JP6817996B2 - 熱交換器用のヘッダ、熱交換器、室外機及び空気調和機 - Google Patents

熱交換器用のヘッダ、熱交換器、室外機及び空気調和機 Download PDF

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本発明は、熱交換器用のヘッダ、熱交換器、室外機及び空気調和機に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2017−133820号公報(特許文献1)がある。この公報には、「上下方向に延びるメインヘッダ室と、前記メインヘッダ室から水平方向へ分岐させて上下方向に並べて設けられた複数のサブヘッダ室と、を備え、前記メインヘッダ室に流入する冷媒を前記複数のサブヘッダ室にそれぞれ接続された冷媒管に対して流入させるためのヘッダであって、前記メインヘッダ室が、当該メインヘッダ室の内部へ気液混合状態の冷媒を水平方向に流入させる冷媒流入穴と、前記冷媒流入穴から流出する冷媒が衝突するように設けられ、冷媒の流れ方向を上下方向に変更する流れ方向変更機構とを備えた。」と記載されている(要約参照)。
特開2017−133820号公報
前記特許文献1には、空気調和機の熱交換器のヘッダについて記載されている。しかし、特許文献1の技術では、ヘッダから各伝熱管に冷媒を均等に分配するために多くの部品や複雑な構造を必要とし、製造コストが高いという不具合がある。
そこで、本発明は、低製造コストで各伝熱管への冷媒の分配を均等に又は所望の割合にすることができる熱交換器用のヘッダ、熱交換器、室外機及び空気調和機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、伝熱管が接続される筐体と、前記筐体内部を前記伝熱管側とその反対側とに仕切る仕切り部材と、前記仕切り部材の前記伝熱管側に設けられ1又は複数本の前記伝熱管と接続されていて熱交換器へと向かう冷媒が流入する第1室と、前記仕切り部材の前記伝熱管側で前記第1室の下方に設けられそれぞれ1又は複数本の前記伝熱管が接続されている1又は複数の空間である第2室と、前記仕切り部材の前記伝熱管側とは反対側の前記第1室及び前記第2室の裏側の空間である第3室と、前記仕切り部材に設けられ前記第1室と前記第3室とを連通する第1開口部と、前記仕切り部材に設けられ前記各第2室と前記第3室とを連通する第2開口部とを備え、前記第2室は前記第1室の下方に上下に並んで複数設けられ、前記各第2室に連通している前記各第2開口部は上方の前記第2室に連通しているものほど径サイズが大きい
本発明によれば、低製造コストで各伝熱管への冷媒の分配を均等に又は所望の割合にすることができる熱交換器用のヘッダ、熱交換器、室外機及び空気調和機を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施例に係る空気調和機の全体構成を示す系統図である。 本発明の一実施例に係る室外機の概略構成を示す斜視図である。 本発明の一実施例に係る熱交換器の正面図である。 本発明の一実施例に係る第1ヘッダの外観を示す斜視図である。 本発明の一実施例に係る第1ヘッダの分解斜視図である。 本発明の一実施例に係る第1ヘッダの仕切り部材を伝熱管側から視た正面図である。 本発明の一実施例に係る仕切り部材の側面図である。 本発明の一実施例に係る仕切り部材を伝熱管の反対側から視た背面図である。 本発明の一実施例に係る第1ヘッダの正面図である。 図7AのA−A断面図である。 主筐体の上部の一部を切り欠いた本発明の一実施例に係る第1ヘッダにおける上部の斜視図である。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は、本実施例に係る空気調和機100の全体構成を示す系統図である。空気調和機100は、圧縮機131、四方弁132、室内熱交換器101、膨張弁103、室外熱交換器1(熱交換器)等で構成され、各部材は配管121で接続されている。室内熱交換器101及び室内ファン102は室内機108に設けられている。圧縮機131、四方弁132、膨張弁103、室外熱交換器1、室外ファン107は室外機105に設けられている。なお、膨張弁103は、室内機108に設けてもよいし、室内機108及び室外機105の両方に設けてもよい。
圧縮機131は、圧縮機モータの駆動によって、低温低圧のガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒として吐出する装置である。
四方弁132は、空気調和機100の運転モードに応じて、冷媒の流路を切り替える弁である。
膨張弁103は、「凝縮器」(空調運転の種類に応じて室外熱交換器1及び室内熱交換器101のうちの一方)で凝縮した冷媒を減圧する弁である。なお、膨張弁103において減圧された冷媒は、「蒸発器」(空調運転の種類に応じて室外熱交換器1及び室内熱交換器101のうちの他方)に導かれる。
室内熱交換器101は、その室外熱交換器1を通流する冷媒と、室内ファン102から送り込まれる室内空気(空調対象空間の空気)との間で熱交換を行う熱交換器である。
室内ファン102は、室内熱交換器101に室内空気を送り込むファンであり、室内熱交換器101の近傍に設置されている。
室外熱交換器1は、その伝熱管伝熱管(図3)を通流する冷媒と、室内ファン102から送り込まれる屋外空気との間で熱交換を行う熱交換器である。
室外ファン107は、室外熱交換器1に屋外空気を送り込むファンであり、室外熱交換器1の近傍に設置されている。
図1を用いて、暖房運転時を例に、ヒートポンプ式の空気調和機100の冷凍サイクルを説明する。空気調和機100において、暖房運転時の冷媒の流れは実線矢印141で示している。圧縮機131は、ガス冷媒を圧縮する装置であり、圧縮機131で高温・高圧状態になった冷媒は、四方弁132を介して室内機108内の室内熱交換器101(凝縮器)に導かれる。そして、室内熱交換器101を流れる高温の冷媒が、室内ファン102から供給される室内空気に放熱することで、室内が暖められる。このとき、室外熱交換器1内では、熱を奪われたガス冷媒が次第に液化し、室内熱交換器101の出口からは、飽和温度よりも数℃程度低温の過冷却状態の液冷媒が流出する。
その後、室内機108から流出した液冷媒は、膨張弁103を通過時の膨張作用により低温・低圧状態の気液二相冷媒となる。この低温・低圧の気液二相冷媒は、室外機105内の室外熱交換器1(蒸発器)に導かれる。そして、室外熱交換器1の伝熱管内を流れる低温の冷媒が、室外ファン107から供給される外気から吸熱することで、冷媒の乾き度(=ガス冷媒の質量速度/(液冷媒の質量速度+ガス冷媒の質量速度))が高まる。室外熱交換器1の出口では、冷媒はガス化して数℃程度、過熱度が上昇した状態で圧縮機131に戻る。以上で説明した、一連の冷凍サイクルによって、空気調和機100の暖房運転が実現される。
一方、冷房運転時の冷媒の流れは破線矢印142で示している。冷房運転時には、四方弁132を切り替えて、破線矢印142方向に冷媒が循環する冷凍サイクルを形成する。この場合、室内熱交換器101が蒸発器として作用し、室外熱交換器1が凝縮器として作用する。この一連の冷凍サイクルによって、空気調和機100の冷房運転が実現される。
なお、空気調和機100を冷房運転専用の装置として実現してもよいし、暖房運転専用の装置として実現してもよい。これらの場合は、四方弁132は不要になる。
図2は、本実施例に係る室外機105の概略構成を示す斜視図である。室外機105内には、前記のとおり圧縮機131が収納されるほか、図示はされていないが、四方弁132、膨張弁103及び室外ファン107が設けられている。また、室外熱交換器1には、室外ファン107の駆動により外気が通風されて、外気と冷媒との熱交換を行う。
次に、本実施例に係る室外熱交換器1について詳細に説明する。図3は、室外熱交換器1の正面図である。図3では、便宜上、室外熱交換器1を左右の長手方向に直線状に図示しているが、室外熱交換器1として使用するときは、図2のようなL字型、あるいは“[”字形等に屈曲して室外機105に収納するのが一般的である。また、図3では、便宜上、室外熱交換器1の長さを切り欠いて短くして図示している。
室外熱交換器1は、当該室外熱交換器1の長手方向の一端側に設けられて、冷媒が流入する第1ヘッダ2(熱交換器用のヘッダ)と、当該室外熱交換器1の長手方向の他端側に設けられて、冷媒が流出する第2ヘッダ3とを備えている。室外熱交換器1は、連続的に並んでいるフィン5の両端部にそれぞれ第1ヘッダ2と第2ヘッダ3とを接続し、第1ヘッダ2及び第2ヘッダ3の長手方向(図3で上下方向)に複数本並んだ伝熱管4を備えている。伝熱管4は、径方向断面形状が扁平で、内部は冷媒が流通する多数個の流路に分割されている扁平伝熱管などを用いるのが望ましい。室外熱交換器1は、多数枚のフィン5を備えている。フィン5は、各伝熱管4にそれぞれ掛け渡されて当該各伝熱管4に接続され、当該各伝熱管4の長手方向(図3で左右方向)に多数枚並んだ薄板状の部材である。
第1ヘッダ2及び第2ヘッダ3は、例えば径方向断面形状が矩形状である長尺状の部材であり、第1ヘッダ2には複数個(図3の例で6個であるが、本発明はこれに限定されない)の冷媒の入口11が設けられている。また、図示はしないが、第2ヘッダ3には、冷媒の出口が設けられている。第1ヘッダ2は、後記するように、その内部に流入する冷媒を分配して各伝熱管4の入口に送り込み、各伝熱管4の出口から流出した冷媒は第2ヘッダ3で合流して前記の出口から流出する。
ここで、前記した特許文献1の技術では、ヘッダから各伝熱管に冷媒を均等に分配するために多くの部品や複雑な構造を必要とし、製造コストが高いという不具合がある。そこで、本実施例の室外熱交換器1では、第1ヘッダ2の構造や製法を工夫して、低製造コストで各伝熱管への冷媒の分配を均等に又は所望の割合にすることができるようにしている。以下では、このような第1ヘッダ2の構造や作用効果について詳細に説明する。
図4は、第1ヘッダ2の外観を示す斜視図である。前記のとおり、第1ヘッダ2の筐体12は、その外形が、前記のとおり、径方向断面が矩形状で上下方向に長尺状である。筐体12の伝熱管4側の面12aには、各伝熱管4を差し込んで固定するための伝熱管固定孔13が伝熱管4の本数だけ上下に等間隔で並んでいる。面12aと隣り合う面12bには、例えば丸孔で形成された冷媒の入口11が複数個、本実施例の場合で前記のとおり6個、上下に例えば等間隔で設けられている。
図5は、第1ヘッダ2の分解斜視図である。第1ヘッダ2は、主筐体14と、背板15と、仕切り部材16とを備えている。主筐体14は、径方向断面形状が“[”字形の板材で、面12aと、面12aと隣り合う2つの面12b、12cとを備えている。前記のとおり、面12bには冷媒の入口11が複数個形成されている。背板15は主筐体14の開口部14dに嵌め合わされて接合される。主筐体14と背板15との間には仕切り部材16が収納され、仕切り部材16は主筐体14と背板15とに接合されている。仕切り部材16は、筐体12内部を伝熱管4側とその反対側とに仕切る部材である。
図6Aは、仕切り部材16を伝熱管4側から視た正面図、図6Bは、仕切り部材16の側面図、図6Cは、仕切り部材16を伝熱管4の反対側から視た背面図である。仕切り部材16は筐体12内部を伝熱管4側とその反対側とに仕切る、第1ヘッダ2の内部空間の上端から下端まで延びた中央仕切り板21を備えている。中央仕切り板21からは、伝熱管4側に向かって上下に複数枚並んだ仕切り板22が延出していて、この仕切り板22の先端部は主筐体14の内周面に接合される。また、中央仕切り板21のこれとは反対側の面からは、伝熱管4の反対側に向かって上下に複数枚並んだ仕切り板23が延出していて、この仕切り板23の先端部は背板15の内周面に接合される。
仕切り板22としては、複数個、本実施例で上下に連続する4個ずつ(一例であり、4個に限定されない)の伝熱管固定孔13の上部に位置する上仕切り板22aと下部に位置する下仕切り板22bとが存在する(図7Bも参照)。第1ヘッダ2の最上部に位置する上仕切り板22aは第1ヘッダ2の天板となり、最下部に位置する下仕切り板22bは第1ヘッダ2の底板となる。これら、天板、底板となる上仕切り板22aと下仕切り板22bとの間の中間的な高さに位置する仕切り板22は、一枚の仕切り板22が上仕切り板22aと下仕切り板22bとを兼用している。
また、1枚の上仕切り板22aと、その直下に位置する1枚の下仕切り板22bとの間には、仕切り板22として、1又は複数枚、本実施例で2枚(一例であり、2枚に限定されない)の中間仕切り板22cが存在する。2枚の中間仕切り板22cのうち、一番上に位置する中間仕切り板22cは、上仕切り板22aの下から2個目と3個目に存在する伝熱管固定孔13の間の高さに位置し、主筐体14に先端部が接合されている(図7Bも参照)。2枚の中間仕切り板22cのうち、一番下に位置する中間仕切り板22cは、上仕切り板22aの下から3個目と4個目に存在する伝熱管固定孔13の間の高さに位置し、主筐体14に先端部が接合されている(図7Bも参照)。
仕切り板23は、中央仕切り板21の伝熱管4側と反対側の面から背板15に向かって延出している。仕切り板23の高さは、上仕切り板22a及び下仕切り板22bの高さと同じである。よって、仕切り板23も、上下に連続する4個ずつの伝熱管固定孔13ごとにその上下に設けられている。そして、仕切り板23も、仕切り板22と同様、4個というのは一例であり4個には限定されないが、上仕切り板22a及び下仕切り板22bの高さと同じ高さにするのが望ましい。
中央仕切り板21において、1枚の上仕切り板22aからその直下の下仕切り板22bまでの区間には、上下に並んだ各複数の孔(本実施例では、各2つであるが、本発明はこれに限定されない)である第1開口部25a、第2開口部25bが貫通している。この第1開口部25a、第2開口部25bによって仕切り部材16の中央仕切り板21は、伝熱管4側とその反対側との空間が連通している。1枚の上仕切り板22aからその直下の下仕切り板22bまでの区間におけるこれら4つの孔のうち、上側2つが第1開口部25aを構成し、下側の2つが第2開口部25bを構成する。本実施例においては、第1及び第2開口部25a,25bはいずれも円形であるが、これらの孔の形状は円形に限定されるものではない。また、2つの第2開口部25bのうち、上側のものは下側のものよりサイズが大きい。また、この上側の第2開口部25bのサイズは、2つの第1開口部25aのサイズよりも大きい。なお、これらの第1及び第2開口部25a,25bのサイズも一例であって、本発明を限定するものではない。なお、仕切り部材16の製造方法の一例を示すと、アルミニウムを押し出し成形して穴あけして形成することができる。あるいはアルミニウムの鋳造によって製造することもできる。
図7Aは、第1ヘッダ2の正面図であり、図7Bは、図7AのA−A断面図である。図7Aは長手方向の中間部の一部を切り欠いて図示している。前記のような主筐体14、背板15及び仕切り部材16を組み合わせて接合して構成される第1ヘッダ2は、それぞれがほぼ同一構成の複数のブロック31から構成される。図7Bの例では、第1ヘッダ2は、上下方向に並ぶ6個のブロック31から構成されるが、6個はあくまでも一例であり、5個以下でも、7個以上でもよい。
各ブロック31の構造について説明する。隣接する各ブロック31は、上仕切り板22a(下仕切り板22b)によって仕切られている。各ブロック31において、上仕切り板22aと、その直下の中間仕切り板22cと、中央仕切り板21と、主筐体14とに囲まれた空間は第1室41を構成する。各第1室41の主筐体14部分には、それぞれ上下2つの伝熱管固定孔13が形成され、当該各伝熱管固定孔13に伝熱管4の端部が接合される。なお、第1室41に接続される伝熱管4の本数は2本に限定されるものではなく、1本でも3本以上でもよい。また、各第1室41の主筐体14部分には冷媒の入口11が形成されている。この入口11の高さは、例えば各第1室41に接続されている2本の伝熱管4の中間位置の高さである。
各第1室41の直下には、各ブロック31の上側の中間仕切り板22cと、下側の中間仕切り板22cと、中央仕切り板21と、主筐体14とに囲まれた空間である第2室42が配置されている。この第2室42の直下には、下側の中間仕切り板22cと、下仕切り板22bと、中央仕切り板21と、主筐体14とに囲まれた空間であるもうひとつの第2室42が配置されている。このように、各第1室41の直下には、上下に並んだ2つの第2室42が配置されている。各第2室42の主筐体14部分には、各1個の伝熱管固定孔13が形成されていて、この各伝熱管固定孔13に各1本の伝熱管4の端部が接合される。なお、第2室42を2つとしたのはあくまで一例であり、1つでも3つ以上でもよい。また、各第2室42に接続される伝熱管4の本数も1本に限定されるものではなく、2本以上としてもよい。
各ブロック31において、各第1室41及び各第2室42の中央仕切り板21の伝熱管4側とは反対側には、単一の第3室43が設けられている。各第3室43は、上下の仕切り板23と、の中央仕切り板21と、背板15と主筐体14とで囲まれた空間である。
各ブロック31において、2つの第1開口部25aは、第1室41と、その背後の第3室43とを連通している。また、各ブロック31において、第2開口部25bは、上側の1つが上側の第2室42と第3室43とを連通し、下側の1つが下側の第2室42と第3室43とを連通している。
次に、第1ヘッダ2の作用効果について説明する。
図8は、主筐体14の上部の一部を切り欠いた第1ヘッダ2における上部の斜視図である。図8は、第1ヘッダ2の最上部のブロック31を主として示している。矢印51は、冷媒の入口11(図7B)から第1室41に流入する冷媒の流路を示すものである。第1室41に流入した冷媒は、第1室41の内壁面によって向きを変えられ、一部は、矢印52で示すように第1室41に接続されている2本の伝熱管4に直接流入する。残りの一部の冷媒は、2つの第1開口部25aを通過して、矢印53で示すように第3室43に流入する。この第3室43に流入した冷媒は矢印54で示すように第3室43内を流れ落ちる。そして、当該冷媒は、2つの第2開口部25bを介して矢印55に示すように2つの第2室42にそれぞれ流れ込んで、各第2室42にそれぞれ1本ずつ接続されている伝熱管4に流入する。このようにして、各ブロック31では、そのブロック31に接続されている各伝熱管4に冷媒が分配されて流入する。
ここで、第2室42は上下に2つ用意されている。そして、第3室43に流入した冷媒は重力で落下し第3室43の下方にたまりやすいので、2つある第2室42のうち、下側の第2室42の方により多くの冷媒が第2開口部25bを介して流入しやすい。そのため、上側の第2室42に接続されている伝熱管4よりも下側の第2室42に接続されている伝熱管4の方が、より多くの冷媒が流入しやすいこととなる。そこで、下側に位置する第2室42よりも上側に位置する第2室42の方に形成された第2開口部25bのサイズを大きくすることで、上側の第2室42への冷媒の流入が多くなるようにしている。これによって、上側と下側の第2室42に接続されている2本の伝熱管4にそれぞれ流入する冷媒の量を均等に近づけることができる。
本実施例の第1ヘッダ2によれば、各ブロック31は、内部を、第1室41、第2室42、第3室43に分割し、第1開口部25a、第2開口部25bを設けるだけのシンプルな構成である。そして、第1開口部25a、第2開口部25bのサイズを様々に選択することで、各伝熱管4に流入させる冷媒の単位時間当たりの流量を様々に調整することができる。すなわち、各伝熱管4の流量をほぼ均等にすることもできるし、何らかの目的のために伝熱管4によって流入する冷媒の流量に差をつけることもできる。
特に、本実施例のように上側の第2室42と下側の第2室42とでは、上側の第2室42の方が第2開口部25bのサイズが大きく、下側の第2室42に冷媒が集中することを抑制して、上下の第2室42で流入する冷媒の流れをほぼ均等にできる。これによって、上側の第2室42と下側の第2室42とで伝熱管4に流入する冷媒の流量をほぼ均等にすることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
例えば、前記の実施例では第1ヘッダ2を備えているのは室外熱交換器1であるが、室内熱交換器101に用いてもよい。
1 熱交換器(室外熱交換器)
2 第1ヘッダ(熱交換器用のヘッダ)
3 第2ヘッダ
4 伝熱管
5 フィン
12 筐体
16 仕切り部材
25a 第1開口部
25b 第2開口部
41 第1室
42 第2室
43 第3室
101 室内熱交換器
103 膨張弁
131 圧縮機

Claims (4)

  1. 伝熱管が接続される筐体と、
    前記筐体内部を前記伝熱管側とその反対側とに仕切る仕切り部材と、
    前記仕切り部材の前記伝熱管側に設けられ1又は複数本の前記伝熱管と接続されていて熱交換器へと向かう冷媒が流入する第1室と、
    前記仕切り部材の前記伝熱管側で前記第1室の下方に設けられそれぞれ1又は複数本の前記伝熱管が接続されている1又は複数の空間である第2室と、
    前記仕切り部材の前記伝熱管側とは反対側の前記第1室及び前記第2室の裏側の空間である第3室と、
    前記仕切り部材に設けられ前記第1室と前記第3室とを連通する第1開口部と、
    前記仕切り部材に設けられ前記各第2室と前記第3室とを連通する第2開口部とを備え
    前記第2室は前記第1室の下方に上下に並んで複数設けられ、
    前記各第2室に連通している前記各第2開口部は上方の前記第2室に連通しているものほど径サイズが大きいヘッダ。
  2. 前記冷媒が流入する請求項1に記載の熱交換器用のヘッダである第1ヘッダと、
    前記冷媒が流出する第2ヘッダと、
    前記第1ヘッダと前記第2ヘッダとがそれぞれ両端部に接続され当該第1ヘッダ及び第2ヘッダの長手方向に複数本並んだ伝熱管と、
    前記各伝熱管にそれぞれ掛け渡されて接続され当該各伝熱管の長手方向に複数枚並んだフィンとを備える熱交換器。
  3. 前記冷媒を圧縮する圧縮機と、
    外気と前記冷媒との熱交換を行う請求項に記載の熱交換器とを備える室外機。
  4. 前記冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記冷媒を減圧する膨張弁と、
    前記冷媒と室外空気との熱交換を行う室外熱交換器と、
    前記冷媒と室内空気との熱交換を行う室内熱交換器とを備え、
    前記室外熱交換器及び前記室内熱交換器の少なくとも一方は請求項に記載の熱交換器である空気調和機。
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