JP6807781B2 - 表示システム、表示方法、及び遠隔操作システム - Google Patents

表示システム、表示方法、及び遠隔操作システム Download PDF

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Description

本発明は、表示システム、表示方法、及び遠隔操作システムに関する。
作業機械を無人化する方法の一つとして作業機械を遠隔操作する方法が提案されている。作業機械を遠隔操作する場合、作業現場の画像が遠隔地に存在する表示装置に送信される。作業者は、表示装置に表示された作業現場の画像を見ながら作業機械を遠隔操作する。特許文献1には、作業現場を撮影するTVカメラと、作業者の頭部の位置を検出する頭部位置検出センサと、TVカメラの撮影方向が頭部位置検出センサの検出結果に対応する方向となるようにTVカメラの向きを制御するアクチュエータと、撮影信号から画像光波を作成してスクリーンに投影するプロジェクタとを備えるテレオペレーティングシステムが開示されている。
特開平06−339153号公報
作業現場の2次元画像が表示装置に表示される場合、作業者は作業現場の遠近感を知覚し難い。その結果、作業者は遠隔操作を円滑に実施することができず、作業機械の作業効率が低下する可能性がある。頭部位置検出センサの検出信号が遠隔地から作業現場のアクチュエータに送信され、作業者の頭部に連動してカメラが移動するようにアクチュエータが作動され、そのカメラで撮影された画像が作業現場から遠隔地の表示装置に送信されることにより、表示装置に表示される画像の視点が作業者の頭部に連動して移動する。これにより、作業者は、視点移動に連動した運動視差が提示されることによって、運動立体視により遠近感を知覚することができ、遠隔操作を円滑に実施し易くなる。
しかし、遠隔地から作業現場に送信される検出信号の通信遅延又は作業現場から遠隔地に送信される画像の通信遅延などに起因して、表示装置に表示される画像の視点の移動が作業者の頭部の移動に対して遅延する可能性がある。その結果、視点に正しく対応した運動視差を提示し難くなり、作業者は運動立体視による遠近感を知覚し難くなる。
本発明の態様は、作業機械の遠隔操作において、作業現場の遠近感を作業者に効果的に知覚させることができる表示システム、表示方法、及び遠隔操作システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、作業現場における対象物の3次元データを含む画像データを取得する画像データ取得部と、作業者の視点位置データを取得する視点位置データ取得部と、前記画像データと前記視点位置データとに基づいて、前記対象物の自由視点画像を表示させる表示制御部と、を備える表示システムが提供される。
本発明の第2の態様に従えば、対象物の3次元データを含む画像データを取得することと、作業者の視点位置データを取得することと、前記画像データと前記視点位置データとに基づいて、前記対象物の自由視点画像を表示させることと、を含む表示方法が提供される。
本発明の第3の態様に従えば、作業機械に搭載され、作業現場における対象物の3次元データを含む画像データを取得する撮像装置と、前記作業現場の遠隔地に設けられた表示装置と、前記遠隔地に設けられ、作業者の頭部の位置及び姿勢を検出する頭部位置センサと、前記遠隔地に設けられ、前記作業機械と通信可能な制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記撮像装置で撮影された前記画像データを取得する画像データ取得部と、前記頭部位置センサの計測データに基づいて、前記作業者の視点位置データを取得する視点位置データ取得部と、前記画像データと前記視点位置データとに基づいて、前記対象物の自由視点画像を前記表示装置に表示させる表示制御部と、を備える遠隔操作システムが提供される。
本発明の態様によれば、作業機械の遠隔操作において、作業現場の遠近感を作業者に効果的に知覚させることができる表示システム及び表示方法が提供される。
図1は、本実施形態に係る作業機械の遠隔操作システムの一例を模式的に示す図である。 図2は、本実施形態に係る作業機械の一例を模式的に示す図である。 図3は、本実施形態に係る遠隔操作施設の一例を模式的に示す図である。 図4は、本実施形態に係る表示システムの一例を示す機能ブロック図である。 図5は、本実施形態に係る自由視点画像により生じる運動視差を説明するための模式図である。 図6は、本実施形態に係る表示システムの表示方法の一例を示すフローチャートである。 図7は、本実施形態に係る表示システムの表示方法の一例を示すフローチャートである。 図8は、本実施形態に係る作業機械に設定される座標系を説明するための模式図である。 図9は、本実施形態に係る遠隔操作施設に設定される座標系を説明するための模式図である。 図10は、本実施形態に係る基準座標系を説明するための模式図である。 図11は、本実施形態に係るカメラによって取得される画像データを模式的に示す図である。 図12は、本実施形態に係る距離センサによって取得される3次元データを模式的に示す図である。 図13は、本実施形態に係る3次元データを説明するための模式図である。 図14は、本実施形態に係る遠隔操作施設を模式的に示す図である。 図15は、本実施形態に係るキャップの頭部マーカと作業者の視点位置との関係を模式的に示す図である。 図16は、本実施形態に係る表示装置に規定される座標系を説明するための模式図である。 図17は、本実施形態に係る作業者が遠隔操作を実施している状態を模式的に示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
[遠隔操作システム]
図1は、本実施形態に係る作業機械1の遠隔操作システム100の一例を模式的に示す図である。図2は、本実施形態に係る作業機械1の一例を模式的に示す図である。本実施形態においては、作業機械1が油圧ショベルであることとする。以下の説明においては、作業機械1を適宜、油圧ショベル1、と称する。
油圧ショベル1は、作業機2と、旋回体3と、旋回体3を旋回可能に支持する走行体5とを有する。走行体5は、履帯を有する。履帯が回転することにより、油圧ショベル1が走行する。作業機2は、旋回体3に連結される。
作業機2は、旋回体3に連結されるブーム6と、ブーム6に連結されるアーム7と、アーム7に連結されるバケット8と、ブーム6を駆動するブームシリンダ10と、アーム7を駆動するアームシリンダ11と、バケット8を駆動するバケットシリンダ12とを有する。ブームシリンダ10、アームシリンダ11、及びバケットシリンダ12はそれぞれ、油圧によって駆動される油圧シリンダである。
油圧ショベル1は、作業現場に存在し、作業現場で作業する。遠隔操作システム100は、作業現場の遠隔地に存在する遠隔操作施設に設けられる遠隔操作装置40を有する。油圧ショベル1は、遠隔操作装置40によって遠隔操作される。
遠隔操作システム100は、作業現場に係る画像を遠隔操作施設において表示させる表示システム200を有する。表示システム200は、遠隔操作施設に設けられる表示装置50及び制御装置60を有する。遠隔操作装置40、表示装置50、及び制御装置60のそれぞれは、油圧ショベル1とは別体で設けられる。
また、表示システム200は、作業現場に設けられ、作業現場における対象物を撮影する撮像装置30を有する。本実施形態において、撮像装置30は、油圧ショベル1に搭載される。撮像装置30は、カメラ31と、作業現場の対象物までの距離を計測可能な距離センサ32とを含む。カメラ31及び距離センサ32は、旋回体3に固定される。撮像装置30は、旋回体3の前方に存在する対象物を撮影する。
本実施形態において、撮像装置30によって撮影される対象物は、作業現場において施工される施工対象を含む。施工対象は、油圧ショベル1の作業機2で掘削される掘削対象を含む。なお、施工対象は、油圧ショベル1とは別の作業機械によって施工される施工対象でもよいし、作業者によって施工される施工対象でもよい。また、施工対象は、施工前の施工対象、施工中の施工対象、及び施工後の施工対象を含む概念である。
また、本実施形態において、撮像装置30によって撮影される対象物は、油圧ショベル1の少なくとも一部を含む。撮像装置30によって撮影される対象物は、例えば作業機2、旋回体3、及び走行体5の少なくとも一つを含む。対象物である作業機2は、掘削動作している状態の作業機2でもよいし、掘削動作していない状態の作業機2でもよい。対象物である旋回体3は、旋回している状態の旋回体3でもよいし、旋回していない状態の旋回体3でもよい。対象物である走行体5は、走行している状態の走行体5でもよいし、走行していない状態の走行体5でもよい。また、本実施形態において、撮像装置30によって撮影される対象物は、遠隔操作される油圧ショベル1の周囲に配置される作業機械でもよい。撮像装置30によって撮影される対象物は、遠隔操作される油圧ショベル1とは別の油圧ショベルでもよいし、ダンプトラックでもよい。
カメラ31は、光学系と、光学系を通過した光を受光するイメージセンサとを有する。イメージセンサは、CCD(Couple Charged Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサを含む。距離センサ32は、レーザレンジファインダ(Laser Range Finder)を含む。レーザレンジファインダは、対象物にレーザ光を照射して、対象物で反射したレーザ光の反射光に基づいて、対象物までの距離を計測する光学機器である。
カメラ31は、作業現場の対象物の画像データを取得する。距離センサ32は、カメラ31の光学系の視野領域にレーザ光を照射して、視野領域に存在する対象物までの距離データを取得する。距離センサ32は、例えばイメージセンサの複数の画素毎に対象物までの距離データを取得する。対象物の複数の部分のそれぞれまでの距離データが取得されることにより、対象物の3次元データが取得される。カメラ31の視野領域における対象物の複数の部分のそれぞれまでの距離データが取得されることにより、撮像装置30は、作業現場における対象物の3次元データを含む画像データを取得することができる。
油圧ショベル1は、制御装置300を搭載する。制御装置300と制御装置60とは、通信システム400を介して通信する。通信システム400は、油圧ショベル1に搭載される無線通信機401を有する。通信システム400は、インターネット(internet)、ローカルエリアネットワーク(LAN:Local Area Network)、携帯電話通信網、及び衛星通信網の少なくとも一つを含む。
遠隔操作装置40は、油圧ショベル1の作業機2及び旋回体3を遠隔操作する作業レバー及び走行体5を遠隔操作する走行レバーを含む。作業者は、遠隔操作施設において遠隔操作装置40を操作する。遠隔操作装置40が操作されることにより生成された操作信号は、通信システム400を介して制御装置300に送信される。制御装置300は、操作信号に基づいて、作業機2、旋回体3、及び走行体5を制御する制御信号を出力する。これにより、油圧ショベル1は遠隔操作される。
図2に示すように、本実施形態においては、3次元のグローバル座標系(Xg、Yg、Zg)及び3次元の車体座標系(Xm、Ym、Zm)が規定される。
[遠隔操作施設]
図3は、本実施形態に係る遠隔操作施設の一例を模式的に示す図である。図3に示すように、作業者の頭部の位置及び姿勢を検出する頭部位置センサ41と、作業者の頭部に装着されるキャップ42と、作業者が着座する操縦席43と、遠隔操作装置40と、表示装置50と、制御装置60とが、遠隔操作施設に設けられる。
頭部位置センサ41は、作業者の頭部の位置及び姿勢データを計測する。本実施形態においては、キャップ42が作業者の頭部に装着される。キャップ42に頭部マーカが設けられる。頭部位置センサ41は、キャップ42の頭部マーカを光学的に計測して、作業者の頭部の位置及び姿勢データを計測する。
作業者は、表示装置50の表示画面と正対するように操縦席43に着座する。作業者は、表示装置50の表示画面を見ながら、遠隔操作装置40を操作する。頭部位置センサ41は、操縦席に着座している作業者の頭部の位置及び姿勢データを計測する。
表示装置50は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)又は有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electroluminescence Display)のようなフラットパネルディスプレイを含む。
制御装置60は、コンピュータシステムを含む。制御装置60は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサを含む演算処理装置と、RAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリ及びROM(Read Only Memory)のような不揮発性メモリを含む記憶装置と、入出力インターフェースとを有する。
[表示システム]
図4は、本実施形態に係る表示システム200の一例を示す機能ブロック図である。図4に示すように、表示システム200は、遠隔操作施設に設けられた頭部位置センサ41と、表示装置50と、制御装置60とを有する。
撮像装置30は、カメラ31及び距離センサ32を含む。撮像装置30は、作業現場における対象物の3次元データを含む画像データを取得する。撮像装置30で取得された画像データは、通信システム400を介して制御装置60に送信される。頭部位置センサ41の計側データは、制御装置60に出力される。
制御装置60は、画像データ取得部61と、3次元モデル生成部62と、視点位置データ取得部63と、表示制御部66と、記憶部67と、入出力部68とを有する。
画像データ取得部61は、作業現場における対象物の3次元データを含む画像データを撮像装置30から通信システム400を介して取得する。画像データ取得部61で取得された画像データは、記憶部67に一時的に記憶される。
3次元モデル生成部62は、画像データ取得部61で取得された画像データに基づいて、対象物の3次元モデルを生成する。3次元モデル生成部62で生成された3次元モデルは、記憶部67に一時的に記憶される。
視点位置データ取得部63は、頭部位置センサ41の計測データに基づいて、作業者の視点位置データを取得する。頭部位置センサ41は、作業者の頭部の位置及び姿勢データを逐次取得可能である。視点位置データは逐次変化する。視点位置は、頭部の位置及び姿勢から従属的に決まるとみなせる。頭部と視点との相対位置は既知データであり、記憶部67に記憶されている。視点位置データ取得部63は、頭部位置センサ41の計測データと記憶部67に記憶されている既知データとに基づいて、作業者の視点位置データを取得することができる。
記憶部67は、画像データ取得部61で取得された画像データを一時的に記憶する。画像データ取得部61は、所定の周期であるデータ更新周期で画像データを取得する。取得された画像データは、データ更新周期で記憶部67に順次記憶される。本実施形態において、記憶部67に記憶される画像データは、データ更新周期で順次更新される。すなわち、記憶部67は、画像データ取得部61で取得された最新の画像データを一時的に記憶し、古い画像データを消去する。
また、記憶部67は、3次元モデル生成部62で生成された3次元モデルを一時的に記憶する。3次元モデル生成部62は、所定の周期であるデータ更新周期で3次元モデルを生成する。生成された3次元モデルは、データ更新周期で記憶部67に順次記憶される。本実施形態において、記憶部67に記憶される3次元モデルは、データ更新周期で順次更新される。すなわち、記憶部67は、3次元モデル生成部62で生成された最新の3次元モデルを一時的に記憶し、古い3次元モデルを消去する。
また、記憶部67は、車体座標系における撮像装置30の位置データを記憶する。車体座標系における撮像装置30の位置データは、油圧ショベル1及び撮像装置30の設計データ又は諸元データから導出される既知データであり、記憶部67に記憶される。
表示制御部66は、対象物の3次元データを含む画像データに基づいて、その対象物を任意の仮想視点から見た画像に変換する自由視点画像生成を実施する。自由視点画像生成によって生成された画像を自由視点画像という。
本実施形態において、表示制御部66は、記憶部67に一時的に記憶されている最新の画像データ及び直近の3次元モデルの少なくとも一方と、視点位置データ取得部63で取得された視点位置データとに基づいて、自由視点画像生成を行い、自由視点画像を表示装置50に表示させる。
本実施形態においては、表示制御部66は、作業者の視点位置の移動に連動して、その視点位置に応じた仮想視点から見た対象物の画像、すなわち自由視点画像を連続的に表示装置50に表示させることによって、作業者に運動視差を提示する。作業者は提示された運動視差に基づく運動立体視によって、表示された対象物の遠近感を知覚し認識することができる。
視点位置データは逐次変化する。表示制御部66は、視点位置データの変化に対応して自由視点画像を逐次生成して表示装置60に表示させる。
図5は、本実施形態に係る自由視点画像により生じる運動視差を説明するための模式図である。本実施形態において、表示制御部66は、作業者の視点(瞳孔)の移動に連動して、視点位置に応じた仮想視点から見た対象物の自由視点画像を表示装置50に連続的に表示させる。表示制御部66は、連続的に表示される自由視点画像のうち作業者から近い部分の見かけの移動量が大きく、遠い部分の見かけの移動量が小さくなるように、自由視点画像を表示装置50に表示させる。
すなわち、図5に示すように、作業者の視点が距離Mだけ移動した場合、表示制御部66は、作業者から近い距離Laに位置する部分Oaの視認位置を角度Daだけ移動させ、作業者から遠い距離Lbに位置する部分Obの視認位置を角度Daよりも小さい角度Dbだけ移動させ、作業者から更に遠い距離Lcに位置する部分Ocの視認位置を角度Dbよりも更に小さい角度Dcだけ移動させて、自由視点画像を表示させる。部分Oa、部分Ob、及びOcそれぞれの視認位置が移動した角度Da、角度Db、及び角度Dcの違いにより、作業者は、部分Oaが距離Laだけ離れた位置に存在し、部分Obが距離Lbだけ離れた位置に存在し、部分Ocが距離Lcだけ離れた位置に存在することを知覚することができる。作業者の視点の移動に連動して自由視点画像が変化することにより、運動視差が生じ、作業者は運動立体視による遠近感を知覚することができる。
[表示方法]
図6及び図7は、本実施形態に係る表示システム200の表示方法の一例を示すフローチャートである。本実施形態に係る表示方法は、図6に示すようなデータ更新ループSAと、図7に示すような表示ループSBとを含む。
データ更新ループSAは、作業現場に存在する撮像装置30からの距離データ及び画像データの到達(受信)を待機するステップSA10と、作業現場の対象物の距離データを撮像装置30の距離センサ32から取得するステップSA20と、作業現場の対象物の画像データを撮像装置30のカメラ31から取得するステップSA30と、距離データを含む画像データに基づいて対象物の3次元モデルを生成し、生成された3次元モデルを記憶部67に一時的に記憶するステップSA40とを含む。
表示ループSBは、頭部マーカの位置及び姿勢を取得するステップSB10と、頭部マーカの位置及び姿勢を視点位置に変換して作業者の視点位置データを取得するステップSB20と、視錐台を設定するステップSB30と、記憶部67に一時的に記憶されている3次元モデルにアクセスするステップSB40と、作業者の視点位置データ及び記憶部67から取得した3次元モデルに基づいて、対象物の自由視点画像を生成するステップSB50と、ステップSB50で生成された自由視点画像を表示装置50に表示させるステップSB60とを含む。
撮像装置30で撮影された画像データは、規定サンプリング周期で遠隔操作施設の画像データ取得部61に送信される。データ更新ループSAは、データ更新周期で実施される。データ更新ループSAは、撮像装置30からの距離データ及び画像データの受信を待機するステップSA10を含むため、データ更新周期は、規定サンプリング周期に依存する。また、通信システム400の状態により、テータの受信が遅延したり、停滞したり、一定周期でなかったり、欠落したりする可能性があるため、データ更新周期は不安定となり得る。
表示制御部66は、記憶部67に記憶されている3次元モデルに基づいて、データ更新周期よりも短い表示周期で自由視点画像を表示装置50に表示させる。すなわち、本実施形態において、表示ループSBは、データ更新周期よりも短い表示周期で実施される。
本実施形態において、データ更新ループSAと表示ループSBとは、互いに独立したタイミングで並行して実施される。
(座標系)
データ更新ループSA及び表示ループSBの詳細を説明する前に、油圧ショベル1及び遠隔操作施設のそれぞれにおいて設定される座標系について説明する。図8は、本実施形態に係る油圧ショベル1に設定される座標系を説明するための模式図である。図9は、本実施形態に係る遠隔操作施設に設定される座標系を説明するための模式図である。
図8に示すように、上部旋回体3に車体座標系が設定される。また、カメラ31にカメラ座標系が設定され、距離センサ32に距離センサ座標系が設定される。カメラ31の位置及び姿勢を、上部旋回体3の車体座標系において規定される行列であるCmachineで表す。距離センサ32の位置及び姿勢を、上部旋回体3の車体座標系において規定される行列であるDmachineで表す。行列Cmachine及び行列Dmachineはそれぞれ、位置及び姿勢を表わす4行4列の同次変換行列である。
図9に示すように、遠隔操作施設に操作施設座標系が設定される。また、表示装置50に表示装置座標系が設定され、頭部位置センサ41に頭部位置センサ座標系が設定される。表示装置50の位置及び姿勢を、遠隔操作施設の操作施設座標系において規定される行列であるScockpitで表す。頭部位置センサ41の位置及び姿勢を、遠隔操作施設の操作施設座標系において規定される行列であるTcockpitで表す。行列Scockpit及び行列Tcockpitはそれぞれ、位置及び姿勢を表わす4行4列の同次変換行列である。
図10は、本実施形態に係る基準座標系を説明するための模式図である。図10に示すように、本実施形態においては、上部旋回体3に規定される車体座標系と遠隔操作施設に規定される操作施設座標系とが統合される。すなわち、油圧ショベル1及び遠隔操作施設のそれぞれに新たな行列Omachine及び行列Ocockpitが導入される。上部旋回体3に規定される車体座標系と遠隔操作施設に規定される操作施設座標系とは、双方の基準位置及び姿勢が一致するように統合される。車体座標系と操作施設座標系とが統合されることにより、例えば遠隔操作施設のある部分の位置が油圧ショベル1のどの位置に相当するのかを決定することができる。
基準座標系における油圧ショベル1及び遠隔操作施設それぞれの構成要素の位置及び姿勢は、以下の(1)式から(4)式で表わされる。
Figure 0006807781
Figure 0006807781
Figure 0006807781
Figure 0006807781
(データ更新ループ)
次に、データ更新ループSAについて説明する。カメラ31と距離センサ32とは異なる位置及び姿勢で旋回体3に固定される。3次元モデル生成部62は、カメラ31で取得された画像データと距離センサ32で取得された距離データとを合成して、有色の3次元モデルを生成する。3次元モデル生成部62は、画像データの位置、角度、及び大きさと、距離データの位置、角度、及び大きさとを合わせて合成することによって、3次元モデルを生成する。
画像データ取得部61は、カメラ31からの画像データ及び距離センサ32からの距離データの到達(受信)を待機する(ステップSA10)。上述のように、本実施形態においては、撮像装置30で取得された距離データ及び画像データは、規定サンプリング周期で画像データ取得部61に送信される。
画像データ取得部61は、距離センサ32から距離データを取得する(ステップSA20)。また、画像データ取得部61は、カメラ31から画像データを取得する(ステップSA30)。
図11は、本実施形態に係るカメラ31によって取得される画像データを模式的に示す図である。図12は、本実施形態に係る距離センサ32によって取得される距離データ(3次元データ)を模式的に示す図である。
図11に示すように、カメラ31で取得される画像データは、2次元のUV座標上に配置された有色の画素データの集合を含む。
図12に示すように、距離センサ32で取得される距離データは、対象物の複数の部分の3次元データの集合を含む。
距離センサ32で取得される3次元データは、距離センサ32の局所座標系で表わされている。3次元モデル生成部62は、距離センサの行列Dに基づいて3次元データを基準座標系に変換する。
3次元モデル生成部62は、カメラ31の位置及び姿勢と、カメラ31の内部パラメータ(画角及び光軸中心)と、距離センサ32の位置及び姿勢とに基づいて、距離センサ32で取得された3次元データにカメラ31の画素データを投影するように割り当てることによって有色の3次元モデルを生成する。
図13は、本実施形態に係る3次元モデルを説明するための模式図である。図13は、距離センサ32で取得された3次元データにカメラ31の画素データを投影して3次元データを着色することで得られた3次元モデルを模式的に示す図である。以上により、3次元モデル生成部62は、対象物の色と形状を表現した3次元モデルを生成する(ステップSA40)。
3次元モデル生成部62で生成された3次元モデルは、記憶部67に一時的に記憶される。上述のように、3次元モデル生成部62は、データ更新周期で3次元モデルを生成する。記憶部67は、生成された3次元モデルをデータ更新周期で順次記憶する。記憶部67に記憶される3次元モデルは、データ更新周期で順次更新される。記憶部67は、最新の3次元モデルを一時的に記憶し、古い3次元モデルを消去する。
(表示ループ)
次に、表示ループSBについて説明する。図14は、本実施形態に係る遠隔操作施設を模式的に示す図である。図15は、本実施形態に係るキャップ42の頭部マーカと作業者の視点位置との関係を模式的に示す図である。視点位置とは、右眼の瞳孔位置、又は左眼の瞳孔位置、又は右眼の瞳孔位置と左眼の瞳孔位置との中間位置(重心)をいう。両眼立体視と併用する場合、視点位置とは、両眼の瞳孔位置をいう。
頭部位置センサ41は、作業者に装着されたキャップ42に設けられている頭部マーカの位置及び姿勢を計測する。視点位置データ取得部63は、頭部位置センサ41で計測された頭部マーカの位置及び姿勢を取得する(ステップSB10)。
視点位置データ取得部63は、頭部マーカの位置及び姿勢を作業者の視点の座標に変換する(ステップSB20)。頭部位置センサ41により計測される頭部マーカの位置Mtrackerは、頭部位置センサ41の局所座標系で示され、頭部位置センサ41位置及び姿勢を表わす。そのため、視点位置データ取得部63は、頭部マーカの位置及び姿勢を基準座標系における作業者の視点位置に変換する。
視点位置データ取得部63は、頭部マーカの位置及び姿勢を作業者の視点位置に変換するために、(5)式で示す列ベクトルを導入する。
Figure 0006807781
基準座標系における作業者の視点位置は、(6)式に基づいて求められる。
Figure 0006807781
以上により、視点位置データ取得部63は、基準座標系における作業者の視点位置、すなわち瞳孔の位置データを取得することができる。
(表示装置の位置、姿勢、及び大きさの計測)
次に、表示装置50の表示画面の位置・姿勢と大きさの計測について説明する。運動立体視の成立には、表示装置50の表示画面があたかも素通しの窓であるように、3次元空間を歪めることなく提示する必要がある。そのためには、表示装置50の空間的配置情報を厳密に分かっている必要がある。
図16は、本実施形態に係る表示装置50に規定される座標系を説明するための模式図である。図16に示すように、表示装置50の空間配置は、行列S、表示領域の幅2w、及び表示領域の高さ2hによって表現できる。これらの値は、予め表示装置50に対するキャリブレーションを行い求めておく。
(自由視点画像の表示)
次に、表示制御部66は、自由視点画像を表示するためにレンダリング(描画)処理を行う。
表示制御部66は、視点位置から見た3次元モデルを透視投影変換して表示装置50上へと写像する。その結果、カメラ31で取得された画像データとは視点が異なる自由視点画像(完成画像)が得られる。Sが(7)式のとき、表示装置50に正対する姿勢を持つ、(8)式で表わされる視点を考えると、S座標系をP座標系に変換する行列Aは(9)式のようになる。
Figure 0006807781
Figure 0006807781
Figure 0006807781
表示制御部66は、Pを基準とした視錐台のパラメータ(l、r、b、t、n)を、(10)式、(11)式、(12)式、(13)式のように設定する(ステップSB30)。
Figure 0006807781
Figure 0006807781
Figure 0006807781
Figure 0006807781
表示制御部66は、記憶部67に記憶されている3次元モデルにアクセスする(ステップSB40)。記憶部67に記憶されている3次元モデルは、データ更新周期で順次更新されている。そのため、表示制御部66は、最新の3次元モデルを取得することができる。
遠方描画範囲fを適当に定めると、プロジェクション行列Fpが(14)式のように求まる。
Figure 0006807781
図17は、本実施形態に係る作業者が遠隔操作を実施している状態を模式的に示す図である。表示制御部66は、(14)式に基づいて、3次元モデルをFp×P−1により透視投影変換することによって、自由視点画像を生成する(ステップSB50)。表示制御部66は、ステップSB50で生成された自由視点画像を表示装置50に表示させる(ステップSB60)。以上により、作業者が視点を動かしたときに画面を通して見ている対象物の見え方が変わるように、かつ、対象物の3次元形状に対して正しい見え方となるように自由視点画像が生成される。
[効果]
以上説明したように、本実施形態によれば、3次元データを含む画像データが作業現場から遠隔操作施設に送信される。表示制御部66は、遠隔操作施設において、作業者の視点位置データに基づいて、自由視点画像を表示装置50に表示させる。本実施形態においては、作業者の視点位置データは、作業現場に送信されず、遠隔操作施設において自由視点画像の生成及び表示に利用される。そのため、表示制御部66は、作業現場と遠隔操作施設との通信遅延の影響を受けることなく、作業者の視点位置データに基づいて、自由視点画像を表示させることができる。これにより、表示装置50に表示される自由視点画像の表示が作業者の視点の移動に対して遅延することが抑制される。そのため、運動視差が作業者の視点の移動に対して遅延することが抑制され、運動立体視による作業現場の遠近感を作業者に効果的に知覚させることができる。したがって、作業者は、表示装置50に表示された自由視点画像を見ながら、遠隔操作を円滑に実施することができる。これにより、油圧ショベル1の作業効率の低下が抑制される。
また、本実施形態においては、作業現場から遠隔操作施設に送信される3次元データを含む画像データに基づいてデータ更新周期で3次元モデルを生成し記憶部67にデータ更新周期で順次記憶させるデータ更新ループSAと、記憶部67に記憶されている3次元モデルから生成される自由視点画像を作業者の視点位置データに基づいてデータ更新周期よりも短い表示周期で順次表示させる表示ループSBとは、互いに独立したタイミングで並行して実施される。したがって、作業現場から遠隔操作施設への画像データの送信が遅延したり、送信が不可能になったりしても、表示制御部66は、直近に生成された最新の3次元モデルに基づいて、自由視点画像を表示装置50に表示させることができる。これにより、視点の移動に正しく対応した運動視差を提示し続けることができる。
また、データ更新ループSAと表示ループSBとは互いに独立したタイミングで並行して実施されるため、遠隔操作施設が作業現場から3次元データを含む画像データを受信するする頻度に依存するデータ更新周期が、自由視点画像を表示装置50に順次表示させるときの表示周期よりも長くても、表示制御部66は、直近に生成され記憶部67に記憶されている最新の3次元モデルに基づいて自由視点画像を表示装置50に表示させることができる。すなわち、遠隔操作施設が作業現場から3次元データを含む画像データを受信する頻度が低かったり、不安定になったりしても、制御装置60は、表示ループSBを高速で廻して自由視点画像を表示装置50に、視点移動から対応した画像が観察されるまでの遅延が認識されない程度に小さい良好な表示品質で表示させることができる。これにより、作業者は、良好な表示環境で表示された自由視点画像を見ながら遠隔操作装置40を操作することができる。
[その他の実施形態]
なお、上述の実施形態においては、データ更新ループSAにおいて、3次元モデル生成部62で生成された3次元モデルが記憶部67にデータ更新周期で順次記憶されることとした。データ更新ループSAにおいて、画像データ取得部61で取得された画像データが記憶部67にデータ更新周期で順次記憶されてもよい。また、記憶部67に記憶される画像データは、データ更新周期で順次更新されてもよい。表示制御部66は、その記憶部67に記憶されている最新の画像データに基づいて、データ更新周期よりも短い表示周期で自由視点画像を表示装置50に表示させることができる。
なお、上述の実施形態においては、データ更新ループSAにおいて、記憶部67に記憶される画像データ又は3次元モデルは、データ更新周期で順次更新されることとした。すなわち、最新の画像データ又は3次元モデルが一時的に記憶部67に記憶され、古い画像データ又は3次元モデルは消去されることとした。古い画像データ又は3次元モデルが消去されず、記憶部67に保持されてもよい。この場合、表示制御部66は、データ更新周期で記憶部67に記憶されている複数の画像データ又は複数の3次元モデルと、油圧ショベル1の旋回体3の旋回履歴又は走行体5の走行履歴とに基づいて、広範囲且つ高精細な自由視点画像を表示装置50に表示させることができる。
なお、上述の実施形態において、表示装置50は並列に複数設けられてもよい。また、表示装置50の表示画面はフラット面でもよいしドーム状の曲面でもよい。また、表示装置50が、作業者の頭部に装着されるヘッドマウントディスプレイでもよい。
なお、上述の実施形態においては、撮像装置30が油圧ショベル1に搭載されることとした。撮像装置30は、作業現場の対象物を撮影可能であれば任意の位置に設けることができる。例えば、撮像装置30は遠隔操作対象である油圧ショベル1とは別の作業機械に搭載されてもよいし、ドローンのような飛行体に搭載されてもよいし、作業現場に設けられている構造物に設置されてもよい。
なお、上述の実施形態においては、光学式の頭部位置センサ41で作業者の頭部の位置及び姿勢データを計測することによって、作業者の視点位置データが取得されることとした。例えば、磁気式の頭部位置センサで作業者の頭部の位置及び姿勢データを計測してもよいし、視線検出装置によって作業者の瞳孔の位置データが直接的に計測されてもよい。
なお、上述の実施形態においては、撮像装置30は2次元画像データを取得するカメラ31と距離データを取得する距離センサ32とを含むこととした。撮像装置30は、ステレオカメラでもよい。ステレオカメラにおいても、作業現場の対象物の3次元データを含む画像データを取得することができる。
なお、上述の各実施形態においては、作業機械1が油圧ショベルであることとした。作業機械1は、施工対象を施工可能な作業機械であればよく、施工対象を掘削可能な掘削機械及び土砂を運搬可能な運搬機械でもよい。作業機械1は、例えばホイールローダでもよいし、ブルドーザでもよいし、ダンプトラックでもよい。
1…油圧ショベル(作業機械)、2…作業機、3…旋回体、5…走行体、6…ブーム、7…アーム、8…バケット、10…ブームシリンダ、11…アームシリンダ、12…バケットシリンダ、30…撮像装置、31…カメラ、32…距離センサ、40…遠隔操作装置、41…頭部位置センサ、42…キャップ、43…操縦席、50…表示装置、60…制御装置、61…画像データ取得部、62…3次元モデル生成部、63…視点位置データ取得部、66…表示制御部、67…記憶部、68…入出力部、100…遠隔操作システム、200…表示システム、300…制御装置、400…通信システム、401…無線通信機。

Claims (12)

  1. 作業現場における対象物の3次元データを含む画像データを取得する画像データ取得部と、
    作業者の視点位置データを取得する視点位置データ取得部と、
    前記画像データと前記視点位置データとに基づいて、前記作業者の視点位置に応じた仮想視点から見た前記対象物の自由視点画像を表示させる表示制御部と、を備える
    表示システム。
  2. 前記画像データ取得部、前記視点位置データ取得部、及び前記表示制御部は、前記作業現場の遠隔地に設けられ、
    前記画像データ又は前記画像データに基づいて生成される前記対象物の3次元モデルは、前記遠隔地に設けられている記憶部にデータ更新周期で順次記憶され、
    前記表示制御部は、前記記憶部に記憶されている前記画像データ又は前記3次元モデルに基づいて、前記データ更新周期よりも短い表示周期で前記自由視点画像を表示させる、
    請求項1に記載の表示システム。
  3. 前記視点位置は、前記作業者の瞳孔の位置を含む、
    請求項1又は請求項2に記載の表示システム。
  4. 前記記憶部に記憶される前記画像データ又は前記3次元モデルは、前記データ更新周期で順次更新され、
    前記表示制御部は、前記記憶部に記憶されている最新の前記画像データ又は前記3次元モデルに基づいて前記自由視点画像を表示させる、
    請求項2に記載の表示システム。
  5. 前記視点位置データは逐次変化し、
    前記表示制御部は、前記視点位置データの変化に対応して前記自由視点画像を逐次生成して表示させる、
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の表示システム。
  6. 前記作業現場に設けられる撮像装置は、カメラと、前記対象物までの距離を計測可能な距離センサとを含む、
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の表示システム。
  7. 前記作業現場に設けられる撮像装置は、前記作業現場で作業する作業機械に搭載される、
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の表示システム。
  8. 対象物の3次元データを含む画像データを取得することと、
    作業者の視点位置データを取得することと、
    前記画像データと前記視点位置データとに基づいて、前記作業者の視点位置に応じた仮想視点から見た前記対象物の自由視点画像を表示させることと、を含む
    表示方法。
  9. 作業機械に固定されて搭載され、作業現場における対象物の3次元データを含む画像データを取得する撮像装置と、
    前記作業現場の遠隔地に設けられた表示装置と
    前記遠隔地に設けられ、前記作業機械と通信可能な制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記撮像装置で撮影された前記画像データを取得する画像データ取得部と
    前記作業者の視点位置データを取得する視点位置データ取得部と、
    前記画像データと前記視点位置データとに基づいて、前記対象物の自由視点画像を前記表示装置に表示させる表示制御部と、を備える
    遠隔操作システム。
  10. 前記作業者が前記作業機械の作業機を遠隔操作するための作業レバー及び前記作業者が前記作業機械の走行体を遠隔操作するための走行レバーの少なくとも一方を含む遠隔操作装置を備える、
    請求項9に記載の遠隔操作システム。
  11. 前記対象物の自由視点画像は、前記作業者の視点位置に応じた仮想視点から見た前記対象物の自由視点画像である、
    請求項9に記載の遠隔操作システム。
  12. 前記視点位置は、前記作業者の瞳孔の位置を含む、
    請求項11に記載の遠隔操作システム。
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