JP6825984B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、スライドする障子を備えた建具に関する。
スライドする障子を備えた建具としては、たとえば窓枠の室内寄りと室外寄りとに、面内方向において移動自在に装着された障子を備えた引き違い窓用の建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような建具は、方形状の窓枠を構成する上枠及び下枠に設けられた溝部に、障子の上下の端部が収容されて面内方向に移動するように構成されており、障子には、溝部との摺動抵抗を小さく抑えるべく合成樹脂製の摺動部材が設けられている。
特開平10−238224号公報
上記のような建具の障子に設けられている摺動部材は、障子の外周側から嵌合させて設けられており、障子を吊り込む際に障子を上下方向に移動させたときに摺動部材と枠体とが接触して摺動部材が外れてしまう虞がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、取り付けが容易で外れ難い摺動部材を有する建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、スライドする障子と、前記障子の端部と見込み方向において対向する端部対向部を備えて当該障子のスライドを案内する枠体と、前記端部において前記端部対向部と対向する部位に、見込み方向に嵌入される合成樹脂製の摺動部材と、を有すること。
このような建具によれば、障子の端部において端部対向部と対向する部位に、合成樹脂製の摺動部材が見込み方向に嵌入されているので、容易に取り付けることが可能であるとともに、障子を吊り込むために上下方向に移動させたときに摺動部材が枠体等に接触しても摺動部材が外れ難い。このため、製造性及び装着作業性に優れた建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記端部と、当該端部の見込み方向における一方側に位置する前記端部対向部との間には、気密材が設けられており、前記端部と、当該端部の見込み方向における他方側に位置する前記端部対向部との間には、前記摺動部材が設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、端部と端部対向部との間の、見込み方向における一方側に気密材が設けられているので、障子と枠体との間の気密性を確保することが可能である。このとき、障子の端部における気密材と反対側の部位が気密材により端部対向部に押圧されたとしても、摺動部材により負荷が軽減されるので、開閉操作を容易に行うことが可能である。
かかる建具であって、前記摺動部材は、前記端部に設けられた開孔に挿入され、見込み方向に貫通する貫通孔を備えた筒状部及び前記筒状部の一端に設けられ当該筒状部より直径が大きなフランジ部を有する第一部材と、前記貫通孔に挿入された軸部及び前記軸部が押し込まれて前記フランジ部を覆う摺動部を有する第二部材と、を有し、前記筒状部は、当該筒状部の挿入方向における先端側に、円周方向に分割された複数の分割片を有しており、前記開孔に挿入されている前記第一部材の前記貫通孔に押し込まれた前記軸部により放射状に開いた前記分割片と前記フランジ部とにより前記障子の前記端部を挟んだ状態で前記摺動部材が取り付けられていることが望ましい。
このような建具によれば、第一部材の筒状部を開孔に挿入し、軸部が第一部材の貫通孔に挿入された第二部材を見込み方向に押し込むだけで、第二部材の摺動部によりフランジ部を覆うことが可能である。このとき、第二部材が押し込まれて開かれた分割片とフランジ部とにより端部が挟持されることにより摺動部材が端部に取り付けられる。このため、開孔に挿入された第一部材の貫通孔に軸部が挿入されている第二部材を見込み方向に押し込むだけで摺動部が端部対向部と対向する状態で摺動部材を障子に容易に取り付けることが可能である。
かかる建具であって、前記端部の見込み方向における両側に前記気密材が嵌入される気密材嵌入部が設けられており、
前記開孔は、前記端部の他方側に設けられている前記気密材嵌入部に設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、障子の端部に設けられている気密材嵌入部から摺動部材が挿入されているので、摺動部材を嵌入するための開孔を障子の端部に形成する加工を簡易化することが可能である。また、気密材嵌入部が端部の見込み方向における両側に設けられているので、気密材及び摺動部材を建具の設置場所等に合わせて見込み方向におけるいずれの側にも備えることが可能である。このため、汎用性に優れた建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記摺動部材は、リベットであることが望ましい。
このような建具によれば、摺動部材がリベットなので、安価で、且つ、入手が容易である。
本発明によれば、取り付けが容易で外れ難い摺動部材を有する建具を提供することが可能である。
本実施形態に係る建具を示す内観図である。 本実施形態に係る建具を示す縦断面図である。 本実施形態に係る建具を示す横断面図である。 上框に設けられた気密材嵌入部を説明するための縦断面図である。 リベットの構成を示す図である。 リベットの装着方法を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
本実施形態の建具として、例えば、左右方向にスライド可能な障子2、3が設けられた引き違い窓用の建具1を例に挙げて説明する。
以下の説明においては、建物等に取り付けられた状態の建具1を室内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。建具1の各部位であっても、また、建具1を構成する各部材については単体の状態であっても、建物等に取り付けられた状態にて上下方向、左右方向、見込み方向となる方向にて方向を特定して説明する。
図1〜図3に示すように、建具1は、矩形状に枠組みされて建物等の躯体に固定される枠体4と、枠体4に案内されて左右方向にスライド可能な障子でなる内障子2及び外障子3と、を有している。
枠体4は、同一の断面形状の押出成形材でなる枠部材が、上枠41、下枠42及び左右の縦枠43、44として用いられて矩形状に接合されて形成されている。枠体4の内周側には、室内側及び室外側にそれぞれ内側が開放された溝部4a、4bが全周に渡って設けられている。
上枠41及び下枠42の室内側の溝部(以下、内溝部という)4aには、内障子2の上端部2aおよび下端部2bがそれぞれ収容され、内障子2は内溝部4aに沿ってスライドし、内障子2を閉じたときに、右側の縦枠44が有する内溝部4aに内障子2の戸先側の端部2cが収容される。また、上枠41及び下枠42の室外側の溝部(以下、外溝部という)4bには、外障子3の上端部3aおよび下端部3bがそれぞれ収容され、外障子3は外溝部4bに沿ってスライドし、外障子3を閉じたときに、左側の縦枠43が有する外溝部4bに外障子3の戸先側の端部3cが収容される。ここで、内溝部4aを形成し内障子2の周端部と対向し内溝部4aを形成する内溝内壁部4cと内溝外壁部4d、及び、外溝部4bを形成し外障子3の周端部と対向し外溝部4bを形成する外溝内壁部4eと外溝外壁部4fが、内障子2及び外障子3の端部と見込み方向において対向する端部対向部に相当する。
内障子2及び外障子3は、各々矩形状の複層ガラス5と、複層ガラス5の周端部を全周にわたって収容する矩形状の框体20、30と、を有し、下枠42の溝部4a、4bに設けられているレール6に沿ってスライドする。このため、框体20、30を構成する上框21、31、下框22、32及び左右の縦框23、24、33、34の見込み方向における幅は、内溝部4a及び外溝部4bの見込み方向の幅より狭く形成されている。
内障子2及び外障子3が閉じられて框体20、30が枠体4の溝部4a、4bに収容されている状態で、気密性を確保するために、内障子2及び外障子3の框体20、30と溝部4a、4bを形成する内溝外壁部4d及び外溝内壁部4eとの間に、基材7aに繊維が起毛状(ブラシ状)に設けられ所謂モヘアと呼ばれる気密材7が設けられている。
より具体的には、内障子2の上框21、下框22及び戸先側となる右の縦框24の室外側に向く見付け面21a、22a、24aの、内溝外壁部4dと対向する部位、及び、内障子2の召合せ側となる左の縦框23の室外側に向く面23aの、外障子3の召合せ側となる右の縦框34と対向する外溝内壁部4eに、各々の框材21、22、23、24の全長に渡って気密材7が設けられている。このため、框体20を構成する上框21、下框22及び左右の縦框23、24の室外側に向く見付け面21a、22a、23a、24aには、気密材7の基材7a側が嵌入される気密材嵌入部20aが、各框材21、22、23、24の長手方向に沿ってそれぞれ設けられている。
また、枠体4の外溝部4bを形成する外溝内壁部4eの、外障子3の上框31、下框32及び戸先側となる左の縦框33の室内側に向く見付け面31a、32a、33aと対向する部位、及び、外障子3の召合せ側となる右の縦框34の室内側に向く面34aの、内障子2の召合せ側となる左の縦框23と対向する部位に、全長に渡って気密材7が設けられている。このため、枠体4を構成する上枠41、下枠42及び左の縦枠43の外溝内壁部4eの室外側に向く見付け面41a、42a、43a、及び、外障子3の右の縦框34の室内側を向く面34aには、気密材7の基材7a側が嵌入される気密材嵌入部30aが、上枠41、下枠42、左の縦枠43及び右の縦框34の長手方向に沿ってそれぞれ設けられている。ここで、気密材7は、見込み方向において框体20、30と溝部4a、4bとの間に設けられていれば、框体20、30及び溝部4a、4bを備える枠体4のいずれに設けられていても構わない。
本実施形態の障子2、3の上框21、31には、建具1の仕様に合わせて室内側又は室外側のいずれの側にも気密材7を設けることができるように、上框21、31の室内側に向く面及び室外側に向く面にそれぞれ気密材嵌入部20a、30aが設けられている。
気密材嵌入部20a、30aの形状はいずれも同様であるため、ここでは、内障子2の上框21に設けられている気密材嵌入部20aを例に挙げて説明する。図4に示すように、上框21の室外側に向く面21aに設けられている気密材嵌入部20aは、室外側が開放されて室内側に窪む溝状をなし、室外側の開放されている部位は、溝の幅方向から互いに対向する側に突出し、溝状の内部20bとなる室内側より溝幅が狭いスリット20cをなしている。上框21の室内側に向く面21bに設けられている気密材嵌入部20aは、室内側が開放されて室外側に窪む溝状をなし、室内側の開放されている部位は、溝の幅方向から互いに対向する側に突出し、溝状の内部20bとなる室外側より溝幅が狭いスリット20cをなしている。
内障子2及び外障子3の框体20、30と内溝部4a及び外溝部4bとの間に気密材7が設けられている場合には、内障子2及び外障子3は気密材7の弾性により、気密材7が設けられている側と反対側に付勢される。このとき、内障子2及び外障子3の框体20、30と枠体4に設けられている内溝部4a及び外溝部4bを形成している見付け面とが上框21、31の全幅において接触していると接触する範囲が広いため、内障子2及び外障子3を開閉する際に作用する負荷が大きくなり操作性が悪い。特に、内障子2及び外障子3は、下端側がレール6により見込み方向に位置が規制されているため、上端側において上框21、31の気密材7が設けられている側とは反対側の部位が内溝部4aまたは外溝部4bと接触する。
このため、本実施形態の建具1は、内障子2の上框21における室内側に向く面21bに摺動部材として合成樹脂製のリベット8が設けられている。リベット8は、上框21の室内側の気密材嵌入部20aにおける左右方向の両端部側にそれぞれ設けられている。より具体的には、溝状をなす気密材嵌入部20aの底に相当する奥側壁部20dに開孔20eが形成されており、リベット8は、気密材嵌入部20aの開放されている室内側から開孔20eに嵌入されている。
本実施形態のリベット8は、図5に示すように、奥側壁部20dの開孔20eに挿通される第一部材81と、第一部材81が有する貫通孔81bに挿通された第二部材82とを有している。
第一部材81は、スリット20cが形成されている面に当接されるフランジ部81aと、気密材嵌入部20a及び奥側壁部20dの開孔20eに挿通される筒状部81cとを有している。本実施形態のリベット8は、筒状部81cの一端である室内側の端に、当該筒状部81cより直径が大きなフランジ部81aが設けられている。フランジ部81aは、中央に貫通孔81bが形成された円盤状をなし、貫通孔81bの周縁部から延出されている筒状部81cと繋がっており、貫通孔81bは、フランジ部81aと筒状部81cとに繋がって形成されている。円筒状の筒状部81cは、フランジ部81aと反対側、すなわち開孔20eに挿通される際の先端側が、貫通孔81bを中心とする円周方向に分割された複数(本実施形態では4つ)の分割片81dが設けられている。分割片81dは、貫通孔81bを狭めるように分割片81d同士が先端側にて近接するように形成されている。
第二部材82は、第一部材81の貫通孔81bにフランジ部81a側から挿入されている軸部82aと、軸部82aが中心から突出する円盤状の摺動部82bと、を有している。軸部82aは、貫通孔81bより僅かに細く形成されており、貫通孔81bの、フランジ部81aから分割片81dが近接して狭められた部位までの長さより長く形成されている。摺動部82bは、フランジ部81aより大きな外径の円形状をなしている。このため、摺動部82bの直径は、上框21の左右方向の幅より十分小さい。また、摺動部82bは、外周側の部位が軸部82a側に湾曲しており、摺動部82bの軸部82a側には、軸部82aの周りに空隙Sが設けられている。
第一部材81の貫通孔81bに、第二部材82の軸部82aが挿入されて、軸部82aの先端が分割片81dに当接している状態では、第一部材81のフランジ部81aより外側に間隔を空けて摺動部82bが位置している。リベット8は、分割片81dが軸部82aに押圧されない位置まで、第一部材81の貫通孔81bに第二部材82の軸部82aが挿入された状態で用いられる。
図6に示すように、リベット8の装着は、まず、内障子2の上框21における室内側に向く面21bに設けられた気密材嵌入部20aから開孔20eに見込み方向から、第二部材82の軸部82aが挿入されたリベット8の、第一部材81の筒状部81cを挿入する。このとき、フランジ部81aが上框21に当接されるとともに、分割片81dが奥側壁部20dより室外側に突出している。
次に、軸部82aの先端が分割片81dに当接された状態から第二部材82を見込み方向にさらに押し込む。このとき、軸部82aの先端が分割片81dを内側から放射状に押し広げて進入する。また、摺動部82bの室外側に形成されている空隙Sにフランジ部81aが入り込み、フランジ部81aは摺動部82bにより覆われる。また、各分割片81dは、奥側壁部20dの室外側で開孔20eより大きく広がる。このとき、上框21の気密材嵌入部20aを形成している部位が、摺動部82bと重なったフランジ部81aと放射状に広がった分割片81dとに挟持されることによりリベット8が上框21に保持される。
リベット8が設けられた内障子2は、枠体4に吊り込まれて、上框21が上枠41の内溝部4aに挿入されると、内溝部4aの室内側の壁部に摺動部82bが当接される。そして、内障子2は、摺動部82bが内溝部4aの室内側の壁部に摺動しつつスライドして開閉される。
本実施形態の建具1によれば、内障子2の上框21の、内溝部4aの内溝内壁部4cと見込み方向において対向する、室内側に向く面21bに、内障子2のスライド方向の幅より狭いリベット8が設けられているので、内障子2の上框21が全幅に渡って摺接する場合より内障子2の開閉時における負荷を軽減することが可能である。また、リベット8は、内障子2の上框21に見込み方向に嵌入されているので、容易に取り付けることが可能であるとともに、内障子2を吊り込むために上下方向に移動させたときにリベット8が枠体4等に接触してもリベット8が外れ難い。このため、製造性及び装着作業性に優れた建具1を提供することが可能である。
また、上框21の室外側に気密材7が設けられているので、内障子2と枠体4との間の気密性を確保することが可能である。このとき、気密材7により内障子2の上框21における気密材7と反対側の部位が内溝部4aの内溝内壁部4cに押圧されたとしても、リベット8により負荷が軽減されるので、開閉操作は容易である。
また、リベット8は、第二部材82の軸部82aが挿入された第一部材81の筒状部81cを開孔20eに挿入し、第二部材82を見込み方向に押し込むだけで、第二部材82の摺動部82bによりフランジ部81aを覆うことが可能であり、分割片81dとフランジ部81aとにより上框21が挟持されるので、第二部材82を押し込むだけで開閉操作時の負荷を軽減する摺動部分を容易に備えることが可能である。また、摺動部材を市販品のリベット8としたので、安価で、且つ、入手が容易である。
また、内障子2の上框21に設けられている気密材嵌入部20aからリベット8が挿入されているので、リベット8を嵌入するために上框21に施す加工を簡易化することが可能であり、コストを低減することが可能である。そして、僅かな加工を施した気密材嵌入部20aにリベット8を嵌入するだけで容易に取り付けることが可能である。また、気密材嵌入部20aが上框21の見込み方向における両側に設けられているので、気密材7及びリベット8を建具1の設置場所等に合わせて見込み方向におけるいずれの側にも備えることが可能である。このため、汎用性に優れた建具1を提供することが可能である。
上記実施形態においては、上框21の室内側のみにリベット8が設けられ室外側のみに気密材7が設けられている例について説明したが、これに限るものではない。例えば、上框21の室内側または室外側のうちの一方側の気密材嵌入部のみにリベットが設けられており、同じ一方側の気密材嵌入部においてリベットが設けられていない部位に気密材が備えられていても構わない。また、上框21の室内側または室外側のうちの一方側の気密材嵌入部にリベットと気密材とが設けられており、他方側の気密材嵌入部に気密材が設けられている、或いは、他方側の気密材嵌入部にもリベットと気密材とが設けられている構成であっても構わない。
上記実施形態においては、摺動部材としてのリベット8を内障子2の上框21のみに設けた例について説明したが、これに限らず、内障子2及び外障子3がスライドするときに摺動する部位であれば、框体20、30及び枠体4の互いに対向する部位のいずれに設けても構わない。
上記実施形態においては、第一部材81の貫通孔81bに第二部材82の軸部82aが挿入された状態で用いられるリベット8を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、第一部材を取り付けた後に、第一部材の貫通孔に第二部材の軸部を挿入し、更に押し込んで取り付けられる構成であっても構わない。
上述したリベット8は、一例であり、框が枠に直接接する場合より接触面積が小さくなり、見込み方向に押圧して装着できる合成樹脂製の部材であれば構わない。
上記実施形態においては、スライド可能な障子2、3が設けられた引き違い窓用の建具1を例に挙げて説明したが、これに限らず、障子がスライドする建具であれば、例えば、片引き窓用の建具や、障子が上下方向にスライドする上げ下げ窓用の建具であっても構わない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 建具、2 内障子、2a 上端部、3 外障子、4 枠体、4a 内溝部、
4b 外溝部、4c 内溝内壁部、4d 内溝外壁部、4e 外溝内壁部、
4f 外溝外壁部、7 気密材、8 リベット、20a 気密材嵌入部、
20e 開孔、21 上框、81 第一部材、81a フランジ部、
81b 貫通孔、81d 分割片、82 第二部材、82a 軸部、
82b 摺動部、

Claims (3)

  1. スライドする障子と、
    前記障子の端部と見込み方向において対向する端部対向部を備えて当該障子のスライドを案内する枠体と、
    前記端部において前記端部対向部と対向する部位に、見込み方向に嵌入される合成樹脂製の摺動部材と、
    を有し、
    前記摺動部材は、
    前記端部に設けられた開孔に挿入され、見込み方向に貫通する貫通孔を備えた筒状部及び前記筒状部の一端に設けられ当該筒状部より直径が大きなフランジ部を有する第一部材と、
    前記貫通孔に挿入された軸部及び前記軸部が押し込まれて前記フランジ部を覆う摺動部を有する第二部材と、を有し、
    前記筒状部は、当該筒状部の挿入方向における先端側に、円周方向に分割された複数の分割片を有しており、
    前記開孔に挿入されている前記第一部材の前記貫通孔に押し込まれた前記軸部により放射状に開いた前記分割片と前記フランジ部とにより前記障子の前記端部を挟んだ状態で前記摺動部材が取り付けられており、
    前記端部には、見込み方向における両側に気密材が嵌入される気密材嵌入部が設けられており、
    前記開孔は、前記気密材嵌入部に設けられていることを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記端部と、当該端部の見込み方向における一方側に位置する前記端部対向部との間には、気密材が設けられており、
    前記端部と、当該端部の見込み方向における他方側に位置する前記端部対向部との間には、前記摺動部材が設けられていることを特徴とする建具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建具であって、
    前記摺動部材は、リベットであることを特徴とする建具。
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