JP6805959B2 - コネクタ装置 - Google Patents

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Description

本開示は、コネクタ装置に関する。
2つの媒体(例えばSIM(Subscriber Identity Module)カードやメモリカード)が個別に挿抜可能なコネクタ装置が知られている。
特開2005-5176号公報
しかしながら、上記のような従来技術では、コネクタ装置の厚み方向(媒体の厚み方向)の寸法を低減することが難しい。コネクタ装置は、電子機器に搭載される場合があり、コネクタ装置の厚み方向の寸法は、電子機器の薄型化に対する制約になる場合がある。
そこで、1つの側面では、本発明は、複数の媒体が挿抜可能なコネクタ装置の厚み方向の寸法を低減することを目的とする。
1つの側面では、第1方向の一端側に開口を有する本体であって、第1空間、及び、前記第1方向で前記第1空間よりも前記開口に近い側に位置しかつ前記第1空間と前記第1方向で並ぶ第2空間を、内部に形成する本体と、
第1媒体を載せることが可能な第1トレイと、
前記第1トレイを、前記第1空間に対して前記第1方向に前記開口を介して挿抜可能とする第1機構と、
前記第2空間に対して前記第1方向に、前記第1媒体とは別の第2媒体を前記開口を介して挿抜可能とする第2機構であって、前記第1トレイ及び前記第2媒体が前記本体に挿入されている状態において前記第1トレイ及び前記第2媒体のうちの前記第2媒体だけを抜き出すことを可能とする第2機構とを含む、コネクタ装置が提供される。
1つの側面では、本発明によれば、複数の媒体が挿抜可能なコネクタ装置の厚み方向の寸法を低減することが可能となる。
実施例1によるコネクタ装置の分解斜視図である。 図1の第1機構の拡大図である。 図1の第2機構の拡大図である。 第1カム溝を上面視(Z方向のビュー)で示す図であ 第2カム溝を上面視で示す図である。 双方ロック状態への挿入過程を示す図である。 双方ロック状態を示す図である。 双方ロック状態からSDメモリカードのみが抜き出される途中の状態を示す図である。 SDメモリカードのみの取り出し可能な状態を示す図である。 双方ロック状態からSDメモリカード及びSIMトレイが抜き出される途中の状態を示す図である。 SDメモリカード及びSIMトレイの取り出し可能な状態を示す図である。 カム溝がスライド部材側に形成される変形例を示す図である。 第2カム溝の変形例(ロック側余長軌跡が無い例)を示す図である。 実施例2によるコネクタ装置を示す図である。 実施例2によるコネクタ装置を示す図である。 実施例2によるコネクタ装置を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
[実施例1]
図1は、実施例1によるコネクタ装置1の分解斜視図である。
図1には、直交する3軸であるX、Y、及びZ軸が示される。Y方向(第1方向の一例)は、挿抜方向に対応し、以下では、説明上、Y方向の正側を「奥側」とし、Y方向の負側を「手前側」とする。また、説明上、Z方向の正側を「上側」とし、Z方向の負側を「下側」とする。但し、実装された状態でのコネクタ装置1の向きは任意である。
コネクタ装置1は、複数種類のコネクタを組み合わせ一体化させた方式のいわゆるコンボコネクタ(Combo-Connector)であり、電子機器に実装される。電子機器は、典型的には、通信端末であり、例えばスマートフォンや、携帯電話、タブレット端末、デスクトップ型PC(Personal Computer)、ノート型PC等である。以下では、コネクタ装置1は、一例として、通信端末に実装されるものとする。
コネクタ装置1は、本体10と、SIMトレイ21(第1トレイの一例)と、第1機構30と、第2機構40とを含む。
本体10は、コネクタ装置1が実装される電子機器に固定される部位であり、コネクタ装置1のケースを形成する。本体10のケース部分は、例えば、薄板の金属材料により形成された上側のシェル部114と下側のベース部112とを結合することで形成されてもよい。本体10は、3つ以上の部材により形成されてもよい。例えば、本体10は、後述の第1カム溝340等が形成される部位を、ケース部分と一体的に備える。尚、第1カム溝340等が形成される部位は、ケース部分と一体に形成されてもよいし、ケース部分とは別に形成されかつケース部分(例えばベース部112)に結合されてもよい。
本体10のベース部112は、通信端末の基板(図示せず)に固定される。基板には、後述のSIMカード4が本体10内でロック状態にあるときにSIMカード4に電気的に接続する回路部(図示せず)が形成される。また、基板には、後述のSDメモリカード5が本体10内でロック状態にあるときにSDメモリカード5に電気的に接続する回路部(図示せず)が形成される。通信端末は、SIMカード4内の情報やSDメモリカード5内の情報に基づいて動作できる。
本体10は、コネクタ装置1の内部に、Y方向に並ぶ第1空間11及び第2空間12を形成する。第1空間11には、SIMトレイ21がY方向に挿抜可能である。第2空間12には、SDメモリカード5がY方向に挿抜可能である。第1空間11は、第2空間12より奥側に形成される。
本体10は、手前側が開口し、奥側が閉塞される。即ち、本体10は、手前側に開口14を有する。従って、第1空間11は、奥側が閉塞され、手前側は第2空間12を介して本体10の外部に連通する。また、第2空間12は、奥側が第1空間11と隣接し、手前側は本体10の外部に連通する。
SIMトレイ21は、SIMカード4(第1媒体の一例)を載せることが可能なトレイである。SIMカード4は、通信端末の正当なユーザを特定するためのID(Identification)番号が記録されたIC(integrated circuit)カードである。実施例1では、一例として、SIMカード4は、図1に示すようにnano-SIMの形態であるが、micro-SIM等の任意の形態であってよい。
第1機構30は、SIMトレイ21を本体10の第1空間11に対してY方向に挿抜可能とする。第1機構30は、本体10の開口14を介してSIMトレイ21を挿抜可能とする。第1機構30の詳細は後述する。
第2機構40は、SDメモリカード5(第2媒体の一例)を本体10の第2空間12に対してY方向に挿抜可能とする。第2機構40は、本体10の開口14を介してSIMトレイ21を挿抜可能とする。SDメモリカード5は、メモリカードの一例であり、SDメモリカード5に代えて他のメモリカードが適用されてもよい。図1に示す例では、SDメモリカード5は、microSDカードの形態であるが、他の形態(例えばminiSDカードの形態や、通常のSDカードの形態)であってもよい。
第2機構40は、第1機構30とは別の機構である。第2機構40は、SDメモリカード5及びSIMトレイ21のロック状態(後述の双方ロック状態)においてSDメモリカード5だけを抜き出すことを可能とする。即ち、第2機構40は、SDメモリカード5の抜き出しが、SIMトレイ21の抜き出し(及びそれに伴うSIMカード4の抜き出し)を伴わない態様で、SDメモリカード5の抜き出しを可能とする。第2機構40の詳細は後述する。
このように実施例1によれば、Y方向に並ぶ第1空間11及び第2空間12のうちの、第1空間11に対して第1機構30によりSIMトレイ21が挿抜可能となり、第2空間12に対して第2機構40によりSDメモリカード5が挿抜可能となる。この際、ユーザは、SDメモリカード5だけを抜き出すことも可能となり、SDメモリカードの抜き出しに伴って生じうるSIMトレイの抜き出しに起因した不都合を防止できる。具体的には、SDメモリカードの抜き出しに伴ってSIMトレイが抜き出される構成では、SDメモリカードだけを交換したい場合でも通信端末の電源を切る必要がある。これは、SIMカードは抜く際に通信端末の電源を切る必要があるためである。この点、実施例1によれば、SDメモリカード5だけを抜き出したい場合に通信端末の電源を切る必要が無くなり、ユーザの利便性が向上する。
尚、実施例1では、SDメモリカード5を単独で抜き出すことが可能である一方、SIMトレイ21を単独で抜き出すことは不能である。この点、SIMトレイ21を抜き出すときは、通信端末の電源を切る必要があるので、SIMトレイ21の抜き出しに伴ってSDメモリカード5が抜き出されることに有意な不都合はない。
また、Y方向に並ぶ第1空間11及び第2空間12を利用することで、コネクタ装置1の厚み方向(上下方向)の薄型化を図ることができる。換言すると、本実施例によれば、SIMトレイ21及びSDメモリカード5のそれぞれを個別に挿抜可能とするのではなく、SDメモリカード5だけ個別に挿抜可能とする。これにより、Y方向に並ぶ第1空間11及び第2空間12を利用でき、コネクタ装置1の厚み方向の薄型化を図ることができる。
次に、図2A及び図2Bを参照して、第1機構30及び第2機構40の詳細について説明する。
第1機構30及び第2機構40は、以下で説明するように、SDメモリカード5及びSDメモリカード5の双方を同時に抜き出すことと、SDメモリカード5だけを抜き出すことの双方を、選択的に可能とする。以下では、SDメモリカード5及びSDメモリカード5の双方を同時に抜き出すことを可能とする機能を「同時抜き機能」と称し、SDメモリカード5だけを抜き出すことを可能とする機能を「SD単独抜き機能」と称する。また、同時抜き機能及びSD単独抜き機能の双方を選択的に実現できる機能を、「同時抜き/SD単独抜き機能」と称する。
図2Aは、図1の第1機構30の拡大図である。
第1機構30は、図2Aに示すように、第1スライド部材310と、第1弾性部材320と、第1カムピン330と、第1カム溝340とを含む。
第1スライド部材310は、本体10に対してY方向で変位可能である。第1スライド部材310は、本体10内に設けられ、本体10により上下方向の変位が拘束される。
第1スライド部材310は、SIMトレイ21の奥側の端部に対して奥側からY方向に当接するトレイ係止部位311を有する。SIMトレイ21がトレイ係止部位311に当接する状態では、ユーザは、SIMトレイ21を奥側に押すことで、第1スライド部材310を奥側に押すことができる。
第1スライド部材310は、本体10に対して奥側からY方向に当接する手前側ストッパ部位312を有する。手前側ストッパ部位312が本体10にY方向に当接すると(図9参照)、本体10に対する第1スライド部材310の手前側への更なる変位が拘束される。従って、手前側ストッパ部位312が本体10にY方向に当接する位置が、第1スライド部材310の可動範囲の手前側の境界位置となる。
第1スライド部材310は、後述の第2スライド部材410に対して奥側からY方向に当接するスライド当接部位314を有する。スライド当接部位314に第2スライド部材410が当接した状態(図4参照)では、第1スライド部材310は第2スライド部材410と一体的に奥側に変位できる。尚、図2Aに示す例では、スライド当接部位314は、手前側ストッパ部位312と同一の面内に形成されているが、手前側ストッパ部位312に対してY方向にオフセットされてもよい。
第1弾性部材320は、手前側(Y方向の負側であり、SIMトレイ21の抜き方向)へ第1スライド部材310を付勢する。実施例1では、一例として、第1弾性部材320は、Y方向に延在するスプリングの形態であり、奥側の端部は本体10に支持され、手前側の端部は、第1スライド部材310に支持される。第1スライド部材310が奥側へ変位すると、第1弾性部材320は、圧縮されることで、第1スライド部材310を手前側に付勢する付勢力を強める。
第1カムピン330及び第1カム溝340は、ハートカム機構(以下、「第1ハートカム機構」とも称する)を形成する。第1カムピン330及び第1カム溝340によるハートカム機構は、第1スライド部材310及び本体10と協動して、Y方向でのSIMトレイ21の動きを規定する。
第1カムピン330は、図2Aに示すように、一端331が第1スライド部材310に支持され、他端332が第1カム溝340に嵌る。例えば、第1カムピン330の一端331は、第1スライド部材310に形成されたピン穴315にZ軸まわりに回転可能に支持され、回転支点となる。第1カムピン330は、本体10及び第1スライド部材310により上下方向の変位が拘束される。従って、第1カムピン330の動きは、第1スライド部材310側での一端331のZ軸まわりの回転と、第1カム溝340での他端332の変位とで規定される。
第1カム溝340は、図2Aに示すように、本体10に設けられる。第1カム溝340は、上述のように、第1カムピン330の他端332の動きを規定する。換言すると、第1カム溝340は、第1カムピン330の他端332が通る軌跡(以下、「第1軌跡」とも称する」を規定する。第1カム溝340の形状の詳細(第1軌跡の詳細)は、第2カム溝440の形状の詳細とともに後述する。
図2Bは、図1の第2機構40の拡大図である。
第2機構40は、図2Bに示すように、第2スライド部材410と、第2弾性部材420と、第2カムピン430と、第2カム溝440とを含む。
第2スライド部材410は、本体10に対してY方向で変位可能である。第2スライド部材410は、本体10内に設けられ、本体10により上下方向の変位が拘束される。第2スライド部材410は、第1スライド部材310に対して手前側からY方向で隣接する態様で設けられる。
第2スライド部材410は、SDメモリカード5の奥側の端部に対して奥側からY方向に当接するカード係止部位411を有する。SDメモリカード5がカード係止部位411に当接する状態では、ユーザは、SDメモリカード5を奥側に押すことで、第2スライド部材410を奥側に押すことができる。
第2スライド部材410は、本体10の手前側端部102に対して奥側からY方向に当接する手前側ストッパ部位412(図5参照)を有する。手前側ストッパ部位412が本体10にY方向に当接すると(図7参照)、本体10に対する第2スライド部材410の手前側への更なる変位が拘束される。従って、手前側ストッパ部位412が本体10にY方向に当接する位置が、第2スライド部材410の可動範囲の手前側の境界位置となる。
第2スライド部材410は、第1スライド部材310のスライド当接部位314(図2A参照)に対して手前側からY方向に当接するスライド当接部位414を有する。上述のように、スライド当接部位414に第1スライド部材310が当接した状態(図4参照)では、第1スライド部材310は第2スライド部材410と一体的に奥側に変位できる。
第2弾性部材420は、手前側(Y方向の負側であり、SDメモリカード5の抜き方向)へ第2スライド部材410を付勢する。尚、SDメモリカード5の抜き方向は、SIMトレイ21の抜き方向と同じである。実施例1では、一例として、第2弾性部材420は、Y方向に延在するスプリングの形態であり、奥側の端部は本体10に支持され、手前側の端部は、第2スライド部材410に支持される。第2スライド部材410が奥側へ変位すると、第2弾性部材420は、圧縮されることで、第2スライド部材410を手前側に付勢する付勢力を強める。
第2カムピン430及び第2カム溝440は、ハートカム機構(以下、「第2ハートカム機構」とも称する)を形成する。第2カムピン430及び第2カム溝440によるハートカム機構は、第2スライド部材410及び本体10と協動して、Y方向でのSDメモリカード5の動きを規定する。
第2カムピン430は、図2Bに示すように、一端431が第2スライド部材410に支持され、他端432が第2カム溝440に嵌る。例えば、第2カムピン430の一端431は、第2スライド部材410に形成されたピン穴415にZ軸まわりに回転可能に支持され、回転支点となる。第2カムピン430は、本体10及び第2スライド部材410により上下方向の変位が拘束される。従って、第2カムピン430の動きは、第2スライド部材410側での一端431のZ軸まわりの回転と、第2カム溝440での他端432の変位とで規定される。
第2カム溝440は、図2Bに示すように、本体10に設けられる。第2カム溝440は、上述のように、第2カムピン430の他端432の動きを規定する。換言すると、第2カム溝440は、第2カムピン430の他端432が通る軌跡(以下、「第2軌跡」とも称する」を規定する。
次に、図3A及び図3B、並びに図4乃至図9を参照して、第1カム溝340(第1軌跡)及び第2カム溝440(第2軌跡)の詳細について説明する。
図3Aは、第1カム溝340を上面視(Z方向のビュー)で概略的に示す図であり、図3Bは、第2カム溝440を上面視で概略的に示す図である。
図4乃至図9は、各種状態におけるコネクタ装置1の内部を示す上面図である。図4乃至図9では、内部が分かるように、コネクタ装置1の上側のシェル部114の図示は省略されている。図4は、SDメモリカード5及びSIMトレイ21(及びそれに伴いSIMカード4)のロック状態への挿入過程を示す。図5は、SDメモリカード5及びSIMトレイ21のロック状態(SDメモリカード5及びSIMトレイ21の挿入完了状態であり、以下、「双方ロック状態」とも称する)を示す。図6は、SDメモリカード5のみが抜き出される途中の状態を示し、図7は、SDメモリカード5のみの取り出し可能な状態を示す。図8は、SDメモリカード5及びSIMトレイ21(及びそれに伴いSIMカード4)が抜き出される途中の状態を示し、図9は、SDメモリカード5及びSIMトレイ21の取り出し可能な状態を示す。
第1カム溝340により規定される第1軌跡は、図3Aに示すように、ハート状の部分341と、手前側の直線部分342とを含む。尚、第2カム溝440の底面(上面視で視える面)は、以下で説明する方向(R1〜R5)とは逆方向の第1カムピン330の動きを防止するための傾斜や段差等が形成されてもよい。
ハート状の部分341は、第1ロック側軌跡3411と、第1ロック解除側軌跡3412とを含む。直線部分342は、SIMトレイ21が本体10から取り出し可能な状態となるときの第1カムピン330の他端332の位置(ホーム位置Ph)を規定する。
第1ロック側軌跡3411は、ハート状の下端位置P0から、ハート状の凹部に対応する第1ロック位置P2に向かう軌跡である。第1ロック側軌跡3411は、図4及び図5に示すように、双方ロック状態へのSDメモリカード5(及びそれに伴いSIMトレイ21)の挿入過程で機能する。
具体的には、図9に示す挿入前状態(抜き出し完了状態)からユーザによりSDメモリカード5が奥側に押し込みされ始めると、スライド当接部位314に第2スライド部材410が当接した状態(図4参照)に至る。スライド当接部位314に第2スライド部材410が当接した状態で、ユーザによりSDメモリカード5が更に奥側に押し込まれると、第1スライド部材310及び第2スライド部材410が一体的に奥側に変位する。この際、第1カムピン330の他端332はホーム位置Phから位置P0を介して第1ロック側軌跡3411の奥側へと至る(図3AのR1,R2参照)。そして、第1カムピン330の他端332は、SDメモリカード5(及びそれに伴いSIMトレイ21)が奥側に押し込まれて第1ロック側軌跡3411上の段差3430を超えると、第1ロック位置P2への折り返しが可能な位置P1に至る。位置P1は、挿入過程でのSDメモリカード5の最大押し込み位置に相当する。折り返しが可能な位置P1でユーザがSDメモリカード5の押し込みをやめると、第1カムピン330の他端332は、位置P1にて折り返して第1ロック位置P2に至る(矢印R3参照)。即ち、第1弾性部材320の作用により第1スライド部材310が手前側に僅かに変位し、第1カムピン330の他端332が第1ロック位置P2に至る。
第1ロック解除側軌跡3412は、第1ロック位置P2から離れる軌跡であり、具体的には、第1ロック位置P2からハート状の下端位置P0に向かう軌跡である。実施例1では、一例として、第1ロック解除側軌跡3412は、第1ロック側軌跡3411とは非対称に形成される。具体的には、第1ロック位置P2から折り返し位置P3(第1折り返し位置の一例)までのY方向の寸法L1は、第1ロック側軌跡3411における第1ロック位置P2から最大押し込み位置P1までのY方向の寸法よりも大きい。但し、変形例では、第1ロック側軌跡3411における第1ロック位置P2から最大押し込み位置P1までのY方向の寸法は、寸法L1と同一又はそれ以上であってもよい。
第1ロック解除側軌跡3412は、図5に示す双方ロック状態から、取り出し可能状態へのSDメモリカード5の抜き過程、及び、SDメモリカード5及びSIMトレイ21の抜き過程のうちの、SDメモリカード5及びSIMトレイ21の抜き過程でのみ機能する。
具体的には、図5に示す双方ロック状態からユーザによりSDメモリカード5が奥側に押し込みされると、奥側への変位量が、双方ロック状態での第2スライド部材410と第1スライド部材310との間のY方向の距離L0(図5参照)を超える。この結果、第1スライド部材310のスライド当接部位314に第2スライド部材410が当接した状態に至る。スライド当接部位314に第2スライド部材410が当接した状態で、ユーザによりSDメモリカード5が更に奥側に押し込まれると、図8に示すように、第1スライド部材310及び第2スライド部材410が一体的に奥側に変位する。そして、図5に示す双方ロック状態からの第1スライド部材310のY方向の変位量が寸法L1を超えると、第1カムピン330の他端332は、下端位置P0への折り返しが可能な位置P3に至る(矢印R4参照)。位置P3は、抜き過程でのSIMトレイ21が抜き出せる位置に相当する。折り返しが可能な位置P1でユーザがSDメモリカード5の押し込みをやめると、第1カムピン330の他端332は、位置P3にて折り返して下端位置P0及びホーム位置Phに至る(矢印R5参照)。これより、図9に示すように、SDメモリカード5及びSIMトレイ21が取り出し可能な状態となる。図9に示す状態では、ユーザは、SDメモリカード5及びSIMトレイ21が本体10から手前側に露出しており、いずれも容易に取り出すことができる。
第2カム溝440により規定される第2軌跡は、図3Bに示すように、ハート状の部分441と、手前側の直線部分442と、ロック側余長軌跡443と、ロック解除側余長軌跡444とを含む。尚、第2カム溝440の底面(上面視で視える面)は、以下で説明する方向(R11〜R16)とは逆方向の第2カムピン430の動きを防止するための傾斜や段差、窪み等が形成されてもよい。
ハート状の部分441は、第2ロック側軌跡4411と、第2ロック解除側軌跡4412とを含む。直線部分442は、SDメモリカード5が本体10から取り出し可能な状態となるときの第2カムピン430の他端432の位置(ホーム位置Ph2)を規定する。
第2ロック側軌跡4411は、ハート状の下端位置P10から、ハート状の凹部に対応する第2ロック位置P12に向かう軌跡である。
第2ロック解除側軌跡4412は、第2ロック位置P12から離れる軌跡であり、具体的には、第2ロック位置P12からハート状の下端位置P10に向かう軌跡である。実施例1では、第2ロック解除側軌跡4412において第2ロック位置P12から折り返し位置P13(第2折り返し位置の一例)までのY方向の寸法L2(第2変位量の一例)は、同時抜き/SD単独抜き機能を実現するために、次の関係を有するように定められる。
実施例1では、図5に示すように、双方ロック状態では、第1スライド部材310と第2スライド部材410とはY方向で距離L0だけ離れている。従って、双方ロック状態から、SDメモリカード5(及びそれに伴い第2スライド部材410)を、Y方向に距離L0+L1(第1変位量の一例)だけ奥側に移動させれば、第1カムピン330の他端332を図3Aの位置P3に至らせることができる。
寸法L2は、SDメモリカード5の押し込み過程で第1カムピン330の他端332が図3Aの位置P3に至る前に、第2カムピン430の他端432が位置P13に至るように設定される。例えば、寸法L2は、距離L0以下に設定されてよい。この場合、SDメモリカード5の押し込み過程で第1スライド部材310に第2スライド部材410が当接する前又は当接する際に、第2カムピン430の他端432が位置P13に至ることができる。或いは、寸法L2は、距離L0よりも大きいが、距離L0+L1よりも小さくなるように設定されてよい。即ち、L0<L2<L0+L1である。この場合、SDメモリカード5の押し込み過程で第1スライド部材310に第2スライド部材410が当接しても、その後、第1カムピン330の他端332が図3Aの位置P3に至る前に、第2カムピン430の他端432が位置P13に至ることができる。
尚、変形例では、距離L0は“0”であってもよい。即ち、双方ロック状態では、第1スライド部材310と第2スライド部材410とはY方向で当接する。この場合は、寸法L2は、距離L1(第1変位量の他の一例)よりも小さくなるように設定されてよい。
ロック側余長軌跡443は、第2ロック側軌跡4411におけるハート状の頂部に接続されかつY方向に第2ロック位置P12から離れる側に延在する。
第2ロック側軌跡4411及びロック側余長軌跡443は、図4及び図5に示すように、双方ロック状態へのSDメモリカード5(及びそれに伴いSIMカード4)の挿入過程で機能する。
具体的には、図9に示す挿入前状態(抜き出し完了状態)からユーザによりSDメモリカード5が奥側に押し込まれると、スライド当接部位314に第2スライド部材410が当接する。当接後、ユーザによりSDメモリカード5が更に奥側に押し込まれると、第1スライド部材310及び第2スライド部材410が一体的に奥側に変位する。この際、第2カムピン430の他端432はホーム位置Ph2から位置P10を介して第2ロック側軌跡4411の奥側へと至る(図3BのR11,R12参照)。また、この際、第2カムピン430の他端432は、第2ロック側軌跡4411上の段差4430を超えて、第2ロック位置P12への折り返しが可能な位置P11に至り、更にロック側余長軌跡443を辿り位置P11Aへ至る(R12A参照)。位置P11Aは、挿入過程でのSDメモリカード5の最大押し込み位置に相当する。即ち、第1カムピン330の他端332が位置P1に至るとき、第2カムピン430の他端432は位置P11Aへ至る(図4参照)。折り返しが可能な位置P11を超えた位置P11AでユーザがSDメモリカード5の押し込みをやめると、第2カムピン430の他端432は、位置P11Aから位置P11を介して第2ロック位置P12に至る(矢印R13参照)。即ち、第2弾性部材420の作用により第2スライド部材410が手前側に変位し、第2カムピン430の他端432が第2ロック位置P12に至る(図5参照)。
ロック解除側余長軌跡444は、第2ロック解除側軌跡4412におけるハート状の頂部に接続されかつY方向に第2ロック位置P12から離れる側に延在する。第2ロック解除側軌跡4412のY方向の寸法L3は、同時抜き機能を実現できるように設定される。具体的には、寸法L3は、距離L0+L1から寸法L2を引いた値以上である。即ち、L3≧L0+L1−L2である。寸法L3は、例えば位置P13から第2ロック解除側軌跡4412の上端位置P14までの距離として定義される。ロック解除側余長軌跡444は、後述のように、第1スライド部材310の奥側への押し込み(第1カムピン330の他端332を位置P3に至らせるための押し込み)を可能とする。
第2ロック解除側軌跡4412及びロック解除側余長軌跡444は、図5に示す双方ロック状態から取り出し可能状態への、SDメモリカード5単独の抜き過程、及び、SDメモリカード5及びSIMトレイ21の同時抜き過程のいずれにおいても機能する。
SDメモリカード5単独の抜き過程での機能は、以下のとおりである。図5に示す双方ロック状態からユーザによりSDメモリカード5が奥側に押し込みされ始めると、図6に示すように、第2スライド部材410が奥側に変位する。尚、この際、スライド当接部位314に第2スライド部材410が当接せず、第2スライド部材410が単独で奥側に変位する。そして、図5に示す双方ロック状態からの第2スライド部材410のY方向の変位量が寸法L2(図3B参照)を超えると、第2カムピン430の他端432は、下端位置P10への折り返しが可能な位置P13に至る(矢印R14参照)。位置P13は、抜き過程でのSDメモリカード5のみが抜き出せる位置に相当する。折り返しが可能な位置P11でユーザがSDメモリカード5の押し込みをやめると、第1カムピン330の他端332は、位置P13にて折り返して下端位置P10及びホーム位置P1hに至る(矢印R15参照)。これより、図7に示すように、SDメモリカード5のみが取り出し可能な状態(SDメモリカード5の抜き出し完了状態)となる。図7に示す状態では、ユーザは、SDメモリカード5が本体10から手前側に露出しており、容易に取り出すことができる。尚、図7に示す状態では、SIMトレイ21は、ロック状態のままである。
SDメモリカード5及びSIMトレイ21の同時抜き過程での機能は、以下のとおりである。図5に示す双方ロック状態からユーザによりSDメモリカード5が奥側に押し込みされ始めると、図6に示すように、第2スライド部材410が奥側に変位する。第2スライド部材410を更に奥側に変位させると、第2カムピン430の他端432は、位置P13からロック解除側余長軌跡444を辿り上側へと移動する(矢印R16参照)。そして、寸法L2を超えてからの第2スライド部材410のY方向の変位量が寸法L3を超えると、第2カムピン430の他端432は位置P14に至る(矢印R16参照)。第2カムピン430の他端432は位置P14に至るとき、第1カムピン330の他端332は位置P3(図3A)に至る。位置P14でユーザがSDメモリカード5の押し込みをやめると、第2カムピン430の他端432は、位置P13を介して下端位置P10及びホーム位置Ph2に至る(矢印R17参照)。これと同時に、上述したように、第1カムピン330の他端332は、位置P3にて折り返して下端位置P1及びホーム位置Phに至る(図3Aの矢印R5参照)。これにより、図9に示すように、SDメモリカード5及びSIMトレイ21が取り出し可能な状態(SDメモリカード5及びSIMトレイ21の抜き出し完了状態)となる。
従って、ユーザは、双方ロック状態において、SDメモリカード5を寸法L2に相当する距離だけ奥側に押し込むことで、SDメモリカード5だけを抜き出すことができる。また、ユーザは、双方ロック状態において、SDメモリカード5を距離L0+L1だけ奥側に押し込むことで、SDメモリカード5及びSIMトレイ21の双方を抜き出すことができる。
このように、実施例1では、第2ハートカム機構は、双方ロック状態において、SIMトレイ21の抜き出しを伴わない態様で、SDメモリカード5の抜き出しを可能とする。また、第1ハートカム機構と第2ハートカム機構とは、SDメモリカード5の奥側への変位に連動するように形成されることで、双方ロック状態において協動してSDメモリカード5及びSIMトレイ21の同時の抜き出しを可能とする。
また、実施例1では、ロック側余長軌跡443を有するので、上述のように、ユーザは、図9に示す挿入前状態(抜き出し完了状態)から、SDメモリカード5を奥側に押し込むことで、SDメモリカード5を介してSIMトレイ21を押し込むことができる。但し、実施例1において、ユーザは、SIMトレイ21を本体10内に挿入してロック状態とした後に、SDメモリカード5を本体10内に挿入してロック状態とすることで、双方ロック状態を実現することも可能である。
尚、実施例1では、第1カム溝340は本体10に設けられ、第1カムピン330の回転支点(一端331)が第1スライド部材310に設けられるが、これに限られない。即ち、図10に示す変形例のように、第1カム溝340に対応する第1カム溝340Aが第1スライド部材310Aに設けられ、第1カムピン330の回転支点(一端331)が本体10Aに設けられてもよい。これは、図10に示す変形例のように、第2カムピン430及び第2カム溝440についても同様である。尚、図10では、本体10Aは、一部(機構に係る部分)だけが図示されている。
また、実施例1では、第2カム溝440により形成される第1軌跡は、ロック側余長軌跡443を有しているが、これに限られない。図11に示す変形例による第2カム溝440Aのように、ロック側余長軌跡443は、省略されてもよい。この場合、ロック状態への遷移のためのSDメモリカード5の挿入と、ロック状態への遷移のためのSIMトレイ21の挿入とは別々に実現される。即ち、SIMトレイ21を本体10内に挿入してロック状態とした後に、SDメモリカード5を本体10内に挿入してロック状態とすることで、双方ロック状態が実現される。
また、実施例1では、SDメモリカード5は、トレイに載せられずに、本体10に直接挿抜されるが、これに限られない。SDメモリカード5は、SIMトレイ21とは別のトレイ(第2トレイの一例)に載せられた状態で、本体10に対して挿抜可能であってもよい。この場合、別のトレイは、第2スライド部材410のカード係止部位411にY方向に当接するように形成される。尚、この場合、別のトレイには、SDメモリカード5及び第2のSIMカードのいずれかが選択可能に載置できる載置部が設定されてもよい。
[実施例2]
以下の実施例2の説明において、上述した実施例1と同一であってよい構成要素については、同一の参照符号を付して説明を省略する場合がある。
図12乃至図14は、実施例2によるコネクタ装置2を示す図である。図12は、一部だけが分解状態を示し、図13は、SIMカード4及びSDメモリカード5が共に挿入された状態を示し、図14は、SIMカード4が抜き出された状態を示す。
コネクタ装置2は、本体10Bと、SIMトレイ21Bと、SDトレイ22(第2トレイの他の一例)と、第1機構(図示せず)と、第2機構40Bとを含む。
本体10Bは、上述した実施例1による本体10に対して、第2カム溝440が形成されていない点が異なる。本体10Bには、第1機構(ハートカム機構)のカム溝(図示せず)が形成される。第1機構のカム溝は、図3Aに示した第1カム溝340と同様であってよいが、第1ロック側軌跡3411と第1ロック解除側軌跡3412が対称であってよい。第1機構は、SIMトレイ21Bを本体10Bの第1空間11に対してY方向に挿抜可能とする。
SIMトレイ21Bは、上述した実施例1によるSIMトレイ21に対して、実質的にガイド溝72(図14参照)を備える点が異なる。ガイド溝72は、SDトレイ22の挿抜動作をガイドする機能を有し、第2機構40Bを形成する。
SDトレイ22は、SDメモリカード5を載せることが可能なトレイである。尚、SDトレイ22は、SDメモリカード5及び第2のSIMカードのいずれかが選択可能に載置できる載置部が設定されてもよい。SDトレイ22のX方向の両側面には、ガイド突起71が形成される。
第2機構40Bは、SDトレイ22のガイド突起71と、SIMトレイ21Bのガイド溝72とにより形成される。ガイド突起71は、SIMトレイ21Bのガイド溝72に嵌り、Y方向に摺動可能である。これにより、SDトレイ22がSIMトレイ21Bに対してY方向に挿抜可能となる。即ち第2機構40Bは、SDトレイ22を本体10Bの第2空間12に対してY方向に挿抜可能とする。
ユーザは、SIMトレイ21BにSIMカード4を載せた状態で本体10B内にSIMトレイ21Bを押し込むことで、図14に示すように、SIMトレイ21Bをロック状態に遷移させることができる。次いで、ユーザは、SIMトレイ21Bのガイド溝72内にガイド突起71が通る態様で、SIMトレイ21Bに対して、SDメモリカード5を載せたSDトレイ22を摺動させながらSDトレイ22を押し込む。これにより、ユーザは、図13に示すように、SDトレイ22を挿入状態に遷移させることができる。
実施例2によっても、上述した実施例1と同様、Y方向に並ぶ第1空間11及び第2空間12のうちの、第1空間11に対して第1機構によりSIMトレイ21が挿抜可能となり、第2空間12に対して第2機構40BによりSDメモリカード5が挿抜可能となる。この際、ユーザは、SDメモリカード5だけを抜き出すことも可能となり、SDメモリカードの抜き出しに伴って生じうるSIMトレイの抜き出しに起因した不都合(通信端末の電源を切る必要が生じる不都合)を防止できる。また、Y方向に並ぶ第1空間11及び第2空間12を利用することで、コネクタ装置2の厚み方向(上下方向)の薄型化を図ることができる。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例では、2つの媒体(SIMカード4及びSDメモリカード5)が挿抜可能とされているが、機構を追加することで、3つ以上の媒体が挿抜可能とされてもよい。
なお、以上の実施例に関し、さらに以下の付記を開示する。
[付記1]
第1方向の一端側に開口を有する本体であって、第1空間、及び、前記第1方向で前記第1空間よりも前記開口に近い側に位置しかつ前記第1空間と前記第1方向で並ぶ第2空間を、内部に形成する本体と、
第1媒体を載せることが可能な第1トレイと、
前記第1トレイを、前記第1空間に対して前記第1方向に前記開口を介して挿抜可能とする第1機構と、
前記第2空間に対して前記第1方向に、前記第1媒体とは別の第2媒体を前記開口を介して挿抜可能とする第2機構であって、前記第1トレイ及び前記第2媒体が前記本体に挿入されている状態において前記第1トレイ及び前記第2媒体のうちの前記第2媒体だけを抜き出すことを可能とする第2機構とを含む、コネクタ装置。
[付記2]
前記第1機構は、
前記本体に対して前記第1方向で変位可能である第1スライド部材と、
前記第1方向での前記第1トレイの抜き方向に前記第1スライド部材を付勢する第1弾性部材と、
前記第1方向での前記第1トレイの動きを規定する第1ハートカム機構とを含み、
前記第2機構は、
前記本体に対して変位可能である第2スライド部材と、
前記第1方向での前記第2媒体の抜き方向に前記第2スライド部材を付勢する第2弾性部材と、
前記第1方向での前記第2媒体の動きを規定する第2ハートカム機構とを含む、付記1に記載のコネクタ装置。
[付記3]
前記第1ハートカム機構及び前記第2ハートカム機構は、前記第1トレイ及び前記第2媒体が前記本体に挿入されている状態において、前記第1方向での前記第2媒体の挿入方向への変位に連動するように構成される、付記2に記載のコネクタ装置。
[付記4]
前記第2ハートカム機構は、第2変位量による前記変位に連動して、前記第2媒体を前記本体から抜ける状態に遷移させ、
前記第1ハートカム機構は、前記第2変位量より大きい第1変位量による前記変位に連動して、前記第1トレイを前記本体から抜ける状態に遷移させる、付記3に記載のコネクタ装置。
[付記5]
前記第1ハートカム機構は、前記第1スライド部材及び前記本体の一方に一端が支持される第1カムピンと、前記第1スライド部材及び前記本体の他方に設けられ、前記第1カムピンの他端が嵌り、前記第1カムピンの他端が通る第1軌跡を規定する第1カム溝とを含み、
前記第2ハートカム機構は、前記第2スライド部材及び前記本体の一方に一端が支持される第2カムピンと、前記第2スライド部材及び前記本体の他方に設けられ、前記第2カムピンの他端が嵌り、前記第2カムピンの他端が通る第2軌跡を規定する第2カム溝とを含み、
前記第1軌跡におけるハート状の部分は、該ハート状の凹部に対応する第1ロック位置から該ハート状の下端の第1下端位置に向かう第1ロック解除側軌跡であって、該ハート状の頂部に、前記第1下端位置への折り返しが可能な第1折り返し位置を有する第1ロック解除側軌跡を含み、
前記第2軌跡におけるハート状の部分は、該ハート状の凹部に対応する第2ロック位置から該ハート状の下端の第2下端位置に向かう第2ロック解除側軌跡であって、該ハート状の頂部に、前記第2下端位置への折り返しが可能な第2折り返し位置を有する第2ロック解除側軌跡を含み、
前記第2軌跡は、前記ハート状の頂部に接続されかつ前記第1方向に前記第2ロック位置から離れる側に延在するロック解除側余長軌跡を含み、
前記第1変位量は、前記第1方向で前記第1ロック位置から前記第1折り返し位置までの距離と、前記第1トレイ及び前記第2媒体が前記本体に挿入されている状態における前記第1方向で前記第1スライド部材及び前記第2スライド部材の間の距離との和に対応し、
前記第2変位量は、前記第1方向で前記第2ロック位置から前記第2折り返し位置までの距離に対応し、
前記ロック解除側余長軌跡の前記第1方向の寸法は、前記第1変位量から前記第2変位量を引いた値以上である、付記4に記載のコネクタ装置。
[付記6]
前記第2軌跡におけるハート状の部分は、前記第2下端位置から前記第2ロック位置に向かう第2ロック側軌跡を更に含み、
前記第2軌跡は、前記第2ロック側軌跡における前記ハート状の頂部に接続されかつ前記第1方向に前記第2ロック位置から離れる側に延在するロック側余長軌跡を更に含む、付記5に記載のコネクタ装置。
[付記7]
前記第2媒体を載せることが可能な第2トレイを更に備え、
前記第2機構は、前記第2空間に対して前記第1方向に前記第2トレイを挿抜可能とすることで、前記第2空間に対して前記第2媒体を挿抜可能とする、付記1〜6のうちのいずれか1項に記載のコネクタ装置。
[付記8]
前記第2媒体を載せることが可能な第2トレイを更に備え、
前記第2機構は、前記第1トレイに対して前記第2トレイを前記第1方向に摺動可能とすることで、前記第2空間に対して前記第2媒体を挿抜可能とする、付記1記載のコネクタ装置。
[付記9]
前記第1媒体は、SIMカードであり、前記第2媒体は、メモリカードである、付記1〜8のうちのいずれか1項に記載のコネクタ装置。
1 コネクタ装置
2 コネクタ装置
4 SIMカード
5 SDメモリカード
10 本体
10A 本体
10B 本体
11 第1空間
12 第2空間
21 SIMトレイ
21B SIMトレイ
30 第1機構
40 第2機構
71 ガイド突起
72 ガイド溝
102 手前側端部
112 ベース部
114 シェル部
310 第1スライド部材
310A 第1スライド部材
311 トレイ係止部位
312 手前側ストッパ部位
314 スライド当接部位
315 ピン穴
320 第1弾性部材
330 第1カムピン
331 一端
332 他端
340 第1カム溝
340A 第1カム溝
341 ハート状の部分
342 直線部分
410 第2スライド部材
411 カード係止部位
412 手前側ストッパ部位
414 スライド当接部位
415 ピン穴
420 第2弾性部材
430 第2カムピン
431 一端
432 他端
440 第2カム溝
440A 第2カム溝
441 ハート状の部分
442 直線部分
3411 第1ロック側軌跡
3412 第1ロック解除側軌跡
3430 段差
4411 第2ロック側軌跡
4412 第2ロック解除側軌跡
4430 段差
443 ロック側余長軌跡
444 ロック解除側余長軌跡

Claims (7)

  1. 第1方向の一端側に開口を有する本体であって、第1空間、及び、前記第1方向で前記第1空間よりも前記開口に近い側に位置しかつ前記第1空間と前記第1方向で並ぶ第2空間を、内部に形成する本体と、
    第1媒体を載せることが可能な第1トレイと、
    前記第1トレイを、前記第1空間に対して前記第1方向に前記開口を介して挿抜可能とする第1機構と、
    前記第2空間に対して前記第1方向に、前記第1媒体とは別の第2媒体を前記開口を介して挿抜可能とする第2機構であって、前記第1トレイ及び前記第2媒体が前記本体に挿入されている状態において前記第1トレイ及び前記第2媒体のうちの前記第2媒体だけを抜き出すことを可能とする第2機構とを含む、コネクタ装置。
  2. 前記第1機構は、
    前記本体に対して前記第1方向で変位可能である第1スライド部材と、
    前記第1方向での前記第1トレイの抜き方向に前記第1スライド部材を付勢する第1弾性部材と、
    前記第1方向での前記第1トレイの動きを規定する第1ハートカム機構とを含み、
    前記第2機構は、
    前記本体に対して変位可能である第2スライド部材と、
    前記第1方向での前記第2媒体の抜き方向に前記第2スライド部材を付勢する第2弾性部材と、
    前記第1方向での前記第2媒体の動きを規定する第2ハートカム機構とを含む、請求項1に記載のコネクタ装置。
  3. 前記第1ハートカム機構及び前記第2ハートカム機構は、前記第1トレイ及び前記第2媒体が前記本体に挿入されている状態において、前記第1方向での前記第2媒体の挿入方向への変位に連動するように構成される、請求項2に記載のコネクタ装置。
  4. 前記第2ハートカム機構は、第2変位量による前記変位に連動して、前記第2媒体を前記本体から抜ける状態に遷移させ、
    前記第1ハートカム機構は、前記第2変位量より大きい第1変位量による前記変位に連動して、前記第1トレイを前記本体から抜ける状態に遷移させる、請求項3に記載のコネクタ装置。
  5. 前記第1ハートカム機構は、前記第1スライド部材及び前記本体の一方に一端が支持される第1カムピンと、前記第1スライド部材及び前記本体の他方に設けられ、前記第1カムピンの他端が嵌り、前記第1カムピンの他端が通る第1軌跡を規定する第1カム溝とを含み、
    前記第2ハートカム機構は、前記第2スライド部材及び前記本体の一方に一端が支持される第2カムピンと、前記第2スライド部材及び前記本体の他方に設けられ、前記第2カムピンの他端が嵌り、前記第2カムピンの他端が通る第2軌跡を規定する第2カム溝とを含み、
    前記第1軌跡におけるハート状の部分は、該ハート状の凹部に対応する第1ロック位置から該ハート状の下端の第1下端位置に向かう第1ロック解除側軌跡であって、該ハート状の頂部に、前記第1下端位置への折り返しが可能な第1折り返し位置を有する第1ロック解除側軌跡を含み、
    前記第2軌跡におけるハート状の部分は、該ハート状の凹部に対応する第2ロック位置から該ハート状の下端の第2下端位置に向かう第2ロック解除側軌跡であって、該ハート状の頂部に、前記第2下端位置への折り返しが可能な第2折り返し位置を有する第2ロック解除側軌跡を含み、
    前記第2軌跡は、前記ハート状の頂部に接続されかつ前記第1方向に前記第2ロック位置から離れる側に延在するロック解除側余長軌跡を含み、
    前記第1変位量は、前記第1方向で前記第1ロック位置から前記第1折り返し位置までの距離と、前記第1トレイ及び前記第2媒体が前記本体に挿入されている状態における前記第1方向で前記第1スライド部材及び前記第2スライド部材の間の距離との和に対応し、
    前記第2変位量は、前記第1方向で前記第2ロック位置から前記第2折り返し位置までの距離に対応し、
    前記ロック解除側余長軌跡の前記第1方向の寸法は、前記第1変位量から前記第2変位量を引いた値以上である、請求項4に記載のコネクタ装置。
  6. 前記第2軌跡におけるハート状の部分は、前記第2下端位置から前記第2ロック位置に向かう第2ロック側軌跡を更に含み、
    前記第2軌跡は、前記第2ロック側軌跡における前記ハート状の頂部に接続されかつ前記第1方向に前記第2ロック位置から離れる側に延在するロック側余長軌跡を更に含む、請求項5に記載のコネクタ装置。
  7. 前記第2媒体を載せることが可能な第2トレイを更に備え、
    前記第2機構は、前記第1トレイに対して前記第2トレイを前記第1方向に摺動可能とすることで、前記第2空間に対して前記第2媒体を挿抜可能とする、請求項1記載のコネクタ装置。
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