JP2019044892A - 締結部材を使用する締結構造、及び締結部材を使用する締結方法 - Google Patents

締結部材を使用する締結構造、及び締結部材を使用する締結方法 Download PDF

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浩一 神谷
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Abstract

【課題】比較的簡単で、且つ、容易に製造できる構造で、座金の設置忘れを防ぎつつ、組み付け性と作業性の向上を図ることができる、締結部材を使用する締結構造及び締結部材を使用する締結方法を提供する。【解決手段】第1部材10の逃がし孔11に挿通させた第1締結部材31を、第2部材20に固定された第2締結部材32に螺合させて前記第1部材10と前記第2部材20とを固定する、締結部材31、32、33を使用する締結構造1であり、第2部材20とは反対側における第1部材10の逃がし孔11の周囲に、座金33を遊嵌状態で保持する座金保持構造12を設けて、第1締結部材31を保持された座金33の孔33aと逃がし孔11に挿通させて第2締結部材32に螺合させる。【選択図】図1

Description

本発明は、締結部材の取付け孔の部位に座金を保持する、締結部材を使用する締結構造、及び締結部材を使用する締結方法に関する。
車両の組み立てにおいては、車両用シートの4隅の取付け孔にボルトを挿入して車体側に溶接されたナットとネジ止めして車体のフロアに取り付けている。この取付け孔と車体側のナットとの間の寸法公差内の位置変化に対応するために、2箇所の取付け孔の径をボルト径よりも大きく形成して位置調整用の逃がし孔としている。
この逃がし孔に対してはボルトの十分な締結力を確保するために座金(ワッシャー)を配置し、逃がし孔ではない取付け孔では、コスト削減目的やスペースの関係で座金を配置していない。そのため、座金があるべき取付け孔で座金無しのボルト固定をしてしまうと、ボルトの部材との接触面積が少なくなり固定が不十分となる。
この対応策として、締結軸挿入用長穴と大径当接部と小径嵌入部を設けた座金(例えば、特許文献1参照)を用いたり、ケージナットを用いたりすることも考えられ、これらの固定方法では、取付け孔を小さくできて、座金の無い同一のボルトで固定が可能となる。しかし、上記の特殊な座金及びケージナットは、一般的な座金に比べて、コストが高く、また、サイズも大きくなり、車体への配置が困難であるという問題がある。
特開2010−78113号公報
本発明は、上記のことを鑑みてなされたものであり、その目的は、比較的簡単で、且つ、容易に製造できる構造で、座金の設置忘れを防ぎつつ、組み付け性と作業性の向上を図ることができる、締結部材を使用する締結構造、及び締結部材を使用する締結方法を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明の締結部材を使用する締結構造は、第1部材の取付け孔に挿通させた第1締結部材を、第2部材に固定された第2締結部材に螺合させて前記第1部材と前記第2部材とを固定する締結構造において、前記第2部材とは反対側における前記第1部材の前記取付け孔の周囲に、座金を遊嵌状態で保持する座金保持構造を備えて構成される。
また、上記の目的を達成するための本発明の締結部材を使用する締結方法は、第1部材の取付け孔に挿通させた第1締結部材を、第2部材に固定された第2締結部材に螺合させて前記第1部材と前記第2部材とを固定する締結方法において、前記第2部材とは反対側における前記第1部材の前記取付け孔の周囲に、座金を遊嵌状態で保持する座金保持構造を形成して前記座金を保持する座金保持工程と、この座金保持工程より後となり、かつ、前記第1締結部材を前記座金の孔と前記取付け孔に挿通させて前記第2締結部材に螺合させる組付け工程を有することを特徴とする方法である。
本発明の締結部材を使用する締結構造及び締結部材を使用する締結方法によれば、第1部材と第2部材を組付け前に座金を取付け孔に遊嵌(遊びがある状態に嵌める)状態である程度の位置を調整できるように保持しておくことで、比較的簡単な構造で、容易に製造でき、ケージナットに比べて低コスト、省スペース、軽量で、座金の設置忘れを防ぎつつ、組み付け性と作業性の向上を図ることができる。
本発明に係る実施の形態の締結部材を使用する締結構造の構成を示す側断面図である。 図1の締結部材を使用する締結構造の構成を分解した状態で示す側断面図である。 図1の締結部材を使用する締結構造の構成を分解した状態で示す平面図である。 従来技術の締結部材を使用する締結構造の構成を示す側断面図である。 図4の締結部材を使用する締結構造の構成を示す平面図である。
以下、本発明に係る実施の形態の締結部材を使用する締結構造及び締結部材を使用する締結方法について、図面を参照しながら説明する。ここでは、第1締結部材として、ボルトを、第2締結部材としてナットを例示し、第1部材として車両シートと、第2部材として車体フレームを例示して説明するが、これに限定されず、座金(ワッシャー)を用いて、この座金を挿通させる第1締結部材(ボルトの雄ねじ部材等)と、この第1締結部材に螺合(ねじを嵌め合わせる)又は係合する第2締結部材(ナットの雌めじ部材等)との組み合わせであればよい。
また、第1部材の取付け孔としては、第1締結部材の雄ねじ部分の径よりも位置決め用にその径が大きく形成され、かつ、座金を配置する必要性の高い逃がし孔の場合に、本発明の効果が大きいので、位置調整用の逃がし孔を例にして説明する。
図1〜図3に示すように、本発明に係る実施の形態の締結部材を使用する締結構造(以下、単に、締結構造という)1は、締結部材として、ボルト(第1締結部材)31とナット(第2締結部材)32と座金33を用いて、車両シート(第1部材)10と車体フレーム(第2部材)20を締結するための締結構造である。
この締結構造1では、車両シート10の4つある取付け孔のうちの2つの位置調整用の逃がし孔11に挿通させたボルト31を、車体フレーム20に固定されたナット32に螺合させて車両シート10と車体フレーム20とを固定する。そして、ナット32とは反対側における車両シート10の逃がし孔11の周囲に、座金33を遊嵌状態で保持する座金保持構造12を備えている。
この逃がし孔11は、車両シート10を逃がし孔11と反対方向の取付け孔(図示しない)に、座金33なしでボルト31を挿入して、車両シート10の一方側を固定した後で、車両シート10の他方側の車体フレーム20に対する位置決めが容易にできるように、ボルト31の雄ねじ部31bの径よりも位置決め用にその逃がし孔11の径が大きく形成されている。この逃がし孔11の形状は、位置決めの際のズレが生じる方向とズレの大きさ(公差)によって決まるが、通常は、円形、楕円形、長円等の形状に形成される。
また、この座金保持構造12は、座金33に対して、逃がし孔11の軸方向(ボルト31の軸方向)Aへの移動と径方向Rへの移動の両方を制限するL字部(係止部)12aを備えている。このL字部12aにより、座金33を、逃がし孔11の近傍に遊嵌状態で軸方向Aからの落下を防止しつつ、径方向Rへの多少の移動が可能なように保持する。
この座金保持構造12は、車両シート19の一部を加工して形成することが好ましく、例えば、車両シート10をプレス加工する際に、座金33を逃がし孔11に被せて配置し、その周囲の一部の車両シート10の材料をプレス加工で切り裂いて切欠き部13を形成するとともに、折り曲げてL字部12aを形成する。この形成したL字部12aにより、座金33を遊嵌状態で車両シート10に保持する。
このL字部12aは、座金33を遊嵌状態で保持するためには、最低限で、座金33を囲う三角形の頂点に位置する3か所に必要であるので、例えば、互いに120度の角度(正三角形の各頂点)の位置の3個のL字部12aで構成する。しかし、このL字部12aは、座金33が車両シート10の逃がし孔11の近傍から離れたり、車両シート10の移送中に落下したりしないように、座金33を保持できればよい。そのため、正方形や長方形等の4頂点にL字部12aを配置してもよい。
さらには、座金33に対して、逃がし孔11の軸方向(ボルト31の軸方向)Aへの逃逃がし孔11の軸方向(ボルト31の軸方向)Aへの移動を制限する部材と、径方向Rへの移動を制限する部材とを別々に設けてもよく、これらの部材を両方向の移動を制限する部材と組み合わせて用いてもよい。
この座金33の保持後は、座金33は車両シート10と共に移動することになる。そのため、車両シート10を車体フレーム20に取り付けるときに、座金33を改めて用意する必要がなくなると共に、逃がし孔11の部分には座金33が保持されているので、座金33無しで締結する誤取付けを防止できる。
次に、本発明に係る実施の形態の締結部材を使用する締結方法(以下、単に締結方法という)は 車両シート10の逃がし孔11に挿通させたボルト31を、車体フレーム20に固定されたナット32に螺合させて車両シート10と車体フレーム20とを固定する締結部材31、32、33を使用する締結方法である。
この締結方法においては、座金保持工程とこの座金保持工程より後となる組付け工程を有している。この座金保持工程は、車体フレーム20とは反対側における車両シート10の逃がし孔11の周囲に、座金33を遊嵌状態で保持する座金保持構造12を形成して座金33を保持する工程である。また、組付け工程は、ボルト31を座金33の孔33aと逃がし孔11に挿通させてナット32に螺合させる工程である。
より詳細には、組付け工程では、ボルト31の頭部31aを持って、ボルト31の雄ネジ部31bを座金33の孔33aに挿入して、さらに、この雄ネジ部31bを車両シート10の逃がし孔11と、車体フレーム20の挿通孔21の両方に順に挿入する。そして、このボルト31の雄ネジ部31bを、車体フレーム20の挿通孔21における車両シート10が配置される側と反対側に、溶接部22で固定されたナット32に螺合して、車両シート10を車体フレーム20に固定する。
一方、図4及び図5に示す比較例の締結構造1Xでは、座金保持構造12が無いため、組付け工程では、車両シート10Xとは別体となっている座金33を取付けのときに用意して、逃がし孔11の周囲に配置して、ボルト31の頭部31aを持って、ボルト31の雄ネジ部31bを座金33の孔33a、逃がし孔11、挿通孔21に順に挿入して、このボルト31の雄ネジ部31bを、ナット32に螺合して、車両シート10を車体フレーム20に固定することになる。そのため、座金33の用意のための工数が必要になると共に、座金33なしの取り付け孔と座金有りの逃がし孔11とにおける誤取付けの発生の可能性を無くすことができない。
従って、上記の実施の形態の締結部材を使用する締結構造1及び締結部材を使用する締結方法によれば、車両シート10と車体フレーム20を組付ける前に座金33を逃がし孔11に遊嵌状態である程度の位置を調整できるように保持しておくことで、比較的簡単な構造で、容易に製造でき、ケージナットに比べて低コスト、省スペース、軽量で、座金の設置忘れを防ぎつつ、組み付け性と作業性の向上を図ることができる。
つまり、逃がし孔11側にて、位置調整用の逃がし孔11に配置され、座金保持構造12で遊嵌状態にある座金33を、ボルト31の頭部31aと車両用シート10の間で径方向Rに移動させることで、容易に、ボルト31の雄ねじ部31bを車両フレーム20の相通孔21に挿入することができるので、これにより、簡単に、車両シート10を位置決めできる。
そして、ボルト31をナット33と螺合させて車両シート10を車両フレーム20に固定する際に、座金33により、ボルト31の座面接触面積を大きくすることができるので、ボルト31が緩みにくくなり、車体フレーム20への車両用シート10の固定を長期的に維持することができる。また、複数の固定用の取付け孔(図示しない)や逃がし孔(これも取付け孔の一部である)11に対して使用するボルト31を座金33なしのボルト31に統一することができて、部品点数を減少できるとともに、誤組み付けを防止でき、作業工数及び作業コストを減少することができる。
1 締結構造
10 車両シート(第1部材)
11 逃がし孔(取付け孔)
12 座金保持構造
12a L字部(係止部)
13 切欠き部
20 車体フレーム(第2部材)
21 挿通孔
22 溶接部
31 ボルト(第1締結部材)
31a ボルトの頭部
31b ボルトの雄ねじ部
32 ナット(第2締結部材)
33 座金(ワッシャー)
33a 座金の孔

Claims (4)

  1. 第1部材の取付け孔に挿通させた第1締結部材を、第2部材に固定された第2締結部材に螺合させて前記第1部材と前記第2部材とを固定する締結構造において、
    前記第2部材とは反対側における前記第1部材の前記取付け孔の周囲に、座金を遊嵌状態で保持する座金保持構造を備えて構成されることを特徴とする締結部材を使用する締結構造。
  2. 前記座金保持構造を、前記第1部材の一部を加工して形成している請求項1に記載の締結部材を使用する締結構造。
  3. 前記座金保持構造において、前記座金の外側で前記座金の移動を制限している請求項1又は2に記載の締結部材を使用する締結構造。
  4. 第1部材の取付け孔に挿通させた第1締結部材を、第2部材に固定された第2締結部材に螺合させて前記第1部材と前記第2部材とを固定する締結部材を使用する締結方法において、
    前記第2部材とは反対側における前記第1部材の取付け孔の周囲に、座金を遊嵌状態で保持する座金保持構造を形成して前記座金を保持する座金保持工程と、
    この座金保持工程より後となる、前記第1締結部材を前記座金の孔と前記取付け孔に挿通させて前記第2締結部材に螺合させる組付け工程を有することを特徴とする締結部材を使用する締結方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113646549A (zh) * 2019-03-26 2021-11-12 五十铃自动车株式会社 被紧固物

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