JP6815178B2 - 空気調和機および空調制御方法 - Google Patents

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本発明は、空気調和機の遠隔操作に関する。
多くの空気調和機においては、リモコンにより壁や天井に設置された空気調和機の遠隔操作を行っている。しかし、リモコンが手元にない場合には、空気調和機を操作できない問題がある。
このため、リモコンを使用することなく、空気調和機を遠隔操作する方法が考案されている。
例えば、特許文献1には、空気調和機の室内機に形状認識手段を設け、この形状認識手段により手の形状を認識して、空気調和機の運転を制御することが記載されている。より詳細には、人の手や、カードに描かれた手の輪郭パターンを認識して、上を指差すような手の輪郭パターンを認識した場合に設定温度を上げる技術の記載がある。
特開2015−025575号公報
上記の先行技術によれば、リモコンを使用することなく空気調和機を遠隔操作することができるが、操作指示を記載したカードを予め用意する必要がある。また、在室者が、予め、空気調和機に認識させる操作に対応した手の形状を覚える必要がある。
本発明の目的は、在室者が意識することなく快適な空調環境を提供する空気調和機を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明の空気調和機は、空調室内の在室者を撮像するイメージセンサと、前記イメージセンサの撮像情報により在室者の視線方向を検出する視線方向検出部と、視線を室内機に向けた在室者の視線以外の手及び/又は腕による挙動を検出する検出手段と、前記視線方向検出部により検出した在室者の視線方向が前記室内機であることを検知した際に、前記検出手段による検出内容に応じて空調制御を変更する制御部と、を備え、前記制御部は、前記挙動として検出した動作が、暑い時又は寒い時に人が無意識に行う動作として当該制御部にあらかじめ設定されているものであれば、前記空調制御を、あらかじめその動作に設定されているとおりの空調制御へと変更するようにした。
本発明によれば、予め操作指示を記載したカードを用意する必要がなく、また、在室者が操作に対応した人の手の型を覚える必要がないので、意識することなく空気調和機を制御することができ、在室者の快適性を向上できる。
空気調和機の室内機の制御部構成を示す図である。 壁かけタイプの室内機と在室者の関係を示す図である。 てんかせタイプの室内機と在室者の関係を示す図である。 図3において、空調室内の上から見下ろした時の様子を示す図である。 在室者の挙動監視の一例を説明する図である。 壁かけタイプの室内機における風向きの空調制御を行う場合の制御フローを示している。 てんかせタイプの室内機における風向きの空調制御を行う場合の制御フローを示している。 設定温度を変更する空調制御の制御フローを示している。 在室者の挙動を監視して、空調に関する変更要求を推定して空調制御する場合の制御フローを示している。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1により、空気調和機の室内機1の制御構成を説明する。
室内機1は、壁または天井に設置され、不図示の室外機と冷媒配管で接続されて、冷媒と室内の空気との間で熱交換を行う。これにより、室内の空調を行う。
室内機1は、不図示の室外機やリモコンと通信する通信部12と、冷房動作時に室外機で凝縮された高圧冷媒を減圧する室内膨張弁15と、室内膨張弁15で減圧された冷媒と熱交換して冷却される室内空気の流れを作る室内ファン14と、冷却された室内空気(冷却風)の通風方向を調整するルーバー3とを備えている。
また、室内機1は、空調室内の画像情報を取得する画像イメージセンサ17と、空調室内の熱画像情報を取得する赤外線イメージセンサ18と、冷媒温度を測定する冷媒温度センサ19と、室内空気の温度を測定する空気温度センサ20と、室内空気の湿度を測定する空気湿度センサ21の複数のセンサを備えている。
これらのセンサは、室内機制御部10に接続されて、空調制御が行われている。
画像イメージセンサ17や赤外線イメージセンサ18は、室内機1の前面に設けられ、空調室内全体の画像情報を取得する。
画像イメージセンサ17や赤外線イメージセンサ18は、空調室内を走査して画像情報を取得するようにしてもよく、また、ズーム機能により在室者の顔面を拡大して画像情報を取得するようにしてもよい。これにより、後述する視線検出の精度向上を図ることができる。
室内機制御部10は、通信部12に接続するリモコンにより設定される操作情報に基づいて、室内膨張弁15と室内ファン14とルーバー3を制御して空調制御を行う。
詳しくは、室内ファン14は、室内機制御部10からの指令により、ファンモータ(不図示)を駆動してファンを回転させて空調風の流れを作る。
ルーバー3も、室内機制御部10からの指令により、上下方向用モータ(不図示)や左右方向用モータ(不図示)を駆動してルーバー3の向きを変更し、空調室内の空調風の向きを調節する。
詳細は後述するが、室内機制御部10には、視線方向検出部11と要求推定部22が設けられている。
この視線方検出部11により、画像イメージセンサ17や赤外線イメージセンサ18で取得した空調室内の画像情報に基づいて、在室者が居るか否かが検出される。そして、視線方向検出部11は、在室者が居る場合には、在室者の顔が映っているか否を判定し、在室者の顔が映っている場合には、在室者の顔の画像情報から在室者の視線方向を検出する。
この視線方向検出部11の在室者の視線方向を検出する方法には、以下の方法がある。例えば、眼球の中心から黒目の中心へ向かう方向が視線の方向とすることができるので、画像イメージセンサ17による空調室内の画像情報に基づいて、眼球の中心位置と眼球の半径と黒目の中心位置を求めて、在室者の視線方向を特定することができる。
上記の眼球の画像情報から視線方向を検出する方法以外にも、空調室内の画像情報から在室者の顔方向を検出して、在室者の視線方向を特定するようにしてもよい。顔方向の検出は、顔面、目、鼻および口を含む1つの領域の重心と頭部輪郭の重心との距離から、室内機の方向に顔の正面を向いていることを検出して行うことできる。
室内機制御部10は、視線方向検出部11により所定時間に亘って在室者の視線方向が室内機1の方向になっていることを検知すると、空調風の向きや風量、空調温度等の空調制御を変更する。
これは、在室者が、暑いと感じた時、寒いと感じた時、風が当たって不快な時、空調の変更要求により無意識に室内機を見てしまう習性を利用したものである。
また、実施形態の空気調和機の室内機1では、在室者により快適な空調環境を提供するため、室内機制御部10に、在室者が要求している空調の変更内容を推定する要求推定部22を設けている。
例えば、要求推定部22は、空気湿度センサ21で検出した室内空気の湿度や、赤外線イメージセンサ18で取得した空調室内の熱画像情報に基づいて、在室者の顔面や着衣の表面温度を検出して、空調の変更内容を推定する。室内機制御部10は、この推定結果に基づいて、空調制御を変更する。
詳細には、在室者の顔面温度が所定温度以上であれば、顔面温度に応じて空調設定温度を下げ、在室者の顔面温度が所定温度以下であれば、顔面温度に応じて空調設定温度を上げる変更を行う。
また、在室者の着衣温度が所定温度以上であれば、着衣温度に応じて空調設定温度を下げ、在室者の着衣温度が所定温度以下であれば、着衣温度に応じて空調設定温度を上げる変更を行う。
空調室内に複数の在室者がある場合には、視線方向を室内機1の方向にした在室者の比率や、視線方向を室内機1の方向にした在室者の分布を考慮して、空調制御を変更するようにしてもよい。
また、要求推定部22は、所定時間に亘って在室者の視線方向が室内機1の方向になっていることを検知した後に、画像イメージセンサ17や赤外線イメージセンサ18によりこの在室者の挙動を所定時間監視して、在室者が感じている空調の変更要求内容を推定する。
例えば、要求推定部22は、在室者の顔を手やうちわ等であおぐ動作や汗をぬぐう動作を検出した場合には、在室者が暑いと感じて涼しさを求めていると推定し、室内機制御部10は、空調風の向きや風量等の空調制御を変更する。
また、要求推定部22は、在室者が腕を組む動作や両腕で体を抱え込む動作、腕をさする動作を検出した場合には、在室者が寒いと感じているかまたは暖かさを求めていると推定し、室内機制御部10は、空調風が在室者に当たらないように風向きや風量等の空調制御を変更する。
空調室内に複数の在室者が居る場合には、あおぐ等の挙動を行った在室者の比率や、分布を考慮して、空調制御を変更するようにしてもよい。
LED表示灯13は、所定時間に亘って在室者の視線方向が室内機1の方向になっていることを視線方向検出部11により検知された時、一定時間点灯あるいは点滅する。
これにより、室内機1に視線を移した在室者は、室内機制御部10により認知されたことが判る。
つぎに、図2から図4により、空調室内の概要を説明する。
図2は、壁かけタイプの室内機1が、空調室内100の壁に設置される例を示している。空調室内100には、在室者101Aと101Bの2名の在室者があり、このうち、在室者101Aが、室内機1の前に着座している。
図2における室内機1の人検知センサ2は、図1における画像イメージセンサ17もしくは赤外線イメージセンサ18、または、その両方である。人検知センサ2で取得した画像情報から人を検知し、顔の画像情報を取得する。そして、顔の画像情報から視線方向を求め、室内機1を一定時間見ているか判断する。
図2における室内機1の報知部5は、図1におけるLED表示灯13に対応する。所定時間に亘って在室者の視線102が室内機1の方向になっていることを室内機1により検知された時、一定時間点灯あるいは点滅する。これにより、室内機1に視線を移した在室者は、室内機1により認知されたことが判る。
図2において、室内機1は、人検知センサ2により、空調室内100の在室者101Aと101Bの2名の在室者が検知する。そして、在室者101Bは、室内機1の設置側と反対側に向いているため、室内機1は、在室者101Aの顔の画像情報だけを取得する。そして、在室者101Aの視線102の方向を求め、室内機1の方向になっているか否かを検出する。
室内機1は、在室者101Aの視線102の方向が室内機1の方向になっていると検出した時には、風向きの空調制御をつぎのように変更する。
在室者101Aに空調風が当たる空調制御を行っている時には、在室者101Aは風が当たって不快感を覚えていると判断して、ルーバー3の向きを在室者101Aの方向から変更して、風の向き4を変更する。在室者101Aに空調風が当たらない空調制御の時には、在室者101Aは風が当たらずに不快感を覚えていると判断して、ルーバー3の向きを在室者101Aの方向に変更して、風の向き4を変更する。
すなわち、固定の向きであった場合は異なる向きに設定する。
室内機1が、空調風を広い範囲に自動的に向きを変更するスイング動作中であった場合には、ルーバー3の向きを所定の向きに固定するように変更して、風の向き4を変更する。
図2のルーバー3は、上下方向を調節するルーバーのみ図示しているが、左右方向のルーバーも用いてもよい。
上記の在室者101Aの視線方向が室内機の方向になっていると検出した時の、風向きの空調制御の変更は、所定時間行った後に、元の制御状態に戻す。これは、変更要求は一時的な要求であること、在室者は時間経過により変わることもあること、などのためである。在室者は必要に応じて再度要求を出すこともできるので問題はない。
図3は、天井に室内機を埋め込み設置するてんかせタイプ(天井カセット形)の室内機1Aと室内機1Bが、空調室内100に設置されている例を示している。空調室内には、在室者101Aと101Bの2名の在室者があり、このうち、在室者101Aが、室内機1Aの下に着座している。
図4は、空調室内100の上部から室内を見下ろした図である。
室内機1Aに設けられた人検知センサ2Aと室内機1Bに設けられた人検知センサ2Bは、図1における画像イメージセンサ17もしくは赤外線イメージセンサ18、または、その両方である。
室内機1Aの人検知センサ2Aで取得した画像情報から人を検知し、顔の画像情報を取得する。そして、顔の画像情報から視線方向を求め、室内機1Aを一定時間見ているか判断する。このとき、人検知センサ2Aの画像情報の取得範囲は、室内機1Aの空調風の到達範囲をカバーしているものとする。
室内機1Bの人検知センサ2Bも同様に、人検知センサ2Bで取得した画像情報により、室内機1Bを一定時間見ている人を検出する。
図4に示すように、室内機1Aと室内機1Bは、4方向の空調風を個別に制御するルーバー(3A−A、3A−B)を備えた4方向吹き出しタイプであり、風の向き4を変更することができる。
図3において、室内機1Aは、人検知センサ2Aにより、空調室内100の在室者101Aと101Bの2名の在室者が検知する。そして、在室者101Bは、室内機1Aの設置側と反対側に向いているため、室内機1Aは、在室者101Aの顔の画像情報だけを取得する。そして、在室者101Aの視線102の方向を求め、室内機1Aの方向になっているか否かを検出する。
室内機1Aは、在室者101Aの視線102の方向が室内機1Aの方向になっていると検出した時には、在室者101Aの方向(視線102の方向)に対応するルーバー3A−A(図4参照)を求め、ルーバー3A−Aの向きを調整して、風の向き4の空調制御を変更する。
この室内機1Aの空調制御の変更内容は、図2の室内機1と同様に行えばよいので、説明を省略する。
室内機1Bは、人検知センサ2Bにより、空調室内100の在室者101Aと101Bの2名の在室者が検知する。室内機1Bは、在室者101Aの顔の画像情報を取得して、在室者101Aの視線102の方向を求め、室内機1Bの方向になっているか否かを検出する。
在室者101Aの視線102の方向は、室内機1Aの方向であるため、室内機1Bは、空調制御の変更を行わない。
このように、室内機1Aと室内機1Bのそれぞれが、独立に在室者の視線検出を行うことで、複数の在室者の各人に好適な空調環境を適用することができる。
図3、図4では、4方向吹き出しタイプの室内機について説明したが、4方向に限らず、2方向や1方向のてんかせタイプの室内機においても、在室者の視線方向に一致する方向のルーバーを制御すればよい。
図5は、要求推定部22(図1参照)で行われる在室者の挙動監視の一例を説明する図である。
要求推定部22は、視線方向検出部11(図1参照)により検出した室内機1に視線を向けた在室者101Aの挙動を、画像イメージセンサ17や赤外線イメージセンサ18により所定時間監視し、図5に示すような画像情報を得る。
そして、要求推定部22は、図5に示すような、在室者101Aの顔のまわりで顔をあおぐ手103を認識した場合には、在室者が暑いと感じている推定し、空調風の向きや風量を変更する等の空調制御を変更する。
なお、顔をあおぐのは手ではなくうちわなど他のものでもよい。顔近傍で定期的に動くものがある時に、あおいでいると判断することができる。
また、要求推定部22は、室内機1に視線を向けた在室者の各人について、上記の処理を行う。
上述のように、要求推定部22が、在室者の“顔をあおぐ”という無意識の動作を検出して、空調機制御を変更することができるので、在室者が空調変更のためのジェスチャーを覚える必要がない。
視線方向検出部11の一致検出または要求推定部22の推定結果に応じて変更した空調制御は、所定の時間が経過した後、変更前の空調制御の状態に戻す。これは、在室者の変更要求は一時的であることや、在室者は時間経過により変わること、などのためである。在室者が不快を感じた際に、再度変更されるので問題はない。
つぎに、図6〜図9により、室内機制御部10(図1参照)の制御フローを説明する。
図6は、図2で説明した在室者101Aの視線102の方向が室内機1の方向になっていることを検出して風向き変更の空調制御を行う場合の制御フローを示している。
まず、視線方向検出部11は、人検知センサ2(図2参照)に対応する画像イメージセンサ17や赤外線イメージセンサ18(図1参照)により、空調室内の画像情報を取得する(S61)。
つぎに、視線方向検出部11は、取得した画像情報に人の顔画像を検出する(S62)。そして、視線方向検出部11は、顔画像検出できたかを判定し(S63)、顔検出できた場合(S63のYes)には、ステップS64に進む。顔検出できなかった場合(S63のNo)には、ステップS68に進む。
ステップS64では、視線方向検出部11は、顔検出した人の視線方向を算出する。
そして、室内機制御部10は、ステップS65で、算出した視線方向が、室内機の方向か否かを判定する。顔検出した人の視線方向が室内機の方向の場合は(S65のYes)、ステップS66に進む。顔検出した人の視線方向が室内機の方向でない場合は(S65のNo)、ステップS68に進む。
ステップS66では、室内機制御部10は、室内機1に視線を向けた在室者101Aが、室内機1が視線移動を認知したことが判るように、報知部5(図2参照)に対応するLED表示灯13(図1参照)を一定時間点灯あるいは点滅する。
ステップS67で、室内機制御部10は、風向きの空調制御を変更する。そして、周期的にこの処理が行われるように、ステップS61に戻る。
より詳細には、室内機制御部10は、在室者に空調風が当たる風当ての空調制御の時には、ルーバー3の向きを在室者の方向から変更して、風の向き4を変更する。在室者に空調風が当たらない風よけの空調制御の時には、ルーバー3の向きを在室者の方向にして、風の向き4を変更する。つまり、風当てと風よけの空調制御を切り替える。
ルーバー3が、空調風を広い範囲に自動的に向きを変更するスイング動作中であった場合には、室内機制御部10は、ルーバー3の向きを所定の向きに固定するように変更して、風の向き4を変更する。また、ルーバー3の向きが固定であった場合には、スイング動作させる。
ステップS68では、室内機制御部10は、視線検知による風向きの空調制御を変更してから所定時間経過したか否かを判定する。
所定時間経過していなければ(S68のNo)、ステップS61に戻る。所定時間経過していれば(S68のYes)、ステップS67で変更した風向きの空調制御を変更前の設定に戻す(S69)。そして、ステップS61に戻り、実施形態の空調制御処理を繰り返す。
ステップS68とステップS69の処理により空調風の風向変更を行う時間を制限することで、過度な空調変更を抑止する。
図7は、図3と図4で説明したてんかせタイプ(天井カセット形)の室内機1A、室内機1Bが設置され、在室者101Aの視線102の方向を検知して風向きの空調制御の変更を行う場合の室内機1Aと室内機1Bのそれぞれの制御フローを示している。
図7の制御フローは、図6の制御フローに、室内機制御部10が、室内機の4方向の吹き出し方向についていずれの方向の空調制御(風向き)を行うかを、在室者の視線方向から特定する処理(S71)が追加されている。
ステップS61からステップS69は、図6と同様の処理となっている。ここで、ステップS67の処理は、ステップS71で特定された吹き出し方向について行われる。
図8は、室内機1の方向に視線を向けた在室者の顔面の表面温度を検出して、設定温度を変更する空調制御の制御フローを示している。
図8の制御フローは、図6のステップS67を、視線を検知した人の顔温度を検出する処理(S81)に替えたものである。
そして、ステップS82で、ステップS81で検知した室内機1に視線を向けた人の顔温度に基づいて、空調の温度設定を変更する。
詳しくは、ステップS81では、要求推定部22(図1参照)が、赤外線イメージセンサ18により取得した熱画像情報に基づいて在室者の顔面温度を検出する。
そして、ステップS82では、室内機制御部10(図1参照)が、在室者の顔面温度が所定温度以上であれば、顔面温度に応じて空調設定温度を下げ、在室者の顔面温度が所定温度以下であれば、顔面温度に応じて空調設定温度を上げる変更を行う。
室内機制御部10は、ステップS68で、空調制御の変更後所定時間経過すると(S68のYes)、ステップS82で変更した空調制御の設定温度を変更前の設定に戻す(S83)。そして、ステップS61に戻り、室内機1の方向に視線を向けた在室者の顔面の表面温度を検出して、設定温度を変更する空調制御を繰り返す。
消費電力が大きくなる方向に空調制御の設定温度が変更された場合には、ステップS83により、所定時間の経過後に変更前の消費電力に戻るので、省エネの効果がある。
また、在室者の一時的な空調設定の変更要求に対応できる。
図9は、図5で説明した室内機1の方向に視線を向けた在室者の挙動を監視して、空調に関する変更要求を推定して空調制御する場合の制御フローを示している。
図9の制御フローは、図6の制御フローとは、ステップS66より後の在室者の視線方向が室内機方向であることを検知した後の処理が異なる。ステップS61からステップS66の処理は、図6と同じ処理となるため、ここでは説明を省略する。
ステップS91では、要求推定部22(図1参照)が、人検知センサ2(図2参照)に対応する画像イメージセンサ17や赤外線イメージセンサ18(図1参照)により、視線方向を室内機の方向に向けた在室者の画像情報を取得する。
そして、要求推定部22は、取得した画像情報により、在室者のあおぎ動作を検出できたか否かを判定する(S92)。
在室者のあおぎ動作を検出できなかった場合には(S92のNo)、在室者の監視時間が所定時間を超えたか否かの経過を判定する(S95)。
監視時間を超過した場合(S95のYes)には、空調制御の変更を行わずにステップS61に戻る。監視時間中の場合(S95のNo)には、ステップS91に戻り、視線方向を室内機の方向に向けた在室者の監視を続ける。
ステップS92で、要求推定部22が在室者のあおぎ動作を検出した場合(S92のYes)には、室内機制御部10は、室内機1に視線を移した在室者に、空調制御を変更することが判るように、報知部5(図2参照)に対応するLED表示灯13(図1参照)を一定時間点灯あるいは点滅する(S93)。
ステップS94で、室内機制御部10は、在室者の暑さを解消するために、空調設定温度を下げる変更を行う。そして、ステップS61に戻る。
室内機制御部10は、ステップS68で、空調制御の変更後所定時間経過すると(S68のYes)、ステップS94で変更した空調制御の設定温度を変更前の設定に戻す(S96)。そして、ステップS61に戻り、制御フローを繰り返す。
図6、図7で室内機1に視線を向けた在室者への風向きを変更する空調制御フロー、図8で室内機1に視線を向けた在室者の顔面温度に応じて設定温度を変更する空調制御フロー、図9で室内機1に視線を向けた在室者の挙動監視により設定温度を変更する空調制御フローを個別に説明したが、組み合わせて制御するようにしてもよい。
例えば、図8の制御フローのステップS82において、空気温度センサ20(図1参照)で検出した室内温度と、ステップS81で検出した顔温度との差分が所定値より大きい時にステップS82の処理を行うようにする。そして、差分値が所定値以内の時には、図6や図7のステップS67の風向きを変更する空調制御を行うようにする。
また、図9のステップS95で室内機1に視線を移した在室者の監視時間を超過した時(S95のYes)に、室内機1に視線を向けた在室者への風向きを変更する空調制御や室内機1に視線を向けた在室者の顔面温度に応じて設定温度を変更する空調制御を行うようにしてもよい。
また、図8のステップS81とステップS82の顔温度に応じて空調制御を変更する処理において、視線を検知した人の男女の性別を検出し(S81)、空調制御(温度設定)の変更(S82)の内容を男性と女性により変えるようにしてもよい。
また、視線を検知した人の年代を検出し、年代に応じて空調制御(温度設定)の変更の内容を変えるようにしてもよい。
本実施形態の空気調和機によれば、暑い時、寒い時、風が当たって不快な時に無意識に室内機を見てしまうという人間の自然な動作を利用して空調制御を可能とし、在室者の快適性を向上させることができる。空調制御をしようとする人にとっても、移動せずその場で、リモコンを用いずに特別なこともせずに、目立たずスマートに空調制御を変更可能とし、快適性を向上させることができる。
また、多くの人と一緒に在室している時、空調の設定を変えたくても我慢してしまうことがある。本実施形態の空気調和機の場合、例えば自分に風が当たって不快な時、その風を吹き出している室内機を見るだけで自分に風が当たらないようにすることができる。リモコンの操作や、いかにも空調を変更しているというような特別なジェスチャーをする必要がないので、空調を変更していることをまわりの人に気づかれにくい。このため、気軽に空調を変更することができる。
さらに、空調における快適度は、自分がどれだけ自由に設定できるかということも大きく影響するため、空調を変更した結果の室内空気状態によってだけでなく、気軽に空調を変更できることそれ自体によっても在室者の快適性を向上させることができる。
また、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記の実施例は本発明で分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。
1 室内機
3 ルーバー
10 室内機制御部
11 視線方向検出部
12 通信部
13 LED表示灯(報知部)
14 室内ファン
15 室内膨張弁
17 画像イメージセンサ
18 赤外線イメージセンサ
19 冷媒温度センサ
20 空気温度センサ
21 空気湿度センサ
22 要求推定部

Claims (4)

  1. 空調室内の在室者を撮像するイメージセンサと、
    前記イメージセンサの撮像情報により在室者の視線方向を検出する視線方向検出部と、
    視線を室内機に向けた在室者の視線以外の手及び/又は腕による挙動を検出する検出手段と、
    前記視線方向検出部により検出した在室者の視線方向が前記室内機であることを検知した際に、前記検出手段による検出内容に応じて空調制御を変更する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記挙動として検出した動作が、暑い時又は寒い時に人が無意識に行う動作として当該制御部にあらかじめ設定されているものであれば、前記空調制御を、あらかじめその動作に設定されているとおりの空調制御へと変更することを特徴とする空気調和機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機において、さらに、
    前記視線方向検出部により検出した在室者の視線方向が前記室内機であることを検知したことを報知する報知部
    を備えることを特徴とする空気調和機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の空気調和機において、
    前記制御部は、在室者の視線方向が前記室内機であることを検知して空調制御を変更してから所定時間の経過後に、空調制御を変更前の状態に戻す
    ことを特徴とする空気調和機。
  4. 在室者の視線を検出するステップと、
    視線を室内機に向けた在室者の視線以外の手及び/又は腕による挙動を検出するステップと、
    検出した視線が前記室内機の方向である時、視線を前記室内機に向けた在室者の前記挙動に応じて空調制御を変更するステップと、を含み、
    前記挙動として検出した動作が、暑い時又は寒い時に人が無意識に行う動作としてあらかじめ設定されているものであれば、前記空調制御を、あらかじめその動作に設定されているとおりの空調制御へと変更することを特徴とする空気調和機の空調制御方法。
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