JP6813827B2 - 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、および情報処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6813827B2
JP6813827B2 JP2019096741A JP2019096741A JP6813827B2 JP 6813827 B2 JP6813827 B2 JP 6813827B2 JP 2019096741 A JP2019096741 A JP 2019096741A JP 2019096741 A JP2019096741 A JP 2019096741A JP 6813827 B2 JP6813827 B2 JP 6813827B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cumulative loss
insurance
information processing
data
unknown
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019096741A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020190983A (ja
Inventor
ヒラルド ホラシオ サンソン
ヒラルド ホラシオ サンソン
メンデス ニコラス イグナシオ ベルサノ
メンデス ニコラス イグナシオ ベルサノ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Allm Inc
Original Assignee
Allm Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Allm Inc filed Critical Allm Inc
Priority to JP2019096741A priority Critical patent/JP6813827B2/ja
Priority to US17/606,237 priority patent/US20220147938A1/en
Priority to PCT/JP2020/019602 priority patent/WO2020235520A1/ja
Publication of JP2020190983A publication Critical patent/JP2020190983A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6813827B2 publication Critical patent/JP6813827B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/04Forecasting or optimisation specially adapted for administrative or management purposes, e.g. linear programming or "cutting stock problem"
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
    • G06Q40/08Insurance

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Technology Law (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、および情報処理プログラムに関する。
次のような保険会社の資産負債管理装置が知られている。この装置では、保険料、積立金(責任準備金)、配当金といった保険収支項目の金額は推定することが難しいことを考慮して、顧客の保険契約の情報に基づき、既契約の保険金額から未来の保険金額を推定する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−85373号公報
保険会社は、将来の保険金や給付金を支払うための支払準備金として責任準備金などの準備金を積み立てている。従来の技術では、この積立金の予測が困難なことを加味して、支払準備金の予測を行わずに未来の保険金額を推定する方法をとっていた。しかしながら、支払準備金の予測を精度高く行うことができれば、その予測結果は、未来の保険金の支払い能力の見積もりや、契約者から徴収する保険料の額の決定など、多くの場面で利用することができる。このため、将来の支払準備金の予測を精度高く行うための技術が望まれていたが、従来はそのための仕組みについて何ら検討されていなかった。
本発明による情報処理装置は、ニューラルネットワークを用いて保険会社の支払準備金を予測するための情報処理装置であって、過去の保険金請求データに基づいて、保険金の支払いが完了していない請求データを入力すると、保険金の支払いが完了していない請求データに基づく未知の累計損失を推定して出力するように前記ニューラルネットワークを学習させるトレーニング手段と、トレーニング手段によって学習が完了したニューラルネットワークに、保険金の支払いが完了していない請求データを入力することにより未知の累計損失の出力を得て、将来必要となる支払準備金を予測する支払準備金予測手段とを備えることを特徴とする。
本発明による情報処理システムは、ニューラルネットワークを用いて保険会社の支払準備金を予測するための情報処理システムであって、過去の保険金請求データに基づいて、保険金の支払いが完了していない請求データを入力すると、保険金の支払いが完了していない請求データに基づく未知の累計損失を推定して出力するようにニューラルネットワークを学習させるトレーニング手段と、トレーニング手段によって学習が完了したニューラルネットワークに、保険金の支払いが完了していない請求データを入力することにより未知の累計損失の出力を得て、将来必要となる支払準備金を予測する支払準備金予測手段とを備えることを特徴とする。
本発明による情報処理プログラムは、ニューラルネットワークを用いて保険会社の支払準備金を予測するために、過去の保険金請求データに基づいて、保険金の支払いが完了していない請求データを入力すると、保険金の支払いが完了していない請求データに基づく未知の累計損失を推定して出力するように前記ニューラルネットワークを学習させるトレーニング手順と、トレーニング手順で学習が完了したニューラルネットワークに、保険金の支払いが完了していない請求データを入力することにより未知の累計損失の出力を得て、将来必要となる支払準備金を予測する支払準備金予測手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、学習が完了したニューラルネットワークを利用することによって、保険会社が将来必要とする支払準備金を精度高く予測することができる。
情報処理装置100の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 トレーニングユニットにおけるデータの流れを模式的に示した機能ブロック図である。 既知の累計損失S(y,k)と未知の累計損失U(y,k)の関係を表形式で表した図である。 第1の実施の形態における予測モデル2dを模式的に表した図である。 第1の実施の形態における予測モデル2dのトレーニング処理の流れを示すフローチャート図である。 第1の実施の形態における将来の累計損失を推定するための処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態における予測モデル2dを模式的に表した図である。 第2の実施の形態における予測モデル2dのトレーニング処理の流れを示すフローチャート図である。
−第1の実施の形態−
図1は、本実施の形態における情報処理装置100の一実施の形態の構成を示すブロック図である。情報処理装置100としては、例えばサーバ装置、パソコン、スマートフォン、タブレット端末などのコンピュータが用いられる。図1は、本実施の形態における情報処理装置100として、パソコンを用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
情報処理装置100は、操作部材101と、制御装置102と、記憶媒体103と、表示装置104を備えている。
操作部材101は、情報処理装置100の操作者によって操作される種々の装置、例えばキーボードやマウスを含む。
制御装置102は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、情報処理装置100の全体を制御する。なお、制御装置102を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。例えば、接続インターフェース102を介して読み込まれたデータは、バッファメモリに一時的に記録される。
記憶媒体103は、情報処理装置100が蓄える種々のデータや、制御装置102が実行するためのプログラムのデータ等を記録するための記憶媒体であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。なお、記憶媒体103に記録されるプログラムのデータは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に記録されて提供されたり、ネットワークを介して提供され、操作者が取得したプログラムのデータを記憶媒体103にインストールすることによって、制御装置102がプログラムを実行できるようになる。本実施の形態では、以下に説明する処理で用いるプログラムや種々のデータは、記憶媒体103に記録されている。
表示装置104は、例えば液晶モニタであって、制御装置102から出力される種々の表示用データが表示される。
本実施の形態における情報処理装置100は、過去の保険金の支払い履歴に基づいて、保険会社が将来必要とする支払準備金を予測するための処理を行う。一般的に、保険会社では、将来の保険金や給付金を支払うための支払準備金を積み立てている。本実施の形態では、未来の支払準備金を予測することにより、保険会社における未来の保険金の支払い見込みを予測するための方法について説明する。
支払準備金は、保険会社が現在有効な保険契約からの将来の保険金の請求をすべて満たすだけの金額が必要となる。従来、この支払準備金の見積もりには、チェイン・ラダー法、ボーンヒュッター・ファーガソン法などの手法が用いられていた。しかしながら、過去の保険金の請求記録のデータ(以下「請求データ」と呼ぶ)を用いてこれらの方法で支払準備金の予測を行った場合には、高い予測精度を望むことができないという問題があった。また、これらの方法では請求データの変化するダイナミクスを捉えることができないという問題もあった。さらに、保険会社の事業分野または方針に変更が生じた場合は手動での再校正が必要となるため、支払い準備金の見積もりをリアルタイムで調整することが困難になるという問題もあった。また、これらの方法では、多変量な請求データを処理することができないという問題もあった。
このため、本実施の形態では、過去の保険金の請求データの特徴から支払準備金を予測するように設計されたニューラルネットワークを使用して、過去の保険金の請求記録に基づいて将来の支払準備金を予測する方法について説明する。ニューラルネットワークとしては、あらかじめ過去の保険金の請求データの特徴から支払準備金を予測できるように学習が行われたディープラーニングを用いるものとする。なお、本発明は、保険会社が支払準備金を積み立てる保険を対象とし、例えば、生命保険、医療保険、損害保険などを想定する。
図2は、過去の保険金の請求データの特徴から支払準備金を予測できるようにニューラルネットワークを学習させるためのトレーニングユニットにおけるデータの流れを模式的に示した機能ブロック図である。図2に示す各機能における処理は、制御装置102によって実行される。
図2では、請求データベース2aは記憶媒体103に記録されている。請求データベース2aには、あらかじめ過去の保険金の請求データが格納されている。トレーニングユニット2bは、予測モデル2dを訓練するためのユニットであって、予測モデル2dの他に前処理ユニット2c、累計損失集計ユニット2e、及び損失項ユニット2fを含んでいる。図2に示す例では、予測モデル2dにニューラルネットワークを用い、トレーニングユニット2bが予測モデル2dに過去の保険金の請求データの特徴から支払準備金を予測できるように学習させる。
トレーニングユニット2bには、請求データベース2aから請求データc(t)が入力される。本実施の形態では、請求データc(t)は、c(t)={c,c,・・・・c}のように、c〜cのn個の特徴をもったベクトルデータである。この請求データc(t)は、トレーニングユニット2bにおいて予測モデル2dを訓練するための予測変数として使用される。
なお、請求データの特徴c〜cには、例えば、保険金の請求事項が発生または報告された日付、その請求に対する評価が行われた日付の情報が少なくとも含まれる。また、請求データの特徴c〜cには、支払準備金の予測精度を向上させるための情報を追加するようにしてもよい。追加する特徴の情報は、保険の種類によって異なるが、例えば、請求決済額の情報、被保険者の職種、業種、年齢、性別、民族、地域などの追加の情報を含むことができる。また、医療保険を対象とする場合には、診断コード、薬品、医療処置などの追加の情報を含めることもできる。追加された特徴の情報は、予測モデル2dのトレーニング中に使用され、これによって、支払準備金の予測精度を向上させることができる。
前処理ユニット2cでは、入力された請求データc(t)を予測モデル2dと互換性のある新しいベクトルデータx(t)={x,x,・・・・x}に変換する。例えば、請求データc(t)において性別の特徴がmale,femaleのように表されている場合に、新しいベクトルデータx(t)では、maleは整数値0にマッピングされ、femaleは1にマッピングされるといったような変換が行われる。前処理ユニット2cで変換された変換後の請求データx(t)は、予測モデル2dと累計損失集計ユニット2eに入力される。
累計損失集計ユニット2eでは、次式(1)によって請求の累計損失S(y,k)を計算する。
Figure 0006813827
式(1)において、yは保険金の請求対象となるアクシデントが発生した年を表す。kは、保険金の請求対象となるアクシデントが発生した年から、保険金が支払われるまでの経過年数を表す。yは、保険金の請求対象となるアクシデントが発生した最初の年から、請求データに含まれる最新の年Yまでの値をとる。また、kは、yと同じ年を意味する0から、請求データに含まれる経過年数の最大値Kまでの値をとる。また、loss()は1件当たりの請求データcの金額である。
累計損失集計ユニット2eは、式(1)により年Yの時点ですでに保険金の支払いが完了しているすべての請求データを用いて過去の累計損失S(y,k)、すなわち既知の累計損失S(y,k)を算出する。なお、式(1)では請求データをCで表しているが、本実施の形態では前処理ユニット2cで請求データc(t)は新しいベクトルデータx(t)に変換されているため、ここではxに読み替える。
例えば、2010年にアクシデントが発生し、2010年に保険金の支払いが行われた場合は、y=2010、k=0となり、2010年にアクシデントが発生し、2011年に保険金の支払いが行われた場合は、y=2010、k=1となる。また、2011年にアクシデントが発生し、2015年に保険金の支払いが行われた場合は、y=2011、k=4となり、2012年にアクシデントが発生し、2018年に保険金の支払いが行われた場合は、y=2012、k=6となる。
予測モデル2dでは、年Yの時点では保険金の支払いが完了していない請求データに基づいて、未知の累計損失Uを推定する。なお、年Yの時点における未知の累計損失Uは、年Yを基準とした将来必要となる支払準備金の額と捉えることができるため、年Yにおける未知の累計損失を推定すれば、年Yを基準とした将来必要となる支払準備金を予測することが可能となる。すなわち、年Yにおける未知の累計損失の推定値を、年Yを基準とした将来必要となる支払準備金として算出することにより、年Yを基準とした将来必要となる支払準備金を予測することが可能となる。
図3は、Y−K年からY年までにアクシデントが発生し、支払いまでの経過年数が0年からK年までの請求データを対象として、既知の累計損失S(y,k)と未知の累計損失U(y,k)の関係を表形式で表した図である。図3において、各年ごとの既知の累計損失Sは、次式(2)に示すように表され、各年ごとの未知の累計損失Uは、次式(3)に示すように表される。
Figure 0006813827
Figure 0006813827
本実施の形態では、図3に示す未知の累計損失U(y,k)が推定の対象となる。図3に示すように、上述したYとKの関係によると請求データに含まれる最新の年はY年となる。このため、Y−K年にアクシデントが発生した請求に対しては経過年数Kまで支払いが完了しているためY−K年にアクシデントが発生した請求は、全て既知の累計損失S(y,k)が算出されている。また、Y−K+1年にアクシデントが発生した請求に対しては経過年数K−1まで支払いが完了しているためY−K+1年にアクシデントが発生した請求は、経過年数K−1まで既知の累計損失S(y,k)が算出され、経過年数Kは未知の累計損失U(y,k)の推定対象となっている。また、Y年にアクシデントが発生した請求に対しては経過年数0まで支払いが完了しているためY年にアクシデントが発生した請求は、経過年数0まで既知の累計損失S(y,k)が算出され、その他の経過年数は未知の累計損失U(y,k)の推定対象となっている。
例えば、2000年から2010年までの請求データを用いる場合、図3においてはYは2010年でKが10となる。この場合、アクシデントが発生した年(Accident years)のY−Kは2000年である。そして、この年の支払いまでの経過年数(Development years)が0の年は2000であり、経過年数が1の年は2001年であり、経過年数がK−1の年は2009年であり、経過年数がKの年は2010年である。
また、アクシデントが発生した年(Accident years)のY−K+1は2001年である。そして、この年の支払いまでの経過年数(Development years)が0の年は2001であり、経過年数が1の年は2002年であり、経過年数がK−1の年は2010年であり、経過年数がKの年は2011年である。
また、アクシデントが発生した年(Accident years)のY−1年は2009年である。そして、この年の支払いまでの経過年数(Development years)が0の年は2009であり、経過年数が1の年は2010年であり、経過年数がK−1の年は2018年であり、経過年数がKの年は2019年である。
また、アクシデントが発生した年(Accident years)のY年は2010年である。そして、この年の支払いまでの経過年数(Development years)が0の年は2010であり、経過年数が1の年は2011年であり、経過年数がK−1の年は2019年であり、経過年数がKの年は2020年である。
このように、Yが2010年でKが10である請求データにおいては、請求データに含まれる最新の年が2010年であるため、支払いまでの経過年数を考慮した年が2011年以降となる場合は、全て未知の累計損失U(y,k)の推定対象となる。
未知の累計損失U(y,k)を推定することができれば、その額を将来必要となる支払準備金の額と予測することができるため、将来必要となる支払準備金の予測精度を向上させるために、本実施の形態におけるトレーニングユニット2bでは、過去の請求データに基づいて未知の累計損失U(y,k)を精度高く推定できるように予測モデル2dをトレーニングする。以下、予測モデル2dのトレーニング方法について説明する。
本実施の形態では、予測モデル2dは、図4に示すように各請求x(t)ごとに一つのインプットを持つ入力層(input layer)4aと、年数K以上のサイズの隠れ層(hidden layer)4bと、予測したい年数K以上サイズの出力層(output layer)4cからなるニューラルネットワークによって構成されている。図4において、各層のノードはデータの非線形性を考慮する為に次式(4)に示す活性化関数ReLUを使用する。
Figure 0006813827
この予測モデル2dによって、上述したように、年Yの時点では保険金の支払いが完了していない請求データに基づいて、未知の累計損失U(y,k)が算出されることにより推定が行われると、累計損失集計ユニット2eで算出された既知の累計損失S(y,k)と予測モデル2dで推定された未知の累計損失U(y,k)は、損失項ユニット2fに入力される。
損失項ユニット2fでは、既知の累計損失Sと未知の累計損失Uとの差を計算するための損失項L(U,S)を最小にするように、予測モデル2dの重み値、すなわちニューラルネットワークの重みを調節することによって予測モデル2dのトレーニングを行う。
本実施の形態では、既知の累計損失Sと未知の累計損失Uとの差が最小になるまで重みを調節を行いながら既知の累計損失Sと未知の累計損失Uの算出を繰り返し、既知の累計損失Sと未知の累計損失Uとの差が最小になったときに設定されていたニューラルネットワークの重みを予測モデル2dの重み値として採用することにより、予測モデル2dのトレーニングを行う。具体的には、既知の累計損失Sの算出と未知の累計損失Uの推定を数回繰り返して差が減少しなければ、制御装置102は、予測モデル2dは最適化されたと判断してトレーニングユニット2bによるトレーニンングを終了する。一方、既知の累計損失Sと未知の累計損失Uとの差が減少し続ける場合は、予測モデル2dのニューラルネットワークの重みを更新して処理を繰り返す。
なお、本実施の形態では、既知の累計損失Sと未知の累計損失Uとの差を示す損失項L(U,S)は、次式(5)に示すようにポアソン分布の標準偏差方程式を用いて算出する。また、予測モデル2dの重み値は、勾配降下法、確率的勾配降下法、焼き鈍し法などの公知の最適化方法を用いて調整することができる。
Figure 0006813827
上述した処理によって予測モデル2dが訓練、最適化されると、予測モデル2dを使用して、K+1年以降の将来の年についても未知の累計損失U(y,k)を推定して、将来必要となる支払準備金を予測することが可能となる。K+1年以降の未知の累計損失U(y,k)は、K+1年以降において必要となる支払準備金の額とみなすことができるため、訓練、最適化された予測モデル2dを使用して未知の累計損失U(y,k)を推定することにより、将来必要となる支払準備金の額を精度高く予測することができる。
請求データに新規のデータが追加された場合は、新規のデータを追加して上述したトレーニングを実施すれば、予測モデル2dの予測精度を向上させることができ、将来必要となる支払準備金額の予測精度もさらに向上させることができる。
図5は、第1の実施の形態における予測モデル2dのトレーニング処理の流れを示すフローチャートである。図5に示す処理は、制御装置102が記憶媒体103に記録されている請求データCを読み出してトレーニングユニット2bに入力すると起動するプログラムとして、制御装置102によって実行される。
ステップS10において、制御装置102は、前処理ユニット2cにおける前処理を実行して、請求データc(t)={c,c,・・・・c}を予測モデル2dと互換性のある新しいベクトルデータx(t)={x,x,・・・・x}に変換する。変換された後の請求データは、累計損失集計ユニット2eと予測モデル2dに入力され、ステップS20とステップS30の処理が実行される。
ステップS20では、制御装置102は、累計損失集計ユニット2eにおいて、上述したように、年Yの時点ですでに保険金の支払いが完了しているすべての請求データを用いて過去の累計損失S(y,k)、すなわち既知の累計損失S(y,k)を算出する。その後、ステップS40へ進む。
また、ステップS30では、制御装置102は、予測モデル2dにおいて、上述したように、年Yの時点では保険金の支払いが完了していない請求データに基づいて、年Yからみた未来の累計損失、すなわち未知の累計損失U(y,k)を推定するための推定処理を実行する。その後、ステップS40へ進む。
ステップS40では、制御装置102は、損失項ユニット2fにおいて、上述したように、式(5)を用いて損失項L(U,S)を算出する。その後、ステップS50へ進む。
ステップS50では、制御装置102は、損失項ユニット2fにおいて、上述したように、予測モデル2dの最適化が完了したか否かを判断する。ステップS50で肯定判断した場合には、そのときの重みを予測モデル2dの重み値として採用して処理を終了する。これに対して、ステップS50で否定判断した場合には、ステップS60へ進む。
ステップS60では、制御装置102は、損失項ユニット2fにおいて、上述したように、予測モデル2dの重みを調整して、ステップS10へ戻る。
図6は、第1の実施の形態における将来の累計損失を推定するための処理の流れを示すフローチャートである。図6に示す処理は、制御装置102が記憶媒体103に記録されている請求データをトレーニングが完了している予測モデル2dに入力すると起動するプログラムとして、制御装置102によって実行される。なお、予測モデル2dに入力される請求データは、上述した前処理ユニット2cによる処理が実行されて、あらかじめ予測モデル2dと互換性のある新しいベクトルデータx(t)={x,x,・・・・x}に変換されているものとする。
ステップS110において、制御装置102は、予測モデル2dにおいて、上述した予測処理を実行することにより、請求データに基づいて、未知の累計損失U(y,k)を推定する。その後、ステップS120へ進む。
ステップS120では、制御装置102は、推定された未知の累計損失U(y,k)を出力する。なお、出力先はあらかじめ設定されているものとし、例えば、記憶媒体103に出力して未知の累計損失U(y,k)を記憶媒体103に記録してもよいし、表示装置104に出力して未知の累計損失U(y,k)を表示するようにしてもよい。その後、処理を終了する。
以上説明した第1の実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)制御装置102は、過去の保険金請求データに基づいて、保険金の支払いが完了していない請求データを入力すると、保険金の支払いが完了していない請求データに基づく未知の累計損失を推定して出力するようにニューラルネットワークを学習させ、学習が完了したニューラルネットワークに、保険金の支払いが完了していない請求データを入力することにより未知の累計損失の出力を得て、将来必要となる支払準備金を予測するようにした。これによって、過去の請求データに基づいて学習が完了したニューラルネットワークを利用することによって、保険会社が将来必要とする支払準備金を精度高く予測することができる。
(2)制御装置102は、過去の保険金請求データに基づいて、過去の特定の年を基準に既知の累計損失を算出し、過去の保険金請求データに基づいて、過去の特定の年を基準に未知の累計損失を推定して、既知の累計損失と未知の累計損失とに基づいて、保険金の支払いが完了していない請求データを入力すると未知の累計損失を推定して出力するようにニューラルネットワークを学習させるようにした。これによって、既に確定している過去の請求データを用いてニューラルネットワークを学習させることができる。
(3)制御装置102は、既知の累計損失と未知の累計損失との差が最小になるようにニューラルネットワークを学習させるようにした。これによって、出力される既知の累計損失と未知の累計損失との差が最小になるまでニューラルネットワークを学習させることができるため、ニューラルネットワークによる支払準備金の予測精度を向上させることができる。
−第2の実施の形態−
第2の実施の形態では、予測モデル2dは、図7に示すように、Recurrent Neural Network (RNN)7aと、Fully Connected Network (FCN)7bを含む場合について説明する。なお、第2の実施の形態において、図1、2、3、6は、第1の実施の形態と同様のため、説明を省略する。
RNN7aは、いくつかのrecurrent layersで構成され、それぞれはLong Short Term Memory(LSTM)またはGated Recurrent Unit (GRU) cellsを使用して実装される。FCN7bは、RNN7aの出力を取り、それを一つの推定値に減らす。
第2の実施の形態における予測モデル2dについて、第1の実施の形態で上述した予測モデル2dとの相違点を中心に説明する。第1の実施の形態では、予測モデル2dに入力されるデータは、c〜cのn個の特徴をもった請求データであったが、第2の実施の形態では、次式(6)によって計算された累計損失率R(y,k)が予測モデル2dに入力される。
Figure 0006813827
この累計損失率R(y,k)は、y年にわたるk−1年の累計損失率を表す。また、第2の実施の形態における予測モデル2dからの出力は、k年の推定累積損失率Eに対応する単一の値となる。なお、本実施の形態では、累計損失集計ユニット2eが年Yの時点ですでに保険金の支払いが完了しているすべての請求データを用いて既知の累計損失S(y,k)を算出するとともに、式(6)によって累計損失率R(y,k)を計算し、累計損失率R(y,k)の算出結果が予測モデル2dに入力されるものとする。
また、第2の実施の形態では、損失項ユニット2fにおいて、次式(7)示す平均二乗誤差(MSE)の関数を用いて損失項L(E,S)を算出し、損失項L(E,S)の値が最小になるように、予測モデル2dの重み値、すなわちニューラルネットワークの重みを調節することによって予測モデル2dのトレーニングを行う。
Figure 0006813827
このようにして予測モデル2dが訓練、最適化されると、予測モデル2dを使用して、未知の累計損失U(y,k)を推定して、将来必要となる支払準備金を予測することが可能となる。このとき、第2の実施の形態では、未知の累計損失U(y,k)を得るために、E×S(Y,K−1)の乗算だけが年YとKについて計算される。
図8は、第2の実施の形態における予測モデル2dのトレーニング処理の流れを示すフローチャートである。図8に示す処理は、制御装置102が記憶媒体103に記録されている請求データCを読み出してトレーニングユニット2bに入力すると起動するプログラムとして、制御装置102によって実行される。なお、図8においては、第1の実施の形態で上述した図5と処理内容が同じステップには同じステップ番号を付与して説明を省略する。
ステップS21において、制御装置102は、累計損失集計ユニット2eにおいて、上述したように、年Yの時点ですでに保険金の支払いが完了しているすべての請求データを用いて過去の累計損失S(y,k)、すなわち既知の累計損失S(y,k)を算出する。また、上述したように、式(6)によって累計損失率R(y,k)を計算する。その後、ステップS31へ進む。
ステップS31では、制御装置102は、予測モデル2dにおいて、上述したように、累計損失率R(y,k)に基づいて推定累積損失率Eを予測するための予測処理を実行する。その後、ステップS41へ進む。
ステップS41では、制御装置102は、損失項ユニット2fにおいて、上述したように、式(7)を用いて、損失項L(E,S)を算出する。その後、ステップS50へ進む。
以上説明した第2の実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)制御装置102は、過去の保険金請求データに基づいて、過去の特定の年を基準に既知の累計損失を算出し、過去の保険金請求データに基づいて、過去の特定の年を基準に累計損失率を算出して、既知の累計損失と累計損失率とに基づいて、保険金の支払いが完了していない請求データを入力すると未知の累計損失を推定して出力するようにニューラルネットワークを学習させるようにした。これによって、既に確定している過去の請求データを用いてニューラルネットワークを学習させることができる。
(2)制御装置102は、、既知の累計損失と累計損失率とを用いて定義された平均二乗誤差の関数の値が最小になるようにニューラルネットワークを学習させるようにした。これによって、出力される既知の累計損失と累計損失率とに基づいて、ニューラルネットワークによる支払準備金の予測精度を向上させることができる。
−変形例−
なお、上述した実施の形態の情報処理装置は、以下のように変形することもできる。
(1)上述した第1および第2の実施の形態では、情報処理装置100はパソコンであって、制御装置102が上述した処理を実行する例について説明した。しかしながら、請求データが記録された請求データを別装置として、請求データが記録された装置と情報処理装置100とをインターネットなどの通信回線を介して接続するようにしてもよい。また、ユーザが操作する操作端末と情報処理装置100とを別装置として、情報処理装置100は、操作端末からの指示を受けて支払準備金の予測を行い、予測結果を操作端末へ送信するようにしてもよい。これによって、上述した第1および第2の実施の形態のように、情報処理装置100をスタンドアロン型の装置として用いてもよいし、請求データが記録された装置や操作端末と情報処理装置100とを通信回線を介して接続したクライアントサーバー型やクラウド型の情報処理システムを構築することもできる。
(2)上述した第1の実施の形態では、損失項ユニット2fでは、既知の累計損失Sと未知の累計損失Uとの差を測定するための損失項L(U,S)を最小にするように、予測モデル2dの重み値、すなわちニューラルネットワークの重みを調節することによって予測モデル2dのトレーニングを行う例について説明した。しかしながら、損失項ユニット2fでは、既知の累計損失Sと未知の累計損失Uとの差を測定するための損失項L(U,S)があらかじめ設定された閾値以下になるように、予測モデル2dの重み値、すなわちニューラルネットワークの重みを調節することによって予測モデル2dのトレーニングを行うようにしてもよい。
(3)上述した第2の実施の形態では、損失項ユニット2fでは、損失項L(E,S)の値が最小になるように、予測モデル2dの重み値、すなわちニューラルネットワークの重みを調節することによって予測モデル2dのトレーニングを行う例について説明した。しかしながら、損失項ユニット2fでは、損失項L(E,S)の値があらかじめ設定された閾値以下になるように、予測モデル2dの重み値、すなわちニューラルネットワークの重みを調節することによって予測モデル2dのトレーニングを行うようにしてもよい。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。また、上述の実施の形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。
100 情報処理装置
101 操作部材
102 制御装置
103 記憶媒体
104 表示装置

Claims (15)

  1. ニューラルネットワークを用いて保険会社の支払準備金を予測するための情報処理装置であって、
    過去の保険金請求データに基づいて、保険金の支払いが完了していない請求データを入力すると、保険金の支払いが完了していない請求データに基づく未知の累計損失を推定して出力するように前記ニューラルネットワークを学習させるトレーニング手段と、
    前記トレーニング手段によって学習が完了した前記ニューラルネットワークに、保険金の支払いが完了していない請求データを入力することにより前記未知の累計損失の出力を得て、将来必要となる支払準備金を予測する支払準備金予測手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    過去の保険金請求データに基づいて、過去の特定の年を基準に既知の累計損失を算出する既知の累計損失算出手段と、
    過去の保険金請求データに基づいて、過去の特定の年を基準に未知の累計損失を推定する未知の累計損失推定手段とをさらに備え、
    前記トレーニング手段は、前記既知の累計損失算出手段によって算出された前記既知の累計損失と、前記未知の累計損失推定手段によって算出された前記未知の累計損失とに基づいて、保険金の支払いが完了していない請求データを入力すると前記未知の累計損失を推定して出力するように前記ニューラルネットワークを学習させることを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置において、
    前記トレーニング手段は、前記既知の累計損失算出手段によって算出された前記既知の累計損失と、前記未知の累計損失推定手段によって推定された前記未知の累計損失との差が最小またはあらかじめ設定された閾値以下になるように前記ニューラルネットワークを学習させることを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    過去の保険金請求データに基づいて、過去の特定の年を基準に既知の累計損失を算出する既知の累計損失算出手段と、
    過去の保険金請求データに基づいて、過去の特定の年を基準に累計損失率を算出する累計損失率算出手段とをさらに備え、
    前記トレーニング手段は、前記既知の累計損失算出手段によって算出された前記既知の累計損失と、前記累計損失率算出手段によって算出された前記累計損失率とに基づいて、保険金の支払いが完了していない請求データを入力すると前記未知の累計損失を推定して出力するように前記ニューラルネットワークを学習させることを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置において、
    前記トレーニング手段は、前記既知の累計損失算出手段によって算出された前記既知の累計損失と、前記累計損失率算出手段によって算出された前記累計損失率とを用いて定義された平均二乗誤差の関数の値が最小またはあらかじめ設定された閾値以下になるように前記ニューラルネットワークを学習させることを特徴とする情報処理装置。
  6. ニューラルネットワークを用いて保険会社の支払準備金を予測するための情報処理システムであって、
    過去の保険金請求データに基づいて、保険金の支払いが完了していない請求データを入力すると、保険金の支払いが完了していない請求データに基づく未知の累計損失を推定して出力するように前記ニューラルネットワークを学習させるトレーニング手段と、
    前記トレーニング手段によって学習が完了した前記ニューラルネットワークに、保険金の支払いが完了していない請求データを入力することにより前記未知の累計損失の出力を得て、将来必要となる支払準備金を予測する支払準備金予測手段とを備えることを特徴とする情報処理システム。
  7. 請求項6に記載の情報処理システムにおいて、
    過去の保険金請求データに基づいて、過去の特定の年を基準に既知の累計損失を算出する既知の累計損失算出手段と、
    過去の保険金請求データに基づいて、過去の特定の年を基準に未知の累計損失を推定する未知の累計損失推定手段とをさらに備え、
    前記トレーニング手段は、前記既知の累計損失算出手段によって算出された前記既知の累計損失と、前記未知の累計損失推定手段によって推定された前記未知の累計損失とに基づいて、保険金の支払いが完了していない請求データを入力すると前記未知の累計損失を推定して出力するように前記ニューラルネットワークを学習させることを特徴とする情報処理システム。
  8. 請求項7に記載の情報処理システムにおいて、
    前記トレーニング手段は、前記既知の累計損失算出手段によって算出された前記既知の累計損失と、前記未知の累計損失推定手段によって推定された前記未知の累計損失との差が最小またはあらかじめ設定された閾値以下になるように前記ニューラルネットワークを学習させることを特徴とする情報処理システム。
  9. 請求項6に記載の情報処理システムにおいて、
    過去の保険金請求データに基づいて、過去の特定の年を基準に既知の累計損失を算出する既知の累計損失算出手段と、
    過去の保険金請求データに基づいて、過去の特定の年を基準に累計損失率を算出する累計損失率算出手段とをさらに備え、
    前記トレーニング手段は、前記既知の累計損失算出手段によって算出された前記既知の累計損失と、前記累計損失率算出手段によって算出された前記累計損失率とに基づいて、保険金の支払いが完了していない請求データを入力すると前記未知の累計損失を推定して出力するように前記ニューラルネットワークを学習させることを特徴とする情報処理システム。
  10. 請求項9に記載の情報処理システムにおいて、
    前記トレーニング手段は、前記既知の累計損失算出手段によって算出された前記既知の累計損失と、前記累計損失率算出手段によって算出された前記累計損失率とを用いて定義された平均二乗誤差の関数の値が最小またはあらかじめ設定された閾値以下になるように前記ニューラルネットワークを学習させることを特徴とする情報処理システム。
  11. ニューラルネットワークを用いて保険会社の支払準備金を予測するために、
    過去の保険金請求データに基づいて、保険金の支払いが完了していない請求データを入力すると、保険金の支払いが完了していない請求データに基づく未知の累計損失を推定して出力するように前記ニューラルネットワークを学習させるトレーニング手順と、
    前記トレーニング手順で学習が完了した前記ニューラルネットワークに、保険金の支払いが完了していない請求データを入力することにより前記未知の累計損失の出力を得て、将来必要となる支払準備金を予測する支払準備金予測手順とをコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
  12. 請求項11に記載の情報処理プログラムにおいて、
    過去の保険金請求データに基づいて、過去の特定の年を基準に既知の累計損失を算出する既知の累計損失算出手順と、
    過去の保険金請求データに基づいて、過去の特定の年を基準に未知の累計損失を推定する未知の累計損失推定手順とをさらに有し、
    前記トレーニング手順は、前記既知の累計損失算出手順で算出した前記既知の累計損失と、前記未知の累計損失推定手順で推定した前記未知の累計損失とに基づいて、保険金の支払いが完了していない請求データを入力すると前記未知の累計損失を推定して出力するように前記ニューラルネットワークを学習させることを特徴とする情報処理プログラム。
  13. 請求項12に記載の情報処理プログラムにおいて、
    前記トレーニング手順は、前記既知の累計損失算出手順で算出した前記既知の累計損失と、前記未知の累計損失推定手順で推定した前記未知の累計損失との差が最小またはあらかじめ設定された閾値以下になるように前記ニューラルネットワークを学習させることを特徴とする情報処理プログラム。
  14. 請求項11に記載の情報処理プログラムにおいて、
    過去の保険金請求データに基づいて、過去の特定の年を基準に既知の累計損失を算出する既知の累計損失算出手順と、
    過去の保険金請求データに基づいて、過去の特定の年を基準に累計損失率を算出する累計損失率算出手順とをさらに有し、
    前記トレーニング手順は、前記既知の累計損失算出手順で算出した前記既知の累計損失と、前記累計損失率算出手順で算出した前記累計損失率とに基づいて、保険金の支払いが完了していない請求データを入力すると前記未知の累計損失を推定して出力するように前記ニューラルネットワークを学習させることを特徴とする情報処理プログラム。
  15. 請求項14に記載の情報処理プログラムにおいて、
    前記トレーニング手順は、前記既知の累計損失算出手順で算出した前記既知の累計損失と、前記累計損失率算出手順で算出した前記累計損失率とを用いて定義された平均二乗誤差の関数の値が最小またはあらかじめ設定された閾値以下になるように前記ニューラルネットワークを学習させることを特徴とする情報処理プログラム。

JP2019096741A 2019-05-23 2019-05-23 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理プログラム Active JP6813827B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019096741A JP6813827B2 (ja) 2019-05-23 2019-05-23 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理プログラム
US17/606,237 US20220147938A1 (en) 2019-05-23 2020-05-18 Information processing device, information processing system, and information processing program
PCT/JP2020/019602 WO2020235520A1 (ja) 2019-05-23 2020-05-18 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019096741A JP6813827B2 (ja) 2019-05-23 2019-05-23 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020190983A JP2020190983A (ja) 2020-11-26
JP6813827B2 true JP6813827B2 (ja) 2021-01-13

Family

ID=73453726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019096741A Active JP6813827B2 (ja) 2019-05-23 2019-05-23 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20220147938A1 (ja)
JP (1) JP6813827B2 (ja)
WO (1) WO2020235520A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220414495A1 (en) * 2021-06-24 2022-12-29 The Toronto-Dominion Bank System and method for determining expected loss using a machine learning framework
CN116777648B (zh) * 2023-08-23 2023-11-03 山东远硕上池健康科技有限公司 一种车辆出险的人伤理赔信息智能管理方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1689036A (zh) * 2003-09-10 2005-10-26 瑞士再保险公司 用于自动建立经验评级和/或风险准备金的系统和方法
US20060136273A1 (en) * 2004-09-10 2006-06-22 Frank Zizzamia Method and system for estimating insurance loss reserves and confidence intervals using insurance policy and claim level detail predictive modeling

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020235520A1 (ja) 2020-11-26
JP2020190983A (ja) 2020-11-26
US20220147938A1 (en) 2022-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20190042999A1 (en) Systems and methods for optimizing parallel task completion
JP4661250B2 (ja) 予測方法、予測装置および予測プログラム
US9286735B1 (en) Generating cumulative wear-based indicators for vehicular components
US20140149175A1 (en) Financial Risk Analytics for Service Contracts
WO2020235520A1 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理プログラム
US20130332244A1 (en) Predictive Analytics Based Ranking Of Projects
WO2016084642A1 (ja) 与信審査用サーバと与信審査用システム及び与信審査用プログラム
JP6049799B2 (ja) 経営支援プログラム
JP2001125962A (ja) 企業診断及び経営意思決定支援システム
JP2019028871A (ja) プロジェクト管理支援装置、プロジェクト管理支援方法およびプログラム
US10178241B2 (en) Telecommunication price-based routing apparatus, system and method
CN116992265B (zh) 碳排放量估算方法、装置、设备和存储介质
CN110858355A (zh) 项目预算结余预测方法及装置
JP5560220B2 (ja) 工数見積装置、工数見積方法、工数見積プログラム
CN116542760A (zh) 一种用于评估数据的方法和装置
De Jongh et al. A critical review of the Basel margin of conservatism requirement in a retail credit context
CN112418534B (zh) 揽件量预测方法及装置、电子设备、计算机可读存储介质
US20140236667A1 (en) Estimating, learning, and enhancing project risk
US20200219622A1 (en) System and methods for enhanced risk adjustment factor prediction
US20110078071A1 (en) Prioritizing loans using customer, product and workflow attributes
JP3306806B2 (ja) 退職給付債務管理装置
WO2015191592A1 (en) System and method for generating descriptive measures that assesses the financial health of a business
JP2015103246A (ja) 価格決定の方法、システム、およびコンピュータ・プログラム(製品およびサービスのためのロバストな価格決定解決法)
JP7544270B2 (ja) 未来予測装置、未来予測方法、及びプログラム
JP7322520B2 (ja) 保全時期演算装置、及び、保全時期演算プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200109

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200109

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6813827

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250