JP6826919B2 - データ分配装置及びデータ分配比率の決定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、データ分配装置及びデータ分配比率の決定方法に関する。
近年、科学技術計算等の分野では、膨大なデータを分析処理する要求が増している。膨大なデータを処理する場合、複数の演算器(処理部)に対してデータを分配して、各演算器でデータを処理する技術が知られている。
従来においては、複数の演算器にデータを分配する場合、演算器の性能、バスのスループット、演算特性などをパラメータとして、短時間で処理が行われるように、各演算器に対するデータの割当てを決定していた。
なお、特許文献1、2等には、処理部の実際の処理時間に応じて、各処理部に対するデータの割当て(配分率)を設定し、処理に要する時間を短縮する技術について開示されている。
特開2006−164000号公報 特開平5−324583号公報
演算器は、負荷がかかるほど温度が上がり、温度が上がるとリーク電流により消費電力が増加する。したがって、温度が上がると、単位消費電力あたりの処理性能が低下する。
しかしながら、上述したように処理時間が短くなるようにデータの割当てを決定すると、負荷が大きい演算器の消費電力が増大し、単位消費電力あたりの処理性能が低下し、処理効率が悪くなる。
1つの側面では、本発明は、各処理部の状態を効率よく処理できる状態に維持することが可能なデータ分配装置及びデータ分配比率の決定方法を提供することを目的とする。
一つの態様では、データ分配装置は、複数の処理部それぞれが一定量のデータを処理するのに要した基準処理時間を取得する取得部と、前記複数の処理部それぞれの温度を検出する検出部から、前記複数の処理部それぞれがデータを処理している間の温度の変化量を取得し、取得した前記温度の変化量に基づいて、前記複数の処理部それぞれの単位時間当たりの温度上昇率を算出する算出部と、前記複数の処理部それぞれの前記基準処理時間及び前記単位時間当たりの温度上昇率と、前記検出部が検出した前記複数の処理部それぞれの直近の温度と、に基づいて、前記複数の処理部それぞれが前記一定量のデータを処理した場合の予想消費電力を算出し、算出した前記予想消費電力が大きいほど処理するデータ量が少なくなるように前記複数の処理部に対するデータの分配比率を決定する決定部と、前記決定部が決定した前記分配比率で、前記複数の処理部それぞれにデータを投入するデータ投入部と、を備えている。
各処理部の状態を効率よく処理できる状態に維持することができる。
図1(a)は、一実施形態に係る情報処理装置の構成を概略的に示す図であり、図1(b)は、FPGAアクセラレータの構成を概略的に示す図である。 データ分配部の機能ブロック図である。 演算器情報管理テーブルのデータ構造を示す図である。 データ分配部の処理を示すフローチャートである。 図5(a)、図5(b)は、データ分配部による処理を説明するための図である。 図6(a)は、変形例1を示す図であり、図6(b)は、変形例2を示す図である。
以下、情報処理装置の一実施形態について、図1〜図5に基づいて詳細に説明する。
図1(a)には、一実施形態に係る情報処理装置10の構成が概略的に示されている。情報処理装置10は、科学技術計算などの大規模演算を実行する装置であり、図1(a)に示すように、CPU(Central Processing Unit)90と、メモリ94と、FPGA(Field Programmable Gate Array)アクセラレータ92と、を備える。
図1(b)には、FPGAアクセラレータ92の構成が概略的に示されている。FPGAアクセラレータ92は、CPU90のアクセラレータとして機能し、同一基板上に実装された、複数のFPGA38と、データ分配装置としてのデータ分配部20と、を有する。各FPGA38は、ユーザが回路の構成を定義できるプログラマブルロジックデバイス(PLD:Programmable Logic Device)であり、PE(プロセッシングエレメント)と呼ばれる処理部としての演算器30と、演算器30の温度を検出する検出部としての温度センサ32と、を有する。
各演算器30は、CPU90からデータ分配部20に入力され、データ分配部20で各演算器30に分配されたデータを演算する。なお、各演算器30は、全てが同等の能力とは限らない。また、各演算器30は、独立したFPGA38上に実装されているため、データが入力されてから出力されるまでの時間にばらつきがある。更に、各演算器30は、負荷がかかるほど温度が上がり、温度が上がるとリーク電流により消費電力が増加するため、単位消費電力に対する処理性能が低下するという特性を有している。なお、以下においては、各演算器30のそれぞれに演算器IDを示す添え字x(x=0,1,2,…N)を付し、「演算器30x」と表記するものとする。
温度センサ32それぞれは、各演算器30xの近傍に配置されており、各演算器30xが演算を開始したときの温度Tsxと、演算を終了したときの温度Texとを計測し、計測結果をデータ分配部20に対して送信する。なお、温度センサ32は、FPGA38に付属するセンサを流用してもよいし、FPGA38に新たに温度センサ32を設けてもよい。
データ分配部20は、CPU90から受信した演算対象のデータの各演算器30xへの分配比率を決定し、分配比率に従って各演算器30xに対してデータを投入する。図2には、データ分配部20の機能ブロック図が示されている。なお、図2の各部の機能は、FPGAの回路により実現されている。ただし、これに限らず、データ分配部20は、FPGA以外の回路により実現されてもよい。
データ分配部20は、図2に示すように、取得部としての演算器情報収集部22と、算出部及び決定部としてのデータ分配比率計算部24と、演算データ取得部26と、データ投入部28と、を有する。
演算器情報収集部22は、演算器30xから入力される演算開始、終了を示す情報や、温度センサ32から入力される温度情報を収集する。また、演算器情報収集部22は、カウンタ(時計)を有している。したがって、演算器情報収集部22は、演算器30xから演算開始の情報を受信した場合に、カウンタが示す演算開始時刻tsxを取得し、温度センサ32から取得した演算開始温度Tsxとともに演算器情報管理テーブル15に格納する。また、演算器情報収集部22は、演算器30xから演算終了の情報を受信した場合に、カウンタが示す演算終了時刻texを取得し、温度センサ32から取得した演算終了温度Texとともに演算器情報管理テーブル15に格納する。ここで、図3には、演算器情報管理テーブル15のデータ構造が示されている。演算器情報管理テーブル15には、各演算器30xに対応付けて、上述した、演算開始時刻tsx、演算開始温度Tsx、演算終了時刻tex、演算終了温度Texを格納できるとともに、後述する処理性能Pxや、データ分配比率Mxも格納することができる。
データ分配比率計算部24は、演算器情報管理テーブル15に格納されているデータに基づいて、各演算器30xに対するデータの分配比率を計算する。なお、データの分配比率の具体的な計算方法については、後述する。なお、データ分配比率計算部24は、計算したデータ分配比率Mxや、データ分配比率を計算する途中で求まる処理性能Pxを、図3の演算器情報管理テーブル15に格納する。
演算データ取得部26は、CPU90から入力される演算データを取得し、データ投入部28に入力する。
データ投入部28は、データ分配比率計算部24が計算したデータ分配比率の計算結果に従って、演算データ取得部26から入力されたデータを分配し、各演算器30xに対して投入する。各演算器30xでは、データ投入部28から投入されたデータの演算を実行する。
(データ分配比率計算部24及びデータ投入部28の処理)
図4には、データ分配比率計算部24及びデータ投入部28の処理の流れがフローチャートにて示されている。以下、図4のフローチャートに沿って、データ分配比率計算部24及びデータ投入部28の処理について説明する。なお、図4の処理の前提として、情報処理装置10は、例えば電源投入直後など、各演算器30xに対するデータ分配比率が定まっていない状態であるものとする。
データ分配比率計算部24は、図4のステップS10において、各演算器30xのデータ分配比率を均等に設定する。すなわち、各演算器30xのデータ分配比率Mx(M0、M1、…、MN)をM0=M1=…=MN=mとする。なお、mは、100(%)を演算器30xの数(N+1)で除した数である。
次いで、ステップS12では、データ投入部28が、データ分配比率(ここでは、均等な分配比率)に従って、各演算器30xにデータを投入し、各演算器30xでデータの演算を実行する。なお、各演算器30xによる演算の際には、演算器情報収集部22が、各演算器30xの演算終了時刻texと、演算開始時刻tsxとを取得し、演算器情報管理テーブル15に格納するとともに、各演算器30xの演算終了温度Texと、演算開始温度Tsxとを取得し、演算器情報管理テーブル15に格納する。
次いで、ステップS14では、データ分配比率計算部24が、各演算器30xの演算時間から各演算器の基準処理時間を算出する。この場合、データ分配比率計算部24は、各演算器30xの演算終了時刻texと、演算開始時刻tsxとを用いて、各演算器30xの基準処理時間Pxを次式(1)より算出する。なお、基準処理時間Pxは、各演算器30xの処理性能を意味する。したがって、データ分配比率計算部24は、算出した基準処理時間Pxを処理性能Pxとして演算器情報管理テーブル15に格納する。
x=tex―tsx …(1)
次いで、ステップS16では、データ分配比率計算部24が、演算器情報管理テーブル15を参照して、直前の演算の記録から、演算器30xごとの温度上昇率を算出する。なお、温度上昇率とは、各演算器30xが演算を行っている間の、1秒ごとの上昇温度を意味する。データ分配比率計算部24は、具体的には、演算器情報管理テーブル15に格納されている、各演算器30xの演算終了時刻texと、演算開始時刻tsxと、演算終了温度Texと、演算開始温度Tsxを用いて、次式(2)から各演算器30xの温度上昇率ΔTxを算出する。
ΔTx=(Tex−Tsx)/(tex−tsx) …(2)
なお、この段階では、ΔTxとして、各演算器30xが均等に分配されたデータを演算したときの温度上昇率が算出されることになる。
次いで、ステップS18では、データ分配比率計算部24が、各演算器30xの前回の演算終了温度Tex(各演算器30xの直近の温度)と、ステップS16で算出した温度上昇率ΔTxに基づいて、現時点において演算器30xそれぞれに均等なデータを分配して演算させた場合に予想される各演算器30xの予想消費電力を算出する。具体的には、演算終了時の予想温度(Tex+Px・ΔTx)と、予想消費電力Cxの関係を示す関数fを用いて、次式(3)より、各演算器30xの予想消費電力Cxを算出する。
x=f(Tex+Px・ΔTx) …(3)
なお、演算特性により、Px・ΔTxでは、演算後の上昇温度を正確に求めることができない場合がある。このような場合には、予め補正係数αを定めておき、上昇温度をα・Px・ΔTxにより求めるようにしてもよい。
次いで、ステップS20では、データ分配比率計算部24が、各演算器30xの予想消費電力Cxに基づいて、各演算器30xに対するデータ分配比率Mxを決定する。具体的には、データ分配比率計算部24は、次式(4)で表されるQxを用いて、
Figure 0006826919
予想消費電力が大きいほど処理するデータ量が少なくなるように、次式(5)により、データ分配比率Mxを算出する。
Figure 0006826919
ここで、右辺の分母は、すべての演算器30xの値Qxの総和を意味する。
なお、データ分配比率計算部24は、算出したデータ分配比率Mxを演算器情報管理テーブル15に格納(上書き)する。
次いで、ステップS22では、データ投入部28が、ステップS20で算出した新たなデータ分配比率に従って、各演算器30xにデータを投入し、演算を実行する。なお、演算器情報収集部22は、演算の際に得られた、各演算器30xの演算終了時刻tex、演算開始時刻tsx、演算終了温度Tex、演算開始温度Tsxを演算器情報管理テーブル15に格納する。
ここで、本実施形態では、上述のように、上式(3)に基づいて各演算器30xの予想消費電力を算出し、算出した予想消費電力が大きいほど処理するデータ量が少なくなるように、上式(5)に基づいてデータ分配比率Mxを算出している。これにより、各演算器30xの状態を効率よく処理できる状態に維持するようにデータ分配比率を決定することができる。ここで、図5(a)、図5(b)に基づいて、データ分配比率の変化について、簡単に説明する。例えば、図4のステップS10において、図5(a)に示すように9つのデータが3つの演算器30A、30B、30Cに均等に(3つずつ)分配されたとする。そして、ステップS18において算出された、演算器30Aの予想消費電力が他の演算器30B、30Cよりも大きかった場合には、図5(b)に示すように、演算器30Aのデータ分配比率を減らし、他の演算器30B、30Cの分配比率を増やすようにしている。
その後は、ステップS16に戻り、ステップS16〜S22を繰り返し実行する。この場合、繰り返し処理においては、毎回、演算器30xの温度上昇率を算出し(S16)、温度上昇率に基づいて各演算器30xが均等なデータを演算した場合の予想消費電力を算出し(S18)、算出した予想消費電力に基づいて、データ分配比率を更新して、更新後のデータ分配比率に従って、各演算器30xにデータを投入する。これにより、本実施形態では、各演算器30xにデータ処理を行わせるたびに、温度上昇率を計算しなおし、データ分配比率を適宜更新することができる。すなわち、本実施形態では、データ分配比率計算部24は、データ分配比率を更新する更新部としても機能している。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によると、データ分配比率計算部24は、複数の演算器30xそれぞれが均等な(一定量の)データを処理するのに要した基準処理時間(Px)を計算し、温度センサ32から取得した各演算器30xのデータ演算中の温度の変化量に基づいて、各演算器30xの単位時間当たりの温度上昇率(ΔTx)を算出する。そして、データ分配比率計算部24は、各演算器30xの基準処理時間(Px)及び単位時間当たりの温度上昇率(ΔTx)と、各演算器30xそれぞれの直近の温度(Tex)と、に基づいて、各演算器30xが均等なデータを処理した場合の予想消費電力(Cx)を算出し、算出した予想消費電力が大きいほど処理するデータ量が少なくなるように各演算器30xに対するデータの分配比率を決定する(上式(5))。また、データ投入部28は、演算データ取得部26が取得したデータを決定した分配比率に従って、各演算器30xに投入する。これにより、大規模演算を行う際に、データ投入部28から投入されたデータを各演算器30xが演算することで、各演算器30xの状態を効率よく処理できる状態に維持することができる。また、本実施形態では、各演算器30xの状態を効率よく処理できる状態に維持するようにデータを分配することで、演算器30xの一部の温度が高くなることを抑制することができる。したがって、冷却ファン等を用いた演算器30xの強制冷却の必要性を低減することができる。また、本実施形態では、演算内容等を解析しなくても、各演算器30xへのデータ分配比率を簡易かつ適切に設定することができる。
また、本実施形態では、各演算器30xは、同一基板上に実装されたFPGA38である。すなわち、CPU90から入力された演算データをケーブルを介さずに短時間で各演算器30x(FPGA38)に投入する必要がある情報処理装置10において、演算内容等の解析をせずに短時間で、各演算器30xのデータ分配比率を適切に設定することができる。
また、本実施形態では、データ投入部28が投入したデータを各演算器30xが演算している間の、単位時間当たりの温度上昇率(ΔTx)を算出し(S16)、算出したΔTxを用いて、データ分配比率(Mx)を更新する。これにより、各演算器30xの状態に応じて、データ分配比率を適切に更新するフィードバック制御を行うことができる。
なお、上記実施形態では、演算器30xそれぞれが、FPGA38により実現されている場合について説明したが、これに限らず、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの他のハードウェアにより実現されてもよい。
なお、上記実施形態では、各演算器30xが同一基板上に実装されたFPGAである場合について説明したが、これに限らず、演算器は、同一基板上に実装されたCPUであってもよい。例えば、図6(a)に示すように、複数のCPU120に対して、CPUデータ分配装置110からデータを分配する場合に、CPUデータ分配装置110が、図4と同様の処理を実行することとしてもよい。この場合、CPUデータ分配装置110は、CPU120の温度を検出するセンサの検出結果を取得することで、図4と同様の処理を実現することができる。この場合においても、CPUデータ分配装置110は、複数のCPU120に対して適切にデータを分配することが可能である。なお、CPUデータ分配装置110は、図4と同様の処理をプログラムにより実現することができる。なお、CPU120は、同一の基板上に実装されていなくてもよい。
また、図6(b)に示すように、インターネットなどのネットワーク280に複数の演算装置(スレーブノード)220と、データ分配装置(マスターノード)210が接続されている場合において、データ分配装置210が、複数の演算装置220に対してデータを分配するときに、図4と同様の処理を実行することとしてもよい。この場合、データ分配装置210は、複数の演算装置220が有する温度センサから取得した検出結果を用いて、図4と同様の処理を実行する。この場合においても、データ分配装置210は、複数の演算装置220に対して適切にデータを分配することが可能である。なお、データ分配装置210は、図4と同様の処理をプログラムにより実現することができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の実施形態の説明に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 複数の処理部それぞれが一定量のデータを処理するのに要した基準処理時間を取得する取得部と、
前記複数の処理部それぞれの温度を検出する検出部から、前記複数の処理部それぞれがデータを処理している間の温度の変化量を取得し、取得した前記温度の変化量に基づいて、前記複数の処理部それぞれの単位時間当たりの温度上昇率を算出する算出部と、
前記複数の処理部それぞれの前記基準処理時間及び前記単位時間当たりの温度上昇率と、前記検出部が検出した前記複数の処理部それぞれの直近の温度と、に基づいて、前記複数の処理部それぞれが前記一定量のデータを処理した場合の予想消費電力を算出し、算出した前記予想消費電力が大きいほど処理するデータ量が少なくなるように前記複数の処理部に対するデータの分配比率を決定する決定部と、
前記決定部が決定した前記分配比率で、前記複数の処理部それぞれにデータを投入するデータ投入部と、
を備えるデータ分配装置。
(付記2) 前記複数の処理部は、同一基板上に実装された演算器であることを特徴とする付記1に記載のデータ分配装置。
(付記3) 前記データ投入部が投入したデータを前記複数の処理部それぞれが処理している間の、前記複数の処理部それぞれの単位時間当たりの温度上昇率を算出し、算出した前記単位時間当たりの温度上昇率を用いて、前記決定部が決定した前記分配比率を更新する更新部を更に備える付記1又は2に記載のデータ分配装置。
(付記4) 複数の処理部それぞれにデータを投入するデータ分配装置が実行する、各処理部に対するデータ分配比率の決定方法であって、
複数の処理部それぞれが一定量のデータを処理するのに要した基準処理時間を取得し、
前記複数の処理部それぞれの温度を検出する検出部から、前記複数の処理部それぞれがデータを処理している間の温度の変化量を取得し、取得した前記温度の変化量に基づいて、前記複数の処理部それぞれの単位時間当たりの温度上昇率を算出し、
前記複数の処理部それぞれの前記基準処理時間及び前記単位時間当たりの温度上昇率と、前記検出部が検出した前記複数の処理部それぞれの直近の温度と、に基づいて、前記複数の処理部それぞれが前記一定量のデータを処理した場合の予想消費電力を算出し、算出した前記予想消費電力が大きいほど処理するデータ量が少なくなるように前記複数の処理部に対するデータの分配比率を決定する、
処理を前記データ分配装置が実行するデータ分配比率の決定方法。
(付記5) 前記複数の処理部は、同一基板上に実装された演算器であることを特徴とする付記4に記載のデータ分配比率の決定方法。
(付記6) 決定した前記分配比率で分配されたデータを前記複数の処理部それぞれが処理している間の、前記複数の処理部それぞれの単位時間当たりの温度上昇率を算出し、算出した前記単位時間当たりの温度上昇率を用いて、決定した前記分配比率を更新する、処理を前記データ分配装置が更に実行する付記4又は5に記載のデータ分配比率の決定方法。
(付記7) 複数の処理部それぞれにデータを投入するコンピュータに実行させる、各処理部に対するデータ分配比率の決定プログラムであって、
複数の処理部それぞれが一定量のデータを処理するのに要した基準処理時間を取得し、
前記複数の処理部それぞれの温度を検出する検出部から、前記複数の処理部それぞれがデータを処理している間の温度の変化量を取得し、取得した前記温度の変化量に基づいて、前記複数の処理部それぞれの単位時間当たりの温度上昇率を算出し、
前記複数の処理部それぞれの前記基準処理時間及び前記単位時間当たりの温度上昇率と、前記検出部が検出した前記複数の処理部それぞれの直近の温度と、に基づいて、前記複数の処理部それぞれが前記一定量のデータを処理した場合の予想消費電力を算出し、算出した前記予想消費電力が大きいほど処理するデータ量が少なくなるように前記複数の処理部に対するデータの分配比率を決定する、
処理を前記コンピュータに実行させるためのデータ分配比率の決定プログラム。
20 データ分配部(データ分配装置)
22 演算器情報収集部(取得部)
24 データ分配比率計算部(算出部、決定部、更新部)
28 データ投入部
30x 演算器(処理部)
32 温度センサ(検出部)

Claims (4)

  1. 複数の処理部それぞれが一定量のデータを処理するのに要した基準処理時間を取得する取得部と、
    前記複数の処理部それぞれの温度を検出する検出部から、前記複数の処理部それぞれがデータを処理している間の温度の変化量を取得し、取得した前記温度の変化量に基づいて、前記複数の処理部それぞれの単位時間当たりの温度上昇率を算出する算出部と、
    前記複数の処理部それぞれの前記基準処理時間及び前記単位時間当たりの温度上昇率と、前記検出部が検出した前記複数の処理部それぞれの直近の温度と、に基づいて、前記複数の処理部それぞれが前記一定量のデータを処理した場合の予想消費電力を算出し、算出した前記予想消費電力が大きいほど処理するデータ量が少なくなるように前記複数の処理部に対するデータの分配比率を決定する決定部と、
    前記決定部が決定した前記分配比率で、前記複数の処理部それぞれにデータを投入するデータ投入部と、
    を備えるデータ分配装置。
  2. 前記複数の処理部は、同一基板上に実装された演算器であることを特徴とする請求項1に記載のデータ分配装置。
  3. 前記データ投入部が投入したデータを前記複数の処理部それぞれが処理している間の、前記複数の処理部それぞれの単位時間当たりの温度上昇率を算出し、算出した前記単位時間当たりの温度上昇率を用いて、前記決定部が決定した前記分配比率を更新する更新部を更に備える請求項1又は2に記載のデータ分配装置。
  4. 複数の処理部それぞれにデータを投入するデータ分配装置が実行する、各処理部に対するデータ分配比率の決定方法であって、
    複数の処理部それぞれが一定量のデータを処理するのに要した基準処理時間を取得し、
    前記複数の処理部それぞれの温度を検出する検出部から、前記複数の処理部それぞれがデータを処理している間の温度の変化量を取得し、取得した前記温度の変化量に基づいて、前記複数の処理部それぞれの単位時間当たりの温度上昇率を算出し、
    前記複数の処理部それぞれの前記基準処理時間及び前記単位時間当たりの温度上昇率と、前記検出部が検出した前記複数の処理部それぞれの直近の温度と、に基づいて、前記複数の処理部それぞれが前記一定量のデータを処理した場合の予想消費電力を算出し、算出した前記予想消費電力が大きいほど処理するデータ量が少なくなるように前記複数の処理部に対するデータの分配比率を決定する、
    処理を前記データ分配装置が実行するデータ分配比率の決定方法。

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