JP6816183B2 - 自動巻取り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動巻取り装置(automatic winding device)に関する。特に、イヤホンやマウス等の電線を備えるデバイスの電線を-自動で捲線するための自動巻取り装置であって、ボビンの回転を制御するためにピン型構造物がピンガイドスプリングによりトラック側に加圧される自動巻取り装置に関する。
一般に、イヤホンは耳に装着できるように小型で設計された受話器を話す。スマートフォンの大衆化に伴い、スマートフォンで音楽や動画が鑑賞できる時間や機会が増加している。これにより、移動中にもイヤホンを用いて音楽や映画やUCCなどを鑑賞することが普遍化された。
しかしながら、イヤホンの電線のもつれ、或いは、カバンの中で他の持ち物との絡み合いにより断線の恐れがあった。これを防止し、使用者の便宜のために、自動巻取り機能付きのイヤホン又はヘッドセットが開発されて使用されている。
大韓民国特許10−1471903号には電子機器で使用される自動巻取り装置が開示されている。図1は、大韓民国特許10−1471903号に開示されている従来技術による自動巻取り装置を示す図である。従来技術による自動巻取り装置は、ベース板1と、前記ベース板1の何れか一面からベース板1の垂直方向に延長された固定軸3と、前記固定軸3に貫通されたまま固定軸3を基準として回転されるホイール(wheel)9と、一端が前記ホイール9の周面に固定され、ホイール9に沿ってホイール9の周面に捲線されるワイヤ15と、ロール(Roll)状で捲線され、一端が固定軸3に固定され、他端がホイール9の一部に固定される弾性部材19と、前記ホイール9と一体に結合された状態でホイール9と共に回転され、上部ケース29と相対する面にボールトラック25を備えたキャップ(Cap)27と、前記キャップ27上に被せられ、ボール(ball)31が嵌合されるように一字溝35を備えた上部ケース29と、前記ボールトラック25及び上部ケース29の一字溝35間に嵌合され、ホイール9と一体に結合されたキャップ27が何れか一方に回転される時、一字溝35に嵌合された状態でボールトラック25に沿って回転するボール31とからなる
また、前記ボールトラック25は、キャップ27の円周方向に凹に形成される外側トラックと、前記外側トラックの内側方向に形成され、キャップ27の円周方向に凹に形成される内側トラックと、凹に形成されて前記外側トラック及び内側トラックを連結する2つ以上の連結トラックと、前記連結トラック及び内側トラックが接する区間にボール31が安着するように凹に形成されるストップトラックとからなる。
このとき、前記ワイヤ15を引っ張ると、ホイール9に捲線されたワイヤ15がホイール9から引き出されながら、ホイール9及びキャップ27が何れか一方に回転されると同時に弾性部材19が収縮され、前記ボール31は一字溝35に嵌合されたまま内側トラック及び連結トラックを経て外側トラックに沿って回転し、引っ張っているワイヤ15を放すと、弾性部材19の弾性復原力によりホイール9及びキャップ27が逆方向に回転しながら、ボール31が一字溝の長手方向に移動すると同時に、連結トラックに沿ってストップトラックに安着して、ホイール9及びキャップ27がこれ以上回転されないようにして、ワイヤ15が引っ張り状態まま維持され、ワイヤ15が停止された状態でワイヤ15を引っ張って放すと、ストップトラックに安着されたボール31がストップトラックから逸脱した後、内側トラックに沿って回転され、ホイール9及びキャップ27は弾性部材19の弾性復原力により逆方向に回転されながら、ワイヤ15がホイール8の周面に巻き取られる。
このとき、ボール31は、上部ケース29の一字溝35間に嵌合され、ホイール9と一体に結合されたキャップ27が何れか一方に回転される時、一字溝35に嵌合された状態でボールトラック25に沿って回転するが、ボールトラック25の内側トラック、連結トラック、外側トラック及びストップトラック間には所定の段差が形成され、ボール31は段差に沿って他のトラックに移動すべきである。よって、ボール31の直径よりボールトラック25の段差及び上部ケース29間の間隔が広くなるべきであり、これによりボール31及びボールトラック25が互いに完全に密着されてはいない。また、ボール31が内側トラックや外側トラックに沿って回転する時、連結トラックやストップトラックに逸脱しやすくないように、ボール31の大きさやボールトラック25の深さが所定の大きさ以上であるべきであり、小型化に不利な構造である。
図2は、従来技術による自動巻取り装置を備えるボールトラックを示す図である。従来技術では、ボールトラックに沿ってボール31が移動するトラックに物理的な段差を形成することにより、ボール31の逆方向回転時に進入不可能な区間を備えて誤動作を防止した。しかしながら、従来の物理的な段差による誤動作防止構造は、長時間の連続動作時、段差部分の摩耗により誤動作がよく発生するという短所があった。
また、ボール31をキャップ27のボールトラック25と上部ケース29との間に嵌合したままで組立時に激しく力圧される場合、又は組立が緩い場合、誤動作の可能性が多くなった。すなわち、機構的組立上Z軸の高さ変化に敏感であるという短所があった。
大韓民国特許10−1471903
本発明は、動作性及び信頼性が改善された自動巻取り装置を提供することを目的とする。
本発明は、軸を備える下部ケースと、前記軸に対して回転自在に設置され、ワイヤが捲線されるボビンと、一端は前記軸に固定され、他端は前記ボビンに固定されて前記ボビンに回転力を提供するメインスプリングと、前記ボビンと結合し、トラックが形成されるトラックカバーと、前記ボビン及び前記トラックカバー間に位置し、前記ボビンの回転を制御するピンと、前記ピンを前記トラックカバー側に加圧するピンガイドスプリングとを含み、前記トラックカバーは、円周方向に沿って曲率半径が拡大及び縮小される内側トラックと、前記内側トラックと間隔を置いて形成される外側トラックと、前記内側トラック及び前記外側トラックを連結する連結トラックと、前記内側トラック及び前記外側トラックを連結して前記ピンが停止されるようにするストップトラックとを含み、前記外側トラックは、第1の回転方向に曲率半径が徐々に縮小される第1の湾曲部と、第2の回転方向に曲率半径が徐々に縮小される第2の湾曲部とを含み、前記第1の湾曲部は、前記第1の回転方向に回転する時、曲率半径が縮小されながら前記ストップトラックと連結され、前記第2の湾曲部は、前記第2の回転方向に回転する時、曲率半径が縮小されながら前記第1の湾曲部と連結されることを特徴とする自動巻取り装置を提供する。
また、本発明の他の一例として、前記連結トラックは、第2の方向に回転する時、前記内側トラックの曲率半径が拡大される区間に連結されることを特徴とする自動巻取り装置を提供する。
また、本発明の他の一例として、前記ストップトラックは、第1の方向に回転する時、前記内側トラックの曲率半径が縮小される区間に連結されることを特徴とする自動巻取り装置を提供する。
また、本発明の他の一例として、前記内側トラック、前記外側トラック、前記連結トラック及び前記ストップトラックは、前記トラック上に段差がないことを特徴とする自動巻取り装置を提供する。
また、本発明の他の一例として、前記ピンガイドスプリングは、軸に嵌合される固定部と、前記固定部から延長されてピンをガイドするレール部と、前記固定部から前記レール部の反対側に延長されて曲げられて前記トラックカバーの下面に接触する支持部とを備えることを特徴とする自動巻取り装置を提供する。
また、本発明の他の一例として、前記軸は外周に軸方向に縦溝を備え、前記ピンガイドスプリングの固定部は縦溝内に挿入される突起を備えることを特徴とする自動巻取り装置を提供する。
また、本発明の他の一例として、前記軸は外周に円周方向に沿って形成される横溝を備え、前記ピンガイドスプリングの固定部は横溝内に挿入され、前記横溝内に挿入されてピンガイドスプリングの下部に配置されるE−リング(E-ring)をさらに含むことを特徴とする自動巻取り装置を提供する。
また、本発明の他の一例として、前記ボビンは、前記メインスプリングを固定するために並んで配される第1及び第2の固定突起を備え、前記メインスプリングは、前記第1の固定突起の外周を囲む形のベンディング(bending)部と、前記第2の固定突起の内周とを囲むU字形のフック(hook)部とを備えることを特徴とする自動巻取り装置を提供する。
また、本発明の他の一例として、前記フック部の終端は前記第2の固定突起の外側に位置することを特徴とする自動巻取り装置を提供する。
また、本発明の他の一例として、第1の固定突起は端部が緩やかな曲線で形成されることを特徴とする自動巻取り装置を提供する。
また、本発明の他の一例として、前記ボビン及び前記メインスプリング間に配置され、複数の打抜部を備える下部プレートをさらに含むことを特徴とする自動巻取り装置を提供する。
また、本発明の他の一例として、前記メインスプリングの上部に配置され、上部に突出される空間を備える上部プレートをさらに含むことを特徴とする自動巻取り装置を提供する。
本発明が提供する自動巻取り装置は、トラックカバーの下面に形成されるトラックが、連結トラックの曲率半径が内側から外側に順次されるように形成されることで、外側トラックに沿って回転するピンの進行方向を決定して円滑に動作できる。
また、本発明が提供する自動巻取り装置は、トラックに沿ってピンガイドスプリングにより加圧されるピンによって巻取りを制御することで、Z軸方向機構公差が相殺でき、より正確且つ柔軟に動作が具現できる。
また、本発明が提供する自動巻取り装置は、メインスプリング外側のフックの解け現象及び疲労破壊を改善した。
また、本発明が提供する自動巻取り装置は、メインスプリングを潤滑にするグリス(grease)の漏れを防止するグリス留まり空間を形成することで、メインスプリングのクラックが防止できる。
従来技術による自動巻取り装置を示す図である。 従来技術による自動巻取り装置のボールトラックを示す図である。 本発明の一実施例による自動巻取り装置の分解図である。 本発明の一実施例による自動巻取り装置のトラックカバーの下面を示す図である。 本発明の一実施例による自動巻取り装置のピンガイドスプリングを示す図である。 本発明の一実施例による自動巻取り装置のピンガイドスプリングの設置構造を示す断面図である。 従来技術による自動巻取り装置のメインスプリングの端部を示す図である。 本発明の一実施例による自動巻取り装置のメインスプリング及びボビンの固定構造を示す図である。 本発明の一実施例による自動巻取り装置のメンスプリング潤滑構造を示す図である。 本発明の一実施例による自動巻取り装置のメンスプリング潤滑構造を示す図である。
以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施例を詳細に説明する。
図3は、本発明の一実施例による自動巻取り装置の分解図である。本発明の一実施例による自動巻取り装置は、自動巻取り装置の最下側に位置し、軸120を備える下部ケース100上に自動巻取り装置の各部品が結合される。軸120は、下部ケース100と別途に製造・結合されることができ、製造時に一体に製造されることもできる。軸120には自動巻取り装置の部品の一部が回転自在に、他の一部が回転不能に結合される。
ボビン300は、軸120に回転自在に設置され、ワイヤ200の捲線される捲線部310が中段に位置する。捲線部310は、ワイヤ200が捲線されながら収容される空間である。捲線部310の上部及び下部には、捲線部310より直径が大きくて、他の部品が収容できるディスク形状の壁体が具備される。上部に位置した壁体には後述するメインスプリング400を収容するためのメインスプリング収容部320が具備され、下部に位置した壁体には後述する回路部810、820、830を収容するための回路部収容部330が具備される。メインスプリング収容部320の外周に沿って側壁が形成され、側壁にはスリットが3つ形成され、側壁が長側壁322及び2つの突起324、326に分割されるようにする。
メインスプリング400は、スパイラルスプリング(spiral spring)であって、内側端部410は軸120に固定され、外側端部420はボビン300の突起324、326に固定される。軸120には内側端部410を挿入して固定するためのスリット122が形成される。ワイヤ200がボビン300から引き出される時、メインスプリング400は収縮してエネルギーが保存され、保存のエネルギーによりメインスプリング400が元の状態に復元される時、ボビン300を回転させてワイヤ200が再度捲線される。
メインスプリング400の下部には下部プレート450が配置され、メインスプリングの上部には上部プレート460が配置される。上部プレート460の上面には上下運動自在にピンガイドスプリング500が配置され、ピンガイドスプリング500にはピン600が設置され、ピンガイドスプリング500がピン600を後述するトラックカバー700側に加圧する。ピン600はトラックカバー700に形成されたトラックに沿って移動するようになる。厳密に言えば、トラックカバー700はボビン300と共に回転運動だけをし、ピン600はピンガイドスプリング500により上下運動と半径方向への直線運動とを共にする。ピンガイドスプリング500の設置及び固定のために、E−リング550がピンガイドスプリング500と上部プレート460との間に介在されることもできる。
ボビン300の下部には、ワイヤ200と連結されるターミナル810と、自動巻取り装置の外部と電源連結のためのPCB830と、ワイヤ側ターミナル810と固定されると同時にPCB830と接触することで、ターミナル810及びPCB830間の電源連結を提供するブラシ820とが収容される。PCB830は下部ケース100に固定され、ターミナル810はボビン300に設置されて回転するため、ブラシ820により電源連結がなされる構造である。
図4は、トラックカバーの下面を示す図である。トラックカバー700の下面にはトラックが形成され、円周方向に沿って軸からの距離が変化する内側トラック710と、内側トラック710と間隔を置いて形成される外側トラック720と、内側トラック710及び外側トラック720を連結する連結トラック730と、内側トラック710及び外側トラック720を連結し、ピン(図3参照;600)が安着するようにするストップトラック740とを含む。
図2を参照すれば、従来のボールトラックは、トラックに高さ段差を用いて誤回転を防止しようとしたが、長時間使用の際にトラックに形成された段差が摩耗されて誤動作を発生させる可能性が高くなった。
しかしながら、本発明の一実施例によるトラックカバー700を備えるトラックは、内側トラック710及び外側トラック720が円形でなく回転時にトラックの曲率半径が縮小又は拡大され、回転方向によってピン600がトラックの曲率半径縮小経路又は曲率半径拡大経路をついて行くようになる。実際はトラックカバー700が回転し、ピン600は直線運動だけするが、便宜上、ピン600が回転して移動する観点として説明する。図に示すように、ピン600がトラックに沿って反時計回り方向に回転する場合はワイヤ200が引き出され、時計回り方向に回転する場合はワイヤ200が巻き戻される。
内側トラック710は、曲率半径が拡大していって縮小するような略卵形状である。ピン600が内側トラック710上において時計回り方向に回転する時は、内側トラック710の曲率半径が拡大、縮小、拡大、縮小を繰り返し、内側トラック710だけに沿って回転する。内側トラック710とストップトラック740とが連結した所は、内側トラック710の曲率半径が縮小される位置にあるため、内側トラック710に沿って移動するピン600は曲半径が縮小される方向に移動しようとする。したがって、ピン600は、曲率半径が拡大される方向に位置したストップトラック740に逸脱せず、継続して内側トラック710だけに沿って回転するようになる。よって、内側トラック710及びストップトラック740間にストップトラック740方向への移動を制限する段差などを省略しても、ピン600が内側トラック710からストップトラック740に逸脱する誤作動が防止できる。
ピン600が内側トラック710上において反時計回り方向に回転する時は、内側トラック710の曲率半径がされる方向に沿って移動していて、内側トラック710の曲率半径がされる経路上に位置する連結トラック730に進行して外側トラック720に移動した後、継続して外側トラック720に沿って回転するようになる。
外側トラック720は、殆どが円形であるが、前記ボビンの一側面側時計回り方向回転時に曲率半径徐々に縮小される第1の湾曲部722と、反時計回り方向回転時に曲率半径徐々に縮小される第2の湾曲部724とを備え、第1の湾曲部722は、時計回り方向に曲率半径徐々に縮小されてストップトラック740と連結される。第2の湾曲部724は、反時計回り方向に曲率半径徐々に縮小されて第1の湾曲部722と連結される。よって、内側トラック710から連結トラック730を経て外側トラック720に移動したピン600は、第2の湾曲部724、第1の湾曲部722及び円形区間726に沿って反時計回り方向に継続して回転するようになる。
ピン600が外側トラック720から時計回り方向に回転する時、第2の湾曲部724、円形区間726及び第1の湾曲部722を順次経るように回転する。ピン600が時計回り方向に回転していて、第1の湾曲部722に至った時、第1の湾曲部722の曲率半径の縮小される方向に移動し、第2の湾曲部724でないストップトラック740に移動してストップトラック740上に停止するようになる。このとき、円形区間726に沿って移動する時、ピン600は継続して円形経路を維持しようとすることで、円形区間726から曲率半径の縮小される方向である連結トラック730への逆進入は行われない。これにより、外側トラック720から連結トラック730に進入するのを防止するための段差が不要になる。
ピン600がストップトラック740上に停止した時、ワイヤ200を軽く引き出して放すと、ピン600は反時計回り方向に回転し、内側トラック710に進入した後、時計回り方向に継続して回転しながらワイヤ200がボビン300に巻き取られる。
反面、ピン600がストップトラック740上に停止した時、ワイヤ200を継続して引き出す場合、前述したように、ストップトラック740から反時計回り方向に回転して内側トラック710に進入し、継続して反時計回り方向に回転して連結トラック730を経て外側トラック720を継続して反時計回り方向に回転して、ボビン300からワイヤを引き出すようになる。
図5は本発明の一実施例による自動巻取り装置のピンガイドスプリングを示す図であり、図6は本発明の一実施例による自動巻取り装置のピンガイドスプリングの設置構造を示す図である。ピンガイドスプリング500は、軸120の外周に嵌合される固定部510と、固定部510からボビン300の一側面に向け半径方向に延長され、ピン600沿わせて直線運動させようにガイドするレールスリットのレール部520とを備え、レール部520の反対側に延長され、上方に曲げてトラックカバー700と接触する支持部を備える。ピンガイドスプリング500の下部には、E−リング550が設置され、上部プレート460及びレール部520に沿って移動するピン600間に間隔を形成させる。固定部510には突起512が形成され、前述の軸120のスリット122内に挿入されることで、ピンガイドスプリング500が軸120に対して相手回転しないように固定される。一方、軸120には外周に円周方向の横溝124を備え、E−リング550の一部は横溝124内に挿入される。
レール部520は、固定部510より上部に位置するように曲げられるが、トラックカバー700と接触しない。ピン600の上端がトラックカバー700内のトラックに継続して接触されるように、レール部520はピン600を上部に加圧する。このとき、レール部520の柔軟な上下方向のベンディング力により、ピン600及びトラックの接触部に公差が発生しても、優れた動作性が具現できる。また、トラックカバー700のトラック上の段差を移動する時にもスムーズに経路に沿って移動できる。また、ピンガイドスプリング500は、耐久性の良いSUSで製造されることで、長時間の連続動作にも摩耗なしに無理のない動作が具現できる。レール部520のベンディング及び復元を助けるために、レール部520の反対側に支持部530が具備される。レール部520が下部にベンディングされる場合、支持部530がトラックカバー700と当接して支持する。
図7は、従来技術による自動巻取り装置のメインスプリングの端部を示す図である。従来技術による自動巻取り装置のメインスプリングは、メインスプリングの圧縮時に引き出す力が発生して、メインスプリング及びボビンの結合部であるフックの終端部が伸びてボビンの固定部から逸脱する現像と、ベンディングによりメインスプリングが破損する現像とが発生した。
図8は、本発明の一実施例による自動巻取り装置のメインスプリング及びボビンの固定構造を示す図である。
ボビン300の上部に形成されるメインスプリング収容部320の外周に沿って側壁が形成され、側壁にはスリットが3つ形成され、側壁が長側壁322及び2つの固定突起324、326に分割される。前述したように、メインスプリング400の内側端は軸120のスリット122内に挿入されて固定され、メインスプリング400の外側端420は側壁に固定される。メインスプリング400の外側端部420は、スリットを通して側壁の外部に引き出され、第1の固定突起324の外側面を囲むように曲げられたベンディング部424と、スリットを通して側壁の外部から内部に延長され、第2の固定突起326の内側面及び外側面を囲むU字形のフック部426とを備える。メインスプリング400の圧縮時に図面上の矢印方向にメインスプリング400の外側端部420が引き出される力を受けるが、フック部426の前方にベンディング部424が具備されることで、メインスプリング400の圧縮時にフック部426が伸びるのが防止できる。また、フック部426の端部は、側壁の外部に位置するため、メインスプリング400のカール及び端部の摩擦によるメインスプリング400のカールの損傷が防止できる。
また、第1の固定突起324の前方(引出方向に対して)の端部を緩やかな曲線で形成することで、メインスプリング400の圧縮や弛緩時、メインスプリング400に発生する疲労累積を最小化して疲労破壊が防止できる。
図9及び図10は、本発明の一実施例による自動巻取り装置のメンスプリング潤滑構造を示す図である。メインスプリング400の下部には下部プレート450が配置され、メインスプリングの上部には上部プレート460が配置される。下部プレート450はメインスプリング収容部320内に位置し、換言すれば、ボビン300及びメインスプリング400間に位置する。下部プレート450は複数の打抜部452を備える。また、上部プレート460はスタンピング(stamping)等により形成される上部に突出される空間462を複数備える。打抜部452及び上部突出空間462にグリスが溜まるようにすることで、メインスプリング400を潤滑してメインスプリング400の各カールが互いに摩擦して熱やクラックが発生するのが防止できる。これにより、自動巻取り装置の作動信頼性が向上できる。

Claims (12)

  1. 軸を備える下部ケースと、
    前記軸に対して回転自在に設置され、ワイヤが捲線されるボビンと、
    一端は前記軸に固定され、他端は前記ボビンに固定されて前記ボビンに回転力を提供するメインスプリングと、
    前記ボビンと結合し、トラックが形成されるトラックカバーと、
    前記ボビン及び前記トラックカバー間に位置し、前記ボビンの回転を制御するピンと、
    前記ピンを前記トラックカバー側に加圧するピンガイドスプリングと
    を含み、
    前記トラックは
    円周方向に沿って曲率半径が拡大及び縮小される内側トラックと、
    前記内側トラックと間隔を置いて形成される外側トラックと、
    前記内側トラック及び前記外側トラックを連結する連結トラックと、
    前記内側トラック及び前記外側トラックを連結して前記ピンが停止されるようにするストップトラックと
    を含み、
    前記外側トラックは、
    前記ボビンが第1の回転方向に回転する時、前記外側トラックの曲率半径が徐々に縮小される第1の湾曲部と、
    前記ボビンが第2の回転方向に回転する時、前記外側トラックの曲率半径が徐々に縮小される第2の湾曲部と
    を含み、
    前記第1の湾曲部は、前記ボビンが第1の回転方向に回転する時、前記外側トラックの曲率半径が縮小されながら前記ストップトラックと連結され、
    前記第2の湾曲部は、前記ボビンが第2の回転方向に回転する時、前記外側トラックの曲率半径が縮小されながら前記第1の湾曲部と連結され
    前記ピンが、前記ボビンが前記第1の回転方向に回転する時、前記外側トラックから前記第1の湾曲部の曲率半径が縮小される方向に沿って移動し、前記ストップトラック上に停止される、
    ことを特徴とする、自動巻取り装置。
  2. 前記連結トラックは、前記ボビンが第2の回転方向に回転する時、前記内側トラックの曲率半径が拡大される区間に連結される
    ことを特徴とする、請求項1に記載の自動巻取り装置。
  3. 前記ストップトラックは、前記ボビンが第1の回転方向に回転する時、前記内側トラックの曲率半径が縮小される区間に連結される
    ことを特徴とする、請求項1に記載の自動巻取り装置。
  4. 前記内側トラック、前記外側トラック、前記連結トラック及び前記ストップトラックは、前記トラック上に段差がない
    ことを特徴とする、請求項1に記載の自動巻取り装置。
  5. 前記ピンガイドスプリングは、
    軸に嵌合される固定部と、
    前記固定部から前記ボビン面に向け半径方向に延長され、前記ピンを沿わせて直線運動させるようにガイドするレールスリット状のレール部と、
    前記固定部から前記レール部の反対側に前記トラックカバーの下面に接触するように延長されて曲げられる支持部と
    を備える
    ことを特徴とする、請求項1に記載の自動巻取り装置。
  6. 前記軸は外周に軸方向に縦溝を備え、
    前記ピンガイドスプリングの固定部は前記縦溝内に挿入される突起を備える
    ことを特徴とする、請求項5に記載の自動巻取り装置。
  7. 前記軸は外周に円周方向に沿って形成される横溝を備え、
    前記ピンガイドスプリングの固定部は前記横溝内に挿入され、
    前記横溝内に挿入されて、前記ピンガイドスプリングの下部に配置されるE−リングをさらに含む
    ことを特徴とする、請求項1に記載の自動巻取り装置。
  8. 前記ボビンは、前記メインスプリングを固定するために並んで配される第1及び第2の固定突起を備え、
    前記メインスプリングは、
    前記第1の固定突起の外周を囲む形のベンディング部と、
    前記第2の固定突起の内周とを囲むU字形のフック部と
    を備える
    ことを特徴とする、請求項1に記載の自動巻取り装置。
  9. 前記フック部の終端は前記第2の固定突起の外側に位置する
    ことを特徴とする、請求項8に記載の自動巻取り装置。
  10. 前記第1の固定突起は端部が緩やかな曲線で形成される
    ことを特徴とする、請求項1に記載の自動巻取り装置。
  11. 前記ボビン及び前記メインスプリング間に配置され、複数の打抜部を備える下部プレートをさらに含む
    ことを特徴とする、請求項1に記載の自動巻取り装置。
  12. 前記メインスプリングの上部に配置され、上部に突出される空間を備える上部プレートをさらに含む
    ことを特徴とする、請求項1に記載の自動巻取り装置。
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