JP6819330B2 - 光偏向器、光走査装置、画像形成装置及び画像投影装置 - Google Patents

光偏向器、光走査装置、画像形成装置及び画像投影装置 Download PDF

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Description

本発明は、光偏向器、光走査装置、画像形成装置及び画像投影装置に関する。
近年、レーザ光源を用いた走査型画像表示装置が開発され、プロジェクタ、ヘッドアップディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイなどに適用されている。これらは光源から発生した3色のレーザビームをスキャンデバイスによって光走査し、スクリーンやコンバイナと呼ばれる半透過板などの画像表示部に表示像を投影する。
マイクロマシン技術やマイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)技術を用いて製作した光偏向器、この光偏向器を搭載した光走査装置は、ポリゴンミラーや従来型のガルバノミラーに較べて省電力化、小型化や高速化の可能性があり、駆動部分の形成もシリコンウェハを素材として、半導体微細加工技術を用いて大量で安価に形成できる可能性があるため実用化が期待されている。
このような技術を用いた光偏向器として、反射面を有するミラー部と、ミラー部を所定の軸周りに揺動させるアクチュエータとを備える光偏向器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、反射面を二軸周りに揺動するときの回転角を減少させることなく、反射面の二軸周りの揺動を精度良く検知できる光偏向器を提供する目的で、請求項1に係る発明が開示されている。即ち、上記請求項1に係る発明の要部構成は、第2支持部には、当該光偏向器の外部と電気的に接続するための接続部を備え、第2圧電アクチュエータには、第1圧電アクチュエータと接続部とを電気的に接続する第1駆動配線と、第2圧電アクチュエータと接続部とを電気的に接続する第2駆動配線と、検知用圧電素子と接続部とを電気的に接続する検知配線と、基準電位点に接続された接地線とが並行に配置され、前記接地線は、前記第1駆動配線及び前記第2駆動配線と前記検知配線との間に配置されるというものである。
特許文献1の発明によれば、上記構成により上記目的を達成することができると共に、接地線が、圧電駆動用の配線である第1駆動配線及び第2駆動配線と検知用の配線である検知配線との間に配置されるので、接地線を設けない場合に比べて圧電駆動用の配線と検知用の配線との距離が長くなる。これにより、圧電駆動用の配線を通る信号が検知用の配線を通る信号に与える影響(混信)を低減できる。更に、基準電位点に接続(接地)された接地線が間に配置されることで、混信をシールドする効果が得られ、圧電駆動用の配線を通る信号が検知用の配線を通る信号に与える影響を無視できる程度に低減できるというものである。
しかしながら、上記特許文献1を含む今までの光偏向器では、外部電極から光偏向器に電位供給する電極パッドから各アクチュエータ(圧電カンチレバー)に電位供給するための各リード配線の間、又は各圧電カンチレバー間の電気接続のための各リード配線の間、各リード配線と各圧電カンチレバーの上下電極とのコンタクト部の間、各圧電カンチレバーの間に、電界集中(電流集中)部が発生する。特に、外部電極からの電位を供給する電極パッドに近いコンタクト部に多く発生する。これにより、電界集中部が焼け焦げの様相を呈し、終にはコンタクト部等の破損に至る不良が発生してしまうことを確認済みである。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、電界集中部の発生を未然に回避して、信頼性が向上した光偏向器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、光を反射する反射面を有するミラー部と、該ミラー部を駆動する少なくとも1つの圧電アクチュエータとを備えて構成される光偏向器であって、前記圧電アクチュエータは、単一の支持体及び該支持体上に形成された圧電体を有し、圧電駆動により屈曲変形を行う圧電カンチレバーを含み、該圧電カンチレバーの前記圧電体に駆動電圧を印加するための電極と、前記圧電カンチレバーへの電流供給方向の両端2箇所以上に設けられ、前記電極へ電位を供給するリード線に接合される第1の接合部と、前記圧電カンチレバーへの電流供給方向の両端2箇所以上に設けられ、前記リード線とは別のリード配線に接合される第2の接合部と、を有する光偏向器にある。
本発明によれば、上記構成により、電界集中部の発生を未然に回避して、信頼性が向上した光偏向器を提供することができる。
パッケージングされた光偏向器の一例の概略図である。 本発明を適用する光偏向器の斜視図である。 図2の光偏向器の比較例に係る構成を示す拡大平面図である。 図3のY1−Y2線拡大断面図である。 (a)は比較例に係る要部の構成を示す拡大平面図、(b)は初段圧電カンチレバー部位の等価回路をイメージ的に示す図である。 (a)は本発明の実施例1に係る要部の構成を示す拡大平面図、(b)は初段圧電カンチレバー部位の等価回路をイメージ的に示す図である。 (a)は本発明の実施例2に係る要部の構成を示す拡大平面図、(b)は初段圧電カンチレバー部位の等価回路をイメージ的に示す図である。 (a)は本発明の実施例3に係る要部の構成を示す拡大平面図、(b)は初段圧電カンチレバー部位の等価回路をイメージ的に示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の一例を示す図である。 図9に示した光走査装置の一例を示す斜視図である。 図9に示した光偏向器の構成の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像投影装置の構成の一例を示す図である。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態を詳細に説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能および形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。
[パッケージング]
図1を参照して、光偏向器のパッケージングについて説明する。図1は、パッケージングされた光偏向器の一例の概略図である。
図1に示すように、光偏向器1には、レーザ光などの光束Lが反射する反射面5が設けられている。光偏向器1は、筐体状のパッケージ部材2の内側に配置される取付部材3に取り付けられ、パッケージ部材2の一部を透過部材4で覆われて、密閉されることでパッケージングされる。
さらに、光偏向器1が密閉されたパッケージ内には、窒素ガス等の不活性ガスが密封されている。これにより、光偏向器1の酸化による劣化が抑制され、さらに温度等の環境の変化に対する耐久性が向上する。
[光偏向器の詳細]
図2〜図4を参照して、本発明を適用する光偏向器について詳細に説明する。図2は、主走査方向としてのY方向と、副走査方向としてのX方向との2軸方向に光偏向可能な両持ちタイプの光偏向器の斜視図である。図3は、図2の光偏向器の比較例に係る構成を示す拡大平面図である。図4は、図3のY1−Y2線断面図である。
図2、図3に示すように、光偏向器1は、ミラー部7と、ミラー部7が搭載された可動部8と、2対の内側圧電アクチュエータ10a〜10dと、1対の外側圧電アクチュエータ11、12と、支持基体14とを備えている。
ミラー部7は、円板状のミラー部基体6と、このミラー部基体6の+Z側の面上に設けられ、ミラー部基体6上に入射された光を反射する反射面5とを有する。反射面5は、例えば、アルミニウム、金、銀等を含む金属薄膜で形成されている。
ミラー部7は、ミラー部基体6の直径方向の両端から外側へ向かって延設された一対のトーションバー9a、9bを介して、可動部8に連結されている。一方のトーションバー9aは、その先端部がミラー部基体6に連結され、その基端部を挟んで対向した1対の内側圧電アクチュエータ10a、10cの各先端部に連結されている。他方のトーションバー9bは、その先端部がミラー部基体6に連結され、その基端部を挟んで対向した1対の内側圧電アクチュエータ10b、10dの各先端部に連結されている。
2対の内側圧電アクチュエータ10a〜10dは、ミラー部7を可動部8に対して第1軸Oの周りに揺動させるための第1の圧電アクチュエータとして機能する。
各内側圧電アクチュエータ10a〜10dは、ミラー部7を囲むように空隙を隔てて配置されている。2つの内側圧電アクチュエータ10a、10cの各端部は、一方のトーションバー9aを挟んで対向して配置されている。また、2つの内側圧電アクチュエータ10b、10dの各端部は、他方のトーションバー9bを挟んで対向して配置されている。
可動部8は、矩形の枠形状に形成され、トーションバー9a、9bを介してミラー部7を、及び2対の内側圧電アクチュエータ10a〜10dをそれぞれ支持している。可動部8は、第1の支持部として機能する。
各内側圧電アクチュエータ10a〜10dは、圧電駆動によって屈曲変形するように構成された第1の圧電カンチレバー(実質的に各内側圧電アクチュエータ10a〜10dの各々と同じ)により構成されている。これにより、各内側圧電アクチュエータ10a〜10dは、圧電駆動によって屈曲変形することで、トーションバー9a、9bが軸心回りに揺動する。これにより、ミラー部7は、トーションバー9a、9bの上記揺動に伴って該トーションバー9a、9bの軸心となる第1軸Oの周りに揺動可能となっている。
外側圧電アクチュエータ11、12は、可動部8を挟んで対向して配置されている。外側圧電アクチュエータ11、12は、ミラー部7及び可動部8を支持基体14に対して第2軸Oの周りに揺動させるための第2の圧電アクチュエータとして機能する。
外側圧電アクチュエータ11、12は、それらの先端部が可動部8のトーションバー9a、9bと直交する方向の一対の両側にそれぞれ連結されている。尚、第2軸Oは、第1軸Oに直交する軸であるが、第1軸Oと第2軸Oとが正確に直交している必要はなく、交差していてもよい。
支持基体14は、方形枠状に形成され、可動部8と外側圧電アクチュエータ11、12とを囲むように設けられている。支持基体14には、外側圧電アクチュエータ11、12における可動部8と連結されていない側の一対の他端がそれぞれ連結されている。これにより、支持基体14は、外側圧電アクチュエータ11、12を介して可動部8を支持する第2の支持部として機能する。
外側圧電アクチュエータ11、12は、それぞれが圧電駆動によって屈曲変形するように構成された複数の第2の圧電カンチレバー(図3に示す例では各4つずつ)が、連結部によって連結されることで構成されている。
一方の外側圧電アクチュエータ11は、4つの第2の圧電カンチレバー、具体的には、外側圧電アクチュエータ11の図3における左側の支持基体14に連結されているものから数えて奇数番目(奇数段目)の2つの圧電カンチレバー11m、11mと、偶数番目(偶数段目)の2つの圧電カンチレバー11e、11eとから構成されている。
また、他方の外側圧電アクチュエータ12も、4つの第2の圧電カンチレバー、具体的には、外側圧電アクチュエータ12の図3における右外側の支持基体14に連結されているものから数えて奇数番目の2つの圧電カンチレバー12m、12mと、偶数番目の2つの圧電カンチレバー12e、12eとから構成されている。
一方の4つの圧電カンチレバー(奇数番目の2つの圧電カンチレバー11m、11mと、偶数番目の2つの圧電カンチレバー11e、11e)は、支持基体14の内周部と可動部8の外周部との間で、第2軸Oと直交する方向(以下、圧電カンチレバーの長手方向ともいう)に延在して、第2軸Oの方向に所定の間隔を空けて並ぶように配置されると共に、その各圧電カンチレバーが隣り合う圧電カンチレバーに対して折り返されるように連結されている。
他方の4つの圧電カンチレバー(奇数番目の2つの圧電カンチレバー12m、12mと、偶数番目の2つの圧電カンチレバー12e、12e)は、上記した一方の圧電カンチレバーと同様に、支持基体14の内周部と可動部8の外周部との間で、第2軸Oと直交する方向(圧電カンチレバーの長手方向)に延在して、第2軸Oの方向に所定の間隔を空けて並ぶように配置されると共に、その各圧電カンチレバーが隣り合う圧電カンチレバーに対して折り返されるように連結されている。
従って、外側圧電アクチュエータ11の圧電カンチレバー11m、11e及び外側圧電アクチュエータ12の圧電カンチレバー12m、12eは、共に第2軸Oと直交する方向を振幅方向として蛇行するようにして設けられている。
上述のとおり、外側圧電アクチュエータ11、12の各々は、各圧電カンチレバー11m、11e、12m、12eが所謂ミアンダ形状(つづら折形状)に形成されている。外側圧電アクチュエータ11、12の各上記圧電カンチレバーがミアンダ形状に構成されていることにより、可動部8が、外側圧電アクチュエータ11、12を介して支持基体14に支持されると共に、各外側圧電アクチュエータ11、12を構成する上記各圧電カンチレバーの屈曲変形によって、支持基体14に対して第2軸Oの周りに揺動可能となっている。
光偏向器1は、例えば1枚のSOI(Silicon On Insulator)基板をエッチング処理等により成形し、成形した基板上に反射面5や内側圧電アクチュエータ10a〜10d、外側圧電アクチュエータ11、12を構成する圧電カンチレバー11m、11e、12m、12e、図3に示す電極パッド30等を形成することで、上記の各構成部が一体的に形成されている。
尚、上記の各構成部の形成は、SOI基板の成形後に行ってもよいし、SOI基板の成形中に行ってもよい。
SOI基板は、例えば単結晶シリコン(Si)からなる第1のシリコン層たるシリコン支持層と、このシリコン支持層の上部に形成された酸化シリコン(SiO)からなるBOX層と、このBOX層の上に形成された第2のシリコン層たるシリコン活性層と、を有するシリコン基板である。
図4に、外側圧電アクチュエータ11の圧電カンチレバー11mの断面を代表して示す。内側圧電アクチュエータ10a〜10dの各々と、外側圧電アクチュエータ11、12を構成する圧電カンチレバー11m、11e、12e、12mの各々とは、起歪体(カンチレバー本体)としての支持体24の層上に下部電極25、圧電体26及び上部電極27の各層を積層した構造の圧電カンチレバーである。
以下、下部電極25、圧電体26及び上部電極27の各符号は、内側圧電アクチュエータ10a〜10dの各々と、外側圧電アクチュエータ11、12を構成する圧電カンチレバー11m、11e、12m、12eの各々において、区別せずに共通で用いることとする。
尚、外側圧電アクチュエータ11の圧電カンチレバー11m、11e及び外側圧電アクチュエータ12の圧電カンチレバー12e、2mのそれぞれ隣り合う圧電カンチレバーの連結部や支持基体14に連結される連結部は、上記した支持体24を一体に連結した部分となっている。これらの連結部には、下部電極25、圧電体26及び上部電極27の層は設けられていない。
支持体24は、シリコン活性層により構成されており、X軸方向又はY軸方向に対してZ軸方向への厚みが小さいため、シリコン活性層で構成された部材は、弾性を有する弾性部材としての機能を備える。そのため、トーションバー9a、9bは、シリコン活性層を用いて構成される。また、可動部8及び支持基体14は、上記したシリコン支持層を有していることが望ましい。
内側圧電アクチュエータ10a〜10dの圧電カンチレバーの各々と、外側圧電アクチュエータ11、12を構成する圧電カンチレバー11m、11e、12m、12eの各々とは、下部電極25と上部電極27との間で圧電体26に高周波の駆動電圧が印加されることで、圧電体26と共に支持体24が屈曲変形するようになっている。
図4において、上部電極27は、例えば金(Au)又は白金(Pt)等を用いて構成される。下部電極25は、例えば、1層目をチタン(Ti)を用い、2層目を白金(Pt)を用いて構成される。圧電体26は、例えば、圧電材料であるPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)を用いて構成されている。図4において、28は層間絶縁膜を、29はパッシベーション膜(例えば窒化シリコンで形成)を、それぞれ示す。
図3、図4を参照して、支持基体14上に設けられた電極接続部としての電極パッド30群について説明する。図3に示すように、支持基体14上には、電極パッド30群を構成する18個の電極パッドが図示されている。図3を参照して、一方の内側圧電アクチュエータ10a、10b及び一方の外側圧電アクチュエータ11の各々の上・下電極に電気的に接続される、支持基体14上の左側半分に図示されている6個について代表して説明する。他方の内側圧電アクチュエータ10c、10d及び他方の外側圧電アクチュエータ12の各圧電カンチレバーの各々の上・下電極に電気的に接続される、支持基体14上の右側半分に図示されている6個についても左側と同様である。
この電極パッド30群の各々に、外部からの供給電位(基準電位を含む)が電気的に接続される。電極パッド30群を構成するそれぞれの後述する電極パッドよりリード線141を通じて、一方の内側圧電アクチュエータ10a、10b及び一方の外側圧電アクチュエータ11の各圧電カンチレバー11m、11eの各々上下電極に対して、接合部としてのコンタクト部33を介して、各駆動電位の印加を実現している。
更には、各外側圧電アクチュエータ11の圧電カンチレバー11mの各々と、次段の外側圧電アクチュエータ11の圧電カンチレバー11eとの電位接合は、コンタクト部33を介して、リード線142を通じて実現している。以降の図では、コンタクト部33のうち、下部電極27用をコンタクト部33dと、上部電極27用をコンタクト部33uと表記することもある。
リード線141、142の材料は、例えば、白金(Pt)、金(Au)又はアルミニウム(Al)等で形成されている。
図3において、電極パッド30群を構成する6個の詳細は、次のとおりである。電極パッド30aは、リード線141、142及びコンタクト部33dを介して、偶数番目の圧電カンチレバー11eの下部電極25に接続され、更にリード線142及びコンタクト部33dを介して、次段の偶数番目の圧電カンチレバー11eの下部電極25に接続されている。
電極パッド30bは、リード線141、142及びコンタクト部33uを介して、偶数番目の圧電カンチレバー11eの上部電極27に接続され、更にリード線142及びコンタクト部33uを介して、偶数番目の圧電カンチレバー11eの上部電極27に接続されている。
電極パッド30cは、リード線141、142及びコンタクト部33uを介して、内側圧電アクチュエータ(圧電カンチレバー)10a、10bの上部電極27に接続されている。電極パッド30dは、リード線141、142及びコンタクト部33dを介して、内側圧電アクチュエータ(圧電カンチレバー)10a、10bの下部電極25に接続されている。
電極パッド30eは、リード線141及びコンタクト部33uを介して、奇数番目の圧電カンチレバー11mの上部電極27に接続され、更にリード線142及びコンタクト部33uを介して、次段の奇数番目の圧電カンチレバー11mの上部電極27に接続されている。
電極パッド30fは、リード線141及びコンタクト部33dを介して、奇数番目の圧電カンチレバー11mの下部電極25に接続され、更にリード線142及びコンタクト部33dを介して、次段の奇数番目の圧電カンチレバー11mの下部電極25に接続されている。
(比較例)
図3〜図5を参照して、比較例(従来例)に係る構成について説明する。図5(a)は図3に破線で示した対象領域Aの比較例に係る構成の拡大平面図、図5(b)は初段圧電カンチレバー11m部位の等価回路をイメージ的に示す図である。この等価回路は、あくまでも理解しやすくするためのものであり、厳密なものではない(後述する図6(b)、図7(b)、図8(b)でも同じ)。
図5(a)を始めとして、後述する本発明の実施例を示す図6(a)、図7(a)、図8(a)において、各図中にそれぞれ破線の楕円で囲んで示す領域m、m1、m2、m3は奇数番目の圧電カンチレバー11mの上部電極エリアであることを、e、e1、e2、e3は偶数番目の圧電カンチレバー11eの上部電極エリアであることを表している。
図3において、比較例の構成では、外部電極から電極パッド30群の何れかの電極パッドを介して、リード線141に電位が供給され、コンタクト部33を介して、初段の外側圧電アクチュエータの圧電カンチレバーの上下電極に印加される。電位印加されると上下電極、コンタクト部33介してリード線142により次段の外側圧電アクチュエータの圧電カンチレバーの上下電極に印加される。これが多段分繰り返し行われる。
後述する本発明の各実施例と比較のため、図5(a)に示す奇数段信号線である奇数番目の圧電カンチレバー11mの上部電極エリアを代表して説明する。
図5(a)の左側に示すように、圧電カンチレバー11mにおける奇数段信号線の領域m(奇数段上部電極エリア)では、電極パッド30eから電位供給されたリード線141から、コンタクト部33u〜上部電極27〜コンタクト部33uを介して、リード線142(奇数1段目の圧電カンチレバー11m上部通過)を経て、次段の奇数2段目の圧電カンチレバー11mのコンタクト部33uへと繰り返し接続される。
尚、圧電カンチレバー11mへの電流供給方向(圧電カンチレバーの長手方向)の両端2箇所以上(比較例では2箇所)に設けられ、上部電極27へ電位を供給するリード線141、142に接合されるコンタクト部33uは、後述する図6に示す実施例1の第1の接合部に相当する。
この際、図5(b)に示すように、外部電極から供給された電位(電荷)は、上部電極27の持つインピーダンス(抵抗R)により電位降下(電荷損失)し、次段(同図中省略記号・・・で表されている、以下同じ)での直列接続により加算されていく。図5(b)に示す初段が最も電位差が大きく、初段の奇数1段目の圧電カンチレバー11mにおいて、コンタクト部33uに電界(電流)集中する所以である。
上記比較例に相当する光偏向器を作製して信頼性加速(高温・高電圧)試験を実施したところ、電極パッドに近い圧電カンチレバーのコンタクト部の電界集中部が焼け焦げの様相を呈し、コンタクト部破損に至る不良が確認された。
上記説明では、上部電極27に信号入力の場合の上部電極27での例で説明したが、接地の下部電極25、あるいは下部電極25に信号入力の場合の下部電極25、接地の上部電極27に対しても同様であり、上部電極27に信号入力の場合の上部電極27に限るものではない。また、奇数番目の圧電カンチレバー11mで代表して説明したが、これに限らず、偶数番目の圧電カンチレバー11eの場合でも同様である。これは、後述する図6〜図8に示す実施例1〜3でも同様である。
(実施例1)
図6を参照して、本発明の実施例1に係る構成について説明する。図6(a)は図3に破線で示した対象領域Aについての実施例1に係る構成の拡大平面図、図6(b)は初段圧電カンチレバー11m部位の等価回路をイメージ的に示す図である。
実施例1は、図6(a)に示すように、図5(a)の比較例と比較して、圧電カンチレバー11mへの電流供給方向の上部電極27の両端2箇所以上(実施例1では両端2箇所)に設けられ、リード線141、142とは別のリード配線143に接合される第2の接合部としてのコンタクト部33u’を有する点が主に相違する。
換言すれば、実施例1は、図5(a)に示した比較例の配線構成に加えて、リード線141のコンタクト部33uと、リード線142のコンタクト部33uとの間に、コンタクト部33u’、33u’を介して、リード配線143を配置してバイパス回路を構成したものである。
図6(a)の左側に示すように、圧電カンチレバー11mにおける奇数段信号線の領域m1(奇数段上部電極エリア)では、電極パッド30eから電位供給されたリード線141から、コンタクト部33u〜上部電極27〜コンタクト部33uに加えて、次の経路が加わる。即ち、上部電極27の抵抗を下げるため、コンタクト部33u’〜リード配線143〜コンタクト部33u’の経路を介して、リード線142(奇数1段目の圧電カンチレバー11m上部通過)を経て、次段の奇数2段目の圧電カンチレバー11mのコンタクト部33uへと繰り返し接続される。
図6(b)に示すように、実施例1では、コンタクト部33u’〜リード配線143〜コンタクト部33’の抵抗rが、上部電極27の抵抗R(r<R)に対して並列回路となり、次段への電位降下を抑制する。それ故に、コンタクト部33u’の配置位置は、コンタクト部33uにできるだけ近接して配置する方が、上部電極27の抵抗をより一層下げる上から有利である。
以上説明したとおり、実施例1では、外部電極から圧電アクチュエータに電位供給するリード線と上下電極とが直列接続されていたものを並列接続することにより、加えて圧電アクチュエータ抵抗とリード配線抵抗とが並列接続となり、全体の抵抗が下がる。これにより、多段に接続されている同一信号圧電アクチュエータの各々(信号供給の上下流)への信号伝播時間が短縮されると共に、供給電位の上下流差が低減される。従って、実施例1によれば、電界集中部の発生を未然に回避して、信頼性が向上した感度の高い光偏向器を、従来とほぼ同様の製造プロセスでコストアップすることなく提供することができる、という顕著な効果を奏する。
(実施例2)
図7を参照して、本発明の実施例2に係る構成について説明する。図7(a)は図3に破線で示した対象領域Aについての実施例2に係る構成の拡大平面図、図7(b)は初段圧電カンチレバー11m部位の等価回路をイメージ的に示す図である。
実施例2は、図7(a)に示すように、図5(a)の比較例と比較して、上部電極27は、該上部電極27を介すること無く、電位を供給するリード配線としてのリード線141に接合される接合部としてのコンタクト部33uを有する点が主に相違する。
図7(a)の左側に示すように、圧電カンチレバー11mにおける奇数段信号線の領域m2(奇数段上部電極エリア)では、電極パッド30eから電位供給されたリード線141から、各段の上部電極27のコンタクト部33u〜上部電極27に電位が印加される。上部電極27を介すること無く、リード線141(奇数段圧電カンチレバー上部通過)を経て、次段のコンタクト部33uと繰り返し接続される。
図7(b)に示すように、実施例2では、上部電極27を介すること無くリード線141長さ起因の抵抗値rとなり、次段への電位降下を抑制する。
従って、実施例2によれば、実施例1と同様の効果を、実施例1よりも更にコスト的に有利に奏する。
(実施例3)
図8を参照して、本発明の実施例3に係る構成について説明する。図8(a)は図3に破線で示した対象領域Aについての実施例3に係る構成の拡大平面図、図8(b)は初段圧電カンチレバー11m部位の等価回路をイメージ的に示す図である。
実施例3は、図8(a)に示すように、図5(a)の比較例と比較して、上部電極27は、リード配線としてのリード線141に接合される接合部としてのコンタクト部を圧電カンチレバー11mへの電流供給方向の両端2箇所以上(実施例3では両端各2箇所のコンタクト部33u、33u’)有する点が主に相違する。
図8(a)の左側に示すように、圧電カンチレバー11mにおける奇数段信号線の領域m3(奇数段上部電極エリア)では、電極パッド30eから電位供給されたリード線141から、各段の上部電極27のコンタクト部33u〜上部電極27に電位が印加される。これに加えて、図8(b)に示すように、コンタクト部33’〜上部電極27〜コンタクト部33’の経路が加わり、一部のリード線141の抵抗rと上部電極27の抵抗Rとが並列回路となり、次段への電位降下を図6の実施例1及び図7の実施例2より更に抑制する。
また、各段の上部電極27に対し、上部電極27、リード線141の冗長回路が形成されるので、万一、上部電極27等が故障したような場合でも光偏向器の駆動を補償することが可能となり、最下段までの信号伝播の信頼性がより一層向上する。
以上説明したとおり、実施例3によれば、多段に接続されている同一信号圧電アクチュエータの各々(信号供給の上下流)への信号伝播時間が短縮され、供給電位の上下流差が低減されるので、電界集中部の発生を未然に回避して、信頼性が向上した感度の高い光偏向器を提供することができる。加えて、最下段までの信号伝播の信頼性がより一層向上した光偏向器を提供することができる。
本発明の第2の実施形態の例として、図9に光走査装置101を用いた画像形成装置100を示す。
画像形成装置100は、トナー画像を形成するための像担持体としての感光体102と、感光体102上に形成された画像をシートたる用紙P上に転写するための転写手段たる転写部106と、用紙Pを転写部106へ搬送する搬送手段107と、を有している。
画像形成装置100は、感光体102の表面を帯電させる帯電手段104と、感光体102に静電潜像を書き込むための光走査装置101と、該静電潜像にトナーを付着させて顕像化する現像手段105と、を有している。
画像形成装置100は、転写部106よりも感光体102の回転方向Aの下流側にあって残留トナーを除去するクリーニング部109と、用紙P上に形成されたトナー像を熱と圧力により定着する定着手段108と、を有している。
画像形成装置100を用いて用紙P上に画像を形成するときには、まず感光体102の表面を帯電手段104によって一様に帯電する。
帯電した感光体102の表面を光走査装置101によって走査するとともに、感光体102が回転することで、感光体102の表面には静電潜像が形成される。このとき感光体102の表面は、光走査装置101によってレーザ光Lが所定の速度で走査される走査面である。
この際、光走査装置101に配置された光偏向器1によって、レーザ光Lが所定の方向に沿って偏向される。即ち、図2に示した光偏向器1のミラー部7(の反射面5)が第1軸Oを中心に揺動することで、入射したレーザ光Lが光走査装置101における主走査方向である感光体102の長手方向に沿って偏向される。
また、ミラー部7が第2軸Oを中心に揺動することで、入射したレーザ光Lが光走査装置101における副走査方向である感光体102の周方向に沿って偏向される。
現像手段105は、内蔵している現像剤中のトナーを感光体102表面に付着させることで静電潜像を顕像化する。
転写部106は、感光体102との間でニップ部Nを形成し、用紙Pがニップ部Nを通過することで、用紙Pにトナー像が転写される。
搬送手段107は、用紙Pを搬送する搬送ベルトであり、搬送手段107の経路上に設けられたレジストローラによって、感光体102上に形成されたトナー像と用紙Pの画像形成領域とが一致するように、タイミングを合わせて用紙Pをニップ部Nに搬送する。
定着手段108は、定着ニップN2を形成し、用紙Pが定着ニップN2を通過するときに、トナーに熱と圧力とを加えて溶融させることで用紙P上のトナー像を画像として定着させる。
ニップ部Nを通過した感光体102の表面部分は、クリーニング部109において残留トナーを除去される。
なお、ここでは像担持体が円柱状の感光体102であるが、ベルト状の回転体であってもよい。
また、画像形成装置100は、トナー像を感光体から用紙P以外の転写ベルトなどの転写媒体に一次転写し、転写媒体から用紙Pへと二次転写する構成としてもよい。
また、本実施形態ではモノクロの画像形成装置100について述べたが、画像形成装置100は、カラー方式の画像形成装置であってもよい。
光走査装置101は、記録信号によって変調された少なくとも1本のレーザ光Lを発振する光源たる光源部1020と、レーザ光Lを変調する光源駆動手段1500と、レーザ光Lを偏向する光偏向器1と、を有している。
光走査装置101は、図10に示すように、光偏向器1の反射面たるミラー部7にレーザ光Lを結像させる結像光学系1021と、ミラー部7に反射されたレーザ光Lを感光体102の表面に結像させる手段である走査光学系1023とを有している。
光走査装置101は、図11に示すように、駆動のための集積回路たるミラー駆動手段1024と、制御部たる回路基板1025と、を有している。ミラー駆動手段1024は、光偏向器1に電圧を印加することで、ミラー部7を揺動駆動させる。
光偏向器1の異なる実施形態例として、光偏向器1を画像投影装置に用いた第3の実施形態について説明する。図12は、本発明の第3の実施形態に係る画像投影装置の構成の一例を示す図である。
図12に示すように、画像投影装置2000は、赤(R)、緑(G)、青(B)の異なる3波長のレーザ光源2001と、各レーザ光源2001からの出射光たるレーザ光Lを平行にする集光光学系としてのレンズ2002と、を有している。
また、画像投影装置2000は、画像投影装置2000の筐体に対して固定されたミラー2003と、ハーフミラー2004と、合成プリズム2005と、を有している。
また、画像投影装置2000は、第1の実施形態において既に述べた光偏向器1と、光偏向器1を備えた光走査装置101と、を有している。
かかる画像投影装置2000において、画像を投射面であるスクリーン2007に投影することを考える。
レーザ光源200lから射出されたレーザ光Lは、ミラー2003とハーフミラー2004とによって偏向されて合成プリズム2005へと入射する。合成プリズム2005は、入射した3つの波長のレーザ光Lを合成して、単一のレーザ光束L’として光走査装置101へと入射する。
レーザ光束L’は、光偏向器1の反射面5によって反射され、スクリーン2007上へと投射される。
以上本発明の好ましい実施の形態や実施例について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態や実施例に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上記実施形態や実施例等に記載した技術事項を適宜組み合わせたものであってもよい。
例えば、上記実施形態において、画像投影装置は、レーザレーダーなどの光走査を行う投影装置であってもよい。
また、上記の実施形態では、何れも反射面が2軸について揺動自在に支持された2軸揺動可能な光偏向器についてのみ述べたが、1軸のみについて揺動可能な光偏向器としてもよい。また、画像形成装置は、シート状の用紙を記録媒体として用いるものの他、フィルム、記録紙、布、プリント基板などを記録媒体としてもよい。
本発明の実施の形態に適宜記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 光偏向器
5 反射面
7 ミラー部
8 可動部(第1の支持部)
9a、9b トーションバー
10a〜10d 内側圧電アクチュエータ(圧電アクチュエータの一例)
11、12 外側圧電アクチュエータ(圧電アクチュエータの一例)
11e、11m 圧電カンチレバー(圧電カンチレバーの一例)
12e、12m 圧電カンチレバー(圧電カンチレバーの一例)
14 支持基体(第2の支持部)
24 支持体
25 下部電極
26 圧電体
27 上部電極
30 圧電パッド群
30a〜30f 圧電パッド(電極接続部)
33 コンタクト部(接合部の一例)
33d 下部電極用のコンタクト部(第1の接合部の一例)
33u 上部電極用のコンタクト部(第1の接合部の一例)
33d’ 下部電極用のコンタクト部(第2の接合部の一例)
33u’ 上部電極用のコンタクト部(第2の接合部の一例)
100 画像形成装置
101 光走査装置
141,142 リード線
143 リード配線
2000 画像投影装置
特許第5779472号公報

Claims (7)

  1. 光を反射する反射面を有するミラー部と、該ミラー部を駆動する少なくとも1つの圧電アクチュエータとを備えて構成される光偏向器であって、
    前記圧電アクチュエータは、
    単一の支持体及び該支持体上に形成された圧電体を有し、圧電駆動により屈曲変形を行う圧電カンチレバーを含み、該圧電カンチレバーの前記圧電体に駆動電圧を印加するための電極と、
    前記圧電カンチレバーへの電流供給方向の両端2箇所以上に設けられ、前記電極へ電位を供給するリード線に接合される第1の接合部と、
    前記圧電カンチレバーへの電流供給方向の両端2箇所以上に設けられ、前記リード線とは別のリード配線に接合される第2の接合部と、を有する光偏向器。
  2. 光を反射する反射面を有するミラー部と、該ミラー部を駆動する少なくとも1つの圧電アクチュエータとを備えて構成される光偏向器であって、
    前記圧電アクチュエータは、単一の支持体及び該支持体上に形成された圧電体を有し、圧電駆動により屈曲変形を行う圧電カンチレバーを含み、該圧電カンチレバーの前記圧電体に駆動電圧を印加するための電極を有し、
    前記電極は、該電極を介すること無く電位を供給するリード配線に接合される接合部を有することを特徴とする光偏向器。
  3. 請求項2記載の光偏向器において、
    前記電極は、前記リード配線との前記接合部を前記圧電カンチレバーへの電流供給方向の両端2箇所以上に有することを特徴とする光偏向器。
  4. 請求項1〜3の何れか1つに記載の光偏向器において、
    前記圧電カンチレバーを複数有し、
    前記複数の圧電カンチレバーのうち、複数の同一信号を供給する同一信号供給電極は、前記第2の接合部又は前記接合部を介して、同一の前記リード配線で接続することを特徴とする光偏向器。
  5. 請求項1〜4の何れか1つに記載の光偏向器を有し、
    前記光偏向器を用いて入射した前記光を所定の速度で走査面上に投射することを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項5記載の光走査装置を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項5記載の光走査装置を有することを特徴とする画像投影装置。
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