JP6804795B2 - 長尺平板の分割摩擦接合方法 - Google Patents

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Description

本発明は、長尺平板の分割摩擦接合方法に関するものである。
従来の技術の一例として、被接合部材の突合せ部を突合せ構成された、中空部を有する筒状被接合部材の突合せ部を接合する摩擦撹拌接合方法があった。この方法は、突合せ部の上側に摩擦接合装置のツールを配置し、内側に裏当て部材を当接したものである。
この裏当て部材に転動可能に当接されるローラを持つ中子治具を中空部に配置して裏当て部材を内側から支持し、中空部材の外側からツールを中子治具と相対位置関係を保持する。そして、ツールを中子治具と相対位置関係を保持しながら、ツールと中子治具の少なくとも一方を、筒状被接合部材の長手方向に移動させて、突合せ部を接合するのである。(特許文献1)
特許第4323909号公報
この技術を応用して複数平板を平行に隣接させ、長さ方向に摩擦接合する場合は次のような問題が生じた。即ち、平板材料の上側に接合装置を配置し、接合線に沿って移動させるとき、接合装置を設置するための大掛かりな門型フレームを設置する必要がある。また、溶接ピンを上から下へ押圧しながら接合装置を移動させるため、この下方への押圧力を受けるための装置を下側に配置し、上側の接合装置と同期させて移動させなければならない。従って、接合長さが必要最小限とされ、長い接合線による複数平板の接合が困難であった。
本発明は上記問題を解決するものであり、大掛かりな門型構造物が不要となり、長い平板を短い行程の接合装置で接合できるような長尺平板の分割摩擦接合方法を提供することを目的とする。
本発明の第1課題解決手段の長尺平板の分割摩擦接合方法は、架台の上に長尺板材の2枚を、互いに平行にその接合部を隣接させて定置し、長尺板材の上に重しを載せ、下側に摩擦接合装置を配置し、接合線に沿い一端の接合開始端から接合を始め、他端に向けて接合装置を移動させ、装置を接合線の中央で停止させ、長尺平板と架台を180度回動させ、接合装置を逆方向に移動させながら接合線に沿い接合し、一端の接合開始端へ戻し、移動限で停止させるものである。
本発明の第2課題解決手段の長尺平板の分割摩擦接合方法は、前記第1手段に加え、円環レールの上に平面視矩形架台を円環中心周りに回動可能に載せ、前記架台の上に2枚の長尺板材を、互いに平行にその接合部を隣接させて定置し、前記円環レールの円環直径上で梁材が渡され、その円環中心に対応した部分には、中心受体が固定され、該中心受体は前記架台下面に突設された中心位置決部材を同心に嵌め案内するものである。
本発明の第3課題解決手段の長尺平板の分割摩擦接合方法は、前記第1手段に加え、円環レールの上にレール直径より長い縦辺を持つ平面視矩形架台を円環中心周りに回動可能に載せ、前記円環レールの一部は前記接合装置の移動経路のために切り欠かれ、前記架台の上に2枚の長尺板材を、互いに平行にその接合部を隣接させて定置し、レールの円環直径上で梁材が渡され、その円環中心に対応した部分には、中心受体が固定され、該中心受体は前記架台下面に突設された中心位置決部材を同心に嵌め案内するものである。
本発明では、平板の下側に配置した摩擦接合装置により、平板の下側から接合するので、大掛かりな門型構造物が不要となった。また、平板の長さ方向の中央まで接合が終れば、平板と架台を180度回動させ、接合装置を元に戻し、残りの半分の平板の接合を始めるようにした。従って、長い平板を短い行程の接合装置で接合できることになったのである。
本発明の一実施例で使用される装置の平面図である。 図1の部分拡大図である。 図2のA―A断面図である。 図3のB―B断面図である。 他の実施例の平面図である。 図5のC―C拡大断面図である。 図6のD―D断面図である。 更に他の実施例の平面図である。
以下に、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
図1,2の平面図において、円環レール2の上に平面視矩形架台20が円環中心周りに回動可能に載せられている。そして、架台の上に長尺板材W(仮想線視)の2枚を、互いに平行にその接合部を隣接させて定置し、下側に摩擦接合装置10を配置し、板材の下側から接合するのである。
図2〜4において、板材の下方に摩擦接合装置10が第1レール1上に配置されている。架台20は外形が移動方向(前後方向)に長く、左右方向に短い直方体状の枠体からなり、上面の中央部付近には前後方向の長い縦梁23が、間隔を存して設けられ、この間を摩擦接合装置10の上部が前後方向に移動する。摩擦接合装置10は台車14に載せられ、ツール本体11の上端から円盤鍔12とピン13が上方へ突き出ている。
図3〜5において、円環レール2は床面上で支柱2aにより水平面内に展延する。そして、断面がV字状の溝となり、後記架台20の車輪24の案内となる。円環レール2の円環直径上で梁材2bが渡され、その円環中心に対応した部分には、後記の架台下面に突設された中心位置決部材25を案内する中心受体2cが固定されている。この中心受体2cは、円環レール2の円環中心と同芯となる円環側壁の一部が切除されてなる。
そして、図5〜7のように、円環レール2の上で架台20が円環中心周りに回動可能となるように、位置決め部材が設けられる。即ち、前記縦梁23のレール円環中心に対応した部分の下面には、下方に突き出た中心位置決部材25が設けられる。この中心位置決部材25は、架台20が円環レール2に載せられたとき、架台上面の水平面内の中心を円中心とする環状突出部を構成する。底浅の丸皿状で、2本の縦梁23の間隔部分が切除されている。そして、この中心位置決部材25が前記レール側の中心受体2cの内側に同心に収容される。この中心受体2cも底浅の丸皿状で、2本の縦梁23の間隔部分が切除されている。
図2,3のように、架台20の2か所の横辺22の下面に車輪24が夫々複数個(図示3個)設けられ、これらの車輪は前記環状レール2の溝に案内される。このようにして、前記中心位置決部材25が前記中心受体2cに収容された状態で、架台20は環状レール2の円環中心周りに回動自在となる。
図2のように、架台20の上面の横辺22には、縦梁23の間隔の中央に位置する箇所に、縦中心指示線20aが描かれている。また、架台20の回動中心を通る架台の縦辺の中心線上で、縦辺21に横中心指示線20bが描かれている。
接合作業にあたり、架台20の上方に設備した電磁吸着パッド(図示省略)で長尺板材を吊り上げて、作業者が位置を確認しながら、架台20上面に載置する。即ち、架台の上に2枚の長尺板材を、互いに平行にその接合部を隣接させて定置する。このとき、架台20の縦辺21に板材の長手方向を平行にして、接合線W0を2本の縦梁23の間に位置させる。そして、接合線を架台の縦中心指示線20aに合わせる。また、板材の長手方向中心線が架台20の回動中心を通るよう、架台の横中心指示線20bに合わせる。次に、架台の上方に配置した真空吸着パッド(図示省略)により、長尺板材の上に重りYを載せる。
そして、接合線W0に沿い一端の接合開始端から接合を始め、他端に向けて接合装置10を移動させ、装置を接合線の中央である架台回動中心位置の移動限でLS(リミットスイッチ)で停止させる。次いで、接合装置のピン13を下降させる。その後、長尺平板と架台を180度回動させる。そして、接合装置10のピン13を上昇させて接合を開始し、接合装置を接合線に沿い一端の接合開始端へ戻し、移動限で停止させる。このようにしたことにより、接合装置10の移動範囲の2倍の長さの板の接合が可能となった。また、接合装置が往復経路で接合するので、無駄が省ける。
図8は他の実施例を示し、円環レール2の直径を架台20の縦長さより相当小さくしたものである。これにより、レールの製作をより容易にし、あわせて、設置面積を狭くしたものである。即ち、円環レール2の上にレール直径より長い縦辺を持つ平面視矩形架台20を円環中心周りに回動可能に載せる。ここで、前記円環レール2の一部は前記接合装置10の移動経路のために切欠2dとなり、そして、縦辺21が円環レール2と交差する所の下面に車輪24(合計4個)が設けられている。
本発明は前記した実施例や実施態様に限定されず、特許請求の範囲を逸脱せずに種々の変形を含む。
本発明は長尺平板の分割摩擦接合方法に利用できる。
W 帯板、Y 重り、
1 第1 レール
2 円環レール
2a 支柱
2b 梁材
2c 中心受体
2d 切欠
LS (リミットスイッチ)
10 摩擦接合装置
11 ツール本体
12 円盤鍔
13 ピン
14 台車
14a 車輪
20 架台
20a 縦中心指示線
20b 横中心指示線
21 縦辺
22 横辺
23 縦梁
24 車輪
25 中心位置決部材

Claims (3)

  1. 架台の上に長尺板材の2枚を、互いに平行にその接合部を隣接させて定置し、長尺板材の上に重しを載せ、下側に摩擦接合装置を配置し、接合線に沿い一端の接合開始端から接合を始め、他端に向けて接合装置を移動させ、装置を接合線の中央で停止させ、長尺平板と架台を180度回動させ、接合装置を逆方向に移動させながら接合線に沿い接合し、一端の接合開始端へ戻し、移動限で停止させる長尺平板の分割摩擦接合方法。
  2. 円環レールの上に平面視矩形架台を円環中心周りに回動可能に載せ、前記架台の上に2枚の長尺板材を、互いに平行にその接合部を隣接させて定置し、前記円環レールの円環直径上で梁材が渡され、その円環中心に対応した部分には、中心受体が固定され、該中心受体は前記架台下面に突設された中心位置決部材を同心に嵌め案内する請求項1記載の長尺平板の分割摩擦接合方法。
  3. 円環レールの上にレール直径より長い縦辺を持つ平面視矩形架台を円環中心周りに回動可能に載せ、前記円環レールの一部は前記接合装置の移動経路のために切り欠かれ、前記架台の上に2枚の長尺板材を、互いに平行にその接合部を隣接させて定置し、レールの円環直径上で梁材が渡され、その円環中心に対応した部分には、中心受体が固定され、該中心受体は前記架台下面に突設された中心位置決部材を同心に嵌め案内する請求項1記載の長尺平板の分割摩擦接合方法。
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