JP6815967B2 - 緩止め治具、及び、緩止め構造体の製造方法 - Google Patents
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Description
また、従来のように、プライヤー等を使って手作業により割ピンを折り曲げる場合には、割ピンの剛性が高く、折曲げ作業には大きな力が必要となっていた。また、割ピンの先端は、それぞれ異なる方向に折り曲げるので、1つの割ピンに対して多くの作業時間がかかっていた。割ピンを用いた緩止め構造体を複数製造する場合、作業時間の経過とともに作業者の身体的な負担も大きくなり、作業の遅延につながるとともに、完成した緩止め構造体の品質がばらつくことがあった。
図2に示すように、緩止め構造体100は、ボルト1と、ナット2と、ボルト1及びナット2に係合するピン(緩止め部材)3と、を備える。なお、ボルト1にナット2が締結(螺着)されたものを説明の便宜上、「締結具7」ということもある。
次に、図4乃至図7を用いて、緩止め構造体100を製造するための緩止め治具300の構成について説明する。図4は、緩止め治具の斜視図である。図5は、緩止め治具の平面図である。図6は、緩止め治具を一部透視的に示す背面図である。図7は、緩止め治具の側面図である。
次に、図8乃至図12を用いて、緩止め構造体100の製造方法について説明する。図8は、緩止め治具を締結具に装着する前の状態を示す側面図である。図9は、緩止め治具が締結具に装着された状態を側方からみた部分透視図である。図10は、緩止め治具が締結具に装着された状態を示す平面断面図である。図11は、締結具に装着された緩止め治具の回転後の状態を示す平面断面図である。
次に、図12を用いて変形例に係る緩止め構造体400について説明する。図12は、変形例に係る緩止め構造体の斜視図である。なお、緩止め構造体100と同じ構成については同一の符号を付して説明を省略する。また、緩止め構造体400は、緩止め構造体100の製造方法とほぼ同じ手順により製造することができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限られるものではなく、本発明の範囲を超えない範囲で適宜変更が可能である。例えば、上記実施の形態においては、電線用スペーサに緩止め構造体100,400を適用したが、当該緩止め構造体100,400は、ボルト1及びナット2,8の緩みを防止することが望まれる箇所であれば、特に適用範囲は限定されない。
11 雄ネジ部
12 貫通孔
2 ナット
22 壁部
23 溝
3 ピン(緩止め部材)
31,32 突出部
4 本体
41 円板部材
42 係合部材(係合部)
5 回転部材
55 隙間
6 ガイド部材
100,400 緩止め構造体
200 スペーサ
300 緩止め治具
Claims (5)
- 径方向に延在した貫通孔を有するボルトと、該ボルトに係合するナットとを備えた締結具における締結状態の緩みを防止し、前記ボルトの前記貫通孔に挿通されて前記貫通孔の各開口から突出した2つの突出部を有し、前記2つの突出部が前記ナットの周面に巻き付けられている、又は前記2つの突出部が前記ナットから延出したボルトの先端部の周面に巻き付けられている緩止め部材を備える緩止め構造体を製造する緩止め治具であって、
本体と、
前記本体に対して同心状にかつ前記本体の軸心を挟む互いに対向する位置で対をなして回転自在に支持された複数の回転部材と、
を備え、
前記対をなした回転部材は、前記2つの突出部が前記ボルトの前記貫通孔から突出し、かつ周方向に隣り合う前記回転部材の間の隙間に突出した状態において、前記本体が回転させられた場合、前記2つの突出部のそれぞれと接触して当該2つの突出部を前記ナットの周面に巻き付ける、又は前記ナットから延出したボルトの先端部の周面に巻き付ける位置で前記本体に設けられている
ことを特徴とする緩止め構造体を製造する緩止め治具。 - 前記回転部材が支持されている一面に相対する前記本体の他面に、前記本体を回転させる工具が係合する係合部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の緩止め構造体を製造する緩止め治具。
- 前記本体は、前記周方向において前記回転部材の間に形成されている少なくとも1つの隙間を塞ぎ、巻き付けられる前の前記緩止め部材の前記2つの突出部の一端が当接するストッパを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の緩止め治具。
- 径方向に延在した貫通孔を有するボルトと、該ボルトに係合するナットとを備えた締結具における締結状態の緩みを防止し、前記ボルトの前記貫通孔に挿通されて前記貫通孔の各開口から突出した2つの突出部を有し、前記2つの突出部が前記ナットの周面に巻き付けられている緩止め部材を備える緩止め構造体を製造する製造方法であって、
前記ナットは、当該ナットの軸心を挟む互いに対向する位置に前記軸心から径方向に延びる少なくとも一対の溝を有し、
前記ボルトに対して前記ナットを、前記ナットの前記一対の溝と前記ボルトの前記貫通孔とが連通するように調整して係合させ、
本体と、前記本体に対して同心状にかつ前記本体の軸心を挟む互いに対向する位置で対をなして回転自在に支持される複数の回転部材と、を備え、前記2つの突出部が前記ボルトの前記貫通孔から突出し、かつ周方向に隣り合う前記回転部材の間の隙間に突出した状態において前記本体が回転させられた場合、前記2つの突出部のそれぞれと接触して当該2つの突出部を前記ナットの周面に巻き付ける位置で前記回転部材が前記本体に設けられている緩止め治具を前記締結具に装着し、
直線状の前記緩止め部材を、前記回転部材の間の前記隙間、前記一対の溝及び前記貫通孔に挿通し、
前記緩止め治具を所定の方向に回転させて前記回転部材を前記2つの突出部にそれぞれ接触させて、該2つの突出部を前記ナットに巻き付ける
ことを特徴とする緩止め構造体の製造方法。 - 径方向に延在した貫通孔を有するボルトと、該ボルトに係合するナットとを備えた締結具における締結状態の緩みを防止し、前記ボルトの前記貫通孔に挿通されて前記貫通孔の各開口から突出した2つの突出部を有し、前記2つの突出部が前記ナットから延出したボルトの先端部の周面に巻き付けられている緩止め部材を備える緩止め構造体を製造する製造方法であって、
本体と、前記本体に対して同心状にかつ前記本体の軸心を挟む互いに対向する位置で対をなして回転自在に支持される複数の回転部材と、を備え、前記2つの突出部が前記ボルトの前記貫通孔から突出し、かつ周方向に隣り合う前記回転部材の間の隙間に突出した状態において前記本体が回転させられた場合、前記2つの突出部のそれぞれと接触して該2つの突出部を前記ナットから延出したボルトの先端部の周面に巻き付ける位置で前記回転部材が前記本体に設けられている緩止め治具を前記締結具に装着し、
前記回転部材の前記隙間、及び前記貫通孔に直線状の前記緩止め部材を挿通し、
前記緩止め治具を所定の方向に回転させて前記回転部材を前記2つの突出部にそれぞれ接触させて、該2つの突出部を前記ボルトに巻き付ける
ことを特徴とする緩止め構造体の製造方法。
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JP2017202651A JP6815967B2 (ja) | 2017-10-19 | 2017-10-19 | 緩止め治具、及び、緩止め構造体の製造方法 |
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JP2017202651A JP6815967B2 (ja) | 2017-10-19 | 2017-10-19 | 緩止め治具、及び、緩止め構造体の製造方法 |
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JP2019074190A JP2019074190A (ja) | 2019-05-16 |
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