
さらに、上記測定の上記結果は、例えば、1つ以上のスモール基地局200−3の各々についての測定の結果及び識別情報を含む。即ち、上記測定の上記結果は、1つ以上のスモール基地局200−3の各々について、スモール基地局300−3による送信されるCRSの測定の結果と、スモール基地局200−3のスモールセル20のセルIDとを含む。
一例として、上記測定の上記結果は、CRSの受信レベル、SINR及び/又はパスロスを含む。以下、この点について、図26を参照して具体例を説明する。
図26は、CRSの測定の結果の一例を説明するための説明図である。図26を参照すると、CRSの測定の結果として、3つのスモール基地局200−3の各々についてのセルIDとパスロスとが示されている。例えば、セルIDが1であるスモールセル20のスモール基地局200−3に対応するパスロス(即ち、当該スモール基地局200−3により提供されたパスロス)は45dBである。情報取得部143は、例えばこのような測定の結果を取得する。
(決定部145)
決定部145は、上記測定の上記結果に基づいて、スモール基地局300−3のセルが属するMBSFNエリアを決定する。
上述したように、例えば、上記リファレンス信号は、CRSであり、上記測定の上記結果は、例えば、1つ以上のスモール基地局200−3の各々についての測定の結果及び識別情報を含む。この場合に、決定部145は、上記1つ以上のスモール基地局200−3のうちのいずれかのスモール基地局200−3のスモールセル20が属するMBSFNエリア30を、スモール基地局300−3のセルが属するMBSFNエリアとして決定する。
例えば、決定部145は、上記1つ以上のスモール基地局200−3のうちのより良好な測定の結果を伴う所定数のスモール基地局200−3のスモールセル20が属するMBSFNエリア30を、スモール基地局300−3のセルが属するMBSFNエリアとして決定する。より具体的には、例えば、当該所定数は1である。即ち、決定部145は、上記1つ以上のスモール基地局200−3のうちの最も良好な測定の結果を伴う1つのスモール基地局200−3のスモールセル20が属するMBSFNエリア30を、スモール基地局300−3のセルが属するMBSFNエリアとして決定する。
一例として、図26を再び参照すると、セルIDが1であるスモールセル20のスモール基地局200−3に対応するパスロス(即ち、当該スモール基地局200−3により提供されたパスロス)は、他のスモール基地局200−3に対応するパスロスよりも小さい。よって、決定部145は、セルIDが1であるスモールセル20が属するMBSFNエリア30を、スモール基地局300−3のセルが属するMBSFNエリアとして決定する。
なお、スモール基地局300−3のセルが属するMBSFNエリアの決定の手法は、上述した例に限定されない。例えば、決定部145は、上記1つ以上のスモール基地局200−3のうちの所定の条件を満たす測定の結果(例えば、所定の閾値を超える測定の結果、又は所定の閾値未満の測定の結果)を伴うスモール基地局200−3のスモールセル20が属するMBSFNエリア30を、スモール基地局300−3のセルが属するMBSFNエリアとして決定してもよい。また、当然ながらさらに別の決定の手法が採用されてもよい。
以上のようなCRSの測定の結果に基づくMBSFNエリアの決定により、例えば、スモール基地局300−3の近傍のスモールセル20が属するMBSFNエリア30を、スモール基地局300−3が属するMBSFNエリアとして決定することが可能になる。
以上のように、決定部145は、上記測定の上記結果に基づいて、スモール基地局300−3のセルが属するMBSFNエリアを決定する。これにより、例えば、スモール基地局300−3のセルが属するMBSFNエリアを自動で決定することが可能になる。
(制御部147)
制御部147は、スモール基地局200−3及びスモール基地局300−3にMBSFNの動作を行わせる。
第3の実施形態に係る制御装置100−3の制御部147についての説明は、例えば、第1の実施形態に係る制御装置100−1の制御部137についての説明と同一である。よって、ここでは重複する説明を省略する。
<5.2.スモール基地局の構成>
次に、図27を参照して、第3の実施形態に係るスモール基地局200−3の構成を説明する。図27は、第3の実施形態に係るスモール基地局200−3の構成の一例を示すブロック図である。図27を参照すると、スモール基地局200−3は、アンテナ部210、無線通信部220、ネットワーク通信部230、記憶部240及び処理部250を備える。
(アンテナ部210)
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
(無線通信部220)
無線通信部220は、無線通信を行う。例えば、無線通信部220は、端末装置400−3へのダウンリンク信号を送信する。また、無線通信部220は、端末装置400−3からのアップリンク信号を受信する。
さらに、とりわけ第3の実施形態では、無線通信部220は、スモール基地局300−3からのダウンリンク信号を受信する。当該ダウンリンク信号は、リファレンス信号を含む。
(ネットワーク通信部230)
ネットワーク通信部230は、他のノードと通信する。例えば、ネットワーク通信部230は、制御装置100−3と通信する。また、例えば、ネットワーク通信部230は、スモール基地局300−3と通信する。また、例えば、ネットワーク通信部230は、コアネットワーク40内に位置するコアネットワークノード、及び/又はマクロ基地局11と通信する。なお、ネットワーク通信部230は、インターネット50を介して他のノードと通信する。
(記憶部240)
記憶部240は、スモール基地局200−3の動作のためのプログラム及びデータを一時的にまたは恒久的に記憶する。
(処理部250)
処理部250は、スモール基地局200−3の様々な機能を提供する。処理部250は、測定部251、情報取得部253及び情報提供部255を含む。
(測定部251)
測定部251は、スモール基地局300−3により送信されるリファレンス信号の測定を行う。
例えば、上記リファレンス信号は、CRSである。即ち、測定部251は、スモール基地局300−3により送信されるCRSの測定を行う。一例として、上記測定の結果は、CRSの受信レベル、SINR及び/又はパスロスを含む。
(情報取得部253)
情報取得部253は、スモール基地局300−3により送信されるリファレンス信号の測定の結果を取得する。第3の実施形態では、情報取得部253は、スモール基地局200−3(測定部251)による上記測定の結果を取得する。
(情報提供部255)
情報提供部255は、制御装置100−3に上記測定の上記結果を提供する。例えば、情報提供部255は、ネットワーク通信部230を介して、制御装置100−3に上記測定の上記結果を提供する。なお、情報提供部255は、上記測定の上記結果とともに、スモール基地局200−3のセルのセルIDも提供してもよい。
<5.3.処理の流れ>
次に、図28を参照して、第3の実施形態に係る処理の一例を説明する。図28は、第3の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。第3の実施形態に係る当該処理は、例えば、スモール基地局300−3についての登録及び認証、セルフテスティング及び無線パラメータの設定などが完了した後に、実行される。
スモール基地局300−3は、制御装置100−3に、MBSFNの設定を制御装置100−3に要求する(S541)。すると、制御装置100−3は、スモール基地局300−3により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、1つ以上のスモール基地局200−3に要求する(S543)。そして、上記1つ以上のスモール基地局200−3の各々は、スモール基地局300−3により送信されるリファレンス信号の測定を行う(S545)。その後、上記1つ以上のスモール基地局200−3の各々は、制御装置100−3に上記測定の上記結果を提供する(S547)。そして、制御装置100−3は、上記測定の上記結果に基づいて、スモール基地局300−3のセルが属するMBSFNエリアを決定する(S549)。
その後、制御装置100−3は、決定された上記MBSFNエリアに対応するMBMSセッション開始要求メッセージ及びMBMSスケジューリング情報メッセージをスモール基地局300−3へ送信する(S551、S553)。そして、スモール基地局300−3は、決定された上記MBSFNエリアの基地局としての動作を開始する(S555)。
以上、第3の実施形態を説明した。第3の実施形態によれば、制御装置100−3は、スモール基地局300−3により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、1つ以上のスモール基地局200−3により提供される上記測定の上記結果を取得する。そして、制御装置100−3は、上記測定の上記結果に基づいて、スモール基地局300−3のセルが属するMBSFNエリアを決定する。これにより、例えば、スモール基地局300−3のセルが属するMBSFNエリアを自動で決定することが可能になる。また、例えば、スモール基地局300−3による特別な動作なしに、上記MBSFNエリアが決定され得る。
また、第3の実施形態によれば、上記測定の上記結果は、上記1つ以上のスモール基地局200−3による測定の結果である。これにより、例えば、端末装置400−3に負担をかけることなく、測定の結果を得ることが可能になる。
<<6.第4の実施形態>>
続いて、図29〜図31を参照して、本開示の第4の実施形態を説明する。第4の実施形態によれば、制御装置100−4は、スモール基地局300−4により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、1つ以上のスモール基地局200−4により提供される上記測定の上記結果を取得する。そして、制御装置100−4は、上記測定の上記結果に基づいて、スモール基地局300−4のセルが属するMBSFNエリアを決定する。この点については、第4の実施形態は、第3の実施形態と同じである。とりわけ、第4の実施形態によれば、上記測定の上記結果は、上記1つ以上のスモール基地局200−4の各々に接続される端末装置400−4による測定の結果である。
<6.1.制御装置の構成>
第4の実施形態に係る制御装置100−4についての説明は、例えば、以下の点(測定の主体)を除き、第3の実施形態に係る制御装置100−3の説明と同一である(符号の相違を除く)。よって、ここでは、重複する他の説明は省略する。
(情報取得部143)
−測定の主体
第3の実施形態に係る制御装置100−3(情報取得部143)は、1つ以上のスモール基地局200−3による測定の結果を取得する。一方、第4の実施形態に係る制御装置100−4(情報取得部143)は、上記1つ以上のスモール基地局200−3の各々に接続される端末装置400−4による測定の結果を取得する。即ち、第4の実施形態によれば、上記1つ以上のスモール基地局200−3の各々に接続される端末装置400−4が、スモール基地局300−4により送信されるリファレンス信号の測定を行い、当該測定の結果をスモール基地局200−4に提供する。そして、上記1つ以上のスモール基地局300−2の各々は、例えば、上記測定の上記結果を制御装置100−4に提供する。これにより、例えば、スモール基地局200−4が測定の機能を有しない場合であっても、測定の結果を得ることが可能になる。
<6.2.スモール基地局の構成>
次に、図29を参照して、第4の実施形態に係るスモール基地局200−4の構成を説明する。図29は、第4の実施形態に係るスモール基地局200−4の構成の一例を示すブロック図である。図29を参照すると、スモール基地局200−4は、アンテナ部210、無線通信部221、ネットワーク通信部230、記憶部240及び処理部260を備える。
なお、アンテナ部210、ネットワーク通信部230及び記憶部240についての説明は、例えば、第3の実施形態と第4の実施形態との間で差異はない(符号の相違を除く)。よって、ここでは、無線通信部221及び処理部260のみを説明し、重複する説明を省略する。
(無線通信部221)
無線通信部221は、無線通信を行う。例えば、無線通信部221は、端末装置400−4へのダウンリンク信号を送信する。また、無線通信部221は、端末装置400−3からのアップリンク信号を受信する。
なお、第4の実施形態では、無線通信部221は、スモール基地局300−4からのダウンリンク信号を受信しなくてもよい。
(処理部260)
処理部260は、スモール基地局200−4の様々な機能を提供する。処理部260は、要求部261、情報取得部263及び情報提供部265を含む。
(要求部261)
要求部261は、スモール基地局300−4により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、スモール基地局200−4に接続される端末装置400−4に要求する。
例えば、制御装置100−4が、スモール基地局300−4により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、スモール基地局200−4に要求する。すると、要求部261は、スモール基地局300−4により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、スモール基地局200−4に接続される端末装置400−4に要求する。
なお、要求部261は、スモール基地局200−4に接続される1つの端末装置400−4のみに、上記測定の上記結果を提供するように要求してもよい。あるいは、要求部261は、スモール基地局200−4に接続される2つ以上の端末装置400−4に、上記測定の上記結果を提供するように要求してもよい。
(情報取得部263)
情報取得部263は、スモール基地局300−4により送信されるリファレンス信号の測定の結果を取得する。第4の実施形態では、情報取得部263は、スモール基地局200−4に接続される端末装置400−4による測定の結果を取得する。
例えば、上述したように、要求部261が、スモール基地局300−4により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、スモール基地局200−4に接続される端末装置400−4に要求する。すると、端末装置400−4は、スモール基地局300−4により送信されるリファレンス信号の測定の結果を、スモール基地局200−4に提供する。そして、当該測定の当該結果は、記憶部240に記憶される。情報取得部263は、記憶部240から、上記測定の上記結果を取得する。
なお、上述したように、要求部261が、スモール基地局200−4に接続される2つ以上の端末装置400−4に、上記測定の上記結果を提供するように要求し、情報取得部263は、当該2つ以上の端末装置400−4による上記測定の上記結果を取得してもよい。この場合に、一例として、情報取得部263は、2つ以上の端末装置400−4の各々による個別の測定の結果を取得してもよい。別の例として、処理部260が、2つ以上の端末装置400−4の各々による個別の測定の結果から、全体の測定の結果(例えば、平均値など)を生成し、情報取得部263は、当該全体の測定の結果を取得してもよい。
(情報提供部265)
情報提供部265は、制御装置100−4に上記測定の上記結果を提供する。例えば、情報提供部265は、ネットワーク通信部230を介して、制御装置100−4に上記測定の上記結果を提供する。なお、情報提供部265は、上記測定の上記結果とともに、スモール基地局200−4のセルのセルIDも提供してもよい。
<6.3.端末装置の構成>
次に、図30を参照して、第4の実施形態に係る端末装置400−4の構成を説明する。図30は、第4の実施形態に係る端末装置400−4の構成の一例を示すブロック図である。図30を参照すると、端末装置400−4は、アンテナ部410、無線通信部420、記憶部430及び処理部450を備える。
なお、アンテナ部410、無線通信部420及び記憶部430についての説明は、例えば、第2の実施形態と第4の実施形態との間で差異はない(符号の相違を除く)。よって、ここでは、処理部450のみを説明し、重複する説明を省略する。
(処理部450)
処理部450は、端末装置400−4の様々な機能を提供する。処理部450は、測定部451及び情報提供部453を含む。
(測定部451)
測定部451は、スモール基地局300−4により送信されるリファレンス信号の測定を行う。
例えば、上記リファレンス信号は、CRSである。即ち、測定部451は、スモール基地局300−4により送信されるCRSの測定を行う。一例として、上記測定の結果は、CRSの受信レベル、SINR及び/又はパスロスを含む。
(情報提供部453)
情報提供部453は、端末装置400−4が接続されるスモール基地局に上記測定の上記結果を提供する。当該スモール基地局は、スモール基地局200−4である。例えば、情報提供部453は、無線通信部420を介して、スモール基地局200−4に上記測定の上記結果を提供する。
<6.4.処理の流れ>
次に、図31を参照して、第4の実施形態に係る処理の一例を説明する。図31は、第4の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。第4の実施形態に係る当該処理は、例えば、スモール基地局300−4についての登録及び認証、セルフテスティング及び無線パラメータの設定などが完了した後に、実行される。
スモール基地局300−4は、制御装置100−4に、MBSFNの設定を制御装置100−4に要求する(S561)。すると、制御装置100−4は、スモール基地局300−4により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、1つ以上のスモール基地局200−4に要求する(S563)。その後、当該1つ以上のスモール基地局200−4の各々は、スモール基地局300−4により送信されるリファレンス信号の測定の結果を提供するように、自らに接続される端末装置400−4に要求する(S565)。すると、端末装置400−4は、スモール基地局300−4により送信されるリファレンス信号の測定を行う(S567)。そして、端末装置400−4は、自らが接続されるスモール基地局200−4に上記測定の上記結果を提供する(S569)。その後、上記1つ以上のスモール基地局200−4の各々は、制御装置100−4に上記測定の上記結果を提供する(S571)。そして、制御装置100−4は、上記測定の上記結果に基づいて、スモール基地局300−4のセルが属するMBSFNエリアを決定する(S573)。
その後、制御装置100−4は、決定された上記MBSFNエリアに対応するMBMSセッション開始要求メッセージ及びMBMSスケジューリング情報メッセージをスモール基地局300−4へ送信する(S575、S577)。そして、スモール基地局300−4は、決定された上記MBSFNエリアの基地局としての動作を開始する(S579)。
以上、第4の実施形態を説明した。第4の実施形態によれば、制御装置100−4は、スモール基地局300−4により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、1つ以上のスモール基地局200−4により提供される上記測定の上記結果を取得する。そして、制御装置100−4は、上記測定の上記結果に基づいて、スモール基地局300−4のセルが属するMBSFNエリアを決定する。これにより、例えば、スモール基地局300−4のセルが属するMBSFNエリアを自動で決定することが可能になる。また、例えば、スモール基地局300−4による特別な動作なしに、上記MBSFNエリアが決定され得る。
また、第4の実施形態によれば、上記測定の上記結果は、上記1つ以上のスモール基地局200−4の各々に接続される端末装置400−4による測定の結果である。これにより、例えば、スモール基地局200−4が測定の機能を有しない場合であっても、測定の結果を得ることが可能になる。
<<7.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、制御装置100は、タワーサーバ、ラックサーバ、又はブレードサーバなどのいずれかの種類のサーバとして実現されてもよい。また、制御装置100の少なくとも一部の構成要素は、サーバに搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール、又はブレードサーバのスロットに挿入されるカード若しくはブレード)として実現されてもよい。
また、例えば、スモール基地局200及びスモール基地局300は、eNB(evolved Node B)として実現されてもよい。とりわけ、スモール基地局200及びスモール基地局300は、マクロセルよりも小さいセルをカバーするスモールeNBであってよい。一例として、スモール基地局200及びスモール基地局300は、ホーム(フェムト)eNBであってもよい。別の例として、スモール基地局200及びスモール基地局300は、ピコeNB又はマイクロeNBであってもよい。その代わりに、スモール基地局200及びスモール基地局300は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。スモール基地局200及びスモール基地局300の各々は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、スモール基地局200又はスモール基地局300として動作してもよい。
また、例えば、端末装置400は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、端末装置400は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、端末装置400の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)として実現されてもよい。
<7.1.制御装置に関する応用例>
図32は、本開示に係る技術が適用され得るサーバ700の概略的な構成の一例を示すブロック図である。サーバ700は、プロセッサ701、メモリ702、ストレージ703、ネットワークインタフェース704及びバス706を備える。
プロセッサ701は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)であってよく、サーバ700の各種機能を制御する。メモリ702は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ701により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ703は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。
ネットワークインタフェース704は、サーバ700を有線通信ネットワーク705に接続するための有線通信インタフェースである。有線通信ネットワーク705は、EPC(Evolved Packet Core)などのコアネットワークであってもよく、又はインターネットなどのPDN(Packet Data Network)であってもよい。
バス706は、プロセッサ701、メモリ702、ストレージ703及びネットワークインタフェース704を互いに接続する。バス706は、速度の異なる2つ以上のバス(例えば、高速バス及び低速バス)を含んでもよい。
図32に示したサーバ700において、図17を参照して説明した処理部130に含まれる構成要素(即ち、要求部131、情報取得部133、決定部135及び制御部137)の少なくとも一部は、プロセッサ701において実装されてもよい。一例として、プロセッサを上記構成要素の少なくとも一部として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記構成要素の少なくとも一部の動作を実行させるためのプログラム)がサーバ700にインストールされ、プロセッサ701が当該プログラムを実行してもよい。別の例として、サーバ700は、プロセッサ701及びメモリ702を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記構成要素の少なくとも一部が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記構成要素の少なくとも一部として機能させるためのプログラムをメモリ702に記憶し、当該プログラムをプロセッサ701により実行してもよい。以上のように、上記構成要素の少なくとも一部を備える装置としてサーバ700又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記構成要素の少なくとも一部として機能させるための上記プログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記憶した読み取り可能な記憶媒体が提供されてもよい。この点については、図25を参照して説明した処理部140に含まれる構成要素の少なくとも一部も、処理部130に含まれる上記構成要素の上記少なくとも一部と同様である。
<7.2.スモール基地局に関する応用例>
(第1の応用例)
図33は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図33に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図33にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図33に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図33に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図33には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図33に示したeNB800において、図20を参照して説明した処理部350に含まれる構成要素(即ち、測定部351、情報取得部353及び情報提供部355)の少なくとも一部は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、上記構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又コントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて、上記構成要素の少なくとも一部が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記構成要素の少なくとも一部として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記構成要素の少なくとも一部の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記構成要素の少なくとも一部として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又コントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記構成要素の少なくとも一部を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記構成要素の少なくとも一部として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記憶した読み取り可能な記憶媒体が提供されてもよい。この点については、図22を参照して説明した処理部360に含まれる構成要素の少なくとも一部、図27を参照して説明した処理部250に含まれる構成要素の少なくとも一部、及び、図29を参照して説明した処理部260に含まれる構成要素の少なくとも一部も、処理部350に含まれる上記構成要素の上記少なくとも一部と同様である。
(第2の応用例)
図34は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図34に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図34にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図33を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図33を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図34に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図34には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図34に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図34には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図34に示したeNB830において、図20を参照して説明した処理部350に含まれる構成要素(即ち、測定部351、情報取得部353及び情報提供部355)の少なくとも一部は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、上記構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又コントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記構成要素の少なくとも一部が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記構成要素の少なくとも一部として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記構成要素の少なくとも一部の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記構成要素の少なくとも一部として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又コントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記構成要素の少なくとも一部を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記構成要素の少なくとも一部として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記憶した読み取り可能な記憶媒体が提供されてもよい。この点については、図22を参照して説明した処理部360に含まれる構成要素の少なくとも一部、図27を参照して説明した処理部250に含まれる構成要素の少なくとも一部、及び、図29を参照して説明した処理部260に含まれる構成要素の少なくとも一部も、処理部350に含まれる上記構成要素の上記少なくとも一部と同様である。
<7.3.端末装置に関する応用例>
(第1の応用例)
図35は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図35に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図35には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図35に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図35にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図35に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図35に示したスマートフォン900において、図23を参照して説明した測定部441及び情報提供部443の少なくとも一方は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、測定部441及び情報提供部443の少なくとも一方は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて測定部441及び情報提供部443の少なくとも一方が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを測定部441及び情報提供部443の少なくとも一方として機能させるためのプログラム(換言すると、測定部441及び情報提供部443の少なくとも一方の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを測定部441及び情報提供部443の少なくとも一方として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、測定部441及び情報提供部443の少なくとも一方を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを測定部441及び情報提供部443の少なくとも一方として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記憶した読み取り可能な記憶媒体が提供されてもよい。この点については、図30を参照して説明した測定部451及び情報提供部453の少なくとも一方も、測定部441及び情報提供部443の上記少なくとも一方と同様である。
(第2の応用例)
図36は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図36に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図36には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図36に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図36にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、図36カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図36に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図36に示したカーナビゲーション装置920において、図23を参照して説明した測定部441及び情報提供部443の少なくとも一方は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、測定部441及び情報提供部443の少なくとも一方は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて測定部441及び情報提供部443の少なくとも一方が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを測定部441及び情報提供部443の少なくとも一方として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに測定部441及び情報提供部443の少なくとも一方の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを測定部441及び情報提供部443の少なくとも一方として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、測定部441及び情報提供部443の少なくとも一方を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを測定部441及び情報提供部443の少なくとも一方として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記憶した読み取り可能な記憶媒体が提供されてもよい。この点については、図30を参照して説明した測定部451及び情報提供部453の少なくとも一方も、測定部441及び情報提供部443の上記少なくとも一方と同様である。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。即ち、測定部441及び情報提供部443の少なくとも一方(又は、測定部451及び情報提供部453の少なくとも一方)を備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<<8.まとめ>>
ここまで、図1〜図36を参照して、本開示の実施形態に係る各装置及び各処理を説明した。
本開示の実施形態によれば、制御装置100は、対象基地局(例えば、スモール基地局300)及び1つ以上の他の基地局(例えば、1つ以上のスモール基地局200)のうちの一方により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、上記対象基地局及び上記1つ以上の他の基地局のうちの他方により提供される上記測定の上記結果を取得する。そして、制御装置100は、上記測定の上記結果に基づいて、上記対象基地局のセル(例えば、スモール基地局300のスモールセル)が属するMBSFNエリアを決定する。
これにより、例えば、スモール基地局300のセルが属するMBSFNエリアを自動で決定することが可能になる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態を説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、スモール基地局に着目した実施形態を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、上述したスモール基地局の動作をマクロ基地局が行ってもよい。即ち、本開示に係る技術は、スモール基地局のみではなく、マクロ基地局にも適用され得る。
また、例えば、通信システムがLTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムである例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、通信システムは、別の通信規格に準拠したシステムであってもよい。
また、本明細書の処理における処理ステップは、必ずしもフローチャート又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理における処理ステップは、フローチャート又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
また、本明細書のノード(例えば、制御装置、スモール基地局及び/又は端末装置)に備えられるプロセッサ(例えば、CPU、DSPなど)を上記ノードの構成要素(例えば、情報取得部及び決定部など)として機能させるためのコンピュータプログラム(換言すると、上記プロセッサに上記ノードの構成要素の動作を実行させるためのコンピュータプログラム)も作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体も提供されてもよい。また、上記コンピュータプログラムを記憶するメモリと、上記コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを備える装置(例えば、本体装置、又は本体装置のためのモジュール(処理回路若しくはチップなど))も提供されてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的又は例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
対象基地局及び1つ以上の他の基地局のうちの一方により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、前記対象基地局及び前記1つ以上の他の基地局のうちの他方により提供される前記測定の前記結果を取得する取得部と、
前記測定の前記結果に基づいて、前記対象基地局のセルが属するMBSFN(Multimedia Broadcast Multicast Service(MBMS) over Single Frequency Network)エリアを決定する決定部と、
を備える装置。
(2)
前記対象基地局は、スモールセル基地局であり、
前記セルは、スモールセルである、
前記(1)に記載の装置。
(3)
前記1つ以上の他の基地局の各々は、スモールセル基地局である、前記(2)に記載の装置。
(4)
前記MBSFNエリアは、1つ以上のスモールセルから成る、前記(2)又は(3)に記載の装置。
(5)
前記測定の前記結果は、前記1つ以上の他の基地局により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、前記対象基地局により提供される前記測定の前記結果である、前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の装置。
(6)
前記測定の前記結果は、前記対象基地局による測定の結果である、前記(5)に記載の装置。
(7)
前記測定の前記結果は、前記対象基地局に接続される端末装置による測定の結果である、前記(5)に記載の装置。
(8)
前記測定の前記結果は、前記対象基地局により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、前記1つ以上の他の基地局により提供される前記測定の前記結果である、前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の装置。
(9)
前記測定の前記結果は、前記1つ以上の他の基地局の各々による測定の結果である、前記(8)に記載の装置。
(10)
前記測定の前記結果は、前記1つ以上の他の基地局の各々に接続される端末装置による測定の結果である、前記(8)に記載の装置。
(11)
前記リファレンス信号は、MBSFNリファレンス信号である、前記(5)〜(7)のいずれか1項に記載の装置。
(12)
前記測定の前記結果は、1つ以上のMBSFNエリアの各々についての測定の結果及び識別情報を含む、前記(11)に記載の装置。
(13)
前記決定部は、前記1つ以上のMBSFNエリアのうちのいずれかのMBSFNエリアを、前記対象基地局のセルが属するMBSFNエリアとして決定する、前記(12)に記載の装置。
(14)
前記測定の前記結果は、MBSFNリファレンス信号の受信レベル又はSINR(Signal-to-Interference-plus-Noise Ratio)を含む、前記(11)〜(13)のいずれか1項に記載の装置。
(15)
前記測定の前記結果は、いずれかのMBSFNエリアを示す情報である、前記(11)に記載の装置。
(16)
前記リファレンス信号は、CRS(Cell-specific Reference Signal)である、前記(5)〜(10)のいずれか1項に記載の装置。
(17)
前記測定の前記結果は、前記1つ以上の他の基地局の各々についての測定の結果及び識別情報を含む、前記(16)に記載の装置。
(18)
前記決定部は、前記1つ以上の他の基地局のうちのいずれかの基地局のセルが属するMBSFNエリアを、前記対象基地局のセルが属するMBSFNエリアとして決定する、前記(17)に記載の装置。
(19)
前記測定の前記結果は、CRSの受信レベル、SINR又はパスロスを含む、前記(16)〜(18)のいずれか1項に記載の装置。
(20)
前記測定の前記結果は、前記1つ以上の他の基地局のうちのいずれかの基地局を示す情報である、前記(16)に記載の装置。
(21)
対象基地局及び1つ以上の他の基地局のうちの一方により送信されるリファレンス信号の測定の結果を取得する取得部と、
前記対象基地局のセルが属するMBSFNエリアを決定する制御装置に前記測定の前記結果を提供する提供部と、
を備える装置。
(22)
前記測定の前記結果は、1つ以上の他の基地局により送信されるリファレンス信号の測定の結果であり、
前記装置は、前記対象基地局、前記対象基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールである、
前記(21)に記載の装置。
(23)
前記測定の前記結果は、前記対象基地局により送信されるリファレンス信号の測定の結果であり、
前記装置は、他の基地局、前記他の基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールである、
前記(21)に記載の装置。
(24)
1つ以上の基地局により送信されるMBSFNリファレンス信号の測定を行う測定部と、
端末装置が接続される基地局に前記測定の結果を提供する提供部と、
を備える装置。
(25)
前記装置は、前記端末装置、又は前記端末装置のためのモジュールである、前記(24)に記載の装置。
(26)
対象基地局及び1つ以上の他の基地局のうちの一方により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、前記対象基地局及び前記1つ以上の他の基地局のうちの他方により提供される前記測定の前記結果を取得することと、
プロセッサにより、前記測定の前記結果に基づいて、前記対象基地局のセルが属するMBSFNエリアを決定することと、
を含む方法。
(27)
対象基地局及び1つ以上の他の基地局のうちの一方により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、前記対象基地局及び前記1つ以上の他の基地局のうちの他方により提供される前記測定の前記結果を取得することと、
前記測定の前記結果に基づいて、前記対象基地局のセルが属するMBSFNエリアを決定することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(28)
対象基地局及び1つ以上の他の基地局のうちの一方により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、前記対象基地局及び前記1つ以上の他の基地局のうちの他方により提供される前記測定の前記結果を取得することと、
前記測定の前記結果に基づいて、前記対象基地局のセルが属するMBSFNエリアを決定することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(29)
対象基地局及び1つ以上の他の基地局のうちの一方により送信されるリファレンス信号の測定の結果を取得することと、
プロセッサにより、前記対象基地局のセルが属するMBSFNエリアを決定する制御装置に前記測定の前記結果を提供することと、
を含む方法。
(30)
対象基地局及び1つ以上の他の基地局のうちの一方により送信されるリファレンス信号の測定の結果を取得することと、
前記対象基地局のセルが属するMBSFNエリアを決定する制御装置に前記測定の前記結果を提供することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(31)
対象基地局及び1つ以上の他の基地局のうちの一方により送信されるリファレンス信号の測定の結果を取得することと、
前記対象基地局のセルが属するMBSFNエリアを決定する制御装置に前記測定の前記結果を提供することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(32)
プロセッサにより、1つ以上の基地局により送信されるMBSFNリファレンス信号の測定を行うことと、
端末装置が接続される基地局に前記測定の結果を提供することと、
を含む方法。
(33)
1つ以上の基地局により送信されるMBSFNリファレンス信号の測定を行うことと、
端末装置が接続される基地局に前記測定の結果を提供することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(34)
1つ以上の基地局により送信されるMBSFNリファレンス信号の測定を行うことと、
端末装置が接続される基地局に前記測定の結果を提供することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
1 通信システム
10 マクロセル
11 マクロ基地局
20 スモールセル
100 制御装置
131、141 要求部
133、143 情報取得部
135、145 決定部
137、147 制御部
200 スモール基地局
251 測定部
253、263 情報取得部
255、265 情報提供部
261 要求部
300 スモール基地局
351 測定部
353、363 情報取得部
355、365 情報提供部
361 要求部
400 端末装置
441、451 測定部
443、453 情報提供部

Claims (25)

  1. 対象基地局及び1つ以上の他の基地局のうちの一方により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、前記対象基地局及び前記1つ以上の他の基地局のうちの他方により提供される前記測定の前記結果を取得する取得部と、
    前記測定の前記結果に基づいて、前記対象基地局のセルが属するMBSFN(Multimedia Broadcast Multicast Service(MBMS) over Single Frequency Network)エリアを決定する決定部と、
    を備える装置。
  2. 前記対象基地局は、スモールセル基地局であり、
    前記セルは、スモールセルである、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記1つ以上の他の基地局の各々は、スモールセル基地局である、請求項2に記載の装置。
  4. 前記MBSFNエリアは、1つ以上のスモールセルから成る、請求項2に記載の装置。
  5. 前記測定の前記結果は、前記1つ以上の他の基地局により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、前記対象基地局により提供される前記測定の前記結果である、請求項1に記載の装置。
  6. 前記測定の前記結果は、前記対象基地局による測定の結果である、請求項5に記載の装置。
  7. 前記測定の前記結果は、前記対象基地局に接続される端末装置による測定の結果である、請求項5に記載の装置。
  8. 前記測定の前記結果は、前記対象基地局により送信されるリファレンス信号の測定の結果であって、前記1つ以上の他の基地局により提供される前記測定の前記結果である、請求項1に記載の装置。
  9. 前記測定の前記結果は、前記1つ以上の他の基地局の各々による測定の結果である、請求項8に記載の装置。
  10. 前記測定の前記結果は、前記1つ以上の他の基地局の各々に接続される端末装置による測定の結果である、請求項8に記載の装置。
  11. 前記リファレンス信号は、MBSFNリファレンス信号である、請求項5に記載の装置。
  12. 前記測定の前記結果は、1つ以上のMBSFNエリアの各々についての測定の結果及び識別情報を含む、請求項11に記載の装置。
  13. 前記決定部は、前記1つ以上のMBSFNエリアのうちのいずれかのMBSFNエリアを、前記対象基地局のセルが属するMBSFNエリアとして決定する、請求項12に記載の装置。
  14. 前記測定の前記結果は、MBSFNリファレンス信号の受信レベル又はSINR(Signal-to-Interference-plus-Noise Ratio)を含む、請求項11に記載の装置。
  15. 前記測定の前記結果は、いずれかのMBSFNエリアを示す情報である、請求項11に記載の装置。
  16. 前記リファレンス信号は、CRS(Cell-specific Reference Signal)である、請求項5に記載の装置。
  17. 前記測定の前記結果は、前記1つ以上の他の基地局の各々についての測定の結果及び識別情報を含む、請求項16に記載の装置。
  18. 前記決定部は、前記1つ以上の他の基地局のうちのいずれかの基地局のセルが属するMBSFNエリアを、前記対象基地局のセルが属するMBSFNエリアとして決定する、請求項17に記載の装置。
  19. 前記測定の前記結果は、CRSの受信レベル、SINR又はパスロスを含む、請求項16に記載の装置。
  20. 前記測定の前記結果は、前記1つ以上の他の基地局のうちのいずれかの基地局を示す情報である、請求項16に記載の装置。
  21. 対象基地局及び1つ以上の他の基地局のうちの一方により送信されるリファレンス信号の測定の結果を取得する取得部と、
    前記対象基地局のセルが属するMBSFNエリアを決定する制御装置に前記測定の前記結果を提供する提供部と、
    を備える装置。
  22. 前記測定の前記結果は、1つ以上の他の基地局により送信されるリファレンス信号の測定の結果であり、
    前記装置は、前記対象基地局、前記対象基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールである、
    請求項21に記載の装置。
  23. 前記測定の前記結果は、前記対象基地局により送信されるリファレンス信号の測定の結果であり、
    前記装置は、他の基地局、前記他の基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールである、
    請求項21に記載の装置。
  24. 1つ以上の基地局により送信されるMBSFNリファレンス信号の測定を行う測定部と、
    端末装置が接続される基地局に前記測定の結果を提供する提供部と、
    を備える装置。
  25. 前記装置は、前記端末装置、又は前記端末装置のためのモジュールである、請求項24に記載の装置。
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