JP6812043B1 - 胴部外周への線材巻付方法及び線材巻付装置 - Google Patents

胴部外周への線材巻付方法及び線材巻付装置 Download PDF

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【課題】胴部外周への線材巻付方法において、胴部の外周で周方向に沿って線材を先端から基端側へ順次曲げて塑性変形させることにより、胴部外周に傷を付けることなく胴部外周に線材を巻き付ける。【解決手段】パイプ30の銅線20が巻き付けられる部位が嵌合可能な嵌合穴11を形成され、嵌合穴11の内周にパイプ30の銅線20が巻き付けられる部位の円形外周に沿って環状溝11aを形成されたブロック体10を備え、ブロック体10内には、嵌合穴11に嵌合されたパイプ30の銅線20が巻き付けられる部位の円形外周の接線方向に直線状に延びて形成され、パイプ30の外周上に巻き付けられる直線状の銅線20を外部から挿入可能とされた挿入孔12が形成されており、挿入孔12に挿入された銅線20をブロック体10の外部から押圧する押圧棒40を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、パイプ等の胴部外周への線材巻付方法及び線材巻付装置に関する。
パイプ等の棒状体の胴部外周に銅線を巻き付けるニーズがある。一例では、巻き付けられた銅線は、加熱炉内で溶融されて棒状体の外周面に銅の薄膜層を形成する。類似例として、特許文献1には、電気基板の端子ピンの外周にリング状の半田を装着する発明が開示されている。特許文献1の発明の場合、端子ピンの先端側からリング状の半田を輪投げのように嵌め込む工法が採用されている。
特開2014−231095号公報
しかし、特許文献1の発明のような工法は、端子ピンの外周と半田との間に比較的大きな隙間が許容されるものでないと採用できない。係る隙間を小さくするべく、後加工にてリング形状の内径を小さくすることも考えられる。しかし、ピンの外周に巻かれた状態でリング体の後加工を行うと、ピンの外周面に傷を付けてしまう可能性があり、傷により製品の品質を低下させる問題がある。
本発明の課題は、胴部外周への線材巻付方法において、胴部の外周で周方向に沿って線材を先端から基端側へ順次曲げて塑性変形させることにより、胴部外周に傷を付けることなく胴部外周に線材を巻き付けることにある。
本発明の第1発明の胴部外周への線材巻付方法は、線材を巻くべき胴部の円形外周で周方向に沿って配置され、前記胴部の円形外周との間に線材を受け入れ可能な環状溝を備えた溝体を用意し、前記胴部の外周に巻き付け可能な長さで塑性変形可能な線材を、前記胴部の円形外周の接線方向で前記線材の長手方向の先端から順次前記環状溝内に押し込み、前記線材を前記環状溝に沿って押込方向の先端から基端側まで順次曲げて塑性変形させ、胴部の外周上に巻き付ける。
第1発明において、胴部は、線材が巻き付けられる部位が円形であれば他の部位の形状を問わない。しかも、胴部は、中空体(パイプ)か中実体かを問わない。また、線材としては、銅、アルミニウム、銀、鉛等を用いることができる。更に、線材は、その断面形状を問わない。
第1発明によれば、線材が環状溝に先端側から順次押し付けられて曲げられて塑性変形され、胴部の円形外周上に巻き付けられる。そのため、線材を胴部の円形外周の接線方向から押し付けるのみの簡単な作業で、線材を胴部に巻き付けることができる。従って、作業中に胴部外周を傷つけることもない。
本発明の第2発明は、上記第1発明の胴部外周への線材巻付方法を実施する胴部外周への線材巻付装置であって、前記胴部の前記線材が巻き付けられる部位が嵌合可能な嵌合穴を形成され、該嵌合穴の内周に前記胴部の前記線材が巻き付けられる部位の円形外周に沿って前記環状溝を形成される前記溝体を備え、前記溝体内には、前記嵌合穴に嵌合された前記胴部の前記線材が巻き付けられる部位の円形外周の接線方向に延びて形成され、前記胴部の外周上に巻き付けられる前記線材を外部から挿入可能とされた挿入孔が形成されている。
第2発明において、溝体の外部からの線材の押圧は、挿入孔に挿入可能で線材の端部を押圧可能なものであれば、専用の押圧棒でなくても何を用いてもよい。また、挿入孔は、線材の挿入方向に直線状であるのが一般的であるが、直線状に限定されない。例えば、挿入孔が曲率一定の円弧状とされ、押圧棒も同様の円弧状とされてもよい。
第2発明によれば、溝体の嵌合穴に胴部を嵌合させ、溝体の挿入孔に線材を挿入して、溝体の外部から線材を押圧することにより、胴部外周上に線材を巻き付けることができる。そのため、溝体を設けるのみで、胴部外周への線材巻付装置を構成することができる。しかも、溝体の外部から線材を押圧するのみの操作で、胴部外周上に線材を巻き付けることができる。そのため、胴部外周を傷つけることなく、線材を巻き付けることができる。
本発明の第3発明は、上記第2発明において、前記挿入孔に挿入された前記線材を前記溝体の外部から前記環状溝に向けて押圧可能とする押圧棒を備える。
第3発明によれば、押圧棒により線材を押圧して線材を胴部外周に巻き付けることができる。
本発明の第4発明は、上記第2又は第3発明において、前記胴部の外周面には、前記線材が巻き付けられる部位に、巻き付けられた前記線材を受け入れ可能とされた外周溝が形成されており、前記溝体の前記環状溝は、前記胴部の前記線材が巻き付けられる部位が前記嵌合穴に嵌合された状態で、前記胴部の外周溝と径方向で対向して前記線材を内包可能とする前記嵌合穴の内周面により形成されている。
第4発明によれば、線材を受け入れ、線材が塑性変形される際の変形方向を規制する環状溝が、胴部の外周溝と協働して形成される。そのため、溝体に単純な嵌合穴を形成するのみで環状溝を形成することができる。
本発明の線材巻付装置の第1実施形態を示す斜視図である。 第1実施形態の平面図である。 図2のIII−III線断面矢視図である。 第1実施形態により線材が巻き付けられた胴部であるパイプを示す拡大斜視図である。 図2(E)のV−V線断面矢視拡大図である。 本発明の線材巻付装置の第2実施形態を示す図2(B)に対応する平面図である。 図6のVII−VII線断面矢視図である。 本発明の他の実施形態に係る線材巻付装置を示す図2(B)に対応する平面図である。 図8と同様の線材巻付装置における分割型溝体の一方の正面図である。 図8と同様の線材巻付装置により線材が巻き付けられたパイプの図5に対応する断面図である。 線材が多重巻きされたパイプを示す正面図である。
<線材が巻き付けられる胴部の第1実施形態>
図4、5は、銅線(線材に相当)20が巻き付けられる円筒形状のパイプ(胴部に相当)30を示す。パイプ30は、端部にフランジ部32が形成されたものであり、パイプ30の軸方向の中央部の円形外周面上に外周溝31が形成されている。銅線20は、図5のように、外周溝31に一部が嵌る形態で巻き付けられる。その結果、パイプ30に巻き付けられた銅線20は、パイプ30の外周面から僅かに突出している。また、銅線20は、外周溝31の外周長よりも僅かに短い長さで巻き付けられている。
<線材巻付装置の第1実施形態>
図1〜3は、本発明の線材巻付装置1の第1実施形態を示す。図1〜3において、(A)〜(E)は、パイプ30の外周溝31に銅線20を巻き付ける手順を手順毎に分けて示す。以下では、図1〜3の図面上の上下関係に基づいて上下方向の説明を行う。
この実施形態では、8面体形状の鋳鉄製のブロック体10の正面にパイプ30が嵌合する嵌合穴11が形成されている。また、ブロック体10の上面には、パイプ30の外周溝31に巻き付けられる銅線20が挿入される挿入孔12が形成されている。ブロック体10は、本発明の溝体に相当する。
嵌合穴11は、パイプ30が嵌合される正面側が大径穴11aとされ、その奥側が小径穴11bとされている。小径穴11bは、パイプ30の外周溝31より先端側30aが嵌合可能な大きさの有底穴とされている。また、大径穴11aは、パイプ30の外周溝31に銅線20が巻き付けられた部位を含むパイプ30の基端側30bの一部が嵌合可能な大きさとされている。従って、図2(A)のように、大径穴11aと小径穴11bとの間には段差が形成されている。パイプ30の先端側30aと基端側30bは互いに同一径とされているため、大径穴11aと小径穴11bとの段差は、パイプ30の外周溝31に巻き付けられた銅線20のパイプ30の外周面からの突出量に相当する。
一方、挿入孔12は、嵌合穴11にパイプ30を嵌合した状態で、パイプ30の外周溝31の溝底が形成する円の接線方向に沿って銅線20を案内するように直線状に形成されている。そのため、図3(A)〜(C)のように、挿入孔12に銅線20が挿入されて押圧棒40により銅線20の上端が押圧されると、銅線20は、嵌合穴11の大径穴11aとパイプ30の外周溝31とによって形成される環状のスペース内に挿入される。即ち、ブロック体10の環状溝は、嵌合穴11の大径穴11aの内周面にパイプ30の外周溝31が径方向で対向することにより銅線20を内包可能に形成されている。従って、大径穴11aが本発明の環状溝を構成し、ブロック体10が本発明の溝体を構成している。
<線材巻付方法>
パイプ30の外周溝31に銅線20を巻き付ける手順を、図1〜3の各(A)〜(E)に基づいて説明する。
<ステップA〜B>
図1〜3の各(A)のように、パイプ30及び銅線20を用意する。そして、図1〜3の各(B)のように、パイプ30をブロック体10の嵌合穴11内に嵌合し、直線状の銅線20をブロック体10の挿入孔12内に挿入する。銅線20の長さは、パイプ30の外周溝31の外周長よりも僅かに短くされている。
<ステップC>
図1〜3の各(C)のように、ブロック体10の外部から銅線20の上端に押圧棒40の下端を押し当てて、例えば、サーボプレス(図示略)により押圧棒40の上端を下方に押圧する。その結果、銅線20は、押圧(押込)方向の先端側から基端側まで順次大径穴11aの内周面で曲げられて塑性変形される。そのため、銅線20は、パイプ30の外周溝31に巻き付けられる。このとき、銅線20は、パイプ30の外周溝31に巻き付けられた状態で、外周溝31の全てを埋め尽くすことなく、余りのスペースを残す長さとされている。そのため、銅線20を押圧する押圧棒40の先端が、外周溝31に巻き付けられた銅線20の先端と干渉することは回避される。
<ステップD>
図1〜3の各(D)のように、押圧棒40がブロック体10の挿入孔12から抜き取られる。このとき、押圧棒40の先端は、銅線20と干渉していないため、嵌合穴11の大径穴11aとパイプ30の外周溝31とにより形成されたスペースからスムーズに抜けることができる。そのため、押圧棒40がブロック体10の挿入孔12から抜き取られた後、パイプ30の外周溝31に銅線20が巻き付けられた状態が安定して維持される。
<ステップE>
図1〜3の各(E)のように、嵌合穴11からパイプ30を抜き出す。それにより外周溝31に銅線20が巻き付けられた状態のパイプ30が取り出される。このとき、嵌合穴11の大径穴11aの内径は、パイプ30の外周溝31に巻き付けられた銅線20を含む部位を嵌合可能な大きさとされているため、銅線20が巻き付けられた状態のパイプ30は嵌合穴11からスムーズに抜き出すことができる。
<第1実施形態の作用、効果>
以上の第1実施形態によれば、ブロック体10の嵌合穴11にパイプ30を嵌合させ、ブロック体10の挿入孔12に銅線20を挿入した状態で、押圧棒40で銅線20を押圧することにより、パイプ30の外周溝31上に銅線20を巻き付けることができる。そのため、ブロック体10と押圧棒40のみの簡単な構成で、線材巻付装置1を構成することができる。しかも、押圧棒40で銅線20を押圧するのみの簡単な操作で、パイプ30の外周溝31上に銅線20を巻き付けることができる。そのため、パイプ30外周を傷つけることなく、銅線20を巻き付けることができる。
銅線20を受け入れ、銅線20が塑性変形される際の変形方向を規制する環状溝が、パイプ30の外周溝31と協働する嵌合穴11の大径穴11aにより形成される。そのため、環状溝は、ブロック体10に単純な嵌合穴11を形成するのみで形成することができ、製造を容易にすることができる。
<線材巻付装置の第2実施形態>
図6、7は、本発明の線材巻付装置1の第2実施形態を示す。第2実施形態が上述の第1実施形態に対して特徴とする点は、パイプ30の外周溝31に向けて銅線20を挿入する挿入孔12が上下方向に対して傾斜して形成されている点である。その他の構成は、第2実施形態においても第1実施形態と同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
図6、7のように、挿入孔12の出口12bは、ブロック体10の嵌合穴11に嵌合されたパイプ30の外周溝31に対向するように配置されている。一方、挿入孔12の入口12aは、ブロック体10の上表面で出口12bに対してパイプ30の嵌合方向にずれて形成されている。その結果、入口12aと出口12bとを直線で結んで形成される挿入孔12は、ブロック体10内で傾斜して形成されている。しかも、その傾斜方向は、外周溝31に沿って一周する線を含む面に対して所定の角度θを形成している。図7は、銅線20が押圧棒40により挿入孔12内で押圧されている途中の状態を示している。
<第2実施形態の作用、効果>
第1実施形態の場合、銅線20の長さを外周溝31の周長よりも僅かに短くしたが、第2実施形態の場合、銅線20の長さを外周溝31の周長と同等とすることができる。その理由は、上述のように挿入孔12を傾斜させたからである。即ち、押圧棒40により銅線20を押圧したとき、押圧棒40の通路である挿入孔12に対して銅線20が押し出される通路である外周溝31と大径穴11aとの隙間は所定角度θだけ屈曲されている。そのため、直線状の押圧棒40は、外周溝31と大径穴11aとの隙間に入ることができない。そのように押圧棒40が外周溝31と大径穴11aとの隙間に入ることができないため、銅線20は外周溝31と大径穴11aとの隙間の全周に巻くことができる。
<その他の実施形態>
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、上記実施形態では、胴部(パイプ30)の線材(銅線20)が巻き付けられる部位には、外周溝31が形成されたが、外周溝31を形成しない実施形態も考えられる。外周溝31のない胴部の外周に線材を巻き付けるためには、次の工法を採用することができる。
図10のように、胴部であるパイプ30は、上記外周溝の代わりにパイプ30の外周に環状突起30cを備える。線材としての銅線20は、環状突起30cのフランジ部32側に巻き付けられる。環状突起30cは、パイプ30の外周に巻き付けられた銅線20がパイプ30から抜けてしまうことを防止している。環状突起30cを設けないことも考えられるが、その場合には銅線20がパイプ30から外れないように注意する必要がある。
図8、9のように、ブロック体10は分割型とされており、一方のブロック体10Aと他方のブロック体10Bとが分割線10Cで重ね合わされて一つのブロック体10を構成している。一方のブロック体10A及び他方のブロック体10Bには、それぞれ嵌合穴11c、11dが形成されている。これらの嵌合穴11c、11dは、両者を合わせて一つの嵌合穴としてパイプ30が嵌合可能とされている。上述のようにパイプ30には、環状突起30cを備えるため、嵌合穴11c、11dは、環状突起30cを含めて嵌合可能な内径とされている。なお、嵌合穴11c、11dに嵌合されたパイプ30が環状突起30cを支点として嵌合穴11c、11d内で傾くことを防止するため、嵌合穴11cの底部付近の内壁11fの内径を、環状突起30cのパイプ30の外周面からの突出分だけ小さくすることができる。
嵌合穴11c、11dの分割線10Cに隣接する部位には、銅線20が挿入される環状溝11eが形成されている。また、環状溝11eの接線方向で、且つブロック体10の上方に延びて銅線20を挿入するための挿入孔12が形成されている。この挿入孔12も、環状溝11eと同様、一方のブロック体10Aと他方のブロック体10Bとに跨って形成されている。
上述の第1実施形態の場合と同様に、挿入孔12に銅線20を挿入し、押圧棒40で銅線20を押圧すると、銅線20は、その先端から環状溝11eに沿って曲げられ、塑性変形される。銅線20の基端側まで曲げられると、銅線20は、パイプ30に巻き付けられる。
銅線20が巻き付けられたパイプ30は、ブロック体10を分割線10Cで分割することにより取り出すことができる。なお、ブロック体10を構成する2つのブロック体10A、10Bは、分割時以外では一体化された状態を維持するように保持されることが望ましい。
また、上記実施形態では、パイプ30に巻き付けられる銅線20の長さをパイプ30の外周溝31の1周以内とした。しかし、銅線20は、パイプ30の外周溝31、若しくは溝なしの外周に多重巻きとすることもできる。図11は、パイプ30の外周溝31に銅線20を約1周半巻き付けた例を示す。このように多重巻きとするためには、外周溝31の溝幅を多重巻きが可能な大きさとする必要がある。第2実施形態のように銅線20が通る挿入孔12が傾斜している場合は、環状溝11aに向けて押圧される銅線20が傾斜した挿入孔12の方向から押圧されるため、多重巻きとなる銅線20の重なり方向は図11で示す方向になる。一方、第1実施形態のように銅線20が通る挿入孔12が傾斜せず、環状溝11aの真上から銅線20が押圧される場合は、多重巻きとなる銅線20の重なり方向は成り行きに任される。
1 線材巻付装置
10、10A、10B ブロック体(溝体)
10C 分割線
11、11c、11d 嵌合穴
11a 大径穴(環状溝)
11b 小径穴
11e 環状溝
11f 内壁
12 挿入孔
12a 入口
12b 出口
20 銅線(線材)
30 パイプ(胴部)
30a 先端側
30b 基端側
30c 環状突起
31 外周溝(円形外周)
32 フランジ部
40 押圧棒

Claims (4)

  1. 線材を巻くべき胴部の円形外周で周方向に沿って配置され、前記胴部の円形外周との間に線材を受け入れ可能な環状溝を備えた溝体を用意し、
    前記胴部の外周に巻き付け可能な長さで塑性変形可能な線材を、前記胴部の円形外周の接線方向で前記線材の長手方向の先端から順次前記環状溝内に押し込み、
    前記線材を前記環状溝に沿って押込方向の先端から基端側まで順次曲げて塑性変形させ、胴部の外周上に巻き付ける
    胴部外周への線材巻付方法。
  2. 請求項1に記載の胴部外周への線材巻付方法を実施する胴部外周への線材巻付装置であって、
    前記胴部の前記線材が巻き付けられる部位が嵌合可能な嵌合穴を形成され、該嵌合穴の内周に前記胴部の前記線材が巻き付けられる部位の円形外周に沿って前記環状溝を形成される前記溝体を備え、
    前記溝体内には、前記嵌合穴に嵌合された前記胴部の前記線材が巻き付けられる部位の円形外周の接線方向に延びて形成され、前記胴部の外周上に巻き付けられる前記線材を外部から挿入可能とされた挿入孔が形成されている
    胴部外周への線材巻付装置。
  3. 請求項2において、
    前記挿入孔に挿入された前記線材を前記溝体の外部から前記環状溝に向けて押圧可能とする押圧棒を備える
    胴部外周への線材巻付装置。
  4. 請求項2又は3において、
    前記胴部の外周面には、前記線材が巻き付けられる部位に、巻き付けられた前記線材を受け入れ可能とされた外周溝が形成されており、
    前記溝体の前記環状溝は、前記胴部の前記線材が巻き付けられる部位が前記嵌合穴に嵌合された状態で、前記胴部の外周溝と径方向で対向して前記線材を内包可能とする前記嵌合穴の内周面により形成されている
    胴部外周への線材巻付装置。
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