JP6821047B2 - シンボルを復号する方法及びシンボルを受信し、復号する受信機 - Google Patents

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Description

本開示は包括的には通信システムに関し、より詳細には、発射角(AoD:angle-of-departure)及び到来角(AoA:angle-of-arrival)複合角度拡散を利用する、ミリメートル波(mm波)通信システムにおけるチャネル推定に関する。
ミリメートル波(mm波)は、1ミリメートル(mm)〜10mmの範囲内の波長を有する電波であり、その範囲は30ギガヘルツ(GHz)〜300GHzの無線周波数に対応する。国際電気通信連合(ITU)の規定によれば、これらの周波数は、超高周波(EHF:Extremely High Frequency)帯とも呼ばれる。
mm波は、特有の伝搬特性を示す。例えば、それより低い周波数の電波と比較すると、mm波は、より大きい伝搬損失を受け、建物、壁、枝葉等の物体を貫通する能力がより低く、空気中の粒子(例えば、雨滴)に起因する大気吸収、偏向及び回折をより受けやすい。一方、mm波の波長がより短いことに起因して、相対的に小さい面積の中により多くのアンテナを実装することができ、それにより、小さいフォームファクターにおいて高利得のアンテナを実現できるようになる。
mm波は、それより低い周波数の電波より利用が進まなかった。mm波帯では、大量のスペクトルが利用可能である。例えば、60GHz付近の周波数は、通常、60GHz帯と呼ばれ、大部分の国において免許不要のスペクトルとして利用可能である。
ワイヤレス通信において、チャネル状態情報(CSI:channel state information)は、通信リンクの既知のチャネル特性を指している。この情報は、信号が送信機から受信機までいかに伝搬するかを記述し、例えば、散乱、フェージング、及び距離による電力減衰の複合的な影響を表す。マルチアンテナシステムにおいて高データ速度で信頼性のある通信を達成するために、CSIは、伝送を現在のチャネル条件に適応させることを可能にする。CSIは、受信機において推定される必要があるが、量子化し、送信機にフィードバックすることができる(ただし、逆方向リンク推定も可能である)。送信機及び受信機は異なるCSIを有する可能性がある。
mm波ネットワークの潜在能力を利用するために、正確なCSI推定が望ましい。詳細には、CSIが正確に推定されると、システム性能を最大化する目的で最適又は準最適なプリコーダー及び等化器を設計するために、CSIを利用することができる。CSIを推定するために、いくつかの異なる方法が開発された。しかしながら、低周波数の電波に対して開発されたCSI推定方法は、波の物理的特性が異なることに起因して、必ずしもmm波チャネル推定に適しているとは限らない。
非特許文献1によって記述される1つの方法は、チャネルのスパース復元定式化を用いて、mm波チャネルを推定する。しかしながら、そのような定式化は、mm波チャネルの異なる特性を正確に表すものではないので、この方法は精度が低い。
Roi Mendez-Rial著「Channel Estimation and Hybrid Combining for mmWave: Phase Shifters or Switches」
本開示の実施形態は、包括的には通信システムに関し、より詳細には、発射角(AoD)及び到来角(AoA)複合角度拡散を利用し、可能であれば高度拡散も利用する、ミリメートル波(mm波)通信システムにおけるチャネル推定に関するデバイス及び方法を提供する。
具体的には、本開示は、ミリメートル波(mm波)チャネルが、mm波の伝搬に関していくつかの固有の特性を有するという認識に基づく。低周波数の電波とは対照的に、mm波チャネルは、受信機アレイに衝突するmm波の到来数が疎らである。さらに、伝搬するmm波は、角度(AoA及びAoD)領域及び高度領域において拡散し、固有の電力プロファイルを示す可能性がある。したがって、本開示は、mm波伝搬の異なる特性を利用すること、詳細には、AoD−AoA複合角度拡散を利用することによって、mm波チャネル推定性能を改善することに基づく。
チャネルのスパース性を助長しようとするとき、実験を通して、AoD及びAoA領域内のチャネルパスクラスターの複合空間拡散を利用できることがわかった。例えば、空間拡散は、2次元ブロックスパースmm波チャネル利得行列をもたらす。スパース散乱性及び2次元ブロックスパース性を考慮に入れることによって、2次元結合スパースベイズ学習アルゴリズムを取得することができ、そのアルゴリズムは、各パスのチャネル利得を確率変数として取り扱うことができ、2次元結合構成単位を仮定して、ブロックパターンを事前に知ることなく、ブロックスパース解を与える。結合スパースベイズ学習アルゴリズムは2つのステップを含むことができ、これら2つのステップを繰り返す:第1のステップは、チャネル利得行列のベイズ推定であり、後続の第2のステップは、期待値最大化(EM:expectation-maximization)アルゴリズムを使用することによって、事前分散(又は同等に、チャネルパス電力)を繰り返し更新する。
例えば、本開示の一実施形態は、mm波チャネルを介して送信されたテストシンボルを受信する。その後、多次元パスに関する統計値を用いる多次元拡散モデルに従って、テストシンボルに関するブロックスパース信号復元を用いて、mm波チャネルのチャネル状態情報(CSI)を推定する。多次元パスに関する統計値を用いる多次元拡散モデルは、発射角(AoD)と、到来角(AoA)と、mm波チャネル内を伝搬する、AoDに関するパス拡散及びAoAに関するパス拡散とを含む。mm波チャネルを介してシンボルを受信すること、及び、CSIを用いてシンボルを復号すること。
しかしながら、本開示の他の実施形態は、高度に関するパス拡散及び遅延に関するパス拡散を含む、多次元パスに関する他の統計値を使用することができる。さらに、本開示のいくつかの実施形態は、グループ最小絶対収縮選択演算子(LASSO: least absolute shrinkage and selection operator)法、少なくとも1つのグループ貪欲法、例えば、ブロック直交マッチング追跡(ブロックOMP:block orthogonal match pursuit)、又はブロックスパース性を獲得する少なくとも1つのベイズ推論法等の、異なるタイプの方法を利用するブロックスパース信号復元を含むことができる。さらに、本開示のいくつかの実施形態は、mm波チャネルにおいてmm波を伝搬させるための環境のタイプを特定することと、その後、mm波を伝搬させるための環境のタイプに対応する、mm波チャネルの多次元拡散モデルを選択することとを含む。
本開示のいくつかの実施形態は、mm波チャネルの環境に応じて、mm波の拡散を推定できるという理解に基づくことができる。例えば、mm波の拡散は、種々のオフィスビル群におけるmm波チャネルに関しては類似であるが、住宅地におけるmm波チャネルでは異なる。したがって、mm波チャネルの環境を知ることによって、チャネル内のmm波の拡散の確率分布を知ることができるようになる。
さらに、チャネル状態情報の係数は、チャネル電力等の、平均が0で、分散が未知である複素ガウス分布である。状態情報のサポート及び係数は、AoD及びAoA複合角度拡散を使用しながら、mm波チャネル推定のための結合スパースベイズ学習アルゴリズムによって決定される。結合スパースベイズ学習アルゴリズムは、AoA又はAoD領域に沿ったチャネルパス電力の滑らかな減衰等のmm波チャネルの特徴を使用する、少なくとも1つの結合関数を使用する。
本開示の一実施形態の方法によれば、ミリメートル波(mm波)チャネルを介して送信されたシンボルを復号する。その方法は、mm波チャネルを介して送信されたテストシンボルを受信することを含む。
その方法は、多次元パスに関する統計値を用いる多次元拡散モデルに従って、テストシンボルに関するブロックスパース信号復元を用いて、mm波チャネルのチャネル状態情報(CSI)を推定する。多次元パスに関する統計値を用いる多次元拡散モデルは、発射角(AoD)と、到来角(AoA)と、mm波チャネル内を伝搬する、AoDに関するパス拡散及びAoAに関するパス拡散を含む。その方法は、mm波チャネルを介してシンボルを受信すること、及び、CSIを用いてシンボルを復号することを含む。その方法のステップは受信機のプロセッサによって実行される。
本開示の一実施形態の受信機によれば、ミリメートル波(mm波)チャネルを介して送信されたシンボルを受信し、復号する。受信機は、mm波チャネルを介して送信されたシンボルを受信する1組のアンテナと、シンボルをテストシンボル及びデータシンボルに変換するフロントエンドと、発射角(AoD)と、到来角(AoA)と、mm波チャネル内を伝搬する、AoDに関するパス拡散及びAoAに関するパス拡散とを含む、多次元パスに関する統計値を用いる多次元拡散モデルに従って、テストシンボルに関するブロックスパース信号復元を用いて、mm波チャネルのチャネル状態情報(CSI)を推定するプロセッサと、CSIを用いてシンボルを復号する復号器と、を備える。
本開示の一実施形態のコンピューター実施方法によれば、ミリメートル波(mm波)チャネルを介して送信されたシンボルを復号する。その方法は、発射角(AoD)と、到来角(AoA)と、mm波チャネル内を伝搬する、AoDに関するパス拡散及びAoAに関するパス拡散とを含む、多次元パスに関する統計値を用いる多次元拡散モデルに従って、テストシンボルに関するブロックスパース信号復元を用いて、mm波チャネルのチャネル状態情報(CSI)を推定することと、mm波チャネルを介して受信機によって受信されたシンボルを、CSIを用いて復号することと、を含む。その方法のステップは、受信機のプロセッサによって実行される。
更なる特徴及び利点は、以下の詳細な説明を添付図面とともに取り入れると、この詳細な説明からより容易に明らかになる。
ここに開示されている実施形態は、添付図面を参照して更に説明される。示されている図面は、必ずしも一律の縮尺というわけではなく、その代わり、一般的に、ここに開示されている実施形態の原理を示すことに強調が置かれている。
本開示の一実施形態による、ワイヤレス通信システムの方法のブロック図である。 本開示の一実施形態による、ワイヤレス通信システム100の概略図である。 本開示の一実施形態による、mm波チャネルを介して送信されたシンボルを復号する方法のブロック図である。 本開示の種々の実施形態によって利用される、mm波チャネル内のmm波の伝搬パスクラスターの原理を示す概略図である。 本開示のいくつかの実施形態による、mm波の伝搬空間内の種々の統計指標の概略図である。 本開示のいくつかの実施形態による、シナリオ1、すなわち、AoA拡散がAoD拡散より大きい、2つの分離したパスクラスターを例示することによって、AoD−AoA複合角度拡散の2つのシナリオにおけるチャネルパス電力プロファイルを示す概略図である。 本開示のいくつかの実施形態による、シナリオ2、すなわち、一方がAoDにわたって拡散し、他方がAoAに沿って拡散する、2つの交差するパスクラスターを例示することによって、AoD−AoA複合角度拡散の2つのシナリオにおけるチャネルパス電力プロファイルを示す概略図である。 本開示の一実施形態による、チャネル推定のブロックスパース復元方法のブロック図である。 本開示のいくつかの実施形態による、ブロックスパース復元方法を用いてmm波チャネルの状態を推定する方法のブロック図である。 本開示の一実施形態による、状態情報145を特定する2段階方法のブロック図である。 本開示の一実施形態による、伝搬パスの種々の2次元角度拡散クラスターのブロック図である。 本開示の一実施形態による、図7Aの伝搬パスの2次元角度拡散クラスターを評価するためのブロック図である。 本開示の一実施形態による、2D結合パターンの構成単位を示す図である。 本開示の一実施形態による、クラスター化されたスパースmm波チャネル推定のための等価1D結合パターン示す図である。 本開示の実験による、シナリオ1−2パスクラスター及び57パス:K=205個のトレーニング信号及びSNR=30dBの場合の2次元AoD−AoA領域にわたる推定されたチャネル利得行列に関する実験結果を示す図である。 本開示の実験による、シナリオ2−2パスクラスター及び67パス:K=205個のトレーニング信号の場合の2次元AoD−AoA領域にわたる推定されたチャネル利得行列に関する実験結果を示す図である。 本開示の実施形態による、代替のコンピューター又はプロセッサを用いて実施することができる、図1Aの方法を示すブロック図である。
上記で明らかにされた図面は、ここに開示されている実施形態を記載しているが、この論述において言及されるように、他の実施形態も意図されている。この開示は、限定ではなく代表例として例示の実施形態を提示している。ここに開示されている実施形態の原理の範囲及び趣旨に含まれる非常に多くの他の変更及び実施形態を当業者は考案することができる。
以下の説明は、例示的な実施形態のみを提供し、本開示の範囲も、適用範囲も、構成も限定することを意図していない。そうではなく、例示的な実施形態の以下の説明は、1つ以上の例示的な実施形態を実施することを可能にする説明を当業者に提供する。添付の特許請求の範囲に明記されているような開示された主題の趣旨及び範囲から逸脱することなく要素の機能及び配置に行うことができる様々な変更が意図されている。以下の説明では、実施形態の十分な理解を提供するために、具体的な詳細が与えられる。しかしながら、当業者は、これらの具体的な詳細がなくても実施形態を実施することができることを理解することができる。例えば、開示された主題におけるシステム、プロセス、及び他の要素は、実施形態を不必要な詳細で不明瞭にしないように、ブロック図形式の構成要素として示される場合がある。それ以外の場合において、よく知られたプロセス、構造、及び技法は、実施形態を不明瞭にしないように不必要な詳細なしで示される場合がある。さらに、様々な図面における同様の参照符号及び名称は、同様の要素を示す。
また、個々の実施形態は、フローチャート、フロー図、データフロー図、構造図、又はブロック図として描かれるプロセスとして説明される場合がある。フローチャートは、動作を逐次的なプロセスとして説明することができるが、これらの動作の多くは、並列又は同時に実行することができる。加えて、これらの動作の順序は、再配列することができる。プロセスは、その動作が完了したときに終了することができるが、論述されない又は図に含まれない追加のステップを有する場合がある。さらに、特に説明される任意のプロセスにおける全ての動作が全ての実施形態において行われ得るとは限らない。プロセスは、方法、関数、手順、サブルーチン、サブプログラム等に対応することができる。プロセスが関数に対応するとき、その関数の終了は、呼び出し側関数又はメイン関数へのその機能の復帰に対応することができる。
さらに、開示された主題の実施形態は、少なくとも一部は手動又は自動のいずれかで実施することができる。手動実施又は自動実施は、マシン、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、又はそれらの任意の組み合わせを用いて実行することもできるし、少なくとも援助することができる。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア又はマイクロコードで実施されるとき、必要なタスクを実行するプログラムコード又はプログラムコードセグメントは、マシン可読媒体に記憶することができる。プロセッサが、それらの必要なタスクを実行することができる。
概説
本開示の実施形態は、包括的には通信システムに関し、より詳細には、発射角(AoD)及び到来角(AoA)複合角度拡散を利用する、ミリメートル波(mm波)通信システムにおけるチャネル推定に関するデバイス及び方法を提供する。
具体的には、本開示は、ミリメートル波(mm波)チャネルが、mm波の伝搬に関していくつかの固有の特性を有するという認識に基づく。低周波数の電波とは対照的に、mm波チャネルは、受信機アレイに衝突するmm波の到来数が疎らである。さらに、伝搬するmm波は角度領域において拡散し、固有の電力プロファイルを示す可能性がある。したがって、本開示は、mm波伝搬の異なる特性を利用すること、詳細には、AoD−AoA複合角度拡散を利用することによって、mm波チャネル推定性能を改善することに基づく。
チャネルのスパース性を助長しようとするとき、実験を通して、AoD及びAoA領域内のチャネルパスクラスターの複合空間拡散を利用できることがわかった。例えば、空間拡散は、2次元ブロックスパースmm波チャネル利得行列をもたらす。スパース散乱性及び2次元ブロックスパース性を考慮に入れることによって、2次元結合スパースベイズ学習アルゴリズムを取得することができ、そのアルゴリズムは、各パスのチャネル利得を確率変数として取り扱うことができ、2次元結合構成単位を仮定して、ブロックパターンを事前に知ることなく、ブロックスパース解を与える。結合スパースベイズ学習アルゴリズムは2つのステップを含むことができ、これら2つのステップを繰り返す:第1のステップは、チャネル利得行列のベイズ推定であり、後続の第2のステップは、期待値最大化(EM)アルゴリズムを使用することによって、事前分散(又は同等に、チャネルパス電力)を繰り返し更新する。
例えば、本開示の一実施形態は、mm波チャネルを介して送信されたテストシンボルを受信する。その後、多次元パスに関する統計値を用いる多次元拡散モデルに従って、テストシンボルに関するブロックスパース信号復元を用いて、mm波チャネルのチャネル状態情報(CSI)を推定する。多次元パスに関する統計値を用いる多次元拡散モデルは、発射角(AoD)と、到来角(AoA)と、mm波チャネル内を伝搬する、AoDに関するパス拡散及びAoAに関するパス拡散とを含む。mm波チャネルを介してシンボルを受信し、CSIを用いてシンボルを復号する。
しかしながら、本開示の他の実施形態は、高度に関するパス拡散及び遅延に関するパス拡散を含む、多次元パスに関する他の統計値を使用することができる。さらに、本開示のいくつかの実施形態は、グループ最小絶対収縮選択演算子(LASSO)法、少なくとも1つのグループ貪欲法、例えば、ブロック直交マッチング追跡(ブロックOMP)、又はブロックスパース性を獲得する少なくとも1つのベイズ推論法等の、異なるタイプの方法を利用するブロックスパース信号復元を含むことができる。さらに、本開示のいくつかの実施形態は、mm波チャネルにおいてmm波を伝搬させるための環境のタイプを特定することと、その後、mm波を伝搬させるための環境のタイプに対応する、mm波チャネルの多次元拡散モデルを選択することとを含む。
本開示のいくつかの実施形態は、mm波チャネルの環境に応じてmm波の拡散を確率論的に推定できるという理解に基づくことができる。例えば、mm波の拡散は、種々のオフィスビル群におけるmm波チャネルに関しては確率論的に類似であるが、住宅地におけるmm波チャネルでは確率論的に異なる。したがって、mm波チャネルの環境を知ることによって、チャネル内のmm波の拡散の確率分布を知ることができるようになる。
さらに、mm波のスパース分布の確率も、チャネルの環境に依存する可能性があり、あらかじめ特定することができる。mm波伝搬の異なる特性を確率論的に特定することができるので、いくつかの実施形態は、チャネル推定問題をベイズ推論問題として構成する。具体的には、状態情報の係数が確率論的である可能性があり、その場合、チャネル利得要素は、チャネル電力等の、平均が0で、分散が未知である複素ガウス分布である。状態情報のサポート及び係数は、AoD及びAoA複合角度拡散を使用しながら、mm波チャネルを推定するための結合スパースベイズ学習アルゴリズムによって決定される。結合スパースベイズ学習アルゴリズムは、AoA又はAoD領域に沿ったチャネルパス電力の滑らかな減衰等の、mm波チャネルの特徴を使用する、少なくとも1つの結合関数を使用する。
図1Aは、本開示の一実施形態による、ワイヤレス通信システムに関する一実施形態の方法ステップのブロック図を示す。コンピューター実施方法100は、第1の通信デバイスによってミリメートル波(mm波)チャネルを介して送信されたシンボルを復号する方法であり、図1Aのステップ125から開始し、そのステップは、第2の通信デバイス104が、mm波チャネルを介して送信されたテストシンボルを受信することを含む。
方法100に関する図1Aのステップ126は、通信デバイス104が、発射角(AoD)と、到来角(AoA)と、mm波チャネル内を伝搬する、AoDに関するパス拡散及びAoAに関するパス拡散とを含む、多次元パスに関する統計値を用いる多次元拡散モデルに従って、テストシンボルに関するブロックスパース信号復元を用いて、mm波チャネルの状態情報(CSI)を推定することを含む。
方法100に関する図1Aのステップ127は、mm波チャネルを介して受信機によって受信されたシンボルを、CSIを用いて復号することを含む。
図1Bは、本開示の一実施形態による、ワイヤレス通信システム100の概略図を示す。通信システム100は、通信チャネル106を介して第2の通信デバイス104と通信することができる第1の通信デバイス102を含む。通信チャネル106はミリメートル波(mm波)チャネルである。種々の産業において、mm波は6ギガヘルツ(GHz)〜300GHzの周波数を指している。例えば、第1の通信デバイス102及び/又は第2の通信デバイス104は、802.11ad規格に従って互いに通信することができる。
例えば、デバイス102はNtx個のアンテナ110を含み、デバイス104はNrx個のアンテナ112を含み、単一のアンテナによって、又はビームフォーミング及び/又は空間多重化を用いて複数のアンテナを介して、チャネル106を介して単一のデータストリームを送信する。単一のデータストリームは複数のサブデータストリームに分割することができ、その際、サブデータストリームは、チャネル106等の同じ通信チャネルを介して、複数のアンテナから個別に、かつ同時に送信される。本開示の範囲はこの点に関して限定されず、アンテナ110及び/又は112のために種々の実施形態によって使用されるアンテナのタイプは、限定はしないが、内部アンテナ、ダイポールアンテナ、無指向性アンテナ、モノポールアンテナ、端部給電アンテナ、円偏波アンテナ、マイクロストリップアンテナ、ダイバーシティアンテナ等を含む。
通信デバイス102は、Ntx個のアンテナ110をそれぞれ介してデータストリームを送信することによって、ビームフォーミングされた伝送を送信する送信機108を含む。通信デバイス104は、Nrx個のアンテナ112を通して、チャネル106を介してデータストリームを受信する受信機114を含む。受信信号は、例えば、送信機108によって送信された信号のシンボルに対応するシンボルを含むことができる。
いくつかの実施形態において、受信機114は、フロントエンド116及び/又は変圧器118を含む。フロントエンド116は、アンテナ112から受信された時間領域信号を変圧器118に適したフォーマットの時間領域信号に変換する任意の適切なフロントエンドモジュールを含むことができる。変圧器118は、信号を、復号器120又はチャネル推定器122に適した複数の異なるタイプの信号に変換することができる。例えば、フロントエンドは、受信信号を、復号するのに適したシンボルに変換することができる。
また、受信機114は、チャネル推定を表す信号を生成するチャネル推定器122を含む。また、受信機114は、受信信号を復号し、デバイス102によって送信された信号の推定を表す信号を生成する復号器120を含むこともできる。チャネル推定器122は、チャネル106の環境内のmm波伝搬に関する確率モデルを使用する。
本開示の種々の実施形態において、チャネル推定器122は、mm波チャネル106の確率モデル123を用いて、チャネル推定問題をベイズ推論問題として構成する確率論的推定器である。本開示のいくつかの実施形態は、mm波チャネルがmm波の伝搬に関していくつかの固有の特性を有するという認識に基づく。低周波数の電波とは対照的に、mm波チャネルは、受信機アレイに衝突するmm波の到来数が疎らである。さらに、伝搬するmm波は角度領域において拡散し、固有の電力プロファイルを示す可能性がある。
残念なことに、mm波伝搬の特性を決定論的に特定するのは難しい。しかしながら、本開示のいくつかの実施形態は、mm波チャネルの環境に応じて、それらの特性を確率論的に特定できるという理解に基づく。例えば、mm波のスパース性及び/又は拡散は、種々のオフィスビル群におけるmm波チャネルに関しては確率論的に類似であるが、住宅地におけるmm波チャネルでは確率論的に異なる。したがって、mm波チャネルの環境を知ることによって、mm波伝搬の異なる特性の確率を知ることができるようになる。
拡散に起因して、mm波のそれぞれ、又はいくつかが波のクラスターとして受信される。そのため、本開示のいくつかの実施形態は、mm波伝搬の特性に関する統計値を、mm波のクラスターに関する統計値に相当するものとして特定する。例えば、種々の実施形態において、確率モデル123は、mm波チャネル内のmm波の伝搬パスに関する統計値125、及びmm波チャネル内を伝搬するmm波の拡散に関する統計値126のうちの1つ又は組み合わせを含む。いくつかの実施形態において、確率モデル123はまた、チャネル106内のそれぞれの角度拡散にわたるmm波の強度をモデル化する、mm波の電力プロファイルに関する統計値127も含む。mm波伝搬の異なる特性を確率論的に特定することができるので、いくつかの実施形態は、チャネル推定問題をベイズ推論問題として構成する。
図1Cは、本開示の一実施形態による、mm波チャネルを介して送信されたシンボルを復号する方法のブロック図を示す。その方法は、mm波チャネルを介して送信されたテストシンボル135を受信し(130)、テストシンボル135に関するベイズ推論を用いて、mm波チャネルの状態情報145を推定する(140)。テストシンボルの値は既知であり、推定は、mm波チャネル内を伝搬するmm波のパス125及び拡散126に関する統計値を含む、mm波チャネルの確率モデル123に従って実行される。その方法が、シンボル155、例えば、データシンボルを受信すると(150)、その方法は、mm波チャネルの状態情報145を用いてシンボル155を検出する(160)。その方法のステップは受信機のプロセッサによって実行することができる。
図2は、本開示の種々の実施形態によって利用されるmm波チャネル内のmm波の伝搬の原理を例示する概略図を示す。例えば、送信機108から送信された信号が、いくつかのパスクラスター230、240及び250を介して受信機114に達する。mm波システム内の電磁波の波長は、波を反射する物体241、251の表面の粗さと同程度である可能性が高いので、送信機における発射及び受信機における到来は、角度領域240、245、250、255において拡散する可能性が高い。この特徴は、いくつかの報告される測定キャンペーンにおいて確認されており、60GHzにおける屋内mm波通信に関する既存の規格IEEE802.11adの一部である。本開示のいくつかの実施形態は、この観測結果を利用して、改善されたチャネル推定方法を考案する。
本開示のいくつかの実施形態は、mm波が受信機においてmm波のクラスターとして検出されるように、mm波チャネル内を伝搬するmm波が到来時及び発射時に分散するという認識に基づく。クラスター化に起因して、mm波のパスの統計値は、mm波の伝搬空間内のクラスターの場所に関する統計値を含み、mm波の分散に関する統計値は、クラスターの分散密度に関する統計値を含む。
図3Aは、本開示のいくつかの実施形態による、mm波の伝搬空間内の種々の統計指標の概略図を示す。例えば、mm波の伝搬空間は、mm波の発射方向(DoD:directions of departure)の取り得る角度及びmm波の到来方向(DoA:directions of arrival)の角度のセットのデカルト積として表すことができる。
例えば、mm波チャネル内の伝搬空間の1つの領域は、図3Aに図式的に示される仮想角度領域であり、その場合、一般性を失うことなく、送信機及び受信機の両方が垂直線アンテナアレイを利用する。
この特定の例においてチャネルの仮想角度領域表現に至るために、最初に、各送信機アンテナ素子と各受信機アンテナ素子との間のチャネルがフラットフェージングチャネルであり、それゆえ、単一の複素利得によって表されると仮定する。送信機及び受信機のアンテナ素子の全ての取り得る対に対応する、全ての複素利得係数は、チャネル行列Hにフォーマット化され、それにより、Hにおける(i,j)エントリが受信機側の第iのアンテナ素子と送信機側の第jのアンテナ素子との間のチャネル利得を表す。
具体的には、BSにおいてN個の送信機及びMSにおいてN個の受信機を備えるmm波通信システムを考える。時点kにおいて、BSが、プリコーダー/ビームフォーマーpを適用し、シンボルsを送信する。一般性を失うことなく、s=1である。それに応じて、MSがコンバイナーqを適用し、受信信号yを生成する。
Figure 0006821047
ただし、ρは平均送信電力であり、
Figure 0006821047
はチャネル行列であり、vは、分散σが未知である白色ガウス雑音であり、Kはトレーニング信号の数である。ここで、移相器又はスイッチのいずれかを使用することを考える。移相器の場合、p及びqが要素{±1、±j}から選択され、一方、スイッチの場合、p及びqは、いくつかが1であり(例えば、1つだけが1であり)、それ以外が0である2値選択ベクトルである。
BSとMSとの間にN個の散乱体がある幾何学的チャネルモデルを仮定すると、チャネル行列Hは以下のように表すことができる。
Figure 0006821047
ただし、αは第iのパスに関連付けられる複素パス利得であり、θ及びφはそれぞれ関連する角度AoD及びAoAであり、BS(θ)及びMS(φ)はそれぞれ、BS及びMSに関連付けられるアレイ応答ベクトルを表す。均一線形アレイ(ULA:uniform linear array)の場合、空間周波数ω及びψに関するステアリングベクトルを表すことができる。
Figure 0006821047
ただし、ω=2πdsin(θ)/λ及びψ=2πdsin(φ)/λであり、dはアレイの要素間の間隔を表し、λは波長を表す。本開示は、k=1、2、...、KであるK個の測定値yから、チャネルパス利得α、及びその関連する空間周波数、すなわち、ω及びψを推定する問題を考える。
式(1)におけるチャネル検知方式とともに、このスパースチャネル特徴を利用して、チャネル推定問題をスパース信号復元として定式化することができる。このために、チャネル行列を過完備の仮想角度チャネルモデルに分解する。
Figure 0006821047
ただし、
Figure 0006821047
は、各列があらかじめ離散化されたAoA空間周波数におけるステアリングベクトルを表す過完備の行列(すなわち、N≫N)であり、
Figure 0006821047
はあらかじめ離散化されたAoD空間周波数におけるステアリング行列を表し、N≫Nであり、Hvは、式(1)におけるチャネルパス利得に対応するN個の非0のエントリを有するスパース行列である。式(4)の過完備の仮想チャネル表現は、N個の散乱体の空間周波数が
Figure 0006821047
及び
Figure 0006821047
のあらかじめ離散化された格子に入ると更に仮定する。
仮想角度領域は2次元格子300として図式的に表すことができ、DoA及びDoDは、その軸に沿った到来角(AoA)301及び発射角(AoD)302で表される。例えば、AoAθ311及びAoDφ313における非0のエネルギーパッチ310は、方向φ内にあり、幅Δφ314を有するビームにおいて送信される信号がθの方向から受信機に到達し、角度拡散Δθ312を有するような、mm波チャネル内のパスが存在することを示す。図3Aに示されるmm波チャネルの仮想角度表現は、送信機と受信機との間に2つの角度拡散パス310及び320が存在し、送信ビーム及び受信ビームがそれぞれ何らかの角度拡散を有することを示す。
密集都市部の伝搬環境におけるいくつかの実世界測定値が、mm波チャネルが、AoD、AoA及び高度を含む、角度領域にわたるパスクラスターの形において拡散する場合があることを明らかにする。角度拡散は、BS及びMSにおけるアンテナの数が増加するときに、空間分解能が細かくなるにつれて悪化する場合があり、それは、大規模MIMOがmm波伝送と融合されるときに起こる可能性が高い。ニューヨーク市における28GHz及び73GHzの実世界測定値から、空間チャネルモデルが統計的に提案されており、それらのモデルは、密集都市部に展開されるmm波マイクロセルラー及びピコセルラーネットワークの現実的な評価を提供する。具体的には、パスクラスターの角度拡散(又は角度分散)が、異なる角度(AA、AoD及び高度)次元において二乗平均平方根(rms:root mean-squared)ビーム拡散に関して明確に研究されてきた。AoA拡散は、2つの搬送波周波数の場合にそれぞれ15.5度及び15.4度であり、一方、対応するAoD拡散はそれぞれ10.2度及び10.5度である。
図3B及び図3Cは、AoD−AoA複合角度拡散の2つのシナリオにおけるチャネルパス電力プロファイルの概略図を示す。図3Bは、本開示のいくつかの実施形態による、シナリオ1、すなわち、AoA拡散がAoD拡散より大きい、2つの分離したパスクラスターを示し、図3Cは、シナリオ2、すなわち、一方がAoDにわたって拡散し、他方がAoAに沿って拡散する、2つの交差するパスクラスターを示す。
mm波チャネルは、送信機と受信機との間の経路の数に関して疎らであるので、いくつかの実施形態は、チャネル推定問題を、受信チャネルのスパース表現が冗長辞書内の信号を検知するという問題として定式化する。冗長辞書は、送信機及び受信機のマニフォールドベクトルによって決まる原子を含む。そのため、直交マッチング追跡方法(OMP)等の、様々なスパース復元方法のうちの1つを利用することによって、チャネルを推定することができる。
図4は、本開示の一実施形態による、チャネル推定のブロックスパース復元方法のブロック図を示す。信号ベクトル440は、受信機アレイ上で受信されたテストシンボルを前処理した後に取得することができる。信号ベクトルは、広い辞書行列430とブロックスパースチャネルベクトル450との積を雑音460で修正したベクトルとして表すことができる。この表現は、或る特定の数のプリコーディングベクトル410を用いてテストシンボルをプリコーディングし、受信信号を或る特定の数の混合ベクトル420で処理した後に、テストシンボル、例えば、既知の値1を有するシンボルを送信することによって、取得することができる。
いくつかの実施形態において、チャネルベクトルの非0の要素は、チャネル状態情報の係数を含み、信号ベクトル及び辞書行列の値は、テストシンボルと、送信機及び受信機のマニフォールドベクトルとから既知である。例えば、一実施形態は、スパース復元定式化400を含む種々の代数演算を用いて、プリコーディングベクトル及び混合ベクトルと、送信機及び受信機のマニフォールドベクトルとから、辞書行列及び信号ベクトルを求める。
例えば、送信機がデータシンボルt=1を送信し、m個の連続した時間ステップにおいてプリコーディングベクトル
Figure 0006821047
を適用すると仮定する。プリコーディングベクトルは送信機アンテナ素子の数に等しいサイズからなり、一般に、ランダム又は擬似ランダムの複素指数を含むことができる。受信機は、そのアンテナ素子において受信される信号に対応する混合ベクトル
Figure 0006821047
を利用する。混合ベクトルは、利用されるアンテナ素子の数に等しいサイズからなり、ランダム又は擬似ランダムな複素指数を含むことができる。
Figure 0006821047
は、N個の非0のエントリを有するスパースベクトルを表すことに留意されたい。ただし、
Figure 0006821047
である。式(4)を式(1)に代入し直すと、
Figure 0006821047
がもたらされる。ただし、
Figure 0006821047
である。全K個の測定をグループ分けすると、
Figure 0006821047
が得られる。ただし、yは信号ベクトル440と呼ばれ、Aは辞書行列430であり、xはブロックスパースチャネルベクトル450であり、eは雑音ベクトル460である。信号ベクトル及び辞書行列は、送信機及び受信機マニフォールドベクトルからだけでなく、プリコーディングベクトル及び混合ベクトルからも計算されることを繰り返し述べておく。その際、チャネル推定問題は結局、冗長辞書430内で信号ベクトル440のスパース表現を見つけることになり、ブロックスパース表現の係数は未知のチャネルベクトル450を構成する。推定されたチャネルベクトルは、その後、仮想角度領域H内の表現に再びマッピングされ、その表現は更に、式(1)を用いてチャネル行列Hにマッピングされる。
2次元AoD−AoA複合拡散を更に利用するために、チャネル推定を2次元ブロックスパース信号復元問題として容易に定式化することができ、ブロックスパース性はここでは、AoD−AoA複合領域内にある。
ブロックスパース信号復元は、最近になって文献において研究されており、例えば、グループLASSO、混合l/l計画、及びブロックOMPがある。しかしながら、これらの方法は、ブロックサイズ及びそのロケーションを含む、ブロックパターンの事前知識を要求する。ここで懸念される問題として、そのような情報は通常、あらかじめ入力できない。
ブロックパターンを学習する能力を有する適応ブロックスパース信号復元アルゴリズムが、この場合の問題に関してより適している。これらのアルゴリズムは、原子間の統計的依存性をモデル化するために、ブロック/グラフィカル事前分布を導入する。しかしながら、これらの事前分布によって、一般に、扱いにくい事後分布が生じ、計算負荷が高いサンプリング方法が使用されなければならない。
図6は、本開示の一実施形態による、状態情報145を決定する2段階方法のブロック図を示す。ブロックスパース復元に基づくチャネル推定500の第1段階610(チャネルサポート干渉)では、その実施形態は、チャネルベクトルの非0のサポートを決定する。言い換えると、この段階610は、スパースで、長いチャネルベクトル内のどのエントリが実際に非0であるかを見つける。その際に、辞書行列430、信号ベクトル440及びチャネルモデル123が利用される。
チャネルモデル123では、クラスター拡散660、クラスター電力プロファイル670及びクラスター統計値650が検討される。クラスター拡散660は、AoA及びAoD領域内の角度拡散の広がりを指している。クラスター電力プロファイルは、AoA及びAoD領域にわたるチャネル伝搬強度である。クラスター統計値650は、瞬時チャネル係数の分布である。
図7A及び図7Bに関して、図7Aは、本開示の一実施形態による、伝搬パスのいくつかの簡単な2次元角度拡散パターンのブロック図を示す。図7Bは、本開示の一実施形態による、図7Aの伝搬パスサポートの2次元角度拡散クラスターを評価するためのブロック図を示す。
図7Aは、AoA及びAoD領域にわたる2次元角度拡散に関するいくつかの構成単位710を示す。図7Bは、ブロックスパース復元方法からチャネルパス710が推定された後の、チャネル状態情報の後続の推定を示す。特に、最初に、推定されたチャネルサポート710に対応する列を特定し(730)、その後、チャネル状態情報750を推定するために抽出された列にわたって信号を表現する(740)ことができる。
本開示は、mm波チャネル推定のためにAoD−AoA複合角度拡散を利用する、2次元結合スパースベイズ学習(SBL:sparse Bayesian learning)アルゴリズムを提供する。結合SBLアルゴリズムは、各パスのチャネル利得を確率変数として取り扱い、チャネルパス電力にわたる2次元統計的依存性を課して、ブロックパターンを事前に知ることなく、ブロックスパース解を与える。提案されるアルゴリズムは2つのステップを含み、それらのステップ:チャネル利得行列のベイズ推定と、後続の、期待値最大化(EM)アルゴリズムを使用することによる事前分散(又は同等に、チャネルパス電力)の反復更新とを繰り返す。いくつかの既存のスパースチャネル推定方法と比べて、提案される方法は、数ある中でも、トレーニングオーバーヘッドが削減されること、及びmm波チャネル推定に関する推定誤差が小さいこと等の、数値的な利点を示す。
具体的には、本開示は、結合事前分散を用いる階層的ガウス信号モデルを用いて、mm波チャネル推定問題を定式化し、その後、ベイズ推論アルゴリズムを導出する方法を示す。
信号モデルを思い出されたい。ただし、
Figure 0006821047
であり、hはベクトル化複素チャネル利得行列
Figure 0006821047
であり、ただし、N=Nであり、e∈CK×1は雑音ベクトルである。その後、チャネル利得ベクトルhに関して、標準の階層的ガウス事前分布モデルが仮定される。最初に、hのエントリ、すなわち、複素チャネル利得hが、その分散を条件として、平均が0で、分散がλである独立ガウス分布であると仮定される。
Figure 0006821047
ただし、α=1/λは、hの精度(すなわち、分散の逆数)を表す。事前分散λが、第nのパスに関連付けられるチャネル利得電力を表すことは留意にするに値する。また、そのことから、その対応するαが無限大まで進むとき(又は対応する分散λが0まで進むとき)、チャネルパス利得hが0になることもわかる。エントリにわたる独立性を思い起こすと、
Figure 0006821047
が成り立つ。
αに関して統計的に学習できるようにするために、階層的ガウス事前分布モデルは更に、事前精度も、i.i.d.ガンマ分布に従う確率変数であると仮定する。
Figure 0006821047
ただし、
Figure 0006821047
はガンマ関数であり、μは形状パラメーターであり、vは逆形状パラメーターである。これらの小さい値をハイパーハイパーパラメーター:例えば、μ=v=10−4に固定し、これらの事前分布を無情報にすることができる。αに関するガンマ分布及び条件付きガウス分布を用いて、hの事前分布がスチューデント−t分布に変換されることを示すのは容易であり、
Figure 0006821047
それは本質的にhに関するスパース解を助長する。
エントリにわたる統計的依存性を利用するために、ハイパーパラメーター、すなわち、事前精度に関する結合パターンを導入することができる。より厳密には、各エントリの事前分布は、自らのハイパーパラメーターだけでなく、2DのAoD−AoA格子上の自らの隣接点のハイパーパラメーターも含む。具体的には、
Figure 0006821047
であり、ただし、
Figure 0006821047
は格子nに対する規定された隣接する格子へのインデックスを表し、
Figure 0006821047
であり、ただし、βは結合係数であり、f(・)はインデックスnの隣接する格子
Figure 0006821047
における事前精度の関数である。例えば、所与の格子nに関して、AoD−AoA領域内のその隣接する格子を、図8Aにおいて、4つのステップ1格子(1〜4の番号を付される)と定義する。ベクトル化に起因して、ベクトル内の隣接インデックス集合は、それゆえ、図8Bに示されるように、
Figure 0006821047
である。結合係数βは、各エントリhと、その2D隣接エントリhN(n)との間の統計的依存性を定量的に記述する。β=0であるとき、結合構成単位は、従来の非結合モデルに変換される。
結合関数f(・)の選択は、柔軟にすることができる。f(・)の1つの選択肢は、隣接精度にわたる単純な総和である。
Figure 0006821047
AoD及びAoA領域に沿ってチャネル電力の滑らかな減衰を更に獲得するために、以下の結合全変動関数を使用することができる。
Figure 0006821047
ただし、
Figure 0006821047
はAoD領域に沿ったチャネル電力変動を獲得し、|αn−1−α|はAoA領域に沿ったチャネル電力変動を獲得し、これらの2つの項間の総和は、現在の格子への4つの隣接する格子の依存を課す。
最初に、ハイパーパラメーター(事前精度α及び雑音分散σ)が既知であるという条件で、測定値yから、基底係数ベクトルhに関する推測が導出される。その後、EMアルゴリズムを使用することによって、ハイパーパラメーターに関する推測を取得することができる。
最初に、hの事後分布を
Figure 0006821047
として計算することができる。ただし、y|h〜CN(Ah,σI)及びP(h|α)である。hの事後分布が
Figure 0006821047
によって与えられる複素ガウス分布であることを推測するのは容易である。ただし、
Figure 0006821047
であり、Λは対角行列であり、その第nの対角エントリは
Figure 0006821047
として与えられる。
式(18)から、hのベイズMAP推定、同じく、ここではMMSE推定は、事前精度α(Σ内のΛによる)及び雑音分散σが既知であるという条件で、事後平均によって与えられる。
Figure 0006821047
第2のステップは、事前精度に関する更新規則を導出することである。例えば、そのような導出をより良好に明らかにするために、ここでは、事前精度のみを更新するための導出に焦点を合わせる。その導出は、雑音分散が未知である場合にまで容易に拡張することができる。この目的に合わせて、ハイパーパラメーター
Figure 0006821047
を推定するEMアルゴリズムを採用し、そのアルゴリズムは、チャネルベクトルhを隠れ変数として取り扱い、αの完全な対数事後分布の期待値を最大化することによって、事後確率p(α|y)を最大化する。具体的には、それは2つのステップ:期待値(E)ステップ及び最大化(M)ステップを有する。
Eステップは、先行する反復からの測定値y及びα(l)の現在の推定値を条件として、隠れ変数hにわたる、Q関数とも定義される、αの完全対数事後分布の期待値を計算する。上記の信号モデルから、Q関数は
Figure 0006821047
として与えられる。
p(h|α)、p(α)及び事後分布を使用し、かつ
Figure 0006821047
を定義すると、
Figure 0006821047
が得られる。ただし、(a)はαのガンマ分布及びh|y,αの事後分布に起因する。
次に、Mステップは、上記のQ関数を最大化し、αの新たな推定値を見つけることであり、すなわち、
Figure 0006821047
である。
結合構造、すなわち、
Figure 0006821047
に起因して、Q関数の最大化は、従来のSBLのように、いくつかの分離可能な最適化に切り離すことはできない。式(14)の簡単な結合関数の場合であっても、閉形式の式(24)に対する厳密な解を見つけることはできない。結果として、勾配降下法を用いて、最適な解を探索することができる。
特徴
本開示の態様は、mm波を伝搬させるための異なるタイプの環境のための1組の多次元拡散モデルを決定することを含む。
本開示によれば、mm波チャネル内を伝搬するmm波は到来時及び発射時に拡散し、mm波は受信機においてmm波のクラスターとして検出されるようになる。mm波の伝搬空間は、mm波の発射方向(DoD)の角度及びmm波の到来方向(DoA)の角度の組のデカルト積である。さらに、ブロックスパース信号復元は、mm波チャネルが非0のエネルギーを有する、mm波の伝搬空間の部分を画定するmm波チャネルのサポートを特定することと、非0のエネルギーを有する伝搬空間の部分に対応する状態情報の係数を決定することとを含むことができる。状態情報の係数は確率論的であり、チャネル利得要素は、チャネル電力のような、平均が0で、分散が未知である複素ガウス分布である。状態情報のサポート及び係数は、AoD及びAoA複合角度拡散を使用しながら、mm波チャネルのための結合スパースベイズ学習アルゴリズムによって決定される。その場合に、結合スパースベイズ学習アルゴリズムは、AoA又はAoD領域に沿ったチャネルパス電力の滑らかな減衰等の、mm波チャネルの特徴を使用する、少なくとも1つの結合関数を使用する。
本開示によれば、多次元拡散モデルは、高度に関するパス拡散と、遅延に関するパス拡散とを含む、多次元パスに関する統計値を有する。
本開示の態様によれば、少なくとも1つのユーザー入力インターフェースの表面において与えられ、プロセッサによって受信されるユーザー入力を使用することを含むことができ、ユーザー入力は、mm波を伝搬させるための異なるタイプの環境のための1組の多次元拡散モデルを決定することに関連することができる。
実験
ここで、提案されるチャネル推定アルゴリズムと既存のアルゴリズムとを比較するためにシミュレーション結果を提示する。詳細には、(a)SPGL1ソルバーを用いる基底追跡雑音除去(BPDN:basis pursuit denoising)又はLASSO、及び(b)所与のブロックパターンを用いるグループLASSO(SPGL1−Groupソルバーを使用することにより実施される)が検討される。BSの64個のULAアンテナ及びMSの32個のULAアンテナからなるシステムモデルが検討される。mm波チャネルは、[−π/2,π/2]内に分布するAoA及びAoDを有する幾何学的チャネルモデルに従うと仮定される。性能を例示するために、図2に与えられる角度パス電力プロファイルを有する2つのシナリオに関して100回の独立したモンテカルロシミュレーションが実行された。モンテカルロを実行するたびに、2次元チャネル利得行列H(それゆえ、対応するチャネルベクトルh)が、平均が0で、図1において規定される角度パス電力によって与えられる分散を有する複素サブガウス行列として生成される。信号対雑音比(SNR)が
Figure 0006821047
と定義される。ただし、σは雑音ベクトルの分散である。
最初に、本明細書においてシナリオ1と呼ばれ、AoA領域において拡散する2つの分離したパスクラスターを有する、図3Aのシナリオが検討される。図9Aは、K=205個のトレーニング信号及びSNR=30dBを用いる100回のモンテカルロ実行からの結果を平均することによって推定されたチャネル利得行列を示す。この場合、有意なパスの数は57である。提案されたチャネル推定方法がクラスター化された解を与えるので、提案された方法が既存のチャネル推定方法より良好な2次元パスクラスターを保持できることが明らかである。
次に、本明細書においてシナリオ2と呼ばれる、図3Bのシナリオが検討される。図9Bは、K=205であるときの100回のモンテカルロ実行から、2次元AoD−AoA領域にわたって推定されたチャネル利得行列を示す。この場合、有意なパスの数は67である。再び、提案された方法は、他の検討された方法よりクラスター化されたチャネル利得行列を与えることが確認される。
図10は、本開示の実施形態による、図1Aの方法を示すブロック図であり、その方法は代替のコントローラーを用いて実施することができる。コントローラー1011は、プロセッサ1040、コンピューター可読メモリ1012、記憶装置1058、並びにディスプレイ1052及びキーボード1051を備えたユーザーインターフェース1049を含み、それらは、バス1056を通して接続されている。例えば、プロセッサ1040及びコンピューター可読メモリ1012と通信するユーザーインターフェース1049は、ユーザーによるユーザーインターフェース1057の面、すなわちキーボード面からの入力を受け取ると、データを取得し、コンピューター可読メモリ1012内にデータを記憶する。
メモリ1012は、プロセッサによって実行可能な命令、履歴データ、及び本開示の方法及びシステムによって利用することができる任意のデータを記憶することができることが企図される。プロセッサ1040は、シングルコアプロセッサ、マルチコアプロセッサ、コンピューティングクラスター、又は任意の数の他の構成とすることができる。プロセッサ1040は、バス1056により、1つ以上の入力デバイス及び出力デバイスに接続することができる。メモリ1012としては、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、フラッシュメモリ、又は他の任意の好適なメモリシステムを挙げることができる。
依然として図10を参照すると、記憶デバイス1058は、プロセッサによって使用される補足データ及び/又はソフトウェアモジュールを記憶するように適合させることができる。例えば、記憶デバイス1058は、本開示に関して上述したように、履歴データ及び他の関連データを記憶することができる。さらに又は代替的に、記憶デバイス1058は、本開示に関して上述したようなデータと同様の履歴データを記憶することができる。記憶デバイス1058としては、ハードドライブ、光ドライブ、サムドライブ、ドライブのアレイ又はそれらの任意の組合せを挙げることができる。
システムは、バス1056を通して、システムをディスプレイデバイス(図示せず)に接続するように適合されたディスプレイインターフェース(図示せず)に任意選択的に連結することができ、ディスプレイデバイスとしては、特に、コンピューターモニター、カメラ、テレビ受像機、プロジェクター、又はモバイルデバイスを挙げることができる。
コントローラー1011は、電源1054を含むことができ、応用に応じて、電源1054は、任意選択的にコントローラー1011の外部に位置することができる。バス1056を通して、ディスプレイデバイス1048に接続するように適合されたユーザー入力インターフェース1057を連結することができ、ディスプレイデバイス1048としては、特に、コンピューターモニター、カメラ、テレビ受像機、プロジェクター、又はモバイルデバイスを挙げることができる。プリンターインターフェース1059もまた、バス1056を通して接続し、印刷デバイス1032に接続するように適合させることができ、印刷デバイス1032としては、特に、液体インクジェットプリンター、固体インクプリンター、大型商用プリンター、サーマルプリンター、UVプリンター又は昇華型プリンターを挙げることができる。ネットワークインターフェースコントローラー(NIC)1034が、バス1056を通してネットワーク1036に接続するように適合され、特に、何らかのデータは、コントローラー1011の外部のサードパーティディスプレイデバイス、サードパーティ撮像デバイス及び/又はサードパーティ印刷デバイスにおいてレンダリングすることができる。
依然として図10を参照すると、特に、何らかのデータは、ネットワーク1036の通信チャネルを介して送信し、及び/又は記憶及び/又は更なる処理のために記憶システム1058内に記憶することができる。さらに、何らかのデータは、受信機1046(又は外部受信機1038)から無線で若しくは配線により受信し、又は送信機1047(又は外部送信機1039)を介して無線で若しくは配線により送信することができ、受信機1046及び送信機1047両方が、バス1056を通して接続される。さらに、バス1056を介してコントローラー1011にGPS1001を接続することができる。コントローラー1011は、入力インターフェース1008を介して外部検知デバイス1044及び外部入出力デバイス1041に接続することができる。コントローラー1011は、他の外部コンピューター1042に接続することができる。出力インターフェース1009を使用して、プロセッサ1040から処理済みデータを出力することができる。
上述した本開示の実施形態は、数多くの方法のうちの任意のもので実施することができる。例えば、実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア又はそれらの組み合わせを用いて実施することができる。請求項の要素を修飾する、特許請求の範囲における「第1」、「第2」等の序数の使用は、それ自体で、1つの請求項の要素の別の請求項の要素に対する優先順位も、優位性も、順序も暗示するものでもなければ、方法の動作が実行される時間的な順序も暗示するものでもなく、請求項の要素を区別するために、単に、或る特定の名称を有する1つの請求項の要素を、同じ(序数の用語の使用を除く)名称を有する別の要素と区別するラベルとして用いられているにすぎない。
また、本開示の実施形態は方法として具現することができ、その一例が提供されてきた。その方法の一部として実行される動作は、任意の適切な方法において順序化することができる。したがって、例示的な実施形態において順次の動作として示される場合であっても、例示されるのとは異なる順序において動作が実行される実施形態を構成することもでき、異なる順序は、いくつかの動作を同時に実行することを含むことができる。

Claims (16)

  1. ミリメートル波(mm波)チャネルを介して送信されるシンボルを復号する方法であって、
    前記mm波チャネルを介して送信されるテストシンボルを受信することを含み、
    仮想角度領域を、発射角(AoD)、到来角(AoA)、該AoDに関する角度拡散及び該AoAに関する角度拡散が表される2次元格子として表現し、少なくとも1つのベイズ推論法を用いて、該AoD及び該AoAの格子上に表され、前記mm波チャネル内を伝搬するmm波の角度拡散を示すチャネル利得行列を推定することによって、該AoDと、該AoAと、該AoDに関する該角度拡散及び該AoAに関する該角度拡散とを含む、多次元パスに関する統計値を用いる多次元拡散モデルに従って、前記テストシンボルに関するブロックスパース性を獲得する、該少なくとも1つのベイズ推論法を含むブロックスパース信号復元を用いて、前記mm波チャネルのチャネル状態情報(CSI)を推定することと、
    前記mm波チャネルを介してシンボルを受信することと、
    前記CSIを用いて前記シンボルを復号することと、
    を含み、
    前記ブロックスパース信号復元は、
    前記mm波チャネルが非0のエネルギーを有する前記mm波の伝搬空間の部分に対応する前記チャネル状態情報の係数を決定すること、
    を含む
    ことを特徴とし、
    該方法は受信機のプロセッサによって実行される、方法。
  2. 前記多次元拡散モデルは、高度に関するパス拡散及び遅延に関するパス拡散を含む、多次元パスに関する統計値を有し、及び/又は前記ブロックスパース信号復元は、グループ最小絶対収縮選択演算子(LASSO)法、又はグループ貪欲法を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記mm波チャネル内で前記mm波を伝搬させるための環境のタイプを特定することと、
    前記mm波を伝搬させるための前記環境の前記タイプに対応する前記mm波チャネルの前記多次元拡散モデルを選択することと、
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記mm波を伝搬させるための異なるタイプの前記環境のための1組の多次元拡散モデルを決定することを更に含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記mm波チャネル内を伝搬する前記mm波は到来時及び発射時に拡散し、前記mm波が前記受信機において前記mm波のクラスターとして検出されるようになる、請求項1に記載の方法。
  6. 前記mm波の伝搬空間は、前記mm波の発射方向(DoD)の角度である前記前記AoD及び前記mm波の到来方向(DoA)の角度である前記AoAの組のデカルト積である、請求項5に記載の方法。
  7. 前記チャネル状態情報の前記係数は確率論的であり、チャネル利得要素は、平均が0で、未知の分散を有する複素ガウス分布である、請求項に記載の方法。
  8. 前記チャネル状態情報の前記係数は、前記AoD及び前記AoA複合角度拡散を使用しながら、前記mm波チャネルの推定のための結合スパースベイズ学習アルゴリズムによって決定される、請求項に記載の方法。
  9. 前記結合スパースベイズ学習アルゴリズムは、前記AoA又はAoD領域に沿ったチャネルパス電力滑らかな減衰を示す前記mm波チャネルの特徴を使用する、少なくとも1つの結合関数を使用する、請求項に記載の方法。
  10. ミリメートル波(mm波)チャネルを介して送信されたシンボルを受信し、復号する受信機であって、該受信機は、
    前記mm波チャネルを介して送信されたシンボルを受信するように構成される1組のアンテナと、
    前記シンボルをテストシンボル及びデータシンボルに変換するように構成されるフロントエンドと、
    を備え、該受信機は更に、
    仮想角度領域を、発射角(AoD)、到来角(AoA)、該AoDに関する角度拡散及び該AoAに関する角度拡散が表される2次元格子として表現し、少なくとも1つのベイズ推論法を用いて、該AoD及び該AoAの格子上に表され、mm波の角度拡散を示すチャネル利得行列を推定することによって、該AoDと、該AoAと、前記mm波チャネル内を伝搬する、該AoDに関する該角度拡散及び該AoAに関する該角度拡散とを含む、多次元パスに関する統計値を用いる多次元拡散モデルに従って、前記テストシンボルに関する該少なくとも1つのベイズ推論法を含むブロックスパース信号復元を用いて、前記mm波チャネルのチャネル状態情報(CSI)を推定するように構成されるプロセッサと、
    前記CSIを用いて前記シンボルを復号するように構成される復号器と、
    を備え
    前記ブロックスパース信号復元は、
    前記mm波チャネルが非0のエネルギーを有する前記mm波の伝搬空間の部分に対応する前記チャネル状態情報の係数を決定すること、
    を含む、
    ことを特徴とする、受信機。
  11. 前記受信機は、前記mm波チャネル内を伝搬する前記mm波は到来時及び発射時に拡散するように構成され、前記mm波が前記受信機において前記mm波のクラスターとして検出されるようになり、前記mm波の伝搬空間は、前記mm波の発射方向(DoD)の角度である前記前記AoD及び前記mm波の到来方向(DoA)の角度である前記AoAの組のデカルト積である、請求項10に記載の受信機。
  12. コンピュータープログラムであって、該コンピュータープログラムがコントローラーによって実行されるときに、該コントローラーに、ミリメートル波(mm波)チャネルを介して送信されるシンボルを復号する方法を実行させる命令を含み、前記方法は、
    仮想角度領域を、発射角(AoD)、到来角(AoA)、該AoDに関する角度拡散及び該AoAに関する角度拡散が表される2次元格子として表現し、少なくとも1つのベイズ推論法を用いて、該AoD及び該AoAの格子上に表され、前記mm波チャネル内を伝搬するmm波の角度拡散を示すチャネル利得行列を推定することによって、該AoDと、該AoAと、該AoDに関する該角度拡散及び該AoAに関する該角度拡散とを含む、多次元パスに関する統計値を用いる多次元拡散モデルに従って、テストシンボルに関する該少なくとも1つのベイズ推論法を含むブロックスパース信号復元を用いて、前記mm波チャネルのチャネル状態情報(CSI)を推定することと、
    前記mm波チャネルを介して受信機によって受信されたシンボルを、前記CSIを用いて復号することと、
    を含むことを特徴とし、
    前記ブロックスパース信号復元は、
    前記mm波チャネルが非0のエネルギーを有する前記mm波の伝搬空間の部分に対応する前記チャネル状態情報の係数を決定すること、
    を含み、
    前記方法は前記受信機のプロセッサによって実行される、コンピュータープログラム。
  13. 前記多次元拡散モデルは、高度に関するパス拡散及び遅延に関するパス拡散を含む、多次元パスに関する統計値を有し、及び/又は前記ブロックスパース信号復元は、グループ最小絶対収縮選択演算子(LASSO)法、又はグループ貪欲法を含む、請求項12に記載のコンピュータープログラム。
  14. 前記チャネル状態情報の前記係数は確率論的であり、チャネル利得要素は、平均が0で、未知の分散を有する複素ガウス分布である、請求項12に記載のコンピュータープログラム。
  15. 前記チャネル状態情報の前記係数は、前記AoD及び前記AoA複合角度拡散を使用しながら、前記mm波チャネルの推定のための結合スパースベイズ学習アルゴリズムによって決定される、請求項12に記載のコンピュータープログラム。
  16. 前記結合スパースベイズ学習アルゴリズムは、前記AoA又はAoD領域に沿ったチャネルパス電力滑らかな減衰を示す前記mm波チャネルの特徴を使用する、少なくとも1つの結合関数を使用する、請求項15に記載のコンピュータープログラム。
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