JP6816784B2 - クレーン - Google Patents

クレーン Download PDF

Info

Publication number
JP6816784B2
JP6816784B2 JP2019053103A JP2019053103A JP6816784B2 JP 6816784 B2 JP6816784 B2 JP 6816784B2 JP 2019053103 A JP2019053103 A JP 2019053103A JP 2019053103 A JP2019053103 A JP 2019053103A JP 6816784 B2 JP6816784 B2 JP 6816784B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
computer
luggage
crane
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019053103A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020152532A (ja
Inventor
聡一郎 深町
聡一郎 深町
マルダン マムティミン
マルダン マムティミン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tadano Ltd filed Critical Tadano Ltd
Priority to JP2019053103A priority Critical patent/JP6816784B2/ja
Publication of JP2020152532A publication Critical patent/JP2020152532A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6816784B2 publication Critical patent/JP6816784B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control And Safety Of Cranes (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Description

本発明は、フックに吊り下げられた荷物の挙動を高精度に制御できるクレーンに関する。また、荷物が目標位置に到達するのを保証できるクレーンに関する。
従来より、代表的な作業車両であるクレーンが知られている。クレーンは、主に走行体と旋回体で構成されている。走行体は、複数の車輪を備え、自走可能としている。旋回体は、ブームのほかにワイヤロープやフックを備え、荷物を吊り下げた状態でこれを運搬可能としている。
ところで、モデル予測制御は、動的特性を捉えた予測モデルによって制御対象の挙動を予測し、最適化問題を解くことによって制御入力を定める制御方式である(特許文献1及び特許文献2参照)。しかし、複雑な油圧システムや機械システムの動的特性を数式で表すのは困難であり、予測モデルの不完全性に起因して精度が粗くなってしまうという問題があった。そこで、フックに吊り下げられた荷物の挙動を正確に予測し、これに基づいてアクチュエータの制御入力を定めるクレーンが求められていた。つまりは、アクチュエータを高精度に制御でき、ひいてはフックに吊り下げられた荷物の挙動を高精度に制御できるクレーンが求められていたのである。
加えて、モデル予測制御を適用したクレーンにおいては、目標経路上に現れた障害物を回避すべく、予測区間を長く確保したほうがよい場合がある。この場合、現時刻から十分に先まで予測区間とすることができれば、荷物が目標位置に到達するのを保証できるようになると考えられる。しかし、予測区間の長さに応じて計算負荷が増大するのは自明であり、高性能で高価なコントローラを搭載せざるを得ないという問題があった。そこで、外部又は内部のコンピュータを用いて荷物の挙動を予測し、なおかつアクチュエータの制御入力を定め、その結果に基づいてアクチュエータを稼動させるクレーンが求められていた。つまりは、計算負荷に関わらず予測区間を長く確保することができ、ひいては荷物が目標位置に到達するのを保証できるクレーンが求められていたのである。
特開2018−41150号公報 特開平11−21077号公報
フックに吊り下げられた荷物の挙動を高精度に制御できるクレーンを提供する。また、荷物が目標位置に到達するのを保証できるクレーンを提供する。
第一の発明は、
ブームと、
前記ブームから垂下するワイヤロープと、
前記ワイヤロープの巻き入れ及び巻き出しによって昇降するフックと、を備え、
前記フックに荷物を吊り下げた状態で当該荷物を運搬するクレーンにおいて、
前記荷物の運搬に供する各種のアクチュエータと、
前記アクチュエータの稼動を指示するコントローラと、が搭載され、
更に前記荷物の挙動を予測する予測モデル並びに最適化問題を解くことによって前記アクチュエータの制御入力を定める最適化器で構成された外部又は内部のコンピュータと通信可能になっており、
前記コンピュータにおける前記予測モデルは、多階層のニューラルネットワークを用いた人工知能であり、前記ニューラルネットワークの入力層に前記アクチュエータの制御データを入力すると、前記ニューラルネットワークの出力層から前記荷物の挙動データを出力する、ものである。
第二の発明は、第一の発明に係るクレーンにおいて、
前記コンピュータにおける前記最適化器は、前記荷物の目標経路に対して現実経路の誤差が最小となる前記アクチュエータの制御入力を特定する、ものである。
第三の発明は、第一又は第二の発明に係るクレーンにおいて、
前記ニューラルネットワークは、ニューロンとニューロンがシナプスで結合された脳神経回路を模しており、前記アクチュエータの制御データと前記荷物の挙動データの組み合わせを学習用データとして前記シナプスに相当する回路の重み付けを調整した、ものである。
第四の発明は、第一から第三のいずれかの発明に係るクレーンにおいて、
ディスプレイを具備し、
前記コンピュータは、前記ディスプレイに前記荷物の目標経路及び/又は現実経路を表示する、ものである。
第五の発明は、第一から第四のいずれかの発明に係るクレーンにおいて、
前記コンピュータは、通信ネットワークを経由して前記学習用データを取得して前記予測モデルを更新できる、ものである。
第六の発明は、第一から第四のいずれかの発明に係るクレーンにおいて、
前記コンピュータは、通信ネットワークを経由して制約条件を取得して前記最適化器を更新できる、ものである。
第一の発明に係るクレーンにおいては、荷物の挙動を予測する予測モデル並びに最適化問題を解くことによってアクチュエータの制御入力を定める最適化器で構成された外部又は内部のコンピュータと通信可能になっている。そして、コンピュータにおける予測モデルは、多階層のニューラルネットワークを用いた人工知能であり、ニューラルネットワークの入力層にアクチュエータの制御データを入力すると、ニューラルネットワークの出力層から荷物の挙動データを出力する。かかる技術的思想によれば、フックに吊り下げられた荷物の挙動を正確に予測し、これに基づいてアクチュエータの制御入力を定めることが可能となる。従って、アクチュエータを高精度に制御でき、ひいてはフックに吊り下げられた荷物の挙動を高精度に制御できる。また、外部又は内部のコンピュータを用いて荷物の挙動を予測し、なおかつアクチュエータの制御入力を定め、その結果に基づいてアクチュエータを稼動させることが可能となる。従って、計算負荷に関わらず予測区間を長く確保することができ、ひいては荷物が目標位置に到達するのを保証できる。
第二の発明に係るクレーンにおいて、コンピュータにおける最適化器は、荷物の目標経路に対して現実経路の誤差が最小となるアクチュエータの制御入力を特定する。かかる技術的思想によれば、フックに吊り下げられた荷物の目標経路に対して現実経路の追従性を高めることができる。
第三の発明に係るクレーンにおいて、ニューラルネットワークは、ニューロンとニューロンがシナプスで結合された脳神経回路を模しており、アクチュエータの制御データと荷物の挙動データの組み合わせを学習用データとしてシナプスに相当する回路の重み付けを調整したものである。かかる技術的思想によれば、荷物の挙動について正確に予測する機能を獲得できる。
第四の発明に係るクレーンにおいて、コンピュータは、ディスプレイに荷物の目標経路及び/又は現実経路を表示する。かかる技術的思想によれば、操縦者が荷物の目標経路及び/又は現実経路を視認することができる。
第五の発明に係るクレーンにおいて、コンピュータは、通信ネットワークを経由して学習用データを取得して予測モデルを更新できる。かかる技術的思想によれば、最新の予測モデルによって荷物の挙動を予測することが可能となる。
第六の発明に係るクレーンにおいて、コンピュータは、通信ネットワークを経由して制約条件を取得して最適化器を更新できる。かかる技術的思想によれば、最新の最適化器によってアクチュエータの制御入力を定めることが可能となる。
クレーンを示す図。 キャビンの内部を示す図。 操縦システムの構成を示す図。 コンピュータの構成を示す図。 モデル予測制御の概要を示す図。 予測モデルの構成を示す図。 ニューラルネットワークの学習フェーズを示す図。 ニューラルネットワークの利用フェーズを示す図。 学習用データの作成方法を示す図。 荷物を運搬する際の制御態様を示す図。 荷物の現在位置を表示した状態を示す図。 荷物の目標位置を表示した状態を示す図。 荷物の目標経路を表示した状態を示す図。 荷物の現実経路を表示した状態を示す図。
本願に開示する技術的思想は、以下に説明するクレーン1のほか、他のクレーンにも適用できる。
まず、図1及び図2を用いて、クレーン1について説明する。
クレーン1は、主に走行体2と旋回体3で構成されている。
走行体2は、左右一対の前輪4と後輪5を備えている。また、走行体2は、荷物Lの運搬作業を行う際に接地させて安定を図るアウトリガ6を備えている。なお、走行体2は、アクチュエータによって、その上部に支持する旋回体3を旋回自在としている。
旋回体3は、その後部から前方へ突き出すようにブーム7を備えている。そのため、ブーム7は、アクチュエータによって旋回自在となっている(矢印A参照)。また、ブーム7は、アクチュエータによって伸縮自在となっている(矢印B参照)。更に、ブーム7は、アクチュエータによって起伏自在となっている(矢印C参照)。
加えて、ブーム7には、ワイヤロープ8が架け渡されている。ブーム7の先端部分から垂下するワイヤロープ8には、フック9が取り付けられている。また、ブーム7の基端側近傍には、ウインチ10が配置されている。ウインチ10は、アクチュエータと一体的に構成されており、ワイヤロープ8の巻き入れ及び巻き出しを可能としている。そのため、フック9は、アクチュエータによって昇降自在となっている(矢印D参照)。なお、旋回体3は、ブーム7の側方にキャビン11を備えている。キャビン11の内部には、旋回レバー31や伸縮レバー32、起伏レバー33、巻回レバー34が設けられている。また、後述するディスプレイ42が設けられている。
次に、図3を用いて、操縦システム16について説明する。
操縦システム16は、主にコントローラ20で構成されている。
コントローラ20は、ROMによって情報記憶部21を構成している。情報記憶部21は、クレーン1の制御に要する様々なプログラムが記憶されている。
また、コントローラ20は、CPUやROM、RAMなどによって情報受信部22を構成している。情報受信部22は、通信ネットワークNを経由して外部又は内部のコンピュータ50に格納されている様々な情報を取得できる。例えば荷物Lに関する情報や後述するアクチュエータの制御入力などの情報を取得することができる。こうして取得した情報は、情報記憶部21に納められる。
更に、コントローラ20は、CPUやROM、RAMなどによって情報処理部23を構成している。情報処理部23は、コンピュータ50から取得した制御入力に基づいて電気信号に変換し、アクチュエータを稼動させる各種バルブ35〜38へ送信する。こうして、コントローラ20は、ブーム7の稼動(旋回動作・伸縮動作・起伏動作)及びウインチ10の稼動(巻入動作・巻出動作)を実現する。
詳しく説明すると、ブーム7は、アクチュエータによって旋回自在となっている(図1における矢印A参照)。本願においては、かかるアクチュエータを旋回用モータ12と定義する(図1参照)。旋回用モータ12は、方向制御弁である旋回用バルブ35によって適宜に稼動される。つまり、旋回用モータ12は、旋回用バルブ35が作動油の流動方向を切り替えることで適宜に稼動される。なお、旋回用バルブ35は、コントローラ20の指示に基づいて稼動される。ブーム7の旋回角度や旋回速度は、図示しないセンサによって検出される。
また、ブーム7は、アクチュエータによって伸縮自在となっている(図1における矢印B参照)。本願においては、かかるアクチュエータを伸縮用シリンダ13と定義する(図1参照)。伸縮用シリンダ13は、方向制御弁である伸縮用バルブ36によって適宜に稼動される。つまり、伸縮用シリンダ13は、伸縮用バルブ36が作動油の流動方向を切り替えることで適宜に稼動される。なお、伸縮用バルブ36は、コントローラ20の指示に基づいて稼動される。ブーム7の伸縮長さや伸縮速度は、図示しないセンサによって検出される。
更に、ブーム7は、アクチュエータによって起伏自在となっている(図1における矢印C参照)。本願においては、かかるアクチュエータを起伏用シリンダ14と定義する(図1参照)。起伏用シリンダ14は、方向制御弁である起伏用バルブ37によって適宜に稼動される。つまり、起伏用シリンダ14は、起伏用バルブ37が作動油の流動方向を切り替えることで適宜に稼動される。なお、起伏用バルブ37は、コントローラ20の指示に基づいて稼動される。ブーム7の起伏角度や起伏速度は、図示しないセンサによって検出される。
加えて、フック9は、アクチュエータによって昇降自在となっている(図1における矢印D参照)。本願においては、かかるアクチュエータを巻回用モータ15と定義する(図1参照)。巻回用モータ15は、方向制御弁である巻回用バルブ38によって適宜に稼動される。つまり、巻回用モータ15は、巻回用バルブ38が作動油の流動方向を切り替えることで適宜に稼動される。なお、巻回用バルブ38は、コントローラ20の指示に基づいて稼動される。フック9の吊下長さや昇降速度は、図示しないセンサによって検出される。
更に加えて、本操縦システム16は、レーザセンサ41とディスプレイ42を有している。レーザセンサ41とディスプレイ42は、それぞれコントローラ20に接続されている。
レーザセンサ41は、地表面を走査するものである。レーザセンサ41は、地表面に対して真上或いは斜め上方からレーザ光を照射すべく、ブーム7に取り付けられている(図1参照)。また、レーザセンサ41は、地表面から戻ってきた反射光を受け、これに相当する信号をコントローラ20に送信する。具体的に説明すると、レーザセンサ41は、地表面から戻ってきた反射光を受け、反射光が戻ってきた時間や角度に相当する信号をコントローラ20に送信する。こうして、コントローラ20は、地形や建築物などを仮想空間上で再現した三次元マップMを作成することができる(図11から図14参照)。
ディスプレイ42は、様々な画像を映し出すものである。ディスプレイ42は、操縦者が各種レバー31〜34を操作しながら視認できるよう、キャビン11の内部における前方側に取り付けられている(図2参照)。なお、ディスプレイ42は、コントローラ20に接続されている(図3参照)。そのため、コントローラ20は、ディスプレイ42を通じ、操縦者へ情報を提供することができる。他方で、ディスプレイ42は、いわゆるタッチパネルであることから、操縦者の入力機器であるともいえる。そのため、操縦者は、ディスプレイ42を通じ、コントローラ20へ情報を提供することもできる。
次に、図4から図9を用いて、コンピュータ50について説明する。
コンピュータ50は、ROMによって情報記憶部51を構成している。情報記憶部51は、アクチュエータ(旋回用モータ12・伸縮用シリンダ13・起伏用シリンダ14・巻回用モータ15)の制御入力を定めるためのプログラムが記憶されている。
また、コンピュータ50は、CPUやROM、RAMなどによって情報受信部52を構成している。情報受信部52は、通信ネットワークNを経由して遠隔サーバSに格納されている様々な情報を取得できる。例えば荷物Lに関する情報や後述する学習用データDsなどの情報を取得することができる。こうして取得した情報は、情報記憶部51に納められる。
更に、コンピュータ50は、CPUやROM、RAMなどによって情報処理部53を構成している。情報処理部53は、予測モデル54と最適化器55によって、いわゆるモデル予測制御(MPC:Model Predictive Control)を可能としている。予測モデル54は、フック9に吊り下げられた荷物Lの挙動を予測する。最適化器55は、最適化問題を解くことによってアクチュエータ(旋回用モータ12・伸縮用シリンダ13・起伏用シリンダ14・巻回用モータ15)の制御入力を定める。
ここで、モデル予測制御について簡単に説明しておく。既に荷物Lの目標経路Rtが与えられているものとする(図5参照)。また、u(t)は制御入力、y(t)は制御出力を表す。
コンピュータ50は、現時刻kにおける荷物Lの挙動に基づいて徐々に目標経路Rtに近づく参照経路Rrを算出する。また、コンピュータ50は、現時刻kから所定時間Hpを経過した時刻k+Hpまでの挙動を予測する(予測経路Rpを算出する)。このときの所定時間Hpは、「予測ホライズン」と呼ばれ、時刻k+Hpで参照経路Rrと予測経路Rpが交差するようにアクチュエータ(旋回用モータ12・伸縮用シリンダ13・起伏用シリンダ14・巻回用モータ15)の制御入力が定められる。そして、コンピュータ50は、現時刻kから「制御ホライズン」と呼ばれる所定時間Huの間で制御入力を行うものと決定する。その後、コンピュータ50は、時刻k+Huを現時刻k+Huとして同様のルーチンを繰り返すのである。なお、本願における予測区間Tは、「予測ホライズン」と同義である。
本クレーン1の特徴として、コンピュータ50における予測モデル54は、多階層のニューラルネットワーク60を用いた人工知能である(図6参照)。「多階層のニューラルネットワーク60」とは、入力層61と出力層62のほか、複数の隠れ層63からなる三層以上のニューラルネットワークを指す。また、「人工知能」とは、『人工的につくられた人間のような知能』と定義できる。このような知能は、『表現学習を可能としたコンピュータ』、より詳細には『データの中から特徴量を生成してモデル化できるコンピュータ』によって実現される。
ニューラルネットワーク60は、ニューロンとニューロンがシナプスで結合された脳神経回路を模したものである。ニューラルネットワーク60は、ニューロンに相当するノード64をシナプスに相当する回路65でつなぎ、ある階層のノード64から次の階層のノード64へ信号を伝達するようにプログラム上で表現されている。なお、ニューラルネットワーク60は、回路65ごとに結合強度を表す重み付けがなされており、与えられた信号値に重みWをかけあわせて伝達する。そして、それぞれのノード64で閾値を超える度に次のノード64へ信号を伝達していくのである。
ニューラルネットワーク60は、学習フェーズにおいてフック9に吊り下げられた荷物Lの挙動を予測するという機能を獲得する(図7参照)。学習フェーズにおいては、入力データに対して正しい出力データを導き出すよう、回路65ごとの重み付けが調整される。なお、ニューラルネットワークを作り上げる学習方法は、一般的に「機械学習」と呼ばれる。但し、本ニューラルネットワーク60を作り上げる学習方法は、機械学習の一態様として確立された「深層学習(ディープラーニング)」である。深層学習は、人間を介することなく、自ら特徴量を生成してモデル化を行う点で機械学習とは異なる。
こうして作り上げたニューラルネットワーク60は、利用フェーズにおいてフック9に吊り下げられた荷物Lの挙動を予測する(図8参照)。「荷物Lの挙動」には、荷物Lの慣性に起因する振れやブーム7の撓みに起因する振れをも含んでいる(図1における矢印E参照)。動的特性を数式で表すものではないため、外乱などに対してロバスト性が高くなる。また、建築構造物の資材は、規格によって形状が定まっているものが多いため、適正な学習用データDsを用いた適正な学習フェーズを経れば、正確な挙動を予測できる。但し、情報処理部53に別途のプログラムを構成し、正確な挙動を予測できないと判断したのであれば、これをキャンセルするとしてもよい。この場合は、キャンセルした旨をディスプレイ42に表示することが考えられる。
ところで、深層学習を行うには、学習用データDsが必要となる。本願における学習用データDsは、アクチュエータ(旋回用モータ12・伸縮用シリンダ13・起伏用シリンダ14・巻回用モータ15)の制御データと荷物Lの挙動データを組み合わせたものである。換言すると、各種レバー31〜34をどのように操作したかをまとめたデータとそれによって荷物Lがどのように動いたかをまとめたデータを組み合わせたものである(図9参照)。学習フェーズにおいては、数千件から数万件の学習用データDsを利用し、各種レバー31〜34の操作データから荷物Lの挙動データを予測できるようになるまで重みWの値を修正する。つまり、ひたすら予測と答え合わせを繰り返し、復元エラーが最小となる重みWの値を見つけ出すのである。このような手法を誤差逆伝播法(Backpropagation)という。
加えて、本クレーン1においては、クレーン1が荷物Lを吊り上げて運搬することで学習用データDsを作成することができる。このため、クレーン1は、自らが得た学習用データDsを用いてニューラルネットワーク60を更新することができる。これにより、クレーン1は、常に最新の予測モデル54によって荷物Lの挙動を予測することが可能となる。また、経年劣化などを織り込んだ予測を実現することも可能となる。更に、本クレーン1は、通信ネットワークNを介して学習用データDsを取得してニューラルネットワーク60を更新することもできる。これによっても、クレーン1は、常に最新の予測モデル54によって荷物Lの挙動を予測することが可能となる。また、充実した学習用データDsに基づいた予測を実現することも可能となる。但し、このような更新機能を有していないとしてもよい。
他方、コンピュータ50における最適化器55は、フック9に吊り下げられた荷物Lの目標経路Rtに対して現実経路Raの誤差が最小となるアクチュエータ(旋回用モータ12・伸縮用シリンダ13・起伏用シリンダ14・巻回用モータ15)の制御入力を特定する。このとき、最適化器55は、荷物Lの挙動に対して課された制約条件を満たすよう、達成度をコスト関数Cにて表し、かつ誤差が最小となるように計算する。そして、計算の結果に基づいてアクチュエータ(12・13・14・15)の制御入力を特定するのである。なお、以下に旋回動作に関するコスト関数Cの一例(数1)を示す。「B」はバリア関数を表す。「θ」は旋回角度、「Δpos」は荷振れ距離、「u」は旋回レバー31の操作量である。従って、コスト関数Cの各項は、目標旋回角度までの距離、荷振れの距離、荷振れの最大制限、旋回レバー31による入力の最大制限、旋回レバー31による入力速度の変化、を表している。更に、目標位置に到達するか否かの評価項を加えてもよい。かかる評価項は、障害物によって目標位置に到達できない場合に大きな値となるように設計される。
Figure 0006816784
加えて、本クレーン1においては、操縦者が制約条件を設定することができる。このため、クレーン1は、操縦者が設定した制約条件を満たすように最適化器55を更新することができる。これにより、クレーン1は、常に最新の最適化器55によってアクチュエータ(旋回用モータ12・伸縮用シリンダ13・起伏用シリンダ14・巻回用モータ15)の制御入力を定めることが可能となる。また、操縦者の要求を反映させることも可能となる。更に、本クレーン1は、通信ネットワークNを介して制約条件を取得して最適化器55を更新することもできる。これによっても、クレーン1は、常に最新の最適化器55によってアクチュエータ(12・13・14・15)の制御入力を定めることが可能となる。また、その他の者の要求を反映させることも可能となる。但し、このような更新機能を有していないとしてもよい。
次に、図10から図14を用いて、荷物Lを運搬する際の制御態様について説明する。但し、以下に説明する制御態様は、クレーン1にて実現した一実施例であり、これに限定するものではない。
ステップS1において、コンピュータ50は、荷物Lの現在位置Pcを算出する。つまり、コンピュータ50は、走行体2の位置とブーム7の姿勢などから荷物Lの三次元座標を算出する。このとき、ディスプレイ42の三次元マップM上に現在位置Pcを表す三次元座標が表示されるとしてもよい(図11参照:(○,△,□))。
ステップS2において、コンピュータ50は、荷物Lの目標位置Ptを把握する。つまり、コンピュータ50は、操縦者やその他の者が荷物Lの目標位置Ptとして入力した三次元座標を把握する。このとき、ディスプレイ42の三次元マップM上に目標位置Ptを表す三次元座標が表示されるとしてもよい(図12参照:(●,▲,■))。
ステップS3において、コンピュータ50は、荷物Lの目標経路Rtを作成する。つまり、コンピュータ50は、荷物Lの現在位置Pcと目標位置Pt、荷物Lの形状、作業現場の三次元マップMに基づいて目標経路Rtを作成する。このとき、コンピュータ50は、ディスプレイ42を見る操縦者にも目標経路Rtが分かるよう、三次元マップM上に目標経路Rtを表示するとしてもよい(図13参照)。なお、何を優先して目標経路Rtを作成するかは選択できるのが好ましい。また、コンピュータ50が目標経路Rtを作成するのではなく、操縦者などが直接的に入力するとしてもよい。
ステップS4において、コンピュータ50は、アクチュエータ(旋回用モータ12・伸縮用シリンダ13・起伏用シリンダ14・巻回用モータ15)の制御入力を特定する。つまり、コンピュータ50は、予測モデル54を用いて荷物Lの挙動を予測し、最適化器55が最適化問題を解くことによってアクチュエータ(12・13・14・15)の制御入力を特定する。このとき、コンピュータ50は、現時刻kから十分に先まで予測区間Tとすることにより、荷物Lが目標位置Ptに到達するのを保証する。少なくとも荷物Lが遠方まで到達するのを保証する。そして、コンピュータ50は、コントローラ20へアクチュエータ(12・13・14・15)の制御入力を伝達する。
ステップS5において、コントローラ20は、フック9を動かして荷物Lを運搬する。つまり、コントローラ20は、アクチュエータ(旋回用モータ12・伸縮用シリンダ13・起伏用シリンダ14・巻回用モータ15)を稼動させてフック9を動かし、これによって荷物Lを運搬する。このとき、コンピュータ50は、ディスプレイ42を見る操縦者にも現実経路Raが分かるよう、コントローラ20を介して三次元マップM上に現実経路Raを表示するとしてもよい(図14参照)。更に、コンピュータ50は、ディスプレイ42を見る操縦者にも荷物Lが目標位置Ptに到達したのが分かるよう、コントローラ20を介して運搬が完了した旨のコメントなどを表示するとしてもよい。
次に、本クレーン1に適用された技術的思想とその効果についてまとめる。
本クレーン1においては、荷物Lの挙動を予測する予測モデル54並びに最適化問題を解くことによってアクチュエータ(旋回用モータ12・伸縮用シリンダ13・起伏用シリンダ14・巻回用モータ15)の制御入力を定める最適化器55で構成された外部又は内部のコンピュータ50と通信可能になっている。そして、コンピュータ50における予測モデル54は、多階層のニューラルネットワーク60を用いた人工知能であり、ニューラルネットワーク60の入力層61にアクチュエータ(12・13・14・15)の制御データを入力すると、ニューラルネットワーク60の出力層62から荷物Lの挙動データを出力する。かかる技術的思想によれば、フック9に吊り下げられた荷物Lの挙動を正確に予測し、これに基づいてアクチュエータ(12・13・14・15)の制御入力を定めることが可能となる。従って、アクチュエータ(12・13・14・15)を高精度に制御でき、ひいてはフック9に吊り下げられた荷物Lの挙動を高精度に制御できる。また、外部又は内部のコンピュータ50を用いて荷物Lの挙動を予測し、なおかつアクチュエータ(12・13・14・15)の制御入力を定め、その結果に基づいてアクチュエータ(12・13・14・15)を稼動させることが可能となる。従って、計算負荷に関わらず予測区間Tを長く確保することができ、ひいては荷物Lが目標位置Ptに到達するのを保証できる。
また、本クレーン1において、コンピュータ50における最適化器55は、荷物Lの目標経路Rtに対して現実経路Raの誤差が最小となるアクチュエータ(旋回用モータ12・伸縮用シリンダ13・起伏用シリンダ14・巻回用モータ15)の制御入力を特定する。かかる技術的思想によれば、フック9に吊り下げられた荷物Lの目標経路Rtに対して現実経路Raの追従性を高めることができる。
更に、本クレーン1において、ニューラルネットワーク60は、ニューロンとニューロンがシナプスで結合された脳神経回路を模しており、アクチュエータ(旋回用モータ12・伸縮用シリンダ13・起伏用シリンダ14・巻回用モータ15)の制御データと荷物Lの挙動データの組み合わせを学習用データとしてシナプスに相当する回路65の重み付けを調整したものである。かかる技術的思想によれば、荷物Lの挙動について正確に予測する機能を獲得できる。
更に、本クレーン1において、コンピュータ50は、ディスプレイ42に荷物Lの目標経路Rt及び/又は現実経路Raを表示する。かかる技術的思想によれば、操縦者が荷物Lの目標経路Rt及び/又は現実経路Raを視認することができる。
更に、本クレーン1において、コンピュータ50は、通信ネットワークNを経由して学習用データDsを取得して予測モデル54を更新できる。かかる技術的思想によれば、最新の予測モデル54によって荷物Lの挙動を予測することが可能となる。
更に、本クレーン1において、コンピュータ50は、通信ネットワークNを経由して制約条件を取得して最適化器55を更新できる。かかる技術的思想によれば、最新の最適化器55によってアクチュエータ(旋回用モータ12・伸縮用シリンダ13・起伏用シリンダ14・巻回用モータ15)の制御入力を定めることが可能となる。
最後に、本願においては、コンピュータ50がクレーン1の外部に置かれているか内部に置かれているかを限定しない。また、コンピュータ50がクレーン1の内部に置かれている場合は、コントローラ20と一体であってもよい。つまり、コンピュータ50は、コントローラ20に設けられた別途の情報処理部であってもよい。加えて、本願においては、発明の対象を「フックに吊り下げられた荷物の挙動を高精度に制御できるクレーン」としたが、「フックに吊り下げられた荷物の挙動を高精度に制御できるクレーン用制御システム」と捉えることもできる。従って、これについても技術的思想が及ぶものである。
1 クレーン
2 走行体
3 旋回体
7 ブーム
8 ワイヤロープ
9 フック
10 ウインチ
12 旋回用モータ(アクチュエータ)
13 伸縮用シリンダ(アクチュエータ)
14 起伏用シリンダ(アクチュエータ)
15 巻回用モータ(アクチュエータ)
16 操縦システム
20 コントローラ
21 情報記憶部
22 情報受信部
23 情報処理部
50 コンピュータ
51 情報記憶部
52 情報受信部
53 情報処理部
54 予測モデル
55 最適化器
60 ニューラルネットワーク
61 入力層
62 出力層
63 隠れ層
64 ノード
65 回路
C コスト関数
Ds 学習用データ
L 荷物
N 通信ネットワーク
Ra 現実経路
Rt 目標経路
T 予測区間
W 重み

Claims (5)

  1. ブームと、
    前記ブームから垂下するワイヤロープと、
    前記ワイヤロープの巻き入れ及び巻き出しによって昇降するフックと、を備え、
    前記フックに荷物を吊り下げた状態で当該荷物を運搬するクレーンにおいて、
    前記荷物の運搬に供する各種のアクチュエータと、
    前記アクチュエータの稼動を指示するコントローラと、が搭載され、
    更に前記荷物の挙動を予測する予測モデル並びに最適化問題を解くことによって前記アクチュエータの制御入力を定める最適化器で構成された外部のコンピュータと通信可能になっており、
    前記コンピュータにおける前記予測モデルが多階層のニューラルネットワークを用いた人工知能であり、前記ニューラルネットワークの入力層に前記アクチュエータの制御データを入力すると、前記ニューラルネットワークの出力層から前記荷物の挙動データを出力するものとされ、
    前記ニューラルネットワークは、ニューロンとニューロンがシナプスで結合された脳神経回路を模しており、荷物を吊り上げて運搬することで得られる前記アクチュエータの制御データと前記荷物の挙動データの組み合わせを学習用データとして前記シナプスに相当する回路の重み付けを調整し、
    前記ブームの旋回動作を行う際に、前記最適化器は、前記ブームの旋回角度と、前記荷物の荷振れ距離と、前記ブームの旋回レバーの操作量と、を変数として含むコスト関数の計算の結果に基づいて前記アクチュエータの制御入力を特定する、ことを特徴とするクレーン。
  2. 前記コンピュータにおける前記最適化器は、前記荷物の目標経路に対して現実経路の誤差が最小となる前記アクチュエータの制御入力を特定する、ことを特徴とする請求項1に記載のクレーン。
  3. ディスプレイを具備し、
    前記コンピュータは、前記ディスプレイに前記荷物の目標経路及び/又は現実経路を表示する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクレーン。
  4. 前記コンピュータは、通信ネットワークを経由して前記学習用データを取得して前記予測モデルを更新できる、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のクレーン。
  5. 前記コンピュータは、通信ネットワークを経由して制約条件を取得して前記最適化器を更新できる、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のクレーン。
JP2019053103A 2019-03-20 2019-03-20 クレーン Active JP6816784B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019053103A JP6816784B2 (ja) 2019-03-20 2019-03-20 クレーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019053103A JP6816784B2 (ja) 2019-03-20 2019-03-20 クレーン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020152532A JP2020152532A (ja) 2020-09-24
JP6816784B2 true JP6816784B2 (ja) 2021-01-20

Family

ID=72557694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019053103A Active JP6816784B2 (ja) 2019-03-20 2019-03-20 クレーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6816784B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7517071B2 (ja) * 2020-10-21 2024-07-17 株式会社タダノ クレーン、クレーンの特性変化判定装置、及びクレーンの特性変化判定システム

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2512854B2 (ja) * 1992-10-06 1996-07-03 株式会社大林組 ケ―ブルクレ―ンの制御システム
JP3113473B2 (ja) * 1993-11-19 2000-11-27 鹿島建設株式会社 クレーンの荷振れ止め運転方法及び装置
JPH1121077A (ja) * 1997-07-01 1999-01-26 Toshiba Corp クレーン制御装置
JP3086206B2 (ja) * 1998-07-17 2000-09-11 科学技術振興事業団 エージェント学習装置
US20010044789A1 (en) * 2000-02-17 2001-11-22 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Neurointerface for human control of complex machinery
JP3798239B2 (ja) * 2000-11-17 2006-07-19 富士電機ホールディングス株式会社 多変数モデル予測制御装置、方法、及びその記憶媒体
JP4574609B2 (ja) * 2006-12-14 2010-11-04 国立大学法人豊橋技術科学大学 レーザーポインタを用いた天井クレーンによる搬送方法及び天井クレーンシステム
JP5258013B2 (ja) * 2007-03-02 2013-08-07 新東工業株式会社 天井クレーンによる搬送方法およびこの搬送方法を利用した天井クレーンシステム
JP6259712B2 (ja) * 2014-05-13 2018-01-10 Ihi運搬機械株式会社 グラブバケット式アンローダの運転支援装置
US20160035251A1 (en) * 2014-07-31 2016-02-04 Trimble Navigation Limited Crane operator guidance
US9764858B2 (en) * 2015-01-07 2017-09-19 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Model predictive control of spacecraft
JP6240689B2 (ja) * 2015-07-31 2017-11-29 ファナック株式会社 人の行動パターンを学習する機械学習装置、ロボット制御装置、ロボットシステム、および機械学習方法
JP6772803B2 (ja) * 2016-12-09 2020-10-21 株式会社タダノ クレーン
JP6506245B2 (ja) * 2016-12-26 2019-04-24 ファナック株式会社 組付動作を学習する機械学習装置および部品組付システム
JP6853718B2 (ja) * 2017-03-31 2021-03-31 日立造船株式会社 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020152532A (ja) 2020-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11530920B2 (en) Controlling movement of a machine using sensor fusion
US10521703B2 (en) System and method for controlling machine pose using sensor fusion
US10401176B2 (en) System and method for determining machine state using sensor fusion
EP3660231B1 (en) System and method for autonomous operation of heavy machinery
JP6564739B2 (ja) 作業機械
US10459462B2 (en) Sensor fusion feedback for controlling fluid pressures in a machine
WO2020204007A1 (ja) ショベル及び施工システム
JP6805781B2 (ja) クレーン
CN112962709A (zh) 工程机械设备及其作业轨迹规划方法和系统、存储介质
JP2013204260A (ja) 車両の遠隔操作装置、車両及び車両の遠隔操作方法
JP2023524450A (ja) 静水圧旋回動作作動、監視、および制御システム
JP6816784B2 (ja) クレーン
US20240127372A1 (en) Construction management system, data processing device, and construction management method
JP6816783B2 (ja) クレーン
JP6737369B1 (ja) クレーン
JP6737368B1 (ja) クレーン
JP7310164B2 (ja) クレーン及び経路生成システム
JP7176645B2 (ja) 制御システムおよびクレーン
JP7156561B2 (ja) 性能情報サーバ、作業機表示操作アプリケーション、機種情報の提供方法、機種情報の取得方法、及び機種情報取得システム
JP7124836B2 (ja) 性能情報サーバ、作業機表示操作アプリケーション、移動経路情報の提供方法、移動経路情報の取得方法、及び移動経路情報取得システム
JP7201105B2 (ja) 作業機の制御システムおよびクレーン
JP7487483B2 (ja) 性能情報サーバ、作業機表示操作アプリケーション、環境負荷情報の提供方法、環境負荷情報の取得方法、及び環境負荷情報取得システム
US20240185719A1 (en) Systems and methods for detecting false positives in collision notifications
US20240135469A1 (en) Construction management system, data processing device, and construction management method
US20230359209A1 (en) Stability system for an articulated machine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190822

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190822

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200303

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200925

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20200925

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20201005

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20201006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6816784

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250