JP6421761B2 - 装置及び方法 - Google Patents

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Description

本開示は、装置及び方法に関する。
3GPP(The 3rd Generation Partnership Project)では、MBMS(Multimedia Broadcast and Multicast Service)が規格化されている。MBMSによれば、移動体通信ネットワークにおいてブロードキャストサービス又はマルチキャストサービスを端末装置に提供することが可能になる。MBMSに関する技術として様々な技術が開示されている。
例えば、非特許文献1には、MBMSにおいてブロードキャスト又はマルチキャストされるデータ(MBMSセッション)の受信及び取得を可能にする制御情報が開示されている。
3GPP TS 36.331 V11.5.0 (2013-09) LTE; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Radio Resource Control (RRC); Protocol Specification
しかし、上記非特許文献1に開示されている技術では、キャリアアグリゲーションをサポートする端末装置にとってのMBMSに関する負担が大きくなり得る。より具体的には、例えば、上記非特許文献1に開示されている技術では、MBMSにおいてブロードキャスト又はマルチキャストされるデータの受信及び取得を可能にする上記制御情報は、コンポーネントキャリアごとに送信される。そのため、端末装置は、複数のコンポーネントキャリアを使用する場合に、当該複数のコンポーネントキャリアの各々で送信される上記制御情報を取得する。また、端末装置は、使用するコンポーネントキャリアを変更するたびに、上記制御情報を取得する。このように、端末装置にとっての負担が大きくなり得る。
そこで、キャリアアグリゲーションをサポートする端末装置にとってのMBMSに関する負担を軽減することを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
本開示によれば、第1のコンポーネントキャリアを含む2つ以上のコンポーネントキャリアのPMCH(Physical Multicast Channel)を特定するために用いられる特定情報を取得する取得部と、上記第1のコンポーネントキャリアでの上記特定情報の送信を制御する制御部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、第1のコンポーネントキャリアを含む2つ以上のコンポーネントキャリアのPMCHを特定するために用いられる特定情報を取得することと、上記第1のコンポーネントキャリアでの上記特定情報の送信をプロセッサにより制御することと、を含む方法が提供される。
また、本開示によれば、第1のコンポーネントキャリアを含む2つ以上のコンポーネントキャリアのPMCHを特定するために用いられる特定情報であって、基地局により上記第1のコンポーネントキャリアで送信される上記特定情報を取得する取得部と、上記特定情報に基づいて、上記2つ以上のコンポーネントキャリアに含まれるコンポーネントキャリアのPMCHを特定する制御部と、を備える装置が提供される。
以上説明したように本開示によれば、キャリアアグリゲーションをサポートする端末装置にとってのMBMSに関する負担を軽減することが可能となる。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、又は本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
MCCHを特定する手法の例を説明するための説明図である。 PMCHを特定する手法の例を説明するための説明図である。 各MBMSセッションに割り当てられている無線リソースを特定するための手法の例を説明するための説明図である。 MBMSセッションについての第1のユースケースの例を説明するための説明図である。 MBMSセッションについての第2のユースケースの例を説明するための説明図である。 MBMSセッションについての第3のユースケースの例を説明するための説明図である。 本開示の実施形態に係る通信システムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 第1の実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。 2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報を含むSIB13の第1の例を説明するための説明図である。 2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報を含むSIB13の第2の例を説明するための説明図である。 2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報を含むSIB13の第3の例を説明するための説明図である。 2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報を含むSIB13の第4の例を説明するための説明図である。 MCCHが位置する無線フレーム及びサブフレームの第1の例を説明するための説明図である。 MCCHが位置する無線フレーム及びサブフレームの第2の例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る基地局の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る端末装置の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 2つ以上のCCについての通知情報を含むSIB13の一例を説明するための説明図である。 第2の実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。 MBSFNエリアコンフィギュレーション情報の一例を説明するための説明図である。 PMCHが位置するサブフレームの一例を説明するための説明図である。 2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報のMCCHでの送信の第1の例を説明するための説明図である。 2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報のMCCHでの送信の第2の例を説明するための説明図である。 2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報のMCCHでの送信の第3の例を説明するための説明図である。 2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報のMCCHでの送信の第4の例を説明するための説明図である。 第2の実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る基地局の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る端末装置の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 1つ以上のPMCH割当て情報を含むMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージの第1の例を説明するための説明図である。 1つ以上のPMCH割当て情報を含むMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージの第2の例を説明するための説明図である。 1つ以上のPMCH割当て情報を含むMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージの第3の例を説明するための説明図である。 1つ以上のPMCH割当て情報を含むMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージの第4の例を説明するための説明図である。 1つ以上のPMCH割当て情報を含むMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージのMCCHでの送信の一例を説明するための説明図である。 マルチプルCC PMCHを示す情報を含むMBSFNエリアコンフィギュレーション情報の第1の例を説明するための説明図である。 マルチプルCC PMCHを示す情報を含むMBSFNエリアコンフィギュレーション情報の第2の例を説明するための説明図である。 マルチプルCC PMCHの第1の例を説明するための説明図である。 マルチプルCC PMCHの第2の例を説明するための説明図である。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付の図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.はじめに
2.通信システムの概略的な構成
3.第1の実施形態
3.1.基地局の構成
3.2.端末装置の構成
3.3.処理の流れ
3.4.変形例
4.第2の実施形態
4.1.基地局の構成
4.2.端末装置の構成
4.3.処理の流れ
4.4.第1の変形例
4.5.第2の変形例
5.応用例
5.1.基地局に関する応用例
5.2.端末装置に関する応用例
6.まとめ
<<1.はじめに>>
まず、図1〜図6を参照して、MBMSに関する一般的な事項、及びキャリアアグリゲーションがサポートされる場合のMBMSについての考察を説明する。
(MBMSに関する一般的な事項)
−MBMSセッション
ブロードキャスト又はマルチキャストされる1つの番組は、MBMSセッションと呼ばれる。MBMSセッションは、MBMSのための物理チャネルであるPMCH(Physical Multicast Channel)にマッピングされる。
−MBSFN
MBSFN(MBMS over a Single Frequency Network)サービスエリアは、1つのMBMSサービスが提供される地域である。また、MBSFNサービスエリアは、SFN(Single Frequency Network)を構成している地域である。なお、1つのeNB(evolved Node B)に最大8個のMBSFNサービスエリアが設定され得る。
SFNとは、複数のeNBが同一の時刻及び同一の周波数で同一のダウンリンク信号を送信し、UEが複数のeNBからのダウンリンク信号を反射波とみなしてこれらのダウンリンク信号を合成する技術である。その結果、信号強度が向上する。放送の場合には、広い範囲で端末装置が受信することが求められるので、このようなSFNが用いられる。
−チャネル
MBMSについて、MTCH(Multicast Transport Channel)及びMCCH(Multicast Control Channel)という2つの論理チャネルが用意されている。また、MBMSについて、PMCH(Physical Multicast Channel)という物理チャネルが用意されている。MTCH及びMCCHの両方が、トランスポートチャネルであるMCT(Multicast Channel)を介して、PMCHにマッピングされる。
PMCHでは、Extended CPという長いサイクリックプレフィクス(CP)が送信される。これは、SFNを構成するためである。即ち、端末装置が複数のeNBからのダウンリンク信号を合成するためである。
MBSFN用のサブフレームには、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)の部分とPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)の部分が存在する。上記サブフレームの中のPDCCHの部分は、MBMSのためではなく、通常のサブフレームのアップリンクのスケジューリング情報を伝えるのに用いられる。一方、上記サブフレームの中のPDSCHの部分は、MBMSのために使用される。即ち、上記サブフレームの中のPDSCHの部分が、PMCHとなる。
PMCHでは、MCCH及びMTCHの両方が送信されるとともに、MAC(Media Access Control)シグナリングとして生成されたMCH(Multicast Channel)スケジューリング情報(MSI:MCH Scheduling Information)も送信される。MSIは、各MBMSセッション(又は各MTCH)がPMCHの中のどのサブフレームにマッピングされているかを示す情報である。MSIは、PMCHの最初のサブフレームで送信される。
−MBMSのスケジューリング
UEは、所望の番組(MBMSセッション)が送信される無線リソースを特定しなければ、当該所望の番組を受信することができない。そのため、UEは、eNBにより提供される情報に基づいて上記無線リソースを特定する。以下、図1〜図3を参照して、上記無線リソースを特定する手法を説明する。
図1は、MCCHを特定する手法の例を説明するための説明図である。図1を参照すると、SIB(System Information Block)13は、MCCHスケジューリング情報を含む。具体的には、MCCHスケジューリング情報は、MCCHオフセット(MCCH Offset)及びMCCH反復期間(MCCH Repetition Period)を含む。これらの情報から、MCCHが位置する無線フレーム(Radio Frame)が特定される。また、MCCHスケジューリング情報は、サブフレーム割当て情報(Subframe Allocation Information)を含む。この情報から、MCCHが位置するサブフレームが特定される。このようにSIB13に含まれるMCCHスケジューリング情報から、MCCHが特定される。
図2は、PMCHを特定する手法の例を説明するための説明図である。図2を参照すると、MCCHでは、MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージが送信される。MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、共通サブフレーム割当て(Common Subframe Allocation)、共通サブフレーム割当て期間(Common Subframe Allocation Period)及びPMCH情報リスト(PMCH Information List)を含む。共通サブフレーム割当ては、MBSFN用のサブフレームを示す。また、共通サブフレーム割当て期間は、共通サブフレーム割当てにより示されるサブフレームをPMCHに割り当てる期間を示す。即ち、共通サブフレーム割当て及び共通サブフレーム割当て期間から、PMCHに割り当てられるサブフレーム(例えば、20サブフレーム)が特定される。さらに、PMCH情報リストは、各PMCH(例えば、PMCH1〜3の各々)に割り当てられるサブフレームを示す。最大で16個のPMCHにサブフレームが割り当てられる。また、PMCH情報リストは、各PMCHにマッピングされるMTCH及びMBMSセッションをさらに示す。最大で16個のPMCHに最大30個のMBMSセッションがマッピングされる。一例として、PMCH1には、MBMSセッション1〜4がマッピングされ、PMCH2には、MBMSセッション5、6がマッピングされ得る。このようにMCCHで送信されるMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージから、PMCHと、PMCHにマッピングされるMTCH及びMBMSセッションとが特定される。なお、MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージの中の共通サブフレーム割当ては、SIB2に含まれるMBSFNサブフレームコンフィギュレーションにより代用され得る。
図3は、各MBMSセッションに割り当てられている無線リソースを特定するための手法の例を説明するための説明図である。図3を参照すると、PMCHは、当該PMCHの先頭のサブフレームにMSIを含む。MSIは、各MBMSセッション(例えば、MBMSセッション1〜4)がマッピングされている無線リソース(例えば、サブフレーム)を示す。このようにPMCHで送信されるMSIから、各MBMSセッションに割り当てられている無線リソースが特定される。
−MBMSの対象のUE
MBMSは、RRC(Radio Resource Control)接続モードのUEのみではなく、RRCアイドルモードのUEも対象とする。即ち、RRC接続モードのUE及びRRCアイドルモードのUEの両方が、MBMSセッションを受信し、取得し得る。
−変調符号化方式
変調符号化方式(MCS:Modulation and Coding Scheme)は、MCE(Multimedia broadcast multicast Coordination Entity)により変更されることが可能である。しかし、放送でMCSが頻繁に変ることはない。そのため、例えば決め打ちのMCSが使用される。
−フィードバック情報
LTEのMBMSでは、UEからのフィードバック情報は存在しない。なお、通常の通信とMBMSとの両方が行われるミックスモードが存在するが、当該ミックスモードでも、MBMSについてのフィードバック情報は規格上定められていない。
(キャリアアグリゲーションがサポートされる場合のMBMSについての考察)
−ユースケース
キャリアアグリゲーションがサポートされる場合には、複数のコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)が使用され得る。例えば、スモールセルのeNBが、複数のCCを使用し得る。複数のCCが使用される場合のMBMSセッションの送信については、いくつかのユースケースが考えられる。以下、図4〜図6を参照して当該ユースケースを説明する。
図4は、MBMSセッションについての第1のユースケースの例を説明するための説明図である。図4を参照すると、例えば、CC1〜CC5の5つのCCが使用され、CC1〜CC5の各々では別々のMBMSセッションが送信される。例えば、CC1では、MBMSセッション1が送信され、CC4では、MBMSセッション4が送信される。例えばこのように各CCで別々のMBMSセッションが送信される。このような場合に、例えば、UEは、別のMBMSセッションを受信するために、別のCCにおいて、MCCHスケジューリング情報、MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージ及びMSIなどを受信する。
図5は、MBMSセッションについての第2のユースケースの例を説明するための説明図である。図5を参照すると、例えば、CC1〜CC5の5つのCCが使用され、CC1〜CC5の各々では同一のMBMSセッションが送信される。即ち、CC1〜CC5のいずれでもMBMSセッション1が送信される。例えばこのように各CCで同一のMBMSセッションが送信される。これにより、UEにより使用されるCCが通信品質の変化に応じて変わる場合でも、UEは同一のMBMSセッションを受信し続けることができる。このような場合にも、例えば、UEは、使用するCCが変わると、同一のMBMSセッションを受信するために、新たなCCにおいて、MCCHスケジューリング情報、MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージ及びMSIなどを受信する。
図6は、MBMSセッションについての第3のユースケースの例を説明するための説明図である。図6を参照すると、例えば、CC1〜CC5の5つのCCが使用され、CC1〜CC5の各々では同一のMBMSセッションの別々のパートが送信される。例えば、MBMSセッション1は、パート1〜5を含む。そして、CC1では、MBMSセッション1のうちのパート1が送信され、CC4では、MBMSセッション1のうちのパート4が送信される。例えばこのように各CCで同一のMBMSセッションの別のパートが送信される。これにより、例えば、UEは、データサイズが大きいMBMSセッションを受信することができる。このような場合にも、例えば、UEは、MBMSセッションの各パートを受信するために、各CCにおいて、MCCHスケジューリング情報、MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージ及びMSIなどを受信する。
−各CCについてのUEの動作
各CCについてUEの動作の例を説明する。
(1)UEは、CCにおける周波数同期及び時間同期を獲得する。
(2)UEは、CCで送信されるSIB2を取得する。SIB2は、MBSFN用のサブフレームを示すMBSFNサブフレームコンフィギュレーションを含み、UEは、SIB2から、MBSFN用のサブフレームを特定する。これにより、UEは、MBSFN用のサブフレームのPDSCHの部分では、MBSFN用のサイクリックプレフィクス(CP)が使用されていることを知ることができる。
(3)UEは、CCで送信されるSIB13を取得する。そして、UEは、SIB13に含まれるMCCHスケジューリング情報から、MCCHを特定する。即ち、UEは、MCCHが位置する無線フレーム及びサブフレームを特定する。
(4)UEは、MCCHで送信されるMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを取得する。
(5)UEは、MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージに含まれる共通サブフレーム割当て及び共通サブフレーム割当て期間から、MBSFN用のサブフレームを特定する。なお、MBSFN用のサブフレームは、(2)においてSIB2から特定されてもよい。
(6)UEは、MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージに含まれるPMCH情報リストから、所望のMBMSセッションがマッピングされているPMCHを特定する。即ち、UEは、所望のMBMSセッションがマッピングされているPMCHに割り当てられるサブフレームを特定する。
(7)UEは、上記所望のMBMSセッションがマッピングされているPMCHで送信されるMSIから、当該所望のMBMSがマッピングされている無線リソース(サブフレーム)を特定する。
(8)UEは、特定された無線リソース(サブフレーム)で送信される上記所望のMBMSセッションを受信し、取得する。
このような(1)〜(8)の動作が、CCごとに行われる。
<<2.通信システムの概略的な構成>>
続いて、図7を参照して、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成を説明する。図7は、本実施形態に係る通信システム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図7を参照すると、通信システム1は、基地局100及び端末装置200を含む。例えば、通信システム1は、例えば、LTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信方式に従ったシステムである。
基地局100は、セル10内に位置する端末装置200との無線通信を行う。また、基地局100は、キャリアアグリゲーションをサポートする。即ち、基地局100は、1つの端末装置200との無線通信に複数のコンポーネントキャリア(CC)を同時に使用することができる。
端末装置200は、セル10に位置する場合に基地局100との無線通信を行う。また、端末装置200は、キャリアアグリゲーションをサポートし、基地局100との無線通信に複数のCCを同時に使用することができる。
なお、図7には、1つの基地局100及び1つの端末装置200のみが示されているが、当然ながら、通信システム1は、2つ以上の基地局100及び/又は2つ以上の端末装置200を含み得る。
<<3.第1の実施形態>>
続いて、図8〜図18を参照して、本開示の第1の実施形態を説明する。
本開示の実施形態では、基地局100は、第1のCCで、当該第1のCCを含む2つ以上のCCのPMCHを特定するための特定情報を送信する。とりわけ第1の実施形態では、当該特定情報は、上記2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報である。即ち、基地局100は、第1のCCで、当該第1のCCを含む2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報を送信する。これにより、例えば、端末装置200にとってのMBMSに関する負担を軽減することが可能になる。
<3.1.基地局の構成>
まず、図8〜図14を参照して、第1の実施形態に係る基地局100−1の構成の一例を説明する。図8は、第1の実施形態に係る基地局100−1の構成の一例を示すブロック図である。図8を参照すると、基地局100−1は、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130、記憶部140及び処理部150を備える。
(アンテナ部110)
アンテナ部110は、無線通信部120により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。
(無線通信部120)
無線通信部120は、無線通信を行う。例えば、無線通信部120は、セル10内に位置する端末装置200−1へのダウンリンク信号を送信し、セル10内に位置する端末装置200−1からのアップリンク信号を受信する。また、無線通信部120は、複数のCCの各々での無線通信を行う。
(ネットワーク通信部130)
ネットワーク通信部130は、他のノードと通信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他の基地局と通信する。また、ネットワーク通信部130は、コアネットワークノード(例えば、S−GW(Serving Gateway)及びMME(Mobility Management Entity)など)と通信する。
(記憶部140)
記憶部140は、基地局100−1の動作のためのプログラム及びデータを一時的にまたは恒久的に記憶する。
(処理部150)
処理部150は、基地局100−1の様々な機能を提供する。処理部150は、情報取得部151及び通信制御部153を含む。
(情報取得部151)
情報取得部151は、第1のCCを含む2つ以上のCCのPMCHを特定するために用いられる特定情報を取得する。
とりわけ第1の実施形態では、上記特定情報は、上記2つ以上のCCについての、MCCHのスケジューリング情報(以下、「MCCHスケジューリング情報」と呼ぶ)である。即ち、情報取得部151は、上記2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報を取得する。なお、MCCHスケジューリング情報は、例えば、MCCHが位置する無線フレーム及びサブフレームを示す情報である。
−システム情報ブロック(SIB)
例えば、情報取得部151は、上記2つ以上のCCについての上記MCCHスケジューリング情報を含む所定のシステム情報ブロック(SIB)を取得する。当該所定のSIBは、例えば上記第1のCCのためのSIBである。また、上記所定のSIBは、例えばSIB13(SIBタイプ13とも言う)である。
−個別のMCCHスケジューリング情報
上記2つ以上のCCについての上記MCCHスケジューリング情報は、1つ以上の個別のMCCHスケジューリング情報を含む。また、当該1つ以上の個別のMCCHスケジューリング情報の各々は、上記2つ以上のCCのうちの少なくとも1つのCCについてのMCCHスケジューリング情報である。
また、例えば、上記所定のSIBは、上記1つ以上の個別のMCCHスケジューリング情報と、上記1つ以上の個別のMCCHスケジューリング情報の各々に対応するCCの識別情報とを含む。当該識別情報は、例えばセルID(Cell Identity)である。これにより、例えば、端末装置200−1は、上記所定のSIB内の個別のMCCHスケジューリング情報がいずれのCCのものかを識別することができる。
−−CCごとの個別のMCCHスケジューリング情報
例えば、上記MCCHスケジューリング情報は、上記2つ以上のCCの各々についての個別のMCCHスケジューリング情報を含む。即ち、情報取得部151は、上記2つ以上のCCの各々についての個別のMCCHスケジューリング情報を含む上記所定のSIBを取得する。以下、この点について、図9を参照して具体例を説明する。
図9は、2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報を含むSIB13の第1の例を説明するための説明図である。図9を参照すると、CC1のためのSIB13が示されている。この例では、基地局100−1は、CC1〜CC5を使用し、SIB13は、CC1〜CC5の各々についての個別のMCCHスケジューリング情報を含む。また、SIB13は、5つの個別のMCCHスケジューリング情報の各々に対応するCCのセルIDを含む。なお、CCのセルIDは、当該CCについての個別のMCCHスケジューリング情報に関連付けられている。即ち、CC1のセルIDは、CC1についての個別のMCCHスケジューリング情報に関連付けられている。また、CC3のセルIDは、CC3についての個別のMCCHスケジューリング情報に関連付けられている。
これにより、例えば、MCCHのスケジューリングをCCごとに行うことが可能になる。
なお、上記所定のSIB(例えば、SIB13)は、基地局100−1により使用される全てのCC(例えば、CC1〜CC5)についてのMCCHスケジューリング情報を含まず、一部のCCについてのMCCHスケジューリング情報を含んでもよい。即ち、上記2つ以上のCCは、全てのCC(例えば、CC1〜CC5)ではなく、一部のCCであってもよい。また、当該一部のCCは、上記MCCHスケジューリング情報が送信されるCCによって異なってもよい。以下、この点について図10を参照して具体例を説明する。
図10は、2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報を含むSIB13の第2の例を説明するための説明図である。図10を参照すると、CC1のためのSIB13と、CC5のためのSIB13とが示されている。この例では、基地局100−1は、CC1〜CC5を使用し、CC1のためのSIB13は、CC1〜CC3の各々についての個別のMCCHスケジューリング情報を含む。また、CC5のためのSIB13は、CC3〜CC5の各々についての個別のMCCHスケジューリング情報を含む。このように、必ずしも各CCのためのSIB13(即ち、各CCで送信されるSIB13)に、基地局100−1により使用される全てのCCについてのMCCHスケジューリング情報が含まれなくてもよい。
−−CCの間で共通のMCCHスケジューリング情報
上記1つ以上の個別のMCCHスケジューリング情報は、上記2つ以上のCCに含まれる少なくとも2つのCCの間で共通のMCCHスケジューリング情報を含んでもよい。即ち、情報取得部151は、上記少なくとも2つのCCの間で共通のMCCHスケジューリング情報を含む上記所定のSIBを取得してもよい。以下、この点について、図11及び図12を参照して具体例を説明する。
図11は、2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報を含むSIB13の第3の例を説明するための説明図である。図11を参照すると、CC1のためのSIB13が示されている。この例では、基地局100−1は、CC1〜CC5を使用し、CC1〜CC5の間でMCCHのスケジューリングは同一である。そのため、SIB13は、CC1〜CC5の間で共通のMCCHスケジューリグ情報を含む。また、SIB13は、上記MCCHスケジューリング情報に対応するCC1〜CC5のセルIDを含む。なお、CC1〜CC5のセルIDは、CC1〜CC5の間で共通の上記MCCHスケジューリング情報に関連付けられている。
図12は、2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報を含むSIB13の第4の例を説明するための説明図である。図12を参照すると、CC1のためのSIB13が示されている。この例では、基地局100−1は、CC1〜CC5を使用し、CC1とCC2との間でMCCHのスケジューリングは同一である。そのため、SIB13は、CC1とCC2との間で共通のMCCHスケジューリグ情報を含む。また、SIB13は、上記MCCHスケジューリング情報に対応するCC1及びCC2のセルIDを含む。なお、CC1及びCC2のセルIDは、CC1とCC2との間で共通の上記MCCHスケジューリング情報に関連付けられている。
このようにCCの間で共通のMCCHスケジューリング情報が用いられてもよい。これにより、例えば、送信される情報が減少する。その結果、例えば、消費される無線リソース(例えば、SIBに使用される無線リソース)が減少し得る。また、例えば、基地局100−1の消費電力が低減され得る。
−MCCHスケジューリング情報に含まれる具体的な情報
例えば、上記MCCHスケジューリング情報は、MCCHオフセット、MCCH反復期間(MCCH Repetition Period)及びサブフレーム割当て情報(Subframe Allocation Information)を含む。これにより、例えば、MCCHが特定される。即ち、MCCHが位置する無線フレーム及びサブフレームが特定される。以下、この点について図13及び図14を参照して具体例を説明する。
図13は、MCCHが位置する無線フレーム及びサブフレームの第1の例を説明するための説明図である。図13を参照すると、複数の無線フレームと、当該複数の無線フレームのうちの1つの無線フレームに含まれる10のサブフレームとが、示されている。MCCH反復周期は、MCCHが位置する無線フレームの周期を示し、MCCHオフセットは、上記周期の開始時点を示す。例えば、「SFN mod MCCH反復周期 = MCCHオフセット」を満たすSFN(System Frame Number)の無線フレームが、MCCHが位置する無線フレームとなる。この例では、MCCH反復周期は6であり、MCCHオフセットは0である。よって、SFNが0、6、12などである無線フレームが、MCCHが位置する無線フレームである。このように、MCCH反復周期及びMCCHオフセットから、MCCHが位置する無線フレームが特定される。また、サブフレーム割当て情報は、無線フレームに含まれる10のサブフレームのうちの、MCCHが位置するサブフレーム(この例では、サブフレーム番号が1、6であるサブフレーム)を示す。よって、サブフレーム割当て情報から、MCCHが位置するサブフレームが特定される。
図14は、MCCHが位置する無線フレーム及びサブフレームの第2の例を説明するための説明図である。図14を参照すると、この例では、MCCH反復周期は3であり、MCCHオフセットは2である。よって、SFNが2、5、8、11、14、17などである無線フレームが、MCCHが位置する無線フレームである。また、この例では、サブフレーム割当て情報は、サブフレーム番号が3、8であるサブフレームを示し、これらのサブフレームが、MCCHが位置するサブフレームである。このように、MCCHが位置する無線フレーム及びサブフレームが特定される。
以上、とりわけ上記第1のCC(例えば、CC1)に着目して情報取得部151を説明した。当然ながら、情報取得部151は、別のCC(例えば、CC2〜CC5の各々)のための所定のSIB(例えば、SIB13)を取得し得る。そして、当該所定のSIBは、当該別のCCを含む2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報を含み得る。
(通信制御部153)
通信制御部153は、上記第1のCCでの上記特定情報の送信を制御する。
とりわけ第1の実施形態では、例えば、通信制御部153は、上記第1のCCでの上記所定のSIBの送信を制御する。上述したように、当該所定のSIBは、上記2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報を含む。
具体的には、一例として、通信制御部153は、上記送信の制御として、上記第1のCCの無線リソースのうちの、上記所定のSIB(例えば、SIB13)にスケジューリングされた無線リソースに、上記SIB13の信号をマッピングする。これにより、上記第1のCCでSIB13が送信される。即ち、上記2つ以上のCCについての上記MCCHスケジューリング情報が上記第1のCCで送信される。
別の例として、通信制御部153は、上記送信の制御として、上記第1のCCでの上記所定のSIBの送信をトリガしてもよい。具体的には、通信制御部153は、上記送信の制御として、上記第1のCCでの上記所定のSIBの送信を基地局100−1の別の構成要素(例えば、処理部150に含まれる別の要素)に指示してもよい。これにより、上記第1のCCでSIB13が送信されてもよい。
以上のように、第1のCCを含む2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報が、当該第1のCCで送信される。これにより、例えば、キャリアアグリゲーションをサポートする端末装置200−1にとってのMBMSに関する負担を軽減することが可能になる。より具体的には、例えば、端末装置200−1は、2つ以上のCCを使用する場合であっても、当該2つ以上のCCの各々でMCCHスケジューリング情報を受信し、取得しなくてもよく、例えば1つのCCで、上記2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報を受信し、取得し得る。そのため、MCCHが位置する無線リソース(即ち、無線フレーム及びサブフレーム)を特定するのに端末装置200−1にかかる負担が軽減され得る。
一例として、CCの通信品質の変化に応じてMBMSセッションを受信するためのCCが頻繁に変わる場合であっても、端末装置200−1はCCが変わるたびにMCCHスケジューリング情報を取得する必要はない。別の例として、図5に示されるように各CCで同一のMBMSセッションが送信され、端末装置200−1が、通信品質が良好なCCでMBMSセッションを受信する場合でも、端末装置200−1は各CCでMCCHスケジューリング情報を取得する必要はない。さらに別の例として、図6に示されるように各CCで同一のMBMSセッションの別々のパートが送信され、端末装置200−1が各CCで別々のパートを受信する場合でも、端末装置200−1は各CCでMCCHスケジューリング情報を取得する必要はない。このように、端末装置200−1にかかる負担が軽減され得る。
以上、とりわけ上記第1のCC(例えば、CC1)に着目して通信制御部153を説明した。当然ながら、通信制御部153は、別のCC(例えば、CC2〜CC5の各々)での所定のSIBの送信を制御し得る。また、当該所定のSIBは、上記別のCCを含む2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報を含み得る。
<3.2.端末装置の構成>
次に、図15を参照して、第1の実施形態に係る端末装置200−1の構成の一例を説明する。図15は、第1の実施形態に係る端末装置200−1の構成の一例を示すブロック図である。図15を参照すると、端末装置200−1は、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230、入力部240、表示部250及び処理部260を備える。
(アンテナ部210)
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
(無線通信部220)
無線通信部220は、無線通信を行う。例えば、無線通信部220は、端末装置200−1がセル10内に位置する場合に、基地局100−1からのダウンリンク信号を受信し、基地局100−1へのアップリンク信号を送信する。
(記憶部230)
記憶部230は、端末装置200−1の動作のためのプログラム及びデータを一時的にまたは恒久的に記憶する。
(入力部240)
入力部240は、端末装置200−1のユーザによる入力を受け付ける。そして、入力部240は、入力結果を処理部260に提供する。
(表示部250)
表示部250は、端末装置200−1の画面(即ち、画像)を表示する。例えば、表示部250は、処理部260(表示制御部265)による制御に応じて、画面を表示する。
(処理部260)
処理部260は、端末装置200−1の様々な機能を提供する。処理部260は、情報取得部261、通信制御部263及び表示制御部265を含む。
(情報取得部261)
情報取得部261は、第1のCCを含む2つ以上のCCのPMCHを特定するために用いられる特定情報であって、基地局100−1により上記第1のCCで送信される上記特定情報を取得する。
とりわけ第1の実施形態では、上記特定情報は、上記2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報である。即ち、情報取得部261は、上記2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報を取得する。
上述したように、例えば、上記MCCHスケジューリング情報は、所定のSIB(例えば、SIB13)に含まれ、情報取得部261は、上記所定のSIBに含まれる上記MCCHスケジューリング情報を取得する。当該所定のSIBは、例えば上記第1のCCのSIBである。
なお、上記MCCHスケジューリング情報の内容は、基地局100−1に関連して説明したとおりである。
以上、とりわけ上記第1のCCに着目して情報取得部261を説明した。当然ながら、別のCCを含む2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報が、当該別のCCについての所定のSIBに含まれ得る。そして、情報取得部261は、当該所定のSIBに含まれる上記MCCHスケジューリング情報を取得し得る。
(通信制御部263)
通信制御部263は、上記特定情報に基づいて、上記2つ以上のCCに含まれるCCのPMCHを特定する。
とりわけ第1の実施形態では、上記特定情報は、上記2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報である。即ち、通信制御部263は、上記2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報に基づいて、当該2つ以上のCCに含まれるCCのPMCHを特定する。
より具体的には、例えば、通信制御部263は、上記2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報に基づいて、上記2つ以上のCCのうちの少なくとも1つのCCのMCCHを特定する。即ち、通信制御部263は、当該MCCHが位置する無線フレーム及びサブフレームを特定する。そして、通信制御部263は、上記少なくとも1つのCCの各々について、特定されたMCCHで送信されるMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを取得する。さらに、通信制御部263は、上記MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージに基づいて、所望のMBMSセッションがマッピングされているPMCHを特定する。即ち、通信制御部263は、所望のMBMSセッションがマッピングされているPMCHに割り当てられるサブフレームを特定する。そして、通信制御部263は、特定される上記PMCHで送信される上記所望のMBMSセッションを取得する。即ち、通信制御部263は、特定される上記PMCHで送信されるMSIから、上記所望のMBMSセッションがマッピングされている無線リソース(サブフレーム)を特定し、特定される当該無線リソースで送信される上記所望のMBMSセッションを取得する。
以上、とりわけ上記第1のCCで送信される、上記2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報に着目して、通信制御部263を説明した。当然ながら、通信制御部263は、別のCCで送信される、当該別のCCを含む2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報に基づいて、当該2つ以上のCCに含まれるCCのPMCHを特定し得る。
(表示制御部265)
表示制御部265は、表示部250による画面の表示を制御する。例えば、表示制御部265は、表示部250により表示される画面を生成し、当該画面を表示部250に表示させる。
<3.3.処理の流れ>
次に、図16及び図17を参照して、第1の実施形態に係る通信制御処理の例を説明する。
(基地局における通信制御処理)
図16は、第1の実施形態に係る基地局100−1の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
情報取得部151は、2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報を含む所定のSIB(例えば、SIB13)を取得する(S301)。当該2つ以上のCCは、第1のCCを含む。
通信制御部153は、上記第1のCCでの上記所定のSIBの送信を制御する(S303)。その結果、上記第1のCCでSIB13が送信される。そして、処理は終了する。
(端末装置における通信制御処理)
図17は、第1の実施形態に係る端末装置200−1の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
情報取得部261は、2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報を取得する(S311)。より具体的には、当該2つ以上のCCは、第1のCCを含み、上記MCCHスケジューリング情報を含む所定のSIB(例えば、SIB13)が、当該第1のCCで送信され、情報取得部261は、当該所定のSIBに含まれる上記MCCHスケジューリング情報を取得する。
次に、通信制御部263は、上記MCCHスケジューリング情報に基づいて、上記2つ以上のCCのうちの少なくとも1つのCCのMCCHを特定する(S313)。そして、通信制御部263は、上記少なくとも1つのCCの各々について、特定された上記MCCHで送信されるMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを取得する(S315)。
さらに、通信制御部263は、上記MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージに基づいて、所望のMBMSセッションがマッピングされているPMCHを特定する(S317)。即ち、通信制御部263は、所望のMBMSセッションがマッピングされているPMCHに割り当てられるサブフレームを特定する。
その後、通信制御部263は、特定された上記PMCHで送信される上記所望のMBMSセッションを取得する(S319)。即ち、通信制御部263は、特定される上記PMCHで送信されるMSIから、上記所望のMBMSセッションがマッピングされている無線リソース(サブフレーム)を特定し、特定される当該無線リソースで送信される上記所望のMBMSセッションを取得する。そして、処理は終了する。
<3.4.変形例>
次に、図18を参照して第1の実施形態の変形例を説明する。第1の実施形態の変形例によれば、上記所定のSIB(例えば、SIB13)は、上記2つ以上のCCについての上記MCCHスケジューリング情報に加えて、上記2つ以上のCCについての別の情報をさらに含む。
(基地局100−1:情報取得部151)
−システム情報ブロック(SIB)
第1の実施形態の変形例では、上記所定のSIB(例えば、SIB13)は、上記2つ以上のCCについての別の情報をさらに含む。
−−通知情報
例えば、上記所定のSIBは、MCCHの変更を示すために用いられる情報の所在を端末装置200−1に通知する通知情報であって、上記2つ以上のCCについての上記通知情報をさらに含む。
より具体的には、例えば、上記通知情報は、通知インジケータ(Notification Indicator)及び通知コンフィギュレーション(Notification Configuration)のうちの少なくとも一方を含む。上記通知インジケータは、MCCHの変更を端末装置200−1に通知するためのどのPDCCHビットが使用されるかを示す。また、上記通知コンフィギュレーションは、MCCH情報変更通知を送信するのに使用される無線フレーム及びサブフレームを示す。
例えば、上記通知情報は、1つ以上の個別の通知情報を含む。即ち、上記所定のSIBは、当該1つ以上の個別の通知情報を含む。以下、この点について図18を参照して具体例を説明する。
図18は、2つ以上のCCについての通知情報を含むSIB13の一例を説明するための説明図である。図18を参照すると、CC1のためのSIB13が示されている。この例では、基地局100−1は、CC1〜CC5を使用し、SIB13は、CC1〜CC5の各々についての個別の通知情報を含む。また、5つの個別の通知情報には、対応するCCについてのセルIDが関連付けられている。
なお、図18の例は、上記所定のSIBがCCごとの個別の通知情報を含む例であるが、別の例として、上記所定のSIBはCCの間で共通の通知情報を含んでもよい。
以上のように2つ以上のCCについての通知情報が、上記所定のSIBに含まれる。これにより、例えば、キャリアアグリゲーションをサポートする端末装置200−1にとってのMBMSに関する負担が軽減される。より具体的には、例えば、端末装置200−1は、2つ以上のCCを使用する場合であっても、当該2つ以上のCCの各々で通知情報を受信し、取得しなくてもよく、例えば1つのCCで、上記2つ以上のCCについての通知情報を受信し、取得することができる。そのため、MCCHの変更を示すために用いられる情報の所在を特定するのに端末装置200−1にかかる負担が軽減され得る。
−−その他
例えば、上記所定のSIBは、上記2つ以上のCCについての別の情報として、上記2つ以上のCCについてのMBSFNエリアID、非MBSFN領域長(Non-MBSFN Region Length)及び/又はシグナリングMCS(Modulation and Coding Scheme)などをさらに含む。これにより、例えば、キャリアアグリゲーションをサポートする端末装置200−1にとってのMBMSに関する負担が軽減される。
(端末装置200−1:情報取得部261)
第1の実施形態の変形例では、情報取得部261は、上記2つ以上のCCについての別の情報をさらに取得する。
例えば、上述したように、上記所定のSIBは、上記2つ以上のCCについての上記通知情報を含み、情報取得部261は、上記所定のSIBに含まれる上記通知情報を取得する。
また、上記所定のSIBは、上記2つ以上のCCについての別の情報として、上記2つ以上のCCについてのMBSFNエリアID、非MBSFN領域長及び/又はシグナリングMCSなどをさらに含み、情報取得部261は、これらの情報を取得する。
(端末装置200−1:情報取得部261)
第1の実施形態の変形例では、例えば、通信制御部263は、上記通知情報に基づいて、MCCHの変更を示すために用いられる情報の所在を特定する。
また、例えば、通信制御部263は、上記非MBSFN領域長に基づいて、MBSFNフレームのうちの非MBSFN領域の長さを特定する。また、例えば、通信制御部263は、上記シグナリングMCSに基づいて、適用可能なMCSを特定する。
<<4.第2の実施形態>>
続いて、図19〜図37を参照して、本開示の第2の実施形態を説明する。
本開示の実施形態では、基地局100は、第1のCCで、当該第1のCCを含む2つ以上のCCのPMCHを特定するための特定情報を送信する。とりわけ第2の実施形態では、当該特定情報は、上記2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報である。即ち、基地局100は、第1のCCで、当該第1のCCを含む2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報を送信する。これにより、例えば、端末装置200にとってのMBMSに関する負担を軽減することが可能になる。
<4.1.基地局の構成>
まず、図19〜図25を参照して、第1の実施形態に係る基地局100−2の構成の一例を説明する。図19は、第2の実施形態に係る基地局100−2の構成の一例を示すブロック図である。図19を参照すると、基地局100−2は、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130、記憶部140及び処理部160を備える。
ここで、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130及び記憶部140については、第1の実施形態と第2の実施形態との間に特段の差異はない。よって、ここでは、処理部160のみを説明する。
(処理部160)
処理部160は、基地局100−2の様々な機能を提供する。処理部160は、情報取得部161及び通信制御部163を含む。
(情報取得部161)
情報取得部161は、第1のCCを含む2つ以上のCCPMCHを特定するために用いられる特定情報を取得する。
とりわけ第2の実施形態では、上記特定情報は、上記2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報である。即ち、情報取得部161は、上記2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報を取得する。
−MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージ
上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、例えば、1つ以上のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含む。また、上記1つ以上のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージの各々は、上記2つ以上のCCのうちの少なくとも1つのCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージである。
−−CCごとのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージ
例えば、上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、上記2つ以上のCCの各々についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含む。即ち、情報取得部161は、上記2つ以上のCCの各々についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを取得する。以下、この点について、図20を参照して具体例を説明する。
図20は、MBSFNエリアコンフィギュレーション情報の一例を説明するための説明図である。図20を参照すると、MBSFNエリアコンフィギュレーション情報として、5つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージが示されている。この例では、基地局100−2は、CC1〜CC5を使用し、MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、CC1〜CC5の各々についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含む。
なお、上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、基地局100−2により使用される全てのCCの全てについてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含まず、一部のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含んでもよい。一例として、上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、基地局100−2により使用されるCC1〜CC5ではなく、CC1〜CC3についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含んでもよい。即ち、上記2つ以上のCCは、全てのCC(例えば、CC1〜CC5)ではなく、一部のCC(例えば、CC1〜CC3)であってもよい。また、当該一部のCCは、上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報が送信されるCCによって異なってもよい。
−−CCの間で共通のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージ
上記1つ以上のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、上記2つ以上のCCに含まれる少なくとも2つのCCの間で共通のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含んでもよい。即ち、情報取得部161は、上記少なくとも2つのCCの間で共通のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを取得してもよい。
一例として、基地局100−2は、CC1〜CC5を使用し、CC1〜CC5の間でMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージが同一であってもよい。この場合に、情報取得部161は、CC1〜CC5の間で共通のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを取得してもよい。あるいは、少なくとも2つのCC(例えば、CC1及びCC2)の間でMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージが同一であってもよい。この場合に、情報取得部161は、上記少なくとも2つのCC(例えば、CC1及びCC2)の間で共通のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージ、及び、残りのCC(CC3〜CC5)の各々についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを取得してもよい。
−MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージに含まれる具体的な情報
例えば、MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、共通サブフレーム割当て(Common Subframe Allocation)、共通サブフレーム割当て期間(Common Subframe Allocation Period)及びPMCH情報リスト(PMCH Information List)を含む。これにより、例えば、PMCHが特定される。即ち、PMCHが位置するサブフレームが特定される。以下、この点について図21を参照して具体例を説明する。
図21は、PMCHが位置するサブフレームの一例を説明するための説明図である。図21を参照すると、CC1についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージが示されている。MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、共通サブフレーム割当て、共通サブフレーム割当て期間及びPMCH情報リストを含む。共通サブフレーム割当ては、MBSFN用のサブフレームを示す。また、共通サブフレーム割当て期間は、共通サブフレーム割当てにより示されるサブフレームをPMCHに割り当てる期間を示す。即ち、共通サブフレーム割当て及び共通サブフレーム割当て期間から、PMCHに割り当てられるサブフレーム(例えば、20サブフレーム)が特定される。さらに、PMCH情報リスト(例えば、PMCHコンフィギュレーション)は、各PMCH(例えば、PMCH1〜3の各々)に割り当てられるサブフレームを示す。この例では、PMCH情報リストは、PMCH1には20サブフレームのうちの1番目〜7番目のサブフレームが、PMCH2には8番目〜11番目のサブフレームが、PMCH3には12番目〜20番目のサブフレームが、割り当てられることを示す。なお、PMCH情報リスト(例えば、MBMSセッション情報リスト)は、各PMCH(PMCH1〜3の各々)にマッピングされるMBMSセッション(又はMTCH)をさらに示す。
以上、とりわけ上記第1のCC(例えば、CC1)に着目して情報取得部161を説明した。当然ながら、情報取得部161は、別のCC(例えば、CC2〜CC5の各々)を含む2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報を取得し得る。
(通信制御部163)
通信制御部163は、上記第1のCCでの上記特定情報の送信を制御する。
とりわけ第2の実施形態では、上述したように、上記特定情報は、上記2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報である。即ち、通信制御部163は、上記第1のCCでの上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報の送信を制御する。
−MCCHでの送信
例えば、通信制御部163は、上記第1のCCのMCCHでの上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報の送信を制御する。
上述したように、例えば、上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、1つ以上のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含む。即ち、通信制御部163は、上記第1のCCのMCCHでの上記1つ以上のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージの送信を制御する。
また、上記MCCHで送信される情報は、上記1つ以上のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージと、当該1つ以上のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージの各々に対応するCCの識別情報とを含む。当該識別情報は、例えばセルIDである。これにより、例えば、端末装置200−2は、MCCHで送信される個別のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージがいずれのCCのものかを識別することができる。
−−CCごとのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージ
上述したように、例えば、上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、上記2つ以上のCCの各々についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含む。以下、このケースにおけるMCCHでの送信の具体例を、図22を参照して説明する。
図22は、2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報のMCCHでの送信の第1の例を説明するための説明図である。図22を参照すると、CC1のMCCHが示されている。この例では、基地局100−2は、CC1〜CC5を使用し、MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、CC1〜CC5の各々についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含む。そのため、CC1〜CC5の各々についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージが、MCCHで送信される。また、MCCHでは、5つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージの各々に対応するCCのセルIDも送信される。なお、CCのセルIDは、当該CCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージに関連付けられている。即ち、CC1のセルIDは、CC1についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージに関連付けられている。また、CC3のセルIDは、CC3についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージに関連付けられている。
これにより、例えば、CCごとにPMCHを決定することが可能になる。より具体的には、例えば、PMCHに割り当てるサブフレーム、及びPMCHにマッピングするMBMSセッション又はMTCHなどを、CCごとに決定することができる。
なお、上述したように、上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、基地局100−2により使用される全てのCCの全てについてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含まず、一部のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含んでもよい。また、当該一部のCCは、上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報が送信されるCCによって異なってもよい。以下、このケースにおけるMCCHでの送信の具体例を、図23を参照して説明する。
図23は、2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報のMCCHでの送信の第2の例を説明するための説明図である。図23を参照すると、CC1のMCCHと、CC5のMCCHとが示されている。この例では、基地局100−2は、CC1〜CC5を使用し、CC1のMCCHでは、CC1〜CC3の各々についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージが送信される。また、CC5のMCCHでは、CC3〜CC5の各々についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージが送信される。このように、必ずしも各CCのMCCHで、基地局100−2により使用される全てのCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージが送信されなくてもよい。
−−CCの間で共通のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージ
上述したように、例えば、上記1つ以上のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、上記2つ以上のCCに含まれる少なくとも2つのCCの間で共通のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含んでもよい。即ち、上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、上記少なくとも2つのCCの間で共通のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含んでもよい。以下、このケースにおけるMCCHでの送信の具体例を、図24を参照して説明する。
図24は、2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報のMCCHでの送信の第3の例を説明するための説明図である。図24を参照すると、CC1のMCCHが示されている。この例では、基地局100−2は、CC1〜CC5を使用し、CC1〜CC5の間でMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは同一である。そのため、CC1〜CC5の間で共通のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージが、MCCHで送信される。なお、CC1〜CC5のセルIDは、CC1〜CC5の間で共通の上記MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージに関連付けられている。
図25は、2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報のMCCHでの送信の第4の例を説明するための説明図である。図25を参照すると、CC1のMCCHが示されている。この例では、基地局100−2は、CC1〜CC5を使用し、CC1とCC2との間でMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは同一である。そのため、CC1とCC2との間で共通のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージが、MCCHで送信される。なお、CC1及びCC2のセルIDは、CC1とCC2との間で共通の上記MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージに関連付けられている。
このようにCCの間で共通のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージがMCCHで送信されてもよい。これにより、例えば、送信される情報が減少する。その結果、例えば、消費される無線リソース(例えば、MCCHで使用される無線リソース)が減少し得る。また、例えば、基地局100−2の消費電力が低減され得る。
−送信の制御の具体的な内容
一例として、通信制御部163は、上記送信の制御として、上記第1のCCのMCCHの無線リソースに、上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報(及びCCの識別情報)の信号をマッピングする。これにより、上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報(及びCCの識別情報)が、MCCH上で送信される。
別の例として、通信制御部163は、上記送信の制御として、上記第1のCCのMCCHでの上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報(及びCCの識別情報)の送信をトリガしてもよい。具体的には、通信制御部163は、上記送信の制御として、上記第1のCCのMCCHでの上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報(及びCCの識別情報)の送信を基地局100−2の別の構成要素(例えば、処理部160に含まれる別の要素)に指示してもよい。これにより、上記第1のCCのMCCHで上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報(及びCCの識別情報)が送信されてもよい。
以上のように、第1のCCを含む2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報が、当該第1のCCで送信される。これにより、例えば、キャリアアグリゲーションをサポートする端末装置200−2にとってのMBMSに関する負担を軽減することが可能になる。より具体的には、例えば、端末装置200−2は、2つ以上のCCを使用する場合であっても、当該2つ以上のCCの各々でMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを受信し、取得しなくてもよく、例えば1つのCCで、上記2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報を受信し、取得し得る。そのため、PMCH(即ち、PMCHに割り当てられるサブフレーム)を特定するのに端末装置200−2にかかる負担が軽減され得る。
さらに、端末装置200−2は、上記2つ以上のCCの各々でMCCHスケジューリング情報を受信し、取得しなくてもよく、例えば1つのCCでMCCHスケジューリング情報を受信し、取得すればよい。そのため、端末装置200−2にかかる負担がさらに軽減され得る。
一例として、CCの通信品質の変化に応じてMBMSセッションを受信するためのCCが頻繁に変わる場合であっても、端末装置200−2はCCが変わるたびにMCCHスケジューリング情報及びMBSFNエリアコンフィギュレーション情報を取得する必要はない。別の例として、図5に示されるように各CCで同一のMBMSセッションが送信され、端末装置200−2が、通信品質が良好なCCでMBMSセッションを受信する場合でも、端末装置200−2は各CCでMCCHスケジューリング情報及びMBSFNエリアコンフィギュレーション情報を取得する必要はない。さらに別の例として、図6に示されるように各CCで同一のMBMSセッションの別々のパートが送信され、端末装置200−2が各CCで別々のパートを受信する場合でも、端末装置200−2は各CCでMCCHスケジューリング情報及びMBSFNエリアコンフィギュレーション情報を取得する必要はない。このように、端末装置200−2にかかる負担が軽減され得る。
以上、とりわけ上記第1のCC(例えば、CC1)に着目して通信制御部163を説明した。当然ながら、通信制御部163は、別のCC(例えば、CC2〜CC5の各々)のMCCHでの、当該別のCCを含む2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報の送信を、制御し得る。
<4.2.端末装置の構成>
次に、図26を参照して、第2の実施形態に係る端末装置200−2の構成の一例を説明する。図26は、第2の実施形態に係る端末装置200−2の構成の一例を示すブロック図である。図26を参照すると、端末装置200−2は、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230、入力部240、表示部250及び処理部270を備える。
ここで、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230、入力部240及び表示部250は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に特段の差異はない。よって、ここでは、処理部270のみを説明する。
(処理部270)
処理部270は、端末装置200−2の様々な機能を提供する。処理部270は、情報取得部271、通信制御部273及び表示制御部275を含む。
(情報取得部271)
情報取得部271は、第1のCCを含む2つ以上のCCのPMCHを特定するために用いられる特定情報であって、基地局100−2により上記第1のCCで送信される上記特定情報を取得する。
とりわけ第2の実施形態では、上記特定情報は、上記2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報である。即ち、情報取得部271は、上記2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報を取得する。
上述したように、例えば、上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、上記第1のCCのMCCHで送信され、情報取得部271は、上記第1のCCのMCCHで送信される当該MBSFNエリアコンフィギュレーション情報を取得する。
なお、上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報の内容は、基地局100−2に関連して説明したとおりである。
以上、とりわけ上記第1のCCに着目して情報取得部271を説明した。当然ながら、別のCCを含む2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報が、当該別のCCのMCCHで送信され得る。そして、情報取得部271は、上記別のCCのMCCHで送信される上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報を取得し得る。
(通信制御部273)
通信制御部273は、上記特定情報に基づいて、上記2つ以上のCCに含まれるCCのPMCHを特定する。
とりわけ第2の実施形態では、上記特定情報は、上記2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報である。即ち、通信制御部273は、上記2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報に基づいて、当該2つ以上のCCに含まれるCCのPMCHを特定する。
より具体的には、例えば、通信制御部273は、上記2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報に基づいて、所望のMBMSセッションがマッピングされているPMCHを特定する。即ち、通信制御部273は、所望のMBMSセッションがマッピングされているPMCHに割り当てられるサブフレームを特定する。そして、通信制御部273は、特定される上記PMCHで送信される上記所望のMBMSセッションを取得する。即ち、通信制御部273は、特定される上記PMCHで送信されるMSIから、上記所望のMBMSセッションがマッピングされている無線リソース(サブフレーム)を特定し、特定される当該無線リソースで送信される上記所望のMBMSセッションを取得する。
以上、とりわけ上記第1のCCで送信される、上記2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報に着目して、通信制御部273を説明した。当然ながら、通信制御部273は、別のCCで送信される、当該別のCCを含む2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報に基づいて、当該2つ以上のCCに含まれるCCのPMCHを特定し得る。
(表示制御部275)
表示制御部275は、表示部250による画面の表示を制御する。例えば、表示制御部275は、表示部250により表示される画面を生成し、当該画面を表示部250に表示させる。
<4.3.処理の流れ>
次に、図27及び図28を参照して、第2の実施形態に係る通信制御処理の例を説明する。
(基地局における通信制御処理)
図27は、第2の実施形態に係る基地局100−2の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
情報取得部161は、2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報を取得する(S401)。当該2つ以上のCCは、第1のCCを含む。
通信制御部163は、上記第1のCCのMCCHでの上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報の送信を制御する(S403)。その結果、上記第1のCCのMCCHで上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報が送信される。そして、処理は終了する。
(端末装置における通信制御処理)
図28は、第2の実施形態に係る端末装置200−2の通信制御処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
情報取得部271は、第1のCCについてのMCCHスケジューリング情報を取得する(S411)。より具体的には、上記MCCHスケジューリング情報を含む所定のSIB(例えば、SIB13)が、当該第1のCCで送信され、情報取得部271は、当該所定のSIBに含まれる上記MCCHスケジューリング情報を取得する。
次に、情報取得部271は、上記MCCHスケジューリング情報に基づいて、上記第1のCCのMCCHを特定する(S413)。そして、情報取得部271は、上記第1のCCの上記MCCHで送信される、上記第1のCCを含む2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報を取得する(S415)。
さらに、通信制御部273は、上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報に基づいて、所望のMBMSセッションがマッピングされているPMCHを特定する(S417)。即ち、通信制御部273は、所望のMBMSセッションがマッピングされているPMCHに割り当てられるサブフレームを特定する。
その後、通信制御部273は、特定された上記PMCHで送信される上記所望のMBMSセッションを取得する(S419)。即ち、通信制御部273は、特定される上記PMCHで送信されるMSIから、上記所望のMBMSセッションがマッピングされている無線リソース(サブフレーム)を特定し、特定される当該無線リソースで送信される上記所望のMBMSセッションを取得する。そして、処理は終了する。
<4.4.第1の変形例>
次に、図29〜図33を参照して第2の実施形態の第1の変形例を説明する。
上述したように、第2の実施形態では、第1のCCを含む2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報が、当該第1のCCで送信される。また、上述したように、例えば、当該MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、1つ以上のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含む。
一方、第2の実施形態の第1の変形例によれば、上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、1つ以上のPMCH割当て情報(PMCH Allocation Information)を含む1つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含む。
(基地局100−2:情報取得部161)
−MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージ
第1の変形例では、上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、1つ以上のPMCH割当て情報を含む1つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含む。また、上記1つ以上のPMCH割当て情報の各々は、上記2つ以上のCCのうちの少なくとも1つのCCについてのPMCH割当て情報である。なお、PMCH割当て情報は、例えば、PMCHが位置するサブフレームを少なくとも示す情報である。
また、例えば、上記1つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、上記1つ以上のPMCH割当て情報と、当該1つ以上のPMCH割当て情報に対応するCCの識別情報とを含む。当該識別情報は、例えばセルIDである。これにより、例えば、端末装置200−2は、上記1つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージ内の個別のPMCH割当て情報がいずれのCCのものかを識別することができる。
−−CCごとのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージ
例えば、上記1つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、上記2つ以上のCCの各々についてのPMCH割当て情報を含む。以下、この点について、図29を参照して具体例を説明する。
図29は、1つ以上のPMCH割当て情報を含むMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージの第1の例を説明するための説明図である。図29を参照すると、CC1についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージが示されている。この例では、基地局100−2は、CC1〜CC5を使用し、上記MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、CC1〜CC5の各々についてのPMCH割当て情報を含む。また、上記MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、5つのPMCH割当て情報の各々に対応するCCのセルIDを含む。なお、CCのセルIDは、当該CCについてのPMCH割当て情報に関連付けられている。即ち、CC1のセルIDは、CC1についてのPMCH割当て情報に関連付けられている。また、CC3のセルIDは、CC3についてのPMCH割当て情報に関連付けられている。
これにより、例えば、CCごとPMCHを決定することが可能になる。
なお、上記1つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、基地局100−2により使用される全てのCC(例えば、CC1〜CC5)についてのPMCH割当て情報を含まず、一部のCCについてのPMCH割当て情報を含んでもよい。即ち、上記2つ以上のCCは、全てのCC(例えば、CC1〜CC5)ではなく、一部のCCであってもよい。また、当該一部のCCは、上記1つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージが送信されるCCによって異なってもよい。以下、この点について図30を参照して具体例を説明する。
図30は、1つ以上のPMCH割当て情報を含むMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージの第2の例を説明するための説明図である。図30を参照すると、CC1についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージと、CC5についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージとが示されている。この例では、基地局100−2は、CC1〜CC5を使用し、CC1についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、CC1〜CC3の各々についてのPMCH割当て情報を含む。また、CC5についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、CC3〜CC5の各々についてのPMCH割当て情報を含む。このように、必ずしも各CCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージに、基地局100−2により使用される全てのCCについてのPMCH割当て情報が含まれなくてもよい。
−−CCの間で共通のPMCH割当て情報
上記1つ以上のPMCH割当て情報は、上記2つ以上のCCに含まれる少なくとも2つのCCの間で共通のPMCH割当て情報を含んでもよい。即ち、情報取得部161は、上記少なくとも2つのCCの間で共通のPMCH割当て情報を含むMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを取得してもよい。以下、この点について、図31及び図32を参照して具体例を説明する。
図31は、1つ以上のPMCH割当て情報を含むMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージの第3の例を説明するための説明図である。図31を参照すると、CC1についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージが示されている。この例では、基地局100−2は、CC1〜CC5を使用し、CC1〜CC5の間でPMCHの割当ては同一である。そのため、MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、CC1〜CC5の間で共通のPMCH割当て情報を含む。また、当該MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、上記PMCH割当て情報に対応するCC1〜CC5のセルIDを含む。なお、CC1〜CC5のセルIDは、CC1〜CC5の間で共通の上記PMCH割当て情報に関連付けられている。
図32は、1つ以上のPMCH割当て情報を含むMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージの第4の例を説明するための説明図である。図32を参照すると、CC1についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージが示されている。この例では、基地局100−2は、CC1〜CC5を使用し、CC1とCC2との間でPMCHの割当ては同一である。そのため、上記MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、CC1とCC2との間で共通のPMCH割当て情報を含む。また、上記MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、上記PMCH割当て情報に対応するCC1及びCC2のセルIDを含む。なお、CC1及びCC2のセルIDは、CC1とCC2との間で共通の上記PMCH割当て情報に関連付けられている。
このようにCCの間で共通のPMCH情報が用いられてもよい。これにより、例えば、送信される情報が減少する。その結果、例えば、消費される無線リソース(例えば、MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージに使用される無線リソース)が減少し得る。また、例えば、基地局100−2の消費電力が低減され得る。
−PMCH割当て情報に含まれる具体的な情報
例えば、上記1つ以上のPMCH割当て情報の各々は、少なくともPMCH情報リストを含む。また、例えば、上記1つ以上のPMCH割当て情報の各々は、共通サブフレーム割当て及び共通サブフレーム割当て期間をさらに含む。これにより、例えば、所望のMBMSセッション及び/又はMTCHがマッピングされるPMCHが特定される。即ち、当該PMCHが位置するサブフレームが特定される。
(基地局100−2:通信制御部163)
−MCCHでの送信
上述したように、例えば、通信制御部163は、上記第1のCCのMCCHでの上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報の送信を制御する。
とりわけ第1の変形例では、上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、1つ以上のPMCH割当て情報を含む1つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含む。即ち、通信制御部163は、上記第1のCCのMCCHでの上記1つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージの送信を制御する。以下、この点について図33を参照して具体例を説明する。
図33は、1つ以上のPMCH割当て情報を含むMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージのMCCHでの送信の一例を説明するための説明図である。図33を参照すると、CC1のMCCHが示されている。CC1のMCCHでは、CC1についてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージが送信される。この例では、基地局100−2は、CC1〜CC5を使用し、上記MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、CC1〜CC5の各々についてのPMCH割当て情報を含む。
以上のように、第1のCCを含む2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報が、当該第1のCCで送信される。これにより、例えば、キャリアアグリゲーションをサポートする端末装置200−2にとってのMBMSに関する負担を軽減することが可能になる。この点は、第2の実施形態の例において説明したとおりである。
<4.5.第2の変形例>
次に、図34〜図37を参照して第2の実施形態の第2の変形例を説明する。
一般的に、PMCHは、各CC内に存在する。即ち、PMCHは、1つのCC内の無線リソースに位置する。一方、第2の変形例では、少なくとも2つのCCにわたるPMCHが新たに定義される。そして、上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、上記2つ以上のCCに含まれる少なくとも2つのCCにわたるPMCHを示す情報を含む。
(MBSFNエリアコンフィギュレーション情報)
第2の変形例では、上記第1のCCを含む上記2つ以上のCCに含まれる少なくとも2つのCCにわたるPMCH(以下、「マルチプルCC PMCH」と呼ぶ)が、MBSFNエリアで使用されるPMCHとして決定される。この場合に、上記2つ以上のCCについての上記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、マルチプルCC PMCHを示す情報を含む。以下、この点について図34及び図35を参照して具体例を説明する。
図34は、マルチプルCC PMCHを示す情報を含むMBSFNエリアコンフィギュレーション情報の第1の例を説明するための説明図である。図34を参照すると、MBSFNエリアコンフィギュレーション情報として、3つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージが示されている。この例では、当該3つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージのうちの1つが、CC1についての通常のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージ(即ち、CC1のPMCHを示すもの)である。また、当該3つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージのうちの2つが、CC1及びCC2についてのマルチプルCC MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージである。この2つのマルチプルCC MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、CC1及びCC2にわたるマルチプルCC PMCHを示す。例えば、CC1についてのマルチプルCC MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、マルチプルCC PMCHに割り当てられるCC1の無線リソース(サブフレーム)、及びマルチプルCC PMCHが位置する他のCCの識別情報(例えば、CC2のセルID)を含む。また、CC2についてのマルチプルCC MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、マルチプルCC PMCHに割り当てられるCC2の無線リソース(サブフレーム)、及びマルチプルCC PMCHが位置する他のCCの識別情報(例えば、CC1のセルID)を含む。また、CC1及びCC2にわたる複数のマルチプルCC PMCHが、MBSFNエリアで使用されるPMCHとして決定される場合には、CC1及びCC2の各々についてのマルチプルCC MBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、マルチプルCC PMCHを識別するための識別情報をさらに含んでもよい。これにより、CC間の無線リソースが関連付けられるので、端末装置200−2は、マルチプルCC PMCHを特定することが可能になる。
図35は、マルチプルCC PMCHを示す情報を含むMBSFNエリアコンフィギュレーション情報の第2の例を説明するための説明図である。図35を参照すると、MBSFNエリアコンフィギュレーション情報として、1つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージが示されている。当該1つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、3つのPMCH割当て情報を含む。この例では、当該3つのPMCH割当て情報のうちの1つが、CC1についての通常のPMCH割当て情報(即ち、CC1のPMCHを示すもの)である。また、当該3つのPMCH割当て情報のうちの2つが、CC1及びCC2についてのマルチプルCC PMCH割当て情報である。この2つのマルチプルCC PMCH割当て情報は、CC1及びCC2にわたるマルチプルCC PMCHを示す。例えば、CC1についてのマルチプルCC PMCH割当て情報は、マルチプルCC PMCHに割り当てられるCC1の無線リソース(サブフレーム)、及びマルチプルCC PMCHが位置する他のCCの識別情報(例えば、CC2のセルID)を含む。例えば、CC2についてのマルチプルCC PMCH割当て情報は、マルチプルCC PMCHに割り当てられるCC2の無線リソース(サブフレーム)、及びマルチプルCC PMCHが位置する他のCCの識別情報(例えば、CC1のセルID)を含む。また、CC1及びCC2にわたる複数のマルチプルCC PMCHが設定される場合には、CC1及びCC2の各々についてのマルチプルCC PMCH割当て情報は、マルチプルCC PMCHを識別するための識別情報をさらに含んでもよい。これにより、CC間の無線リソースが関連付けられるので、端末装置200−2は、マルチプルCC PMCHを特定することが可能になる。
例えば、基地局100−2は、MCCHで上述したようなMBSFNエリアコンフィギュレーション情報を送信し、端末装置200−2は、当該MBSFNエリアコンフィギュレーション情報に基づいて、マルチプルCC PMCHを特定する。なお、図34及び図35に示される例に限られず、マルチプルCC PMCHを示す情報を含む様々なMBSFNエリアコンフィギュレーション情報が適用され得る。以下、図36及び図37を参照して、マルチプルCC PMCHの具体例を説明する。
図36は、マルチプルCC PMCHの第1の例を説明するための説明図である。図36を参照すると、CC1及びCC2の各々について、PMCH用のサブフレームが示されている。この例では、PMCH用の上記サブフレームの全てが、1つのマルチプルCC PMCHに割り当てられる。当該マルチプルCC PMCHの先頭部分(例えば、先頭の1つ以上のサブフレーム)では、当該マルチプルCC PMCHについてのMSIが送信される。
図37は、マルチプルCC PMCHの第2の例を説明するための説明図である。図37を参照すると、CC1及びCC2の各々について、PMCH用のサブフレームが示されている。この例では、PMCH用の上記サブフレームの全てではなく、PMCH用の上記サブフレームのうちの一部のサブフレームが、1つのマルチプルCC PMCHに割り当てられる。当該マルチプルCC PMCHの先頭部分(例えば、先頭の1つ以上のサブフレーム)では、当該マルチプルCC PMCHについてのMSIが送信される。なお、残りのサブフレームは、別のマルチプルCC PMCHに割り当てられてもよく、又はCCごとのPMCHに割り当てられてもよい。
以上、第2の実施形態の第2の変形例を説明した。第2の実施形態の第2の変形例によれば、多くの無線リソースを使用して、1つのMBMSセッション(又は1つのMTCH)を送信することが可能になる。そのため、例えば、第2の変形例によれば、大容量データ(例えば、高画質な動画像)を放送することが可能になる。
<<5.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、基地局100は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局100は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局100は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、基地局100として動作してもよい。
また、例えば、端末装置200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、端末装置200は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、端末装置200は、これら端末に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
<5.1.基地局に関する応用例>
(第1の応用例)
図38は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図38に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図38にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図38に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図38に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図38には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
(第2の応用例)
図39は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図39に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図39にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図38を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図38を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図39に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図39には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図39に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図39には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図38及び図39に示したeNB800及びeNB830において、図8を参照して説明した情報取得部151及び通信制御部153は、無線通信インタフェース825並びに無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。一例として、情報取得部151及び通信制御部153は、1つのBBプロセッサ826又は2つ以上のBBプロセッサ826、及び1つのBBプロセッサ856又は2つ以上のBBプロセッサ856において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、コントローラ821及びコントローラ851において実装されてもよい。この点については、図19を参照して説明した情報取得部161及び通信制御部163も、情報取得部151及び通信制御部153と同様である。
<5.2.端末装置に関する応用例>
(第1の応用例)
図40は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図40に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図40には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図40に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図40にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図40に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図40に示したスマートフォン900において、図15を参照して説明した情報取得部261及び通信制御部263は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。一例として、情報取得部261及び通信制御部263は、1つのBBプロセッサ913又は2つ以上のBBプロセッサ913において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。この点については、図26を参照して説明した情報取得部271及び通信制御部273も、情報取得部261及び通信制御部263と同様である。
(第2の応用例)
図41は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図41に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図41には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図41に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図41にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図41に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図41に示したカーナビゲーション装置920において、図15を参照して説明した情報取得部261及び通信制御部263は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。一例として、情報取得部261及び通信制御部263は、1つのBBプロセッサ934又は2つ以上のBBプロセッサ934において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。この点については、図26を参照して説明した情報取得部271及び通信制御部273も、情報取得部261及び通信制御部263と同様である。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<<6.まとめ>>
ここまで、図1〜図41を参照して、本開示の実施形態を説明した。
本開示に係る実施形態によれば、基地局100は、第1のCCを含む2つ以上のCCのPMCHを特定するために用いられる特定情報を取得する情報取得部と、上記第1のCCでの上記特定情報の送信を制御する通信制御部と、を備える。
また、本開示に係る実施形態によれば、端末装置200は、第1のCCを含む2つ以上のCCのPMCHを特定するために用いられる特定情報であって、基地局100により上記第1のCCで送信される上記特定情報を取得する情報取得部と、上記特定情報に基づいて、上記2つ以上のCCに含まれるCCのPMCHを特定する通信制御部と、を備える。
これにより、キャリアアグリゲーションをサポートする端末装置200にとってのMBMSに関する負担を軽減することを可能になる。
−第1の実施形態
第1の実施形態では、上記特定情報は、上記2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報である。
これにより、例えば、キャリアアグリゲーションをサポートする端末装置200にとってのMBMSに関する負担を軽減することが可能になる。より具体的には、例えば、端末装置200は、2つ以上のCCを使用する場合であっても、当該2つ以上のCCの各々でMCCHスケジューリング情報を受信し、取得しなくてもよく、例えば1つのCCで、上記2つ以上のCCについてのMCCHスケジューリング情報を受信し、取得し得る。そのため、MCCHが位置する無線リソース(即ち、無線フレーム及びサブフレーム)を特定するのに端末装置200にかかる負担が軽減され得る。
−第2の実施形態
第2の実施形態では、上記特定情報は、上記2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報である。
これにより、例えば、キャリアアグリゲーションをサポートする端末装置200にとってのMBMSに関する負担を軽減することが可能になる。より具体的には、例えば、端末装置200は、2つ以上のCCを使用する場合であっても、当該2つ以上のCCの各々でMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを受信し、取得しなくてもよく、例えば1つのCCで、上記2つ以上のCCについてのMBSFNエリアコンフィギュレーション情報を受信し、取得し得る。そのため、PMCH(即ち、PMCHに割り当てられるサブフレーム)を特定するのに端末装置200にかかる負担が軽減され得る。
さらに、端末装置200は、上記2つ以上のCCの各々でMCCHスケジューリング情報を受信し、取得しなくてもよく、例えば1つのCCでMCCHスケジューリング情報を受信し、取得すればよい。そのため、端末装置200にかかる負担がさらに軽減され得る。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態を説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書の通信制御処理における処理ステップは、必ずしもフローチャートに記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、通信制御処理における処理ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
また、本明細書のノード(例えば、基地局及び/又は端末装置)に備えられるプロセッサ(例えば、CPU、DSPなど)及びメモリ(例えば、ROM及びRAMなど)などのハードウェアを、上記ノードの構成要素(例えば、情報取得部及び通信制御部など)として機能させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供されてもよい。また、当該コンピュータプログラムを記憶するメモリと、当該コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを備える装置(例えば、処理回路、チップ又はモジュール(一例として、BBプロセッサ))も提供されてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的又は例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
第1のコンポーネントキャリアを含む2つ以上のコンポーネントキャリアのPMCH(Physical Multicast Channel)を特定するために用いられる特定情報を取得する取得部と、
前記第1のコンポーネントキャリアでの前記特定情報の送信を制御する制御部と、
を備える装置。
(2)
前記特定情報は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアについての、MCCH(Multicast Control Channel)のスケジューリング情報である、前記(1)に記載の装置。
(3)
前記スケジューリング情報は、MCCHオフセット、MCCH反復期間及びサブフレーム割当て情報を含む、前記(2)に記載の装置。
(4)
前記取得部は、前記スケジューリング情報を含む所定のシステム情報ブロックを取得し、
前記制御部は、前記第1のコンポーネントキャリアでの前記所定のシステム情報ブロックの送信を制御する、
前記(2)又は(3)に記載の装置。
(5)
前記スケジューリング情報は、1つ以上の個別のスケジューリング情報を含み、
前記1つ以上の個別のスケジューリング情報の各々は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つのコンポーネントキャリアについての、MCCHのスケジューリング情報である、
前記(4)に記載の装置。
(6)
前記1つ以上の個別のスケジューリング情報は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアに含まれる少なくとも2つのコンポーネントキャリアの間で共通のスケジューリング情報を含む、前記(5)に記載の装置。
(7)
前記取得部は、前記特定情報を含む所定のシステム情報ブロックを取得し、
前記制御部は、前記第1のコンポーネントキャリアでの前記所定のシステム情報ブロックの送信を制御し、
前記所定のシステム情報ブロックは、前記1つ以上の個別のスケジューリング情報と、前記1つ以上の個別のスケジューリング情報の各々に対応するコンポーネントキャリアの識別情報とを含む、
前記(5)又は(6)に記載の装置。
(8)
前記所定のシステム情報ブロックは、MCCHの変更を示すために用いられる情報の所在を端末装置に通知する通知情報であって、前記2つ以上のコンポーネントキャリアについての前記通知情報をさらに含み、
前記通知情報は、通知インジケータ及び通知コンフィギュレーションのうちの少なくとも一方を含む、
前記(4)〜(7)のいずれか1項に記載の装置。
(9)
前記特定情報は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアについてのMBSFN(MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Services) over a Single Frequency Network)エリアコンフィギュレーション情報である、前記(1)に記載の装置。
(10)
前記制御部は、前記第1のコンポーネントキャリアのMCCHでの前記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報の送信を制御する、前記(9)に記載の装置。
(11)
前記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、1つ以上のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含み、
前記1つ以上のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージの各々は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つのコンポーネントキャリアについてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージである、
前記(10)に記載の装置。
(12)
前記1つ以上のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、前記2つ以上のコンポーネントキャリアに含まれる少なくとも2つのコンポーネントキャリアの間で共通のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含む、前記(11)に記載の装置。
(13)
前記MCCHで送信される情報は、前記1つ以上のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージと、当該1つ以上のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージの各々に対応するコンポーネントキャリアの識別情報とを含む、前記(11)又は(12)に記載の装置。
(14)
前記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、1つ以上のPMCH割当て情報を含む1つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含み、
前記1つ以上のPMCH割当て情報の各々は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つのコンポーネントキャリアについてのPMCH割当て情報である、
前記(10)に記載の装置。
(15)
前記1つ以上のPMCH割当て情報の各々は、少なくともPMCH情報リストを含む、前記(14)に記載の装置。
(16)
前記1つ以上のPMCH割当て情報は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアに含まれる少なくとも2つのコンポーネントキャリアの間で共通のPMCH割当て情報を含む、前記(14)又は(15)に記載の装置。
(17)
前記1つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、前記1つ以上のPMCH割当て情報と、当該1つ以上のPMCH割当て情報に対応するコンポーネントキャリアの識別情報とを含む、前記(14)〜(16)のいずれか1項に記載の装置。
(18)
前記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアに含まれる少なくとも2つのコンポーネントキャリアにわたるPMCHを示す情報を含む、前記(10)〜(17)のいずれか1項に記載の装置。
(19)
第1のコンポーネントキャリアを含む2つ以上のコンポーネントキャリアのPMCHを特定するために用いられる特定情報を取得することと、
前記第1のコンポーネントキャリアでの前記特定情報の送信をプロセッサにより制御することと、
を含む方法。
(20)
第1のコンポーネントキャリアを含む2つ以上のコンポーネントキャリアのPMCHを特定するために用いられる特定情報であって、基地局により前記第1のコンポーネントキャリアで送信される前記特定情報を取得する取得部と、
前記特定情報に基づいて、前記2つ以上のコンポーネントキャリアに含まれるコンポーネントキャリアのPMCHを特定する制御部と、
を備える装置。
1 通信システム
10 セル
100 基地局
151、161 情報取得部
153、163 通信制御部
200 端末装置
261、271 情報取得部
263、273 通信制御部

Claims (17)

  1. 第1のコンポーネントキャリアを含む2つ以上のコンポーネントキャリアのPMCH(Physical Multicast Channel)を特定するために用いられる特定情報を取得する取得部と、
    前記第1のコンポーネントキャリアでの前記特定情報の送信を制御する制御部と、
    を備え
    前記特定情報は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアについての、MCCH(Multicast Control Channel)のスケジューリング情報を含み、
    前記スケジューリング情報は、1つ以上の個別のスケジューリング情報を含み、
    前記1つ以上の個別のスケジューリング情報の各々は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つのコンポーネントキャリアについての、MCCHのスケジューリング情報であり、
    前記1つ以上の個別のスケジューリング情報は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアに含まれる少なくとも2つのコンポーネントキャリアの間で共通のスケジューリング情報を含み、ひとつの前記共通のスケジューリング情報は、当該少なくとも2つのコンポーネントキャリアの識別情報に関連付けられる、装置。
  2. 前記スケジューリング情報は、MCCHオフセット、MCCH反復期間及びサブフレーム割当て情報を含む、請求項に記載の装置。
  3. 前記取得部は、前記スケジューリング情報を含む所定のシステム情報ブロックを取得し、
    前記制御部は、前記第1のコンポーネントキャリアでの前記所定のシステム情報ブロックの送信を制御する、
    請求項に記載の装置。
  4. 前記取得部は、前記特定情報を含む所定のシステム情報ブロックを取得し、
    前記制御部は、前記第1のコンポーネントキャリアでの前記所定のシステム情報ブロックの送信を制御し、
    前記所定のシステム情報ブロックは、前記1つ以上の個別のスケジューリング情報と、前記1つ以上の個別のスケジューリング情報の各々に対応するコンポーネントキャリアの識別情報とを含む、
    請求項に記載の装置。
  5. 前記所定のシステム情報ブロックは、MCCHの変更を示すために用いられる情報の所在を端末装置に通知する通知情報であって、前記2つ以上のコンポーネントキャリアについての前記通知情報をさらに含み、
    前記通知情報は、通知インジケータ及び通知コンフィギュレーションのうちの少なくとも一方を含む、
    請求項に記載の装置。
  6. 前記特定情報は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアについてのMBSFN(MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Services) over a Single Frequency Network)エリアコンフィギュレーション情報を含む、請求項1に記載の装置。
  7. 前記制御部は、前記第1のコンポーネントキャリアのMCCHでの前記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報の送信を制御する、請求項に記載の装置。
  8. 前記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、1つ以上のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含み、
    前記1つ以上のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージの各々は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つのコンポーネントキャリアについてのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージである、
    請求項に記載の装置。
  9. 前記1つ以上のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、前記2つ以上のコンポーネントキャリアに含まれる少なくとも2つのコンポーネントキャリアの間で共通のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含む、請求項に記載の装置。
  10. 前記MCCHで送信される情報は、前記1つ以上のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージと、当該1つ以上のMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージの各々に対応するコンポーネントキャリアの識別情報とを含む、請求項に記載の装置。
  11. 前記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、1つ以上のPMCH割当て情報を含む1つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージを含み、
    前記1つ以上のPMCH割当て情報の各々は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つのコンポーネントキャリアについてのPMCH割当て情報である、
    請求項に記載の装置。
  12. 前記1つ以上のPMCH割当て情報の各々は、少なくともPMCH情報リストを含む、請求項11に記載の装置。
  13. 前記1つ以上のPMCH割当て情報は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアに含まれる少なくとも2つのコンポーネントキャリアの間で共通のPMCH割当て情報を含む、請求項11に記載の装置。
  14. 前記1つのMBSFNエリアコンフィギュレーションメッセージは、前記1つ以上のPMCH割当て情報と、当該1つ以上のPMCH割当て情報に対応するコンポーネントキャリアの識別情報とを含む、請求項11に記載の装置。
  15. 前記MBSFNエリアコンフィギュレーション情報は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアに含まれる少なくとも2つのコンポーネントキャリアにわたるPMCHを示す情報を含む、請求項に記載の装置。
  16. プロセッサにより実行される方法であって、
    第1のコンポーネントキャリアを含む2つ以上のコンポーネントキャリアのPMCHを特定するために用いられる特定情報を取得することと、
    前記第1のコンポーネントキャリアでの前記特定情報の送信を制御することと、
    を含み、
    前記特定情報は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアについての、MCCH(Multicast Control Channel)のスケジューリング情報を含み、
    前記スケジューリング情報は、1つ以上の個別のスケジューリング情報を含み、
    前記1つ以上の個別のスケジューリング情報の各々は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つのコンポーネントキャリアについての、MCCHのスケジューリング情報であり、
    前記1つ以上の個別のスケジューリング情報は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアに含まれる少なくとも2つのコンポーネントキャリアの間で共通のスケジューリング情報を含み、ひとつの前記共通のスケジューリング情報は、当該少なくとも2つのコンポーネントキャリアの識別情報に関連付けられる、方法。
  17. 第1のコンポーネントキャリアを含む2つ以上のコンポーネントキャリアのPMCHを特定するために用いられる特定情報であって、基地局により前記第1のコンポーネントキャリアで送信される前記特定情報を取得する取得部と、
    前記特定情報に基づいて、前記2つ以上のコンポーネントキャリアに含まれるコンポーネントキャリアのPMCHを特定する制御部と、
    を備え
    前記特定情報は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアについての、MCCHのスケジューリング情報を含み、
    前記スケジューリング情報は、1つ以上の個別のスケジューリング情報を含み、
    前記1つ以上の個別のスケジューリング情報の各々は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つのコンポーネントキャリアについての、MCCHのスケジューリング情報であり、
    前記1つ以上の個別のスケジューリング情報は、前記2つ以上のコンポーネントキャリアに含まれる少なくとも2つのコンポーネントキャリアの間で共通のスケジューリング情報を含み、ひとつの前記共通のスケジューリング情報は、当該少なくとも2つのコンポーネントキャリアの識別情報に関連付けられる、装置。
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