JP6806723B2 - シートベルトバックル装置及びシートベルトバックル装置を備える車両 - Google Patents

シートベルトバックル装置及びシートベルトバックル装置を備える車両 Download PDF

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Description

本発明は、シートベルトバックル装置及びシートベルトバックル装置を備える車両に関し、より詳細には、乗員の着座、及びタング装着を検知可能なシートベルトバックル装置及び該シートベルトバックル装置を備える車両に関する。
自動車等のシートに配設されるシートベルト装置は、車両衝突時等の緊急時に、シートベルトで乗員を拘束して乗員を保護する。近年のシートベルト装置には、乗員が着座した状態でシートベルトを装着していない場合、シートベルトの装着を促す警報を発するシートベルトリマインダ装置が付設されたものがある。シートベルトリマインダ装置は、例えば、荷重センサによる乗員検知センサ、ホールスイッチ、又は、スライドスイッチによるタング装着センサの2種類のセンサの信号をECUで処理することで乗員検知及びタング装着検知を実現している。
特許文献1には、タングがバックルに係止されたことを検知するバックルスイッチと、乗員着座を検知する反射型近赤外線センサと、をバックル内に一体に設けてユニット化したバックル装置が記載されている。また、特許文献2には、ウェビングの端部近傍を保持するベルトリーチャに、電極を有する距離センサを設け、電極と乗員との間の静電容量を検出することによって、乗員との距離を検出するシートベルト装置が記載されている。
特開2008−44570号公報 特開2015−196493号公報
ところで、特許文献1によれば、乗員検知センサ、及びタング装着センサが、バックル内にユニット化されているものの、シートベルトリマインダ装置を実現する論理回路はバックル装置外の異なる位置に搭載されており、シートベルトリマインダ装置を構成する部品点数が多くなると共に、配線が複雑になって製作コストが嵩む問題がある。また、反射型近赤外線センサを搭載するため、バックルの筐体に窓を設ける必要がある。さらに、反射型近赤外線センサは、車室内に強い太陽光が入ると、安定した動作を得ることが困難である場合がある。
また、特許文献2によれば、距離センサはベルトリーチャに設けられているため、乗員検知とタング装着検知とで別々の制御回路を構成する必要がある。
また、自動車社会において運転者の体調急変等、特に心停止による事故が問題になっている。この問題に対処するため、近年、乗員の生体情報(呼吸、心拍、身体の動きなど)を取得することが検討されている。しかしながら、特許文献1及び2によれば、生体情報の取得については記載されていない。乗員の生体情報取得は、従来からある心電計、筋電計を用いることで可能ではあるが、乗員にこれらの装置を接続しなければならない問題があった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数を削減すると共に簡単かつ安価な構成により、乗員検知、及びタング装着検知を取得可能なシートベルトバックル装置及び該シートベルトバックル装置を備える車両を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) シートベルトに取付けられたタングが着脱自在なバックルと、
前記バックル内に配設された静電容量検出電極と、
を備え、
前記静電容量検出電極と車両接地との間の静電容量を検出することで、乗員着座、及び前記バックルへの前記タング装着を検知することを特徴とするシートベルトバックル装置。
(2) 座席に着座した前記乗員を介して、前記静電容量検出電極と前記車両接地との間で検出された前記静電容量が第1閾値を超えたとき前記乗員が着座したと判断し、
前記バックルに挿入された前記タングを介して、前記静電容量検出電極と前記車両接地との間で検出された前記静電容量が、前記第1閾値より大きい第2閾値を超えたとき前記タングが前記バックルに装着されたと判断する判断部と、
を備えることを特徴とする(1)に記載のシートベルトバックル装置。
(3) 前記バックルは、乗員側に位置する第1カバーケースと、該第1カバーケースと反対側に位置する第2カバーケースと、を有し、
前記静電容量検出電極は、前記第1カバーケース内に設けられ、前記第2カバーケースには電磁的シールドが施されることを特徴とする(1)又は(2)に記載のシートベルトバックル装置。
(4) 前記静電容量検出電極は、前記第1カバーケースの内表面上に設けられることを特徴とする(3)に記載のシートベルトバックル装置。
(5) 前記電磁的シールドは、導電性材料を含む被膜によって形成されることを特徴とする(3)又は(4)に記載のシートベルトバックル装置。
(6) 前記電磁的シールドは、前記第2カバーケースが電磁シールド材料を含む樹脂で成形されてなることを特徴とする(3)〜(5)のいずれかに記載のシートベルトバックル装置。
(7) 前記静電容量検出電極は、
座席に着座した前記乗員を介して、前記車両接地との間での前記静電容量を検出する第1電極と、
前記バックルに挿入された前記タングに連動する部材を介して、前記車両接地との間での前記静電容量を検出する第2電極と、
を備えることを特徴とする(1)に記載のシートベルトバックル装置。
(8) 前記第1電極は、前記バックル内に配設された基板の前記乗員側の側面に形成され、
前記第2電極は、前記基板の前記乗員側と反対側の側面に形成されることを特徴とする(7)に記載のシートベルトバックル装置。
(9) 前記第1電極は、前記基板の周囲を囲むように形成され、中央部分には無電極領域が設けられることを特徴とする(8)に記載のシートベルトバックル装置。
(10) イジェクタに結合された第1可動電極を有し、当該第1可動電極と前記第2電極とは絶縁されていることを特徴とする(7)に記載のシートベルトバックル装置。
(11) 前記基板の前記乗員側と反対側の側面には、ウェビング張力を検出する第3電極がさらに設けられることを特徴とする(8)に記載のシートベルトバックル装置。
(12) 前記第3電極は、前記タングの移動方向に沿って幅が狭くなるようにテーパ状に形成される電極部分を含むことを特徴とする(11)に記載のシートベルトバックル装置。
(13) 前記第2電極と前記第3電極は、前記基板の前記乗員側と反対側の側面に連続的に設けられることを特徴とする(11)又は(12)に記載のシートベルトバックル装置。
(14) 前記バックルを揺動自在に支持するバックルステイの支点近傍に結合された第2可動電極を有し、前記第2可動電極と前記第3電極とは絶縁されていることを特徴とする(11)〜(13)のいずれかに記載のシートベルトバックル装置。
(15) 前記基板の前記乗員側と反対側の側面には、前記タングの移動方向に対して、前記第2電極と前記第3電極とを挟むように、前記車両接地に接続された接地電極が設けられることを特徴とする(11)〜(13)のいずれかに記載のシートベルトバックル装置。
(16) イジェクタに結合された第1可動電極を有し、当該第1可動電極と前記第2電極とは絶縁されており、
前記バックルを揺動自在に支持するバックルステイの支点近傍に結合された第2可動電極を有し、前記第2可動電極と前記第3電極とは絶縁されており、
前記第1可動電極と前記第2可動電極は、前記接地電極と絶縁されていることを特徴とする(15)に記載のシートベルトバックル装置。
(17) 前記基板は、プリント基板によって形成され、前記プリント基板上には、さらに制御回路が形成されることを特徴とする(8)に記載のシートベルトバックル装置。
(18) 前記基板の前記乗員側と反対側の側面には、ウェビング張力を検出する第3電極がさらに設けられ、
前記制御回路は、前記第1電極の前記静電容量変化を入力する第1チャンネルと、前記第2、及び第3電極の両方の前記静電容量変化を入力する第2チャンネルとを備えることを特徴とする(17)に記載のシートベルトバックル装置。
(19) 車両のドア開閉を検知するドアスイッチをさらに備え、前記ドアスイッチのドア開信号が前記制御回路に入力されるとき、その時点の静電容量測定を全チャンネルにおいて行い、新たな閾値を設定可能な制御アルゴリズムを備える(17)又は(18)に記載のシートベルトバックル装置を備えることを特徴とする車両。
本発明のシートベルトバックル装置によれば、シートベルトに取付けられたタングが着脱自在なバックルと、バックル内に配設された静電容量検出電極とを備え、静電容量検出電極と車両接地との間の静電容量を検出することで、乗員着座、及びバックルへのタング装着を検知するようにしたので、部品点数を削減すると共に簡単かつ安価な構成により、乗員検知、及びタング装着を検知することができる。
また、本発明の車両によれば、車両のドア開閉を検知するドアスイッチをさらに備え、ドアスイッチのドア開信号が制御回路に入力されるとき、その時点の静電容量測定を全チャンネルにおいて行い、新たな閾値を設定するので、乗員検知、及びタング装着を常に正確に検知することができる。
本発明の第1実施形態に係るシートベルト装置の概要を説明する説明図である。 図1に示すシートベルトバックル装置の一例を部分的に示す分解斜視図である。 図1に示すシートベルトバックル装置の構成を示す模式図である。 (A)は、基板の乗員側に形成された第1電極のパターン図、(B)は、基板の反乗員側に形成された第2、及び第3電極のパターン図である。 静電容量検知回路の回路構成図である。 図1に示すシートベルトバックル装置を備える車両のシステムブロック図である。 静電容量を検出することによって乗員着座を検知する模式図である。 図5の第1チャンネルで検知される静電容量変化を示すグラフである。 図5の第2チャンネルで検知される静電容量変化を示すグラフである。 第2電極と第1可動電極の位置関係を示す説明図である。 第3電極と第2可動電極の位置関係を示す説明図である。 図1に示すシートベルトバックル装置の情報の流れを示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係るシートベルトバックル装置に一例を部分的に示す分解斜視図である。 図13に示すシートベルトバックル装置により検知される静電容量変化を示すグラフである。 図13に示すシートベルトバックル装置のフローチャートである。
以下、本発明に係るシートベルトバックル装置の各実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態のシートベルト装置10は、シート12の車体外側寄りに固定され、乗員11をシート12に拘束するシートベルト13の一端側が固着されるリトラクター部14と、シートベルト13を乗員11の肩近傍で折り返すスルーアンカ部15と、シートベルト13の他端部を車体に固定するラップアンカー部16と、シート12の車体内側寄りに固定され、シートベルト13に移動可能に支持されるタングプレート17が係合可能なシートベルトバックル装置20と、を含んで構成される。シートベルトバックル装置20の他端側はバックルステイ21を介して座席側方の車体の床あるいは座席側方下部に取付けられる。
図2に示すように、シートベルトバックル装置20は、バックルステイ21と、バックルベース22と、支持軸(例えば、リベット)23と、弾性部材であるコイルバネ24と、バネ押え部材25と、第1カバーケース26と、第2カバーケース27と、後述する静電容量を検知するための複数の電極が形成された基板28と、を備える。
なお、図2及び後述の図13では、シートベルトバックル装置20内に収容される、タングプレート17の差込口やロック機構及びロック解除機構などが図示省略されている。
バックルステイ21は、基端部に車体への固定部31を有すると共に、先端部に円形の貫通孔32が形成された連結板部33を有している。
バックルベース22は、底板部34と該底板部34の両側縁から上方に起立した一対の側板部35とからなるC字形断面を有しており、底板部34の長さ方向の一端部に円形の貫通孔36を有している。また、バックルベース22は、一対の側板部35に底板部34と平行に形成された案内溝37を備える。案内溝37には、バックルベース22に配設されるイジェクタ機構40(図3参照)の一部がスライド自在に配設され、タングプレート17の着脱動作に連動してイジェクタ機構40を案内する。
バックルベース22は、底板部34の一端部の上面をバックルステイ21の連結板部33に重ね合わせ、その重ね合わせた部分で、底板部34及び連結板部33の両貫通孔32、36に挿通した支持軸23により、バックルステイ21に連結されている。
支持軸23は、バックルステイ21の連結板部33の貫通孔32に対して遊びをもって挿通されており、支持軸23によるその連結部分を支点にして、バックルステイ21に対してバックルベース22が、バックルベース22の底板部34の板面に垂直方向に所定角度傾動可能、且つ、バックルベース22の底板部34の板面に平行方向に所定角度回動可能とされている。
ここで、バックルベース22の底板部34は、車両の前後方向及び上下方向を含む略鉛直な平面上に位置するように配置される関係から、底板部34の板面に垂直方向がシートの幅方向、底板部34の板面に平行方向がシートの前後方向に相当する。
また、バックルステイ21の連結板部33上には、支持軸23の外側に嵌まった状態でコイルバネ24が配置されている。コイルバネ24の下端は、バックルステイ21に係合された状態で、バックルステイ21の連結板部33を下に押している。コイルバネ24の上端は、キャップ状のバネ押え部材25に係合された状態で、バネ押え部材25を介してバックルベース22に固定されている。
そして、バックルベース22がバックルステイ21に対して車両左右方向に傾動した際に、コイルバネ24が圧縮変形することで、バックルベース22を原位置に復帰させ、バックルベース22がバックルステイ21に対して車両前後方向に回動した際に、コイルバネ24が捩り変形することで、バックルベース22を原位置に復帰させるようになっている。
即ち、バックルベース22(シートベルトバックル装置20)は、シートベルト13によりシート12に拘束された乗員11がシート12の前後方向、及び左右方向に移動することで、バックルステイ21に対してシート12の前後方向、及び左右方向に動く。
第1カバーケース26は、例えば、射出成型された樹脂からなり、シート12に着座した乗員11側に配置される。第1カバーケース26の内側面には、基板28が配置されている。
第2カバーケース27は、例えば、射出成型された樹脂からなり、シート12に着座した乗員11と反対側に配置される。第2カバーケース27は、電磁的シールドが施されて外部との間が電磁的にシールドされている。電磁的シールドは、例えば、導電性材料を含む被膜が第2カバーケース27に塗布されてもよく、また第2カバーケース27が電磁シールド材料を含む樹脂で成形されてもよい。
第2カバーケース27には、タングプレート17が挿脱される差込口が形成されると共に、タングプレート17を係止解除する解除ボタンが設けられている。第1カバーケース26と第2カバーケース27で画成された内部空間には、上述したバックルステイ21、バックルベース22、支持軸23、コイルバネ24、及びバネ押え部材25が収納される。
図3に示すように、イジェクタ機構40には、第1可動電極41の一端41aが接続され、バックルステイ21の連結板部33には、第2可動電極42の一端42aが接続されている。第1可動電極41及び第2可動電極42は、柔軟に構成され、第1可動電極41の他端41b、及び第2可動電極42の他端42bは、基板28の乗員11側と反対側となる裏面28bに固定された電極ガイド47内を移動可能に案内されている。電極ガイドは、樹脂などの絶縁材料で形成される。
図4(A)に示すように、基板28の乗員11側となる表面28aには、基板28の縁部28cに沿って第1電極43が形成されている。第1電極43は、中央部分に無電極領域44が設けられる。第1電極43の中央部分に無電極領域44を設けることにより、第1電極43と、後述する第2、第3電極45,46、及び制御回路51間の影響を小さくでき、1枚のプリント基板28上にこれらを構成することができる。
図4(B)に示すように、乗員11側と反対側になる基板28の裏面28bには、第2電極45と第3電極46とが連続的に設けられている。第2電極45は、略矩形に形成された電極であり、第3電極46は、タングプレート17の差込方向に向かって幅が狭くなるように形成されたテーパ状部を含む電極である。
基板28の裏面28bには、第2電極45と第3電極46とをタングプレート17の着脱方向で挟むようにして、一対の接地電極Gが配置される。
第1可動電極41、第2可動電極42、及び基板28の裏面28bに設けられた第2電極45と第3電極46は、互いに絶縁されるように形成されている。また、第1可動電極41及び第2可動電極42は、接地電極Gとも絶縁されている。
タングプレート17がシートベルトバックル装置20に着脱されると、イジェクタ機構40に固定された第1可動電極41が、基板28の第2電極45に対して相対移動する(図10参照)。また、シートベルトバックル装置20がバックルステイ21に対して相対回転(車両前後方向移動)すると、バックルステイ21に固定された第2可動電極42が基板28の第3電極46に対して相対移動する(図11参照)。
また、基板28の裏面28bには、さらに制御回路51が形成される。制御回路51は、図5に示すように、第1電極43の静電容量を測定する第1チャンネルCh.1と、第2電極45及び第3電極46の静電容量を測定する第2チャンネルCh.2とに接続される。
制御回路51は、例えば、マイクロコンピュータで構成されて、第1電極43、第2電極45及び第3電極46と車両接地GND間の静電容量を測定し、該測定された静電容量に基づいて乗員11の着座の有無、タングプレート17の装着の有無、及びシートベルト13の張力変化を検知する。さらに、制御回路51は、該検知結果に基づいて演算処理し、シートベルトリマインダ情報や生体情報を生成して出力する。
具体的に、図6のブロック図に示すように、シートベルトバックル装置20内に配置された制御回路51は、第1チャンネルCh.1及び第2チャンネルCh.2が接続されたLCタンク回路52、制御回路51に外部から電力を供給する電源61に接続されたレギュレータ53、静電容量センサIC(集積回路)54、各種情報の演算処理を行うマイクロコンピュータ55などを備え、処理した情報を車両の異なる場所に配設されたメインECU62に出力する。静電容量センサIC54は、LCタンク回路52、レギュレータ53、マイクロコンピュータ55と接続され、マイクロコンピュータ55は、レギュレータ53、静電容量センサIC54と接続されるとともに、後述するドアSW63のスイッチ信号、イグニッション信号を受信する。
第1チャンネルCh.1は、第1電極43の静電容量変化を検知することで乗員11の着座の有無を検知する。制御回路51の基準は、車両接地GNDである。乗員11は、直接には車両接地GNDにつながっていないが、図7に示すように、容量結合しているので、第1電極43の静電容量が予め決められている閾値を越えることで乗員着座として認識することができる。また、第1チャンネルCh.1は、乗員11の体と第1電極43との間の静電容量を検出しているので、乗員11の左右方向の動きは静電容量の変化として現れ、生体情報として利用可能である。
具体的には、乗員11の着座検知の場合、図7に示すように、制御回路51に接続された電源61が、第1電極43に高周波パルス電圧を印加すると、高周波パルス電圧は、乗員11との間の空気を介して乗員11と電気的に接続される。高周波パルス信号は、空気の静電容量と乗員11の静電容量とを経て、接地GNDを介して電源61まで戻る。そして、空気の静電容量は、乗員11との距離が大きくなるほど小さくなり、高周波パルス信号の大きさが小さくなる。したがって、伝搬される高周波パルス信号の大きさに基づいて、乗員11と第1電極43との距離、換言すれば、乗員11の着座の有無を検出することができる。
第1チャンネルCh.1により検知される第1電極43の静電容量変化は、図8に示すように、乗員11が未着座の間は低いレベルにあるが、乗員11がシート12に着座することで静電容量が大きくなり、予め設定されている閾値C1を越えて大きくなると、乗員11が着座したと認識する。さらに、乗員11が車両の左右方向に動くと、シートベルトバックル装置20がバックルステイ21に対して左右方向に傾き、これに伴って第1電極43の静電容量が変動して乗員11の動きが認識される。
第2チャンネルCh.2は、第2電極45及び第3電極46の静電容量変化を検知することでシートベルトバックル装置20に対するタングプレート17の装着の有無、及びシートベルト13の張力変化を同時に検知する。
具体的には、タングプレート17をシートベルトバックル装置20に挿入すると、図10に示すように、イジェクタ機構40に結合された第1可動電極41が第2電極45に対して相対移動し、第1可動電極41と第2電極45とが重なる面積が増加することで、図9に示すように、第2チャンネルCh.2で検知される第2電極45の静電容量が大きくなる。静電容量が予め設定されている閾値C2を越えて大きくなると、タングプレート17がシートベルトバックル装置20に装着されたと認識する。
このように、第1電極43の静電容量変化により乗員11の着座を検知し、第2電極45の静電容量変化によりタングプレート17の装着を検知することで、シートベルトの装着を促す警報を発するシートベルトリマインダ装置(図示せず)を構成することができる。
また、乗員11の移動(車両前後方向及び左右方向)によりシートベルト13に張力が作用してシートベルト13が強く引っ張られると、シートベルトバックル装置20は、バックルステイ21に対して支持軸23を中心として前後方向に回動すると共に、乗員11に近づく方向(車両左右方向)に傾く。
シートベルトバックル装置20が車両前後方向に動くと、図11に示すように、バックルステイ21に固定されている第2可動電極42が基板28上で相対的に摺動するので、第2可動電極42と第3電極46とが重なる面積が増加及び減少し、図9に示すように、第2チャンネルCh.2で検知される静電容量が、シートベルト13の張力(シートベルトバックル装置20の傾き)に伴って変化する。従って、第3電極46によりシートベルト13の張力検知が可能となる。
また、第3電極46は、差込方向に向かって幅が狭くなるようにテーパ状に形成されているので、第2可動電極42が移動することで静電容量結合を形成している部分の面積が変動し、第3電極46の静電容量変化を精度よく検知することができる。
また、シートベルトバックル装置20が車両左右方向に傾くと、乗員11と第1電極43との距離(左右方向)も変わるので、第1電極43の静電容量が変化する。しかし、第1電極43では、乗員11との相対的な変位が検出できるだけで、いったん乗員11と接触する程度までシートベルトバックル装置20が傾くと、それ以上の変化を検出できない。
これに対して、上記したように、シートベルトバックル装置20とバックルステイ21、即ち、第2可動電極42と第3電極46の間の相対的な動きを検知すれば、乗員11に接触するぐらいシートベルトバックル装置20が引っ張られた後でも、シートベルト13の張力変化が、バックルステイ21に対するシートベルトバックル装置20の傾きで検出可能となる。
第1電極43による乗員11の着座の有無及びシートベルトバックル装置20の左右方向の変化と、第3電極46によるシートベルトバックル装置20の前後方向変化を合わせて解析することで、シートベルトリマインダ情報だけでなく、呼吸・心拍、乗員11の体の動きなどの生体情報が利用可能となる。
このように、タングプレート17の装着を検知する第2電極45と、シートベルト13の張力変化、即ち、生体情報を検知する第3電極46とを一つの基板28上に配置して一つの第2チャンネルCh.2で検知し、さらに、制御回路51を同じ基板28上に配置することで、検知回路の簡素化と部品点数の削減が可能となり、コストダウンが図れる。
また、第1可動電極41及び第2可動電極42には、信号を入力する必要がなく、第1可動電極41及び第2可動電極42に配線を引き回す必要がないため設計が容易となり、部品コストが低減する。
図12に示すように、第1チャンネルCh.1で検知された乗員着座情報、第2チャンネルCh.2で検知されたタングプレート17の装着情報及びシートベルト13の張力情報は、同じシートベルトバックル装置20内に設けられた制御回路51で演算処理されて、乗員着座情報、タングプレート装着情報及びシートベルト張力情報と共に、シートベルトリマインダ情報、生体情報、乗員11の動き情報が出力される。
このように、乗員着座情報、タングプレート装着情報、シートベルト張力情報、シートベルトリマインダ情報、生体情報、及び乗員の動き情報は、1つのシートベルトバックル装置20内で検知、処理されるので、上記情報を検知、処理するシートベルトバックル装置10の構成が簡単になる。
また、シートベルトバックル装置20を備える車両は、ドア開閉を検知するドアスイッチ63を備えており、図6のブロック図に示すように、ドアスイッチ63のドア開信号が、マイクロコンピュータ55に入力されることにより静電容量検知の各閾値をリセットする。これにより、温度変化、電磁ノイズなどの外乱に対して強いシステムが構成される。
以上説明したように、本実施形態のシートベルトバックル装置20によれば、シートベルト13に取付けられたタングプレート17が着脱自在なバックル20と、シートベルトバックル装置20内に配設された第1電極43、第2電極45、第3電極46と、を備え、第1、第2、及び第3電極43、45、46と車両接地GNDとの間の静電容量を検出することで、乗員着座、及びタングプレート装着を検知するので、従来の接点を有するセンサと比較して接点の劣化がなく、長期間に亘って検知機能を良好に維持できる。また、シート12側に乗員検知センサを設置する必要がなく、シートベルトバックル装置20だけで、乗員着座情報、タングプレート装着情報、及びシートベルト張力情報(生体情報)が得られる。さらに、各センサからの検出信号を処理するECUをバックル内に一体配置すれば、さらに構成を簡素化できる。
また、静電容量検出電極は、シート12に着座した乗員11を介して車両接地GNDとの間での静電容量を検出する第1電極43と、シートベルトバックル装置20に挿入されたタングプレート17に連動する第1可動電極41を介して車両接地GNDとの間での静電容量を検出する第2電極45と、を備えるので、乗員着座情報、タングプレート装着情報が得られ、これによりシートベルトリマインダ装置が構成可能となる。
また、第1電極43は、シートベルトバックル装置20内に配設された基板28の乗員11側の側面に形成され、第2電極45は、基板28の乗員11側と反対側の側面に形成されるので、第1電極43及び第2電極45をシートベルトバックル装置20内の狭い空間内に配設できる。
また、第1電極43は、基板28の周囲を囲むように形成され、中央部分には無電極領域44が設けられるので、第1〜第3電極43、45,46と制御回路51間の影響を小さくでき、1枚のプリント基板28上にこれらを構成することができる。
また、イジェクタ機構40に結合された第1可動電極41を有し、第1可動電極41と第2電極45とは絶縁されているので、第2電極45の静電容量変化を検知することで正確なタングプレート装着情報が得られる。
また、基板28の乗員11側と反対側の側面には、シートベルト13の張力を検出する第3電極46がさらに設けられるので、第1及び第2電極43,45と共に第3電極46をシートベルトバックル装置20内の狭い空間内に配設できる。
また、第3電極46は、タングプレート17の差込方向に向かって幅が狭くなるようにテーパ状に形成される電極部分を含むので、第3電極46の静電容量変化を精度よく検知することができる。
なお、第3電極46は、タングプレート17の移動方向に沿って幅が狭くなるものであればよく、タングプレート17の解除方向に向かって幅がせまくなるテーパ状に形成されてもよい。
また、第2電極45と第3電極46は、基板28の乗員11側と反対側の側面に連続的に設けられるので、タングプレート17の装着情報とシートベルト13の張力変動とを1つのチャンネルで検知することができる。
また、シートベルトバックル装置20を揺動自在に支持するバックルステイ21の支点近傍に結合された第2可動電極42を有し、第2可動電極42と第3電極46とは絶縁されているので、第3電極46の静電容量変化を検知することで正確なシートベルト13の張力変動情報が得られる。
また、基板28の乗員11側と反対側の側面には、タングプレート17の移動方向に対して、第2電極45と第3電極46とを挟むように、車両接地GNDに接続された接地電極Gが設けられるので、静電容量変化を正確に検知できる。
また、第1可動電極41と第2可動電極42は、接地電極Gと絶縁されているので、タングプレート17の装着情報とシートベルト13の張力変動とを個別に検知することができる。
また、基板28は、プリント基板によって形成され、プリント基板上には、さらに制御回路51が形成されるので、静電容量検知部と各情報の演算処理部をコンパクトに1枚のプリント基板上に配置できる。
また、制御回路51は、第1電極43の容量変化を入力する第1チャンネルCh.1と、第2、及び第3電極45,46の両方の容量変化を入力する第2チャンネルCh.2とを備えるので、第1チャンネルCh.1及び第2チャンネルCh.2で得られた情報を制御回路51で処理することで乗員着座情報、タングプレート装着情報、及びシートベルト張力変動情報と共に、シートベルトリマインダ情報、生体情報、体の動きの情報を出力することができる。また、制御回路51により、乗員11の生体情報をパターンマッチング等により処理することで、自動車運転時の意識喪失による事故を防止できる。
また、車両のドア開閉を検知するドアスイッチ63をさらに備え、ドアスイッチ63のドア開信号が制御回路51に入力されるとき、その時点の静電容量測定を全チャンネルにおいて行い、新たな閾値を設定可能な制御アルゴリズムを備えるので、温度変化、電磁ノイズなどの外乱に対して強いシステムとすることができる。
(第2実施形態)
次に、図13〜図15を参照して第2実施形態のシートベルトバックル装置20について説明する。なお、本実施形態のシートベルトバックル装置20は、基板28に替えて静電容量検出電極29が第1カバーケース26内に配置されている以外は、第1実施形態のシートベルトバックル装置20と同様であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図13に示すように、静電容量検出電極29は、第1カバーケース26の内表面上に設けられている。そして、図14及び図15に示すように、乗員11を介して静電容量検出電極29と車両接地GNDとの間の静電容量を検出する(ステップS1)。検出された静電容量が第1閾値C1以下の場合は、シート12が空席(未着座)であると判断してその情報を出力する(ステップS2)。
検出された静電容量が第1閾値C1を超えたとき乗員11が着座したと判断し、次のタングプレート装着検知に移る。
次いで、シートベルトバックル装置20に挿入されたタングプレート17を介して、静電容量検出電極29と車両接地GNDとの間の静電容量を検出する(ステップS3)。検出された静電容量が第2閾値C2以下の場合は、乗員11は着座しているが、タングプレート17がシートベルトバックル装置20に挿入されていないと判断してシートベルトリマインダ情報を出力してシートベルト13の装着を乗員11に促す(ステップS4)。
図15のステップS3で検出された静電容量が、第1閾値C1より大きい第2閾値C2を超えたとき、乗員11がシート12に着座し、且つタングプレート17がシートベルトバックル装置20に装着されたと判断し、図15のステップS5に移行して静電容量検出電極29と車両接地GNDとの間の静電容量の変動C3から生体情報を検知する(ステップS5)。
以上説明したように、本実施形態のシートベルトバックル装置20によれば、シート12に着座した乗員11を介して、静電容量検出電極29と車両接地GNDとの間で検出された静電容量が第1閾値C1を超えたとき乗員11が着座したと判断し、シートベルトバックル装置20に挿入されたタングプレート17を介して、静電容量検出電極29と車両接地GNDとの間で検出された静電容量が、第1閾値C1より大きい第2閾値C2を超えたとき、さらにタングプレート17がシートベルトバックル装置20に装着されたと判断する判断部と、を備えるので、1つの静電容量検出電極29により乗員着座とタングプレート装着とを検知することができる。
また、シートベルトバックル装置20は、乗員11側に位置する第1カバーケース26と、該第1カバーケース26と反対側に位置する第2カバーケース27と、を有し、静電容量検出電極29は、第1カバーケース26内に設けられ、第2カバーケース27には電磁的シールドが施されるので、外部の外乱の影響を排除することができる。
また、静電容量検出電極29は、第1カバーケース26の内表面上に設けられるので、特別に静電容量検出電極29の設置スペースを準備することなく、配置可能となる。
また、電磁的シールドは、導電性材料を含む被膜によって形成されるので、簡単、且つ安価な構成により電磁的シールドすることができる。
また、電磁的シールドは、第2カバーケース27が電磁シールド材料を含む樹脂で成形されてなるので、簡単、且つ安価な構成により電磁的シールドすることができる。
その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。本実施形態においても、静電容量検出電極29が検出した静電容量から、乗員検知、タング装着検知、生体情報検知を判断する制御回路は、図示しないが、シートベルトバックル装置20内に配置されればよい。
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
10 シートベルト装置
11 乗員
12 シート(座席)
13 シートベルト
17 タングプレート(タング)
20 シートベルトバックル装置
21 バックルステイ
23 支持軸(支点)
26 第1カバーケース
27 第2カバーケース
28 基板
29 静電容量検出電極
41 第1可動電極(タングと連動する部材)
42 第2可動電極
43 第1電極
44 無電極領域
45 第2電極
46 第3電極(テーパ状に形成される電極部分)
51 制御回路(判断部)
63 ドアスイッチ
C1 第1閾値
C2 第2閾値
Ch.1 第1チャンネル
Ch.2 第2チャンネル
G 接地電極
GND 車両接地

Claims (19)

  1. シートベルトに取付けられたタングが着脱自在なバックルと、
    前記バックル内に配設された静電容量検出電極と、
    を備え、
    前記静電容量検出電極と車両接地との間の静電容量を検出することで、乗員着座、及び前記バックルへの前記タング装着を検知することを特徴とするシートベルトバックル装置。
  2. 座席に着座した前記乗員を介して、前記静電容量検出電極と前記車両接地との間で検出された前記静電容量が第1閾値を超えたとき前記乗員が着座したと判断し、
    前記バックルに挿入された前記タングを介して、前記静電容量検出電極と前記車両接地との間で検出された前記静電容量が、前記第1閾値より大きい第2閾値を超えたとき前記タングが前記バックルに装着されたと判断する判断部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のシートベルトバックル装置。
  3. 前記バックルは、乗員側に位置する第1カバーケースと、該第1カバーケースと反対側に位置する第2カバーケースと、を有し、
    前記静電容量検出電極は、前記第1カバーケース内に設けられ、前記第2カバーケースには電磁的シールドが施されることを特徴とする請求項1又は2に記載のシートベルトバックル装置。
  4. 前記静電容量検出電極は、前記第1カバーケースの内表面上に設けられることを特徴とする請求項3に記載のシートベルトバックル装置。
  5. 前記電磁的シールドは、導電性材料を含む被膜によって形成されることを特徴とする請求項3又は4に記載のシートベルトバックル装置。
  6. 前記電磁的シールドは、前記第2カバーケースが電磁シールド材料を含む樹脂で成形されてなることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載のシートベルトバックル装置。
  7. 前記静電容量検出電極は、
    座席に着座した前記乗員を介して、前記車両接地との間での前記静電容量を検出する第1電極と、
    前記バックルに挿入された前記タングに連動する部材を介して、前記車両接地との間での前記静電容量を検出する第2電極と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のシートベルトバックル装置。
  8. 前記第1電極は、前記バックル内に配設された基板の前記乗員側の側面に形成され、
    前記第2電極は、前記基板の前記乗員側と反対側の側面に形成されることを特徴とする請求項7に記載のシートベルトバックル装置。
  9. 前記第1電極は、前記基板の周囲を囲むように形成され、中央部分には無電極領域が設けられることを特徴とする請求項8に記載のシートベルトバックル装置。
  10. イジェクタに結合された第1可動電極を有し、当該第1可動電極と前記第2電極とは絶縁されていることを特徴とする請求項7に記載のシートベルトバックル装置。
  11. 前記基板の前記乗員側と反対側の側面には、ウェビング張力を検出する第3電極がさらに設けられることを特徴とする請求項に記載のシートベルトバックル装置。
  12. 前記第3電極は、前記タングの移動方向に沿って幅が狭くなるようにテーパ状に形成される電極部分を含むことを特徴とする請求項11に記載のシートベルトバックル装置。
  13. 前記第2電極と前記第3電極は、前記基板の前記乗員側と反対側の側面に連続的に設けられることを特徴とする請求項11又は12に記載のシートベルトバックル装置。
  14. 前記バックルを揺動自在に支持するバックルステイの支点近傍に結合された第2可動電極を有し、前記第2可動電極と前記第3電極とは絶縁されていることを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載のシートベルトバックル装置。
  15. 前記基板の前記乗員側と反対側の側面には、前記タングの移動方向に対して、前記第2電極と前記第3電極とを挟むように、前記車両接地に接続された接地電極が設けられることを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載のシートベルトバックル装置。
  16. イジェクタに結合された第1可動電極を有し、当該第1可動電極と前記第2電極とは絶縁されており、
    前記バックルを揺動自在に支持するバックルステイの支点近傍に結合された第2可動電極を有し、前記第2可動電極と前記第3電極とは絶縁されており、
    前記第1可動電極と前記第2可動電極は、前記接地電極と絶縁されていることを特徴とする請求項15に記載のシートベルトバックル装置。
  17. 前記基板は、プリント基板によって形成され、前記プリント基板上には、さらに制御回路が形成されることを特徴とする請求項8に記載のシートベルトバックル装置。
  18. 前記基板の前記乗員側と反対側の側面には、ウェビング張力を検出する第3電極がさらに設けられ、
    前記制御回路は、前記第1電極の前記静電容量変化を入力する第1チャンネルと、前記第2、及び第3電極の両方の前記静電容量変化を入力する第2チャンネルとを備えることを特徴とする請求項17に記載のシートベルトバックル装置。
  19. 車両のドア開閉を検知するドアスイッチをさらに備え、前記ドアスイッチのドア開信号が前記制御回路に入力されるとき、その時点の静電容量測定を全チャンネルにおいて行い、新たな閾値を設定可能な制御アルゴリズムを備える請求項17又は18に記載のシートベルトバックル装置を備えることを特徴とする車両。
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