JP6812867B2 - 保持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、保持装置に関する。
従来、複数の突起によって人体を支える保持装置が提案されている。特許文献1(特開2003−159307号公報)の図1〜8には複数の板状部材を備えた指圧効果用用具が記載されている。この指圧効果用用具は、互いに平行に立設された複数の板状部材を備える。これによれば、突起の先端による指圧効果の他、複数の突起の間における風通しが確保されることにより(特許文献1の段落0022の「空隙17を空気が通過する」なる記載を参照)、保持装置により支えられる人体の部位が蒸れるのを抑制する効果も期待できる。
特開2003−159307号公報
特許文献1に記載の技術は、突起による指圧効果を狙ったものであり、突起に当たる人体の所定の部位に対して所定の刺激を与えるものである。すなわち、突起に当たる人体の部位に荷重が集中する構造となっている。そのため、例えば、リラックスした状態で長時間にわたって同じ姿勢で使用するというような使用態様には不向きであり、仮に長時間にわたって使用を続けると、逆に体を痛めてしまう可能性もあると考えられる。
本発明は上記課題に鑑み、複数の保持部分を有する保持装置において、荷重を好適に分散させられるとともに、保持対象を固定できる保持装置を提供することをその目的の一つとする。
本発明の発明者らは上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、以下のように本発明の各局面に想到した。
すなわち、本発明の第1の局面に係る保持装置は、基台と、束状に配置される複数の棒状部材と、基台の内部に配置される弾性部材と、を有する保持装置であって、複数の棒状部材はそれぞれ、基台から突出する突出部分と、基台の内部に収容される被収容部分とを有し、弾性部材は複数の棒状部材を支持し、複数の棒状部材はその軸方向にそれぞれ別個に移動可能である。
このような構成によれば、束状に配置される複数の棒状部材の上端が多点状の保持部分として機能し得る。複数の棒状部材の上端に保持対象が載置されると、複数の棒状部材は弾性部材に支持されつつ、弾性部材の変形によりそれぞれ別個に移動することとなる。これにより、複数の棒状部材は保持対象の形状に沿ってそれぞれ移動できるため、保持対象にかかる荷重を好適に分散させることができ、また、保持対象が載置されていない周囲の棒状部材は移動しないか、もしくは保持対象が載置されている部分に比べ移動量が少ないため、保持対象を固定することができる。
また、本発明の第2の局面によれば、上記の保持装置において、保持対象が載置されていない状態での棒状部材の突出部分の長さは、棒状部材の最大の移動距離以上の長さになっている。そのため、保持対象が載置された場合であっても、棒状部材は基台から突出する部分を常に有する。
また、本発明の第3の局面によれば、上記の保持装置において、保持対象が載置された状態での棒状部材の突出部分の長さは2センチメートル以上の範囲内である。これによれば、長尺の部材である棒状部材の束によって保持対象を保持するため、保持対象が空中に浮遊しているような意外性のある保持態様を提供することができる。また、複数の棒状部材の間を空気が通過し易い構造であることから、特に、人体の保持を目的として保持装置を使用する場合には、保持されている体の部分が蒸れるのを抑制できる利点がある。
また、本発明の第4の局面によれば、上記の保持装置において、複数の棒状部材の全てまたはそのうちの一部の複数の棒状部材は、弾性部材により支持される。これによれば、複数の棒状部材に保持対象が載置されたときに、複数の棒状部材間の移動量の差が平滑化され、それらの沈み方が全体としてなだらかになる効果が得られる。
また、本発明の第5の局面によれば、上記の保持装置において、弾性部材と複数の棒状部材の間に配置されるシートをさらに有する。これによれば、棒状部材による弾性材料の破損を抑制できる。
また、本発明の第6の局面によれば、上記の保持装置は、基台の内部に配置される支持板をさらに有し、基台の上面部には独立した複数の第1の孔が形成され、支持板には独立した複数の第2の孔が形成され、棒状部材は、第1の孔と第2の孔の両方に遊挿される。
これによれば、複数の棒状部材を安定的に整列させられるとともに、それらの移動が円滑になる。
図1は本発明の第1実施形態に係る保持装置の斜視図である。 図2は第1実施形態に係る保持装置の平面図である。 図3Aは図2の保持装置のIIIA−IIIA断面を矢印の方向に見た縦断面図である。 図3Bは第1実施形態に係る保持装置の使用例を説明するための縦断面図である。 図4は図3AのIV−IV切断面を矢印の方向に見た部分断面図である。 図5は図3AのV−V切断面を矢印の方向に見た部分断面図である。 図6は本発明の第2実施形態に係る保持装置の平面図である。 図7Aは図6の保持装置のVIIA−VIIA断面を矢印の方向に見た縦断面図である。 図7Bは第2実施形態に係る保持装置の使用例を説明するための縦断面図である。
以下、本発明に係る保持装置につき、複数の実施形態を例に取り、添付の図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る保持装置1の斜視図であり、図2は保持装置1の平面図であり、図3Aは図2の保持装置1のIIIA−IIIA断面を矢印の方向に見た縦断面図である。これらの図に示すように、保持装置1は略円柱状の基台10と、基台10から上方へ突出する複数の棒状部材20を有する。棒状部材20はアクリル樹脂(PMMA樹脂)やポリカーボネート樹脂(PC樹脂)等の透明な樹脂やガラス等の透光性を有する無色または有色の導光性材料からなる。図例において、各棒状部材20は円柱状のものとして形成される。
基台10の上面は板状の仕切り板12と、仕切り板12の縁部分の一段高い位置に配置される環状の平板部材である枠部11からなる。基台10はその周面を形成する壁部を更に有する。仕切り板12は金属、樹脂、木材等の材質からなり、材質そのものが遮光性を有するか、もしくは、塗装、印刷、メッキ、スパッタリング等による遮光性の表面処理が施されることによって遮光性を有するものとなっている。仕切り板12には複数の棒状部材20の数および断面形状に対応する複数の独立した穴13が形成され、各棒状部材20は穴13に遊挿されている。これにより、各棒状部材20は、仕切り板12よりも上に突出する部分(以下、「突出部分」とも称する)と、仕切り板12よりも下の基台10の内部の空間に収容される部分(以下、「被収容部分」とも称する)とを有する。このようにして、複数の棒状部材20は、その少なくとも一部(図示例では全部)が互いに隙間を空けて配置され、全体として束状に配置されている。
図4は図3Aの保持装置1のIV−IV切断面を矢印の方向に見た部分断面図である。保持装置1は仕切り板12の周縁部付近の上面の上に、複数の棒状部材20の束の外周を囲むように設置される円環形状の第1の光源30を更に備える。第1の光源30はその周方向に互いに間隔を空けて配置される複数の発光部31を有し、複数の発光部31は、複数の棒状部材20の束へ向けて、束の並び方向に光を照射することで、各棒状部材20の突出部分の周面を輝かせる演出を行うことができる。
図5は図3Aの保持装置1のV−V切断面を矢印の方向に見た部分断面図である。保持装置1は、仕切り板12よりも下の基台10の内周面上に、複数の棒状部材20の束の外周を囲むように配置される円環形状の第2の光源40を更に有する。第2の光源40はその周方向に互いに間隔を空けて配置される複数の発光部41を有し、複数の発光部41は、複数の棒状部材20の束へ向けて光を照射する。照射された光の一部は棒状部材20の周面からその内部へと進入し、その内面で反射され、棒状部材20の上端面から外側へ放出される。こうして、複数の棒状部材20の上端面が全体として点状に発光する演出を行うことができる。各棒状部材20は、被収容部分の周面に対してブラスト処理、つや消しクリア塗装、メンディングテープの貼付等の粗面化処理が施されている。これにより、棒状部材20の被収容部分の周面における反射光および透過光を減らし、棒状部材20の上端面から出射される光量の増加を図っている。各棒状部材20の被収容部分の周面のうち、第2の光源40からの光が照射され得る範囲内にのみ粗面化処理が施されていてもよい。
第1の光源30の発光部31や第2の光源40の発光部41はLEDや有機EL等の発光素子としてもよく、その他、蛍光灯や白熱電球等としてもよく、更にはこれらに限られない。第1の光源30、第2の光源40はそれらの全周が発光する線状光源でもよく、全周の内周側のみが線状に発光するものでもよい。環状の第1および第2の光源30、40を用いることに代えて、複数の発光部31、41のみを直接、仕切り板12や基台10の内面に取り付けてもよい。
本実施形態の保持装置1は更に、図3Aに示すように、基台10の内部に設置される弾性材料ブロック50を有する。弾性材料ブロック50は発泡ウレタン樹脂などの弾性材料からなる。弾性材料ブロック50は基台10内部の底部に配置される。弾性材料ブロック50の上面にはナイロン、シリコン、エラストマー等からなる伸縮性を有するシート51が配置または貼着されている。弾性材料ブロック50の上面は、シート51を介して複数の棒状部材20の下端を支持している。
基台10はさらに支持板60を有する。支持板60は仕切り板12と同様の形状および穴を有し、仕切り板12の下部に所定の間隔を隔てて基台10の内周面に取り付けられる。仕切り板12と支持板60の穴は上下方向において一致するように配置されており、各棒状部材20は上下方向に並ぶ仕切り板12の穴13と支持板60の穴に摺動可能に遊挿される。
図3Aに例示する保持装置1においては、複数の棒状部材20の上端部の位置は一つの仮想的な平面に沿うものとなっている。これにより、保持装置1は、複数の棒状部材20の上端部の上に人が座ったり寝たりするための椅子、ベッド、ソファ等としての機能や、物を置くためのテーブルや棚等としての機能を奏し得る。この場合の、保持装置1により保持される人や物(保持対象)は、複数の棒状部材20の上端が提供する多点で支えられるため、保持対象に掛かる負荷の分散が図られることとなるとともに、保持対象が載置されていない周囲の棒状部材20は移動しないか、もしくは保持対象が載置されている部分に比べ移動量が少ないため、保持対象を固定することができる。また、複数の棒状部材20の間を空気が通過できるため、特に保持装置1を人体の保持に用いる場合には、保持される人体の部位が蒸れることを抑制できる利点がある。
そこで、保持装置1の使用例を図3Bに基づき説明する。図3Bは、保持装置1の複数の棒状部材20に対して保持対象100が載置された状態の例を示す縦断面図である。このように、保持対象100により棒状部材20の上端に対して下向きの荷重が加えられると、棒状部材20は仕切り板12の穴13と支持板60の穴の内部を移動し、棒状部材20の下端が、それを支持している弾性材料ブロック50の部分を下方向に押し込む。その結果、棒状部材20が基台10の内部へ向かって下がる。
上述のとおり、本実施形態の保持装置1は、弾性材料ブロック50の上面に配置または貼着されるシート51を有する。これにより、棒状部材20に荷重が掛かり、棒状部材20が弾性材料ブロック50を下方へ押し込む際に、棒状部材20の下端により弾性材料ブロック50が破損されることを抑制できる。また、弾性材料ブロック50の上面にシート51が備えられていることにより、弾性材料ブロック50の色が棒状部材20の上端面の発色に影響することを抑制または防止することができる。棒状部材20の上端部を光らせる場合、シートは白色または白色に近い色であることが好ましい。
なお、図3Bに示す様に、複数の棒状部材20に対して共通する一つの弾性材料ブロック50が備えられているため、ある棒状部材20が荷重を受けて弾性材料ブロック50を変形させる場合、その近傍の棒状部材30で荷重が加えられていないものも、連動して沈み込み得る。
棒状部材20に対する荷重が取り除かれると、弾性材料ブロック50は元の形状へ復元することで棒状部材20を上方へ押し戻し、棒状部材20は元の位置へ戻る。
複数の棒状部材20はそれぞれ別個に移動できるようになっている。そのため、例えば、複数の棒状部材20の上端の上に人が座ったり寝たりしたとき、人の臀部や、大腿部、背中等の体表面の形状に沿うように各棒状部材20がそれぞれ沈み込むことができるため、体に掛かる負荷が好適に分散され、より快適な使用感が提供される。
なお、本実施形態においては、荷重が加えられていない状態における棒状部材20の突出部分の長さが、荷重が加えられたときの棒状部材20の最大の移動距離以上の長さの範囲内となるように基台、棒状部材20、弾性材料ブロック50の各部の寸法や弾性材料ブロック50の弾性の程度(すなわち、所定の荷重が加えられたときの変形のし易さ)が設定されることが好ましい。これにより、棒状部材20が荷重により下方へ最大限移動したとしてもなお、棒状部材20は基台10の上方へ突出している部分を有する。またそれにより、棒状部材20は、保持対象を保持している状態においても、その周面における発光の演出が維持されることとなる。
また、図3Bのように保持対象が載置された状態での棒状部材20の突出部分の長さは例えば2センチメートル以上の範囲内に設定されることが好ましい。これによれば、長尺の部材である棒状部材20の束によって保持対象を保持するため、保持対象が空中に浮遊しているような意外性のある保持態様を提供することができる。複数の棒状部材20の間の空気の通過のし易さを確保する上でも、上記範囲は好ましい。また、荷重が加えられた棒状部材20と荷重が加えられていない棒状部材20の間に所定の高低差を設けることができるため、荷重が加えられた棒状部材20を座面として用い、荷重が加えられていない棒状部材20を背もたれとして用いるというような利用態様も考えられる。
なお、以上で説明した負荷の分散や空気の流通といった効果を好適に発揮させるためには、例えば、複数の棒状部材20の配置領域(例えば、複数の棒状部材20のうち最外周に配置される棒状部材20により画定される領域)の面積に占める複数の棒状部材20の断面積の合計の値の割合を0.2(20%)〜0.8(80%)の範囲内とすることが好ましい。
弾性材料ブロック50の厚さや弾性は用途や使用者の好みに応じて任意に調整可能である。また、弾性材料ブロック50の部位によって、弾性の程度を変化させてもよい。例えば、弾性材料ブロック50を構成する発泡ウレタン樹脂の発泡具合を調整することにより弾性材料ブロック50の弾性の程度を調整できる。弾性材料ブロック50は複数の棒状部材20の全てに共通するものである必要はない。弾性材料ブロック50は複数の部分に分かれていてもよく、各部分が複数の棒状部材20の一部を支持するものであってもよい。
上記説明においては基台10の横断面形状を円形状としたが、本発明はこれに何ら限定されず、基台10の横断面形状を楕円形状としたり、長円型としたり、多角形状としたり、その他、任意の形状とすることができる。基台10の形状としては柱状に限定されず、台形状その他、任意の形状とすることができる。その場合、基台10の形状に応じて、枠部11、仕切り板12、第1の光源30、第2の光源40等の形状や棒状部材20の配置位置も任意に設定可能である。
保持装置1は、人や物を保持する機能を有するものとして説明したが、単に照明装置や装飾装置としての使用も可能である。その場合、保持装置1の設置方向は横置きや上下反対とするなど任意である。更に、本発明に係る装置は、保持装置1単体として実現するのみならず、自動車用シートなど、他の製品の一部として実現することも可能である。
枠部11の上面および側面や仕切り板12の上面は鏡面となっていてもよい。鏡面による光の反射により、より奥行きのある光の演出が可能となる。
仕切り板12は透明な部材であってもよく、あるいは、省略してもよい。ただし、仕切り板12が遮光性を有する場合には、第1の光源30の光と第2の光源40の光が混ざり合うのを避けられる利点があり、例えば、棒状部材20の周面と上端面とをそれぞれを異なる輝度、色、パターン等の態様で光らせる場合の演出効果を高めることができる。
棒状部材20は円柱状に限らず、楕円柱状、多角柱状であってもよい。また、棒状部材20は管形状を有していてもよい。棒状部材20は上述したような移動が可能な限りにおいて、柱状以外の長尺の部材であってもよい。棒状部材20の上端面の縁が面取りされていてもよい。
棒状部材20の本数は上記図示例に何ら限定されない。複数の棒状部材20は形状や寸法が均一である必要はない。保持装置1は、荷重が加えられていない状態の複数の棒状部材20の上端部の位置が一つの仮想的な平面に沿う構成に限定されず、複数の棒状部材20の上端部の位置が複数の仮想的な平面に沿う構成や、一つまたは複数の仮想的な曲面に沿う構成とすることもできる。特に、保持装置1を椅子として用いる場合、複数の棒状部材20の上端面は群として座面としての機能を奏し、複数の棒状部材20の上端部は人の臀部や大腿部に沿う曲面形状に沿うように配置されることが好ましい。例えば、保持装置1の中央部付近の棒状部材20の高さを保持装置1の周縁部に比べて低くして人の臀部に合わせた座面を形成してもよい。また、保持装置1の周縁部付近における棒状部材20の上端を中央部付近より高く設定することで、一部の棒状部材20がひじ掛け、背もたれ、枕、棚等として機能するように形成してもよい。
図例においては、仕切り板12のうち、枠部11と重なる部分を除く範囲に複数の棒状部材20をほぼ均一の配置密度となるように配置したが、棒状部材20の配置密度を仕切り板12内の場所によって異ならせてもよい。
棒状部材20と穴13との隙間は、その隙間から光が漏れない程度に狭く設定されていていてもよい。棒状部材20と穴13と隙間に保持用または光漏れ防止用のスポンジ状ウレタン樹脂やゴム等の可撓部材を取り付けてもよい。
仕切り板12の一部または全部にメッシュ状、格子状、ルーバー状その他の通風孔を設け、基台10内部に送風機または空調機を備え、送風機または空調機からの風を通風孔から基台10の上方へ向かって噴出させる構成としてもよい。
シート51は弾性材料ブロック50の上面を覆うのみならず、その全体を覆うものであってもよい。シート51を備えることに代えて、弾性材料ブロック50の上面を硬質化するための処理を行ってもよい。その場合でも、棒状部材20の上端部を光らせる場合には、弾性材料ブロック50の上面を白色または白色に近い色とすることが好ましい。
弾性材料ブロック50の上面に対して複数の棒状部材20の下端を挿入または固定してもよく、その場合は、支持板60を省略できる。
第2の光源40は仕切り板12と支持板60の間に配置されてもよい。第2の光源40は支持板60に固定されてもよい。
保持装置1は、第1の光源30、第2の光源40のいずれか一方のみを備えるものとしてもよい。保持装置1が第2の光源40を備えない場合は、棒状部材20を不透明な部材としてもよい。この場合は、シート51の色は特に限定しない。本発明の適用においては、第1の光源30および第2の光源40を備えないものとしてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る保持装置1Aにつき、図6、図7A、図7Bを参照して説明する。図6は本発明の第2実施形態に係る保持装置1Aの平面図であり、図7Aは図6の保持装置1AのVIIA−VIIA断面を矢印の方向に見た縦断面図である。これらの図に示す様に、第2実施形態に係る保持装置1Aは、基台10Aの仕切り板12Aの一部の上面に対して楕円柱状の箱状部14が、複数の棒状部材20に囲まれる態様で固定されている。箱状部14の上面には複数の穴15が形成されており、複数の穴15には複数の棒状部材21が挿通されており、複数の棒状部材21は箱状部14の上方へ突出する。複数の棒状部材21はアクリル樹脂(PMMA樹脂)やポリカーボネート樹脂(PC樹脂)等の透明な樹脂やガラス等の透光性を有する無色または有色の導光性材料からなる。図例において、箱状部14の棒状部材21は、仕切り板12Aの穴13Aに挿通される棒状部材20よりも径が小さい円柱形状を有するものとなっている。ただし、本発明の適用において棒状部材20と棒状部材21の径の大小関係は問わない。図示した箱状部14や棒状部材21の形状は一例に過ぎない。箱状部14の外面は鏡面となっており、箱状部14の周囲に存在する複数の棒状部材20からの光を反射する構成となっている。このような構成により、奥行きや広がりのある発光の態様が提供される。
箱状部14は、内部にシリコーンゲル等からなる弾性膜部70を有する。弾性膜部70の外周部分が箱状部14の内周面に対して固定されることで、弾性膜部70は箱状部14の内部を水平方向に横断するように延在する。例えば、箱状部14の内周面に対して固定されたリング状その他の形状の固定部材と、別の固定部材との間に弾性膜部70の外周部分を挟み込むこと等によって、弾性膜部70を固定するものとしてもよい。箱状部14の複数の棒状部材21は下端部が弾性膜部70の上面の上に接触し、または固定される。
図7Bは、本実施形態に係る保持装置1Aの使用例を表す縦断面図である。箱状部14の複数の棒状部材21の上端部は、例えば、肘掛や枕、棚等として利用することができる。棒状部材21を支持するための支持板71が箱状部14の内部であって弾性膜部70よりも上の位置に配置されている。支持板71は箱状部14の穴15と上下で重なる位置に同様の穴を有し、各棒状部材21は箱状部14の穴15と支持板71の穴に遊挿されている。複数の棒状部材21の下端部が弾性膜部70の上面に固定される場合、支持板71は省略してもよい。
以上の構成において、棒状部材21の上端に保持対象200が載置されることで棒状部材21に下向きの荷重が加えられると、棒状部材21は弾性膜部70を変形させるように降下することができる。棒状部材21に加えられていた荷重が除去されると弾性膜部70が弾性的に元の形状へ戻り、棒状部材21は弾性膜部70により元の位置へ押し戻される。
弾性材料ブロック50の弾性の程度と弾性膜部70の弾性の程度や張り具合をそれぞれ調整することで、基台10Aの仕切り板12Aから突出する棒状部材20が提供する反発力と、箱状部14から突出する棒状部材21が提供する反発力を互いに異ならせることができる。特に、棒状部材20が提供する反発力に比べて棒状部材21が提供する反発力をより小さく設定することで、例えば、複数の棒状部材21の上に肘、腕や頭を乗せたときにより柔らかい触感を提供することができ、箱状部14をそのような肘掛や枕として利用できる。また、棒状部材20と棒状部材21の径を互いに異ならせることのほか、それらの配置密度を互いに異ならせることもできる。
箱状部14の内部であって、弾性膜部70よりも下の位置には第3の光源80が設置されている。弾性膜部70は透光性を有するものとして形成されている。そのため、第3の光源80からの光は複数の棒状部材21の下端面に入射し、棒状部材21の内部を通って上端面から放出される。
第3の光源80に代えて、またはそれに加えて、各棒状部材21の周面に光を照射する光源を備えてもよく、棒状部材21の周面から内部へ入射した光が棒状部材21の上端から放出される構成としてもよい。棒状部材21の周面のうち、箱状部14の内部となる部分の少なくとも一部に粗面化処理が施され、光源からの光が棒状部材21の内部へより入射し易い構成となっていてもよい。
なお、本発明の適用にあたり、箱状部14内部に光源を配置しなくてもよい。
本発明は上記発明の各局面や実施形態やその変形例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
1、1A 保持装置
10、10A 基台
11 枠部
12、12A 仕切り板
13、13A 穴
14 箱状部
15 穴
20 棒状部材
21 棒状部材
30 第1の光源
31 発光部
40 第2の光源
41 発光部
50 弾性材料ブロック(弾性部材)
51 シート
60 支持板
70 弾性膜部
71 支持板
80 第3の光源

Claims (5)

  1. 基台と、
    前記基台の上面に設けられた仕切り板と、
    前記仕切り板には独立した第1の穴が設けられ、
    前記仕切り板の第1の穴に遊挿されて束状に前記基台に配置される複数の棒状部材と、
    前記基台の内部に配置される弾性部材と、
    前記複数の棒状部材はそれぞれ、前記基台から突出する突出部分と、前記基台の内部に収容される被収容部分とを有し、
    前記弾性部材は前記複数の棒状部材を支持し、
    前記複数の棒状部材はその軸方向にそれぞれ別個に移動可能である、保持装置であって、
    前記棒状部材は透光性材料で形成されており、
    前記基台内において、前記仕切り板より上側に第1の光源が配置され、前記仕切り板より下側に第2の光源が配置され、
    前記透光性材料からなる棒状部材の被収容部分は粗面化されており、
    前記第1の光源からの光は前記棒状部材の突出部分へ照射されて、前記棒状部材の側面を輝かせ、
    前記第2の光源からの光は前記棒状部材の被収容部分へ照射されて、前記棒状部材の内部へ侵入し、前記棒状部材の上端面から放出される、保持装置。
  2. 保持対象が載置されていない状態での前記棒状部材の前記突出部分の長さは、該棒状部材の最大の移動距離以上の長さの範囲内である、請求項1に記載の保持装置。
  3. 前記複数の棒状部材の全てまたはそのうちの一部の複数の棒状部材は、前記弾性部材により支持される、請求項1又は請求項2に記載の保持装置。
  4. 前記弾性部材と前記複数の棒状部材の間に配置されるシート、をさらに有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の保持装置。
  5. 前記基台の内部に配置される支持板をさらに有し、
    前記支持板には独立した複数の第2の穴が形成され、
    前記棒状部材は、前記仕切り板の第1の穴と前記支持板の第2の穴の両方に遊挿される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の保持装置。
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