JP6804366B2 - 散水装置及び散水式浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、散水装置及び散水式浄化装置に関するものである。
中空の装置本体に充填した微生物保持担体に汚水(処理水)を散水し、微生物保持担体が保持する微生物の分解機能により汚水を好気的に浄化するDHS(Downflow Hanging Sponge)法を用いた浄化装置(DHSリアクター)が開発されている。DHSリアクターにおいて汚水を広範囲に且つ均一に供給する方法として、例えば水平方向に延出される管体を該管体の一端側を中心として一定速度で回動させながら、管体が有する多数の孔から汚水を流下させる方法が挙げられる(特許文献1参照)。また、この他に、供給される汚水を、皿状部材の底面に設けた多数の孔から滴下させる方法が挙げられる(特許文献2参照)。
特開2016−123957号公報 特開2012−179517号公報
例えば特許文献1の浄化装置は、管体を一定速度で回動させながら、管体が有する多数の孔から汚水を流下させることから、管体を一定速度で回動させる駆動源の他、管体の回動速度が一定速度に到達するまでに使用する補助駆動源が必要である。したがって、動力源(補助駆動源を含む)のランニングコストや可動部分のメンテナンスが必要となる。また、管体を一定速度で回動させる場合、タンクの断面形状は円形状が適している。しかしながら、浄化装置の設置場所の形状を考慮した場合には、タンクの断面形状を円形状ではなく矩形状にすることが適している場合がある。矩形状のタンクで管体を一定速度で回動させる場合、管体の回動軌跡から外れ、散水時に汚水が供給されない領域が存在することになり、微生物保持担体が保持する微生物の分解機能を有効に利用することができない。また、特許文献1の浄化装置では、管体を一定速度で回動させることから、供給される汚水の流量を制御する必要もある。
一方、特許文献2の浄化装置は、供給される汚水を、皿状部材の底面に設けた多数の孔から滴下させることから、皿状部材に供給される汚水の流量を制限、言い換えれば供給される汚水の流量を少なくした場合には、汚水が皿状部材の全体に汚水が拡散されない。その結果、皿状部材の底部に設けた孔の一部からしか汚水が滴下されず、微生物保持担体が保持する微生物の分解機能を有効に利用することができない。したがって、特許文献2の浄化装置の場合には、皿状部材の全体に汚水が拡散されるように、汚水の流量を制御する必要がある。
本発明は、装置に供給する汚水の流量を少なくした場合でも、タンク全体に汚水を均一に供給することができるようにした散水式浄化装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の散水装置は、多数の微生物を保持する微生物保持担体が充填された装置本体の上方から、給水管により供給される汚水を散水する散水装置において、前記給水管に設けた流出孔から落水する前記汚水を受容する受容部材と、前記装置本体の上面視における中心に配置され、前記受容部材から下方に向けて延出され
る導入部と、前記導入部の下端部から放射状に延出される複数の排出部とを有し、前記導入部から流入する前記汚水を前記複数の排出部の各々から排出する排水管と、前記排水管の内部に着脱自在に設けられ、前記受容部材から前記排水管に流入した前記汚水を前記排水管の内周面に沿って流下させる螺旋構造体と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の散水式浄化装置は、上述した散水装置と、多数の微生物を保持する微生物保持担体が充填された装置本体と、前記装置本体に充填された前記微生物保持担体が浄化した処理水を集水する集水部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、供給する汚水の流量を少なくした場合でも、タンク全体に汚水を均一に供給することができる。その結果、タンクに充填された微生物保持担体が保持する微生物の分解機能を有効に利用でき、汚水を好気的に浄化することが可能となる。
本実施形態の散水式浄化装置の模式図である。 図1に示す散水式浄化装置における装置本体の上面図である。 (a)螺旋構造体を挿入する前の散水部の構造を示すA−A断面図、(b)螺旋構造体を挿入した後の散水部の状態を示すA−A断面図である。 (a)螺旋構造体の斜視図、(b)螺旋構造体の上面図、(c)螺旋構造体の下面図である。 (a)コイルばねを用いない散水部で清水を散水した時の散水率、(b)38mmのコイルばねを用いた散水部で清水を散水した時の散水率、(c)69mmのコイルばねを用いた散水部で清水を散水した時の散水率を示す図である。 散水量分布測定装置の模式図である。 散水量分布測定装置の散水位置を示す上面図である。 測定枡の上面図である。 (a)R=100mmとしたときの散水率、(b)R=150mmとしたときの散水率、(c)R=170mmとしたときの散水率の結果を示す図である。 (a)装置本体の中心に近い位置で散水を行ったときに、清水が充填部に拡散される範囲、(b)装置本体の中心から離れた位置で散水を行ったときに、清水が充填部に拡散される範囲を模式的に示す図である。 螺旋構造体を用いた散水部で汚水を散水したときの散水率及び螺旋構造体を用いていない散水部で汚水を散水したときの散水率を示す図である。
以下、本実施形態の散水式浄化装置について図面を用いて説明する。本実施形態の散水式浄化装置は、例えば有機性廃水処理装置の一部として用いられ、例えばUASB(Up-flow Anaerobic Sludge Blanket)リアクター等により嫌気性処理された汚水を、好気性生物処理により浄化する散水式浄化装置である。散水式浄化装置は、汚水給水管から供給された汚水を、装置本体に充填された多数の微生物保持担体に散水し、微生物保持担体が保持する微生物の分解機能を利用して、汚水を好気的に浄化する装置である。
図1から図3に示すように、散水式浄化装置10は、装置本体15、散水部(散水装置)16等を有する。装置本体15は、長手方向に直交する断面の形状、言い換えれば装置本体15の上面視における外形形状が正方形状又は矩形状である。本実施形態の散水部16は、装置本体15の大きさや形状に合わせてマトリクス状(格子状)に複数配置される。装置本体15の上面視における大きさは、例えば10m×20mに代表されるように、数m〜数十m×数m〜数十mの正方形状又は矩形状であることが一般的であるので、散水部16は、装置本体15の上面視において、例えば幅L及び奥行きLが50cm〜1mである正方形の領域Aに1個の割合で配置される。ここで、装置本体15は、内部に有する領域をL=L=50cm〜1mの正方形状となるように仕切板を用いて仕切られてもよいし、仕切られていなくともよい。
装置本体15は、図示を省略した架台に設置される。装置本体15は、内部空間の下端側に有孔底板18を有する。装置本体15は、有孔底板18の上方に押さえ部材19を有する。装置本体15の内部で有孔底板18と押さえ部材19との間の空間は、多数の微生物保持担体20が充填される。以下、多数の微生物保持担体20が充填される空間を充填部21と称する。装置本体15は、有孔底板18の下方に、装置本体15の内部を大気開放状態に維持する排気管22を有する。本実施形態では、装置本体15の内部に押さえ部材19を有する構成としているが、押さえ部材19の構成を省略してもよい。
装置本体15は、下端部に、装置本体15が有する有孔底板18の孔18aを通過して滴下する処理水を集める集水部26を有する。排水管27は集水部26に設けられ、集水部26により集められた処理水を外部に排出する。なお、図1においては、図の煩雑さを解消するために、有孔底板18が有する孔18aの一部にのみ符号を付している。
散水部16は、汚水給水管(ヘッダー管)28が有する流出孔28aから供給される汚水を充填部21の上方から散水する。散水部16は、受容部材31と、排水管32と、分岐管33とを有する。なお、排水管32と分岐管33とを別体としているが、1つの部材としてもよい。
受容部材31は、上面が開口された樋状の部材である。受容部材31は、汚水給水管28が有する流出孔28aから流下する汚水を受容し、受容した汚水を排水管32に排出する。受容部材31は、受容した汚水を排水管32に排出する挿通孔35を底面に有する。図2に示すように、受容部材31の底面における挿通孔35の位置は、受容部材31の中心Cから図2中−y方向に所定量ずれた位置となる。なお、受容部材31の図2中y方向における長さをWとした場合、受容部材31の中心Cは受容部材31の端部からW/2の位置である。
挿通孔35は、受容部材31の底面側において座繰り加工を施している。したがって、挿通孔35は、受容部材31の底面側が大径部35a、受容部材31の下面側が小径部35bとなる段付き孔である。
散水式浄化装置10の上面視において、汚水給水管28が有する流出孔28aに対応する位置をP1とすると、汚水給水管28が有する流出孔28aは、受容部材31の中心Cに対して図2中y方向にずれた位置となる。上述したように、受容部材31の底面における挿通孔35は、受容部材31の中心Cから図2中−y方向に所定量ずれた位置にある。したがって、汚水給水管28が有する流出孔28aから流出される汚水は、受容部材31の挿通孔35からずれた位置に落水した後、受容部材31の挿通孔35の周縁部に向けて流れる。そして、排水管32の周縁部から排水管32の内部に流入する。上述したように、散水部16は、装置本体15の上面視において、幅L及び奥行きLがL=L=50cm〜1mとなる正方形状の領域(図2中符号A)に1個配置される。受容部材31は、挿通孔35の中心が、該正方形状の領域Aの図中左上隅にある頂点から、x方向に長さL(=L/2)、−y方向に長さL(=L/2)の位置、言い換えれば、該正方形状の領域Aの中心と挿通孔35の中心が一致するように配置される。
排水管32は、受容部材31の下面側から挿通孔35に挿通された状態で受容部材31に固定される。受容部材31に排水管32が固定された状態では、排水管32の上端部が挿通孔35に設けられた段差面35cと同一平面となる。排水管32は、例えば鋼製の円管が用いられる。
分岐管33は、下方に延出される導入部33aと、導入部33aの下端側から導入部33aに対して放射状に延出され、且つ、先端に向けて下り傾斜する4つの排出部33bとを有する。なお、放射状に設けられる4つの排出部33bは、導入部33aの周方向に例えば90°間隔で延出される。分岐管33は、ポリ塩化ビニル(PVC)等の合成樹脂製である。導入部33a及び4つの排出部33bは円管である。4つの排出部33bは、排出する汚水の流れを変化させるノズル42を先端に各々有する。排出部33bを先端部分を下方に屈曲した円管とする場合には、ノズル42を用いる必要はない。なお、図1に示すように、ノズル42の先端を下り傾斜する形状とする場合、受容部材31から分岐管33の内部に流下する汚水の流量が少ないと、汚水はノズル42の最下点以外の領域からコアンダ効果により領域Aに設けられた散水プレート61の間に落下することもあり、散水プレート61ではなく、充填部21に直接落下することもある。したがって、ノズル42の先端形状は、下り傾斜する形状ではなく、垂直方向(例えば図1中−z方向)に延出される形状としてもよい。
上述したように、散水部16は、装置本体15の上面視において、幅L及び奥行きLがL=L=50cm〜1mの正方形状の領域Aに1個配置される。したがって、分岐管33の各排出部33bは、装置本体15の上面視における正方形状の領域Aの各頂点に対峙する位置に配置される。なお、分岐管33に設けられる排出部33bの数を、装置本体15の上面視における正方形状の領域Aの頂点の数と同一数、つまり4個としているが、分岐管33に設けられる排出部33bの数を装置本体15の上面視における正方形状の領域Aの頂点の数と一致させる必要はない。また、散水部16を配置する領域が多角形状の場合には、排出部33bの数を装置本体15の上面視における頂点の数に合わせた数の排出部を有する分岐管を用いてもよいし、本実施形態の分岐管33を用いてもよい。
螺旋構造体50は、散水部16に対して着脱自在である。図3(b)に示すように、螺旋構造体50は、受容部材31の挿通孔35を介して、排水管32及び分岐管33の導入部33aに跨って挿入されてもよい。図4(a)に示すように、螺旋構造体50は、例えばコイルばね51と、コイルばね51の上端部が固定される上部プレート52と、コイルばね51の下端部が固定される下部プレート53とを有する。
コイルばね51は、排水管32に流入する汚水をコイルばね51の巻き線方向に沿って流下させる働きがある。コイルばね51の外径D1は、排水管32の内径D2や分岐管33の導入部33aの内径D3未満に設定される。詳細には、コイルばねの外径D1は、コイルばね51を排水管32及び分岐管33の導入部33aに跨って挿入したときに、コイルばね51が排水管32の内周面又は分岐管33の導入部33aの内周面に近接して、排水管32に流入した汚水の流れを、排水管32の内周面又は分岐管33の導入部33aの内周面に沿った流れにすることができるように設定される。
図4(b)に示すように、上部プレート52は、中央に円形状の開口54を有する円板状の部材である。開口54の内径D4は、コイルばね51の内径D5と略同一である。上部プレート52は、開口54に連なって円弧状に切り欠かれた切欠き部55を4カ所に有する。切欠き部55は、一例として円周方向に90°間隔で設けられる。切欠き部55の半径方向の長さH1は、例えばコイルばね51の線径と略同一である。上部プレート52が、上部プレート52自身が有する開口54に連なった切欠き部55を有することで、排水管32に流入する汚水をコイルばね51に直接流下させることが可能となる。なお、切欠き部55は分岐管33の排出部33bの数に合わせて設けてもよいし、切欠き部55を設けなくともよい。
上部プレート52は、螺旋構造体50を受容部材31の挿通孔35から排水管32及び分岐管33の導入部33aに挿入したときに、受容部材31の挿通孔35の大径部35aに収納される。上部プレート52が受容部材31の挿通孔35の大径部35aに収納された状態では、上部プレート52の下面の外周縁部が受容部材31の挿通孔35の段差面35cに当接される。上部プレート52が受容部材31の挿通孔35の大径部35aに収納されることで、汚水給水管28から受容部材31に汚水を供給する過程で、上部プレート52の外周面に汚物が付着することを防止する。また、上部プレート52は、螺旋構造体50の清掃時に作業者に把持され、螺旋構造体50を散水部16から取り外すことを容易にする。
図4(c)に示すように、下部プレート53は、中央に円形状の開口57を有する円板形状の部材である。下部プレート53の外径D6は、排水管32の内径D2及び分岐管33の導入部33aの内径D3未満に設定される。下部プレート53が有する開口57の内径D7は、コイルばね51の内径D5と略同一に設定される。下部プレート53は、開口57に連なって円弧状に切り欠かれた切欠き部58を4カ所に有する。なお、切欠き部58は、一例として90°間隔で設けられる。なお、切欠き部58の半径方向の長さH2は、例えばコイルばね51の線径と略同一である。
下部プレート53が下部プレート53が有する開口に連なった切欠き部58を有することで、コイルばね51の巻線方向に沿って流下する汚水が下部プレート53に到達したときに、汚水を切欠き部58の各々から落水させることができる。したがって、螺旋構造体50が受容部材31の挿通孔35から排水管32及び分岐管33の導入部33aに挿入したときには、下部プレート53は、切欠き部58が、分岐管33の排出部33bの各々に対応する位置に配置されることが好ましい。なお、切欠き部58は分岐管33の排出部33bの数に合わせて設けてもよいし、切欠き部58を設けなくともよい。
図1及び図2に戻って、散水プレート61は、分岐管33が有する4つの排出部33bが有するノズル42の先端から流下する汚水を受け止める位置で、押さえ部材19の上面に保持される。散水プレート61は、上面が正方形状の本体部61aと、本体部61aの4辺の中央部分から下り傾斜する支持部61bとを有する。散水プレート61は、ノズル42から落水する汚水を本体部61aの上面で衝突させることで分散させる。分散した汚水は充填部21に落水する。
上述した装置本体15の充填部21に充填される微生物保持担体20は、例えばポリウレタンなどの樹脂製のスポンジ塊等から構成される。微生物保持担体20は、微生物保持密度を高くし、また、水理学的滞留時間を確保するために、多孔質で保水性のあるものが望ましい。なお、微生物保持担体20に保持される微生物としては、例えば溶存性物質を好気的に酸化する従属栄養菌や、アンモニア、硫黄系臭気(硫化水素、硫化メチル等)、メタンを好気的に酸化する独立栄養菌が挙げられる。
上述した散水式浄化装置10において、装置本体15の高さは、例えばL=1m程度である。しかしながら、散水式浄化装置の構造は、図1に示す散水式浄化装置10の構造の他、複数層の充填部を設けた反応槽を有する構造の浄化装置(特許文献1の図6参照)や、1層の充填部に対して1つの散水装置を有する構造の浄化装置(特許文献2参照)もある。したがって、装置本体15の高さはL=1mに限定される必要はない。また、本実施形態の散水式浄化装置10は、1つの充填部21に対して複数の散水部16を配置した構成としているが、上述した複数層の充填部を設けた反応槽を有する構造の浄化装置や1層の充填部に対して1つの散水装置を有する構造の散水式浄化装置であってもよい。
また、排水管32は、25Aの鋼製の円管(外径34.0mm、内径27.6mm)が用いられる。また、分岐管33が有する導入部33a及び排出部33bは、PVCの25Aの円管(外径32.0mm、内径25.0mm)に相当する円管である。螺旋構造体50が有するコイルばね51の線径は2.3mm、螺旋径は19mmである。また、受容部材31の下面から押さえ部材25までの距離Lは、例えば30cm以下である。
一方、散水式浄化装置10に汚水を供給する汚水給水管28に設けた流出孔28aの直径は8mmである。例えば、流出孔28aの直径を5mm以下に設定すると、散水部16に供給する汚水の水量を抑えることができるが、汚水に含まれる汚物により流出孔28aが詰まる恐れがある。また、流出孔の直径を10mm以上に設定すると、汚水に含まれる汚物により流出孔28aが詰まる恐れがなくなるが、散水部16に供給する汚水の水量が多くなり、散水部16に対して汚水が過剰に供給され、散水部16から充填部に汚水を均一に供給することができなくなる。したがって、流出孔28aの直径は8mmに設定される。なお、汚水給水管28の最下点から受容部材31の底面までの距離Lは例えば10cm程度に設定される。
汚水給水管28から散水部16に供給される汚水の流量は以下に設定される。
微生物保持担体20のスポンジ容積あたりの除去BOD量をF(単位:kg/m・日)、汚水の流量をG(単位:m/日)、汚水中の除去BOD濃度をH(単位:kg/m)とすると、浄化装置で必要となる微生物保持担体の容積I(単位:m)は、以下の(1)式で表される。
I=(H×G)/F・・・(1)
微生物保持担体の密度をJ(単位:%)とすると、微生物保持担体を投入するために必要な容積K(単位:m)は、以下の(2)式で表される。
K=I/J
微生物保持担体を充填する充填部の高さL(単位:m)とすると、充填部の面積M(単位:m)は、以下の(3)式で表される。
M=K/L・・・(3)
上述したように、浄化装置の幅L1及び奥行きL2は、L1=L2=50cmであることから、散水部1台あたりの汚水の流量N(単位:L/分)は、以下の(4)式で求められる。
N=G/{M/(50cm×50cm)}・・・(4)
ここで、微生物保持担体のスポンジ容積あたりの除去BOD量FはF=0.70kg/m・日、汚水の流量GはG=600m/日、汚水中の除去BOD濃度HはH=0.099kg/m、微生物保持担体の密度JはJ=65%、充填部21の高さLはL=3.12mである。したがって、これら値を用いると、散水部16に供給される汚水の流量Nは、おおよそ3L/minとなる。
装置本体15の大きさ及び供給する清水の流量を設定した後、上述した螺旋構造体50が有するコイルばね51の長さについての検証を行った。上述したように、排水管32として25Aの鋼製の円管を用いる場合、内径は27.6mmである。また、分岐管33をPVC製とする場合、分岐管33の導入部33a及び排出部33bは、内径25mmである。ここで、排水管32の上端部から分岐管33の導入部33aの下端部までの距離Lを約69mmに設定したときに、分岐管33の各排出部33bから散水される清水の単位時間当たりの散水量を測定した。
供給される清水の量を2.7L/minに設定した。なお、単位時間当たりの散水量の測定は、散水部16に螺旋構造体50を用いない場合、長さ38mmのコイルばね51を用いた螺旋構造体50を散水部16に用いた場合、長さ69mmのコイルばね51を用いた螺旋構造体50を散水部16に用いた場合について行った。図5(a)は、散水部16に螺旋構造体50を用いない場合の各排出部における散水率の結果を示す。図5(b)は、長さ38mmのコイルばねを散水部16に用いた場合の各排出部における散水率の結果を示す。図5(c)は、長さ69mmのコイルばねを散水部16に用いた場合の各排出部における散水率の結果を示す。なお、図5(a)から図5(c)において、「アーム1」、「アーム2」、「アーム3」及び「アーム4」は、各排出部33bに対応する。以下では、供給される清水が4個の排出部から均等に算出される場合、各排出部における散水率を25%とする。
図5(a)に示すように、散水部16にコイルばねを用いない場合、各排出部33bにおける散水率は26,32,16,26%である。その結果、各排出部33bにおける散水率は、均等に排出される場合の散水率25%からの最大振れ幅が9%であることから、25%±9%の範囲と見積もることができる。
図5(b)に示すように、長さ38mmのコイルばねを散水部16に用いた場合、各排出部33bにおける散水率は、30,24,22,27%である。その結果、各排出部33bにおける散水率は、均等に排出される場合の散水率25%からの最大振れ幅が5%であることから、25%±5%の範囲と見積もることができる。
図5(c)に示すように、長さ69mmのコイルばねを散水部16に用いた場合、各排出部33bにおける散水率は、28,24,26,24%である。その結果、各排出部33bにおける散水率は、均等に排出される場合の散水率25%からの最大振れ幅が3%であることから、25%±3%の範囲と見積もることができる。
なお、散水率は、以下の(5)式で求められる。
散水率=(1つの排出部あたりの散水量)/供給水量×100・・・(5)
図5(a)から図5(c)の結果を踏まえると、コイルばねを散水部16に用いることで、各排出部33bから散水される清水の散水率が均一化されることがわかった。また、コイルばね51の長さが、排水管32の上端部から分岐管33の排出部33bの分岐部分までの距離L6と同一の長さに近づくにつれ、各排出部33bから散水される清水の散水率が均一化されることがわかった。
次に、散水位置(分岐管33の排出部33bの長さ)についての検証を行った。図6に示すように、散水量分布測定装置80は、上面視における外形形状が正方形状である筒状のケース81と、1個の散水部16と、ケース81が載置される設置台82と、設置台82の下部に配置される測定枡83とを有する。ケース81の内部は、下端部に有孔底板84が設置され、その上部に多数の微生物保持担体20が充填される。なお、ケース81の内部において、多数の微生物保持担体20が充填される空間を充填部85と称する。
図7に示すように、ケース81の上面視における内周面の幅L11及び奥行きL12は、例えば、散水式浄化装置10における装置本体15の上面視において、1個の散水部16が配置される正方形状の領域Aと同一の大きさに設定した。一例として、L11=L12=50cmとした場合について説明する。
散水位置についての検証は、図7に示すように、ケース81の中心からの半径Rを、R=100mm、150mm、170mmとしたときに、ケース81の下部に配置した測定枡83の各枡部83aに貯留される水量を測定した。
図8に示すように、測定枡83の幅L15及び奥行きL16は、L15=L16=50cmである。また、測定枡83は幅方向10個、奥行き方向10個の計100個の枡部83aを有している。
なお、散水部16に清水を供給して散水位置の検証試験を行った。ここで、供給される清水の流量は2.7L/minに設定した。また、図6に示すように、充填部85の高さL17は、600mmに設定した。
図9(a)に示すように、R=100mmとした場合、各枡部83aにおける散水率は5%以内であるが、周縁部に対する散水率は小さいことがわかった。図9(b)に示すように、R=150mmとした場合、各枡部83aにおける散水率は5%以内であるが、装置本体15の中心部分における散水率のばらつきが小さくなることがわかった。さらに、図9(c)に示すように、R=170mmとした場合、装置本体15の周縁部に対する散水率が上昇するが、散水率は5%を超える枡部83aもあり、散水率のばらつきが大きくなることがわかった。
図10(a)及び図10(b)に示すように、散水部16の分岐管33の各排出部33bから散水された清水は、充填部85において他の排出部33bから散水される水と重複される。例えば、ケース81の中心に近い位置で散水を行う場合と、ケース81の中心から離れた位置で散水を行う場合とでは、各排出部33bから散水される水が他の排出部33bから散水される水と重複される高さ(保水高さ)が異なる。例えば排出部33bの長さが短い場合の保水高さL18は、排出部33bの長さが長い分岐管33を用いて散水を行う場合の保水高さL19よりも高くなる。例えばケース81の中心に近い位置で散水を行う場合には、他の排出部33bから散水される清水の流量の影響が大きく、また、微生物保持担体20における保水性能により、各枡部83aの流動変動が緩和され、流下する清水の流量の均等化が生じていること考えられる。一方、ケース81の中心から離れた位置で散水を行う場合には、散水分布は面的に広がるが、他の排出部33bから散水される清水の流量の影響が小さくなり、微生物保持担体20における保水性能による、流下する清水の流量の均等化が生じにくい。
したがって、ケース81の中心から離れた位置で散水を行う場合には、各排出部33bから排出される清水の流量変動が緩和されず、散水率がばらつくものと考えられる。したがって、ケース81の幅L11及び奥行きL12をL11=L12=50cmとする場合には、散水位置は、ケース81の中心から170mm未満の範囲に設定されることが好ましいことがわかった。
最後に、下水処理場に流入する汚水で、螺旋構造体50を散水部16に用いた場合の分岐管33の各排出部33bの単位時間当たりの散水量と、螺旋構造体50を散水部16に用いない場合の分岐管33の各排出部33bの単位時間当たりの散水量とを測定した。散水量の測定は、分岐管33の各排出部33bから散水される汚水を、20秒間、メスシリンダーに貯留することで実施した。
供給される汚水の量を1.74L/minに設定した。図11に示すように、螺旋構造体50を散水部16に用いない場合には、各排出部33bにおける散水率は、24,45,13,18%であり、均等に排出される場合の散水率25%からの最大振れ幅が20%であることから、25±20%の範囲と見積もることができる。
一方、螺旋構造体50を散水部16に用いた場合、各排出部33bにおける散水率は、19,27,26,28%であり、均等に排出される場合の散水率25%からの最大振れ幅が6%であることから、25±6%の範囲と見積もることができる。つまり、螺旋構造体50を散水部16に用いることで、分岐管33の各排出部33bから排出される汚水の散水率が均一化されることがわかった。
このように、本実施形態の散水式浄化装置10では、排水管32及び分岐管33の導入部33aの内部に螺旋構造体50を設けることで、汚水の流量が少ない場合であっても、装置本体15に充填される微生物保持担体20に均一に汚水を供給することができる。その結果、装置本体15に充填された微生物保持担体20が保持する微生物の分解機能を有効に利用でき、汚水を好気的に浄化することが可能となる。また、散水部16をマトリクス状(格子状)に配置して使用することで、装置本体15の上面視の形状に合わせたレイアウトを確保し、散水負荷を均一にできる、言い換えれば冗長性を有するという格別の効果を得ることができる。つまり、本実施形態の散水部16は、設置場所の大きさや形状に合わせてレイアウトすることが可能となるという格別の効果を得ることができる。
さらに、螺旋構造体50を着脱可能とすることで、螺旋構造体50の清掃や点検に配慮しているので、メンテナンス性が良好であるという格別の効果を得ることができる。
本実施形態では、螺旋構造体50は、コイルばね51、コイルばね51の上端部に設けられる上部プレート52及びコイルばね51の下端部に設けられる下部プレート53を有するとしているが、下部プレート53を有していない螺旋構造体50であってもよい。
本実施形態では、分岐管33の内部については詳細を省略しているが、導入部33aと排出部33bとの分岐部分の内壁面に、汚水の分散性を向上させるためのしきい壁を設けることも可能である。しきい壁を設けることで、汚水が分岐管33の導入部33aの管の内壁に沿って周回して均等分散しているところを、各排出部33bに流れ込む汚水の戻り流を阻止することができ、均等分散を妨げないようにする効果を持たせることができる。
10…散水式浄化装置、15…装置本体、16…散水部、20…微生物保持担体、21…充填部、50…螺旋構造体、61…散水プレート

Claims (10)

  1. 多数の微生物を保持する微生物保持担体が充填された装置本体の上方から、給水管により供給される汚水を散水する散水装置において、
    前記給水管に設けた流出孔から落水する前記汚水を受容する受容部材と、
    前記装置本体の上面視における中心に配置され、前記受容部材から下方に向けて延出される導入部と、前記導入部の下端部から放射状に延出される複数の排出部とを有し、前記導入部から流入する前記汚水を前記複数の排出部の各々から排出する排水管と、
    前記排水管の内部に着脱自在に設けられ、前記受容部材から前記排水管に流入した前記汚水を前記排水管の内周面に沿って流下させる螺旋構造体と、
    を備えたことを特徴とする散水装置。
  2. 請求項1に記載の散水装置において、
    前記螺旋構造体は、前記排水管への取り付け時に、前記排水管の内周面近傍に位置する、又は前記排水管の内周面に当接するコイルを有することを特徴とする散水装置。
  3. 請求項2に記載の散水装置において、
    前記螺旋構造体は、中央に開口を有する円板形状の第1プレートを、前記コイルの上端部に有することを特徴とする散水装置。
  4. 請求項3に記載の散水装置において、
    前記第1プレートは、前記開口の円周方向に所定間隔を空けて配置された切欠き部を複数有することを特徴とする散水装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の散水装置において、
    前記螺旋構造体は、中央に開口を有する円板形状の第2プレートを、前記コイルの下端部に有することを特徴とする散水装置。
  6. 請求項5に記載の散水装置において、
    前記第2プレートは、前記開口の円周方向に所定間隔を空けて配置された切欠き部を複数有することを特徴とする散水装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の散水装置において、
    前記排水管が有する複数の排出部は、下り傾斜する4つの配管の交差を持つ構造であることを特徴とする散水装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の散水装置において、
    前記装置本体は、前記装置本体の上面視における外形形状が多角形状であり、
    前記複数の排出部は、前記装置本体の上面視における外形の各頂点に対峙する位置に設けられることを特徴とする散水装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の散水装置において、
    前記排水管の各排出部から落水する前記汚水が衝突して、該汚水を分散して前記微生物保持担体に供給する散水プレートをさらに有することを特徴とする散水装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の散水装置と、
    多数の微生物を保持する微生物保持担体が充填された装置本体と、
    前記装置本体に充填された前記微生物保持担体が浄化した処理水を集水する集水部と、を有する
    ことを特徴とする散水式浄化装置。
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