JP6814250B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品に関する。
使い捨ておむつ等の吸収性物品においては、着用時に肌に接している表面シートを改良することによって、使用感を向上させる試みがなされている。例えば、特許文献1には、表面シートとして、スパンボンド不織布層とメルトブローン不織布層との不織布積層体を用いることが提案されている。同文献には、不織布積層体のスパンボンド不織布層を肌と直接接する側に使用するとともに、スパンボンド不織布層の表面の平均摩擦係数及び摩擦係数の平均偏差を所定の範囲に設定することも記載されている。
また特許文献2には、第1ウエスト域と、第2ウエスト域と、これらの間に位置するクロッチ域とを備え、第2ウエスト域及びクロッチ域に位置する吸水性の吸収体と、吸収体の前記横方向外側に位置するサイドフラップとを備える吸収性物品が記載されている。同文献には、第2ウエスト域に位置する第2サイドフラップの前記縦方向における曲げ剛性が0.10〜0.20N/mであり、前記横方向における曲げ剛性が0.05〜0.10N/mであることも記載されている。
特開2003−220660号公報 特開2013−34550号公報
しかし、特許文献1及び2に記載の吸収性物品は、着用者の動きや姿勢の変化等に起因して、吸収性物品が所定の固定位置からずれたり、吸収性物品の前後端がめくれたり、吸収性物品がはだけたりすることがあった。特に、これらの文献に記載の技術を、サイドフラップ部を有する展開型の使い捨ておむつに適用する場合、着用者の呼吸等によって動きが生じやすい腹側に位置するサイドフラップ部は、その動きに追従しにくく、サイドフラップ部の折れやめくれ、またこれに起因する吸収性物品のはだけが生じやすくなっており、これらの点で改善の余地があった。
したがって、本発明の課題は、着用者の腹側に位置するシート部材の折れやめくれを抑制し、着用状態でのはだけが低減された吸収性物品を提供することにある。
本発明は、液透過性の表面シート、防漏シート並びに該表面シート及び該防漏シートの間に位置する吸収体を備え、着用者の前後方向に対応する長手方向と該長手方向に直交する幅方向とを有し、該長手方向に沿って腹側領域、股下領域及び背側領域を有する吸収性物品であって、
前記腹側領域において、前記吸収体の両側縁それぞれから前記幅方向外方に延出した腹側サイドフラップ部と、
前記背側領域において、前記吸収体の両側縁それぞれから前記幅方向外方に延出した背側サイドフラップ部とを備え、
前記背側サイドフラップ部の肌対向面の全域又は一部を前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面の全域又は一部に重ねた状態として装着されるようになされており、
前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面を構成するシートと、前記背側サイドフラップ部の肌対向面を構成するシートとの静摩擦係数が、前記腹側サイドフラップ部の肌対向面を構成するシートと、着用者の肌を想定した擬似肌面との静摩擦係数よりも高い、吸収性物品を提供するものである。
本発明によれば、着用者の腹側に位置するシート部材の折れやめくれを抑制し、着用状態でのはだけが低減された吸収性物品が提供される。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態において、その展開且つ伸長状態における肌対向面側(内面側)を模式的に示す展開平面図である。 図2(a)は、図1に示す吸収性物品のI−I線での断面図であり、図2(b)は、図1に示す吸収性物品のII−II線での断面図であり、図2(c)は、図1に示す吸収性物品のIII−III線での断面図である。 図3は、本発明の吸収性物品の一実施形態において、その展開状態を模式的に示す斜視図である。 図4は、静摩擦係数を測定する装置の外観を示す模式図である。 図5は、本発明の吸収性物品の別の実施形態において、背側サイドフラップ部の肌対向面と、腹側サイドフラップ部の非肌対向面とを重ねた状態における幅方向に沿う拡大横断面図である。 図6は、本発明の吸収性物品の更に別の実施形態において、背側サイドフラップ部の肌対向面と、腹側サイドフラップ部の非肌対向面とを重ねた状態における幅方向に沿う拡大横断面図である。
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい実施形態に基づき説明する。図1ないし図3には、本発明の吸収性物品の好ましい実施形態である展開型の使い捨ておむつ(以下、これを単に「おむつ」ともいう。)が示されている。図1には、おむつ1の肌対向面側から見た構成が示されている、同図に示すおむつ1は、その展開且つ伸長状態において、着用者の前後方向に対応し、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる長手方向Xと、これに直交する幅方向Yとを有している。おむつ1は、その着用時に着用者の腹側に配される腹側領域F及び背側に配される背側領域Rと、腹側領域F及び背側領域Rの間に位置する股下領域Mと有する。各領域は、おむつ1の長手方向Xの全長を三等分した領域であり、着用者の前後方向に連続して延びている。股下領域Mは、おむつ1の着用時に着用者の排泄部に対向配置される排泄部対向部(図示せず)を有している。
図1並びに図2(a)ないし(c)に示すように、おむつ1は、肌対向面を形成する液透過性の表面シート2と、非肌対向面を形成する液難透過性(撥水性も含む)の防漏シート3とを備えている。表面シート2と防漏シート3との間には、吸収体4が配されており、これらの部材が吸収性本体1Aを構成している。表面シート2及び防漏シート3は、それぞれ、吸収体4よりも大きな寸法を有し、吸収体4の外周縁から外方に延出している。表面シート2及び防漏シート3は、図1に示すように、吸収体4の長手方向Xに沿う両側縁から幅方向Yの外方に延出している。本実施形態における表面シート2及び防漏シート3の各長手方向両端縁は、おむつ1の長手方向両端縁と略一致している。
図1並びに図2(a)ないし(c)に示すように、おむつ1は、液保持性の吸収体4を備えている。図1に示す吸収体4は略長方形状であり、その長手方向とおむつの長手方向Xとが一致するように配されている。吸収体4は、腹側領域Fから背側領域Rに亘って配されている。図2(a)ないし(c)に示すように、吸収体4は、吸収性能を有する吸収性コア41が液透過性のコアラップシート42に被覆されて形成されている。本実施形態における吸収体4は、股下領域Mにおいて、幅方向Yに括れた部位を有している。吸収体4の長手方向両端縁は、おむつ1の長手方向両端縁よりも内方に位置している。
本明細書において、おむつ1の「展開且つ伸長状態」とは、おむつ1を展開状態とし、その展開状態のおむつ1を各部の弾性部材を伸長させて設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。また、「肌対向面」は、おむつ又はその構成部材(例えば吸収体)に着目したときに、おむつの着用時に着用者の肌に向けられる面であり、「非肌対向面」は、おむつの着用時に着用者の肌とは反対側に向けられる面である。つまり、肌対向面は、着用者の肌に相対的に近い側の面であり、非肌対向面は、着用者の肌から相対的に遠い側の面である。「着用時」及び「着用状態」は、おむつの適正な着用位置が維持されて着用された状態を指す。
図2(a)ないし(c)並びに図3に示すように、吸収性本体1Aの非肌対向面側には、外装シート5が配されている。外装シート5は、おむつ1の着用状態において、外部から視認可能なおむつ1の外面を形成する部材である。外装シート5は、吸収性本体1Aを構成する防漏シート3の非肌対向面に、腹側領域Fから背側領域Rに亘って長手方向Xに沿って配されている。また、外装シート5は、展開且つ伸長状態のおむつ1の外形を形作っており、外装シート5の周縁は、腹側領域F、股下領域M及び背側領域Rのそれぞれの輪郭線を形成している。
図1ないし図3に示すように、おむつ1の肌対向面における長手方向Xに沿う両側部には、一対の防漏カフ6,6が設けられている。防漏カフ6は、撥水性且つ通気性の防漏カフ形成用シート61から構成されている。各防漏カフ6の自由端部の近傍には糸状の防漏カフ形成用弾性部材62が長手方向Xに伸長状態で一本以上配されている。防漏カフ6は、伸長状態で配された弾性部材62がおむつ1の着用時に収縮することによって少なくとも股下領域Mで起立し、それによって尿等の排泄物の幅方向Yの外方への流出を阻止する。
図2(b)及び(c)に示すように、外装シート5は、吸収体4の長手方向Xに沿う両側縁から幅方向Yの外方に延出しており、防漏カフ6を構成する防漏カフ形成用シート61とともにサイドフラップ部Sを形成している。サイドフラップ部Sは、腹側領域Fに形成された一対の腹側サイドフラップ部Sf,Sfと、背側領域Rに形成された一対の背側サイドフラップ部Sr,Srとを有する。吸収性本体1Aは、股下領域Mの最小幅部の幅を有する、おむつ1の長手方向Xの全域に亘る領域である。腹側サイドフラップ部Sf及び背側サイドフラップ部Srは、腹側領域F及び背側領域Rのそれぞれにおいて、吸収性本体1Aの長手方向Xに沿う両側縁よりも幅方向Yの外方に位置する部分である。サイドフラップ部Sは、外装シート5と防漏カフ形成用シート61とから形成されているものに限られない。例えば、表面シート2及び防漏シート3等といった、吸収体4の両側縁よりも幅方向Yの外方に延出する部材を更に含んで構成されていてもよい。サイドフラップ部Sを構成する部材は、吸収体4の前記両側縁からの延出部において、接着剤、ヒートシール、超音波シール等の公知の接合手段によって互いに接合されていることが好ましい。
図1及び図2(b)に示すように、本実施形態のおむつ1は、一対のファスニングテープ7,7が、背側領域Rに形成された一対の背側サイドフラップ部Sr,Srに設けられている。各ファスニングテープ7は、各背側サイドフラップ部における幅方向Yの両側縁から延出するように配されている。各ファスニングテープ7の一端は、外装シート5と防漏カフ形成用シート61との間に固定されている。
図1及び図3に示すように、おむつ1の腹側領域Fにおける非肌対向面には、ファスニングテープ7が具備する止着部71が着脱自在に止着可能な止着領域としてのランディングテープ72が設けられている。ランディングテープ72は、ファスニングテープ7が具備する止着部71の素材に応じ、適切な素材のものが選択される。例えば止着部71がメカニカルファスナーのオス材である場合、ランディングテープ72としては、メカニカルファスナーのメス材として、該オス材と係合可能な繊維シート、例えば、編み物地、不織布を用いることができる。また、止着部71が粘着剤である場合、ランディングテープ72としては、例えば、合成樹脂製の平滑なフィルムを用いることができる。
おむつ1は、ファスニングテープ7をランディングテープ72に止着させることで、着用者に装着させることができる。このとき、背側サイドフラップ部Srの肌対向面の全域又は一部を、腹側サイドフラップ部Sfの非肌対向面の全域又は一部に重ねた状態として装着される。図2(b)及び(c)並びに図3において、腹側サイドフラップ部Sfの非肌対向面を符号1Fとして示し、背側サイドフラップ部Srの肌対向面を符号1Gとして示している。
本発明は、吸収性物品を着用状態、すなわちファスニングテープ7をランディングテープ72に止着した状態において重なりあう腹側サイドフラップ部Sfの非肌対向面1Fと、背側サイドフラップ部Srの肌対向面1Gとの摩擦力を高めるように構成することを特徴の一つとしている。このような構成とすることによって、意外にも、着用者の呼吸等によって生じる動きに腹側サイドフラップ部Sfが追従しやすくなるとともに、腹側サイドフラップ部Sfの折れやめくれが生じにくくなることを本発明者は見出した。
詳細には、腹側サイドフラップ部Sfの非肌対向面1Fを構成するシートと、背側サイドフラップ部Srの肌対向面1Gを構成するシートとの静摩擦係数が、腹側サイドフラップ部Sfの肌対向面を構成するシートと、着用者であるヒトの肌を想定した擬似肌の表面との静摩擦係数よりも高くなっている。つまり、本発明においては、サイドフラップどうしの間の摩擦力が、着用者の肌とサイドフラップとの間の摩擦力よりも高くなるように構成されている。図1に示す実施形態では、腹側サイドフラップ部Sfの非肌対向面1Fを構成するシートは外装シート5であり、背側サイドフラップ部Srの肌対向面1Gを構成するシートは防漏カフ形成用シート61である。以下の説明では、特に断りのない限り、腹側サイドフラップ部Sfの非肌対向面1Fを構成するシートを「非肌側フラップシート」ともいい、背側サイドフラップ部Srの肌対向面1Gを構成するシートを「肌側フラップシート」ともいう。
非肌側フラップシートと、肌側フラップシートとの静摩擦係数は、好ましくは0.45以上、より好ましくは0.47以上、更に好ましくは0.485以上であり、また、好ましくは0.80以下、より好ましくは0.70以下、更に好ましくは0.60以下である。このような静摩擦係数を有していることによって、腹側サイドフラップ部Sfと背側サイドフラップ部Srとの位置のずれが少なくなるので、腹側サイドフラップ部Sfの折れやめくれを効果的に抑制することができ、これに起因するおむつの着用状態でのはだけを抑制することができる。
同様の観点から、非肌側フラップシートと擬似肌面との静摩擦係数は、非肌側フラップシートと肌側フラップシートとの静摩擦係数よりも小さいことを条件として、好ましくは0.25以上、より好ましくは0.30以上、更に好ましくは0.35以上であり、また、好ましくは0.60以下、より好ましくは0.50以下、更に好ましくは0.45以下である。
このような静摩擦係数とするためには、例えば、非肌側フラップシートの厚みを肌側フラップシートよりも厚くなるようにしたり、非肌側フラップシートに凹凸賦形あるいは貫通孔からなる開孔部を設けたりすればよい。これらの詳細については後述する。
静摩擦係数は、JIS K7125に準じて、引張試験機を用いて、固定した第1試料の上に第2試料を重りとともに載置し、第2試料が滑り出しはじめたときの摩擦係数とすることができる。詳細には、図4に示すような測定装置100を用いる。底面寸法30mm×30mm及び質量190gである重り110に第2試料102に巻き付けた状態とする。第1試料101は、その寸法を70mm×70mm以上とし、水平な台120上に固定する。第2試料102を巻き付けた重り110の底面と、固定された第1試料101の上面とが対面するように載置する。重り110の側面に糸111を取り付け、この糸111の他端を滑車130を介して引張試験機150(株式会社島津製作所製、オートグラフAG−X)のロードセル(図示せず)に取り付ける。引張試験機150を作動させ、重り110を300mm/minの速度で水平に20mm移動させ、その際の最大静摩擦抵抗値から、静摩擦係数を算出する。
非肌側フラップシートと肌側フラップシートとの静摩擦係数の測定においては、第1試料101を非肌側フラップシートとし、第2試料102を肌側フラップシートとすることが好ましい。また、非肌側フラップシートと擬似肌面との静摩擦係数の測定においては、第1試料101を擬似肌とし、第2試料102を非肌側フラップシートとすることが好ましい。静摩擦係数の測定に用いられる擬似肌としては、株式会社ビューラックス製のバイオスキンプレート(A4ハイブリッドゲル5T-11×0.21S、ドライコーティング)を用いる。
図1に戻ると、おむつ1の長手方向Xに沿う両側部それぞれには、レッグギャザー形成用の複数本のレッグ弾性部材85が長手方向Xに沿って伸長状態に配されており、レッグ弾性部材85の収縮によりレッグギャザーが形成できるようになっている。本実施形態では、おむつ1の腹側領域F及び背側領域Rにおける各長手方向端部域には弾性部材が存在していないが、本発明の効果が奏される限りにおいて、例えば弾性部材を幅方向Yに伸長状態に更に配して、弾性部材の収縮によりウエストギャザーが形成できるようになっていてもよい。
表面シート2、防漏シート3及び吸収体4としてはそれぞれ、吸収性物品に従来用いられているものを特に制限なく用いることができる。表面シート2としては例えば、液透過性の不織布及び開孔フィルム等を用いることができる。防漏シート3としては、液難透過性の樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。吸収体4は、吸収性コア41として、木材パルプ、親水化処理された合成繊維等の親水性繊維の集合体や、該集合体に吸水性ポリマーを保持させたものを用いることができる。また、コアラップシート42としては、表面シート2と同様のものを用いることができる。また、防漏カフ形成用シート61としては、撥水性の不織布を用いることができる。
また、外装シート5としては、伸縮性を有していない非伸縮シートを用いることが好ましい。外装シート5は、例えば各種製法による不織布を用いることができ、例えば、スパンボンド不織布、エアスルー不織布、スパンレース不織布、ヒートロール不織布、メルトブローン不織布、又はこれらの積層不織布等を用いることができる。外装シート5は、図2(a)ないし(c)に示すように一枚のシートで構成されていてもよく、これに代えて、複数枚のシートの積層体で構成されていてもよい。これらのうち、風合いを良好にするとともに、静摩擦係数を高める観点から、腹側サイドフラップ部Sfの非肌対向面1Fを構成するシートとしてエアスルー不織布を用いることが好ましく、不織布を単層で用いることも好ましい。本実施形態においては、外装シート5がエアスルー不織布であることが好ましい。
以上の構成を有する本発明の吸収性物品によれば、着用状態において重なりあう腹側サイドフラップ部と背側サイドフラップ部との間の摩擦力が、着用者の肌と腹側サイドフラップ部との間の摩擦力よりも高くなるように構成されているので、各サイドフラップ部どうしのずれが生じにくく、また、ずれが生じにくくなることに起因して各サイドフラップ部どうしが重なる部位の曲げ剛性が高くなる。その結果、腹側サイドフラップ部の長手方向端部域に配されるシート部材が外方に折れ曲がりづらくなる。このような吸収性物品は、その着用状態において、着用者の呼吸等に伴って動きが大きい腹部に追従しやすく、腹側領域の長手方向端部域に配されるシート部材の折れやめくれが抑制され、これに伴って生じるおむつの着用状態での乱れやはだけが抑制されるものとなる。また、着用者の肌と腹側サイドフラップ部との間の摩擦力が相対的に低くなっているので、着用者の肌と腹側サイドフラップ部との接触や擦過に起因する肌のかぶれを抑制することができる。更に、腹側サイドフラップ部と背側サイドフラップ部との間の静摩擦係数が所定の範囲となるようにした本発明の好適な態様によれば、各サイドフラップ部どうしのずれがより生じにくくなるので、サイドフラップ部の外方への折れやめくれがより抑制される。
上述した効果を一層顕著なものとする観点から、非肌側フラップシートの繊維配向方向と、肌側フラップシートの繊維配向方向とが互いに異なっていることが好ましい。詳細には、非肌側フラップシートの構成繊維がおむつ長手方向Xに配向しており、肌側フラップシートの構成繊維がおむつ幅方向Yに配向していることが好ましい。ここで「長手方向に配向」とは、シートを構成する繊維が延びる方向と、おむつ1の長手方向Xとのなす鋭角側の角度が45度未満であることをいい、「幅方向に配向」とは、シートを構成する繊維が延びる方向と、おむつ1の長手方向Xとのなす鋭角側の角度が45度以上であることをいう。
一般的に、構成繊維が一方向に配向しているシートは、繊維配向方向と直交する方向に折れ曲がりにくく、繊維配向方向に折れ曲がりやすい性質を有するので、非肌側フラップシートの構成繊維をおむつ長手方向Xに配向させることによって、非肌側フラップシートは、その繊維の配向方向と直交する方向であるおむつ幅方向Yに延びる可撓軸が形成されにくく、おむつの長手方向中央側に向かってシートが折れ曲がりにくくなる。これに加えて、非肌側フラップシートはその繊維の配向方向であるおむつ長手方向Xに延びる可撓軸が形成されやすくなり、おむつの幅方向内方に折れ曲がりやすくなるので、着用者の呼吸等に伴って動きが大きい腹部に追従しやすくなる。その結果、おむつ1は、腹側サイドフラップ部のおむつ外方への折れやめくれが一層抑制されるものとなる。
各シートの繊維配向は、例えば以下の方法で確認することができる。まず、評価対象のシートを、コールドスプレー等を用いてはがすなどして吸収性物品から取り出す。取り出したシートを、カッター等を用いて、該吸収性物品の長手方向Xに沿う長さ2cm、吸収性物品の幅方向Yに沿う長さ2cmの平面視四角形形状に切り取り測定片とする。次いで、この測定片を顕微鏡(例えばキーエンス社製、デジタルマイクロスコープVHX−1000)を用いて倍率60〜200倍で観察する。一定の観察領域内(例えば1mm角)において観察される繊維について、該領域内において最大の長さとなるような二つの点を定める。この二点間を結ぶ直線と、製品の長手方向Xとのなす角度を測定する。この測定を少なくとも3つの観察領域を対象として行い、計30本以上の繊維について測定した角度の算術平均値から、繊維配向方向を確認する。繊維配向の測定においては、該領域内において10本以上の繊維を確認できる倍率で観察することが好ましい。
また、腹側サイドフラップ部Sfは、その長手方向Xにおける曲げ剛性値が、腹側サイドフラップ部Sfの幅方向Yにおける曲げ剛性値よりも高くなるように構成されることが好ましい。このような構成となっていることによって、腹側サイドフラップ部Sfにおむつ幅方向Yに延びる可撓軸が形成されにくく、おむつの長手方向中央側に向かってシートが折れ曲がりにくくなる。これに加えて、腹側サイドフラップ部Sfは、おむつ長手方向Xに延びる可撓軸が形成されて、おむつの幅方向内方に折れ曲がりやすくなるので、着用者の呼吸等に伴って動きが大きい腹部に追従しやすくなる。その結果、おむつ1は、腹側サイドフラップ部のおむつ外方への折れやめくれが一層抑制される。腹側サイドフラップ部Sfの長手方向X及び幅方向Yの各曲げ剛性値を変化させるためには、例えば肌側フラップシートと非肌側フラップシートとの接合において、長手方向Xに沿って延び且つ幅方向Yに間隔を空けて配された複数条の非接合部位を設けたり、あるいは、肌側フラップシート及び非肌側フラップシートのそれぞれに、幅方向Yに沿って列状に配されたエンボス等の圧搾部を設ける方法等が挙げられる。
腹側サイドフラップ部Sfにおける曲げ剛性値は、JIS P8126のリングクラッシュ法に準じて測定することができる。長手方向Xにおける曲げ剛性の測定においては、腹側サイドフラップ部Sfから、長手方向Xに沿う長さ25mm×幅方向Yに沿う長さ60mmの寸法となるように切り出して試験片とする。この試験片を、試験片の非肌対向面が外側に向くように、且つ該試験片の長手方向が円周方向なるように円筒状に丸め、該試験片の端部どうしが互いに10mm重なるようにステープラーで固定し、測定サンプルを作製した。作製した円筒状の測定サンプルを、その軸方向と鉛直方向とを一致させるように立たせ、圧縮試験機を用いて該測定サンプルをその上端側から軸方向に圧縮速度50mm/minで圧縮し、その圧縮時に示す最大荷重を記録する。1つの測定対象部位につき5つの測定サンプルを用意してそれぞれの最大荷重を測定し、これらの平均値を曲げ剛性値(cN)とする。幅方向Yにおける曲げ剛性の測定においては、腹側サイドフラップ部Sfから、長手方向Xに沿う長さ60mm×幅方向Yに沿う長さ25mmの寸法となるように切り出して試験片とする他は、上述の方法と同様に行う。
腹側サイドフラップ部Sfの長手方向Xにおける曲げ剛性値(以下、これをMD曲げ剛性値ともいう。)は、好ましくは12cN以上、より好ましくは15cN以上、更に好ましくは20cN以上であり、好ましくは50cN以下、より好ましくは40cN以下、更に好ましくは30cN以下である。腹側サイドフラップ部Sfの幅方向Yにおける曲げ剛性値(以下、これをCD曲げ剛性値ともいう。)は、MD曲げ剛性値よりも小さいことを条件として、好ましくは6cN以上、より好ましくは10cN以上、更に好ましくは12cN以上であり、好ましくは30cN以下、より好ましくは25cN以下、更に好ましくは20cN以下である。また、CD曲げ剛性値に対するMD曲げ剛性値の比は、好ましくは1.3以上、より好ましくは1.35以上、更に好ましくは1.4以上である。
腹側領域Fの長手方向端部域における剛性を高めて、おむつ外方へのシート部材の折れやめくれを抑制する観点から、図1及び図3に示すように、腹側領域Fの長手方向端部域には、吸収性本体1A、外装シート5及び防漏カフ形成用シート61とは別体の第2シート9が更に備えられていることが好ましい。第2シート9は、平面視において矩形状であり、第2シート9の長手方向とおむつ1の幅方向Yとが一致するように配されている。同図に示す第2シート9は、吸収性本体の幅方向外方にそれぞれ延出して、各腹側サイドフラップ部Sfのそれぞれまで達している。つまり、第2シート9は、平面視において、各腹側サイドフラップ部Sfと重なるように配されている。第2シート9は、例えば表面シート2及び外装シート5と同様のものを用いることができる。
なお説明の便宜上、図1及び図3には、第2シート9が、おむつ1の肌対向面側あるいは非肌対向面側に配されているように描かれているが、この形態に限られない。第2シート9は、腹側領域Fの長手方向端部域を構成する表面シート2及び防漏シート3の間、及び腹側サイドフラップ部Sfを構成する防漏シート3及び外装シート5の間に、幅方向Yに沿って連続して配されていることが好ましい。
非肌側フラップシートと肌側フラップシートとの静摩擦係数を上述した範囲に制御して、腹側サイドフラップ部Sfの折れやめくれを一層抑制できるようにする観点から、非肌側フラップシートの厚みを、肌側フラップシートの厚みよりも厚くすることが好ましい。詳細には、非肌側フラップシートの厚みは、好ましくは0.4mm以上、より好ましくは0.6mm以上、更に好ましくは0.8mm以上であり、また、好ましくは3mm以下、より好ましくは2mm以下、更に好ましくは1.5mm以下である。また、肌側フラップシートの厚みは、非肌側フラップシートの厚みよりも薄いことを条件として、好ましくは0.1mm以上、より好ましくは0.15mm以上、更に好ましくは0.2mm以上であり、また、好ましくは2mm以下、より好ましくは1mm以下、更に好ましくは0.5mm以下である。各シートをこのような厚みとするためには、坪量、構成繊維の組成、又は製法の異なるシートを用いたり、非肌側フラップシートとして熱風回復により厚みを回復させたり、穿孔加工を施して凹凸形状を形成したりする方法等で行うことができる。
非肌側フラップシート及び肌側フラップシートの厚みは、例えば以下の方法で測定することができる。すなわち、各シートに0.05kPaの荷重を加えた状態で、厚み測定器を用いて測定する。厚み測定器としては、例えばレーザー変位計(KEYENCE社製、LK−080)を用いることができる。測定対象のシートについて5点以上測定し、それらの算術平均値を上述した厚みとする。
また、シートの厚みの変更に代えて、あるいはシートの厚みの変更とともに、腹側サイドフラップ部Sfは、その非肌対向面1Fに凹凸構造が形成されていることが好ましい。このような構成であっても、非肌側フラップシートと肌側フラップシートとの静摩擦係数を上述した範囲に制御でき、腹側サイドフラップ部Sfの折れやめくれを一層抑制できる。
腹側サイドフラップ部Sfに形成された凹凸構造の一例を図5及び図6に示す。図5及び図6には、おむつ1の着用状態において、腹側サイドフラップ部Sfと背側サイドフラップ部Srとの重複状態を表す幅方向Yに沿う横断面が示されている。図5に示す形態では、腹側サイドフラップ部Sfの非肌対向面1Fを形成する外装シート5に、おむつ1の長手方向Xに延びる畝溝形状が凹凸構造として形成されている。同図に示す畝溝形状5Aは、長手方向X(同図中、紙面前後方向)に延びる畝部51と、長手方向Xに延びる溝部52とが交互に形成されている。畝部51は、腹側サイドフラップ部Sfの非肌対向面1Fを形成する外装シート5が、おむつ1の肌対向面側から非肌対向面側に突出して形成されている。外装シート5は、溝部52が形成されている部位において、接着剤(図示せず)を介して防漏カフ形成用シート61に接着されている。同図に示す畝部51は、防漏カフ形成用シート61から離間するように突出して形成されており、畝部51において外装シート5と防漏カフ形成用シート61とで画成される領域は中空となっている。同様に、外装シート5に形成された畝溝形状5Aは、防漏シート3の非肌対向面側に形成されている。一方、防漏シート3、防漏カフ形成用シート61及び溝部52は、ともにほぼ平坦である。畝溝形状5Aは、腹側サイドフラップ部Sfを含むおむつ1の非肌対向面の略全域に形成されていてもよく、腹側サイドフラップ部Sfの非肌対向面1Fにのみ形成されていてもよい。
このような畝溝形状をおむつ1の長手方向に延びるように形成するためには、例えば以下の方法で行うことができる。まず、長尺帯状の防漏シート3の一方の面に対して、防漏シート3の搬送方向に延びるように、好ましくは防漏シート3の搬送方向に沿う方向に延びるように、接着剤を帯状かつ複数条塗布する。つまり、防漏シート3には、接着剤が付着した塗布部と、接着剤が付着していない非塗布部とが、防漏シート3の搬送方向と交差する方向に、好ましくは防漏シート3の搬送方向と直交する方向に交互に形成される。
次いで、防漏シート3の搬送方向と同一方向に張力を付与した状態で、接着剤が塗布された防漏シート3と、長尺帯状の外装シート5とを貼り合わせる。このとき、外装シート5に付与する張力は、防漏シート3の搬送方向と同一方向とし、且つ防漏シート3の搬送時における張力よりも高い状態とする(以下、この状態を「高張力状態」ともいう。)。高張力状態の外装シート5は、張力が付与されていない外装シート5と比較して、搬送方向に伸長しているので、外装シート5の幅が小さくなった状態で防漏シート3と貼り合わせられる。
シートどうしを貼り合わせた後において外装シート5に付与される張力は、シートどうしを貼り合わせる前に付与されている張力よりも低くなるので、外装シート5の高張力状態が解除される。これによって、外装シート5の幅が幅方向Yに広がるように回復するとともに、非塗布部に位置する外装シート5が、防漏シート3から離間するように突出して、接着剤の塗布方向に沿って延びる畝部51となる。また、塗布部に位置する外装シート5は、防漏シート3から離間せずに固定されるので、塗布部に位置する外装シート5が接着剤の塗布方向に沿って延びる溝部52となる。このようにして、一方向に延びる畝溝形状が外装シート5に形成される。畝溝形状を長手方向に延びるように配置したおむつ1を製造する場合には、目的とするおむつ1の長手方向と、畝溝形状の延在方向とが一致するように、外装シート5を含む貼り合わせシートを切断して、サイドフラップ部Sを有するおむつ1を成形すればよい。
複数枚のシートから構成される外装シート5に対して畝溝形状を形成する場合、例えば、外装シート5におけるおむつ1の肌対向面側を構成する内層側シートに対して接着剤を帯状かつ複数条塗布して、次いで、該内層側シートと、高張力状態とした他方のシートとを貼りつける。その後、他方のシートの高張力状態を解除して、他方のシートに畝溝形状を形成すればよい。本形態における外装シート5には、少なくとも他方のシートにエアスルー不織布を用いることが好ましい。詳細には、外装シート5は、一方向において間欠的に複数個所で接合されている2枚の不織布からなり、その2枚の不織布のうち一方の不織布が、他方の不織布に接合されていない部分において、該他方の不織布から離れる方向に突出して畝部51が形成されているものであってもよい。その場合における畝部51は、一方の不織布と他方の不織布とで画成される領域が中空となっていることが好ましい。また2枚の不織布は、それぞれ独立に、単層構造又は2層以上の積層構造のいずれであってもよい。畝部51は、その内部が中空のものに代えて、畝部の内部に、該畝部の表面部よりも繊維密度が小さい低密度部を有するものであってもよい。
また、図6に示す形態では、腹側サイドフラップ部Sfの非肌対向面1Fを形成する外装シート5が、厚み方向Zに貫通する貫通孔からなる複数の開孔部55を有しており、これによって腹側サイドフラップ部Sfの非肌対向面1Fには、凹部としての開孔部55と、凸部としての開孔部55が存在しない部位とを含む凹凸構造が形成されている。同図に示す形態では、腹側サイドフラップ部Sfにおける外装シート5にのみ複数の開孔部55が形成されているが、この形態に限られず、腹側サイドフラップ部Sfの構成部材全てを厚み方向に貫通する開孔部であってもよく、あるいは、おむつ1の外面を構成する外装シート5の全域に形成されていてもよい。本実施形態では、外装シート5及び防漏カフ形成用シート61をともに厚み方向に貫通する開孔部が複数形成されていてもよい。いずれの場合であっても、複数の開孔部は、一方向に沿って列状に配されていてもよく、散点状に形成されていてもよく、あるいはシート全域に形成されていてもよい。
外装シート5、あるいは外装シート5及び防漏カフ形成用シート61の双方に複数の開孔部を形成するためには、例えば目的のシート部材を、複数の穿孔ピンを周面に有するロールとアンビルロールとの間に供給して、穿孔加工を所定の領域に施したり、あるいは穿孔加工を施す割合をシート平面方向で変化させることによって形成することができる。
腹側サイドフラップ部Sfの腹側領域Fからの折れやめくれを防ぐとともに、着用者の脚周りの動きに追従しやすくして、脚周りからの折れやめくれを防ぐ観点から、図1に示すように、各レッグ弾性部材85の腹側領域F側の端部は、腹側サイドフラップ部Sfにおける幅方向Yの外方への延出開始位置よりも、長手方向Xの内方に位置することが好ましい。同様に、各レッグ弾性部材85の背側領域R側の端部は、背側サイドフラップ部Srにおける幅方向Yの外方への延出開始位置よりも、長手方向Xの内方に位置することが好ましい。
サイドフラップ部Sの延出開始位置は、図1に示すように、展開且つ伸長状態でのおむつ1の平面視において、長手方向中央部から長手方向端縁に向かって見たときに、股下領域Mにおけるおむつ1の長手方向に沿う輪郭線の仮想延長線L1よりも、おむつ1の輪郭線が幅方向Yの外方に位置した最初の部位である。同図においては、サイドフラップ部Sの延出開始位置を、仮想延長線L1に直交する延出開始位置仮想線L2として示している。各レッグ弾性部材85は、その長さがいずれも、両延出開始位置仮想線L2,L2間の距離よりも短いものである。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されない。例えば、畝溝形状5Aは、その形状を本発明の効果が奏される限りにおいて変更することができ、一方向に延びる直線状であってもよく、波形等の平面視曲線形状であってもよい。
上述した本発明の実施形態に関し、更に以下の吸収性物品を開示する。
<1>
液透過性の表面シート、防漏シート並びに該表面シート及び該防漏シートの間に位置する吸収体を備え、着用者の前後方向に対応する長手方向と該長手方向に直交する幅方向とを有し、該長手方向に沿って腹側領域、股下領域及び背側領域を有する吸収性物品であって、
前記腹側領域において、前記吸収体の両側縁それぞれから前記幅方向外方に延出した腹側サイドフラップ部と、
前記背側領域において、前記吸収体の両側縁それぞれから前記幅方向外方に延出した背側サイドフラップ部とを備え、
前記背側サイドフラップ部の肌対向面の全域又は一部を前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面の全域又は一部に重ねた状態として装着されるようになされており、
前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面を構成するシートと前記背側サイドフラップ部の肌対向面を構成するシートとの静摩擦係数が、前記腹側サイドフラップ部の肌対向面を構成するシートと着用者の肌を想定した擬似肌面との静摩擦係数よりも高い、吸収性物品。
<2>
前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面を構成するシートと前記背側サイドフラップ部の肌対向面を構成するシートとの静摩擦係数が0.45以上0.85以下、好ましくは0.47以上0.70以下、より好ましくは0.485以上0.60以下である、前記<1>に記載の吸収性物品。
<3>
前記腹側サイドフラップ部の肌対向面を構成するシートと着用者の肌を想定した擬似肌面との静摩擦係数が、0.25以上0.60以下、好ましくは0.30以上0.50以下、より好ましくは0.35以上0.45以下である、前記<1>又は<2>に記載の吸収性物品。
<4>
前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面を構成するシートの繊維配向方向と前記背側サイドフラップ部の肌対向面を構成するシートの繊維配向方向とが互いに異なっており、
前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面を構成するシートの繊維が前記長手方向に配向している、前記<1>〜<3>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<5>
前記背側サイドフラップ部の肌対向面を構成するシートの繊維が前記幅方向に配向している、前記<4>に記載の吸収性物品。
<6>
前記腹側サイドフラップ部の前記長手方向における曲げ剛性値が、該腹側サイドフラップ部の前記幅方向における曲げ剛性値よりも高い、前記<1>〜<5>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<7>
前記腹側サイドフラップ部の前記長手方向における曲げ剛性値が、12cN以上50cN以下、好ましくは15cN以上40cN以下、より好ましくは20cN以上30cN以下である、前記<6>に記載の吸収性物品。
<8>
該前記腹側サイドフラップ部の前記幅方向における曲げ剛性値が、6cN以上30cN以下、好ましくは10cN以上25cN以下、より好ましくは12cN以上20cN以下である、前記<6>又は<7>に記載の吸収性物品。
<9>
前記腹側サイドフラップ部の前記幅方向における曲げ剛性値に対する前記長手方向における曲げ剛性値の比は、好ましくは1.3以上、好ましくは1.35以上、より好ましくは1.4以上である、前記<6>〜<8>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<10>
前記腹側領域の長手方向端部域に、前記幅方向に延びる第2シートが更に配されており、
平面視において、第2シートは、前記各腹側サイドフラップ部と重なっている、前記<1>〜<9>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<11>
前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面を構成するシートの厚みが、前記背側サイドフラップ部の肌対向面を構成するシートの厚みよりも厚い、前記<1>〜<10>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<12>
前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面を構成するシートの厚みが、0.4mm以上3mm以下、好ましくは0.6mm以上2mm以下、より好ましくは0.8mm以上1.5mm以下である、前記<12>に記載の吸収性物品。
<13>
前記背側サイドフラップ部の肌対向面を構成するシートの厚みが、0.1mm以上2mm以下、好ましくは0.15mm以上1mm以下、より好ましくは0.2mm以上0.5mm以下である、前記<11>又は<12>に記載の吸収性物品。
<14>
前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面に、凹凸構造が形成されている、前記<1>〜<13>のいずれか一に記載の吸収性物品。
<15>
前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面側を構成するシートが外装シートであり、
前記外装シートに、長手方向に延びる畝溝形状からなる前記凹凸構造が形成されている、前記<14>に記載の吸収性物品。
<16>
前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面側を構成するシートが外装シートであり、
前記外装シートは複数の開孔部を有しており、前記複数の開孔部によって前記凹凸構造が形成されている、前記<14>に記載の吸収性物品。
<17>
前記吸収性物品の前記長手方向に沿う両側部に、弾性部材が前記長手方向に沿ってそれぞれ配されており、
前記各弾性部材の前記長手方向における一方の端部はそれぞれ、前記腹側サイドフラップ部の延出開始位置よりも長手方向内方に位置し、
前記各弾性部材の前記長手方向における他方の端部はそれぞれ、前記背側サイドフラップ部の延出開始位置よりも長手方向内方に位置する、前記<1>〜<16>のいずれか一に記載の吸収性物品。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲は、かかる実施例に制限されない。
〔実施例1〕
各腹側サイドフラップ部Sf及び各背側サイドフラップ部Srにおいて、その肌対向面側にスパンボンド不織布(坪量:13g/cm)が配され、非肌対向面側にエアスルー不織布(坪量:20g/cm)が配されるように、図1及び図2に示す展開型の使い捨ておむつを製造した。本実施例では、畝部51及び溝部52を交互に有する畝溝形状5Aからなる凹凸構造がエアスルー不織布に形成されていた。畝部51及び溝部52は、おむつ1の長手方向Xに延びるように形成されていた。
〔実施例2〕
各腹側サイドフラップ部Sf及び各背側サイドフラップ部Srにおいて、その肌対向面側に上述のスパンボンド不織布が配され、非肌対向面側に上述のエアスルー不織布が配されるように、図1及び図3に示す展開型の使い捨ておむつを製造した。本実施例では、エアスルー不織布には複数の開孔部が設けられており、これによって凹凸構造が形成されているものであった。
〔実施例3〕
各腹側サイドフラップ部Sf及び各背側サイドフラップ部Srにおいて、その肌対向面側に上述のスパンボンド不織布が配され、非肌対向面側に上述のエアスルー不織布が配されるように、図1及び図3に示す展開型の使い捨ておむつを製造した。本実施例では、サイドフラップ部Sの非肌対向面側には、凹凸構造が形成されていなかった。
〔比較例1〕
各腹側サイドフラップ部Sf及び各背側サイドフラップ部Srにおいて、その肌対向面側に上述のスパンボンド不織布が配され、非肌対向面側に上述のエアスルー不織布が更に配されるように、図1及び図3に示す展開型の使い捨ておむつを製造した。本比較例におけるサイドフラップ部Sは、二枚のスパンボンド不織布が積層されて形成されているものである。
〔静摩擦係数の測定〕
実施例及び比較例のおむつについて、腹側サイドフラップ部Sfの肌対向面を構成するシートと擬似肌との静摩擦係数(以下、表中を含め、これを第1静摩擦係数と表記する。)、並びに腹側サイドフラップ部Sfの非肌対向面を構成するシートと、背側サイドフラップ部Srの肌対向面を構成するシートとの静摩擦係数(以下、表中を含め、これを第2静摩擦係数と表記する。)を、上述の方法で測定した。結果を表1に示す。
〔曲げ剛性値の測定〕
実施例及び比較例のおむつについて、腹側サイドフラップ部SfにおけるMD曲げ剛性値(cN)及びCD曲げ剛性値(cN)をそれぞれ上述の方法で測定し、CD曲げ剛性値に対するMD曲げ剛性値の比(MD曲げ剛性値/CD曲げ剛性値)を算出した。結果を表1に示す。
〔着用状態の評価〕
周長420mmの円筒の周面全域に擬似肌(株式会社ビューラックス製、バイオスキンプレート(A4ハイブリッドゲル5T-11×0.21S、ドライコーティング))を固定し、着用モデルを作製した。この着用モデルに、実施例及び比較例のおむつを擬似肌と当接するように固定し、その状態で、円筒軸を回転軸として、円筒を1秒間で20度回転させ、その後、その円筒を該回転方向とは逆方向に1秒間で20度回転させる操作を行った。この操作を10回繰り返し行い、その後、おむつのはだけ具合を以下の基準で目視にて確認した。結果を表1に示す。
A:腹側サイドフラップ部の折れやめくれが全くなく、おむつがはだけておらず、非常に良好な着用状態である。
B:腹側サイドフラップ部の折れやめくれが一部見られ、おむつが一部はだけているが、問題のない着用状態である。
C:腹側サイドフラップ部の折れやめくれが多く見られ、おむつがはだけており、着用状態が悪い。
Figure 0006814250
表1に示すように、所定の静摩擦係数を有する実施例のおむつは、比較例のおむつと比較して、着用者の動きに起因する腹側サイドフラップ部の折れやめくれがなく、おむつがはだけにくいことが判る。特に、実施例1及び2に示すように、第1静摩擦係数と第2静摩擦係数との差が大きくなるように加工を施したり、腹側サイドフラップ部SfのMD曲げ剛性値をCD曲げ剛性値よりも高くしたりすることによって、その効果が顕著であることも判る。
1 吸収性物品(使い捨ておむつ)
1A 吸収性本体
2 表面シート
3 防漏シート
4 吸収体
5 外装シート
5A 畝溝形状
51 畝部
52 溝部
7 ファスニングテープ
72 ランディングテープ
S サイドフラップ部
Sf 腹側サイドフラップ部
Sr 背側サイドフラップ部
F 腹側領域
M 股下領域
R 背側領域
X 長手方向
Y 幅方向
Z 厚み方向

Claims (11)

  1. 液透過性の表面シート、防漏シート並びに該表面シート及び該防漏シートの間に位置する吸収体を備え、着用者の前後方向に対応する長手方向と該長手方向に直交する幅方向とを有し、該長手方向に沿って腹側領域、股下領域及び背側領域を有する吸収性物品であって、
    前記腹側領域において、前記吸収体の両側縁それぞれから前記幅方向外方に延出した腹側サイドフラップ部と、
    前記背側領域において、前記吸収体の両側縁それぞれから前記幅方向外方に延出した背側サイドフラップ部とを備え、
    前記背側サイドフラップ部の肌対向面の全域又は一部を前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面の全域又は一部に重ねた状態として装着されるようになされており、
    前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面を構成するシートと前記背側サイドフラップ部の肌対向面を構成するシートとの静摩擦係数が、前記腹側サイドフラップ部の肌対向面を構成するシートと着用者の肌を想定した擬似肌面との静摩擦係数よりも高く、
    前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面を構成するシートの繊維配向方向と前記背側サイドフラップ部の肌対向面を構成するシートの繊維配向方向とが互いに異なっており、
    前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面を構成するシートの繊維が前記長手方向に配向している、吸収性物品。
  2. 液透過性の表面シート、防漏シート並びに該表面シート及び該防漏シートの間に位置する吸収体を備え、着用者の前後方向に対応する長手方向と該長手方向に直交する幅方向とを有し、該長手方向に沿って腹側領域、股下領域及び背側領域を有する吸収性物品であって、
    前記腹側領域において、前記吸収体の両側縁それぞれから前記幅方向外方に延出した腹側サイドフラップ部と、
    前記背側領域において、前記吸収体の両側縁それぞれから前記幅方向外方に延出した背側サイドフラップ部とを備え、
    前記背側サイドフラップ部の肌対向面の全域又は一部を前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面の全域又は一部に重ねた状態として装着されるようになされており、
    前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面を構成するシートと前記背側サイドフラップ部の肌対向面を構成するシートとの静摩擦係数が、前記腹側サイドフラップ部の肌対向面を構成するシートと着用者の肌を想定した擬似肌面との静摩擦係数よりも高く、
    前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面側を構成するシートが外装シートであり、
    前記外装シートに、長手方向に延びる畝溝形状からなる凹凸構造が形成されている、吸収性物品。
  3. 前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面を構成するシートの繊維配向方向と前記背側サイドフラップ部の肌対向面を構成するシートの繊維配向方向とが互いに異なっており、
    前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面を構成するシートの繊維が前記長手方向に配向している、請求項に記載の吸収性物品。
  4. 前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面に、凹凸構造が形成されている、請求項に記載の吸収性物品。
  5. 前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面側を構成するシートが外装シートであり、
    前記外装シートに、長手方向に延びる畝溝形状からなる前記凹凸構造が形成されている、請求項に記載の吸収性物品。
  6. 前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面側を構成するシートが外装シートであり、
    前記外装シートは複数の開孔部を有しており、前記複数の開孔部によって前記凹凸構造が形成されている、請求項に記載の吸収性物品。
  7. 前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面を構成するシートと前記背側サイドフラップ部の肌対向面を構成するシートとの静摩擦係数が0.45以上0.85以下である、請求項1ないしのいずれか一項に記載の吸収性物品。
  8. 前記腹側サイドフラップ部の前記長手方向における曲げ剛性値が、該腹側サイドフラップ部の前記幅方向における曲げ剛性値よりも高い、請求項1ないしの何れか一項に記載の吸収性物品。
  9. 前記腹側領域の長手方向端部域に、前記幅方向に延びる第2シートが更に配されており、
    平面視において、第2シートは、前記各腹側サイドフラップ部と重なっている、請求項1ないしのいずれか一項に記載の吸収性物品。
  10. 前記腹側サイドフラップ部の非肌対向面を構成するシートの厚みが、前記背側サイドフラップ部の肌対向面を構成するシートの厚みよりも厚い、請求項1ないしのいずれか一項に記載の吸収性物品。
  11. 前記吸収性物品の前記長手方向に沿う両側部に、弾性部材が前記長手方向に沿ってそれぞれ配されており、
    前記各弾性部材の前記長手方向における一方の端部はそれぞれ、前記腹側サイドフラップ部の延出開始位置よりも長手方向内方に位置し、
    前記各弾性部材の前記長手方向における他方の端部はそれぞれ、前記背側サイドフラップ部の延出開始位置よりも長手方向内方に位置する、請求項1ないし10のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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