JP6824488B1 - 通信端末、通信装置、通信管理装置、通信システム、ネットワーク参入方法およびネットワーク参入プログラム - Google Patents

通信端末、通信装置、通信管理装置、通信システム、ネットワーク参入方法およびネットワーク参入プログラム Download PDF

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Abstract

複数のスマートメーターを備え第1サービスのために構築されたネットワークであってスマートメーターはネットワークに属さない通信端末からネットワークへの参入要求があった場合ネットワークに当該通信端末が登録されているか否かに基づいて当該通信端末へ参入要求への応答を送信するか否かを決定するネットワーク、を介して、第2サービスのための通信を行う通信端末(1)であって、ネットワークへ参入するための参入要求を生成する制御部(102)と、制御部(102)により生成された参入要求を複数のスマートメーターのうちの1つ以上へ送信する通信処理部(101)と、を備え、通信処理部(101)は、送信した参入要求に対する応答を受信すると、制御部(102)へ当該応答を渡し、制御部(102)は、通信処理部(101)から受け取った応答に基づいて、ネットワークへの参入処理の通信相手となるスマートメーターを決定する。

Description

本開示は、ネットワークへの参入を要求する通信端末、通信装置、通信管理装置、通信システム、ネットワーク参入方法およびネットワーク参入プログラムに関する。
近年、省エネルギー型社会への関心が高まり、電力の使用量の自動検針による消費電力の可視化、および電力の需給制御などを可能とするスマートメーターと呼ばれる自動検針装置の導入が推進されている。スマートメーターは全世帯に設置される計画であり、通信が困難な一部のエリアを除けば、各電力会社管内において広域で大規模なネットワークとして構築されて運用される。
電力の使用量の自動検針のために構築されたこのようなネットワークを、社会インフラストラクチャとして活用することが検討されている。例えば、ガス、上下水道などの各種メーター、監視、制御、データ収集などのための各種センサー、といった機器に通信端末を接続し、通信端末を電力の使用量の自動検針のために構築されたネットワークへ参入させることにより、ガス、上下水道の自動検針サービス、各種センサーデータに基づく監視制御サービスなどを実現する案が考えられる。これにより、新たに大規模なネットワークを構築せずに、ガス、上下水道の自動検針サービス、監視、制御などのためのデータ収集サービスなどを実現できる。
電力の使用量の自動検針のために設置されるスマートメーターは、電力線の近傍に設置されるため商用電源の確保が容易である。これに対し、ガス、上下水道などの各種メーター、監視、制御、データ収集などのための各種センサーといった機器は、一般に、商用電源の確保が困難な箇所に配置される。このため、これらの機器に接続される通信端末も商用電源の確保が難しく、これらの通信端末は電池により駆動されることが多い。したがって、これらの通信端末では消費電力を抑制することが望まれる。
通信端末を上述したネットワークへ参入させる場合、一般には、ネットワークに参入を許可する通信端末を登録しておくことになる。そして、通信端末が、上述したネットワークへ参入する際の参入処理を実施する。通信端末がネットワークに参入する処理としては、例えば、非特許文献1に記載されている手順が挙げられる。非特許文献1に記載の手順では、上記の通信端末に相当する新規ホストが、ネットワークを検出してネットワークへ参入処理を実施し、当該参入処理に失敗した場合、再び、ネットワークへの参入処理を実施する。ここで、例えば、通信端末の周辺に複数のネットワークが存在し、通信端末が登録されているネットワークがこれらのうちの1つであるとすると、通信端末は、当該通信端末が登録されていないネットワークに対して参入処理を行うと、当該参入処理は失敗することになる。このような場合、通信端末は参入処理全体をくり返し実施することになり、消費電力を抑制することが難しい。
特許文献1には、無駄な参入処理を抑制することを目的とした技術が開示されている。特許文献1では、通信機器が、新たにネットワークに参入する際には登録処理要求を送信してネットワークへの登録を要求する。そして、登録処理の完了後に、当該通信機器はネットワークの参入のための認証処理を行うことができる。一方、ネットワークにおける通信機器の登録処理には時間を要するため、登録処理が完了するまえに、通信機器がネットワークの認証処理を開始すると、当該認証処理は失敗することになり、これにより無駄なトラフィックが生じる。特許文献1では、ネットワークが、登録処理が完了するまで認証処理を行わないように通信機器を待機させることによって、無駄なトラフィックの発生を抑制している。
特開2016−154272号公報
上記非特許文献1に記載の技術によれば、上述したとおり、参入処理において消費電力を抑制することが難しい。また、上記特許文献1に記載の技術によれば、登録処理を行った直後の無駄な認証処理の実施を抑制することはできるが、ネットワークへの参入処理自体に要する消費電力を抑制することは記載されていない。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、ネットワークへの参入処理に要する消費電力を抑制することができる通信端末を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示は、複数の通信装置で構成される第1サービスのために構築されたネットワークであって複数の通信装置は複数の通信装置以外の通信端末からネットワークへの参入要求があった場合ネットワークに当該通信端末が登録されているか否かに基づいて当該通信端末へ参入要求への応答を送信するか否かを決定するネットワーク、を介して、第2サービスのための通信を行う通信端末である。通信端末は、ネットワークへ参入するための参入要求を生成する制御部と、制御部により生成された参入要求を複数の通信装置のうちの1つ以上へ送信する通信処理部と、を備える。通信処理部は、送信した参入要求に対する応答を受信すると、制御部へ当該応答を渡し、制御部は、通信処理部から受け取った応答に基づいて、ネットワークへの参入処理の通信相手となる通信装置を決定する。
本開示にかかる通信端末は、ネットワークへの参入処理に要する消費電力を抑制することができるという効果を奏する。
実施の形態にかかる通信システムを含む全体システムの構成例を示す図 図1を具体化した構成例を示す図 実施の形態の通信端末の構成例を示す図 実施の形態のSMの構成例を示す図 実施の形態のHESの構成例を示す図 実施の形態における通信端末のネットワークへの参入処理の一例を示すチャート図 HESの記憶部に格納されている登録情報の一例を示す図 HESの記憶部に格納されている登録情報の一例を示す図 実施の形態の通信端末における参入先SM探索処理の一例を示すフローチャート 参入先が不明な状態の参入先情報の一例を示す図 参入先が明白な状態の参入先情報の一例を示す図 参入先が不明な場合に探索により得られた参入先SM(通信部)候補のリストの一例を示す図 参入先が明白な場合に探索により得られた参入先SM(通信部)候補のリストの一例を示す図 ステップS35の参入先SM(通信部)候補へのネットワーク参入試行処理手順の一例を示すフローチャート
以下に、実施の形態にかかる通信端末、通信装置、通信管理装置、通信システム、ネットワーク参入方法およびネットワーク参入プログラムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、実施の形態にかかる通信システムを含む全体システムの構成例を示す図である。図1に示すように、実施の形態の全体システムは、第1サービスを提供するため処理を行う第1サービスシステム10,20,30と、第1サービスシステム10,20,30のそれぞれに対応して構築される通信システム11,21,31と、を備える。また、全体システムは、さらに、第2サービスを提供するための処理を行う第2サービスシステム40,50を備える。なお、この全体システム自体も、1つの通信システムである。
第1サービスは、例えば、電力、ガス、上下水道などの使用量の自動検針サービス、各種センサーデータに基づく監視制御サービスなどである。例えば、第1サービスが、電力、ガス、上下水道などの使用量の自動検針サービスである場合には、第1サービスシステム10,20,30は、それぞれ通信システム11,21,31を介して収集したメーターデータを管理する自動検針システムである。また、例えば、第1サービスが監視制御サービスである場合には、第1サービスシステム10,20,30は、それぞれ通信システム11,21,31を介して収集したセンサーデータに基づいて監視制御を実施する監視制御システムである。
第1サービスは、当該サービスのために構築された通信システムを有するサービスのことを意味しており、第1サービスシステム10,20,30のそれぞれが提供する第1サービスは、同種のものであってもよいし、異なる種類のものであってもよい。例えば、第1サービスシステム10が提供する第1サービスは電力の使用量の自動検針サービスであり、第1サービスシステム20が提供する第1サービスは監視制御サービスであるといったように、第1サービスシステム10,20,30が提供する第1サービスは、異なる種類のものであってもよい。
通信システム11,21,31は、それぞれ、複数の通信装置を備える。通信システム11,21,31は、それぞれ、第1サービスのために構築されたネットワークである。通信システム11を構成する各通信装置は、無線接続されていてもよいし、専用線により接続されていてもよいし、電力線により接続されていてもよいし、携帯端末の通信のために設けられた携帯通信網を介して接続されていてもよい。通信システム21,31を構成する各通信装置も、同様に、無線接続されていてもよいし、専用線により接続されていてもよいし、電力線により接続されていてもよいし、携帯端末の通信のために設けられた携帯通信網を介して接続されていてもよい。
通信システム11,21,31のそれぞれは、WAN(Wide Area Network)60を介して第2サービスシステム40および第2サービスシステム50にそれぞれ接続可能である。なお、図1ではWAN60を介して通信システム11,21,31のそれぞれと第2サービスシステム40,50のそれぞれとが接続されているが、これらの接続形態はWAN60を介した例に限定されない。
第2サービスは、当該サービスのために構築された通信システムを有さないサービスのことを意味しており、第2サービスシステム40,50が提供する第2サービスは、同種のものであってもよいし、異なる種類のものであってもよい。第2サービスは、例えば、電力、ガス、上下水道などの使用量の自動検針サービス、各種センサーデータに基づく監視制御サービスなどである。また、第2サービスは、データを収集する、あるいは配信するサービスなどであってもよい。
通信端末1−1,1−2,1−10,1−21,1−22は、通信システム11,21,31のいずれにも属さない通信装置であり、通信システム11,21,31のいずれかを介して、第2サービスシステム40,50のいずれかと通信を行うことにより、第2サービスを実現する。すなわち、通信端末1−1,1−2,1−10,1−21,1−22は、第2サービスのための通信を行う。詳細には、図1に示した例では、通信端末1−1,1−2は、通信システム11を介して第2サービスシステム40,50のいずれかと通信を行い、通信端末1−10は、通信システム21を介して第2サービスシステム40,50のいずれかと通信を行い、通信端末1−21,1−22は、通信システム31を介して第2サービスシステム40,50のいずれかと通信を行う。このように、通信端末1−1,1−2,1−10,1−21,1−22が、通信システム11,21,31を介して第2サービスシステム40,50のいずれかと通信を行うことで、第2サービス用に新たな通信ネットワークを構築せずに、第2サービスを提供することが可能となる。すなわち、既存の通信システム11,21,31をインフラストラクチャとして用いることで、効率的に第2サービスを実現することが可能となる。
図1に示した例では、3つの第1サービスシステム10,20,30を図示しているが、第1サービスシステムの数はこれに限定されない。また、図1に示した例では、2つの第2サービスシステム40,50を図示しているが、第2サービスシステムの数はこれに限定されない。また、同一通信システム内に複数の第2のサービスが共存していてもよい。また、図1に示した例では、5つの通信端末1−1,1−2,1−10,1−21,1−22を図示しているが、通信端末の数はこれに限定されない。
図2は、図1を具体化した構成例を示す図である。図2では、図1のうち、第1サービスシステム10,20と、通信システム11,21と、第2サービスシステム40とが具体化されている。図2では、具体例として、第1サービスシステム10,20が提供する第1サービスが、電力の使用量の自動検針サービスであり、第2サービスシステム40が提供する第2サービスがガスの使用量の自動検針サービスである例を示している。図2に示した電力自動検針システム9は、図1に示した第1サービスシステム10の一例であり、電力の使用量の計量結果などを管理する。電力自動検針システム9は、電力の使用量の自動検針のために構築された通信システム11と接続される。同様に、通信システム21は、電力の使用量の自動検針のために構築されており、図示を省略した電力自動検針システムに接続され、この電力自動検針システムが図1に示した第1サービスシステム20の一例である。
ガス自動検針システム7は、図1に示した第2サービスシステム40の一例である。図2にでは、通信端末1−1〜1−6が通信システム11を介してガス自動検針システム7と通信することが可能であり、通信端末1−10が通信システム21を介してガス自動検針システム7と通信することが可能である。
以下では、図2に示したように、第1サービスシステム10,20が提供する第1サービスが電力の使用量の自動検針サービスであり、第2サービスがガスの使用量の自動検針サービスである例を説明するが、第1サービス、第2サービスのそれぞれの内容はこれに限定されない。
図2に示すように、通信システム11は、電力の使用量を計量し、計量結果を電力自動検針システム9へ向けて送信するスマートメーター(以下、SMと略す)2−1〜2−13を備える。通信システム11は、さらに、SM2−1〜2−6から受信した計量結果を集約する集約局であるコンセントレーター3−1と、SM2−7〜2−11から受信した計量結果を集約する集約局であるコンセントレーター3−2と、を備える。コンセントレーター3−1とSM2−1〜2−6とは、無線マルチホップネットワークを構成する。コンセントレーター3−2とSM2−7〜2−11とは、電力線マルチホップネットワークを構成する。コンセントレーター3−1,3−2は、通信システム11内の通信を管理する通信管理装置であるHES(Head End System)6−1に、WAN5を介して接続される。
なお、コンセントレーター3−1,3−2とSM2−1〜2−11とが構築するマルチホップネットワークは、一般的なスマートメーターシステムにおけるマルチホップネットワークと同様であり、マルチホップネットワークにおける経路構築などの説明は省略する。一般的なスマートメーターシステムにおけるマルチホップネットワークと同様に、無線マルチホップネットワーク内の経路は変更され得る。なお、図2では図示を省略しているが、無線マルチホップネットワークおよび電力線マルチホップネットワークのそれぞれに1つのコンセントレーターを図示しているが、一般には、無線マルチホップネットワークおよび電力線マルチホップネットワークのそれぞれにおけるコンセントレーターは複数である。
SM2−12,2−13は、携帯端末の通信のために設けられた携帯通信ネットワーク4およびWAN5を介してHES6−1と接続される。なお、図2では、図示の都合上、携帯通信ネットワーク4およびWAN5も通信システム11を示す破線内に記載されているが、携帯通信ネットワーク4およびWAN5は通信システム11に含まれない。また、コンセントレーター3−1,3−2は、通信システム11内の通信を管理する通信管理装置であるHES6−1に、携帯通信ネットワーク4を介して接続されても良い。
このように、図2に示した例では、通信システム11内に3つの通信方式によって通信を行うSM2−1〜2−13が含まれているが、通信システム11内のSM2−1〜2−13の通信方式の数は3つに限定されない。例えば、通信システム11内のSM2−1〜2−13が全て同一の通信方式によって通信を行ってもよい。例えば、通信システム11内のSM2−1〜2−13が全て無線マルチホップネットワークにより通信を行ってもよい。
図2に示した通信システム21は、HES6−2と、SM2−21,2−22とを備える。図2では図示を省略しているが、通信システム21においても、通信システム11と同様に、例えば、無線マルチホップネットワーク、電力線マルチホップネットワークおよび携帯通信ネットワーク4の3種類の通信方式のうちいずれか1つ以上が用いられる。ここでは、SM2−21,2−22は図示を省略したコンセントレーターとともに無線マルチホップネットワークを構成しているとする。HES6−2は、通信システム21内の通信を管理する通信管理装置である。
以下、SM2−1〜2−13,2−21,2−22のそれぞれを個別に区別せずに示すときはSM2と記載し、コンセントレーター3−1,3−2のそれぞれを個別に区別せずに示すときはコンセントレーター3と記載し、HES6−1,6−2のそれぞれを個別に区別せずに示すときはHES6と記載する。図2ではSM2を15台図示しているが、実際には、SM2は電力の各需要家に設置されるため、SM2の数は15台より多い。一般的には、通信システム11は、広域で多数のSM2を含む大規模なシステムである。SM2−1〜2−13は、通信システム11を構成する複数の通信装置の一例であり、SM2−21,2−22は、通信システム21を構成する複数の通信装置の一例である。SM2の一部は、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.15.4g/4eに準拠した通信を行う。
通信端末1−1〜1−6は、通信システム11を介してガス自動検針システム7と通信することが可能である。具体的には、通信端末1−1〜1−6は、HES6−1に登録されており、これによって、通信システム11に属する通信装置で構成されるネットワークであるSMネットワークAに参入することが可能である。通信システム11に属する通信装置は、SM2−1〜2−13、コンセントレーター3−1,3−2およびHES6−1を含む。同様に、通信端末1−10は、通信システム21を介してガス自動検針システム7と通信することが可能である。具体的には、通信端末1−10は、HES6−2に登録されており、これによって、通信システム21に属する通信装置で構成されるネットワークであるSMネットワークBに参入することが可能である。通信端末1−1〜1−6の登録、およびネットワークへの参入の詳細については後述する。
通信システム11と通信システム21とは、いずれもSM2を含むネットワークを構成するが、両者は例えば異なる電力会社により設置されて管理される。通信システム11に対応するネットワークと、通信システム21に対応するネットワークとには、互いに異なるネットワーク識別子が与えられている。ネットワーク識別子は、例えば、IEEE802.15.4で規定されるPAN ID(Personal Area Network IDentifier)である。以下では、通信システム11に対応するSMネットワークAのPAN IDが#Aであり、通信システム21に対応するSMネットワークBのPAN IDが#Bであるとして説明する。
本実施の形態では、SM2−1〜2−13が、通常のスマートメーターとしての機能を有するとともに後述するアクセスポイントとしての機能を有することにより、通信システム11を介した通信端末1−1〜1−6とガス自動検針システム7との間の通信が可能となる。同様に、SM2−21,2−22が、通常のスマートメーターとしての機能を有するとともに後述するアクセスポイントとしての機能を有することにより、通信システム21を介した通信端末1−10とガス自動検針システム7との間の通信が可能となる。なお、ここでは、SM2−1〜2−13の全てがアクセスポイントとしての機能を有する例を説明するが、SM2−1〜2−13の一部がアクセスポイントとしての機能を有するようにしてもよい。同様に、通信システム21を構成するSM2の一部がアクセスポイントとしての機能を有するようにしてもよい。
通信端末1−1〜1−6,1−10は、それぞれガスメーター70−1〜70−6,70−10に接続される。ガスメーター70−1〜70−6,70−10はそれぞれガスの使用量を計量し、計量結果を通信端末1−1〜1−6,1−10へ出力する。通信端末1−1〜1−6は、通信システム11を介してガス自動検針システム7へ計量結果を送信する。通信端末1−10は、通信システム21を介してガス自動検針システム7へ計量結果を送信する。これにより、ガス自動検針システム7は、通信端末1−1〜1−6,1−10を介して、ガスメーター70−1〜70−6,70−10により計量されたガスの使用量を収集することができる。ガスメーター70−1〜70−6,70−10は、通信端末に接続される機器の一例である。通信端末1−1〜1−6,1−10は、このように機器に接続されることにより機器がネットワークを利用することが可能になるため、IoT(Internet of Things)を実現するIoT端末とも言える。以下、通信端末1−1〜1−6,1−10のそれぞれを個別に区別せずに示すときは、通信端末1と記載し、ガスメーター70−1〜70−6,70−10のそれぞれを個別に区別せずに示すときは、ガスメーター70と記載する。
図2に示した構成例では、電力の使用量の自動検針のために構築されたSMネットワークAおよびSMネットワークBを用いたガスの使用量の自動検針を実現することができる。一般的には、SM2は広い範囲にわたって多数配置されており、SMネットワークAおよびSMネットワークBは大規模なネットワークである。図2に示した構成例では、このような広域で大規模なSMネットワークを利用することにより、ガスの使用量の自動検針のためのネットワークを新たに構築せずに、広い範囲で多数のガスの需要家からガスの使用量の計量結果を収集することができる。
なお、不正な端末がSMネットワークAおよびSMネットワークBに接続されることを防ぐため、それぞれに対応するHES6−1,6−2には、それぞれのSMネットワークへの参入を許可する通信端末を識別する情報が登録されている。通信端末を識別する情報は、どのような情報であってもよいが、例えばMAC(Media Access Control)アドレスなどの端末識別子を用いることができる。さらに、通信端末1の認証処理を行うための認証情報もHES6−1,6−2に登録されている。ここでは、認証処理をHES6−1,6−2が行う例を説明するが、HES6−1,6−2とは別にSMネットワークごとに、通信端末1の認証処理を行う図示しない認証サーバが設けられていてもよい。また、説明は省略するが、SM2に関しても認証処理が行われており、この認証処理はHES6−1,6−2が行ってもよいし、図示しない認証サーバが行ってもよい。SM2の認証は、例えば、RFC(Request for Comments)5191 PANA(Protocol for carrying Authentication for Network Access)に従って行われるが、認証処理手順はこれに限定されない。通信端末1の認証処理は、SM2の認証処理と同様の手順で行われてもよいし異なる手順で行われてもよい。
次に、各装置の構成例について説明する。図3は、本実施の形態の通信端末1の構成例を示す図である。図3に示すように、通信端末1は、通信処理部101、制御部102、記憶部103および接続機器通信処理部104を備える。また、図示を省略するが、通信端末1は、通信端末1を駆動する電池を備えてもよい。通信処理部101は、SM2との間で通信を行う。SM2との間の通信は、有線通信であっても無線通信であってもよい。通信処理部101は、通信方式に応じた通信を行うための通信回路を含む。SM2との間で無線通信を行う場合には、通信処理部101はアンテナを備える。制御部102は、通信端末1の動作を制御する。
制御部102は、例えば、処理回路により実現され、処理回路は例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)などである。記憶部103は、例えばメモリであり、制御部102が処理に使用するデータなどを記憶するために用いられる。また、制御部102が実施する各機能がソフトウェアとして提供される場合には、記憶部103は制御部102が各機能を実行するためのプログラムを記憶し、このプログラムが制御部102により実行される。このプログラムは、記録媒体により提供されてもよいし通信媒体により提供されてもよい。このプログラムは、本実施の形態の通信端末1におけるネットワーク参入処理を行うネットワーク参入プログラムを含む。ネットワーク参入プログラムは、通信端末1に、後述するネットワーク参入処理を実行させる。
接続機器通信処理部104は、機器との間で通信を行う。機器との間の通信は、有線通信であっても無線通信であってもよい。接続機器通信処理部104は、通信方式に応じた通信を行うための通信回路を含む。機器との間で無線通信を行う場合には、接続機器通信処理部104はアンテナを備える。機器は、例えば、ガスの使用量を計量するガスメーター70である。機器は、ガスメーター70に限定されず、例えば、水道の使用料を計量する機器またはセンサーデータに基づき監視制御を行う機器であってもよい。
図4は、本実施の形態のSM2の構成例を示す図である。図4に示すように、SM2は、通信部201および計量部202を備える。計量部202は、電力の使用量を計量し、通信部201へ出力する。通信部201は、計量部202から受け取った計量結果を、他のSM2、コンセントレーター3、HES6を介して電力自動検針システム9へ向けて送信したり、HES6から送信された制御信号を受信し、受信した制御信号に基づく動作を行ったりする。通信部201は、通信処理部211、第1制御部212、接続機器通信処理部213、記憶部214および第2制御部215を備える。通信処理部211は、他のSM2およびコンセントレーター3との間で通信を行うことが可能である。また、通信処理部211は、通信端末1との間で通信を行うことも可能である。通信処理部211が行う通信は、有線通信であっても無線通信であってもよい。通信処理部211は、通信方式に応じた通信を行うための通信回路を含む。通信処理部211が無線通信を行う場合には、通信処理部211はアンテナを備える。
第1制御部212は、第1サービスである電力の使用量の自動検針サービスに関する動作、すなわち一般的なスマートメーターとしての動作を制御する。第1制御部212の動作は、一般的なSMと同様であるため、詳細な説明は省略する。第2制御部215は、第2サービスに関する動作、すなわち通信端末1とガス自動検針システム7との間の通信を中継するアクセスポイントとしての動作を制御する。第2制御部215の動作の詳細は後述する。
第1制御部212および第2制御部215は、例えば、処理回路により実現され、処理回路は例えばCPU、MPUなどである。第1制御部212および第2制御部215は、同一の処理回路により実現されてもよいし、それぞれ別の処理回路により実現されてもよい。記憶部214は、第1制御部212および第2制御部215が処理に使用するデータなどを記憶するために用いられる。また、第1制御部212が実施する各機能がソフトウェアとして提供される場合には、記憶部214は第1制御部212が各機能を実行するための第1プログラムを記憶し、第1プログラムが第1制御部212により実行される。同様に、第2制御部215が実施する各機能がソフトウェアとして提供される場合には、記憶部214は第2制御部215が各機能を実行するための第2プログラムを記憶し、第2プログラムが第2制御部215により実行される。第1プログラムおよび第2プログラムは、記録媒体により提供されてもよいし通信媒体により提供されてもよい。第1プログラムおよび第2プログラムは、同時にSM2にインストールされてもよいし、すでに第1プログラムがインストールされている一般的なSMに、後から第2プログラムをインストールすることにより、図4に示したSM2を実現するようにしてもよい。
接続機器通信処理部213は、計量部202から計量結果を受信し記憶部214へ格納する。記憶部214に格納された計量結果は、第1制御部212によって読み出され、通信処理部211を介して電力自動検針システム9へ向けて送信される。なお、通信部201を通信装置とすれば、通信システム11を構成する複数の通信装置は、通信システム11を構成する複数のSM2の通信部201であると考えることもできる。同様に、通信システム21を構成する複数の通信装置は、通信システム21を構成する複数のSM2の通信部201であると考えることもできる。
図5は、本実施の形態のHES6の構成例を示す図である。図5に示すように、HES6は、通信処理部601、第1管理部602、上位装置通信処理部603、記憶部604および第2管理部605を備える。通信処理部601は、SM2およびコンセントレーター3との間で通信を行うことが可能である。また、通信処理部601は、WAN5および携帯通信ネットワーク4を介して、コンセントレーター3−1,3−2と通信を行う。また、通信処理部601は、WAN5および携帯通信ネットワーク4を介してSM2−12,2−13との間で通信を行う。また、通信処理部601は、WAN5および携帯通信ネットワーク4、コンセントレーター3または携帯通信ネットワーク4、およびSM2を介して通信端末1との間で通信を行うことも可能である。通信処理部601が行う通信は、有線通信であっても無線通信であってもよいが、ここでは有線通信であるとする。通信処理部601は、通信を行うための通信回路を含む。上位装置通信処理部603は、電力自動検針システム9との通信を行う。上位装置通信処理部603が行う通信は、有線通信であっても無線通信であってもよいが、ここでは有線通信であるとする。上位装置通信処理部603は、通信を行うための通信回路を含む。
第1管理部602は、対応するSMネットワーク内の電力の使用量の自動検針のための通信を統括的に管理する。第1管理部602は、通信処理部211から、各SM2から送信された計量結果を受け取り記憶部604に格納する。また、第1管理部602は、記憶部604から計量結果を読み出して、上位装置通信処理部603を介して電力自動検針システム9へ送信する。第1管理部602の動作は、一般的なHESと同様であるため、詳細な説明を省略する。
第2管理部605は、第2サービスに関する動作、すなわち通信端末1とガス自動検針システム7との間の通信を中継する動作を制御する。第2管理部605は、SM2から送信された、後述する通信端末1の登録確認を、通信処理部601を介して受け取ると、記憶部214に格納されている登録情報を参照し、当該通信端末1が登録されているか否かを判定する。登録情報は、各SMネットワークに参入することが許可される通信端末1を示す情報である。第2管理部605は、当該通信端末1が登録されているか否かを示す登録応答を生成し、通信処理部601を介して、登録確認の送信元のSM2へ登録応答を送信する。また、第2管理部605は、通信端末1の認証処理を行ってもよい。第2管理部605が通信端末1の認証処理を行う場合、通信端末1の認証処理を行うための認証情報が記憶部604にあらかじめ格納される。第2管理部605の動作の詳細は後述する。
第1管理部602および第2管理部605は、例えば、処理回路により実現され、処理回路は例えばCPU、MPUなどである。第1管理部602および第2管理部605は、同一の処理回路により実現されてもよいし、それぞれ別の処理回路により実現されてもよい。記憶部604は、第1管理部602および第2管理部605が処理に使用するデータなどを記憶するために用いられる。また、第1管理部602が実施する各機能がソフトウェアとして提供される場合には、記憶部604は第1管理部602が各機能を実行するための第3プログラムを記憶し、第3プログラムが第1管理部602により実行される。同様に、第2管理部605が実施する各機能がソフトウェアとして提供される場合には、記憶部604は第2管理部605が各機能を実行するための第4プログラムを記憶し、第4プログラムが第2管理部605により実行される。第3プログラムおよび第4プログラムは、記録媒体により提供されてもよいし通信媒体により提供されてもよい。第3プログラムおよび第4プログラムは、同時にHES6にインストールされてもよいし、すでに第3プログラムがインストールされている一般的なHESに、後から第4プログラムをインストールすることにより、図5に示したHES6を実現するようにしてもよい。
次に、本実施の形態の通信端末1が各SMネットワークへ参入する際に実施される参入処理について説明する。電力の使用量を計量するために設けられるSM2は商用電源の確保が容易であるが、ガスメーター70などの機器は一般に商用電源が近くにあるとは限らないため、電池により駆動される。したがって、これらの機器に接続される通信端末1も一般的に電池により駆動される。このため、通信端末1は、SM2に比べて消費電力を抑制することが望ましい。したがって、通信端末1が行う処理の効率化が望まれる。
本実施の形態では、通信端末1は、当該通信端末1の周辺のSM2をアクセスポイントとみなして、当該SM2を含むSMネットワークへ参入する。このとき、非特許文献1に記載されているように、参入処理に失敗した場合、再び、ネットワークへの参入処理を実施することを繰り返すと、通信端末1の処理負荷が高くなる。本実施の形態では、以下に述べるような参入処理を実施することにより、通信端末1が行う処理を効率化する。
図6は、本実施の形態における通信端末1のネットワークへの参入処理の一例を示すチャート図である。ここでは、図2に示すように、通信端末1−1の周辺すなわち通信端末1−1との無線通信が可能な範囲に、通信システム11すなわちSMネットワークAを構成するSM2−1,2−2と、通信システム21すなわちSMネットワークBを構成するSM2−21,2−22とが存在しているとする。また、通信端末1−10は通信端末1−1の近傍に位置し、通信端末1−10の周辺にも、SM2−1,2−2,2−21,2−22が存在しているとする。また、通信端末1−1,1−10は、無線通信により各SM2と通信を行うとする。
図6に示すように、通信端末1−1は、ネットワークへの参入要求をブロードキャストにより送信する(ステップS1)。詳細には、通信端末1−1の制御部102が、ネットワークへ参入するための参入要求を生成して、通信処理部101へ渡し、通信処理部101が参入要求を電波として送信する。参入要求には、通信端末1−1の識別子が含まれる。なお、図6では、通信端末1−1,1−10は、はじめてネットワークへの参入処理を実施する例を示す。参入要求としては、例えば、IEEE802.15.4におけるEnhanced Beacon Requestフレームを使用することができるが、参入要求はこれに限定されない。
また、ここでは、通信端末1−1は、SMネットワークAに登録されており、通信端末1−10は、SMネットワークBに登録されているとする。具体的には、通信システム11のHES6−1の記憶部604の登録情報に、通信端末1−1を示す情報が含まれており、通信システム21のHES6−2の記憶部604の登録情報に、通信端末1−10を示す情報が含まれているとする。
図7は、HES6−1の記憶部604に格納されている登録情報の一例を示す図であり、図8は、HES6−2の記憶部604に格納されている登録情報の一例を示す図である。図7に示すように、HES6−1の記憶部604の登録情報には、登録済の通信端末すなわち登録通信端末を示す情報として、通信端末1−1,通信端末1−2,・・・を示す情報が含まれている。図8に示すように、HES6−2の記憶部604の登録情報には、登録済の通信端末すなわち登録通信端末を示す情報として、通信端末1−10,通信端末1−11,・・・を示す情報が含まれている。なお、図7,8では、対応を明確にするために通信端末1−1などと記載されているが、実際には、例えば、登録情報には通信端末1−1のMACアドレスなどの端末識別子が格納される。また、通信端末1−10は、HES6−1の記憶部604の登録情報には含まれておらず、通信端末1−1は、HES6−2の記憶部604の登録情報には含まれていないとする。
図6の説明に戻る。ステップS1でブロードキャストにより送信された参入要求は、SM2−1,2−2,2−21,2−22によって受信される。SM2−1は、参入要求を受信すると、参入要求の送信元の通信端末1−1が登録済であるか否かの確認を依頼する登録確認(図では通信端末1−1登録確認と記載)を、HES6−1へ向けて送信する(ステップS2)。
詳細には、SM2−1の通信処理部211が、通信端末1−1から参入要求を受信すると、当該参入要求を第2制御部215へ渡す。なお、ネットワークの参入要求はSM2から送信されることもあり得る。このため、例えば、通信信号のヘッダなどに対応する第1サービスのための信号であるか否かを示す情報を付加しておくことにより、各SM2の通信処理部211が、受信した信号を第1制御部212へ渡すか第2制御部215へ渡すかを判断してもよい。通信処理部211は、通信端末1から送信された信号は、第2制御部215へ渡し、他のSM2から受信した信号は、第1制御部212へ渡す。第2制御部215は、参入要求を受信すると、参入要求の送信元の通信端末1−1が登録済であるか否かの確認を依頼する登録確認を生成し、通信処理部211を介して登録確認をHES6−1へ向けて送信する。なお、図6では省略しているが、各SM2から送信される信号は、他のSM2およびコンセントレーター3により転送されて、またはコンセントレーター3により転送されて、HES6へ到着する。HES6から各SM2へ送信される信号も、同様に他のSM2およびコンセントレーター3により転送されて、またはコンセントレーター3により転送されて、各SM2へ到着する。また、図2に示すように、携帯通信ネットワーク4を介して、各SM2とHES6との間で信号の送受信が行われてもよい。
HES6−1は、SM2−1から通信端末1−1登録確認を受信すると、登録情報を参照して、通信端末1−1が登録されていると判定し、通信端末1−1が登録されていることを示す登録応答(図では通信端末1−1有登録応答と記載)を、SM2−1へ送信する(ステップS3)。詳細には、HES6−1の通信処理部601は、SM2−1から登録確認を受信すると、登録確認を第2管理部605へ渡す。なお、上述したとおり、例えば、ヘッダの情報などにより、通信処理部601は、登録確認が第1サービスのための信号ではないと判断し、第2管理部605へ渡す。第2管理部605は、記憶部604の登録情報を参照し、通信端末1−1が登録されていると判定すると、通信端末1−1が登録されていることを示す登録応答を生成して、通信処理部601を介して登録応答をSM2−1へ向けて送信する。
同様に、SM2−2は、参入要求の送信元の通信端末1−1が登録済であるか否かの確認を依頼する登録確認をHES6−1へ送信し(ステップS4)、HES6−1は、通信端末1−1が登録されていることを示す登録応答をSM2−2へ送信する(ステップS5)。
SM2−21は、同様に、参入要求を受信すると、参入要求の送信元の通信端末1−1が登録済であるか否かの確認を依頼する登録確認を、HES6−2へ向けて送信する(ステップS9)。HES6−2は、SM2−21から通信端末1−1登録確認を受信すると、登録情報を参照して、通信端末1−1が登録されていないと判定し、通信端末1−1が登録されていないことを示す登録応答(図では通信端末1−1無登録応答と記載)を、SM2−21へ送信する(ステップS10)。同様に、SM2−22は、参入要求の送信元の通信端末1−1が登録済であるか否かの確認を依頼する登録確認をHES6−2へ送信し(ステップS11)、HES6−2は、通信端末1−1が登録されていないことを示す登録応答をSM2−22へ送信する(ステップS12)。
SM2−1は、ステップS3で送信された登録応答、すなわち、通信端末1−1が登録されていることを示す登録応答を受信すると、参入応答をユニキャストにより通信端末1−1へ送信する(ステップS6)。詳細には、SM2−1の通信処理部211は、登録応答を受信すると、登録応答を第2制御部215へ渡す。第2制御部215は、登録応答を受け取ると、参入応答を生成し、参入応答を、通信処理部211を介してユニキャストにより通信端末1−1へ送信する。同様に、SM2−2は、ステップS3で送信された登録応答、すなわち、通信端末1−1が登録されていることを示す登録応答を受信すると、参入応答をユニキャストにより通信端末1−1へ送信する(ステップS7)。
一方、SM2−21は、ステップS10で送信された登録応答、すなわち、通信端末1−1が登録されていないことを示す登録応答を受信すると、参入応答を送信せず、通信端末1−1には何も信号を送信しない。SM2−22も、同様に、通信端末1−1が登録されていないことを示す登録応答を受信すると、参入応答を送信しない。
これにより、通信端末1−1は、SM2−1,2−2から参入応答を受信し、SM2−21,2−22から参入応答を受信しないことになる。通信端末1−1通信処理部101は、送信した参入要求に対する応答である参入応答を受信すると、制御部102へ当該参入応答を渡す。制御部102は、通信処理部101から受け取った参入応答に基づいて、ネットワークへの参入処理の通信相手となるSM2を決定する。具体的には、通信端末1−1は、後述するように、一定期間内に受信した参入応答のそれぞれの受信電力を測定し、受信電力に基づいてSM2を選択し、選択したSM2から受信した参入応答に含まれるネットワーク識別子を用いて、当該SM2との間で参入処理を実施する。参入処理は、例えば、PANAを用いた認証処理を含む処理であるがこれに限定されない。図6に示した例では、通信端末1−1では、SM2−1から受信した信号の受信電力の方が、SM2−2から受信した信号の受信電力の方より大きい。したがって、通信端末1−1は、SM2−1から受信した参入応答に含まれるネットワーク識別子(#A)を用いて、SM2−1との間で参入処理を実施する(ステップS13)。
通信端末1−10も、通信端末1−1と同様に、ネットワークへの参入要求をブロードキャストにより送信する(ステップS14)。ステップS14でブロードキャストにより送信された参入要求は、SM2−1,2−2,2−21,2−22によって受信される。SM2−1,2−2は、参入要求を受信すると、参入要求の送信元の通信端末1−10が登録済であるか否かの確認を依頼する登録確認(図では、通信端末1−10登録確認と記載)を、HES6−1へ向けて送信する(ステップS15,S17)。HES6−1は、SM2−1,2−2から通信端末1−10の登録確認を受信すると、登録情報を参照して、通信端末1−10が登録されていないと判定し、通信端末1−10が登録されていないことを示す登録応答(図では、通信端末1−10無登録応答と記載)を、SM2−1,2−2へそれぞれ送信する(ステップS16,S18)。
SM2−21,2−22は、参入要求を受信すると、参入要求の送信元の通信端末1−10が登録済であるか否かの確認を依頼する登録確認を、HES6−2へ向けて送信する(ステップS21,S23)。HES6−2は、SM2−21,2−22から通信端末1−10登録確認を受信すると、登録情報を参照して、通信端末1−10が登録されていると判定し、通信端末1−10が登録されていることを示す登録応答(図では、通信端末1−10有登録応答と記載)を、SM2−21,2−22へそれぞれ送信する(ステップS22,S24)。
SM2−1,2−2は、登録応答を受信しても、参入応答を送信しない。SM2−21,2−22は、登録応答を受信すると、参入応答をユニキャストで通信端末1−10へ送信する(ステップS19,S20)。これにより、通信端末1−10は、SM2−1,2−2から参入応答を受信せず、SM2−21,2−22から参入応答を受信することになる。図6に示した例では、通信端末1−10では、SM2−22から受信した信号の受信電力の方が、SM2−21から受信した信号の受信電力の方より大きい。したがって、通信端末1−10は、SM2−22から受信した参入応答に含まれるネットワーク識別子(#B)を用いて、SM2−22との間で参入処理を実施する(ステップS25)。
なお、上記の例では、SM2が、通信端末1から参入要求を受信した場合に、それぞれに対応するHES6へ、参入要求の送信元の通信端末1が登録されているか否かを確認するようにしたが、SM2に、各SMネットワークへの参入を許可する通信端末を登録しておくことで、HES6への確認を省略してもよい。すなわち、SM2の記憶部214に登録情報を格納しておき、第2制御部215が、登録情報を参照して参入要求の送信元の通信端末1が登録されているか否かを判断してもよい。
以上の処理により、SM2−1,2−2,2−21,2−22は、それぞれに対応するHES6へ、参入要求の送信元の通信端末1が登録されているか否かを確認し、登録されていない場合には、参入要求の送信元の通信端末1へ応答を送信しない。すなわち、本実施の形態の通信システム11すなわちSMネットワークAを構成する複数の通信装置である複数のSM2は、SMネットワークAを構成するSM2以外の通信端末1からネットワークへの参入要求があった場合、ネットワークに当該通信端末が登録されているか否かに基づいて当該通信端末へ参入要求への応答を送信するか否かを決定する。そして、SM2は、ネットワークに当該通信端末が登録されていない場合には、参入要求に応答しない。これにより、通信端末1の処理を簡略化することができ、通信端末1の消費電力を抑制することができる。例えば、通信端末1の周辺に複数の互いに異なるSMネットワークに属するSM2が存在する場合、通信端末1が登録されていないSMネットワークに属するSM2が参入応答を送信すると、通信端末1は、これらのSM2から送信された参入応答を受信して処理する必要が生じる。これに対して、本実施の形態では、通信端末1が登録されていないSMネットワークに属するSM2が参入応答を送信しないので、これらのSM2から送信された参入応答に関する処理を省くことができる。
また、本実施の形態では、通信端末1に、当該通信端末1のユーザーが契約したSMネットワークすなわち通信端末1が利用可能なSMネットワークに参入するための情報を登録しておく必要がない。すなわち、通信端末1は、当該通信端末1が参入可能なSMネットワークに関する情報を保持する必要がない。このため、例えば、通信端末1に利用可能なSMネットワークに関する情報を保持させる方式の場合、第2サービスを提供する事業者が、複数の異なるSMネットワークを用いて通信端末1と第2サービスシステム40との間の通信を実現しようとすると、使用するSMネットワークごとに通信端末1に記憶させる情報を変えなければならない。すなわち、使用するSMネットワークごとに通信端末1の準備と管理をする必要がある。これに対して、本実施の形態では、通信端末1は、当該通信端末1が参入可能なSMネットワークに関する情報を保持する必要がないので、使用するSMネットワークに依存した準備を行う必要がなくなり、通信端末1の設置、運用の負荷を低減させることができる。また、通信端末1を移設して、それまで使用していたSMネットワークとは異なるSMネットワークに参入させる場合にも、通信端末1の設定を変更する必要がなく、通信端末1の移設、運用の負荷を低減させることができる。
次に、通信端末1の動作例を詳細に説明する。図9は、本実施の形態の通信端末1における参入先SM探索処理の一例を示すフローチャートである。上述したように、本実施の形態では、通信端末1は、SM2を介してSMネットワークへ参入する。このとき、通信端末1が、SMネットワークの参入のために直接通信するSM2を選択することになる。参入先SMは、通信端末1が、参入処理を行う際に、直接、通信を行うSM2である。このように、参入先SMを探索して選択する処理を参入先SM探索処理と呼ぶ。なお、実際には、通信端末1は、SM2の通信部201と通信を行うことになるため、図9では、参入先SM(通信部)探索処理と記載している。この処理は、ネットワークに未参入の場合に実施され、ネットワークへの参入が成功するまで、繰り返し実施される。
図9に示すように、通信端末1の制御部102は、Nをx−1に設定する(ステップS31)。Nは、探索する無線チャネル番号である。通信端末1は、無線チャネル番号が1,・・・,5の5個の無線チャネルを設定可能であるとする。xは、参入先が不明な場合は1であり、参入先が明白な場合には後述する参入先情報として格納されている無線チャネル番号である。「参入先が明白」とは、過去に参入処理に成功するより参入可能なネットワークが判明していることを示す。「参入先が明白」の詳細については後述する。Nをx−1に設定して以降の処理を実施することにより、過去に参入処理に成功した無線チャネル番号をはじめに用いてSM2の探索を行うことができる。
次に、通信端末1の制御部102は、Nを1増加させ(ステップS32)、無線チャネル番号:Nにおける参入先SMの候補を探索する(ステップS33)。詳細には、制御部102は、通信処理部101の無線チャネルを無線チャネル番号がNの無線チャネルに設定し、ネットワークへの参入要求を、通信処理部101を介して送信する。制御部102は、参入要求の送信から一定期間の間に受信した参入応答を受信する。このとき、制御部102は、受信した参入応答の送信元SM2の識別子と当該SM2が属するSMネットワークのネットワーク識別子と受信電力を示す情報である受信レベルとを対応付けて記録しておく。受信レベルは例えばRSSI(Received Signal Strength Indicator)である。図6を用いて説明したように、SM2は、参入要求の送信元の通信端末1が当該SM2が属するSMネットワークに登録されていない場合には、参入応答を送信しない。したがって、通信端末1が一定期間の間に受信した参入応答の送信元のSM2は、通信端末1が登録されているSMネットワークに属するSM2である。
ステップS33の参入要求は、例えば、IEEE802.15.4におけるEnhanced Beacon Requestフレームとして送信される。通信端末1は、Enhanced Beacon Requestフレームを用いた拡張アクティブスキャンを実施し、周辺のSM2からのEnhanced Beaconフレーム応答を受信する。この場合、Enhanced Beaconフレーム応答が上記の参入応答となる。なお、通信端末1がEnhanced Beacon Requestフレームを送信すると、本実施の形態のSM2以外の通信装置が通信端末1の周辺に存在する場合には、当該通信装置もEnhanced Beaconフレーム応答を送信する。したがって、例えば、Enhanced Beacon Requestフレーム内に、本実施の形態の通信端末1の参入処理で使用されるフレームであることを示す情報を含めておき、Enhanced Beaconフレーム応答にもこの情報を含めておく。これにより、通信端末1は、他の通信装置の応答とSM2からの参入応答を区別することができる。なお、参入要求は、参入先が不明である場合にはネットワーク識別子はブロードキャストアドレスに設定して送信する。参入先が明白である場合には、参入先のネットワーク識別子を指定して送信する。
ステップS33の後、制御部102は、参入先SM(通信部)候補を選定する(ステップS34)。詳細には、制御部102は、ステップS33で探索により一定期間内に受信した参入応答の送信元のSM2を参入先SMの候補として選定する。
次に、制御部102は、参入先SM(通信部)候補へのネットワーク参入試行を実施する(ステップS35)。ステップS35の処理の詳細については後述する。次に、制御部102は、参入先SM(通信部)候補の選定が完了したか否かを判断する(ステップS36)。後述するように、ステップS35のネットワーク参入試行処理において、参入先SM(通信部)候補の決定が完了したか否かが判定される。ステップS36では、制御部102は、ステップS35のネットワーク参入試行処理において参入先SM(通信部)候補の決定完了と判定された場合、参入先SM(通信部)候補の選定が完了したと判断し、ステップS35において参入先SM(通信部)候補の決定未完了と判定された場合、参入先SM(通信部)候補の選定が完了していないと判断する。
制御部102は、参入先SM(通信部)候補の選定が完了した場合(ステップS36 Yes)、参入先SM(通信部)候補の探索の連続失敗回数を示すNFCを0に設定し(ステップS37)、参入先情報の更新が必要か否かを判断する(ステップS38)。参入先情報は、通信端末1の参入先のネットワークに関する情報であり、通信端末1の参入先のネットワーク識別子と無線チャネル番号とを含む。参入先情報は、記憶部103に格納されている。
図10は、参入先が不明な状態の参入先情報の一例を示す図である。参入先が不明な状態は、例えば、通信端末1が、一度も参入処理を実施していない状態である。参入先が不明な状態では、図10に示すように、参入先のネットワークのネットワーク識別子である参入先ネットワーク識別子(PAN ID)の参入先情報には、不明であることを示す0xffが格納され、対応する無線チャネルの番号を示す参入先無線チャネルの参入先情報にも、不明であることを示す0xfが格納される。制御部102は、参入先情報を参照し、ステップS38で参入処理に用いた参入先ネットワーク識別子と無線チャネル番号との少なくとも一方が参入先情報と異なっている場合には、参入先情報の更新が必要であると判断する。図11は、参入先が明白な状態の参入先情報の一例を示す図である。一度、参入処理に成功すれば、参入先情報は、参入処理に成功した際の情報に基づいて更新される。このように、一度、参入処理に成功しており参入先情報に不明であることを示す値以外の有効な値が格納されている状態を、参入先が明白な状態と呼ぶ。参入先が明白な状態では、参入先情報には、参入処理に成功した際の情報が格納される。図11は、PAN ID #BのSMネットワークBに無線チャネル番号#2を用いた参入処理が成功した後の参入先情報を示している。
次に、参入先情報の更新が必要な場合(ステップS38 Yes)、制御部102は、参入先情報を更新し(ステップS39)、参入先SM(通信部)候補探索成功と判定して(ステップS40)、処理を終了する。参入先情報の更新が不要な場合(ステップS38 No)、制御部102は、処理をステップS40へ進める。
ステップS36で、参入先SM(通信部)候補の選定が完了していないと判断した場合(ステップS36 No)、制御部102は、mod(N,5)+1とxが等しいか否かを判断し(ステップS41)、等しい場合(ステップS41 Yes)、NFCを1増加させる(ステップS42)。mod(N,5)は、Nを5で除した剰余を示す。ステップS42の後、制御部102は、NFCが、探索の失敗と判断するための閾値であるNFJ以上であるか否かを判断し(ステップS43)、NFCがNFJ以上である場合(ステップS43 Yes)、制御部102は、参入先情報をクリアし(ステップS44)、参入先SM探索失敗と判定して(ステップS45)、処理を終了する。参入先情報をクリアするとは、参入先情報を、参入先が不明な状態の値に戻すことである。NFCがNFJ未満の場合(ステップS43 No)、制御部102は、処理をステップS45へ進める。
mod(N,5)+1とxが等しくない場合(ステップS41 No)、制御部102は、Nにmod(N,5)を設定し(ステップS46)、ステップS32からの処理を再び実施する。
以上のように、通信端末1が実行するネットワーク参入処理は、ネットワークへ参入するための参入要求をSM2のうちの1つ以上へ送信する第1ステップを含む。第1ステップは、ステップS33において参入要求を送信する処理に相当する。また、通信端末1が実行するネットワーク参入処理は、送信した参入要求に対する応答に基づいて、ネットワークへの参入処理の通信相手となるSM2を決定する第2ステップを含む。第2ステップは、上記のステップS34,S35に相当する。
このように、通信端末1の制御部102は、通信処理部101が参入要求を送信してから一定期間の間に、通信処理部101が受信した参入応答の受信電力に基づいて、参入応答の送信元のSM2に優先順位を付与する。制御部102は、優先順位の順にSM2との間でネットワークの参入処理を試行し、参入処理に成功した場合に、当該参入処理で用いたネットワーク識別子と無線チャネル番号とを参入先情報として記憶部214へ格納する。そして、通信端末1が、参入処理により参入したネットワークから離脱した後に、ネットワークへ再度参入する場合、制御部102は、参入先情報として格納されているネットワーク識別子を参入先に設定した参入要求を生成し、通信処理部101に、当該参入要求を、参入先情報として格納されている無線チャネル番号の無線チャネルを初期値に用いて送信させる。
以上のような処理を実施することで、通信端末1では、参入できる可能性が高い、直前に参入処理に成功したSMネットワークと無線チャネル番号の組み合わせが、優先されて参入処理の試行が行われるため、不要な参入処理をスキップすることができ、参入処理を効率化することができる。一方、全ての無線チャネル番号で探索しても、参入先SMが決定できない場合は、ネットワーク参入連続失敗回数をインクリメントし、ネットワーク参入連続失敗回数が閾値以上であれば、参入先情報をクリアする。これにより、通信端末1が他の場所で移設されるなどにより参入先ネットワークが変わった場合に、自動的にネットワークを再選定することができる。
次に、上記のステップS33,S34の処理の詳細について説明する。ステップS33では、上述したように、例えば、通信端末1は、参入要求としてEnhanced Beacon Requestフレームを送信し、周辺のSM2からのEnhanced Beaconフレーム応答を受信する。このとき、通信端末1は、参入先が不明な場合には、Destination PAN Identifier(宛先ネットワーク識別子)としてブロードキャストPAN IDを格納して、Enhanced Beacon Requestフレームを送信する。また、参入先が明白な場合には、通信端末1は、Enhanced Beacon Requestフレームにおける参入先情報のPAN IDを、Enhanced Beacon RequestフレームのDestination PAN Identifierに格納してEnhanced Beacon Requestフレームを送信する。特定のPAN IDが設定されたEnhanced Beacon Requestフレームを受信したSM2は、無条件でEnhanced Beaconフレーム応答を通信端末1へ送信する。制御部102は、Enhanced Beacon Requestフレームを送信してから一定期間内に受信したEnhanced Beaconフレーム応答に格納されているPAN IDと、当該Enhanced Beaconフレーム応答を受信した無線チャネル番号と、当該Enhanced Beaconフレーム応答の受信レベルとをリストとして記憶部103に格納する。このリストを、参入先SM(通信部)候補のリストとよぶ。このリストは、受信レベルの高い順に、各SM2に関する情報が並べられる。
図12は、参入先が不明な場合に探索により得られた参入先SM(通信部)候補のリストの一例を示す図である。図12では、通信端末1−10の周辺に、図2に示したSMネットワークB(PAN ID #B)に属するSM2−21,2−22と、図2では図示を省略したSMネットワークBに属するSM2−23と、図2では図示を省略したSMネットワークC(PAN ID #C)に属するSM2−31とが存在する例を示している。なお、この例では、SMネットワークBとネットワークCに通信端末1−10が登録されているとする。図12に示すように、各SM2の識別子と、参入先候補のPAN IDと受信レベルとが、参入先SM(通信部)候補のリストとして格納される。また、通信端末1−10の周辺にはSMネットワークA(PAN ID #A)に属するSM2−1も存在するとするが、通信端末1−10はSMネットワークAには登録されていないので、SM2−1は参入応答を送信しない。このため、図12に示したリストには、SM2−1から受信した参入応答に関する情報は格納されない。また、ここでは、参入試行Priorityの高い順に3つを、参入先SM(通信部)候補のリストに含めることとしている。参入試行Priorityは、参入試行を行う優先順位を示し、受信レベルすなわち受信電力の高いほど高優先である。なお、参入試行Priorityは、受信レベルに基づくものに限定されず、受信レベルと他の項目を組み合わせてもよい。すなわち図12では、SM2−23は、受信レベルが、図12に示した3つのSM2より低いため、このリストには含まれていない。なお、リストに含めるSM2の数は3つに限定されない。
図13は、参入先が明白な場合に探索により得られた参入先SM(通信部)候補のリストの一例を示す図である。図13では、参入先が明白であり、参入先情報として図11に示した情報が格納されているとしている。参入先が明白な場合には、参入要求においてPAN IDが指定されるので、図13では、PAN IDが#BのSMネットワークBに属するSM2に関する情報だけがリストに格納される。図13では、通信端末1−10の周辺に存在するSM2と、通信端末1−10における通信環境は図12と同じであると仮定した場合を示している。図12では、SM2−23は参入先SM(通信部)候補のリストに含まれていなかったが、図13に示した例では、PAN IDが#CのSMネットワークCに属するSM2−31が除外されることにより、SM2−23が参入先SM(通信部)候補のリストに含まれている。これにより、通信端末1−10は、参入実績のあるPAN IDに属するSM2を選択することができ、通信端末1が登録されていないSMネットワーク内における登録確認処理などを省略することができ、参入応答の受信待ち時間を短縮でき、消費電力を抑制することができる。
また、図12、図13のように、受信レベルの高い順に参入試行Priorityを決定し、参入試行の優先順位である参入試行Priorityの順序にしたがって参入処理を試行することで、通信状態のよいSM2を用いて参入処理を試行することができ、参入処理の成功の確率を高めることができる。
なお、通信端末1は、参入していた通信システム(ネットワーク)から離脱して再度参入処理を行う際、参入先情報に基づいて、参入していた通信システムのPAN IDを、宛先のネットワーク識別子として用いてブロードキャストで参入要求を送信する。すなわち、制御部102は、参入していたネットワークから離脱して再度参入処理を行う際、参入していたネットワークに含まれるSM2のPersonal Area Network Identifierを、宛先ネットワーク識別子として用いてブロードキャストで参入要求を通信処理部101に送信させる。通信端末1は、参入要求に対する応答を受信した場合に、離脱時に接続していたSM2を参入先候補から除外することなく、当該SM2の情報を含むリストを作成する。ここで、リストは受信レベルが高い順に参入試行の優先順位を、例えば最大3位まで設定したものである。これにより、通信端末1は、参入先となっていたSM2との間の通信状態が一時的に悪化して対応するネットワークから離脱した場合でも、再参入時に通信状態が回復していれば、再度当該SM2に対応するネットワークへ参入することが可能となる。
一度、参入先SMとして選択されたSM2は、設定の変更、移設などが生じない限り、一般には、通信端末1が登録済のネットワークに属しており、かつ通信端末1との間の通信状態が良好であると考えられる。したがって、一度、ネットワークから離脱した場合に、当該ネットワークの参入先SMとして設定されていたSM2を参入先候補のリストから除外してしまうとすると、当該SM2より通信状態の悪いSM2しか存在しない場合などには、上述したステップS33,S34で、参入先SM(通信部)候補がなかなか見つからずに、参入候補SMの探索に時間を要する可能性もある。離脱時に接続していたSM2を参入先候補から除外しないことで、このような処理を省くことができ、消費電力を抑制することができる。なお、このようなリストの生成方法は、図6で述べた、通信端末1が登録されていないネットワークに属するSM2が参入要求に応答しないシステムだけでなく、通信端末1が登録されていないネットワークに属するSM2が参入要求に応答するシステムにも適用可能である。
図14は、上記ステップS35の参入先SM(通信部)候補へのネットワーク参入試行処理手順の一例を示すフローチャートである。制御部102は、参入処理の試行対象となる参入先SM(通信部)候補の参入試行Priorityを示すMを1に設定する(ステップS51)。制御部102は、参入試行PriorityがMの参入先SM(通信部)候補への参入試行を実施する(ステップS52)。すなわち、制御部102は、参入先SM(通信部)候補のリストを参照して参入試行PriorityがMの参入先SM(通信部)候補の情報を用いて参入処理を実施する。参入処理は、どのようなものであってもよいが、例えば、SM2が行う参入処理と同様とすることができる。
ネットワーク参入に成功した場合(ステップS53 Yes)、すなわち参入処理に成功した場合、制御部102は、参入先SMの決定完了と判断し(ステップS54)、処理を終了する。ネットワーク参入に失敗した場合(ステップS53 No)、制御部102は、参入先SM(通信部)候補のリストのすべてのネットワーク参入試行が完了したか否かを判断する(ステップS55)。すなわち、制御部102は、参入先SM(通信部)候補のリスト内のすべての参入先SM(通信部)候補に対して参入処理の試行を行ったか否かを判断する。参入先SM(通信部)候補のリストのすべてのネットワーク参入試行が完了した場合(ステップS55 Yes)、参入先SMの決定未完了と判断し(ステップS56)、処理を終了する。また、参入先SM(通信部)候補のリストのうちネットワーク参入試行の完了していない参入先SM(通信部)候補が有る場合(ステップS55 No)、制御部102は、Mを1増加させ(ステップS57)、ステップS52からの処理を再度実施する。
以上のように、本実施の形態では、SM2は、それぞれに対応するHES6へ、参入要求の送信元の通信端末1が登録されているか否かを確認し、登録されていない場合には、参入要求の送信元の通信端末1へ応答を送信しない。これにより、通信端末1の処理を簡略化することができ、通信端末1の消費電力を抑制することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1−1〜1−6,1−10,1−21,1−22 通信端末、2−1〜2−13 SM、3−1,3−2 コンセントレーター、6−1,6−2 HES、7 ガス自動検針システム、9 電力自動検針システム、10,20,30 第1サービスシステム、11,21,31 通信システム、40,50 第2サービスシステム、101,211,601 通信処理部、102 制御部、103,214,604 記憶部、104,213 接続機器通信処理部、201 通信部、202 計量部、212 第1制御部、215 第2制御部、602 第1管理部、603 上位装置通信処理部、605 第2管理部。

Claims (15)

  1. 複数の通信装置で構成される第1サービスのために構築されたネットワークであって前記複数の通信装置は前記複数の通信装置以外の通信端末から前記ネットワークへの参入要求があった場合前記ネットワークに当該通信端末が登録されているか否かに基づいて当該通信端末へ前記参入要求への応答を送信するか否かを決定するネットワーク、を介して、第2サービスのための通信を行う通信端末であって、
    前記ネットワークへ参入するための参入要求を生成する制御部と、
    前記制御部により生成された前記参入要求を前記複数の通信装置のうちの1つ以上へ送信する通信処理部と、
    を備え、
    前記通信処理部は、送信した前記参入要求に対する応答を受信すると、前記制御部へ当該応答を渡し、
    前記制御部は、前記通信処理部から受け取った前記応答に基づいて、ネットワークへの参入処理の通信相手となる前記通信装置を決定することを特徴とする通信端末。
  2. 前記第1サービスは、電力の使用量の自動検針サービスであることを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記第2サービスは、ガスの使用量の自動検針サービス、水道の使用量の自動検針サービス、またはセンサーデータに基づく監視制御サービスであることを特徴とする請求項2に記載の通信端末。
  4. 前記制御部は、前記通信処理部が前記参入要求を送信してから一定期間の間に、前記通信処理部が受信した前記応答に基づいてネットワークへの参入処理の通信相手となる前記通信装置を決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の通信端末。
  5. 記憶部、を備え、
    前記制御部は、前記通信処理部が前記参入要求を送信してから一定期間の間に、前記通信処理部が受信した前記応答の受信電力に基づいて、前記応答の送信元の前記通信装置に優先順位を付与し、前記優先順位の順に前記通信装置との間でネットワークの参入処理を試行し、前記参入処理に成功した場合に、当該参入処理で用いたネットワーク識別子と無線チャネル番号とを参入先情報として前記記憶部へ格納し、
    前記参入処理により参入したネットワークから離脱した後にネットワークへ再度参入する場合、前記制御部は、前記参入先情報として格納されている前記ネットワーク識別子を参入先に設定した参入要求を生成し、前記通信処理部に、当該参入要求を、前記参入先情報として格納されている無線チャネル番号の無線チャネルを用いて送信させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の通信端末。
  6. 電池により駆動されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の通信端末。
  7. 電力の使用量を計量するスマートメーターに接続して、前記スマートメーターを含み通信管理装置によって管理されるネットワークへの参入を行う通信端末であって、
    前記通信端末を駆動する電池と、
    前記スマートメーターと無線通信する通信処理部と、
    ガスもしくは水道の使用量を計量する機器またはセンサーデータに基づき監視制御を行う機器との通信処理を行う接続機器通信処理部と、
    前記通信端末の端末情報が記憶される記憶部と、
    前記通信処理部にスマートメーターへ前記ネットワークへの参入要求を送信させ、前記参入要求に応答したスマートメーターを参入先候補として選定し、前記参入先候補のうち、認証が得られた前記スマートメーターに接続して前記ネットワークへの参入処理を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、参入していた前記ネットワークから離脱して再度参入処理を行う際、参入していた前記ネットワークに含まれる前記スマートメーターのPersonal Area Network Identifierを、宛先ネットワーク識別子として用いてブロードキャストで前記参入要求を前記通信処理部に送信させ、
    前記参入要求への応答を受信した場合、離脱する前に接続していた前記スマートメーターを除外することなく、前記参入先候補として選定してリストを作成し、
    前記リストは受信レベルが高い順に参入試行の優先順位を設定したものであることを特徴とする通信端末。
  8. 第1サービスのために構築されたネットワークを構成する通信装置であって、
    第2サービスのための通信を行う通信端末から当該ネットワークへの参入要求を受信すると、前記ネットワークに前記通信端末が登録されている場合に前記通信端末へ前記参入要求への応答を送信し、前記ネットワークに当該通信端末が登録されていない場合、当該通信端末へ前記参入要求への応答を送信しないことを特徴とする通信装置。
  9. 前記通信装置は、電力の使用量を計量するスマートメーターであることを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
  10. 前記通信装置は、前記参入要求を受信すると、前記ネットワークを管理する通信管理装置へ前記参入要求の送信元の前記通信端末が前記ネットワークに登録されているか否かを問い合わせ、前記問い合わせの結果に基づいて前記ネットワークに前記通信端末が登録されているか否かを判断することを特徴とする請求項8または9に記載の通信装置。
  11. 前記通信装置は、前記ネットワークに登録されている通信端末を示す登録情報を保持し、
    前記登録情報に基づいて、前記参入要求の送信元の前記通信端末が前記ネットワークに登録されているか否かを判断することを特徴とする請求項8または9に記載の通信装置。
  12. 第1サービスのために構築され複数の通信装置を備えるネットワークを管理する通信管理装置であって、
    前記複数の通信装置は、前記複数の通信装置以外の通信端末から前記ネットワークへの参入要求があった場合前記ネットワークに当該通信端末が登録されているか否かに基づいて当該通信端末へ前記参入要求への応答を送信するか否かを決定し、
    前記通信管理装置は、
    第2サービスのための通信を行う通信端末であり前記ネットワークに登録されている通信端末を示す登録情報を記憶する記憶部と、
    前記通信装置との間で通信を行う通信処理部と、
    前記通信装置から、当該通信装置が受信した前記参入要求の送信元の前記通信端末が前記ネットワークに登録されているか否かの問い合わせを受信した場合、前記登録情報に基づいて当該通信端末が登録されているか否かを判断し、判断した結果を前記通信装置へ前記通信処理部を介して送信する制御部、
    を備えることを特徴とする通信管理装置。
  13. 第1サービスのために構築され複数の通信装置を備えるネットワークと、
    第2のサービスのための通信を行う通信端末と、
    を備え、
    前記通信端末は、前記ネットワークへの参入要求を送信し、
    前記複数の通信装置のうち少なくとも1つは、前記参入要求を受信すると、前記ネットワークに前記通信端末が登録されている場合に前記通信端末へ前記参入要求への応答を送信し、前記ネットワークに当該通信端末が登録されていない場合、当該通信端末へ前記参入要求への応答を送信せず、
    前記通信端末は、受信した前記応答に基づいて、前記ネットワークへの参入処理の通信相手となる前記通信装置を決定することを特徴とする通信システム。
  14. 複数の通信装置で構成される第1サービスのために構築されたネットワークであって前記複数の通信装置は前記複数の通信装置以外の通信端末から前記ネットワークへの参入要求があった場合前記ネットワークに当該通信端末が登録されているか否かに基づいて当該通信端末へ前記参入要求への応答を送信するか否かを決定するネットワーク、を介して、第2サービスのための通信を行う通信端末におけるネットワーク参入方法であって、
    前記通信端末が、
    前記ネットワークへ参入するための参入要求を前記複数の通信装置のうちの1つ以上へ送信する第1ステップと、
    送信した前記参入要求に対する応答に基づいて、ネットワークへの参入処理の通信相手となる前記通信装置を決定する第2ステップと、
    を含むことを特徴とするネットワーク参入方法。
  15. 複数の通信装置で構成される第1サービスのために構築されたネットワークであって前記複数の通信装置は前記複数の通信装置以外の通信端末から前記ネットワークへの参入要求があった場合前記ネットワークに当該通信端末が登録されているか否かに基づいて当該通信端末へ前記参入要求への応答を送信するか否かを決定するネットワーク、を介して、第2サービスのための通信を行う通信端末に、
    前記ネットワークへ参入するための参入要求を前記複数の通信装置のうちの1つ以上へ送信する第1ステップと、
    送信した前記参入要求に対する応答に基づいて、ネットワークへの参入処理の通信相手となる前記通信装置を決定する第2ステップと、
    を実行させることを特徴とするネットワーク参入プログラム。
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