JP6817908B2 - 圧縮空気貯蔵発電装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮空気貯蔵発電装置及び方法に関するものである。
太陽光発電や太陽熱発電などの太陽エネルギーを利用した発電では、当日の日照状況に影響されて、発電出力が大きく変動する。例えば、夜間には発電できないし、雨天や曇天の日には発電出力が大きく減少する。さらに、ゴールデンウイークや盆休みの中日など、発電電力は大きいが需要が小さい日には、電力系統の問題から発電の停止を求められることもある。
一方、風車を用いた風力発電では、当日の風向や風力の変化によって、その発電出力が大きく変動する。複数の風車をまとめたウインドファームのような発電設備では、各風車の発電出力を加算することで、短周期の発電変動は平滑化できるものの、全体として見れば、発電出力が変動することは避けられない。さらに、台風の通過や冬の嵐など強風が吹く日には、風車を停止しなければならない場合がある。また、微風が続いて蓄電する必要がない日が続く場合もある。
このような再生可能エネルギーの不安定な出力を補償するために、電力貯蔵装置と組み合わせることが行われている。電力貯蔵装置としては、リチウム電池やNAS電池などの化学的二次電池が一般的であるが、圧縮空気の形で貯蔵して再発電する圧縮空気貯蔵(CAES)技術も知られている。
CAES技術を利用した代表的な公知技術として、特許文献1〜3に開示のものがある。特許文献1〜3のいずれにおいても、圧縮機による圧縮工程で発生する熱を回収することによりエネルギー貯蔵効率を高めている。
しかしながら、いずれも、オフピーク時における不要電力(再生可能エネルギーによる発電電力のように大きな変動はしない)を用いて、地下洞窟等の大型の貯蔵空間に圧縮空気を貯蔵することを前提にしている。太陽光や風力等の再生可能エネルギーを用いた発電のように、変動する電力の平滑化や電力系統の周波数を安定化させることを目的としていない。充電や発電の停止を頻繁におこなうことを前提にした機械ではない。
また、圧縮機で吸収すべき電力が頻繁に変化する場合、圧縮機を駆動する動力を変動させて吸収電力量を変化させることについて開示がない。これらの技術では、遠心式の圧縮機・膨張機を使用することを前提にしており、安定した運転をするには、圧縮機・膨張機の回転数を頻繁に変化させることはできない。
このため、出願人は、再生可能エネルギーの電力の平滑化や電力系統の周波数の安定化を目的とする次のようなCASE技術を提案している。
特許文献4は充放電効率を維持するために、圧縮機下流の熱交換器(クーラ)に流入する熱媒の流量を調整しようとするものである。特許文献5は、高温熱媒と低温熱媒の混合を防止するために高温熱媒タンクを複数設けるものである。特許文献6は、余剰電力をヒータに通電して熱媒を加熱するものである。
これらの従来技術は、再生可能エネルギーの平滑化や電力系統の周波数の安定化には有効であるが、CAES装置を運転停止した後に再起動する場合に、発電機の上流側に配置される熱交換器(予熱用ヒータ)に導入される熱媒温度が低下しているために、再起動直後の放電電力が低下するという問題がある。
熱媒タンクそのものは断熱材などによりほぼ完ぺきに断熱することができるが、熱交換機内の流路、熱媒ポンプ、接続配管などに残された熱媒は温度低下が免れない。また、高温の熱媒タンク内に十分な量の熱媒を残した状態でCASE装置が停止しているとは限らない。発電機を再起動した場合、これらの低温熱媒を用いて予熱用ヒータで空気を予熱しても十分な温度に加熱できず、放電電力が低下してしまう。
特許文献4〜6において発電開始時の発電量の低下を防ぐためには、高温熱媒タンクに十分な量の高温熱媒を蓄えた状態で、熱媒ポンプを作動させて高温熱媒を循環させてから発電することが考えられるが、発電開始までに数分から十数分の時間を要するし、その循環させた分だけ高温熱媒を無駄にして貯蔵したエネルギーが無駄になる。
特開2012−97737号公報 特表2013−512410号公報 特表2013−536357号公報 特開2016−211416号公報 特開2016−211464号公報 特開2016−121675号公報
本発明は、長期間に亘る停止後に再稼働する場合であっても、迅速かつ高効率で発電可能な状態とできる圧縮空気貯蔵発電装置及び方法を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
吸い込んだ空気を圧縮する圧縮機と、
前記圧縮機により圧縮された圧縮空気を貯蔵する蓄圧部と、
前記蓄圧部から供給される圧縮空気によって駆動される膨張機と、
前記膨張機と機械的に接続された発電機と、
前記圧縮機から前記蓄圧部に供給される圧縮空気と熱媒との間で熱交換することにより、圧縮空気を冷却し、熱媒を加熱する第1熱交換器と、
前記第1熱交換器で加熱された熱媒を貯蔵する第1蓄熱部と、
前記蓄圧部から前記膨張機に供給される圧縮空気と、前記第1蓄熱部から供給される熱媒との間で熱交換することにより、圧縮空気を加熱し、熱媒を冷却する第2熱交換器と、
前記第2熱交換器で冷却された熱媒を貯蔵して前記第1熱交換器に供給する第2蓄熱部と、
前記第1蓄熱部とは別に設けられ、前記第1蓄熱部に貯蔵される熱媒よりも高温の熱媒を前記第2熱交換器に供給可能に貯蔵する第3蓄熱部と、
前記第1熱交換器から前記第3蓄熱部に熱媒を供給可能とする熱媒流路とを備え、
前記第3蓄熱部は、入口側及び出口側の断熱継手を介して前記熱媒流路に接続されている、圧縮空気貯蔵発電装置を提供する。
この構成により、運転停止後に再起動する際、熱媒の温度が低下している場合であっても、第3蓄熱部から膨張機に第1蓄熱部よりも高温の熱媒を供給することができるので、発電の開始直後から効率よく運転できる。
この構成により、特別な加熱手段を追加することなく、第1熱交換器で昇温された熱媒を第3蓄熱部に貯蔵できる。第1熱交換器は充電時に利用される大型のものであるので、速やかに高温の熱媒を確保できる。
前記圧縮機及び前記第1熱交換器は複数組からなり、
前記第1熱交換器のうち、前記第3蓄熱部に熱媒を供給するいずれかの第1熱交換器を選択可能とする選択手段をさらに備えているのが好ましい。
この構成により、圧縮機によって充電を行いながら、必要に応じて特定の第1熱交換器から第3蓄熱部に熱媒を供給して貯蔵できる。
前記第3蓄熱部は、貯蔵される熱媒を加熱する第1加熱手段を備えているのが好ましい。
この構成により、第3蓄熱部に貯蔵した熱媒を任意のタイミングで加熱できる。
前記熱媒流路に、通過する熱媒を加熱可能な第2加熱手段を備えているのが好ましい。
この構成により、圧縮機を駆動していない状態であっても、第2加熱手段により第2蓄熱部から第3蓄熱部に供給する熱媒を加熱できる。
前記第3蓄熱部と並列に接続される熱媒流路に、通過する熱媒を加熱可能な第3加熱手段を備え、前記熱媒は前記第3蓄熱部と前記第3加熱手段との間で循環可能とされているのが好ましい。
この構成により、第3蓄熱部に特別な構成を採用することなく、別途設けた第3加熱手段により貯蔵する熱媒を加熱できる。
前記第1熱交換器に前記第1蓄熱部から熱媒を供給可能とする熱媒流路と、前記第1蓄熱部又は前記第2蓄熱部に貯蔵される熱媒を前記第1熱交換器に供給可能とする熱媒流路と、前記第1蓄熱部又は前記第2蓄熱部に貯蔵される熱媒のいずれを前記第1熱交換器に供給するのかを選択可能とする選択手段と、をさらに備えているのが好ましい。
この構成により、圧縮機で得られる圧縮空気を十分に加熱できない場合であっても、第1蓄熱部に貯蔵された熱媒を第1熱交換器に供給することにより、高温の熱媒を第3蓄熱部に供給できる。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
圧縮機を駆動して圧縮空気を吐出させ、前記圧縮空気と熱媒とを第1熱交換器で熱交換することにより熱媒を加熱し、前記圧縮空気を蓄圧部に貯蔵すると共に、前記熱媒を第1蓄熱部に貯蔵する充電運転と、
前記蓄圧タンクに貯蔵された圧縮空気と前記第1蓄熱部に貯蔵された熱媒とを第2熱交換器で熱交換することにより圧縮空気を加熱し、膨張機に供給して駆動し、発電機で発電させると共に、前記熱媒を前記第1熱交換器に供給可能に第2蓄熱部に貯蔵する発電運転とを実行する圧縮空気貯蔵発電方法であって、
前記発電運転の開始時、前記第1蓄熱部よりも高温の熱媒が貯蔵される第3蓄熱部から前記膨張機に熱媒を供給する、圧縮空気貯蔵発電方法を提供する。
本発明によれば、第1蓄熱部よりも高温の熱媒を第2熱交換器に供給可能に貯蔵する第3蓄熱部を設けるようにしたので、長期間に亘って運転が停止し、熱媒の温度が低下している状態であっても、迅速かつ高効率に発電を開始できる。
第1実施形態に係るCASE装置の概略図である。 図1のCAES装置に採用される制御装置のブロック図である。 図2の制御装置で実行する補助加熱処理の内容を示すフローチャートである。 図2の制御装置で実行する補助加熱処理の内容を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るCASE装置の概略図である。 第3実施形態に係るCASE装置の概略図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。また、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは相違している。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る圧縮空気貯蔵(CAES:compressed air energy storage)発電装置1の概略を示す。CAES装置1は、再生可能エネルギー等を利用して発電する発電装置の出力変動を平準化して電力系統に電力を供給したり、ピーク時とオフピーク時の電力需要の変動に合わせて電力を電力系統との間で消費・供給したりする。CAES発電装置1は、空気流路系2と、熱媒流路系3とに分けて把握できる。
(空気流路系2)
空気流路系2には、圧縮機4、第1熱交換器5、蓄圧部の一例である蓄圧タンク6、第2熱交換器7、及び膨張機8が、空気の流動方向に向かってこの順で設けられている。圧縮機4及び第1熱交換器5は、直列に接続された1組が3組並列に設けられている。第2熱交換器7及び膨張機8も、直列に接続された1組が3組並列に設けられている。空気流路系2は、空気流路9a〜9dを備える。図1では、空気流路9a〜9dを実線で図示している。
圧縮機4には、電動機10が機械的に接続されている。電動機10には、図示しない発電装置が電力系統Pを介して電気的に接続されている。発電装置は、風力、太陽光、太陽熱、波力のような再生可能エネルギーにより発電する。但し、電力源は、これらの再生可能エネルギーに限定されるものではない。電動機10は、発電装置からの変動する入力電力によって駆動される。電動機10の駆動により、圧縮機4の吸込口から空気流路9aを介して外気が吸い込まれるようになっている。各圧縮機4の吐出口は、空気流路9bの個別流路9b1にそれぞれ接続され、合流した共通流路9b2を介して蓄圧タンク6の入口に流体的に接続されている。各個別流路9b1には、第1熱交換器5がそれぞれ設けられている。
本実施形態の圧縮機4は、スクリュ式である。スクリュ式の圧縮機4は、回転数制御可能であるため、不規則に変動する入力電力に応答性良く追従でき、CAES発電装置の構成要素として好ましい。圧縮機4は、スクロール式、ターボ式、レシプロ式のようなスクリュ式以外のものでもよい。
蓄圧タンク6は、圧縮空気を蓄えてエネルギーとして蓄積できる。蓄圧タンク6の入口には、共通流路9b2が接続されている。共通流路9b2には、開閉制御可能な弁V1が設けられている。蓄圧タンク6の出口には、空気流路9cの共通流路9c1が接続されている。共通流路9c1には開閉制御可能な弁V2が設けられている。共通流路9c1から分岐した個別流路9c2は膨張機8の給気口にそれぞれ流体的に接続されている。各個別流路9c2には、第2熱交換器7がそれぞれ設けられている。
各膨張機8には、発電機11がそれぞれ機械的に接続されている。各発電機11は図示しない電力系統に電気的に接続されるほか、後述する第1ヒータ23及び第2ヒータ26にも電気的に接続されている。1つの発電機11と残る2つの発電機11との間の電力線は、スイッチSWによって開閉されるようになっている。スイッチSWを開放することにより、第1ヒータ23及び第2ヒータ26には、1つの発電機11のみから電力を供給できるようになっている。膨張機8の排気口には、排気のための空気流路9dが流体的に接続されている。
本実施形態の膨張機8は、スクリュ式である。スクリュ式の膨張機8は、回転数制御可能である点で、CAES発電装置1の構成要素として好ましい。膨張機8は、スクロール式、ターボ式、レシプロ式のようなスクリュ式以外のものでもよい。
(熱媒流路系3)
熱媒流路系3には、第1熱交換器5、第1蓄熱部の一例である第1蓄熱タンク12、第2熱交換器7、及び、第2蓄熱部の一例である第2蓄熱タンク13が、熱媒の流動方向に向かってこの順で設けられている。第1蓄熱タンク12には、第3蓄熱部の一例である第3蓄熱タンク14が並列接続されている。
熱媒流路系3は、熱媒流路15a〜15cを備える。図1では、熱媒流路15a〜15cを点線で図示している。熱媒流路15a、15bには、ポンプ16A,16Bの駆動により熱媒が循環可能となっている。熱媒の種類は特に限定されないが、例えば鉱物油系またはグリコール系の熱媒を使用できる。
第1蓄熱タンク12及び第3蓄熱タンク14は断熱構造を有している。
第1蓄熱タンク12には、第1熱交換器5によって圧縮空気から吸熱して高温となった熱媒が貯蔵される。第1蓄熱タンク12に貯蔵される熱媒の温度は、第1温度検出センサ17によって検出され、熱媒の液面位置は、第1液面センサ18によって検出される。
第2蓄熱タンク13には、第2熱交換器7によって圧縮空気に放熱して低温となった熱媒が貯蔵される。第2蓄熱タンク13に貯蔵される熱媒の温度は、第2温度検出センサ19によって検出され、貯蔵される熱媒の液面位置は、第2液面センサ20によって検出される。
第3蓄熱タンク14は、第1蓄熱タンク12から延びる熱媒流路15bの共通流路15b1から分岐した熱媒流路15cの途中に設けられている。第3蓄熱タンク14の容量は、第1蓄熱タンク12に比べて小さく、第1蓄熱タンク12から膨張機8に至る熱媒流動領域の総容量の3〜10倍程度とされている。第3蓄熱タンク14に貯蔵される熱媒の温度は第3温度検出センサ21によって検出され、熱媒の液面位置は第3液面センサ22によって検出される。第3蓄熱タンク14内には、貯蔵された熱媒を加熱する、第1加熱手段である第1ヒータ23が収容されている。第3蓄熱タンク14は、入口側及び出口側の断熱継手24a,24bを介して熱媒流路15cに接続されている。これにより、第3蓄熱タンク14から熱媒流路15cへと熱伝達されるのを防止している。第3蓄熱タンク14については、真空断熱等により前記第1蓄熱タンク12に比べて厳重な断熱を施すことが望ましい。熱媒流路15cの一端側である、第3蓄熱タンク14の上流側には開閉制御可能な弁V3が設けられている。また、熱媒流路15cには、第3蓄熱タンク14の下流側に第4温度検出センサ25と、第2加熱手段である第2ヒータ26とが設けられている。第1ヒータ23と第2ヒータ26には、発電機11又は電力系統から供給される電力で加熱できるようになっている。熱媒流路15cの他端側は分岐して、第1熱交換器5の入口側及び出口側にそれぞれ接続されている。分岐した各熱媒流路15c1,15c2には弁V4,V5がそれぞれ開閉制御可能に設けられている。なお、第3蓄熱タンク14には、第1蓄熱タンク12あるいは第2蓄熱タンク13からの熱媒が貯蔵されるようになっている。
第1〜4温度検出センサ17,19,21,25及び第1〜3液面センサ18,20,22での検出信号は、後述する制御装置21に入力される。
各第1熱交換器5は、第2蓄熱タンク13から延びる熱媒流路15aの共通流路15a1から分岐した個別流路15a2の途中にそれぞれ設けられている。各個別流路15a2には、第1熱交換器5に至るまでに開閉制御可能な弁V6と、ポンプ16Aとがそれぞれ設けられている。各個別流路15a2は共通流路15a3に合流して第1蓄熱タンク12に流体的に接続されている。共通流路15a3には、第1蓄熱タンク12の入口側の手前に配置される弁V7と、最も第3蓄熱タンク14に近い第1熱交換器5Aの間に配置される弁V8とが開閉制御可能に設けられている。
各第2熱交換器7は、第1蓄熱タンク12から延びる熱媒流路15bの共通流路15b1から分岐した個別流路15b2の途中にそれぞれ設けられている。共通流路15b1には、第1蓄熱タンク12の出口側近傍に開閉制御可能な弁V9が設けられている。各個別流路15b2には、第2熱交換器7に至るまでに開閉制御可能な弁V10と、ポンプ16Bとがそれぞれ設けられている。各個別流路15b2は共通流路15b3に合流して第2蓄熱タンク13に流体的に接続されている。
(圧縮機ユニット)
圧縮機4、電動機10、第1熱交換器5、ポンプ16Aは、圧縮機ユニット19を構成する。圧縮機ユニット19は、複数台の圧縮機4と、複数台の第1熱交換器5とを備えていてもよい。また、圧縮機4と第1熱交換器5はそれぞれ1台で構成することもできる。
(発電機ユニット)
膨張機8、発電機11、第2熱交換器7、ポンプ16Bは、発電機ユニット20を構成する。発電機ユニット20は、複数台の膨張機8と、複数台の第2熱交換器7とを備えていてもよい。また、膨張機8と第2熱交換器7はそれぞれ1台で構成することもできる。
(制御装置)
図2は、図1のCAES装置に採用される制御装置21のブロック図である。図2において、制御装置21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)のような記憶装置を含むハードウェアと、それに実装されたソフトウェアにより構築される制御手段の一例である。図2に示すように、制御装置21は、第1〜4温度検出センサ17,19,21,25、第1〜3液面センサ18,20,22等からの入力信号に基づいて、ポンプ16A〜16C、弁V1〜V9等を駆動制御する。
次に、前記構成からなるCAES発電装置1の動作を充電運転と発電運転とに分けて説明する。
(充電運転)
充電運転では、発電装置からの電力により電動機10を駆動し、各圧縮機4を作動させる。バルブV1,V6〜V8を開放し、バルブV2,V4,V9,V10を閉鎖する。そして、ポンプ16Aを駆動する。電動機10の駆動により、圧縮機4に外気が吸い込まれ、圧縮空気として吐出される。吐出された圧縮空気は、第1熱交換器5を通過し、熱媒と熱交換されてほぼ外気温度まで冷却された後、蓄圧タンク6へと貯蔵される。また、ポンプ16Aの駆動により、第2蓄熱タンク13から第1熱交換器5に供給された熱媒は、圧縮空気から吸熱して(好ましくは、150〜200℃まで)昇温した後、第1蓄熱タンク12に貯蔵される。
(発電運転)
発電運転では、バルブV2,V9,V10を開放し、バルブV1,V6,V7を閉鎖する。そして、ポンプ16Bを駆動する。バルブV2の開放により、蓄圧タンク6から送出された圧縮空気が、空気流路9cを通って膨張機8の給気口8aに供給される。圧縮空気は、膨張機8に供給される前に、第2熱交換器7を通過して、第1蓄熱タンク12からの熱媒と熱交換されることにより加熱される。第1蓄熱タンク12に貯留される熱媒は、前述の充電運転で十分に加熱されている。したがって、圧縮空気を十分に昇温できる。十分に加熱された圧縮空気は、給気口を介して膨張機8内に供給される。これにより、膨張機8が作動し、発電機11を駆動する。発電機11で発電した電力は電力系統Pに供給される。膨張機8で膨張された空気は、排気口から空気流路9dを通って排気される。第2熱交換器7で圧縮空気に放熱することにより降温した熱媒は、第2蓄熱タンク13に貯蔵される。
ところで、CAES装置1では、発電装置が順調に稼働し、連続して充電あるいは放電している間は問題ないが、長時間に亘って停止した場合、熱媒の温度が低下してしまう。特に、熱媒流路15bや第2熱交換器7等では、第1蓄熱タンク12に比べて、熱媒量が少ない上、熱媒体積に対する表面面積が大きいため、熱放散しやすい。
そこで、CASE装置を長期間停止する場合、発電運転において、図3及び図4に示すフローチャートに従って、次のようにして膨張機8に供給する熱媒の温度を上昇させる補助加熱処理を実行する。
まず、第3液面センサ22での検出信号に基づいて、第3蓄熱タンク14内の熱媒の容量(実熱媒容量v)を算出する(ステップS1)。続いて、実熱媒容量vが予め設定した容量(設定容量V)以上であるか否かを判断する(ステップS2)。ここでは、設定容量Vとして、例えば、熱媒流路15b,15cの第3蓄熱タンク14から膨張機8に至るまでの熱媒が流動する領域の総容量の2〜3倍としている。
実熱媒容量vが設定容量V以上であれば(ステップS2:YES)、第3温度検出センサ21での検出信号に基づいて、第3蓄熱タンク14内の熱媒の温度(実熱媒温度t)を読み込む(ステップS3)。そして、実熱媒温度が予め設定した温度(設定温度T)以上であるか否かを判断する(ステップS4)。ここでは、設定温度Tを、第1蓄熱タンク12内の熱媒の温度よりも高い値(例えば、150〜200℃)としている。
実熱媒温度tが設定温度T以上である場合(ステップS4:YES)、弁V3を開放し(ステップS5)、ポンプ16Bの駆動を開始する(ステップS6)。このとき、弁V9は閉じておき、第1蓄熱タンク12から膨張機8へと熱媒が供給されることを防止する。また、他の弁V1,V2,V4〜V8,V10の開閉状態は、前記発電運転の場合と同様とする。これにより、第1蓄熱タンク12よりも高温である第3蓄熱タンク14内の熱媒を第2熱交換器7へと供給できる。したがって、長期に亘って運転を停止して熱媒流路15b,15c等の熱媒の温度が低下している場合であっても、膨張機8に第2熱交換器7で十分に加熱した温度の高い熱媒を供給して迅速かつ高効率の発電を開始させることが可能となる。
実熱媒温度tが設定温度T未満である場合(ステップS4:NO)、弁V3を閉鎖し(ステップS7)、第3蓄熱タンク14内の第1ヒータ23への通電を開始する(ステップS8)。これにより、第3蓄熱タンク14内の熱媒が加熱される。第1ヒータ23により熱媒を加熱した結果、実熱媒温度tが設定温度T以上となれば、前記ステップS5及びステップS6の処理を実行する。
実熱媒容量vが設定容量V未満であれば(ステップS2:NO)、弁V3を閉鎖し(ステップS9)、充電運転中であるか否かを判断する(ステップS10)。充電運転中であれば、第1熱交換器5で圧縮空気により通過する熱媒を加熱することができるので、弁V4を開放し、弁V5,V8を閉鎖する(ステップS11)。そして、最も第3蓄熱タンク14に近い位置のポンプ16Aを駆動する(ステップS12)。これにより、第2蓄熱タンク13から供給される熱媒が第1熱交換器5で加熱されて第3蓄熱タンク14へと流入する。また、充電運転中でなければ、弁V5を開放し、弁V4、V8を閉鎖する(ステップS13)。そして、ポンプ16Aを駆動することにより(ステップS12)、第2蓄熱タンク13内の熱媒を直接、第3蓄熱タンク14内へと流入させる。
第3蓄熱タンク14内での実熱媒容量vが設定容量V以上となれば、前記同様、実熱媒温度tを読み込み(ステップS14)、実熱媒温度tが設定温度T以上であるか否かを判断する(ステップS15)。実熱媒温度tが設定温度T以上であれば、前記同様、弁V3を開放し(ステップS16)、ポンプ16Bの駆動を開始する(ステップS17)。実熱媒温度tが設定温度T未満であれば、弁V3を閉鎖し(ステップS18)、第1ヒータ23に通電する(ステップS19)。ここで、第4温度検出センサ25での検出温度t2を読み込み(ステップS20)、この検出温度t2と設定温度T2とを比較する(ステップS21)。検出温度t2が設定温度T2以上であれば、第1ヒータ23のみによって熱媒を十分に加熱できると判断し、第2ヒータ26には通電しない。一方、検出温度t2が設定温度T2未満でれば、第1ヒータ23のみでは熱媒の加熱が不十分になると判断し、第2ヒータ26に通電する(ステップS22)。
このようにして、前記補助加熱処理を実行することにより、CASE発電装置1の駆動を長期間停止し、熱媒の温度が低下している場合の発電運転であっても、第3蓄熱タンク14内の熱媒を第1ヒータ23によって加熱する等により、当初から第2熱交換器7に高温の熱媒を供給できる。したがって、膨張機8に供給する圧縮空気の温度を高めて発電を迅速かつ高効率に開始させることが可能となる。
なお、圧縮機4は3台全て作動させて各第1熱交換器5で加熱した熱媒を第3蓄熱タンク14に供給するようにしてもよいが、弁V8を閉鎖することにより1台のみを作動させて、対応する1台の第1熱交換器5で加熱した熱媒だけを第3蓄熱タンク14に供給するようにしてもよい。これによれば、長期間の運転停止後に充填運転と発電運転を同時に行う場合であっても、対処することができる。
また、第2ヒータ26は、第1ヒータ23での加熱では不十分な場合にのみ使用するようにしたが、同時にあるいは第2ヒータ26のみで熱媒を加熱するようにしてもよい。また、第1熱交換器5も同様に、単独、あるいは、第1ヒータ23又は第2ヒータ26の少なくともいずれか一方と組み合わせて熱媒を加熱するようにしてもよい。
第3蓄熱タンク14の熱媒は、3つの第2熱交換器7の全てに供給するようにしたが、いずれか1つのみに供給するようにしてもよい。再起動時に必要とされる発電電力が少ない場合、熱媒をいずれか1つの第2熱交換器7のみに供給することで発電効率を高めることができる。この場合、弁V10のいずれか1つのみを開放し、他を閉鎖すればよい。
3台全ての発電機11から第1ヒータ23等に電力を供給させるようにしてもよいが、スイッチSWを開放し、1台の発電機11のみからとしてもよい。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態に係るCASE発電装置1を示す。このCAES発電装置1では、第3蓄熱タンク14に第1ヒータ23を設ける代わりに、第3蓄熱タンク14に熱媒流路15dを並列接続し、この熱媒流路15dの途中にポンプ16C、第3ヒータ27及び弁V11を設けている。また、熱媒流路15c側にも弁V12を設けている。そして、第3蓄熱タンク14内の熱媒を加熱する場合、弁V12を閉鎖し、ポンプ16Cを駆動する。これにより、熱媒流路15dで熱媒が循環するように流動し、その際第3ヒータ27によって熱媒が加熱される。なお、前記第1実施形態とは、これ以外の構成は同一であるので、対応する部材に対応する符号を付してその説明を省略する。
第2実施形態によれば、第3蓄熱タンク14に構成上の特別な工夫を必要とすることなく、熱媒流路15dの途中にポンプ16C、第3ヒータ27及び弁V11,V12を設けただけで第3蓄熱タンク14内の熱媒を加熱するための構成を得ることができる。
(第3実施形態)
図6は、第3実施形態に係るCAES発電装置1を示す。このCASE発電装置1では、第1蓄熱タンク12を第1熱交換器5に接続する熱媒流路15eと、第2蓄熱タンク13を第1熱交換器5に接続する熱媒流路15fとが形成されている。共通流路15a1に対して第1蓄熱タンク12と第2蓄熱タンク13から接続される各熱媒流路15e,15fの途中には弁V13,V14がそれぞれ設けられている。また、共通流路15a1は、熱媒流路15cの途中に、第1蓄熱タンク12と第3蓄熱タンク14との間の位置で接続されている。なお、前記第2実施形態とは、これ以外の構成は同一であるので、対応する部材に対応する符号を付してその説明を省略する。
第3実施形態では、通常の充電運転では、弁V14を開放すると共に弁V13を閉鎖することにより、各第1熱交換器5には第2蓄熱タンク13から熱媒を供給する。しかしながら、圧縮機4に吸い込む外気温度が低い場合等、第1熱交換器5で熱媒を十分に加熱できない場合、弁V14を閉鎖すると共に弁V13を開放することにより、各第1熱交換器5には第1蓄熱タンク12から熱媒を供給する。第1蓄熱タンク12には、第2蓄熱タンク13に比べて十分に高温の熱媒が貯蔵されている。したがって、第1熱交換器5で、通過する空気温度がそれ程高くなくても、十分に熱媒を昇温できる。
このように、第3実施形態によれば、第1熱交換器5で第2蓄熱タンク13から供給した熱媒を十分に昇温できない場合、より高温の熱媒が収容された第1蓄熱タンク12から供給することができる。したがって、第3蓄熱タンク14に貯蔵する熱媒を早期に所望の温度とすることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
前記実施形態では、膨張機8及び圧縮機4は共に3台ずつ設ける例について説明したが、いずれも1台、2台あるいは4台以上ずつ設けるようにしてもよい。また、膨張機8と圧縮機4の台数は必ずしも同数でなくてもよい。
さらに、前記実施形態では、圧縮機4と膨張機8を別々に設けているが、圧縮機を逆回転させて膨張機として機能させることにより、圧縮機兼膨張機として一体化してもよい。
1…CAES装置
2…空気流路系
3…熱媒流路系
4…圧縮機
5…第1熱交換器
6…蓄圧タンク
7…第2熱交換器
8…膨張機
9…空気流路
10…電動機
11…発電機
12…第1蓄熱タンク
13…第2蓄熱タンク
14…第3蓄熱タンク
15…熱媒流路
16A〜16C…ポンプ
17…第1温度検出センサ
18…第1液面センサ
19…第2温度検出センサ
20…第2液面センサ
21…第3温度検出センサ
22…第3液面センサ
23…第1ヒータ
24…断熱継手
25…第4温度検出センサ
26…第2ヒータ
27…第3ヒータ
V1〜V14…弁

Claims (8)

  1. 吸い込んだ空気を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機により圧縮された圧縮空気を貯蔵する蓄圧部と、
    前記蓄圧部から供給される圧縮空気によって駆動される膨張機と、
    前記膨張機と機械的に接続された発電機と、
    前記圧縮機から前記蓄圧部に供給される圧縮空気と熱媒との間で熱交換することにより、圧縮空気を冷却し、熱媒を加熱する第1熱交換器と、
    前記第1熱交換器で加熱された熱媒を貯蔵する第1蓄熱部と、
    前記蓄圧部から前記膨張機に供給される圧縮空気と、前記第1蓄熱部から供給される熱媒との間で熱交換することにより、圧縮空気を加熱し、熱媒を冷却する第2熱交換器と、
    前記第2熱交換器で冷却された熱媒を貯蔵して前記第1熱交換器に供給する第2蓄熱部と、
    前記第1蓄熱部とは別に設けられ、前記第1蓄熱部に貯蔵される熱媒よりも高温の熱媒を前記第2熱交換器に供給可能に貯蔵する第3蓄熱部と、
    前記第1熱交換器から前記第3蓄熱部に熱媒を供給可能とする熱媒流路と
    を備え
    前記第3蓄熱部は、入口側及び出口側の断熱継手を介して前記熱媒流路に接続されている、圧縮空気貯蔵発電装置。
  2. 前記圧縮機及び前記第1熱交換器は複数組からなり、
    前記第1熱交換器のうち、前記第3蓄熱部に熱媒を供給するいずれかの第1熱交換器を選択可能とする選択手段をさらに備えている、請求項に記載の圧縮空気貯蔵発電装置。
  3. 前記第3蓄熱部は、貯蔵される熱媒を加熱する第1加熱手段を備えている、請求項1又は2に記載の圧縮空気貯蔵発電装置。
  4. 前記熱媒流路に、通過する熱媒を加熱可能な第2加熱手段を備えている、請求項1から3のいずれか1項に記載の圧縮空気貯蔵発電装置。
  5. 前記第3蓄熱部と並列に接続される熱媒流路に、通過する熱媒を加熱可能な第3加熱手段を備え、前記熱媒は前記第3蓄熱部と前記第3加熱手段との間で循環可能とされている、請求項1からのいずれか1項に記載の圧縮空気貯蔵発電装置。
  6. 前記第1熱交換器に前記第1蓄熱部から熱媒を供給可能とする熱媒流路と、前記第1蓄熱部又は前記第2蓄熱部に貯蔵される熱媒を前記第1熱交換器に供給可能とする熱媒流路と、前記第1蓄熱部又は前記第2蓄熱部に貯蔵される熱媒のいずれを前記第1熱交換器に供給するのかを選択可能とする選択手段と、をさらに備えている、請求項1からのいずれか1項に記載の圧縮空気貯蔵発電装置。
  7. 前記第3蓄熱部は、前記第1蓄熱部に比べて断熱性能が高い、請求項1からのいずれか1項に記載の圧縮空気貯蔵発電装置。
  8. 前記第3蓄熱部の容量は、前記第1蓄熱部から前記膨張機に至るまでの熱媒流動領域の総容量の3倍から10倍である、請求項1からのいずれか1項に記載の圧縮空気貯蔵発電装置。
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