JP6811648B2 - 液面レベル検出装置、液面レベル検出方法、及び、充填機 - Google Patents

液面レベル検出装置、液面レベル検出方法、及び、充填機 Download PDF

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本発明は、容器に充填される製品液の液面レベルを検出する装置に関し、特に、回転体により搬送される容器について製品液の液面レベルを検出するのに好適な装置に関する。
製品液が充填される容器の液面レベルを検出して製品液の充填量を制御することにより、容器に適量の製品液を充填することができる。最終的に充填される製品液の液面レベルは入味線(filing line)と称されることがある。
液面レベルを検出するのに、特許文献1及び特許文献2は、赤外放射エネルギを検出することを提案する。また、例えば特許文献3及び特許文献4は、照明装置とテレビカメラを備える液面レベルの検査装置を提案し、特許文献5は、発光器及び受光器を備える液面レベル検査装置を提案している。
容器に製品液を充填する充填機には、直線状の搬送経路に沿って容器を搬送しながら製品液を充填するタイプと、円弧状の搬送経路に沿って容器を搬送しながら製品液を充填するタイプと、がある。
特許文献3及び特許文献4は、前者の飲料充填機に関するものである。
また、特許文献1及び特許文献2は、後者、つまり回転式の飲料充填機に関するものである。この飲料充填機は、軸線周りに高速で回転される回転体に備えられる複数のグリッパのそれぞれに把持された容器を搬送しながら、同じく回転体に備えられ、容器のそれぞれに対応する充填ノズルから製品液を容器内に充填するので、生産効率が高く、かつ、充填機の占有面積が小さいといった利点がある。
特開2006−240658号公報 特開2006−240659号公報 特開2001−221746号公報 特開2001−221747号公報 特開2013−75711号公報
そこで本発明は、回転式の飲料充填機において、高い精度で液面レベルを検出できる液面レベル検出装置を提供することを目的とする。
本発明は、円弧状の搬送経路を搬送される複数の容器に充填される製品液の液面の高さである液面レベルを検出する装置であって、容器の外部から液面を含む容器の画像を撮影する撮影部と、画像から液面レベルを特定する制御部と、を備える。
本発明の制御部は、撮影された液面の水平方向に対する傾斜に基づいて液面を補正して、液面レベルを特定する、ことを特徴とする。
本発明におけるカメラは、搬送経路の外側から、容器の外側を向く正面を撮影すること、が好ましい。
制御部は、容器を正面から撮影した画像に含まれる液面の手前側の稜線及び奥側の稜線の一方又は双方に基づいて、液面レベルを特定する、ことができる。
また、制御部は、容器の回転速度と容器の搬送経路における回転直径とに基づいて求められる液面の傾斜角度と、容器を正面から撮影した画像に含まれる液面の手前側の稜線及び奥側の稜線の一方又は双方と、に基づいて、液面レベルを特定する、こともできる。
本発明におけるカメラは、液面とカメラの光軸が合うように、容器との相対的な位置が調整される、ことが好ましい。
液面とカメラの光軸を合わせるには、カメラを鉛直方向に沿って正立する容器に対して傾斜させればよい。本発明は、容器の回転速度に基づいて、容器に対するカメラの傾斜角度を調整することが好ましい。
本発明は円弧状の搬送経路を搬送される複数の容器に充填される製品液の液面の高さである液面レベルを検出する方法を提供する。
この液面レベル検出方法は、容器の外部から液面を含む容器の画像を撮影する撮影ステップと、画像から液面レベルを特定するレベル特定ステップと、を備え、レベル特定ステップは、撮影された液面の水平方向に対する傾斜に基づいて液面を補正して、液面レベルを特定する、ことを特徴とする。
本発明は、複数の容器が円弧状の搬送経路を搬送し、複数の容器のそれぞれに対応する充填バルブを備える回転体と、容器に充填される製品液の液面レベルを検出する、以上で説明した液面レベル検出装置と、を備える、充填機を提供する。
本発明によれば、容器が円弧状の搬送経路を高速で搬送されることで液面が傾斜するのに対応して、撮影された液面を補正して液面レベルを求めるので、高い精度で液面レベルを検出できる。
本発明の実施形態に係る回転式の飲料充填機の概略構成を示す平面図である。 図1の飲料充填機に設けられる撮影部の概略構成を示し、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。 図1の飲料充填機に容器が保持されている状態を示す側面図である。 図1の飲料充填機における製品液の流量の制御パターンを示す線図である。 図1の飲料充填機における流量の切換え位置を容器に示す図である。 容器口からの高さと容器の容積との関係を示すグラフである。 (a)は製品液の液面が傾斜する様子を示し、(b)はカメラが傾斜する本実施形態の変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態は、液面レベル検出装置30を備える回転式の飲料充填機1に関し、特に、高い精度で液面レベルを検出できる液面レベル検出装置30を提案する。
以下、飲料充填機1の構成及び動作を説明し、次いで、飲料充填機1の効果を説明する。
[飲料充填機1の全体構成]
飲料充填機1は、図1に示すように、図示を省略する搬送コンベアにより連続的に搬送される容器100を回転体としての搬入スターホイール7から受け取る。飲料充填機1には、フィラ本体5の周囲に複数の充填バルブ10(図3参照)が設けられており、搬入スターホイール7から受け渡される容器100が容器供給地点INから容器排出地点EXまでの円弧状の搬送経路Rを移動する間に、一連の手順で飲料の充填が行なわれる。飲料充填が完了した容器100は、搬出スターホイール8に受け渡されてから、キャップの取り付けなどを行う次工程に向けて搬送される。
なお、図1は容器100を間引いて示している。
飲料充填機1は、図1に示すように、フィラ本体5と、図3に示される充填バルブ10と、液面レベル検出装置30と、フィラ本体5、液面レベル検出装置30などの動作を制御する制御部50と、を備えている。
フィラ本体5は、駆動源により回転駆動される旋回台6と、旋回台6の外周に設けられ、容器100を保持する複数の保持具と、を備えている。なお、保持具の図示は省略されている。フィラ本体5は、複数の保持具のそれぞれに対応して充填バルブ10が設けられる。
フィラ本体5は、搬入スターホイール7から連続的に搬入される容器100を容器供給地点INで受け取り、受け取った容器100を旋回台6により容器排出地点EXまで搬送する。フィラ本体5は、容器100を容器供給地点INから容器排出地点EXまで搬送する過程で、それぞれの容器100に対応して設けられる充填バルブ10から製品液が充填される。
本実施形態に適用される製品液には制限がなく、炭酸を含むビール、コーラなどの飲料、炭酸を含まないお茶、ミネラルウォータなどの飲料などを用いることができる。また、固形物を含む飲料製品を本実施形態の製品液に用いることもできる。
本実施形態が対象とする容器100は、内部に充填される製品液の液面レベルを外部から撮影できることが必要であるから、透明であることを前提とする。これに該当する容器100の材質としては、ガラス及び樹脂が掲げられる。適用される容器100の形状は任意であり、口の細いボトル(bottle)、口の広いジャー(jar)、取っ手のあるジャグ(jug)などを容器100とすることができる。
[充填バルブ10]
飲料充填機1は、図1及び図3に示すように、図示しない駆動モータによって一方向に回転駆動される旋回台6を備えている。旋回台6には、その外周に円周方向に沿って多数の充填バルブ10が備えられている。各充填バルブ10は、容器100を保持した状態で、容器100の内部の容積部分に製品液を充填する。
充填バルブ10は、図3に示すように、旋回台6の上方に設けられた液タンク9から、給液路P1を介して製品液が供給される。各充填バルブ10は、制御部50によりその作動が制御され、製品液の供給開始・供給停止及び流量の調整が行われる。なお、給液路P1は、配管及び継手などによって構成される。後述する通気路P2も同様である。
液タンク9は、充填バルブ10を介して容器100に供給する製品液が蓄えられている液相領域9Aと気相領域9Bを備えている。気相領域9Bは、例えばビール飲料を充填する際のカウンタ工程において充填バルブ10を介して容器100に供給されるカウンタガス、例えば二酸化炭素(CO)ガス、窒素(N)ガス、エアなどから選択されるガスを蓄えている。
気相領域9Bと充填バルブ10の間には、通気路P2が設けられている。
通気路P2は、例えばカウンタ工程の際に、気相領域9Bから容器100の容積部分に向けて二酸化炭素を供給するとともに、製品液を供給する際には、容器100から排出される二酸化炭素を気相領域9Bに向けて戻すのに用いられる。
ビールのように炭酸を含む飲料を容器100へ充填する一連のプロセスにおいて、容器100の内部の空気を除去するとともに、容器100の内部を二酸化炭素ガスに置換するガッシング(gassing)処理、容器100の内部を二酸化炭素で加圧された状態にするカウンタ処理を行い、その後にビール(製品液)を充填する。必要な量だけビールを充填した後は、その状態を所定時間だけ維持(ホールド処理)し、さらに、容器100の内部のヘッドスペースに残存する置換ガスを排出させるスニフト処理が行われる。飲料充填機1及び充填バルブ10はこれら処理を行うための要素を備えているが、ここでは省略する。
[液面レベル検出装置30]
液面レベル検出装置30は、図1に示すように、その主体をなす撮影部31が、製品液の流量が小流量の範囲に設けられる。なお、制御部50は液面レベル検出装置30の一要素であり、液面レベル検出装置30は撮影部31と制御部50から構成される。
次に、撮影部31の構成について、図2を参照して説明する。
図2に示すように、撮影部31は、液面レベルを含む容器100の所定の視野を撮影するカメラ32と、撮影範囲を照らす照明光を照射する光源33と、光源33から照射される照明光Lを反射する反射体35と、を備える。
カメラ32は、高速で連続的に搬送される複数の容器100のそれぞれを、一本ずつ、正面から視野FV1の範囲を撮影する。撮影された画像は、カメラ32から制御部50に送られる。カメラ32は、容器100が搬送される搬送経路Rよりも外側の定点(外側定点)に設けられる。なお、本実施形態は、カメラ32で静止画を撮影することを前提とするが、動画を撮影することを排除するものではない。
カメラ32としては、高速度で駆動されるデジタルカメラが適用できる。カメラ32を構成する撮影素子としては、CCD(電荷結合素子:Charge Coupled Device)、CMOS(相補型金属酸化膜半導体:Complementary Metal Oxide Semiconductor)が掲げられる。
高い精度で液面レベルを検出するには、100万画素以上、好ましくは200万画素以上の高解像度なカメラ32が選択されることが好ましい。また、同様に、カメラ32は、撮影速度が速いことが好ましく、撮影速度が1000fps(frame per second)以上、さらには3000fps以上のハイスピードカメラが適用される。
図5に示すように、カメラ32で撮影される視野FV1は、容器100の首部103の部分である。製品液が充填される容器100が撮影部31のカメラ32に対応する位置まで搬送されると、製品液は視野FV1の範囲内に達することが想定されている。
次に、撮影部31は、図2(a),(b)に示すように、搬送経路Rよりも外側に置かれ、搬送経路Rの内側に向けて照明光Lを発する光源33を備える。
撮影部31は、カメラ32を挟んで二台の光源33,33を備えており、二台の光源33,33のそれぞれが照射する照明光Lは、隣接する容器100,100の間を通って搬送経路Rよりも内側の反射体35に至る。二台の光源33,33は好ましい形態であり、本発明は一台の光源33だけでもよい。
光源33は、面状光を発する面状光源を用いてもよいし、多数の点状光源を配列する構成にしてもよい。また、光源33からの照明光Lは、連続光でもよいし、パルス状の光でもよい。
光源33が発する照明光Lとしては、白色光、近赤外光(波長がおよそ700〜2500nm)を用いることができる。白色光は、製品液の色によっては透過しにくいため、例えば製品液が黒い場合には、近赤外光を用いるのがよい。近赤外光は、波長が800〜900nmであることがより好ましい。
照明光Lを発する光源としては、消費電力の少ないLED(発光ダイオード:Light Emitting Diode)のほかに、ハロゲンランプ、半導体レーザ、蛍光灯、白熱灯、HIDランプ(High-Intensity Discharge lamp)を用いることもできる。
また、撮影部31は、光源33から照射される照明光Lを反射する反射体35を備える。反射体35は、搬送経路Rよりも内側の定点(内側定点)に置かれており、隣接する容器100,100の間を通過してきた照明光Lをカメラ32による撮影対象の容器100に向けて反射する。つまり、撮影対象となる容器100には、カメラ32に対する背面側に反射された照明光Lが照射される。反射体35から反射される照明光Lが照射対象の容器100に集まるようにするために、カメラ32の両側に設けられる光源33,33は、図2(a)に示すように、光軸をカメラ32に対して傾くように設けられる。
反射体35を構成する材料は任意であるが、容器100に照明光Lが一様に反射されることが高い精度で液面レベルh1を検出するのに好ましい。
そのためには、容器100に対向する面である反射面が白色を呈していることが好ましい。例えば、反射体35の反射面にPTFE(ポリテトラフルオロエチレン:Polytetrafluoroethylene)の膜を被覆する、PTFEのシートを貼り付ける、あるいは、反射体35を板状のPTFEで構成することができる。また、白色を呈するセラミックス材料、例えばアルミナ(Al)焼結体から反射体35を構成できる。さらに、反射面を白色にするには、反射面に白色の塗料を塗布することもできる。
反射体35は、反射面が白色に限るものではなく、金属板、例えばステンレス鋼の表面を鏡面に研磨した反射体35を用いることもできる。
反射体35は、本実施形態においては平板状のものを用いたが、特定の形状に限定されず、容器100に照明光Lを集めやすくするために、反射面を内側に向けてへこむ円弧面にすることもできる。
[制御部50]
制御部50は、フィラ本体5を構成する旋回台6の回転及び充填バルブ10の開度を制御する。充填バルブ10の開度の制御は、本発明における製品液の充填状態の制御に対応し、本実施形態においては、充填バルブ10を閉じることで充填を停止すること、充填バルブ10の開度を変えることで製品液の充填流量を切り替える。ここでいう充填流量は、単位時間当たりの流量であり、単位としてはmL/secが該当する。
充填バルブ10の開度の制御の一つとして、液面レベル検出装置30で検出された液面レベルの高さに応じて最終入味線高さが制御される。つまり、制御部50は、図5に示すように、カメラ32で撮影された液面レベルh1を含む画像情報を撮影部31から受け取り、受け取った画像情報を解析して液面レベルh1を求める。制御部50は、特定した液面レベルh1と目標とされる最終入味線高さh0を比較することにより、充填バルブ10を閉じる時間を制御する。制御部50は、最終入味線高さh0に関する情報を保持する。具体的な制御手法は後述する。
ここで、最終入味線高さh0は、容器100に適量の製品液が充填される目標となる液面レベルである。液面レベルは、容器100の容器口101が上を向く正立した状態において、最終入味線高さh0からの鉛直方向Vの距離で特定される。
制御部50は、液面レベル検出装置30を通過する容器100をカメラ32により撮影することを指示する。
制御部50は、旋回台6に保持されながら搬送されるそれぞれの容器100の位置を認識する。つまり、容器供給地点INで旋回台6に受け渡された時点で容器100が容器供給地点INにいることを認識できる。その後も、制御部50は、旋回台6の回転に伴って搬送される位置を継続して認識し、容器排出地点EXに達すれば、容器100が容器排出地点EXにいることを認識できる。
制御部50は、カメラ32で撮影した画像を取得し、画像解析することにより、現時点の液面レベルh1を求める。この特定は画像の濃淡に基づいて行われるが、注意を要するのは製品液の液面に堆積する泡の存在と、製品液が連続的に充填され続けることである。つまり、撮影した画像の濃淡を検出する際に、撮影した画像の上から濃淡を検出すると、泡及び充填される製品液の影響を受けるおそれがあり、液面レベルを正確に検出できないこともある。例えば、泡の発生しやすい炭酸飲料の場合、制御部50は泡の上面を液面レベルとして認識するおそれがある。そこで、特に発泡のしやすい炭酸飲料においては、画像の濃淡を検出する際に、撮影した画像の下方から順に濃淡を判別する。
制御部50は、液面レベルを特定するのに先立ち、容器100に充填された製品液の液面の傾斜角度θを求める。
ここで、飲料充填機1は、容器100が高速で回転される旋回台6に保持されるので、製品液は搬送経路Rの外側に押し付けられ、図7(a)の左側の側面図に示すように、製品液の液面Sは内側INよりも外側OUTの方が高くなるように水平方向Hに対して傾斜する。この製品液の液面Sは、鉛直方向Vに沿って正立する容器100を正面から撮影するカメラ32からは、図7(a)の右側の正面図に示すように、手前側の稜線Fと奥側の稜線Bからなる楕円形の液面Sとして写る。したがって、このままでは液面レベルh1を特定することができない。そこで、制御部50は、液面の傾斜角度θを求め、傾斜角度θに基づいて液面レベルh1を求める。なお、図7(a),(b)において、一点鎖線で示すh1は、容器100が静止していると仮定したときの液面レベルを示している。
傾斜角度θは、以下に示す旋回台6の回転速度(rpm)、つまり容器100の回転速度などに基づいて、以下の式(1)により求めることができる。
θ:遠心力場での液面Sの傾斜角度
PCD:容器100の旋回台6における直径(容器100を保持する位置の直径)
g:重力加速度
rpm:旋回台6の回転速度
BPM:旋回台6の運転速度(容器100の処理本数/分)
N:充填バルブ10の立本数
Figure 0006811648
制御部50は、傾斜角度θを求めたなら、液面Sが傾斜していないものとしたときの、液面レベルh1を求める。液面レベルh1は、以下のようにして算出により求めることができる。
いま、図7(a)に示すように、カメラ32で撮影された円弧状の液面Sの最も高い位置をha、液面Sの最も低い位置をhbとする。また、位置hbにおける容器100の直径D100は既知とする。以上より、液面Sが傾斜していないものとしたときの液面レベルh1は、位置haを基準にする補正式(2)又は位置hbを基準にする補正式(3)のいずれかの補正手法を適用して求めることができる。
haを基準
h1=ha−1/2×tanθ×D100 … 補正式(2)
hbを基準
h1=hb+1/2×tanθ×D100 … 補正式(3)
製品液が透明であれば、カメラ32は傾斜する液面Sの手前側の稜線Fと奥側の稜線Bの両方を撮影できる。ところが、例えば黒ビールのように製品液が不透明の場合には、奥側の稜線Bは製品液に隠れ、カメラ32で捉えることができない。
したがって、補正式(2)は製品液が透明であっても不透明であっても液面レベルh1を求めることができるが、補正式(3)は製品液が透明な場合に限って液面レベルh1を求めることができる。
次に、制御部50は、容器100の容器口101からの距離と容器100のヘッドスペースの容積とが対応付けられた情報である高さ−容積情報を保持している。高さ−容積情報の一例を図6に示している。容器口101からの距離を、本願においては高さという。
本発明者らは、容器口101からの高さと、容器口101からこの高さまでを占める容積と、の関係を多数の容器100について調査した。その結果、本発明者らが調査したそれぞれの容器100の容積にはばらつきがあること、そして、このばらつきは容器100の径の大きい胴部105ほど大きく、径の小さい首部103ほど小さいことを知見した。例えば、図6の破線及び一点鎖線がばらつきを示している。したがって、高さ−容積情報を採用するとしても、容積のばらつきが小さい部分の高さ−容積情報を用いることが好ましい。
ここでは一例として首部103の容積のばらつきが小さいことを説明したが、容器100の種類、形状などの仕様によってばらつきの小さい部分及び大きい部分が相違することがあり得る。したがって、充填の対象となる容器100について個別に高さ−容積情報を特定し、その中でばらつき小さい部分を用いるのが好ましい。
制御部50は、最終入味線高さh0及び液面レベル検出装置30で検出された液面レベルh1を高さ−容積情報に照合することにより、それ以後に充填バルブ10を閉じるまでの停止時間tsを求める。この停止時間tsは、現時点の製品液の充填流量で停止時間tsだけ充填を続けると、製品液が最終入味線高さh0に届くことを前提に求められる。より具体的な停止時間tsの設定について、図5を参照して説明する。
図5において、カメラ32は、製品液の充填流量が小流量とされている領域に視野FV1を有し、この視野FV1において液面レベルh1を撮影すると、制御部50は液面レベルh1を現時点の液面レベルh1と認識する。この後に製品液が、液面レベルh1と最終入味線高さh0の間の容積だけ充填されればよい。なお、この小流量の充填流量はQで一定と仮定する。
制御部50は、最終入味線高さh0及び現時点の液面レベルh1を高さ−容積情報に照合することにより、最終入味線高さh0に達するまでに充填されるべき製品液の容積Vを求める。例えば、最終入味線高さh0と現時点の液面レベルh1が図6に示す通りとし、それぞれに対応する容器の容積をV0,V1(mL)とすると、充填されるべき製品液の容積V(mL)は、V1−V0である。いま、製品液の充填流量はQ(mL/sec)であるから、容積Vを満たすまでの停止時間ts(sec)は以下の式(4)により求められる。制御部50は、求められた停止時間tsに基づいて充填バルブ10を閉じる。
停止時間ts=(V1−V0)/Q … 式(4)
[飲料充填機1の動作]
次に、飲料充填機1の製品液の充填パターンについて、図4及び図5を参照して説明する。この充填パターンは、充填の際に発泡しやすい炭酸飲料を製品液とする場合の一例である。
飲料充填機1は、中流量、大流量及び小流量の順に、容器100に製品液を充填する。中流量、大流量及び小流量は、充填バルブ10の開度を調整することにより実行される。なお、ここでいう中流量、大流量及び小流量は相対的な関係にすぎず、具体的な流量を特定するものではない。なお、図4において上段の三本の線図は充填バルブ10の制御を示しており、下段の一本の線図は充填流量を示している。
充填当初は、発泡が生じやすいことから中流量で充填を行うが、ある程度の製品液が充填されると発泡が抑えられるので、大流量に切り換えられる。制御部50は、中流量充填を開始してから予め定められている切換時間T1が経過したならば、充填バルブ10の開度をそれまでの中流量に対応する開度から大流量に対応する開度に切り換える。
大流量充填を開始してから切換時間T2が経過したならば、制御部50は、充填バルブ10の開度をそれまでの大流量充填に対応する開度から小流量充填に対応する開度に切り換える。
小流量充填に切り換えられてから、容器100はカメラ32により撮影できる位置まで搬送される。制御部50は、容器100が当該位置まで搬送されることを認識すると、カメラ32で容器100を撮影するように指示する。
このカメラ32による容器100の撮影時に、一対の光源33,33から照射された照明光Lは反射体35の表面で反射され、撮影対象の容器100の背面に照射される。したがって、カメラ32により容器100の内部の液面レベルを正確に検出できる。
撮影された視野FV1に関する画像情報は、カメラ32から制御部50に送られる。画像情報を受け取った制御部50は、前述した傾斜角度θを求めることから始まる手順により、最終入味線高さh0及び取得した現時点の液面レベルh1を予め所持している高さ−容積情報に照合することにより、停止時間tsを求める。
制御部50は、停止時間tsが経過したら充填バルブ10を閉じるように充填バルブ10を制御する。この制御は、例えば充填バルブ10の開閉を制御するタイマを用い、停止時間tsが経過したら充填バルブ10を閉じるようにタイマをセットする。これで、一本の容器100へ製品液の充填を終了する。
[飲料充填機1の効果]
以上説明したように、飲料充填機1は、容器100が円弧状の搬送経路Rを高速で搬送されることで液面が傾斜するのに対応して、算出により求められた傾斜角度θを考慮して液面レベルh1を求める。したがって、本実施形態によれば、高い精度で液面レベルh1を検出できる。
しかも、飲料充填機1は、光源33から照射された照明光Lは反射体35の表面で反射され、カメラ32に対して撮影対象である容器100の背面側から照射される。したがって、容器100の内部の液面レベルh1をより高い精度で検出できる。
また、液面レベル検出装置30は、定点に設けられる一台のカメラ32だけで搬送される複数の容器100について特定の視野FV1を連続的に撮影し、それぞれの液面レベルh1を検出する。そして、液面レベル検出装置30は、検出された液面レベルh1に基づいてそれぞれの容器100に対応する充填バルブ10を閉じるタイミングを制御するので、多数の容器100のそれぞれに対応するカメラを設けるのに比べて、飲料充填機1の低コスト化に寄与する。
特に、液面レベル検出装置30は、反射体35もカメラ32に対応する内側定点だけに設けられるので、飲料充填機1の低コスト化により一層寄与する。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明の主旨を逸脱しない限り、実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
高速で搬送される容器100の液面レベルh1をより高い精度で検出するために、本発明はカメラ32の姿勢を変更できる機構を設けることが好ましい。この機構を動作することにより、図7(b)に示すように、容器100を側面から視認される液面Sとカメラ32の光軸LLが合うように、カメラ32を傾斜させることが好ましい。こうしてカメラ32で撮影される液面Sは楕円ではなく直線又は直線に近似するので、液面Sをより高い精度で検出できる。
直線又は直線に近似で撮影される液面Sは場合でも、液面Sは傾斜していることに代わりはないので、本実施形態と同様に補正をすることにより、傾斜していない液面レベルh1を正確に検出できる。
また、液面Sとカメラ32の光軸LLが合う形態として、図7(b)に示すように、液面Sとの平面上に光軸LLが含まれる、液面Sとカメラ32の光軸LLが一致するのが最も好ましい。しかし、本発明は、液面Sと光軸LLが微小角度、例えば10°以下の角度で交差してもよいし、光軸LLの傾斜角度が液面Sの傾斜角度θと一致するが、微小距離、例えば10mm以下の範囲で双方が鉛直方向Vにずれていてもよい。
飲料充填機1は、容器100の容量に応じて旋回台6の回転速度、つまり容器100の回転速度を変更することがあるが、この回転速度に応じて、換言すれば液面Sの傾斜角度θに応じて、当該機構がカメラ32の姿勢を変更できることがより好ましい。
また、容器100を側面から視認される液面Sとカメラ32の光軸LLを一致させるのにカメラ32を傾斜させる代わりに、本発明は容器100を必要な角度だけ傾斜させてもよい。容器100を傾けることにより、液面Sを水平方向Hと平行にすることができる。この例の場合には、カメラ32は光軸LLを水平方向Hと平行とされる。本発明は容器100とカメラ32の両者を傾けることを許容する。
また、以上の実施形態では、液面Sの傾斜角度θを求めてから液面レベルh1を特定する手順を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図7(a)において、位置haと位置hbから、下記の式(5)に基づいて液面レベルh1を特定できる。ただし、式(5)は、カメラ32が奥側の稜線Bを撮影できることを前提とするので、製品液が透明な場合に有効である。
h1=ha−1/2×(ha−hb) … 式(5)
また、本実施形態では、製品液の充填流量が中流量、大流量及び小流量の三段階に切り替えられる例を示したが、本発明における製品液の充填流量は任意であり、例えば二段階あるいは四段階に切り換えられるのを許容する。
また、本実施形態はカメラ32が単数の例を示したが、本発明は複数のカメラを設けて複数の液面レベルを検出することを許容する。
1 飲料充填機
5 フィラ本体
6 旋回台
7 搬入スターホイール
8 搬出スターホイール
9 液タンク
9A 液相領域
9B 気相領域
10 充填バルブ
30 液面レベル検出装置
31 撮影部
32 カメラ
33 光源
35 反射体
50 制御部
100 容器
101 容器口
103 首部
105 胴部
IN 容器供給地点
EX 容器排出地点
FV1 視野
h1 液面レベル
L 照明光
LL 光軸
S 液面
P1 給液路
P2 通気路
R 搬送経路

Claims (9)

  1. 円弧状の搬送経路を搬送される複数の容器に充填される製品液の液面の高さである液面レベルを検出する装置であって、
    前記容器の外部から前記液面を含む前記容器の画像を撮影する撮影部と、
    前記画像から前記液面レベルを特定する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    撮影された前記液面の水平方向に対する傾斜角度に基づいて前記液面を補正して、前記液面レベルを特定する、
    ことを特徴とする液面レベル検出装置。
  2. 前記カメラは、
    前記搬送経路の外側から、前記容器の前記外側を向く正面を撮影する、
    請求項1に記載の液面レベル検出装置。
  3. 前記制御部は、
    前記容器を前記正面から撮影した前記画像に含まれる前記液面の手前側の稜線及び奥側の稜線の一方又は双方に基づいて、前記液面レベルを特定する、
    請求項2に記載の液面レベル検出装置。
  4. 前記制御部は、
    前記容器の回転速度と前記容器の前記搬送経路における回転直径とに基づいて求められる前記液面の前記傾斜角度と、
    前記容器を前記正面から撮影した前記画像に含まれる前記液面の手前側の稜線及び奥側の稜線の一方又は双方と、に基づいて、前記液面レベルを特定する、
    請求項2に記載の液面レベル検出装置。
  5. 前記カメラは、
    前記液面と前記カメラの光軸が合うように、前記容器との相対的な位置が調整される、
    請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の液面レベル検出装置。
  6. 前記カメラは、
    鉛直方向に沿って正立する前記容器に対して傾斜することで、前記液面と前記光軸が合う、
    請求項5に記載の液面レベル検出装置。
  7. 前記容器の回転速度に基づいて、前記容器に対する前記カメラの前記傾斜角度を調整する、
    請求項6に記載の液面レベル検出装置。
  8. 円弧状の搬送経路を搬送される複数の容器に充填される製品液の液面の高さである液面レベルを検出する方法であって、
    前記容器の外部から前記液面を含む前記容器の画像を撮影する撮影ステップと、
    前記画像から前記液面レベルを特定するレベル特定ステップと、を備え、
    前記レベル特定ステップは、
    撮影された前記液面の水平方向に対する傾斜角度に基づいて前記液面を補正して、前記液面レベルを特定する、
    ことを特徴とする液面レベル検出方法。
  9. 複数の容器が円弧状の搬送経路を搬送し、複数の前記容器のそれぞれに対応する充填バルブを備える回転体と、
    前記容器に充填される製品液の液面レベルを検出する、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の液面レベル検出装置と、を備える、
    ことを特徴とする充填機。
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