JP6808996B2 - 実装薬品管理システム - Google Patents

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本発明は効率的に薬品を特定することができる実装薬品管理システムに関する。
病院又は薬局などの医療関連施設における薬品の調剤処理には、処方データに基づいて薬品を払出す薬品払出装置が用いられることがある。例えば、薬品払出装置の一例として、処方データに基づいて必要な薬品を錠数単位で払い出す錠剤払出装置が知られている。
ところで、医療用医薬品の取り違えによる医療事故を防止するとともに、医療用医薬品のトレーサビリティを確保することを目的として、医療用医薬品へのバーコード表示(GS1コード)を内用薬及び外用薬の調剤包装単位にすることとなった。
したがって、薬品払出装置が調剤にかかる業務等(例えば、充填業務)を実行する際に、1薬品を特定するため膨大な数のGS1コード又はJANコードを記憶部(実装薬品マスタ)に記憶しておく必要があるが、当該薬品を特定するためにかかる情報処理速度は薬品払出装置に搭載される端末に依存する。
本発明の目的は、薬品を特定するためにかかる情報処理速度は薬品払出装置に搭載される制御部の処理能力に依存することなく効率的に薬品を特定可能な実装薬品マスタ管理システムを提供することにある。
本発明は、薬品ごとに対応する一又は複数のコード情報を記憶する第1薬品記憶部を備える薬品払出装置と、薬品ごとに対応する一又は複数のコード情報を記憶する第2薬品記憶部にアクセス可能な薬品払出指示端末とを備える実装薬品管理システムであって、前記第2薬品記憶部において一の薬品について記憶可能な前記コード情報の数が、前記第1薬品記憶部において一の薬品について記憶可能な前記コード情報の上限数より多く、前記薬品払出装置が、処理対象の前記コード情報が前記第1薬品記憶部に記憶されていない場合は、前記コード情報に対応する薬品情報を前記薬品払出指示装置に要求し、前記薬品払出指示端末が、前記薬品払出装置からの要求に応じて前記第2薬品記憶部から前記コード情報に対応する前記薬品情報を前記薬品払出装置に送信する実装薬品管理システムである。
ここで、前記薬品払出指示端末が、前記薬品払出装置から前記コード情報に対応する前記薬品情報の要求を受信した場合に、前記第2薬品記憶部における当該コード情報の優先順位を最も高く設定し、他の前記コード情報の優先順位を繰り下げ、前記薬品払出指示端末が、前記第2薬品記憶部において前記薬品情報に対応付けて記憶されている前記コード情報のうち前記優先順位が前記上限数に対応する順位以上である前記コード情報を前記薬品払出装置に送信し、前記薬品払出装置が、前記薬品払出指示端末から受信する前記上限数に対応する数の前記コード情報を前記薬品情報に対応するコード情報として前記第1薬品記憶部に記憶させることが考えられる。
また、前記薬品払出装置が、前記薬品払出指示端末から前記コード情報に対応する前記薬品情報を受信した場合であって、前記第1薬品記憶部において前記薬品情報に対応する前記コード情報の数が前記上限数に達している場合は、前記第1薬品記憶部において前記薬品情報に対応して記憶されている任意の前記コード情報を削除し、前記薬品払出指示端末から受信した前記薬品情報に対応する前記コード情報を前記第1薬品記憶部に記憶させることが考えられる。
ここで、前記第1薬品記憶部において一の薬品について記憶される複数の前記コード情報に優先順位が設定可能であり、前記薬品払出装置が、前記薬品払出指示端末から前記コード情報に対応する前記薬品情報を受信した場合であって、前記第1薬品記憶部において前記薬品情報に対応する前記コード情報の数が前記上限数に達している場合は、前記第1薬品記憶部において前記薬品情報に対応して記憶されている前記コード情報のうち最も前記優先順位が低いコード情報を削除し、前記薬品払出指示端末から受信した前記薬品情報に対応する前記コード情報を前記第1薬品記憶部に記憶させることが考えられる。
また、前記薬品払出装置が、前記薬品払出指示端末から受信した前記薬品情報に対応する前記コード情報の前記優先順位を最も高く設定し、他の前記コード情報の前記優先順位を繰り下げることが考えられる。
また、前記薬品払出指示端末が、前記第2薬品記憶部を備えることが考えられる。
本発明によれば、薬品を特定するためにかかる情報処理速度は薬品払出装置に搭載される制御部の処理能力に依存することなく効率的に薬品を特定することができる。
図1は、本実施形態に係る装薬品管理システムの概略構成を示す図である。 図2は、第2薬品マスタのメンテナンス画面の一例を示す図である。 図3は、実装薬品管理システムで実行される薬品特定処理の一例を示すフローチャートである。 図4は、第1薬品マスタ及び第2薬品マスタのデータ構造の一例を示す図である。 図5は、実装薬品管理システムにおけるデータフローを説明するための図である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[実装薬品管理システム10]
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る実装薬品管理システム10は、薬品払出装置110と薬品払出指示端末120を備える。薬品払出装置110は、薬品を収容可能であって当該薬品を払い出し可能な複数の薬品収容部を備える錠剤分包機又は散薬分包機などの調剤機器である。薬品払出指示端末120は、薬品を払い出すための指示データを薬品払出装置110に送信することにより、薬品払出装置110から任意の薬品を払い出させることが可能なパーソナルコンピュータ等である。
薬品払出装置110及び薬品払出指示端末120各々は、CPU、RAM、ROMなどを含む制御部を備えており、薬品払出装置110及び薬品払出指示端末120における各種の処理は前記制御部各々によって実行される。なお、前記制御部各々は、前記CPUを用いて、前記ROMに記憶されている制御プログラムを実行することによって各種の処理を実行する。
薬品払出装置110は、1薬品に対し、少なくとも薬品コード(アドレス)、薬品名称、又はコード情報と薬品収容部特定情報とを記憶する第1薬品マスタ111を備える。第1薬品マスタ111は、ハードディスクドライブ又はソリッドステートドライブのような不揮発性の記憶部である。なお、薬品コード、薬品名称、コード情報は、薬品を識別するための薬品特定情報である。前記コード情報は、GS1コード又はJANコードのように薬品を特定する情報を少なくとも保有する情報である。前記薬品収容部特定情報は、薬品払出装置110が備える前記薬品収容部を特定するための情報である。ここで、1薬品に対し、記憶できる前記コード情報は有限数Xである。即ち、第1薬品マスタ111では、各薬品について、前記有限数Xを上限数として一又は複数の前記コード情報を対応付けて記憶することが可能である。
ここに、図4は、第1薬品マスタ111における一つの薬品に対応するレコードのデータ構造の一例を示す図である。図4に示されるように、第1薬品マスタ111では、一つの薬品について、薬品コード及び薬品名などの基本情報の他に、複数のコード情報(JAN/GS1コード)、入り数、及び優先順位が対応付けて記憶可能である。前記入り数は、前記コード情報に対応する薬品が収容されている薬箱、薬瓶、又はPTPシートなどの包装単位の薬品数である。前記優先順位は、第1薬品マスタ111において記憶を維持する優先度の高低を示す情報である。なお、薬品払出装置110では、前記優先順位が後述の更新処理で更新されるが、薬品払出装置110は、ユーザー操作に応じて任意に前記優先順位を設定することも可能である。
また、薬品払出装置110は、薬箱又は薬瓶などに記載されたGS1コード又はJANコードなどのコード情報を読み取り可能なバーコードリーダ112を備える。そして、例えば薬品払出装置110の前記薬品収容部に薬品が補充される際、薬品払出装置110は、バーコードリーダ112で読み取られる前記コード情報と第1薬品マスタ111とに基づいて、前記コード情報に対応する薬品の薬品コード、薬品名称、前記薬品収容部特定情報などを特定することが可能である。
薬品払出指示端末120は、少なくとも薬品コード(アドレス)、薬品名称、又は前記コード情報と前記薬品収容部特定情報とを記憶する第2薬品マスタ121を備える。なお、第2薬品マスタ121は、ハードディスクドライブ又はソリッドステートドライブのような不揮発性の記憶部である。ここで、1薬品に対し、記憶できる前記コード情報は有限数Yである。即ち、第2薬品マスタ121では、各薬品について、前記有限数Yを上限数として一又は複数の前記コード情報を対応付けて記憶することが可能である。
ここに、図2は、第薬品マスタ11のメンテナンス画面(編集画面)の一例を示す
図であり、図4は、第薬品マスタ11における一つの薬品に対応するレコードのデー
タ構造の一例を示す図である。図2及び図4に示されるように、第2薬品マスタ121で
は、一つの薬品について、薬品コード及び薬品名などの基本情報の他に、複数のコード情
報(JAN/GS1コード)、入り数、及び優先順位が対応付けて記憶可能である。さら
に、第1薬品マスタ111と第2薬品マスタ121において、1薬品に対し記憶できる前
記コード情報の数はX<Yとする。また、第2薬品マスタ121に記憶可能な前記コード
情報の数は制限がなくてもよい。従って、第2薬品マスタ121は、第1薬品マスタ11
1と同様のデータ構造であるが、一薬品について記憶可能な前記コード情報の数が第1薬
品マスタ111よりも多い点で第1薬品マスタ111と異なる。

なお、第2薬品マスタ121は薬品払出指示端末120に備えず、外部に独立して備えてもよい。例えば、第2薬品マスタ121は、薬品払出指示端末120がインターネット又はLAN等の通信網を介してアクセス可能なサーバー装置に設けられていることが考えられる。
ところで、各薬品を特定するため膨大な数のコード情報が第1薬品マスタ111に記憶されていると、その第1薬品マスタ111に基づいて当該薬品を特定する際の情報処理速度は薬品払出装置110に搭載される制御部のスペックに依存することになる。そのため、前記情報処理速度の観点では、薬品払出装置110の第1薬品マスタ111に記憶可能な各薬品に対応する前記コード情報の数は極力少ないことが望ましい。但し、各薬品に対応する前記コード情報の数が少なければ、前記コード情報に基づいて薬品を特定することができない可能性が高くなる。これに対し、本実施形態に係る実装薬品管理システム10では、薬品を特定するためにかかる情報処理速度が薬品払出装置110に搭載される制御部の処理能力に依存することなく効率的に薬品を特定可能である。
[充填業務における薬品特定処理]
図3のフローチャート及び図5のデータフローを参照しつつ、実装薬品管理システム10において薬品払出装置110及び薬品払出指示端末120によって実行される薬品特定処理について説明する。
ステップS1において、薬品払出装置110は、バーコードリーダ112で読み取られる前記コード情報を取得する。具体的に、作業者は薬品払出装置110に備えられたバーコードリーダ112を用いて、薬品の包装に付与されたGS1コード又はJANコードなどの当該薬品特定処理における処理対象となるコード情報を読み取る。
なお、本実施形態では、前記薬品収容部に薬品を充填する作業を想定して前記薬品特定処理を説明するが、これに限らず、各種の処理対象として読み取られる前記コード情報によって薬品が特定される場合にも適用可能である。例えば、薬品払出装置110が、マトリクス状に配置された複数のセルを備え、前記セル各々に投入される一又は複数の薬品を前記セル単位で払い出すことが可能な手撒きユニットを備えることがある。この場合には、前記セルに薬品が投入される際に、当該薬品が収容されている薬箱又は薬瓶などのコード情報が読み取られて薬品が特定されることがあり、その場合にも当該薬品特定処理と同様の処理が実行されることが考えられる。
ステップS2において、薬品払出装置110は、第1薬品マスタ111に読み取ったコード情報があるか否かを判定する。ここで、該当コードが第1薬品マスタ111に記憶されている場合(S2:Yes)、ステップS3において、薬品払出装置110は該当コード情報に対応する薬品情報を取得し、前記コード情報に対応する薬品を特定する。なお、前記薬品情報は、前記コード情報に基づいて第1薬品マスタ111から取得される。ここで、薬品情報とは、薬品コード、薬品名称、薬品収容部特定情報等である。
一方、該当コード情報が第1薬品マスタ111に記憶されていない場合(S2:No)、ステップS21において、薬品払出装置110は、薬品払出指示端末120に対し該当コード情報に対応する薬品を特定し薬品情報を要求する。これに対し、ステップS22において、薬品払出指示端末120は、第2薬品マスタ121を参照し該当コードに対応する薬品を特定し薬品情報を薬品払出装置110に送信する。これにより、前記ステップS3において、薬品払出装置110は、薬品払出指示端末120から送信された前記薬品情報を取得することができ、前記コード情報に対応する薬品を特定することができる。
ステップS4において、薬品払出装置110は取得した薬品情報に含まれる薬品収容部特定情報と、前記薬品収容部に設けられたRFIDに記憶されている薬品収容部特定情報とを照合する。より具体的に、薬品払出装置110は、予め定められた充填台に設けられたRFIDリーダーによって、前記薬品収容部に設けられたRFIDから読み取られる薬品収容部特定情報と、前記ステップS3で第1薬品マスタ111から取得した薬品収容部特定情報又は薬品払出指示端末120から取得した薬品収容部特定情報とが一致するか否かを判断する。また、前記薬品収容部に前記RFIDに代えて前記薬品収容部特定情報を示すGS1コード又はJANコードなどが印刷又は貼付されており、バーコードリーダ112によって前記薬品収容部特定情報が読み取られることも考えられる。なお、照合結果が不一致の場合は所定のエラー報知などが行われる。
また、前記ステップS3では、前記薬品収容部特定情報を含む前記薬品情報が取得される場合について説明するが、前記ステップS3で取得される前記薬品情報に前記薬品収容部特定情報が含まれていないことも考えられる。例えば、薬品払出指示端末120から取得する薬品情報に薬品収容部特定情報が含まれておらず、薬品コード又は薬品名称のいずれか一方又は両方が含まれていることが考えられる。この場合、薬品払出装置110は、薬品情報に含まれる薬品コード又は薬品名称に対応して第1薬品マスタ111に記憶されている薬品収容部特定情報を特定し、当該薬品収容部特定情報を前記薬品収容部に設けられたRFIDに記憶されている薬品収容部特定情報と照合することが可能である。
また、薬品払出装置110の前記薬品収容部各々の装着部に前記薬品収容部各々のRFIDから前記薬品収容部特定情報を読み取るRFIDリーダーが設けられていることが考えられる。この場合、前記ステップS4において、薬品払出装置110は、バーコードリーダ112によって読み取られる前記コード情報に対応する前記薬品収容部を特定することが考えられる。例えば、薬品払出装置110は、前記特定された前記薬品収容部の位置をユーザーに報知することが考えられる。なお、前記報知は、前記薬品収容部各々に対応して近傍に配置されたLED等の光源を点灯させること、液晶ディスプレイなどの表示部に表示させることによって行われる。また、薬品払出装置110は、ユーザーが前記特定された前記薬品収容部についての作業を行う際の位置として予め定められた特定の位置まで移動させることも考えられる。
照合の結果が合致した場合、作業者は収容部に薬品を充填する。
ここで、該当コード情報が第1薬品マスタ111に存在せず、薬品払出装置110が薬品払出指示端末120に対し該当コード情報に対応する薬品を特定し薬品情報を要求した際、ステップS5において、薬品払出装置110は、第1薬品マスタ111の更新処理を行う。なお、前記更新処理は、薬品払出指示端末120から前記薬品情報を受信したとき(S3)又は前記薬品特定処理の終了後などの予め定められたタイミングで開始されてもよい。また、前記ステップS2で該当コード情報が第1薬品マスタ111に存在すると判断されていた場合にはステップS5の処理は省略される。
[第1薬品マスタの更新処理]
続いて、上述の第1薬品マスタ111の更新処理(S5)について説明する。該当コード情報が存在せず薬品払出装置110は薬品払出指示端末120に対し該当コード情報に対応する薬品を特定し薬品情報を要求した場合、薬品払出装置110は、第1薬品マスタ111に要求時に記憶されている前記コード情報のうち、任意のコード情報と読み取られた薬品に対応するコード情報とを入替え、記憶する。
即ち、第1薬品マスタ111において前記コード情報に対応する薬品について既に記憶されている前記コード情報の数が有限数Xに達している場合には、いずれか一つの前記コード情報が削除され、代わりに薬品払出指示端末120から受信した前記薬品情報に対応する前記コード情報が追加して記憶されることになる。なお、このとき削除対象となる前記コード情報は前記優先順位が最も低いコード情報である。
これにより、薬品払出装置110は、次に同一の前記コード情報が読み取られた場合には、薬品払出指示端末120に要求することなく第1薬品マスタ111から薬品情報を取得することが可能になる。なお、第1薬品マスタ111において前記コード情報に対応する薬品について記憶されている前記コード情報の数が有限数X未満である場合には、薬品払出指示端末120から受信した前記コード情報が追加して記憶されればよい。
このように、第1薬品マスタ111では、使用される可能性が高い前記有限数Xを上限として前記コード情報が記憶されることになる。そのため、第1薬品マスタ111に制限なく前記コード情報が記憶可能な場合に比べて、前記コード情報に基づく薬品特定時における薬品払出装置110の処理負荷が抑制される。即ち、実装薬品管理システム10では、薬品を特定するためにかかる情報処理速度が薬品払出装置110に搭載される端末に依存することなく、薬品払出装置110が効率的に薬品を特定することが可能である。
なお、更新処理時は入替えに加えて以下のような処理をしてよい。
薬品払出装置110は、第1薬品マスタにおいて入れ替えた前記コード情報の優先順位を1番高くし、その他既存の前記コード情報の優先順位をひとつずつ繰り下げる。なお、前述したように、前記更新処理では1番優先順位の低い前記コード情報が入れ替えの対象となる。即ち、前記ステップS5において薬品払出指示端末120から受信した前記コード情報が第1薬品マスタ111に記憶される際に削除される前記コード情報は、任意の前記コード情報ではなく、前記優先順位が最も低いものである。これにより、実際に使用された前記コード情報の優先順位が高くなって削除されにくくなるため、薬品払出装置110から薬品払出指示端末120に前記薬品情報が要求される可能性が低減される。
また、前記更新処理は、バーコードリーダ112で読み取られた前記コード情報が第1薬品マスタ111に記憶されていない場合に限らず、前記コード情報が第1薬品マスタ111に記憶されている場合にも実行されることが考えられる。具体的に、薬品払出装置110は、バーコードリーダ112で読み取られたコード情報が第1薬品マスタ111に記憶されている場合でも、当該コード情報の優先順位を1番高くして、当該コード情報よりも優先順位が高かった前記コード情報については優先順位を一つずつ繰り下げる。これにより、第1薬品マスタ111では、使用されていない時期が長い前記コード情報の優先順位が低くなって前記ステップS5における削除対象になりやすくなる。従って、使用されていない期間が長い前記コード情報が優先して削除されることになり、薬品払出装置110から薬品払出指示端末120に前記薬品情報が要求される可能性が低減される。なお、薬品払出装置110は、バーコードリーダ112で読み取られたコード情報の優先順位を一つ又は二つ高くして、当該コード情報よりも優先順位が高かった前記コード情報については優先順位を一つ又は二つ繰り下げてもよい。このような構成では、第2薬品マスタ121にも、薬品ごとに対応する前記優先順位が記憶されていてもよいが、第2薬品マスタ121では、薬品ごとに対応する前記優先順位が記憶されていなくてもよい。なお、第1薬品マスタ111及び第2薬品マスタ121各々において薬品ごとに対応する前記優先順位が記憶される場合には、両者の前記優先順位が互いに同期して更新される構成であってもよい。
[第2薬品マスタの更新処理]
ところで、前記ステップS5では、薬品払出装置110の第1薬品マスタ111において薬品ごとに対応する複数の前記コード情報の優先順位が管理される場合について説明した。一方、前記ステップS5が省略され、前記ステップS21と前記ステップS22との間で、薬品払出指示端末120の第2薬品マスタ121において薬品ごとに対応する複数の前記コード情報についての優先順位を更新する更新処理が実行されることも他の実施形態として考えられる。なお、このような構成で、第1薬品マスタ111にも薬品ごとに対応する前記優先順位が記憶されていてもよいが、第1薬品マスタ111では薬品ごとに対応する前記優先順位が記憶されていなくてもよい。
具体的に、薬品払出指示端末120は、薬品払出装置110から前記コード情報に対応する薬品情報の要求を受信した場合に、当該コード情報の優先順位を第2薬品マスタ121に記憶されている前記薬品情報に対応する前記コード情報の中で1番高く設定し、当該コード情報よりも優先順位が高かった他の前記コード情報については優先順位を一つずつ繰り下げることが考えられる。
そして、薬品払出指示端末120は、第2薬品マスタ121に記憶されている前記優先順位が前記有限数Xに対応する順位(X位)以上の前記コード情報を前記薬品情報に対応するコード情報として薬品払出装置110に送信する。例えば、前記有限数Xが10である場合、薬品払出指示端末120は前記薬品情報と前記薬品情報のコード情報として上位10位までの前記コード情報とを薬品払出装置110に送信する。これにより、薬品払出装置110は、薬品払出指示端末120から受信した前記有限数Xの前記コード情報を前記薬品情報に対応するコード情報として第1薬品マスタ111に記憶させる。即ち、薬品払出装置110の第1薬品マスタ111には、薬品払出指示端末120の第2薬品マスタ121に記憶されている薬品ごとの前記コード情報のうち前記有限数Xに対応する順位までのコード情報が記憶されることになる。これにより、薬品払出装置110は、第1薬品マスタ111を参照して、前記ステップS1においてバーコードリーダ112で読み取られた前記コード情報に対応する薬品を特定することが可能となる。

Claims (8)

  1. 薬品ごとに対応する一又は複数のコード情報を記憶する第1薬品記憶部を備える薬品払出装置と、薬品ごとに対応する一又は複数のコード情報を記憶する第2薬品記憶部にアクセス可能な薬品払出指示端末とを備える実装薬品管理システムであって、
    前記薬品払出装置が、処理対象の前記コード情報が前記第1薬品記憶部に記憶されていない場合は、前記コード情報に対応する薬品情報を前記薬品払出指示端末に要求し、
    前記薬品払出指示端末が、前記薬品払出装置からの要求に応じて、前記第2薬品記憶部に記憶されている前記コード情報に基づいて当該コード情報に対応する前記薬品情報を前記薬品払出装置に送信
    前記薬品払出装置が、前記薬品払出指示端末から前記処理対象のコード情報に対応する前記薬品情報を受信した場合に、当該処理対象のコード情報を、当該薬品情報に対応する薬品に対応付けて前記第1薬品記憶部に記憶されている前記コード情報に代えて又は当該コード情報に追加して、当該薬品に対応する前記コード情報として前記第1薬品記憶部に記憶させる、
    実装薬品管理システム。
  2. 前記第2薬品記憶部において一の薬品について記憶可能な前記コード情報の数が、前記第1薬品記憶部において一の薬品について記憶可能な前記コード情報の上限数より多い、
    請求項1に記載の実装薬品管理システム。
  3. 前記薬品払出指示端末が、前記薬品払出装置から前記コード情報に対応する前記薬品情報の要求を受信した場合に、前記第2薬品記憶部における当該コード情報の優先順位を最も高く設定し、他の前記コード情報の優先順位を繰り下げ、
    前記薬品払出指示端末が、前記第2薬品記憶部において前記薬品情報に対応付けて記憶されている前記コード情報のうち前記優先順位が前記上限数に対応する順位以上である前記コード情報を前記薬品払出装置に送信し、
    前記薬品払出装置が、前記薬品払出指示端末から受信する前記上限数に対応する数の前記コード情報を前記薬品情報に対応するコード情報として前記第1薬品記憶部に記憶させる、
    請求項2に記載の実装薬品管理システム。
  4. 前記薬品払出装置が、前記薬品払出指示端末から前記コード情報に対応する前記薬品情報を受信した場合であって、前記第1薬品記憶部において前記薬品情報に対応する前記コード情報の数が前記上限数に達している場合は、前記第1薬品記憶部において前記薬品情報に対応して記憶されている任意の前記コード情報を削除し、前記薬品払出指示端末から受信した前記薬品情報に対応する前記コード情報を前記第1薬品記憶部に記憶させる、
    請求項2に記載の実装薬品管理システム。
  5. 前記第1薬品記憶部において一の薬品について記憶される複数の前記コード情報に優先順位が設定可能であり、
    前記薬品払出装置が、前記薬品払出指示端末から前記コード情報に対応する前記薬品情報を受信した場合であって、前記第1薬品記憶部において前記薬品情報に対応する前記コード情報の数が前記上限数に達している場合は、前記第1薬品記憶部において前記薬品情報に対応して記憶されている前記コード情報のうち最も前記優先順位が低いコード情報を削除し、前記薬品払出指示端末から受信した前記薬品情報に対応する前記コード情報を前記第1薬品記憶部に記憶させる、
    請求項4に記載の実装薬品管理システム。
  6. 前記薬品払出装置が、前記薬品払出指示端末から受信した前記薬品情報に対応する前記コード情報の前記優先順位を最も高く設定し、他の前記コード情報の前記優先順位を繰り下げる、
    請求項5に記載の実装薬品管理システム。
  7. 前記薬品払出指示端末が、前記第2薬品記憶部を備える、
    請求項1〜6のいずれかに記載の実装薬品管理システム。
  8. 薬品ごとに対応する一又は複数のコード情報を記憶する第1薬品記憶部と、
    処理対象の前記コード情報が前記第1薬品記憶部に記憶されていない場合は、前記コード情報に対応する薬品情報を、薬品ごとに対応する一又は複数のコード情報を記憶する第2薬品記憶部にアクセス可能な薬品払出指示端末に要求し、前記薬品払出指示端末から前記コード情報に対応する薬品情報を受信する第1制御部と、
    を備え
    前記第1制御部は、前記薬品払出指示端末から前記処理対象のコード情報に対応する前記薬品情報を受信した場合に、当該処理対象のコード情報を、当該薬品情報に対応する薬品に対応付けて前記第1薬品記憶部に記憶されている前記コード情報に代えて又は当該コード情報に追加して、当該薬品に対応する前記コード情報として前記第1薬品記憶部に記憶させる、
    薬品払出装置。
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