JP6803672B2 - Led点灯装置および照明装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、雷サージ等に対する保護機能を有するLED点灯装置およびこのLED点灯装置を備える照明装置に関する。
照明装置は、光源としてLED等の半導体発光素子が用いられており、例えば複数個のLEDを基板に実装したLEDモジュールを配設している。LEDモジュールは、リード線により点灯装置に接続されている。点灯装置には、雷サージ等の異常電圧から整流回路などを保護するためにバリスタ等の保護回路が設けられている。
そのバリスタは、整流回路の入力端子間および出力端子間にそれぞれ設けられている。そして、整流回路の出力側バリスタの動作電圧(バリスタ電圧)を整流回路の入力側バリスタの動作電圧よりも高くするLED点灯装置が提案されている(例えば特許文献1参照。)。このLED点灯装置は、入力側バリスタに流れる電流に対する出力側バリスタに流れる電流比を5:1〜100:1程度とすることができて、雷サージ印加時における整流回路の出力側の過電圧保護を担保しつつも整流回路の過電流防止を実現できるものである。これにより、雷サージによってLED点灯装置が故障する確率を大幅に低減することができる。
特開2013−211119号公報(第6頁、第1図)
点灯装置は、その出力側が地絡することがある。例えば、照明装置への点灯装置の設置時に、点灯装置とLEDモジュールとを接続するリード線の被覆の損傷によりリード線の基線(裸線)が露出することがある。この露出部分が接地されている装置本体に接触すると、点灯装置の出力側が装置本体を介して地絡する。
そして、点灯装置の高出力電位側が地絡すると、整流回路の出力側バリスタには、整流回路の出力電圧とLEDの順方向電圧との合計電圧が継続して印加される。バリスタは、過電流が継続的に流れることにより、やがて焼損するという問題が生じる。
本実施形態は、サージ耐圧を保持しつつ地絡時のバリスタ焼損を回避可能なLED点灯装置およびこのLED点灯装置を備える照明装置を提供することを目的とする。
本実施形態のLED点灯装置は、整流回路、電力変換回路、第1のバリスタおよび第2のバリスタを有して構成される。整流回路は、直流電源または交流電源を整流する。電力変換回路は、整流回路の出力電圧を所定の直流電圧に変換する。
第1のバリスタは、整流回路の入力端子間に接続され、第2のバリスタは、整流回路の出力端子間に接続される。そして、第2のバリスタは、電力変換回路の出力端子間に接続されるLEDの順方向電圧と整流回路の出力電圧との合計電圧以上のバリスタ電圧を有する。第2のバリスタのバリスタ電圧は、第1のバリスタのバリスタ電圧の1.21倍を上回るとともに2.5倍以下である。
本実施形態のLED点灯装置によれば、第2のバリスタは、LEDの順方向電圧と整流回路の出力電圧との合計電圧以上のバリスタ電圧を有するので、電力変換回路の出力側が地絡したときに過電流が継続的に流れることがなく、これにより、地絡時の焼損を回避できることが期待できる。
本発明の実施形態に示す点灯装置の概略回路図である。 同じく、照明装置を示し、(a)は概略斜視図、(b)は一部切り欠き概略側面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のLED点灯装置1は、図1に示すように、整流回路2、電力変換回路3、制御部4、第1および第2のバリスタ5,6を有して構成されている。LED点灯装置1は、その入力側が例えば商用交流電源Vsに接続され、交流電源を入力する。整流回路2は、入力した交流電源を整流し、電力変換回路3は、整流回路2の出力電圧を所定の直流電圧(直流電力)に変換して出力するように形成されている。また、LED点灯装置1は、商用交流電源Vsが100V、200V、242Vのいずれにも対応可能に形成されている。なお、LED点灯装置1は、直流電源を入力するものであってもよく、整流回路2は、直流電源を整流するものであってもよい。
そして、本実施形態の電力変換回路3は、力率改善回路7および電力調整回路8に形成されている。制御部4による力率改善回路7および電力調整回路8の制御により、電力変換回路3から所定の直流電圧が出力される。電力変換回路3の出力端子3c,3dは、LED点灯装置1の出力端子であり、LEDモジュール9に接続されている。出力端子3c,3dは、リード線10a,10bによりLEDモジュール9の入力端子9a,9bに電気接続されている。電力変換回路3から出力された所定の直流電圧は、入力端子9a,9bに入力される。
LEDモジュール9は、光源モジュールや発光モジュールとも称されており、不図示の基板に光源である複数個のLED11が実装されている。複数個のLED11は、直列接続されて入力端子9a,9bに電気接続されている。入力端子9aは、LED11の高電位側(アノード側)に接続され、入力端子9bは、LED11の低電位側(カソード側)に接続されている。
LEDモジュール9は、入力端子9a,9bに直流電圧が入力すると、LED11に直流電流が入力端子9a側から入力端子9b側に流れる。LED11は、点灯(発光)し、例えば白色光を放射する。このとき、入力端子9a,9b間には、直列接続された複数個のLED11の順方向電圧Vfが発生する。なお、LEDモジュール9は、複数個のLED11が複数列に設けられてもよく、直並列接続されて設けられてもよく、また、1個のLED11を設けるものであってもよい。
LED点灯装置1において、整流回路2は、その入力端子2a,2bがフィルタ回路12を介して商用交流電源Vsに電気的に接続されており、入力した交流電源を整流し、出力端子2c,2dから整流電圧(直流電圧)を出力する。整流回路2は、例えば4個の整流素子を組み合わせたダイオードブリッジの全波整流器である。なお、整流回路2は、半波整流器などでもよい。また、整流電圧は、全波整流された脈流でもよいし、半波整流された脈流でもよい。
フィルタ回路12は、例えば商用交流電源Vsから供給される交流電圧(交流電力)に含まれるノイズを抑制するとともに、LED点灯装置1でのスイッチング動作によって発生するノイズが商用交流電源Vs側に流出するのを防止する。
そして、整流回路2の入力端子2a,2b間に第1のバリスタ5が接続され、整流回路2の出力端子2c,2d間に第2のバリスタ6が接続されている。第1のバリスタ5は、そのバリスタ電圧(動作電圧)が商用交流電源Vsの交流電圧の電圧変動±10%の最大値(ピーク値)よりも大きくなるように設定されている。本実施形態では、交流電圧(実効値)の100V、200V、242Vに対して、第1のバリスタ5のバリスタ電圧は、例えば220V、470V、470Vとなっている。
また、第2のバリスタ6は、そのバリスタ電圧(動作電圧)が直列接続された複数個のLED11の順方向電圧Vfと整流回路2の出力電圧(最大値)との合計電圧以上となるように設定されている。また、第2のバリスタ6のバリスタ電圧は、第1のバリスタ5のバリスタ電圧の1.21倍を上回るとともに2.5倍以下であるように設定されている。ここで、整流回路2の出力電圧(最大値)は、商用交流電源Vsの交流電圧の電圧変動±10%の最大値と同等である。本実施形態では、LED11の順方向電圧Vfが例えば300V(最大値)とすると、第2のバリスタ6のバリスタ電圧は、商用交流電源Vsの交流電圧(実効値)の100V、200V、242Vに対して、例えば470V、620V、680Vとなっている。
第1および第2のバリスタ5,6は、それらの両端間に印加する電圧が所定値になると、導通して電流が大きく流れるようになり、所定値より印加電圧が大きくなるにしたがい流れる電流値が大きくなる。本実施形態において、バリスタ電圧は、導通して電流が大きく流れる開始時点の印加電圧(前記所定値)を意味する。
第1のバリスタ5は、整流回路2の入力端子2a,2b間の瞬時値電圧がバリスタ電圧以上になると導通する。これにより、整流回路2の入力端子2a,2b間には、第1のバリスタ5のバリスタ電圧以上の瞬時電圧が入力されにくくなっている。また、第2のバリスタ6は、整流回路2の出力端子2c,2d間の瞬時値電圧がバリスタ電圧以上になると導通する。これにより、整流回路2の出力端子2c,2d間の電圧(瞬時値)が第2のバリスタ6のバリスタ電圧以下に抑制される。
そして、整流回路2の出力電圧(整流電圧)は、電力変換回路3の入力端子3a,3bを介して力率改善回路7に入力される。力率改善回路7は、電源周波数の整数倍の高調波の発生を抑制した一定電圧を出力するように形成され、本実施形態では、昇圧チョッパ回路に形成されている。すなわち、力率改善回路7は、整流回路2から出力された整流電圧(脈流電圧)を入力するインダクタL1および電界効果トランジスタQ1の直列回路と、電界効果トランジスタQ1に並列接続されたダイオードD1および平滑用コンデンサC1の直列回路を有してなる。
電界効果トランジスタQ1は、制御部4によりスイッチング動作が制御される。制御部4は、整流回路2から出力された整流電圧(脈流電圧)を正弦波の半波波形に近づけるように電界効果トランジスタQ1のスイッチング動作を制御することにより力率を改善する。そして、整流電圧は、ダイオードD1および平滑用コンデンサC1によって整流平滑される。平滑用コンデンサC1の両端間に一定の直流電圧が発生する。平滑用コンデンサC1は、直流電源となり、直流電圧(直流電力)を電圧調整回路8に入力する。
電流調整回路8は、本実施形態では、降圧チョッパ回路に形成されている。すなわち、電流調整回路8は、電界効果トランジスタQ2およびダイオードD2の直列回路と、ダイオードD2の両端間に接続されたインダクタL2、コンデンサC2および抵抗R1の直列回路とを有してなり、電界効果トランジスタQ2およびダイオードD2の直列回路の両端間に力率改善回路7から直流電圧(直流電力)が入力される。
電界効果トランジスタQ2の制御端子(ゲート)は、制御部4に設けられた駆動回路13に接続されている。駆動回路13は、制御部4の制御により駆動電圧の出力し、駆動電圧の出力を停止するように形成されている。この駆動電圧の出力および停止により、電界効果トランジスタQ2は、スイッチング制御される。電界効果トランジスタQ2は、コンデンサC2の両端間に所定の直流電圧が発生するようにスイッチング制御される。
コンデンサC2は、その高電位側が電力変換回路3の出力端子3cに接続され、その低電位側が出力端子3dに接続されている。電力変換回路3が変換(生成)した所定の直流電圧(直流電力)は、リード線10a,10bを介してLEDモジュール9の入力端子9a,9bに入力される。これにより、LED11に所定の直流電流が流れて、LED11が点灯する。
電力変換回路3の抵抗R1は、LED11に流れる直流電流を電圧降下によって検出する。すなわち、LED11に流れる直流電流は、抵抗R1によって検出電圧に変換される。この検出電圧は、制御部4に入力される。制御部4は、LED11に所定の直流電流が流れるように、すなわち、コンデンサC2の両端間に所定の直流電圧が発生するように、駆動回路13を介して電界効果トランジスタQ2をスイッチング制御する。
また、電力変換回路3には、力率改善回路7の出力間に制御用電源回路14が設けられている。制御用電源回路14は、平滑用コンデンサC1に発生する直流電圧を制御部4の動作電圧に変換して制御部4に供給するように形成されている。制御部4は、制御用電源回路14からの電力供給に応じて動作する。
制御部4は、不図示のマイコンや記憶部などを有して形成されている。本実施形態では、制御部4には、LED点灯装置1の製造時などにおいて、LED11に流れる直流電流の検出値と比較する目標値が設定されており、この目標値を記憶部やプログラムなどに設けている。そして、制御部4は、電力変換回路8の抵抗R1が検出する検出電圧が目標値となるように駆動回路13を介して電界効果トランジスタQ2をスイッチング制御するように形成されている。
そして、制御部4には、調光回路15が接続されている。調光回路15は、例えば外部の調光器などから調光信号が入力される。調光回路15は、入力した調光信号に基づいてLED11の調光レベルを示す調光制御信号を生成し、その調光制御信号を制御部4に入力する。調光制御信号は、例えば調光レベルに応じたデューティ比のPWM信号である。制御部4は、調光回路15から入力した調光制御信号に基づいて、駆動回路15を介して電力変換回路3の電界効果トランジスタQ2を制御する。これにより、LEDモジュール9のLED11は、調光信号に応じた調光レベルで調光される。
図2は、本実施形態の照明装置21を示す。なお、図2において、図1と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。照明装置21は、天井面に直付けされるシーリングライトであり、図2(b)に示すように、装置本体22、LEDモジュール9およびLED点灯装置1を有して構成されている。装置本体22は、例えば冷間圧延鋼板によって、4辺に背丈の低い起立部22aを有する長方形の板状に形成されている。そして、装置本体22は、図2(a)に示すように、短手方向中央部に長手方向に亘ってVカバー24を配設し、このVカバー24の両側に長手方向に亘って透光性カバー25を配設している。
Vカバー24は、薄鋼板により略V形の筒状に形成され、外表面24aが白色に形成されている。また、透光性カバー25は、例えば透光性のポリカーボネート(PC)樹脂により略凹形の筒状に形成され、白色化されている。透光性カバー25は、低い拡散性を有する。Vカバー24の長手方向両端は、装置本体22に起立して設けられた端板26,2により塞がれ、透光性カバー25の長手方向両端には、キャップ27,27が取り付けられている。端板26は、薄鋼板により形成され、キャップ27は、ポリカーボネート(PC)樹脂により形成されている。
LEDモジュール9は、図2(b)に示すように、透光性カバー25内において、装置本体22に固定されている取付け板28に不図示のねじにより取り付けられている。各透光性カバー25内には、複数個例えば4個のLEDモジュール9が設けられている。LEDモジュール9は、基板29に複数個のLED11が2列に設けられ、列毎に直列接続されている。そして、LEDモジュール9は、不図示のリード線10,10bによりLED点灯装置1に接続されている。
LED点灯装置1は、Vカバー24内において、装置本体22にねじにより着脱可能に取り付けられている。そして、LED点灯装置1は、不図示の入力線が外部の商用交流電源Vsに接続されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
照明装置21は、商用交流電源Vsが投入されると、LED点灯装置1が動作し、LED点灯装置1から所定の直流電流がLEDモジュール9に供給される。LED11は、点灯し、例えば白色光を放射する。白色光は、透光性カバー25を透過して、床面側の空間を照明する。
そして、LED点灯装置1は、例えば落雷があると、電源ラインに雷サージが重畳する。整流回路2の入力端子2a,2b間は、商用交流電源Vsの交流電圧例えばAC100Vにサージ電圧が重畳し、整流回路2の出力端子2c,2d間は、整流回路2の出力電圧(整流電圧)にサージ電圧が重畳する。
整流回路2の入力端子2a,2b間に接続された第1のバリスタ5は、そのバリスタ電圧例えば220V以上のサージ電圧が印加されると導通する。、整流回路2には、第1のバリスタ5のバリスタ電圧を超えるサージ電圧が入力されなくなる。また、整流回路2の出力端子2c,2d間に接続された第2のバリスタ6は、そのバリスタ電圧例えば470V以上のサージ電圧が印加されると導通する。整流回路2の出力端子2c,2dおよび電力変換回路3の入力端子3a,3bには、第2のバリスタ6のバリスタ電圧を超えるサージ電圧が入力されなくなる。これにより、整流回路2および電力変換回路3等は、過度のサージ電圧が印加されなくなり、雷サージ等から保護される。
また、LED点灯装置1は、図1に示すように、電力変換回路3の出力端子3c側が地絡することがある。すなわち、照明装置21において、LED点灯装置1の交換など、装置本体22にLED点灯装置1を取り付けることがある。LED点灯装置1を取り付けた後、電力変換回路3の出力端子3c,3dとLEDモジュール9の入力端子9a,9bは、リード線10a,10bにより電気接続される。このとき、電力変換回路3の出力端子3cまたはLEDモジュール9の入力端子9aに金属細線などの外部導体が不本意に接触して保持されることがある。また、リード線10aの被覆を傷つかせて、リード線10aの基線(裸線)が露出することがある。装置本体22は、接地されているので、外部導体やリード線10aの基線が装置本体22に接触すると、電力変換回路3の出力端子3c側が地絡する。すなわち、LED点灯装置1の高出力電位側が地絡する。
電力変換回路3の出力端子3c側が地絡した状態で、LED点灯装置1に商用交流電源Vsが投入されると、整流回路2の出力端子2c,2d間には、整流回路2の出力電圧とLEDモジュール9の入力端子9a,9b間の電圧、すなわち直列接続された複数個のLED11の順方向電圧Vfとの合計電圧が発生する。この合計電圧は、第2のバリスタ6に印加される。第2のバリスタ6は、当該合計電圧以上のバリスタ電圧を有するので、導通しない。すなわち、第2のバリスタ6は、電力変換回路3の出力端子3c側が地絡しても導通しなく、焼損することがない。
仮に、第2のバリスタ6のバリスタ電圧が当該合計電圧を下回るものであると、第2のバリスタ6は、当該合計電圧の印加時に電流が流れる。電流は、バリスタ電圧と当該合計電圧との差分が大きいほど大電流となり、かつ、地絡し商用交流電源Vsが投入している限り継続して流れる。これにより、第2のバリスタ6は、やがて焼損する。第2のバリスタ6は、地絡が取り除かれた後には、サージ電圧に対する保護機能を有しなくなる。LED点灯装置1は、サージ電圧に対する保護機能が第1のバリスタ5のみとなるので、使用不可となる。
そして、第2のバリスタ6は、そのバリスタ電圧が第1のバリスタ5のバリスタ電圧の1.21倍を上回り2.5倍以下に設定されている。第1のバリスタ5は、整流回路2の入力側サージに対する保護を行うので、整流回路2への入力電圧よりも高いバリスタ電圧を有するものが使用される。第1のバリスタ5は、整流回路2の入力電圧に近いバリスタ電圧を有するものが好ましい。すなわち、バリスタ電圧は、商用交流電源Vsの電圧変動±10%の最大値(ピーク値)よりも幾分高いのが好ましい。本実施形態では、第1のバリスタ5は、商用交流電源Vsの交流電圧(実効値)100V、200V、242Vに対して、それぞれ220V、470V、470Vのバリスタ電圧を有する市販品が用いられる。
これに対し、第2のバリスタ6は、整流回路2の出力側サージに対する保護を行うとともに、LED点灯装置1の高出力電位側の地絡に対する第2のバリスタ6自身の保護を行う。第2のバリスタ6のバリスタ電圧は、LED11の順方向電圧Vfと整流回路2の出力電圧の合計電圧以上であるが、当該合計電圧に近いほど好ましい。本実施形態では、第2のバリスタ6は、LED11の順方向電圧Vfが300Vとすると、商用交流電源Vsの交流電圧(実効値)100V、200V、242Vに対して、それぞれ470V、620V、680Vのバリスタ電圧を有する市販品が用いられる。いずれの場合においても、第2のバリスタ6のバリスタ電圧は、第1のバリスタ5のバリスタ電圧の1.21倍を上回り2.5倍以下となっている。
第2のバリスタ6のバリスタ電圧が第1のバリスタ5のバリスタ電圧の1.21倍以下であると、第1のバリスタ5は、そのバリスタ電圧が高くなって、サージ電圧に対する保護機能が低下し、また、大型化やコスト高となる。また、第2のバリスタ6のバリスタ電圧が第1のバリスタ5のバリスタ電圧の2.5倍を上回ると、第2のバリスタ6は、第1のバリスタ5と同様に、そのバリスタ電圧が高くなって、サージ電圧に対する保護機能が低下するとともに、大型化やコスト高となる。第2のバリスタ6のバリスタ電圧が第1のバリスタ5のバリスタ電圧の1.21倍を上回り2.5倍以下に設定されることにより、第1および第2のバリスタ6,6は、それぞれのサージ電圧に対する保護を好適に行うとともに、適合の市販品を使用可能となる。
本実施形態のLED点灯装置1によれば、第2のバリスタ6は、LED11の順方向電圧Vfと整流回路2の出力電圧の合計電圧以上のバリスタ電圧を有するので、電力変換回路3の高出力電位側が地絡したときに、電流が流れなくて焼損を回避することができ、これにより、地絡を取り除くことにより、LED点灯装置1を継続して使用できるという効果を有する。
また、第2のバリスタ6のバリスタ電圧が第1のバリスタ5のバリスタ電圧の1.21倍を上回るとともに2.5倍以下であることにより、第1および第2のバリスタ5,6は、それぞれ大型化やコスト高が抑制されて、それぞれのサージ電圧に対する保護を好適に行うことができるという効果を有する。
また、本実施形態の照明装置21によれば、高出力電位側が地絡しても焼損しないLED点灯装置1を具備するので、地絡を取り除くことにより、継続して使用することができるという効果を有する。
なお、本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…LED点灯装置、 2…整流回路、 3…電力変換回路、 5…第1のバリスタ、 6…第2のバリスタ、 11…LED、 21…照明装置、 22…装置本体

Claims (2)

  1. 直流電源または交流電源を整流する整流回路と;
    この整流回路の出力電圧を所定の直流電圧に変換する電力変換回路と;
    前記整流回路の入力端子間に接続された第1のバリスタと;
    前記整流回路の出力端子間に接続され、前記電力変換回路の出力端子間に接続されるLEDの順方向電圧と前記整流回路の出力電圧との合計電圧以上のバリスタ電圧を有する第2のバリスタと;
    を具備し
    前記第2のバリスタのバリスタ電圧は、前記第1のバリスタのバリスタ電圧の1.21倍を上回るとともに2.5倍以下であることを特徴とするLED点灯装置。
  2. LEDと;
    このLEDを配設する装置本体と;
    前記LEDを点灯する請求項1記載のLED点灯装置と;
    を具備していることを特徴とする照明装置。
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