JP6818447B2 - 塗装方法 - Google Patents

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Description

本発明は、塗装方法、詳しくは、車両の塗装方法に関する。
一般に、車両は、車両フレームなどの金属部材に、プラスチックバンパーやプラスチックフェンダーなどの樹脂部材が装着されている。
従来、車両の塗装では、樹脂部材の耐熱性が金属部材に比べて低いため、金属部材および樹脂部材のそれぞれを別工程で、それらの耐熱性に応じた塗料および条件で塗装し、その後、樹脂部材が金属部材に組み付けられている。
つまり、金属部材の塗装工程では、比較的高温で硬化する金属部材用の塗料を、金属部材に塗布して硬化させ、樹脂部材の塗装工程では、比較的低温で硬化する樹脂部材用の塗料を、樹脂部材に塗布して硬化させている。
例えば、金属鋼板からなる自動車ボデーに、金属鋼板用塗料およびクリア塗料を塗装して120〜140℃で焼き付け、樹脂材料からなるバンパーに、樹脂部材用塗料およびクリア塗料を塗装して90〜110℃で焼き付ける、車両の塗装方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2011−25153号公報
しかし、特許文献1に記載の車両の塗装方法では、自動車ボデーおよびバンパーの塗装工程において使用される塗料が互いに異なるために、自動車ボデーとバンパーとの色調を一致させることが困難であり、自動車ボデーとバンパーとの色差の低減を図るには限度がある。
そこで、本発明の目的は、塗装後の樹脂部材および金属部材の色差を十分に低減できる塗装方法を提供することにある。
本発明[1]は、ベース塗料を樹脂部材に塗布して、ベース塗膜を形成する工程と、樹脂用添加剤を含有する樹脂用クリア塗料を前記樹脂部材に形成されるベース塗膜上に塗布して、樹脂用クリア塗膜を形成する工程と、ベース塗料を金属部材に塗布して、ベース塗膜を形成する工程と、金属用添加剤を含有する金属用クリア塗料を前記金属部材に形成されるベース塗膜上に塗布して、金属用クリア塗膜を形成する工程と、を含み、前記金属用添加剤の平均一次粒子径に対する、前記樹脂用添加剤の平均一次粒子径の比は、0.8以上1.2以下である、塗装方法を含んでいる。
このような方法によれば、樹脂用クリア塗料は樹脂部材に適した樹脂用添加剤を含有し、金属用クリア塗料は金属部材に適した金属用添加剤を含有している。
しかるに、樹脂用添加剤と金属用添加剤とは、一般に、互いに異なる平均一次粒子径を有している。そのため、樹脂用クリア塗料が樹脂用添加剤を含有し、金属用添加剤が金属用クリア塗料を含有する場合、それら添加剤の平均一次粒子径が異なるために、樹脂用クリア塗膜および金属用クリア塗膜において光の反射などが互いに異なり、塗装後の樹脂部材および金属部材の色調が異なるという不具合がある。
一方、上記の方法では、金属用添加剤の平均一次粒子径に対する、樹脂用添加剤の平均一次粒子径の比が上記範囲であるので、樹脂用クリア塗料が樹脂用添加剤を含有し、金属用添加剤が金属用クリア塗料を含有しても、塗装後の樹脂部材および金属部材の色調を一致させることができる。その結果、塗装後の樹脂部材および金属部材の色差を十分に低減できる。
本発明の塗装方法によれば、塗装後の樹脂部材および金属部材の色差を十分に低減できる。
図1は、本発明の塗装方法の一実施形態が適用される車両の一例を示す概略構成図である。 図2Aは、樹脂部材の塗装工程の一実施形態を説明するためのフロー図である。図2Bは、金属部材の塗装工程の一実施形態を説明するためのフロー図である。
1.車両の概略構成
車両1は、図1に示すように、金属部材の一例としての車両フレーム4および板金ドア5と、樹脂部材の一例としてのフェンダー2、フロントバンパー9およびリアバンパー3とを備えている。
車両フレーム4は、金属鋼板から形成され、例えば、ルーフパネル6、フードパネル7、リアフェンダーパネル8などを備えている。
板金ドア5は、金属鋼板から形成され、車両フレーム4に装着される。なお、車両1は、車両1の両側部のそれぞれにおいて、板金ドア5を2つずつ備えている。
フェンダー2、フロントバンパー9およびリアバンパー3は、樹脂材料から形成される。樹脂材料としては、特に制限されないが、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリスチレン、ABS樹脂、塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリフェニレンオキシド、ポリメチルメタクリレート、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂などが挙げられる。樹脂材料は、単独使用または2種以上併用することもできる。樹脂材料のなかでは、好ましくは、ポリオレフィン、さらに好ましくは、ポリプロピレンが挙げられる。
フェンダー2は、車両フレーム4の側部に装着されており、板金ドア5の前側に隣接配置されている。フェンダー2の後端部と、板金ドア5の前端部とは、鉛直方向(縦方向)に延びる縦割線10(境界部分)を形成している。
フロントバンパー9は、車両1の前端部に装着されており、フェンダー2の前側部分の下側に隣接配置されている。フロントバンパー9は、車幅方向に沿って延びている。
リアバンパー3は、車両1の後端部に装着されており、リアフェンダーパネル8の下側に隣接配置されている。リアバンパー3は、車幅方向に沿って延びている。リアバンパー3の上端部と、リアフェンダーパネル8の下端部とは、水平方向(横方向)に延びる横割線11(境界部分)を形成している。
このような車両1は、樹脂材料(フェンダー2、フロントバンパー9およびリアバンパー3など)が樹脂部材用塗装ラインで塗装され、別途、金属部材(車両フレーム4および板金ドア5など)が金属部材用塗装ラインで塗装された後、車両フレーム4に、フェンダー2、フロントバンパー9、リアバンパー3および板金ドア5などが組み付けられることにより組み立てられる。
2.車両の塗装
車両1の塗装には、本発明の塗装方法の一実施形態が採用される。
(1)樹脂部材の塗装方法
まず、図2Aを参照して、樹脂材料(フェンダー2、フロントバンパー9およびリアバンパー3など)の塗装方法について説明する。
樹脂部材の塗装方法は、ベース塗料を樹脂部材に塗布するベース塗装工程と、樹脂用クリア塗料を樹脂部材に形成されるベース塗膜上に塗布するクリア塗装工程とを含んでいる。また、このような塗装方法は、必要により、ベース塗装工程とクリア塗装工程との間において、ベース塗膜の不揮発分率を調整する調整工程と、クリア塗装工程の後工程として焼付工程とを含んでいる。このような塗装方法において、ベース塗装工程と、調整工程と、クリア塗装工程と、焼付工程とは、樹脂部材用塗装ラインにおいて流れ作業により実施される。
(1−1)ベース塗装工程
ベース塗装工程では、樹脂部材にベース塗料を塗布する(ベース塗装)。
樹脂材料には、必要により、予め公知の方法によりプライマー処理されることによりプライマー層が形成されている。
ベース塗料は、有機溶剤系の塗料であり、例えば、ベース塗膜形成成分と、有機溶剤とを含有している。
ベース塗膜形成成分は、有機溶剤に溶解または分散されている。ベース塗膜形成成分は、例えば、ベース樹脂成分、ベース硬化剤などを含有している。
ベース樹脂成分としては、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂などが挙げられる。このようなベース樹脂成分のなかでは、好ましくは、アクリル樹脂およびポリエステル樹脂が挙げられる。
アクリル樹脂としては、特開昭61−161179号公報に開示されるアクリル樹脂および変性アクリル樹脂(例えば、塩素化ポリオレフィン変性アクリル樹脂、ポリカプロラクトン変性アクリル樹脂、ウレタン変性アクリル樹脂など)が挙げられる。
ポリエステル樹脂としては、特開昭61−161179号公報に開示されるポリエステル樹脂および変性ポリエステル樹脂(例えば、塩素化ポリオレフィン変性ポリエステル樹脂、ポリカプロラクトン変性ポリエステル樹脂、ウレタン変性ポリエステル樹脂など)が挙げられる。
ベース樹脂成分は、単独使用または2種以上併用することもできる。ベース樹脂成分のなかでは、好ましくは、特開昭61−161179号公報に開示されるアクリル樹脂が挙げられる。
また、ベース樹脂成分は、水酸基を含有している。ベース樹脂成分の水酸基価は、例えば、10mgKOH/g以上、好ましくは、30mgKOH/g以上、例えば、150mgKOH/g以下、好ましくは、100mgKOH/g以下である。なお、水酸基価は、JIS K−1557−1(2007年)の記載に準拠して測定することができる。
また、ベース樹脂成分の数平均分子量は、例えば、20000以上、好ましくは、25000以上、例えば、60000以下、好ましくは、40000以下である。なお、数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより、標準ポリスチレンで換算されて算出される。
ベース硬化剤としては、例えば、メラミン樹脂、ブロックポリイソシアネートなどが挙げられ、好ましくは、メラミン樹脂が挙げられる。
有機溶剤としては、例えば、炭化水素系溶剤(例えば、キシレン、トルエンなど)、アルコール系溶剤(例えば、メチルアルコール、イソプロピルアルコールなど)、エーテルアルコール系溶剤(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルなど)、ケトン系溶剤(例えば、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロンなど)、エステル系溶剤(例えば、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテートなど)などが挙げられる。有機溶剤は、単独使用または2種以上併用することもできる。有機溶剤のなかでは、好ましくは、炭化水素系溶剤が挙げられ、さらに好ましくは、炭化水素系溶剤、アルコール系溶剤およびエステル系溶剤が混合される混合溶剤(シンナー)が挙げられる。
また、ベース塗料は、必要に応じて、メタリック顔料(光輝材)および着色顔料を含有できる。
メタリック顔料としては、例えば、アルミニウム粉、フレーク状酸化アルミウム、パールマイカ、フレーク状マイカなどが挙げられ、好ましくは、フレーク状酸化アルミウムが挙げられる。メタリック顔料は、単独使用または2種以上併用することもできる。
メタリック顔料の最大長さの平均値(球状である場合には、平均一次粒子径)は、例えば、5μm以上、好ましくは、10μm以上、例えば、30μm以下、好ましくは、18μm以下である。
着色顔料としては、例えば、白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛など)、青色顔料(例えば、紺青、群青、コバルトブルー、青色銅フタロシアニンなど)、黄色顔料(例えば、黄鉛、合成黄色酸化鉄、透明べんがら(黄)、ビスマスバナデート、チタンイエロー、亜鉛黄(ジンクエロー)など)、赤色顔料(例えば、鉛丹、モノアゾレッド、モノアゾレッド、無置換キナクリドンレッド、アゾレーキ(Mn塩)など)、緑色顔料(例えば、酸化クロム、塩素化フタロシアニングリーン、臭素化フタロシアニングリーンなど)、橙色顔料(例えば、ピラゾロンオレンジ、ベンズイミダゾロンオレンジなど)、紫色顔料(例えば、ジオキサジンバイオレット、ペリレンバイオレットなど)などが挙げられる。着色顔料は、単独使用または2種以上併用することもできる。着色顔料のなかでは、好ましくは、青色銅フタロシアニンが挙げられる。
着色顔料の最大長さの平均値(球状である場合には、平均一次粒子径)は、例えば、0.05μm以上、好ましくは、0.1μm以上、例えば、0.4μm以下、好ましくは、0.25μm以下である。
このようなベース塗料の不揮発分率(NV)は、35質量%未満、好ましくは、30質量%以下、例えば、15質量%以上、好ましくは、20質量%以上である。不揮発分率(NV)は、(乾燥後質量÷乾燥前質量)×100により測定することができる。
ベース塗料の塗装方法としては、特に制限されないが、例えば、エアスプレー法、エアレススプレー法などが挙げられ、好ましくは、エアスプレー法、より具体的には、ベル塗装法が挙げられる。
ベース塗料の塗装方法および塗装条件は、好ましくは、後述する金属部材に対するベース塗料の塗装方法および塗装条件と同一である。例えば、後述する金属部材に対するベース塗料の塗装方法がベル塗装法である場合、好ましくは、ベース塗料の塗装方法はベル塗装法であり、塗装条件(例えば、ベル塗装機の口径、エアー流量、塗料の吐出量、ベル塗装機と部材との距離など)も同一となるように調整される。
また、ベース塗装工程における温度は、例えば、15℃以上、好ましくは、20℃以上、例えば、30℃以下、好ましくは、28℃以下である。
以上によって、樹脂部材の表面上(必要によりプライマー層の表面上)に、ベース塗料が塗布されて、ベース塗膜が形成される。
調整工程前におけるベース塗膜の厚みは、例えば、14μm以上、好ましくは、21μm以上、例えば、29μm以下、好ましくは、26μm以下である。
(1−2)調整工程
次いで、好ましくは、樹脂部材上のベース塗膜の不揮発分率(NV)を所定の範囲に調整する。
ベース塗膜の不揮発分率の調製方法は、不揮発分率を上記の範囲に調整できれば特に制限されないが、例えば、クリア塗装工程までのインターバルを一定時間以上確保する方法(常温乾燥)や、ベース塗膜を加熱して乾燥させる方法(プレヒート)、ベース塗膜を常温乾燥後、加熱乾燥(プレヒート)する方法などが挙げられる。
クリア塗装工程までのインターバルを一定時間以上確保する場合、ベース塗膜は常温(例えば、20〜30℃)で乾燥される。このような場合、乾燥時間(セッティング時間、クリア塗装工程までのインターバル時間)は、ベース塗膜に含有される有機溶剤の種類に応じて適宜変更されるが、例えば、3分以上、好ましくは、5分以上、例えば、20分以下、好ましくは、15分以下である。
ベース塗膜の不揮発分率を加熱乾燥(プレヒート)のみにより調整する場合、加熱温度は、ベース塗膜に含有される有機溶剤の種類に応じて適宜変更されるが、例えば、40℃以上、好ましくは、50℃以上、例えば、85℃以下、好ましくは、80℃以下であり、乾燥時間は、例えば、1分以上、好ましくは、3分以上、例えば、10分以下、好ましくは、5分以下である。
ベース塗膜の不揮発分率を常温乾燥後、加熱乾燥(プレヒート)により調整する場合、常温乾燥の乾燥時間(セッティング時間)は、例えば、1分以上、好ましくは、2分以上、例えば、7分以下、好ましくは、5分以下であり、加熱乾燥の加熱温度は、上記の範囲であり、加熱乾燥の乾燥時間は、例えば、1分以上、好ましくは、2分以上、例えば、10分以下、好ましくは、5分以下、さらに好ましくは、4分以下である。
このようなベース塗膜の不揮発分率の調製方法のなかでは、好ましくは、クリア塗装工程までのインターバルを一定時間以上確保する方法、および、ベース塗膜を常温乾燥後、加熱乾燥させる方法が挙げられ、さらに好ましくは、ベース塗膜を常温乾燥後、加熱乾燥させる方法が挙げられる。
以上により、ベース塗膜中の有機溶剤が揮発し、ベース塗膜の不揮発分率(NV)が調整され、ベース塗膜の粘度が向上する。
調整工程後のベース塗膜の不揮発分率(NV)は、例えば、80質量%以上、好ましくは、85質量%以上、100質量%未満、好ましくは、90質量%以下、さらに好ましくは、89質量%以下である。
ベース塗膜の不揮発分率が上記下限以上であれば、ベース塗膜の粘度の向上を図ることができ、後述する樹脂用クリア塗料が塗布されたときに、ベース塗膜中のメタリック顔料の配向が乱れることを抑制できる。また、ベース塗膜の不揮発分率が上記上限以下であれば、不揮発分率の調整に要する時間の低減を図ることができる。
また、調整工程後のベース塗膜の不揮発分率と、調整工程前のベース塗膜の不揮発分率との差(調整工程後のベース塗膜の不揮発分率−調整工程前のベース塗膜の不揮発分率)は、例えば、12質量%以上、好ましくは、15質量%以上、例えば、20質量%以下、好ましくは、19質量%以下である。
調整工程後におけるベース塗膜の厚みは、例えば、11μm以上、好ましくは、16μm以上、例えば、21μm以下、好ましくは、19μm以下である。
(1−3)クリア塗装工程
次いで、樹脂部材上のベース塗膜の表面に樹脂用クリア塗料を塗布する(クリア塗装)。
樹脂用クリア塗料は、有機溶剤系の塗料であり、例えば、クリア塗膜形成成分と、樹脂用添加剤と、上記の有機溶剤とを含有している。
クリア塗膜形成成分は、有機溶剤に溶解または分散されている。クリア塗膜形成成分は、例えば、クリア樹脂成分、クリア硬化剤などを含有している。
クリア樹脂成分としては、例えば、上記のベース樹脂成分と同種の樹脂などが挙げられ、具体的には、特開昭61−161179号公報に開示される水酸基含有樹脂が挙げられる。クリア樹脂成分は、単独使用または2種以上併用することもできる。クリア樹脂成分のなかでは、好ましくは、アクリル樹脂が挙げられる。
また、クリア樹脂成分は、水酸基を含有している。クリア樹脂成分の水酸基価は、例えば、100mgKOH/g以上、好ましくは、120mgKOH/g以上、例えば、200mgKOH/g以下、好ましくは、180mgKOH/g以下である。
また、クリア樹脂成分の数平均分子量は、例えば、8000以上、好ましくは、10000以上、例えば、35000以下、好ましくは、25000以下である。また、クリア樹脂成分の数平均分子量は、ベース樹脂成分の数平均分子量よりも小さいことが好ましく、具体的には、ベース樹脂成分の数平均分子量よりも、10000以上、特に15000以上小さいことが好ましい。
クリア硬化剤としては、例えば、特開昭61−161179号公報に開示されるポリイソシアネート化合物が挙げられる。具体的には、ポリイソシアネート化合物は、分子中に2個以上のイソシアネート基を有する化合物であって、トリレンジイソシアネート、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネートなどが挙げられる。また、これらの多量体やトリメチロールプロパンアダクト体が挙げられる。クリア硬化剤は、単独使用または2種以上併用することもできる。クリア硬化剤のなかでは、好ましくは、ヘキサメチレンジイソシアネートの多量体が挙げられる。
クリア樹脂成分とクリア硬化剤との配合割合は、特に限定されないが、クリア硬化剤は、クリア樹脂成分に対して、NCO/OH(当量比)が、例えば、0.5以上、好ましくは、0.7以上、さらに好ましくは、1.0を超過し、例えば、2.5以下、好ましくは、2.0以下となるように配合する。
樹脂用添加剤は、樹脂用クリア塗料が要求される種々の性能を確保するために、樹脂用クリア塗料に含有される。
樹脂用添加剤としては、例えば、レオロジーコントロール剤(RC剤)、UV吸収剤、表面調整剤、消泡剤などが挙げられる。樹脂用添加剤は、単独使用または2種以上併用することもできる。樹脂用添加剤のなかでは、好ましくは、RC剤が挙げられる。
RC剤としては、例えば、ヒュームドシリカ、ウレア会合体、マイクロゲルなどが挙げられる。RC剤は、単独使用または2種以上併用することもできる。RC剤のなかでは、好ましくは、ヒュームドシリカが挙げられる。
樹脂用添加剤の平均一次粒子径は、例えば、0.1μm以上、好ましくは、0.2μm以上、例えば、2μm以下、好ましくは、1μm以下、さらに好ましくは、0.9μm以下、とりわけ好ましくは、0.3μm以下である。
後述する金属用添加剤の平均一次粒子径に対する、樹脂用添加剤の平均一次粒子径の比(樹脂用添加剤の平均一次粒子径/金属用添加剤の平均一次粒子径)は、0.8以上、好ましくは、0.9以上、1.2以下、好ましくは、1.0以下である。
樹脂用添加剤の平均一次粒子径/金属用添加剤の平均一次粒子径が上記範囲内であれば、樹脂用クリア塗膜および金属用クリア塗膜における光の反射などが異なることを抑制でき、塗装後の金属部材および樹脂部材の色差を十分に低減できる。
また、樹脂用添加剤の含有割合は、樹脂用クリア塗料の不揮発分全量に対して、例えば、3質量%以上、好ましくは、5質量%以上、例えば、15質量%以下、好ましくは、10質量%以下である。
このような樹脂用クリア塗料の不揮発分率は、例えば、45質量%以上、好ましくは、47質量%以上、例えば、55質量%以下、好ましくは、53質量%以下である。
樹脂用クリア塗料の塗装方法としては、上記のベース塗料の塗装方法と同様の方法が挙げられる。樹脂用クリア塗料の塗装方法および塗装条件は、好ましくは、後述する金属用クリア塗料の塗装方法および塗装条件と同一である。例えば、後述する金属用クリア塗料の塗装方法がベル塗装法である場合、好ましくは、樹脂用クリア塗料の塗装方法はベル塗装法であり、塗装条件(例えば、ベル塗装機の口径、エアー流量、塗料の吐出量、ベル塗装機と部材との距離など)も同一となるように調整される。
また、クリア塗装工程における温度は、例えば、18℃以上、好ましくは、20℃以上、例えば、30℃以下、好ましくは、28℃以下である。
以上によって、ベース塗膜の表面上に、樹脂用クリア塗料が塗布されて、樹脂用クリア塗膜が形成される。このとき、樹脂用クリア塗膜中のクリア硬化剤の一部が、ベース塗膜に浸透する。
焼付工程前における樹脂用クリア塗膜の厚みは、例えば、25μm以上、好ましくは、30μm以上、例えば、50μm以下、好ましくは、45μm以下である。
(1−4)焼付工程
次いで、ベース塗膜および樹脂用クリア塗膜を焼き付ける。焼付方法としては、例えば、熱風加熱、赤外線加熱、高周波加熱などが挙げられる。焼付温度は、例えば、80℃以上、好ましくは、90℃以上、例えば、120℃以下、好ましくは、110℃以下である。焼付時間は、例えば、20分以上、好ましくは、25分以上、例えば、40分以下、好ましくは、35分以下である。
以上により、ベース塗膜および樹脂用クリア塗膜が、焼き付けられて硬化する。このようにして、樹脂部材が塗装される。
(2)金属部材の塗装方法
次に、図2Bを参照して、金属部材(車両フレーム4および板金ドア5など)の塗装方法について説明する。金属部材の塗装方法は、金属部材用塗装ラインにおいて流れ作業により実施される。
(2−1)ベース塗装工程
金属部材の塗装方法では、金属部材にベース塗料を、上記の塗装方法により塗布する(ベース塗装)。
金属部材には、予め公知の方法により電着塗装(下塗り)されることにより下塗層が形成され、中塗処理されることにより中塗層が形成されている。
金属部材に塗布するベース塗料としては、例えば、上記の樹脂部材に塗布するベース塗料と同様の塗料が挙げられる。それらのベース塗料は、異なっていてもよいが、好ましくは、同一である。つまり、金属部材に塗布するベース塗料は、好ましくは、ベース塗膜形成成分と、有機溶剤とを含有し、必要により、メタリック顔料および着色顔料を含有している。
以上によって、金属部材の表面上(中塗層の表面上)に、ベース塗料が塗布されて、ベース塗膜が形成される。なお、金属部材上のベース塗膜は、好ましくは、樹脂部材上のベース塗膜と同一である。
クリア塗装工程前におけるベース塗膜の厚みは、例えば、11μm以上、好ましくは、16μm以上、例えば、21μm以下、好ましくは、19μm以下である。
(2−2)クリア塗装工程
次いで、金属部材に形成されるベース塗膜の表面に金属用クリア塗料を塗布する(金属用クリア塗装)。
金属用クリア塗料は、後述する比較的高温の焼付温度(好ましくは、120℃以上160℃以下)で硬化する塗料であって、比較的低温の焼付温度(好ましくは、90℃以上110℃以下)で硬化する樹脂用クリア塗料と異なる。金属用クリア塗料は、有機溶剤系の塗料であり、例えば、上記のベース塗膜形成成分と、金属用添加剤と、上記の有機溶剤とを含有している。
金属用添加剤は、金属用クリア塗料が要求される種々の性能を確保するために、金属用クリア塗料に含有される。
金属用添加剤としては、例えば、上記のRC剤、UV吸収剤、表面調整剤、消泡剤などが挙げられる。金属用添加剤は、単独使用または2種以上併用することもできる。金属用添加剤のなかでは、好ましくは、RC剤が挙げられる。
金属用添加剤の平均一次粒子径は、例えば、0.1μm以上、好ましくは、0.2μm以上、例えば、2μm以下、好ましくは、1μm以下である。
金属用添加剤の平均一次粒子径と、樹脂用添加剤の平均一次粒子径との差は、例えば、±0.2μm以下、好ましくは、±0.1μm以下、さらに好ましくは、±0.05μm以下である。
また、金属用添加剤の含有割合は、金属用クリア塗料の不揮発分全量に対して、例えば、3質量%以上、好ましくは、5質量%以上、例えば、10質量%以下、好ましくは、8質量%以下である。
このような金属用クリア塗料の不揮発分率は、例えば、45質量%以上、好ましくは、47質量%以上、例えば、55質量%以下、好ましくは、53質量%以下である。
金属用クリア塗料の塗装方法としては、上記のベース塗料の塗装方法と同様の方法が挙げられる。
以上によって、金属部材に形成されるベース塗膜の表面上に、金属用クリア塗料が塗布されて、金属用クリア塗膜が形成される。
焼付工程前における金属用クリア塗膜の厚みは、例えば、25μm以上、好ましくは、30μm以上、例えば、50μm以下、好ましくは、45μm以下である。
(2−3)焼付工程
次いで、ベース塗膜および金属用クリア塗膜を、上記の焼付方法により焼き付ける。焼付温度は、例えば、120℃以上、好ましくは、130℃以上、例えば、170℃以下、好ましくは、160℃以下である。焼付時間は、例えば、20分以上、好ましくは、25分以上、例えば、40分以下、好ましくは、35分以下である。
以上により、ベース塗膜および金属用クリア塗膜が、焼き付けられて硬化する。このようにして、金属部材が塗装される。
(3)車両の組立工程
その後、図1に示すように、塗装された樹脂部材を、塗装された金属部材に組み付けて、車両1を組み立てる。
3.作用効果
このような塗装方法では、樹脂用クリア塗料が樹脂用添加剤を含有し、金属用クリア塗料が金属用添加剤を含有し、金属用添加剤の平均一次粒子径に対する、樹脂用添加剤の平均一次粒子径の比が0.8以上1.2以下である。
そのため、樹脂用クリア塗膜および金属用クリア塗膜において光の反射などが互いに異なることを抑制でき、塗装後の樹脂部材および金属部材の色差を十分に低減することができる。
また、図1に示すように、板金ドア5とフェンダー2とは、前後方向に隣接され、縦方向(鉛直方向)に延びる縦割線10を形成するように配置される。このような場合、リアフェンダーパネル8とリアバンパー3とのように、横方向(水平方向)に延びる横割線11を形成するように配置される場合よりも、脳科学的に板金ドア5とフェンダー2との色差を感じやすい。
しかし、上記の塗装方法によれば、塗装後の金属部材および樹脂部材の色差を十分に低減できるので、金属部材と樹脂部材とが縦割線を形成するように配置されても、金属部材と樹脂部材との色調を一致させることができる。
4.変形例
上記の実施形態では、樹脂部材の塗装方法が、ベース塗装工程とクリア塗装工程との間において、ベース塗膜の不揮発分率を調整する調整工程を含んでいるが、これに限定されない。上記の塗装方法は、調整工程を含まなくてもよい。
以下に調製例および実施例を示し、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、それらに限定されない。以下の記載において用いられる配合割合(含有割合)、物性値、パラメータなどの具体的数値は、上記の「発明を実施するための形態」において記載されている、それらに対応する配合割合(含有割合)、物性値、パラメータなど該当記載の上限値(「以下」、「未満」として定義されている数値)または下限値(「以上」、「超過」として定義されている数値)に代替することができる。
実施例1〜3
・樹脂部材の塗装工程
予めプライマー処理されたフェンダー2およびリアバンパー3(樹脂部材)に、ベル塗装により下記に示すベース塗料を塗装(ベース塗装)して、ベース塗膜を形成した(ベース塗装工程)。
ベース塗料:商品名ベース塗料A(関西ペイント社製)、組成[アクリル樹脂(ベース樹脂成分、水酸基価65mgKOH/g、数平均分子量32500)、メラミン樹脂(ベース硬化剤)、フレーク状酸化アルミニウム(メタリック顔料)、シンナー(有機溶剤)]、不揮発分率(塗布前)25質量%
次いで、ベース塗膜を、表1に示す条件で、常温乾燥後、加熱乾燥(プレヒート)した(調整工程)。調整工程後のベース塗膜の不揮発分率を表1に示す。
次いで、ベース塗膜の表面に、ベル塗装により下記に示す樹脂用クリア塗料(硬化温度100℃以下)を塗布して(クリア塗装)、樹脂用クリア塗膜を形成した(クリア塗装工程)。
樹脂用クリア塗料:商品名クリア塗料A(関西ペイント社製)、組成[アクリル樹脂(クリア樹脂成分、水酸基価150mgKOH/g、数平均分子量17500)、クリア硬化剤A(クリア硬化剤)、ヒュームドシリカ(レオロジーコントロール剤、平均一次粒子径0.1μm、樹脂用クリア塗料の不揮発分全量に対する含有割合5質量%)、シンナー(有機溶剤)]、不揮発分率(塗布前)50質量%
次いで、ベース塗膜および樹脂用クリア塗膜を、焼付温度100℃、焼付時間30分で焼き付けた。
以上により、フェンダー2およびリアバンパー3の表面(プライマー層の表面)に積層されたベース塗膜および樹脂用クリア塗膜が硬化し、フェンダー2およびリアバンパー3が塗装された。
・金属部材の塗装工程
予め電着塗装および中塗塗装された車両フレーム4および板金ドア5(金属部材)に、ベル塗装により、上記のベース塗料と同一の塗料を塗装(ベース塗装)して、ベース塗膜を形成した(ベース塗装工程)。
次いで、ベース塗膜の表面に、ベル塗装により下記に示す金属用クリア塗料(硬化温度120℃以上140℃以下)を塗布して(クリア塗装)、金属用クリア塗膜を形成した(クリア塗装工程)。
金属用クリア塗料:商品名クリア塗料B(関西ペイント社製)、組成[アクリル樹脂(ベース樹脂成分、水酸基価150mgKOH/g、数平均分子量17500)、メラミン樹脂(ベース硬化剤)、ヒュームドシリカ(レオロジーコントロール剤、平均一次粒子径0.1μm、金属用クリア塗料の不揮発分全量に対する含有割合5質量%)、シンナー(有機溶剤)]、不揮発分率(塗布前)50質量%
次いで、ベース塗膜および金属用クリア塗膜を、焼付温度140℃、焼付時間30分で焼き付けた。
以上により、車両フレーム4および板金ドア5の表面(中塗層の表面)に積層されたベース塗膜および金属用クリア塗膜が硬化し、車両フレーム4および板金ドア5が塗装された。
実施例4
調整工程において、ベース塗膜の不揮発分率を、常温乾燥のみ(プレヒートなし)で調整した点以外は、実施例1と同様にして、フェンダー2およびリアバンパー3を塗装した。なお、常温乾燥時間(セッティング時間)を、表1に示す。
実施例5
ベース塗料がさらに青色銅フタロシアニン(青色顔料)を含有する点以外は、実施例1と同様にして、フェンダー2およびリアバンパー3を塗装した。
実施例6
ベース塗料がさらに青色銅フタロシアニン(青色顔料)を含有する点以外は、実施例4と同様にして、フェンダー2およびリアバンパー3を塗装した。
比較例1および2
樹脂用クリア塗料のレオロジーコントロール剤(RC剤)の平均一次粒子径を、表1に示すように変更した点以外は、実施例1と同様にして、フェンダー2およびリアバンパー3を塗装した。
<樹脂用クリア塗膜の濁りおよび黄味評価>
各実施例および比較例で塗装されたフェンダー2およびリアバンパー3における樹脂用クリア塗膜の濁りを、目視により、下記の基準で評価した。
○:色差が確認されない。
×:色差が確認される。
各実施例および比較例で塗装されたフェンダー2およびリアバンパー3における樹脂用クリア塗膜の黄味を、目視により、下記の基準で評価した。
○:色差が確認されない。
×:色差が確認される。
<樹脂部材および金属部材の色差評価>
図1に示すように、各実施例および比較例で塗装されたフェンダー2およびリアバンパー3と、各実施例で塗装された板金ドア5とを、各実施例で塗装された車両フレーム4に組み付けて、車両1を組み立てた。
そして、樹脂部材(フェンダー2およびリアバンパー3)と、金属部材(車両フレーム4および板金ドア5)との色差を、目視により下記の基準で評価した。その結果を表1に示す。
A:縦割線10を形成するフェンダー2と板金ドア5とにおいて色差は確認されず、かつ、横割線11を形成するリアバンパー3とリアフェンダーパネル8とにおいて色差は確認されなかった。
B:フェンダー2と板金ドア5とにおいて僅かに色差が確認されたが、リアバンパー3とリアフェンダーパネル8とにおいて色差は確認されなかった。
C:フェンダー2と板金ドア5とにおいて僅かに色差が確認され、かつ、リアバンパー3とリアフェンダーパネル8とにおいて僅かに色差が確認された。
Figure 0006818447
1 車両
2 フェンダー
3 リアバンパー
4 車両フレーム
5 板金ドア

Claims (1)

  1. ベース塗料を樹脂部材に塗布して、ベース塗膜を形成する工程と、
    樹脂用添加剤を含有する樹脂用クリア塗料を前記樹脂部材に形成されるベース塗膜上に塗布して、樹脂用クリア塗膜を形成する工程と、
    前記ベース塗膜および前記樹脂用クリア塗膜を、80℃以上110℃以下で焼き付ける工程と、
    前記樹脂部材に塗布したベース塗料と同一のベース塗料を、金属部材に塗布して、ベース塗膜を形成する工程と、
    前記樹脂用クリア塗料と異なる金属用クリア塗料であって、金属用添加剤を含有する金属用クリア塗料を前記金属部材に形成されるベース塗膜上に塗布して、金属用クリア塗膜を形成する工程と、
    前記ベース塗膜および前記金属用クリア塗膜を、120℃以上170℃以下で焼き付ける工程と、を含み、
    前記樹脂用添加剤は、レオロジーコントロール剤であり、
    前記樹脂用クリア塗料は、硬化剤としてポリイソシアネート化合物をさらに含み、
    前記金属用添加剤は、レオロジーコントロール剤であり、
    前記金属用クリア塗料は、硬化剤としてメラミン樹脂をさらに含み、
    前記金属用添加剤の平均一次粒子径に対する、前記樹脂用添加剤の平均一次粒子径の比は、0.8以上1.2以下であることを特徴とする、塗装方法。
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