JP6811801B2 - 照明器具 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の照明器具は、発光部、反射部を有する光源取付部、拡散パネル、拡散パネルを挟持する枠部を備える光源ユニットが被取付部に固定された本体部に取り付けられている照明器具が記載されている。この光源ユニットは、発光部を点灯させる為の電源ユニットが反射部の側方になるよう枠部に配設されている。
一面が開口したカバー部と、
前記開口を塞ぐように前記カバー部に配設されるモジュール取付部と
を備え、
前記カバー部は、
前記モジュール取付部と対向するカバー正面部と、
前記カバー正面部の周縁から立ち上がる壁状のカバー側面部と、
前記カバー正面部の反対側の前記カバー側面部の端部に設けられ、前記カバー正面部から立ち上がる方向に突設した凸部と
を有し、
前記カバー部は、
前記凸部により前記モジュール取付部に固定される。
以下の実施の形態で述べる取付正面部1210、取付側面部4120、カバー受部5120は、いずれも化粧部9200である。
照明器具1は、器具本体部100と、固定機構200により器具本体部100に着脱自在に取り付けられる光源ユニット1000とを備えている。
(器具本体部100)
器具本体部100は、ボルトなどの固定部材により被取付部(天井など)に取り付けられるものであり、正方形状の本体底面部110と、この本体底面部110の四辺から折り曲げられ形成される4つの側面部120と、本体底面部110に取り付けられ、外部から引き込まれる電源線が取り付けられる電源端子台130と、を備えている。
また、本体底面部110には、光源ユニット1000を固定(保持)する為の取付バネ210M(図8)、引掛受部220M(図11)が取り付けられている。
図2に示すように、4つの側面部120は、略台形状であり本体底面部110周部から広がるように斜め方向に立ち上がる4つの傾斜部121と、各傾斜部121の先端から本体底面部110と略平行に外方向へ形成された光源受部122とが形成されている。
一つの傾斜部121は図2にabcdとして示す部分であり、光源受部122はdcefとして示す部分である。
光源ユニット1000は、
(1)発光モジュール1100と、
(2)発光モジュール1100が取り付けられたモジュール取付部1200と、
(3)発光モジュール1100を覆うようにモジュール取付部1200に固定されるカバー部1300と、
(4)カバー部1300をモジュール取付部1200に固定する固定具1400と、
(5)発光モジュール1100を点灯させる点灯装置1500と、
(6)取付バネが挿入されるバネ受部230Lと、
(7)引掛受部に引っ掛けられる爪部と
を備えている。
図3、図5に示すように、発光モジュール1100は、複数の発光素子1101、略正方形状の矩形形状であり複数の発光素子1101が実装された基板1102を備える。また、発光モジュール1100はモジュール取付部1200に固定されているが、ネジで固定してもよいし接着剤で固定しても良い。なお、図5では発光モジュール1100を4つ記載しているが、1つの発光モジュール1100で4つ分を形成してもよいし、また4つより多く細かく分割しても良い。また、長方形状に形成されたものを並列しても良い。発光素子はこの実施の形態及び以降の実施の形態ではLEDである。
モジュール取付部1200は、
(1)略四角形状(矩形形状)であり発光モジュール1100が取り付けられる取付正面部1210と、取付正面部1210の側辺1210−1である4辺から発光モジュール1100が取り付けられた側へ立ち上がる(突設する)取付側面部1220とが形成されている。
(2)また、図5に示すように、取付正面部1210のそれぞれの取付側面部1220側には後述する固定具1400が挿し込まれる挿通孔1211が対として形成されている。(3)このように、モジュール取付部1200は、取付正面部1210を有する。取付正面部1210は板状であり、一方の面1210aと一方の面1210aの反対側の他方の面1210bとのうち一方の面1210aに発光素子1101を有する発光モジュール1100が配設される。
カバー部1300は、一面が開口した略箱形状をしており、開口と対向する面が発光モジュール1100と対向するカバー正面部1310であり、略箱形状の側面がカバー側面部1320になる。カバー側面部1320は開口側端部において、略中央付近に凸部1321が形成されており、また後述する固定具1400が挿し込まれるカバー固定孔1322が形成されている。なお、カバー部1300は4つのカバー側面部1320の外側の寸法は、モジュール取付部1200の4つの取付側面部1220の内側の寸法より小さくなるよう形成されている。
モジュール取付部1200に固定される。固定具1400(図6)は、モジュール取付部1200にカバー部1300を配設するためのカバー固定爪部1420を有する。固定具1400は、モジュール取付部1200に配設されカバー部1300を保持する。この実施の形態では固定具1400は金具(固定金具)であるが、金属でなくても、樹脂やカーボン繊維材料でもよい。固定具1400は、略四角形状でありモジュール取付部1200の取付正面部1210に当接し固定される固定正面部1410、固定正面部1410の側辺より間隔をあけて対になるよう配設されたL形状のカバー固定爪部1420を備える。図6に示すように、カバー固定爪部1420は挿通孔1211を介してカバー部1300のカバー固定孔1322に係止し、カバー部1300を固定する。
点灯装置1500は、照明器具1の外部から電力供給を受け、発光モジュール1100に電力を供給し点灯させる。点灯装置1500は、取付正面部1210の発光モジュール1100が取り付けられた面の裏側となる反対面に配設される。
図9に示すように、バネ受部230Lは、取付バネ210Mの円弧形状部212Mが挿し込まれる円弧形状部212が摺動する。バネ受部230Lは、取付バネに対応するよう取付正面部1210に2つ並列し配設されている。
爪部240Lは、図10に示すように、爪先端部241L、爪軸部242Lを備える。
爪部240Lは、爪先端部241Lが引掛受部220M(図11)の開口縁部221M−1に引っ掛けられて取付正面部1210に固定される。爪部240Lは、引掛受部220Mに対応するように取付正面部1210に2つ並列し配設されている。
次に、図7を用いて光源ユニット1000の組み立て方法に関して説明を行う。図7は図6のX方向を法線とする断面で、図6の左側(矢印Xに近い方)のカバー固定孔1322を通るように切断した場合の断面に相当する。
(1)はじめに、カバー部1300の開口(図2のABCD)を覆うように、発光モジュール1100がとりつけられたモジュール取付部1200を配設する。このとき、発光モジュール1100はカバー正面部1310と対面するとともに、取付側面部1220がカバー側面部1320の外側になるように、モジュール取付部1200は配設される(図7の(a))。
(2)次に、固定具1400をモジュール取付部1200の挿通孔1211を介してカバー部1300のカバー固定孔1322に挿し込む。
図7の(a)の状態より、固定具1400をカバー固定爪部1420の先端から挿通孔1211に挿し込む。このとき、固定具1400を回転(図7の(c)に示す回転方向;V1,V2は固定正面部1410の向き)させながら挿し込んでいくことで、カバー固定爪部1420の先端がカバー固定孔1322に挿し込まれるとともに、固定正面部1410が取付正面部1210に当接する(図7の(c))。この固定正面部1410が取付正面部1210に当接したのち、ビス10などにより、固定具1400をモジュール取付部1200に固定する。
(3)以上の工程を固定具1400が設置される所定の箇所(図5では4箇所)に実施し、カバー部1300はモジュール取付部1200に固定される。以上のように、光源ユニット1000では、カバー部1300の開口側から発光モジュール1100が取り付けられたモジュール取付部1200を配設し、固定具1400を挿通孔1211を介してカバー部1300のカバー固定孔1322に挿込むことで組み立てる。よって、一方の方向(図5においてモジュール取付部1200からカバー部1300に向かう方向)から作業ができ、容易に組立ができる。また、図4の(a)、図7の(c)に示すように、光源ユニット1000は、取付側面部1220がカバー固定爪部1420の外側に配置される。よって、取付側面部が意匠部(化粧板の役割)となり、取付機構(カバー固定爪部1420、凸部1321及びカバー固定孔1322等)が、意匠面となる取付側面部1220にかくれて表われないため、意匠性が向上する。
(4)以上、図6、図7に示すように、固定具1400は、カバー部1300を保持するためのカバー固定爪部1420を有する。モジュール取付部1200は、カバー固定爪部1420が通り抜け可能な挿通孔1211を有する。カバー部1300は、箱形状の内部から外部に向かう方向でありカバー正面部1310に沿う方向である挿込方向1310a(図7の(c))にカバー固定爪部1420が挿し込まれてカバー固定爪部1420を受ける固定係止部9100であるカバー固定孔1322を有する。固定具1400は、カバー固定爪部1420の一部がカバー固定孔1322に挿し込まれ、一部以外のカバー固定孔1322に挿し込まれていない残りのうちの一部が挿通孔1211を通り抜ける状態でモジュール取付部1200に固定される(図7の(c))。
20を覆っている。この隙間Aは、例えば1mm程度であり、隙間Aを設けることでカバー部1300が熱により膨張し取付正面部1210と当接し擦れるのを抑制する寸法である。また、隙間Bは隙間Aより大きく形成されている。隙間Bは、カバー部1300が図4の(b)の点線Aに示すような成形公差が発生したときに、カバー部1300のカバー側面部1320の端部が取付正面部1210と干渉するのを防ぐものである。隙間Bは、成形によりカバー側面部1320の端部が取付正面部1210と干渉しカバー固定爪部1420に負荷がかかるのを抑制する。また、取付側面部1220はカバー側面部1320を覆うことで、図4の(b)の点線Bに示すようなカバー部1300の成形公差が発生したときに、カバー側面部1320の端部が側面に現れるのを抑制し、意匠性を保つことができる。
次に、図12を用いて光源ユニット1000の器具本体部100への取付けに関して説明を行う。図12は、図11の開口縁部221M−1の中央で切断した断面に相当する。(1)はじめに、光源ユニット1000は爪部の爪先端部241Lを器具本体部100に配設された引掛受部220Mの開口221Mに挿し込みし、開口縁部221M−1に引っ掛ける。
(2)次に、器具本体部100に配設された取付バネを図12の(b)のように弾性変形させ、取付バネの先端部213Mをバネ受部230Lの開口231Lの開口縁部231L−1に引っ掛ける。
(3)次に、図12の(b)の状態より、光源ユニット1000を器具本体部100側に押し込むことで、取付バネの円弧形状部212Mがバネ受部230Lの開口縁部231L−1を摺動する(図12の(c))。
このとき、点灯装置1500が器具本体部100の内側に収容されるとともに、光源ユニット1000の取付正面部1210の発光モジュール1100が配設された面の反対面が、器具本体部100の光源受部122と当接する。これによって光源ユニット1000は器具本体部100に固定される(図12の(d))。
(1)本実施の形態は、一面が開口した略箱形状のカバー部1300に、発光モジュール1100と点灯装置1500とを備えたモジュール取付部1200が、カバー部1300の開口(図2のABCD)を塞ぐように配設された光源ユニット1000である。
光源ユニット1000は、固定具1400がモジュール取付部1200の挿通孔1211を介してカバー部1300のカバー固定孔1322に挿込まれて組み立てられるので、一方の方向から作業ができるため、容易に組立ができる。
(2)また、光源ユニット1000は、カバー部1300が隙間Bを設けてモジュール取付部1200に固定される為、カバー部1300の成形を吸収できる。
(3)また、光源ユニット1000は固定具1400が、カバー部1300をモジュール取付部1200に接触しないよう隙間Aを設けてモジュール取付部1200に固定することで、カバー部1300の熱膨張、熱収縮によるきしみ音の発生を抑制できる。
(4)また、光源ユニット1000は、固定具1400によりカバー部1300がモジュール取付部1200に固定されるので、カバー部1300の側方が覆われることがない。よって、側方から発光モジュール1100の光を出射することができる。
図13〜図16を参照し、実施の形態2では、実施の形態1で説明したカバー部1300の変形例であるカバー部2100を備えた光源ユニット2000に関して説明する。なお、実施の形態1と同様の構成は実施の形態1と同じ符号を付し、詳細な説明を省略し異なる構成について説明する。
カバー部2100は、一面が開口した略箱形状をしており、開口の対向面はカバー正面部2110(図14)であり、側面がカバー側面部2120(図14)である。カバー側面部2120は、箱形状の外部となる外面2120cから凸形状に突き出る外凸部2130を有する。外凸部2130は、図14に示すように、モジュール取付部1200の取付側面部1220の端部を覆うよう取付側面部1220の端部と対向するように設けられている。外凸部2130は、化粧部9200である取付側面部1220の、他方の面1210bから一方の面1210aに向かう方向の端部を覆うので、取付側面部1220の端部が正面方向に意匠面に表れない。よって、意匠性が向上する。また、この外凸部2130は、既に表面処理された部材(カラー鋼板など)を切断・折り曲げなど加工してモジュール取付部1200を形成したときの端部処理にとくに有効である。
図17、図18を参照して実施の形態3を説明する。本実施の形態3では、実施の形態1で説明したモジュール取付部1200の変形例であるモジュール取付部3100と、カバー部1300の変形例であるカバー部3200と、を備えた光源ユニット3000に関して説明を行う。なお、実施の形態1および実施の形態2と同様の構成は実施の形態1および実施の形態2と同じ符号を付し、詳細な説明を省略し異なる構成について説明する。
カバー部3200は、一面が開口した略箱形状をしており、開口の対向面はカバー正面部3210であり、側方がカバー側面部3220である。また、カバー側面部3220は、側面の一部から図18に示すように開口より間隔Cをあけて内方向へ突設した内凸部3230が設けられている。固定係止部9100である内凸部3230は、カバー側面部3220の内面3220bから挿込方向3210aの反対方向に凸形状に突き出るように形成されてカバー固定爪部1420を受ける。図18のように、内凸部3230は下面でカバー固定爪部1420を受けている。
図19〜図23を参照して実施の形態4を説明する。実施の形態4は、実施の形態1で説明したモジュール取付部1200の変形例であるモジュール取付部4100、カバー部1300の変形例であるカバー部4200、固定具1400の変形例である固定具4300を備える光源ユニット4000を説明する。固定具4300は金具(固定金具)を想定するが、金属でなくとも樹脂やカーボン繊維材料でもよい。なお、実施の形態1および実施の形態2、実施の形態3と同様の構成は実施の形態1および実施の形態2、実施の形態3と同じ符号を付し、詳細な説明を省略し異なる構成について説明する。
(1)略四角形状をしており一方の面に発光モジュール1100が取り付けられる取付正面部4110と、
(2)この取付側面部4120の周部より発光モジュール1100が取り付けられる面と反対方向に突設した取付側面部4120と、
(3)取付側面部4120に沿って取付正面部4110に形成される挿通孔4130と
が形成されている。
図22に示すように、固定具には固定具4300、4300−1,4300−2の種類がある。図23は固定具4300等の配置を説明する概略的な平面図(図19のX矢視)である。図23は図19のモジュール取付部4100をX方向から見た場合を示している。
(1)固定具4300は、図22の(a)に示すように、板状に形成され取付正面部4110と当接し固定される固定本体部4310と、カバー部4200のカバー固定孔4222に挿し込まれるカバー固定爪部4320とを備える。
(2)固定具4300−1は、図22の(b)に示すように、器具本体部100に引掛ける為の爪を有している。
(3)固定具4300−2は、図22の(c)に示すように、取付側面部4120の略中央に形成された挿込凸部4221のカバー固定孔4222に挿し込まれる。
図24〜図26を参照して実施の形態5を説明する。本実施の形態5では、実施の形態1から実施の形態4で説明したモジュール取付部の変形例である光源ユニット5000を説明する。光源ユニット5000は、モジュール取付部5100と、実施の形態1から実施の形態4で説明したカバー部の変形例であるカバー部5200とを備える。なお、実施の形態1から実施の形態4と同様の構成は実施の形態1から実施の形態4と同じ符号を付し、詳細な説明を省略し異なる構成について説明する。
Claims (4)
- 一面が開口したカバー部と、
前記開口を塞ぐように前記カバー部に配設されるモジュール取付部と
を備え、
前記カバー部は、
前記モジュール取付部と対向するカバー正面部と、
前記カバー正面部の周縁から立ち上がる壁状のカバー側面部と、
前記カバー正面部の反対側の前記カバー側面部の端部に設けられ、前記カバー正面部から立ち上がる方向に突設した凸部と
を有し、
前記カバー部は、
前記凸部により前記モジュール取付部に固定されるとともに、前記モジュール取付部に固定された状態において、前記カバー側面部の端部と前記モジュール取付部のカバー部の側の面との間に、隙間を有する
照明器具。 - 前記モジュール取付部は、前記カバー正面部の方向へ立ち上がって前記隙間を覆う取付側面部を有する請求項1に記載の照明器具。
- 前記カバー側面部は、
外側に突設した外凸部を有している請求項1または請求項2に記載の照明器具。 - 前記モジュール取付部は、
前記凸部を取り付けるための挿通孔が設けられている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の照明器具。
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