JP6815828B2 - めっき処理方法、めっき処理装置及び記憶媒体 - Google Patents

めっき処理方法、めっき処理装置及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、めっき処理方法、めっき処理装置及び記憶媒体に関する。
近年、半導体デバイスの微細化や3次元化が進んでいることに伴い、半導体デバイスを加工する際のエッチングによる加工精度を向上させることが求められている。このようにエッチングによる加工精度を向上させるための方法の一つとして、基板上にドライエッチング用のハードマスク(HM)をめっき処理方法により形成する技術が開発されている。
ところで、基板上にめっき処理方法を施す際、メタル含有のA液と還元剤を含有するB液とを混合してめっき液を作製し、このように作製されためっき液を所定のめっき温度まで加熱して温調している。そして温調されためっき液を基板に供給することにより基板上にめっき層となるハードマスクを形成する。続いて、ハードマスクに覆われていない部分の基板の一部をドライエッチングにより除去する。その後、ハードマスクをウェット洗浄法等によって除去する。
特開2009−249679号公報
しかしながら、従来、A液とB液を混合してめっき液を作製し、このめっき液を加熱して温調する場合、作製されためっき液中でA液とB液が反応してめっき液が劣化することがあり、この場合は劣化しためっき液を廃棄する必要が生じる。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、めっき処理方法を実施するために使用するめっき液の性状が劣化することのないめっき処理方法、めっき処理装置及び記憶媒体を提供することを目的とする。
本発明は、基板を準備する工程と、金属イオンを含有するA液と還元剤を含有するB液を混合してめっき液を作製する工程と、前記基板に対して前記めっき液を用いてめっき処理を施すことにより、前記基板にめっき層を形成する工程とを備え、前記めっき液を作製する工程の前に、前記A液および前記B液のうち少なくとも一方を加熱し、当該一方を高温の液体、他方を低温の液体としたとき、前記高温の液体の温度をめっき温度以上とし、前記低温の液体の温度をめっき温度未満とすることを特徴とするめっき処理方法である。
本発明は、基板を保持する基板保持部と、金属イオンを含有するA液と還元剤を含有するB液を混合してめっき液を作製するめっき液作製部と、前記基板に対して前記めっき液を供給することにより、前記基板上にめっき層を形成するめっき液供給部とを備え、前記A液および前記B液のうち少なくとも一方を加熱し、当該一方を高温の液体、他方を低温の液体としたとき、前記高温の液体の温度をめっき温度以上とし、前記低温の液体の温度をめっき温度未満とする予備温調部を設けたことを特徴とするめっき処理装置である。
本発明は、コンピュータにめっき処理方法を実行させるコンピュータプログラムを内蔵した記憶媒体において、前記めっき処理方法は、基板を準備する工程と、金属イオンを含有するA液と還元剤を含有するB液を混合してめっき液を作製する工程と、前記基板に対して前記めっき液を用いてめっき処理を施すことにより、前記基板にめっき層を形成する工程とを備え、前記めっき液を作製する工程の前に、前記A液および前記B液のうち少なくとも一方を加熱し、当該一方を高温の液体、他方を低温の液体としたとき、前記高温の液体の温度をめっき温度以上とし、前記低温の液体の温度をめっき温度未満とすることを特徴とする記憶媒体である。
本発明によれば、めっき液の性状を劣化させることなく、基板に対して適切なめっき処理を施すことができる。
図1は、めっきシステム全体、およびめっきシステムが備えるめっき処理ユニットの構成を示す概略平面図である。 図2は、図1に示すめっき処理ユニットが備えるめっき処理装置の構成を示す概略断面図である。 図3は、本実施形態によるめっき処理方法によって形成されためっき層のSEM断面図である。 図4(a)−(e)は、本実施形態によるめっき処理方法によってめっき層が形成される基板の製造方法を示す概略断面図である。 図5(a)−(b)は、本実施形態によるめっき層の形成方法を示す概略断面図である。 図6(a)−(c)は、本実施形態によるめっき層の形成方法によってめっき層が形成された基板を加工する方法を示す概略断面図である。 図7は、本発明の変形例を示す概略図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
<めっき処理装置の構成>
図1を参照して、本発明の一実施形態に係るめっき処理システム全体の構成を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るめっき処理システムの構成を示す概略図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るめっき処理システム1は、めっき処理ユニット2と、めっき処理ユニット2の動作を制御する制御部3とを備える。
めっき処理ユニット2は、基板に対する各種処理を行う。めっき処理ユニット2が行う各種処理については後述する。
制御部3は、例えばコンピュータであり、動作制御部と記憶部とを備える。動作制御部は、例えばCPU(Central Processing Unit)で構成されており、記憶部に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、めっき処理ユニット2の動作を制御する。記憶部は、例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク等の記憶デバイスで構成されており、めっき処理ユニット2において実行される各種処理を制御するプログラムを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体に記録されたものであってもよいし、その記憶媒体から記憶部にインストールされたものであってもよい。コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体としては、例えば、ハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカード等が挙げられる。記録媒体には、例えば、めっき処理システム1の動作を制御するためのコンピュータにより実行されたときに、コンピュータがめっき処理システム1を制御して後述するめっき処理方法を実行させるプログラムが記録される。
<めっき処理ユニットの構成>
図1を参照して、めっき処理ユニット2の構成を説明する。図1は、めっき処理ユニット2の構成を示す概略平面図である。
めっき処理ユニット2は、搬入出ステーション21と、搬入出ステーション21に隣接して設けられた処理ステーション22とを備える。
搬入出ステーション21は、載置部211と、載置部211に隣接して設けられた搬送部212とを備える。
載置部211には、複数枚の基板Wを水平状態で収容する複数の搬送容器(以下「キャリアC」という。)が載置される。
搬送部212は、搬送機構213と受渡部214とを備える。搬送機構213は、基板Wを保持する保持機構を備え、水平方向及び鉛直方向への移動並びに鉛直軸を中心とする旋回が可能となるように構成されている。
処理ステーション22は、めっき処理部(めっき処理装置ともいう)5を備える。本実施形態において、処理ステーション22が有するめっき処理部5の数は2以上であるが、1であってもよい。めっき処理部5は、所定方向に延在する搬送路221の両側に配列されている。
搬送路221には、搬送機構222が設けられている。搬送機構222は、基板Wを保持する保持機構を備え、水平方向及び鉛直方向への移動並びに鉛直軸を中心とする旋回が可能となるように構成されている。
めっき処理ユニット2において、搬入出ステーション21の搬送機構213は、キャリアCと受渡部214との間で基板Wの搬送を行う。具体的には、搬送機構213は、載置部211に載置されたキャリアCから基板Wを取り出し、取り出した基板Wを受渡部214に載置する。また、搬送機構213は、処理ステーション22の搬送機構222により受渡部214に載置された基板Wを取り出し、載置部211のキャリアCへ収容する。
めっき処理ユニット2において、処理ステーション22の搬送機構222は、受渡部214とめっき処理部5との間、めっき処理部5と受渡部214との間で基板Wの搬送を行う。具体的には、搬送機構222は、受渡部214に載置された基板Wを取り出し、取り出した基板Wをめっき処理部5へ搬入する。また、搬送機構222は、めっき処理部5から基板Wを取り出し、取り出した基板Wを受渡部214に載置する。
<めっき処理部(めっき処理装置)の構成>
次に図2を参照して、めっき処理部5(めっき処理装置)の構成を説明する。
図2は、めっき処理部5の構成を示す概略断面図である。
めっき処理部5は、表面にめっき不可材料部分31とめっき可能材料部分32とが形成された基板Wに対してめっき処理を行うことにより、めっき可能材料部分に対して選択的にハードマスク層(めっき層)35を形成するものである(後述する図3乃至図6参照)。めっき処理部5が行う基板処理は、少なくとも触媒付与処理と無電解めっき処理とを含むが、触媒付与処理及びめっき処理以外の基板処理が含まれていてもよい。
めっき処理部5は、上述した無電解めっき処理を含む基板処理を行うものであり、チャンバ51と、チャンバ51内に配置され、基板Wを保持する基板保持部52と、基板保持部52に保持された基板Wに対してめっき液M1を供給するめっき液供給部53とを備えている。
このうち基板保持部52は、チャンバ51内において鉛直方向に延在する回転軸521と、回転軸521の上端部に取り付けられたターンテーブル522と、ターンテーブル522の上面外周部に設けられ、基板Wの外縁部を支持するチャック523と、回転軸521を回転駆動する駆動部524とを有する。
基板Wは、チャック523に支持され、ターンテーブル522の上面からわずかに離間した状態で、ターンテーブル522に水平保持される。本実施形態において、基板保持部52による基板Wの保持方式は、可動のチャック523によって基板Wの外縁部を把持するいわゆるメカニカルチャックタイプのものであるが、基板Wの裏面を真空吸着するいわゆるバキュームチャックタイプのものであってもよい。
回転軸521の基端部は、駆動部524により回転可能に支持され、回転軸521の先端部は、ターンテーブル522を水平に支持する。回転軸521が回転すると、回転軸521の上端部に取り付けられたターンテーブル522が回転し、これにより、チャック523に支持された状態でターンテーブル522に保持された基板Wが回転する。
めっき液供給部53は、基板保持部52に保持された基板Wに対して、めっき液M1を吐出するノズル531と、ノズル531にめっき液M1を供給するめっき液供給源532とを備える。めっき液供給源532が有するタンクには、めっき液M1が貯留されており、ノズル531には、めっき液供給源532から、バルブ533等の流量調整器が介設された供給管路534を通じて、めっき液M1が供給される。
めっき液M1は、自己触媒型(還元型)無電解めっき用のめっき液である。めっき液M1は、コバルト(Co)イオン、ニッケル(Ni)イオン、タングステン(W)イオン等の金属イオンと、次亜リン酸、ジメチルアミンボラン等の還元剤とを含有する。なお、自己触媒型(還元型)無電解めっきでは、めっき液M1中の金属イオンが、めっき液M1中の還元剤の酸化反応で放出される電子によって還元されることにより、金属として析出し、金属膜(めっき膜)が形成される。めっき液M1は、添加剤等を含有していてもよい。
めっき液M1を使用しためっき処理により生じる金属膜(めっき層)としては、例えば、CoB、CoP、CoWP、CoWB、CoWBP、NiWB、NiB、NiWP、NiWBP等が挙げられる。金属膜(めっき層)中のPは、Pを含む還元剤(例えば次亜リン酸)に由来し、めっき膜中のBは、Bを含む還元剤(例えばジメチルアミンボラン)に由来する。
ノズル531は、ノズル移動機構54に連結されている。ノズル移動機構54は、ノズル531を駆動する。ノズル移動機構54は、アーム541と、アーム541に沿って移動可能な駆動機構内蔵型の移動体542と、アーム541を旋回及び昇降させる旋回昇降機構543とを有する。ノズル531は、移動体542に取り付けられている。ノズル移動機構54は、ノズル531を、基板保持部52に保持された基板Wの中心の上方の位置と基板Wの周縁の上方の位置との間で移動させることができ、さらには、平面視で後述するカップ57の外側にある待機位置まで移動させることができる。
チャンバ51内には、基板保持部52に保持された基板Wに対して、それぞれ、触媒液N1、洗浄液N2及びリンス液N3を供給する触媒液供給部(触媒付与部)55a、洗浄液供給部55b及びリンス液供給部55cが配置されている。
触媒液供給部(触媒付与部)55aは、基板保持部52に保持された基板Wに対して、触媒液N1を吐出するノズル551aと、ノズル551aに触媒液N1を供給する触媒液供給源552aとを備える。触媒液供給源552aが有するタンクには、触媒液N1が貯留されており、ノズル551aには、触媒液供給源552aから、バルブ553a等の流量調整器が介設された供給管路554aを通じて、触媒液N1が供給される。
洗浄液供給部55bは、基板保持部52に保持された基板Wに対して、洗浄液N2を吐出するノズル551bと、ノズル551bに洗浄液N2を供給する洗浄液供給源552bとを備える。洗浄液供給源552bが有するタンクには、洗浄液N2が貯留されており、ノズル551bには、洗浄液供給源552bから、バルブ553b等の流量調整器が介設された供給管路554bを通じて、洗浄液N2が供給される。
リンス液供給部55cは、基板保持部52に保持された基板Wに対して、リンス液N3を吐出するノズル551cと、ノズル551cにリンス液N3を供給するリンス液供給源552cとを備える。リンス液供給源552cが有するタンクには、リンス液N3が貯留されており、ノズル551cには、リンス液供給源552cから、バルブ553c等の流量調整器が介設された供給管路554cを通じて、リンス液N3が供給される。
触媒液N1は、めっき液M1中の還元剤の酸化反応に対して触媒活性を有する金属イオンを含有する。無電解めっき処理において、めっき液M1中の金属イオンの析出が開始されるためには、初期皮膜表面(すなわち、基板の被めっき面)がめっき液M1中の還元剤の酸化反応に対して十分な触媒活性を有することが必要である。このような触媒としては、例えば、鉄族元素(Fe、Co、Ni)、白金属元素(Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt)、Cu、Ag又はAuを含むものが挙げられる。触媒活性を有する金属膜の形成は、置換反応により生じる。置換反応では、基板の被めっき面を構成する成分が還元剤となり、触媒液N1中の金属イオン(例えばPdイオン)が、基板の被めっき面上に還元析出する。
洗浄液N2としては、例えば、ギ酸、リンゴ酸、コハク酸、クエン酸、マロン酸等の有機酸、基板の被めっき面を腐食させない程度の濃度に希釈されたフッ化水素酸(DHF)(フッ化水素の水溶液)等を使用することができる。
リンス液N3としては、例えば、純水等を使用することができる。
めっき処理部5は、ノズル551a〜551cを駆動するノズル移動機構56を有する。ノズル移動機構56は、アーム561と、アーム561に沿って移動可能な駆動機構内蔵型の移動体562と、アーム561を旋回及び昇降させる旋回昇降機構563とを有する。ノズル551a〜551cは、移動体562に取り付けられている。ノズル移動機構56は、ノズル551a〜551cを、基板保持部52に保持された基板Wの中心の上方の位置と基板Wの周縁の上方の位置との間で移動させることができ、さらには、平面視で後述するカップ57の外側にある待機位置まで移動させることができる。本実施形態において、ノズル551a〜551cは共通のアームにより保持されているが、それぞれ別々のアームに保持されて独立して移動できるようになっていてもよい。
基板保持部52の周囲には、カップ57が配置されている。カップ57は、基板Wから飛散した各種処理液(例えば、めっき液、洗浄液、リンス液等)を受け止めてチャンバ51の外方に排出する。カップ57は、カップ57を上下方向に駆動させる昇降機構58を有している。
また図2に示すように、金属イオンを含有するA液が貯留されるA液貯留部61aと、還元剤を含有するB液が貯留されるB液貯留部61bとが設けられている。A液貯留部61aには、A液貯留部61aからのA液を個別に予備加熱する予備温調器62が接続されている。
そして予備温調器62により予備加熱されたA液と、B液貯留部61bからのB液とがめっき液作製部63に送られ、このめっき液作製部63においてA液とB液が混合してめっき液が作製される。
めっき液作製部63において作製されためっき液は、次にめっき液供給部53のめっき液供給源532へ送られる。
このようにA液貯留部61a内のA液は予備温調器62により加熱された後にめっき液作製部63に送られるが、B液貯留部61b内のB液は加熱されることなくめっき液作製部63に送られ、このめっき液作製部63において互いに混合されてめっき液が作製される。
このようにめっき液作製部63においてA液とB液が混合される前に、予めA液は予備温調器62により加熱されるため、A液とB液を混合してめっき液を作製した後にめっき液を加熱する場合に比べて、めっき液中でA液とB液との反応が進むことはなく、このことによりめっき液の性状劣化を防ぐことができる。
なお、上記実施の形態において、A液のみ予備温調器62において加熱する例を示したが、B液のみ予備温調器62により加熱し、A液を加熱することなくめっき液作製部63へ送ってもよい。
本実施の形態においては、いずれにしてもA液およびB液のうちいずれか一方を予備温調器62によりめっき温度まで加熱して温調してめっき液作製部63へ送り、他方は加熱することなくめっき液作製部63へ送る。このようにしてめっき液作製部63で作製されためっき液を加熱することによるA液とB液の反応を防止して、めっき液の性状の劣化を防止することができる。
<基板の構成>
次に、本実施形態によるめっき処理方法によってめっき層を形成する基板の構成について説明する。
ハードマスク層(めっき層)が形成される基板Wは、その表面にそれぞれ形成されためっき不可材料部分31およびめっき可能材料部分32を有している。めっき不可材料部分31とめっき可能材料部分32とは、それぞれ基板Wの表面側に露出していれば良く、その具体的な構成は問わない。本実施形態においては、基板Wは、めっき可能材料部分32からなる下地材42と、下地材42上に突設され、パターン状に形成されためっき不可材料部分31からなる芯材41とを有している(図4(e)参照)。
めっき不可材料部分31は、本実施形態によるめっき処理が施された際、実質的にめっき金属が析出せず、ハードマスク層35が形成されない領域である。この場合、めっき不可材料部分31は、SiOを主成分とする材料からなっている。
めっき可能材料部分32は、本実施形態によるめっき処理が施された際、めっき金属が選択的に析出し、これによりハードマスク層35が形成される領域である。本実施形態において、めっき可能材料部分32は、(1)OCH基およびNH基のうちの少なくとも一方を含む材料、(2)Si系材料を主成分とした金属材料、又は、(3)触媒金属材料を主成分とする材料のいずれかからなっている。
(1)めっき可能材料部分32の材料がOCH基およびNH基のうちの少なくとも一方を含む材料を主成分とする場合、その材料としては、SiOCHやSiNが挙げられる。
(2)めっき可能材料部分32の材料がSi系材料を主成分とした金属材料である場合、めっき可能材料部分32の材料としては、BやPがドープされたPoly-Si、Poly−Si、Siが挙げられる。
(3)めっき可能材料部分32が触媒金属材料を主成分とする材料を主成分とする場合、めっき可能材料部分32の材料としては、例えばCu、Ptが挙げられる。
次に基板Wを作製する方法について説明する。基板Wを作製する場合、まず、図4(a)に示すように、めっき可能材料部分32からなる下地材42を準備する。下地材42は、上述したように、OCH基およびNH基のうちの少なくとも一方を含む材料、Si系材料を主成分とした金属材料、又は、触媒金属材料を主成分とする材料からなる。
次に、図4(b)に示すように、めっき可能材料部分32からなる下地材42上の全面に、例えばCVD法又はPVD法によりめっき不可材料部分31を構成する材料31aを成膜する。材料31aは、上述したように、SiOを主成分とする材料からなる。
続いて、図4(c)に示すように、めっき不可材料部分31を構成する材料31aの表面全体に感光性レジスト33aを塗布し、これを乾燥する。次に、図4(d)に示すように、感光性レジスト33aに対してフォトマスクを介して露光し、現像することにより、所望のパターンを有するレジスト膜33が形成される。
その後、図4(e)に示すように、レジスト膜33をマスクとして材料31aをドライエッチングする。これにより、めっき不可材料部分31からなる芯材41が、レジスト膜33のパターン形状と略同様の形状にパターニングされる。その後、レジスト膜33を除去することにより、表面にめっき不可材料部分31とめっき可能材料部分32とが形成された基板Wが得られる。
<ハードマスク(めっき層)の形成方法>
次に、めっき処理部(めっき処理装置)5を用いためっき層の形成方法について説明する。めっき処理部5によって実施されるめっき層の形成方法は、上述した基板Wに対するめっき処理を含む。めっき処理部5の動作は、制御部3によって制御される。
まず、例えば上述した図4(a)−(e)に示す方法により、表面にめっき不可材料部分31とめっき可能材料部分32とが形成された基板Wを準備する(図5(a)参照)。
次に、このようにして得られた基板Wがめっき処理部5へ搬入され、基板保持部52に保持される(図2参照)。この間、制御部3は、昇降機構58を制御して、カップ57を所定位置まで降下させる。続いて、制御部3は、搬送機構222を制御して、基板保持部52に基板Wを載置する。基板Wは、その外縁部がチャック523により支持された状態で、ターンテーブル522上に水平保持される。
次に、基板保持部52に保持された基板Wが洗浄処理される。このとき、制御部3は、駆動部524を制御して、基板保持部52に保持された基板Wを所定速度で回転させながら、洗浄液供給部55bを制御して、ノズル551bを基板Wの上方に位置させ、ノズル551bから基板Wに対して洗浄液N2を供給する。基板Wに供給された洗浄液N2は、基板Wの回転に伴う遠心力によって基板Wの表面に広がる。これにより、基板Wに付着した付着物等が、基板Wから除去される。基板Wから飛散した洗浄液N2は、カップ57を介して排出される。
続いて、洗浄後の基板Wがリンス処理される。この際、制御部3は、駆動部524を制御して、基板保持部52に保持された基板Wを所定速度で回転させながら、リンス液供給部55cを制御して、ノズル551cを基板Wの上方に位置させ、ノズル551cから基板Wに対してリンス液N3を供給する。基板Wに供給されたリンス液N3は、基板Wの回転に伴う遠心力によって基板Wの表面に広がる。これにより、基板W上に残存する洗浄液N2が洗い流される。基板Wから飛散したリンス液N3は、カップ57を介して排出される。
次に、リンス後の基板Wに対して触媒付与処理を行う。このとき制御部3は、駆動部524を制御して、基板保持部52に保持された基板Wを所定速度で回転させながら、触媒液供給部55aを制御して、ノズル551aを基板Wの上方に位置させ、ノズル551aから基板Wに対して触媒液N1を供給する。基板Wに供給された触媒液N1は、基板Wの回転に伴う遠心力によって基板Wの表面に広がる。基板Wから飛散した触媒液N1は、カップ57を介して排出される。
これにより、基板Wのめっき可能材料部分32に対して選択的に触媒が付与され、めっき可能材料部分32に触媒活性を有する金属膜が形成される。一方、基板Wのうち、SiOを主成分とするめっき不可材料部分31には実質的に触媒が付与されることはなく、触媒活性を有する金属膜は形成されない。このような触媒活性を有する金属としては、例えば、鉄族元素(Fe、Co、Ni)、白金属元素(Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt)、Cu、Ag又はAuが挙げられる。上記各金属は、めっき可能材料部分32を構成する材料(例えば、OCH基およびNH基のうちの少なくとも一方を含む材料)に対して高い吸着性を有する一方、めっき不可材料部分31を構成する材料であるSiOに対しては吸着しにくい。このため、上記各金属を用いることにより、めっき可能材料部分32に対して選択的にめっき金属を析出させることが可能となる。なお、触媒液N1には、上記触媒活性を有する金属の吸着を促進する吸着促進剤が含まれていても良い。
次に、めっき可能材料部分32に選択的に触媒が付与された基板Wがリンス処理される。この間、制御部3は、駆動部524を制御して、基板保持部52に保持された基板Wを所定速度で回転させながら、リンス液供給部55cを制御して、ノズル551cを基板Wの上方に位置させ、ノズル551cから基板Wに対してリンス液N3を供給する。基板Wに供給されたリンス液N3は、基板Wの回転に伴う遠心力によって基板Wの表面に広がる。これにより、基板W上に残存する触媒液N1が洗い流される。基板Wから飛散したリンス液N3は、カップ57を介して排出される。
次に、基板Wに対してめっき処理が行われ、めっき可能材料部分32に対して選択的にめっきが施される。これにより、めっき可能材料部分32上にハードマスク層35が形成される(図5(b)参照)。ハードマスク層35は、めっき可能材料部分32のうちめっき不可材料部分31が設けられていない部分に形成される。この際、制御部3は、駆動部524を制御して、基板保持部52に保持された基板Wを所定速度で回転させながら、あるいは、基板保持部52に保持された基板Wを停止した状態に維持しながら、めっき液供給部53を制御して、ノズル531を基板Wの上方に位置させ、ノズル531から基板Wに対してめっき液M1を供給する。これにより、基板Wのめっき可能材料部分32(具体的には、めっき可能材料部分32の表面に形成された触媒活性を有する金属膜)に選択的にめっき金属が析出し、ハードマスク層(めっき層)35が形成される。一方、基板Wのうちめっき不可材料部分31には、触媒活性を有する金属膜が形成されていないため、めっき金属が実質的に析出せず、ハードマスク層35は形成されない。
このようなハードマスク層35は、B又はPを含むCo、Co合金、又はNi系材料を主成分とする。このうちB又はPを含むCo、Co合金としては、例えばCoB、CoP、CoWP、CoWB、CoWBPが挙げられる。また、Ni系材料としては、NiWB、NiB、NiWP、NiWBPが挙げられる。
次にめっき処理の際、基板Wに供給されるめっき液の作製方法について、図2により更に説明する。
上述のようにA液貯留部61a内に貯留された金属イオンを含有するA液が予備温調器62に送られ、この予備温調器62によりA液が予備加熱される。このときA液は予備温調器62によりめっき温度以上(例えば、60℃以上)まで加熱される。その後予備温調器62により加熱されたA液はめっき液作製部63へ送られる。
一方、B液貯留部61b内に貯留された還元剤を含有するB液は加熱されることなく、めっき液作製部63へ送られる。この場合、B液は加熱されることなく、めっき温度未満の温度に保たれる。次にめっき液作製部63においてA液とB液が混合してめっき液が作製される。めっき液作製部63において作製されためっき液は、次にめっき液供給部53のめっき液供給源532へ送られ、めっき液供給部53のノズル531から基板Wに供給され、上述のように基板Wに対してめっき処理が施される。
この間、A液は予め予備温調器62により加熱された後にめっき液作製部63に送られるが、B液は加熱されることなくめっき液作製部63に送られる。このためめっき液作製部63により作製されためっき液を加熱してA液とB液が反応する場合に比べて、めっき液中でA液とB液が反応してめっき液の性状劣化を防止することができる。
このようにしてめっき処理が終了した後、基板保持部52に保持された基板Wが洗浄処理される。この際、制御部3は、駆動部524を制御して、基板保持部52に保持された基板Wを所定速度で回転させながら、洗浄液供給部55bを制御して、ノズル551bを基板Wの上方に位置させ、ノズル551bから基板Wに対して洗浄液N2を供給する。基板Wに供給された洗浄液N2は、基板Wの回転に伴う遠心力によって基板Wの表面に広がる。これにより、基板Wに付着した異常めっき膜や反応副生成物等が、基板Wから除去される。基板Wから飛散した洗浄液N2は、カップ57を介して排出される。
次に、制御部3は、駆動部524を制御して、基板保持部52に保持された基板Wを所定速度で回転させながら、リンス液供給部55cを制御して、ノズル551cを基板Wの上方に位置させ、ノズル551cから基板Wに対してリンス液N3を供給する。これにより、基板W上のめっき液M1、洗浄液N2及びリンス液N3は、基板Wの回転に伴う遠心力によって基板Wから飛散し、カップ57を介して排出される。
その後、ハードマスク層35が形成された基板Wは、めっき処理部5から搬出される。
この際、制御部3は、搬送機構222を制御して、めっき処理部5から基板Wを取り出し、取り出した基板Wを受渡部214に載置するとともに、搬送機構213を制御して、受渡部214に載置された基板Wを取り出し、載置部211のキャリアCへ収容する。
次に、めっき処理部5から取り出された基板Wのうち、めっき不可材料部分31を選択的に除去する(図6(a))。一方、めっき可能材料部分32上に形成されたハードマスク層35は、除去されることなく残存する。このようにして、めっき可能材料部分32からなる下地材42と、下地材42上にパターン状に形成されたハードマスク層35とを有する基板Wが得られる。下地材42上であって、ハードマスク層35に覆われていない領域からは、下地材42(めっき可能材料部分32)が露出している。
次に、図6(b)に示すように、ハードマスク層35をマスクとしてめっき可能材料部分32からなる下地材42をドライエッチングする。これにより、下地材42のうちハードマスク層35に覆われていない部分が所定の深さまでエッチングされ、パターン状の凹部が形成される。
その後、図6(c)に示すように、ハードマスク層35をウェット洗浄法によって除去することにより、パターン状の凹部が形成された下地材42が得られる。なお、ハードマスク層35はウェット洗浄法によって除去することができるので、ハードマスク層35を容易に除去することができる。このようなウェット洗浄法で用いられる薬液としては、酸性溶媒が用いられる。
<第1実施例>
次に本発明の具体的実施例1について説明する。
本実施例1においては、まず金属イオンを含有するA液と、還元剤を含有するB液とを準備して各々A液貯留部61aおよびB液貯留部61bに貯留した。
次にA液を予備温調器62において予備加熱してめっき液作製部63へ送るとともに、B液は予備加熱することなくめっき液作製部63へ送り、このめっき液作製部63においてA液とB液を混合してめっき液を作製した。この場合、A液はめっき温度以上となっているが、B液はめっき温度未満となっている。その後めっき液作製部63において作製されためっき液を用いて基板Wに対して供給することにより、基板Wに対してめっき処理を施して、基板W上にハードマスク層(めっき層)を形成した。
次に基板W上のハードマスク層(めっき層)の断面についてSEM(scanning electron microscope)を用いて断面の像を得た。図3にそのSEM像を示す。図3に示すようにハードマスク層は緻密な結晶構造をもつことがわかった。
<第2実施例>
次に本発明の具体的実施例2について説明する。
本実施例2においては、まず金属イオンを含有するA液と、還元剤を含有するB液とを準備して各々A液貯留部61aおよびB液貯留部61bに貯留した。
次にB液を予備温調器62において予備加熱してめっき液作製部63へ送るとともに、A液は予備加熱することなくめっき液作製部63へ送り、このめっき液作製部63においてA液とB液を混合してめっき液を作製した。この場合、B液はめっき温度以上となっているが、A液はめっき温度未満となっている。その後めっき液作製部63において作製されためっき液を用いて基板Wに対して供給することにより、基板Wに対してめっき処理を施して、基板W上にハードマスク層(めっき層)を形成した。
次に基板W上のハードマスク層(めっき層)の断面についてSEM(scanning electron microscope)を用いて断面の像を得た。図3にそのSEM像を示す。図3に示すようにハードマスク層は緻密な結晶構造をもつことがわかった。
<比較例>
次に比較例について説明する。
比較例においては、まず金属イオンを含有するA液と、還元剤を含有するB液とを準備して各々A液貯留部61aおよびB液貯留部61bに貯留した。
次にA液およびB液を予備加熱することなくめっき液作製部63へ送り、このめっき液作製部63においてA液とB液を混合してめっき液を作製した。その後めっき液作製部63において作製されためっき液を加熱して温調した。その後温調されためっき液を用いて基板Wに対して供給することにより、基板Wに対してめっき処理を施した。
次に基板W上のハードマスク層(めっき層)の断面についてSEM(scanning electron microscope)を用いて断面の像を得た。図3にそのSEM像を示す。図3に示すようにハードマスク層は粗い結晶構造をもつことがわかった。
本実施例1、2において、A液およびB液のうちいずれか一方を予備加熱してめっき温度以上としてめっき液作製部63へ送り、他方を加熱することなくめっき温度未満としてめっき液作製部63へ送り、このめっき液作製部63においてA液とB液を混合してめっき液を作製した。
この場合、めっき液中でA液とB液が過度に反応することはなく、めっき液の性状が劣化しないため、緻密な結晶構造をもつめっき層を得ることができた。
これに対して比較例において、A液とB液を混合してめっき液を作製するとともに、このめっき液を加熱して温調するため、めっき液中でA液とB液が反応し、めっき液が劣化する。このことにより、めっき層は粗い結晶構造をもつことになった。
<変形例>
次に本発明の変形例について、図7により説明する。上記実施の形態において、A液とB液をめっき液作製部63内で混合することによりめっき液を作製し、作製されためっき液をめっき液供給源532へ送る例を示したが(図2参照)、これに限らずめっき液作製部63とめっき液供給源532を取り除いて、A液貯留部61a内のA液を予備温調器62で加熱した後直接A液用ノズル531aまで導き、同様にB液貯留部61b内のB液を直接B液用ノズル531bまで導き、A液用ノズル531aからA液を基板W上に供給し、B液用ノズル531bからB液を基板W上に供給してもよい(図7参照)。
図7に示す変形例において、A液用ノズル531aからのA液とB液用ノズル531bからのB液を基板W上に別個に供給することにより、基板W上においてA液とB液とが混合してめっき液が作製され、同時にこのめっき液が基板W上に供給されることになる。
さらにまた、図2において、めっき液作製部63において作製されためっき液をめっき液供給源532に送った後、更に基板Wにめっき液を供給する直前でめっき液をめっき液温調器65で温調してもよい。
またA液を予備温調器62でめっき温度以上まで予備加熱してめっき液作製部63まで送り、B液を加熱することなくめっき液作製部63まで送り、このめっき液作製部63においてA液とB液を混合してめっき液を作製する例を示したが、A液を予備温調器62でめっき温度以上まで予備加熱し、B液も図示しない予備温調器でめっき温度未満まで予備加熱し、A液とB液をめっき液作製部63において混合することによりめっき液を作製してもよい。
1 めっき処理システム
2 めっき処理ユニット
3 制御部
5 めっき処理部(めっき処理装置)
31 めっき不可材料部分
32 めっき可能材料部分
33 レジスト膜
35 ハードマスク層
41 芯材
42 下地材
43 中間層
51 チャンバ
52 基板保持部
53 めっき液供給部
54 ノズル移動機構
55a 触媒液供給部
55b 洗浄液供給部
55c リンス液供給部
56 ノズル移動機構
57 カップ
58 昇降機構
61a A液貯留部
61b B液貯留部
62 予備温調器
63 めっき液作製部
65 めっき液温調器

Claims (5)

  1. 基板を準備する工程と、
    金属イオンを含有するA液と還元剤を含有するB液を混合してめっき液を作製する工程と、
    前記基板に対して前記めっき液を供給してめっき処理を施すことにより、前記基板にめっき層を形成する工程とを備え、
    前記めっき液を作製する工程の前に、前記A液および前記B液のうち少なくとも一方を加熱し、当該一方を高温の液体、他方を低温の液体としたとき、前記高温の液体の温度をめっき温度以上とし、前記低温の液体の温度をめっき温度未満とし、
    前記めっき液を作製する工程と、前記基板にめっき層を形成する工程は、前記A液と前記B液を各々別個に前記基板上に供給することにより、同時に実行されることを特徴とするめっき処理方法。
  2. 前記めっき液を作製する工程の前に、前記低温の液体は温調されることを特徴とする請求項1記載のめっき処理方法。
  3. 前記めっき液を作製する工程の前に、前記低温の液体は温調されないことを特徴とする請求項1記載のめっき処理方法。
  4. 前記基板にめっき層を形成する工程の前に、前記基板に触媒付与処理を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のめっき処理方法。
  5. コンピュータにめっき処理方法を実行させるコンピュータプログラムを内蔵した記憶媒体において、
    前記めっき処理方法は、
    基板を準備する工程と、
    金属イオンを含有するA液と還元剤を含有するB液を混合してめっき液を作製する工程と、
    前記基板に対して前記めっき液を供給してめっき処理を施すことにより、前記基板にめっき層を形成する工程とを備え、
    前記めっき液を作製する工程の前に、前記A液および前記B液のうち少なくとも一方を加熱し、当該一方を高温の液体、他方を低温の液体としたとき、前記高温の液体の温度をめっき温度以上とし、前記低温の液体の温度をめっき温度未満とし、
    前記めっき液を作製する工程と、前記基板にめっき層を形成する工程は、前記A液と前記B液を各々別個に前記基板上に供給することにより、同時に実行されることを特徴とする記憶媒体。
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