JP6814438B2 - 穴あけ治具及び当該穴あけ治具を使用した穴あけ方法 - Google Patents

穴あけ治具及び当該穴あけ治具を使用した穴あけ方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば車両のバンパー等、表面に塗装を塗布した樹脂部材に穴を穿設する穴あけ治具及び当該穴あけ治具を使用した穴あけ方法に関する。
車両が走行中に周囲の障害物に接近した際に、車両のバンパー等に取り付けた超音波センサーが障害物への接近を感知し、ブザー音等の注意警報を発して運転者に障害物への接近を報知する超音波感知システムが用いられている。この超音波センサーを車両のバンパーに後付けする場合には、バンパーに超音波センサーのセンサーマイク部を配置する穴を穿設する必要がある。
このような場合に従来は、ドリルやホールソー等の回転工具によりバンパーを切削して穴を穿設していた。しかしながら、バンパー表面には塗装が塗布されており、これらの回転工具を使用した場合には回転工具の回転力により塗装が引きちぎられてしまい、外観が著しく損なわれてしまうという問題があった。また、これらの回転工具を使用した場合には穴の開口縁部にバリが発生するため、このバリを除去するためにヤスリ等で削る必要があり、作業が煩雑であると共にヤスリ等により塗装が削られてしまうという問題もあった。
上述のような回転工具を使用しない穴あけ方法として、特許文献1には段付き穴を穿設する穴加工具が記載されている。この穴加工具は、固定型の刃受部と可動型の刃部により被穿設体である樹脂製の基板を挟持した後、打ち抜くことにより切断する構成となっている。
また、特許文献2には、パンチによりバンパーを打ち抜き、この打ち抜きの際にバンパーの上面に生じたかえりをパンチの押圧面により押圧して押し潰すプレス加工方法が記載されている。
特許第4969511号公報 特開2009−202272号公報
特許文献1に記載の穴加工具は、いわゆるせん断加工により穴を穿設するものであるが、穿設される穴は段付き穴であり被穿設体に穴の穿設以外の形状の変形が生じるため、被穿設体の表面に塗装が塗布されている場合には、当該形状変形に伴って塗装が剥離する虞があった。また、段を付けない穴の穿設には使用することができなかった。
また、特許文献2に記載のプレス加工方法では、バンパーの表面が一度上方に突出するようにかえりとなり、その後そのかえりを下方に押圧してかえりを潰すものであるため、穿設された穴の開口縁部は上下に力が加えられ負荷がかかる。バンパーの表面に塗装が塗布されている場合には、この負荷により意図しない位置での塗装の切断や剥離が発生する虞があった。
そこで、本発明は以上の問題点を解決し、被穿設体に塗装が塗布されている場合であっても、打ち抜き穴の開口縁部において被穿設体の素地と塗装との境界を目立ち難くして外観が著しく損なわれることのない穴あけ治具及び当該穴あけ治具を使用した穴あけ方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る穴あけ治具は、雄刃と、雌刃と、軸部材と、を有して構成され、前記雄刃と前記軸部材が連結可能であり、前記雄刃は雄刃本体部と筒状部とを有し、前記雄刃本体部には前記軸部材を挿通する軸連結孔と刃部が形成され、前記刃部は平面状の刃面を有し、前記筒状部に前記軸部材を挿通する軸挿通孔が形成され、前記雌刃には前記筒状部を挿通する筒部挿通孔と、前記刃部を収納可能な刃部収納孔が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明に係る穴あけ治具は、前記雄刃と前記軸部材は、前記雄刃本体部に形成された軸連結孔に前記軸部材を挿通し、前記雄刃に形成された雌螺子部と前記軸部材に形成された雄螺子部が螺合することにより連結可能であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明に係る穴あけ治具は、前記雄刃本体部に工具を係止可能な工具係止部が形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明に係る穴あけ治具は、前記雄刃本体部に円筒状の工具係止部が形成され、前記工具係止部の軸方向の一側端部に凹状の係止孔が形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明に係る穴あけ治具は、前記雄刃に前記雄螺子部と螺合するナットを収納可能なナット収納部が形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明に係る穴あけ治具は、前記刃部が前記筒状部と前記工具係止部との間に配置されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明に係る穴あけ方法は、一側面に塗装を施した被穿設体に前記軸部材を挿通する仮穴を穿設し、前記雌刃に穿設された貫通孔に挿通した前記軸部材を前記被穿設体の他側面側から前記仮穴に挿通し、前記筒部挿通孔に前記筒状部を挿通すると共に、前記軸部材の前記雄螺子部に前記雄刃を螺合し、前記刃面を前記被穿設体の前記一側面に当接させ、前記雄刃と前記雌刃により前記被穿設体を挟み、前記軸部材を回転しないように固定しながら前記雄刃を前記軸部材を中心に回転させて前記雌刃に接近させ、前記刃部により前記塗装の一部を切削し、前記雄刃を回転しないように固定しながら前記軸部材を回転させて前記雄刃と前記雌刃とを接近させ、前記被穿設体を打ち抜くことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、一側表面に塗装が塗布された被穿設体の塗装の一部を切削した後に、被穿設体に打ち抜き穴を穿設することができる。
請求項2に記載の発明によれば、雄刃と軸部材を螺合することができ、雄刃の移動距離を雄刃の回転量とねじピッチにより調整することができる。
請求項3に記載の発明によれば、雄刃及び軸部材にスパナ又はレンチ等の工具を係止して雄刃及び軸部材を固定及び回転させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、係止孔に六角レンチ等の工具を係止し、雄刃を固定及び回転させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、ナットをナット収納部に収納することにより雄刃と軸部材を螺合することができる。
請求項6に記載の発明によれば、雄刃を意図せず落下させてしまった時に、刃部が床面に衝突し難くし、刃部が損傷することを抑制することができる。
請求項7に記載の発明によれば、打ち抜き穴の開口縁部において被穿設体の素地と塗装との境界が目立ち難くい打ち抜き穴を穿設することができる。
本発明の実施例1を示す穴あけ治具の分解正面図である。 同、雄刃の左側面図である。 同、雄刃の右側面図である。 同、雌刃の左側面図である。 同、雌刃の右側面図である。 同、金属ワッシャの左側面図である。 同、樹脂ワッシャの左側面図である。 同、バンパーの縦断面図である。 同、仮穴を穿設した状態のバンパーの縦断面図である。 同、バンパーに穴あけ治具をセッティングした状態の穴あけ治具及びバンパーの縦断面図である。 同、塗装を一部切削した状態の穴あけ治具及びバンパーの縦断面図である。 同、バンパーを打ち抜いている途中の状態の穴あけ治具及びバンパーの縦断面図である。 同、バンパーを打ち抜いた状態の穴あけ治具及びバンパーの縦断面図である。 本発明の実施例2を示す雄刃の斜視図である。 同、雄刃の変形例の斜視図である。 本発明の実施例3を示すバンパーに穴あけ治具をセッティングした状態の穴あけ治具及びバンパーの縦断面図である。 同、塗装を一部切削した状態の穴あけ治具及びバンパーの縦断面図である。 同、バンパーを打ち抜いている途中の状態の穴あけ治具及びバンパーの縦断面図である。 同、バンパーを打ち抜いた状態の穴あけ治具及びバンパーの縦断面図である。
以下、本発明の実施例について、添付の図1〜図19を参照して説明する。以下に説明する実施例は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1に示すように、本実施例の穴あけ治具1は、雄刃2と、雌刃3と、軸部材である六角ボルト4と、金属ワッシャ5と、樹脂ワッシャ6とを有して構成されている。雄刃2、雌刃3、六角ボルト4は、焼き入れをした鋼材により形成されている。
図1〜図3に示すように、雄刃2は、刃部25が形成された雄刃本体部11と、雌刃3に挿通される円筒状の筒状部12とを有して構成されている。筒状部12は、雄刃本体部11の刃部25に接続して設けられている。雄刃本体部11の刃部25と反対側の端部にはスパナやレンチ等の工具を係止可能な六角柱状の工具係止部13が設けられている。本実施例の工具係止部13は六角柱状に形成されているが、例えば、三角柱状や四角柱状等、使用する工具に対応させた他の形状であってもよい。雄刃本体部11は、円筒状に形成された中間円筒部14と、中間円筒部14から徐々に拡径するテーパ部15と、中間円筒部14よりも大径の円筒状に形成された刃形成部16から構成される。
雄刃本体部11の径方向中心部には六角ボルト4の雄螺子部43が螺合可能な雌螺子部17が形成された軸連結孔としての螺子孔18が穿設されており、工具係止部13の端部19は螺子孔18が開口している。また、筒状部12の径方向中心部には六角ボルト4を挿通可能な軸挿通孔20が穿設されている。螺子孔18と軸挿通孔20は連通しており、筒状部12の雄刃本体部11と反対側の端部21は軸挿通孔20が開口している。端部21の外周角部は面取りされた面取り部22が形成されている。円環状に形成された刃形成部16の端面である刃面23は平面状に形成されており、この刃面23及び刃面23の外周角部に形成された刃角部24が刃部25である。刃部25は筒状部12と工具係止部13との間に配置されており、雄刃2を意図せず落下させてしまった場合に、雄刃2の両端に設けられた筒状部12又は工具係止部13が先に床面に衝突し、刃部25が床面に衝突する確率を低減することができる。そのため、雄刃2の落下により刃部25が損傷する確率を低減することができる。
図1、図4、図5に示すように、雌刃3は、円筒状に形成された収納部31と、収納部31よりも小径の円筒状に形成された基部32とを有している。雌刃3の径方向中央部には貫通孔33が穿設されており、この貫通孔33は収納部31内の刃部収納孔34及び刃部収納孔34よりも大径の破片収納孔35と、収納部31内及び基部32内の筒部挿通孔36から構成されている。刃部収納孔34の直径は雄刃2の刃形成部16の外径よりも僅かに大きく形成されており、雄刃本体部11を出し入れ可能となっている。筒部挿通孔36の直径は、雄刃2の筒状部12の外径よりも僅かに大きく形成されており、筒状部12出し入れ可能となっている。また、筒部挿通孔36の直径は、刃形成部16の外径及び刃部収納孔34の直径よりも小さく形成されている。収納部31の基部32と反対側の端面である当接面37は平面状に形成されている。当接面37の外周角部、収納部31の当接面37と反対側の端面の外周角部、基部32の収納部31と反対側の端面の外周角部には面取りされた面取り部38,39,40が形成されている。
図1に示すように、六角ボルト4は、六角柱状に形成された頭部41と、円柱状に形成された胴部42と、雄螺子部43とを有している。頭部41には、フランジ部44が設けられている。雄刃2の長手方向の長さは雌刃3の長手方向の長さよりも長く形成され、六角ボルト4の長手方向の長さは雄刃2の長手方向の長さよりも長く形成されている。
図1、図6、図7に示すように、金属ワッシャ5及び樹脂ワッシャ6は、いずれも円環板状に形成されている。金属ワッシャ5の外径は樹脂ワッシャ6の外径よりも小さく六角ボルト4のフランジ部44の外径と略同一であり、樹脂ワッシャ6の外径は雌刃3の基部32の外径と略同一に形成されている。
ここで、穴あけ治具1を使用した被穿設体としての車両(図示せず)のバンパー51に打ち抜き穴52を穿設する方法について説明する。最初に、穴あけ治具1のセッティングについて説明する。まず、最終的に穿設する打ち抜き穴52よりも小さく、雄刃2の筒状部12を挿通可能な直径を有する仮穴53をドリル等の工具(図示せず)を使用してバンパー51に穿設する。図8は仮穴53を穿設する前のバンパー51の断面図であり、図9は仮穴53を穿設した状態のバンパー51の断面図である。次に、六角ボルト4を金属ワッシャ5及び樹脂ワッシャ6に挿通する。この時、金属ワッシャ5が頭部41側となるようにする。次に、六角ボルト4を基部32側から雌刃3の貫通孔33に挿通し、雌刃3と六角ボルト4のフランジ部44により金属ワッシャ5及び樹脂ワッシャ6を挟持する。この時、六角ボルト4は雌刃3に遊挿されており、六角ボルト4は雌刃3の貫通孔33内で回転可能となっている。次に、バンパー51の塗装54が塗布されていない他側面としての裏面55側から六角ボルト4を仮穴53に挿通し、収納部31の当接面37をバンパー51の裏面55に当接させる。この状態で、バンパー51の一側面としての塗装面56側から雄刃2の筒状部12を仮穴53に挿通すると共に、雌刃3の筒部挿通孔36に挿通する。そして、六角ボルト4を筒状部12の軸挿通孔20及び雄刃本体部11の螺子孔18に挿通し、雄刃2の雌螺子部17と六角ボルト4の雄螺子部43とを螺合し、雄刃2の刃面23をバンパー51の塗装面56に当接させることによりセッティングが完了する。図10は、穴あけ治具1のセッティングが完了した状態を示す。
穴あけ治具1のセッティングにおいては、筒状部12が筒部挿通孔36に挿通されることにより、雌刃3に対して雄刃2の位置決めがなされ、六角ボルト4の雄螺子部43に焼き入れによる歪みが生じた場合であっても、雄刃2と雌刃3との位置関係には影響が出難く、雌螺子部17と雄螺子部43との螺合による雄刃2と雌刃3とのがたつきを低減することができる。雌螺子部17と雄螺子部43とを螺合させる際は、六角ボルト4を固定して雄刃2を回転させてもよいし、雄刃2を固定して六角ボルト4を回転させてもよいし、雄刃2と六角ボルト4を両方回転させてもよい。また、雄刃2及び六角ボルト4の回転及び固定は作業者が直接手で行ってもよく、また、レンチやスパナ等の工具(図示せず)を使用してもよい。
次に、塗装54を塗布したバンパー51に打ち抜き穴52を穿設する方法について説明する。なお、本実施例の打ち抜き穴52の直径は約2cmであるが、打ち抜き穴52は刃部25の直径を変更することにより任意の直径とすることができる。まず、六角ボルト4を回転しないように固定した状態で雄刃2を六角ボルト4を中心に回転させて雌刃3に接近させる。この時、雄刃2の刃部25に当接したバンパー51の塗装54が所定量切削される。そして、塗装54を所定の厚みだけ残して雄刃2の回転を停止させて固定する。図11は塗装54を所定量切削し、雄刃2の回転を停止させた状態を示す。次に、雄刃2を回転しないように固定した状態で六角ボルト4を回転させて六角ボルト4の雄螺子部43を雄刃2の雌螺子部17にねじ込んでいく。この時、雄刃2の刃部25及び雌刃3の当接面37はより強くバンパー51に押し付けられる。なお、雄刃2を回転しないように固定するのは、塗装54が必要以上に切削されることを防止するためである。さらに六角ボルト4を回転させていくと、バンパー51に働くせん断力がバンパー51のせん断強さ以上となり、バンパー51が雄刃2によって打ち抜かれる。このように、穴あけ治具1を使用した打ち抜き穴52の穿設はいわゆるせん断加工であり、雄刃2がパンチ、雌刃3がダイとして機能する。バンパー51が打ち抜かれると、雄刃2の刃部25が刃部収納孔34に収納され、打ち抜かれたバンパー51の破片57は刃部収納孔34や破片収納孔35に収納される。図12は、バンパー51が打ち抜かれる途中の状態を示し、図13は、バンパー51が打ち抜かれた状態を示す。最後に雄刃2を六角ボルト4を中心に回転させて雌螺子部17と雄螺子部43の螺合を外し、雄刃2を雌刃3及び打ち抜き穴52から引き抜くとバンパー51に打ち抜き穴52が穿設された状態となる。バンパー51の破片57は、雌刃3から取り出して廃棄すればよい。
上述の打ち抜き穴52の穿設方法において、塗装54を所定の厚みだけ残して切削することにより、バンパー51が打ち抜かれる際に残った塗装54及びバンパー51の素地が打ち抜き穴52の内側に引っ張られ、塗装54の開口角部58及びバンパー51の開口角部59が湾曲形状となる。これにより、バンパー51の開口角部59は塗装54によって覆われ、打ち抜き穴52の開口縁部にバリが発生せず仕上がりが良好となる。また、塗装54とバンパー51の素地との境界が打ち抜き穴52の内側に位置するため、バンパー51を外側から見た際に塗装54の境界が見え難くなり、打ち抜き穴52の穿設により外観が損なわれることを抑制することができる。本実施例では、バンパー51の板厚は3mm、塗装54の厚さは0.050〜0.052mmであり、六角ボルト4の雄螺子部43のねじピッチは1.25mmであり、塗装54を切削する際に雄刃2を略180°回転させている。塗装54の厚さやねじピッチを変更した場合には、塗装54を所定量残すように雄刃2を回転させる量を決定すればよい。
本実施例の穴あけ治具1は、塗装54を塗布していないバンパー51の打ち抜き穴52の穿設にも使用することができる。バンパー51はポリプロピレン(PP)やポリカーボネート(PC)等の合成樹脂により形成されているが、このバンパー51をせん断加工により打ち抜き穴52を穿設すると、せん断力によりバンパー51の開口角部59等に歪みが生じ、変形箇所が白化して外観が損なわれてしまう。そこで、六角ボルト4を回転しないように固定しながら雄刃2を所定量、例えば360°回転させてバンパー51の表面側を所定量切削する。その後、雄刃2を回転しないように固定しながら六角ボルト4を回転させて雄刃2によりバンパー51を打ち抜いて打ち抜き穴52を穿設する。この場合、上述の塗装54を塗布したバンパー51の場合と異なり、バンパー51の開口角部59は湾曲形状とはならない。
次に、ポリカーボネート(PC)とアクリロニトリル・スチレン・アクリレート(ASA)との混合材からなる塗装54を塗布していないバンパー51に打ち抜き穴52を穿設する方法について説明する。PCとASAの混合材からなるバンパー51は、硬度が高く、雄刃2により表面を切削することが困難である。そのため、雄刃2を回転しないように固定した状態で六角ボルト4を回転させて雄刃2によりバンパー51を打ち抜く。バンパー51の開口角部59は、打ち抜き穴52の内側方向に引っ張られるため湾曲形状となる。
以上のように、本実施例の穴あけ治具1は、雄刃2と、雌刃3と、六角ボルト4と、を有して構成され、雄刃2と六角ボルト4が連結可能であり、雄刃2は雄刃本体部11と筒状部12とを有し、雄刃本体部11には六角ボルト4を挿通する螺子孔18と刃部25が形成され、刃部25は平面状の刃面23を有し、筒状部12に六角ボルト4を挿通する軸挿通孔20が形成され、雌刃3には筒状部12を挿通する筒部挿通孔36と、刃部25を収納可能な刃部収納孔34が形成されていることにより、バンパー51に塗布された塗装54を雄刃2により均等に切削した後、雄刃2によりバンパー51を打ち抜いて打ち抜き穴52を穿設することができる。また、打ち抜き穴52の開口角部58の塗装54が打ち抜き穴52の内部方向へ引っ張られるため、バンパー51の素地と塗装54の境界が外部から見え難くなる。また、筒状部12を筒部挿通孔36に挿通することにより、雌刃3に対して雄刃2の位置決めを行うことができ、軸ボルト4の雄螺子部43が焼き入れにより歪んだ場合であっても、雌螺子部17と雄螺子部43との螺合による雄刃2と雌刃3とのがたつきを防止することができる。
また、本実施例の実施例の穴あけ治具1は、雄刃2と六角ボルト4は、雄刃本体部11に形成された螺子孔18に六角ボルト4を挿通し、雄刃2に形成された雌螺子部17と六角ボルト4に形成された雄螺子部43が螺合することにより連結可能であることにより、雄刃2を六角ボルト4を中心に回転させることにより雄刃2を移動させることができる。また、雄刃2の移動距離を雄刃2の回転量とねじピッチにより調整することができる。
また、本実施例の実施例の穴あけ治具1は、雄刃本体部11に工具を係止可能な工具係止部13が形成されていることにより、レンチやスパナ等の工具を工具係止部13に係止して雄刃2の固定及び回転を行うことができる。
また、本実施例の実施例の穴あけ治具1は、刃部25が筒状部12と工具係止部13との間に配置されていることにより、雄刃2を意図せず落下させてしまった場合に、雄刃2の両端に設けられた筒状部12又は工具係止部13が先に床面に衝突し、刃部25が床面に衝突する確率を低減することができる。そのため、雄刃2の落下により刃部25が損傷する確率を低減することができる。
また、本実施例の実施例の穴あけ方法は、塗装面56に塗装54を施したバンパー51に六角ボルト4を挿通する仮穴53を穿設し、雌刃3に穿設された貫通孔33に挿通した六角ボルト4をバンパー51の裏面55側から仮穴53に挿通し、筒部挿通孔36に筒状部12を挿通すると共に、六角ボルト4の雄螺子部43に雄刃2を螺合し、刃面23をバンパー51の塗装面56に当接させ、雄刃2と雌刃3によりバンパー51を挟み、六角ボルト4を回転しないように固定しながら雄刃2を六角ボルト4を中心に回転させて雌刃3に接近させ、刃部25により塗装54の一部を切削し、雄刃2を回転しないように固定しながら六角ボルト4を回転させて雄刃2と雌刃3とを接近させ、バンパー51を打ち抜くことにより、バンパー51に塗布された塗装54を雄刃2により切削した後、雄刃2によりバンパー51を打ち抜いて打ち抜き穴52を穿設することができる。また、打ち抜き穴52の開口角部58の塗装54が打ち抜き穴52の内部方向へ引っ張られるため、バンパー51の素地と塗装54の境界が外部から見え難くなり、打ち抜き穴52の穿設によってバンパー51の外観が損なわれることを抑制することができる。また、雌螺子部15及び雄螺子部43のねじピッチと、雄刃2の回転量により雄刃2の移動距離を調整し、雄刃2により切削する塗装54の量を決定することができる。
図14及び図15は本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。本実施例は、雄刃2の工具係止部61を円筒状に形成したものである。工具係止部61の外径は、中間円筒部14の外径と等しく形成されている。
図14に示すように、工具係止部61の中間円筒部14と反対側の端部64には、係止孔としての六角孔65が形成されている。六角孔65は開口が六角形状の有底凹状に形成されている。この六角孔65には、六角レンチ(図示せず)が係止可能であり、前記六角レンチを使用して雄刃2を回転させることができるようになっている。
また、工具係止部61の端部64に形成する係止孔は、図15に示すように、開口が矩形状の有底凹状に形成した矩形孔66でもよい。矩形孔66は、ソケットレンチ用のラチェットハンドル(図示せず)やスピンナハンドル(図示せず)のレンチ部を係止して雄刃2を回転させることができるようになっている。
以上のように、本実施例の穴あけ治具1は、雄刃本体部11に円筒状の工具係止部13が形成され、工具係止部13の軸方向の端部64に凹状の六角孔65又は矩形孔66が形成されていることにより、前記ソケットレンチ用のラチェットハンドルや前記スピンナハンドルのレンチ部を六角孔65又は矩形孔66に挿入して係止し、雄刃2を固定及び回転させることができる。また、工具係止部13が円筒状に形成されているため、穿設した打ち抜き穴52から雄刃2を引き抜く際に、打ち抜き穴52の開口縁部に工具係止部61の側面62が開口角部58に衝突した場合であっても、開口角部58への損傷の発生を抑制することができる。
図16〜図19は本発明の実施例3を示し、実施例1及び実施例2と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。本実施例の穴あけ治具1は、実施例1の工具係止部13に替えて円筒状のナット収納部71を形成したものである。また、雄刃2の径方向中心部に形成されたボルト挿通孔72には、実施例1の雌螺子部17は設けられていない。雄刃2は、ナット収納部71に収納したナットとしての六角ナット75と六角ボルト4を螺合することにより六角ボルト4と連結される。なお、雄刃本体部11は全体として円筒状に形成されている。
ナット収納部71の筒状部12と反対側の端部73には、開口が六角形状の有底孔であるナット収納孔74が形成され、六角ナット75を収納可能となっている。ナット収納孔74に六角ナット75を収納した状態では、六角ナット75の外周部76がナット収納部73の内周部77に係止し、六角ナット75がナット収納孔74内で回転しないように設計されている。本実施例のナット収納孔74は、六角ナット75を収納した状態で六角ナット75の一部が外部に露出する深さに形成されているが、六角ナット75が完全に収納される深さとしてもよい。本実施例では、六角ナット75を用いているが、他の形状のナットを使用してもよい。その場合、ナットがナット収納孔74内で回転しないように、ナットの形状に対応させてナット収納孔74の形状を決定する。
ここで、本実施例の穴あけ治具1のセッティングについて説明すると、金属ワッシャ5と樹脂ワッシャ6に六角ボルト4を挿通し、六角ボルト4を雌刃4に挿通する。その後、六角ボルト4をバンパー51の仮穴53に挿通して雌刃3の当接面37をバンパー51の裏面55に当接させる。次に、ナット収納部71のナット挿入孔75に六角ナット75を収納した雄刃2のボルト挿通孔72に六角ボルト4を挿通すると共に、雄刃2をバンパー51の塗装面56側から仮穴53に挿通し、さらに雄刃2の筒状部12を雌刃3の筒部挿通孔36に挿通し、雄刃2の刃面23をバンパー51の塗装面56に当接させる。この時、六角ボルト4の雄螺子部43と六角ナット75とを螺合させる。
以上のように、本実施例の穴あけ治具1は、雄刃2に雄螺子部43と螺合する六角ナット75を収納可能なナット収納部71が形成されていることにより、雄刃2の螺子孔18に雌螺子部17を設けなくとも、六角ナット75により雄刃2と六角ボルト4を螺合して連結することができる。また、六角ボルト4と六角ナット75を使用するため汎用性が高く、六角ボルト4又は六角ナット75を紛失した場合や交換する場合に、交換部品の調達が容易となる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形実施が可能である。例えば、中間円筒部、テーパ部、収納部、基部は円筒状以外の任意の形状、例えば、角柱状等に適宜変更してもよい。
1 穴あけ治具
2 雄刃
3 雌刃
4 軸ボルト(軸部材)
11 雄刃本体部
12 筒状部
13 工具係止部
17 雌螺子部
18 螺子孔(軸連結孔)
20 軸挿通孔
23 刃面
25 刃部
34 刃部収納孔
36 筒部挿通孔
43 雄螺子部
51 バンパー(被穿設体)
53 仮穴
54 塗装
55 裏面(他側面)
56 塗装面(一側面)
61 工具係止部
64 端部(一側端部)
65 六角孔(係止孔)
66 矩形孔(係止孔)
71 ナット収納部
75 六角ナット(ナット)

Claims (7)

  1. 雄刃と、雌刃と、軸部材と、を有して構成され、
    前記雄刃と前記軸部材が連結可能であり、
    前記雄刃は雄刃本体部と筒状部とを有し、
    前記雄刃本体部には前記軸部材を挿通する軸連結孔と刃部が形成され、
    前記刃部は平面状の刃面を有し、
    前記筒状部に前記軸部材を挿通する軸挿通孔が形成され、
    前記雌刃には前記筒状部を挿通する筒部挿通孔と、前記刃部を収納可能な刃部収納孔が形成されていることを特徴とする穴あけ治具。
  2. 前記雄刃と前記軸部材は、前記雄刃本体部に形成された軸連結孔に前記軸部材を挿通し、前記雄刃に形成された雌螺子部と前記軸部材に形成された雄螺子部が螺合することにより連結可能であることを特徴とする請求項1に記載の穴あけ治具。
  3. 前記雄刃本体部に工具を係止可能な工具係止部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の穴あけ治具。
  4. 前記雄刃本体部に円筒状の工具係止部が形成され、前記工具係止部の軸方向の一側端部に凹状の係止孔が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の穴あけ治具。
  5. 前記雄刃に前記雄螺子部と螺合するナットを収納可能なナット収納部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の穴あけ治具。
  6. 前記刃部が前記筒状部と前記工具係止部との間に配置されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の穴あけ治具。
  7. 一側面に塗装を施した被穿設体に前記軸部材を挿通する仮穴を穿設し、
    前記雌刃に穿設された貫通孔に挿通した前記軸部材を前記被穿設体の他側面側から前記仮穴に挿通し、
    前記筒部挿通孔に前記筒状部を挿通すると共に、前記軸部材の前記雄螺子部に前記雄刃を螺合し、
    前記刃面を前記被穿設体の前記一側面に当接させ、
    前記雄刃と前記雌刃により前記被穿設体を挟み、
    前記軸部材を回転しないように固定しながら前記雄刃を前記軸部材を中心に回転させて前記雌刃に接近させ、前記刃部により前記塗装の一部を切削し、
    前記雄刃を回転しないように固定しながら前記軸部材を回転させて前記雄刃と前記雌刃とを接近させ、前記被穿設体を打ち抜くことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の穴あけ治具を使用した穴あけ方法。
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