JP6816617B2 - 加速度センサ信号処理装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、加速度センサ信号処理装置に関する。
近年、車両には、車両の前後方向の加速度を検出する加速度センサが搭載されていることが多い。加速度センサから得られる加速度センサ信号は、例えば、車両重量推定や道路勾配推定に使用される。
車両は、人や物の乗降によって、姿勢が変化する。例えば、後部に重い人や物が乗れば、車両は、後方が沈んだ姿勢となる。車両の前後方向の傾きが変化した場合、加速度センサ信号のゼロ点(加速度がゼロのときの加速度センサ信号の値)を補正する必要がある。
特開2010−107244号公報
加速度センサ信号のゼロ点を補正するタイミングについて、さらなる改善が望まれている。
本発明の実施形態にかかる加速度センサ信号処理装置は、例えば、車両が走行状態から停車状態へ移行したか否かを判定する停車判定部と、前記車両に搭載されている加速度センサから加速度センサ信号を取得する加速度センサ信号取得部と、前記停車判定部によって前記車両が前記走行状態から前記停車状態へ移行したと判定された場合に、その時点から前記加速度センサ信号取得部によって取得される加速度センサ信号に基づいて第1の加速度を算出し、その後、前記停車判定部によって前記車両が停車状態であるとの判定が継続中の場合に、前記加速度センサ信号取得部によって取得される加速度センサ信号に基づいて第2の加速度を算出する加速度算出部と、前記第1の加速度と前記第2の加速度との間の変化量が所定値以上であるか否かを判定する変化度判定部と、前記変化度判定部によって前記第1の加速度と前記第2の加速度との間の変化量が前記所定値以上であったと判定された場合に、その変化量に基づいて前記加速度センサ信号のゼロ点を補正するゼロ点補正部と、を備える。車両に対する人や物の乗降は、通常、車両停車中に行われると考えられる。この構成によれば、例えば、停車中の車両に対する人や物の乗降による車両姿勢の変化を加速度センサ信号の変化から認識し、その変化量に基づいて加速度センサ信号のゼロ点を補正することができる。つまり、適切なタイミングで加速度センサ信号のゼロ点を補正することができる。
また、上記加速度センサ信号処理装置において、例えば、前記加速度算出部は、前記停車判定部によって前記車両が前記走行状態から前記停車状態へ移行したと判定された場合に、前記第1の加速度として、その時点から所定時間の間の平均加速度を算出し、その後、前記停車判定部によって前記車両が停車状態であるとの判定が継続中の場合に、前記第2の加速度として、所定時間の間の平均加速度を算出する処理を繰り返して更新する。この構成によれば、例えば、第1の加速度、第2の加速度それぞれとして、所定時間の間の平均加速度を算出することで、算出する加速度の精度を高めることができる。
また、上記加速度センサ信号処理装置において、例えば、前記車両が停車状態から発進状態へ移行したか否かを判定する発進判定部を、さらに有し、前記変化度判定部は、前記第1の加速度と、前記発進判定部によって前記車両が前記停車状態から前記発進状態へ移行したと判定された直前に前記加速度算出部によって算出された前記第2の加速度と、の間の変化量が前記所定値以上であるか否かを判定する。この構成によれば、例えば、車両停車直後の加速度センサ信号と車両発進直前の加速度センサ信号との間での変化を判定するだけでよいので、演算処理の負担を軽減できる。
また、上記加速度センサ信号処理装置において、例えば、前記車両は、連結されるトレーラを牽引する牽引車であり、前記加速度センサ信号処理装置は、前記車両に前記トレーラが連結されているか否かを前記車両に設けられた連結センサからの信号によって判定する連結判定部を、さらに備え、前記変化度判定部は、前記第1の加速度と、前記連結判定部によって前記車両に前記トレーラが連結されていると判定された後に前記加速度算出部によって算出された前記第2の加速度と、の間の変化量が前記所定値以上であるか否かを判定する。この構成によれば、例えば、車両が、連結されるトレーラを牽引する牽引車である場合に、車両にトレーラが連結される前後での加速度センサ信号の変化を判定するだけでよいので、演算処理の負担を軽減できるとともに、適切なタイミングで加速度センサ信号のゼロ点を補正することができる。
また、実施形態にかかる加速度センサ信号処理装置は、例えば、加速度センサ信号処理装置の起動および動作停止の操作を検出する起動/動作停止操作検出部と、車両に搭載されている加速度センサから加速度センサ信号を取得する加速度センサ信号取得部と、前記起動/動作停止操作検出部によって前記加速度センサ信号処理装置の動作停止の操作が検出された場合に、その時点から前記加速度センサ信号取得部によって取得される加速度センサ信号に基づいて所定時間の間の第1の平均加速度を算出して不揮発性メモリに保存し、その後、前記加速度センサ信号取得部によって取得される加速度センサ信号に基づいて所定時間の間の第2の平均加速度を算出する処理を繰り返し、前記起動/動作停止操作検出部によって前記加速度センサ信号処理装置の起動の操作が検出された場合に、その直前に算出した前記第2の平均加速度を前記不揮発性メモリに保存する平均加速度算出部と、前記不揮発性メモリに保存された前記第1の平均加速度と前記第2の平均加速度との間の変化量が所定値以上であるか否かを判定する変化度判定部と、前記変化度判定部によって前記第1の平均加速度と前記第2の平均加速度との間の変化量が前記所定値以上であったと判定された場合に、その変化量に基づいて前記加速度センサ信号のゼロ点を補正するゼロ点補正部と、を備える。この構成によれば、例えば、加速度センサ信号処理装置に対する動作停止操作があってから起動操作があるまでの間の車両に対する人や物の乗降による車両姿勢の変化を加速度センサ信号の変化から認識し、その変化量に基づいて加速度センサ信号のゼロ点を補正することができる。つまり、適切なタイミングで加速度センサ信号のゼロ点を補正することができる。
また、上記加速度センサ信号処理装置において、例えば、前記停車判定部は、前記車両のシフトレバーがドライブレンジに入れられたことを検出したときに前記車両が停車状態ではないと判定し、前記車両のシフトレバーがパーキングレンジまたはニュートラルレンジに入れられたことを検出したときに前記車両が停止状態であると判定する。この構成によれば、例えば、シフトレバーがドライブレンジに入れられたことで車両が停車状態ではないと判定し、シフトレバーがパーキングレンジまたはニュートラルレンジに入れられたことで車両が停止状態であると判定することで、適切なタイミングで加速度センサ信号のゼロ点を補正することができる。
図1は、第1実施形態の車両の側面図である。 図2は、第1実施形態の制御システムの構成を示すブロック図である。 図3は、第1実施形態における加速度センサの出力と加速度との関係を示すグラフである。 図4は、第1実施形態のECUの機能を示すブロック図である。 図5は、第1実施形態におけるゼロ点補正処理を示すフローチャートである。 図6は、第2実施形態におけるゼロ点補正処理を示すフローチャートである。 図7は、第3実施形態のECUの機能を示すブロック図である。 図8は、第3実施形態におけるゼロ点補正処理を示すフローチャートである。 図9は、第4実施形態の牽引車とトレーラの側面図である。 図10は、第4実施形態のECUの機能を示すブロック図である。 図11は、第4実施形態におけるゼロ点補正処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の例示的な実施形態(第1実施形態〜第4実施形態)が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用、結果、および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能であるとともに、基本的な構成に基づく種々の効果や、派生的な効果のうち、少なくとも1つを得ることが可能である。
実施形態の加速度センサ信号処理装置(制御システム)を搭載する車両は、例えば、不図示の内燃機関を駆動源とする自動車、すなわち内燃機関自動車であってもよいし、不図示の電動機を駆動源とする自動車、すなわち電気自動車や燃料電池自動車等であってもよい。また、それらの双方を駆動源とするハイブリッド自動車であってもよいし、他の駆動源を備えた自動車であってもよい。また、車両は、種々の変速装置を搭載してもよいし、内燃機関や電動機を駆動するのに必要な種々の装置、例えばシステムや部品等を搭載してもよい。以下の第1実施形態〜第3実施形態では、車両としてピックアップトラックの場合を例にとる。また、第4実施形態では、車両として牽引車の場合を例にとる。ただし、車両は、それらに限定されず、乗用車、バス等、いかなる種類の車両であってもよい。また、加速度センサ信号とは、直接的には加速度センサから出力される電圧の値のことを指すが、その電圧の値に対応する加速度の意味も含むものとする。
<第1実施形態>
以下、第1実施形態について説明する。まず、図1を参照して、車両1の構造等について説明する。図1は、第1実施形態の車両1の側面図である。車両1は、乗員が乗る部分であるキャビン2、開放式の荷台3、および、4つの車輪4を備える。車両1には加速度センサ5が搭載されている(詳細は後述)。
次に、図2を参照して、車両1における制御システム100について説明する。図2は、第1実施形態の制御システム100の構成を示すブロック図である。制御システム100は、加速度センサ5、ECU11(Electronic Control Unit)、ブレーキシステム12、アクセルセンサ13、シフトセンサ14、車輪速センサ15、起動/動作停止操作センサ16、および、パーキングブレーキセンサ17を備える。それらは、電気通信回線としての車内ネットワーク18に電気的に接続されている。車内ネットワーク18は、例えば、CAN(Controller Area Network)として構成される。ECU11は、車内ネットワーク18を通じて制御信号を送ることで、アクチュエータ12a等を制御することができる。また、ECU11は、車内ネットワーク18を介して、加速度センサ5、ペダルブレーキセンサ12b、アクセルセンサ13、シフトセンサ14、車輪速センサ15、起動/動作停止操作センサ16、パーキングブレーキセンサ17等の検出結果等を受け取ることができる。
加速度センサ5は、車両1の前後方向に受けている加速度に応じた電圧を出力する。ここで、加速度センサ5が車両1の前後方向に受けている加速度とは、車両1の前後方向の加速度運動に起因する加速度と、車両1の前後方向の傾きに起因する重力による加速度と、の合計である。つまり、例えば、車両1が静止していても、車両1の前後方向の傾きによって、加速度センサ5が出力する電圧は異なる。
加速度センサ5は、例えば、静電型、圧電体型、半導体ひずみゲージ型等の周知の種々のタイプのいずれでもよい。また、加速度センサ5は、例えば、図1に示すように車両1の荷台3におけるやや前方に搭載されるが、搭載位置はその位置に限定されない。
図2に戻って、ECU11は、CPU11a(Central Processing Unit)、ROM11b(Read Only Memory)、RAM11c(Random Access Memory)、SSD11d(Solid State Drive、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ)等を備える。
ROM11bは、各種プログラムやデータを記憶する。CPU11aは、ROM11b等の不揮発性の記憶部に記憶された(インストールされた)プログラムを読み出し、当該プログラムに従って演算処理を実行する。
RAM11cは、CPU11aでの演算で用いられる各種のデータを一時的に記憶する。SSD11dは、書き換え可能な不揮発性の記憶部であって、ECU11の電源がオフされた場合であってもデータを記憶することができる。なお、CPU11a、ROM11b、RAM11c等は、同一パッケージ内に集積してもよい。また、ECU11は、CPU11aに替えて、DSP(Digital Signal Processor)等の他の論理演算プロセッサや論理回路等によって構成されていてもよい。また、SSD11dに替えてHDD(Hard Disk Drive)が設けられてもよいし、SSD11dやHDDは、ECU11とは別に設けられてもよい。
ブレーキシステム12は、例えば、ブレーキのロックを抑制するABS(Anti-lock Brake System)や、コーナリング時の車両1の横滑りを抑制する横滑り防止装置(ESC:Electronic Stability Control)、ブレーキ力を増強させる(ブレーキアシストを実行する)電動ブレーキシステム、BBW(Brake By Wire)等である。ブレーキシステム12は、アクチュエータ12aを介して、車輪4(車両1)に制動力を与える。また、ブレーキシステム12は、左右の車輪4の回転差などからブレーキのロックや、車輪4の空回り、横滑りの兆候等を検出して、各種制御を実行することができる。ペダルブレーキセンサ12bは、例えば、制動操作部(不図示)の可動部の位置を検出するセンサである。ペダルブレーキセンサ12bは、可動部としてのペダルブレーキの位置を検出することができる。ペダルブレーキセンサ12bは、変位センサを含む。
アクセルセンサ13は、例えば、加速操作部(不図示)の可動部の位置を検出するセンサである。アクセルセンサ13は、可動部としてのアクセルペダルの位置を検出することができる。アクセルセンサ13は、変位センサを含む。
シフトセンサ14は、例えば、変速操作部(不図示)の可動部の位置を検出するセンサである。シフトセンサ14は、可動部としての、レバーや、アーム、ボタン等の位置を検出することができる。シフトセンサ14は、変位センサを含んでもよいし、スイッチとして構成されてもよい。シフトセンサ14は、例えば、変速操作部であるシフトレバーがドライブ(D)レンジ、パーキング(P)レンジ、ニュートラル(N)レンジ、リバース(R)レンジ等のいずれに入れられているのかを検出する。
車輪速センサ15は、車輪4の回転量や単位時間当たりの回転数を検出するセンサである。車輪速センサ15は、検出した回転数を示す車輪速パルス数をセンサ値として出力する。車輪速センサ15は、例えば、ホール素子などを用いて構成される。ECU11は、車輪速センサ15から取得したセンサ値に基づいて車両1の移動量などを演算し、各種制御を実行する。なお、車輪速センサ15は、ブレーキシステム12に設けられている場合もある。その場合、ECU11は、車輪速センサ15の検出結果を、ブレーキシステム12を介して取得する。
起動/動作停止操作センサ16は、ECU11(加速度センサ信号処理装置)の起動および動作停止の操作を行うための起動/動作停止操作部(不図示)による操作を検知する。起動/動作停止操作部は、例えば、イグニッションスイッチやプッシュボタンである。
パーキングブレーキセンサ17は、車両1に備えられているパーキングブレーキ(不図示)の操作を検出する。
なお、上述した各種センサ、アクチュエータ等の構成、配置、電気的な接続形態等は、一例であって、種々に設定(変更)することができる。
次に、図4を参照して、ECU11の機能について説明する。図4は、第1実施形態のECU11の機能を示すブロック図である。ECU11は、停車判定部111、加速度センサ信号取得部112、平均加速度算出部113(加速度算出部)、変化度判定部114、ゼロ点補正部115、発進判定部116等の各種モジュールを備える。これらのモジュールは、CPU11aがROM11b等の記憶部にインストールされ記憶されたプログラムを読み出し、それを実行することで実現される。
停車判定部111は、車両1が走行状態から停車状態へ移行したか否かを判定する。例えば、停車判定部111は、車輪速センサ15による検出結果に基づいて、車両1が走行状態から停車状態へ移行したか否かを判定する。なお、停車判定部111は、車輪速センサ15からの信号を取得する車輪速センサ信号取得部を含む。停車判定部111は、例えば、車輪速センサ15による検出結果が0rpm以外から0rpmに変化すれば、車両1が走行状態から停車状態へ移行したと判定する。
発進判定部116は、車両1が停車状態から発進状態へ移行したか否かを判定する。例えば、発進判定部116は、車輪速センサ15による検出結果に基づいて、車両1が停車状態から発進状態へ移行したか否かを判定する。なお、発進判定部116は、車輪速センサ15からの信号を取得する車輪速センサ信号取得部を含む。発進判定部116は、例えば、車輪速センサ15による検出結果が0rpmから0rpm以外に変化すれば、車両1が停車状態から発進状態へ移行したと判定する。
加速度センサ信号取得部112は、車両1に搭載されている加速度センサ5から加速度センサ信号(電圧の値)を所定の時間間隔(例えば10ミリ秒ごと)で取得する。
平均加速度算出部113は、停車判定部111によって車両1が走行状態から停車状態へ移行したと判定された場合に、その時点から加速度センサ信号取得部112によって取得される加速度センサ信号に基づいて第1の加速度(第1の平均加速度)を算出する。より具体的には、平均加速度算出部113は、停車判定部111によって車両1が走行状態から停車状態へ移行したと判定された場合に、第1の加速度として、その時点から所定時間(例えば100ミリ秒〜200ミリ秒程度)の間の平均加速度を算出する。
また、平均加速度算出部113は、第1の加速度を算出した後、停車判定部111によって車両1が停車状態であるとの判定が継続中の場合に、加速度センサ信号取得部112によって取得される加速度センサ信号に基づいて第2の加速度(第2の平均加速度)を算出する。より具体的には、平均加速度算出部113は、停車判定部111によって車両1が停車状態であるとの判定が継続中の場合に、第2の加速度として、所定時間の間の平均加速度を算出する処理を繰り返して更新する。
変化度判定部114は、第1の加速度と第2の加速度との間の変化量が所定値以上であるか否かを判定する。なお、第1実施形態は、変化度判定部114が判定を行うときの信号の種類について限定するものではない。つまり、変化度判定部114は、加速度センサ5から入力された電圧の値を用いて判定してもよいし、その電圧の値に対応する加速度を用いて判定してもよい。
ゼロ点補正部115は、変化度判定部114によって第1の加速度と第2の加速度との間の変化量が所定値以上であったと判定された場合に、その変化量に基づいて加速度センサ信号のゼロ点を補正する。
ここで、図3は、第1実施形態における加速度センサ5の出力と加速度との関係を示すグラフである。なお、前記したように、加速度がゼロのときに加速度センサ5が出力する電圧(加速度センサ信号)の値がゼロ点である。図3において、ゼロ点Z1を通るラインL1は、車両1が水平な場合の加速度センサ5の出力電圧と車両1の移動加速度の関係を示す。また、ゼロ点Z2を通るラインL2は、前方が沈むように車両1が傾いている場合の加速度センサ5の出力電圧と車両1の移動加速度の関係を示す。また、ゼロ点Z3を通るラインL3は、後方が沈むように車両1が傾いている場合の加速度センサ5の出力電圧と車両1の移動加速度の関係を示す。
そして、ゼロ点補正部115がゼロ点を補正することで、当該ゼロ点を通る適切なラインに変更されることになる(詳細は後述)。
次に、図5を参照して、ECU11が実行するゼロ点補正処理について説明する。図5は、第1実施形態におけるゼロ点補正処理を示すフローチャートである。なお、このゼロ点補正処理が始まったとき、車両1は走行しているものとする。まず、停車判定部111は、車両1が走行状態から停車状態へ移行したか否かを判定し(ステップS101)、Yesの場合はステップS102に進み、Noの場合はステップS101に戻る。
ステップS102において、平均加速度算出部113は、平均加速度Gave1、タイマーT1をクリア(初期化)する。
次に、ステップS103において、平均加速度算出部113は、タイマーT1をスタートする。
次に、ステップS104において、加速度センサ信号取得部112は、加速度センサ5から加速度センサ信号を取得する。
次に、ステップS105において、平均加速度算出部113は、取得した加速度センサ信号から平均加速度Gave1を算出する。
次に、ステップS106において、平均加速度算出部113は、タイマーT1が、予め設定されたTave1(例えば100ミリ秒〜200ミリ秒程度:所定時間)に達したか否かを判定し、Yesの場合はステップS107に進み、Noの場合はステップS104に戻る。
ステップS107において、平均加速度算出部113は、Gave1をSSD11d(不揮発性メモリ。図2)に保存する。
このステップS101〜S107の処理で、車両1の停車直後における所定時間内の平均加速度Gave1を算出することができる。
次に、ステップS108において、平均加速度算出部113は、平均加速度Gave2、タイマーT2をクリア(初期化)する。
次に、ステップS109において、平均加速度算出部113は、タイマーT2をスタートする。
次に、ステップS110において、加速度センサ信号取得部112は、加速度センサ5から加速度センサ信号を取得する。
次に、ステップS111において、平均加速度算出部113は、取得した加速度センサ信号から平均加速度Gave2を算出する。
次に、ステップS112において、平均加速度算出部113は、タイマーT2が、予め設定されたTave2(例えば100ミリ秒〜200ミリ秒程度:所定時間)に達したか否かを判定し、Yesの場合はステップS113に進み、Noの場合はステップS110に戻る。
このステップS108〜S112の処理で、平均加速度Gave1の算出後における所定時間毎の平均加速度Gave2を算出することができる。
ステップS113において、変化度判定部114は、平均加速度Gave1と平均加速度Gave2の差の絶対値が所定値以上であるか否かを判定し、Yesの場合はステップS114に進み、Noの場合はステップS115に進む。
ステップS114において、ゼロ点補正部115は、平均加速度Gave1から平均加速度Gave2への変化量(絶対値ではない)に基づいて加速度センサ信号のゼロ点を補正する。具体的には、図3に示すように、平均加速度Gave1のときの加速度センサ5の出力電圧と車両1の移動加速度の関係がゼロ点Z1を通るラインL1とする。ゼロ点補正部115は、上記変化量が0より大きいと判定した場合、その変化量をw1とすると、ラインL1を上方にw1の分だけ平行移動し、ゼロ点をゼロ点Z1からゼロ点Z2に移す処理を行う。その後、加速度センサ5の出力電圧と車両1の移動加速度の関係として、ゼロ点Z2を通るラインL2が使用されることになる。また、ゼロ点補正部115は、上記変化量が0より小さいと判定した場合、その変化量をw2とすると、ラインL1を下方にw2の分だけ平行移動し、ゼロ点をゼロ点Z1からゼロ点Z3に移す処理を行う。その後、加速度センサ5の出力電圧と車両1の移動加速度の関係として、ゼロ点Z3を通るラインL3が使用されることになる。ステップS114の後、処理を終了する。
ステップS115において、発進判定部116は、車両1が停車状態から発進状態へ移行したか否かを判定し、Yesの場合は処理を終了し、Noの場合はステップS108に戻る。
このようにして、第1実施形態の制御システム100によれば、加速度センサ信号のゼロ点を適切なタイミングで補正することができる。つまり、車両1に対する人や物の乗降は、通常、車両1の停車中に行われると考えられることを踏まえ、停車中の車両1に対する人や物の乗降による車両姿勢の変化を加速度センサ信号の変化から認識し、その変化量に基づいて加速度センサ信号のゼロ点を補正することができる。それにより、加速度センサ信号を用いた車両重量推定や道路勾配推定をより高精度で行うことができる。
例えば、従来技術では、車両のドアが開く前と開いてから閉じた後の加速度センサ信号の変化に基づいて、加速度センサ信号のゼロ点補正を行うものがあった。しかし、この技術では、例えば、トラックのように荷台のある車両では、ドアを閉じたままの状態で荷台に対して荷物の積み下ろしを行うことが充分ありえるため、加速度センサ信号のゼロ点補正を適切なタイミングで行うことができない場合があった。一方、本実施形態の制御システム100によれば、車両1のドアが閉じたままの状態であっても、加速度センサ信号のゼロ点を適切に補正することができる。
また、第1の加速度、第2の加速度それぞれとして、所定時間の間の平均加速度を算出することで、算出する加速度の精度を高めることができる。
なお、停車判定部111が車両1の状態を判定する方法は、上述したものに限定されない。例えば、停車判定部111は、車両1のシフトレバーがドライブレンジに入れられたことを検出したときに車両1が停車状態ではないと判定してもよいし、また、車両1のシフトレバーがパーキングレンジまたはニュートラルレンジに入れられたことを検出したときに車両1が停止状態であると判定してもよい。
これによれば、シフトレバーがドライブレンジに入れられたことで車両1が停車状態ではないと判定し、シフトレバーがパーキングレンジまたはニュートラルレンジに入れられたことで車両1が停止状態であると判定することで、適切なタイミングで加速度センサ信号のゼロ点を補正することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の事項については、説明を適宜省略する。第1実施形態において図1〜図4を参照して説明した事項は、第2実施形態でも同様である。なお、第2実施形態では、図4における変化度判定部114は、第1の加速度と、発進判定部116によって車両1が停車状態から発進状態へ移行したと判定された直前に平均加速度算出部113によって算出された第2の加速度と、の間の変化量が所定値以上であるか否かを判定する。
図6を参照して、第2実施形態におけるECU11が実行するゼロ点補正処理について説明する。図6は、第2実施形態におけるゼロ点補正処理を示すフローチャートである。ステップS101〜S111については、図5と同様である。
ステップS111の後、ステップS112において、平均加速度算出部113は、タイマーT2が、予め設定されたTave2に達したか否かを判定し、Yesの場合はステップS115に進み、Noの場合はステップS110に戻る。
このステップS108〜S112の処理で、平均加速度Gave1の算出後における所定時間毎の平均加速度Gave2を算出することができる。
ステップS115において、発進判定部116は、車両1が停車状態から発進状態へ移行したか否かを判定し、Yesの場合はステップS113に進み、Noの場合はステップS108に戻る。
ステップS113において、変化度判定部114は、平均加速度Gave1と平均加速度Gave2の差の絶対値が所定値以上であるか否かを判定し、Yesの場合はステップS114に進み、Noの場合は処理を終了する。
ステップS114において、ゼロ点補正部115は、平均加速度Gave1から平均加速度Gave2への変化量(絶対値ではない)に基づいて加速度センサ信号のゼロ点を補正する。ステップS114の後、処理を終了する。
このようにして、第2実施形態の制御システム100によれば、第1実施形態の場合と同様の効果に加えて、ステップS113の判定処理が一回で済むため、演算処理の負担を軽減できるという効果を奏する。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。なお、第1実施形態、第2実施形態の少なくともいずれかと同様の事項については、説明を適宜省略する。図7は、第3実施形態のECU11の機能を示すブロック図である。
ECU11は、停車判定部111、加速度センサ信号取得部112、平均加速度算出部113(加速度算出部)、変化度判定部114、ゼロ点補正部115、発進判定部116、起動/動作停止操作検出部117等の各種モジュールを備える。
停車判定部111、加速度センサ信号取得部112、発進判定部116については、第1実施形態(図4)の場合と同様である。
起動/動作停止操作検出部117は、起動/動作停止操作センサ16からの検知信号に基づいて、ECU11(加速度センサ信号処理装置)の起動および動作停止の操作を検出する。
平均加速度算出部113は、起動/動作停止操作検出部117によってECU11の動作停止の操作が検出された場合に、その時点から加速度センサ信号取得部112によって取得される加速度センサ信号に基づいて所定時間の間の第1の平均加速度を算出してSSD11d(不揮発性メモリ。図2)に保存する。
また、平均加速度算出部113は、その後、加速度センサ信号取得部112によって取得される加速度センサ信号に基づいて所定時間の間の第2の平均加速度を算出する処理を繰り返し、起動/動作停止操作検出部117によってECU11の起動の操作が検出された場合に、その直前に算出した第2の平均加速度をSSD11d(不揮発性メモリ。図2)に保存する。
変化度判定部114は、SSD11d(不揮発性メモリ。図2)に保存された第1の平均加速度と第2の平均加速度との間の変化量が所定値以上であるか否かを判定する。
ゼロ点補正部115は、変化度判定部114によって第1の平均加速度と第2の平均加速度との間の変化量が所定値以上であったと判定された場合に、その変化量に基づいて加速度センサ信号のゼロ点を補正する。
次に、図8を参照して、第3実施形態のECU11が実行するゼロ点補正処理について説明する。図8は、第3実施形態におけるゼロ点補正処理を示すフローチャートである。ステップS101〜S105については、図5と同様である。
ステップS105の後、ステップS106において、平均加速度算出部113は、タイマーT1が、予め設定されたTave1に達したか否かを判定し、Yesの場合はステップS301に進み、Noの場合はステップS104に戻る。
ステップS301において、起動/動作停止操作検出部117は、ECU11の動作停止操作があったか否かを判定し、Yesの場合はステップS302に進み、Noの場合はステップS301に戻る。
ステップS302において、平均加速度算出部113は、Gave1をSSD11d(不揮発性メモリ。図2)に保存し、ECU11をシャットダウンする。
このステップS101〜S302の処理で、車両1の停車直後における所定時間内の平均加速度Gave1を算出し、保存することができる。
次に、ステップS303において、起動/動作停止操作検出部117は、ECU11の起動操作があったか否かを判定し、Yesの場合はステップS108に進み、Noの場合はステップS303に戻る。ステップS108〜S111については、図5と同様である。
ステップS111の後、ステップS112において、平均加速度算出部113は、タイマーT2が、予め設定されたTave2に達したか否かを判定し、Yesの場合はステップS113に進み、Noの場合はステップS110に戻る。
このステップS303〜S112の処理で、ECU11の起動操作後における平均加速度Gave2を算出することができる。
ステップS113において、変化度判定部114は、平均加速度Gave1と平均加速度Gave2の差の絶対値が所定値以上であるか否かを判定し、Yesの場合はステップS114に進み、Noの場合は処理を終了する。ステップS114については、図5と同様である。
このようにして、第3実施形態の制御システム100によれば、ECU11に対する動作停止操作があってから起動操作があるまでの間という、車両1の停車中とほぼ同義の間の車両1に対する人や物の乗降による車両姿勢の変化を加速度センサ信号の変化から認識し、その変化量に基づいて加速度センサ信号のゼロ点を補正することができる。つまり、適切なタイミングで加速度センサ信号のゼロ点を補正することができる。そして、車両1を使用する際に必ず行うECU11の動作停止操作と起動操作を処理に用いることで、ゼロ点補正処理を容易に設計および実行することができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。なお、第1実施形態〜第3実施形態の少なくともいずれかと同様の事項については、説明を適宜省略する。図9は、第4実施形態の牽引車21とトレーラ31の側面図である。牽引車21は、車輪4、連結部22、連結センサ23等を備える。牽引車21には加速度センサ5が搭載されている。連結部22は、牽引車21とトレーラ31を連結する部分である。連結センサ23は、牽引車21とトレーラ31が連結部22で連結されたことを検知する。連結センサ23は、例えば、接触センサである。
トレーラ31は、車輪4、ピン32等を備える。ピン32は、牽引車21とトレーラ31を連結する際に、牽引車21の連結部22に差し込まれる部材である。
次に、図10を参照して、第4実施形態のECU11について説明する。図10は、第4実施形態のECU11の機能を示すブロック図である。第1実施形態の図4のECU11と比較すると、連結判定部118が追加されている点で相違する。連結判定部118は、連結センサ23からの検知信号に基づいて、牽引車21にトレーラ31が連結されているか否かを判定する。
また、第4実施形態では、変化度判定部114は、第1の加速度と、連結判定部118によって車両1にトレーラ31が連結されていると判定された後に平均加速度算出部113によって算出された第2の加速度と、の間の変化量が所定値以上であるか否かを判定する。また、変化度判定部114は、車両1にトレーラ31が連結されている状態から連結されてない状態に変化したときも、同様の判定を行う。
次に、図11を参照して、第4実施形態のECU11が実行するゼロ点補正処理について説明する。図11は、第4実施形態におけるゼロ点補正処理を示すフローチャートである。ステップS101〜S107は、図5と同様である。
ステップS107の後、ステップS401において、連結判定部118は、連結センサ23からの検知信号に基づいて、牽引車21にトレーラ31が連結されているか否かの状態が変更になったか否かを判定し、Yesの場合はステップS108に進み、Noの場合はステップS401に戻る。ステップS108〜S115は、図5と同様である。
このようにして、第4実施形態の制御システム100によれば、平均加速度Gave2を牽引車21とトレーラ31の連結状態の変更後に1回計算するだけでよく、演算処理の負担を軽減できる。つまり、牽引車21は、トレーラ31が連結されることで、車体の後方が沈んだ姿勢となるが、そのような姿勢の変化を適切に加速度センサ信号のゼロ点補正に反映することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、図4における平均加速度算出部113が行う加速度の平均の算出は必須ではなく、ほかに、複数の加速度の中央値を用いたり、1回の加速度の値を用いたりしてもよい。
また、車両1の前後方向の加速度だけでなく、車両1の左右方向の加速度についても、同様にゼロ点補正を行うことができる。
1…車両、2…キャビン、3…荷台、4…車輪、5…加速度センサ、11…ECU、11a…CPU、11b…ROM、11c…RAM、11d…SSD、12…ブレーキシステム、12a…アクチュエータ、12b…ペダルブレーキセンサ、13…アクセルセンサ、14…シフトセンサ、15…車輪速センサ、16…起動/動作停止操作センサ、17…パーキングブレーキセンサ、18…車内ネットワーク、21…牽引車、22…連結部、23…連結センサ、31…トレーラ、32…ピン、111…停車判定部、112…加速度センサ信号取得部、113…平均加速度算出部、114…変化度判定部、115…ゼロ点補正部、116…発進判定部、117…起動/動作停止操作検出部、118…連結判定部。

Claims (6)

  1. 車両が走行状態から停車状態へ移行したか否かを判定する停車判定部と、
    前記車両に搭載されている加速度センサから加速度センサ信号を取得する加速度センサ信号取得部と、
    前記停車判定部によって前記車両が前記走行状態から前記停車状態へ移行したと判定された場合に、その時点から前記加速度センサ信号取得部によって取得される加速度センサ信号に基づいて第1の加速度を算出し、
    その後、前記停車判定部によって前記車両が停車状態であるとの判定が継続中の場合に、前記加速度センサ信号取得部によって取得される加速度センサ信号に基づいて第2の加速度を算出する加速度算出部と、
    前記第1の加速度と前記第2の加速度との間の変化量が所定値以上であるか否かを判定する変化度判定部と、
    前記変化度判定部によって前記第1の加速度と前記第2の加速度との間の変化量が前記所定値以上であったと判定された場合に、その変化量に基づいて前記加速度センサ信号のゼロ点を補正するゼロ点補正部と、
    を備える加速度センサ信号処理装置。
  2. 前記加速度算出部は、
    前記停車判定部によって前記車両が前記走行状態から前記停車状態へ移行したと判定された場合に、前記第1の加速度として、その時点から所定時間の間の平均加速度を算出し、
    その後、前記停車判定部によって前記車両が停車状態であるとの判定が継続中の場合に、前記第2の加速度として、所定時間の間の平均加速度を算出する処理を繰り返して更新する、請求項1に記載の加速度センサ信号処理装置。
  3. 前記車両が停車状態から発進状態へ移行したか否かを判定する発進判定部を、さらに有し、
    前記変化度判定部は、前記第1の加速度と、
    前記発進判定部によって前記車両が前記停車状態から前記発進状態へ移行したと判定された直前に前記加速度算出部によって算出された前記第2の加速度と、の間の変化量が前記所定値以上であるか否かを判定する、請求項1に記載の加速度センサ信号処理装置。
  4. 前記車両は、連結されるトレーラを牽引する牽引車であり、
    前記加速度センサ信号処理装置は、前記車両に前記トレーラが連結されているか否かを前記車両に設けられた連結センサからの信号によって判定する連結判定部を、さらに備え、
    前記変化度判定部は、前記第1の加速度と、
    前記連結判定部によって前記車両に前記トレーラが連結されていると判定された後に前記加速度算出部によって算出された前記第2の加速度と、の間の変化量が前記所定値以上であるか否かを判定する、請求項1に記載の加速度センサ信号処理装置。
  5. 加速度センサ信号処理装置の起動および動作停止の操作を検出する起動/動作停止操作検出部と、
    車両に搭載されている加速度センサから加速度センサ信号を取得する加速度センサ信号取得部と、
    前記起動/動作停止操作検出部によって前記加速度センサ信号処理装置の動作停止の操作が検出された場合に、その時点から前記加速度センサ信号取得部によって取得される加速度センサ信号に基づいて所定時間の間の第1の平均加速度を算出して不揮発性メモリに保存し、
    その後、前記加速度センサ信号取得部によって取得される加速度センサ信号に基づいて所定時間の間の第2の平均加速度を算出する処理を繰り返し、
    前記起動/動作停止操作検出部によって前記加速度センサ信号処理装置の起動の操作が検出された場合に、その直前に算出した前記第2の平均加速度を前記不揮発性メモリに保存する平均加速度算出部と、
    前記不揮発性メモリに保存された前記第1の平均加速度と前記第2の平均加速度との間の変化量が所定値以上であるか否かを判定する変化度判定部と、
    前記変化度判定部によって前記第1の平均加速度と前記第2の平均加速度との間の変化量が前記所定値以上であったと判定された場合に、その変化量に基づいて前記加速度センサ信号のゼロ点を補正するゼロ点補正部と、
    を備える加速度センサ信号処理装置。
  6. 前記停車判定部は、前記車両のシフトレバーがドライブレンジに入れられたことを検出したときに前記車両が停車状態ではないと判定し、前記車両のシフトレバーがパーキングレンジまたはニュートラルレンジに入れられたことを検出したときに前記車両が停止状態であると判定する、請求項1に記載の加速度センサ信号処理装置。
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