JP6817547B2 - 個体識別子抽出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、個体識別子抽出装置、個体識別子抽出方法、プログラム、個体識別子登録装置、個体識別子登録方法、識別照合装置、識別照合方法、個体識別子管理システム、個体識別子管理方法、および、個体識別テープに関する。
工業製品や商品等の物体の同一性を識別するための個体識別技術には、バーコード、シリアル番号、ICタグ等、多種多様なものが提案乃至実用化されている。そのような個体識別技術の一種として、物体上のランダムパターンを撮像して得られる画像から特徴量を抽出し、この抽出した特徴量を当該物体の個体識別子とする技術がある。
例えば、微小な粒としてタガント(taggant:追跡用添加物)を使用し、タガントを含有するパターンを物体上に生成し、そのパターンの所定の領域を撮像して得られる画像から抽出した上記所定の領域における粒の分布を特徴量(物体の個体識別子)とすることが、特許文献1、特許文献2および特許文献3に記載されている。
具体的には、特許文献1では、基準物体の表面の全部または一部に、タガントを混入した印刷インク等を塗布してタガント分布パターンを形成し、このタガント分布パターンを読取った画像から抽出した特徴量を当該基準物体の個体識別子とする。対象物体と照合を行う際は、読取りの向き、位置、範囲を基準物体の読み取りと同一の条件にして、対象物体上のタガント分布パターンの画像を読み取り、その画像から抽出した特徴量を基準物体の個体識別子と比較する。
また特許文献2では、各物体上に、位置合わせの基準となる原点を設定し、その原点から右方向をX軸の正方向、下方向をY軸の正方向として定義される2次元平面の所定の領域から特徴量を抽出し、この抽出した特徴量を当該物体の個体識別子とする。ここで、所定の領域の形状として、矩形、円形、楕円形、多角形、その他特別な形状を有するロゴが例示されている。
また特許文献3では、物体上に基準部(位置合わせマーク、ライン、企業ロゴ、枠、物体自体の縁もしくは縁の組み合わせ等)を設け、少なくとも基準部が完全に覆われるように、タガントを含有する塗料等をスプレーしてランダムなパターンを付着させる。そして、基準部の画像からタガントの分布に依存する特徴量を抽出し、それを当該物体の個体識別子とする。
また製品の表面パターンが個体によって微妙に異なることを利用して個体識別を行う技術が提案されている。例えば特許文献4では、製品に共通して存在する基準部を基準に定まる製品上の所定領域の画像から特徴量を抽出し、この抽出した特徴量を当該製品の個体識別子とする。
その他、本発明に関連する技術として、特許文献5に記載される技術がある。特許文献5では、ユニークなパターンを有するラベルを物体に付与する。個々のラベルは、ユニークなパターンを有するポリマー等から構成されるシートやフィルムを所定サイズにカットして製造される。また個々のラベルは、商標やロゴからなる識別子を有する。
特開2013−69188号公報 特開2014−6840号公報 特表2007−534067号公報 再特WO2013/018614号公報 US2008/0197620A1公報
しかしながら、上述した特許文献1乃至4の技術では、外形やサイズの相違する複数種類の物体に汎用的に適用するのは困難である。その理由は、特許文献1乃至4の技術は、特徴量を抽出する領域を物体上の基準部を基準に規定しているが、物体上の基準部になり得る部分は物体の外形やサイズが相違すると異なるためである。
一方、特許文献5の技術によれば、ラベルを取り付けることができる物体であれば、物体の外形やサイズが相違しても適用できる。しかし、特許文献5には、「何らかの基準部を基準に定まるラベル上の領域」といった概念がないため、ラベル全体の画像から特徴量を抽出して照合する必要がある。そのため、ラベルが取り付けられている物体の面がラベルの有するパターンと視覚的に区別し難い色、材質、模様等を有している場合、ラベル全体の画像を特定できず、特徴量の抽出に失敗する。
本発明の目的は、上述した課題を解決する個体識別子抽出装置を提供することにある。
本発明の実施形態に係る個体識別子抽出装置は、
物体に取り付けられた、ランダムパターンと位置合わせ基準部を含むラベルを撮像する撮像部と、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記物体の個体識別子として抽出する抽出部と、
を有する。
本発明の他の実施形態に係る個体識別子抽出方法は、
物体に取り付けられた、ランダムパターンと位置合わせ基準部を含むラベルを撮像し、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、
前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記物体の個体識別子として抽出する。
本発明の他の実施形態に係るプログラムは、
コンピュータを、
物体に取り付けられた、ランダムパターンと位置合わせ基準部を含むラベルを撮像する撮像部と、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記物体の個体識別子として抽出する抽出部と、
して機能させる。
本発明の他の実施形態に係る照合装置は、
本発明の実施形態に係る個体識別子抽出装置によって抽出した個体識別子を用いて照合を行う。
本発明の他の実施形態に係る識別装置は、
本発明の実施形態に係る個体識別子抽出装置によって抽出した個体識別子を用いて識別を行う。
本発明の他の実施形態に係る照合方法は、
本発明の実施形態に係る個体識別子抽出方法によって抽出した個体識別子を用いて照合を行う。
本発明の他の実施形態に係る識別方法は、
本発明の実施形態に係る個体識別子抽出方法によって抽出した個体識別子を用いて識別を行う。
本発明の他の実施形態に係る識別照合装置は、
物体に取り付けられた、ランダムパターンと位置合わせ基準部を含むラベルを撮像する撮像部と、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記物体の個体識別子として抽出する抽出部と、
前記物体の個体識別子と記憶部に記憶されている登録済みの物体の個体識別子とを比較し、比較結果に基づいて、物体の識別・照合を判定する判定部と、
を含む。
本発明の他の実施形態に係る識別照合方法は、
物体に取り付けられた、ランダムパターンと位置合わせ基準部を含むラベルを撮像し、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、
前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記物体の個体識別子として抽出し、
前記物体の個体識別子と記憶部に記憶されている登録済みの物体の個体識別子とを比較し、比較結果に基づいて、物体の識別・照合を判定する。
本発明の他の実施形態に係る個体識別子登録装置は、
ランダムパターンと位置合わせ基準部を含む、物体に取り付けるためのラベルを生成する生成部と、
前記物体に取り付けられた前記ラベルを撮像する撮像部と、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記物体の個体識別子として抽出する抽出部と、
を含む。
本発明の他の実施形態に係る個体識別子登録方法は、
ランダムパターンと位置合わせ基準部を含む、物体に取り付けるためのラベルを生成し、
前記物体に取り付けられた前記ラベルを撮像し、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、
前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記物体の個体識別子として抽出する。
本発明の他の実施形態に係る個体識別子管理システムは、
個体識別子登録装置と識別照合装置とを含み、
前記個体識別子登録装置は、
ランダムパターンと位置合わせ基準部を含む、物体に取り付けるためのラベルを生成する生成部と、
前記物体に取り付けられた前記ラベルを撮像する撮像部と、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記物体の個体識別子として抽出する抽出部と、
を有し、
前記識別照合装置は、
物体に取り付けられた、ランダムパターンと位置合わせ基準部を含むラベルを撮像する撮像部と、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記物体の個体識別子として抽出する抽出部と、
前記物体の個体識別子と記憶部に記憶されている登録済みの物体の個体識別子とを比較し、比較結果に基づいて、物体の識別・照合を判定する判定部と、
を有する。
本発明の他の実施形態に係る個体識別子管理方法
個体識別子登録工程と識別照合工程とを含み、
前記個体識別子登録工程では、
ランダムパターンと位置合わせ基準部を含む、物体に取り付けるためのラベルを生成し、
前記物体に取り付けられた前記ラベルを撮像し、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、
前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記物体の個体識別子として抽出し、
前記識別照合工程では、
物体に取り付けられた、ランダムパターンと位置合わせ基準部を含むラベルを撮像し、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、
前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記物体の個体識別子として抽出し、
前記物体の個体識別子と記憶部に記憶されている登録済みの物体の個体識別子とを比較し、比較結果に基づいて、物体の識別・照合を判定する。
本発明の他の実施形態に係る個体識別テープは、
ロール状に形成された個体識別テープであって、
ランダムパターンを有するテープ面の全長にわたって間隔を置いて位置合わせ基準部が形成されている。
本発明は上述した構成を有するため、外形やサイズの相違する複数種類の物体に汎用的に適用できる。また本発明によれば、ラベルが取り付けられている物体の面がラベルの有するランダムパターンと視覚的に区別し難い色、材質、模様等を有している場合であっても、支障なく特徴量の抽出が行える。
本発明の第1の実施形態に係る個体識別子抽出装置の構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る個体識別子抽出装置を実現する情報処理装置のブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る個体識別子抽出装置が実行する個体識別子抽出方法の手順を示すフローチャートである。 位置合わせ基準部を基準に定まる領域の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る個体識別子登録装置の構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る個体識別子登録装置が実行する個体識別子登録方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る個体識別子登録装置における生成部の一例を示す外観斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る個体識別子登録装置で使用するテープの表面および裏面を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る個体識別子登録装置の構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る個体識別子登録装置が実行する個体識別子登録方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る個体識別子登録装置における記憶装置に登録されているデータの例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る識別照合装置の構成図である。 本発明の第4の実施形態に係る識別照合装置が実行する識別照合方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施形態に係る個体識別子管理システムの構成図である。 本発明の第5の実施形態に係る個体識別子管理システムが実行する個体識別子管理方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施形態に係る個体識別子登録装置の構成図である。 本発明の第6の実施形態に係る個体識別子登録装置で使用するテープの断面とランダムパターン層の平面を示す図である。 本発明の第6の実施形態に係る個体識別子登録装置における撮像部および信号処理部の構成図である。 本発明の第6の実施形態に係る個体識別子登録装置におけるケースの先端部分を真上から見た要部概念図である。 本発明の第7の実施形態に係る個体識別子抽出装置の構成図である。 本発明の第7の実施形態に係る個体識別子抽出装置が実行する個体識別子抽出方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第8の実施形態に係る個体識別子登録装置の構成図である。 本発明の第8の実施形態に係る個体識別子登録装置が実行する個体識別子登録方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第8の実施形態に係る個体識別子登録装置における記憶装置に記憶されているデータの例を示す図である。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1を参照すると、本発明の第1の実施形態に係る個体識別子抽出装置100は、物体110の個体識別子120を抽出する機能を有する。
物体110は、個体識別子を抽出する対象である。物体110は、例えば工業製品や商品パッケージである。また物体110は、個人の持ち物(名刺や手帳など)あるいは個人の身体の一部(例えば指など)であってもよい。物体110の何れかの面には、ラベル111が取り付けられている。
ラベル111は、物体110と接する面の反対側の面に、ランダムパターン112と位置合わせ基準部113とを有する。
ランダムパターン112は、ラベル111の片面の全体に加工されていることが望ましいが、ラベルの片面の一部に加工されていてもよい。ランダムパターン112は、例えば、微小な粒を混入した印刷インク、塗料などをラベル111の支持体上に塗布して固化させたものであってよい。微小な粒としては、金属粉やガラス粉などの微粒子や、特許文献1乃至3に記載されるタガントなどが使用できる。微小な粒は、ランダムパターン112を構成する材料(上記微小な粒を除く)と反射特性が異なる粒であることが望ましい。また微小な粒は、ランダムパターン112に不均一に含有していることが望ましい。或いは、ランダムパターン112は、レーザ加工機によってラベル111の支持体の片面に加工されたものであってよい。或いは、ランダムパターン112は、ラベル111の支持体の表面が梨地等のランダムパターンを有する場合、その梨地等を利用したものであってよい。
位置合わせ基準部113は、個体識別子として使用する特徴量を抽出する領域を決定する基準である。図1に示す例では、位置合わせ基準部113は、アルファベットの大文字の“A”のロゴ(ロゴ文字)を使用している。しかし、位置合わせ基準部113には、“A”以外の文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合などを使用することができる。但し、位置合わせ基準部113に使用する文字等は、点対称でない文字等を使用することが望ましい。位置合わせ基準部113は、例えば、ラベル111上のランダムパターン112の上に文字等を印刷することにより加工されたものであってよい。また、位置合わせ基準部113は、ランダムパターン112と反射特性が異なることが望ましい。
個体識別子抽出装置100は、主な機能部として、撮像部101と抽出部102とを有する。
撮像部101は、物体110上のラベル111を撮像する機能を有する。撮像部101は、所定のアングルでラベル111を撮像する。例えば、撮像部101は、ラベル111の真上から撮像する。
抽出部102は、撮像部101によって撮像して得られた画像から、位置合わせ基準部113を基準に定まるラベル111上の領域の画像を取得する機能を有する。また抽出部102は、上記取得した領域の画像から、ランダムパターン111の特徴量を抽出し、この抽出した特徴量を物体110の個体識別子120として出力する機能を有する。
個体識別子抽出装置100は、例えば図2に示すように、1以上のマイクロプロセッサ等の演算処理部131と、メモリやハードディスク等の記憶部132と、カメラ133とを有する情報処理装置130と、プログラム134とで実現することができる。情報処理装置130は、例えばスマートフォンであってよい。プログラム134は、情報処理装置130の立ち上げ時等に外部のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリに読み込まれ、演算処理部131の動作を制御することにより、演算処理部131上に、撮像部101、抽出部102といった機能的手段を実現する。
図3は個体識別子抽出装置100を用いて実行する個体識別子抽出方法の手順を示すフローチャートである。以下、図1および図3を参照して本実施形態に係る個体識別子抽出方法について説明する。
まず、個体識別子抽出装置100の撮像部101は、物体110上に取り付けられているラベル111を撮像する(ステップS101)。
次に、個体識別子抽出装置100の抽出部102は、撮像部101によって撮像して得られた画像から、位置合わせ基準部113を検出する(ステップS102)。例えば、抽出部102は、テンプレートマッチング法を用いて、予め設定された位置合わせ基準部のテンプレートと同じパターンを画像中から探索することにより、位置合わせ基準部113を検出する。図1に示す例では、アルファベットの大文字の“A”のロゴが位置合わせ基準部として検出される。なお、図1に示す例では、“A”のロゴがラベル111上に唯一存在するため、1つの位置合わせ基準部が検出される。ラベル111上に“A”のロゴが複数存在する場合には、複数の位置合わせ基準部が検出される。このように位置合わせ基準部が複数検出される場合には、予め定められたルールに従って1つの位置合わせ基準部を選択する。例えば、“A”のロゴが横方向に複数個並んでいる場合、最も左側に位置する“A”のロゴを選択する、といったルールを使用してよい。
次に、抽出部102は、検出した位置合わせ基準部113を基準に定まる領域の画像を取得する(ステップS103)。図4は位置合わせ基準部113を基準に定まる領域の例を示す。この例では、位置合わせ基準部113であるアルファベットの“A”の外接矩形141を予め定められた倍率だけ拡大した矩形142を、位置合わせ基準部113を基準に定まる領域としている。具体的には、外接矩形141の左下の頂点cを原点、頂点cから頂点d方向をX軸、頂点cから頂点a方向をY軸とし、倍率をαとするとき、矩形142の頂点a’、 b’、c’、d’の座標値は、外接矩形141の頂点a、b、c、dの座標値(xa、ya)、(xb、yb)、(xc、yc)、(xd、yd)を用いて、以下のように表される。
頂点a’=(xa-(α-1)(xb-xa)/2、ya+(α-1)(ya-yc)/2)
頂点b’=(xb+(α-1)(xb-xa)/2、yb+(α-1)(yb-yd)/2)
頂点c’=(xc-(α-1)(xd-xc)/2、yc-(α-1)(ya-yc)/2)
頂点d’=(xd+(α-1)(xd-xc)/2、yd-(α-1)(yb-yd)/2)
図4に示す例はあくまでも一例である。位置合わせ基準部113を基準に定まる領域は、図4に示す例のように位置合わせ基準部113を完全に包含するものに限定されない。位置合わせ基準部113を基準に定まる領域は、位置合わせ基準部113の一部を包含する領域であってもよいし、ラベル111上の位置合わせ基準部113を除く領域のみを包含するものであってもよい。
次に、抽出部102は、位置合わせ基準部113を基準に定まる領域から取得した画像から、ランダムパターン112に依存する特徴量を抽出する(ステップS104)。ステップS104において、画像からランダムパターン112に依存する特徴量を抽出する方法は任意である。例えば特許文献1乃至3に記載されるような方法を使用して、画像からランダムパターン112を構成する粒の分布に依存する特徴量を抽出してよい。あるいは、虹彩認証アルゴリズムおよびそれに類似するアルゴリズムを使用して、画像から特徴量を抽出するようにしてよい。
次に、抽出部102は、上記抽出した特徴量を物体110の個体識別子120として出力する(ステップS105)。
このように本実施形態によれば、外形やサイズの相違する複数種類の物体に汎用的に適用できる個体識別子抽出装置および方法が得られる。その理由は、物体110に取り付けるラベル111に位置合わせ基準部113を設けているためである。
また本実施形態によれば、ラベル111が取り付けられている物体110の面がラベル111の有するランダムパターン112と視覚的に区別し難い色、材質、模様等を有している場合であっても、支障なく個体識別子の抽出が行える。その理由は、本実施形態では、ラベル111全体の画像を特定する必要はなく、ラベル111上の位置合わせ基準部113さえ特定できれば、それを基準に特徴量を抽出するラベル111上の領域の画像を取得できるためである。
[第2の実施形態]
図5を参照すると、本発明の第2の実施形態に係る個体識別子登録装置200は、本発明の第1の実施形態に係る個体識別子抽出装置100と同様の機能を有すると共に、物体210に取り付けるためのラベル211を生成する機能を有する。
物体210は、ラベル211を取り付けて個体識別子を抽出する対象である。物体210は、例えば工業製品や商品パッケージである。また物体210は、個人の持ち物(名刺や手帳など)あるいは個人の身体の一部(例えば指など)であってもよい。
個体識別子登録装置200は、主な機能部として、撮像部201と抽出部202と生成部203とを有する。このうち、撮像部201と抽出部202とは、第1の実施形態における個体識別子抽出装置100の撮像部101と抽出部102と同様の機能を有する。
生成部203は、物体210に取り付けるためのラベル211を生成する機能を有する。生成部203が生成するラベル211は、第1の実施形態において物体110に取り付けられているラベル111と同様に、ランダムパターン212と位置合わせ基準部213を含む。
図6は個体識別子登録装置200を用いて実行する個体識別子登録方法の手順を示すフローチャートである。以下、図5および図6を参照して本実施形態に係る個体識別子登録方法について説明する。
まず、個体識別子登録装置200の生成部203は、物体210に取り付けるラベル211を生成する(ステップS201)。次に、この生成されたラベル211を物体210に取り付ける(ステップS202)。以降、撮像部201と抽出部202とにより、第1の実施形態における図3のステップS101〜S105と同様のステップS203〜S207の動作が行われる。
続いて、生成部203の具体例について説明する。
図7は、生成部203の一例を示す外観斜視図である。この例の生成部203は、ロール状に巻き重ねられたテープ231を装填したリール232を回転自在に取り付けるテープ保持部233と、切断刃234を有する切断部235とが台座236に設けられた構造を有し、引き出されたテープ237を切断刃234に押し当てて所望の長さに切断できる構造を有している。このテープ237から切断したテープ片が、物体210に取り付けるラベル211となる。
テープ231の表面および裏面を示す図8を参照すると、テープ231の支持体となる合成樹脂フィルム等の一方の面(裏面)に接着層241を形成し、他方の面(表面)にランダムパターン242と位置合わせ基準部243とを形成したものを、接着層241が内側になるようにロール状に巻き重ねたものである。ランダムパターン242は、例えば、微小な粒を混入した印刷インク、塗料などをテープ231の支持体上に塗布して固化させたものであってよい。微小な粒としては、金属粉やガラス粉などの微粒子や、特許文献1乃至3に記載されるタガントなどが使用できる。微小な粒は、ランダムパターン242を構成する材料(上記微小な粒を除く)と反射特性が異なる粒であることが望ましい。また微小な粒は、ランダムパターン242に不均一に含有していることが望ましい。或いは、ランダムパターン242は、レーザ加工機によってテープの支持体の片面に加工されたものであってよい。或いは、ランダムパターン242は、テープ231の支持体の表面が梨地等のランダムパターンを有する場合、その梨地等を利用したものであってよい。
位置合わせ基準部243は、個体識別子として使用する特徴量を抽出する領域を決定する基準である。図8に示す例では、位置合わせ基準部243は、アルファベットの大文字の“A”のロゴ(ロゴ文字)を使用している。しかし、位置合わせ基準部243には、“A”以外の文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合などを使用することができる。但し、位置合わせ基準部243に使用する文字等は、点対称でない文字等を使用することが望ましい。位置合わせ基準部243は、例えば、テープ231に形成されたランダムパターン242の上に文字等を印刷することにより加工されたものであってよい。また、位置合わせ基準部243は、ランダムパターン242と反射特性が異なることが望ましい。また、位置合わせ基準部243は、テープ231の全長にわたって間隔を置いて形成されている。隣り合う位置合わせ基準部243間の距離は任意である。当該距離を短くすることにより、単位長のラベルに含まれる位置合わせ基準部243の数を多くでき、その分、ラベルの必要長を短くすることができる。
このように本例の生成部203によれば、ランダムパターン242を有するテープ面の全長にわたって間隔を置いて位置合わせ基準部243を形成したロール状のテープ231から引き出したテープ237を現場で適当な長さに切断して、ラベル211を低コストで生成することができる。
[第3の実施形態]
図9を参照すると、本発明の第3の実施形態に係る個体識別子登録装置300は、本発明の第2の実施形態に係る個体識別子登録装置200と同様の機能を有すると共に、抽出した個体識別子を含むデータを記憶装置320に登録する機能を有する。ここで、物体310、ランダムパターン311、位置合わせ基準部313は、本発明の第2の実施形態における図5に示した物体210、ランダムパターン212、位置合わせ基準部213と同じである。
個体識別子登録装置300は、主な機能部として、撮像部301と抽出部302と生成部303と登録部304とを有する。このうち、撮像部301と抽出部302と生成部303は、第2の実施形態における撮像部201と抽出部202と生成部203と同様の機能を有する。
登録部304は、抽出部302で抽出された物体310の個体識別子を登録済みの物体の個体識別子として記憶装置320に登録する機能を有する。記憶装置320は、例えば、個体識別子登録装置300からネットワークを介してアクセス可能なサーバ装置のストレージであってよい。或いは記憶装置320は、個体識別子登録装置300に接続されたローカルな記憶装置であってよい。
図10は個体識別子登録装置300を用いて実行する個体識別子登録方法の手順を示すフローチャートである。以下では、図9および図10を参照して、第3の実施形態に係る個体識別子登録方法の動作について説明する。
まず、個体識別子登録装置300の生成部303、撮像部301、抽出部302により、第2の実施形態における図6のステップS201〜S206と同様の動作が行われる(ステップS301〜S306)。
次に、登録部304は、抽出部302によって抽出された特徴量を物体310の個体識別子として含むデータを記憶装置320に登録する(ステップS307)。
図11は記憶装置320に登録されているデータの例を示す。この例では、記憶装置320は、物体の個体識別子とその物体の1以上の属性値とを有するデータが記憶されている。例えば、物体が工業製品や商品パッケージなどの場合、型番、製造ロット番号、当該物体の加工に使用した機械や工具等の番号などが属性値の例である。また個体識別子は、ビット数N(≧2)のビット列である。
このように本実施形態によれば、物体310にラベル311を取り付けた後、ラベル311上のランダムパターン312から個体識別子を抽出し、登録済みの物体の識別情報として記憶装置320に登録することができる。
[第4の実施形態]
図12を参照すると、本発明の第4の実施形態に係る識別照合装置400は、物体410の識別・照合を行う機能を有する。
物体410は、工業製品や商品パッケージなど、識別・照合の対象となる物体である。また物体410は、個人の持ち物(名刺や手帳など)あるいは個人の身体の一部(例えば指など)であってもよい。
識別照合装置400は、撮像部401と抽出部402と判定部403とを有する。このうち、撮像部401と抽出部402とは、図9に示した第3の実施形態における撮像部301と抽出部302と同様の機能を有する。
判定部403は、抽出部402により抽出された物体410の個体識別子と記憶装置420に記憶されている登録済みの物体の個体識別子とを比較し、比較結果に基づいて、物体の識別・照合の判定を行う機能を有する。記憶装置420は、例えば、第3の実施形態における記憶装置320と同じであり、登録済みの物体の個体識別子とその属性値とを有するデータが予め記憶されている。
識別照合装置400は、例えば図2に示すように、1以上のマイクロプロセッサ等の演算処理部131と、メモリやハードディスク等の記憶部132と、カメラ133とを有する情報処理装置130と、プログラム134とで実現することができる。情報処理装置130は、例えばスマートフォンであってよい。プログラム134は、情報処理装置130の立ち上げ時等に外部のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリに読み込まれ、演算処理部131の動作を制御することにより、演算処理部131上に、撮像部401、抽出部402、判定部403といった機能的手段を実現する。
図13は識別照合装置400を用いて実行する識別照合方法の手順を示すフローチャートである。以下、図12及び図13を参照して本実施形態に係る識別照合方法について説明する。
まず、識別照合装置400の撮像部401と抽出部402とにより、第1の実施形態における図3のステップS101〜S104と同様の動作が行われる(ステップS401〜S404)。次に、識別照合装置400の判定部403は、抽出部402により抽出された物体410の個体識別子と記憶部420に記憶されている登録済みの物体の個体識別子とを比較し、比較結果に基づいて、物体の識別・判定を行う(ステップS405)。判定部403は、例えば、個体識別子がビット列である場合、物体410の個体識別子と登録済みの物体の個体識別子のビット列間のハミング距離を算出し、ハミング距離が閾値以下であれば、2つの個体識別子は同一と判定し、そうでなければ同一でないと判定する。判定部403は、物体410の個体識別子と同一の登録済みの物体の個体識別子が発見されるか、または、全ての登録済みの物体の個体識別子との比較を終えるか、何れか早く成立した方を条件として、物体の識別・判定処理の繰り返しを終了する。そして、判定部403は、判定結果430を出力する(ステップS406)。判定結果430は、識別・照合の成功の有無を表すものであってよい。また判定結果430は、成功の場合、同一と判定した登録済みの物体の個体識別子に対応して記憶部420に記憶されている物体の属性値を有していてよい。
このように本実施形態によれば、物体410に取り付けられたラベルのランダムパターン412から個体識別子を抽出し、登録済みの物体の個体識別子と比較して物体の識別・照合を行うことができる。
[第5の実施形態]
図14を参照すると、本発明の第5の実施形態に係る個体識別子管理システム500は、物体510の識別・照合のための個体識別子を管理する機能を有する。
物体510は、工業製品や商品パッケージなど、個体識別子を付与して管理する対象である。図14では、個体識別子を付与して管理する物体510は、1個のみ図示しているが、一般には多数の物体510が管理対象となる。
個体識別子管理システム500は、個体識別子登録装置501と識別照合装置502とから構成されている。
個体識別子登録装置501は、ランダムパターン512と位置合わせ基準部513を含む、物体510に取り付けるためのラベル511を生成する機能と、物体510に取り付けられたラベル511を撮像する機能と、撮像して得られた画像から、位置合わせ基準部513を基準に定まるラベル511上の領域の画像を取得する機能と、当該領域の画像から、ランダムパターン512の特徴量を、物体510の個体識別子として抽出する機能とを有する。この個体識別子登録装置501は、例えば、本発明の第3の実施形態に係る個体識別子登録装置300により構成されている。
また識別照合装置502は、物体510に取り付けられた、ランダムパターン512と位置合わせ基準部513を含むラベル511を撮像する機能と、撮像して得られた画像から、位置合わせ基準部513を基準に定まるラベル511上の領域の画像を取得する機能と、当該領域の画像から、ランダムパターン512の特徴量を、物体510の個体識別子として抽出する機能と、この抽出した物体510の個体識別子と記憶装置520に記憶されている登録済みの物体の個体識別子とを比較し、比較結果に基づいて、物体の識別・照合を判定する機能とを有する。この識別照合装置502は、例えば、本発明の第4の実施形態に係る識別照合装置400により構成されている。
図15は個体識別子管理システム500を用いて実行する個体識別子管理方法の手順を示すフローチャートである。以下、図14及び図15を参照して本実施形態に係る個体識別子管理方法について説明する。
まず、個体識別子登録装置501は、物体510に取り付けるラベル511を生成する(ステップS501)。次に、この生成されたラベル511を物体510に取り付ける(ステップS502)。次に個体識別子登録装置501は、物体510に取り付けられたラベル511を撮像し(ステップS503)、撮像して得られた画像から、位置合わせ基準部513を検出する(ステップS504)。次に個体識別子登録装置501は、検出した位置合わせ基準部513を基準に定まる領域の画像を取得し(ステップS505)、この取得した画像から、ランダムパターン512に依存する特徴量を抽出する(ステップS506)。次に個体識別子登録装置501は、抽出した特徴量を物体510の個体識別子とし、個体識別子を含むデータを記憶装置520に登録する(ステップS507)。これらのステップS501〜S507は、第2の実施形態におけるステップS201〜S207と同様に行われる。
一方、識別照合装置502は、物体510に取り付けられたラベル511を撮像し(ステップS508)、撮像して得られた画像から、位置合わせ基準部513を検出する(ステップS509)。次に識別照合装置502は、検出した位置合わせ基準部513を基準に定まる領域の画像を取得し(ステップS510)、この取得した画像から、ランダムパターン512に依存する特徴量を抽出する(ステップS511)。次に識別照合装置502は、抽出した特徴量を物体510の個体識別子とし、記憶部520に記憶されている登録済みの物体の個体識別子とを比較し、比較結果に基づいて、物体の識別・判定を行う(ステップS512)。そして、識別照合装置502は、判定結果530を出力する(ステップS513)。これらのステップS508〜S514は、第4の実施形態におけるステップS401〜S406と同様に行われる。
図15のフローチャートでは、個体識別子登録装置501によるステップS501〜S507の処理に引き続いて、識別照合装置502によるステップS508〜S514の処理を実行した。しかし、そのような手順に限定されず、個体識別子登録装置501によるステップS501〜S507の処理を異なる物体510について複数回繰り返すようにしてよい。また、識別照合装置502によるステップS508〜S514の処理を異なる物体510について複数回繰り返すようにしてよい。或いは、個体識別子登録装置501によるステップS501〜S507の処理と識別照合装置502によるステップS508〜S514の処理とを異なる物体510に対して並行して行うようにしてよい。
このように本実施形態によれば、物体510に取り付けるためのラベル511を現場で動的に生成して物体510に取り付けた後、その画像から特徴量を抽出して、登録済みの物体の個体識別子として記憶装置520に登録することができる。また、本実施形態によれば、物体510に取り付けられたラベル510から、物体510の個体識別子を抽出し、登録済みの物体の個体識別子と比較して物体の識別・照合を行うことができる。
[第6の実施形態]
図16を参照すると、本発明の第6の実施形態に係る個体識別子登録装置600は、ケース601内に供給リール602と巻取リール603とを軸設し、供給リール602に巻いた、ランダムパターン層が粘着されたテープ604をケース601の先端に突出したテープガイダー605を通過して巻取リール603に循環巻取らされるようになっている。また、供給リール602からテープガイダー605を通して巻取リール603に巻き取られるテープ604に適宜張力を付与するために、巻取リール602の回転軸は、供給リール603の回転軸方向に移動自在かつバネ等によって付勢されている。そして、外部に露出したテープ604が、テープガイダー605を経る過程で、そのテープガイダー605の先端部を物体620に押し付けて移動させると、テープ604の表面に粘着されたランダムパターン層がその物体620に転写付着されるようになっている。この物体620に転写付着したランダムパターン層が、物体に取り付けられたラベルとなる。
また、ケース601の先端に突出したテープガイダー605の上方には、物体620に転写付着したランダムパターン層(ラベル)を一次元イメージセンサによって撮像する撮像部606が取り付けられており、撮像部606で撮像されて得られた画像データは図示しない信号線を通じて信号処理部607に伝達される。また、供給リール602から繰り出され、巻取リール603で巻き取られるテープ604の走行距離は、テープ604に当接して回転するローラ608とロータリエンコーダ609によって検出され、その検出信号は図示しない信号線を通じて信号処理部607に伝達される。信号処理部607は、撮像部606で撮像されて得られた一次元の画像データとロータリエンコード609の検出信号とから物体620に転写付着されたランダムパターン層(ラベル)の2次元画像を生成する。また、信号処理部607は、生成したランダムパターン層(ラベル)の画像から物体620の個体識別子を抽出して出力する。
テープ604の断面を示す図17(a)を参照すると、テープ604は、粘着層631とランダムパターン層632と支持体633との3層で構成される。
粘着層631は、ランダムパターン層632を物体にくっつける働きをする。例えば、粘着層631は厚さが約0.001mm程度で、セロハンテープに使うような粘着剤である。
ランダムパターン層632は、例えば、微小な粒を混入した顔料とそれを固めるための樹脂等で構成され、厚さは例えば0.02〜0.03mm程度である。微小な粒としては、金属粉やガラス粉などの微粒子や、特許文献1乃至3に記載されるタガントなどが使用できる。微小な粒は、ランダムパターン層632を構成する材料(上記微小な粒を除く)と反射特性が異なる粒であることが望ましい。また微小な粒は、ランダムパターン層632に不均一に含有していることが望ましい。またランダムパターン層632には、例えば図17(b)に示すように、位置合わせ基準部634がテープの全長にわたって間隔を置いて形成されている。図17に示す例では、位置合わせ基準部634は、アルファベットの大文字の“A”のロゴ(ロゴ文字)を使用している。しかし、位置合わせ基準部634には、“A”以外の文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合などを使用することができる。但し、位置合わせ基準部634に使用する文字等は、点対称でない文字等を使用することが望ましい。位置合わせ基準部634は、例えば、ランダムパターン242上に文字等を印刷することにより加工されたものであってよい。また、位置合わせ基準部6343は、ランダムパターン層632と反射特性が異なることが望ましい。
支持体633は、薄いプラスチックフィルム等で構成され、その厚さは例えば0.01〜0.04mm程度である。
図18は撮像部606および信号処理部607の構成例を示すブロック図である。この例の撮像部606は、一次元イメージセンサ6061とレンズ6062とで構成される。
一次元イメージセンサ6061は、ケース601の先端部分を真上から見た要部概念図である図19に示すように、レンズ6062を通じて、物体620に転写付着されたランダムパターン層632を略真上から撮像する。一次元イメージセンサ6061の光電変換素子の配列方向はテープ604の走行方向(テープの長手方向)と直角である。
信号処理部607は、画像合成バッファ6071とMPU6072とROM6073とRAM6074と通信回路6075とを有する。画像合成バッファ6071は、一次元イメージセンサ6061で撮像して得られた一次元画像データとロータリエンコーダ609で検出されたテープの走行距離に応じた信号とを合成し、物体620上に転写付着したランダムパターン層632の2次元画像データを生成する。
ROM6073は、MPU6072が実行するプログラム等を記憶する。RAM6074は、演算領域等として使用される。通信回路6075は、図示しない外部サーバ等と無線あるいは有線により通信を行う。MPU6072は、ROM6073に記憶されたプログラムを実行することにより、画像合成バッファ6071によって合成された物体620上に転写付着したランダムパターン層632の2次元画像データから物体620の個体識別子を抽出し、図示しない外部サーバ等へ送信する。ランダムパターン層632の2次元画像データから物体620の個体識別子を抽出する方法は、第1の実施形態における抽出部102と同様に行われる。
このように本実施形態によれば、物体620に取り付けるためのラベルを現場で動的に生成して物体620に取り付けることができ、しかも取り付けと同時にラベルを撮像できると共に、個体識別子を抽出することができる。
[第7の実施形態]
図20を参照すると、本実施形態に係る個体識別子抽出装置700は、撮像部701と抽出部702とを有する。
撮像部701は、物体に取り付けられた、ランダムパターンと位置合わせ基準部を含むラベルを撮像する機能を有する。抽出部702は、撮像部701によって撮像して得られた画像から、位置合わせ基準部を基準に定まるラベル上の領域の画像を取得し、当該領域の画像から、ランダムパターンの特徴量を、物体の個体識別子として抽出する機能を有する。
個体識別子抽出装置700は、例えば図2に示すように、1以上のマイクロプロセッサ等の演算処理部131と、メモリやハードディスク等の記憶部132と、カメラ133とを有する情報処理装置130と、プログラム134とで実現することができる。情報処理装置130は、例えばスマートフォンであってよい。プログラム134は、情報処理装置130の立ち上げ時等に外部のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリに読み込まれ、演算処理部131の動作を制御することにより、演算処理部131上に、撮像部701、抽出部702といった機能的手段を実現する。
図21は個体識別子抽出装置700を用いて実行する個体識別子抽出方法の手順を示すフローチャートである。以下、図20及び図21を参照して本実施形態に係る個体識別子抽出方法について説明する。
まず、個体識別子抽出装置700の撮像部701は、物体に取り付けられた、ランダムパターンと位置合わせ基準部を含むラベルを撮像する(ステップS701)。次に、抽出部702は、撮像部701によって撮像して得られた画像から、位置合わせ基準部を基準に定まるラベル上の領域の画像を取得し、当該領域の画像から、ランダムパターンの特徴量を、物体の個体識別子として抽出する(ステップS702)。
このように本実施形態によれば、外形やサイズの相違する複数種類の物体に汎用的に適用でき個体識別子抽出装置および方法が得られる。その理由は、物体に取り付けるラベルに位置合わせ基準部を設けているためである。
また本実施形態によれば、ラベルが取り付けられている物体の面がラベルの有するランダムパターンと視覚的に区別し難い色、材質、模様等を有している場合であっても、支障なく個体識別子の抽出が行える。その理由は、本実施形態では、ラベル全体の画像を特定する必要はなく、ラベル上の位置合わせ基準部さえ特定できれば、それを基準に特徴量を抽出するラベル上の領域の画像を取得できるためである。
[第8の実施形態]
図22を参照すると、本発明の第8の実施形態に係る個体識別子登録装置800は、主な機能部として、撮像部801と抽出部802と登録部803とを有する。
撮像部801は、ラベル811を撮影する機能を有する。撮像部801は、所定のアングルでラベル811を撮影する。例えば、撮像部801は、ラベル811の真上から撮像する。
ラベル811は、物体に取り付ける面の反対側の面に、ランダムパターン812と位置合わせ基準部813とを有する。ランダムパターン812および位置合わせ基準部813は、図1に示したラベル111のランダムパターン112および位置合わせ基準部113と同じである。ラベル811は、例えば図7に示した生成部203によって生成したテープ237のテープ片であってよい。また、ラベル811は、一面にランダムパターン812が形成されると共に位置合わせ基準部813が多数配列された大型シートをカットして作成したものであってもよい。
抽出部802は、撮像部801によって撮像して得られた画像から、位置合わせ基準部813を基準に定まるラベル811上の領域の画像を取得する機能を有する。また、抽出部802は、抽出した領域の画像から、ランダムパターン812の特徴量を、ラベル811を取り付ける物体の個体識別子として抽出する機能を有する。
登録部803は、抽出部802によって抽出された個体識別子にシリアル番号を付与して記憶部820に記憶する機能を有する。
図23は個体識別子登録装置800を用いて実行する個体識別子登録方法の手順を示すフローチャートである。以下では、図22および図23を参照して、第8の実施形態に係る個体識別子登録方法の動作について説明する。
まず、個体識別子登録装置800の撮像部801は、物体に取り付ける前の状態のラベル811を撮影する(S801)。次に、抽出部802は、撮像部801によって撮像して得られた画像から、位置合わせ基準部813を検出する(ステップS802)。次に、抽出部802は、検出した位置合わせ基準部813を基準に定まる領域の画像を取得する(S803)。次に、抽出部802は、抽出した領域の画像から、ランダムパターン812に依存する特徴量を抽出する(S804)。次に、登録部803は、抽出部802によって抽出された特徴量を個体識別子として、シリアル番号を付加して記憶装置820に記憶する(ステップS805)。付加するシリアル番号は、登録部803が自動採番してもよいし、オペレータがキーボード等から入力するようにしてもよい。個体識別子登録装置800は、未処理のラベルが残っているか否かを判定し、残っていればステップS801に戻り、上述した処理と同様の処理を次の未処理のラベルに対して繰り返す。未処理のラベルが残っていなければ、図23の処理を終える。
図24は記憶装置820に記憶されているデータの例を示す。この例では、記憶装置820は、物体の個体識別子とシリアル番号との組を1組以上記憶している。
以上のようにして記憶装置820に個体識別子とシリアル番号との組が記憶された後、ラベル811は、物体に実際に取り付けられる。
このように本実施形態によれば、物体に取り付ける前の状態のラベル811上のランダムパターン812から個体識別子を抽出し、シリアル番号に関連付けて記憶装置820に登録することができる。これにより、記憶装置820に個体識別子とシリアル番号とが登録されたラベル811を使用することにより、大量生産される物体にラベルを取り付けるだけで、シリアル番号と個体識別子とを付与することができる。そして、物体にラベルを取り付ける際、ラベル811を撮像する必要が無くなるので、安価な個体識別子付与装置を実現できる。また、大量生産でなく、様々な形状の異なる物体を個体毎に管理したいという場合にも、上述したような登録済みのラベル811を用いることで、ユーザは、カメラの無い端末でも支障がなく、ラベル811を取り付けた後、ラベル811の連番に対して、取り付けた物体の管理情報(例えば資産管理番号、所有者、点検結果など)を登録するだけでよい。このため、端末にカメラが不要であり、データ通信料が少なくできる。
以上、本発明を幾つかの実施形態を挙げて説明したが、本発明は以上の実施形態にのみ限定されず、その他、各種の付加変更が可能である。
なお、本発明は、日本国にて2015年10月2日に特許出願された特願2015−196938の特許出願に基づく優先権主張の利益を享受するものであり、当該特許出願に記載された内容は、全て本明細書に含まれるものとする。
本発明は、工業製品や商品等の物体の同一性を識別したり、照合したりする分野に利用できる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
[付記1]
ランダムパターンと位置合わせ基準部を含むラベルを撮像する撮像部と、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記ラベルを取り付けた物体の個体識別子として抽出する抽出部と、
を含む個体識別子抽出装置。
[付記2]
前記位置合わせ基準部は、文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記1に記載の個体識別子抽出装置。
[付記3]
前記位置合わせ基準部は、形状が点対称でない文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記1または2に記載の個体識別子抽出装置。
[付記4]
前記ランダムパターンは、前記ラベルの支持体に形成された、微小な粒を含有する層である、
付記1乃至3の何れかに記載の個体識別子抽出装置。
[付記5]
前記微小な粒は、前記微小な粒以外の前記層の材料と反射特性が異なる、
付記4に記載の個体識別子抽出装置。
[付記6]
前記微小な粒は、前記層に不均一に含有される、
付記5に記載の個体識別子抽出装置。
[付記7]
ランダムパターンと位置合わせ基準部を含むラベルを撮像し、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、
前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記ラベルを取り付けた物体の個体識別子として抽出する、
個体識別子抽出方法。
[付記8]
前記位置合わせ基準部は、文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記7に記載の個体識別子抽出方法。
[付記9]
前記位置合わせ基準部は、形状が点対称でない文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記7または8に記載の個体識別子抽出方法。
[付記10]
前記ランダムパターンは、前記ラベルの支持体に形成された、微小な粒を含有する層である、
付記7乃至9の何れかに記載の個体識別子抽出方法。
[付記11]
前記微小な粒は、前記微小な粒以外の前記層の材料と反射特性が異なる、
付記10に記載の個体識別子抽出方法。
[付記12]
前記微小な粒は、前記層に不均一に含有される、
付記11に記載の個体識別子抽出方法。
[付記13]
コンピュータを、
ランダムパターンと位置合わせ基準部を含むラベルを撮像する撮像部と、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記ラベルを取り付けた物体の個体識別子として抽出する抽出部と、
して機能させるためのプログラム。
[付記14]
前記位置合わせ基準部は、文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記13に記載のプログラム。
[付記15]
前記位置合わせ基準部は、形状が点対称でない文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記13または14に記載のプログラム。
[付記16]
前記ランダムパターンは、前記ラベルの支持体に形成された、微小な粒を含有する層である、
付記13乃至15の何れかに記載のプログラム。
[付記17]
前記微小な粒は、前記微小な粒以外の前記層の材料と反射特性が異なる、
付記16に記載のプログラム。
[付記18]
前記微小な粒は、前記層に不均一に含有される、
付記17に記載のプログラム。
[付記19]
付記1乃至6の何れかに記載の個体識別子抽出装置によって抽出した個体識別子を用いて照合を行う照合装置。
[付記20]
付記1乃至6の何れかに記載の個体識別子抽出装置によって抽出した個体識別子を用いて識別を行う識別装置。
[付記21]
付記7乃至12の何れかに記載の個体識別子抽出方法によって抽出した個体識別子を用いて照合を行う照合方法。
[付記22]
付記7乃至12の何れかに記載の個体識別子抽出方法によって抽出した個体識別子を用いて識別を行う識別方法。
[付記23]
ランダムパターンと位置合わせ基準部を含むラベルを撮像する撮像部と、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記ラベルを取り付けた物体の個体識別子として抽出する抽出部と、
前記物体の個体識別子と記憶部に記憶されている登録済みの物体の個体識別子とを比較し、比較結果に基づいて、物体の識別・照合を判定する判定部と、
を含む識別照合装置。
[付記24]
前記位置合わせ基準部は、文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記23に記載の識別照合装置。
[付記25]
前記位置合わせ基準部は、形状が点対称でない文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記23または24に記載の識別照合装置。
[付記26]
前記ランダムパターンは、前記ラベルの支持体に形成された、微小な粒を含有する層である、
付記23乃至25の何れかに記載の識別照合装置。
[付記27]
前記微小な粒は、前記微小な粒以外の前記層の材料と反射特性が異なる、
付記26に記載の識別照合装置。
[付記28]
前記微小な粒は、前記層に不均一に含有される、
付記27に記載の識別照合装置。
[付記29]
ランダムパターンと位置合わせ基準部を含むラベルを撮像し、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、
前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記ラベルを取り付けた物体の個体識別子として抽出し、
前記物体の個体識別子と記憶部に記憶されている登録済みの物体の個体識別子とを比較し、比較結果に基づいて、物体の識別・照合を判定する、
識別照合方法。
[付記30]
前記位置合わせ基準部は、文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記29に記載の識別照合方法。
[付記31]
前記位置合わせ基準部は、形状が点対称でない文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記29または30に記載の識別照合方法。
[付記32]
前記ランダムパターンは、前記ラベルの支持体に形成された、微小な粒を含有する層である、
付記29乃至31の何れかに記載の識別照合方法。
[付記33]
前記微小な粒は、前記微小な粒以外の前記層の材料と反射特性が異なる、
付記32に記載の識別照合方法。
[付記34]
前記微小な粒は、前記層に不均一に含有される、
付記33に記載の識別照合方法。
[付記35]
ランダムパターンと位置合わせ基準部を含む、ラベルを生成する生成部と、
前記ラベルを撮像する撮像部と、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記ラベルを取り付けた物体の個体識別子として抽出する抽出部と、
を含む個体識別子登録装置。
[付記36]
前記生成部は、前記ランダムパターンを有するテープ面の全長にわたって間隔を置いて前記位置合わせ基準部を形成したロール状のテープから繰り出されたテープをカットして前記ラベルを生成するように構成されている、
付記35に記載の個体識別子登録装置。
[付記37]
前記生成部は、ケース内に供給リールと巻取リールとを軸設し、前記供給リールに巻かれたテープを前記ケースの先端に突出したテープガイダーを通過させて前記巻取リールに循環巻取りされるように構成されており、前記テープは、テープの全長にわたって間隔を置いて前記位置合わせ基準部を形成したランダムパターン層が粘着された構造を有する、
付記35に記載の個体識別子登録装置。
[付記38]
前記撮像部は、前記テープガイダーの先端部を前記物体に押し当てて移動させることにより前記物体に転写付着した前記ランダムパターン層を前記テープガイダーの上方から撮像するように構成されている、
付記37に記載の個体識別子登録装置。
[付記39]
前記撮像部は、一次元イメージセンサと前記テープの走行距離に応じた信号を発生するロータリエンコーダとを有する、
付記38に記載の個体識別子登録装置。
[付記40]
前記位置合わせ基準部は、文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記35乃至39の何れかに記載の個体識別子登録装置。
[付記41]
前記位置合わせ基準部は、形状が点対称でない文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記35乃至40の何れかに記載の個体識別子登録装置。
[付記42]
前記ランダムパターンは、前記ラベルの支持体に形成された、微小な粒を含有する層である、
付記35乃至41の何れかに記載の個体識別子登録装置。
[付記43]
前記微小な粒は、前記微小な粒以外の前記層の材料と反射特性が異なる、
付記42に記載の個体識別子登録装置。
[付記44]
前記微小な粒は、前記層に不均一に含有される、
付記43に記載の個体識別子登録装置。
[付記45]
ランダムパターンと位置合わせ基準部を含む、ラベルを生成し、
前記ラベルを撮像し、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、
前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記ラベルを取り付けた前記物体の個体識別子として抽出する、
個体識別子登録方法。
[付記46]
前記生成の生成では、前記ランダムパターンを有するテープ面の全長にわたって間隔を置いて前記位置合わせ基準部を形成したロール状のテープから繰り出されたテープをカットして前記ラベルを生成する、
付記45に記載の個体識別子登録方法。
[付記47]
前記ラベルの生成では、テープの全長にわたって間隔を置いて前記位置合わせ基準部を形成したランダムパターン層が粘着された構造を有するテープ上の前記ランダムパターン層の一部を前記ラベルとして前記物体に転写付着させる、
付記45に記載の個体識別子登録方法。
[付記48]
前記撮像では、前記物体に転写付着した前記ランダムパターン層を撮像する、
付記47に記載の個体識別子登録方法。
[付記49]
前記撮像では、一次元イメージセンサを用いて前記ランダムパターン層を撮像し、ロータリエンコーダを用いて前記テープの走行距離に応じた信号を発生し、前記一次元イメージセンサで撮像されて得られた1次元画像データと前記ロータリエンコーダの出力信号とから前記ランダムパターン層の2次元画像データを合成する、
付記48に記載の個体識別子登録方法。
[付記50]
前記位置合わせ基準部は、文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記45乃至49の何れかに記載の個体識別子登録方法。
[付記51]
前記位置合わせ基準部は、形状が点対称でない文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記45乃至50の何れかに記載の個体識別子登録方法。
[付記52]
前記ランダムパターンは、前記ラベルの支持体に形成された、微小な粒を含有する層である、
付記43乃至51の何れかに記載の個体識別子登録方法。
[付記53]
前記微小な粒は、前記微小な粒以外の前記層の材料と反射特性が異なる、
付記52に記載の個体識別子登録方法。
[付記54]
前記微小な粒は、前記層に不均一に含有される、
付記53に記載の個体識別子登録方法。
[付記55]
個体識別子登録装置と識別照合装置とを含み、
前記個体識別子登録装置は、
ランダムパターンと位置合わせ基準部を含む、ラベルを生成する生成部と、
前記ラベルを撮像する撮像部と、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記ラベルを取り付ける物体の個体識別子として抽出する抽出部と、
を有し、
前記識別照合装置は、
ランダムパターンと位置合わせ基準部を含むラベルを撮像する撮像部と、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記ラベルを取り付ける物体の個体識別子として抽出する抽出部と、
前記物体の個体識別子と記憶部に記憶されている登録済みの物体の個体識別子とを比較し、比較結果に基づいて、物体の識別・照合を判定する判定部と、
を有する、
個体識別子管理システム。
[付記56]
前記生成部は、前記ランダムパターンを有するテープ面の全長にわたって間隔を置いて前記位置合わせ基準部を形成したロール状のテープから繰り出されたテープをカットして前記ラベルを生成するように構成されている、
付記55に記載の個体識別子管理システム。
[付記57]
前記生成部は、ケース内に供給リールと巻取リールとを軸設し、前記供給リールに巻かれたテープを前記ケースの先端に突出したテープガイダーを通過させて前記巻取リールに循環巻取りされるように構成されており、前記テープは、テープの全長にわたって間隔を置いて前記位置合わせ基準部を形成したランダムパターン層が粘着された構造を有する、
付記55に記載の個体識別子管理システム。
[付記58]
前記撮像部は、前記テープガイダーの先端部を前記物体に押し当てて移動させることにより前記物体に転写付着した前記ランダムパターン層を前記テープガイダーの上方から撮像するように構成されている、
付記57に記載の個体識別子管理システム。
[付記59]
前記撮像部は、一次元イメージセンサと前記テープの走行距離に応じた信号を発生するロータリエンコーダとを有する、
付記58に記載の個体識別子管理システム。
[付記60]
前記位置合わせ基準部は、文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記55乃至59の何れかに記載の個体識別子管理システム。
[付記61]
前記位置合わせ基準部は、形状が点対称でない文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記55乃至60の何れかに記載の個体識別子管理システム。
[付記62]
前記ランダムパターンは、前記ラベルの支持体に形成された、微小な粒を含有する層である、
付記55乃至61の何れかに記載の個体識別子管理システム。
[付記63]
前記微小な粒は、前記微小な粒以外の前記層の材料と反射特性が異なる、
付記62に記載の個体識別子管理システム。
[付記64]
前記微小な粒は、前記層に不均一に含有される、
付記63に記載の個体識別子管理システム。
[付記65]
個体識別子登録工程と識別照合工程とを含み、
前記個体識別子登録工程では、
ランダムパターンと位置合わせ基準部を含む、ラベルを生成し、
前記ラベルを撮像し、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、
前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記ラベルを取り付ける物体の個体識別子として抽出し、
前記識別照合工程では、
ランダムパターンと位置合わせ基準部を含むラベルを撮像し、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、
前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記ラベルを取り付ける物体の個体識別子として抽出し、
前記物体の個体識別子と記憶部に記憶されている登録済みの物体の個体識別子とを比較し、比較結果に基づいて、物体の識別・照合を判定する、
個体識別子管理方法。
[付記66]
前記ラベルの生成では、前記ランダムパターンを有するテープ面の全長にわたって間隔を置いて前記位置合わせ基準部を形成したロール状のテープから繰り出されたテープをカットして前記ラベルを生成する、
付記65に記載の個体識別子管理方法。
[付記67]
前記ラベルの生成では、テープの全長にわたって間隔を置いて前記位置合わせ基準部を形成したランダムパターン層が粘着された構造を有するテープ上の前記ランダムパターン層の一部を前記ラベルとして前記物体に転写付着させる、
付記65に記載の個体識別子管理方法。
[付記68]
前記撮像では、前記物体に転写付着した前記ランダムパターン層を撮像する、
付記67に記載の個体識別子管理方法。
[付記69]
前記撮像では、一次元イメージセンサを用いて前記ランダムパターン層を撮像し、ロータリエンコーダを用いて前記テープの走行距離に応じた信号を発生し、前記一次元イメージセンサで撮像されて得られた1次元画像データと前記ロータリエンコーダの出力信号とから前記ランダムパターン層の2次元画像データを合成する、
付記68に記載の個体識別子管理方法。
[付記70]
前記位置合わせ基準部は、文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記65乃至69の何れかに記載の個体識別子管理方法。
[付記71]
前記位置合わせ基準部は、形状が点対称でない文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記65乃至70の何れかに記載の個体識別子管理方法。
[付記72]
前記ランダムパターンは、前記ラベルの支持体に形成された、微小な粒を含有する層である、
付記63乃至71の何れかに記載の個体識別子管理方法。
[付記73]
前記微小な粒は、前記微小な粒以外の前記層の材料と反射特性が異なる、
付記72に記載の個体識別子管理方法。
[付記74]
前記微小な粒は、前記層に不均一に含有される、
付記73に記載の個体識別子管理方法。
[付記75]
ロール状に形成された個体識別テープであって、
ランダムパターンを有するテープ面の全長にわたって間隔を置いて位置合わせ基準部が形成されている個体識別テープ。
[付記76]
前記位置合わせ基準部は、文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記75に記載の個体識別テープ。
[付記77]
前記位置合わせ基準部は、形状が点対称でない文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の何れかである、
付記75または76に記載の個体識別テープ。
[付記78]
前記ランダムパターンは、前記ラベルの支持体に形成された、微小な粒を含有する層である、
付記75乃至77の何れかに記載の個体識別テープ。
[付記79]
前記微小な粒は、前記微小な粒以外の前記層の材料と反射特性が異なる、
付記78に記載の個体識別テープ。
[付記80]
前記微小な粒は、前記層に不均一に含有される、
付記79に記載の個体識別テープ。
[付記81]
ランダムパターンと位置合わせ基準部を含むラベルを撮像する撮像部と、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記ラベルを取り付ける物体の個体識別子として抽出する抽出部と、
前記物体の個体識別子にシリアル番号を付与して記憶部に記憶する登録部と、
を含む個体識別子登録装置。
[付記82]
ランダムパターンと位置合わせ基準部を含むラベルを撮像し、
前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベル上の領域の画像を取得し、前記領域の画像から、前記ランダムパターンの特徴量を、前記ラベルを取り付ける物体の個体識別子として抽出し、
前記物体の個体識別子にシリアル番号を付与して記憶部に記憶する、
個体識別子登録方法。
100…個体識別子抽出装置
101…撮像部
102…抽出部
110…物体
111…ラベル
112…ランダムパターン
113…位置合わせ基準部
130…情報処理装置
131…演算処理部
132…記憶部
133…カメラ
134…プログラム
141…位置合わせ基準部113であるアルファベットの“A”の外接矩形
142…外接矩形を拡大した矩形
200…個体識別子登録装置
201…撮像部
202…抽出部
203…生成部
210…物体
211…ラベル
212…ランダムパターン
213…位置合わせ基準部
220…個体識別子
231…ロール状に巻き重ねられたテープ
232…リール
233…テープ保持部
234…切断刃
235…切断部
236…台座
237…引き出されたテープ
242…ランダムパターン
243…位置合わせ基準部
300…個体識別子登録装置
301…撮像部
302…抽出部
303…生成部
304…登録部
310…物体
311…ラベル
312…ランダムパターン
313…位置合わせ基準部
320…記憶装置
400…識別照合装置
401…撮像部
402…抽出部
403…判定部
410…物体
411…ラベル
412…ランダムパターン
413…位置合わせ基準部
420…記憶装置
430…判定結果
500…個体識別子管理システム
501…個体識別子登録装置
502…識別照合装置
510…物体
511…ラベル
512…ランダムパターン
513…位置合わせ基準部
520…記憶装置
530…判定結果
600…個体識別子登録装置
601…ケース
602…供給リール
603…巻取リール
604…ランダムパターン層が粘着されたテープ
605…テープガイダー
606…撮像部
607…信号処理部
608…ローラ
609…ロータリエンコーダ
631…粘着層
632…ランダムパターン層
633…支持体
634…位置合わせ基準部
6061…一次元イメージセンサ
6062…レンズ
6071…画像合成バッファ
6072…MPU
6073…ROM
6074…RAM
6075…通信回路
700…個体識別子抽出装置
701…撮像部
702…抽出部
800…個体識別子登録装置
801…撮像部
802…抽出部
803…登録部
811…ラベル
812…ランダムパターン
813…位置合わせ基準部
820…記憶装置

Claims (2)

  1. ランダムパターンと位置合わせ基準部を含む、物体に取り付けるためのラベルを生成するためのテープであって、テープ面の全長にわたって間隔を置いて前記位置合わせ基準部を形成したランダムパターン層が粘着された構造を有するテープと、
    前記テープが巻かれた供給リールと巻取リールとを軸設し、前記供給リールに巻かれたテープはケース先端に突出したテープガイダーを通過して前記巻取リールに循環巻取りされる構造を有するケースと、
    前記テープガイダーの先端部を前記物体に押し当てて移動させることにより前記物体に転写付着した前記ランダムパターン層を前記テープガイダーの上方から撮像することにより、前記物体に取り付けられた前記ラベルの表面を撮像する撮像部と、
    前記撮像して得られた画像から、前記位置合わせ基準部を基準に定まる前記ラベルの表面の領域の画像を取得し、前記領域の画像から、前記物体の個体識別子を抽出するために前記ランダムパターンの特徴量を抽出する抽出部と、
    を含む個体識別子登録装置。
  2. 前記撮像部は、一次元イメージセンサと前記テープの走行距離に応じた信号を発生するロータリエンコーダとを有する、
    請求項に記載の個体識別子登録装置。
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