JP6819262B2 - 無線端末および無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線によるデータの収集、あるいは無線による駆動が容易で、電池の交換無しに長期間の使用が可能で、省エネルギーにも寄与する無線端末および無線通信システムに関する。
たとえば下記の特許文献1には、容器内に配置してあるセンサにより検出した温度などのデータを、無線端末により、容器の外部に送信することができる無線通信システムが開示してある。また、無線端末の電源として、電気二重層キャパシタや二次電池などを用いることが開示してある。
しかしながら、特許文献1に示すような従来の無線端末においては、電源からの電力が常に無線機(送信部と出力回路と制御部)に送られ、電源からの消費電力が大きく、電源が一次電池である場合には、電池交換をする必要があり、その交換作業が煩雑である。
また、特許文献1では、無線端末の電源として、電気二重層キャパシタを用いることが開示してある。しかしながら、特許文献1には、通信タイミングとキャパシタへの充電のタイミングとの関係に関しては何ら開示がない。
特開2005−167995号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、無線によるデータの収集、あるいは無線による駆動が容易で、電池の交換無しに長期間の使用が可能で、省エネルギーにも寄与する無線端末と、それを用いた無線通信システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る無線端末は、
データを送受信可能な無線機と、
前記無線機に電力を供給する電源と、
前記無線機と協同して動作するアプリケーションデバイスと、
前記電源と前記無線機との間に接続され、前記無線機への電力供給を制御し、前記無線機による前記データの送受信が可能となる通信期間と、通信を行わない非通信期間とを繰り返し作り出す電力制御機と、を有する無線端末であって、
前記電源が、電力発生素子と、前記電力発生素子が発生する電力を蓄電可能な二次蓄電デバイスと、を有し、
前記電力制御機は、
前記通信期間では、主として前記二次蓄電デバイスからの電力が前記無線機に供給されるように制御し、前記非通信期間では、前記電力発生素子から前記二次蓄電デバイスに電力が蓄電されるように制御することを特徴とする。
本発明に係る無線端末の電源は、電力発生素子と、前記電力発生素子が発生する電力を蓄電可能な二次蓄電デバイスと、を有する。そのため、本発明の電源としては、一次電池を用いる必要がなく、一次電池の交換の必要がなく、長期間のメンテナンスフリーでの使用に適している。
また、本発明の無線端末では、無線機および電力制御機の作用により、通信期間で、二次蓄電デバイスからの電力(必要に応じて電力発生素子からの電力も)が、無線機(必要に応じてアプリケーションデバイスにも)に供給される。そして、非通信期間では、電力発生素子から二次蓄電デバイスへの蓄電が行われる。
このため、無線機とアプリケーションデバイスの動作は、所定周期でコントロールされ、無線機やアプリケーションデバイスが常時動作することがなくなる。したがって、省エネルギーにも寄与すると共に、二次蓄電デバイスへの蓄電も効率的に行われ、無線によるデータ(アプリケーションデバイスでの検出データ)の収集、あるいは無線による駆動(アプリケーションデバイスでの駆動)が容易になる。
好ましくは、前記電力制御機は、前記電源から前記無線機への電力を遮断および導通可能な電源スイッチと、
前記電源スイッチのオン・オフを制御するシステムタイマーと、を有する。
無線機(または無線機とアプリケーションデバイスの双方)を動作させない時は、それらの電源を切断することで効率的な充電が可能となる。
好ましくは、前記システムタイマーは、所定のタイマー期間毎に、前記電源スイッチをオン状態とし、
前記無線機からのオフ信号に基づき、前記電源スイッチをオフ状態に制御する。
このように電力制御機が制御されることで、必要最小限の期間にのみ、無線機(または無線機とアプリケーションデバイスの双方)を動作させることができ、省エネルギーに寄与する。
前記アプリケーションデバイスは、センサを含んでもよい。センサにより検出されたデータを、所定のタイマー期間毎に、無線機を通して送信することができる。
前記アプリケーションデバイスは、アクチュエータを含んでもよい。無線機を通して、所定のタイマー期間毎に、アクチュエータを動作させたり、連続する複数のタイマー期間でアクチュエータを連続して動作させたりすることができる。
前記二次蓄電デバイスは、二次電池、電気二重層キャパシタおよびその他の二次蓄電デバイスを含んでもよい。これらの二次蓄電デバイスに電力を蓄電することで、所定周期で、無線機に電力を供給してアプリケーションデバイスを起動することができる。
前記電力発生素子は、発電素子を含んでもよい。発電素子は、それ自体で発電を行うため、一次電池と異なり、頻繁に交換する必要はない。
前記電力発生素子は、受電素子を含んでもよい。受電素子は、外部から、好ましくは非接触式に給電されるために、一次電池と異なり、頻繁に交換する必要はない。
本発明に係る無線通信システムは、
上記に記載の無線端末から成る子機と、
前記無線端末からのデータを無線で受け取ることが可能な親機と、を有する無線通信システムであって、
前記親機は、前記子機から定期的または不定期に発せられるデータを受けて、処理を行うことを特徴とする。
子機である無線端末の電力発生素子または二次蓄電デバイスに、十分な電力が残っている状態では、定期的なタイミングで親機にデータが送られてくることになる。子機である無線端末の電力発生素子および二次蓄電デバイスに、十分な電力が残っていない状態では、電力発生素子に電力が発生する条件が満たされるタイミング、すなわち不定期なタイミングで、親機にデータが送られてくることになる。
親機に送られてくるデータは、通信期間の最初では、子機が受信可能である旨のデータのみでもよい。その後に、親機は、対応する子機に、命令信号を送り、子機は、アプリケーションデバイスとしてのセンサで検出されたデータを、親機に送る。その後に、子機の通信機は、電力制御機にオフ信号を送り、電源から通信機への電力供給を遮断または最小限にして、非通信期間の状態にする。
なお、通信期間の最初の段階で、アプリケーションデバイスとしてのセンサで検出されたデータを、親機に一度に送ってもよい。その後に、子機の通信機は、電力制御機にオフ信号を送り、電源から通信機への電力供給を遮断または最小限にして、非通信期間の状態にする。
前記親機が行う処理は、特に限定されないが、データの集計処理でもよく、集計されたデータを利用して何らかの予報処理を行ってもよい。また、たとえば前記親機が行う処理は、前記子機に具備してある前記アプリケーションデバイスのデータに基づき行われてもよい。具体的には、たとえばアプリケーションデバイスがセンサである場合には、センサで検出されたデータ(たとえば温度)に基づき、そのデータが一定の閾値以下、あるいは一定の閾値以上となるように、親機は、子機に関連する装置を制御する。子機に関連する装置としては、たとえば子機が内部に装着してある容器などの機器の内部雰囲気制御装置などが例示される。親機による内部雰囲気制御装置の制御は、有線で行ってもよく、無線により行ってもよい。無線により行う場合には、本発明の通信システムを利用してもよい。
前記親機が行う処理は、前記子機に具備してある前記アプリケーションデバイスのデータに基づき、前記子機が取り付けられた装置の制御に関することであってもよい。
図1は本発明の一実施形態に係る無線端末のブロック図である。 図2は図1に示す複数の無線端末から成る子機と親機との通信システムの概略図である。 図3A(a)は図1に示すシステムタイマーにより生成されるリセットパルス信号のタイムチャート図、図3A(b)は図1に示す電源の放電および充電のタイムチャート図、図3A(c)は図1に示すアプリケーションデバイスの動作を示すタイムチャート図である。 図3B(a)は本発明の他の実施形態に係る無線端末におけるシステムタイマーにより生成されるリセットパルス信号のタイムチャート図、図3B(b)はその実施形態に係る電源の放電および充電のタイムチャート図、図3B(c)はその実施形態に係るアプリケーションデバイスの動作を示すタイムチャート図である。 図3C(a)は本発明のさらに他の実施形態に係る無線端末におけるシステムタイマーにより生成されるリセットパルス信号のタイムチャート図、図3C(b)はその実施形態に係る電源の放電および充電のタイムチャート図、図3C(c)はその実施形態に係るアプリケーションデバイスの動作を示すタイムチャート図である。 図4は図2に示す通信システムのデータのやり取りを示すタイムチャート図である。 図5は本発明の一実施形態に係る通信システムをロードポートに適用した場合の概略図である。 図6は図5に示すロードポート装置のテーブル付近を示す要部斜視図である。 図7は図5に示す無線端末(子機)の具体例を示す斜視図である。 図8Aは本発明の一実施形態に係る通信システムを搬送装置に適用した場合の概略図である。 図8Bは本発明の一実施形態に係る通信システムを屋外建造物に適用した場合の概略図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
第1実施形態
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る無線端末20は、データを送受信可能な無線機21と、無線機21と協同して動作するアプリケーションデバイス22と、無線機21に電力を供給する電源23と、電力供給を制御する電力制御機24とを有する。
無線機21は、無線用アンテナ21aを有する。無線用アンテナ21aは、データを無線で送信および受信可能になっている。無線用アンテナ21aが使用する無線周波数は、特に限定されないが、WiFiおよびブルートースの周波数帯域、或いは、サブギガHzの無線周波数が好ましい。
無線機に接続してあるアプリケーションデバイス22としては、特に限定されないが、センサおよびアクチュエータなどが例示される。センサとしては、温度センサ、湿度センサ、気圧センサ、酸素濃度センサ、窒素濃度センサ、炭酸ガスセンサ、振動センサ、加速度センサ、地磁気センサなどが例示される。また、アクチュエータとしては、モータの駆動ドライバ、電磁界開閉器、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)で接続される外部機器などが例示される。
無線機21は、アプリケーションデバイス22としてのセンサで検出されたデータをアンテナ21aを通して無線で送信可能になっている。あるいは無線機21は、アンテナ21aを通して無線で受信されたデータに基づき、アプリケーションデバイス22としてのアクチュエータ(そのドライバ回路を含む)を制御可能になっている。
電源23は、電力発生素子23aと、電力発生素子23aが発生する電力を蓄電可能な二次蓄電デバイス23bと、を有する。電力発生素子としては、特に限定されないが、発電素子および受電素子が例示される。発電素子としては、太陽電池、振動発電素子、温度差発電素子、電磁波発電素子などが例示される。発電素子は、それ自体で発電を行うため、一次電池と異なり、頻繁に交換する必要はない。
受電素子としては、非接触受電コイル、マイクロ波給電器などが例示される。受電素子は、外部から、好ましくは非接触式に給電されるために、一次電池と異なり、頻繁に交換する必要はない。
二次蓄電デバイス23bとしては、特に限定されないが、電気二重層キャパシタ(EDLC)、リチウムイオン二次電池、電界キャパシタなどが例示される。
本実施形態では、電力発生素子23aと、二次蓄電デバイス23bとは、電源23において、並列に接続され、それらの間には、ダイオードなどの整流器23cを具備させてもよい。たとえば整流器23cは、電力発生素子23aから二次蓄電デバイス23bへの電流の流れは許容し、逆の電流は通さないように機能する。
電源23と無線機21との間には、電力制御機24が接続してある。電力制御機24は、電源23から通信機21およびアプリケーションデバイス22への電力供給を制御する。電力制御機24は、電源23から無線機21(必要に応じてアプリケーションデバイス22も含む/以下同様)への電力供給を制御し、無線機21によるデータの送受信が可能となる通信期間T2(図3A(b)参照)と、通信を行わない非通信期間T3(図3A(b)参照)とを繰り返し作り出す。
図1に示すように、電力制御機24は、電源23から無線機21への電力を遮断および導通可能な電源スイッチ24aと、電源スイッチ24aのオン・オフを制御するシステムタイマー24bと、を有する。
システムタイマー24bは、図3A(a)に示す所定のタイマー期間T1毎に、リセットパルス信号24b1を出力し、電源スイッチ24aをオン状態とし、電源23から無線機21へ電力を供給する。その結果、図1に示す無線機21は、図3A(b)に示す通信期間T2の間で、アンテナ21aを介して無線通信が可能になると共に、アプリケーションデバイス22との間でデータのやり取りが可能になる。
図1に示す無線機21は、図3A(b)に示す通信期間T2が終了すると、図1に示すシステムタイマー24bに信号を送り、電源スイッチ24aをオフ状態に制御する。電源スイッチ24aがオフになると、電源23から通信機21への電力供給が遮断され、通信機21は、図3A(a)に示す次のリセットパルス信号24b1までの間の非通信期間T3(図3A(a)参照)で、通信が遮断される。
タイマー期間T1は、システムタイマー24bにより設定される期間であり、通信期間T2と非通信期間T3との和になる。T1は、好ましくは、T2の2倍〜100倍であり、具体的には、好ましくは1秒〜3600秒である。
通信期間T2では、たとえば図4に示す動作が行われる。その前提として、図1に示す無線端末20は、図2に示すように、複数の子機20aとして、単一の親機30aとなる無線端末30と通信可能である。親機30aとなる無線端末30は、子機20aとなる無線端末20と異なり、常時、固定電源により電力が供給されていることが好ましい。また、本実施形態では、子機20a同士は、通信を行わないが、子機20a同士でも通信を可能に構成してもよい。
図4に示すように、システムタイマー24bから電源スイッチ24aにリセットパルス信号24b1が出力されると、電源スイッチ24aがオンとなり、図1に示す通信機21に電源23から電力が供給される。その状態では、主として、二次蓄電デバイス23bから通信機21に電力が供給されるが、電力発生素子23aから通信機21へも電力が供給されてもよい。
通信機21では、図3Aに示す通信期間T2の最初に、子機20aが受信可能である旨の確認要求信号(たとえば図4に示す「I am here」の信号)のみを、親機30aに送る。その後に、親機30aは、対応する子機20aに、受取確認信号ACKを送信すると共に、何らかの命令信号CMDを送る。子機20aは、そのいずれかの信号を受け取り、通信機21でアプリケーションデバイス22を動作させる。
アプリケーションデバイス22がセンサである場合には、子機20aは、命令信号CMDを受け取った後に、センサで検出されたデータ信号Dataを親機30aに送る。その後に、子機20aの通信機21は、電力制御機24のシステムタイマー24bまたは電源スイッチ24aにオフ信号を送り、電源23から通信機21への電力供給を遮断にして、図3Aに示す非通信期間T3の状態にする。
なお、通信期間T2の最初の段階で、子機20aは、図4に示す確認要求信号(「I am here」の信号)を送ることなく、しかも、受取確認信号ACKおよび命令信号CMDを受け取ることなく、いきなり、データ信号Dataを親機30aに送ってもよい。その後に、子機20aの通信機20は、電力制御機24にオフ信号を送り、電源23から通信機21への電力供給を遮断して、非通信期間T3の状態にする。
このようにして電力制御機24は、図3A(b)に示す通信期間T2では、主として図1に示す二次蓄電デバイス23bからの電力が無線機21に供給されるように制御する。また図3A(b)に示す非通信期間T3では、図1に示す電力制御機24は、電源スイッチ24aがオフとなり、電力発生素子23aから二次蓄電デバイス23bに電力が蓄電されるように制御する。
図3A(b)に示す通信期間T2では、図3A(c)に示すように、アプリケーションデバイス22が動作し、非通信期間T3では、アプリケーションデバイス22の動作が完全に停止する。すなわち、無線機21を動作させない時は、それらの電源23を切断することで効率的な充電が可能となる。このように電力制御機24を用いて電源23と通信機21との導通を制御することで、必要最小限の期間(通信期間T2)にのみ、無線機21を動作させることができ、省エネルギーに寄与する。
本実施形態に係る無線端末20の電源23は、電力発生素子23aと、電力発生素子23aが発生する電力を蓄電可能な二次蓄電デバイス23bと、を有する。そのため、電源23としては、一次電池を用いる必要がなく、一次電池の交換の必要がなく、長期間のメンテナンスフリーでの使用に適している。
また、本実施形態の無線端末20では、無線機21および電力制御機24の作用により、通信期間T2で、二次蓄電デバイス23bからの電力(必要に応じて電力発生素子23aからの電力も)が、無線機21(必要に応じてアプリケーションデバイス22にも)に供給される。そして、非通信期間T3では、電力発生素子23aから二次蓄電デバイス23bへの蓄電が行われる。
このため、無線機21とアプリケーションデバイス22の動作は、所定周期(図3Aに示す期間T1)でコントロールされ、無線機21やアプリケーションデバイス22が常時動作することがなくなる。したがって、省エネルギーにも寄与すると共に、二次蓄電デバイス23bへの蓄電も効率的に行われ、無線によるデータ(アプリケーションデバイス22での検出データ)の収集、あるいは無線による駆動(アプリケーションデバイス22での駆動)が容易になる。
本実施形態において、アプリケーションデバイス22が、センサである場合には、センサにより検出されたデータを、所定のタイマー期間T1毎に、無線機21を通して送信することができる。また本実施形態では、図3A(b)に示す非通信期間T3において、図1に示す二次蓄電デバイス23bに電力を蓄電する。このため、十分に蓄電された二次蓄電デバイス23bから、所定のタイマー期間T1毎に、図1に示す無線機21に、蓄電された電力を供給(放電)してアプリケーションデバイス22を起動することができる。
図3A(c)に示す非通信期間T3では、図1に示す電源スイッチ24aがオフとなり、通信機21およびアプリケーションデバイス22は、電力消費を行わない。このために、図3A(b)に示すように、非通信期間T3では、図1に示す二次蓄電デバイス23bへの十分な充電が実現される。
本実施形態では、子機20aである無線端末20の電力発生素子23aまたは二次蓄電デバイス23bに、十分な電力が残っている状態では、定期的なタイミング(所定のタイマー期間T1)で親機30aにデータが送られてくることになる。たとえば子機20aである無線端末20の電力発生素子23aが十分な電力を発生させることができない条件では、二次蓄電デバイス23bに、十分な電力が充電されない場合がある。
電力発生素子23aが十分な電力を発生させることができない条件としては、電力発生素子23aが太陽電池である場合に、その素子23aが光を十分に受光できない場合が考えられる。また、電力発生素子23aが振動発電素子である場合に、その素子23aに振動が加えられない場合が考えられる。また、電力発生素子23aが非接触受電コイルなどの受電素子である場合には、非接触給電コイルが近い位置に無い場合でも、電力発生素子23aが十分な電力を発生させることができない。
このような場合には、本実施形態では、図1に示す電力発生素子23aに電力が発生する条件が満たされるタイミングで、すなわち不定期なタイミングで、子機20aから親機30aにデータが送られてくることになる。電力発生素子23aに電力が発生する条件が満たされるタイミングとは、上述した電力発生素子23aが十分な電力を発生させることができない条件の逆の条件となる。
本実施形態では、親機30aは、子機20aから定期的または不定期に発せられるデータを受けて、何らかの処理を行う。親機が行う処理は、データの集計処理でもよく、集計されたデータを利用して何らかの予報処理を行ってもよい。
また、たとえば親機30aが行う処理は、子機20aに具備してあるアプリケーションデバイス22のデータに基づき行われてもよい。具体的には、たとえばアプリケーションデバイス22がセンサである場合には、センサで検出されたデータ(たとえば温度)に基づき、そのデータが一定の閾値以下、あるいは一定の閾値以上となるように、親機30aは、子機20aに関連する装置を制御する。
子機20aに関連する装置としては、たとえば子機20aが内部に装着してある容器などの機器の内部雰囲気制御装置などが例示される。親機30aによる内部雰囲気制御装置の制御は、有線で行ってもよく、無線により行ってもよい。無線により行う場合には、本実施形態の通信システムを利用してもよい。
親機が行う処理30aは、子機20aに具備してあるアプリケーションデバイス22のデータに基づき、子機が20a取り付けられた装置の制御に関することであってもよい。子機20aが取り付けられた装置としては、特に限定されないが、ウエハを気密状態に保管するための容器、搬送可能な冷凍容器などであっても良い。
第2実施形態
本実施形態の無線端末および通信システムは、以下に示す以外は、第1実施形態の無線端末および通信システムと同様であり、同様な作用効果を奏し、重複する部分の説明は一部省略し、主として相違する部分について説明する。
本実施形態では、図1に示す電力制御機24が電源スイッチ24aを持たず、電源23と通信機21とは、電源スイッチ24aを介さずに接続してある。そして、システムタイマー24bが無線機21に、図3B(a)に示すリセットパルス信号24b1を出力した場合にのみ、通信機21は図3B(b)に示すように、通信期間T2となる。
通信機21は、通信期間T2の終了のタイミングで、通信機21をスリープモードに設定し、電源23から通信機21への電力供給を最小限にする。その状態は、システムタイマー24bが、図3B(a)に示すリセットパルス信号24b1を次に出力するまで続く。その状態が非通信期間T3となり、図1に示す電源23から通信機21へ電力は供給されるが、その量は少ない。非通信期間T3では、図1に示す電力発生素子23aから二次蓄電デバイス23bへの充電が成される。非通信期間T3を第1実施形態に比較して長くすることで、十分な充電を図ることが可能である。
本実施形態では、第1実施形態と異なり、電源スイッチ24aを用いて電力を遮断するのではなく、通信機21をスリープモードにして低消費電力モードにする。そのため、充電の量は、第1実施形態の場合よりも小さくなる。本実施形態では、図3B(c)に示すように、非通信期間T3において、電源から通信機21への放電が少なからず存在するが、その量は、通信期間T2に比較すれば、圧倒的に少ない。本実施形態では、電源23から通信機21への電力供給を最小限にして、非通信期間T3の状態にすることができる。
第3実施形態
本実施形態の無線端末および通信システムは、以下に示す以外は、第1実施形態の無線端末および通信システムと同様であり、同様な作用効果を奏し、重複する部分の説明は一部省略し、主として相違する部分について説明する。
本実施形態では、図1に示すアプリケーションデバイス22が、アクチュエータである場合である。本実施形態では、図3C(a)〜図3C(c)に示すように、連続する複数のタイマー期間T1、すなわち動作期間T4でアクチュエータを連続して動作させたりすることができる。
連続する複数のタイマー期間T1から成る動作期間T4は、第1実施形態における所定のタイマー期間T1を複数倍した期間である。その動作期間T4では、図2に示す親機30aは、対応する子機20aに、図1に示すアプリケーションデバイス22を動作し続ける旨の図4に示す命令信号CMDを送り続ける。そして、動作期間T4の最終のタイミングに対応するリセットパルス信号24b1に基づき動作する通信期間T2では、親機30aからは、対応する子機20aに、図1に示すアプリケーションデバイス22を停止する旨の図4に示す命令信号CMDを送る。
その後は、所定のタイマー期間T1毎に、図2に示す特定の子機20aは、親機30aに対して信号を送り、親機30aは、対応する子機20aに対して、図1に示すアプリケーションデバイス22を停止する旨の図4に示す命令信号CMDを送る。その結果、アクチュエータから成るアプリケーションデバイス22は、動作しないことを連続して行うことになる。
親機30aは、たとえば他の子機20aからの信号に基づき、あるいは特定の条件に基づき、対応する子機20aに図4に示す命令信号CMDを送り、アクチュエータから成るアプリケーションデバイス22の再駆動を開始することができる。
第4実施形態
本実施形態の無線端末および通信システムは、以下に示す以外は、第1実施形態の無線端末および通信システムと同様であり、同様な作用効果を奏し、重複する部分の説明は一部省略し、主として相違する部分について説明する。
本実施形態の無線端末および通信システムは、図5〜図7に示すように、ロードポート装置10の密封搬送容器2に適用した例である。まず、ロードポート装置10について説明する。
図5に示すように、本発明の一実施形態に係るロードポート装置10は、半導体処理装置60に連結してある。ロードポート装置10は、設置台12と、その設置台12に対して、X軸方向に移動可能な可動テーブル14とを有する。なお、図面において、X軸が可動テーブル14の移動方向を示し、Z軸が鉛直方向の上下方向を示し、Y軸がこれらのX軸およびZ軸に垂直な方向を示す。
可動テーブル14のZ軸方向の上部には、複数のウエハ1を密封して保管して搬送するポットやフープなどで構成される密封搬送容器2が着脱自在に載置可能になっている。密封搬送容器2は、ケーシング2aを有する。ケーシング2aの内部には、被処理物たるウエハ1を内部に収めるための空間が形成されている。ケーシング2aは、水平方向に存在するいずれか一面に開口を有する略箱状の形状を有する。なお、ケーシング2aの底面は、図6に示す可動テーブル14の平面形状と同じような形状になっている。
また、密封搬送容器2は、ケーシング2aの開口2bを密閉するための蓋4を備えている。ケーシング2aの内部に水平に保持されたウエハ1を鉛直方向に重ねるための複数の段を有する棚(不図示)が配置されており、ここに載置されるウエハ1各々はその間隔を一定として容器2の内部に収容される。
ロードポート装置10は、密封搬送容器2の内部に密封状態で収容してあるウエハを、クリーン状態を維持しながら、半導体処理装置60の内部に、移し替えるためのインターフェース装置である。このロードポート装置10は、壁部材11の受渡口13を開閉するドア18を有する。壁部材11は、半導体処理装置60の内部をクリーン状態に密封するケーシングの一部、または半導体処理装置60とロードポート装置10とを連結するイーフェム(EFEM)などの装置の内部をクリーン状態に密封するケーシングの一部として機能するようになっている。ドア18の動きについては簡単に説明する。
テーブル14の上に容器2が設置されると、パージポート5およびパージノズル28によるボトムガスパージが行われる。そして、ボトムガスパージが行われた状態で、テーブル14がX軸方向に移動し、容器2の開口2bを気密に塞いでいる蓋4が取り付けられている開口縁部が、壁部材11の受渡口13の内部に入り込む。
それと同時に、壁11の内部(テーブル14とは反対側)に位置するドア18が、容器2の蓋4に係合する。その際に、開口縁部と受渡口13の開口縁との間はガスケットなどによりシールされ、これらの間は良好に密封される。その後に、ドア18を蓋4と共に、X軸方向に移動させ、あるいは回動移動させて、蓋4を開口縁部から取り外し、開口2bを開き、容器2の内部と壁11の内部とを連通させる。その際にも、ボトムガスパージを継続させて動作させても良いし、ボトムパージに加えて、壁11の内部から容器2の内部に向けて、窒素ガスやその他の不活性ガスなどのパージガス(清浄化ガス)を吹き出す(フロントパージ)ようにしても良い。
次に、壁11の内部で、ドア18をZ軸下方に移動させれば、容器2の開口2bは、壁11の内部に対して完全に開き、壁11の内部に配置されたロボットハンドなどにより、開口2bを通して、壁11の内部に、ウエハ1の受渡が行われる。その際にも、容器2の内部および壁11の内部は、外気から遮断され、ボトムパージおよび/またはフロントパージが継続されても良く、容器2の内部はクリーンな環境に維持される。容器2の内部にウエハ1を戻して容器2をテーブル14から取り外すには、上記の逆の動作を行えば良い。
図6に示すように、可動テーブル14の上面14aには、1つ以上(好ましくは3つ)の位置決めピン16が埋設されており、ケーシング2aの下面に設けられた位置決め部3の凹部に位置決めピン16が嵌合することにより、容器2と可動テーブル14とのX軸−Y軸位置関係が一義的に決定される。
また、可動テーブル14の上面14aには、各位置決めピン16の近くに、位置検出センサ40が設置してある。位置検出センサ40は、容器2がテーブル14の上面14aでX−Y軸方向に所定の位置に位置決めされて配置されているかを検出する。位置検出センサ40としては、特に限定されず、接触式位置検出センサでも非接触式位置検出センサでも良い。
接触式位置検出センサとしては、容器2の底部の一部に接触してスイッチが入る電気式検出センサなどが例示される。また、非接触センサとしては、光検出センサや磁力検出センサなどが例示される。いずれにしても、位置検出センサ40により検出された検出信号は、制御手段に入力される。制御手段は、たとえばICチップなどの制御回路で構成される。
図6に示すように、テーブル14の上面14aには、さらに、パージノズル28の頭部が露出している。本実施形態では、パージノズル28が、4箇所に設けられ、ドア18の近くに配置してある二つのパージノズル28が、排気用ノズルとなり、他の二つのパージノズル28が給気用ノズルとなるが、その数や配置位置は特に限定されない。
図6に示すように、テーブル14の上面14aで、テーブル14のY軸に沿った中央部には、フック52の頭部が露出している。図6に示す状態では、フック2の頭部は、テーブル14の上面14aと略面一の位置にある。フック52は、本実施形態では、テーブル14の上面14aで、ドア18の近くに配置してある(フロントリテーニング機構)が、テーブル14のX軸方向の略中央部に配置しても良い(センターリテーニング機構)。
フック52は、テーブル14の上面14aに容器2が設置してある状態で、テーブル14の上面14aから上方に飛び出し、容器2の底部に係合して、容器2をテーブル14に固定する。
テーブル14の上面14aで、受渡口13の近くには、非接触給電コイルなどで構成してある非接触給電素子33が装着してある。非接触給電素子33は、その上に配置される容器2の底壁に接触してもよいが、接触しなくてもよい。
図5に示すように、非接触給電素子33に対応して、テーブル14の上面14aに設置される容器2における底壁内部には、子機20aとしての通信端末20が設置される。半導体を製造する生産現場では、複数のロードポート装置10が設置され、しかもロードポート装置10毎に、複数の容器2が、代わり代わりに設置され、容器2の内部のウエハ1が複数の半導体処理装置60で処理される。本実施形態では、各容器2の内部に、それぞれ単一または複数の無線端末20が子機20aとして、好ましくは着脱自在に配置してある。
子機20aとしての無線端末20は、図7に示すように、ボード26に取り付けられる。無線端末20の内の電力発生素子23aは、非接触受電コイルなどの受電素子で構成してあり、ボード26の裏側に取り付けられる。その他の無線端末20を構成する部材、たとえば二次蓄電デバイス23b、通信機21、アプリケーションデバイス22および電力制御機24は、電力発生素子23aとは反対側のボード26の表面に取り付けてある。子機20aとしての無線端末20は、図1に示す第1実施形態と同様な回路ブロック構成である。
図7に示す電力発生素子23aが、図5および図6に示す非接触給電素子33に非接触式で向き合う位置となるように、無線端末20は、容器2における底壁の内面に取り付けられる。非接触受電コイルから成る電力発生素子23aは、容器2の底壁を挟んで、非接触給電素子33と非接触状態で向き合い、非接触給電素子33から電力を受け取り、その電力を図1に示す二次蓄電デバイス23bに蓄電することができる。
なお、図面においては、理解を容易にするために、密封搬送容器2に比較して、無線端末20、非接触給電素子33、パージポート5、位置決めピン16、フック52などを拡大して図示してあるが、実際の寸法比とは異なる。
本実施形態においては、容器2がテーブル14の上面14aに設置されている間は、非接触受電コイルから成る電力発生素子23aは、非接触給電素子33から電力を受け取り、その電力を図1に示す二次蓄電デバイス23bに蓄電することができる。
図1に示すアプリケーションデバイス22としては、たとえば温度センサ、湿度センサ、窒素濃度センサ、不活性ガスセンサ、酸素濃度センサなどが用いられる。本実施形態では、各容器2の内部に取り付けられた子機20aである無線端末20から親機30aに向けて、容器2の内部の温度データ、湿度データ、窒素濃度データ、不活性ガス濃度データ、酸素濃度データ、あるいはそれらの2つ以上のデータを所定のタイマー期間T1毎に送信することができる。
親機30aの無線端末30は、たとえばロードポート装置10の制御装置と無線または有線などで接続可能になっており、その制御装置に、子機20aから受け取ったデータを送信し、制御装置は、それらのデータに基づき、たとえばボトムパージ装置またはフロントパージ装置を制御する。
たとえば容器2の内部の窒素ガスなどの不活性ガスの濃度が低下していることを検知しているデータを、親機30aが子機20aから受信した場合には、そのデータをロードポート装置10の制御装置へ送る。制御装置は、それらのデータに基づき、たとえばボトムパージ装置またはフロントパージ装置を制御して、パージ圧力を高くするなどの制御を行う。
第5実施形態
本実施形態の無線端末および通信システムは、以下に示す以外は、第1実施形態の無線端末および通信システムと同様であり、同様な作用効果を奏し、重複する部分の説明は一部省略し、主として相違する部分について説明する。
本実施形態の無線端末および通信システムは、図8Aに示すように、複数の冷凍容器70を搬送するための搬送装置に適用した例である。本実施形態では、各冷凍容器70の内部に、無線端末20から成る子機20aと、無線端末20から成る子機20bとが装着してある。
子機20aの無線端末20に装着してある電力発生素子23aは、第4実施形態と同様に、非接触受電コイルなどで構成してある。また、子機20bの無線端末20に装着してある電力発生素子23aは、振動発電素子で構成してあり、搬送装置72の搬送時の振動により発電が可能になっている。
搬送装置72としては、特に限定されず、自動車、船舶、飛行機などが例示される。
また、子機20aの無線端末20に装着してあるアプリケーションデバイス22は、第4実施形態と同様に、各種のセンサで構成してある。また、子機20bの無線端末20に装着してあるアプリケーションデバイス22は、冷却機のファンを駆動するためのアクチュエータとしての駆動ドライバなどで構成してある。
冷凍機のファンを駆動するためのモータへの電力は、図1に示す電源23とは別の電源から供給されても良い。アプリケーションデバイス22としての駆動ドライバを、無線機21が駆動することで、モータへ別電源から電力が供給されてモータが駆動されるように構成してもよい。
本実施形態では、親機30aが、各冷凍容器70の内部に装着してある子機20aから内部温度などのデータを定期的に受け取り、それらのデータに基づき、各冷凍容器70の内部が一定温度以下となるように、子機20bにデータを送り、子機20bに付随するアプリケーションデバイス22を起動させる。
また、センサから成るアプリケーションデバイス22を持つ子機20aを、冷凍容器70の内部に複数箇所に取り付けることで、容器70の内部の温度や湿度のばらつきなどを検出することが可能になり、子機20bに付随するファンを動作させて冷凍容器70の内部の雰囲気を循環させ均一化することもできる。
第6実施形態
本実施形態の無線端末および通信システムは、以下に示す以外は、第1実施形態の無線端末および通信システムと同様であり、同様な作用効果を奏し、重複する部分の説明は一部省略し、主として相違する部分について説明する。
本実施形態の無線端末および通信システムは、図8Bに示すように、各子機20aとなる無線端末20を、電信柱などの屋外建造物80に取り付ける。各子機20aの無線端末20に付随するアプリケーションデバイス22は、たとえば温度センサなどであり、無線端末20に付随する電力発生素子23aは、太陽電池である。
本実施形態では、各屋外建造物80に取り付けた子機20aから定期的または不定期に送られてくるセンサの検出データを、親機30aである無線端末30が読み取り、それらのデータを、有線または無線、あるいはインターネットを通して、コンピュータに送り、これらのデータを、たとえばビッグデータとして集計処理することもできる。親機30aも、複数の地域にそれぞれ配置することもでき、それらをネットなどで接続することもできる。集計されたデータを用いて、天気予報など、何らかの予報に用いることも可能である。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえばセンサなどのように、動作時間が短くて済むものをアプリケーションデバイス22として用いる場合には、二次蓄電デバイス23bとしては電気二重層キャパシタを用いることが好ましい。また、モータなどのように、動作時間が長くなるものをアプリケーションデバイス22として用いる場合には、二次蓄電デバイス23bとしては、比較的に蓄電容量が多い二次電池を用いるのが好ましい。
さらに、上述した実施形態では、二次蓄電デバイス23bに蓄電が十分になされている前提となっているが、蓄電が不十分な場合は、アプリケーションデバイス22を動作させずにアラームを出すなどの措置を行ってもよい。
1… ウエハ
2… 密封搬送容器
2a… ケーシング
2b… 開口
3… 位置決め部
4… 蓋
5… パージポート
10… ロードポート装置
11… 壁部材
12… 設置台
13… 受渡口
14… 可動テーブル
16… 位置決めピン
18… ドア
20… 無線端末
20a,20b… 子機
21… 無線機
21a… アンテナ
22… アプリケーションデバイス
23… 電源
23a… 電力発生素子
23b… 二次蓄電デバイス
23c… 整流器
24… 電力制御機
24a… 電源スイッチ
24b… システムタイマー
24b1… リセットパルス信号
26… ボード
30… 無線端末
30a… 親機
33… 非接触給電素子
40… 位置検出センサ
50… クランプ機構
60… 半導体処理装置
70… 冷凍容器
72… 搬送装置
80… 屋外建造物

Claims (11)

  1. データを送受信可能な無線機と、
    前記無線機に電力を供給する電源と、
    前記無線機と協同して動作するアプリケーションデバイスと、
    前記電源と前記無線機との間に接続され、前記無線機への電力供給を制御し、前記無線機による前記データの送受信が可能となる通信期間と、通信を行わない非通信期間とを繰り返し作り出す電力制御機と、を有する無線端末であって、
    前記電源が、電力発生素子と、前記電力発生素子が発生する電力を蓄電可能な二次蓄電デバイスと、を有し、
    前記電力制御機は、前記電源から前記無線機への電力を遮断および導通可能な電源スイッチと、
    前記電源スイッチのオン・オフを制御するシステムタイマーと、を有し、
    前記システムタイマーは、所定のタイマー期間(T1)毎に、リセットパルス信号を出力し、前記電源スイッチをオン状態とし、前記電源から前記無線機へ電力を供給し、
    前記無線機は、所定の通信期間(T2)の間で、無線通信を可能とすると共に、前記アプリケーションデバイスとの間でデータのやり取りを行い、
    前記無線機は、前記通信期間(T2)が終了すると、前記システムタイマーに信号を送り、前記電源スイッチをオフ状態に制御し、前記電源から前記無線機への電力供給を遮断し、前記無線機は、前記システムタイマーからの次のリセットパルス信号までの間の非通信期間(T3)で通信が遮断され、
    前記電力制御機は、
    前記通信期間では、主として前記二次蓄電デバイスからの電力が前記無線機に供給されるように制御し、前記非通信期間(T3)では、前記電力発生素子から前記二次蓄電デバイスに電力が蓄電されるように制御することを特徴とする無線端末。
  2. データを送受信可能な無線機と、
    前記無線機に電力を供給する電源と、
    前記無線機と協同して動作するアプリケーションデバイスと、
    前記電源と前記無線機との間に接続され、前記無線機への電力供給を制御し、前記無線機による前記データの送受信が可能となる通信期間と、通信を行わない非通信期間とを繰り返し作り出す電力制御機と、を有する無線端末であって、
    前記電源が、電力発生素子と、前記電力発生素子が発生する電力を蓄電可能な二次蓄電デバイスと、を有し、
    前記電力制御機は、
    所定のタイマー期間(T1)毎に、リセットパルス信号を出力するシステムタイマーを有し、
    前記システムタイマーが前記無線機に、前記リセットパルス信号を出力した場合にのみ、前記電源から前記無線機へ電力を供給し、
    前記無線機は、所定の通信期間(T2)の間で、無線通信を可能とすると共に、前記アプリケーションデバイスとの間でデータのやり取りを行い、
    前記無線機は、前記通信期間(T2)の終了のタイミングで、前記無線機(21)をスリープモードに設定し、前記電源から前記無線機への電力供給を最小限にし、前記システムタイマーが、前記リセットパルス信号を次に出力するまで続かせて非通信期間(T3)とし、
    前記電力制御機は、
    前記通信期間では、主として前記二次蓄電デバイスからの電力が前記無線機に供給されるように制御し、前記非通信期間(T3)では、前記電力発生素子から前記二次蓄電デバイスに電力が蓄電されるように制御することを特徴とする無線端末。
  3. 前記アプリケーションデバイスは、センサを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の無線端末。
  4. 前記アプリケーションデバイスは、アクチュエータを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の無線端末。
  5. 前記二次蓄電デバイスは、二次電池を含むことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の無線端末。
  6. 前記二次蓄電デバイスは、電気二重層キャパシタを含むことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の無線端末。
  7. 前記電力発生素子は、発電素子を含むことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の無線端末。
  8. 前記電力発生素子は、受電素子を含むことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の無線端末。
  9. 請求項1〜に記載の無線端末から成る子機と、
    前記無線端末からのデータを無線で受け取ることが可能な親機と、を有する無線通信システムであって、
    前記親機は、前記子機から定期的または不定期に発せられるデータを受けて、処理を行う無線通信システム。
  10. 前記親機が行う処理は、前記子機に具備してある前記アプリケーションデバイスのデータに基づき行われることを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  11. 前記親機が行う処理は、前記子機に具備してある前記アプリケーションデバイスのデータに基づき、前記子機が取り付けられた装置の制御に関することを特徴とする請求項に記載の通信システム。
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