JP6823730B2 - 予混合バーナ及び金属板の熱処理設備 - Google Patents

予混合バーナ及び金属板の熱処理設備 Download PDF

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Description

本開示は、予混合バーナ及び金属板の熱処理設備に関する。
鋼板等の金属板の熱処理において、燃料と空気とが予め混合された予混合ガスを燃焼させる予混合バーナが使用されることがある。
例えば、特許文献1には、バーナ本体の先端部に燃焼筒及び複数の燃焼ノズルが設けられた予混合バーナが開示されている。この予混合バーナの複数の燃焼ノズルは、バーナ本体に取り付けられた複数のパイプによりそれぞれ形成されており、このパイプの中を予混合ガスが流通するようになっている。また、複数の燃焼ノズルのうちの1つには、パイプの中にイグニッションロッド(点火ロッド)が設けられており、イグニッションロッドの先端部にスパークを発生させて予混合ガスに点火し、燃焼ノズルの出口側に火炎を形成するようになっている。
特許第4074586号公報
ところで、予混合バーナの燃焼ノズルにおいてパイロット火炎(種火)を形成しない場合、該燃焼ノズルへの予混合ガスの供給量を変化させたときに予混合ガス中の燃料と空気の比率が変化して火炎を維持しにくい状態となり、失火が生じることがある。
また、予混合バーナにおいて燃焼ノズルに供給する予混合ガスの流量を低減させると(すなわち低燃焼負荷時)、火炎が燃料流路(燃焼ノズル)内部に入り込む現象である逆火が生じることがある。
このような失火や逆火は、予混合バーナの被処理物の品質欠陥や、燃焼ノズルの損傷の原因となり得るため、できるだけ抑制することが望ましい。
この点、特許文献1に記載の予混合バーナでは、逆火が生じないようにするため、イグニッションロッドが設けられたパイプ(燃焼ノズル)内を流通する予混合ガスの流速が火炎伝播速度以上となるように、該パイプの断面積が設定されている。
しかしながら、予混合バーナにおける失火や逆火をより効果的に抑制することが望まれる。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、効果的に失火又は逆火を抑制可能な予混合バーナ及びこれを備えた金属板の処理設備を提供することを目的とする。
本発明の少なくとも一実施形態に係る予混合バーナは、
燃料と空気とを予め混合した予混合ガスを燃焼させるための予混合バーナであって、
内部に点火ロッドが設けられた第1ノズルと、前記第1ノズル以外の第2ノズルと、を含む複数の燃焼ノズルと、
前記第1ノズルに予混合ガスを供給するための第1予混合ガス通路と、
前記第2ノズルに予混合ガスを供給するための第2予混合ガス通路と、を備え、
前記第1予混合ガス通路と前記第2予混合ガス通路とが流体的に分離されている
ことを特徴とする。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、効果的に失火又は逆火を抑制可能な予混合バーナ及びこれを備えた金属板の処理設備が提供される。
一実施形態に係る予混合バーナの概略断面図である。 図1に示す予混合バーナの前方部分の拡大図である。 図1に示す予混合バーナの後方部分の拡大図である。 図2のA−A線に沿った断面図である。 一実施形態に係る金属板の熱処理設備の概略構成図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、一実施形態に係る予混合バーナの概略断面図である。図2は、図1に示す予混合バーナ1の前方部分の拡大図であり、図3は、図1に示す予混合バーナ1の後方部分の拡大図であり、図4は、図2のA−A線に沿った断面図である。
なお、本明細書では、予混合バーナ1の軸方向(又は燃焼筒24の軸方向)において、燃焼筒24の開口部25が位置する側を前方とし、その反対側を後方とする。
図1に示すように、予混合バーナ1は、複数の燃焼ノズル2,4と、燃焼ノズル2,4を囲うように設けられた燃焼筒24と、と備える。
複数の燃焼ノズル2,4は、内部に点火ロッド10が設けられた第1ノズル2と、第1ノズル2以外の第2ノズル4と、を含む。すなわち、第2ノズル4の内部には点火ロッド10が設けられていない。
第1ノズル2及び第2ノズル4には、それぞれ、後述する第1予混合ガス通路6及び第2予混合ガス通路8を介して予混合ガスが供給されるようになっている。そして、第1ノズル2及び第2ノズル4の出口2a,4aから噴き出される予混合ガスが燃焼することにより火炎が生成し、この火炎が、燃焼筒24の先端部に形成される開口部25から噴出されるようになっている。このように燃焼筒24から噴出された火炎Fにより、被処理物101が熱処理されるようになっている。
点火ロッド10は点火プラグ9に取り付けられており、点火ロッド10の先端部は第1ノズル2の内部に配置されている。図2及び図3に示すように、点火ロッド10は、先端部を除き、絶縁体で形成された絶縁管11で覆われており、周囲の部材から絶縁されるようになっている。
予混合ガスへの点火時には、点火ロッド10の先端部にスパークを発生させて、第1ノズル2に供給される予混合ガスに点火する。
なお、図1に示す予混合バーナ1は、炉壁38に取り付けられている。炉壁38は、少なくとも部分的に断熱材によって形成されていてもよい。
図2に示すように、第1ノズル2及び第2ノズル4は、ノズル管40,42によって少なくとも一部が形成されている。燃焼ノズル出口2a,4a側のノズル管40,42の一端は、ノズルプレート30に形成された孔31に貫通されるとともに、ノズル管40,42の他端は、ノズルプレート30よりも後方(予混合ガスの流路の上流側)に位置する前方プレート14に形成された孔17に嵌合されている。これにより、ノズル管40,42は、燃焼筒24の軸方向に沿って延びるように支持されている。
なお、ノズルプレート30と前方プレート14との間におけるノズル管40,42の周囲に、耐熱材36が設けられていてもよい。
複数の燃焼ノズル2,4は、例えば図4に示すように、燃焼筒24の中心軸Oの周囲に、周方向に複数配列されていてもよい。また、複数の燃焼ノズル2,4は、異なる径方向位置に配置されていてもよい。図4に示す例では、複数の燃焼ノズル2,4は、内周側に円周状に配列された6本の燃焼ノズル4と、外周側に円周状に配列された10本の燃焼ノズル2,4と、を含む。
複数の燃焼ノズル2,4は、内部に点火ロッド10が設けられる第1ノズル2を少なくとも1つ含む。第1ノズル2はどこに設けられていてもよい。図示する実施形態では、上述の外周側に円周状に配列された10本の燃焼ノズル2,4のうちの1本が第1ノズル2である。
第2ノズル4に予混合ガスを供給するための第2予混合ガス通路8は、以下に述べる第2チャンバ28及び第2入口流路58を含む。
図1に示すように、前方プレート14の後方には後方プレート16が配置されている。すなわち、前方プレート14は、後方プレート16に対して燃焼ノズル2,4側に位置している。そして、前方プレート14と後方プレート16との間には、筒状の第2筒部材22が延びており、少なくとも前方プレート14、後方プレート16、及び、第2筒部材22の内壁面23によって、第2チャンバ28が形成されている。
また、第2筒部材22には、予混合ガスを予混合バーナ1に導入するための第2入口管56が接続されており、第2入口管56によって第2入口流路58が形成されている。
上述した第2チャンバ28及び第2入口流路58は、第2ノズル4に予混合ガスを供給するための第2予混合ガス通路8を構成する。すなわち、第2入口管56から予混合バーナ1に導入された予混合ガスは、第2入口流路58及び第2チャンバ28を介して第2ノズル4に供給されるようになっている。
第1ノズルに予混合ガスを供給するための第1予混合ガス通路6は、以下に述べる流路13、第1チャンバ26、及び、第1入口流路54を含む。
図1〜図3に示すように、第1ノズル2の後方には、後方プレート16に設けられた孔15を貫通するようにパイプ12が設けられており、該パイプ12は、第2チャンバ28を通過して前方プレート14まで延びている。図2に示すように、パイプ12の前方の端部12aには雄ねじ44が形成されており、該端部12aが前方プレート14に形成されたねじ穴46にねじ込まれることによって、パイプ12が前方プレート14に締結されている。
このパイプ12には、第1ノズル2の内部に設けられた点火ロッド10が挿通されている。また、パイプ12の内壁面によって、第1ノズル2に連通する流路13が形成されている。
図1及び図3に示すように、後方プレート16を挟んで第2筒部材22の反対側には、第1チャンバ26を形成する第1筒部材20が設けられている。なお、図示する実施形態では、第1筒部材20は、外側筒部18と、外側筒部18の内周側に設けられる内側筒部19と、によって一体的に形成されている。外側筒部18と内側筒部19は各々を嵌め合わせて形成されても、一部材として一体成形されていてもよい。
図3に示すように、第1筒部材20の少なくとも一部は、パイプ12の外周側に位置している。
第1筒部材20の前端部は、例えば溶接により、後方プレート16に取り付けられている。また、第1筒部材20の後端部の開口20aは、点火プラグ9が差し込まれることにより閉じられている。図示する実施形態では、点火プラグ9に形成された雄ねじと、第1筒部材20の開口20aに形成された雌ねじとが螺合することによって、点火プラグ9が第1筒部材20に固定されている。
第1筒部材20内部に挿入された部分のパイプ12の外周面27と、第1筒部材20の後方プレート16側の内周面21との間には、空間を塞ぐようにシール部材32が設けられている。このように設けられたシール部材32によって、パイプ12が貫通する後方プレート16の孔15を介した第1チャンバ26と第2チャンバ28との間の予混合ガスの漏れが低減されるようになっている。
なお、図3に示すように、第1筒部材20を構成する内側筒部19の後方端部にはフランジ29が形成されており、予混合バーナ1の軸方向においてこのフランジ29と外側筒部18との間には、シール部材50が設けられている。これにより、内側筒部19と外側筒部18との間の隙間を介した予混合ガスの漏れが低減されるようになっている。外側筒部18と内側筒部19が一部材として一体成形されている場合は、これらの間に隙間がないのでシール部材50を設けなくてもよい。
また、第1筒部材20には、予混合ガスを予混合バーナ1に導入するための第1入口管52が接続されており、第1入口管52によって第1入口流路54が形成されている。
上述したパイプ12により形成される流路13、第1チャンバ26及び第1入口流路54は、第1ノズル2に予混合ガスを供給するための第1予混合ガス通路6を構成する。すなわち、第1入口管52から予混合バーナ1に導入された予混合ガスは、第1入口流路54、第1チャンバ26、及び流路13を介して、第1ノズル2に供給されるようになっている。
このように、予混合バーナ1において、第1予混合ガス通路6を形成するパイプ12は、第2予混合ガス通路8を形成する第2チャンバ28及び後方プレート16を貫通するように設けられ、パイプ12の両端の開口部が第2チャンバ28の外部と連通している。これにより、第1予混合ガス通路6と、第2予混合ガス通路8とが流体的に分離されている。
以上に説明したように、少なくとも一実施形態に係る予混合バーナ1は、内部に点火ロッド10が設けられた第1ノズル2と、第1ノズル2以外の第2ノズル4と、を含む複数の燃焼ノズル2,4を含む。そして、第1ノズル2に予混合ガスを供給するための第1予混合ガス通路6と、第2ノズル4に予混合ガスを供給するための第2予混合ガス通路8とが、流体的に分離されている。すなわち、上述の第1予混合ガス通路6に供給される予混合ガスの流量と、第2予混合ガス通路8に供給される予混合ガスの流量とは、個別に調整可能である。
一般に、予混合気を燃焼させる予混合バーナでは、燃料と空気を別々のノズルで供給する拡散燃焼バーナに比べて、燃焼を安定的に維持するのが難しく、特に、燃焼負荷の低下時等には、失火や逆火が生じやすい。
この点、上述の予混合バーナ1では、第1ノズル2に予混合ガスを供給するための第1予混合ガス通路6と、第2ノズル4に予混合ガスを供給するための第2予混合ガス通路8とが流体的に分離され、各々の流路の流体が燃焼前に混ざらないので、第1ノズル2と第2ノズル4それぞれに、異なる組成又は異なる流量の予混合ガスを供給することができる。これにより、例えば、予混合バーナ1の燃焼負荷を変更するときに、点火ロッド10が設けられた第1ノズル2に供給する予混合ガスの流量を維持しながら、第2ノズル4に供給する予混合ガスの流量を増減させて、予混合バーナ1全体としての燃焼負荷を変化させることができる。よって、燃焼負荷によらず第1ノズル2で形成される火炎を維持しやすくなるため、予混合バーナ1における失火又は逆火を効果的に抑制することができる。
幾つかの実施形態では、第1ノズル2は、該第1ノズル2に供給された予混合ガスを燃焼させることによりパイロット火炎を生成するためのノズルであってもよい。
この場合、点火ロッド10が設けられた第1ノズル2において予混合ガスを燃焼させてパイロット火炎(種火)を生成する場合において、予混合バーナ1の低燃焼負荷時に、該第1ノズル2に供給する予混合ガスの流量を維持しながら、第2ノズル4に供給する予混合ガスの流量を増減させて、予混合バーナ1全体としての燃焼負荷を変化させることができる。よって、燃焼負荷によらず第1ノズル2で形成されるパイロット火炎を維持しやすくなり、予混合バーナ1における失火又は逆火を効果的に抑制することができる。
また、幾つかの実施形態では、例えば図1〜図4に示す実施形態のように、予混合バーナ1は、点火ロッド10が挿通されるとともに、第1予混合ガス通路6の少なくとも一部を内側に形成するパイプ12と、パイプ12が貫通する後方プレート16と、後方プレート16に対して複数の燃焼ノズル2,4側に位置する前方プレート14と、前方プレート14と後方プレート16との間に延びる第2筒部材22と、をさらに備える。そして、第2予混合ガス通路8は、少なくとも前方プレート14、後方プレート16、及び、第2筒部材22の内壁面23により形成される第2チャンバ28を含み、パイプ12は、第2チャンバ28を通過して前方プレート14まで延びている。
この場合、第1予混合ガス通路6を形成するパイプ12が、第2予混合ガス通路8を形成する第2チャンバ28及び後方プレート16を貫通するように設けられている。これにより、第1予混合ガス通路6と第2予混合ガス通路8との流体的な分離が確立されるので、上述したように、燃焼負荷によらず第1ノズル2で形成される火炎を維持しやすくなり、予混合バーナ1における失火又は逆火を効果的に抑制することができる。
また、幾つかの実施形態では、例えば図1〜図4に示す実施形態のように、予混合バーナ1は、後方プレート16を挟んで第2筒部材22の反対側に設けられる第1筒部材と、第1予混合ガス通路6の一部であり、少なくとも第筒部材2により形成される第1チャンバ26と、パイプ12の外周面27と、第1筒部材20の内周面21との間を塞ぐように設けられるシール部材32と、をさらに備える。
この場合、シール部材32によって、後方プレート16のうちパイプ12が貫通する孔15を介した、第1チャンバ26と第2チャンバ28との間の予混合ガスの漏れが低減される。これにより、第1チャンバ26を含む第1予混合ガス通路6と、第2チャンバ28を含む第2予混合ガス通路8とがより確実に流体的に分離される。このため、燃焼負荷によらず第1ノズル2で形成される火炎を維持しやすくなり、予混合バーナ1における失火又は逆火を効果的に抑制することができる。
また、幾つかの実施形態では、例えば図1〜図4に示す実施形態のように、パイプ12は、雄ねじ44が形成された端部12aを有する。そして、パイプ12は、端部12aが前方プレート14に形成されたねじ穴46にねじ込まれることによって前方プレート14に締結される。
この場合、第1予混合ガス通路6を形成するパイプ12の端部12aが前方プレート14のねじ穴46に螺合されることによりパイプ12が前方プレート14に締結されるので、この締結部によって、パイプ12によって形成される第1予混合ガス通路6と、第2チャンバ28によって形成される第2予混合ガス通路8とが流体的に分離される。よって、燃焼負荷によらず第1ノズル2で形成される火炎を維持しやすくなるため、予混合バーナ1における失火又は逆火を効果的に抑制することができる。
なお、図1〜図4に示す実施形態では、第1ノズル2を形成するノズル管40と、第1予混合ガス通路6の一部である流路13を形成し、第2チャンバ28を通過するように設けられるパイプ12とが別々の部材として設けられているが、他の実施形態は、第1ノズル2と流路13(第1予混合ガス通路6の一部)とが一部材により形成されていてもよい。
例えば、予混合バーナ1は、前方プレート14及び後方プレート16を貫通し、先端部がノズルプレート30の孔31に嵌合するように設けられた1本の長尺パイプ(不図示)を有していてもよい。そして、長尺パイプのうち、前方プレート14よりも前方の部分は第1ノズル2を形成するノズル管として機能し、前方プレート14よりも後方の部分は流路13(第1予混合ガス通路6の一部)を形成するパイプとして機能するようになっていてもよい。
なお、図1〜図4に示すように、第1ノズル2及び第2ノズル4を形成する部材としてノズル管40,42をそれぞれ用いる場合、ノズル管40及びノズル管42を共通の部品とすることができる。この場合、燃焼ノズル2,4を形成するための部品を共通化できるため、予混合バーナ1の製造コスト又はメンテナンスコストを抑制することができる。
幾つかの実施形態では、例えば図1〜図4に示す実施形態のように、予混合バーナ1は、複数の燃焼ノズル2,4を囲うように設けられた燃焼筒24をさらに備える。燃焼筒24は、該燃焼筒24の軸方向において燃焼ノズル2,4の出口2a,4aから燃焼筒24の開口部25に向かうにつれて径が徐々に小さくなるテーパ部34を有している。そして、点火ロッド10は、燃焼筒24の径方向において、該点火ロッド10の少なくとも一部がテーパ部34と重なるように位置している。
すなわち、幾つかの実施形態では、図2に示すように、点火ロッド10の径方向位置を示す直線Crが、燃焼筒24のテーパ部34の径方向における存在範囲Rtと重なっていてもよい。
幾つかの実施形態では、予混合バーナ1は、第1ノズル2に一定流量の予混合ガスが供給されるように構成されていてもよい。
ここで、「一定流量」とは、ある程度の幅を持った流量であってもよい。幾つかの実施形態では、第1ノズル2に供給される予混合ガスの流量は、規定期間内における予混合ガス流量の時間平均値±5%の範囲内、又は、該時間平均値±10%の範囲内の流量であってもよい。
この場合、第1ノズル2に一定流量の予混合ガスが供給されるので、予混合バーナ1全体としての燃焼負荷を変化させた場合であっても、燃焼負荷によらず第1ノズル2で形成される火炎をより確実に維持することができる。よって、予混合バーナ1における失火又は逆火をより効果的に抑制することができる。
図5は、一実施形態に係る予混合バーナ1が適用された金属板の熱処理設備の概略構成図であり、予混合バーナ1への燃料と空気の供給系統を示す概略図である。
幾つかの実施形態では、例えば図5に示すように、金属板の熱処理設備100は、予混合バーナ1と、前記第1予混合ガス通路6に接続される第1予混合ガス供給ライン106と、前記第2予混合ガス通路8に接続される第2予混合ガス供給ライン108と、を備えている。また、熱処理設備100は、第1予混合ガス供給ライン106に接続される第1ミキサ64と、第2予混合ガス供給ライン108に接続される第2ミキサ66と、をさらに備えている。そして、熱処理設備100において、前記第1予混合ガス供給ライン(106)における予混合ガスの流量、及び、前記第2予混合ガス供給ライン(108)における予混合ガスの流量は、例えば以下に説明するように、別々に調節可能になっている。
第1ミキサ64には、該第1ミキサ64に燃料及び空気をそれぞれ送給するための第1燃料供給ライン60a及び第1空気供給ライン62aが接続されている。また、第2ミキサ66には、該第2ミキサ66に燃料及び空気をそれぞれ送給するための第2燃料供給ライン60b及び第2空気供給ライン62bが接続されている。
なお、図5に示す例示的な実施形態では、第1燃料供給ライン60aと第2燃料供給ライン60bとは、共通の燃料供給ライン60から分岐したものであり、同一の燃料を第1ミキサ64及び第2ミキサ66に供給するようになっているが、他の実施形態では、第1燃料供給ライン60aと第2燃料供給ライン60bとは互いに独立したラインであり、それぞれが異なる燃料(例えば、組成が異なる燃料)を第1ミキサ64及び第2ミキサ66に供給するようになっていてもよい。
また、図5に示す例示的な実施形態では、第1空気供給ライン62aと第2空気供給ライン62bとは、共通の空気供給ライン62から分岐したものであるが、他の実施形態では、第1空気供給ライン62aと第2空気供給ライン62bとは互いに独立したラインであってもよい。
また、図5に示す例示的な実施形態では、第1予混合ガス供給ライン106は、第1ミキサ64と予混合バーナ1との間で分岐しており、他の予混合バーナの燃焼ノズルにも接続されている。これにより、第1ミキサ64からの予混合ガスは、各予混合バーナの燃焼ノズルに分配されるようになっている。
また、図5に示す例示的な実施形態では、第2予混合ガス供給ライン108は、第2ミキサ66と予混合バーナ1との間で分岐しており、他の予混合バーナの燃焼ノズルにも接続されている。これにより、第2ミキサ66からの予混合ガスは、各予混合バーナの燃焼ノズルに分配されるようになっている。
図5に示す例示的な実施形態において、第1空気供給ライン62aには、第1空気供給ラインにおける空気の流量を調節するための第1空気バルブ70および第1空気混合比設定バルブ71が設けられている。第1空気バルブ70は、第1燃料供給ライン60aの圧力を取得して、その圧力に応じた所定開度となるように構成されている。また、第1空気混合比設定バルブは、第1ミキサ64に供給する空気の流量を設定できるように構成されている。すなわち、第1空気バルブ70および第1空気混合比設定バルブ71は、第1燃料供給ライン60aの流量と第1空気供給ライン62aの流量との比が一定となるように、第1空気供給ライン62aの流量を調節するように構成されている。
ここで、「第1燃料供給ライン60aの流量と第1空気供給ライン62aの流量との比が一定」とは、この比が規定範囲内であることを意味する。幾つかの実施形態では、第1空気バルブ70は、第1燃料供給ライン60aの流量と第1空気供給ライン62aの流量との比が規定期間内における該比の時間平均値±5%の範囲内、又は、該時間平均値±10%の範囲内となるように、第1空気供給ライン62aの流量を調節するように構成されていてもよい。
これにより、第1ミキサ64では、規定の燃料比率の予混合ガスが生成され、規定の燃料比率の予混合ガスが、第1ミキサ64から第1予混合ガス通路6を介して第1ノズル2に供給される。
なお、図5に示すように、第1燃料供給ライン60aには、第1燃料供給ライン60aにおける燃料の流量を調節するための第1燃料バルブ68が設けられていてもよい。
この場合、第1燃料バルブ68の開度を規定値に維持することで、第1燃料供給ライン60aにおける燃料の流量が設定されるとともに、第1燃料供給ライン60aの圧力に応じて開度調節される第1空気バルブ70の開度もほぼ一定に設定されるので、第1空気供給ライン62aにおける空気の流量もほぼ一定に設定される。これにより、第1ミキサ64から、ほぼ一定の燃料比率かつ設定された流量の予混合ガスが、予混合バーナ1の第1ノズル2に供給される。
上述の実施形態では、第1燃料供給ライン60aの流量と第1空気供給ライン62aの流量との比が一定となるように、第1空気供給ライン62aの流量を調節するように構成された第1空気バルブ70が設けられているので、燃料比率が一定の予混合ガスが第1ノズル2に供給される。よって、予混合バーナ1全体としての燃焼負荷が変化する場合であっても、燃焼負荷によらず第1ノズル2で形成される火炎をより確実に維持することができる。よって、予混合バーナ1における失火又は逆火をより効果的に抑制することができる。
他の実施形態では、第1燃料供給ライン60aの流量と第1空気供給ライン62aの流量との比が一定となるように、第1燃料供給ライン60aにおける燃料の流量を調節するように構成されたバルブが設けられていてもよい。この場合、第1燃料供給ライン60aに該バルブが設けられているので、上述した実施形態の場合と同様に、燃料比率が一定の予混合ガスが第1ノズル2に供給される。よって、予混合バーナ1全体としての燃焼負荷を低減した場合であっても、燃焼負荷によらず第1ノズル2で形成される火炎をより確実に維持することができる。よって、予混合バーナ1における失火又は逆火をより効果的に抑制することができる。
幾つかの実施形態では、例えば図5に示すように、予混合バーナ1は、第2燃料供給ライン60bに設けられた第2燃料バルブ72と、第2空気供給ライン62bに設けられた第2空気バルブ74と、第2燃料バルブ72及び第2空気バルブ74の開度を制御するためのコントローラ80と、をさらに備える。コントローラ80は、第2燃料供給ライン60bにおける燃料の流量、及び、第2空気供給ライン62bにおける空気の流量をそれぞれ変更するように、第2燃料バルブ72及び第2空気バルブ74の開度をそれぞれ制御するように構成されている。
なお、図5に示す例示的な実施形態では、第2燃料供給ライン60b及び第2空気供給ライン62bにおいて、第2燃料バルブ72及び第2空気バルブ74の上流側には、それぞれ、流量計76,78が設けられている。流量計76,78は、第2燃料供給ライン60b及び第2空気供給ライン62bにおける燃料又は空気の流量をそれぞれ計測するように構成されており、計測された流量を示す信号がコントローラ80に送られるようになっている。コントローラは、これらの信号に基づいて、第2燃料バルブ72及び第2空気バルブ74の開度が目標開度となるように調節するように構成されていてもよい。
この場合、第2燃料バルブ72及び第2空気バルブ74の開度をそれぞれ任意に変更することで、第2ミキサ66で生成される予混合ガス(すなわち、第2予混合ガス供給ライン108及び第2予混合ガス通路8を介して第2ノズル4に供給される予混合ガス)の燃料比率又は流量を任意に変更可能である。よって、予混合バーナ1全体としての燃焼負荷が任意に変更可能でありながら、該燃焼負荷によらず、第1ノズル2で形成される火炎を維持しやすい。よって、予混合バーナ1における失火又は逆火を効果的に抑制することができる。
コントローラ80による第2燃料バルブ72及び第2空気バルブ74の開度制御は、例えば、以下に述べるように行ってもよい。
コントローラ80は、図示しない温度センサから、被処理物101(図1参照)の温度、又は、予混合バーナ1が設置される炉の温度を示す信号を取得し、この信号に応じて、予混合バーナ1の燃焼負荷を設定する。そして、この燃焼負荷とするために必要な燃料及び空気の流量を得るための第2燃料バルブ72及び第2空気バルブ74の目標開度を決定する。そして、このように決定した目標開度となるように、第2燃料バルブ72及び第2空気バルブ74の開度を調節する。
以上に説明したように、熱処理設備100において、前記第1予混合ガス供給ライン(106)における予混合ガスの流量、及び、前記第2予混合ガス供給ライン(108)における予混合ガスの流量は、別々に調節可能になっている。
また、上述したように、第1ミキサ64で生成される予混合ガスの燃料ガスと空気の混合比(燃料/空気混合比)は、第1燃料供給ライン60aに設けられた第1燃料バルブ68(第1バルブ)、第1空気供給ライン62aに設けられた第1空気バルブ70(第1バルブ)及び第1空気混合比設定バルブ71(第1バルブ)によって、調節可能である。
また、第2ミキサ66で生成される予混合ガスの燃料ガスと空気の混合比(燃料/空気混合比)は、第2燃料供給ライン60bに設けられた第2燃料バルブ72(第2バルブ)及び第2空気供給ライン62bに設けられた第2空気バルブ74(第2バルブ)によって、調節可能である。
このように、第1ミキサ64で生成され、予混合バーナ1の第1ノズル2に供給される予混合ガスの燃料/空気混合比と、第2ミキサ66で生成され、第2ノズル4に供給される予混合ガスの燃料/空気混合比とは、別々に調節可能になっている。
幾つかの実施形態に係る予混合バーナ1は、被処理物101(図1参照)としての金属板を熱処理するための熱処理設備100に適用されてもよい。
すなわち、幾つかの実施形態に係る金属板の熱処理設備100において、予混合バーナ1は、金属板を熱処理するように構成されている。
金属板の熱処理設備では、金属板(例えば鋼板)に対して、バーナからの火炎を直接板に噴き付けることにより熱処理を行うことがある。
予混合バーナで生成される予混合火炎は、燃料と空気が均一に混合された状態の予混合ガスが燃焼されるため、拡散燃焼と比べて比較的早く燃焼が終わる。このため、このような予混合バーナを金属板の熱処理に用いることで、熱処理対象である金属板の酸化を抑制しやすいという利点がある。
すなわち、ボイラ等に用いられるバーナのように、空気と燃料をそれぞれノズルから放出しノズルの外で混合しながら燃焼させる拡散燃焼型のバーナでは、燃焼反応の間は、バーナの出口から火炎の先端までの空間において、未燃の燃料ガスと空気との混合比が均一ではなく、分布(即ち燃料濃度の濃淡)が生じる。このようなバーナで金属板を加熱した場合、混合ガス中に未反応の空気が多く存在する部分では極端に金属板を酸化させてしまい、金属板の後処理が難しくなったり、製品である金属板の品質に好ましくない影響を残したりする可能性がある。また、バーナ毎の空気と燃料の比率が変動しやすくなり、連続して搬送されてくる金属板又は金属帯板を、多数のバーナを配置して、連続的に加熱する装置では、バーナ毎の空気と燃料の比率を一定に調節するのが難しくなる。
これに対し、予混合バーナでは、空気と燃料を予め混合してからノズルから放出、即ち、空気と燃料が流入するミキサにおいて空気と燃料を混合され、ミキサから混合流体として流出してノズル至り、放出されている。このため、バーナ出口から火炎の先端までの空間において、未燃の燃料ガスと空気との混合比が均一化され、空間的な燃料濃度の濃淡が低減されている。よって、金属板の一部で極端に酸化が進む不具合は生じ難く、また、バーナ毎の空燃比のばらつきも抑えられる。よって、このような予混合バーナは、金属板や金属帯板の加熱に適している。
金属板の熱処理設備におけるバーナとして、上述の予混合バーナ1を採用することにより、該予混合バーナ1において、第1ノズル2に予混合ガスを供給するための第1予混合ガス通路6と、第2ノズル4に予混合ガスを供給するための第2予混合ガス通路8とが流体的に分離されているので、第1ノズル2と第2ノズル4それぞれに、異なる組成又は異なる流量の予混合ガスを供給することができる。よって、金属板の熱処理設備において、燃焼負荷によらず第1ノズル2で形成される火炎を維持しやすくなるため、予混合バーナ1における失火又は逆火を効果的に抑制することができる。
幾つかの実施形態では、金属板の熱処理設備は、鋼板の連続焼鈍設備、もしくは、鋼板の連続亜鉛メッキ設備、又は、これらの設備に含まれる加熱炉であってもよい。
幾つかの実施形態では、金属板の熱処理設備は、被処理物101としての金属板を搬送するための搬送装置(不図示)をさらに備えており、予混合バーナ1は、搬送装置で搬送される金属板を加熱するように構成される。
金属板は、帯状の金属帯板であってもよい。この場合、搬送装置としてのローラを用いて金属帯板が連続的に搬送されるようになっていてもよい。そして、予混合バーナ1は、ローラによって搬送されている金属帯板を連続的に加熱処理するようになっていてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
1 予混合バーナ
2 第1ノズル(燃焼ノズル)
2a 出口
4 第2ノズル(燃焼ノズル)
4a 出口
6 第1予混合ガス通路
8 第2予混合ガス通路
9 点火プラグ
10 点火ロッド
11 絶縁管
12 パイプ
12a 端部
13 流路
14 前方プレート
15 孔
16 後方プレート
17 孔
18 外側筒部
19 内側筒部
20 第1筒部材
20a 開口
21 内周面
22 第2筒部材
23 内壁面
24 燃焼筒
25 開口部
26 第1チャンバ
27 外周面
28 第2チャンバ
29 フランジ
30 ノズルプレート
31 孔
32 シール部材
34 テーパ部
36 耐熱材
38 炉壁
40 ノズル管
42 ノズル管
44 雄ねじ
46 ねじ穴
50 シール部材
52 第1入口管
54 第1入口流路
56 第2入口管
58 第2入口流路
60 燃料供給ライン
60a 第1燃料供給ライン
60b 第2燃料供給ライン
62 空気供給ライン
62a 第1空気供給ライン
62b 第2空気供給ライン
64 第1ミキサ
66 第2ミキサ
68 第1燃料バルブ
70 第1空気バルブ
71 第1空気混合比設定バルブ
72 第2燃料バルブ
74 第2空気バルブ
76 流量計
78 流量計
80 コントローラ
101 被処理物
100 熱処理設備
106 第1予混合ガス供給ライン
108 第2予混合ガス供給ライン
F 火炎

Claims (11)

  1. 燃料と空気とを予め混合した予混合ガスを燃焼させるための予混合バーナであって、
    内部に点火ロッドが設けられた第1ノズルと、前記第1ノズル以外の第2ノズルと、を含む複数の燃焼ノズルと、
    前記第1ノズルに予混合ガスを供給するための第1予混合ガス通路と、
    前記第2ノズルに予混合ガスを供給するための第2予混合ガス通路と、を備え、
    前記第1予混合ガス通路と前記第2予混合ガス通路とが流体的に分離され
    前記点火ロッドが挿通されるとともに、前記第1予混合ガス通路の少なくとも一部を内側に形成するパイプと、
    前記パイプが貫通する後方プレートと、
    前記後方プレートに対して前記複数の燃焼ノズル側に位置する前方プレートと、
    前記前方プレートと前記後方プレートとの間に延びる第2筒部材と、
    をさらに備え、
    前記第2予混合ガス通路は、少なくとも前記前方プレート、前記後方プレート、及び、前記第2筒部材の内壁面により形成される第2チャンバを含み、
    前記パイプは、前記第2チャンバを通過して前記前方プレートまで延び、
    前記後方プレートを挟んで前記第2筒部材の反対側に設けられる第1筒部材と、
    前記第1予混合ガス通路の一部であり、少なくとも前記第1筒部材により形成される第1チャンバと、を備え、
    前記パイプの少なくとも一部は、前記第1筒部材の内部に挿入される
    ことを特徴とする予混合バーナ。
  2. 前記第1ノズルは、該第1ノズルに供給された予混合ガスを燃焼させることによりパイロット火炎を生成するためのノズルである
    ことを特徴とする請求項1に記載の予混合バーナ。
  3. 前記パイプが貫通する前記後方プレートの孔を介した、前記第1チャンバと前記第2チャンバとの間の前記予混合ガスの漏れを低減するように設けられるシール部材を備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の予混合バーナ。
  4. 前記パイプの外周面と、前記第1筒部材の内周面との間を塞ぐように設けられるシール部材を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の予混合バーナ。
  5. 前記パイプは、雄ねじが形成された端部を有し、
    前記パイプは、前記端部が前記前方プレートに形成されたねじ穴にねじ込まれることによって該前方プレートに締結された
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の予混合バーナ。
  6. 前記複数の燃焼ノズルを囲うように設けられ、前記複数の燃焼ノズルの出口からの予混合ガスの燃焼により生成する火炎を噴き出すための燃焼筒をさらに備え、
    前記燃焼筒は、該燃焼筒の軸方向において前記燃焼ノズルの前記出口から前記燃焼筒の開口部に向かうにつれて径が徐々に小さくなるテーパ部を有し、
    前記点火ロッドは、前記燃焼筒の径方向において、該点火ロッドの少なくとも一部が前記テーパ部と重なるように位置する
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の予混合バーナ。
  7. 前記第1ノズルに、一定流量の予混合ガスが供給されるように構成された
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の予混合バーナ。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載の予混合バーナと、
    前記第1予混合ガス通路に接続される第1予混合ガス供給ラインと、
    前記第2予混合ガス通路に接続される第2予混合ガス供給ラインと、を備え、
    前記第1予混合ガス供給ラインにおける予混合ガスの流量、及び、前記第2予混合ガス供給ラインにおける予混合ガスの流量は、別々に調節可能である
    ことを特徴とする金属板の熱処理設備。
  9. 前記第1予混合ガス供給ラインを介して前記第1ノズルに供給される前記予混合ガスを生成するための第1ミキサと、
    前記第2予混合ガス供給ラインを介して前記第2ノズルに供給される前記予混合ガスを生成するための第2ミキサと、
    前記第1ミキサに接続され、前記第1ミキサに燃料及び空気をそれぞれ送給するための第1燃料供給ライン及び第1空気供給ラインと、
    前記第2ミキサに接続され、前記第2ミキサに燃料及び空気をそれぞれ送給するための第2燃料供給ライン及び第2空気供給ラインと、
    前記第1燃料供給ライン又は前記第1空気供給ラインの少なくとも一方に設けられ、前記第1ミキサで生成される予混合ガスの燃料/空気混合比を調節するための少なくとも1つの第1バルブと、
    前記第2燃料供給ライン又は前記第2空気供給ラインの少なくとも一方に設けられ、前記第2ミキサで生成される予混合ガスの燃料/空気混合比を調節するための少なくとも1つの第2バルブと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の金属板の熱処理設備。
  10. 前記第1ノズルに供給される前記予混合ガスを生成するための第1ミキサと、
    前記第1ミキサに接続され、前記第1ミキサに燃料を送給するための第1燃料供給ラインと、
    前記第1ミキサに接続され、前記第1ミキサに空気を送給するための第1空気供給ラインと、
    前記第1燃料供給ラインの流量と前記第1空気供給ラインの流量との比が一定となるように、前記第1燃料供給ライン又は前記第1空気供給ラインの流量を調節するように構成されたバルブと、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の金属板の熱処理設備。
  11. 前記第2ノズルに供給される前記予混合ガスを生成するための第2ミキサと、
    前記第2ミキサに接続され、前記第2ミキサに燃料を送給するための第2燃料供給ラインと、
    前記第2ミキサに接続され、前記第2ミキサに空気を送給するための第2空気供給ラインと、
    前記第2燃料供給ラインに設けられた第2燃料バルブと、
    前記第2空気供給ラインに設けられた第2空気バルブと、
    前記第2燃料供給ラインの流量及び前記第2空気供給ラインの流量をそれぞれ変更するように、前記第2燃料バルブ及び前記第2空気バルブの開度をそれぞれ制御するように構成されたコントローラと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項8乃至10の何れか一項に記載の金属板の熱処理設備。
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