JP6813235B2 - 点灯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、点灯装置に関する。
特許文献1には、LED(Light Emitting Diode)を点灯制御するLED点灯装置が開示されている。特許文献1に記載されたLED点灯装置は、チョッパチョークを含む昇圧チョッパ回路と、フライバックトランスを含むフライバック回路とを備えている。
特開2012−227052号公報
ところで、特許文献1に記載されたLED点灯装置では、2つのコンバータが用いられているため、これらのコンバータを制御するために2つの制御回路が必要である。また、特許文献1に記載されたLED点灯装置では、2つのコンバータのそれぞれに必要なコイルを搭載する必要があるため、大型化するという問題があった。
そこで、1つのコンバータを用いた点灯装置が考えられるが、コンバータを1つにすると、光源を消灯させる場合、コンバータを停止すると制御回路も停止してしまうという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされた発明であり、本発明の目的は、光源を点灯させる場合及び光源を消灯させる場合の両方において、制御回路のための動作電力を確保することができる点灯装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る点灯装置は、交流電源からの交流電圧を用いて光源を点灯させる点灯装置である。点灯装置は、絶縁型のDC−DCコンバータ回路と、制御回路と、制御電源回路と、調光制御回路とを備える。前記DC−DCコンバータ回路は、一次巻線及び二次巻線を有するトランスを含む。前記制御回路は、前記DC−DCコンバータ回路の動作を制御して前記光源の点灯状態を切り替える。前記制御電源回路は、前記制御回路の動作に必要な動作電力を前記制御回路に供給する。前記調光制御回路は、前記光源の調光レベルを示す調光信号から前記調光レベルを設定する。前記制御回路は、前記光源を消灯させる場合に、前記光源に出力される出力電圧が前記光源の点灯開始電圧よりも低くなるように前記トランスを動作させる。前記トランスは、前記二次巻線とは別に前記トランスの二次側に設けられた二次側補助巻線を有する。前記制御電源回路は、前記二次側補助巻線に発生する電流を用いて前記動作電力を生成し、前記動作電力を前記制御回路に供給する。前記DC−DCコンバータ回路は、前記一次巻線に電気的に直列に接続されたスイッチング素子を更に含む。前記制御回路は、第1制御回路と、第2制御回路と、第3制御回路とを含む。前記第1制御回路は、前記調光制御回路で設定された前記調光レベルが閾値以上であって前記調光レベルに従って前記光源を点灯させる場合に、前記光源に流れる順方向電流を前記調光レベルに対応する電流値にするための第1の信号を出力端子から出力する。前記第2制御回路は、前記調光制御回路で設定された前記調光レベルが前記閾値未満であって前記光源を消灯させる場合に、前記出力電圧を前記点灯開始電圧未満にするための第2の信号を出力端子から出力する。前記第3制御回路は、前記第1制御回路からの前記第1の信号及び前記第2制御回路からの前記第2の信号に応じて前記スイッチング素子のオン/オフを制御して前記出力電圧の電圧値を調整する。前記第3制御回路は、発光素子及び受光素子を有するフォトカプラと、調整回路とを含む。前記調整回路は、前記フォトカプラの出力に応じて前記スイッチング素子への制御信号を調整する。前記フォトカプラの前記発光素子は、前記制御電源回路の出力端子に電気的に接続された第1端と、前記第1制御回路の前記出力端子及び前記第2制御回路の前記出力端子に電気的に接続された第2端とを有する。前記フォトカプラの前記発光素子は、前記第1の信号及び前記第2の信号に応じて変化する前記発光素子の両端電圧に基づく光を放射する。前記フォトカプラの前記受光素子は、前記発光素子からの光を受光する。前記調整回路は、前記受光素子により受光された光の大きさに基づいて前記制御信号を調整する。
本発明の一態様に係る点灯装置は、交流電源からの交流電圧を用いて光源を点灯させる点灯装置である。点灯装置は、絶縁型のDC−DCコンバータ回路と、制御回路と、制御電源回路と、整流回路とを備える。前記DC−DCコンバータ回路は、一次巻線及び二次巻線を有するトランスを含む。前記制御回路は、前記DC−DCコンバータ回路の動作を制御して前記光源の点灯状態を切り替える。前記制御電源回路は、前記制御回路の動作に必要な動作電力を前記制御回路に供給する。前記制御回路は、前記光源を消灯させる場合に、前記光源に出力される出力電圧が前記光源の点灯開始電圧よりも低くなるように前記トランスを動作させる。前記トランスは、前記二次巻線とは別に前記トランスの二次側に設けられた二次側補助巻線を有する。前記制御電源回路は、前記二次側補助巻線に発生する電流を用いて前記動作電力を生成し、前記動作電力を前記制御回路に供給する。前記整流回路は、標準電圧が400V以上の交流電源から供給される交流電圧を整流する。
本発明によれば、光源を点灯させる場合及び光源を消灯させる場合の両方において、制御回路のための動作電力を確保することができる。
図1は、本発明の実施形態1に係る点灯装置の回路図である。 図2は、本発明の実施形態2に係る点灯装置の回路図である。
以下に説明する実施形態は、点灯装置に関し、特に、固体光源を点灯させる点灯装置に関する。
以下に説明する実施形態は、本発明の種々の実施形態の一つに過ぎない。本発明の実施形態は、下記実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外も含み得る。また、下記の実施形態は、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態1)
(1)構成
以下、実施形態1に係る点灯装置について図1を参照して説明する。
実施形態1に係る点灯装置1は、交流電源100からの交流電圧を用いて光源200を点灯させる装置である。実施形態1に係る点灯装置1は、交流電源100を接続するための一対の接続端子t1,t2と、光源200を接続するための一対の接続端子t3,t4とを備える。接続端子t1,t2,t3,t4は、電線などを接続するための部品(端子)でもよいし、例えば電子部品のリードや、回路基板に配線として形成された導電体の一部でもよい。
実施形態1の点灯装置1は、例えば道路トンネル用の照明器具に用いられる。道路トンネルでは電源用の配線の電流値を低く抑えるために、道路トンネルに設置される電気設備は400V級の交流電源で駆動される場合がある。実施形態1の点灯装置1では、一対の接続端子t1,t2の間に、標準電圧(公称電圧)が400V級の交流電源100が接続されている。ここで、交流電源100の標準電圧は例えば415V、420V、440V、又は460Vであるが、交流電源100から供給される交流電圧の電圧値は、標準電圧に対して所定の電圧変動幅で変動してもよい。上記より、交流電源100は、標準電圧が400V以上の電源である。なお、交流電源100は、標準電圧が400V以上600V以下の電源であることが好ましい。
また、一対の接続端子t3,t4の間には光源200が電気的に接続される。光源200は、電気的に直列に接続された複数の発光ダイオード201を備える。複数の発光ダイオード201の点灯開始電圧の総和を点灯開始電圧Vf1とすると、接続端子t3,t4間の出力電圧Voutが点灯開始電圧Vf1未満では光源200は点灯しない。一方、接続端子t3,t4間の出力電圧Voutが点灯開始電圧Vf1以上になると、光源200が点灯する。つまり、点灯開始電圧Vf1は、光源200が点灯し始めるときの電圧となる。
点灯装置1は、整流回路2と、絶縁型のDC−DCコンバータ回路(以下「コンバータ回路」と記載する。)3と、制御回路4と、制御電源回路8と、調光制御回路(PWM平滑回路)9とを備える。
整流回路2は全波整流回路であり、整流回路2の一対の入力端子はそれぞれ接続端子t1,t2に電気的に接続されている。例えば、整流回路2は、4つのダイオードで構成されるダイオードブリッジである。整流回路2は、交流電源100から入力される交流電圧を全波整流し、整流後の直流電圧(脈流電圧)をコンバータ回路3に出力する。ここにおいて、実施形態1では、交流電源100を整流する整流回路2が、点灯装置1に直流電力を供給する直流電源となる。
コンバータ回路3はフライバック方式のコンバータ回路である。コンバータ回路3は、一対の入力端子t11,t12と、一対の出力端子t13,t14と、トランスT1と、スイッチング素子Q1と、平滑コンデンサC1とを備える。さらに、コンバータ回路3は、抵抗器R2,R3と、コンデンサC2と、ダイオードD1,D2とを備える。ここにおいて、入力端子t11,t12は、電線などを接続するための部品(端子)でもよいし、例えば電子部品のリードや、回路基板に配線として形成された導電体の一部でもよい。
トランスT1は、一次巻線n1と、二次巻線n2とを備えており、一対の入力端子t11,t12と一対の出力端子t13,t14との間を電気的に絶縁する絶縁型フライバックトランスである。さらに、トランスT1は、一次側補助巻線n11と、二次側補助巻線n21とを備える。一次側補助巻線n11は、一次巻線n1とは別にトランスT1の一次側に設けられている。二次側補助巻線n21は、二次巻線n2とは別にトランスT1の二次側に設けられている。
一対の入力端子t11,t12はそれぞれ整流回路2の一対の出力端子に電気的に接続されている。一対の入力端子t11,t12の間には、トランスT1の一次巻線n1とスイッチング素子Q1と抵抗器R3とが電気的に直列に接続されている。スイッチング素子Q1は例えばnチャンネル・エンハンスメント形のMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)である。スイッチング素子Q1のドレインはトランスT1の一次巻線n1に、スイッチング素子Q1のソースは抵抗器R3にそれぞれ接続されている。また、入力端子t11とスイッチング素子Q1のドレインとの間には抵抗器R2とダイオードD1とが電気的に直列に接続されており、抵抗器R2と並列にコンデンサC2が電気的に接続されている。
トランスT1の二次巻線n2の両端間にはダイオードD2と平滑コンデンサC1とが電気的に直列に接続されている。平滑コンデンサC1の両端がそれぞれ出力端子t13,t14に電気的に接続されている。出力端子t13は接続端子t3に電気的に接続されており、出力端子t14は電流検出用の抵抗器R1を介して接続端子t4に電気的に接続されている。実施形態1のコンバータ回路3はフライバック方式のコンバータ回路であるが、コンバータ回路3は上記の回路構成に限定されず、トランスT1の一次側と二次側とが電気的に絶縁されるような回路構成であれば、適宜変更が可能である。
制御回路4は、コンバータ回路3の動作を制御して光源200の点灯状態を切り替える。ここで、光源200の点灯状態とは、光源200を全点灯させる状態、光源200を調光点灯させる状態、光源200を消灯させる状態を含む。制御回路4は、光源200を消灯させる場合に、光源200に出力される出力電圧Voutが光源200の点灯開始電圧Vf1よりも低くなるようにトランスT1を動作させるように構成されている。
制御回路4は、第1制御回路5と、第2制御回路6と、第3制御回路7とを備える。
第1制御回路5は、調光信号が示す調光レベルが閾値以上であって調光レベルに従って光源200を点灯させる場合に、光源200に流れる順方向電流Ifを調光レベルに対応する電流値にするための第1の信号を出力する。
第2制御回路6は、調光信号が示す調光レベルが閾値未満であって光源200を消灯させる場合に、出力電圧Voutを点灯開始電圧Vf1未満にするための第2の信号を出力する。
第3制御回路7は、第1制御回路5からの第1の信号及び第2制御回路6からの第2の信号に応じてスイッチング素子Q1のオン/オフを制御して出力電圧Voutの電圧値を調整する。
以下、制御回路4を詳細に説明する。
第3制御回路7は、例えば富士電機株式会社製の「FA5601」からなる制御用IC(Integrated Circuit)41と、制御用IC41に動作電圧を印加する定電圧回路42とを備える。また、第3制御回路7は、抵抗器R11〜R18と、平滑コンデンサC3と、ダイオードD3,D4とを備える。さらに、第3制御回路7は、フォトカプラ43を備える。フォトカプラ43は、発光素子としての発光ダイオード431と、受光素子としてのフォトトランジスタ432とを備える。なお、制御用IC41は、フォトカプラ43の出力に応じてスイッチング素子Q1への制御信号S1を調整する調整回路に相当する。
定電圧回路42には、整流回路2の出力電圧が抵抗器R13,R14,R15の直列回路を介して入力されている。また、定電圧回路42には、平滑コンデンサC3の両端電圧V2が、抵抗器R18とダイオードD4との直列回路を介して入力されている。ここで、平滑コンデンサC3の両端間には、ダイオードD3を介してトランスT1の一次側に設けられた一次側補助巻線n11が接続されており、平滑コンデンサC3の両端電圧V2は、コンバータ回路3の出力電圧V1に比例した電圧となる。
制御用IC41の8番端子P8(VCC端子)は定電圧回路42の出力端子に電気的に接続されている。制御用IC41の6番端子P6(GND端子)は平滑コンデンサC3の低電位側の端子に電気的に接続されている。したがって、制御用IC41の8番端子P8と6番端子P6との間には、定電圧回路42から電源電圧Vcc1が印加される。
制御用IC41の1番端子P1(FB端子)は、コンバータ回路3の出力電圧V1に比例した電圧をフィードバックするための端子であり、制御用IC41が内蔵する誤差アンプの反転入力端子(マイナス入力端子)に接続されている。1番端子P1には、一次側補助巻線n11の両端電圧、すなわち平滑コンデンサC3の両端電圧V2を抵抗器R11,R12で分圧した電圧V3が入力される。制御用IC41が内蔵する誤差アンプは、1番端子P1の電圧V3と、制御用IC41の内部で生成された基準電圧との誤差電圧に比例した大きさの出力電流を発生する。
制御用IC41の2番端子P2(COMP端子)は、制御用IC41が内蔵する誤差アンプの出力端子に電気的に接続されている。すなわち、制御用IC41の2番端子P2の電圧は、内蔵の誤差アンプの出力電圧と等しくなる。
制御用IC41の2番端子P2と6番端子P6との間には、抵抗器R16とコンデンサC4,C5とで構成される位相補償回路が接続されている。この位相補償回路は、制御用IC41が内蔵する誤差アンプの出力に発生するリップル成分を抑制する。
また、制御用IC41の2番端子P2と6番端子P6との間には、抵抗器R17と、フォトカプラ43が備えるフォトトランジスタ432とが電気的に直列に接続されている。フォトカプラ43の発光ダイオード431のアノードは、制御電源回路8の出力端子に電気的に接続されている。
制御用IC41の7番端子P7はスイッチング素子Q1のゲート(制御端子)に接続されている。制御用IC41は、7番端子P7からスイッチング素子Q1のゲートにPWM(Pulse Width Modulation)信号である制御信号S1を出力することで、スイッチング素子Q1のオン/オフを制御する。ここで、制御用IC41は、所定の周波数ののこぎり波と誤差アンプの出力電圧との高低を比較するコンパレータを内蔵しており、のこぎり波と誤差アンプの出力電圧との高低に応じてスイッチング素子Q1のオン/オフを制御する。制御用IC41は、のこぎり波の電圧値が誤差アンプの出力電圧の電圧値を超えると、スイッチング素子Q1をオフにする。すなわち、誤差アンプの出力電圧の電圧値が高いほど、スイッチング素子Q1のオン期間が長くなり、スイッチング素子Q1のデューティ比(1周期におけるオン期間の割合)が大きくなるので、コンバータ回路3の出力電圧V1が増加する。また、誤差アンプの出力電圧の電圧値が低いほど、スイッチング素子Q1のオン期間が短くなり、スイッチング素子Q1のデューティ比が小さくなるので、コンバータ回路3の出力電圧V1が低下する。
第1制御回路5は、抵抗器R19,R20と、ダイオードD5と、オペアンプ44とを備える。発光ダイオード431のカソードは、抵抗器R19とダイオードD5とを介して、オペアンプ44の出力端子に電気的に接続されている。オペアンプ44の非反転入力端子(プラス入力端子)には、調光制御回路9からの直流電圧V4が入力される。オペアンプ44の反転入力端子(マイナス入力端子)は抵抗器R1と接続端子t4との間に電気的に接続されており、オペアンプ44の反転入力端子には抵抗器R1の両端電圧V6が入力される。オペアンプ44の反転入力端子と出力端子との間には抵抗器R20が電気的に接続されている。つまり、オペアンプ44と抵抗器R20は、差動増幅器を構成している。
第2制御回路6は、抵抗器R21,R22,R23,R24,R25と、ダイオードD6と、オペアンプ45とを備える。発光ダイオード431のカソードは、抵抗器R21とダイオードD6とを介して、オペアンプ45の出力端子に電気的に接続されている。オペアンプ45の非反転入力端子(プラス入力端子)には、基準電源61の基準電圧が入力されている。オペアンプ45の反転入力端子(マイナス入力端子)は、抵抗器R23,R24,R25の直列回路のうち抵抗器R23と抵抗器R24との接続点に電気的に接続されている。オペアンプ45の反転入力端子と出力端子との間には抵抗器R22が電気的に接続されている。つまり、オペアンプ45と抵抗器R22は、差動増幅器を構成している。
また、第2制御回路6は、コンパレータ46と、スイッチング素子Q2,Q3と、抵抗器R26,R27,R28と、ダイオードD8とを備える。コンパレータ46の非反転入力端子(プラス入力端子)には、基準電源62の基準電圧が入力されており、コンパレータ46の反転入力端子(マイナス入力端子)には、調光制御回路9からの直流電圧V4が入力される。コンパレータ46の出力端子は、抵抗器R26を介してスイッチング素子Q2のベース(制御端子)に電気的に接続されている。スイッチング素子Q2のベースは、抵抗器R26,R27の接続点に電気的に接続されている。スイッチング素子Q2は、ダイオードD8を介して抵抗器R31,R32の接続点に電気的に接続されている。抵抗器R31,R32は、制御電源回路8の動作電圧Vcc2を分圧している。つまり、スイッチング素子Q2には、動作電圧Vcc2を抵抗器R31,R32で分圧した電圧が印加されている。スイッチング素子Q2のコレクタ−エミッタ間と並列に抵抗器R28が接続されている。スイッチング素子Q2のコレクタは、スイッチング素子Q3のベース(制御端子)に電気的に接続されている。スイッチング素子Q3のコレクタは、抵抗器R24と抵抗器R25との接続点に電気的に接続されている。
制御電源回路8は、制御回路4のうちの第1制御回路5及び第2制御回路6(二次側の制御回路)の動作に必要な電力を第1制御回路5及び第2制御回路6に供給する。また、制御電源回路8は、調光制御回路9の動作に必要な電力を調光制御回路9に供給する。制御電源回路8は、ダイオードD7と、平滑コンデンサC6と、定電圧回路81とを備える。トランスT1の二次側に設けられた二次側補助巻線n21の両端間に、ダイオードD7と平滑コンデンサC6とが電気的に直列に接続されている。平滑コンデンサC6の両端間には、定電圧回路81が接続されている。ダイオードD7は、二次側補助巻線n21に発生する電流を整流する。平滑コンデンサC6は、ダイオードD7で整流された電流を平滑にする。ダイオードD7及び平滑コンデンサC6は、二次側補助巻線n21に発生する電流を整流かつ平滑する整流平滑回路を構成する。
定電圧回路81は、整流平滑回路(ダイオードD7、平滑コンデンサC6)の出力電圧V8を用いて動作電圧Vcc2を生成し、トランスT1の二次側の回路(制御回路4のうちの第1制御回路5及び第2制御回路6、調光制御回路9など)に動作電圧Vcc2を供給する。定電圧回路81は、図示しないが、例えば、整流平滑回路の出力電圧V8を降圧するフライバックコンバータ回路と、フライバックコンバータ回路の出力電圧の電圧値を所望の電圧値に変換する3端子レギュレータICとを備える。ここにおいて、制御電源回路8は上記の回路構成に限定されず、降圧形のチョッパ回路、レギュレータ回路などで構成されてもよい。
上記より、制御電源回路8は、二次側補助巻線n21に発生する電流を用いて動作電力を生成し、動作電力を第1制御回路5及び第2制御回路6に供給することができる。
調光制御回路9は、調光信号入力装置300から入力される調光信号から光源200の調光レベルを設定する。より詳細には、調光信号はPWM信号であるため、調光制御回路9は、調光信号入力装置300が取得したPWM信号のデューティ比に応じた直流電圧V4を生成する。そして、調光制御回路9は、調光レベルを示す直流電圧V4を制御回路4に出力する。より詳細には、調光制御回路9は、オペアンプ44とコンパレータ46に直流電圧V4を出力する。
(2)動作
実施形態1の点灯装置1の動作を以下に説明する。
(2.1)通常点灯である場合の点灯装置1の動作
交流電源100から点灯装置1に交流電圧が供給されると、抵抗器R13,R14,R15を介して定電圧回路42に電圧が印加され、定電圧回路42が制御用IC41への電源電圧Vcc1の供給を開始する。
制御用IC41は、定電圧回路42から電源電圧Vcc1が印加されると、7番端子P7からスイッチング素子Q1のゲートにPWM信号からなる制御信号S1を出力し、スイッチング素子Q1のスイッチングを開始する。制御信号S1のデューティ比に応じて、スイッチング素子Q1がオン/オフする。
スイッチング素子Q1がオン状態である間、スイッチング素子Q1がオン状態になってからの時間経過に伴い、トランスT1の二次側の電圧、すなわちコンバータ回路3の出力電圧V1が増加する。
一次側補助巻線n11の両端電圧V2及びコンバータ回路3の出力電圧V1は、一次側補助巻線n11と二次巻線n2との巻数比に比例している。このため、コンバータ回路3の出力電圧V1が増加すると、一次側補助巻線n11と二次巻線n2との巻数比に応じて、一次側補助巻線n11の両端電圧V2が増加する。これにより、制御用IC41の1番端子P1の電圧V3が増加する。制御用IC41の内部の誤差アンプは1番端子P1の電圧V3と基準電圧との差電圧を増幅し、制御用IC41は、差電圧の大きさに応じたデューティ比のPWM信号からなる制御信号S1を7番端子P7から出力する。
制御用IC41の1番端子P1の電圧V3は、一次側補助巻線n11の両端電圧V2を2つの抵抗器R11,R12で分圧した電圧である。このため、両端電圧V2が増加するにつれて、制御用IC41の1番端子P1の電圧V3も上昇する。
電圧V3が制御用IC41内のエラーアンプの基準電圧に一致するように、制御用IC41は、7番端子P7からスイッチング素子Q1に出力される制御信号S1のデューティ比を大きくする。
また、両端電圧V2が増加すると、二次側補助巻線n21に接続された整流平滑回路(ダイオードD7、平滑コンデンサC6)の出力電圧V8すなわち平滑コンデンサC6の両端電圧も増加する。出力電圧V8が定電圧回路81に印加されると、定電圧回路81は動作電圧Vcc2を出力する。制御回路4のうちの第1制御回路5及び第2制御回路6、調光制御回路9などの二次側の回路に動作電圧Vcc2が印加されると、二次側の回路が動作を開始する。
二次側の回路の1つである調光制御回路9は、光源200の調光レベルを示す調光信号を調光信号入力装置300から受け取る。調光制御回路9には動作電圧Vcc2が印加されるため、調光制御回路9は、調光信号の調光レベルに応じて調光信号を直流電圧V4に変換する。
ここで、点灯装置1の出力電圧Voutが光源200の点灯開始電圧Vf1よりも低ければ、光源200には電流が流れず、光源200は点灯しない。そのため、抵抗器R1の両端電圧V6は0Vになり、オペアンプ44の出力電圧は動作電圧Vcc2にほぼ等しい電圧になるので、フォトカプラ43の発光ダイオード431には電流が流れず、フォトトランジスタ432がオフになる。このとき、制御用IC41の2番端子P2の電圧は変化せず、制御用IC41は、順方向電流Ifのフィードバックを受けることなく、点灯装置1の出力電圧Voutを一定電圧に制御するように、スイッチング素子Q1のオン/オフを制御する。
その後、点灯装置1の出力電圧Voutが増加し、出力電圧Voutが光源200の点灯開始電圧Vf1以上になると、点灯装置1から光源200に点灯装置1の出力電流すなわち光源200の順方向電流Ifが流れて、光源200が点灯する。
光源200に順方向電流Ifが流れると、抵抗器R1の両端間に、光源200に流れる順方向電流Ifに比例した両端電圧V6が発生する。抵抗器R1の両端電圧V6に応じてオペアンプ44の出力電圧が変化する。両端電圧V6が増加すると、オペアンプ44の出力電圧は低くなる。動作電圧Vcc2とオペアンプ44の出力電圧との差電圧に応じた電流がフォトカプラ43の発光ダイオード431に流れる。動作電圧Vcc2とオペアンプ44の出力電圧との差電圧が高くなるほど、発光ダイオード431に流れる電流が大きくなる。
発光ダイオード431に電流が流れると、フォトトランジスタ432がオンになる。発光ダイオード431に流れる電流の大きさに応じて、フォトトランジスタ432に流れる電流が変化し、制御用IC41の2番端子P2の電圧が変化する。したがって、制御用IC41は、抵抗器R1の両端電圧V6が直流電圧V4に一致するように、スイッチング素子Q1のデューティ比を制御する定電流制御を行う。つまり、電流フィードバックが動作する。制御用IC41の2番端子P2の電圧フィードバックより、2番端子P2による電流フィードバックが支配的になる。
光源200の点灯中では電流フィードバックを支配的とするために、光源200への出力電圧Voutが点灯安定時電圧Vf2よりも高い目標値となるように、抵抗器R11,R12の抵抗値を設定し、制御用IC41の1番端子P1の電圧V3を調整する。
(2.2)調光消灯時の点灯装置1の動作
点灯状態から、調光信号のデューティ比5%以下で光源200を調光消灯させる場合(調光信号を用いて光源200を消灯させる場合)、デューティ比が5%であるときの直流電圧V4はコンパレータ46の基準電圧以下である。したがって、コンパレータ46の出力電圧がローレベル(Lレベル)からハイレベル(Hレベル)になる。コンパレータ46の出力電圧がローレベルからハイレベルになると、スイッチング素子Q2がオフ状態からオン状態となり、スイッチング素子Q3の制御電圧(ゲート電圧)が0Vになる。これにより、スイッチング素子Q3はオン状態からオフ状態になる。
スイッチング素子Q3がオン状態からオフ状態になると、抵抗器R25に電流が流れるため、オペアンプ45の反転入力端子の電圧V7は高くなる。オペアンプ45の非反転入力端子の電圧は基準電源61の基準電圧V5で一定であるから、オペアンプ45の出力電圧は低くなる。つまり、第2制御回路6は、調光レベルが閾値以上である場合よりも調光レベルが閾値未満である場合のほうが出力端子から低い電圧を第2の信号として出力端子から出力するように構成されている。このとき、発光ダイオード431と抵抗器R21とダイオードD6とを通ってオペアンプ45に電流が引き込まれ、フォトトランジスタ432に電流が流れる。ここで、フォトトランジスタ432に流れる電流が増加する。したがって、制御用IC41の2番端子P2の電圧値(内蔵の誤差アンプの出力電圧)が低くなり、制御用IC41がスイッチング素子Q1への制御信号S1のデューティ比を低下させる。これにより、制御用IC41は、コンバータ回路3の出力電圧V1を、光源200の通常点灯時よりも低い一定の電圧(例えば光源200の通常点灯時の約半分の電圧)に制御する定電圧制御を行う。
ここで、抵抗器R21の抵抗値を抵抗器R19の抵抗値よりも非常に大きく設定することで、オペアンプ45の出力電圧が低くなっても、フォトカプラ43の発光ダイオード431に流れる電流が通常点灯時に比べて小さくなっている。そして、制御用IC41の1番端子P1の電圧が低下する。これにより、制御用IC41の7番端子P7から出力される制御信号S1のデューティ比を小さくすると、点灯装置1の出力電圧Voutが低下する。
オペアンプ44については、順方向電流Ifがゼロになるため、抵抗器R1の両端電圧V6は0Vであり、オペアンプ44の出力端子の電圧は動作電圧Vcc2とほぼ等しくなる。このため、オペアンプ44は、抵抗器R19を介して電流を引き込まない。
つまり、オペアンプ44による電流フィードバックからオペアンプ45による電圧フィードバックに切り替えることで、点灯装置1の出力電圧Voutを光源200の点灯開始電圧Vf1未満になるように動作させる。つまり、光源200を点灯させずにコンバータ回路3の動作を継続させる。動作電圧Vcc2は発生し続けるため、調光消灯時においても二次側の回路の制御電源を確保することができる。
(3)まとめ
以上説明した実施形態1に係る点灯装置1は、交流電源100からの交流電圧を用いて光源200を点灯させる点灯装置である。点灯装置1は、絶縁型のDC−DCコンバータ回路3と、制御回路4と、制御電源回路8とを備える。DC−DCコンバータ回路3は、一次巻線n1及び二次巻線n2を有するトランスT1を含む。制御回路4は、DC−DCコンバータ回路3の動作を制御して光源200の点灯状態を切り替える。制御電源回路8は、制御回路4(第1制御回路5、第2制御回路6)の動作に必要な動作電力を制御回路4(第1制御回路5、第2制御回路6)に供給する。制御回路4は、光源200を消灯させる場合に、光源200に出力される出力電圧Voutが光源200の点灯開始電圧Vf1よりも低くなるようにトランスT1を動作させる。トランスT1は、二次巻線n2とは別にトランスT1の二次側に設けられた二次側補助巻線n21を有する。制御電源回路8は、二次側補助巻線n21に発生する電流を用いて動作電力を生成し、動作電力を制御回路4(第1制御回路5、第2制御回路6)に供給する。
実施形態1に係る点灯装置1では、制御回路4が、光源200を消灯させる場合に、出力電圧Voutが光源200の点灯開始電圧Vf1よりも低くなるようにトランスT1を動作させる。さらに、制御電源回路8が、トランスT1の二次側に設けられた二次側補助巻線n21に発生する電流を用いて動作電力を生成し、動作電力を制御回路4(第1制御回路5、第2制御回路6)に供給する。これにより、光源200を消灯させる場合であっても、制御回路4(第1制御回路5、第2制御回路6)の動作に必要な動作電力を確保することができる。言い換えると、点灯装置1に含まれるコンバータが1つのみであっても、光源200を点灯させる場合及び光源200を消灯させる場合の両方において、制御回路4(第1制御回路5、第2制御回路6)のための動作電力を確保することができる。
実施形態1の点灯装置1は絶縁型のDC−DCコンバータ回路3で構成されているので、トランスT1の二次側の回路を一次側の回路と電気的に絶縁することができる。したがって、実施形態1の点灯装置1は、点灯装置が非絶縁型のDC−DCコンバータ回路で構成される場合に比べて、トランスT1の二次側の回路の対地電圧を考慮する必要がなく、回路設計の自由度が向上する。したがって、実施形態1の点灯装置1は、点灯装置が非絶縁型のDC−DCコンバータ回路で構成される場合に比べて高電圧の交流電源100に対応しやすく、例えば標準電圧が400V以上の交流電源100にも容易に対応できる。
また、点灯装置が、力率改善を行う前段のコンバータ回路と、前段のコンバータ回路の出力を負荷に応じて降圧する後段のコンバータ回路とで構成される場合は、前段のコンバータ回路と後段のコンバータ回路とでそれぞれ制御用ICが必要になる。実施形態1の点灯装置1は絶縁型のDC−DCコンバータ回路3で構成されているので、2つのコンバータ回路で構成される場合に比べて、制御用ICの数を減らすことができ、また回路の規模が小さくなるので、小型化を実現できる。
実施形態1に係る点灯装置1では、制御電源回路8は、整流平滑回路(ダイオードD7、平滑コンデンサC6)と、定電圧回路81とを含むことが好ましい。整流平滑回路は、二次側補助巻線n21に発生する電流を整流かつ平滑する。定電圧回路81は、整流平滑回路の出力電圧V8を用いて定電圧を生成し、上記定電圧を制御回路4のうちの第1制御回路5及び第2制御回路6に出力する。
実施形態1に係る点灯装置1は、調光制御回路9を更に備えることが好ましい。調光制御回路9は、光源200の調光レベルを示す調光信号から調光レベルを設定する。DC−DCコンバータ回路3は、一次巻線n1に電気的に直列に接続されたスイッチング素子Q1を更に含む。制御回路4は、第1制御回路5と、第2制御回路6と、第3制御回路7とを含む。第1制御回路5は、調光制御回路9で設定された調光レベルが閾値以上であって調光レベルに従って光源200を点灯させる場合に、光源200に流れる順方向電流Ifを調光レベルに対応する電流値にするための第1の信号を出力端子から出力する。第2制御回路6は、調光制御回路9で設定された調光レベルが閾値未満であって光源200を消灯させる場合に、出力電圧Voutを点灯開始電圧Vf1未満にするための第2の信号を出力端子から出力する。第3制御回路7は、第1制御回路5からの第1の信号及び第2制御回路6からの第2の信号に応じてスイッチング素子Q1のオン/オフを制御して出力電圧Voutの電圧値を調整する。
実施形態1に係る点灯装置1では、調光制御機能を有する場合の消灯時においても、制御電源を確保することができる。これにより、例えば、消灯時においても、調光信号による調光と消灯との両方を容易に行うことができる。
実施形態1に係る点灯装置1では、第3制御回路7は、フォトカプラ43と、調整回路(制御用IC41)とを含むことが好ましい。フォトカプラ43は、発光素子(発光ダイオード431)及び受光素子(フォトトランジスタ432)を有する。調整回路は、フォトカプラ43の出力に応じてスイッチング素子Q1への制御信号S1を調整する。フォトカプラ43の発光素子は、制御電源回路8の出力端子に電気的に接続された第1端と、第1制御回路5の出力端子及び第2制御回路6の出力端子に電気的に接続された第2端とを有する。フォトカプラ43の発光素子は、第1の信号及び第2の信号に応じて変化する発光素子の両端電圧に基づく光を放射する。フォトカプラ43の受光素子は、発光素子からの光を受光する。調整回路は、受光素子により受光された光の大きさに基づいて制御信号S1を調整する。
実施形態1に係る点灯装置1では、第2制御回路6は、調光レベルが閾値以上である場合よりも調光レベルが閾値未満である場合のほうが出力端子から低い電圧を第2の信号として出力端子から出力するように構成されていることが好ましい。
実施形態1に係る点灯装置1は、整流回路2を更に備えることが好ましい。整流回路2は、標準電圧が400V以上の交流電源100から供給される交流電圧を整流する。
実施形態1に係る点灯装置1によれば、標準電圧が400V以上の交流電源100からの交流電圧が供給される場合でも、絶縁型のDC−DCコンバータ回路3が設けられているので、トランスT1の二次側の回路の対地電圧を考慮しなくてもよい。これにより、回路設計の自由度が向上する。
(実施形態2)
実施形態2に係る点灯装置1は、図2に示すように、制御回路4に代えて、制御回路4aを備える点で、実施形態1に係る点灯装置1(図1参照)と相違する。
制御回路4aは、図2に示すように、第1制御回路5aと、第2制御回路6aと、第3制御回路7aとを備える。第1制御回路5aは、実施形態1の第1制御回路5(図1参照)と同じ構成である。
第2制御回路6aは、コンパレータ46と、スイッチング素子Q2と、抵抗器R26,R27と、ダイオードD8とを備える。コンパレータ46の非反転入力端子(プラス入力端子)には、基準電源64の基準電圧が入力されており、コンパレータ46の反転入力端子(マイナス入力端子)には、調光制御回路9からの直流電圧V4が入力される。コンパレータ46の出力端子は、抵抗器R26を介してスイッチング素子Q2のベース(制御端子)に電気的に接続されている。スイッチング素子Q2のベースは、抵抗器R26,R27の接続点に電気的に接続されている。スイッチング素子Q2は、ダイオードD8を介して抵抗器R31,R32の接続点に電気的に接続されている。スイッチング素子Q2には、実施形態1と同様、動作電圧Vcc2を抵抗器R31,R32で分圧した電圧が印加されている。
第3制御回路7aは、抵抗器R12に代えて、抵抗器R41,R42を備える。さらに、第3制御回路7aは、フォトカプラ47を備える。フォトカプラ47は、発光素子としての発光ダイオード471と、受光素子としてのフォトトランジスタ472とを備える。発光ダイオード471は、スイッチング素子Q2のコレクタ−エミッタ間にスイッチング素子と並列に接続されている。フォトトランジスタ472は、抵抗器R42と電気的に並列に接続されている。なお、第3制御回路7aは、実施形態1の第3制御回路7と同様に、制御用IC41と、定電圧回路42と、抵抗器R11,R13〜R18と、平滑コンデンサC3と、ダイオードD3,D4と、フォトカプラ43とを備える。
制御用IC41の1番端子P1(FB端子)は、コンバータ回路3の出力電圧V1に比例した電圧をフィードバックするための端子であり、制御用IC41が内蔵する誤差アンプの反転入力端子(マイナス入力端子)に接続されている。1番端子P1には、平滑コンデンサC3の両端電圧V2を抵抗器R11と抵抗器R41,R42とで分圧した電圧、又は、抵抗器R11と抵抗器R41とで分圧した電圧が電圧V3として入力される。制御用IC41が内蔵する誤差アンプは、1番端子P1の電圧V3と、制御用IC41の内部で生成された基準電圧との誤差電圧に比例した大きさの出力電流を発生する。
次に、実施形態2の点灯装置1の動作を説明する。通常点灯である場合の点灯装置1の動作については、実施形態1と同様であるので、説明を省略し、調光消灯時の点灯装置1の動作についてのみ説明する。
まず、実施形態1と同様に、調光消灯時では、コンパレータ46の出力電圧がローレベル(Lレベル)からハイレベル(Hレベル)になる。コンパレータ46の出力電圧がローレベルからハイレベルになると、スイッチング素子Q2がオフ状態からオン状態となり、フォトカプラ47の発光ダイオード471の両端が短絡するため、発光ダイオード471はオン状態からオフ状態になる。発光ダイオード471がオン状態からオフ状態になると、フォトトランジスタ472がオン状態からオフ状態になる。これにより、制御用IC41の1番端子P1の電圧V3が高くなるため、1番端子P1と制御用IC41内の基準電圧とを均衡させるために、平滑コンデンサC3の両端電圧V2を低くする、つまり、出力電圧Voutを低くするように電圧フィードバックがかかる。このとき、実施形態1と同様に、オペアンプ44の出力電圧はハイレベルとなっているため、電流フィードバックは無効となっている。
一方、点灯復帰時は、逆の動作となり、コンパレータ46の出力電圧がハイレベルからローレベルとなり、スイッチング素子Q2がオン状態からオフ状態となる。これにより、フォトカプラ47の発光ダイオード471に電流が流れ、フォトトランジスタ472がオフ状態からオン状態になるため、制御用IC41の1番端子P1の電圧V3は、通常点灯時の電圧値になる。通常点灯時と同様に、オペアンプ44は電流フィードバック動作するため、電流フィードバックが支配的となり、通常点灯の動作に戻る。
以上説明した実施形態2に係る点灯装置1においても、実施形態1に係る点灯装置1と同様の効果を奏する。すなわち、DC−DCコンバータ回路3が1つのコンバータのみを備える場合であっても、光源200を点灯させるとき及び光源200を消灯させるときにおいて、制御回路4a(第1制御回路5a、第2制御回路6a)の動作に必要な電力を確保することができる。
以下に、上記実施形態の変形例に係る点灯装置を列記する。なお、以下に説明する変形例の各構成は、上記実施形態で説明した各構成と適宜組み合わせて適用可能である。
点灯装置1が点灯させる光源200は、上記実施形態1では電気的に直列に接続された複数の発光ダイオード201で構成されているが、電気的に並列に接続された複数の発光ダイオードで構成されてもよい。また、光源200は、電気的に直列に接続された2以上の光源ユニットで構成されてもよく、2以上の光源ユニットの各々が電気的に並列に接続された2以上の発光ダイオードを備えていてもよい。また、光源200は、1つの発光ダイオードで構成されてもよい。また、点灯装置1が点灯させる光源は発光ダイオードに限定されず、点灯装置1が点灯させる光源は、半導体レーザ(laser diode)、有機EL(organic electro luminescence)などの固体光源でもよい。
1 点灯装置
3 DC−DCコンバータ回路
4,4a 制御回路
41 制御用IC(調整回路)
43 フォトカプラ
431 発光ダイオード(発光素子)
432 フォトトランジスタ(受光素子)
5,5a 第1制御回路
6,6a 第2制御回路
7,7a 第3制御回路
8 制御電源回路
81 定電圧回路
9 調光制御回路
100 交流電源
200 光源
C6 平滑コンデンサ(整流平滑回路)
D7 ダイオード(整流平滑回路)
T1 トランス
n1 一次巻線
n2 二次巻線
n21 二次側補助巻線
Q1 スイッチング素子
Vf1 点灯開始電圧
Vout 出力電圧
If 順方向電流

Claims (6)

  1. 交流電源からの交流電圧を用いて光源を点灯させる点灯装置であって、
    一次巻線及び二次巻線を有するトランスを含む絶縁型のDC−DCコンバータ回路と、
    前記DC−DCコンバータ回路の動作を制御して前記光源の点灯状態を切り替える制御回路と、
    前記制御回路の動作に必要な動作電力を前記制御回路に供給する制御電源回路と
    前記光源の調光レベルを示す調光信号から前記調光レベルを設定する調光制御回路とを備え、
    前記制御回路は、前記光源を消灯させる場合に、前記光源に出力される出力電圧が前記光源の点灯開始電圧よりも低くなるように前記トランスを動作させ、
    前記トランスは、前記二次巻線とは別に前記トランスの二次側に設けられた二次側補助巻線を有し、
    前記制御電源回路は、前記二次側補助巻線に発生する電流を用いて前記動作電力を生成し前記動作電力を前記制御回路に供給し、
    前記DC−DCコンバータ回路は、前記一次巻線に電気的に直列に接続されたスイッチング素子を更に含み、
    前記制御回路は、
    前記調光制御回路で設定された前記調光レベルが閾値以上であって前記調光レベルに従って前記光源を点灯させる場合に、前記光源に流れる順方向電流を前記調光レベルに対応する電流値にするための第1の信号を出力端子から出力する第1制御回路と、
    前記調光制御回路で設定された前記調光レベルが前記閾値未満であって前記光源を消灯させる場合に、前記出力電圧を前記点灯開始電圧未満にするための第2の信号を出力端子から出力する第2制御回路と、
    前記第1制御回路からの前記第1の信号及び前記第2制御回路からの前記第2の信号に応じて前記スイッチング素子のオン/オフを制御して前記出力電圧の電圧値を調整する第3制御回路とを含み、
    前記第3制御回路は、
    発光素子及び受光素子を有するフォトカプラと、
    前記フォトカプラの出力に応じて前記スイッチング素子への制御信号を調整する調整回路とを含み、
    前記フォトカプラの前記発光素子は、
    前記制御電源回路の出力端子に電気的に接続された第1端と、
    前記第1制御回路の前記出力端子及び前記第2制御回路の前記出力端子に電気的に接続された第2端とを有し、
    前記第1の信号及び前記第2の信号に応じて変化する前記発光素子の両端電圧に基づく光を放射し、
    前記フォトカプラの前記受光素子は、前記発光素子からの光を受光し、
    前記調整回路は、前記受光素子により受光された光の大きさに基づいて前記制御信号を調整する
    ことを特徴とする点灯装置。
  2. 交流電源からの交流電圧を用いて光源を点灯させる点灯装置であって、
    一次巻線及び二次巻線を有するトランスを含む絶縁型のDC−DCコンバータ回路と、
    前記DC−DCコンバータ回路の動作を制御して前記光源の点灯状態を切り替える制御回路と、
    前記制御回路の動作に必要な動作電力を前記制御回路に供給する制御電源回路と、
    整流回路とを備え、
    前記制御回路は、前記光源を消灯させる場合に、前記光源に出力される出力電圧が前記光源の点灯開始電圧よりも低くなるように前記トランスを動作させ、
    前記トランスは、前記二次巻線とは別に前記トランスの二次側に設けられた二次側補助巻線を有し、
    前記制御電源回路は、前記二次側補助巻線に発生する電流を用いて前記動作電力を生成し前記動作電力を前記制御回路に供給し、
    前記整流回路は、標準電圧が400V以上の交流電源から供給される交流電圧を整流する
    ことを特徴とする点灯装置。
  3. 前記制御電源回路は、
    前記二次側補助巻線に発生する前記電流を整流かつ平滑する整流平滑回路と、
    前記整流平滑回路の出力電圧を用いて定電圧を生成し前記定電圧を前記制御回路に出力する定電圧回路と
    を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の点灯装置。
  4. 前記光源の調光レベルを示す調光信号から前記調光レベルを設定する調光制御回路を更に備え、
    前記DC−DCコンバータ回路は、前記一次巻線に電気的に直列に接続されたスイッチング素子を更に含み、
    前記制御回路は、
    前記調光制御回路で設定された前記調光レベルが閾値以上であって前記調光レベルに従って前記光源を点灯させる場合に、前記光源に流れる順方向電流を前記調光レベルに対応する電流値にするための第1の信号を出力端子から出力する第1制御回路と、
    前記調光制御回路で設定された前記調光レベルが前記閾値未満であって前記光源を消灯させる場合に、前記出力電圧を前記点灯開始電圧未満にするための第2の信号を出力端子から出力する第2制御回路と、
    前記第1制御回路からの前記第1の信号及び前記第2制御回路からの前記第2の信号に応じて前記スイッチング素子のオン/オフを制御して前記出力電圧の電圧値を調整する第3制御回路と
    を含むことを特徴とする請求項2記載の点灯装置。
  5. 前記第3制御回路は、
    発光素子及び受光素子を有するフォトカプラと、
    前記フォトカプラの出力に応じて前記スイッチング素子への制御信号を調整する調整回路とを含み、
    前記フォトカプラの前記発光素子は、
    前記制御電源回路の出力端子に電気的に接続された第1端と、
    前記第1制御回路の前記出力端子及び前記第2制御回路の前記出力端子に電気的に接続された第2端とを有し、
    前記第1の信号及び前記第2の信号に応じて変化する前記発光素子の両端電圧に基づく光を放射し、
    前記フォトカプラの前記受光素子は、前記発光素子からの光を受光し、
    前記調整回路は、前記受光素子により受光された光の大きさに基づいて前記制御信号を
    調整する
    ことを特徴とする請求項4記載の点灯装置。
  6. 前記第2制御回路は、前記調光レベルが前記閾値以上である場合よりも前記調光レベルが前記閾値未満である場合のほうが前記出力端子から低い電圧を前記第2の信号として前記出力端子から出力するように構成されていることを特徴とする請求項1又は5記載の点灯装置。
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