JP6813368B2 - 電子装置、運転支援システムおよびプログラム - Google Patents

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本発明は、外部から提供された道路交通情報を利用して運転者の支援を行う運転支援システムに関し、特に、交差点等の停止線の位置または停止線までの距離を正確に判定することができる運転支援システムに関する。
走行中の車両に情報を配信するシステムとして、VICS(登録商標)や、道路に設置された路上機を使用するものがある。車載装置は、これらのシステムが提供する道路交通情報を受信し、当該道路交通情報に基づいた様々な運転支援を行っている。
近年では、光ビーコン路上機の機能を向上させた高度化光ビーコン路上機への置き換えが進められている。高度化光ビーコン路上機では、路上機から先に続く一連の路線(主流交通、直進方向)の信号機の灯色情報(例えば、青信号のタイミング等)、信号機毎の停止線までの距離(路上機からの道程距離)、および交差点座標(交差点の中心などの適当な位置)等を配信している。このようなシステムは、通常、TSPSシステム(Traffic Signal Prediction Systems)と呼ばれる。車載装置がTSPSシステムに対応している場合には、自車の位置から停止線までの残距離を算出し、現在の速度とこの残距離から、ブレーキを踏むタイミングまたは推奨速度を判断し、これをユーザへ通知している。このような通知により、各信号機を青信号で通過するための運転支援が可能になり、いわゆる、「グリーンウェーブ」走行が可能になる。
走行中の車両に信号機情報を含む道路情報を提供し、車載装置でこれらの情報を利用するシステムとしては特許文献1が存在する。特許文献1では、車載装置に信号機情報が届くまでの所要時間を考慮し、正確な信号機情報を提供している。
特開2008−152680号公報
上述したように、光ビーコン路上機から配信される各信号機の「停止線までの距離」は、光ビーコン路上機の位置を0m(基準)として、道路形状に沿った計測された距離である。従来の車載装置において、自車両から信号機の停止線までの残距離を求める方法として、第1に、自車の車速パルスを用いて、光ビーコン路上機を通過した位置から自車両までの積算距離を求め、光ビーコン路上機から停止線までの距離と当該積算距離の差を残距離とする方法、第2に、GNSS(Global Navigation Satellite System)を用いて、短い2点間の直線距離を積算して積算距離を求め、光ビーコン路上機から停止線までの距離と当該積算距離の差を残距離とする方法がある。
図16は、従来の車載装置における課題を説明する図である。車両Mの車載装置は、光ビーコン路上機Qから道路交通情報を受信する。道路交通情報には、一連の路線道路に関する情報として、図16(A)に示すように、路上機Q側から順に、上流交差点A1の座標、支援交差点B1の座標、上流交差点A2の座標、支援交差点B2の座標、上流交差点A1の停止線までの道程距離LA1、支援交差点B1の停止線までの道程距離LB1、上流交差点A2の停止線までの道程距離LA2、支援交差点B2の停止線までの道程距離LB2、さらに各交差点の信号機の灯色情報も含まれる。
車両Mが光ビーコン路上機Qを通過したとき、車載装置は、車速パルスやGNSSにより車両Mの積算距離(走行距離)Lcを算出し、この積算距離Lcと、各信号機の停止線までの道程距離LA1、LB1、LA2、LB2との差分から、車両Mから停止線までの残距離Lmを算出する。
しかしながら、このような算出方法では、停止線までの距離を正確に算出することができない場合がある。例えば、図16(B)に示すように、車両M1が、途中の駐車場などで後退したり、転回したりすると、実際には、停止線に向かって進行いないにもかかわらず積算距離Lcが増加し、停止線までの残距離Lmが小さくなり、その結果、停止線の位置を正確に判断することができなくなる。また、車両M2のように、TSPSの対象路線から逸脱する迂回ルートRを走行して再度、対象路線に再進入した場合、迂回ルートRの走行距離が積算されるため、停止線までの残距離を正確に求めることができなかった。このように、正確な残距離を求めることができなければ、停止線の位置を正確に判定することができず、精度の高い運転支援をすることができなくなってしまう。
また、ナビゲーション装置が保有する地図データベースには、停止線の情報が存在しないか、あるいは存在しても、地図データベースが古くなると、光ビーコン路上機の情報と一致しないため、上記の課題に対処することは難しい。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、交差点等の停止線の位置を正確に判定することができる電子装置、運転支援システムおよびプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る電子装置は、路上機から、当該路上機から進行方向の道路上の交差点の停止線までの道程距離を表す距離情報を受信する受信手段と、自車位置を検出する自車位置検出手段と、前記距離情報を受信したとき、検出された自車位置に基づき前記進行方向の道路に該当するリンクデータを抽出する抽出手段と、前記距離情報に基づき前記リンクデータ上の停止線の位置を算出する算出手段と、を有する。
好ましくは前記算出手段は、リンクデータのノードから停止線までの距離を算出する。好ましくは前記算出手段は、前記距離情報を受信したとき、自車が走行するリンクの端点から路上機までの第1の距離を算出し、前記道程距離と第1の距離との差分からリンクデータ上の停止線の位置を算出する。好ましくは前記距離情報は、路上機から進行方向の道路上の複数の交差点の停止線までの複数の道程距離を含み、前記抽出手段は、進行方向の複数の道路に該当する複数のリンクデータを抽出し、前記算出手段は、複数の道程距離に対応するリンクデータを特定し、特定されたリンクデータ上の停止線の位置を算出する。好ましくは前記算出手段は、前記第1の距離およびリンクデータの長さの合計と前記道程距離との関係からリンクデータを特定する。好ましくは前記算出手段は、進行方向の道路の交差点の座標がリンクデータに関連するノードの座標から一定の範囲内にあるか否かを判定し、一定の範囲内にない場合には、停止線の位置を算出しない。好ましくは電子装置はさらに、前記算出手段により算出された停止線の位置に基づき、交差点を通過する際の運転支援をする運転支援手段を含む。
本発明に係る運転支援システムは、上記構成の電子装置と、前記道程情報および信号機の灯色情報を含む道路交通情報を電子装置に配信する路上機とを含む。
本発明に係るプログラムは、路上機から配信される情報を受信する受信手段、自車位置を検出する自車位置検出手段を備えたコンピュータ装置が実行するものであって、路上機から進行方向の道路上の交差点の停止線までの道程距離を表す距離情報を前記受信手段を介して受信するステップと、前記距離情報を受信したとき、検出された自車位置に基づき前記進行方向の道路に該当するリンクデータを抽出するステップと、前記距離情報に基づき前記リンクデータ上の停止線の位置を算出するステップとを有する。
本発明によれば、路上機から受信した道程距離に基づきリンクデータ上の停止線の位置を算出するようにしたので、自車が交差点等の停止線に向かう途中で、進行方向の道路から迂回や逸脱をして道路に再進入した場合でも、停止線の位置を正確に判定することができる。これにより、グリーンウェーブ等の運転支援を適切に行うことができる。
本発明の実施例に係る運転支援システムの全体構成を示す図である。 本発明の実施例に係る路上機の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る道路交通情報の一例を示す図である。 本発明の実施例に係る車載装置の構成を示すブロック図である。 外部の配信サイトから情報を取得する例を示す図である。 地図データの構成を説明する図である。 本発明の実施例に係る停止線位置算出プログラムの機能的な構成を示す図である。 本発明の実施例に係る停止線位置算出プログラムを説明する図である。 本発明の実施例に係る停止線情報作成部によって作成されたリンクデータを例示する図である。 本発明の実施例に係る運転支援システムの動作を示すフロー図である。 リンクデータに停止線の位置を関連付けした後の運転支援の動作を例示する図である。 本実施例における運転支援を従来例と比較して説明する図である。 本発明の変形例に係る停止線位置算出プログラムの機能的な構成例を示す図である。 本発明の変形例に係るノード判定部を説明する図である。 本発明の変形例に係る運転支援システムの動作を示すフロー図である。 従来の車載装置の課題を説明する図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。本実施形態に係る運転支援システムは、路上機と電子装置とを含んで構成される。路上機は、走行中の車両に対して、光ビーコンまたはその他の近距離無線通信により道路交通情報を配信する機能を有する。本実施形態に係る電子装置は、車両等の移動体内に搭載される電子装置、または車両等の移動体内に持ち込まれた電子装置であることができる。本実施形態の電子装置は、ソフトウエアやプログラムを実行することができるコンピュータ装置であり、さらに電子装置は、路上機から配信された道路交通情報を受信する機能を含む。さらに電子装置は、ナビゲーション機能、オーディオ・ビデオデータを再生する機能、テレビ・ラジオを受信する機能などを任意に備えることも可能である。さらに電子装置は、路上機から配信された道路交通情報に基づいて運転支援を行う機能を有することができる。運転支援は、例えば、交差点の信号を青信号で通過できるような支援、あるいは交差点の赤信号停止を勧告するような支援等である。
図1は、本発明の実施例に係る運転支援システムの全体構成を示す図である。本実施例に係る運転支援システム1は、少なくとも1つの路上機10および車載装置20を含む。路上機10と車載装置20は、無線通信30によるデータの送受が可能であり、車載装置20を搭載した車両Mが路上機10の近傍を通過するとき、路上機10は、車載装置20に対して道路交通情報を自動的に配信する。なお、道路交通情報の詳細については後述する。無線通信30は、例えば、DSRC(Dedicated Short Range Communication)のような狭い範囲で双方王通信を行う無線通信方式であることができる。
図2は、本実施例に係る路上機の機能的な構成を示すブロック図である。路上機10は、通信部100、記憶部110および制御部120を含む。但し、ここに示す構成は一例である。通信部100は、例えば、図1に示すように、車載装置20との間で無線通信30を可能にする。記憶部110は、制御部120が実行するアプリケーションソフトウエアやプログラム等を記憶することができる。さらに記憶部110には、車載装置20に配信する道路交通情報が格納される。道路交通情報は、ここには図示しない管理センター等から路上機に送信され、これが記憶部110に格納される。
図3に、道路交通情報の一例を示す。道路交通情報は、図3(A)に示すように、路上機10が設置された道路の進行方向に存在する1つまたは複数の交差点の座標情報、各交差点の信号機の灯色サイクル等を含む信号機情報、路上機から各交差点の停止線までの道程距などを含む。
図3(B)および図3(C)は、道路交通情報の詳細を説明する図である。路上機10が地点P0に存在しており、車両Mが地点P0に到達すると、路上機10から道路交通情報が車両Mに配信される。道路交通情報には、上記したように、車両Mが走行する道路R1の進行方向に存在する1つまたは複数の交差点K1、K2、K3、K4の座標情報P1、P2、P3、P4が含まれる。さらに、道路交通情報には、交差点K1、K2、K3、K4にそれぞれ設置された信号機S1、S2、S3、S4の信号機情報が含まれる。信号機情報は、例えば、図3(C)に示すように、青色、黄色、赤色の信号機の灯色時間を含み、好ましくは、車載装置20に信号機情報が配信された時点の灯色状況情報も含む。灯色状況情報としては、例えば、青色信号が灯色してから5秒を経過しているなどの情報であり、当該灯色状況情報に基づき青色信号の灯色時間が残り25秒であることを知ることができる。
路上機から交差点の停止線までの道程距離は、図3(B)の例で示せば、路上機10から交差点K1の停止線W1までの距離L1、交差点K2の停止線W2までの距離L2、交差点K3の停止線W3までの距離L3、交差点K4の停止線W4までの距離L4で表される。ここでは、路上機10から道なりに続く進行方向のR1は、直線で示されているが、進行方向の道路R1は、主要な道路(例えば、国道または幹線道路等)であり、必ずしも直線である必要はない。
道路交通情報は、例えば、道路交通情報を一元的に管理する管理センターから最新の情報が提供される。また、道路交通情報として古い道路交通情報を用いることは好ましくないため、道路交通情報を有効に使用できる時間を、道路交通情報に含ませても良い。例えば、道路交通情報の有効期間として「配信から5分」と定められている場合には、車載装置20は、受信してから5分を経過した道路交通情報を利用しないような制御をする必要がある。
制御部120は、路上機10の近傍を通過した車両との間で無線通信が確立したとき、道路交通情報を配信する制御等を行う。さらには管理センターから提供された道路交通情報を記憶部110に格納する処理等を行う。
次に、本実施例の車載装置の構成を示す図4に示す。本実施例に係る車載装置20は、入力部200、自車位置検出部210、ナビゲーション部220、表示部230、音声出力部240、通信部250、記憶部260および制御部270を含んで構成される。なお、これらの構成は一例であり、他の構成を含むものであっても良い。
入力部200は、ユーザからの指示を受け取り、これを制御部270へ提供する。自車位置検出部210は、例えば、GPS衛星から送信されるGPS信号、あるいはジャイロセンサや加速度センサ等の自立航法用のセンサ出力に基づき自車位置を検出する。自車位置の検出結果は、ナビゲーション部220または制御部270に提供され、自車が走行しているリンク(道路)を特定するのに使用される。リンクの特定は、検出された自車位置の他に、車両の速度を示す車速パルス、車内ネットワーク情報、マップマッチング技術などを併用するようにしてもよい。
ナビゲーション部220は、例えば、自車位置検出部210によって検出された自車位置周辺の道路地図を案内したり、目的地までの経路を探索し、探索された経路を案内する。表示部230は、例えば、ナビゲーション部220によって生成された道路地図等を表示したり、さらには、運転支援のために必要な情報を表示する。運転支援情報は、特に限定されないが、例えば、次の交差点の灯色情報、次の交差点の信号を青色で通過するための推奨される速度、ブレーキのタイミング等である。音声出力部240は、ナビゲーション部220によって生成された音声案内を出力したり、運転支援に必要な情報を音声出力する。
通信部250は、外部との間でデータの送受を可能にし、本実施例では、図1に示すように、光ビーコン路上機10との間で双方向の無線通信を可能にする。さらに通信部250は、例えば、図5に示すように、ネットワークNWを介して、位置情報配信サイト252にアクセスし、そこから自車位置情報を取得したり、地図データ配信サイト254にアクセスし、そこから必要な地図データを取得したり、道路交通情報配信サイト256にアクセスし、そこから道路交通情報に関する詳細な情報を取得することができる。車載装置20は、自車位置検出部210の代わりに、位置情報配信サイト252から取得された自車位置情報を用いても良い。
記憶部260は、制御部270が実行するアプリケーションソフトウエアやプログラム、ナビゲーション部220が必要とする地図データ等を記憶することができる。図6は、ナビゲーション部220で用いられる地図データの一例である。地図データ262は、リンクデータ264、ノードデータ266、施設データ268等を含む。リンクデータ264は、交差点と交差点とを連結する道路に関するデータであり、道路(リンク)の長さ、道路の始点と終点の経度緯度、道路の種別(国道、一般道、県道、高速道路、有料道路など)、道路の走行方向(例えば、左側走行または右側走行)、幅員、規制(例えば、一方通行)、車線数などのデータを含んでいる。ノードデータ266は、交差点の座標情報、ノードが交差点であるか否かを示す交差点ノードフラグ、ノードに接続される進入リンクとそこから脱出する脱出リンクの接続関係などのデータを含んでいる。施設データ268は、地図上に表示される種々のランドマークに関する情報を含んでいる。
制御部270は、好ましい態様では、ROM、RAMなどを含むマイクロコントローラ等から構成され、ROMまたはRAMは、車載装置20の各部の動作を制御するための種々のプログラムを格納することができる。本実施例では、制御部270は、道路交通情報に基づき運転支援を行う運転支援プログラムを実行するが、ここでは、運転支援プログラムに含まれる、路上機10から配信された停止線までの道程距離に基づきリンクデータ上の停止線の位置を算出する停止線位置算出プログラム300の詳細を説明する。
図7は、本実施例に係る停止線位置算出プログラムの機能的な構成を示す図である。停止線位置算出プログラム300は、道程距離取得部310、路上機位置算出部320、道なりリンク抽出部330、道程距離対応リンク特定部340、停止線位置算出部350、停止線情報作成部360を含んで構成される。この停止線位置算出プログラム300の機能については、適宜、図8を参照して説明する。
道程距離取得部310は、路上機10から配信された道路交通情報から、停止線までの道程距離に関する距離情報を取得する。図8において、自車Mが路上機10を通過するときに道路交通情報を受信するものとする。このとき、路上機10が対象とする、自車Mの進行方向の幹線道路R1上には、交差点K1、K2、K3、K4が存在し、交差点K1、K2、K3、K4は、リンクA、リンクB、リンクC、リンクDにより連結されるものとする(リンクA、リンクB、リンクC、リンクDの長さは、La、Lb、Lc、Ldとする)。この際、道路交通情報には、交差点K1〜K4の各座標情報P1、P2、P3、P4、交差点K1〜K4の信号機S1〜S4の各信号機情報、および路上機10から交差点K1〜K4の停止線までの道程距離L1、L2、L3、L4が含まれ、道程距離取得部310は、道路交通情報の中から道程距離L1、L2、L3、L4を取得する。
路上機位置算出部320は、道路交通情報を受信したとき、当該道路交通情報を配信した路上機10のリンクデータ上の相対的な位置を算出する。路上機位置算出部320は、道路交通情報を受信したとき、自車位置検出部210により検出された自車位置に基づき自車が走行している道路のリンクを特定する。図8の例で言えば、道路交通情報を受信したときに自車が走行している道路として、リンクAが特定される。また、路上機位置算出部320は、道路交通情報を受信したときの自車位置を路上機10の位置P0とみなすことができるため、リンクAの始点のノードから位置P0までの走行距離(積算距離)Xを算出し、リンクAの長さLaから走行距離Xを引いた距離、すなわち、位置P0からリンクAの終点のノードまでの距離XAを算出する。なお、走行距離Xの算出は必須ではなく、地点P0を正確に得ることができれば、地点P0とリンクAの終点のノードとの距離XAを直接算出するようにしてもよい。
道なりリンク抽出部330は、路上機10が対象とし得る進行方向の道路のリンクを抽出する。道なりリンク抽出部330は、例えば、自車Mが走行しているリンクAと同一の道路種別の道なり道路(例えば、国道X号線の道路)のリンクを抽出する。図8で示せば、道なりリンク抽出部320は、リンクAと道なりに続く、リンクB、リンクC、リンクDを抽出する。抽出するリンクの数は、道路交通情報が対象とするすべてのリンクを含むことが好ましく、例えば、道路交通情報に5個の「停止線までの道程距離」が含まれている場合には、それを基準に5〜7個程度のリンクを抽出する。また、道路交通情報に、対象とするリンクの識別情報が含まれている場合には、その識別情報を参照してリンクデータを抽出することができる。
道程距離対応リンク特定部340は、抽出されたリンクの中から、どのリンクが道程距離L1、L2、L3、L4に対応するのかを特定する。例えば、距離XAと、道程距離L1、L2、L3、L4を比較し、L1は距離XAよりも小さいので、道程距離L1は、リンクAに対応することがわかる。つまり、道程距離L1は、リンクAの停止線に対応する。道程距離L2、L3、L4は、距離XAよりも大きいので、リンクB、C、Dのいずれかに対応する。道程距離L2は、距離XA+Lbよりも小さくなるので、道程距離L2は、リンクBの停止線に対応することがわかる。道程距離L3は、距離XA+Lbよりも大きく、距離XA+Lb+Lcよりも小さくなるので、道程距離L3は、リンクCの停止線に対応することがわかる。道程距離L4は、距離XA+Lb+Lcよりも大きく、距離XA+Lb+Lc+Ldよりも小さくなるので、道程距離L4は、リンクDの停止線に対応することがわかる。
停止線位置算出部350は、道程距離対応リンク特定部340によって特定されたリンク上の停止線の位置を算出する。リンクB上の停止線の位置YBは、リンクBの始点のノードを基準に、L2−XAの距離で表される。リンクC上の停止線の位置YCは、リンクCの始点のノードを基準に、L3−(XA+Lb)の距離で表される。リンクD上の停止線の位置YDは、リンクDの始点のノードを基準に、L4−(XA+Lb+Lc)で表される。なお、リンク上の位置YB、YC、YDは、リンクの始点を基準に表しているが、これに限らず、リンクの終点のノードを基準に表すことも可能であるし、あるいた他のリンク上の基準を用いて表すようにしても良い。
停止線情報作成部360は、道程距離対応リンク特定部340および停止線位置算出部350の結果に基づいて、停止線の位置をリンクデータに関連付けする。図9に示すように、停止線情報作成部360は、リンクB、C、D上の停止線の位置YB、YC、YDを関連付けし、これらの情報を保存することができる。
次に、運転支援システムの動作について図10に示すフローを参照して説明する。路上機10を通過したとき、車載装置20に道路交通情報が配信される(S100)。路上機位置算出部320は、道路交通情報を受信したときの自車位置に基づき、自車が走行しているリンク上の路上機の位置または距離XAを算出する(S102)。次に、道なりリンク抽出部330は、道路交通情報を受信したときの道路と道なりに続くリンクを順次抽出する(S104)。次に、道程距離取得部310は、道路交通情報の中から道程距離を取得し(S106)、道程距離対応リンク特定部340は、抽出されたリンク上のどのリンク上に停止線が存在するのかを特定する(S108)。次に、停止線位置算出部350は、特定されたリンクの始点を基準とする停止線の位置(YB等)を算出する(S110)。停止線情報作成部360は、リンクデータに停止線の位置を関連付けする(S112)。S106からS112までの処理は、配信されたすべての道程距離を処理するまでループする(S114)。これにより、例えば、複数の道程距離L1、L2、L3、L4が配信された場合には、それぞれの道程距離が示す停止線がリンクデータ上に関連付けされる。なお、上記フローは一例であり、例えば、道程距離を取得した後に、路上機の位置算出および道なりリンクの抽出を行うようにしてもよい。
図11は、停止線の位置算出後の運転支援の動作を例示するフローである。運転支援は、例えば、信号機の灯色情報を表示したり、あるいは交差点を青色で通過するための推奨速度の提示、停止線で停止するためのブレーキをかけるタイミングの提示等である。
運転支援プログラムは、停止線の位置をリンクに関連付けした後、自車Mが配信された道路交通情報が対象とする道路を走行しているか否かを判定する(S116)。対象道路を走行していると判定された場合に、運転支援プログラムは、対象道路の交差点を走行するための運転支援を行う(S118)。途中で対象道路を逸脱したと判定した場合には(S120)、再度、一連の道路に戻ってくるまで、運転支援を中断する(S122)。
従来の車載装置では、対象道路を逸脱して対象道路に再進入した場合、停止線の位置を正確に判定することができなかったため、適切な運転支援を行うことが困難であった。しかし、本実施例のように、リンクデータに停止線の位置を関連付けすることで、対象道路を逸脱して再進入した場合であっても、リンクデータのノードを基準に停止線の位置を正確に判定することができるので、再度、適切な運転支援を行うことが可能になる。
図12は、本実施例に係る運転支援を従来例と比較して説明する図である。自車Mが、リンクE(100m)、リンクF(100m)、リンクG(120m)、リンクH(130m)、リンクI(140m)からなる対象道路R2を走行し、リンクE上に路上機10が設置される。路上機10のリンクEからの距離XAを50mとする。
路上機10から300mの位置に停止線W5が存在するという道程距離を受信した場合、
自車が、リンクE、F、G、Hを走行すれば、積算距離に基づき停止線W5の位置を正確に判定することが可能である。しかし、自車MがリンクEの終点から逸脱道路R3を走行したり、迂回道路R4を走行してリンクHに再進入すると、積算距離に基づき停止線W5を正確に判定することができなくなる。この例では、逸脱道路R3または迂回道路R4を走行すると、積算距離が停止線W5までの道程距離300mを超えてしまうことになる。このような状況では、停止線W5に関する種運転支援を正確に行うことはできない。
これに対し、本実施例では、停止線W5までの距離(30m)を、リンクHの始点を基準に関連付けしてこれを記憶部260に保持する。自車Mが対象道路を走行しているかどうかを確認し(S116)、対象道路を走行していることが検出された場合には、積算距離に基づき停止線の位置を判定し、もし、自車が対象道路から迂回または逸脱をし、その後対象道路に再進入した場合には、路上機10からの積算距離により停止線の位置を判定するのではなく、再進入したリンクデータの始点を基準に積算距離に基づく停止線の位置を正確に判定することが可能になる。例えば、図12に示すように、自車Mが交差点K5から再進入した場合、路上機10からの積算距離により停止線の位置を判定するのではなく、リンクHの始点を基準に積算距離に基づく停止線W5の位置を正確に判定することが可能になる。また、逸脱道路R3を走行後、リンクFの終点(リンクGの始点)に接続する道路R5を走行し、リンクGから停止線W5に向かう場合であっても、リンクGの距離と、リンクHの始点から停止線W5までの距離が把握されているため、停止線W5までの距離を正確に把握することができる。なお、路側帯に縦列駐車する場合や、駐車場に入出庫した後などに車両の後退(リバース)が発生した場合にも、上記と同様に正確な運転支援を行うことができる。
なお、道路交通情報に有効期間が設定してある場合には、運転支援システム1は、当該有効期間中だけ本実施例で示した運転支援を行うようにすることができる。
次に、本実施例の変形例について図を用いて説明する。配信された道路交通情報に含まれる交差点情報と地図データ262が一致することを前提にしているが、配信された交差点情報が最新であり、地図データ262のバージョンが古い場合には、両者が一致しない事態が生じる。変形例は、交差点情報と地図データのバージョンに差異があった場合の対処方法を含む。
図13は、変形例の停止線位置算出プログラムの機能的な構成例を示す図であり、変形例は、上記実施例の機能に加え、ノード判定部370を含む。ノード判定部370は、道路交通情報に含まれる交差点座標と、地図データ262が有するノードデータ266を比較する。具体的には、道程距離対応リンク特定部340によって特定されたリンクの始点および/または終点の座標と交差点座標とを比較する。例えば、道程距離L3が示す停止線W3が存在するリンクCが特定されたとき(図8参照)、リンクCの交差点座標とリンクCに対応するノードデータ266とを比較する。両者が同一の交差点であれば、座標が一致または一定の範囲内(半径r内)に存在することになる(図13のノードA)。両者が一定の範囲内に存在すれば、地図データのバージョンは、配信される交差点情報と一致すると考えられるため、本実施例で示した停止線の位置をリンクデータに関連付けさせる。他方、両者が一定の範囲内に存在しなければ(図13のノードB)、地図データ262のバージョンが古い可能性があるため、停止線位置算出部350は停止線の位置を算出しないか、あるいは停止線情報作成部360は、停止線の位置をリンクデータに関連付けしてこれを保存しない。
図15は、変形例に係る運転支援システムの動作を示すフロー図である。同図に示すフローは、図10に示すフローにノード判定部370の処理をS109として追加したものである。なお、道程距離L1、L2、L3、L4が複数の場合、いずれか1つの道程距離で特定されたリンクに関するノードがノード判定部370によって一定の範囲内にないと判定された場合には一律に停止線の位置をリンクデータに関連付けしないようにしても良い。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲において、種々の変形、変更が可能である。
1:運転支援システム 10:路上機
20:電子装置 100:通信部
110:記憶部 120:制御部
200:入力部 210:位置情報算出部
220:ナビゲーション部 230:表示部
240:音声出力部 250:通信部
270:制御部 300:停止線位置算出プログラム

Claims (8)

  1. 路上機から、当該路上機から進行方向の道路の交差点の停止線までの道程距離を表す距離情報を受信する受信手段と、
    自車位置を検出する自車位置検出手段と、
    前記距離情報を受信したとき、検出された自車位置に基づき前記進行方向の道路に該当するリンクデータを抽出する抽出手段と、
    前記距離情報に基づき前記リンクデータ上の停止線の位置を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された停止線の位置をリンクデータに関連付けして保存する保存手段とを含み、
    前記算出手段は、前記距離情報を受信したとき、自車が走行するリンクの端点から路上機までの第1の距離を算出し、前記道程距離と第1の距離との差分からリンクデータ上の始点のノードを基準とする停止線の位置を算出する、電子装置。
  2. 前記距離情報は、路上機から進行方向の道路上の複数の交差点の停止線までの複数の道程距離を含み、
    前記抽出手段は、進行方向の複数の道路に該当する複数のリンクデータを抽出し、
    前記算出手段は、複数の道程距離に対応するリンクデータを特定し、特定されたリンクデータ上の停止線の位置を算出する、請求項に記載の電子装置。
  3. 前記算出手段は、前記第1の距離およびリンクデータの長さの合計と前記道程距離との関係からリンクデータを特定する、請求項に記載の電子装置。
  4. 前記算出手段は、進行方向の道路の交差点の座標がリンクデータに関連するノードの座標から一定の範囲内にあるか否かを判定し、一定の範囲内にない場合には、停止線の位置を算出しないか、停止線の位置を保存しない、請求項1ないしいずれか1つに記載の電子装置。
  5. 電子装置はさらに、前記算出手段により算出された停止線の位置に基づき、交差点を通過する際の運転支援をする運転支援手段を含み、
    前記運転支援手段は、自車が迂回した後に前記進行方向の道路に再進入した場合、再進入したリンクデータに関連付けされた停止線の位置に基づく運転支援を行う、請求項1ないしいずれか1つに記載の電子装置。
  6. 請求項1ないしいずれか1つに記載の電子装置と、
    前記道程情報および信号機の灯色情報を含む道路交通情報を電子装置に配信する路上機と、
    を含む運転支援システム。
  7. 路上機から配信される情報を受信する受信手段、自車位置を検出する自車位置検出手段を備えたコンピュータ装置が実行するプログラムであって、
    路上機から進行方向の道路の交差点の停止線までの道程距離を表す距離情報を前記受信手段を介して受信するステップと、
    前記距離情報を受信したとき、検出された自車位置に基づき前記進行方向の道路に該当するリンクデータを抽出するステップと、
    前記距離情報に基づき前記リンクデータ上の停止線の位置を算出するステップと、
    前記算出するステップによって算出された停止線の位置をリンクデータに関連付けして保存するステップ段とを含み、
    前記算出するステップは、前記距離情報を受信したとき、自車が走行するリンクの端点から路上機までの第1の距離を算出し、前記道程距離と第1の距離との差分からリンクデータ上の始点のノードを基準とする停止線の位置を算出する、を有するプログラム。
  8. 前記プログラムはさらに、前記算出するステップにより算出された停止線の位置に基づき、交差点を通過する際の運転支援をするステップを含み、
    前記運転支援するステップは、自車が迂回した後に前記進行方向の道路に再進入した場合、再進入したリンクデータに関連付けされた停止線の位置に基づく運転支援を行う、請求項7に記載のプログラム。
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