JP6809812B2 - 厚さ基準を用いたデータベースの問い合わせ - Google Patents

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Description

本発明は、コンピュータプログラムおよびシステムの分野に関し、より詳細には、機械部品を表す3Dモデリングされたオブジェクトを含むデータベースに問い合わせを行うための方法、システム、およびプログラムに関する。
オブジェクトの設計、エンジニアリング、および製造のための数々のシステムおよびプログラムが、市場に提供されている。CADは、コンピュータ支援設計の頭字語であり、例えば、それは、オブジェクトを設計するためのソフトウェアソリューションに関する。CAEは、コンピュータ支援エンジニアリングの頭字語であり、例えば、それは、将来の製品の物理的挙動をシミュレートするためのソフトウェアソリューションに関する。CAMは、コンピュータ支援製造の頭字語であり、例えば、それは、製造プロセスおよび作業を定義するためのソフトウェアソリューションに関する。そのようなコンピュータ支援設計システムでは、技法の効率性に関して、グラフィカルユーザインターフェースが、重要な役割を演じる。これらの技法は、製品ライフサイクル管理(PLM)システム内に埋め込まれる。PLMとは、会社が、拡大された事業という概念にわたって、製品データを共有すること、共通のプロセスを適用すること、および構想から寿命が尽きるまで製品の開発についての企業知識を利用することを助けるビジネス戦略のことである。Dassault Systemesによって(CATIA、ENOVIA、およびDELMIAという商標の下で)提供されるPLMソリューションは、製品エンジニアリング知識を組織化するエンジニアリングハブと、製造エンジニアリング知識を管理するマニュファクチャリングハブと、企業統合ならびにエンジニアリングハブおよびマニュファクチャリングハブ双方への接続を可能にするエンタープライズハブとを提供する。すべてが一緒になって、システムは、最適化された製品定義、製造準備、生産、およびサービスを推進する、動的な知識ベースの製品作成および決定サポートを可能にするために、製品、プロセス、リソースを結び付けるオープンオブジェクトモデルを実現する。
これとの関連で、特に部品が立体によってモデリングされる場合、既存の機械部品をユーザ定義の基準に従ってデータベース内で検索する必要がある。部品を事前定義された基準に従ってデータベース内で検索することは、一般に、3つのステップを通して実行される。第1のステップは、いわゆる「シグネチャ」(または「ディスクリプタ」)を計算し、データベースの各立体に関連付けることである。シグネチャは、部品の典型的な態様を総合したコンパクトな情報である。第2のステップは、シグネチャを設定することによって、ユーザが要求/問い合わせを指定することであり、目標は、このシグネチャに合致する部品をデータベース内で見つけることである。同様に、問い合わせ内のシグネチャは、設計されている部品のそれであることができ、目標は、やはり、類似の部品をデータベース上で見つけることである。第3のステップは、検索ステップである。それは、システムが、シグネチャがユーザ入力のシグネチャに対応するデータベースの部品を見つけることに相当する。シグネチャは、このステップ中に頻繁に比較される。シグネチャは、少量のメモリしか必要とせず、計算が容易であり、比較が非常に迅速であるように設計するのが有利である。
形状記述のための既存のシグネチャは、しばしば球関数に基づいている。モールド設計などの特殊な領域では、専用シグネチャは、材料、プロセス、および地理的情報を含む。正確な立体比較のために、シグネチャは、時には、立体の境界記述に密接に関連する幾何学的情報を含む。以下のものは、そのような基準を用いて機械部品のデータベースに問い合わせを行うことを可能にする知られたソリューションのリストである。
1.特許文献1を参照。
2.非特許文献1を参照。
3.非特許文献2を参照。
4.非特許文献3を参照。
5.非特許文献4を参照。
6.非特許文献5を参照。
文献が既にあるにもかかわらず、機械部品をデータベース内で検索する分野を改善する必要性が依然として存在する。
欧州特許出願公開第2169567号明細書
M.Kazhdan、T.Funkhouser、S.Rusinkiewicz、Rotation Invariant Spherical Harmonic Representation of 3D Shape Descriptors、Eurographics Symposium on Geometry Processing(2003) T.Funkhouser、P.Min、M.Kazhdan、J.Chen、A.Halderman、D.Dobkin、D.Jacobs、D.、A search engine for 3D models、ACM Transactions on Graphics 22(1)、83ないし105(2003) P.Papadakis、l.Pratikakis、S.Perantonis、T.Theoharis、Efficient 3D shape matching and retrieval using a concrete radicalized spherical projection representation、Pattern Recognition 40(2007) 2437ないし2452 Antoine Briere−Cote、Louis Rivest、Roland Maranzana、Comparing 3D CAD Models:Uses、Methods、Tools and Perspectives、Computer−Aided Design & Applications、9(6)、2012、771ないし794 Msaaf,O.、Maranzana,R.、Rivest,L.:Part data mining for information re−use in a PLM context、Proceedings of GT2007、May 14ないし17、Montreal、Canada、ASME Paper:GT2007−27966、American Society of Mechanical Engineers、New York、NY、2007 C.O.Imoru、M.O.Olatinwo、G.Akinbo、A.O.Bosede、On A Version of The Banach’s Fixed Point Theorem、General Mathematics、Vol.16、Nr.1(2008)、25ないし32
本発明では、機械部品を表す3Dモデリングされたオブジェクトを含むデータベースに問い合わせを行うための改善された方法、システム、およびプログラムを提供する。
したがって、機械部品を表す3Dモデリングされたオブジェクトを含むデータベースに問い合わせを行うためのコンピュータ実施される方法が提供される。方法は、厚さ基準を含む問い合わせを提供するステップと、問い合わせの結果として、データベースのそれぞれの3Dモデリングされたオブジェクトを返すステップとを含む。それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトは、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトが厚さ基準に近い厚さを有する程度に基づいて返される。それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの厚さは、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの厚さシグネチャによって代用される。厚さシグネチャは、
という型の関数の評価に対応する値である。bは、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの体積Vである。a=2/Sであり、ここで、Sは、3Dモデリングされたオブジェクトの表面積である。
である。L2およびL3は、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトに関連付けられた境界ボックスの2つの最大寸法である。
方法は、以下のうちの1または複数を含み、すなわち、
− 厚さシグネチャは、関数fの評価の反復の最終結果に対応し、与えられた反復における評価は、直前の反復の結果に基づいて実行され、反復は、f(0)から開始し、
− 反復は、関数が不動点を有さない場合は最初の反復の後に停止され、および/もしくは反復は、最初の不動点に達するまで実行され、
− 境界ボックスは、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの慣性行列によって定義される軸を有し、
− 機械部品は、機械的な薄い部品を含み、ならびに/または
− 機械部品は、以下の部品、すなわち、クリップ、クリート、ストリンガ、および/もしくはフレームなどの航空宇宙構造部品、自動車ホワイトボディ部品もしくは船舶部品などの板金部品および/もしくは金属プレス部品、プラスチック成形部品、および/もしくは複合部品のいずれかもしくはいくつかを含む。
さらに、この方法に従って問い合わせを受けるデータベースが提供される。データベースは、機械部品を表す3Dモデリングされたオブジェクトを含む。データベースのそれぞれの3Dモデリングされたオブジェクトは、各々、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの厚さシグネチャに関連付けられ、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの厚さシグネチャは、
という型の関数の評価に対応する値である。bは、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの体積Vである。a=2/Sであり、ここで、Sは、3Dモデリングされたオブジェクトの表面積である。
である。L2およびL3は、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトに関連付けられた境界ボックスの2つの最大寸法である。
さらに、データベースをその上に記録したコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
さらに、請求項7に従ってデータベースを構築するためのコンピュータ実施される方法が提供され、方法は、3Dモデリングされたオブジェクトごとに、関数fの少なくとも1つの評価を含む。そのような方法は、3Dモデリングされたオブジェクトごとに、関数fの評価の反復を含み、与えられた反復における評価は、直前の反復の結果に基づいて実行され、反復は、f(0)から開始する。また、反復は、関数が不動点を有さない場合は最初の反復の後に停止され、および/または反復は、最初の不動点に達するまで実行される。
さらに、上記2つの方法のいずれかまたは両方を実行するための命令を含むコンピュータプログラムが提供される。
さらに、コンピュータプログラムをその上に記録したコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
さらに、メモリおよびグラフィカルユーザインターフェースに結合されたプロセッサを備え、メモリがコンピュータプログラムおよび/または上述のデータベースをその上に記録する、システムが提供される。
本発明の実施形態が、添付の図面を参照しながら、非限定的な例として、今から説明される。
本発明の方法の例のフローチャートである。 システムのグラフィカルユーザインターフェースの例を示す図である。 システムの例を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。 本発明の方法を示す図である。
図1のフローチャートを参照すると、機械部品を表す3Dモデリングされたオブジェクト(の、例えば、データ)を含むデータベースに問い合わせを行うためのコンピュータ実施される方法が提案される(すなわち、データベースの各3Dモデリングされたオブジェクトは、それぞれの機械部品−少なくとも、その外側形状−を表し、例えば、「機械部品」という用語は、それらの組立体および/またはそれらの部分も指す)。方法は、(問い合わせを定義するデータの一部として、および例えば、少なくとも問い合わせを作成する場合によってはいくつかの基準の1つとして)厚さ基準を含む問い合わせ(例えば、問い合わせは、場合によっては他の基準を含み、任意選択で、データベース検索の分野において非常に古典的なように、異なる基準に割り当てられた重みを含む)を提供するステップS1を含む(例えば、クライアントコンピュータシステムではデータベースに、もしくはそのようなデータベース上で動作するプラグイン/スクリプトに提供し、または例えば、サーバコンピュータシステム−すなわち、データベースホスト−に提供し、例えば、双方が同じマシンによってホストされる場合など、場合によっては、クライアントはサーバと同一視される)。方法は、問い合わせの結果として、データベースのそれぞれの3Dモデリングされたオブジェクトを(例えば、クライアントに、またはサーバにおいて)返すステップS2も含む(すなわち、返されるデータは、問い合わせおよび/または検索されたデータの内容に応じて、1もしくは複数のそのような結果を含み、または結果を含みさえせず/空値の結果を含みさえし−すなわち、必ずしもいくつかの結果が返されるとは限らないが、複数形はそれが汎用表現であるために使用されている)。それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトは、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの値が厚さ基準に近い厚さを有する程度に基づいて返される。
S2では、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの(実際の)厚さが、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの厚さシグネチャによって代用される(すなわち、実際の厚さの値は、方法のすべてのステップにおいて、定義によって「代用物」と呼ばれる別の値によって置き換えられ、それが厚さシグネチャである)(すなわち、プロセス−計算/比較/決定−において考察される厚さの値は、実際の厚さではなく、「厚さシグネチャ」と呼ばれるそれの代用物であり、以下のように定義される)。厚さシグネチャは、具体的には、
という型の関数の評価に対応する値である。bは、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの(以下の例では、Vと表記される)体積である。aは、
に等しく、ここで、Sは、3Dモデリングされたオブジェクトの表面積(すなわち、外表面積)である。
であり、ここで、L2およびL3は、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトに関連付けられた境界ボックスの2つの最大寸法である。
そのような方法は、機械部品を表す3Dモデリングされたオブジェクトを含むデータベースの問い合わせを改善する。
特に、方法は、そのステップS1およびS2、ならびにそれぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの(実際の)厚さの代用物である厚さシグネチャの定義のおかげで、データベースにおいて厚さに基づいた検索を実行するためのソリューションを提供する。これは、当事者−特に、以前に設計された部品を再利用するためにそれらを取り出したい設計者−が、(とりわけ)それらの厚さに関して機械部品を考えることがよくある、機械設計の分野において特に有益である。厚さシグネチャの的確な定義のおかげで、方法は、S2において、相対的に適合性のある結果を返すことを保証する。ここで、「適合性」とは、結果の3Dモデリングされたオブジェクトの実際の厚さが、(少なくとも統計的に)例えば、20%の、または10%でさえある、事前決定された最大値までの誤差で、入力された厚さに等しいことである。さらに、方法の厚さシグネチャは、その単純性のおかげで、計算が非常に高速で、(必要とされるメモリに関して)記憶サイズが小さい。これは、高速で単純な比較プログラムに向いており、それが、データアクセスが性能を左右する大規模コンピューティングとの関連において、方法を非常に効率的なものにする。方法は、厚さシグネチャを計算するための堅牢、単純、および迅速な方法を提供する。したがって、検索ばかりでなく、シグネチャ計算も、より高速化され、シグネチャは、立体の任意の形状のために計算されることができる。さらに、公式は、実施するのが容易であり、ソフトウェアは、維持するのが容易である。
(それが結び付けられる)半径、球、および/または幾何学情報に基づいた形状ディスクリプタに関連して、方法は、厚さ情報に基づいた検索を可能にする。また、方法は、薄い立体がどこも同じ厚さであることを特徴とするわけではないという事実も考慮し、(立体上のあらゆる場所に厚さ情報を付加し、それによって、性能上の理由でデータベースのすべての立体の厚さを計算するために実施されることはできない、例えば、レイキャスティングなど、線/立体交差を集中的に使用するコストのかかるアルゴリズムを実施する代わりに)何らかの「平均厚さ」を定義するのと類似した方法で進行する。例では、方法は、100を超えるもしくは1000を超える、または10000さえも超える3Dモデリングされたオブジェクトを含むデータベース上で効率的に動作することができる。
方法は、コンピュータ実施される。これは、方法のステップ(または実質的にすべてのステップ)が、少なくとも1つのコンピュータ、または同様に任意のシステムによって実行されることを意味する。したがって、方法のステップは、コンピュータによって、場合によっては完全に自動的に、または半自動的に実行される。例では、方法のステップのうちの少なくともいくつかのトリガは、ユーザ−コンピュータ対話を通して実行される。例えば、S1は、問い合わせが、入力される3Dモデリングされたオブジェクトを設計し、および/または検索/問い合わせソフトウェア機能を呼び出し、パラメータを与えるユーザを通して提供されるので、ユーザ対話を含む。必要とされるユーザ−コンピュータ対話のレベルは、予測される自動化のレベルに依存し、ユーザの望みを実施するための必要性とのバランスが取られる。例では、このレベルは、ユーザ定義され、および/または事前定義される。
方法のコンピュータ実施の典型的な例は、この目的に適合されたシステムを用いて方法を実行することである。システムは、メモリおよびグラフィカルユーザインターフェース(GUI)に結合されたプロセッサを備え、メモリは、方法を実行するための命令を含むコンピュータプログラムをその上に記録する。メモリは、例えば、問い合わせがその上で実行される、データベースも記憶する。メモリは、場合によってはいくつかの物理的な異なる部分(例えば、1つはプログラム用、1つはおそらくはデータベース用)を備える、そのような記憶に適合された任意のハードウェアである。したがって、システムは、クライアント−サーバシステムであり、または単なるクライアントシステムであり(データベースは、リモートサーバ上に記憶され、それによって、図1の方法は、そのような場合は、クライアントの観点から見られ)、または単なるサーバシステムである(問い合わせは、リモートクライアントシステムから生じ、それによって、図1の方法は、そのような場合は、サーバの観点から見られる)。図1の方法は、クライアントの観点から実施されても、および/またはサーバの観点から実施されても、双方は方法を実行するために情報交換を行うので、区別なく見られることに留意されたい。返すステップS2は、実際に、能動的とすることができ(データベース)、または受動的とすることができる(問い合わせを行ったクライアント)。
「データベース」によって、検索および取り出しのために編成されたデータ(すなわち、情報)の任意の集まり(例えば、事前決定された構造化言語、例えば、SQLに基づいた、例えば、リレーショナルデータベース)が意味される。メモリ上に記憶される場合、データベースは、コンピュータによる迅速な検索および取り出しを可能にする。データベースは、実際に、様々なデータ処理操作に関連して、データの記憶、取り出し、変更、および削除を容易にするように構造化される。データベースは、レコードに分解されることができるファイルまたはファイルのセットからなり、レコードの各々は、1または複数のフィールドからなる。フィールドは、データ記憶の基本単位である。ユーザは、主として問い合わせを通して、データを取り出す。キーワードおよびソートコマンドを使用して、ユーザは、使用中のデータベース管理システムの規則に従って、データの特定の集合体を取り出し、それに基づいてレポートを作成するために、多くのレコード内のフィールドを迅速に検索し、再配置し、分類し、選択することができる。
本発明の方法の場合、データベースは、機械部品を表す3Dモデリングされたオブジェクトを含む。データベースのそれぞれの3Dモデリングされたオブジェクトは、各々、(例えば、使用中のデータベース技術に応じて、行または他の任意の種類の関係において)そのそれぞれのオブジェクトの厚さシグネチャの値にさらに関連付けられ、厚さシグネチャの値は、より以前に定義されたようなものである(それは、データベースのフィールドの値、またはいくつかのフィールドにまたがる値として定義されるが、これは、データベース最適化に関する実施詳細であり、ここでは、これ以上説明されない)。そのようなデータベースは、(データベースが適切に構成されている場合は)例えば、図1の問い合わせ方法において使用されるために、新しい3Dモデリングされたオブジェクトを用いて構築されること、および/または増大させることができる。したがって、データベースは、任意の方法で構成されることができ、それは、上で言及されたようにシステムのメモリ上に、またはそれに適合された他の任意の媒体上に記憶されることができる。そのようなデータベースは、図1の方法に従って、3Dモデリングされたオブジェクトを取り出すことが可能であり、したがって、それは、(例えば、システムが再利用機能を提供される場合、あらゆるものをゼロから再設計する代わりに、設計者が適合性のある結果を取り出し、それらを再利用することを助けることによって)例えば、CAD設計を加速させるツールである。
本発明の方法は、一般に、モデリングされたオブジェクトを操作する。モデリングされたオブジェクトは、例えば、データベース内に記憶されたデータによって定義される任意のオブジェクトである。さらに進めて、「モデリングされたオブジェクト」という表現は、データ自体も指す。システムの種類に従って、モデリングされたオブジェクトは、異なる種類のデータによって定義される。システムは、実際に、CADシステム、CAEシステム、CAMシステム、PDMシステム、および/またはPLMシステムの任意の組み合わせである。それらの異なるシステムでは、モデリングされたオブジェクトは、対応するデータによって定義される。したがって、人は、CADオブジェクト、PLMオブジェクト、PDMオブジェクト、CAEオブジェクト、CAMオブジェクト、CADデータ、PLMデータ、PDMデータ、CAMデータ、CAEデータについて語る。しかしながら、モデリングされたオブジェクトは、これらのシステムの任意の組み合わせに対応するデータによって定義されるので、これらのシステムは、他に対して排他的なものではない。したがって、システムは、以下で提供されるそのようなシステムの定義から明らかなように、CADおよびPLMシステムの両方であろう。
CADシステムによって、CATIAなど、モデリングされたオブジェクトのグラフィカル表現に基づいて少なくともモデリングされたオブジェクトを設計するように適合された任意のシステムがさらに意味される。この場合、モデリングされたオブジェクトを定義するデータは、モデリングされたオブジェクトの表現を可能にするデータを含む。CADシステムは、例えば、辺または線を使用した、ある場合は、面分または面を用いた、CADモデリングされたオブジェクトの表現を提供する。線、辺、または面は、様々な方法で、例えば、非一様有理Bスプライン(NURBS)で表現される。具体的には、CADファイルは、仕様を含み、それから、幾何学的形状が生成され、それが、今度は、表現が生成されることを可能にする。モデリングされたオブジェクトの仕様は、単一または複数のCADファイル内に記憶される。CADシステムにおけるモデリングされたオブジェクトを表現するファイルの典型的なサイズは、部品あたり1メガバイトの範囲内にある。モデリングされたオブジェクトは、一般に、数1000の部品からなる組立体である。
CADとの関連において、モデリングされたオブジェクトは、一般に、例えば、部品もしくは部品からなる組立体などの製品、または場合によっては、製品からなる組立体を表す、3Dモデリングされたオブジェクトである。「3Dモデリングされたオブジェクト」によって、その3D表現を可能にするデータによってモデリングされた任意のオブジェクトが意味される。3D表現は、すべての角度から部品を見ることを可能にする。例えば、3Dモデリングされたオブジェクトは、3D表現された場合、その軸のいずれかの周りで、または表現が表示される画面内のいずれかの軸の周りで操作され、回転させられる。これは、特に、3Dモデリングされない2Dアイコンを排除する。3D表現の表示は、設計を容易にする(すなわち、設計者が統計的に課題を達成するスピードを増す)。製品の設計は、製造プロセスの一部であるので、これは、工業における製造プロセスをスピードアップする。
本発明の方法によって企図されるいずれの3Dモデリングされたオブジェクトも、(例えば、機械)部品または部品からなる組立体など、例えば、CADソフトウェアソリューションまたはCADシステムを用いた仮想的設計の完了に続いて現実世界において製造される、製品の幾何学的形状を表す。CADソフトウェアソリューションは、航空宇宙、建築、建設、消費財、ハイテクデバイス、工業機器、輸送、海事、および/または沖合石油/ガス生産もしくは輸送を含む、様々な限りない工業分野における製品の設計を可能にする。したがって、本発明の方法によって企図される3Dモデリングされたオブジェクトは、(例えば、自動車および軽トラック機器、レーシングカー、オートバイ、トラックおよびモータ機器、トラックおよびバス、列車を含む)地上車の部品、(例えば、機体機器、航空宇宙機器、推進機器、防衛製品、航空機器、宇宙機器を含む)飛行機の部品、(例えば、海軍機器、商船、沖合機器、ヨットおよび作業船、海事機器を含む)船舶の部品、(例えば、工業製造機械、移動重機械もしくは重機器、設置機器、工業機器製品、組立金属製品、タイヤ製造製品を含む)一般的な機械部品、(例えば、家庭用電化製品、セキュリティおよび/もしくは制御および/もしくは計装製品、コンピューティングおよび通信機器、半導体、医療デバイスおよび機器を含む)電気機械もしくは電子部品、(例えば、家具、家庭および園芸製品、レジャー用品、ファッション製品、耐久消費財小売製品、非耐久消費財小売製品を含む)消費財、ならびに/または(例えば、食品および飲料および煙草、美容およびパーソナルケア、家庭用品パッケージングを含む)パッケージングなどの任意の機械部品である工業製品を表す。厚さ基準がデータベース問い合わせを実行するのに特に役立つ基準であるさらなる例が、後で提供される。
PLMシステムによって、物理的な製造製品(または製造される製品)を表すモデリングされたオブジェクトの管理に適合された任意のシステムが意味される。PLMシステムでは、したがって、モデリングされたオブジェクトは、物理的オブジェクトの製造に適したデータによって定義される。これらは、一般に、寸法値および/または許容値である。オブジェクトの正確な製造のためには、そのような値を有することは、実際に、より良いことである。
CAMソリューションによって、製品の製造データを管理するように適合された任意のソリューション、ハードウェアのソフトウェアがさらに意味される。製造データは、一般に、製造する製品、製造プロセス、および必要とされるリソースに関連するデータを含む。CAMソリューションは、製品の全製造プロセスを計画および最適化するために使用される。例えば、それは、実現可能性、製造プロセスの継続時間、または特定のロボットなど、製造プロセスの特定のステップにおいて使用されるリソースの数についての情報をCAMユーザに提供することができ、したがって、管理または必要とされる投資についての決定を可能にする。CAMは、CADプロセスおよび潜在的なCAEプロセスの後続プロセスである。そのようなCAMソリューションは、Dassault Systemesによって、商標DELMIA(商標)の下で提供されている。
CAEソリューションによって、モデリングされたオブジェクトの物理的挙動の分析に適合された任意のソリューション、ハードウェアのソフトウェアがさらに意味される。よく知られ、広く使用されているCAE技法は、その物理的挙動が方程式を通して計算およびシミュレートされることができる要素にモデリングされたオブジェクトを分割することを一般に含む、有限要素法(FEM)である。そのようなCAEソリューションは、Dassault Systemesによって、商標SIMULIA(商標)の下で提供されている。別の成長中のCAE技法は、CAD幾何学データを用いない、物理学の異なる分野からの複数の構成要素から構成された複雑なシステムのモデリングおよび分析を含む。CAEソリューションは、シミュレーションを可能にし、したがって、製造する製品の最適化、改良、および妥当性確認を可能にする。そのようなCAEソリューションは、Dassault Systemesによって、商標DYMOLA(商標)の下で提供されている。
PDMは、製品データ管理を表す。PDMソリューションによって、特定の製品に関連するすべての種類のデータを管理するように適合された任意のソリューション、ハードウェアのソフトウェアがさらに意味される。PDMソリューションは、主としてエンジニアであるが、プロジェクトマネージャ、財務担当者、販売担当者、および購入者も含む、製品のライフサイクルに関わるすべての当事者によって使用される。PDMソリューションは、一般に、製品指向データベースに基づいている。それは、当事者が、製品についての一致したデータを共有することを可能にし、したがって、当事者が、一致しないデータを使用することを防止する。そのようなPDMソリューションは、Dassault Systemesによって、商標ENOVIA(商標)の下で提供されている。
図2は、本発明の方法を実行するための(クライアント)システムのGUIの例を示しており、ここで、システムは、CADシステムである。
GUI2100は、標準メニューバー2110、2120、ならびにボトムおよびサイドツールボックス2140、2150を有する、典型的なCAD様インターフェースである。そのようなメニューおよびツールボックスは、ユーザ選択可能なアイコンのセットを含み、各アイコンは、当技術分野において知られているような、1または複数の操作または機能と関連付けられ、例えば、そのような操作/機能の1つは、(例えば、入力されたモデリングされたオブジェクト2000に基づいて、または例えば、選択後に、結果の中でもとりわけ、例えば、結果のモデリングされたオブジェクト2000の表示をもたらす)図1の方法を起動するためのものである。これらのアイコンのいくつかは、GUI2100内に表示された3Dモデリングされたオブジェクト2000に対して編集および/または作業を行うように適合された、ソフトウェアツールと関連付けられる。ソフトウェアツールは、ワークベンチに分類される。各ワークベンチは、ソフトウェアツールのサブセットを含む。特に、ワークベンチの1つは、モデリングされた製品2000の幾何学的特徴を編集するのに適した、編集ワークベンチである。操作中、設計者は、例えば、オブジェクト2000の一部を事前選択し、次に、適切なアイコンを選択することによって、操作を開始し(例えば、寸法、色などを変更し)、または幾何学的制約を編集する。例えば、典型的なCAD操作は、画面上に表示された3Dモデリングされたオブジェクトの穴開けまたは折り畳みといったモデリングである。GUIは、例えば、表示された製品2000に関連するデータ2500を表示する。図2の例では、「フィーチャツリー」として表示されるデータ2500、およびそれらの3D表現2000は、ブレーキキャリパおよびディスクを含むブレーキ組立体に関する。GUIは、例えば、オブジェクトの3D方向付けを容易にするための、編集された製品の動作のシミュレーションをトリガするための、または表示された製品2000の様々な属性をレンダリングするための、様々な種類のグラフィックツール2130、2070、2080をさらに示している。カーソル2060は、ユーザがグラフィックツールと対話することを可能にするために、ハプティックデバイスによって制御される。
図3は、システムの例を示しており、システムは、クライアントコンピュータシステム、例えば、ユーザのワークステーションである。
例のクライアントコンピュータは、内部通信バス1000に接続された中央処理装置(CPU)1010と、やはりバスに接続されたランダムアクセスメモリ(RAM)1070とを備える。クライアントコンピュータは、バスに接続されたビデオランダムアクセスメモリ1100と関連付けられたグラフィカル処理ユニット(GPU)1110をさらに提供される。ビデオRAM1100は、当技術分野において、フレームバッファとしても知られている。大容量記憶デバイスコントローラ1020は、ハードドライブ1030などの大容量メモリデバイスへのアクセスを管理する。コンピュータプログラム命令およびデータを有形に具体化するのに適した大容量メモリデバイスは、例として、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイスなどの半導体メモリデバイスと、内蔵ハードディスクおよび着脱可能ディスクなどの磁気ディスクと、光磁気ディスクと、CD−ROMディスク1040とを含む、すべての形態の不揮発性メモリを含む。上述のいずれもが、特別に設計されたASIC(特定用途向け集積回路)によって補われ、またはそれに組み込まれる。ネットワークアダプタ1050は、ネットワーク1060へのアクセスを管理する。クライアントコンピュータは、カーソル制御デバイスまたはキーボードなどのハプティックデバイス1090も含む。カーソル制御デバイスは、ユーザがディスプレイ1080上の任意の所望の場所にカーソルを選択的に位置付けることを可能にするために、クライアントコンピュータにおいて使用される。加えて、カーソル制御デバイスは、ユーザが様々なコマンドを選択し、制御信号を入力することを可能にする。カーソル制御デバイスは、制御信号をシステムに入力するための数々の信号生成デバイスを含む。一般に、カーソル制御デバイスは、マウスであり、信号を生成するために、マウスのボタンが使用される。あるいは、または加えて、クライアントコンピュータシステムは、センシティブパッド、および/またはセンシティブスクリーンを備える。(場合によっては、先に言及されたように、クライアントシステムと同一視される)サーバシステムは、図3のシステムに類似しており、加えて、バス1000に接続された、またはハードドライブ1030上に配置された、問い合わせを実行するためのデータベースを有し、場合によっては、ビデオRAM1100およびGPU1110、ならびに/またはディスプレイ1080、ならびに/またはハプティックデバイス1090を伴わない。
コンピュータプログラムは、コンピュータによって実行可能な命令を含み、命令は、上述のシステムに図1の方法を実行させるための、および/またはデータベースを構築するための手段を含む。プログラムは、システムのメモリを含む、任意のデータ記憶媒体上に記録可能である。プログラムは、例えば、デジタル電子回路で、もしくはコンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアで、またはそれらの組み合わせで実施される。プログラムは、装置として、例えば、プログラム可能なプロセッサによって実行するための、マシン可読記憶デバイス内に有形に具体化される製品として実施される。方法ステップは、入力データを操作し、出力を生成することによって方法の機能を実行するために、命令からなるプログラムを実行するプログラム可能なプロセッサによって実行される。したがって、プロセッサは、プログラム可能であり、データ記憶システム、少なくとも1つの入力デバイス、および少なくとも1つの出力デバイスに結合されて、それらからデータおよび命令を受け取り、それらにデータおよび命令を送る。アプリケーションプログラムは、高水準手続き型もしくはオブジェクト指向プログラミング言語で、またはそれが望ましければ、アセンブリ言語もしくは機械語で実施される。いずれの場合も、言語は、コンパイル型またはインタープリタ型言語である。プログラムは、完全インストールプログラムまたはアップデートプログラムである。システム上でのプログラムの適用は、いずれの場合も、方法を実行するための命令という結果となる。
本発明の方法は、3Dモデリングされたオブジェクトを設計するプロセスの一部であり、またはそれは、そのようなプロセスの後に続く。「3Dモデリングされたオブジェクトを設計する」とは、3Dモデリングされたオブジェクトを精巧に構成するプロセスの少なくとも一部である、任意のアクションまたは一連のアクションを指す。したがって、本発明の方法は、例えば、スケッチのようなプロセスを介して、(ユーザによって)最初の3Dモデリングされたオブジェクトをゼロから作成するステップを含む。次に、本発明の方法は、図1に従って、(例えば、厚さ基準のユーザ入力に基づいて、ユーザの命令で、または例えば、設計されるオブジェクトの厚さシグネチャに基づいて、−自動的な−バックグランドプロセスとして)問い合わせを実行するステップを含む。あるいは、厚さ基準は、ユーザによって、値として直接的に提供される。次に、本発明の方法は、任意選択で、ユーザに対して結果を表示するステップと、(少なくとも1つの結果が存在する場合)好ましい結果を(ユーザによって)選択するステップとを含む。最後に、ユーザは、問い合わせの結果(例えば、選択された結果)を変更することによって、または問い合わせの結果を現在の設計に追加することによって、設計を続行する。したがって、これは、設計者が以前に設計されたモデルを必ずしも再設計することなく、代わりに、そのような以前の設計を再利用するのを助けるのに有益であることができる。しかしながら、図1に従って問い合わせを実行する他の任意の理由も企図される。例えば、本発明の方法は、重複した(もしくはほとんど重複した、すなわち、非常に類似した)3Dモデリングされたオブジェクトを見つけ、例えば、(例えば、冗長性を排除することによって、データベースのサイズを縮小するために)データベースから削除するために、または同じ厚さカテゴリ内に、もしくは厚さ類似性に基づいて、部品を分類するために使用される。
本発明の方法は、製造プロセス内に含まれ、それは、本発明の方法を実行した後で、モデリングされたオブジェクトに対応する物理的製品を生産することを含む。いずれの場合も、本発明の方法によって設計されたモデリングされたオブジェクトは、製造物を表す。したがって、モデリングされたオブジェクトは、モデリングされた立体(すなわち、立体を表すモデリングされたオブジェクト)である。製造物は、部品または部品からなる組立体などの製品である。本発明の方法は、モデリングされたオブジェクトの設計を改善するので、本発明の方法は、製品の製造も改善し、したがって、製造プロセスの生産性を高める。
図1の方法が、今からより詳細に説明される。
本発明の方法は、機械部品を表す3Dモデリングされたオブジェクトを含むデータベースに問い合わせを行うためのものである。データベースに問い合わせを行うとは、データベース工学におけるそのような表現の古典的な意味に従って、問い合わせがデータベース上で実行されることを意味し、すなわち、データベースに属する情報が、問い合わせの結果(場合によっては空値)としてデータベースから抽出されることである。本発明の方法の場合、データベースの3Dモデリングされたオブジェクト(すなわち、そのいずれかの特徴データ)が、場合によっては、ユーザ選択のために、および/またはさらなるデータのダウンロードを促すユーザトリガのために返される。これはすべて、それ自体が、データベース工学の分野において、特に、3D類似性検索に対するその適用において知られている。
知られているように、問い合わせは、1または複数の任意の種類の基準に従って実行される。その後、データベース内のデータのいくつかが1または複数の基準に近い程度に基づいて、(1つ、複数、または空値の)結果が提供されるが、それは、非常に古典的である。本発明の方法の場合、問い合わせは、少なくともいわゆる厚さ基準を(場合によっては、その厚さ基準のみを)、言い換えると、厚さに関する基準を含む。それは、定義によって、情報の1つが結果と見なされるべきかどうかを査定するために、潜在的な結果(この時点では、データベースのいくつかのデータ)がこの基準に一致する程度が評価されることを意味する(例えば、問い合わせ内で重みを用いて、いくつかの基準を取り扱う問題は、古典的に対処されることができる実施詳細であるので、考慮されない)。この程度がどれほど正確に評価されるかは、実施上の問題である。この程度は、2値(3Dモデリングされたオブジェクトの厚さ値が、類似性基準に近いか否か)であり、またはそれは、累進的である(厳密には、3つ以上のレベルの近さ、場合によっては、最小値−例えば、0−から、−例えば、基準が、結果が入力値に等しい厚さを有することである場合、2つが等しい厚さ値であることに対応する−最大値、例えば、1まで連続的である)ことができる。また、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトが返される結果であるかどうかが、そのそれぞれの3Dモデリングされたオブジェクトについて評価されたその程度に基づいて、どれほど正確に決定されるかも、実施上の問題である。
例では、本発明の方法は、事前決定された数の最も適合性のある結果(例えば、他よりも厚さ基準に「近い」3Dモデリングされたオブジェクト)のみを、または1つ(例えば、「最も近い」1つ)のみを返す。例では、類似性基準に近い程度は、2値であり、その例では、本発明の方法は、すべての「近い」3Dモデリングされたオブジェクトを返す−それは、すべての結果がユーザに対して少なくとも一斉に表示され、例えば、そのためには、場合によっては、ユーザからのスクロールアクションが必要とされることを暗示する)。例では、厚さ基準は、近いとされる範囲として提供される。また、基準は、「10個の最良の結果」など、任意の「非ブール」基準も把握する。
さて、返すステップS2は、3Dモデリングされたオブジェクトの(実際の)厚さの代用物に基づいている。実際の厚さは、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトによって表される機械部品に関する物理的寸法であり、その物理的寸法は、機械部品の長さ測定に関連する。実際の厚さは、(例えば、すべての3D位置におけるオブジェクトの厚さ距離値を提供する)距離マップであり、または直感的な厚さ定義に対応する、それらの平均(すなわち、単一の距離値)である。正式な定義は、後で提供される。ここでは、実際の厚さが、いずれの場合も、計算するのに相対的にコストがかかることに単に留意されたい。そのため、本発明の方法は、(少なくとも機械部品設計の分野については)適切な代用物を使用することによって、効率性を達成する。
(「厚さシグネチャ」と呼ばれる)代用物は、定義によって、以下の公式によって提供される関数の評価に対応する値である。
b=Vは、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの体積である(すなわち、3Dモデリングされたオブジェクト−例えば、3Dモデリングされたオブジェクトは閉じられた外被として提供される−によって定義される立体体積であり、それは、例えば、正確な値として、または代用値それ自体として、データベース内でそのようなものとして提供されること、または他のデータから取り出し可能であることができ、手順の任意の方法が、合理的に、−例えば、正確な体積との誤差が10%未満になる、または5%未満にさえなるように−企図される)。aは、
に等しく、ここで、Sは、3Dモデリングされたオブジェクトの表面積である(すなわち、外表面積−例えば、3Dモデリングされたオブジェクトは閉じられた外被として提供される−であり、それは、例えば、正確な値として、または代用値それ自体として、データベース内でそのようなものとして提供されること、または他のデータから取り出し可能であることができ、手順の任意の方法が、合理的に、−例えば、正確な面積との誤差が10%未満になる、または5%未満にさえなるように−企図される)。また、
であり、ここで、L2およびL3は、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトに関連付けられた境界ボックスの2つの最大寸法である。境界ボックスは、3Dモデリングされたオブジェクトを含むボックス、例えば、事前決定された向きの最小サイズの境界ボックスである。例は、後で提供される。本発明の方法によって企図される3Dモデリングされたオブジェクトが、(少なくとも)CADデータとして、例えば、それぞれの機械部品の境界表現(B−Rep形式)として提供される場合、これらのパラメータは、すべて、それ自体知られた技法に従って、取り出されること、または計算されることができる。
さて、「対応する」によって、本発明の方法では、僅かな増減が含まれることが意味される。シグネチャは、実際に、上式によって提供される関数の評価に正確に等しく、または少なくとも実質的に等しい(例えば、誤差が10%未満であり、または5%未満でさえある)。また、上で提供された数式は、アルゴリズムのフレームワークを定義するが、それらは、コンピュータによって、そのようなものとして(実施されることができるが)実施される必要がある。言い換えると、体積、表面積、境界ボックスの寸法、関数fの評価は、そのようなものとして決定されることができるが、決定される必要はない(すなわち、結果に達する間接的な方法が含まれる)。特に、それらが同様に厚さの良好な代用物を提供するという点において、関数fの評価とは異なる実質的に同じ結果に達する方法が含まれる。しかしながら、本発明の方法は、関数fの少なくとも1つの評価を含み、任意選択で、そこから結果を精緻化する。
先に言及されたように、この方法は、厚さに関する基準を用いて、機械部品のデータベースに問い合わせを行うことを可能にし、企図される数式の特定性のおかげの効率的な(高速でメモリに関して経済的な)方法で、使用される厚さの特定の代用物のおかげで、適合性のある結果を提供する。さらに、境界ボックス手法は、(例えば、光線を最適にはどこに投げ掛けるべきかについての事前知識の欠如に悩まされるレイキャスティングソリューションに比べて)相対的に高い効率性を可能にする。
本発明の方法が、図4ないし図31を参照して、今から説明される。
以下の用語、すなわち、局所的厚さ、平均厚さ、直径、および薄い立体が、最初に説明される。
図4に示されるような、立体Bおよびその境界∂Bについて考察する。本発明の方法との関連において、立体Bは、機械部品のモデルであり、そのため、∂Bは、正則な面(例えば、平面、円筒面、錐面、球面、トーラス面、NURBS)から作成される。点p∈Bとし、f(p)は、境界∂Bまでのその最小距離、すなわち、
f(p)=min{||p−q||,q∈∂B}
であるとする。
K(p)は、最小距離が満たされるような、点q∈∂Bの集合、すなわち、
K(p)={q∈∂B,||p−q||=f(p)}
であるとする。
∂Bは、
のコンパクトな部分集合であるので、K(p)は、空ではない。|K(p)|は、集合K(p)の要素の数であるとする。従来通り、集合K(p)が無限である場合、|K(p)|=∞である。幾何学的に、|K(p)|は、図5に示されるように、立体の境界∂Bと、中心がpで半径がf(p)の球との間の接点の数である。明らかに、|K(p1)|=1、|K(p3)|=2、|K(p2)|=|K(p4)|=3である。
定義によって、Σ(B)と表記される立体Bの中心軸変換は、|K(p)|>1であるような点p∈Bの集合である。
Σ(B)={p∈B,|K(p)|>1}
∂Bは、(先に言及されたように)正則な面から作成されるので、Σ(B)も、同様に正則な面の集合である。図6は、2次元立体(点線)の中心軸変換(実線)を示している。図5を参照すると、p2、p3、およびp4とは対照的に、p1は、Σ(B)に属さない。
定義によって、立体Bの平均厚さ
は、Σ(B)上のf(・)の平均値の2倍によって定義される。Σ(B)の面積をA(Σ(B))と表記する。
A(Σ(B))=∫Σ(B)dσ
立体Bの平均厚さの公式は、
である。
この平均厚さの実数値は、計算するのにコストがかかりすぎるので、本発明の方法は、代用物、すなわち、厚さシグネチャを利用する。
定義によって、立体Bの直径は、立体Bの2つの点を隔てる最大距離である。
Diam(B)=max{||p−q||,p∈B,q∈B}
定義によって、立体Bは、その平均厚さとその直径との比が、10%未満である場合、
(後で言及される薄い機械部品などの)薄い立体である。
以下では、−例えば、データベースを構築する時点における、またはS2実行時におけるオンザフライでの−厚さシグネチャ値の計算のための、本発明の方法によって企図される2つの代替案(一方は「単純厚さシグネチャ」、他方は「反復厚さシグネチャ」)について説明し、また厚さシグネチャを計算するための全体的アルゴリズムについて説明する。「単純厚さシグネチャ」技法は、利用可能な代用物を常に提供し、一方、「反復厚さシグネチャ」技法は、より正確な結果を提供するが(それによって、より適合性のある結果をもたらすが)、常に定義される(すなわち、常に計算可能である)とは限らない。
実際に、両方の場合において、厚さシグネチャは、関数fの評価の反復の最終結果に対応する。反復的な関数評価において、反復は、古典的に定義され、与えられた反復における評価は、直前の反復の結果に基づいて実行され、反復は、f(0)から開始する。ここでも、やはり、「対応する」によって、評価のそのような反復は、実際に実施されるが(その場合、「対応する」は、「等しい」によって置き換えられる)、(正確に、または実質的に−すなわち10%もしくは5%未満の誤差で)同じ結果をもたらす数学的代替案も企図されることが意味される。また、その反復プロセスは、一意的な反復ステップを含むことに留意されたい。実際に、(例えば、関数fが、上で言及された「反復厚さシグネチャ」に対応する、そのような不動点を有する場合、例えば、そのようなすべての場合、−すなわち、そのような不動点が存在するたびに)反復は、最初の不動点に達するまで実行されるが、代替的に、反復は、例えば、関数が不動点を有さない場合、最初の反復の後に停止させられる(その場合、最初の反復は、最後で唯一の反復である)。例では、本発明の方法は、例えば、不動点が存在するかどうかに関する、例えば、事前決定された条件に基づいて、どちらの代替案が実行されるかを決定するステップをさらに含む(例えば、上で言及されたように、不動点が存在しない場合は、第1の代替案、それが存在する場合は、第2の代替案)。例では、関数fの評価の反復は、実際には任意の方法で実行され、それは、関数fが不動点を有するかどうかについての暫定的結果に基づいて、反復を実行している間に決定され、それによって、第1の代替案の場合は、最初の値に戻り、または第2の代替案の場合は、最後の結果を持続もしくは保持する。これは、数値解析の分野においては古典的なものである。条件も、同様に、追加の態様(例えば、反復を継続した場合の、そのコストに対する適合性の増加の予測)にさらに関連する。条件は、任意の方法で、例えば、反復プロセスに関する後で行われる説明に関連する方法で評価される。いずれの場合も、反復は、任意の古典的な方法で、例えば、収束が得られたことを示す、例えば、(後で言及されるεなどの)事前決定された閾値に従って、停止させられる。
したがって、本発明の方法の実施の例では、機械部品は、立体によってモデリングされ、検索基準は、機械部品の関連する厚さ情報、すなわち、「厚さシグネチャ」を獲得するように設計される。厚さシグネチャを計算するための方法は、2通りある。一方では、どの立体についても、いわゆる「単純厚さシグネチャ」が計算されることができる。他方では、それが存在する場合は、「反復厚さシグネチャ」が計算され、それは、単純厚さシグネチャよりも正確である。これらの一般的な例が、図7に示されている。
単純厚さシグネチャが、今から説明される。
以下では、入力された立体の体積および面積に基づいた、E*と表記される、単純厚さシグネチャの簡単な例示的な公式を確立する。Vを、この入力された立体の体積とし、Sを、面積とする。この立体は、図8に示されるような、広い底面の僅かな押し出しによって定義される角柱である。S1を、底面の面積とし、S2を、側面の面積とし、Hを、押出しの高さとする。
そのような押し出された立体の体積Vおよび面積Sは、それぞれ、
V=HS1
S=2S1+S2
である。
そのため
である。
今では、高さHは、V、S、S2を使用することによって表現される。
平たい角柱状の形状によれば、側面積S2は、全体の面積Sよりもはるかに小さい。その結果、近似
は、体積および面積のみを使用することによる、角柱の近似的な厚さHをもたらす。
例では、本発明の方法は、この公式によって、単純厚さシグネチャE*を定義する。
要するに、
である。
航空宇宙部品の代表的なサンプルに対して実行(および後で再現)されたテストは、E*が1%ないし20%だけ正確な厚さとは異なることを示している。例えば、図9は、曲線の軌跡に沿った厚さ3mmの側面の押出しから作成された、4つのスルーホールを特徴とする部品を示している。この例では、E*=2.901mmであり、それは、非常に良好な推定である。
この公式は、実際には、先に言及された反復プロセスの最初の反復に対応し、それは、(例えば、非特許文献6において説明されているような)バナッハの不動点定理を利用することに留意されたい。
以下では、本発明の方法の範囲に適合されたこの定理のバージョンを提供する。
定理。f:[a,b]→[a,b]を、収縮写像とし、すなわち、すべてのx,y∈[a,b]について、|f(x)−f(y)|≦k|x−y|であるような、実数0≦k<1が存在する。その場合、
1.z=f(z)であるような、一意の数z∈[a,b]が存在し、
2.任意のx0∈[a,b]について、xn+1=f(xn)によって定義される数列
は、zに収束する。
一意の数zは、f(・)の不動点と呼ばれる。
反復厚さシグネチャが、今から説明されることができる。
例示的な第2の代替案は、Eと表記される、先に言及されたいわゆる「反復厚さシグネチャ」の例である、別の数値に向かって収束する反復プロセスを実施する。入力された立体の体積Vおよび面積Sに加えて、L1≦L2≦L3を、(先に言及された)境界ボックスの辺の長さとする。その境界ボックスは、後で詳述されるように、立体の主軸系に関して計算されるのが有利である。原理は、辺の長さE、λL2、λL3によって定義される直方体ブロックが、体積Vおよび面積Sを特徴付けるような、Eを計算することであり、ここで、λは、新しい未知の実数である。
そのような計算の例に含まれる非線形方程式が、今から説明される。
連立非線形方程式が、以下のように設定される。境界ボックスの体積Vboxおよび面積Sboxは、それぞれ、
box=L123
box=2(L23+L1(L2+L3))
である。
Eおよびλを含む非線形系は、先の公式において、L1をEによって、L2をλL2によって、L3をλL3によって、VboxをVによって、SboxをSによって置き換えることによって得られる。これは、
λ2EL23−V=0
をもたらす。
本発明の方法の例では、反復厚さシグネチャEは、定義によって、先の非線形系の最小の正の解であり、λは、補助的な未知数である。以下では、解の存在および数について説明する。
不動点公式化
例において、第1のステップは、系を「不動点」公式化に書き換えることである。未知数λが、第1の方程式から抽出される。
そのため、第2の式と併せると、
である。
次に、Eを乗じることによって、
である。
最後に、
である。
結果として、未知数Eは、今では、
によって定義される写像
の不動点であり、ここで、b=V、
は、正の定数である。これは、Eが、E=f(E)であることを意味する。
解の数
写像
は、
f’(0)=0
f’(x**)=1
であるようなものである。
**は、(定義および表記によって)f’(x**)=1であるような唯一の数であることに留意されたい。さらに、f(・)は、その第2導関数f”(・)が厳密に正であるので、凸である。写像g(x)=f(x)−xの変化を調べることによって、写像f(・)は、図10ないし図12に示されるように、f(x**)>x**である場合は、不動点を有さず、f(x**)=x**である場合は、ただ1つの不動点を有し、f(x**)<x**である場合は、2つの不動点を有することが明らかである。
解が2つの例
例示的な立体は、辺L1=0.1、L2=0.4、L3=0.5によって定義されるブロックであり、そのため、V=0.02、S=0.58である。写像f(・)に対して、2つの不動点が存在する。第1のものは、立体ブロックの実際の高さE=0.1である。第2の不動点は、
である。
解がない例
例示的な立体は、半径rの球である。境界ボックスは、L1=L2=L3=2rであり、
であり、S=4πr2であり、写像f(・)に対して、不動点が存在しない。実際に、初歩的な計算が、
および
をもたらし、これは、rとともに正である。
「解がない状況」は、(上で定義されたような)薄い部品の場合、特に、クリップ、クリート、ストリンガ、リブ、スパー、セクション、パネル、および/もしくはフレームなどの薄い部品からなる組立体を主に形成する航空宇宙構造部品、自動車ホワイトボディ部品などの板金部品および/もしくは金属プレス部品、造船所産業部品(すなわち、ストリンガパネルおよび/もしくは折り曲げシートなどの船舶部品)、プラスチック成形部品、ならびに複合部品の場合、機械部品のデータベースでは、なくはないにせよ、(統計的に)相対的にまれであることに留意されたい。
反復プロセス収束
例では、反復プロセスは、数列xn+1=f(xn)を計算することである。初期化x0=0は、それが存在する場合、最小の不動点に収束する数列
を提供することが分かっている。実際に、f(x**)<x**である場合、f(x**−ε)<x**−εであるようなε>0が存在する。このように、I=[0,x**−ε]と表記すると、f(・)は、すべてのx∈Iについて増加するので、
0<f(0)≦f(x)≦f(x**−ε)≦x**−ε
写像f(・)は、f(I)⊂Iであるようなものである。
言い換えると、x∈I⇒f(x)∈Iである。さらに、すべてのx∈Iについて、
であり、それが、f(・)をIからIへの収縮にし、定理のパラメータkは、k=|f’(x**−ε)|である。そのため、不動点定理によれば、区間I内にf(・)の一意の不動点が存在し、反復プロセスxn+1=f(xn)は、いずれの初期化x0∈Iの場合も、この不動点に向かって収束する。これは、図13に示されている。
厚さシグネチャを計算するための堅牢なアルゴリズムの例が、今から説明される。
アルゴリズムの入力は、V、S、L2、L3であり、それぞれ、入力された立体の境界ボックスの体積、面積、および最大の辺である。整数nは、不動点反復の事前定義された回数である。アルゴリズムの出力Xは、写像f(・)の不動点の存在に応じて、単純厚さシグネチャE*、または反復厚さシグネチャEである。アルゴリズムは、可能な限り最良の結果を常にもたらす。
先の実施は、ほとんどの場合、非常に効率的である。それにもかかわらず、f(x**)<x**であり、f(x**)がx**に近い場合、収束はスローダウンする。アルゴリズムは、「容易な」ケースには、不正確な結果を計算する。この難点を回避するために、「for」ループに対する代替案は、|x−f(x)|が事前決定された数値閾値εよりも小さい場合、反復を停止することであり、一般に、ε=10-12である。より正確には、上述の「for」ループは、以下のように「repeat−until」ループによって置き換えられることができる。
反復的な厚さシグネチャ計算の例が、今から説明される。
図14は、入力された立体を、その境界ボックスと一緒に示している。立体の体積V、立体の面積S、およびその境界ボックスの辺の長さL2、L3は、アルゴリズムの入力である。
この例では、f(x**)<x**であるので、反復厚さシグネチャが計算されることができ、反復の開始値は、
mmであり、それは、実際の3mmの厚さ値に対して3.3%だけ誤差があると推定される。実際の厚さ値は、例では知られているが、現実では知られていないことを思い出されたい。
計算された反復厚さシグネチャは、E=2.98mmであり、それは、初期推定よりも良好であり、正確な厚さに近く、誤差は0.7%である。図15は、入力された立体を、リスケールされた境界ボックスと一緒に示している。ボックスの辺の長さは、E、λL2、λL3であり、ここで、λ=1.0165であり、構成によって、その体積および面積は、入力された立体のそれらであるVおよびSである。
先に言及されたように、境界ボックスは、その軸が実質的に慣性行列のそれらであるボックスである。例えば、境界ボックスは、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの慣性行列によって定義された軸を有する。本発明の方法は、実際に、機械部品上で境界ボックスを限界まで直感的に押し潰し、そのように「押し潰された」境界ボックスの厚さとして厚さシグネチャ値を評価することに対応する。上述の特定の軸の方向は、相対的に正確な結果を提供するために、初期境界ボックスおよび押し潰しが、「正しく」方向付けされることを可能にする。
当技術分野においては、そのようなものとして知られているが、慣性概念の主軸系が、今から説明される。
以下の公式において、その体積質量密度が含まれず、無視されることができるように、均質な材料から作成された立体Bについて考察する。立体Bの重心g=(xG,yG,zG)が、
に従って計算される。
ここで、Vが、Bの体積であり、
V=∫∫∫Bdv
である。
ここで、その重心が標準的な軸系の原点になるように、立体Bが変換されると仮定する。標準的な軸系に関する立体Bの慣性の行列Iは、
によって定義され、ここで、
x=∫∫∫B(y2+z2)dv Iy=∫∫∫B(x2+z2)dv Iz=∫∫∫B(y2+x2)dv
であり、
xy=∫∫∫Bxydv Iyz=∫∫∫Byzdv Ixz=∫∫∫Bxzdv
である。
慣性の主軸は、行列Iの固有ベクトルv1、v2、v3であり、すなわち、Ivi=λiiであり、ここで、λiは、viのそれぞれの固有値であり、慣性の主モーメントと呼ばれる。行列Iは対称であるので、ベクトルviは、互いに直交する。最後に、慣性の主軸系は、重心gと、ベクトルv1、v2、v3とによって定義される。図16は、立体と、(例えば、絶対軸系に対して設定された)慣性の主軸系に従って計算された境界ボックスとを示している。
さて、上で言及されたように、本発明の方法は、データベースが、(データベースのモデリングされたオブジェクトの少なくともほとんど、例えば、80%超について)薄い(先に定義されたような「薄い」)部品を含む場合に特によく適用される。実際に、そのような場合、厚さ検索は、ユーザにとって特に有益であるが、その理由は、厚さは識別的であり、例えば、直径など、検索された部品の他の寸法と組み合わされるからである。これは、航空宇宙/航空プロジェクトにおいて使用されるデータベースでは事実である。実際に、そのようなデータベース内の機械部品の場合、軽量化が図られ、部品はほとんどしばしば薄い。そのような条件では、厚さは、データベース検索のための非常に重要な特徴になる。このことは、自動車ホワイトボディ、造船所産業部品、または複合部品についても同様に当てはまる。例では、データベースは、100を超える(好ましくは、1000を超える、または10000すら超える)機械部品を含み、部品の少なくとも80%については、実際の厚さ(平均)値は、1mmと20mmの間であるが、直径は、厚さの少なくとも10倍(すなわち、1cmと20cmの間)であり、好ましくは、5cmよりも大きい。そのような部品は、以下で提供される例のいずれかのようなものであり、したがって、それらは、すべてが、または組み合わされて、データベースの一部とすることができる。
本発明の方法によって定義される厚さシグネチャは、航空宇宙構造部品であるクリップ、クリート、ストリンガ、フレームを検索する場合に、非常に効率的であることが分かっている。図17ないし図18は、典型的な航空宇宙クリップを示している。図19ないし図20は、典型的な航空宇宙クリートを示している。図21は、典型的な航空宇宙ストリンガを示している。図22は、典型的な航空宇宙フレームを示している。この部品は、局所的拡大222によって示されるように、(本発明の方法が考慮することを可能にする)非一定の厚さを特徴とすることに留意されたい。
本発明の方法は、自動車産業のためのホワイトボディ部品、または造船所産業部品を含む、任意の産業のための板金部品および金属プレス部品を検索する場合にも効率的である。本発明の方法は、消費財、自動車、および航空宇宙を含む、任意の産業のためのプラスチック成形部品を検索するためにも同様に効率的である。図23ないし図24は、典型的な板金部品の写真を示している。図25ないし図27は、自動車産業のための典型的な金属プレス部品の写真を示している。
最後に、本発明の方法は、図28ないし図31に示された写真に示されるような、航空宇宙および自動車産業のための複合部品を検索する場合に効率的である。
以下では、テスト部品に対する厚さシグネチャ計算の例を詳述する。
工業部品の代表的サンプルを用いて実行されたテストは、厚さシグネチャがデータベース検索のための効率的なツールであることを証明した。表Iは、一定の厚さのクリップからなるサンプルに対する測定値および計算値を集めたものである。表IIは、一定の厚さのクリートおよび一定の厚さのフレーム部品からなるサンプルに対する測定値および計算値を集めたものである。表IIIはフレーム部品からなるサンプルに対する測定値および計算値を集めたものである。これらの部品は、(本発明の方法の課題ではなく、不可能でない場合でも非常にコストのかかる実際の厚さの正確な評価と比較される)非一定の厚さを特徴とする。

Claims (9)

  1. 機械部品を表す3Dモデリングされたオブジェクトを含むデータベースに問い合わせを行うためのコンピュータ実施される方法であって、前記方法が、
    厚さ基準を含む問い合わせを提供するステップ(S1)と、
    前記問い合わせの結果として、前記データベースのそれぞれの3Dモデリングされたオブジェクトを返すステップ(S2)であって、それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトは、前記それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトが前記厚さ基準に近い厚さを有する程度に基づいて返され、前記それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの前記厚さは、前記それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの厚さシグネチャによって代用され、前記厚さシグネチャは、
    という型の関数の評価に対応する値であり、ここで、
    bは、前記それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの体積Vであり、
    a=2/Sであり、ここで、Sは、前記3Dモデリングされたオブジェクトの表面積であり、

    であり、
    L2およびL3は、前記それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトに関連付けられた境界ボックスの2つの最大寸法であり、
    前記関数が不動点を有さない場合は、前記厚さシグネチャは、x=0のときの関数fの前記評価の結果f(0)であり、
    前記関数が1つ以上の不動点を有する場合は、前記厚さシグネチャは、関数fの前記評価の反復の最終結果であり、与えられた反復における前記評価は、直前の反復の結果に基づいて実行され、反復は、f(0)から開始し、前記反復は、関数fが最初の不動点に向かって収束するまで実行される、該ステップ(S2)と
    を具えたことを特徴とする方法。
  2. 前記境界ボックスは、前記それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの慣性行列によって定義される軸を有することを特徴とする請求項に記載の方法。
  3. 前記機械部品は、機械的な薄い部品を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記機械部品は、以下の部品、すなわち、
    − クリップ、クリート、ストリンガ、および/もしくはフレームなどの航空宇宙構造部品、
    − 自動車ホワイトボディ部品もしくは船舶部品などの板金部品および/もしくは金属プレス部品、
    − プラスチック成形部品、ならびに/または
    − 複合部品
    のいずれかまたはいくつかを含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つに記載の方法に従って問い合わせを受けるように構成されたデータベースを構築するためのコンピュータ実施される方法であって、
    前記データベースに、機械部品を表す3Dモデリングされたオブジェクトを記憶し、
    前記データベースのそれぞれの3Dモデリングされたオブジェクトに、各々、前記それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの厚さシグネチャ関連付けして記憶し、
    それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの前記厚さシグネチャは、
    という型の関数の評価に対応する値であり、ここで、
    bは、前記それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトの体積Vであり、
    a=2/Sであり、ここで、Sは、前記3Dモデリングされたオブジェクトの表面積であり、
    であり、
    L2およびL3は、前記それぞれの3Dモデリングされたオブジェクトに関連付けられた境界ボックスの2つの最大寸法であり、
    前記関数が不動点を有さない場合は、前記厚さシグネチャは、x=0のときの関数fの前記評価の結果f(0)であり、
    前記関数が1つ以上の不動点を有する場合は、前記厚さシグネチャは、関数fの前記評価の反復の最終結果であり、与えられた反復における前記評価は、直前の反復の結果に基づいて実行され、反復は、f(0)から開始し、前記反復は、関数fが最初の不動点に向かって収束するまで実行される、
    ことを特徴とする方法
  6. 当該方法が、3Dモデリングされたオブジェクトごとに、関数fの少なくとも1つの評価を含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  7. コンピュータに、請求項1ないし4、又は、請求項5ないし6、のいずれか1つに記載の方法を実行させるための命令を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 請求項に記載のコンピュータプログラム記録したことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
  9. 請求項に記載のコンピュータプログラムを記録したメモリに結合されたプロセッサを備えたことを特徴とするシステム。
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