JP6812908B2 - サイフォン式散気装置、膜分離活性汚泥装置、および水処理方法 - Google Patents

サイフォン式散気装置、膜分離活性汚泥装置、および水処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6812908B2
JP6812908B2 JP2017114343A JP2017114343A JP6812908B2 JP 6812908 B2 JP6812908 B2 JP 6812908B2 JP 2017114343 A JP2017114343 A JP 2017114343A JP 2017114343 A JP2017114343 A JP 2017114343A JP 6812908 B2 JP6812908 B2 JP 6812908B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
type air
siphon
siphon type
air diffuser
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017114343A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018202372A (ja
Inventor
井手口 誠
誠 井手口
胤制 李
胤制 李
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2017114343A priority Critical patent/JP6812908B2/ja
Publication of JP2018202372A publication Critical patent/JP2018202372A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6812908B2 publication Critical patent/JP6812908B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Activated Sludge Processes (AREA)
  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)

Description

本発明は、サイフォン式散気装置、膜分離活性汚泥装置、および水処理方法に関する。
工業廃水や生活廃水は、廃水中に含まれる有機物等を取り除く処理が施されてから、工業用水として再利用されるか、もしくは河川等に放流される。工業廃水等の処理方法としては、例えば活性汚泥法が挙げられる。活性汚泥法は、曝気して好気的な微生物に有機物等を分解させる方法である。
また近年では、活性汚泥法による処理と、分離膜モジュールによる膜ろ過とを組み合わせた膜分離活性汚泥(MBR)法による処理が行われるようになってきている。MBR法による処理では、膜ろ過を継続するに従って分離膜表面に有機物等が堆積することにより、ろ過流量の低下や、膜間差圧の上昇が生じることがある。
かかる問題に対して、MBR法による処理では、膜モジュールの下方に設置した散気装置により、膜表面への有機物の堆積を抑制している。具体的に、散気管から発生した気泡が膜表面に接触するときの衝撃、もしくは気泡の発生に伴う水流によって膜自体を振動させることにより、膜表面への有機物等の堆積を抑制している。
膜表面の洗浄性の観点から気泡のサイズは大きい方が好ましい。特許文献1、2には、大きな気泡を効率的に放出するサイフォン式散気管が開示されている。また、特許文献3には、連続的な曝気運転に比べて電気代がかからず、且つ、特別な制御系を設けることなく簡単な構成で間欠曝気運転を可能とした膜分離ユニットが開示されている。
サイフォン式散気管を膜モジュールの洗浄用に使用する場合、膜モジュールの大きさ、枚数に応じてサイフォン式散気管を複数個並べて使用する。各サイフォン式散気管に空気を供給するには、分配管から分岐した複数の導入管を各サイフォン式散気管の上部の空気供給口に直結するか、又は各サイフォン式散気管の直下に穴あき単管を配して各サイフォン室内に空気を送り込む方法が用いられる。
特開2003−340250号公報 特開2004−322100号公報 特開2009−183939号公報
しかし、下方に配置した単管からサイフォン式散気管に空気を供給する態様では、散気管内に汚泥が飛び散りやすく、単管が詰まるおそれがあるうえ、単管が邪魔になってサイフォン室に被処理水が流入しにくくなり、散気される気泡が予期せず小さくなることがある。
また、本発明者等が検討したところ、複数のサイフォン式散気管を並べ、分配管から分岐した複数の導入管を各サイフォン式散気管の上部に形成された空気供給口に直結すると、特に空気の流量が小さい場合に各サイフォン式散気管から均等に散気されないことがわかった。すなわち、各サイフォン式散気管からの散気の都度、いずれかのサイフォン式散気管から放出される気泡が予期せず小さくなったり、散気されなかったりすることがわかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされてものであって、空気流量が少なくても複数のサイフォン式散気管から均等に散気できるサイフォン式散気装置、膜分離活性汚泥装置、ならびに水処理方法を提供することを目的とする。
本発明者等は、分配管から分岐した複数の導入管を各サイフォン式散気管の上部に直結した場合に均等に散気されなくなる問題について検討した。その結果、サイフォン室内の液面の揺らぎ、サイフォン式散気管間の設置高さ差(設置勾配、膜モジュール製作誤差等による)の影響によって、各サイフォン式散気管のサイフォン室内の液面の高さにバラツキが生じることが要因であることが判明した。具体的には、サイフォン室内の液面にバラツキにより、各サイフォン式散気管の散気のタイミングにずれが生じ、空気放出時に、タイミングが遅れたサイフォン式散気管のサイフォン室内が導入管を通じて減圧され、該サイフォン室内の空気が導入管を通じて逆流するために、各サイフォン式散気管から均等に散気されないことがわかった。本発明者等はさらに検討を行い、サイフォン室内に供給された空気が導入管を逆流することを抑制することで、各サイフォン式散気管から均等に散気できることを見出して本発明に至った。
本発明は、以下の構成を有する。
[1]間欠的に曝気を行うサイフォン式散気装置であって、
少なくとも二つのサイフォン式散気管と、
それら前記サイフォン式散気管に空気を供給する空気供給手段と、を備え、
前記サイフォン式散気管には、第一サイフォン室、および前記第一サイフォン室の下流側の第二サイフォン室を含む、空気を貯留するサイフォン室、ならびに前後のサイフォン室を連通している連通部が形成され、
前記サイフォン式散気管における前記サイフォン室の下流に散気穴が形成され、前記サイフォン室の上流に処理水流入口が形成され、
空気供給口が、前記サイフォン式散気管の上部の前記連通部が面する部分に形成され、
前記空気供給手段は、前記の少なくとも二つのサイフォン式散気管の上方に設けられた分配管と、前記分配管から分岐され、各々の前記サイフォン式散気管の前記空気供給口と接続された少なくとも二つの導入管とを備え、
前記空気供給手段が、空気逆流抑制機構を備えている、サイフォン式散気装置。
[2]前記空気逆流抑制機構として、前記導入管が軟質チューブからなる部分を有している、[1]に記載のサイフォン式散気装置。
[3]前記空気逆流抑制機構が逆止弁である、[1]又は[2]に記載のサイフォン式散気装置。
[4][1]〜[3]のいずれかに記載のサイフォン式散気装置と、
活性汚泥を含む汚泥含有処理水を膜分離する膜モジュールと、を備える膜分離活性汚泥装置。
[5]活性汚泥を用いて原水を活性汚泥処理する活性汚泥処理工程と、
前記活性汚泥処理工程で得られた汚泥含有処理水を膜分離処理する膜分離工程と、を有し、
前記膜分離工程において[4]に記載の膜分離活性汚泥装置を用いる水処理方法。
本発明のサイフォン式散気装置および膜分離活性汚泥装置では、空気流量が少なくても複数のサイフォン式散気管から均等に散気することができる。
本発明の水処理方法によれば、空気流量が少なくても複数のサイフォン式散気管から均等に散気して水処理を安定して行うことができる。
本発明の水処理方法に用いる水処理装置の一例を示した概略模式図である。 本発明のサイフォン式散気装置の一例を示した概略断面図である。 図2のサイフォン式散気装置におけるサイフォン式散気管を示した斜視図である。 図3のサイフォン式散気管の散気機構を説明する断面図である。 本発明のサイフォン式散気装置の作動機構を説明する断面図である。 本発明のサイフォン式散気装置の他の例を示した概略断面図である。 従来のサイフォン式散気装置の作動機構を説明する断面図である。
以下、本発明の実施形態の一例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において例示される図の寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
[水処理装置]
以下、本発明の水処理方法に用いる水処理装置の一例について、図1に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の水処理装置1000は、活性汚泥処理槽11と、活性汚泥処理槽11の後段に設けられた膜分離槽21と、膜分離槽21の後段に設けられた処理水槽41とを備えている。さらに、水処理装置1000は、図示を省略するが、活性汚泥処理槽11に流入する原水の流量を調整する流量調整槽、膜分離槽21から余剰汚泥を引く抜く引抜ポンプ、膜分離槽21に薬液や希釈水を送液する送液手段、および処理水槽41から工場や河川等に処理水を放流する放流手段等を備えている。
活性汚泥処理槽11は、活性汚泥処理を行うために活性汚泥を充填するものである。
活性汚泥処理槽11には、第一の流路12と第二の流路13とが接続されている。第一の流路12は、工場や家庭等から排出された原水を活性汚泥処理槽11に流入させる流路である。第二の流路13は、活性汚泥処理槽11から排出された汚泥含有処理水(被処理水)を膜分離槽21に流入させる流路である。
活性汚泥処理槽11内には槽内を好気条件に維持するために散気装置14が設置されている。
散気装置14は、空気を活性汚泥処理槽11内に散気する散気管14aと、散気管14aに空気を供給する導入管14bと、空気を送気するブロア14cとを備えている。
散気管14aとしては、ブロア14cから供給される空気を上方へ吐出できるものであれば特に限定されず、例えば、穴あきの単管やメンブレンタイプのものが挙げられる。
膜分離槽21は、活性汚泥処理槽11から送られてきた、活性汚泥および生物処理水を含む汚泥含有処理水を溜めるものである。
膜分離槽21は、本発明の一態様を適用した膜分離活性汚泥装置100(以下、「MBR装置100」と称することがある。)を備えている。MBR装置100については後述する。
膜分離槽21と活性汚泥処理槽11には汚泥返送手段30が接続されている。汚泥返送手段30は、膜分離槽21から活性汚泥処理槽11に、汚泥含有処理水の一部を返送するものである。
汚泥返送手段30は、第四の流路31を備えている。第四の流路31は、汚泥含有処理水の一部を膜分離槽21から排出し、活性汚泥処理槽11に流入させる流路である。
第四の流路31には、ポンプ31aが設置されている。これにより、膜分離槽21内の汚泥含有処理水の一部を膜分離槽21から活性汚泥処理槽11に返送することができる。
処理水槽41は、汚泥含有処理水を膜分離した後の処理水を貯留するものである。
(膜分離活性汚泥装置)
MBR装置100は、複数の膜モジュール22と、それら膜モジュール22の下方に設けられたサイフォン式散気装置10と、を備えている。
膜モジュール22は、活性汚泥を含む汚泥含有処理水を膜分離するものである。膜モジュール22は分離膜を備え、この分離膜により汚泥含有処理水が生物処理水と活性汚泥とに固液分離(膜分離)される。
分離膜としては、分離能を有するものであれば特に限定されず、例えば、中空糸膜、平膜、チューブラ膜、モノリス型膜などが挙げられる。これらの中でも、容積充填率が高いことから、中空糸膜が好ましい。
分離膜として中空糸膜を用いる場合、その材質としては、例えば、セルロース、ポリオレフィン、ポリスルホン、ポリフッ化ビニリデンフロライド(PVDF)、ポリ四フッ化エチレン(PTFE)などが挙げられる。これらの中でも、中空糸膜の材質としては、耐薬品性やpH変化に強い点から、PVDF、PTFEが好ましい。
分離膜としてモノリス型膜を用いる場合は、セラミック製の膜を用いることが好ましい。
分離膜に形成される微細孔の平均孔径としては、一般に限外分離膜と呼ばれる膜で0.001〜0.1μm程度であり、一般に精密分離膜と呼ばれる膜で0.1〜1μm程度である。本実施形態においては平均孔径が上記範囲内である分離膜を用いることが好ましい。
膜モジュール22には、第三の流路33が接続されている。第三の流路33は、分離膜を透過した処理水を膜分離槽21から排出し、処理水槽41に流入させる流路である。
第三の流路33には、ポンプ33aが設置されている。これにより、膜モジュール22の分離膜を透過した処理水を膜分離槽21から排出できるようになっている。
サイフォン式散気装置10は、図2に示すように、水平方向に並んで配置された複数のサイフォン式散気管1と、各サイフォン式散気管1の上方に設けられ、それら各サイフォン式散気管1に空気を供給する空気供給手段50とを備えている。
サイフォン式散気管1は、複数の板状部材を組み合わせてなる箱状の筐体であり、図2及び図3に示すように、いずれも平面視形状が矩形状である上板1Aと、4枚の側板1Bと、底板1Cと、第一仕切壁4aと、第二仕切壁4bと、を備えている。
4枚の側板1Bは、上板1Aの四辺それぞれから下方に延びるように設けられている。上板1Aにおける1つの側板1B寄りの部分には、その側板1Bに沿うように延びる散気穴6が形成されている。第一仕切壁4aは、散気穴6を挟んで側板1Bと互いの面が向かい合うようにして、上板1Aから下方に延びるように設けられている。
底板1Cの長さは、上板1Aよりも小さくなっている。底板1Cは、散気穴6が形成されている側の側板1Bの下端部から内側に延びるように、4枚の側板1Bで形成された筒状部分の下方の開口端のほぼ半分を塞ぐように設けられている。サイフォン式散気管1の下側の開口部分における底板1Cで塞がれていない部分が処理水流入口7となっている。
第二仕切壁4bは、底板1Cにおける第一仕切壁4aの散気穴6とは反対側に位置する端部から上方に延びるように設けられている。第一仕切壁4aと第二仕切壁4bとは互いの面が対向している。
サイフォン式散気管1においては、処理水流入口7から散気穴6へ向かう廃水の流れを想定したとき処理水流入口7側を「上流」とし、散気穴6側を「下流」とする。
サイフォン室2は、空気を貯留するものである。サイフォン室2は、サイフォン式散気管1内の第一仕切壁4aよりも処理水流入口7側における、第二仕切壁4bの上端4bから第一仕切壁4aの下端4aまでの高さを有する空間を指す。サイフォン室2は、第二仕切壁4bにより第一サイフォン室2Aと第二サイフォン室2Bとに区切られている。
第一サイフォン室2Aの上方、および第二サイフォン室2Bの上方は、連通部5で連通されている。すなわち、連通部5を通じて前後のサイフォン室が連通している。サイフォン式散気管1内の第二サイフォン室2Bから散気穴6までの部分が経路4となっている。第一仕切壁4aの一部は、サイフォン室2と経路4とに面している。換言すると、第一仕切壁4aの一部は、サイフォン室2と経路4とを仕切っている。また、第二仕切壁4bの一部はサイフォン室2に面している。第二仕切壁4bの上端4bは、少なくとも第一仕切壁4aの下端4aよりも上方に位置している。処理水流入口7は、サイフォン式散気管1の底部に形成され、第一仕切壁4aの下端4aよりも下方に位置している。
このようにサイフォン式散気管1の内部には、上流から下流に向かって、第一サイフォン室2A、連通部5、第二サイフォン室2B、経路4がこの順に形成されている。そして、サイフォン式散気管1におけるサイフォン室2の下流において、経路4のサイフォン室2よりも高い位置に散気穴6が形成され、サイフォン室2の上流には処理水流入口7が形成されている。処理水流入口7により、サイフォン式散気管1の外部とサイフォン室2とが連通されている。
散気穴6の平面視形状は、長尺の矩形状である。散気穴6の平面視形状の面積は、好ましくは25cm以下であり、より好ましくは20cm以下である。また、平面視形状の長手方向の長さは好ましくは25cm以下であり、より好ましくは20cm以下である。
サイフォン式散気管1は、膜分離槽21を平面視したときに、膜モジュール22における隣り合う分離膜の間と散気穴6とが重なり合う位置に設けられていることが好ましい。なお、サイフォン式散気管1は、膜分離槽21を平面視したときに、散気穴6が膜モジュール22と交差するように設けられていてもよい。
上板1Aの連通部5と面している部分には、空気供給口3が設けられている。すなわち、サイフォン式散気管1の上部における連通部5と面している部分に空気供給口3が設けられている。
サイフォン式散気管1の数は、この例では3つであるが、膜モジュール22の大きさ、枚数に応じて適宜設定でき、2つであってもよく、4つ以上であってもよい。
空気供給手段50は、図1及び図2に示すように、複数のサイフォン式散気管1の上方に設けられた分配管1cと、分配管1cから分岐され、各々のサイフォン式散気管1の空気供給口3と接続された複数の導入管1aと、分配管1cに空気を送気するブロア1bとを備えている。分配管1cは水平方向に延びるように設けられており、分配管1cと接続されている各導入管1aが鉛直下向きに真っ直ぐ延びるように設けられている。
各導入管1aは、空気供給口3を介して各サイフォン式散気管1の連通部5およびサイフォン室2と連通している。ブロア1bが送気した空気は、分配管1cを通り、分配管1cに接続された各導入管1aにそれぞれ分配され、空気供給口3からサイフォン式散気管1内の連通部5およびサイフォン室2に供給される。これにより、連通部5と連通するサイフォン室2に空気を貯留させることができるようになっている。
導入管1aの数は、サイフォン式散気管1の数と同じになっており、この例では3つである。導入管1aの数は、サイフォン式散気管1の数に応じて適宜設定することができる。
空気供給手段50は、空気逆流抑制機構を備えている。空気逆流抑制機構は、各サイフォン式散気管1のサイフォン室2内に供給された空気が逆流することを抑制する機構である。具体的には、空気逆流抑制機構として、各導入管1aが軟質チューブからなっている。サイフォン室2内が減圧され、導入管1aの内部の流路が減圧されたときに軟質チューブからなる導入管1aが潰れ、導入管1a内の流路が塞がれることで、サイフォン式散気管1のサイフォン室2に溜まった空気が逆流することが抑制される。
導入管1aの断面形状は、特に制限されない。例えば、導入管1aの断面形状が円形である場合、導入管1aの内径は、3〜40mmが好ましく、5〜30mmがより好ましい。導入管1aの内径が前記範囲の下限値以上であれば、導入管1a内が汚泥で閉塞しにくい。導入管1aの内径が前記範囲の上限値以下であれば、各サイフォン式散気管1に空気が均等に分配されやすくなる。
導入管1aの厚みは、0.5〜5mmが好ましく、1〜3mmがより好ましい。導入管1aの厚みが前記範囲の下限値以上であれば、充分な機械的強度が得られやすく、空気圧が繰り返し作用しても導入管が破損しにくい。導入管1aの厚みが前記範囲の上限値以下であれば、内部の流路が減圧されたときに潰れて流路が塞がれやすく、サイフォン室2内に供給された空気が逆流することを抑制しやすい。
導入管1aの長さは、10mm〜300mmが好ましく、20〜150mmがより好ましい。導入管1aの長さが前記範囲の下限値以上であれば、内部の流路が減圧されたときに潰れて流路が塞がれやすく、サイフォン室2内に供給された空気が逆流することを抑制しやすい。導入管1aの長さが前記範囲の上限値以下であれば、サイフォン式散気装置のサイズが大きくなり過ぎることを抑制でき、コンパクト性に優れる。
軟質チューブからなる導入管1aは、分配管1cから鉛直下向きに真っ直ぐに延びる態様には限定されず、例えば、S字状、コイル状になっていてもよい。
軟質チューブの材質としては、内部が減圧されたときに潰れて流路が塞がれるものであれば特に限定はされず、例えば、シリコンゴム、フッ素ゴム、熱可塑性エラストマー、軟質塩化ビニルなどが挙げられる。軟質チューブの材質は、1種であってもよく、2種以上の組み合わせであってもよい。
軟質チューブのショアA硬度は、90以下が好ましく、70以下がより好ましく、60以下が更に好ましい。ショアA硬度が前記上限値以下であれば、内部の流路が減圧されたときに潰れて流路が塞がれやすく、サイフォン室2内に供給された空気が逆流することを抑制しやすい。また、軟質チューブのショアA硬度は、機械的強度の点から、30以上が好ましく、40以上がより好ましく、50以上が更に好ましい。
なお、ショアA硬度は、JIS K6253に準拠したタイプAデュロメータを用いて測定される値である。
分配管1cの断面積は、導入管1aの断面積よりも大きくなるように構成されている。分配管1cの断面形状は、特に制限されない。例えば、分配管1cの断面形状が円形である場合、分配管1cの内径は、20mm以上60mmが好ましい。
分配管1cの材質は、特に限定されず、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素系樹脂(ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、テトラフルオロエチレン/ペルフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA))等の樹脂製、ステンレス(SUS304系、SUS316系)等の金属製などが挙げられる。分配管1cの材質は、1種であってもよく、2種以上の組み合わせであってもよい。
以下、サイフォン式散気管1の散気機構について説明する。
作動開始前においては、図4(a)に示すように、サイフォン式散気管1内におけるサイフォン室2、連通部5および経路4は汚泥含有処理水B(被処理水)で満たされている。空気供給手段50におけるブロア1bから分配管1cに送気し、分配管1cから各導入管1aに分配した空気Aを空気供給口3から各サイフォン式散気管1内のサイフォン室2に連続的に供給する。空気供給口3から空気Aを供給し続けると、図4(b)に示すように、サイフォン室2内の汚泥含有処理水Bが散気穴6や処理水流入口7から押し出されて、サイフォン室2の液面Sが次第に降下する。
さらに空気供給口3から空気Aを供給し続け、液面Sの高さが第一仕切壁4aの下端4aよりも低くなると、図4(c)に示すように、経路4内と第一サイフォン室2Aとの2つの気液界面高さの差によって空気Aが経路4に移動し、散気穴6から一挙に放出されて気泡20を形成する。散気穴6から散気されると、図4(a)に示すように、サイフォン式散気管1内におけるサイフォン室2、連通部5および経路4は汚泥含有処理水Bで満たされた状態に戻る。そして、図4(a)〜(c)の状態が繰り返し行われることで、間欠的に曝気される。
前述したように、分配管から分岐した導入管を通じて複数のサイフォン式散気管に空気を供給して散気するサイフォン式散気装置では、特に空気の流量が小さい場合に、各サイフォン式散気管からの散気の都度、いずれかのサイフォン式散気管から放出される気泡が予期せず小さくなったり、散気されなかったりして、各サイフォン式散気管から均等に散気されにくい。
図7に例示した従来のサイフォン式散気装置210を例に具体的に説明する。サイフォン式散気装置210は、水平方向に並んで配置された3つのサイフォン式散気管201X,201Y,201Zと、各サイフォン式散気管201X,201Y,201Zの上方に設けられ、それら各サイフォン式散気管201X,201Y,201Zに空気を供給する空気供給手段250とを備えている。サイフォン式散気装置210は、空気供給手段250が空気逆流抑制機構を備えていない以外は、サイフォン式散気装置10と同じ態様である。
サイフォン式散気装置210においては、サイフォン室202内の液面Sの揺らぎや、設置勾配、装置製造誤差などに起因するサイフォン式散気管201X,201Y,201Z間の設置高さ差などの影響によって、各サイフォン室202内の液面Sの高さにバラツキが生じ、各サイフォン式散気管201X,201Y,201Zの散気のタイミングにずれが生じることがある。
例えば、サイフォン式散気管201Xの散気のタイミングがサイフォン式散気管201Y,201Zよりも早い場合、内部の空気Aが放出されることでサイフォン式散気管201X内が負圧になると、分配管201cおよび各導入管201aX,201aY,201aZ内の空気がサイフォン式散気管201X内に引き込まれる。これにより、特にブロアからの空気の流量が小さい場合に、分配管201cおよび各導入管201aX,201aY,201aZが減圧されることで、サイフォン式散気管201Y,201Z内の空気Aが各導入管201aY,201aZを通じて逆流する。このように、サイフォン式散気管201Y,201Zでは、経路204を通じて散気される空気Aの一部が導入管201aY,201aZを通じて逆流することで、放出される気泡が小さくなったり、気泡が放出されなかったりする。
また、サイフォン式散気管201Yやサイフォン式散気管201Zのいずれかの散気のタイミングが早い場合も、散気のタイミングが遅れたサイフォン式散気管において、同様の機構で放出される気泡が小さくなったり、気泡が放出されなかったりする。
これに対して、本実施形態のサイフォン式散気装置10では、各導入管1aが軟質チューブからなり、空気供給手段50が空気逆流抑制機構を有している。これにより、図5に示すように、いずれかのサイフォン式散気管1の散気のタイミングが早くなり、分配管1cや各導入管1a内が減圧されても、散気のタイミングが早いサイフォン式散気管1に接続された導入管1aが潰れて流路が塞がれる。そのため、散気のタイミングが早いサイフォン式散気管1内の気泡放出時の負圧の他のサイフォン式散気管1への影響を低減でき、散気のタイミングが遅れたサイフォン式散気管1内の空気Aが逆流することが抑制される。その結果、空気流量が少なくても、散気のタイミングが遅れたサイフォン式散気管から放出される気泡が予期せず小さくなることが抑制され、複数のサイフォン式散気管から均等に散気することができる。
[水処理方法]
以下、本発明の水処理方法の一例として、前記した水処理装置1000を用いた水処理方法について説明する。本実施形態の水処理方法は、活性汚泥を用いて原水を活性汚泥処理する活性汚泥処理工程と、活性汚泥処理工程で得られた汚泥含有処理水を膜分離する膜分離工程と、を有している。
(活性汚泥処理工程)
水処理装置1000による水処理方法では、工場や家庭等から排出された工業廃水や生活廃水等の廃水(原水)を第一の流路12を通じて活性汚泥処理槽11に流入させ、活性汚泥処理槽11で活性汚泥処理し、生物処理水とする。処理後の汚泥含有処理水(被処理水)は、第二の流路13を通じて膜分離槽21に流入させる。
(膜分離工程)
膜分離槽21では、MBR装置100の膜モジュール22により、活性汚泥および生物処理水を含む汚泥含有処理水(被処理水)を膜分離処理する。膜分離処理中においては、サイフォン式散気装置10により曝気を行う。
サイフォン式散気装置10においては、定期的に導入管1a内に水を注入して汚泥閉塞を抑制することが好ましい。
汚泥含有処理水Bの一部は、汚泥返送手段30によって膜分離槽21から活性汚泥処理槽11に返送する。膜モジュール22により汚泥含有処理水Bを膜分離した後の処理水は、第三の流路33を通じて処理水槽41に送って貯留する。処理水槽41で貯留する処理水は、工業用水として再利用したり、河川等に放流したりすることができる。
以上説明したように、本発明では、サイフォン式散気装置の空気供給手段が空気逆流抑制機構を備えている。そのため、複数のサイフォン式散気管において散気のタイミングがずれても、散気のタイミングが遅れたサイフォン式散気管内の空気が逆流することが抑制されることで、複数のサイフォン式散気管から均等に散気することができる。
なお、本発明のサイフォン式散気装置は、前記したサイフォン式散気装置10には限定されない。例えば、サイフォン式散気装置10は導入管1a全体が軟質チューブからなるものであったが、導入管が軟質チューブからなる部分を有していればよい。具体的には、導入管の一部が部分的に軟質チューブからなり、それ以外の部分は流路が減圧されても潰れず、流路が塞がれないものであってもよい。
本発明のサイフォン式散気装置は、空気供給手段が、空気逆流抑制機構として逆止弁を備えるものであってもよい。具体的には、本発明のサイフォン式散気装置は、図6に例示したサイフォン式散気装置10Aであってもよい。図6における図2と同じ部分は同符合を付して説明を省略する。
サイフォン式散気装置10Aは、水平方向に並んで配置された複数のサイフォン式散気管1と、各サイフォン式散気管1の上方に設けられ、それら各サイフォン式散気管1に空気を供給する空気供給手段50Aとを備えている。サイフォン式散気装置10Aは、空気供給手段50の代わりに空気供給手段50Aを備える以外は、サイフォン式散気装置10と同じである。
空気供給手段50Aは、分配管1cと、分配管1cから分岐された複数の導入管1dと、分配管1cに空気を送気するブロア1bと、各導入管1dに設けられた逆止弁1eとを備えている。空気供給手段50Aは、導入管1aの代わりに導入管1dを備え、各導入管1dに逆止弁1eが設けられている以外は、空気供給手段50Aと同じである。
導入管1dは、内部の流路が減圧されても潰れて流路が閉塞しない管である。導入管1dのショアA硬度は、90超が好ましい。
導入管1dの材質は、内部の流路が減圧されても変形しないものであればよく、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素系樹脂(PTFE、PVDF、PFA)、ナイロン、ポリウレタン等の樹脂製の配管やチューブ、ステンレス(SUS304系、SUS316系)等の金属製などが挙げられる。
逆止弁1eとしては、各サイフォン式散気管1内の空気が導入管1dを通じて逆流することを抑制できるものであればよく、公知の逆止弁を使用することができる。逆止弁1eの具体例としては、例えば、スイング式、ウエハー式、リフト式、ボール式などの逆止弁が挙げられる。
サイフォン式散気装置10Aでは、各導入管1dに逆止弁1eが設けられることで、空気供給手段50Aが空気逆流抑制機構を有している。これにより、いずれかのサイフォン式散気管1の散気のタイミングが早くなり、分配管1cや各導入管1d内が減圧されても、逆止弁1eによって、散気のタイミングが遅れたサイフォン式散気管1内の空気Aが逆流することが抑制される。そのため、空気流量が少なくても、散気のタイミングが遅れたサイフォン式散気管から放出される気泡が予期せず小さくなることが抑制され、複数のサイフォン式散気管から均等に散気することができる。
サイフォン式散気装置10Aにおいては、導入管1dに逆止弁1eが設けられていたが、本発明のサイフォン式散気装置は、空気逆流抑制機構として、分配管に逆止弁が設けられたものであってもよい。具体的には、例えば、空気供給手段の分配管における隣り合う導入管が接続された部分同士の間に逆止弁が設けられたサイフォン式散気装置であってもよい。
本発明のサイフォン式散気装置は、空気逆流抑制機構として、軟質チューブと逆止弁とを組み合わせたものであってもよい。具体的には、本発明のサイフォン式散気装置は、導入管の少なくとも一部が軟質チューブからなり、各導入管、又は分配管における隣り合う導入管が接続された部分同士の間に逆止弁が設けられたサイフォン式散気装置であってもよい。
空気供給手段が有する導入管は、水平方向からの傾斜角が45度以上となる範囲で傾いていてもよい。導入管の水平方向からの傾斜角が45度以上であれば、たとえ導入管内に汚泥が流入しても導入管外に流出させやすく、導入管が汚泥で詰まることを抑制しやすい。複数の導入管が傾斜していることにより、サイフォン式散気管の上方の空間を少なくすることができる。これにより、サイフォン式散気管の膜面との距離を少なくし、膜面の洗浄性を向上させることができる。
また、空気供給手段が有する導入管の内径は、一定でなくてもよく、例えば、サイフォン式散気管から遠ざかる方向に漸減していてもよい。これにより、導入管内に汚泥が流入しにくくなり、導入管が汚泥で詰まることを抑制しやすくなる。
また、本発明の水処理方法は、活性汚泥処理槽11の中にMBR装置100が設けられた水処理装置を用いて、活性汚泥処理工程と膜分離工程とを同時に行う方法であってもよい。
1…サイフォン式散気管、1a,1d…導入管、1b…ブロア、1c…分配管、1e…逆止弁、2…サイフォン室、2A…第一サイフォン室、2B…第二サイフォン室、5…連通部、6…散気穴、7…処理水流入口、10,10A…サイフォン式散気装置、11…活性汚泥処理槽、21…膜分離槽、21a…底面部、22…膜モジュール、41…処理水槽、50,50A…空気供給手段、100…膜分離活性汚泥装置、1000…水処理装置。

Claims (5)

  1. 間欠的に曝気を行うサイフォン式散気装置であって、
    少なくとも二つのサイフォン式散気管と、
    それら前記サイフォン式散気管に空気を供給する空気供給手段と、を備え、
    前記サイフォン式散気管には、第一サイフォン室、および前記第一サイフォン室の下流側の第二サイフォン室を含む、空気を貯留するサイフォン室、ならびに前後のサイフォン室を連通している連通部が形成され、
    前記サイフォン式散気管における前記サイフォン室の下流に散気穴が形成され、前記サイフォン室の上流に処理水流入口が形成され、
    空気供給口が、前記サイフォン式散気管の上部の前記連通部が面する部分に形成され、
    前記空気供給手段は、前記の少なくとも二つのサイフォン式散気管の上方に設けられた分配管と、前記分配管から分岐され、各々の前記サイフォン式散気管の前記空気供給口と接続された少なくとも二つの導入管とを備え、
    前記空気供給手段が、空気逆流抑制機構を備えている、サイフォン式散気装置。
  2. 前記空気逆流抑制機構として、前記導入管が軟質チューブからなる部分を有している、請求項1に記載のサイフォン式散気装置。
  3. 前記空気逆流抑制機構が逆止弁である、請求項1又は2に記載のサイフォン式散気装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のサイフォン式散気装置と、
    活性汚泥を含む汚泥含有処理水を膜分離する膜モジュールと、を備える膜分離活性汚泥装置。
  5. 活性汚泥を用いて原水を活性汚泥処理する活性汚泥処理工程と、
    前記活性汚泥処理工程で得られた汚泥含有処理水を膜分離処理する膜分離工程と、を有し、
    前記膜分離工程において請求項4に記載の膜分離活性汚泥装置を用いる水処理方法。
JP2017114343A 2017-06-09 2017-06-09 サイフォン式散気装置、膜分離活性汚泥装置、および水処理方法 Active JP6812908B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017114343A JP6812908B2 (ja) 2017-06-09 2017-06-09 サイフォン式散気装置、膜分離活性汚泥装置、および水処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017114343A JP6812908B2 (ja) 2017-06-09 2017-06-09 サイフォン式散気装置、膜分離活性汚泥装置、および水処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018202372A JP2018202372A (ja) 2018-12-27
JP6812908B2 true JP6812908B2 (ja) 2021-01-13

Family

ID=64954677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017114343A Active JP6812908B2 (ja) 2017-06-09 2017-06-09 サイフォン式散気装置、膜分離活性汚泥装置、および水処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6812908B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021015156A1 (ja) * 2019-07-25 2021-01-28 三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社 膜分離装置
JP7031711B1 (ja) 2020-09-18 2022-03-08 株式会社明電舎 気泡発生装置、及び液体濾過装置
JP7031710B1 (ja) * 2020-09-18 2022-03-08 株式会社明電舎 気泡発生装置、及び液体濾過装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2310969A1 (fr) * 1975-05-15 1976-12-10 Chataignier Jean Installation de traitement des eaux ne comportant pas de piece mecanique mobile en contact avec le liquide a traiter
JPS58161698U (ja) * 1982-04-16 1983-10-27 斉藤 晃四郎 間欠式真空吸気空気揚水装置
JPH01164495A (ja) * 1987-12-21 1989-06-28 Shinko Pfaudler Co Ltd 大容量間欠空気揚水筒装置
JPH10235390A (ja) * 1997-02-24 1998-09-08 Matsushita Electric Works Ltd 散気装置
JP3744425B2 (ja) * 2002-01-15 2006-02-08 日立プラント建設株式会社 膜分離廃水処理装置
FR2869552B1 (fr) * 2004-04-29 2007-04-06 Otv Sa Dispositif de filtration pour le traitement d'eaux, du type a membranes immergees, incluant des moyens antirefoulement du milieu a filtrer vers des moyens d'injection d'un gaz de decolmatage.
JP2012024647A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Toray Ind Inc 浸漬型膜分離装置および微細気泡散気管
US10828607B2 (en) * 2012-08-09 2020-11-10 Lotte Chemical Corporation Aerator device, filter system including an aerator device, and method of aerating a filter using an aerator device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018202372A (ja) 2018-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6866617B2 (ja) 膜分離活性汚泥装置、水処理方法
JP6477999B2 (ja) サイフォン式散気装置、膜分離活性汚泥装置、水処理方法
JP6812908B2 (ja) サイフォン式散気装置、膜分離活性汚泥装置、および水処理方法
JP5803293B2 (ja) 散気装置
JP6859246B2 (ja) サイフォン式散気装置、膜分離活性汚泥装置及び水処理方法
JP6848642B2 (ja) 膜分離活性汚泥装置、および水処理方法
WO2013008522A1 (ja) 散気装置
US11591244B2 (en) Header-equipped air diffusion device, and membrane separation activated sludge device
JP7131346B2 (ja) 散気装置及び膜分離活性汚泥装置
JP5730377B2 (ja) 散気管及び散気管の洗浄方法
WO2021015156A1 (ja) 膜分離装置
WO2018051630A1 (ja) 膜分離活性汚泥処理システム
JP6068519B2 (ja) 散気管及び散気管の洗浄方法
JP7131348B2 (ja) 膜分離活性汚泥装置
JP6938349B2 (ja) サイフォン式散気管、膜分離活性汚泥装置、及び水処理方法
JP2023032024A (ja) 膜分離装置
JP2006043631A (ja) 浸漬平膜濾過装置
JP2022152027A (ja) ヘッダー付散気装置及び膜分離活性汚泥装置
WO2017086266A1 (ja) 膜モジュール及び水処理システム
JPH09108549A (ja) 散気装置
JP2009050780A (ja) 排水処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181102

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201130

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6812908

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151