JP6807730B2 - 半導体基板の検査方法、半導体基板の品質判定方法および半導体基板 - Google Patents

半導体基板の検査方法、半導体基板の品質判定方法および半導体基板 Download PDF

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Description

本発明は、半導体基板の検査方法、半導体基板の品質判定方法および半導体基板に関する。
たとえば、非特許文献1には、Si基板上にエピタキシャル成長したGaNを活性層とするHEMT(High Electron Mobility Transistor)における電流コラプスの抑制技術が開示されている。当該文献において、GaN−HEMTをパワーエレクトロニクスに応用するには電流コラプスを撲滅することが必要であり、そのためには、電界集中を緩和するためのフィールドプレート構造の最適化、および、エピタキシャル層内の欠陥または界面準位の低減、が必要であるとの記載がある。また、当該文献は、エピタキシャル層内の欠陥等の低減に関し、PL測定(Photo Luminescence)と、電流コラプスの評価指標の一つであるオン抵抗増加率との関係について言及しており、PL測定におけるイエロールミネッセンス強度(YL)のバンド端発光強度(BE)に対する比(YL/BE)と、オン抵抗増加率とが、ウェハ内分布において一致するとの記載がある。すなわち、YL/BEを低く抑えることで、オン抵抗増加率(電流コラプス)が改善されるとの開示がある。
齋藤渉、「Si基板上GaN-HEMTのコラプス抑制」、(財)科学技術交流財団、第8回窒化物半導体応用研究会、平成22年6月24日、http://www.astf.or.jp/cluster/event/semicon/20100624/Mr_saito.pdf
非特許文献1によれば、PL測定を行い、バンド端発光強度(BE)に対するイエロールミネッセンス強度(YL)の比(YL/BE)を算出すれば、オン抵抗増加率が推定でき、電流コラプスについての評価が可能になる。
しかし、非特許文献1におけるPL測定では、励起光として波長325nmのHe−Cdレーザ光を用いる。波長が325nmの光は、GaN結晶には吸収されるものの、アルミニウム組成が0.15以下のAlGaN結晶にはほとんど吸収されず、その結果、GaN層上にAlGaN層が形成されたようなGaN/AlGaN積層結晶層を対象としたPL測定では、その測定結果にAlGaN層からの情報が含まれず、GaN層からの情報に限られてしまう問題がある。
本発明の目的は、AlGaN層を含む積層結晶層を対象とするPL測定において積層結晶層の各層に由来するフォトルミネッセンス情報を取得し、半導体基板の結晶性または電流コラプスに関する検査および品質判定の精度を高める技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、ベース基板、第1結晶層および第2結晶層を有し、前記ベース基板、前記第1結晶層および前記第2結晶層が、前記ベース基板、前記第1結晶層、前記第2結晶層の順に位置し、前記第2結晶層が、前記第1結晶層に接するとともに前記第1結晶層に対し格子整合または擬格子整合し、前記第2結晶層を構成する結晶のバンド幅エネルギーEg2が、前記第1結晶層を構成する結晶のバンド幅エネルギーEg1より大きい、半導体基板の検査方法であって、前記第2結晶層の側から第1波長の第1励起光を照射し、前記第1励起光によるフォトルミネッセンスを第1観測光として測定する段階と、前記第1観測光に含まれるバンド端発光BEのピーク強度IBE1と、前記バンド端発光BEのピーク波長λBEより長波長側に出現する発光YLのピーク強度IYL1との比率IYL1/IBE1を計算する段階と、前記比率IYL1/IBE1を検査値とする段階と、を有し、前記第1結晶層の前記第1波長における光吸収係数αと、前記第2結晶層の前記第1波長における光吸収係数αとの比α/αが、0.5〜1.0の範囲である半導体基板の検査方法を提供する。
本発明の第2の態様においては、ベース基板、第1結晶層および第2結晶層を有し、前記ベース基板、前記第1結晶層および前記第2結晶層が、前記ベース基板、前記第1結晶層、前記第2結晶層の順に位置し、前記第2結晶層が、前記第1結晶層に接するとともに前記第1結晶層に対し格子整合または擬格子整合し、前記第2結晶層を構成する結晶のバンド幅エネルギーEg2が、前記第1結晶層を構成する結晶のバンド幅エネルギーEg1より大きい、半導体基板の検査方法であって、前記第2結晶層の側から第1波長の第1励起光を照射し、前記第1励起光によるフォトルミネッセンスを第1観測光として測定する段階と、前記第2結晶層の側から前記第1波長より波長が長い第2波長の第2励起光を照射し、前記第2励起光によるフォトルミネッセンスを第2観測光として測定する段階と、前記第1観測光に含まれるバンド端発光BEのピーク強度IBE1と、前記バンド端発光BEのピーク波長λBEより長波長側に出現する発光YLのピーク強度IYL1との比率IYL1/IBE1を計算する段階と、前記第2観測光に含まれるバンド端発光BEのピーク強度IBE2と、前記バンド端発光BEのピーク波長λBEより長波長側に出現する発光YLのピーク強度IYL2との比率IYL2/IBE2を計算する段階と、前記比率IYL1/IBE1および前記比率IYL2/IBE2から選択された1以上の値または当該1以上の値から計算された値を検査値とする段階と、を有し、前記第1結晶層の前記第1波長における光吸収係数αと、前記第2結晶層の前記第1波長における光吸収係数αとの比α/αが、前記第1結晶層の前記第2波長における光吸収係数βと、前記第2結晶層の前記第2波長における光吸収係数βとの比β/βより大きい半導体基板の検査方法を提供する。
前記第1結晶層として、AlGa1−xN(0≦x<1)層を、より具体的にGaN層を挙げることができ、前記第2結晶層として、AlGa1−yN(0<y≦1、x<y)層を、より具体的にAlGa1−yN(0.1<y≦0.3)層を挙げることができる。前記第1波長が、180〜300nmの範囲内にあってもよい。
本発明の第3の態様においては、上記した第1形態の検査方法を用いた半導体基板の品質判定方法であって、前記検査方法を用いて前記半導体基板を検査する段階と、前記比率IYL1/IBE1が所定の値を超えた場合に、検査対象の前記半導体基板を不良品と判定する段階と、を有する半導体基板の品質判定方法を提供する。ここで、前記第1結晶層として、GaN層が例示でき、前記第2結晶層として、AlGa1−yN(0.1<y≦0.3)層が例示でき、前記第1波長の範囲として、180〜300nmの範囲が例示でき、所定の値として0.1が例示できる。
本発明の第4の態様においては、上記した第2形態の検査方法を用いた半導体基板の品質判定方法であって、前記検査方法を用いて前記半導体基板を検査する段階と、前記比率IYL1/IBE1および前記比率IYL2/IBE2から選択された1以上の比率が所定の値を超えた場合に、検査対象の前記半導体基板を不良品と判定する段階と、を有する半導体基板の品質判定方法を提供する。ここで、前記第1結晶層として、GaN層が例示でき、前記第2結晶層として、AlGa1−yN(0.1<y≦0.3)層が例示でき、前記第1波長の範囲として、180〜300nmの範囲が例示でき、前記第2波長の範囲として、300nmを超える範囲が例示でき、所定の値として0.1が例示できる。
本発明の第5の態様においては、ベース基板、第1結晶層および第2結晶層を有し、前記ベース基板、前記第1結晶層および前記第2結晶層が、前記ベース基板、前記第1結晶層、前記第2結晶層の順に位置し、前記第2結晶層が、前記第1結晶層に接するとともに前記第1結晶層に対し格子整合または擬格子整合し、前記第2結晶層を構成する結晶のバンド幅エネルギーEg2が、前記第1結晶層を構成する結晶のバンド幅エネルギーEg1より大きく、前記第1結晶層の第1波長(但し、第1波長は180〜300nmの範囲内にある。)における光吸収係数αと、前記第2結晶層の前記第1波長における光吸収係数αとの比α/αが、0.5〜1.0の範囲である、半導体基板であって、前記半導体基板に、前記第2結晶層の側から前記第1波長の第1励起光を照射し、前記第1励起光によるフォトルミネッセンスを第1観測光として測定し、前記第1観測光に含まれるバンド端発光BEのピーク強度IBE1と、前記バンド端発光BEのピーク波長λBEより長波長側に出現する発光YLのピーク強度IYL1との比率IYL1/IBE1を計算した場合に、前記比率IYL1/IBE1が0.1となる半導体基板を提供する。
半導体基板100の断面図である。 第1結晶層112をGaN層とし、第2結晶層114をAlGaN層とした場合の半導体基板100のPL発光スペクトルの一例を示した図である。 波長が相違する2種類の光源を励起光に用いてAlGaN層をPL測定した場合の検出深さをAl組成の関数として示したグラフである。 PL測定における観測光(フォトルミネッセンス)の発生位置を模式的に示した図である。 実験例1〜3についてのSIMS測定結果であり、炭素原子の深さプロファイルを示す。 SIMS測定で得られた第2結晶層114の炭素濃度とYL/BEの関係をプロットしたグラフである。 実験例1〜3および比較例1、2についてのホール移動度をYL/BEに対しプロットしたグラフである。 実施例1のYL/BE比およびPL発光スペクトルを示す図である。 実施例2のYL/BE比およびPL発光スペクトルを示す図である。 比較例1のYL/BE比およびPL発光スペクトルを示す図である。
図1は、本実施の形態の検査方法で用いる半導体基板100の断面図である。半導体基板100は、ベース基板102、反応抑制層104、バッファ層106およびデバイス形成層108を有する。バッファ層106は、第1層106aおよび第2層106bからなる二層積層106cを有する。デバイス形成層108は、第1結晶層112および第2結晶層114を有する。ベース基板102、第1結晶層112および第2結晶層114は、ベース基板102、第1結晶層112、第2結晶層114の順に位置する。
ベース基板102は、反応抑制層104、バッファ層106およびデバイス形成層108の各層を支持する支持基板である。ベース基板102はシリコン基板とすることが好ましい。ベース基板102としてシリコン基板を用いることにより、材料価格を下げることができ、従来のシリコンプロセスで用いられている半導体製造装置を利用することができる。これにより、コスト競争力を高めることができる。さらに、ベース基板102としてシリコン基板を用いることにより、直径150mm以上の大型の基板を安価にかつ工業的に利用することができるようになる。
反応抑制層104は、ベース基板102がシリコン基板である場合、当該シリコン基板に含まれるシリコン原子とバッファ層106等に含まれるIII族原子との反応を抑制する。反応抑制層104の上層にある窒化物結晶層が、AlGaN、GaN等のGaN系半導体層である場合、当該GaN系半導体層に含まれるGa原子とシリコン原子との合金化を防止することができる。反応抑制層104として、AlGa1−zN(0.9≦z≦1)を挙げることができ、代表的にはAlN層を挙げることができる。反応抑制層104により、ベース基板102の表面を保護し、上層の支持を確実にすることができる。また、反応抑制層104は、ベース基板102上に形成される結晶層の初期核を形成することができる。反応抑制層104の厚さは、30nm以上300nm以下とすることができる。
バッファ層106は、ベース基板102とデバイス形成層108の間に位置する。バッファ層106は、第1層106aおよび第2層106bからなる二層積層106cが繰り返し積層された多層積層構造を有する。このような多層積層構造により圧縮応力を発生し、その結果バッファ層106は、半導体基板100全体の反りを低減する応力発生層として機能する。バッファ層106は、また、ベース基板102とデバイス形成層108の間を電気的に絶縁する絶縁層としても機能する。
第1層106aは、バルク結晶における格子定数がa1である3族窒化物結晶からなり、第2層106bは、バルク結晶における格子定数がa2(a1<a2)である3族窒化物結晶からなる。二層積層106cの繰り返し数は、たとえば2〜500とすることができる。二層積層106cを多数積層することにより、バッファ層106が発生する圧縮応力を大きくすることができる。また、二層積層106cの積層数によりバッファ層106が発生する圧縮応力の大きさを容易に制御することができる。さらに、二層積層106cを多数積層することで、第1層106aによる耐電圧の向上をより高めることができる。
本実施の形態では、二層積層106cが複数繰り返して積層された構成のバッファ層106を例示しているが、二層積層106cは複数繰り返して積層されなくてもよく、この場合、単一の二層積層106cがバッファ層106を構成する。バッファ層106は、第1層106aおよび第2層106bに加え、バルク結晶における格子定数がa3(a2<a3)である第3結晶層を含む三層積層からなる構造としてもよい。あるいは、バルク結晶における格子定数が、ベース基板102の近くから遠ざかるに従い連続的またはステップ状に大きくなるグレーディッド結晶層としてもよい。さらに、三層積層またはグレーディッド結晶層が複数繰り返して積層された多層積層構造としてもよい。
第1層106aとしてAlGa1−qN(0.9≦q≦1)が例示でき、第2層106bとしてAlGa1−pN(0≦p≦0.3)が例示できる。第1層106aの厚さは、1nm以上20nm以下、好ましくは5.0nmを超え20nm未満とすることができる。第2層106bの厚さは、5nm以上300nm以下、好ましくは10nm以上300nm以下とすることができる。
デバイス形成層108は、第1結晶層112および第2結晶層114を有し、トランジスタやLED(light emitting diode)等任意のデバイスが形成できる結晶層である。たとえば第1結晶層112および第2結晶層114のヘテロ界面に形成される二次元電子ガス(2DEG)をチャネルとするHEMT(High Electron Mobility Transistor)が形成できる。第2結晶層114は、第1結晶層112に接するとともに第1結晶層112に対し格子整合または擬格子整合し、第2結晶層114を構成する結晶のバンド幅エネルギーEg2は、第1結晶層112を構成する結晶のバンド幅エネルギーEg1より大きい。
第1結晶層112は、たとえばAlGa1−xN(0≦x<1)層であり、具体的にはGaN層が例示できる。第1結晶層112の厚さは、200〜2000nmの範囲で選択することができ、たとえば800nmとすることができる。
第2結晶層114は、たとえばAlGa1−yN(0<y≦1、x<y)層であり、具体的にはAlGa1−yN(0.1<y≦0.3)層、たとえばAl0.25Ga0.75Nが例示できる。第2結晶層114の厚さは、10〜100nmの範囲で選択することができ、たとえば25nmとすることができる。
反応抑制層104、バッファ層106およびデバイス形成層108は、一般的なMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法を用いて形成できる。たとえば、MOCVD法により形成する層がAlN層、AlGaN層およびGaN層である場合、III族原料ガスとしてトリメチルアルミニウム(Al(CH)およびトリメチルガリウム(Ga(CH)を用いることができ、窒素原料ガスとしてアンモニア(NH)を用いることができる。成長温度は1100〜1260℃の範囲で選択可能であり、III族原料ガスに対するV族原料ガスの流量比V/III比は、160〜5000の範囲で選択可能である。形成する層の厚さは、たとえば予備実験で得た成長速度から設計厚さに対応する成長時間を算出し、成長時間により厚さを制御できる。
上記した半導体基板100の検査方法として、二通りの検査方法を説明する。一つ目の検査方法は以下の通りである。まず、第2結晶層114の側から第1波長の第1励起光を照射し、第1励起光によるフォトルミネッセンスを第1観測光として測定する。次に、第1観測光に含まれるバンド端発光BEのピーク強度IBE1と、バンド端発光BEのピーク波長λBEより長波長側に出現する発光YLのピーク強度IYL1との比率IYL1/IBE1を計算し、これを検査値とする。ここで、第1結晶層112の第1波長における光吸収係数αと、第2結晶層114の第1波長における光吸収係数αとの比α/αが、0.5〜1.0の範囲となるよう第1波長を選択する。
二つ目の検査方法は以下の通りである。まず、第2結晶層114の側から第1波長の第1励起光を照射し、第1励起光によるフォトルミネッセンスを第1観測光として測定し、第2結晶層114の側から第1波長より波長が長い第2波長の第2励起光を照射し、第2励起光によるフォトルミネッセンスを第2観測光として測定する。次に、第1観測光に含まれるバンド端発光BEのピーク強度IBE1と、バンド端発光BEのピーク波長λBEより長波長側に出現する発光YLのピーク強度IYL1との比率IYL1/IBE1を計算し、第2観測光に含まれるバンド端発光BEのピーク強度IBE2と、バンド端発光BEのピーク波長λBEより長波長側に出現する発光YLのピーク強度IYL2との比率IYL2/IBE2を計算し、比率IYL1/IBE1および比率IYL2/IBE2から選択された1以上の値または当該1以上の値から計算された値を検査値とする。ここで、第1結晶層112の第1波長における光吸収係数αと、第2結晶層114の第1波長における光吸収係数αとの比α/αが、第1結晶層112の第2波長における光吸収係数βと、第2結晶層114の第2波長における光吸収係数βとの比β/βより大きくなるよう第1波長および第2波長を選択する。
上記した二通りの検査方法をより詳細に説明する。図2は、第1結晶層112をGaN層とし、第2結晶層114をAlGaN層とする半導体基板100のPL発光スペクトルの一例を示した図である。ピークAにGaNのバンド端発光(BE)が現れ、ピークAより長波長側(低光子エネルギー側)のピークBにイエロールミネッセンス(YL)が出現する。ピークBのイエロールミネッセンス(YL)は結晶欠陥または不純物に起因すると考えられ、バンド端発光強度で規格化したイエロールミネッセンス強度(YL/BE)の値は、デバイス形成層108の結晶性(結晶欠陥または不純物等)についての評価指標とすることができる。
図3は、波長が相違する2種類の光源を励起光に用いてAlGaN層をPL測定した場合の検出深さをAl組成の関数として示したグラフである。従来技術(非特許文献1)で用いていたHe−Cdレーザ光(発光波長325nm)では、Al組成が0.15を超えた辺りから急激に検出深さが深くなっている。これは、Al組成が0.15を超えるAlGaN層ではHe−Cdレーザ光の吸収が小さく、十分な励起が行われないため、PL測定が困難であることを示している。一方、YAGレーザの4倍波光(発光波長266nm)を用いた場合、Al組成が0.15を超えても検出深さは約200nmで一定であり、これは、He−Cdレーザ光では測定困難なAlGaN層(Al組成が0.15以上)のPL測定が、YAGレーザ4倍波光を用いることで可能になることを示している。
図4は、PL測定における観測光(フォトルミネッセンス)の発生位置を模式的に示した図であり、図中左側にHe−Cdレーザ光を励起光に用いた場合、図中右側にYAGレーザ4倍波光を励起光に用いた場合を示す。He−Cdレーザ光を励起光に用いた場合、He−Cdレーザ励起光E1は、第2結晶層114に対しほぼ透明なため、第2結晶層114を吸収なく透過し、第1結晶層112に至って吸収され始める。よって、He−Cdレーザ励起光E1による観測光O1は、第1結晶層112で主に発生する。一方、YAGレーザ4倍波光を励起光に用いた場合、YAGレーザ4倍波励起光E2は、第2結晶層114および第2結晶層114で吸収され、YAGレーザ4倍波励起光E2による観測光O2は、第2結晶層114および第1結晶層112の両方で発生する。
YAGレーザ4倍波光のように第2結晶層114でも吸収される励起光(第1励起光)を用いてPL測定し、バンド端発光BEのピーク強度IBE1に対するイエロールミネッセンス光YLのピーク強度IYL1の比IYL1/IBE1を計算し、これを検査値とすることで、AlGaN層を含めたデバイス形成層108の結晶性評価を実施することができる。これにより半導体基板100の電流コラプスに対する検査・判定の精度を高めることができる。この場合、YAGレーザ4倍波光の波長(第1波長)における第1結晶層112に対する光吸収係数をα、同波長における第2結晶層114に対する光吸収係数をαとした場合、α/αは、0.5〜1.0の範囲であるものとする。これは、YAGレーザ4倍波光を励起光(第1励起光)とした場合、励起光波長(第1波長)における第1結晶層112(GaN層)の吸収係数αと第1結晶層112(AlGaN層)の吸収係数αは、図3から明らかにほぼ同等であり、αの方が若干大きな値になっていると思われる。よって、α/αは1に近い値であり、0.5〜1.0の範囲、好ましくは0.7〜0.95の範囲、さらに好ましくは0.8〜0.9の範囲が適当であると考えられる。
また、第2結晶層114でも吸収される第1励起光を用いたPL測定に加え、He−Cdレーザ光のような第1励起光より長波長の第2励起光も用いてPL測定を行い、第1励起光による比率IYL1/IBE1の計算、および第1励起光と同様に、第2励起光による比率IYL2/IBE2の計算を行い、比率IYL1/IBE1および比率IYL2/IBE2から選択された1以上の値または当該1以上の値から計算された値を検査値とすることができる。これにより、AlGaN層を含めたデバイス形成層108の結晶性評価を実施することができ、半導体基板100の電流コラプスに対する検査・判定の精度を高めることができる。この場合、α/αと同様に、第2波長における第1結晶層112の光吸収係数βと第2結晶層114の光吸収係数βとの比β/βが定義でき、α/αがβ/βより大きい値であるものとすることができる。第2波長をHe−Cdレーザ光の波長とすると、図3から明らかに、第1結晶層112に対する光吸収係数βに比べて第2結晶層114に対する光吸収係数βは極めて小さく、α/αはβ/βより大きな値になっているものと考えられる。α/αの値は、β/βより大きく、好ましくはα/αはβ/βの2倍以上、さらに好ましくは3倍以上とすることができる。
なお、第1波長は、180〜300nmの範囲内とすることができ、第2波長は、300nmを超える波長範囲とすることができる。
(実施例)
ベース基板102として(111)面を主面とするSiウェハを用い、反応抑制層104、バッファ層106およびデバイス形成層108を形成した。反応抑制層104として、設計厚さ150〜160nmのAlN層を形成した。バッファ層106として、設計厚さ5nmのAlN層(第1層106a)および設計厚さ28nmのAlGaN層(第2層106b)からなるAlN/AlGaN積層構造(二層積層106c)を繰り返し積層して形成した。デバイス形成層108として、設計厚さ800nmのGaN層(第1結晶層112)および設計厚さ25nmのAlGaN層(第2結晶層114)を形成した。AlGaN層(第2結晶層114)のAl組成は0.25とした。
反応抑制層104、バッファ層106およびデバイス形成層108(AlN層、AlGaN層およびGaN層)の形成にはMOCVD法を用い、III族原料ガスとしてトリメチルアルミニウムおよびトリメチルガリウムを用い、窒素原料ガスとしてアンモニアを用いた。成長温度は1100〜1260℃の範囲で選択し、III族原料ガスに対するV族原料ガスの流量比V/III比は、160〜3700の範囲で選択した。予備実験で得た成長速度から算出した成長時間により各層の厚さを制御したため、各層の実際の厚さと設計厚さとは異なる。
第2結晶層114であるAl0.25Ga0.75N層の成長時のV/III比を変えて実験例1〜3および比較例1,2を作成した。実験例1におけるV/III比は3700、実験例2におけるV/III比は2500、実験例3におけるV/III比は620、比較例1におけるV/III比は600、比較例2におけるV/III比は588、とした。
実験例1〜3および比較例1、2のそれぞれについて、YAGレーザ4倍波光を励起光とするPL測定を行い、バンド端発光BEのピーク強度IBE1と、バンド端発光BEのピーク波長λBEより長波長側に出現する発光(イエロールミネッセンス)YLのピーク強度IYL1との比率IYL1/IBE1(YL/BE)を計算した。また、実験例1〜3および比較例1、2のそれぞれについて、ホール移動度を測定した。さらに、実験例1〜3について第2結晶層114および第1結晶層112の一部に渡るSIMS(Secondary Ion Mass Spectrometry)深さ測定を行った。YL/BEの値およびホール移動度の測定結果を表1に示す。
図5は、実験例1〜3についてのSIMS測定結果であり、炭素原子の深さプロファイルを示す。図6は、SIMS測定で得られた第2結晶層114の炭素濃度とYL/BEの関係をプロットしたグラフである。図7は、実験例1〜3および比較例1、2についてのホール移動度をYL/BEに対しプロットしたグラフである。
表1および図5〜7に示す結果から、V/III比が小さくなるほどAlGaN層(第2結晶層114)内の炭素濃度が増加し、YL/BE比が大きくなることがわかる。また、YL/BE比が0.1に至るまではホール移動度が徐々に低下し、0.1を超えると急激にホール移動度が小さくなることがわかる。つまり、YL/BE比が0.1を境にホール移動度が臨界的に変化し、YL/BE比が0.1以上でホール移動度が急激に悪化する。
以上の結果から、上記検査方法を用いて半導体基板を検査し、比率IYL1/IBE1(YL/BE比)が所定の値(たとえば0.1)を超えたことを以て検査対象の半導体基板を不良品と判定することができる。
なお、上記した二通りの検査方法のうち、実施例では一つ目の検査方法の実施例と不良品判定方法を説明したが、二つ目の検査方法を用いて不用品判定を行うことも可能である。たとえば、二つ目の検査方法を用いて半導体基板を検査し、比率IYL1/IBE1および比率IYL2/IBE2から選択された1以上の比率が所定の値を超えた場合に、検査対象の半導体基板を不良品と判定することができる。
図8〜図10は、それぞれ、実施例1、実施例2および比較例1のYL/BE比およびPL発光スペクトルを示す図である。図8〜10の各図において、上部には、基板中心から外周方向に測定位置を変えた場合の各測定位置におけるYL/BE比、すなわちYL/BE比の面内分布を示す。「△」印のプロットはHe−Cdレーザ光(波長325nm)を励起光に用いた場合、「◆」印のプロットはYAGレーザ4倍波光(波長266nm)を励起光に用いた場合である。図8〜10の各図下部に示すPL発光スペクトルにおいては、He−Cdレーザ光(波長325nm)による発光スペクトルとYAGレーザ4倍波光(波長266nm)による発光スペクトルを同時に示す。
実施例1および実施例2においては、YL/BE比が低く、面内分布もほぼ均一であることがわかる。一方比較例1においては、He−Cdレーザ光を励起光とする場合のYL/BE比は低く、面内分布もほぼ均一であるものの、YAGレーザ4倍波光を励起光とする場合のYL/BE比は値が大きく、面内分布は不均一である。He−Cdレーザ光を励起光とする従来技術においては、比較例1は良品として判定されてしまうものの、本実施例ではYAGレーザ4倍波光を励起光とするので、比較例1は不良品として判定され、検査判定の精度が高くなっていることがわかる。なお、図10の比較例1におけるPL発光スペクトルでは、YAGレーザ4倍波光を励起光とする場合のイエロールミネッセンスのが高エネルギー側にシフトしている(図中C部)。これは、YAGレーザ4倍波光がAlGaN層(第2結晶層114)に吸収され、AlGaN層に由来するイエロールミネッセンスが観測されていることによると推察される。
以上説明の通り、本実施の形態の検査方法および品質判定方法によれば、AlGaN層(第2結晶層114)に由来するイエロールミネッセンスが観測され、精度よく検査および品質判定を行うことが可能になる。
以上、発明を半導体基板の検査方法あるいは品質判定方法として説明したが、発明は、半導体基板として把握することも可能である。すなわち、本件発明を、ベース基板102、第1結晶層112および第2結晶層114を有し、ベース基板102、第1結晶層112および第2結晶層114が、ベース基板102、第1結晶層112、第2結晶層114の順に位置し、第2結晶層114が、第1結晶層112に接するとともに第1結晶層112に対し格子整合または擬格子整合し、第2結晶層114を構成する結晶のバンド幅エネルギーEg2が、第1結晶層112を構成する結晶のバンド幅エネルギーEg1より大きく、第1結晶層112の第1波長(但し、第1波長は180nm〜300nmの範囲内にある。)における光吸収係数αと、第2結晶層114の第1波長における光吸収係数αとの比α/αが、0.5〜1.0の範囲である、半導体基板であって、半導体基板に、第2結晶層114の側から第1波長の第1励起光を照射し、第1励起光によるフォトルミネッセンスを第1観測光として測定し、第1観測光に含まれるバンド端発光BEのピーク強度IBE1と、バンド端発光BEのピーク波長λBEより長波長側に出現する発光YLのピーク強度IYL1との比率IYL1/IBE1を計算した場合に、比率IYL1/IBE1が0.1となる半導体基板として把握することが可能である。
100…半導体基板、102…ベース基板、104…反応抑制層、106…バッファ層、106a…第1層、106b…第2層、106c…二層積層、108…デバイス形成層、112…第1結晶層、114…第2結晶層。

Claims (9)

  1. ベース基板、第1結晶層および第2結晶層を有し、
    前記ベース基板、前記第1結晶層および前記第2結晶層が、前記ベース基板、前記第1結晶層、前記第2結晶層の順に位置し、
    前記第2結晶層が、前記第1結晶層に接するとともに前記第1結晶層に対し格子整合または擬格子整合し、
    前記第2結晶層を構成する結晶のバンド幅エネルギーEg2が、前記第1結晶層を構成する結晶のバンド幅エネルギーEg1より大きい、半導体基板の検査方法であって、
    前記第2結晶層の側から第1波長の第1励起光を照射し、前記第1励起光によるフォトルミネッセンスを第1観測光として測定する段階と、
    前記第2結晶層の側から前記第1波長より波長が長い第2波長の第2励起光を照射し、前記第2励起光によるフォトルミネッセンスを第2観測光として測定する段階と、
    前記第1観測光に含まれるバンド端発光BEのピーク強度IBE1と、前記バンド端発光BEのピーク波長λBEより長波長側に出現する発光YLのピーク強度IYL1との比率IYL1/IBE1を計算する段階と、
    前記第2観測光に含まれるバンド端発光BEのピーク強度IBE2と、前記バンド端発光BEのピーク波長λBEより長波長側に出現する発光YLのピーク強度IYL2との比率IYL2/IBE2を計算する段階と、
    前記比率IYL1/IBE1および前記比率IYL2/IBE2から選択された1以上の値または当該1以上の値から計算された値を検査値とする段階と、を有し、
    前記第1結晶層の前記第1波長における光吸収係数αと、前記第2結晶層の前記第1波長における光吸収係数αとの比α/αが、前記第1結晶層の前記第2波長における光吸収係数βと、前記第2結晶層の前記第2波長における光吸収係数βとの比β/βより大きい
    半導体基板の検査方法。
  2. 前記第1結晶層が、AlGa1−xN(0≦x<1)層であり、
    前記第2結晶層が、AlGa1−yN(0<y≦1、x<y)層である
    請求項1に記載の半導体基板の検査方法。
  3. 前記第1結晶層が、GaN層であり、
    前記第2結晶層が、AlGa1−yN(0.1<y≦0.3)層である
    請求項2に記載の半導体基板の検査方法。
  4. 前記第1波長が、180〜300nmの範囲内にある
    請求項3に記載の半導体基板の検査方法。
  5. 請求項1〜請求項4に記載の検査方法を用いた半導体基板の品質判定方法であって、
    前記検査方法を用いて前記半導体基板を検査する段階と、
    前記比率IYL1/IBE1および前記比率IYL2/IBE2から選択された1以上の比率が所定の値を超えた場合に、検査対象の前記半導体基板を不良品と判定する段階と、
    を有する半導体基板の品質判定方法。
  6. 前記第1結晶層が、GaN層であり、
    前記第2結晶層が、AlGa1−yN(0.1<y≦0.3)層であり
    前記第1波長が、180〜300nmの範囲内にあり、
    前記判定する段階において、前記比率IYL1/IBE1が0.1を超えた場合に、検査対象の前記半導体基板を不良品と判定する
    請求項5に記載の半導体基板の品質判定方法。
  7. 前記第2波長が、300nmを超え、
    前記判定する段階において、前記比率IYL1/IBE1および前記比率IYL2/IBE2から選択された1以上の比率が0.1を超えた場合に、検査対象の前記半導体基板を不良品と判定する
    請求項6に記載の半導体基板の品質判定方法。
  8. ベース基板、第1結晶層および第2結晶層を有し、
    前記ベース基板、前記第1結晶層および前記第2結晶層が、前記ベース基板、前記第1結晶層、前記第2結晶層の順に位置し、
    前記第2結晶層が、前記第1結晶層に接するとともに前記第1結晶層に対し格子整合または擬格子整合し、
    前記第2結晶層を構成する結晶のバンド幅エネルギーEg2が、前記第1結晶層を構成する結晶のバンド幅エネルギーEg1より大きく、
    前記第1結晶層の第1波長(但し、第1波長は180〜300nmの範囲内にある。)における光吸収係数αと、前記第2結晶層の前記第1波長における光吸収係数αとの比α/αが、0.5〜1.0の範囲である、半導体基板であって、
    前記半導体基板に、前記第2結晶層の側から前記第1波長の第1励起光を照射し、前記第1励起光によるフォトルミネッセンスを第1観測光として測定し、
    前記第1観測光に含まれるバンド端発光BEのピーク強度IBE1と、前記バンド端発光BEのピーク波長λBEより長波長側に出現する発光YLのピーク強度IYL1との比率IYL1/IBE1を計算した場合に、
    前記比率IYL1/IBE1が0.1未満となる
    半導体基板。
  9. ベース基板、第1結晶層および第2結晶層を有し、
    前記ベース基板、前記第1結晶層および前記第2結晶層が、前記ベース基板、前記第1結晶層、前記第2結晶層の順に位置し、
    前記第2結晶層が、前記第1結晶層に接するとともに前記第1結晶層に対し格子整合または擬格子整合し、
    前記第2結晶層を構成する結晶のバンド幅エネルギーEg2が、前記第1結晶層を構成する結晶のバンド幅エネルギーEg1より大きく、
    前記第1結晶層の第1波長(但し、第1波長は180〜300nmの範囲内にある。)における光吸収係数αと、前記第2結晶層の前記第1波長における光吸収係数αとの比α/αが、前記第1結晶層の第2波長(但し、第2波長は300nmを超える。)における光吸収係数βと、前記第2結晶層の前記第2波長における光吸収係数βとの比β/βより大きい、半導体基板であって、
    前記半導体基板に、前記第2結晶層の側から前記第1波長の第1励起光を照射し、前記第1励起光によるフォトルミネッセンスを第1観測光として測定し、前記第2結晶層の側から前記第1波長より波長が長い第2波長の第2励起光を照射し、前記第2励起光によるフォトルミネッセンスを第2観測光として測定し、
    前記第1観測光に含まれるバンド端発光BEのピーク強度IBE1と、前記バンド端発光BEのピーク波長λBEより長波長側に出現する発光YLのピーク強度IYL1との比率IYL1/IBE1を計算し、前記第2観測光に含まれるバンド端発光BEのピーク強度IBE2と、前記バンド端発光BEのピーク波長λBEより長波長側に出現する発光YLのピーク強度IYL2との比率IYL2/IBE2を計算した場合に、
    前記比率IYL1/IBE1および前記比率IYL2/IBE2から選択された1以上の比率が0.1未満となる
    半導体基板。
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