JP6815967B2 - 緩止め治具、及び、緩止め構造体の製造方法 - Google Patents

緩止め治具、及び、緩止め構造体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、締結具の緩止め構造体、緩止め治具、及び、緩止め構造体の製造方法に関する。
従来、一側面に放射方向に延びる溝が形成されたナットと、貫通孔が設けられたボルトとの締結状態の緩みを防止するために、ナットの溝とボルトの貫通孔を整合させ割ピンを挿通して締結状態の緩みを防止する構造がある(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載のナットには、放射方向に延びる複数の溝が形成されていて、ナットが締結されるボルトには、割ピンが挿通される貫通孔が形成されている。ボルト及びナットの締結状態を保持するための緩止め構造体は、ナットの溝と、ボルトの貫通孔を一致させ、その溝及び貫通孔に割ピンを挿通し、割ピンの先端を折り曲げることにより形成される。
このようなボルト及びナットの締結状態の緩止め構造体は、ボルトからのナットの脱落が許されない部位に使用される。
特開平8−312628号公報
ところで、特許文献1の緩止め構造体のように割ピンを使用した場合、貫通孔から進出した割ピンの先端部は、上下に折り曲げられているため割ピン自体にぐらつきが発生していた。また、緩止め構造体において貫通孔に挿通する割ピンは、一般的にコスト高である上、ボルトの貫通孔から突き出た先端部は二分されているため緩止めの強度に関して改善の余地がある。
また、従来のように、プライヤー等を使って手作業により割ピンを折り曲げる場合には、割ピンの剛性が高く、折曲げ作業には大きな力が必要となっていた。また、割ピンの先端は、それぞれ異なる方向に折り曲げるので、1つの割ピンに対して多くの作業時間がかかっていた。割ピンを用いた緩止め構造体を複数製造する場合、作業時間の経過とともに作業者の身体的な負担も大きくなり、作業の遅延につながるとともに、完成した緩止め構造体の品質がばらつくことがあった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、低コストでかつ高い緩み防止機能を発揮することができ、かつ簡便に製造することのできる緩止め構造体、その緩止め構造体を製造するための緩止め治具、及び緩止め構造体の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、径方向に延在した貫通孔を有するボルトと、該ボルトに係合するナットとを備えた締結具における締結状態の緩みを防止する緩止め構造体であって、前記ボルトの前記貫通孔に挿通されて前記貫通孔の各開口から突出した2つの突出部を有し、前記2つの突出部が前記ナットの周面に巻き付けられている、又は前記2つの突出部が前記ナットから延出したボルトの先端部の周面に巻き付けられている緩止め部材を備えることを特徴とする。
また、前記緩止め部材は、前記2つの突出部が同じ方向に巻かれていることが好ましい。
また、前記2つの突出部の巻き方向は、前記ナットの緩み方向とは同じ方向であることが好ましい。
また、前記ナットは、当該ナットの軸心を挟む互いに対向する位置に前記軸心から径方向に延びる少なくとも一対の溝を有し、前記2つの突出部は、前記ナットの周面に巻き付けられた状態において、前記溝に挿通されていることが好ましい。
また、前記2つの突出部は、前記ボルトに巻き付けられた状態において、前記ナットの前記ボルトが延出している側の端面と接触していることが好ましい。
上記目的を達成するために、さらに、本発明は、上記緩止め構造体を製造する緩止め治具であって、前記締結具に装着される本体と、前記本体に対して同心状にかつ前記本体の軸心を挟む互いに対向する位置で対をなして回転自在に支持された複数の回転部材と、を備え、前記対をなした回転部材は、前記2つの突出部が前記ボルトの前記貫通孔から突出し、かつ周方向に隣り合う前記回転部材の間の隙間に突出した状態において、前記本体が回転させられた場合、前記2つの突出部のそれぞれと接触して当該2つの突出部を前記ナットの周面に巻き付ける、又は前記ナットから延出したボルトの先端部の周面に巻き付ける位置で前記本体に設けられていることを特徴とする。
また、前記回転部材が支持されている一面に相対する前記本体の他面に、前記本体を回転させる工具が係合する係合部が設けられていることが好ましい。
また、前記本体は、前記周方向において前記回転部材の間に形成されている少なくとも1つの隙間を塞ぎ、巻き付けられる前の前記緩止め部材の前記2つの突出部の一端が当接するストッパを有することが好ましい。
上記目的を達成するために、さらに、本発明は、上記緩止め構造体を製造する製造方法であって、前記ナットは、当該ナットの軸心を挟む互いに対向する位置に前記軸心から径方向に延びる少なくとも一対の溝を有し、前記ボルトに対して前記ナットを、前記ナットの前記一対の溝と前記ボルトの前記貫通孔とが連通するように調整して係合させ、本体と、前記本体に対して同心状にかつ前記本体の軸心を挟む互いに対向する位置で対をなして回転自在に支持される複数の回転部材と、を備え、前記2つの突出部が前記ボルトの前記貫通孔から突出し、かつ周方向に隣り合う前記回転部材の間の隙間に突出した状態において前記本体が回転させられた場合、前記2つの突出部のそれぞれと接触して当該2つの突出部を前記ナットの周面に巻き付ける位置で前記回転部材が前記本体に設けられている緩止め治具を前記締結具に装着し、直線状の前記緩止め部材を、前記回転部材の間の前記隙間、前記一対の溝及び前記貫通孔に挿通し、前記緩止め治具を所定の方向に回転させて前記回転部材を前記2つの突出部にそれぞれ接触させて、該2つの突出部を前記ナットに巻き付けることを特徴とする。
上記目的を達成するために、さらに、本発明は、上記緩止め構造体を製造する製造方法であって、本体と、前記本体に対して同心状にかつ前記本体の軸心を挟む互いに対向する位置で対をなして回転自在に支持される複数の回転部材と、を備え、前記2つの突出部が前記ボルトの前記貫通孔から突出し、かつ周方向に隣り合う前記回転部材の間の隙間に突出した状態において前記本体が回転させられた場合、前記2つの突出部のそれぞれと接触して該2つの突出部を前記ナットから延出したボルトの先端部の周面に巻き付ける位置で前記対をなす回転部材が前記本体に設けられている緩止め治具を前記締結具に装着し、前記回転部材の前記隙間、及び前記貫通孔に直線状の前記緩止め部材を挿通し、前記緩止め治具を所定の方向に回転させて前記回転部材を前記2つの突出部にそれぞれ接触させて、該2つの突出部を前記ボルトに巻き付けることを特徴とする。
本発明により、低コストでかつ高い緩み防止機能を発揮することができる。
電線用スペーサの構成を説明するための図である。 締結具の緩止め構造体を示す斜視図である。 締結具の緩止め構造体を示す平面図である。 緩止め治具の斜視図である。 緩止め治具の平面図である。 緩止め治具を一部透視的に示す背面図である。 緩止め治具の側面図である。 緩止め治具を締結具に装着する前の状態を示す側面図である。 緩止め治具が締結具に装着された状態を側方からみた部分透視図である。 緩止め治具が締結具に装着された状態を示す平面断面図である。 締結具に装着された緩止め治具の回転後の状態を示す平面断面図である。 変形例に係る締結具の緩止め構造体を示す斜視図である。
本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す実施の形態は一つの例示であり、本発明の範囲において種々の形態をとり得る。
図1は、電線用スペーサの構成を説明するための図である。図2は、締結具の緩止め構造体の斜視図である。図3は、締結具の緩止め構造体の平面図である。
本実施の形態に係る緩止め構造体100は、例えば、図1に示すように、電線用のスペーサ200に適用されている。説明の便宜上、まず、スペーサ200の構成について説明する。
まず、本実施の形態においては、4導体用のスペーサ200を一例として説明する。図1に示すように、4導体用のスペーサ200は、円筒状のチャンバ210に連結棒220を溶接して4導体用フレームを形成する。4個のチャンバ210はスペーサ200の中心から約90°の角度間隔で配置され、4個の各チャンバ210にはそれぞれ把持部230が取り付けられている。
把持部230のクランプ231,232は、開閉自在な構造とされ、クランプ231,232との間に電線Cを挟持する。把持部230においては、軸ボルト233と、当該軸ボルト233をクランプ231側に負荷する締付けスプリング234とが、クランプ231にクランプ232を押圧している。
複数本の連結棒220によりチャンバ210同士を連結して、略正方形の枠体240が構成される。各チャンバ210にはターミナル250を介して把持部230が取り付けられている。
なお、把持部230をターミナル250に連結してチャンバ210に組み付けた場合、把持部230の正規組み付け姿勢を保持するための回転防止部材(図示せず。)がチャンバ210の所定箇所に設けられている。
チャンバ210内にはコイルばね(図示せず。)が設けられている。コイルばねは、ターミナル250のボルト1に巻回された状態でチャンバ210内に支持されており、ナット2により座金(図2参照。)236を介して圧縮されている。
ナット2は、ボルト1に螺着されており、ピン3によりボルト1との締結状態が維持されている。本実施の形態に係る緩止め構造体100は、例えば、ボルト1、ナット2及びピン3により形成されている。以下に、緩止め構造体100の構成について説明する。
<緩止め構造体>
図2に示すように、緩止め構造体100は、ボルト1と、ナット2と、ボルト1及びナット2に係合するピン(緩止め部材)3と、を備える。なお、ボルト1にナット2が締結(螺着)されたものを説明の便宜上、「締結具7」ということもある。
ボルト1は、円柱形の軸部を有し、当該軸部の外周面には、ナット2と螺着するための雄ネジ部11が形成されている。ボルト1の軸部には、図3に示すように、直径方向に貫通する所定の径を持った貫通孔12を有する。貫通孔12の内径は、ピン3の直径よりも大きく、貫通孔12にピン3が挿通されている。
ナット2は、六角柱形状を有する本体部21と、当該本体部21の一端面21a側において互いに周方向へ等間隔に離間して立設した複数の壁部22とを有する。本体部21は、その中央に軸線方向にボルト1が挿通される貫通孔(図示せず。)が形成されている。本体部21の貫通孔の内周面には、ボルト1の雄ネジ部11と螺合する雌ネジ部(図示せず。)が形成されている。
ナット2の本体部21における端面21a側には、壁部22の外周面と本体部21の外周縁との間に所定のスペースが形成されている。スペースは、壁部22の外周面に巻き付けられたピン3がほぼ収まるように設けられている。
複数の壁部22は、本体部21の貫通孔の周縁に沿って、つまり、ナット2の軸心と同心状に設けられており、各壁部22間には複数の溝23が形成されている。溝23は、複数の壁部22によってナット2の周方向に画成されていて、当該ナット2の軸心を挟む互いに対向する位置で対をなして設けられている。溝23は、ナット2の軸心から径方向に、即ち、ナット2の軸心から放射状に延びている。
ボルト1の外周面に向かい合う(対向した)複数の壁部22の内周側の面、つまり、複数の壁部22の内周面には、ボルト1の雄ネジ部11と螺合する雌ネジ部24が形成されている。なお、溝23の数は、本実施の形態においては6つであるが、溝23の数は、壁部22の数によって決まるものであり、特に本実施の形態の数に限定されない。
ナット2の溝23の周方向における幅は、ピン3の直径よりも大きく、溝23にピン3が挿通されている。また、ボルト1の貫通孔12の幅(内径)は、ナット2における溝23の周方向における幅よりも大きく形成されている。
ピン3により締結具7の緩み止めが保持されている場合、ボルト1に形成された貫通孔12は、部分的に壁部22によって覆われている。なお、ナット2には、公知の溝付きナットを使用することができる。
ピン3は、折り曲げられる前は直線状の鋼製の棒材(ストレートピン)であり、貫通孔12の内径より小さく、直径が例えば、φ3.0〜3.5mmであり、特に、φ3.1mmであることが好ましい。図3に示すように、ピン3は、ボルト1の貫通孔12及びナット2の互いに対向する一対の溝23に挿通されている。ピン3は、ボルト1の貫通孔12に挿通されて貫通孔12の各開口から突出した2つの突出部31,32を有する。ピン3の突出部31,32は、ボルト1の貫通孔12から径方向において外方に露出した部分であり、ナット2の溝23から径方向外側に突出してもいる。なお、折り曲げられる前のピン3の形状が「直線状」とは、ボルト1の貫通孔12及びナット2の互いに対向する一対の溝23に挿通できる限度において、略直線状も含むものとする。
ピン3は、突出部31,32の曲げ方向に対向する貫通孔12の周縁12aと、当該曲げ方向を向いている壁部22の側端面22aとの間に挟まれている。ピン3の突出部31,32は、ナット2の周面に対して図中反時計回り方向(緩み方向)に巻き付けられており、具体的には壁部22の外周面に巻き付けられている。ピン3の突出部31,32は、溝23から突き出た部分においてナット2の壁部22の外周面に巻き付けられ、ピン3全体として略Z字(逆S字)形状が形成されている。
ピン3の突出部31,32は、ナット2の壁部22の外周面に巻き付けられた状態において、ボルト1の先端部が延出している側のナット2の本体部21の端面21aと接触している。
ピン3の突出部31,32の巻付け方向は、互いに同じ方向であり、本実施の形態においては反時計回り方向である。ピン3の巻付け方向は、ナット2の緩み方向(反時計回り方向)と同じ方向である。ピン3の突出部31,32は、反時計回りに折り曲げられてナット2の壁部22の外周面と接触しているが、壁部22の外周面に極めて接近した位置にあってもよい。
<緩止め治具>
次に、図4乃至図7を用いて、緩止め構造体100を製造するための緩止め治具300の構成について説明する。図4は、緩止め治具の斜視図である。図5は、緩止め治具の平面図である。図6は、緩止め治具を一部透視的に示す背面図である。図7は、緩止め治具の側面図である。
図4に示すように、緩止め治具300は、本体4と、複数の回転部材5と、ガイド部材6とを備えている。本体4は、例えば、鋼製の円板部材41と、当該円板部材41に一体に設けられた六角柱形状の係合部材42とを備える。円板部材41の中央には、当該円板部材41の厚さ方向に貫通した貫通孔41a(図6参照。)を有する。
係合部材42は、本体4、ひいては緩止め治具300を回転させるための工具が係合する部分であり、図5に示すように、円板部材41の一端面41b側に設けられている。係合部材42は、円板部材41の貫通孔41aと同心をなして円板部材41と一体に、例えば、摩擦溶接等により固定されて、円板部材41に対して相対的に回動しないようになっている。
図6に示すように、円板部材41の一端面41bとは反対側を向く他端面41c側に、一端面41b側に向かって一段下がって形成された円形の段部43が形成されている。段部43は、ナット2の各壁部22の外周面を辿って形成される円の直径よりも僅かに大きな直径を有し、貫通孔41aに対して同心に形成されている。
段部43の底面44は、緩止め治具300が締結具7に装着された際、ナット2の各壁部22の上端面22bと接触するように形成されている。段部43は、ナット2の各壁部22を軸線方向において部分的に収容する所定の深さを持って形成されている。
回転部材5は、本体4の円板部材41の他端面41c側に回転自在に取り付けられている。回転部材5は、公知のベアリングであり、外輪51、内輪52、及び外輪51と内輪52との間に配置された転動体53とを有している。内輪52には、円柱状の支持部材54が一体に固定されている。支持部材54は、円板部材41及びガイド部材6と一体に取り付けられている。
回転部材5は、円板部材41にその周方向において等間隔に6つ設けられており、具体的には、円板部材41に対して同心状に、かつ、当該円板部材41の軸心を挟む互いに対向する位置で対をなした状態で円板部材41に支持されている。
直線状のピン3の2つの突出部31,32がボルト1の貫通孔12から突出するとともに、周方向において隣り合う回転部材5の間の隙間55に突出した状態において、本体4が緩止め治具300によって回転させられた場合、2つの突出部31,32をナット2の壁部22の周面に巻き付けることが可能な位置で、回転部材5は円板部材41に取り付けられている。複数の回転部材5と、ナット2の壁部22の外周面との間は、少なくともピン3の直径分の間隔が設けられている。
図6に示す対向する回転部材5同士の間隔dは、図3に示すようなナット2の本体部21が内接する仮想円vcの直径(外径)とほぼ同じか、又は僅かに小さい若しくは僅かに大きくなっている。対向する回転部材5同士の間隔dが仮想円vcの直径よりも僅かに小さい場合、ピン3の突出部31,32を押し潰しながらナット2の壁部22の外周面に巻き付けることができるので好ましい。
図7に示すように、複数の回転部材5の間には周方向に隙間55が形成されている。複数の回転部材5間の隙間55は、円板部材41の直径上において対をなして形成されている。対向する隙間55のうち一の隙間55は、ストッパ45により閉鎖されている。なお、ストッパ45は、緩止め構造体100を製造する際に、隙間55、締結具7のナット2の溝23及びボルト1の貫通孔12にピン3を挿通させた場合、当該ピン3の挿入側の先端が当接して、ピン3の抜け落ちを防止する部材である。
ガイド部材6は、例えば、鋼製の円板により形成されている。ガイド部材6は、円板部材41の他端面41cに相対して設けられており、複数の回転部材5が支持部材54を介して回転自在に取り付けられている。ガイド部材6は、円板部材41と共に複数の回転部材5を間に挟んでいる。
ガイド部材6は、その中央に当該ガイド部材6の厚さ方向に貫通した貫通孔61を有する。貫通孔61は、円板部材41の貫通孔41aよりも大きな内径を有している。ガイド部材6は、円板部材41と同心をなしており、円板部材41の外径よりも小さい外径を有している。
ガイド部材6の貫通孔61は、円板部材41の貫通孔41aに対して同心状に形成されており、貫通孔61の内径は、ナット2の本体部21の仮想円vcよりも僅かに大きくなっている。ガイド部材6は、緩止め治具300を締結具7に装着する際、ナット2の本体部21が貫通孔61内に収容されるようにして緩止め治具300を締結具7に案内する。
<緩止め構造体の製造方法>
次に、図8乃至図12を用いて、緩止め構造体100の製造方法について説明する。図8は、緩止め治具を締結具に装着する前の状態を示す側面図である。図9は、緩止め治具が締結具に装着された状態を側方からみた部分透視図である。図10は、緩止め治具が締結具に装着された状態を示す平面断面図である。図11は、締結具に装着された緩止め治具の回転後の状態を示す平面断面図である。
なお、緩止め構造体100を4導体用のスペーサ200に形成する場合、4導体用のスペーサ200は水平状態に設置される。
まず、図8に示すように、締結具7に緩止め治具300を装着する。装着に際しては、ボルト1に形成された貫通孔12と、ナット2の一対の溝23が連通するようにボルト1に対するナット2の位置を調整する。なお、ここでの「連通」は、ボルト1の貫通孔12がナット2の壁部22によって完全に塞がれておらず、ボルト1の貫通孔12及びナット2の溝23の直線状のピン3による挿通が妨げられない状態を意味する。
次いで、緩止め治具300をガイド部材6側から締結具7に接近させて締結具7に装着する。具体的には、ガイド部材6の貫通孔61、円板部材41の貫通孔41aの順番においてボルト1の軸部先端が通過し、最終的に、ボルト1は、円板部材41の貫通孔41aを抜けた状態になる。この状態において、ナット2の壁部22の上端面22bが本体4の段部43における底面44に当接して、ナット2の本体部21がガイド部材6の貫通孔61の内側に位置している。
また、締結具7に緩止め治具300が装着された状態において、緩止め治具300における回転部材5間の隙間55と、ボルト1の貫通孔12及びナット2の溝23とが連通するようにする。ボルト1の貫通孔12及びナット2の溝23と連通している一対の隙間55の一方の隙間55は、ストッパ45により閉鎖されている(図10参照。)。緩止め治具300は、締結具7に対してストッパ45が鉛直方向において下側に位置するように装着する。
次いで、図9及び図10に示すように、ストッパ45により閉鎖されていない隙間55側から直線状のピン3をその一端側から、ナット2の溝23、ボルト1の貫通孔12、ナット2の溝23を介してストッパ45に当接するまで挿入する(落とし込む。)。
次いで、緩止め治具300の本体4の係合部材42に、例えば、所定の工具(レンチ、電動インパクトレンチ、モータ等)を係合させて緩止め治具300を反時計回り方向(ナット2の緩み方向)に回転させる。これによりナット2の壁部22の外周面にピン3の突出部31,32が反時計回り方向に巻き付けられる。仮にナット2が緩み方向に回動した場合であっても、ピン3にはナット2の壁部22が接触してピン3の曲げ方向にさらに力が作用するので、より強固な緩止め効果を奏する。
回転部材5は、緩止め治具300の回転に伴ってピン3に当接したまま回転(自転)する。具体的には、ナット2の溝23から径方向外側に突出しているピン3の突出部31,32に回転部材5が当接して、当該突出部31,32をナット2の壁部22の外周面に沿わせて緩止め治具300の回転方向に折り曲げる。
緩止め治具300の回転に伴い、例えば、ガイド部材6の貫通孔61の内周縁とナット2の本体部21の外周縁の一部とが接触して、ナット2が緩み方向(反時計回り方向)にナット2とボルト1との締結状態に問題がない程度に僅かに回転する。これにより、図11に示すように、ボルト1の貫通孔12に対するナット2の溝23の位置がずれて貫通孔12はナット2の壁部22により部分的に覆われて、ピン3は、貫通孔12の周縁12aとナット2の壁部22の側端面22aとの間に挟まれた状態になる。
緩止め治具300の回転角度については特に限定されない。例えば、レンチ等の工具により緩止め治具300を回転させた場合、ピン3の突出部31,32がナット2の壁部22に巻き付けられると回転方向での抵抗感が小さくなり、緩止め構造体100が形成されたことを感覚的に認識することができる。
最後に、緩止め治具300を緩止め構造体100から外せば、直線状であったピン3の突出部31,32が曲げられて全体として略S字形状をなした緩止め構造体100が形成されている。
以上のように製造された緩止め構造体100によれば、直線状のピン3が用いられており、従来のような割ピンを用いた場合に比べて少ない工程で製造できるので製造コストを抑制することができる。また、ピン3の2つの突出部31,32は、同一の方向(上記実施の形態においては反時計回り方向)においてナット2の壁部22に巻き付けられているので、ピン3のぐらつきを抑制することができ、緩止め効果が向上する。
また、一般的にストレートピンは、割ピンよりも低コストであるため部品コストを下げることができる。
ピン3の曲げ方向は、ナット2の緩み方向と同じ方向であるため、緩止め治具300によるピン3の曲げと同時にナット2は僅かに緩み方向(反時計回り方向)に回動する。このナット2の回動に伴いナット2の壁部22が突出部31,32を反時計回り方向に押すことになり、突出部31,32は、図11に示すように、貫通孔12の周縁12aとナット2の壁部22の側端面22aとの間に挟まれた状態になり、ピン3は、ボルト1に強固に締め付けられることになる。
また、突出部31,32の曲げ方向をナット2の締付け方向としてもよいが、この場合、突出部31,32の曲げ方向はナット2の緩み方向に対向しているため、ナット2を緩み方向に回すと突出部31,32が曲げ方向とは反対方向に起き上がることがある。そのため、突出部31,32の曲げ方向は、ナット2の締付け方向とは反対の緩み方向であることが好ましい。ナット2が緩む方向に回転しようとした場合であっても、ナット2は、ピン3の曲げ方向に突出部31,32と接触してピン3の巻き付けを緩める力は働かないのでナット2の緩みを効果的に防止することができる。
緩止め構造体100は、緩止め治具300を用いて簡単に製造することができる。複数の回転部材5は、2つの突出部31,32と接触して当該突出部31,32をナット2の周面に巻き付けることができる位置で本体4に回転自在に支持されている。これにより、ピン3が周方向に隣り合う回転部材5間の隙間55、ナット2の溝23及びボルト1の貫通孔12に挿通されて突出した状態において、所定の工具を本体4の係合部材42に係合させて本体4を所定の回転角だけ回転(回動)させるだけで、簡単に緩止め構造体100を製造することができる。
緩止め構造体100は、締結具7におけるボルト1及びナット2の締結状態の緩みが許されない箇所に製造されることが通常であり、ピン3の径は、手による折曲げが極めて困難であるような大径のものが用いられる。
従来のように、プライヤー等を使って手作業により割ピンを折り曲げる場合には、割ピンの剛性が高く、折曲げ作業には大きな力が必要となっていた。また、割ピンの先端は、それぞれ異なる方向に折り曲げるので、1つの割ピンに対して多くの作業時間がかかっていた。割ピンを用いた緩止め構造体を複数製造する場合、作業時間の経過とともに作業者の身体的な負担も大きくなり、作業の遅延につながるとともに、完成した緩止め構造体の品質がばらつくことがあった。
これに対して、緩止め治具300では、従来のように作業員が工具を用いて割ピンを手作業により曲げることなく簡単に緩止め構造体100を製造することができる。また、作業員の熟練度に左右される作業は省略されるので、安定した品質の緩止め構造体100を製造することができる。
つまり、緩止め治具300によれば、緩止め構造体100の製造手順は、締結具7に緩止め治具300を装着し、直線状のピン3を回転部材5間において対向する隙間55、ナット2の溝23及びボルト1の貫通孔12に挿通させて、緩止め治具300を回転させるだけでよい。緩止め治具300の本体4の回転に伴い、ピン3の突出部31,32は、回転方向において上流側の回転部材5により下流側(反時計回り方向)に曲げられながら、ナット2の壁部22の外周面に簡単に巻き付けられる。
所定の工具を係合部材42に係合させて緩止め治具300を回動させるだけで、簡単かつ迅速に緩止め構造体100を製造することができ、緩止め治具300を回転させる工具に電動インパクトを用いることで作業速度があがり、モータ等を用いることで作業の自動化を図ることもできる。
<変形例>
次に、図12を用いて変形例に係る緩止め構造体400について説明する。図12は、変形例に係る緩止め構造体の斜視図である。なお、緩止め構造体100と同じ構成については同一の符号を付して説明を省略する。また、緩止め構造体400は、緩止め構造体100の製造方法とほぼ同じ手順により製造することができる。
図12に示すように、緩止め構造体400は、ボルト1と、ナット8と、ボルト1及びナット8に係合するピン(緩止め部材)3と、を備える。なお、ボルト1にナット8が締結されたものを説明の便宜上、「締結具9」ということもある。
ナット8は、緩止め構造体100におけるナット2とは異なり溝付きナットとして形成されておらず、本体部81のみを有している。ピン3は、ボルト1の貫通孔12に挿通されて、貫通孔12の両開口から突出した突出部31,32が折り曲げられてボルト1の外周面に同一方向(ナット2の緩み方向)で巻き付けられている。
ピン3の突出部31,32がボルト1に巻き付けられた状態において、突出部31,32は、ボルト1が延出する側を臨むナット2の端面81aと接触している。
緩止め構造体400を製造する緩止め治具300においては、円板部材41における対向する回転部材5の支持位置は、緩止め構造体100を製造する場合に用いる緩止め治具300よりも径方向において内側にある。これは、緩止め構造体400のナット8には、ナット2のように壁部22が設けられておらず、ピン3がボルト1の外周に直接的に巻き付けられているからである。
複数の回転部材5は、2つの突出部31,32と接触して、当該突出部31,32をナット8から延出したボルト1の先端部の周面に巻き付けることができる位置で円板部材41に設けられている。これにより、ピン3の2つの突出部31,32がボルト1の貫通孔12から突出するとともに、周方向に隣り合う回転部材5の間の隙間55に突出した状態において、所定の工具により本体4を所定の回転角だけ回転(回動)させれば、2つの突出部31,32に回転部材5が接触して当該2つの突出部31,32がボルト1の外周面に巻き付けられ、簡単に緩止め構造体100を製造することができる。
緩止め構造体400は、緩止め構造体100と同様の緩止め作用、効果を奏するとともに、一般的なナット8を用いることができるため、構成がより簡素化されている。緩止め構造体400においては、ナット8が緩み方向に回動してボルト1上を軸線方向に移動した場合であってもナット8はピン3の突出部31,32に当接し、ナット8の軸線方向の移動を確実に止めることができる。
また、ピン3の突出部31,32が、ボルト1が延出する側のナット8の端面に接触していると、ナット8が緩む方向に回動しないようにピン3とナット8との間に摩擦力が形成される。
<その他>
なお、本発明は、上記の実施の形態に限られるものではなく、本発明の範囲を超えない範囲で適宜変更が可能である。例えば、上記実施の形態においては、電線用スペーサに緩止め構造体100,400を適用したが、当該緩止め構造体100,400は、ボルト1及びナット2,8の緩みを防止することが望まれる箇所であれば、特に適用範囲は限定されない。
また、回転部材5は、ベアリングに限定されず、例えば、ローラ等の回転する円筒状のものであってもよい。回転部材5の設置数は、上記実施の形態において説明した6つに限られず、2つ、4つ又は8つであってもよい。
また、緩止め治具300の本体4の係合部材42に、円板部材41の貫通孔41aに対して同心的で、内周面に雌ネジ部が形成された貫通孔が設けられていてもよい。この係合部材42の貫通孔に、例えば、対応する雄ネジ部が形成されたモータ等の軸部を挿入すれば、緩み止め治具300の回転が容易になる。
また、ピン3の巻付け方向は、ナット2の締付け方向(時計回り)と同じであってもよい。
1 ボルト
11 雄ネジ部
12 貫通孔
2 ナット
22 壁部
23 溝
3 ピン(緩止め部材)
31,32 突出部
4 本体
41 円板部材
42 係合部材(係合部)
5 回転部材
55 隙間
6 ガイド部材
100,400 緩止め構造体
200 スペーサ
300 緩止め治具

Claims (5)

  1. 径方向に延在した貫通孔を有するボルトと、該ボルトに係合するナットとを備えた締結具における締結状態の緩みを防止し、前記ボルトの前記貫通孔に挿通されて前記貫通孔の各開口から突出した2つの突出部を有し、前記2つの突出部が前記ナットの周面に巻き付けられている、又は前記2つの突出部が前記ナットから延出したボルトの先端部の周面に巻き付けられている緩止め部材を備える緩止め構造体を製造する緩止め治具であって、
    本体と、
    前記本体に対して同心状にかつ前記本体の軸心を挟む互いに対向する位置で対をなして回転自在に支持された複数の回転部材と、
    を備え、
    前記対をなした回転部材は、前記2つの突出部が前記ボルトの前記貫通孔から突出し、かつ周方向に隣り合う前記回転部材の間の隙間に突出した状態において、前記本体が回転させられた場合、前記2つの突出部のそれぞれと接触して当該2つの突出部を前記ナットの周面に巻き付ける、又は前記ナットから延出したボルトの先端部の周面に巻き付ける位置で前記本体に設けられている
    ことを特徴とする緩止め構造体を製造する緩止め治具。
  2. 前記回転部材が支持されている一面に相対する前記本体の他面に、前記本体を回転させる工具が係合する係合部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の緩止め構造体を製造する緩止め治具。
  3. 前記本体は、前記周方向において前記回転部材の間に形成されている少なくとも1つの隙間を塞ぎ、巻き付けられる前の前記緩止め部材の前記2つの突出部の一端が当接するストッパを有することを特徴とする請求項又はに記載の緩止め治具。
  4. 径方向に延在した貫通孔を有するボルトと、該ボルトに係合するナットとを備えた締結具における締結状態の緩みを防止し、前記ボルトの前記貫通孔に挿通されて前記貫通孔の各開口から突出した2つの突出部を有し、前記2つの突出部が前記ナットの周面に巻き付けられている緩止め部材を備える緩止め構造体を製造する製造方法であって、
    前記ナットは、当該ナットの軸心を挟む互いに対向する位置に前記軸心から径方向に延びる少なくとも一対の溝を有し、
    前記ボルトに対して前記ナットを、前記ナットの前記一対の溝と前記ボルトの前記貫通孔とが連通するように調整して係合させ、
    本体と、前記本体に対して同心状にかつ前記本体の軸心を挟む互いに対向する位置で対をなして回転自在に支持される複数の回転部材と、を備え、前記2つの突出部が前記ボルトの前記貫通孔から突出し、かつ周方向に隣り合う前記回転部材の間の隙間に突出した状態において前記本体が回転させられた場合、前記2つの突出部のそれぞれと接触して当該2つの突出部を前記ナットの周面に巻き付ける位置で前記回転部材が前記本体に設けられている緩止め治具を前記締結具に装着し、
    直線状の前記緩止め部材を、前記回転部材の間の前記隙間、前記一対の溝及び前記貫通孔に挿通し、
    前記緩止め治具を所定の方向に回転させて前記回転部材を前記2つの突出部にそれぞれ接触させて、該2つの突出部を前記ナットに巻き付ける
    ことを特徴とする緩止め構造体の製造方法。
  5. 径方向に延在した貫通孔を有するボルトと、該ボルトに係合するナットとを備えた締結具における締結状態の緩みを防止し、前記ボルトの前記貫通孔に挿通されて前記貫通孔の各開口から突出した2つの突出部を有し、前記2つの突出部が前記ナットから延出したボルトの先端部の周面に巻き付けられている緩止め部材を備える緩止め構造体を製造する製造方法であって、
    本体と、前記本体に対して同心状にかつ前記本体の軸心を挟む互いに対向する位置で対をなして回転自在に支持される複数の回転部材と、を備え、前記2つの突出部が前記ボルトの前記貫通孔から突出し、かつ周方向に隣り合う前記回転部材の間の隙間に突出した状態において前記本体が回転させられた場合、前記2つの突出部のそれぞれと接触して該2つの突出部を前記ナットから延出したボルトの先端部の周面に巻き付ける位置で前記回転部材が前記本体に設けられている緩止め治具を前記締結具に装着し、
    前記回転部材の前記隙間、及び前記貫通孔に直線状の前記緩止め部材を挿通し、
    前記緩止め治具を所定の方向に回転させて前記回転部材を前記2つの突出部にそれぞれ接触させて、該2つの突出部を前記ボルトに巻き付ける
    ことを特徴とする緩止め構造体の製造方法。
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