JP6823332B1 - 消火用具・消火器に充填される液体消火剤・防火剤、該液体消火剤・防火剤の製造方法、及び消火用具・消火器 - Google Patents

消火用具・消火器に充填される液体消火剤・防火剤、該液体消火剤・防火剤の製造方法、及び消火用具・消火器 Download PDF

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Abstract

消火用具に充填される液体消火剤・防火剤であって、1)NaCl20〜40gと、2)リン酸水素二アンモニウム((NH4)2HPO4)120〜250gと、3)炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)及び/または炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)60〜150gと、4)尿素(CH4N2O)50〜80gと、5)硫安((NH4)2SO4)80〜120gと6)プロピレングリコール150g〜300gとを、7)上記1)〜6)をこしき海洋深層水と溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過して、該1〜7の全量を1000mlとした液体消火剤・防火剤。液体消火剤・防火剤には好ましくは界面活性剤を含む。消火剤の各成分の混合量のバランスを取ることにより強力な消火能力・防火能力を有し、また溶解状態を長期にわたって維持することが可能な液体消火剤・防火剤を得ることができる。

Description

本発明は、消火用具・消火器に充填される液体消火剤・防火剤該液体消火剤・防火剤の製造方法、及び消火用具・消火器に関するものである。
消火用具・消火器に充填される液体消火剤については、従来種々の成分でそれぞれの組成比を種々に調整したさまざまな液体消火剤が提案されている。特許文献1乃至3参照。
消火用具・消火器に充填される液体消火剤については、強力な消火能力を有し、消火剤の各成分はそれぞれ消火剤としての作用機能を有し、それらの混合量のバランスを取る必要があり、また溶解状態を長期にわたって維持し、また低温で安定性がなければならない。
特許文献1は、消火性能が今一不十分である。特許文献2は、消火剤の各溶液の粒子を超微細化し混合することによって、各溶液を順次溶解する時の温度調整を不要とし溶解密度を高めて混合しているが、超微粒化装置により超微粉化するので余分なコスト及び工程が含まれる。特許文献3は、炭酸水素ナトリウムを溶解後に、混合した薬液を85℃から90℃の温度で20分から30分の間保つことにより消火に不要な量の炭酸ガス・アンモニアを排出して、消火用具や樹脂容器に充填した場合に、周囲温度の影響で内圧が上昇して容器を破損するなどの事故を防げて安全であることを開示している。この場合には途中で85℃から90℃の温度で20分から30分の間保つ工程が入る為製造方法が冗長になり、また90℃まで上げるので消火剤成分が熱分解する恐れがある。このような状況であるので、従来提案されている液体消火剤及びその製造方法は改良の余地があった。また消火剤に沈殿物が含まれる事があり、スプレー式消火用具や消火器のノズルに詰まる事もあり品質の安定にかけていた。
特許第4437053号(株式会社ボネックス) 特開2015−61574号(ハッピージャパン有限会社) 特開2013−75129(畠山繁明等)
本発明は、消火剤の各成分の混合量のバランスを取って調整することにより、強力な消火能力を有し、また溶解状態を長期にわたって維持することができ、環境に優しい消火用具充填用液体消火剤の製造方法を提供することを目的とする。特に、重炭酸塩が重炭酸アンモニウムの場合には低温でより安定性のある消火用具充填用液体消火剤を提供することができる。本発明は、さらにこれらの消火用具充填用液体消火剤の製造方法を提供することを目的とする。また希釈する水をこしき海洋深層水にする事により、消火能力向上、消火剤溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする事で消火剤の沈殿物が解消される。(沈殿物があると、スプレー式消火用具や消火器などノズルに詰まる事がある。)また今日までの液体消火剤は消火剤としての活用のみであったが、本発明は防火剤としても活用可能である。またプロピレングリコールを混合する事により寒冷地でも凍らない液体消火剤・防火剤を目的とする。
本発明は、以下の構成を採ることを特徴とする。
1 ・消火用具に充填される液体消火剤・防火剤であって、
1)塩化ナトリウム(NaCl)20〜40gと、
2)リン酸水素二アンモニウム((NHHPO)100〜250gと、
3)炭酸水素ナトリウム(NaHCO)及び/または炭酸水素アンモニウム(NHHCO)を合計で60〜150gと、
4)尿素(CHO)50〜80gと、
5)硫安((NHSO)80〜120gと
6)プロピレングリコール 150g〜300gと
7)こしき海洋深層水と溶解する
8)溶解時には溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過する
9)該1)〜8)全量を1000mlとした液体消火剤・防火剤。
2・前記成分3)は炭酸水素アンモニウム(NHHCO)60〜150gである、1に記載の液体消火剤・防火剤。
3・さらに、適量の界面活性剤を含む、1または2に記載の液体消火剤・防火剤。
4・消火用具に充填される液体消火剤・防火剤であって、常温のこしき海洋深層水800mlに、NaCl20〜40gを溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする工程と、得られた溶液を加温してリン酸水素二アンモニウム(((NHHPO)100〜250gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする工程と、得られた溶液を加温して炭酸水素ナトリウム(NaHCO)及び/または炭酸水素アンモニウム(NHHCO)を合計で60〜150gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする工程と、得られた溶液を加温して尿素(CHO)50〜80gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする工程と、得られた溶液を加温して硫安((NHHPO)80〜120gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする工程と、得られた溶液にプロピレングリコールを入れ混ぜる工程と得られた溶液を適量のこしき海洋深層水で希釈して、該1)〜7)の全量を1000mlとした液体消火剤・防火剤を製造する方法。
5・常温のこしき海洋深層水500mlに、NaCl20〜40gをパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をしてを用いて溶解する工程と、
得られた溶液を40〜50°Cに加温してリン酸水素二アンモニウム((NHHPO)100〜250gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする工程と、
得られた溶液を50〜60°Cに加温して炭酸水素ナトリウム(NaHCO)及び/または炭酸水素アンモニウム(NHHCO)を合計で60〜150gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする工程と、
得られた溶液を60〜70°Cに加温して尿素(CHO)50〜80gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする工程と、
得られた溶液を70〜75°Cに加温し硫安((NHHPO)80〜120gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする工程とプロピレングリコール 150g〜300gを混ぜる工程と得られた溶液を適量のこしき海洋深層水で希釈して、全量を1000mlとした4に記載の液体消火剤・防火剤を製造する方法。
6・さらに、適量の界面活性剤を入れる工程を含む、4または5に記載の液体消火剤・防火剤の製造方法。
7・液体消火剤・防火剤のPH値を8以下に抑える製造方法。
8・1もしくは3のいずれかに記載の液体消火剤・防火剤を充填した消火用具であって、該消火用具は投てき用消火用具、ハンドスプレー消火用具及びエアゾール消火用具のいずれかである消火用具、並びにステンレス消火器。
本発明の消火用具に充填される液体消火剤・防火剤及びそれを製造する方法によれば、消火剤の各成分の混合量のバランスを取ることにより強力な消火能力を有し、また溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過する事により消火剤の沈殿物を取り除く事が可能で、プロピレングリコールを混ぜる事により−20°C程度の低温環境でも消火能力を有するので寒冷地でも利用できる。特に、重炭酸塩が重炭酸アンモニウムの場合には低温でより安定性のある消火用具充填用液体消火剤・防火剤を提供することができる。またこしき海洋深層水を用いる事により消火能力向上が可能。
先ず、本発明の消火剤を製造する際に検討した事項について述べる。以下に述べるA.燃焼のメカニズム、B.消火剤による消火メカニズム及びC.消火剤による消火メカニズムD.防火の原理を念頭に置いて、液体消火剤・防火剤の消火剤成分の種類及び添加量を詳細に検討した結果本発明に至った。
A.燃焼のメカニズム
燃焼のメカニズムは、加熱→分解(ガス化)→着火→燃焼→炎の拡大連鎖という過程をとる。
B.消火のメカニズム
本発明の製造方法で得られる液体消火剤・防火剤の消火剤成分は以下のいずれかのメカニズムに基づく。
1.酸素の遮断または酸素を遮断する層を形成する。
2.燃焼ガスの発生を抑制する。
3.燃焼物の温度を下げる。
4.不燃ガスを発生させ可燃性ガスを希釈する。
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C.消火剤による消火メカニズム
消火剤による消火メカニズムは、以下のものが挙げられる。
1.窒息効果
燃焼物の熱エネルギーにより気化生成したガス、アンモニアガス・炭酸ガス(二酸化炭素ガス)・窒素ガス・水蒸気による燃焼ガスの希釈効果と空気遮断による窒息効果
2.吸熱効果
液体消火剤・防火剤の気化する際の昇華熱による降温効果
3.抑制効果
燃焼物に消火液が残存することによる燃焼物の難燃化効果(不燃化)により燃焼の持続及びガスの発生を抑制する。
D.防火の原理
難燃性を高める事により防火効果が得られる。
上記それぞれの効果により、初期消火に即応して消火し火災の大きさによっては消火しきれなくても火の回りを遅くすることで、避難する時間を確保し、逃げ遅れによる事故を防ぎ、延焼や類焼を抑制することができる。
以下に本発明に係る消火用具に充填する液体消火剤・防火剤及びその製造方法を詳細に説明する。まず、本発明の液体消火剤・防火剤及びその製造方法に用いる消火剤成分について説明をする。上記 1、4の混合比において、常温のこしき海洋深層水500mlに対しての添加量を示し、常温水の量を増量させる場合はそれに比例して各消火剤成分を増加させる。液体消火剤・防火剤の製造方法に用いる消火剤成分の種類及び添加量を調整することによって、消火剤の各成分の混合量のバランスを取れ、強力な消火能力を有し、また溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過する事により沈殿物がなくなり品質の安定に維持することが可能な液体消火剤・防火剤が得られる。特に、重炭酸塩が重炭酸アンモニウムの場合には低温でより安定性のある消火用具消火器充填用液体消火剤・防火剤が得られる。また、リン酸水素アンモニウム、硫酸アンモニウム及び尿素の混合比と溶解温度調整で防火剤としての活用も可能である。
プロピレングリコールを用いる事により寒冷地での液体消火剤・防火剤として利用可能である。
1.こしき海洋深層水
こしき海洋深層水は消火を助けるマグネシウムやナトリウムが多く含まれている。
2・パイレンポリオレフィン素材のフィルター
パイレンポリオレフィン素材のフィルターは酸・アルカリに対し強い耐性を持ち良好な素材で、耐熱性も熱軟化温度が160℃。
3.塩化ナトリウムNaCl
塩化ナトリウムは、液体消火剤・防火剤を製造する際の触媒として機能し、常温のこしき海洋深層水800mlに対して20〜40g添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過する。本発明の液体消火剤・防火剤の製造方法に用いる消火剤成分の組合せに対しては20〜40gが触媒活性を示すのに適切な範囲であり、20g以下では触媒活性が不十分であり、一方40gで触媒活性が飽和するのでそれ以上は添加する必要はない。塩化ナトリウムは、消火剤の凝固点を降下させる作用がある。
以下のリン酸水素アンモニウム、硫酸アンモニウム及び尿素は、難燃剤として作用機能をし、炭酸水素ナトリウム及び炭酸水素アンモニウムは水、二酸化炭素、アンモニアガスを発生し、これらが燃焼ガスを希釈して延焼を遮断して燃焼を止める。
4.リン酸水素二アンモニウム((NHHPO
リン酸水素二アンモニウム(NHHPOは、反応式(NH)2HPO→HPO+2NHに従って反応し、アンモニアガス(NH)を生じる。アンモニアガス(NH)は、燃焼物の酸化を抑制するとともに、その気化熱により燃焼物を冷却することができる。気化しなかった薬剤は、燃焼物に付着・残留して燃焼物を難燃化する。
リン酸水素二アンモニウムを上記1で得られた塩化ナトリウム水溶液に加温下に添加する。添加量は120〜250gとする。加温下とは、加温した塩化ナトリウム水溶液にリン酸水素二アンモニウムを添加してもよいし、リン酸水素二アンモニウムを塩化ナトリウム水溶液に添加した後、加温して溶解しても良い。本発明の液体消火剤・防火剤の製造方法に用いる消火剤成分の組合せに対しては、1で得られた塩化ナトリウム水溶液に対しての添加量は120〜250gとする。120g以下では消火能力が不十分であり防火効果も弱く、一方250gでは他の成分の混合比の範囲に影響を与えるため混合バランスを担保するために250g以下とした。なお、リン酸水素二アンモニウムを塩化ナトリウム水溶液に50〜60℃に加温下に添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過することが好ましい。
5.炭酸水素アンモニウム(NaHCO)または炭酸水素アンモニウム(NHHCO
炭酸水素ナトリウムまたは炭酸水素アンモニウムは、火災の熱を受けると分解されて、反応式2NaHCO→NaCO+HO+COまたは反応式NHHCO→NH+CO+HO従って反応し、水(H20)、二酸化炭素(CO)を生じ、上述のように消火作用に寄与する。
炭酸水素ナトリウムまたは炭酸水素アンモニウムを上記2で得られたリン酸水素二アンモニウムを加温後に添加・溶解する。本発明の液体消火剤・防火剤に用いる消火剤成分の組合せに対しては、添加量は125〜260gとする。125g以下では消火能力が不十分であり、一方260gでは他の成分の混合比の範囲に影響を与えるため混合バランスを担保するために260g以下とした。
炭酸水素ナトリウムまたは炭酸水素アンモニウムを上記2で得られたリン酸水素二アンモニウムに50〜60℃に加温下に添加することが好ましい。なお、必要に応じて炭酸水素ナトリウム及び炭酸水素アンモニウムを合計で60〜150gを添加しても良い。
なお、炭酸水素アンモニウムは消火液の温度が15℃より高い温度で安定に溶解された状態であるが、消火液の温度が15℃以下となると結晶化する傾向がある為、消火液の温度が15℃以下で保存・使用される場合には炭酸水素アンモニウムのみを60〜150g添加することが好ましい。
6.尿素(CHO)
尿素自体は火災時に燃焼しないが、分子中にNを含有しているため、燃焼の熱によって二酸化炭素、窒素酸化物及びアンモニアガスを発生する。本発明の液体消火剤・防火剤に用いる消火剤成分の組合せに対しては、3で得られた水溶液を加温し尿素を50〜80g添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過する。添加量は50〜80gとする。50g以下では消火能力が不十分であり、一方80gより多いと他の成分の混合比の範囲に影響を与えるため混合バランスを担保するために80g以下とした。なお、上記3)で得られた水溶液を70〜90℃に加温して尿素を添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過することが好ましい。
7.硫酸アンモニウム((NHHPO
硫酸アンモニウムはリン酸水素二アンモニウムよりも劣るが、吸熱量放熱量の差が大きく、重量減少量が大きく難熱材として適している。本発明の液体消火剤・防火剤の製造方法に用いる消火剤成分の組合せに対しては、硫酸アンモニウムを4で得られた水溶液に対して加温下に80〜120g添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過する。加温下とは、加温した上記4で得られた水溶液に硫酸アンモニウムを添加してもよいし、硫酸アンモニウムを上記4で得られた水溶液に添加した後、加温して溶解しても良い。80g以下では消火能力が不十分であり、一方120gより多いと他の成分の混合比の範囲に影響を与えるため混合バランスを担保するために120g以下とした。なお、を塩化ナトリウム水溶液に70〜90℃に加温して添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過することが好ましい。
8.プロピレングリコール(C3H8O2)
プロピレングリコールは食品や化粧品に用いられる事もある環境に優しい、不凍液である。プロピレングリコールを150g〜300gを5で得られた水溶液に混ぜる。150g以下では−20度で凍ってしまい、300gより多いと他の成分の混合比の範囲に影響を与えるため混合バランスを担保するために300g以下とした。
9.界面活性剤
上記7で得られた液体消火剤・防火剤を温度8〜12℃に下げて、700〜800mlの容量の消火用具容器に充填し、界面活性剤を3〜15容量%添加し、栓で容器を密封する。その後、天地を逆にしその状態を所望の時間保持して栓から漏れがないかを確認する。界面活性剤は、消火の際に燃焼材の表面に液体消火剤・防火剤を拡散させ燃焼材表面に水成膜を形成する。本発明で用いる界面活性剤としては、例えば、アルファ―フォーム(登録商標、ヤマトプロテック株式会社製)等のフッ素系界面活性剤を用いることができる。上記6で得られた液体消火剤・防火剤を8〜12℃まで温度を下げ、例えば620mlを採って650mlの消火用具容器に充填し、次に30mlの水成膜形成用界面活性剤を消火用具容器に充填して液体消火剤・防火剤を充填した消火用具が得られる。
なお、薬剤の飽和状態により低温で結晶が発生する場合があるので、全体としてバランスを取る為増量する薬剤成分もあれば減らす薬剤成分もあり、各薬剤の添加量は幅をもたせてある。また、製造時において気温湿度環境状態で溶解の状態が変わる為加温温度帯及び加温スピードを調整する。
このようにして製造された本発明に係る消火剤は消火用具に充填されて使用される。充填される容器は、消火剤の品質が変化することなく安定に保存でき、消火剤により腐食されることのない容器(金属製容器や軽量な樹脂容器など種々の容器)を用いることができる。
本発明の液体消火剤・防火剤を充填して投擲用消火用具とする場合には、耐腐食性の容器に封入され、投擲時に燃焼物等との衝突により破裂可能となっている。容器は、たとえば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、およびポリプロピレンから選択される材料、またはそれらの混合物によって形成されている。容器の容積は、例えば、600〜700mlとすればよい。容器の容積が600ml未満の場合には、消火液剤の量が不足し、複数の投擲用消火用具を用いなければ鎮火できないおそれがあり、700ml以上であると重量が増して操作性が落ちる恐れがある。容器は容易に着脱可能なスタンドで柱等に保持させることができる。
本発明に係る液体消火剤・防火剤を下記の方法によって製造した。
1)常温のこしき海洋深層水500mlに、NaCl20gを溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過し、
2)得られた溶液を50〜60°Cに加温してリン酸水素二アンモニウム100gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過し、
3)得られた溶液を50〜60°Cに加温して炭酸水素アンモニウム60gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過し、
4)得られた溶液を60〜70°Cに加温して尿素(CHO)40gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過し、
5)得られた溶液を70〜75°Cに加温して硫安((NHHPO)90gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過し、
6)得られた溶液をプロピレングリコール 150gを混ぜ
7)得られた溶液を適量のこしき海洋深層水で希釈して、全量1000mlの液体消火剤・防火剤を得た。
上記7で得られた液体消火剤・防火剤を620mlを650mlの消火用具用容器に充填し、次に30mlのフッ素系界面活性剤を添加し、密閉後均一に混合し泡立て液体消火剤・防火剤封入消火用具を準備した。全量1000mlの液体消火剤・防火剤ではなく、より多量の液体消火剤・防火剤を作成するためには、上記1)〜7)の量を比例増量する。なお、液体消火剤・防火剤を炭酸水素アンモニウム100gを用いて作成したが、炭酸水素アンモニウム100gの代わりに炭酸水素ナトリウム100gを用いて作成した液体消火剤・防火剤についても、下記の実施例の結果と同等の結果が得られた。
上で準備した本発明の液体消火剤・防火剤の消火能力・防火効果を確認するため、
以下の実験を行った。
なお、現在一般的に行われている小屋消火実験では、OSB(Oriented Strand Board)合板(厚さ9mm)で作った4m×2m×2m=16mの容積の直方体で前面を解放した床付小屋での種火に灯油をまいて延焼をする直前の消火試験を行っていた。本発明の液体消火剤・防火剤の消火能力が非常に大きく、従来の16mの小屋の消火試験では小屋の容積が小さすぎるので、容量を31.1m、19.3mと大きくして消火試験を行った。
また防火効果実験はコピー用紙に溶液を噴霧しておいて乾かして着火する実験と草に溶液を噴霧して着火する防火実験を行った。
実験例1
OSB合板(Oriented Strand Board)(厚さ9mm)で3.6m×2.4m×3.6m=31.1mの容積の直方体で前面を解放した床付小屋を組立て、床に置いた種火にひしゃくで約100mlの灯油を5〜6杯かけた後炎が周囲の壁及び天井部分のOSB合板に燃え移る直前に消火用具を2〜3m手前から小屋の中に投げ込み何本で消火できるかを確認した。3回の該確認試験の結果、いずれも上記650mlの液体消火剤・防火剤封入消火用具を1本用いて完全に消火することができた。
実験例2
同様にOSB合板で2.7×2.7×2.7=19.6mの消火実験小屋を作製し、ひしゃくで約100mlの灯油を5,6杯かけた以外は同様の方法で消火実験を数十回繰り返し行ったところ、すべての場合上記650mlの液体消火剤・防火剤封入消火用具を1本用いて完全に消火できた。
上記の実験例1及び実験例2から、上記OSB合板製小屋の消火実験での本発明の液体消火剤・防火剤の能力は少なくとも16mとすることができる。
実験例3
OSB合板で、1,2m×6mの床を作り、その床の幅300mm長さ5000mmの範囲にガソリン2リットルをまき、ガソリンに点火すると炎が幅300mm長さ5000mmの上記範囲に広がった。投擲ボトルを投げて炎を消す消火実験を上記液体消火剤・防火剤封入消火用具を用いて3回行ったが、3回ともボトル1本もしくは2本で消火できた。この実験例から、本発明の液体消火剤・防火剤は火災の時避難路確保に有効であることが分かった。
実験例4
A火災対応としてクリブ消火試験を行った。30mm×40mm×900mmの角材を110本20段に組み上げてクリブを形成し、高さ400mmの燃焼台に載せて、燃焼台の下からガソリン1.5リットルを3分間燃焼させ炎をクリブに延焼させる。3分後延焼したクリブに本発明の消火剤封入の消火用具を投てき消火を行った。5回の消火実験でそれぞれ2本の投てき用消火用具で消火が出来、3分以降の再燃はなかった。
実験例5
実験例4と同様のクリブを使用し、消火用具1本に封入した量の消火剤を6リットルの水で割り、クリブの消火実験を3回行った。3回ともひしゃく(ひしゃく1杯500ml)3杯で消火ができた。水で割った液体消火剤・防火剤とは、例えば620mlの液体消火剤・防火剤+30mlの界面活性剤からなる液体消火剤・防火剤を水6〜8リットルで割ったものをひしゃくで散布するものを指す。本実験例の消火は、本発明の消火用具容器に充填した液体消火剤を取り出し水で割ったものを使用したが、液体消火剤・防火剤を容器に入れずに、直に水で希釈した液体消火剤も同様に消火に有効であることが分かった。
従って、本発明の液体消火剤・防火剤薬剤は、水で割ることによって更に広範囲に薬剤を蒔き消火範囲を広げ念入りに消火作業ができる。
本発明の液体消火剤・防火剤は、界面活性剤を添加・混合した状態で充填された投てき用消火用具のみならず、その消火能力が高いのでハンドスプレー消火用具、エアゾール消火用具(N2ガス等を噴射剤として使用)ステンレス消火器等の形で用いることができる。
実験例6
溶液を−20度の冷凍庫で24時間保存したが凍る事なく使えた。
本発明の液体消火剤・防火剤は、肥料として使われるもの、化粧品として使われるもの、食品添加物として使われるもの等の安全性の高い成分を原料とし界面活性剤(水成膜形成用成分)3〜10容量%を混合して、少量の石油火災にも対応するようになっている。
また、本発明の消火剤は、低温環境−20°C付近でも消火能力を有する。
実験例7
溶液を噴霧したコピー用紙を乾させて着火マンで火をつけたが、紙は燃えず焦げただけ。
実験例8
溶液を噴霧した草を乾燥させて着火マンで火をつけたが、燃えず焦げただけ。
実験例9
30mm×40mm×900mmの角材1本に溶液を噴霧、乾燥させて着火マンで着火したが、火はつかず、着火マンを充てた所だけ焦げただけ。
本発明の液体消火剤・防火剤は消火能力を大幅に改善してあるので、消火に大いに役立ちまた防火剤としても有効である。

Claims (8)

  1. 消火用具に充填される液体消火剤・防火剤であって、
    溶媒がこしき海洋深層水であり、
    溶質として、前記液体消火剤・防火剤1000ml当たり、
    NaCl20〜40gと、
    リン酸水素二アンモニウム((NHHPO)100〜250gと、
    炭酸水素ナトリウム(NaHCO)及び/または炭酸水素アンモニウム(NHHCO)を合計で60〜150gと、
    尿素(CHO)0〜80gと、
    硫安((NHSO)80〜120gと
    プロピレングリコール10〜300gを含有する、
    液体消火剤・防火剤。
  2. 前記成分3は炭酸水素アンモニウム(NHHCO)60〜120gである、請求項1に記載の液体消火剤・防火剤。
  3. さらに、適量の界面活性剤を含む、請求項1または請求項2に記載の液体消火剤・防火剤。
  4. )常温のこしき海洋深層水800mlに、NaCl20〜40gを溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする工程と、
    2)得られた溶液を加温してリン酸水素二アンモニウム((NHHPO)100〜250gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする工程と、
    3)得られた溶液を加温して炭酸水素ナトリウム(NaHCO)及び/または炭酸水素アンモニウム(NHHCO )を合計で60〜150gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする工程と、
    4)得られた溶液を加温して尿素(CHO)0〜80gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする工程と、
    5)得られた溶液を加温して硫安((NH )80〜120gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする工程と、
    6)得られた溶液にプロピレングリコール150〜300gを入れ混ぜる工程と
    7)得られた溶液を適量のこしき海洋深層水で希釈して、該1)〜7)の全量を1000mlとする工程からなる、請求項1に記載の液体消火剤・防火剤造方法。
  5. 常温のこしき海洋深層水500mlに、NaCl20〜40gを溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする工程と、
    得られた溶液を40〜50に加温してリン酸水素二アンモニウム((NHHPO)100〜250gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする工程と、
    得られた溶液を50〜60に加温して炭酸水素ナトリウム(NaHCO)及びまたは炭酸水素アンモニウム(NHHCO)を合計で60〜150gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする工程と、
    得られた溶液を60〜70に加温して尿素(CHO)0〜80gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする工程と、
    得られた溶液を70〜75に加温し硫安((NH )80〜120gを添加・溶解してパイレンポリオレフィン素材のフィルターでろ過をする工程と
    )得られた溶液にプロピレングリコール10〜300gを混ぜる工程と
    得られた溶液を適量のこしき海洋深層水で希釈して、該1)〜7)の全量を1000mlとする工程からなる、請求項に記載の液体消火剤・防火剤造方法。
  6. さらに、適量の界面活性剤を入れる工程を含む、請求項4または請求項5に記載の液体消火剤・防火剤の製造方法。
  7. 液体消火剤・防火剤のH値を8以下に抑えることを特徴とする、請求項4〜6のいずれかに記載の液体消火剤・防火剤の製造方法。
  8. 請求項13のいずれかに記載の液体消火剤・防火剤を充填してなる、投てき用消火用具、ハンドスプレー消火・防火用具エアゾール消火・防火用具、またはステンレス消火器。
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