JP6815961B2 - 質量分析装置および質量分析方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、質量分析装置および質量分析方法に関する。
半導体素子の微細化、高集積化に伴い、微小領域における高精度な質量分析が要求されている。そこで、レーザSNMS(Sputtered Neutral Mass Spectrometry)が注目されている。レーザSNMSは、イオンビームの照射によって試料表面から放出された粒子に対してレーザ光を照射する。これにより、粒子はイオン化され、イオン粒子が質量分析される。
レーザSNMSにより質量分析を行う場合、イオン粒子の検出精度は、レーザ光の照射条件やイオン粒子の質量分析条件等の測定条件に影響される。しかし、測定条件の調整は複雑で熟練した技術を要するため、多くの時間を要する。
特開平7−280752号公報
短時間で簡易にイオン粒子の検出精度を高めることが可能な質量分析装置および質量分析方法を提供する。
一実施形態によれば、質量分析装置は、ビーム照射部と、レーザ照射部と、質量分析部と、制御部と、を備える。ビーム照射部は、イオンビームを試料へ照射する。レーザ照射部は、試料の上方にレーザ光を照射する。質量分析部は、イオン化された粒子を質量分析する。制御部は、質量分析部の分析結果に基づいて、レーザ照射部および質量分析部の少なくとも一方を制御する。
第1実施形態に係る質量分析装置の構成を模式的に示す図である。 (a)はレーザ光の照射状態を示す平面図であり、(b)はレーザ光の照射状態を示す断面図である。 質量分析部の内部構成を概略的に示す図である。 第1実施形態に係る質量分析方法を示すフローチャートである。 (a)は照射モードにおけるマススペクトルの一例を示し、(b)は非照射モードにおけるマススペクトルの一例を示す。 測定条件の決定方法を説明するための図である。 第2実施形態に係る質量分析方法を示すフローチャートである。 (a)は質量分解能が低いマススペクトルの一例を示し、(b)は質量分解能が高いマススペクトルの一例を示す。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る質量分析装置の構成を模式的に示す図である。本実施形態に係る質量分析装置1は、ビーム照射部10と、レーザ照射部20と、質量分析部30と、制御部40と、可変電源50と、試料台60と、チャンバ70と、を備える。
ビーム照射部10は、イオンビーム201を試料100へ照射する。イオンビーム201は、例えば、ガリウムイオンを含んだ収束イオンビーム(FIB)である。試料100は、試料台60に配置されている。真空状態のチャンバ70内でイオンビーム201が試料100に照射されると、試料100はスパッタされ、その表面から粒子が放出される。
レーザ照射部20は、光源21と、レンズ部22と、レンズ駆動部23と、を有する。光源21は、レーザ光202を放出する。レーザ光202は、レンズ部22で集光されて試料100の上方に照射される。試料100から放出された粒子は、レーザ光202によってイオン化される。
レンズ駆動部23は、制御部40の制御に基づいてのレンズ部22の位置を調整する。レンズ部22の位置を調整することによって、レーザ光202の光学位置を調整することができる。ここで、レーザ光202の光学位置の調整について図2(a)および図2(b)を参照して説明する。
図2(a)は、レーザ光202の照射状態を示す平面図であり、図2(b)は、レーザ光202の照射状態を示す断面図である。
図2(a)に示すように、レーザ光202の光学位置は、レーザ光202の光軸に交差する横方向Yと、レーザ光202の焦点Fを中心とする円周方向Rとに調整できる。また、焦点Fの位置も、横方向Yに直交する方向Xに調整できる。さらに、図2(b)に示すように、レーザ光202の光学位置は、試料100に対する高さ方向Zと、試料100に対する傾斜方向Tとに調整できる。
レーザ光202によりイオン化されたイオン粒子は、質量分析部30で質量分析される。ここで、図3を参照して、質量分析部30について説明する。
図3は、質量分析部30の内部構成を概略的に示す図である。図3に示す質量分析部30は、イオン粒子の飛行を途中で反転させるリフレクトロン型である。具体的には、質量分析部30は、引込電極31と、レンズ電極32と、第1偏向電極33と、第2偏向電極34と、ドリフト電極35と、R−top電極36と、R−bot電極37と、MCP(Micro Channel Plate)38と、を有する。
引込電極31〜R−bot電極37の各々は、イオン粒子の軌道に沿って配置されている。また、これらの電極は可変電源50に接続されている。可変電源50は、制御部40の制御に基づいて、各電極に印加する電圧を調整することができる。
引込電極31に電圧が印加されると、試料100と質量分析部30との間に電界が形成される。この電界によって、イオン粒子は質量分析部30内へ引き込まれる。引き込まれたイオン粒子は、レンズ電極32に電圧を印加することによって、集束される。
また、第1偏向電極33、第2偏向電極34、およびドリフト電極35に印加する電圧を可変電源50で調整することによって、イオン粒子がMCP38へ到達できるように軌道調整できる。さらに、R−top電極36およびR−bot電極37に印加する電圧を可変電源50で調整することによって、イオン粒子のバラつきを変えることができる。
MCP38は、イオン粒子を検出する。これにより、イオン粒子の飛行時間TOF(Time Of Flight)を測定することができる。飛行時間TOFは、イオン粒子の質量に換算できる。したがって、質量分析部30は、飛行時間に基づいてイオン粒子の質量を検出することによって、試料100に含まれた材料(元素)を特定することができる。
以下、本実施形態に係る質量分析方法について説明する。図4は、本実施形態に係る質量分析方法を示すフローチャートである。
まず、ビーム照射部10が、制御部40の制御に基づいて照射モードになり、イオンビーム201を試料100へ照射する(ステップS1)。続いて、レーザ照射部20が試料100の上方にレーザ光202を照射する(ステップS2)。
次に、質量分析部30が、イオン粒子を質量分析する(ステップS3)。質量分析部30の分析結果は、制御部40へ出力される。その後、ビーム照射部10は、制御部40の制御に基づいて、照射モードからイオンビーム201を照射しない非照射モードに切り替わる(ステップS4)。
続いて、レーザ照射部20が、ステップS2と同様に、レーザ光202を照射する(ステップS5)。次に、質量分析部30は、ステップS3と同様に、イオン粒子を質量分析する(ステップS6)。ここで、照射モードと非照射モードの各々における質量分析部30の分析結果の一例について図5(a)および図5(b)を参照して説明する。
図5(a)は、照射モードにおけるマススペクトルの一例を示す。図5(b)は、非照射モードにおけるマススペクトルの一例を示す。図5(a)および図5(b)において、横軸は、質量mと電荷数zとの質量電荷比(mass to charge ratio)m/zを示し、縦軸はイオン粒子の検出強度(detected intensity)を示す。なお、図5(a)および図5(b)における横軸のスケールは、互いに等しい。一方、図5(a)における縦軸のスケールは、図5(b)における縦軸のスケールよりも大きい。
ステップS2でレーザ照射部20がレーザ光202を照射すると、試料100の表面から放出した粒子だけでなくチャンバ70内にごく微量に存在する気体粒子もイオン化される。イオン化された気体粒子は、質量分析部30内に取り込まれる。そのため、図5(a)に示すマススペクトルには、イオン化された気体粒子の検知強度も含まれてしまう。
そこで、本実施形態では、ステップS5でイオンビーム201を照射することなくレーザ光202を照射することによって、イオン化された気体粒子のみを質量分析部30内に取り込む。その結果、図5(b)に示すマススペクトルには、イオン化された気体粒子の検知強度のみが示される。
ステップS6に続いて、制御部40は、照射モードにおけるイオン粒子の検出強度Aと、非照射モードにおけるイオン粒子の検出強度Bと、の強度比A/Bを算出する(ステップS7)。例えば、炭素(C)、窒素(N)、および水酸基(OH)が試料100に含まれている場合、図5(a)に示すマススペクトルでは、3つのピーク値A1、A2、A3が検出される。そのため、制御部40は、図5(b)に示すマススペクトルからピーク値A1〜A3にそれぞれ対応するピーク値B1〜B3を特定し、各ピーク値の強度比A1/B1〜A3/B3を算出する。
強度比A/Bの算出後、制御部40は、レンズ駆動部23および可変電源50の少なくとも一方を制御することによって、イオン粒子の測定条件を調整する(ステップS8)。ステップS8では、制御部40の制御動作によって、レンズ部22の位置が変わると、レーザ光202の照射条件は変更される。また、イオンビーム201の照射開始時間からレーザ光202の照射開始時間までの遅延時間が変わっても、レーザ光202の照射条件は変更される。一方、制御部40の制御動作によって、質量分析部30に設けられた電極の印加電圧が変化すると、イオン粒子の軌道における電界強度が変更される。
なお、ステップS8では、レンズ部22を位置調整する場合、図2(a)および図2(b)に示す全てのパラメータについて変更する必要はない。例えば、横方向Y、高さ方向Z、および焦点Fの位置調整がイオン粒子の検出に敏感に反応する場合、これらの位置調整を優先的に行ってもよい。
同様に、質量分析部30に設けられた電極の印加電圧を調整する場合も、全ての電極について印加電圧を調整する必要はない。例えば、レンズ電極32、第1偏向電極33、および第2偏向電極34の印加電圧が、イオン粒子の検出に敏感に反応する場合、これらの電圧調整を優先的に行ってもよい。このように制御部40の制御動作の優先度を設定することによって、測定時間を短縮することができる。
上述したステップS1〜ステップS8の動作は、イオン粒子の検出感度を高めるために、測定条件の調整回数が予め設定された上限値に到達するまで行われる(ステップS9)。このように制御部40の制御動作の回数を制限することによって、測定時間を抑制することができる。
調整回数が上限値に到達すると、制御部40は、各回の調整時に算出した強度比A/Bに基づいて測定条件を決定する(ステップS10)。ここで、図6を参照して、測定条件の決定方法について説明する。
図6に示すように、制御部40は、測定条件を調整するたびに、強度比A/Bを頂点とする多角形(図6では三角形)の面積を算出する。この面積が大きくなるにつれて、粒子の検出感度は高くなる。そのため、ステップS10では、制御部40は、上記多角形の面積が最大となる測定条件を決定する。
以上説明した本実施形態によれば、試料100に含まれた粒子を質量分析する際、イオンビーム201の非照射モードでイオン化された気体粒子を質量分析することで、当該気体粒子の影響を排除している。また、制御部40が、照射モードおよび非照射モードの強度比A/Bに基づいて、試料100に含まれた粒子の検出に適した測定条件を自動的に決定する。よって、短時間で簡易に粒子の検出精度を高めることが可能となる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について説明する。本実施形態では、装置の構成は、上述した質量分析装置1と同様であるので説明を省略する。
上述した質量分析装置1では、質量分析部30は、イオン粒子の飛行時間TOFに基づいて質量分析を行う。そのため、例えば、質量数30のシリコン同位体(30Si)の水素化物(30SiH)とリン(P)のような質量差が小さい複数種のイオン粒子を検出する場合、各イオン粒子の分解能を高める必要がある。
そこで、本実施形態では、図7に示すフローチャートに基づいて質量分析を行う。図7は、本実施形態に係る質量分析方法を示すフローチャートである。
まず、ユーザの操作によって、高質量分解能モードまたは高感度モードが選択される。選択結果は制御部40に入力される(ステップS21)。高感度モードが選択された場合(ステップS22)、図4に示す第1実施形態で説明したステップS1〜ステップS10の動作が行われる。
高質量分解能モードが選択された場合、ユーザの操作によって、測定対象の元素種が選択される。選択結果は制御部40に入力される(ステップS23)。続いて、ビーム照射部10が、制御部40の制御に基づいてイオンビーム201を試料100へ照射する(ステップS24)。続いて、レーザ照射部20が試料100の上方にレーザ光202を照射する(ステップS25)。次に、質量分析部30が、イオン粒子を質量分析する(ステップS26)。質量分析部30の分析結果は、制御部40へ出力される。
制御部40は、質量分析部30の分析結果に基づいてステップS23で選択された元素種に対応するイオン粒子の質量分解能rを算出する(ステップS27)。ここで図8(a)および図8(b)を参照して質量分解能rについて説明する。
図8(a)は、質量分解能rが低いマススペクトルの一例を示す。一方、図8(b)は質量分解能rが高いマススペクトルの一例を示す。図8(a)および図8(b)において、横軸は、質量mと電荷数zとの質量電荷比(mass to charge ratio)m/zを示し、縦軸は、ステップS23で選択されたイオン粒子M1、M2の検出強度(detected intensity)を示す。なお、図8(a)における縦軸および横軸のスケールは、図8(b)における縦軸および横軸のスケールと等しい。
制御部40は、r=M/Δmに基づいて質量分解能rを算出する。Mは、検出強度のピーク値に対応する質量電荷比である。Δmは、いわゆる半値幅である。具体的には、Δmは、質量電荷比Mとピーク値の半値幅である。
図8(a)では、イオン粒子M1、M2のマススペクトルが重なり合っているので質量分解能rは低い。そこで、図8(b)に示すように質量分解能rを高めるために、制御部40は、イオン粒子M1、M2の測定条件を調整する(ステップS28)。本実施形態では、制御部40は、レーザ照射部20の光源21を制御して、イオンビーム201の照射開始時間からレーザ光202の照射開始時間までの遅延時間を変更する。なお、制御部40は、第1実施形態と同様に、レンズ部22の位置または質量分析部30の電極の印加電圧を変更してもよい。
上述したステップS24〜ステップS28の動作は、イオン粒子M1、M2の質量分解能rを高めるために、測定条件の調整回数が予め設定された上限値に到達するまで行われる(ステップS29)。本実施形態でも、第1実施形態と同様に制御部40の制御動作の回数を制限することによって、測定時間を抑制することができる。
調整回数が上限値に到達すると、制御部40は、各回の調整時に算出した質量分解能rに基づいて測定条件を決定する(ステップS30)。本実施形態では、制御部40は、質量分解能rが最大となる測定条件を決定する。
以上説明した本実施形態によれば、質量差が小さな複数種のイオン粒子を質量分析する際、質量分解能rが高くなるように測定条件が自動的に決定される。よって、上記イオン粒子の検出精度を、短時間で簡易に高めることが可能となる。
なお、特許請求の範囲に記載された質量分析装置において、制御部は、制御動作を行うたびに、照射モードにおける粒子の検出強度と、非照射モードにおける粒子の検出強度との強度比を算出し、強度比に基づいて粒子の測定条件を決定してもよい。
また、上記質量分析装置において、制御部は、制御動作を行うたびに、強度比を頂点とする多角形の面積を算出し、算出した面積に基づいて測定条件を決定してもよい。
また、上記質量分析装置において、制御動作の優先度が予め設定されていてもよい。
また、上記質量分析装置において、制御動作の回数の上限が予め設定されていてもよい。
また、上記質量分析装置において、制御部は、質量分解能に基づいて粒子の測定条件を決定してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 ビーム照射部、20 レーザ照射部、30 質量分析部、40 制御部、

Claims (4)

  1. イオンビームを試料へ照射するビーム照射部と、
    前記試料の上方にレーザ光を照射するレーザ照射部と、
    イオン化された粒子を質量分析する質量分析部と、
    前記質量分析部の分析結果に基づいて、前記レーザ照射部および前記質量分析部の少なくとも一方を制御する制御動作を行う制御部と、
    を備え
    前記ビーム照射部は、前記イオンビームを照射する照射モードと、前記イオンビームを照射しない非照射モードとを繰り返し、
    前記制御部は、前記照射モードと前記非照射モードの各々における前記分析結果に基づいて前記制御動作を行う、質量分析装置。
  2. 前記質量分析部は、前記粒子の軌道に沿って配置された電極を有し、
    前記制御部は、前記制御動作で、前記電極に印加される電圧を制御する、請求項1に記載の質量分析装置。
  3. 前記レーザ照射部は、前記レーザ光を集光するレンズ部を有し、
    前記制御部は、前記制御動作で、前記レンズ部の位置、または前記イオンビームの照射開始時間から前記レーザ光の照射開始時間までの遅延時間を制御する、請求項1または2に記載の質量分析装置。
  4. イオンビームを試料へ照射する照射モードと、前記イオンビームを前記試料へ照射しない非照射モードとを繰り返し、
    前記試料の上方にレーザ光を照射し、
    前記レーザ光でイオン化された粒子を質量分析し、
    前記照射モードと前記非照射モードの各々における前記粒子の分析結果に基づいて、前記レーザ光の照射条件と前記粒子の質量分析条件との少なくとも一方を制御する、質量分析方法。
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