JP6824595B2 - X線診断装置および医用画像診断装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、X線診断装置および医用画像診断装置に関する。
X線診断装置やX線CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、超音波診断装置、核医学診断装置などの医用画像診断装置は、被検体の医用画像を撮像する撮像装置を有する。撮像装置が設置される検査室には、同時に複数の画像を表示することができるよう、複数の表示領域を有する表示部が設けられることがある。この種の表示部は、複数の表示用のモニタを有してもよく、1つのモニタを複数の表示領域に分割し、あるいは1つのモニタを1つの表示領域とし、表示領域ごとに異なる画像を表示可能に構成される。
複数の表示領域を有する表示部を利用する場合、どの画像をどの表示領域に表示するかの画像配置の自由度が高くなる。この画像配置の自由度の高さを利用する技術に、たとえば撮像装置の撮像の有無にもとづいて画像配置を切り替える技術がある。
特開2009−189556号公報
一方、医用画像診断装置には、ユーザの入力操作を受け付けて実行される種々の機能が実装されている。この種の機能には、機能を実行した結果に画像(以下、操作結果画像という)の表示をともなうものがある。たとえば、ユーザの入力操作に応じて一度の撮像で得られた複数の画像から1つの画像を作成して記憶部に記憶する機能には、機能の実行結果として、作成された画像を記憶部に記憶させるとともに、この作成された画像(操作結果画像)を自動的に表示させるようになっているものがある。この場合、表示部が複数の表示領域を有するとき、ユーザは、操作結果画像が表示部のどの位置(どの表示領域)に表示されるのかを把握することが難しい。
また、従来の技術では、操作結果画像が表示される表示領域は、複雑な画像配置のルールに従って決定される。このため、ユーザは操作結果画像の表示される位置を把握することがさらに難しい。また、操作結果画像が表示される表示領域をユーザが手動で指定する場合、ユーザの手間を増やしてしまい利便性が低下してしまう。
本発明の一実施形態に係るX線診断装置線は、上述した課題を解決するために操作受付部、画像取得部、表示領域選択部および把握支援部を備える。操作受付部は、入力部を介したユーザの指示操作を受け付ける。画像取得部は、操作に応じた画像を取得する。表示領域選択部は、表示部が有する複数の表示領域のうち、画像取得部により取得された操作に応じた画像を表示させる表示領域である選択表示領域を選択する。把握支援部は、複数の表示領域における選択表示領域の位置をユーザが把握するための支援処理を実行するとともに操作に応じた画像を選択表示領域に表示させる。
本発明の一実施形態に係るX線診断装置の一例を示すブロック図。 X線診断装置がバイプレーン式の撮像部を有する場合の一例を示す外観図。 (a)−(e)は、複数の表示領域の第1−第5レイアウト例を示す説明図。 主制御部のCPUによる機能実現部の構成例を示す概略的なブロック図。 図1に示す主制御部のCPUにより、複数の表示領域内での操作結果画像が表示される選択表示領域の位置をユーザが容易に把握することができるよう支援する際の手順の一例を示すフローチャート。 把握支援部による支援処理が、選択表示領域の少なくとも一部の領域を点滅させる処理である場合の一例を示す説明図。 把握支援部による支援処理が、選択表示領域に操作結果画像を表示させる際に複数の経過画像を用いてアニメーション表示する処理である場合の一例を示す説明図。 把握支援部による支援処理が、受付表示領域と選択表示領域とを視覚的に結びつけるアニメーションを表示する処理である場合の一例を示す説明図。 把握支援部による支援処理が、受付表示領域と選択表示領域とを視覚的に結びつけるアニメーションを表示する処理である場合の他の例を示す説明図。 把握支援部による支援処理が、選択表示領域に操作結果画像を表示させる際に複数の経過画像を用いてアニメーション表示する処理である場合の他の例を示す説明図。 (a)は、把握支援部による支援処理が、複数の表示領域のレイアウト図を表示する処理である場合の一例を示す説明図、(b)は図11(a)のA部の拡大図。 把握支援部による支援処理が、ウェアラブル表示デバイスの表示画像上に複数の表示領域における選択表示領域の位置を示す画像を表示させる処理である場合の一例を示す説明図。 把握支援部による支援処理が、ウェアラブル表示デバイスの表示画像上に複数の表示領域における選択表示領域の位置を示す画像を表示させる処理である場合の他の例を示す説明図。 把握支援部による支援処理が、選択表示領域の位置を示す支援音出力をスピーカから出力させる処理である場合の一例を示す説明図。
本発明に係るX線診断装置および医用画像診断装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態に係る医用画像診断装置は、複数の表示領域を有する表示部を利用可能に構成されていればよく、医用画像診断装置としてはX線診断装置やX線CT装置、MRI装置、超音波診断装置、核医学診断装置などの種々のモダリティを用いることができる。以下の説明では、医用画像診断装置としてX線診断装置を用いる場合の例について示す。
図1は、本発明の一実施形態に係るX線診断装置10の一例を示すブロック図である。
X線診断装置10は、図1に示すように、撮像部11と画像処理装置12とを有する。X線診断装置10の撮像部11は、通常は検査室に設置され、被検体Oに関する画像データを生成するよう構成される。画像処理装置12は、検査室に隣接する制御室に設置され、画像データにもとづく画像を生成して表示を行なうよう構成される。なお、画像処理装置12は、撮像部11が設置される検査室に設置されてもよい。
撮像部11は、X線検出部13、X線源14、Cアーム15、インジェクタ16、寝台17、天板18、検査室表示部19、検査室入力部21、ウェアラブル表示デバイス22、スピーカ23およびコントローラ24を有する。
X線検出部13は、寝台17の天板(たとえばカテーテルテーブルであってもよい)18に支持された被検体Oを挟んでX線源14と対向配置されるようCアーム15の一端に設けられる。X線検出部13は、平面検出器(FPD:flat panel detector)により構成され、X線検出部13に照射されたX線を検出し、この検出したX線にもとづいてX線の投影データを出力する。この投影データはコントローラ24を介して画像処理装置12に与えられる。なお、X線検出部13は、イメージインテンシファイア、TVカメラなどを含むものであってもよい。
X線源14は、Cアーム15の他端に設けられ、X線管球やX線絞りを有する。X線絞りは、たとえば複数枚の鉛羽で構成されるX線照射野絞りである。X線絞りは、コントローラ24により制御されて、X線管球から照射されるX線の照射範囲を調整する。
Cアーム15は、X線検出部13とX線源14とを一体として保持する。Cアーム15がコントローラ24に制御されて駆動されることにより、X線検出部13およびX線源14は一体として被検体Oの周りを移動する。
図2は、X線診断装置10がバイプレーン式の撮像部11を有する場合の一例を示す外観図である。図2に示すように、X線診断装置10の撮像部11は、X線検出部13、X線源14およびCアーム15により構成されるX線照射系を2系統有するバイプレーン式であってもよい。バイプレーン式の撮像部11を有する場合、X線診断装置10は、床置き式Cアームを有するF(Frontal)側と、天井走行式Ωアームを有するL(Lateral)側の2方向からX線ビームを個別に照射させて、バイプレーン画像(F側画像およびL側画像)を取得することができる。バイプレーン式の撮像部11を有する場合、多くの画像が常時表示されるため、ユーザは操作結果画像がどこに表示されるかを把握することがより難しくなる。
インジェクタ16は、コントローラ24により制御されて、被検体Oの所定の部位(患部)に挿入されたカテーテル(カテーテルチューブ、図示せず)を介して造影剤を注入する装置である。造影剤の注入および停止のタイミングならびに造影剤の濃度および注入速度はコントローラ24により自動制御される。なお、インジェクタ16はX線診断装置10とは異なる外部の孤立した装置として用意されてもよく、この場合X線診断装置10はインジェクタ16を備えない。また、インジェクタ16は、外部に用意されるか否かにかかわらず、コントローラ24の制御によらずともよく、たとえばインジェクタ16に備えられた入力部を介してユーザによる指示を受け付け、この指示に応じた濃度、速度、タイミングで造影剤を注入してもよい。
寝台17は、床面に設置され、天板18を支持する。寝台17は、コントローラ24により制御されて、天板18を水平方向、上下方向に移動させたり回転(ローリング)させたりする。
検査室表示部19は、1または複数の表示装置により構成され、表示領域20を複数有する。なお、複数の表示領域20が1つの表示装置に割り当てられてもよいし、1つの表示領域20が1つの表示装置に割り当てられてもよい。1つの表示領域20が1つの表示装置に割り当てられる場合、検査室表示部19は複数の表示装置を備える。検査室表示部19を構成する表示装置としては、たとえば液晶ディスプレイやOLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイなどの一般的な表示出力装置を用いることができる。
なお、図1には検査室表示部19が天井に固設して敷設されたレールに吊り下げられる場合の例について示したが、検査室表示部19は床面に設置された台の上に設置されてもよい。また、検査室表示部19が複数の表示装置を有する場合、全ての表示装置が1箇所にまとまって設けられる必要はなく、検査室内に分散して設置されてもよい。
図3(a)−(e)は、複数の表示領域20の第1−第5レイアウト例を示す説明図である。図3のハッチングは、表示装置のベゼル部分を示す。
図3に示すように、検査室表示部19を構成する複数の表示領域20のレイアウトは自由に設定することができる。たとえば、複数の表示領域20は、1つの表示装置に割り当てられてもよい(図3(a)参照)。また、1つの表示領域20が1つの表示装置に割り当てられてもよい(図3(b)参照)。
また、1つの表示装置に複数の表示領域20が割り当てられる場合、表示装置内の表示領域20のサイズや配置は様々な態様を採用することができる(図3(c)参照)。このとき、表示装置内の表示領域20のレイアウトは、コントローラ24を介して画像処理装置12により任意のタイミングで自動的にまたはユーザによる指示に応じて変更することができる。
また、複数の表示領域20を1つの表示装置に割り当てつつ、検査室表示部19を複数の表示装置により構成してもよい(図3(d)参照)。また、複数の表示領域20が割り当てられた1つの表示装置と、1つの表示領域20が割り当てられた表示装置を複数と、で検査室表示部19を構成してもよい(図3(e)参照)。
検査室入力部21は、たとえばキーボード、トラックボール、タッチパネル、テンキー、などの一般的な入力装置や、X線曝射タイミングを指示するためのハンドスイッチなどにより構成され、コントローラ24を介してユーザの操作に対応した操作入力信号を画像処理装置12に出力する。たとえばユーザは、被検体Oの1回の撮像により得られた複数の医用画像から1つの医用画像を作成して記憶部33に記憶させるための指示操作を、検査室入力部21を介して行うことができる。
ウェアラブル表示デバイス22は、たとえばヘッドマウントディスプレイなどのユーザにより装着されてユーザの視界に重畳する画像を表示可能な一般的なウェアラブル表示装置により構成され、画像処理装置12により制御されて各種画像を表示する。ウェアラブル表示デバイス22によりユーザの視界に重畳されて表示される画像は、ホログラムなどを利用した立体視可能な3次元画像であってもよい。
スピーカ23は、コントローラ24を介して画像処理装置12により制御され、ユーザに対してビープ音や音声などの音を出力する。なお、以下の説明において、「音声」とは、聞き手に人の声として認識される音によりテキストデータを読み上げた音をいう。また、「音」は、「音声」を含むほか、「音楽」や「効果音(ビープ音など)」などを含むものとする。
また、スピーカ23は表示領域20のそれぞれの近くに設けられた指向性を有する音を出力可能な装置であってもよい。この場合、スピーカ23から指向性を有する音を出力することにより、スピーカ23に対応する表示領域20の方向へユーザの注意を向けることができる。また、ウェアラブル表示デバイス22がレシーバを備える場合、スピーカ23としてこのレシーバを用いてもよい。
コントローラ24は、CPU、RAMおよびROMをはじめとする記憶媒体などにより構成される。コントローラ24は、この記憶媒体に記憶されたプログラムに従って画像処理装置12により制御されて、X線照射系を制御することにより被検体OのX線診断画像の透視撮像、DA(Digital Angiography)撮像、DSA(Digital Subtraction Angiography)撮像などを実行して画像データを生成し、画像処理装置12に与える。
また、コントローラ24は、画像処理装置12により制御されて、操作結果画像(ユーザ操作に応じて実行される機能の結果として表示される画像)を検査室表示部19の表示領域20に表示させるとともに、複数の表示領域20内での操作結果画像が表示される領域の位置をユーザが容易に把握することができるよう支援するための処理を実行する。この支援処理は、複数の表示領域20内での操作結果画像が表示される領域の位置をユーザが把握することを支援するための処理であればよい。
なお、図1にはコントローラ24と画像処理装置12とが有線接続される場合の例について示したが、コントローラ24と画像処理装置12とはネットワーク100を介してデータ送受信可能に接続されてもよい。
コントローラ24のRAMは、CPUが実行するプログラムおよびデータを一時的に格納するワークエリアを提供する。コントローラ24のROMをはじめとする記憶媒体は、撮像部11の起動プログラム、撮像部11の制御プログラムや、これらのプログラムを実行するために必要な各種データを記憶する。なお、コントローラ24のROMをはじめとする記憶媒体は、磁気的もしくは光学的記録媒体または半導体メモリなどの、CPUにより読み取り可能な記録媒体を含んだ構成を有し、これら記憶媒体内のプログラムおよびデータの一部または全部は電子ネットワークを介してダウンロードされるように構成してもよい。
一方、画像処理装置12は、図1に示すように、制御室表示部31、制御室入力部32、記憶部33、ネットワーク接続部34および主制御部35を有する。
制御室表示部31は、たとえば液晶ディスプレイやOLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイなどの一般的な表示出力装置により構成され、主制御部35の制御に従って医用画像などの各種画像を表示する。
制御室入力部32は、少なくともポインティングデバイスを含み、たとえばマウス、トラックボール、キーボード、タッチパネル、テンキーなどの一般的な入力装置により構成され、ユーザの操作に対応した操作入力信号を主制御部35に出力する。たとえば制御室で画像処理装置12を操作するユーザは、被検体Oの1回の撮像により得られた複数の医用画像から1つの医用画像を作成して記憶部33に記憶させるための指示操作を、制御室入力部32を介して行うことができる。
なお、制御室入力部32および検査室入力部21として音声入力用のマイクロフォンを利用してもよい。この場合、マイクロフォンはユーザによって入力された音声をディジタル音声信号に変換し、主制御部35は、このディジタル音声信号を音声認識処理することによりユーザの入力した音声に応じた動作を行う。
記憶部33は、撮像部11から出力される医用画像データ(ボリュームデータ(医用3次元画像データ)を含む)や再構成画像データを記憶する。記憶部33の論理ドライブ(仮想的な記憶領域(ドライブ))は複数設定されてもよい。また、論理ドライブは、複数台の記憶装置(物理ディスク)の記憶領域を束ねた記憶領域を含んでもよい。たとえば、複数台の記憶装置を1つのディスクアレイとした場合、このディスクアレイが1つの論理ドライブとなる。このとき、アレイに対してRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)を構築してもよい。また、1つのディスクアレイをさらに任意に分割した場合、論理ドライブは複数となる。また、同一のアレイの中で異なるRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)レベルを構築してもよい。
ネットワーク接続部34は、ネットワーク100の形態に応じた種々の情報通信用プロトコルを実装する。ネットワーク接続部34は、この各種プロトコルに従ってX線診断装置10と他の電気機器とを接続する。ここでネットワーク100とは、電気通信技術を利用した情報通信網全般を意味し、病院基幹LAN(Local Area Network)などの無線/有線LANやインターネット網のほか、電話通信回線網、光ファイバ通信ネットワーク、ケーブル通信ネットワークおよび衛星通信ネットワークなどを含む。
X線診断装置10は、ネットワーク100を介して接続されたモダリティ101や画像サーバ102から医用画像データを受けてもよい。ネットワーク100を介して受信したボリュームデータもまた、記憶部33に記憶される。これらのモダリティ101や画像サーバ102から受けた医用画像は、検査室表示部19の1または複数の表示領域20や制御室表示部31に表示される。
画像サーバ102は、たとえばPACS(Picture Archiving and Communication System:医用画像保管通信システム)に備えられる画像の長期保管用のサーバであり、ネットワーク100を介して接続されたX線CT装置、MRI装置、X線診断装置、核医学診断装置、超音波診断装置などのモダリティ101で生成された再構成画像やボリュームデータなどを記憶する。
主制御部35は、CPU、RAM、ROMをはじめとする記憶媒体などにより構成され、この記憶媒体に記憶されたプログラムに従ってX線診断装置10の動作を制御する。
主制御部35のCPUは、ROMをはじめとする記憶媒体に記憶された表示位置把握支援プログラムおよびこのプログラムの実行のために必要なデータをRAMへロードし、このプログラムに従って、複数の表示領域20内での操作結果画像が表示される領域の位置をユーザが容易に把握することができるよう支援するための処理を実行する。この支援処理は、複数の表示領域20内での操作結果画像が表示される領域の位置をユーザが把握することを支援するための処理であればよく、たとえばコントローラ24を介した検査室表示部19を用いた画像表示制御、ネットワーク100を介したウェアラブル表示デバイス22の画像表示制御、およびコントローラ24を介したスピーカ23を用いた音出力制御のいずれかまたはこれらの組合せにより実行される。
主制御部35のRAMは、CPUが実行するプログラムおよびデータを一時的に格納するワークエリアを提供する。主制御部35のROMをはじめとする記憶媒体は、X線診断装置10の起動プログラム、表示位置把握支援プログラムや、これらのプログラムを実行するために必要な各種データを記憶する。なお、ROMをはじめとする記憶媒体は、磁気的もしくは光学的記録媒体または半導体メモリなどの、CPUにより読み取り可能な記録媒体を含んだ構成を有し、これら記憶媒体内のプログラムおよびデータの一部または全部は電子ネットワークを介してダウンロードされるように構成してもよい。
図4は、主制御部35のCPUによる機能実現部の構成例を示す概略的なブロック図である。なお、これらの機能実現部は、複数のプロセッサが協働することによって実現されてもよいし、CPUを用いることなく回路などのハードウエアロジックによって実現されてもよい。
図4に示すように、主制御部35のCPUは、表示位置把握支援プログラムによって、少なくとも操作受付部41、受付機能実行部42、画像取得部43、表示領域選択部44および把握支援部45として機能する。この各部41−45は、RAMの所要のワークエリアをデータの一時的な格納場所として利用する。
操作受付部41は、検査室入力部21や制御室入力部32を介してユーザの指示操作を受け付ける。
受付機能実行部42は、操作受付部41が受け付けた操作に応じた機能を実行し、機能の実行結果に応じた画像(操作結果画像)を画像取得部43に与える。
本実施形態に係る受付機能実行部42により実行される機能は、ユーザの指示操作に応じて実行されるとともに機能の実行結果に画像の表示をともなう機能であればよい。
本実施形態に係る受付機能実行部42により実行される機能としては、たとえばマップセーブ機能が挙げられる。マップセーブ機能は、Run画像(1回の撮影によって収集される複数フレームからなる医用画像群)から1枚のMAP画像(ユーザ所望の1フレームの医用画像)を作成し、そのMAP画像を記憶部33に記憶させる機能である。このマップセーブ機能には、MAP画像を記憶部33に記憶させるとともに複数の表示領域20のいずれかにこのMAP画像を表示させる機能を付帯されていることが多い。なお、マップセーブ機能に付帯するMAP画像表示機能はユーザにより実行しないよう設定することもできる。
マップセーブ機能にMAP画像表示機能が付帯している場合は、ユーザによりマップセーブ機能が利用されてRun画像からMAP画像が作成された旨の情報を操作受付部41から受けると、受付機能実行部42は、作成されたMAP画像を記憶部33に記憶させるとともに、表示領域20のいずれかに表示させるべく作成されたMAP画像(操作結果画像)の情報を画像取得部43に与える。
また、本実施形態に係る受付機能実行部42により実行される機能としては、たとえば制御室から検査室への画像転送機能が挙げられる。この種の画像転送機能は、制御室のユーザと検査室のユーザとが連携して作業を行う際に有用である。たとえば血管内治療を行う際に、検査室で被検体Oに対して血管内にデバイスを挿入するユーザは、画像転送機能を利用した画像提供により制御室のユーザから作業のサポートを受けることができる。制御室のユーザから、制御室入力部32を介して操作受付部41が所定の画像(操作結果画像)を検査室表示部19に表示させるべき指示を受けると、受付機能実行部42は、表示領域20のいずれかに表示させるべくこの所定の画像の情報を画像取得部43に与える。所定の画像としては、記憶部33に記憶された医用画像であってもよいし、医用画像に関連するデータを示す画像であってもよい。
また、本実施形態に係る受付機能実行部42により実行される機能としては他にも、たとえばオートマップ機能が挙げられる。オートマップ機能は、現在のX線の照射角度を含むX線照射条件と同一のX線照射条件で撮像された医用画像を記憶部33から抽出して検査室表示部19に表示させる機能である。オートマップ機能によれば、ユーザは現在のCアーム15の角度で過去に撮像された画像を容易に確認することができる。ユーザからオートマップ機能の利用要求の指示操作を受け付けた旨の情報を操作受付部41から受けると、受付機能実行部42は、コントローラ24を介して撮像部11から現在のX線照射角度を含むX線照射条件の情報を取得する。そして、受付機能実行部42は、現在のX線照射条件と同一のX線照射条件で撮像された医用画像(操作結果画像)を記憶部33から抽出し、表示領域20のいずれかに表示させるべくこの抽出した医用画像の情報を画像取得部43に与える。
画像取得部43は、受付機能実行部42から操作結果画像の情報を受け、操作結果画像を受付機能実行部42からまたは記憶部33から取得する。
表示領域選択部44は、検査室表示部19が有する複数の表示領域20から、操作結果画像を表示させる領域(以下、選択表示領域50という)を選択する。このとき、たとえば透視撮影中であれば透視画像を表示している表示領域20は避けることが好ましい。そこで、現在表示されている画像の重要度に優先度を付しておき、優先度の低い画像が表示されている表示領域20、または何も表示されていない表示領域20を、選択表示領域50(操作結果画像を表示させる領域)として選択するとよい。また、特許文献1に記載の方法などにより複数の表示領域20の画像配置にルールが設定されている場合は、このルールに従って選択表示領域50を決定するとよい。
把握支援部45は、複数の表示領域20における選択表示領域50の位置をユーザが容易に把握することを支援するための処理を実行するとともに、操作結果画像を選択表示領域50に表示させる。
この支援処理は、複数の表示領域20内での操作結果画像が表示される選択表示領域50の位置をユーザが把握することを支援するための処理であればよく、画像表示および音出力の少なくとも一方により、選択表示領域50の位置をユーザに通知するとよい。そこで、支援処理は、たとえばコントローラ24を介した検査室表示部19を用いた画像表示制御、ネットワーク100を介したウェアラブル表示デバイス22の画像表示制御、およびコントローラ24を介したスピーカ23を用いた音出力制御のいずれかまたはこれらの組合せにより実行される。
次に、本実施形態に係るX線診断装置10および医用画像診断装置の動作の一例について説明する。
図5は、図1に示す主制御部35のCPUにより、複数の表示領域20内での操作結果画像が表示される選択表示領域50の位置をユーザが容易に把握することができるよう支援する際の手順の一例を示すフローチャートである。図5において、Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。
まず、ステップS1において、操作受付部41は、検査室入力部21または制御室入力部32を介してユーザの指示操作を受け付ける。
次に、ステップS2において、受付機能実行部42は、操作受付部41が受け付けた操作に応じた機能を実行し、機能の実行結果に応じた画像(操作結果画像)を画像取得部43に与える。なお、機能の実行結果に画像表示がともなわない場合は、一連の手順は終了となる。
次に、ステップS3において、画像取得部43は、受付機能実行部42から操作結果画像の情報を受け、操作結果画像を受付機能実行部42からまたは記憶部33から取得する。
次に、ステップS4において、表示領域選択部44は、検査室表示部19が有する複数の表示領域20から、操作結果画像を表示させる選択表示領域50を選択する。
次に、ステップS5において、把握支援部45は、複数の表示領域20における選択表示領域50の位置をユーザが容易に把握することを支援するための処理を実行するとともに、操作結果画像を選択表示領域50に表示させる。
以上の手順により、複数の表示領域20内での操作結果画像が表示される選択表示領域50の位置をユーザが容易に把握することができるよう支援することができる。
次に、把握支援部45による支援処理について詳細に説明する。
把握支援部45による支援処理は、複数の表示領域20内での操作結果画像が表示される選択表示領域50の位置をユーザが把握することを支援するための処理であればよく、画像表示および音出力の少なくとも一方により、選択表示領域50の位置をユーザに通知するとよい。本実施形態に係る把握支援部45は、たとえばコントローラ24を介した検査室表示部19を用いた支援画像表示60の表示制御、ネットワーク100を介したウェアラブル表示デバイス22の表示画像上への支援画像表示60の表示制御、およびコントローラ24を介したスピーカ23を用いた支援音出力70の出力制御のいずれかまたはこれらの組合せにより支援処理を実行する。以下、具体的に説明する。
図6は、把握支援部45による支援処理が、選択表示領域50の少なくとも一部の領域を点滅させる処理である場合の一例を示す説明図である。図6には、支援画像表示60として選択表示領域50の外枠を点滅表示する場合の例について示した。
図6に示すように、操作結果画像51が表示される選択表示領域50の少なくとも一部を点滅表示させることにより、ユーザの視線を選択表示領域50にひきつけることができる。このため、ユーザは複数の表示領域20内での選択表示領域50の位置を容易に把握することができる。
図7は、把握支援部45による支援処理が、選択表示領域50に操作結果画像51を表示させる際に複数の経過画像を用いてアニメーション表示する処理である場合の一例を示す説明図である。図7には、支援画像表示60として操作結果画像51を拡大する過程を複数の経過画像を用いてアニメーション表示する場合の例について示した。
選択表示領域50に操作結果画像51を表示させる際に、操作結果画像51を拡大する過程を複数の経過画像を用いてアニメーション表示することによって、ユーザの視線を選択表示領域50にひきつけることができる。また、このアニメーション表示と図6に示した点滅表示とを組合せてもよい。
受付機能実行部42により実行される機能のうち、マップセーブ機能が利用される場合には、ユーザは、まずRun画像52が表示されている領域であってMAP画像の作成に係る指示操作を受け付けるための領域(以下、受付表示領域53という)に注目し、Run画像52からMAP画像を作成する操作を行う。このとき、MAP画像が表示される選択表示領域50が受付表示領域53から離れていると、ユーザはMAP画像がどこに表示されたかを把握することが難しい。この場合、受付表示領域53と選択表示領域50とを関連付ける情報を支援画像表示60として提示することが好ましい。
図8は、把握支援部45による支援処理が、受付表示領域53と選択表示領域50とを視覚的に結びつけるアニメーションを表示する処理である場合の一例を示す説明図である。図8には、支援画像表示60として、受付表示領域53から選択表示領域50へ操作結果画像51が移動する様子を模した移動アニメーションを表示する場合の例について示した。
操作結果画像51の移動アニメーションを表示することにより、ユーザはMAP画像が表示される選択表示領域50の位置を容易に把握することができる。
図9は、把握支援部45による支援処理が、受付表示領域53と選択表示領域50とを視覚的に結びつけるアニメーションを表示する処理である場合の他の例を示す説明図である。図9には、支援画像表示60として、受付表示領域53から選択表示領域50へ操作結果画像51が移動する様子を、いわゆるスライドイン、スライドアウトの移動アニメーションで表示する場合の例について示した。また、スライドイン、スライドアウトの移動アニメーションは、受付表示領域53と選択表示領域50との中間に存在する表示領域20にも表示させてもよい)。
図9に示すように、スライドイン、スライドアウトのアニメーション表示によっても、ユーザは選択表示領域50の位置を容易に把握することができる。図8、図9に示す移動アニメーション表示は、図6に示した点滅表示、図7に示した拡大アニメーションのいずれかまたは両方と組合せることができる。また、図8および図9に示す移動アニメーションには操作結果画像51そのものを用いずともよく、記号的な画像(矩形の枠や矢印画像や点の軌跡など)を用いてもよい。
図10は、把握支援部45による支援処理が、選択表示領域50に操作結果画像51を表示させる際に複数の経過画像を用いてアニメーション表示する処理である場合の他の例を示す説明図である。図10には、支援画像表示60として選択表示領域50にあらかじめ表示されていた画像54がめくられて操作結果画像51に切り替わる様子を複数の経過画像を用いてアニメーション表示(めくりアニメーション表示)する場合の例について示した。
めくりアニメーション表示によっても、ユーザの視線を選択表示領域50にひきつけることができる。また、めくりアニメーション表示は、図6に示した点滅表示、図7に示した拡大アニメーション、図8、図9に示した移動アニメーションのいずれかまたは全部と組合せてもよい。具体的には、まず移動アニメーションを表示させ、移動アニメーションにおいて操作結果画像51が選択表示領域50に到達するとめくりアニメーションを行い、めくりアニメーションが終わったところで拡大アニメーションを行うことを繰り返してもよい。このとき、選択表示領域50の周辺領域を点滅させつづけておいてもよい。
図11(a)は、把握支援部45による支援処理が、複数の表示領域20のレイアウト図を表示する処理である場合の一例を示す説明図であり、(b)は図11(a)のA部の拡大図である。図11には、支援画像表示60として、複数の表示領域20における選択表示領域50の位置を強調表示したレイアウト図を受付表示領域53の一部領域に表示させる場合の例について示した。
図11に示す例では、受付表示領域53において操作結果画像51の作成に係る指示操作が受けられると、受付表示領域53の一部領域に複数の表示領域20における選択表示領域50の位置を強調表示したレイアウト図を表示する。この一部領域は、たとえばメニュー画像を表示させる領域内の部分領域などを用いることができる。
また、オートマップ機能の実行時や制御室からの画像転送機能の実行時など、受付表示領域53がない場合でも、複数の表示領域20における選択表示領域50の位置を強調表示したレイアウト図を表示するとよい。この場合、レイアウト図は、ユーザが視線を送る頻度や時間の多い表示領域20(たとえばメニュー画像やステータス情報を示す画像などを表示する領域など)に表示するとよい。
複数の表示領域20における選択表示領域50の位置を強調表示したレイアウト図を表示することにより、ユーザは選択表示領域50の位置を容易に把握することができる。また、レイアウト図表示は、図6に示した点滅表示、図7に示した拡大アニメーション、図8、図9に示した移動アニメーション、図10に示しためくりアニメーションのいずれかまたは全部と組合せてもよい。
図12は、把握支援部45による支援処理が、ウェアラブル表示デバイス22の表示画像上に複数の表示領域20における選択表示領域50の位置を示す画像を表示させる処理である場合の一例を示す説明図である。図12には、支援画像表示60としてウェアラブル表示デバイス22の表示画像上において選択表示領域50の位置に対応する位置に点滅表示を行う場合の例について示した。
なお、ウェアラブル表示デバイス22の表示画像上における選択表示領域50の位置あわせは、ウェアラブル表示デバイス22に設けられた図示しないカメラが取得する画像を用いて行うことができる。具体的には、たとえば検査室表示部19にあらかじめ設けられた図示しないマーカをウェアラブル表示デバイス22に設けられた図示しないカメラを用いて検出することで実空間と仮想空間との位置合わせを行うことができる。また、あらかじめ検査室表示部19の画像を記憶しておき、パターンマッチングによりカメラ画像から検査室表示部19の位置を検出することにより実空間と仮想空間との位置合わせを行ってもよい。
ユーザが装着しているウェアラブル表示デバイス22の表示画像上において選択表示領域50の位置に対応する位置に点滅表示を行うことで、ユーザは選択表示領域50の位置を容易に把握することができる。
図13は、把握支援部45による支援処理が、ウェアラブル表示デバイス22の表示画像上に複数の表示領域20における選択表示領域50の位置を示す画像を表示させる処理である場合の他の例を示す説明図である。図13には、支援画像表示60としてウェアラブル表示デバイス22の表示画像上において受付表示領域53と選択表示領域50の位置関係を示す矢印画像の表示を行う場合の例について示した。
また、オートマップ機能の実行時や制御室からの画像転送機能の実行時など受付表示領域53がない場合でも選択表示領域50の位置を強調するための矢印を表示してもよい。
ユーザが装着しているウェアラブル表示デバイス22の表示画像上に選択表示領域50の位置を示す矢印画像を表示することにより、ユーザは選択表示領域50の位置を容易に把握することができる。
また、図12、図13に示した例と、図6−図11に示した支援画像表示60とを組み合わせることもできる。また、図6−図11に示した支援画像表示60は、ウェアラブル表示デバイス22の表示画像上で行ってもよい。
図14は、把握支援部45による支援処理が、選択表示領域50の位置を示す支援音出力70をスピーカ23から出力させる処理である場合の一例を示す説明図である。図14には、スピーカ23が表示領域20のそれぞれの近くに設けられた指向性を有する音を出力可能な装置である場合に、スピーカ23から指向性を有する音を出力することにより、スピーカ23に対応する表示領域20の方向へユーザの注意を向ける場合の例について示した。
支援音出力70は、たとえばビープ音であってもよい。ビープ音の発音種別(発音時間、音階、回数など)をあらかじめ表示領域20の位置と関連付けておくことで、ユーザはビープ音の発音種別に応じて選択表示領域50の位置を知覚することができる。また、支援音出力70は、選択表示領域50の位置を案内する音声であってもよい。
選択表示領域50の位置を示す支援音出力70をスピーカ23から出力させることにより、ユーザは選択表示領域50の位置を容易に把握することができる。また、支援音出力70は、支援画像表示60(たとえば図6−13参照)と組合せてもよい。
本実施形態に係るX線診断装置10などの医用画像診断装置は、支援画像表示60および支援音出力70の少なくとも一方により、複数の表示領域20内での選択表示領域50の位置をユーザが把握することを支援することができる。このため、ユーザは機能の実行指示をした際に、操作結果画像51が表示される選択表示領域50の位置を容易にストレスなく把握することができる。したがって、X線診断装置10などの医用画像診断装置によれば、被検体Oの検査時間を短縮しユーザの負担を軽減することができ、ユーザの手技効率を向上させることができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
たとえば、支援処理は、選択表示領域50の位置をユーザが把握することを支援可能な処理であればよく、支援画像表示60および支援音出力70の態様は、図6−図14に示した上記例に限られない。
また、上記例では直近の指示操作に応じて表示される操作結果画像51が表示される選択表示領域50の位置の把握を支援する場合の例について示したが、たとえば直近の複数回(たとえば3回など)のそれぞれの選択表示領域50を、点滅の速度や輝度、アニメーションの速度や色の濃さ、色彩などを異ならせて同時に位置の把握支援を行ってもよい。また、支援処理は所定時間経過後やユーザによる確認操作を受けると停止してもよい。
10 X線診断装置
19 表示部
20 表示領域
21 検査室入力部
22 ウェアラブル表示デバイス
23 スピーカ
32 制御室入力部
33 記憶部
41 操作受付部
42 受付機能実行部
43 画像取得部
44 表示領域選択部
45 把握支援部
50 選択表示領域
53 受付表示領域
60 支援画像表示
70 支援音出力

Claims (8)

  1. X線を照射するX線源と、
    前記X線源から発せられたX線を検出するX線検出器と、
    前記X線源と前記X線検出器とによる複数フレームのX線画像を収集する撮像を指示するスイッチと、
    前記複数フレームのX線画像を表示する第1の表示領域を含む複数の表示領域を有する表示部と、
    前記第1の表示領域に表示される前記複数フレームのX線画像の中からいずれかのフレームを選択する指示操作をユーザから受け付ける操作受付部と、
    前記指示操作に応じたフレームの画像を取得する画像取得部と、
    前記指示操作によりユーザに選択されたフレームの画像を記憶部に記憶させるとともに、当該画像を前記画像取得部に与える受付機能実行部と、
    前記表示部が有する前記複数の表示領域のうち、前記記憶部に記憶されるとともに前記画像取得部により取得された前記指示操作に応じたフレームの画像を表示させる表示領域である第2の表示領域を、所定のルールに従って自動的に選択する表示領域選択部と、
    前記複数の表示領域における前記第2の表示領域の位置にユーザの視線を引きつけるように当該位置を示す情報を視覚的または聴覚的にユーザに提示することで、前記複数の表示領域における前記第2の表示領域の位置をユーザが把握するための支援処理を実行するとともに前記指示操作に応じたフレームの画像を前記第2の表示領域に表示させる把握支援部と、
    を備え、
    前記把握支援部は、
    所定時間経過すると、または、ユーザによる確認操作を受け付けると、前記支援処理を停止する、
    X線診断装置。
  2. 前記把握支援部は、
    前記支援処理として、前記第1の表示領域と、前記第2の表示領域と、を視覚的に結びつけるアニメーションを前記表示部に表示させる、
    請求項1記載のX線診断装置。
  3. 前記把握支援部は、
    前記支援処理として、前記第2の表示領域の少なくとも一部の領域を点滅させる、
    請求項1または2に記載のX線診断装置。
  4. 前記把握支援部は、
    前記支援処理として、前記第2の表示領域に前記指示操作に応じた画像を表示させる際に、複数の経過画像を用いてアニメーション表示する、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載のX線診断装置。
  5. 前記把握支援部は、
    前記支援処理として、ユーザが装着しているウェアラブル表示端末の表示画像上に、前記複数の表示領域における前記第2の表示領域の位置を示す画像を表示させる、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載のX線診断装置。
  6. 前記把握支援部は、
    前記支援処理として、前記複数の表示領域における前記第2の表示領域の位置を示す音をスピーカから出力させる、
    請求項1ないしのいずれか1項に記載のX線診断装置。
  7. 前記スピーカ、
    をさらに備え、
    前記スピーカは、
    前記表示部に設けられ、指向性を有する音を出力可能に構成され、
    前記把握支援部は、
    前記支援処理として、前記スピーカから前記指向性を有する音を出力することにより前記複数の表示領域における前記第2の表示領域の位置をユーザに知覚させる、
    請求項記載のX線診断装置。
  8. 第1の表示領域に表示された複数フレームのX線画像の中からいずれかのフレームを選択する指示操作を、入力部を介して受け付ける操作受付部と、
    前記指示操作に応じた画像を取得する画像取得部と、
    前記指示操作によりユーザに選択されたフレームの画像を記憶部に記憶させるとともに、当該画像を前記画像取得部に与える受付機能実行部と、
    表示部が有する前記第1の表示領域を含む複数の表示領域のうち、前記記憶部に記憶されるとともに前記画像取得部により取得された前記指示操作に応じた画像を表示させる表示領域である選択表示領域を、各表示領域の現在の表示状態に応じて動的に選択する表示領域選択部と、
    前記複数の表示領域における前記選択表示領域の位置にユーザの視線を引きつけるように当該位置を示す情報を視覚的または聴覚的にユーザに提示することで、前記複数の表示領域における前記選択表示領域の位置をユーザが把握するための支援処理を実行するとともに前記指示操作に応じた画像を前記選択表示領域に表示させる把握支援部と、
    を備え、
    前記把握支援部は、
    所定時間経過すると、または、ユーザによる確認操作を受け付けると、前記支援処理を停止する、
    医用画像診断装置。
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