JP6826338B2 - 型枠支保工高さ調節装置 - Google Patents

型枠支保工高さ調節装置 Download PDF

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本発明は、組立て後の型枠支保工の移動の際、高さ制限が生じる条件において、型枠支保工を組み立てた状態のまま型枠支保工全体を下降させたり、所定高さまで上昇させたりすることが可能な型枠支保工高さ調節装置に関するものである。
建物などの構築において、スラブや梁型枠の支保工となる型枠支保工を組み立てる場合、最下部にジャッキベースを設け、その上部にフレームを構成することで、支保工の下部に設置したジャッキを操作して高さを調整することができる。
ところで、建物の構築の際に建物の内部位置に設置される型枠支保工の場合、型枠支保工を組み立てたまま水平方向に移動させて使用すれば、型枠支保工を一旦解体して再度組み立てる手間が省け、大幅な省力化になる。しかし、例えば天井面から下方へ突出する梁などが障害となり、ジャッキベースによる高さ調整では対処できない場合が多い。支保工の高さを調節するものとして、例えば特許文献1、2に記載された発明がある。
特許文献1には、支保工用パイプサポートおよび長さ調整方法が記載されている。外周にねじ部を有し、ねじ部に軸方向の長孔を有する腰管と、腰管内にスライド自在に挿通され、軸方向に沿って複数のピン孔を有する差込管と、腰管のねじ部に螺着された調整環と、腰管および差込管の重合部を貫通して連結する支持ピンとを具備したサポート本体と、支持ピンを腰管のねじ部および差込管の重合部に貫通させる前に、腰管のねじ部に着脱自在に取り付けられ、腰管のねじ部および差込管の重合部をスライド不能に仮止めする仮止装置とを有する支保工用パイプサポートであって、仮止装置は腰管のねじ部の側面に着脱可能であり、かつ調整環の端面に当接可能な治具本体と、治具本体の装着面の一部に真横に向けて突設され、腰管の長孔と差込管のピン孔に跨って挿通可能な仮止ピンとを有し、治具本体の装着面にねじ部のねじ山と噛合可能な単数又は複数の係合突起が突設されていることを特徴とする支保工用パイプサポートである。
特許文献2には、ユニット化した組立枠体をタワー状に連結した型枠支保工用の組立枠体の下部に配置されるジャッキベースであって、底体より突設する内管と、この内管を遊挿する外管と、この外管の外面に形成された雄ネジに螺合しているハンドル付環状体と、外管の上部外面に固着している接続部材と、を備えており、この接続部材は、前記組立枠体を構成する管体の下部周面を保持しており、内管には適宜間隔で複数個のピン孔が穿設されているとともに、外管には長孔が穿設され、複数個のピン孔のうちの1個と前記長孔とにピンが挿入され、ハンドル付環状体の下面は、管体の荷重により前記ピンに当接していることを特徴とするジャッキベースが記載されている。
特許第6377830号公報 特許第4623570号公報
特許文献1記載の支保工用パイプサポートや特許文献2記載のジャッキベースは、支保工や足場の鉛直方向の高さを調節できるが、従来使用していたジャッキベースをそのまま使用することができない。
また、特許文献2記載のジャッキベースは、型枠支保工を構成する組立枠体の縦管の下端に接続部材を取り付け、その下にジャッキの機能がある外管を設けて、外管に内管を下から挿入するものであるが、内管の径が組立枠体の縦管の径より細くなり、型枠支保工を下から支えるには強度が不十分である。このジャッキベースの構成では、縦管の下に連結するため、縦管よりも内管の径が小さくなってしまう。
その他にも、従来のジャッキベースを使用して支保工と連結させるものはあるが、ジャッキベースに差し込む場合、ジャッキベースより支柱(パイプ)の部分が細く、塔式の支保工を支えるための強度や耐久性に問題が生じる。
本発明は、上述のような背景のもと、型枠支保工と従来からあるジャッキベースを接続することができ、容易かつ迅速に支保工の高さを調整することもできる型枠支保工高さ調節装置を提供することを目的としたものである。
本発明の型枠支保工高さ調節装置は、型枠支保工の枠組を構成する縦管と、縦管の下部に設置されるジャッキベースとの間に介在させるようにした型枠支保工高さ調節装置であって、型枠支保工の下端部の縦管側方にクランプを介して設置される外管と、外管の内側に挿通される内管とを備え、外管の下端部には側方に向けて型枠支保工の下端部の縦管を下から支持するための縦管受け材が設けられており、外管と内管にはそれぞれ高さの異なる位置にピン差込孔が複数設けられており、外管と内管どうしは、ピン差込孔の任意の1または複数のピン差込孔に挿入された1または複数のピンによって固定され、ジャッキベースを内管の下端に接続するようにしたことを特徴とするものである。
本発明の型枠支保工高さ調節装置において、外管には型枠支保工の枠組を構成する縦管を固定するためのクランプを設けている。外管の内側には内管が挿通されており、外管と内管は二重管構造になっている。外管の下端部には、縦管受け材を設けており、縦管受け材で型枠支保工の枠組を構成する縦管の下端部を支持する構造とした。
外管と内管にはそれぞれピン差込孔を複数設けて、外管と内管のピン差込孔を合わせて、ピンを挿入し、外管に対して内管を固定する。内管の下端にジャッキベースを接続することによって、本発明の型枠支保工高さ調節装置を介して、型枠支保工の縦管とジャッキベースを接続させることができる。
本発明の適用対象となる型枠支保工には、パイプサポートによって構成される型枠支保工やユニット化した組立枠体をタワー状に連結した型枠支保工などがあり、本発明における型枠支保工の枠組を構成する縦管としては、パイプサポートとしての縦管や組立枠体の縦管などがある。
外管と内管の二重管構造によって、内管を外管の内側で上下に移動させることができる。この移動によって、ジャッキベースに内管を突き合わせて取り付けたり、上方に内管をずらしてジャッキベースから取り外したりすることが可能となる。容易にジャッキベースから内管を離すことができれば、型枠支保工の荷重を解除することができ、型枠支保工の高さを調節することができる。
また、外管と内管を二重管構造とし、内管を外管の内側で上下に動かせる構造にすることで、内管の長さは実質的に制限がないことになる。よって、型枠支保工の高さを調整する範囲を大きくとることができ、型枠支保工を組み立てたままの状態で、梁下の通過を難なく行うことができる。
本発明の型枠支保工高さ調節装置は、型枠支保工の枠組を構成する縦管をクランプと縦管受け材によって外管に固定し、外管の下に内管を設ける構成であり、縦管より外側に外管と内管が設けられるため、外管と内管の径が型枠支保工の枠組を構成する縦管の径に影響されることがなく、外管と内管の径を自由に設定することができる。
特許文献2記載の発明のように内管の径が型枠支保工の枠組を構成する縦管より小さい径に限定されることがなく、本発明の型枠支保工高さ調節装置であれば、型枠支保工を下から支えるのに十分な強度が得られる。外管と内管の径を大きくすれば、型枠支保工を支える支持力をさらに上げることができる。
本発明に係る型枠支保工高さ調節装置において、内管の断面を型枠支保工の下端部の縦管の断面と同一とすることができる。
従来、型枠支保工の枠組を構成する縦管の下端部にジャッキベースをそのまま差し込み、スラブや梁の型枠高さに調整する際にはジャッキベースのハンドルで操作するのが一般的である。その場合は、調整できる高さは、ジャッキベースが調整できる範囲のみであった。
本発明の型枠支保工高さ調節装置における内管の断面が型枠支保工の枠組を構成する縦管と同一であれば、内管に従来のジャッキベースをそのまま差し込むことができ、従来のジャッキベースをそのまま使用することができる。また、型枠支保工高さ調節装置の内管が上下に移動できる分、調節範囲が大きくなる。
また、本発明に係る型枠支保工高さ調節装置において、内管の断面剛性が型枠支保工の縦管の断面剛性より大きくてもよい。
従来の型枠支保工の枠組を構成する縦管にジャッキベースを差し込む方法や縦管とジャッキベースの内側に連結部材を差し込んで接続する方法では、型枠支保工の枠組を構成する縦管の径より小さくなってしまい、型枠支保工を下から支えるには強度が不十分であることが問題であった。しかし、型枠支保工の枠組を構成する縦管の径と内管の径が同じであれば、強度は落ちない。
本発明の型枠支保工高さ調節装置は、型枠支保工の枠組を構成する縦管を下から支える構造であるため、内管の断面剛性は型枠支保工の枠組を構成する縦管と同一以上が望ましく、大きければ大きいほど強度が高く、安定する。例えば、内管の径を大きくしたり、内管の厚みを大きくしたりすると、内管の断面剛性が大きくなってよい。
本発明に係る型枠支保工高さ調節装置に設けるクランプは、外管の上下2か所以上に設けられていることが好ましい。型枠支保工高さ調節装置と型枠支保工の枠組を構成する縦管を連結するには、クランプに縦管を挿通させて固定するため、クランプが外管の上下複数か所に設けられている方がより安定させることができる。
本発明の型枠支保工高さ調節装置は、外管の内側に内管が挿通された二重管構造となっており、内管は外管の内側を上下に移動できるため、内管の長さは実質的に制限がない。その分、型枠支保工の高さ調節の範囲を大きくとることができ、型枠支保工を組み立てた状態のまま、梁下を難なく通過させることができる。
また、型枠支保工の枠組を構成する縦管をクランプと縦管受け材によって外管に固定し、外管に内管を挿通した構成であるため、外管と内管の径が型枠支保工の枠組を構成する縦管の径によって限定されることがなく、径を自由に設定することができ、型枠支保工を下から支えるのに十分な強度が得られる。外管と内管の径を大きくすれば、型枠支保工を支える支持力をさらに上げることができる。
本発明に係る型枠支保工高さ調節装置の一実施形態を示した概略斜視図である。 図1の実施形態において、(a)は側面図、(b)は断面図、(c)は(a)のA部分を拡大した側面図である。 図1の実施形態において、(a)はクランプ部分の断面図、(b)は縦管受け材の断面図、(c)はクランプと縦管受け材を設けた外管の側面図、(d)は内管の側面図である。 図1に示した型枠支保工高さ調節装置を用いて、型枠支保工とジャッキベースを連結した場合を示した側面図である。 図4の実施形態から型枠支保工高さ調節装置の内管を上に移動させてジャッキベースから取り外した場合を示した側面図である。 本発明に係る型枠支保工高さ調節装置を取り付けて、型枠支保工全体を移動させた状態を示しており、(a)は型枠支保工高さ調節装置を取り付けた時、(b)は型枠支保工高さ調節装置を取り付けた型枠支保工全体が梁下を通過している時を概略的に示した正面図である。
以下、本発明の型枠支保工高さ調節装置1における具体的な実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る型枠支保工高さ調節装置1の一実施形態を概略的に示した斜視図である。
パイプ状の外管2には型枠支保工の枠組を構成する縦管を挿通させて固定させるためのクランプ5を2つ設けている。クランプ5の下方には、型枠支保工の下端部の縦管を受けて支持するための縦管受け材4を設けている。縦管受け材4の上面には、縦管の下端部が篏合する高さの低い円筒状の受け部4aを取り付けている。
外管2の内側には、外管2よりも長いパイプ状の内管3を挿通させており、二重管構造となっている。外管2と内管3にはそれぞれピン差込孔2a、3aを設けており、外管2のピン差込孔2aと内管3のピン差込孔3aとを合わせて、ピン6を差し込み、外管2に対して内管3の位置を固定させる。
図2は、図1の実施形態において、(a)は側面図、(b)は(a)におけるクランプ5が取り付けられている部分の断面図、(c)は(a)のAで示した部分の拡大図である。外管2の上端部には、クランプ5が取り付けられており、外管2の下端部には縦管受け材4が取り付けられている。上端部のクランプ5と縦管受け材4の間にはもう1つのクランプ5を設けており、2つのクランプ5の間には、ピン差込孔2aが2つ設けられている。クランプ5は、外管2に溶接したコの字型の部材にボルトとナットを使用して取り付けられているが、クランプ5が外管2から確実に外れない方法であればよい。
外管2の内側には、外管2より長い内管3が挿通されている。内管3にもピン差込孔2aが設けられており、外管2の上方のピン差込孔2aと内管3の上方のピン差込孔3aとを合わせて、ピン6を差し込み、内管3の位置を固定している。
図3は、外管2と内管3を別々に示した図であり、(a)は外管2にクランプ5が取り付けてある部分の断面図、(b)は外管2に縦管受け材4が取り付けられている部分の断面図、(c)と(d)は外管2から内管3を抜いた状態を示しており、(c)は外管2の側面図、(d)は内管3の側面図である。
パイプ状の外管2に対して、コの字状の部材を介してクランプ5が取り付けられている。図3(a)で示すように、外管2にコの字状の部材を例えば溶接などで取り付け、クランプ5はボルトとナットを用いて、コの字状の部材に取り付けている。外管2にはクランプ5が2個取り付けられており、2個のクランプ5の間にはピン差込孔2aが2か所に設けられている。クランプ5の個数は、型枠支保工の枠組を構成する縦管12を固定できればよく、2個以上が好ましい。
図3(b)、(c)で示すように、縦管受け材4は、側面が略L字状の部材の上面に外管2と同程度の断面の大きさである高さの低い円筒状の受け部4aを設けている。縦管受け材4の受け部4aが外管2と同程度の断面の大きさであれば、本発明の型枠支保工高さ調節装置1を型枠支保工の枠組を構成する縦管の下端部に取り付ける際に、クランプ5に縦管を挿通させ、縦管の下端部を受け部4aの内側に篏合させることができ、縦管の下端部がずれることがなくてよい。
また、図3(d)で示すように、内管3は外管2よりも長く、外管2と同じ位置にピン差込孔3aを2つ、それよりも下方に1つ設けている。外管2のピン差込孔2aは、内管3を固定させて位置を決めるためのものであり、1つでもよいが2つ以上が好ましい。
図4は、本発明の型枠支保工高さ調節装置1を用いて、型枠支保工10の枠組を構成する縦管12とジャッキベース11を接続した時の側面図を示したものである。外管2の内側には内管3を挿通させ、内管3の下端の内側にジャッキベース11を差し込む。内管3の断面の大きさを型枠支保工10の枠組を構成する縦管12の下端部の断面と同一にして、従来から使用していたジャッキベース11をそのまま内管3に差し込めるようにするとよい。
ジャッキベース11を差し込んだ内管3の下端部は、ジャッキベース11のハンドル11aと突き合わせている。外管2の2か所のピン差込孔2aと内管3の上部2か所のピン差込孔3aを合わせて、ピンを差し込み、外管2と内管3とを固定する。外管2の側面に取り付けたクランプ5に型枠支保工10の枠組を構成する縦管12を挿通し、縦管12の下端部を縦管受け材4の受け部4aに篏合させて支持する。
縦管受け材4の受け部4aに縦管12の下端部を嵌め込み、縦管12を2つのクランプ5で固定することによって、型枠支保工10の枠組を構成する縦管12の下端部がぐらつくことがなくなり安定する。
図4に示したように、本発明の型枠支保工高さ調節装置1は、縦管12をクランプ5と縦管受け材4によって外管2に固定し、クランプ5と縦管受け材4が取り付けられてある外管2に内管3を挿入する。型枠支保工10の枠組を構成する縦管12の横に外管2を設けて、外管2に挿通される形で内管3を設けているため、外管2と内管3の径が型枠支保工10の枠組を構成する縦管12の径に影響されることがなく、外管2と内管3の径を自由に設定することができる。
図4では内管と縦管12の径を同程度としており、型枠支保工10を下から支えるのに十分な支持力であるが、外管2と内管3の径を縦管12より大きくすれば、内管3の断面剛性が型枠支保工10の枠組を構成する縦管12の下端部の断面剛性より大きくなるため、型枠支保工10を下方から支える支持力が大きくなり、より安定する。
図5は、型枠支保工10を移動させる際に型枠支保工高さ調節装置1からジャッキベース11を取り外した様子を示した側面図である。図4のように本発明の型枠支保工高さ調節装置1を取り付けた後、外管2と内管3のピン差込孔2a、3aに挿してあったピンを抜き、内管3を上方に移動させる。外管2の下方にあるピン差込孔2aと内管3の下方にあるピン差込孔3aを合わせて、ピンを差し込んで固定する。
外管2と内管3の二重管構造となっており、型枠支保工10の枠組を構成する縦管12は外管2に設けたクランプ5と縦管受け材4で固定されていることによって、型枠支保工10に型枠支保工高さ調節装置1を取り付けたまま、ピンを抜いて内管3を上下に移動させることができる。
例えば、四角塔式の型枠支保工10の場合であれば、型枠支保工10全体を移動させるために、ジャッキベース11が取り付けられている4か所の隅に対して、図5に示した型枠支保工高さ調節装置1で高さの調節を繰り返し行えばよく、作業の手間や時間の短縮に繋がる。
図6は、本発明に係る型枠支保工高さ調節装置1を取り付けた後、高さ調節をして梁下を移動させている状態を示したものであり、(a)は型枠支保工10の枠組を構成する縦管12の下部に型枠支保工高さ調節装置1を取り付けた状態を概略的に示した正面図である。外管2に設けたクランプ5に縦管12を貫通し、縦管12の下端部は縦管受け材4によって支持している。外管2の内側には内管3が挿通され、外管2と内管3はピンを差し込むことにより固定され、内管3の下部にはジャッキベース11が差し込まれている。
図6(b)は型枠支保工高さ調節装置1によって型枠支保工10の高さを調整して、型枠支保工10全体が梁下を通過している状態を概略的に示した正面図である。外管2と内管3を固定していたピンを外し、内管3を上に移動させる。内管3を上に移動させた後、内管3の下方に設けたピン差込孔3aと外管2のピン差込孔2aを合わせて、ピンを差し、固定する。高さを縮めた型枠支保工10を移動するには、例えばパワーリフターなどを使用すればよく、型枠支保工10全体を組み立てたままの状態で、梁下を難なく通過させることができる。
型枠支保工10を移動させた後は、外管2と内管3を固定しているピンを抜いて、内管3を下へ伸ばす。内管3の上の方のピン差込孔3aと外管2のピン差込孔2aを合わせてピンを差し込んで固定し、図6(a)の状態に戻せばよい。
以上のように、本発明の型枠支保工高さ調節装置1を用いれば、容易に型枠支保工10の枠組を構成する縦管12とジャッキベース11を接続することができ、かつ迅速に型枠支保工11の高さを調節することができる。大幅に高さを調節する場合は型枠支保工高さ調節装置1で行い、微調整はジャッキベース11で行うなどの使い分けも可能である。
1…型枠支保工高さ調節装置、
2…外管、2a…ピン差込孔、
3…内管、3a…ピン差込孔、
4…縦管受け材、4a…受け部、
5…クランプ、
6…ピン、6a…ワイヤー、
10…型枠支保工、
11…ジャッキベース、11a…ハンドル、
12…縦管

Claims (4)

  1. 型枠支保工の枠組を構成する縦管と、前記縦管の下部に設置されるジャッキベースとの間に介在させるようにした型枠支保工高さ調節装置であって、前記型枠支保工の下端部の縦管側方にクランプを介して設置される外管と、前記外管の内側に挿通される内管とを備え、前記外管の下端部には側方に向けて前記型枠支保工の下端部の縦管を下から支持するための縦管受け材が設けられており、前記外管と前記内管にはそれぞれ高さの異なる位置にピン差込孔が複数設けられており、前記外管と内管どうしは、前記ピン差込孔の任意の1または複数のピン差込孔に挿入された1または複数のピンによって固定され、前記ジャッキベースを前記内管の下端に接続するようにしたことを特徴とする型枠支保工高さ調節装置。
  2. 請求項1記載の型枠支保工高さ調節装置において、前記内管の断面が前記型枠支保工の縦管の断面と同一であることを特徴とする型枠支保工高さ調節装置。
  3. 請求項1記載の型枠支保工高さ調節装置において、前記内管の断面剛性が前記型枠支保工の縦管の断面剛性より大きいことを特徴とする型枠支保工高さ調節装置。
  4. 請求項1、2または3記載の型枠支保工高さ調節装置において、前記クランプは前記外管の上下2か所以上に設けられていることを特徴とする型枠支保工高さ調節装置。
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