JP6820686B2 - 導電性部材 - Google Patents

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本発明は、複数の導電性バンドを備える導電性部材に関する。
従来、配管または配線等の部材に取り付けられて用いられるバンドが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種のバンドには、配管または配線等の部材が導電性を有する場合に帯電することを防止するため、前記配管または配線等の部材をアース側等と導通させるべくアースまたはこのアースに導通する部材に接続される導電性バンドが含まれる。
前記導電性バンドは、前記配管または配線等の部材が継手を介して接続されているときには複数設けられ、前記継手を挟むように配置された前記配管または配線等の部材の各々に取り付けられる。そして、複数の前記導電性バンドが、それぞれ、前記配管または配線等の部材に取り付けられた状態で、前記アースまたはこのアースに導通する部材に接続されるようになっている。
前記配管または配線等の部材に対する前記導電性バンドの設置時には、このような事態が多々発生するので、前記複数の導電性バンドを前記アースまたはこのアースに導通する部材に個々に接続することが必要となる可能性が高くなる。そして、前述のような接続の実行のため、前記配管または配線等の部材に対する前記導電性バンドの設置作業が手間のかかるものとなっていた。
特開2009−1316号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、導電性バンドの設置作業の簡易化および迅速化を図ることができる導電性部材の提供を目的とする。
本発明は、
複数の導電性バンドを備える導電性部材であって、
前記複数の導電性バンドのうちの各導電性バンドが、
導電性を有する第1の物体に導通するように当該第1の物体に取付可能な取付部と、
導電性を有する第2の物体に導通するように当該第2の物体に接続可能な連結部と、
前記取付部と前記連結部とが互いに導通するように、前記取付部に対して前記連結部を繋ぐ繋ぎ部とを備え、
前記連結部を前記複数の導電性バンドのうちの他の導電性バンドの連結部と連結させ得るように構成されており、
前記各導電性バンドの連結部が、
第1面、および、その反対面である第2面を含む本体であって、当該本体を前記第1面から前記第2面にわたって貫通する貫通孔を更に含む本体と、
前記他の導電性バンドの連結部における本体の貫通孔に第1面側および第2面側のいずれからでも挿入され得るように、前記本体からその第1面または第2面と対向する方向へ突設された係合爪と、
前記他の導電性バンドの連結部における係合爪を前記本体の貫通孔に前記第1面側および前記第2面側のいずれから挿入させた場合であっても、その挿入させた係合爪と係合できるように、前記本体の貫通孔内に設けられた爪受けとを有し、
前記他の導電性バンドの連結部と連結するために、前記係合爪を前記他の導電性バンドの連結体における爪受けと係合させるように、かつ/または、前記爪受けを前記他の導電性バンドの連結部における前記係合爪と係合させるように構成されているものである。
この構成によれば、前記複数の導電性バンドを用いて前記第1の物体の帯電防止を図ることができる。しかも、前記複数の導電性バンドにおいて、互いに連結された連結部を一度にまとめて前記第2の物体に接続することが可能となる。よって、前記導電性部材を使用する際、前記複数の導電性バンドの設置作業の簡易化および迅速化を図ることができる。
本発明の別の実施形態によれば、
前記複数の導電性バンドのうちの少なくとも1つの導電性バンドが、前記連結部を複数備えている。
この構成によれば、前記複数の導電性バンドにおける導電性バンドの組合せ(更には互いに連結させる連結部の組合せ)を、前記第1の物体と前記第2の物体との位置関係等に応じて適宜に選択することが可能となる。したがって、前記複数の導電性バンドの設置の柔軟化を実現することができる。
本発明の更に別の実施形態によれば、
前記各導電性バンドの連結部は、その本体の第1面または第2面が前記他の導電性バンドの連結部における前記本体の第1面または第2面と面接触する面接触部を形成するように、前記他の導電性バンドの連結部と連結される。
この構成によれば、前記連結部が互いに連結されたときに前記連結部間の導通性を向上させることができる。さらに、互いに連結された前記連結部を前記第2の物体に接続する際、この第2の物体に前記連結部を安定的に保持することができる。
本発明によれば、導電性バンドの設置作業の簡易化および迅速化を図ることができる導電性部材を提供できる。
本発明の一実施形態に係る導電性部材の使用例を示す斜視図である。 図1の導電性部材における導電性バンドの斜視図である。 図2の導電性バンドの底面図である。 図2の導電性バンドにおける連結部の斜視図である。 図4の連結部の平面図である。 図4の連結部の底面図である。 図4の連結部の正面断面図である。 図4の連結部の側面断面図である。 図4の連結部の連結状態の一例を示す斜視図である。 図9のX−X矢視断面図である。 図9のY−Y矢視断面図である。 図4の連結部の連結状態の別の例を示す斜視図である。 図12のZ−Z矢視断面図である。 (a)導電性バンドの別の例を示す平面図であり、(b)導電性バンドの更に別の例を示す平面図である。
本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る導電性部材1は、導電性を有する複数(少なくとも2つ)の導電性バンド2を備えるものである。前記導電性部材1は、導電性を有する第1の物体(ここでは継手5を介して接続される配管6・7)の帯電防止を図るため、これと導電性を有する第2の物体(例えば、アースまたは当該アースと導通するもの)とを導通させ得るように構成されている。
本実施形態において、前記導電性部材1は、前記複数の導電性バンド2として、2つの導電性バンド2、即ち第1の導電性バンド2Aおよび第2の導電性バンド2Bを備えている。前記複数の導電性バンド2のうちの各導電性バンド2(前記第1の導電性バンド2Aおよび前記第2の導電性バンド2Bの各々)は、導電性材料を加えられた樹脂(ポリプロピレン等)を用いて製造されている。
前記第1の導電性バンド2Aおよび前記第2の導電性バンド2Bは、それぞれ、取付部11(11A・11B)と、連結部12(12A・12B)と、繋ぎ部13(13A・13B)とを備えている。前記第1の導電性バンド2Aおよび前記第2の導電性バンド2Bは、本実施形態においては互いに同一形状を有するもの(同一部材)である。
前記取付部11(11A・11B)は、前記第1の物体(前記配管6・7)に導通するように当該第1の物体に取付可能に構成されている。図2、図3に示すように、本実施形態において、前記取付部11(11A・11B)は、接触部21と、保持部22とを有し、帯電し得る前記第1の物体に少なくとも一部を接触させた状態で取り付けられ得る。
なお、ここでは、図2における矢印Xの方向を前記第1の導電性バンド2Aまたは前記第2の導電性バンド2Bの前方向とし、矢印Yの方向を前記第1の導電性バンド2Aまたは前記第2の導電性バンド2Bの左方向とし、矢印Zの方向を前記第1の導電性バンド2Aまたは前記第2の導電性バンド2Bの上方向とする。
前記接触部21は、可撓性を有する帯状体(バンド)であり、その一部が前記第1の物体(前記配管6・7)に接触するように当該第1の物体に対して設けられている。詳しくは、前記接触部21は、前記第1の物体(前記配管6・7)を略全周にわたって包囲しかつこれに接触するように、当該第1の物体に巻回可能に設けられている。
前記接触部21は、複数の係止歯25を有している。前記複数の係止歯25は、前記接触部21の一方側表面(底面)に設けられ、前記接触部21の長手方向(前後方向)に関して所定間隔ごとに並置されている。前記接触部21は、また、接続孔26を有している。前記接続孔26は、前記接触部21の長手方向一端部(前端部)に設けられ、導電性配線等と接続可能とされている。
前記保持部22は、環状に形成されたものであり、前記接触部21をその長手方向一端部(前端部)から挿通させることによって前記第1の物体(前記配管6・7)に応じた寸法の環状を呈した状態に保持できるように構成されている。前記保持部22は、挿通孔27と、係止爪28とを有し、前記接触部21の長手方向他端部(後端部)と連結されている。
前記挿通孔27は、前記接触部21をその長手方向一端部から挿通可能な形状を有し、前記接触部21の長手方向と略直交する方向(上下方向)に延在するように設けられている。前記係止爪28は、前記挿通孔27内に配置され、前記接触部21が前記挿通孔27に挿通された場合に前記複数の係止歯25のいずれかを係止できるように設けられている。
これにより、前記接触部21の複数の係止歯25のいずれかが前記保持部22の係止爪28に係止されることによって、前記接触部21が環状を呈しつつ前記保持部22に抜け止め状態に保持され得るようになっている。したがって、前記取付部11(11A・11B)は、概ね前記接触部21の一部を前記第1の物体に接触させた状態で当該第1の物体に取り付けられるようになっている。
なお、本発明における取付部は、本実施形態においては従来一般的に知られている結束バンドと同様の構成を有する前記取付部11(11A・11B)としているが、これに限定するものではない。
前記連結部12(12A・12B)は、前記第2の物体に導通するように、当該第2の物体に接続可能に構成されている。前記連結部12は、また、前記複数の導電性バンド2のうちの他の前記導電性バンド2の連結部12と連結可能に構成されている。実施形態において、前記連結部12(12A・12B)は、アース側(アースまたは当該アースと導通するもの)に接続可能とされている。
具体的には、前記第1の導電性バンド2Aの連結部12Aが、前記第2の導電性バンド2Bの連結部12Bと連結可能に構成されている。言い換えれば、前記第2の導電性バンド2Bの連結部12Bが、前記第1の導電性バンド2Aの連結部12Aと連結可能に構成されている。そして、これらの連結部12A・12Bが、アース側に接続可能とされている
また、前記連結部12は、前記複数の導電性バンド2(2A・2B)の各々に少なくとも1つ設けられるものであり、図4、図5、図6、図7、図8に示すように、本体31と、係合爪32と、爪受け33とを備えている。
前記本体31は、第1面35と、その反対面である第2面36とを有している。前記本体31は、貫通孔37を更に有している。ここで、前記貫通孔37は、前記本体31を前記第1面35から前記第2面36にわたって貫通するものである。
前記係合爪32は、前記他の導電性バンド2の連結部12における本体31の貫通孔37に第1面35側および第2面36側のいずれからでも挿入され得るように、前記本体31からその第1面35または第2面36と対向する方向へ突設されている。
前記爪受け33は、前記他の導電性バンド2の連結部12における係合爪32を前記本体31の貫通孔37に前記第1面35側および前記第2面36側のいずれから挿入させた場合であっても、その挿入させた係合爪32と係合できるように、前記本体31の貫通孔37内に設けられている。
そのうえで、前記連結部12は、当該連結部12を前記他の導電性バンド2の連結部12と連結するため、前記係合爪32を前記他の導電性バンド2における前記連結部12の爪受け33と係合させるように、かつ/または、前記爪受け33を前記他の導電性バンド2における前記連結部12の係合爪32と係合させるように構成されている。
すなわち、本実施形態においては、前記他の導電性バンド2とは、前記第1の導電性バンド2Aに対する前記第2の導電性バンド2Bであり、前記第2の導電性バンド2Bに対する前記第1の導電性バンド2Aである。
そのため、前記第1の導電性バンド2Aの連結部12Aにおける前記係合爪32が、前記第2の導電性バンド2Bの連結部12Bにおける前記本体31の貫通孔37に挿入可能とされている。前記第2の導電性バンド2Bの連結部12Bにおける前記係合爪32が、前記第1の導電性バンド2Aの連結部12Aにおける前記本体31の貫通孔37に挿入可能とされている。
そして、前記連結部12A(前記連結部12B)における前記係合爪32が前記連結部12B(前記連結部12A)における前記本体31の貫通孔37への挿入時、この本体31の第1面35側(上側)からであれ、この本体31の第2面36側(下側)からであれ、前記貫通孔37の挿入開始側の反対側(奥側)へ向かって移動できるように構成されている。
また、前記連結部12Aにおける前記爪受け33が、前記貫通孔37に挿入された状態の前記連結部12Bにおける前記係合爪32を係合させ得るようになっている。前記連結部12Bにおける前記爪受け33が、前記貫通孔37に挿入された状態の前記連結部12Aにおける前記係合爪32を係合させ得るようになっている。
そのうえで、前記連結部12A・12Bは、互いに連結されるように、前記連結部12Aにおける前記係合爪32を前記連結部12Bにおける前記爪受け33と係合させる(図9、図10、図12、図13参照)、かつ/または、前記連結部12Aにおける前記爪受け33を前記連結部12Bにおける前記係合爪32と係合させる(図9、図11参照)構成とされている。
詳しくは、前記本体31は、略矩形の平板状に形成されたものであり、その一方の板面(上面)が前記第1面35となり、その他方の板面(下面)が前記第2面36となるように設けられている。前記第1面35および前記第2面36は、それぞれ略平坦な面(略水平面)となるように形成されており、略同一の表面積を有している。
前記本体31の貫通孔37は、平面視矩形状に形成されたものであり、前記本体31に対して前記第1面35から前記第2面36にわたって上下方向に直線状に貫通するように設けられている。前記貫通孔37は、前記繋ぎ部13の延在方向(前後方向)延長線上に位置するように配置され、この延在方向と略直交する方向(左右方向)に延在するように設けられている。
前記貫通孔37は、前記爪受け33に応じて少なくとも1つ(本実施形態においては前記爪受け33と同数の2つ)備えられている。そして、これら2つの前記貫通孔37は、それぞれ、前記繋ぎ部13の延在方向と略同じ方向である前記本体31の長手方向(前後方向)の一端部側(前端部側)と前記本体31の長手方向他端部側(後端部側)とに互いに所定間隔を隔てて配置されている。
前記本体31は、また、前記繋ぎ部13(13A・13B)との接続のために用いられる第1接続部分41と、前記第2の物体、即ちアース側部材45との接続のために用いられる第2接続部分42とを有している。前記第1接続部分41は、前記本体31において、その長手方向一端面側(前端面側)に位置する当該本体31の外周側面に設けられている。
前記第2接続部分42は、前記2つの貫通孔37の各々と略同じ方向(上下方向)に前記本体31を貫通する挿通孔47を含み、前記本体31の長手方向に関して前記2つの貫通孔37の間(前記本体31の中央部付近)に設けられている。前記第2接続部分42は、ビス等の係止部材49を前記挿通孔43に挿通できるように形成されている(図1、図10、図13参照)。
前記係合爪32は、前記他の導電性バンド2の連結部12における前記爪受け33と係合できるように、前記本体31から前記第1面35と対向する方向へ所定量突出するように設けられている。前記係合爪32は、前記連結部12において少なくとも1つ(本実施形態においては2つ)備えられており、2つの前記係合爪32が前記本体31の第2接続部分42を挟むように配置されている。
前記2つの係合爪32は、それぞれ、前記本体31の長手方向と直交する方向の端面側(左右の端面側)に位置する当該本体31の外周部付近に配置されている。前記2つの係合爪32は、それぞれ、対応する前記爪受け33と係合可能な爪部51を有し、突出端部(上端部)近傍で前記爪部51が前記本体31の外側を向くように形成されている。
前記爪受け33は、前記貫通孔37内において、前記貫通孔37の貫通方向(上下方向)中央部に位置するように設けられている。前記爪受け33は、前記連結部12において少なくとも1つ(本実施形態においては前記係合爪32と同数の2つ)備えられており、2つの前記爪受け33が前記本体31の第2接続部分42を挟むように配置されている。
前記爪受け33は、前記本体31の外周側から内側(中央部)へ向かって突設されている。前記爪受け33は、前記貫通孔37の貫通方向に関して、前記第1面35側(上側)に位置しかつ前記係合爪32(前記爪部51)と係合可能に形成された第1係合面53と、前記第2面36側(下側)に位置しかつ前記係合爪32(前記爪部51)と係合可能に形成された第2係合面54とを有している。
前記爪受け33は、図7に示すように、前記第1係合面53が上方を向く略平坦な面(略水平面)となり、かつ、前記第2係合面54が下方を向く略平坦な面(略水平面)となるように、断面視矩形状に形成されている。そして、前記爪受け33は、前記貫通孔37内での前記係合爪32の移動を許容するように、前記本体31から前記貫通孔37内に向かって突設されている。
また、前記繋ぎ部13(13A・13B)は、前記取付部11(11A・11B)と前記連結部(12A・12B)とが互いに導通するように、前記取付部11(11A・11B)に対して前記連結部12(12A・12B)を繋ぐように構成されている。本実施形態において、前記繋ぎ部13は、可撓性を有する棒状に形成されている。
前記繋ぎ部13は、前記取付部11から延出するように設けられ、当該繋ぎ部13の延出方向に関して任意の位置に前記連結部12を取り付けることができるようになっている。本実施形態において、前記繋ぎ部13は、その延出端部(後端部)で前記連結部12における前記本体31の第1接続部分41と接合されている。
前記繋ぎ部13は、前記連結部12を前記取付部11に対して所定距離隔てた位置に位置させるべく所定の長さを有している。前記繋ぎ部13の長さは、前記取付部11が取り付けられる前記第1の物体(前記配管6・7)と、前記連結部12が接続される前記第2の物体(前記アース側部材45)との位置関係等に応じて適宜設定され得る。
このような構成により、前記導電性部材1を使用する場合、前記第1の導電性バンド2Aにおける前記連結部12Aを前記第2の導電性バンド2Bにおける前記連結部12Bに連結し、得られた連結体を前記ビス等の係止部材49により前記アース側部材45に接続し、これにより前記第1の導電性バンド2Aおよび前記第2の導電性バンド2Bの設置を実現することが可能となる。
たとえば、図1、図9に示す第1連結例のように、前記第1の導電性バンド2Aの連結部12Aの係合爪32を前記第2の導電性バンド2Bの連結部12Bの爪受け33と係合させ、かつ、前記連結部12Aの爪受け33を前記連結部12Bの係合爪32と係合させることによって、前記連結部12Aを前記連結部12Bに連結させることできる。
この場合には、図10に示すように、前記連結部12Aと前記連結部12Bとを互いに相反する方向のうちの前記第1面35同士が対向する方向に向けた状態で、前記連結部12Aの係合爪32を前記連結部12Bの本体31の貫通孔37に前記第1面35側から挿入して、前記連結部12Bの爪受け33に係合させる。また、略同時に、図11に示すように、前記連結部12Bの係合爪32を前記連結部12Aの本体31の貫通孔37に前記第1面35側から挿入して、前記連結部12Aの爪受け33に係合させる。
あるいは、図12に示す第2連結例のように、前記第1の導電性バンド2Aの連結部12Aの係合爪32を前記第2の導電性バンド2Bの連結部12Bの爪受け33と係合させるによって、前記連結部12Aを前記連結部12Bに連結させることもできる。
この場合には、図13に示すように、前記連結部12Aと前記連結部12Bとを同じ方向に向けた状態で、前記連結部12Aの係合爪32を前記連結部12Bの本体31の貫通孔37に前記第2面36側から挿入して、前記連結部12Bの爪受け33に係合させる。
したがって、前記第1の導電性バンド2Aおよび前記第2の導電性バンド2Bを用いて前記第1の物体(前記配管6・7)の帯電防止を図ることができる。しかも、前記第1の導電性バンド2Aにおいて、互いに連結された前記連結部12A・12B(前記連結体)を共通の前記係止部材49を用いて一度にまとめて前記アース側部材45に接続することが可能となる。よって、前記導電性部材1を使用する際、前記複数の導電性バンド2の設置作業の簡易化および迅速化を図ることができる。
しかも、前記第1連結例であれば、前記第1の導電性バンド2Aの連結部12Aに対する前記第2の導電性バンド2Bの連結部12Bの向き(その係合爪32の向き)を気にせずに済み、連結作業を迅速に行うことができる。さらに。前記第2連結例に比べて、前記連結体のコンパクト化を図りつつ、前記連結部12A・12B同士の連結強度を高めることができる。
また、前記導電性部材1においては、前記複数の導電性バンド2のうちの少なくとも1つの導電性バンド2が、前記連結部12を複数備えるものとなっている。すなわち、本実施形態においては、前記第1の導電性バンド2Aおよび前記第2の導電性バンド2Bが、それぞれ、2つの前記連結部12(12A・12B)を備えるものとなっている。
詳しくは、図2、図3に示すように、前記2つの連結部12のうちの一方の連結部12は、前述の連結部12に相当するものであり、前記繋ぎ部13の延出端部に設けられている。前記2つの連結部12のうちの他方の連結部12は、前記繋ぎ部13の延出方向中途部に設けられている。前記2つの連結部12は、前記繋ぎ部13の延出方向に関して適宜の間隔を隔てて配置されている。
この構成により、前記複数の導電性バンド2における導電性バンド2の組合せ(更には互いに連結させる連結部12の組合せ)を、前記第1の物体(前記配管6・7)と前記第2の物体(前記アース側部材45)との位置関係等に応じて適宜に選択することが可能となる。したがって、前記複数の導電性バンド2の設置の柔軟化を実現することができる。
ここで、前記少なくとも1つの導電性バンド2は、本実施形態においては前記連結部12を2つ備える前記第1の導電性バンド2Aおよび前記第2の導電性バンド2Bとしているが、当該少なくとも1つの導電性バンド2が備える前記連結部12の数は特に限定するものではなく、例えば、図14(a)に示すように、前記連結部12を3つ備える導電性バンド2Cとすることも可能である。
前記少なくとも1つの導電性バンド2における複数の前記連結部12は、本実施形態においては直線状に延びる共通の前記繋ぎ部13を用いて前記取付部11と繋いでいるが、新たに追加した繋ぎ部13を用いて前記取付部11と繋いでもよい。なお、前記複数の導電性バンド2のうちの残りの導電性バンド2は、図14(b)に示すような前記連結部12を1つ備える導電性バンド2Dとなる。
また、本実施形態において、前記第1の導電性バンド2Aの連結部12A(前記第2の導電性バンド2Bの連結部12B)は、その本体31の第1面35または第2面36が前記第2の導電性バンド2Bの連結部12B(前記第1の導電性バンド2Aの連結部12A)における本体31の第1面35または第2面36と面接触する面接触部を形成するように、前記連結部12B(前記連結部12A)と連結されるように構成されている。
詳しくは、前記第1の導電性バンド2Aの連結部12Aが前記第2の導電性バンド2Bの連結部12Bに連結された場合に、前記連結部12Bの本体31の貫通孔37に対する前記連結部12Aの係合爪32の挿入開始側が前記本体31の第1面35側であれ第2面36であれ、前記連結部12Aおよび前記連結部12Bの対向面同士が面接触するようになっている。
このような構成により、前記連結部12A・12Bが互いに連結されたときに前記連結部12A・12B間の導通性を向上させることができる。さらに、互いに連結された前記連結部12Aと前記連結部12Bとからなる連結体を前記アース側部材45に接続する際、この連結体を前記アース側部材45に安定的に保持することができる。
なお、上述の教示を考慮すれば、本発明が多くの変更形態および変形形態をとり得ることは明らかである。したがって、本発明が、添付の特許請求の範囲内において、本明細書に記載された以外の方法で実施され得ることを理解されたい。
1 導電性部材
2 導電性バンド
6 配管(導電性を有する第1の物体)
7 配管(導電性を有する第1の物体)
11 取付部
12 連結部
13 繋ぎ部
31 本体
32 係合爪
33 爪受け
35 第1面
36 第2面
37 貫通孔
45 アース側部材(導電性を有する第2の物体)

Claims (3)

  1. 複数の導電性バンドを備える導電性部材であって、
    前記複数の導電性バンドのうちの各導電性バンドが、
    導電性を有する第1の物体に導通するように当該第1の物体に取付可能な取付部と、
    導電性を有する第2の物体に導通するように当該第2の物体に接続可能な連結部と、
    前記取付部と前記連結部とが互いに導通するように、前記取付部に対して前記連結部を繋ぐ繋ぎ部とを備え、
    前記連結部を前記複数の導電性バンドのうちの他の導電性バンドの連結部と連結させ得るように構成されており、
    前記各導電性バンドの連結部が、
    第1面、および、その反対面である第2面を含む本体であって、当該本体を前記第1面から前記第2面にわたって貫通する貫通孔を更に含む本体と、
    前記他の導電性バンドの連結部における本体の貫通孔に第1面側および第2面側のいずれからでも挿入され得るように、前記本体からその第1面または第2面と対向する方向へ突設された係合爪と、
    前記他の導電性バンドの連結部における係合爪を前記本体の貫通孔に前記第1面側および前記第2面側のいずれから挿入させた場合であっても、その挿入させた係合爪と係合できるように、前記本体の貫通孔内に設けられた爪受けとを有し、
    前記他の導電性バンドの連結部と連結するために、前記係合爪を前記他の導電性バンドの連結体における爪受けと係合させるように、かつ/または、前記爪受けを前記他の導電性バンドの連結部における前記係合爪と係合させるように構成されている導電性部材。
  2. 前記複数の導電性バンドのうちの少なくとも1つの導電性バンドが、前記連結部を複数備えている、請求項1に記載の導電性部材。
  3. 前記各導電性バンドの連結部は、その本体の第1面または第2面が前記他の導電性バンドの連結部における前記本体の第1面または第2面と面接触する面接触部を形成するように、前記他の導電性バンドの連結部と連結される、請求項1または請求項2に記載の導電性部材。
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